2004年10月アーカイブ

新しい審査員

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ドイツ年間ゲーム大賞に新しい審査員。ベルリンのジャーナリスト、B.ネーサーさん(37)。現在審査員の構成はドイツ人9、スイス人2、うち女性3名。(Spiel des Jahres 10/30)

ドイツ教育ゲーム賞にメイクンブレイクほか

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独  10月29日からシュトゥットガルトで行われている南ドイツゲーム祭にて、2004年のドイツ教育ゲーム賞(Deutscher
Lernspielpreis)が発表されました。ドイツの子育て雑誌『遊びと学び(spielen
und lernen)』を刊行している私塾シュテュディエンクライス主催で、7月に発表していたノミネート作品を120人の子どもたちが遊んで選出。「シンプルなルール、高い教育効果、そしてゲームの面白さ」が基準です。

 やや縮小傾向のゲーム市場で唯一伸びている子どもゲーム。ドイツ年間子どもゲーム大賞、ドイツ子どもゲーム賞が大人たちによって選ばれているのに対し、この賞は選考に多くの子どもが携わっており、より信頼できる賞と言えるでしょう。メイクンブレイクは現在メビウスが扱っているほか、河田が輸入予定。(Deutscher Lernspielpreis

【ドイツ教育ゲーム賞2004】

 未就学児部門:影作りゲーム(Schattenbauspiel / Dusyma)

 低学年部門:メイクンブレイク(Make'n Break / Ravensburger)

 高学年以上部門:チームパワー(Teampower / Aktuell)

 未発表ゲーム特別賞:家族の幸せ(Familiengluck)

メビウス便10月

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10月のメビウス頒布会はエッセンのおいしいとこどり。ハンスの皇帝の影の下で、ウィニングムーブズのカリブ海、ツォッホの金のビール。オプションで操り人形拡張・暗闇の国(シタデルの新職業+新建物)。テキストの多かったカンダミールは後回しの模様。…実際に来たもの

遊びは家族を強くする

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ドイツ年間ゲーム大賞審査委員長・U.ペーターセン氏によるコラム「遊びは家族を強くする」。ボードゲームは親が自ら遊んで示し、家族が楽しい共同作業をするための格好の材料。天気・季節・場所を選ばず遊べるゲームを家族のお供に。(Spiel des Jahres)

また買った

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叔母の住んでいる南ドイツ・ロッテンブルグは小さな街だが、歩き回ってみるとおもちゃ屋とスーパーと本屋にボードゲームコーナーがあった。おもちゃ屋はクリスマス商戦前の商品入れ替え。チャイナタウンやFXバザリが何気なく安売りされていたのを見て鼻血が出そうになる。知る人ぞ知るマン○マニアも売っていたが何とか思いとどまった。要するにお金をどんどんなくしていく逆人生ゲームで、マスが全部ドイツ語とあっては…。


日本で愛好者やコレクターがべらぼうなお金で求めているとき、ドイツの小さな街には売れ残りが埃をかぶっているのが現実なのだ。もともと数も出ていないアレアなどの絶版もむべなるかな。


エッセン国際ゲーム祭、ドイツ外メーカーが活躍

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独  エッセン国際ゲーム祭で毎年行われているフェアプレイ誌の人気投票の結果が発表されました。大手メーカーがなりを潜める中、ドイツ外の中小メーカーに高評価が集まっています。

 play:gameで指摘されている通り、宣伝のため内輪で投票した可能性も否定はできませんが、全体として大手メーカーのゲームに期待しただけの満足感が得られなかったユーザーが多く、その分小さいメーカーに注目した一部愛好者の票が目立つ結果になったということはできそうです。フリーク向けからの脱却をめざしながらもファミリーゲームのワンパターン化からも抜け出せないドイツメーカーの手詰まり感をここに見てとることができます。

 このことはドイツ市場に次々と飛び込んでくるドイツ外メーカーが、新しい風味のゲームを提供している表れでもあり、ゲーム市場全体の活性化という点では歓迎すべきことかもしれません。ドイツからも注目を浴びているイタリア、アメリカのほか、今回2社ずつ出展した日本、韓国も巻き込んだゲーム界の再編が予感されます。(Fairplay

【フェアプレイ・スカウト人気調査】(当サイトのレポートか新作情報にリンク)

〈人気順・35票以上〉

 1位:ルイ14世(アレア・1.6)

 2位:イース(イスタリ・1.7)

 3位:オルトレ・マーレ(マインド・ザ・ムーヴ・1.8)

 4位:ツァヴァンドールの王位(ルックアウト・1.9)

 5位:私の世界の見方(ファタ・モルガーナ・2.0)

〈獲得票順〉

 1位:ピラニアペドロ(ゴルトジーバー・144)

 2位:ポンペイ(アミーゴ・139)

 3位:金のビール(ツォッホ・119)

 4位:ボードニムト(アミーゴ・115)

 5位:ゲシェンク(アミーゴ・106)

アラカルト・カードゲーム賞にサンファン

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独  ドイツのゲーム専門誌フェアプレイはエッセン国際ゲーム祭にて、アラカルト・カードゲーム賞を発表、1位には日本語版も発売されているサンファンが選ばれました。

 この賞はドイツゲーム界を代表する50人の選者が3〜5つのカードゲームを面白い順に挙げて集計するもの。今年は1位のサンファンが33名から195ポイント、2位のサンクトペテルブルグが29名から148ポイントを獲得して拮抗。3位は16名、49ポイントに激減するのでここに大きな開きがあります。サンクトペテルブルグがカードゲームとして売り出されていたら、結果は違ったかもしれません。

 商業ベースからどうしてもボードゲーム偏重になりやすい各アワードで、カードゲームに限定された賞はお金をかけずに手軽にゲームを楽しみたい方に有用。大部分が日本に入ってきていますのでお試しあれ。

【アラカルト・カードゲーム賞2004】(数字は左が選者数、右が得点)

 1位:サンファン(A. Seyfarth / alea) 33/195

 2位:サンクト・ペテルスブルグ(M. Tummelhofer / HiG) 29/148

 3位:ゴキブリポーカー(J.Zeimet/ Drei Magier) 16/49

 4位:七つの印(S.Dorra / Amigo) 14/40

 5位:ブルームーン(R.Knizia / Kosmos) 6/26

 6位:魔剣と竜の卵(J.Schwinghammer / Adlung) 8/25

 7位:コヨーテ(S.Albertarelli / Kidultgames) 7/18

 8位:壺の悪魔(G.Cornett / Bambus Spiele) 7/16

 9位:カイピラニア(O.Igelhaut / Abacus) 3/15

 10位:マウゼン(D. Wendt / Abacus) 4/12

カタン世界大会、高橋氏が銅

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独 カタン世界大会・上位者 エッセン国際ゲーム祭の会期中に開催されたカタン世界大会(主催・ヘルネボードゲームセンター)で日本人代表の高橋勝巳(carrol・写真左)氏が決勝進出。決勝では惜しくも1点及びませんでしたが、日本人過去最高位となる3位を獲得しました。優勝はイタリア代表のF.フェラーリ氏(写真右から2番目)。昨年王者のM.ヒルシュフェルト氏(独)は3大会連続で予選を勝ち抜きましたがマークが厳しく14位。

 48人が参加した予選から勝ち上がった2人の日本人代表は奇しくも同じテーブルで準決勝を行うことに。その結果高橋さんが1位、吉田さんが2位となりました。決勝は各テーブルの1位で行われるため、吉田さんはここで敗退となったものの堂々の8位入賞。国別平均順位での1位獲得に貢献しました。

 決勝戦は3人が勝利目前とする中、高橋氏は鉄1枚の差で及ばず。1つのミスも許されない厳しい戦いでした。上位3位は表彰式の後、カタンの作者であるK.トイバー氏とエグジビジョン・マッチを行う栄誉が与えられました。幸か不幸かトイバー氏とつぶしあう展開になってしまった高橋氏は4位で終わりましたが、日本人の実力を世界に知らしめました。

 第1回の6位(池田氏)、第2回の4位(渡辺氏)と続いて順位を上げている日本勢、来年の世界大会はぜひ金をめざして挑戦してもらいたいものです。(Herne Spielzentrum

世界大会のレポート

ゲーム100選にバイワードほか

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米  アメリカのゲーム専門誌ゲームズ・マガジンが年末のバイヤーズガイドとして発表しているゲーム100選(The GAMES 100)の2005年が発表されました。大賞にはシド・サクソン氏の遺作ワードゲーム、バイワードが選ばれています。

 9部門のベストゲームでは、6月に発表されたオリジンズと同様にほとんどアメリカ系ゲームが独占。ドイツゲームは2位以降になっています。しかし実際にはドイツゲームの輸入量は格段に増えており、この賞を紹介しているFunagainでもトップセラーはドイツ系ゲームばかり。ドイツ系ゲームをベストゲームから外したこの選出はアメリカアメリカゲーム界が抱いている危機感の裏返しであると見ることもできるでしょう。(Funagain

【ゲーム100選ベストゲーム2005】

 ゲームオブザイヤー:バイワード(S. Sackson / Face 2 Face)

 アブストラクト戦略ゲーム:インシュ(K.Burm / Don&co.)

 上級戦略ゲーム:タフアンティンスユ(A.Ernstein / Hangman Games)

 ファミリーゲーム:消えた惑星(Anounymous / Vanished Planet Games)

 ファミリーカードゲーム:勝利と名声(T. Douds / Jolly Roger Games)

 ファミリー戦略ゲーム:アレクサンドロス(L.Colovini / Winning Moves)

 歴史シュミレーションゲーム:メモワール'44(R.Borg / Days of Wonder)

 パーティーゲーム:クラニウム・ホープラ(Anonymous / Cranium)

 ワードゲーム:ワードリッチ(Anonymous / Faby Games)

エッセン7日目

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4日間全体を見ると、ドイツメーカーの手詰まり感とドイツ外メーカーの活躍が目立った。このことは日本や韓国も巻き込んだ新時代の到来を予感させる。


日本からの取材陣は充実していたのでエッセンの様子はSpiel、キングダム、ぎゃざ、各ホームページなどでたっぷりと紹介されていくだろう。


エッセン6日目

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カタン世界大会は高橋さんが3位、吉田さんが8位。


フェアプレイ調査では出展作品中1位がルイ14世。アミーゴ、ハンス、クイーン、ウィニングムーヴス、ラベンス、コスモスなど有名メーカーは軒並み奮わず、上位に入ったのはアレアとツォッホの2作(ナイアガラと盗賊の親方)のみ。代わってイタリアやフランスなどの海外メーカーが善戦した。


エッセン5日目

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カタン世界大会1日目は日本人代表が11位と14位で予選通過(出場48人中16人まで)。明日の健闘を祈る。


今日のインタビューは今年から日本語訳を付け始めたフェイス2フェイスとキダルトの社長。ドイツ外のメーカーは国際展開が必須とさえ言うことができるだろう。


日本から出典している遊宝洞は2日で100個売り切れ。大大阪のホビースペースも健闘。頭脳スポーツ協会は投扇興や全自動マージャン卓が注目を集めていた。


エッセン4日目

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今日のインタビューは乗車券のムーン氏、ドライマギアのリュッティンガー氏、ツォッホの広報部の人。


フェアプレイカードゲーム賞が発表されていた。1位からサンファン、サンクトペテルブルグ(えっ?)、ゴキブリポーカー(ええっ?)。


エッセン3日目

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ゆうもあのインタビューを挙行。セレクタの販売部長、「アッティカ」のカサソラ-メルクル氏、ハンス社長で「サンクトペテルブルグ」作者ブルンホーファー氏の3人。全員英語にしてもらいました。


その合間に昨日チェックしておいたメーカーのゲームを遊んだり買ったり。プフィフィクス-シュピーレの「ハッツファッツ」と「デスペラード」は特にいいゲームでした。


夜は日本人+ダン・グリム氏18名でビール。国際化がどんどん進むゲーム祭だが、日本人は全部で50人ほど来ているのではないだろうか。


29日から毎年恒例のエロティックメッセが3日間。行きませんよ?


エッセン2日目

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今日はプレス会議とゲーム賞授賞式。メーカーは明日からの準備に大忙し。


今回の掘り出しメーカーは次の3つ。



  1. Argentum Verlag ルールの奇抜さが目を引く。「庭のドワーフ」「メタルルーギー」「UFOs」http://www.spielbox-online.de/spielarchiv/sbmessen/spiel042.php4?vlg=arg

  2. Pfifficus-Spiele 狩りゲーム「ハッツファッツ」、銀行強盗ゲーム「デスペラード」http://www.pfifficus-spiele.de/

  3. papergames 「ポルノスター」---毎日シモくてすみません。http://www.papergames.de


インドに帰るのだからあまり買わないつもりでいたのだけど、無理でした(早っ)。


エッセン着

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今日エッセンに着きました。明日のプレス会議からスタートです。デパートでゲーム売場をチェック。


ホテルでもらったガイドは表が昼の街ガイド、裏が夜の街ガイド。裏に『エスコートサービス』というものが。しかもその中に『SMサービス-アクチブもパッシブも』---もちろん頼みませんよ?


今書いているネットカフェは中国系、隣はインド用品店、これから赤坂という料亭に行って寿司が食べたい、そんなドイツにいる感じがしない今日このごろです。


エッセン行

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これからエッセンに向かって発ちます。ちょうど先生が9日間の果物以外断食生活に入って授業がないので、気持ちよく渡航できますが、毎日30度を超えているインドから行くドイツの10月は寒そうです。


あちらでネット環境があったら更新します。


アマゾンでボードゲーム販売開始

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日  ネット書籍販売の大手アマゾンは、CDやDVDなどに注ぐ多角化のひとつとして「おもちゃ&ホビー」のジャンルを新設、その中で「ボード・カードゲーム」を扱い始めました。国産ゲーム中心に約100点が販売されています。

 国産ゲームは人生ゲームが空前の売り上げを記録し、ステイアライブ(生き残りゲーム)、レーダー作戦ゲームおばけ屋敷ゲームなど、70年代に人気のあったゲームが再販されるなど、活況を示しています。この活況を支えているのは、30代男性の懐古趣味や、小さい子をもつ親たちのテレビゲームに対するネガティブイメージなどがあります。アマゾンの参入はこのようなメーカーとユーザーの流れに押されたものと見られます。

 またアマゾンの参入は、国産のボードゲームが気軽に手に入る時代の到来を示し、今後多くのメーカーがボードゲームを発売するのに拍車がかかることになるでしょう。その中から復刻でもキャラクター依存でもない、新しい時代のボードゲームが生まれてくることも期待されます。(Amazon.co.jp

モノポリー世界チャンピオンにスペイン人

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日  10月8,9日に東京の六本木ヒルズで開催された第12回モノポリー世界選手権は、スペイン代表のA.Z.フェルナンデス氏(36)が優勝しました。ノルウェー、アイルランド、スペイン、ポーランドとヨーロッパ勢が独占した決勝において90分も経たずに圧勝。

 日本代表は開催国でプレッシャーがあったためかブービーとブービーツーという成績。史上3人目の日本人世界チャンピョンはかなわず。4年後に開かれる次回大会に夢をつなぎます。

 世界大会の存在はそのゲームの普及を示す大きな指標となりますが、モノポリーはチェス、ラミーキューブ、バックギャモンなどと共に世界に名だたるボードゲームのひとつに数えられます。今回の大会記念として発売された六本木ヒルズエディションなど、世界各地でさまざまな版も発売されています(余談ながら、インドにはクリケットモノポリーがあります。イギリスの植民地だった国しか出てきません…)。これを機に、まだ遊んだことのない人やしばらく遊んでいなかった人は試してみてはいかがでしょうか。(Monopoly.Amista

エッセン国際ゲーム祭で各種大会

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独  15万人のボードゲーム愛好者が集う世界最大のイベント、エッセン国際ゲーム祭(Spiel'04 - Internationale Spieletage)がいよいよ来週に迫りました。世界各国から集まったゲームメーカーによる新作の出展が主な内容ですが、ヘルネ・ボードゲームセンター(Herne Spielzentrum)はこの会場にいくつかの大会を開催。それぞれ白熱した戦いで観客を魅了することになりそうです。



  • カタン世界選手権(10/23-24)

     今年は25ヶ国の代表が参加、日本代表の高橋カツミ氏、吉田ヤスヒロ氏の活躍が期待されます。コスモス社ほか7社が協賛していますが、その中にカプコン・ハナヤマは入っていません。このためボードは一昨年と同じく米・メイフェア版が使用される可能性が高いでしょう。上位3名は大会直後、会場に用意されたMSNのネットカタンで作者のクラウス・トイバー氏と対戦することになっています。
  • 国際カルカソンヌ選手権(10/23-24)

     昨年に引き続き2回目。ヨーロッパ各国から64名が争います。オンラインゲームサイトBSWの代表も参加するところが新機軸です。運の要素が強調されるカルカソンヌですが、上級者の一手はどのようなものでしょうか。
  • カタン国内選手権(10/21-22)

     1500名、国内26会場にわたって行われた予選を勝ち抜いた54名と、ディフェンディングチャンピオンがドイツ一のカタンプレイヤーを決します。予選は基本セット2回と航海者シナリオ、決勝は街と騎士にて。優勝者は来年の世界大会にドイツ代表として参加します。 

下記でお伝えしたメガ・カルカソンヌや8月下旬に開催され、500人が参加したクルー・ライブなど、ヘルネ・ボードゲームセンターの催し物は創意工夫に富んでおり、日本でもこれに触発された面白イベントが望まれます。(Herne Spielzentrum)

『ボードゲームキングダム』vol.1発売

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日 ボードゲームキングダム エンターブレインは10月8日、『ボードゲームキングダムvol.1』(編著:オフィス新大陸、3,465円)を発売しました。これまで竹内書店新社から発売されていた『ボードゲーム天国(パラダイス)』の1,2号に続く事実上の3号です。

 構成は前号を概ね踏襲し、カラー写真満載のレビュー61本、特集記事として国産ボードゲーム事情、今月行われるエッセン国際ゲーム祭の新作情報を掲載。またアレック・ランドルフの追悼記事やクニツィアの絶版カードゲーム零 Zeroが付録につくなど、幅広い視点からボードゲーム文化に切り込んでいます。

 今号から新たに誌上通販が導入されました。海外の傑作ボードゲームは国内で購入できる場所が限られているため、これまでは紹介を見て面白そうだと思っても購入できないケースが多くありました。これを書籍出版社とゲーム販売会社の連携によって解消したのは画期的な出来事です。

 ボードゲームの最前線を行き、さらに国内のボードゲームシーンを牽引していく情報誌として、今後の展開も含めて大いに注目されます。(Amazon.co.jp

カルカソンヌでギネスに挑戦

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独  ヘルネ・ボードゲームセンター(Herne Spielzentrum)は11月19日から3日間にかけて、「メガ・カルカソンヌ〜ギネスに挑戦」を開催することを発表しました。6チームがそれぞれカルカソンヌと拡張1〜3を7セットずつ用意してプレイ、合計5000枚のタイルが敷き詰められることになっています。

 カルカソンヌの世界記録挑戦は今年4月に9時間かけて620枚を使ったことから始まり、翌月には1879枚、そして11月の挑戦となります。記録樹立者はいずれもヘルネ・ボードゲームセンターの仲間たち。今回は基本・拡張を併せて全部で168箱のカルカソンヌを使うことになり、他の追随を許しません。

 スペース節約のため、ブロック禁止、穴を埋めたらボーナスなどの特別ルールを採用。通常のカルカソンヌと異なり、隙間のない平原が広がることになります。

 参加する6チームの構成は、センターから1、オンラインボードゲームサイトBSWから2、センターの仲間たちから2、そして一般から公募で1。得点状況は逐次ウェブページで公開されます。一般見学は無料で20日(土)10〜18時、21日(日)10〜14時。

 カルカソンヌ発売から3年、メーカーのハンス・イム・グリュック社がいまだ拡張シリーズを製作し続けていることもあり、広く長く親しまれています。(Carcasonne Turnier

毎日新聞にボードゲーム記事

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毎日新聞・大阪朝刊にボードゲーム記事。ボードゲームは30代男性のノスタルジーを喚起するものでしかないのだろうか?(週間ボードゲーム通信)

オランダゲーム賞にマハラジャ

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蘭  オランダゲーム賞審査委員会は10月4日、2004年のオランダゲーム賞を発表しました。7月に審査委員会がノミネートした8タイトルの中から一般投票が行われ、オランダとベルギーから集まった計422票によって大賞に輝いたのはマハラジャ。面白いと思う順に3つを投票し、上から4,2,1点として集計する方式で、595ポイントを獲得しました。今月29日から開かれるオランダ・アイントホーフェンゲーム祭にて授賞式が行われます。

 なおノミネート8作品の順位は、マハラジャからサンファン乗車券アメンラーシャングリラの橋インシュ大ダルムチ貴族の務めの順です。

 メーカーのファランクス社はオランダ国内ですが、ドイツのトップデザイナーであるM.キースリングとW.クラマーの黄金コンビを採用。その結果国内はもとより、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞7位、国際ゲーマーズ賞ノミネートなど注目されるようになりました。また従来のオランダゲーム賞は旧作も多くノミネートされていましたが、近年は新作で占められるようになっており、本国ドイツでのゲーム発売後に各国で発売されるまでの時間が短くなっていることを表しています。

 マハラジャ(サンスクリット語で「大王」。正しくは「マハーラージャ」)はインドを舞台に宮殿を建築する戦略ゲーム。行動の同時プロットがさまざまな思惑を生み出します。国内でも名古屋バネストサンセットゲームズから発売中。(Spellenprijs

【オランダゲーム賞2004】

 ・マハラジャ(Raja/Maharaja, Phalanx, W.Kramer&M.Kiesling)

妖精奇譚

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遊宝洞が昨年に引き続きエッセン国際ゲーム祭に出展。新作妖精奇譚(Fairy Tale)がエッセンを皮切りに近日発売予定。

レビューと批評

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「レビュー」と「批評」の概念を区別するのは大事である。地方紙を見れば間違いなく今上映中の映画やおそらく書評集が日曜版に載っているだろう。いろいろなウェブサイト(今あなたが読んでいるもののように)でも同じようなゲームのレビューがある。大部分、これら全ての背後にある目的は同じこと、すなわちこの映画は見るべきか、この本は読むべきか、このゲームは遊ぶべきかということである。つまりそれらはバイヤーズガイド―それは時間やお金を費やす価値があるか―なのである。このことはさらに、レビューされているアイテムをよく知らない人たちがターゲットであることを示唆する(もちろん、これは必ずそうとは限らない。映画などをもう見ていてもそういうレビューを読む人がたくさんいる)。


一方、批評はアイテムを作品として分析し、その真価を厳しく判断するものである。『ゴッドファーザー』は『グッドフェローズ』とどのように匹敵するか。『ユリシーズ』は現代の英文学で一番の偉業か。ピカソの『ゲルニカ』が与えた衝撃とは何か? そのような批評は読者のあなたがその作品を経験すべきかどうかに関わらない。実際、そのような批評はその作品にいくらか親しんでいない人を問題外にしがちである。そのような批評が多くの美術形式に用いられているのに対して、同じことはゲームについて言うことはできない。現在まで、私はゲームに付いてこの展望と意図から書いている人を見たことがない。これがいつの日か変わっていくと考えたい。


―G.Aleknevicus,『レビュー再考』(The Game Journal)



ボードゲームの発売数は増えているし、内容も洗練されてきているのに、新味に乏しいせいか本当に面白いとされるゲームはむしろ減少傾向にある。多くのゲームが「微妙」という烙印を押され、1度きりでお蔵入り。情報はウェブをかけめぐり、売り上げも伸びないから絶版も早い。絶版が早いのでメーカーは数打ちゃ当たるで種類ばかり出してくる。するとまた同工異曲のゲームばかりで「微妙」な評価がさらに増える……これは悪循環だろう。


ドイツのゲームデザイナー、カサソラ・メルクル氏はこれをデカダンス(頽廃期)と表現し、先進国ドイツでも同じことが起こっていることを示唆している。このままいけば、ボードゲーム市場は飽和状態のまましぼんでいきかねない。メーカーはこれを新規ユーザー開拓によって乗り切ろうと、シンプルなゲームと子どもゲームへのシフトや国外の重点化に力を入れているが、どうなることやら。


個人でウェブサイトを開いている人にとって、感動を生まないゲームはレビューを書く気が起きにくいだろう。国内ウェブサイトでレビュー数が2,3年前と比べて減っているのはそのためではないかと思われる。


レビューすらおぼつかないところに批評まで踏み込めるかは分からないが、私には批評を書くことがデカダンスを打開する鍵にすらなるのではないかと思われる。新作ゲームのお尻ばかり追い回して、「この要素は前に遊んだことがある」などと言って原初体験を忘れがちな今、ボードゲームの何たるかを見つめ直す時期ではないだろうか。ボードゲームの面白さに対するしっかりした理解があれば、どんなゲームでも初めてのときのように新鮮な気持ちで楽しめるような気がしている。


このことはフリークだけに効果のあることではない。新たに始めたばかりの人たちにとって批評は読んでもわからないかもしれない。しかし、ボードゲームは批評に値するものだという認識をもってもらうことは、彼らの興味を一層喚起するに違いない。ボードゲームのことをもっと知りたい、もっと遊びたいと。


カタン、ニムト、スコットランドヤード。遊び古したゲームでいい。面白さの源泉はどこにあるのか、自分の限界まで掘り下げた批評を書いてみるのも悪くない。もしかしたらその批評がもととなって、ボードゲームシーンのルネッサンスが起こるかもしれない。


五番街ヒント集

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「氷河期」に引き続いて「五番街」を外したアレアは、ホームページでヒント集を載せている(http://www.aleaspiele.de/Pages/Tips/)。これによってゲームが楽しめるようになるかは分からないが、一度遊んで何かひっかかるものがあった方は以下を読んで再挑戦してみてはいかがだろうか。せっかく大金を出して買ったゲーム、1度だけ遊んでお蔵入りしてしまうのはもったいない。


以下翻訳。


「五番街」は普通と異なるゲームです。この形や組み合わせではこれまであまり用いられてこなかった要素をもっています。そのため最初に遊ぶときには、全体を見渡してどうすれば一番なのか(そして勝利できるか)を理解するのがやや難しいでしょう。


そこで初めて「五番街」を遊ぶ方のために、いくつかの注意すべきヒントを出しておきたいと思います。



  1. 最初にビルを2件建てるところからすでにとても重要です。もうここからできるだけ両どなり(前後に手番を行う人)と協力していけるようにすることをお勧めします。すなわち両どなりがビルを建てた街区にビルを2件建てるようにします(そのメリットは、両どなりが自分が強い街区で得点計算を起こしやすくできるということです)。その際、ビルをすでに置かれた店のとなりに置くべきことは明白です。

  2. あまり早く店をたくさん置いてしまうのは、たいてい効果的ではありません。もしかすると後で追加のビルをこの店のとなりに置くことができなくなってしまうかもしれません。そうなると他のプレイヤーの思う壺です。順序は逆の方が明らかに効果的です。つまり競りで勝っていくつかのビルを街区に建てることができたら、どこにどの店を置けば効果的なのか指針が見えてくるでしょう。

  3. ある街区に2件目の店を置くかどうかは、よく考えるべきでしょう。A) 空いているマスに置くか、それともB) 1件目の店が建っているマスに置くか。Aのメリットは反対側のマスを確保し、そこに他の人がビルを建てられないようにするという点です。その街区では店のとなりにビルを建てられなくなるので、他の人が狙わなくもなるでしょう。しかしAにはデメリットもあります。それは空いているマスを早く埋めてしまうと「建設中止」が置かれてしまうかもしれないからです。またその街区では独りだけ高得点を得られるようになってしまうので、他の人は誰も得点計算を起こさなくなってしまいます。

  4. コミッショナーコマの移動はよく考えて行うことが最初に思うよりもずっと重要です。その街区に行くか、直接は行かないか。故意に「建設中止」を誘発するか、何とかそれを避けるか。他の人はどこに建てたいのか、自分はそれを阻止できるのか。次の手番の人は何をするつもりなのか。できれば特定のコミッショナーを特定の街区に移動して、次の人が自分に有利になるよう「強制」することができるか。

  5. コミッショナーをセントラルパークからスタートに戻さない(競りラウンドを起こさない)のが効果的であることはまずありません。さもなければ次の人が手番を行ってしまい、とりわけ建設カードを補充させてしまうことになるかもしれません。

  6. 常に適切な色の建設カードを取ることが大事です。どの色ならばまだ空いているマスにビルを建てられるのか。自分のマスにさらにビルを建てるにはどの色が必要か。建設中止を起こすためのカードを集めるならば、どの街区がいいか。数字(黒の建設カードを取る場合も)はもちろん、それによって他の人が勝利点を多く取らないようにするときに限って有効です。しかしみんながほしがる黒の建設カードを取るため、黒のプレイヤーに勝利点を与えることも得かもしれません。

  7. 得点計算なしに早くゲームが終了することがあります。店の3分の2が置き終わったところで、ゲームが終わる前に皆が自分のビルの得点を早めに上げたくて次々と店を置くようになるでしょう。他の人の利益をできるだけ最小にするため、2つ目の「建設中止」が思ったより早くなされる場合もあります。

  8. ゲームの流れを読んで調整することが大事です。ゲームはどの傾向があるのか。(少ない競りと勝利点のまま)早く終わりそうか。たくさん建設され得点計算が起こって長引きそうか。例えば他の2人が過度に協力して、同じ街区にたくさんビルと店を建てているならば、早めに対応する建設カードを手に入れて、そこに「建設中止」を置けるようにしましょう。

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