2006年3月アーカイブ

ゲームマーケットまとめ

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3月26日(日)、7回目となる国内最大のアナログゲームイベント、ゲームマーケットが浅草で開催されました。昨年の参加者を上回る900名以上が参加し、新作を楽しんだり、ほしかった中古ゲームを購入したりしていました。当日の参加者の投票によって決定されるシュピレッタ賞はごきぶりポーカーでした。(06/03/31)


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ボードゲームシンポジウム

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昨日から妻の実家に向かい、妻子を置いて浅草へ。NPO法人世界のボードゲームを広める会『ゆうもあ』主催のボードゲームシンポジウムの当日である。
思うように参加者が集まらず、収支はぎりぎりのライン。早めに浅草に着いたので、浅草寺にお参りして般若心経を唱え、気持ちを落ち着かせる。
着いたら会場設営なんかでバタバタしているうちにもう時間。心配していた参加者だが、東北勢6名のお陰で何とか赤字を免れた。当日参加の東北勢は、ヘルム峡谷でエルフを見た思いでしたよ。
最初にゲーム賞の発表。今回は全部の賞にデザイナーからコメントをもらえたので翻訳して読み上げた。フェデュッティのが受けたかな。そして能勢さんに表彰。
シンポジウムの発表者は新大陸の坂本さん、メビウスの能勢さん、バネストの中野さん。3人がずらりと並ぶと壮観である。
坂本さんはメーカーがロングスパンで取り組むことと、ゲームの露出を多くする必要性を説き、ルーンバウンドの日本語版、ファミレスで導入されつつあるテーブルトーク端末へのブロックス導入など、具体例も示された。
能勢さんは分かりやすい日本語ルール作りのためのノウハウをご披露。ただ言葉を変えればいいだけでなくて、文化的背景やゲームの前提知識も含めて、日本人が読みやすい翻訳をする難しさを感じた。
中野さんはバネストのこれまでを振り返りながら、今後の展望を述べられた。国産ゲーム・日本人デザイナーの応援、そして日本語の環境でゲームが出ることで一般人により親しみやすいボードゲームのあり方を提案している。
後半のディスカッションは、まず邦題統一の可能性という、我々が用意してきたテーマに多くの時間を割いた。話の結果、新大陸でもメビウスでもバネストでも、先行して販売されたタイトルにできる限り合わせるということでお三方が合意されたのは大きな収穫であろう。ゆうもあが邦題が分裂しそうなメーカーの命名権を管理するという案も出たが、事実上無理そうだ。また、ドライマギアやツォッホなど、たくさんの輸入業者が関与しているメーカーでは、このような同意が得られないのも課題として残された。
次に国産ゲームに何を期待するかという話題では、ルールが簡単で多人数向きの日本語ワードゲーム、クイズゲームなどを期待するという声が上がった。確かにこれは、世界中どこを探しても日本にしか作れない。この手のゲームではワードバスケット、アップルトゥアップル、ワードリンク(同人)が出ているが、まだまだ可能性は残っているだろう。
最後にサマリー、フローチャートを作ってつけてほしいという話から、カード訳はシールがいいか対訳表がいいかなんていう話まで。ここまで4時間、本当にあっという間に過ぎてびっくりした。
懇親会も盛り上がった。前夜祭があるため「1時間だけ」という中野さんが最後までいてくれて一本締めまでしてくれたこと、メビウスママさんがお店を閉めてから駆けつけてくださったこと、そのほかウェブではなかなか話せない四方山話をできたことが嬉しい。これまた2時間があっという間に過ぎた。
二次会はお断りして仙台組のお二人とつくばへ。家に着いたら郵便受けに「ボードゲームシンポジウムのご案内」当日かよ!
意外に早く着いたのでちょっとゲームを遊ぶ。明日はゲームマーケットで早起きだ。

クレオパトラと建築士たち

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ニュルンベルク最注目作のひとつだったデイズ・オブ・ワンダー社の「クレオパトラと建築士たち」の写真がウェブで公開され始めた(BoardgamenewsSpielbox)。価格49.95ユーロ。電子回路を使ったクニツィアの「キングアーサー(King Arthur)」と同額である。1ユーロ140円超えの今、日本で発売されることになったら10,000円ぐらいしそう。


「ナイアガラ」のように箱を使ってボードを組み立てる。箱がクレオパトラの宮殿、その前に広がる庭。ここに石切り場からスフィンクスだの、門柱だのを運んできて設置する。このリアリティーが一番のセールスポイントであり、高額の理由でもある。


ゲームはカードを使って資源を集め、その資源でスフィンクスなどを建築し、褒美としてお金をもらって、その金額を競うという流れ。資源集めのカードは、半分表・半分裏にして混ぜたカードを並べて、3組の中から選ぶという面白いシステム。予め見えているカード、見えていないカードがあってどれを取るか迷うことだろう。


建築できるものはスフィンクス、オベリスクなどいろいろあり、それぞれ必要な資源の数と種類が違う。種類ごとに全部建つとクレオパトラが宮殿に向かって前進し、宮殿に到着したところでゲーム終了となる。


カードの中には建築をしやすくする資源やキャラクターがあるが、これらを使ったりカードをためこんだりするとむと「汚職のアムレット」を受け取らなくてはならない。これは自分のピラミッドの中にしまっておき、非公開であるがゲーム終了時に一番多くもっている人は、クレオパトラが飼っているワニの餌になってゲームから脱落する。


「汚職のアムレット」を減らす方法は、祭儀をすることだ。石切り場から建築物が切り出されるたびにダイスが振られ、マークが揃うと祭儀が行われる。ここではこれまで貯めたお金で競りをして、一番高額をビッドした人がアムレットを捨てることができる。


もうひとつ、宮殿の庭にモザイクタイルを敷くとき、空きマスにアヌビスを置いて確保できれば、そのマスの数だけアムレットを捨てられる。お金とアムレットの絶妙なバランス感覚が要求されそうだ。


作者は「キャメロットを覆う影」からカタラ、そして「キャッシュアンドガンズ」のモーブランというフランス人コンビ。プレイ時間60分。日本上陸が待ち遠しい。


追記:3月下旬になって、ドイツのショップにぼちぼち並び始めたが、Spielboxのレビューでは49ユーロと記されていたが、価格は軒並み30ユーロ台後半。メモワール44と同程度なので、国内価格は8000円台ぐらいになるか。


ゲームマーケット2006

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来週の日曜日に迫ったゲームマーケット。日本の若きゲームデザイナーが発表する意欲的な新作を楽しみにしている人も多いだろう。いずれも数量は少なく、たいていは午前中、早ければ開場後数分で売り切れるので、手に入れたい方は予めチェックして買い逃さないようにしたい。



  • カルタゴの貿易商たち』(カワサキファクトリー)
    昨年の試作品無料配布から1年、テストプレイを重ねて発売されるカワサキ氏渾身の一作。2?4人用、45分、2,500円。地中海を舞台に、商品を仕入れて商船にタイミングよく売却することをめざす。海賊の番狂わせにも注意。

  • ロボトリー』(カワサキファクトリー)
    同じくカワサキ氏の初挑戦となる2人用アブストラクトゲーム。2人用、10分、1,500円。3体のロボットをエネルギーキューブで操って自分の陣地に誘導する。深い読みが必要ながらルールが分かりやすく、短時間で決着するように作ったとのこと。

  • マーケットトレンド』(Hammer Works)
    相場を読みながら宝石を売買してお金を儲けるカードゲーム。4?6人、1,000円、30部。カードドラフトを採用し、短時間で終わる経済ゲームを目指したとのこと。

  • ほんのきもちです』(Hammer Works)
    のし袋にお金を入れて渡しあう日本的なゲーム。昨秋のテーブルゲームフェスティバルで好評を博す。1,000円、70部。

  • 朝まで大統領選挙』(ボードゲームのおもちゃ箱)
    昨年発表され好評だった『朝まで総選挙』のアメリカ版。さとー氏作。民主党、共和党さながらにチーム戦で激突する。4人用、30分、1,500円、45部。おもちゃ箱ではこのほかにさとー氏のダイスゲーム『エルスミーアの期末試験』(3?4人、20?30分、2000円、25部)、murakami氏のボードゲーム『Sky Ocean Story』(4,000円)、ダイスゲーム『フェアリー・クロック』(1,000円)、昨年発売作のリメイク『エルスミーアの魔女・セカンドエディション』(10部)の販売が予定されている。

  • 百科審議官』(ボードゲームのおもちゃ箱)
    おもちゃ箱では初登場、千石一郎氏のデザイン。百科事典に載せる内容を吟味する百科審議官の試験で1番になることを目指す。3人用、20分、2,000?2,500円。

  • クォータークエイク』(エルバット)
    ダイスで指示された場所に建物を建て、収益を競うボードゲーム。街の4分の1を破壊してしまう大地震に要注意だ。2?4人用、10才以上、60?90分、4,980円。

  • 落水邸物語』(落水邸物語)
    昨年の第2回素人ボードゲーマーNo.1決定戦で発表された変則トリックテイキングゲーム。出す順番と使う順番が反対というシステムは、多くのゲーマーを唸らせた。4人、30分、1,500円、約45部。

  • 時代劇3600秒カラー版』(King's Court)
    時代劇の主人公を集め、1時間という放映時間内に視聴率を稼ぐお笑いカードゲーム。隠れた人気を集めており、すでに第3版になる今回はカラー版で登場。1,500円。ほかに5つのゲームを集めた『ゲームパック“魔界サザエ・潜水議論ウォッチング”』(1,500円)、ダイスでヘンな料理を作る『料理チャンピオン』(1,000円)、ダイスバトルの『怪獣ファイト』(1,800円)と『ダイナゲイル』(1,000円)。少数出品。


そのほかに純新作ではないが復刊ドットコムが『榊涼介&林正之のマルチプレイ三昧』、ゲームリパブリックが『シャドウハンターズ』、ビバリーが『ブロックスデュオ』、遊宝洞が『幻影奇譚』を販売すると予想される。バネストも『ルッカチッタ』ほか、何か目玉作品を用意している様子。目が離せない。


追記:バネストの出展情報が発表された。『乗車券メルクリン』(6,000円)『ケイラス』(6,400円)『キャッシュ&ガンズ』(5,800円)ほか注目の新作がずらり。今回もここが一番の激戦区になるのだろうか?


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