2004年6月アーカイブ

大賞への批判

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独Spielboxのフォーラムで大賞批判乗車券はテーマが男性向け、システムがフリーク寄りで一般向けとはいえない、見かけはユニオンパシフィック、プレイ感はトランスアメリカとオリジナリティーがない、色が多くて見にくい、フランスのメーカー(Days
of Wonder)がフランスの賞(Tric Trac)を受賞しているのに再びドイツで繰り返すのはおかしい、ドイツの面白いゲームがつぶされたetc...これに30件以上のレス。

ユーバープレイの成功

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アメリカの一般ニュースサイトのビジネス欄でユーバープレイの紹介。大学時代に興したウェブサーバー会社を5000万ドルで売却して起業、従業員5人。モノポリーなどの古典に挑戦して1年で18タイトルを発表し、売り上げ100万ドルという好成績を収めている。アメリカの2003年ボードゲーム総売上は約1億ドルで前年比2.3%増、全体で3%減となった玩具の中で異例の成長を見せているとのこと。日本もまだまだ成長の見込みありだ。

五感を刺激するゲーム

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メビウスママのひとりごと第10回。「五感を刺激するゲーム」と題して、思考よりも直感が必要な5つの子どもゲームを紹介。大人が本気でやっても子どもに勝てないようなものばかり。もちろん大人だけでも、右脳を活性化させて楽しもう。

オリジンズ2004、注目のリメイクが続々

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米  アメリカ最大の非電源ゲームイベント、オリジンズ2004が6月24日から4日間に渡り、オハイオ州のコンベンションセンターで開催されました。RPG、CCG、ボードゲームなど各社が出展したほか、セミナー、オークション、展覧会などのさまざまなイベント。ゲストとしてR.クニツィア氏(頭脳絶好調)、A.ザイファルト氏(サンファン)が参加し、質問会や愛好者とのゲーム交流を行いました。

 アメリカのボードゲームメーカーはドイツゲームの英語版ほか、独自に制作したゲームを多数発表、発売時期も明らかになっています。注目されるのは根強い人気がある絶版もののリメイク。新作ではデザイナーでは世界級のデザイナー、アラン・R.ムーン氏が数多く発表しています。従来アメリカで好まれている長時間・重厚なゲームとは別に、ドイツゲームに影響されたファミリーゲームも増えています。日本への入荷が楽しみです。(Origins


【主要メーカーの動向】(ドイツ系のみ、赤字は注目作)


フェイス2フェイス Face 2 Face Games

スルース(S.サクソン / 7月中旬)、ブームタウン(A.R.ムーン&B.フェドゥッティ / 9月)

ウォリアーズ・拡張ドラゴンホーズ(A.R.ムーン&R.ボルグ / 10月)

ラインレンダー(リメイク、R.クニツィア / 2005年)、アムレット(リメイク、A.R.ムーン&A.ワイスブルム / 2005年)、ロイヤルターフ(リメイク、R.クニツィア / 2005年)

メトロポリス(S.サクソン / 2005年)、ワープト(S.サクソン / 2005年)


メイフェア Mayfair Games

モダンアート(箱・カードを小さくして安価に、チップの数字は印刷、オークションハウスのブランクスクリーン付→写真。R.クニツィア / 6月末)ほか


ジョリー・ロジャー Jolly Roger Games

クロックタワー(カピトールのシステムを使ったカードゲーム、A.R.ムーン&A.ワイスブルム
/ 9月)

ノック・ノック(B.フェドゥッティ&G.ブーキン / 9月)


チーパス Cheapass Games

地球への誤った一歩(人類の誤った一歩の続編、J.エルンスト / 8月)ほか


リオグランデ Rio Grande Games

グローリア・ムンディ(衰退したローマ帝国から逃げるゲームでドイツのメーカーからも発売。J.エルンスト
/ 秋頃?)

トーレス(リメイク、W.クラマー&M.キースリング / 秋頃)、電力会社追加マップ(F.フリーゼ / 秋頃)

カルカソンヌ3(秋頃)、カルカソンヌ拡張3(秋頃)、ボーナンザ拡張セット(秋頃)、ボーンナンザ新拡張(秋頃)

アドアクタ(リメイク、A.マイアー / 秋頃)


プレナリー Plenary Games

ジェット・セット(S.グレン / 10月)ほか


ファンタジーフライト Fantasy Flight Games

砂漠を越えて(再販、R.クニツィア / 未定)ほか


ユーバープレイ Uberplay

フォーセール(リメイク、S.ドーラ / 秋頃)、ラー(リメイク、R.クニツィア / 年末)ほか


ダンシング・エッグプラント Dancing Eggplant Games

今月の雇用者(A.R.ムーン&A.ワイスブルム / まもなく)

ドイツ年間ゲーム大賞に乗車券

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独 ドイツ年間ゲーム大賞 ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は28日午前11時、ベルリンで2004年ゲーム・オブ・ザ・イヤー、ドイツ年間ゲーム大賞の授賞式を行い、大賞に乗車券が選ばれました。作者のアラン・R.ムーン氏はエルフェンランドに続いて5年ぶり2回目、メーカーのデイズ・オブ・ワンダーは初。ドイツ外メーカーとしてはジャンボ(オランダ)以来10年ぶりとなります。

 また、2002年から完全に別立てされたドイツ年間子どもゲーム大賞はオバケだぞ〜(おばけの階段)で、作者のM.シャーネン氏、メーカーのドライマギア共に初受賞です。

 受賞理由について審査委員会広報部のU.ペーターセン氏は以下のように発表しています。

「アラン・R.ムーンの乗車券は、用具がたくさん入っていて一見複雑に見えるが、ルール説明は簡単。北アメリカのマップが描かれたボード上で2〜6(5?)人が鉄道建設を競争する。そこでは一番長い線路を引くだけではない。予め決められた都市を結べばボーナスがある。建設するには、必要なルートを結ぶために対応する列車カードをまず手に入れなければならない。乗車券は長期的な計画と短期的な決断、ほかのプレイヤーとの絡みが調和したゲームである。運がよければ、みんなが狙っていて最後まで冒険的なルートでも行く手をふさぐものはないだろう。乗車券はあまりゲームをしない人からたくさんゲームをする人まで同じくらい魅了される。」

「(オバケだぞ〜は)すばらしい木製のオバケコマがついた熱中してしまうパニックゲーム。全てにわたって綿密、かつ子どもが好む作りで、4才の子どもから夢中になる。ダイスゲームのオバケだぞ〜は、本当の意味で大人から子どもまで遊べる、エクセレントは家族ゲームである。」

 2001年のカルカソンヌ受賞から、一貫してゲームをあまり知らない人、特に家族をターゲットに、ルールの簡単なゲームが受賞してきましたが、今年はフリークにも受け入れられるものとなりました。H@LL9000のアンケートでは乗車券について、回答者の3割がノミネート5作品の中で一番好きと答え(1位はサンクトペテルブルクで4割)、5割以上がこれが大賞を取ると予想しています。オバケだぞ〜については、好みも予想も6割を超え、ダントツでした(2位はマレ・ポラーレ)。

 また、Spielboxの大賞トトでも、ノミネート発表後は乗車券を予想する人が最も多かったのですが、ノミネート発表前はサンファンアッティカに予想が集中していました。この2つがノミネートに入らなかったことは、愛好者と審査員の溝を再び浮き彫りにしています。

 乗車券名古屋バネストオバケだぞ〜メビウスから日本語訳つきで販売中。もう少し待てば、大賞のロゴが印刷されたゲームが手に入るでしょう。(Spiel des Jahres)

授賞式の写真(Hess氏)…会場発表の瞬間インタビューを受けるムーン氏インタビューを受けるシャーネン氏

ゴキブリポーカーとは?

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ドイツ年間ゲーム大賞推薦作品のゴキブリポーカーにPoppelkisteのレビュー。ゴキブリ、コウモリなど8種類の嫌われ者が登場。手番のプレイヤーから動物の名前を言いながら誰かに渡す。もらった人はまた誰かに。ウソもつけるがダウトをかけられると終わり。こうして手札がなくなるか、同じ種類の動物を4枚集めてしまった人の負けだ。たぶらかよりもシンプル。

オリジンズ2004開幕

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アメリカ最大のゲームコンベンション・オリジンズ2004開幕。今年はゲストに『ロード・オブ・ザ・リング』のサム役S.アスティンが招かれている。メイフェアはこれに合わせてモダンアート写真)をついに再販する。業者への発送は今月21日からもう始まっているとのこと。手に届くのはもうすぐ!(6/24)

日本ボードゲーム大賞の逡巡

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(1)誰が選ぶか ゲームマーケットが終わり、今年のシュピレッタ賞はアップル・トゥ・アップルに決定した。昨年のブロックスに引き続き、シュピレッタ賞と日本ボードゲーム大賞(JBP、国産部門)が一致を見たことになる。

 どちらも一般投票で決まる賞だから結果が似通うのは当然のことだし、ビバリーは本当にいいところに目をつけてくると思う。しかし、現時点で2つしかない日本のボードゲームアワードが一致してしまうことに問題を感じなくもない。

 その辺のデパートでもおもちゃ屋でも買うことができるドイツと違って、日本は流通が非常に限られている。その中で一般投票をすれば、単純に販売数に応じて順位が決まることになりやすい。

 しかし実際は面白くても流通に乗りにくいために評価される機会が少ないゲームもあれば、反対に面白さはそこそこなのにメーカーの力であちこちのお店に置かれ、たくさんの人が手にするゲームもある。面白さと販売数が比例関係にあるとは言えないのである。

 これを突き詰めると、ドイツ年間ゲーム大賞のような選考委員会制度が浮上してくる。ショップやメーカー関係者を除くボードゲームのエクスパート(サークル運営者やジャーナリスト)が相談して、一番お勧めのゲームを選び出す。

 しかし今の日本にそのような人たちがどれほどいるだろうか。いたとしても、どうやって連携を取っていくことができるだろうか。ドイツ年間ゲーム大賞では審査員がマールブルクに集結して缶詰状態でテストプレイをし続ける。エッセンもニュルンベルクもない日本では、年に1回集まることすら難しい。

 そのような訳で今のところ、日本ボードゲーム大賞は誰でも審査員というかたちの一般投票がベストだと思っている。投票してくださるのはそれぞれ経験豊富な方々ばかりのようなので(100タイトル近いノミネート作品が並んでいるところで怯まずに投票できるには、それなりの数を遊んでいなければならない)、実質的には選考委員会になっているとも言える。このことはシュピレッタ賞に投票するゲームマーケット来場者にも当てはまるだろう。ゲームマーケットに足を運ぶこと自体、もうそれだけで相当造詣が深いしるしである。

 しかし誰が選ぶかという問題は、日本の趨勢を常に鑑みつつ考えていかなければならないところである。ひとまず日本ボードゲーム大賞のノミネートまでは、何とかゆうもあの自力でできるようにしていきたい。

(日本ボードゲーム大賞は、「世界のボードゲームを広める会・ゆうもあ」主催によるボードゲーム・カードゲームの賞で、日本人が購入したり遊んだりするときの指針としてもらうために制定されました。ターゲットをフリークだけでなく子供・家族に広げるため、また日本語パッケージのゲーム製作を促進するため、4つの部門を設けています。選考方法などについてはゆうもあ内でも話し合われていますが、外部からも広く意見をお伺いしたいと思い、ここに書くことにしました。コメントでもメールでもご意見をお待ちしております。)

2004/3/30

(2)広報
 日本ボードゲーム大賞(JBP)の結果は、各ショップ・サークル、インターネット(ゆうもあ・Spielbox・各メーカーサイト)、情報誌『シュピール』、会員誌『ゆうもりすと』で広報されている。しかしボードゲーム自体がマイナーなジャンルであることもあって、一般にはまだまだ知られていない状況だ。

 コロレットも宝石商もタイトルを聞いただけでピンとくるコアなファン層の外延に、いかにしてこの賞の存在を知らせていくかは、なかなか難しい、しかし大切な問題だ。

 現在広報を行っているところは、世間の目からはほとんど触れられていない。『シュピール』の流通もまだまだ少ないし、ショップやインターネットでの広報も十分とはいえないだろう(人手不足なんです)。

 また昨年ぐらいから徐々に新聞や雑誌でドイツ系ボードゲームが取り上げられる機会が増えたが、当然のことながら初めて接する人をターゲットにしており、定番ゲームの紹介だけでめいっぱいになってしまう。今年の新作とかトレンドといったところまではなかなか手が回らない。

 一番世間の目に触れているのは、ビバリーがトイざラスなどの広告でロゴを使っていることだろう。これはJBPの知名度向上にとってかなり大きい。しかしそれ以外となると、ショップにたまたま立ち寄った人とか、ネットサーフィンで流れ着いた人とか、ゆうもあのゲーム会に参加した人ぐらいなもので、はなはだ心もとない。

 もっともボードゲームはひとつの趣味であり、好き嫌いや適性もあるだろうから、世間の誰にでも受け入れられるわけではない。例えば最近のテレビゲームに飽きたというファミコン世代、子供の知育玩具を求めている親や教師、安くひまをつぶせるものを探している学生、ちょっと変わった時間を過ごしたいカップル、アトラクションがネタ切れ気味の老人会、何かコレクションしたいという人、おしゃれなインテリアがほしい人などなど、いろいろな切り口から予備軍にアタックしていかなければならない。

 しかしこれらの予備軍にいきなり「今年はコロレットです!」と言ったところで無意味に等しいか、反対にこの趣味を近寄りがたいものしてしまう恐れすらある。JBP以前の普及活動を積み重ねていかなければならない、ボードゲームの一般理解が先だということになってしまう。

 これが日本ボードゲーム大賞本体の広報が難しいという所以である。それならばゆうもあのゲーム会活動を継続しつつ、次第に浸透するのを待つということになろうが、これはややもするとオタク化・縮小化を招きかねない。外部との交流をもたないで内側だけで自己完結していると、次第に外からの風が入らなくなり腐ってくるものだ。

 「外に出ていく精神」…抽象的であるが、理屈ではない。JBPの広報に限らずゆうもあの活動全般についてこのことを常に意識して自己を奮起させたい。無視されようが出る杭は打たれようがやるしかない。それにしてもどこに出ていったらよいのか……ご意見求む(笑)。(Thanks to Mr.Hasegawa, who suggested many things on this topic.)

I CANNOT choose the best. The best chooses me. (Tagore,"Stray Birds")

2004/4/2

(3)部門分け
医者が患者を診察して薬を処方するように、集まっている人たちの性格や今の気分、その場の雰囲気を見極めて最適のゲームを出せるならば一番よい。多少刺激の強い薬を出すこともできるだろう。

それに比べれば日本ボードゲーム大賞はよく売れた市販の売薬のようなもので、誰でもたいてい楽しめる分だけ、当たり障りないという欠点もありうる。そこでカスタマイズするために、現在4つの部門が設定されている。

海外ゲーム・入門者部門
ルールが比較的易しく、初心者でもすぐに楽しめるゲーム。家族向け。トランスアメリカ、コロレット。「入門者」でなくとも、フリークが重いゲームの合間に遊んだり、軽いゲームを好む人がよく遊んだりするので、とにかく広い層に受け入れられているということ。
海外ゲーム・フリーク部門
より発展的な内容で、ゲームに慣れた人が楽しめるゲーム。 プエルトリコ、宝石商。フリークが集うウェブ(国内・海外問わず)やサークルではこの賞が一番注目され、話題にもなるが、実世界ではこれらのゲームをやりこんでいる人はむしろ少数派であることに注意しておきたい。
国産ゲーム部門
日本語パッケージで一般発売されたもので面白いゲーム。ブロックス、アップル・トゥ・アップル。国産オリジナルだけでなく、日本のメーカーがローカライズした海外ものでもよい。但し日本語のルールが添付されているだけのものは除外。当初想定していなかったが、サンファンのように海外産日本語パッケージゲームも入るので「国産」という名称は検討しなければならない。
子どもゲーム部門
8歳くらいまでの子どもが理解でき、かつ親などの大人も一緒に楽しめるゲーム。穴掘りモグラ、ねことねずみの大レース。大人も一緒に楽しめるというのは、子供だましと感じることがなく、大人だけで遊んでも盛り上がれるという意味。子供ゲームの新作はそれほど多くないことから、入手できるものであれば発売年は問わない。
この部門分けは、必要最小限の構成を意識して作られたが問題がないわけではない。

入門者とフリーク部門の境界に基準がないこと。今年はアルハンブラが両部門でノミネートされ、どちらにおいても3位に終わった。どちらの部門に挙げるべきか迷うようなゲームはたくさんあるので、大いに悩むことになるだろう。
同じく入門者と子ども部門の境界も曖昧である。現時点ではドイツに倣って最低対象年齢によって機械的に(8才までなら子ども、9才からは入門者)分けているが、この境界線上にあるゲームも多い。
フリーク部門の孤立。フリーク部門にノミネートされるようなゲームは値段が高く、時間もかかるため頻繁に遊ばれていない。その結果、投票数自体が少なく、また投票があったとしてもウェブなどでの評価が投票時の先入観となったり、入門者寄りの相対的に軽めなゲームに比重が移ったりしがちになる。遊ぶ人が増えて票数が増えるのが一番だが、フリーク部門については選考委員会制など、別な選考方法が相応しいのかもしれない。
国産ゲームと海外ゲームを分ける必然性。現時点において国産ゲームは発展途上で、海外ゲームと一緒にすると負けてしまうという見方から、国産ゲームをもっと注目してもらうためと、外国語が苦手な方が安心して遊べるために別立てされているが、将来的に国産ゲームにどんどん傑作が出てきて、国際的にも評価が高まってくるならば分ける必要が薄れるだろう。
大賞が4つもあるということによるインパクトの薄れ。今はさまざまな層からボードゲームに着目してもらうという実利を取って別々にしているが、海外の賞のようにひとつを決めたいという気持ちも当然ある。さらに大賞は国産ゲームにとってもらいたいというのも日本人としての人情。4つの部門を全て平等に扱うのか、どれかひとつをクローズアップしていくのかはこれからの課題となる。
このように見ていくと、各部門がずいぶん異なった方向性をもっていることに気づく。一方で選考方法はいずれも投票なのだから、方向性とマッチしていないところがあるかもしれない。とはいえ部門別に選考方法を変えるなどといった煩瑣なことはできないので、方向性を投票者に十分周知しつつ選んでもらうということになるだろう。

年間ゲーム大賞も何年かに一度選考方法を変えている(最終ノミネートや今年から始まる5タイトルオンリーノミネート)ようだし、部門分けも何年か後に構成しなおしたい。

2004/4/11

(4)境界線
ドイツ年間ゲーム大賞の発表も迫り、だいたいおさえておくべきところはほぼ日本でも発売されたと思う。そこで、今年の日本ボードゲーム大賞についても考える時期が近づいてきた。これから10月にかけて、投票の前提となるノミネートリストが作られる。

これまでのノミネートリストは膨大で、見ただけで投票する気がなくなってしまうという声も聞かれた。ノミネートは輸入代理店への推薦依頼、それとゆうもあスタッフからの推薦で選んでいたが、輸入代理店は当然ながら自社取扱品を推すので百貨店のカタログのようになってしまう。さらに国内産ゲームの部門については新作を網羅的に載せたが、これが予想外に多い。そこでもっとノミネートを絞り込むべきという反省点が挙げられた。

できるだけ多くの人に気軽に投票してもらえるよう、投票される確率の高いものだけに絞り込んだリスト。これが今年の目標である。ゆうもあ内のスタッフ推薦はもう少し待って、ゲームが一通り出揃ってからお願いしていく予定だが、その前に知り合いと非公式にあれこれ話し合っている。

そこで意見が分かれた点がいくつかあるので、ここに掲載し、お読みの皆さんの自由なご意見を請う次第。まだ非公式段階なので、意見が必ずしも反映されるとは限りませんが、よろしくお願いします。

メイクンブレイクは入門者部門、子ども部門?
時間内に積み木を組み立てるというプリミティブなゲームで、ゆうもあゲーム会でも好評な様子。でも小さいお友達には無理かな?

七つの印・乗車券は入門者部門、フリーク部門?
七つの印はルールはシンプルながらトリックテイキングの知識が楽しさの前提。初めての人には敷居が高いか? 乗車券は初心者からフリークまで楽しめるのが売りだが、日本人にはどうだろうか?

サンファンは国内ゲーム部門か?
まもなくメビウスから発売される完全日本語版。これまでの基準だと「総日本語パッケージで一般発売」を満たすため、国内ゲーム部門になってしまうがどうも違和感あり。昨年のアップルトゥアップル、一昨年のブロックスは国内メーカーによるものだったのでオリジナル版が海外産でも違和感をさほど感じなかったが(でもよく見るとAtoAはMade in China)、輸入代理店が海外で作らせているケースはどう考えるべきか?

…でもこういうのを考えるのはとても好きです。

2004/6/23

第3回(2004)から日本ボードゲーム大賞は主催団体であるゆうもあのスタッフによって構成された選考機関がノミネートした上で一般投票にかけるという仕組みを採用した。

エルフ・ファンタジー・フェア

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エルフ・ファンタジー・フェア(主催:ファンタジーグッズ販売のエルフ・ファンタジー)がオランダで開催。エルフやオークなどのコスプレ姿で屋外ゲーム。テントの下でブルームーンを遊ぶ鎧姿の2人組がいるぞ!

JBP検討(4)境界線

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ドイツ年間ゲーム大賞の発表も迫り、だいたいおさえておくべきところはほぼ日本でも発売されたと思う。そこで、今年の日本ボードゲーム大賞についても考える時期が近づいてきた。これから10月にかけて、投票の前提となるノミネートリストが作られる。


これまでのノミネートリストは膨大で、見ただけで投票する気がなくなってしまうという声も聞かれた。ノミネートは輸入代理店への推薦依頼、それとゆうもあスタッフからの推薦で選んでいたが、輸入代理店は当然ながら自社取扱品を推すので百貨店のカタログのようになってしまう。さらに国内産ゲームの部門については新作を網羅的に載せたが、これが予想外に多い。そこでもっとノミネートを絞り込むべきという反省点が挙げられた。


できるだけ多くの人に気軽に投票してもらえるよう、投票される確率の高いものだけに絞り込んだリスト。これが今年の目標である。ゆうもあ内のスタッフ推薦はもう少し待って、ゲームが一通り出揃ってからお願いしていく予定だが、その前に知り合いと非公式にあれこれ話し合っている。


そこで意見が分かれた点がいくつかあるので、ここに掲載し、お読みの皆さんの自由なご意見を請う次第。まだ非公式段階なので、意見が必ずしも反映されるとは限りませんが、よろしくお願いします。



  • メイクンブレイクは入門者部門、子ども部門?


時間内に積み木を組み立てるというプリミティブなゲームで、ゆうもあゲーム会でも好評な様子。でも小さいお友達には無理かな?



  • 七つの印乗車券は入門者部門、フリーク部門?


七つの印はルールはシンプルながらトリックテイキングの知識が楽しさの前提。初めての人には敷居が高いか? 乗車券は初心者からフリークまで楽しめるのが売りだが、日本人にはどうだろうか?



  • サンファンは国内ゲーム部門か?


まもなくメビウスから発売される完全日本語版。これまでの基準だと「総日本語パッケージで一般発売」を満たすため、国内ゲーム部門になってしまうがどうも違和感あり。昨年のアップルトゥアップル、一昨年のブロックスは国内メーカーによるものだったのでオリジナル版が海外産でも違和感をさほど感じなかったが(でもよく見るとAtoAはMade in China)、輸入代理店が海外で作らせているケースはどう考えるべきか?


…でもこういうのを考えるのはとても好きです。


フェドゥッティも乗車券を選ぶ

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仏  操り人形の作者B.フェドゥッティ氏は2004年のマイゲーム・オブ・ザ・イヤーとして乗車券を発表しました。先月末に選ばれたトリックトラック大賞に続き、フランスでこのゲームが高く評価されています。

 氏はこの授賞についてあまり迷わなかったといい、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされただけでなく、各ウェブサイトで熱狂的なレビューがいたるところに見られることからも、世間的な評価が高いことを述べています。「このゲームはカジュアルゲーマーでも、ハードコア・ゲーマーでも楽しめ、もう1回という声がいつも上がる。まるで10年前のカタンのようで、その魅力的なパターンは同じだ。すなわちシンプルなルール、エレガントなデザインとコンポーネント、運と戦略の素晴らしいバランスをもっている」との評。

 来週のドイツ年間ゲーム大賞を直前にして、乗車券の評価が加速してきました。ノミネートされた中では最もファミリーゲーム寄りであるだけに、外国のデザイナー・メーカーというハンデを差し引いても受賞の確率は高いと見られます。

 次点としてナゲッツコヨーテマハラジャ。ほかにも10タイトル以上を挙げ、今年は豊作の年だったとまとめています。一方、フェドゥッティがデザインしたゲームは8タイトルも発売されましたが、残念ながら今ひとつ不振のようです。(Faidutti

【フェドゥッティ選・マイゲーム・オブ・ザ・イヤー】

乗車券(Les Aventuriers du rail /A.R. Moon / Days Of Wonder)

コロレットのバリアントルール

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独 コロレット・バリアントルール ゲームデザイナのM.シャハト氏は人気カードゲーム・コロレットの拡張カードを発表、ドイツのゲームショップアダム・シュピールトから発売されました。同時にルールをホームページで掲載。カードを入手しなくても遊べますのでお試し下さい。(Spiel aus Timbuktu

【バリアント1:得点の変更】

 4ゲーム行います。各ゲームの最初に、以下の8つのルールからランダムに1つ選び(たかのさんの提案では付属のナッシュ用ブランクカードにテキストを貼って使う)、そのゲームの追加ルールとします。追加ルールはそのゲームの間だけ有効です。



  1. 1枚だけは3点

    ゲーム終了時に各色について1枚だけだったら、±3点(通常は±1点)にします。

    (※ルール通り、選んだ3色はプラス、それ以外はマイナスで計算します)
  2. 3枚で2点

    ゲーム終了時に各色についてちょうど3枚だったら、±2点(通常は±6点)にします。
  3. ラウンドのスタートプレイヤーは1枚取る

    各ラウンドを始める人(山札から最初の1枚を引く人)は、さらに山札から1枚引いて自分のところに置きます。
  4. マイナス点は全て3倍

    得点計算で全員、マイナス点を3倍にします。
  5. ジョーカーは−2点

    このゲームではジョーカーカードをジョーカーとして使うことができず、ゲーム終了時に−2点になります。
  6. ジョーカーを右隣にあげる

    ジョーカー(何枚でも)の入っている列を取った人は、その中のジョーカーだけを右どなりの人にあげます。右どなりの人は自分のところに置きます。
  7. +2点カードを左隣にあげる

    +2点カード(何枚でも)の入っている列を取った人は、その中の+2点カードだけを左どなりの人にあげます。左どなりの人は自分のところに置きます。
  8. 2色だけプラス点

    得点計算では2色だけ(通常は3色)をプラス点に数え、残りの色は全てマイナス点になります。

【バリアント2:列の枚数の変更】

 列カードのうち2枚が、2枚の列カードと4枚の列カードになります(チップか何かを置いて目印にするとよいでしょう)。通常はいずれも3枚までだったのが、これらの列ではそれぞれ2枚まで、4枚までカードを置くことができます。

トリック・トラック、大賞は乗車券

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仏  フランスのオンライン・ゲームマガジン『トリックトラック』は5月29日、2004年のゴールデンエース賞を発表しました。10タイトルのノミネートから9人の選考委員が選んだ大賞は、乗車券となりました。選考委員会は大賞受賞作について、何度も遊びたいと思わせる魅力があり、コンポーネント、システムともに優れていて、初心者からベテランまで楽しめると評しています。

 このゲームはドイツ年間ゲーム大賞でもノミネートされており、今年の傑作ゲームのひとつに数えられることは間違いありません。これから発表される他のゲーム賞において、どれぐらい評価されていくかも注目されます。(Tric Trac

【トリック・トラック大賞】

乗車券(Les Aventuriers du rail /A.R. Moon / Days Of Wonder)

東京おもちゃショー

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東京おもちゃショー2004(主催:日本玩具協会)が閉幕。90社以上のメーカーが参加、新カタンのハナヤマほか、ビバリー、パルボックスなどが出展。商談見本市のため一般参加はできず。入場者数はこちら(6/18)

メビウス便6月

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6月のメビウス便はついにサンファン日本語版登場。

ほかにインドのゲームゴアインダス(ゴアはポルトガル領時代、インダス文明遺跡は現在パキスタンですが)。

そして年間ゲーム大賞ノミネート、クニツィア作アブストラクトゲームの頭脳絶好調(Einfach Genial)。プレイスペース広島とタイトルが変わる可能性あり。また2Fゲームズのパズルライクゲーム暗闇のフロア(大広間)(Finstere Flure)。

Warriors

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ブラフのR.ボルグと、乗車券のA.R.ムーンが共同制作、アメリカのゲームメーカーFace2Faceから今夏発売される新作。スルースブームタウンに引き続いて社長からルール日本語訳依頼が来て、「公式日本語訳」という光栄に預かることに。翻訳料を辞退したらスルースを3つ送ってくれるとのこと……3つも? ほしい人にあげよう。


ウォリアーズは、ドワーフ、エルフ、ゴブリン、トロールなど6つの種族が軍隊を組んで互いにつぶしあうカードゲーム。アメリカ人好み(?)の自由選択・直接攻撃系だ。戦隊を整えて、とりあえず弱そうなところからがんがん叩いていく。判定はサイコロで、軍隊が大きいほど勝つ確率が上がるけれど、キリコミ隊長で一矢報いることも可。システムはボルグ、テーマはムーンといった感じがした。


さらに拡張ドラゴンホーズも同時発売予定。無敵のドラゴンを入れて火花散る戦いに。ドラゴンは1匹でダイス2つ分、しかも数値が1ずつ上がる。群がる戦隊をドラゴンで蹴散らす! でもドラゴン同士の戦いは最も熾烈になりそう(※最初に、ドラゴンは他の種族を攻撃できないと書きましたが、確認してみたら誰でも攻撃できるそうです)。


攻撃の順番などにどうやら妙があるらしく、実際に遊んでみないとわからないので印象は控えておこう。ドイツゲームの英語版が主流だったアメリカゲーム界が、独自にデザイナーに発注してゲームを製作するのは歓迎すべきことで、今後も楽しみだ(あと残っているFace2Faceの発売予定ラインレンダーアムレットと、バイワードだけになってしまったが)。


化粧の実験

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カタンのオリジナル版の発売元であるコスモスはゲームだけでなく、子供用の実験用具も販売している。学研の雑誌の付録をより本格的にしたようなもので、値段もゲーム以上。今年の新作で目を引いたのはこれ。



対象年齢12歳以上の子供用の化粧実験セットだ。「お化粧とお肌の手入れを自分で」「ルックスを改善して新しい自分を見出しましょう」などという言葉が売り文句になっている。化粧をメタモルフォーゼ(変容)と捉えるのはドイツらしい。理科の実験? それとも家庭科?


さらに面白いのは、こんな実験セットにも「デザイナ(Autor)」がクレジットされていること。監修といったところだろうが、個人名を最大の売りにするのはひとつのスタイルなのだろう。


化粧といえば友人の結婚式でガングロの化粧をしてパラパラを踊ったことを思い出す。化粧をした顔を鏡で見たときの不思議な気分。「これが私?」……でも40ユーロも出して買ったりはしませんよ?


サンファン多人数ヴァリアント

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日本語版発表まで待てない人続出中のサンファンBrett'n Boardが提案する多人数用ヴァリアントに使う3つの新職業の画像ファイルが発表された。遊ぶためにはサンファンが2セット必要。日本語訳はこちら(奥山氏による)。(Brett'n Board)

秋葉原で国産の新作ゲーム体験会

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日  大手ゲームショップのイエローサブマリンは来る6月27日(日)、秋葉原RPGショップにて国産新作ボードゲーム体験イベント「ゲームカーニバル2004」を開催します。イエローサブマリンはこれまでRPGのイベントを多数手がけてきましたがボードゲームのイベントは初。

 出展するのはイエローサブマリンほか、意欲的なオリジナルゲームを手がける遊宝洞グランペールロールの4社。合計9タイトルが出展されます。鈴木銀一郎氏などのデザイナーもゲストとして参加、各テーブルには専門のインストラクターがつくという、充実した5時間のプログラムです。

 予約は6月20日まで、直接電話かハガキを投函。早い順に希望のゲームを遊べるようになっています(予約は定員に満たず、当日参加が可能)。

 注目は遊宝洞の秋の新作カードゲームと、グランペールの夏の新作ボードゲーム。2004年はゲームマーケットでの新作発表が少なめだっただけに、今年の最新状況を知る上で重要なイベントと言えるでしょう。

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