2001年10月アーカイブ

1号線で行こう(Linie 1)

| コメント(0) はてなブックマーク - 1号線で行こう(Linie 1) 

大学時代の同級生Mさん宅にお呼ばれし,1ゲーム.Mさんとご主人のIさんはオーケストラのパーカッションパートつながりで知り合い,この年でもう家を建てている(「借金大魔王」という懐かしいフレーズも).今回は新宅と,まもなく1歳になる長男を見に遊びに行った.持っていくゲームとして「マエストロ」も検討したが,旦那さんが鉄道好きなのと,奥さんがドイツ文学を勉強している(大学でも独文)ところの共通点を取って,「1号線で行こう」を選定.IさんMさんご夫妻の新婚旅行は「路面電車とグリム童話の旅」で,実際にドイツで路面電車を見てきたそうで,とても気に入ってもらえました.

 市街地に路面電車の線路を引いて,電車を走らせるゲーム。まず全員どの路線をどこを経由して建設するか秘密裏に決められます.そしてお互いの路線を推理しながら他プレイヤーに不利になり自分に有利になるような線路を引いていきます.路線が完成したら,今度は電車をサイコロで走らせ,始発駅から終着駅まで無事に通したら勝ちです.

 最初は結構でたらめに,何となく配置しているのですが,次第に利害が一致しないことがわかります.最初にもくろんでいた最短ルートは次々と変更を余儀なくされ,とてつもない回り道をすることになったりします.特に,1度置いたタイルを置き換えることができるというルールには大興奮.

 最初に路線を完成させたのは,やはりIさんでした.だっこしていた子供も「パパは,今,佳境だからねー」なんて言ってベビーベッド行きに.IさんはLinie5(半蔵門線)で,経由地はDとGでした.「DとG,ドヴォルザークの8番だな(※ドヴォルザークの交響曲第8番はト長調G-durで,ティンパニはGとDにチューニングするという,オーケストラ経験者でもわかりにくいネタ)」などと言って曲を口ずさみながらティンパニをたたくそぶりをしました.もう,絶好調です.あせる残りの人たち.

次の番で私も路線Linie3(東西線)を完成させましたが,Mさんがボードの最中央で置き換えた迂回路線のために遠回りになっています.ここで驚くべきことが起こります.サイコロは3分の1の確率で電車が快速になる「H」が出るのですが,Iさんはなんと4回連続でHを出し,私が1駅目にすら着かないうちにゴール.快速というよりも特急です.MさんはLinie6,KさんはLinie2でしたが,どちらもアンダーコンストラクションのうちに終了となりました.

Iさんが路線を完成させてからもその路線内の線路交換はできたのですが,Iさんの特急スピードでは多少の遠回りも焼け石に水.もっと厳しい線路交換をするべきでした.後半はボード中線路だらけになるので,どこに置こうか考えていると時間がかかります.前半のうちに交換不可能な「樹木タイル」を効果的に配置していくべきなのでしょうが,自分の路線の近くにおいてしまうとばれるというジレンマがあって,一筋縄ではいきません.利害が一致しているようならば,敵を作らず途中まででも協力して路線を建設していくというところがひとつの戦略になるようです.

 翌日,実家に帰省したKさんがお兄さんとサシで1ゲームやったそうです.やはり鉄道好きのお兄さんが勝利.

Linie 1
S.ドラ/ゴルトジーバー
2〜5人用/10歳以上/45〜60分

ゴーストバスターズ(Gespensterjagd)

| コメント(0) はてなブックマーク - ゴーストバスターズ(Gespensterjagd) 

お城の中でオバケを追いかけるゲーム。1人がオバケ役となって移動した順に部屋のカードを裏返しに並べていきます。残りのプレイヤーは追いかける方となり、オバケの居所を推理しながら皆で協力して追い詰めていきます。

 「スコットランドヤード」との類似性がよく指摘されますが、以下の点で違いがあります。

  • 逃げる方の移動制限:逃げる方は、一度移動したところには特殊カードを使わない限りもう入れない。これが追いかける方には重要な手がかりとなります。

  • 追いかける方の移動制限:逃げる方は壁抜けをして自由に移動できますが、追いかける方は階段や扉のあるところしか通り抜けられません。したがって壁を使って追っ手を阻むことができます。

  • 特殊カード:同じところに留まる、一度移動したところにまた入る、扉にかぎをかける/オバケをわなにかけて出現させる


 実はこのゲーム、買ったのではなくて頂きものです。私のサイトのドイツ語序文を読まれたデザイナーのカイ・ハーファーカンプさんがご好意でプレゼントしてくださいました。本人直筆のサイン入りゲームです。ハーファーカンプさんはドイツのオスナブルックというところにお住まいの弁護士。主に子供ゲームを製作しており、このゲームも8歳以上と対象年齢が低めです。今回のゲームが日本でも発売されたことをメールでお知らせしたら、感謝のメールを各店に送ったという律儀な方です。趣味は世界の絵本集めで、絵本を見ながらゲームのアイデアを練っているとのこと。来年には版権が許せばシュミット・シュピーレからディズニーのゲームを出すそうです。

今回ははじめMさんがオバケ役。部屋をひとつひとつ慎重に移動するという方法でしたが、ルールの間違いもあって、煙突を突破したところであっけなくつかまってしまいます。2回目はKさんがオバケ役。今度はお城を斜めに縦断してプレイヤーを翻弄し、そのまま逃げ切り。勝つ秘訣は、他の人が集まってくる前に1人を狙ってそのわきをすり抜けるというところにありそうです。
「ゲームの方は確かに「スコットランドヤード」を髣髴とさせる。しかし、「スコット〜」はいまさら感があるのと、「ゴースト〜」は軽いので「ゴースト〜」のほうが面白く感じた。ゴーストは1度行った所は行けなかったり、追うほうもルートが限定されていたりと、ある意味難易度は上がっているのに、絵の雰囲気などで軽い仕上がりになっている。」

・・・Yさんによるコメントです。

Gespensterjagd
K.ハーファーカンプ/アミーゴ(2001年)
2〜5人用/10歳以上/60分

カレンダー