2010年7月アーカイブ

『ダンジョン・ロード』日本語版発売

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ホビージャパンは29日、チェコのダンジョン経営ゲーム『ダンジョン・ロード』日本語版を発売する。2〜4人用、12歳以上、90分、7770円。

RPGでは攻略の対象としておなじみのダンジョン。このゲームでプレイヤーは野心に燃えるダンジョンの支配者になる。ダンジョン省から与えられた期間中に、完成度の高いダンジョンを築き、それを冒険者たちから守り抜くことが使命。

トンネルを掘ったり、金を採掘したり、モンスターを雇ったり、トラップを仕掛けたりしながらダンジョンを経営する。経営のための資源獲得競争は厳しく、望みの物を手に入れるためには少々あくどいことに手を染めなければならない。でも悪名が高まれば高まるほど、より強力な冒険者たちがダンジョンを破壊しにやってくる。

どれほどのダンジョンを築き、守ったか―その達成度に応じて得点を獲得する。ダンジョン省の法令に則り、税も手ぬかりなく納め、ダンジョンを構築して名誉ある「ロード」の称号を手に入れよう。

作者は『スルージエイジズ』『ギャラクシートラッカー』『スペースアラート』など新機軸のボードゲームを作り続けるV.フヴァーティル。この作品は、昨秋のエッセン国際ゲーム祭で発売され、『バスコ・ダ・ガマ』『エンデバー』と並んで国際的に高い評価を得ている。

連日の猛暑のこの夏、ひんやりしたダンジョンで過ごすのはいかが?

ホビージャパン:ダンジョン・ロード日本語版
TGW:ダンジョンロード

ドイツゲーム賞、〆切迫る

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ドイツゲーム賞(Deutscher Spiele Preis)の投票が、今月31日で締め切られる。日本からでもネット投票できるので、まだ投票していない方はぜひ。

投票の仕方は下記の記事を参照のこと。大人向け・ファミリー向けを5タイトルまでと、子供向けを1タイトルを、メーカー名と共に記入する。対象となるのは昨年のエッセン国際ゲーム祭と今年のニュルンベルク国際玩具見本市で発表された新作。

例年通り、抽選で100名以上にボードゲームとエッセン国際ゲーム祭の入場券が当たる(国外でも当たるかは不明)。

ドイツゲーム賞では、ネット投票のほかに『シュピールボックス』や『フェアプレイ』などボードゲーム専門誌に投票ハガキをはさみ込んだり、サークルやショップに投票用紙を配布したりして広く投票を呼びかけている。発表は9月で、授賞式は10月のエッセン国際ゲーム祭にて行われる。

ドイツゲーム賞2010、投票始まる

ボードゲームのできるダーツバー、福岡にオープン

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「パン屋さん」という変わった名前のダーツバーが福岡中洲に今月31日からオープンする。23日からプレオープン中で、ダーツのほかボードゲームも遊べる。

現在遊べるタイトルは、アンギャルド、ハイパーロボット、ガイスター、ワードバスケット、おなじはど〜れ、ドミニオン。ミニチュアゲームのウォーハンマーもある。ダーツは1ゲーム100円だがゲーム自体は無料。

店主のブログによると、ゲームを遊ぶお店よりも、ゲームの話をするお店を作りたかったとのことで、プレオープンでは早速、近隣のショップやサークルの代表がゲーム談義に花を咲かせたという。

ボードゲームの遊べる飲み屋としては全国チェーンのダイニングダーツバー「ビー(Bee)」、大阪・心斎橋の旅カフェWA★shu、東京・千駄ヶ谷のJAPANESE BAR ジパング(アーベント開催時のみ)などがある。

ダーツバー「パン屋さん」
福岡県福岡市博多区中洲2-3-5
営業時間:18:00〜翌5:00/不定休
Tel:092-282-0630

ダーツバー「パン屋さん」:ブログ
ファミリーゲームズ:ダーツバー『パン屋さん』

アラカルト:付け合せ

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(シュピールボックス2010年第4号付録)
用具
・付け合せ置き場 1枚
・ボーナスチップ「付け合せ」 7枚
・コーヒーカップ「付け合せ」 4枚
・料理「ゲーマーズ・ベスト」

付け合せはすぐにできる料理です。コーヒーカップがめくられると競争が始まります。次に料理を完成した人は、付け合せのボーナスチップがもらえます。

準備
・ボーナスチップ置き場をテーブル中央に置きます。ゲーム中にコーヒーカップを引いたら、ここに置きます。
・ボーナスチップは裏にして混ぜ、ボーナスチップ置き場のとなりにまとめて置きます。ほとんどのボーナスチップは勝利点(コック帽)ですが、星もあります。植木鉢のお花は残念賞で得点になりません。
・コーヒーカップを全員が1枚ずつ引いた残りと、付け合せのコーヒーカップを混ぜます。

進行
ゲーム中に「付け合せ」のコーヒーカップを引いたら、付け合せ置き場の空いているマスに置きます。その代わりにもう1枚、コーヒーカップを引きます。それも「付け合せ」だったら、付け合せ置き場において引き直します。
この後一番最初に料理を完成させた人が、付け合せのボーナスチップを1枚取り、付け合せ置き場にあるコーヒーカップを1枚取り除きます(ゲームから除外します)。

ゲーマーズ・ベスト
この料理はテーブル中央に置き、ほかの料理と同様に自由に取れます。全部の色があるので、制限なく取ることができます。調味料や塩の入れすぎによる失敗はなく、同じ色の調味料が3つ以上入ってもかまいません。ただし星はありません。焦げることもありませんが、コンロは1以上が必用です。

ウルフレンド・サーガ(Wolflend Saga)

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格差と直接攻撃

ボードゲーム情報誌『GameLink』3号の付録は、鈴木銀一郎氏のデザインである。これまでの付録を振り返ると、骨太のシステムをもつ『マーチャントギルド』はドイツゲーム風味、バラエティに富んだキャラクターが登場する『キングダム』は日本ゲーム風味だったが、今度はスタートラインが不均等で、直接攻撃でバランスを取るアメリカゲーム風味である。

同士のヒット作カードゲーム『モンスターメーカー』をテーマにしており、ウルフレンド大陸で、最も繁栄した種族となることを目指す。

手番にはまずダイスを2個振り、出た目のエリアでお金や資源がもらえる。お金を使って自分の街の人口を増やし、よそのエリアに移動し、新しい街を作る。街はさらに都市にグレードアップすることもできる。誰かが5回、街か都市を作るとゲーム終了で、いろいろなボーナスを足して勝敗を競う。基本は『カタン』のような作りだ。

資源の出方が変わっている。ダイス2個で最も出やすい7のエリアは金貨4枚、次に出やすい6と8のエリアは金貨3枚、5と9のエリアは金貨2枚と、出やすいエリアほど儲かる。しかも同じ数字のエリアはそれぞれ固まっており、推奨の初期配置は寡占状態のため、序盤から一気に貧富の差が広がるようになっている。1周で何十枚と金貨を貯めこむ人と、全然収入がない人に分かれるのだ。

この不平等は、2,3,11,12を出した人が配置できる悪疫やモンスターによって解消される。悪疫やモンスターが置かれると、お金や資源が産出されなくなり、除去にはコストがかかる。お金持ちは当然、どんどん街や都市を作り、周囲のエリアに広がっていくので、集中砲火を浴びるというわけだ。

aveさんが中央に一気に都市を建てられる状態になると、悪疫とモンスターが次々と襲いかかった。しかし何とか弾き返し、5回目の建設を果たした。ゲーム終了フラグを取るとボーナス5点がある。ここからは各自1回だけ手番がある。みんな反撃できない上家のエリアを狙い、aveさんのエリアをことごとく蹂躙。不毛なエリアでゲーム中ずっと低収入だったdjさんと私は、エリアボーナスで一気にのしあがった。でも1位だったのは、悪疫で街連結のボーナスを奪い取られた後、ひそかに回復していた鴉さん。

ゲーム終了後、1時間くらい感想戦(というよりデザイナーの意図を考える会)が行われた。ドイツゲームに慣れていると、こうした意図的に不平等なスタートラインには違和感を感じる。そのため、このゲームをどう捉えたらよいのかはみんな戸惑ったようだ。不毛なエリアをあてがわれたdjさんと私は結果的に上位だったが、ゲーム中の見せ場はほとんどなかった。自由な初期配置ルールで好きなエリアから始めた方がよかったかもとか、いやいや、誰かが一気に走るからゲームにスピード感があっていいのだとか、いろんな意見が交わされた。

ウルフレンド・サーガ
鈴木銀一郎/シュート・ザ・ムーン(2010年)
3〜5人用/60分
Game Link Vol.3付録

花めくりウルトラマン(Hanamekuri Ultraman)

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怪獣がかくれんぼ

花札の絵柄にウルトラマンや怪獣をコラージュした作品。ルールは『花合わせ』が基本で、手札から1枚と、山札から1枚を場に出し、季節の絵柄が合っていれば獲得。ゲームが終わったら、獲得した札で役を作って得点を数える。

猪がネロンガだったり、月が死んだウルトラマンで、ゾフィーが運んでいたり、藤に巨大フジ隊員がいたり、ベータカプセルと間違えたスプーンが出てきたりと、ウルトラマン好きなら思わずニヤリとしてしまうデザイン。12月の花と模様が分かっていないと遊べない花札が親しみやすくなっている。

役も定番のほか、「しゅわっち!」や「必殺技」、「がんばれ科特隊」などのオリジナルも加えられていて、得点計算のときに改めて札をじっくり見るのも楽しい。

残念なことにもう絶版。花札並みに小箱だったので売り場で目立たなかったのだろうか。国産品はなくなるのが本当に早い。

花めくりウルトラマン
伝統ゲーム/バンダイ(2004年)
2人用/5歳以上/15分
絶版

検索ワードベスト10

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当サイトへのタイトル別検索ワードランキング。1〜3月の結果はこちら

4月
1.プラネットスチーム 94
2.フレスコ 72
3.アグリコラ・エクスプレス 61
4.ファクトリーマネージャー 48
5.マカオ 37
6.カーリング ボードゲーム 28
7.アラカルト 新版 27
8.ハンザ・テウトニカ 28
9.アグリコラ泥沼 24
10.海賊船長 23

5月
1.ハンザ・テウトニカ 89
2.プラネットスチーム 73
3.アグリコラ・エクスプレス 73
4.フレスコ 53
5.エンデバー 47
6.サンタティメア 38
7.カーリング ボードゲーム 35
8.マカオ 35
9.ファクトリーマネージャー 31
10.ケイオスインザワールド 26

6月
1.グリモワール 184
2.ハンザ・テウトニカ 72
3.チョコラトル 64
4.ノブナガ 48
5.カーリング ボードゲーム 45
6.ケイオスインザワールド 42
7.プラネットスチーム 34
8.マカオ 29
9.ダンジョンロード 25
10.テラフォーマー 24

この3ヶ月全体で、未曾有の大箱ゲームのため日本ではなかなか遊ばれていない『プラネットスチーム』と、評価が二分している『ハンザ・テウトニカ』、そしてフリークゲームで唯一年間大賞にノミネートされた『フレスコ』で検索してくる人が多かった。6月に入るとゲームマーケットの新作が入ってランキングが大きく変動。特に『グリモワール』の検索回数がこれまでにない頻度を見せている。

検索ワードのほとんどは「ボードゲーム」「tgiw」「table games in the world」などで、ゲームタイトルで検索してくる人は1割に満たない。もしかするとタイトルも、そのゲームを知りたいがためではなく、そのタイトルで検索すると当サイトが上位になるのを知っていて、毎回検索をかけてくるのかもしれない(アグリコラ・エクスプレスとか紹介してないし、検索でも下位なのになぜ?)。

ウルトラマンしょうぎ

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宝島社は今月17日、『ウルトラマンしょうぎ』を発売した。日本5五将棋連盟考案、日本女子プロ将棋協会監修、2人用、1470円。書籍扱いで流通しており、一般書店でも入手できる。

40年の伝統をもつ『5五将棋』のルールを用い、ゾフィー、ウルトラマン、セブン、エース、タロウ、ゼロのウルトラマン軍団と、レッドキング、バルタン、ゴモラ、エレキング、キングジョー、ベリアルの怪獣軍団が5×5マスの盤面で対戦。コマに矢印が付いており、視覚的にも分かりやすくなっている。日本女子プロ将棋協会が監修したルールブックも分かりやすく、買った日から親子で楽しめるようになっている。

先日の東京おもちゃショーでは、チェスコマの動きを視覚化した『マスターチェス』(10月発売予定)がビバリー社から発表された。昨年9月に幻冬舎エデュケーションから発売された『どうぶつしょうぎ』の成功を受け、2人用伝統ゲームを子供にも親しみやすくして、親子で楽しめるようにアレンジした作品が相次いでいるようだ。

宝島チャンネル:ウルトラマンしょうぎ

今週末、渋谷と仙台でボードゲーム

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7月24日(土)、渋谷区千駄ヶ谷のJAPANESE BAR ジパングにてボードゲームとお酒を愉しむオープンイベントUrventが開かれる。16:00〜21:00(途中参加可能)、会費3,000円(軽食とドリンクチケット2枚付)。

オフィス新大陸の提供で、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『ディクシット』ほか、名作・新作のボードゲームをルール説明つきで遊ぶことができる。遊んだことがない人もOK。申し込みなど詳細は下記のサイトを参照のこと。

ATND:海外のボードゲームを楽しむ会 - 7.24 (sat) #urvent

同じく7月24日(土)、仙台市青葉区のボードゲームカフェ フォーチュン-21にて、オープンのボードゲーム会が開かれる。14:00〜19:00、会費1,000円(ドリンク500円分付)。予約不要。

簡単なルールのゲームを中心に、約50種類のドイツゲームが遊べる。ルールもその場で説明するので初心者OK。アクセスや問い合わせは下記のサイトを参照のこと。

フォーチュン-21:ボードゲーム会

ボードゲーム愛好者は、普段遊ばない友人・知人を誘って参加してみてはいかが。

コレクター道:アドルング篇

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テーブルゲーム・コレクター道 シリーズ第1弾。
 「アドルング・シュピーレ」


◎Adlung Spiele
http://www.adlung-spiele.de/

 この趣味を続けてきて、いつの間にか特定のメーカーのゲームを贔屓にして集めていることに気づく。

 アドルング・シュピーレは、小箱のカードゲームを数多く出版しているドイツのバーデンヴュルテンベルク州レムセクにある家族経営の小さなメーカーだ。
 子供用の簡単なものから、大人向けでボードゲーム並みの戦略ゲームまで、またアクションゲームやパーティゲーム、トリックテイキングと実にさまざまなタイプのゲームを出版している。
 全部購入したってボードゲームのようにかさばることもない。コレクターにも優しいメーカーなのだ。
 社名はゲームデザイナー兼社長のカルシュテン・アドルング氏のファミリーネームから付けられ、1990年7月1日に創立された。
 この社長は元公務員で、2002年4月に日本にも来たことがあるらしい。


◎社長のカルシュテン・アドルング氏

◎アドルングゲームリスト(for play:game)
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_maker.php?maker_id=27
◎アドルングゲームリスト(for BoardGameGeek)
http://www.boardgamegeek.com/boardgamepublisher/46/adlung-spiele

スティッキー(Zitternix)

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子供は度胸があるね

最も小さい子供から遊べるゲーム。赤青黄の色と名前が一致していればOKで、メーカー表示とは別に3歳くらいから遊べる(愛子さまはきちんと6歳のときに遊ばれたようだ。TGW「皇太子御一家『スティッキー』を遊ぶ」)。NPOのゆうもあが推薦する「ゆうゲームズ」でも、『カヤナック』や『テディメモリー』と並んで3歳くらいからのゲームとなっている。

棒を束にして、木の輪をかける。カラーダイスを振って、その色の棒を抜き、崩したら負け。抜いた木の棒を点数として数え、太い棒ほど得点が高いのがルールだが、別に省略してもよいだろう。

大人は大丈夫そうな棒を探してそろりそろりと抜くのに対し、子供は容赦なくぐいっと抜く。その結果、輪がずれても容易に崩れないのが面白いところだ。小さい指だから有利なのかだろうか。

弟や妹がまだ小さいきょうだいでも善戦できるのでおすすめ。愛子さまも遊んで、当時は品薄になったと話せば、親も興味をもってくれるだろう。製造元のドイツでは受賞暦がないが、日本ではロングセラーとなっているゲームである。

うちの長女がこのゲームを初めて遊んだのは2歳1ヶ月だった。今回は4歳の長男と遊んで、限界である残り3本まで崩れなかった。棒を抜いた後、嬉しくてはしゃぐのが可愛い。

Zitternix
H.マイスター作/ハバ・ハバーマス社(2000年)
2〜4人用/6歳以上/10分

海の日ゲーム会

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土日祝が立て込んでいてなかなか時間が取れなかった今日、久しぶりに自宅ゲーム会を開いた。山形道の高速無料化に海水浴ドライブが重なって大渋滞の中、秋田・郡山・庄内からお越しいただく。外は30度を超える天気の中、部屋は冷房でひんやり。こんな日は室内ゲームに限りますな。

ドミニオン:錬金術(Dominion: Alchemy, 2010)
ドミニオン基本セットとのお勧め組み合わせの2番目で。ゴーレムで山札のアクションカードを2枚出し、錬金術師とポーションで何枚も補充し、民兵でほかの人の手札を削る。ゴーレムがいれば、残りの手札が全部勝利点カードだってかまわないのが気持ちいい。

シルクロード(Seidenstrasse, 2009)
共通のキャラバンを移動して、交易品を売るボードゲーム。みんながしゃがみ始めたら山札がなくなってゲームが壊れかけたけれども、目先の利益より次の布石を考えたほうがよかったかな。でも結局終盤は目先の利益に。(後日ルールミスが判明。評価据え置き)

ウルフレンドサーガ(Urflend Saga, 2010)
鈴木銀一郎氏によるGameLink第3号の付録をようやくプレイ。2つのダイスで出た目のエリアから資源が出るというゲーム。推奨初期配置は、プレイヤー間にわざと偏りをもたせるSLG的な作りで、すぐにトップが走り、みんなで叩くというマルチプレイでバランスが取られた。その結果、北の辺境で貧乏していた2人がノーマークで上位になったり。

詳しいレポートは後日。

デックビルドガンダム、7月23日予約開始

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バンダイは10月下旬、『デックビルド機動戦士ガンダム』を発売することを発表した。2〜4人用、30〜60分、4,980円。完全予約受注生産で、7月23日〜9月13日まで予約を受け付ける。

「デックビルド」とは、予めではなくゲーム中にデッキ(カードの組み合わせ)を構築しながら戦うカードゲーム。全員同じデッキから始め、戦略に合わせてカードを増やして自分だけのデッキを作る。TCGのように買い足す必要がないことや、2人以上でも遊べるのが特長で、『ドミニオン』や『たんとくおーれ』など、今最もホットなゲームとして人気を集めている。

今回登場するのは「ガンダム」「ガンキャノン」「シャア専用ザク」など24種類の作戦カードと、「アムロ・レイ」「シャア・アズナブル」など10種類のパートナーカード。この中から毎ゲームそれぞれ10種類、5種類のカードを使用する。パートナーカードは1枚だけ手に入れることができ、組み合わせによって作戦カードの効果を高める。

このほかにエネルギーカード、領土カードがあり、カード枚数は全388枚に及ぶ。エネルギーカードでほかのカードを購入し、デッキを強化しつつ、最終的に領土カードを狙う。大量のエネルギーを必要とする「月」と「太陽」の攻防が勝敗を分けそうだ。

作戦カードのイラストは全て描きおろし。また、外箱のほかに収納性を高めるストレージボックスが2箱入っている。

予約はバンダイのショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて。

バンダイ:デックビルドガンダム

2001年ゲームの旅;マイベスト

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テンデイズラジオのフォロー5回目。2001年は、ドイツ年間ゲーム大賞が前年の『トーレス』のようなフリークゲームから方針転換して、『カルカソンヌ』に大賞を与え、ファミリーをターゲットにしたライトゲーム路線が始まった年である。その『カルカソンヌ』は2000年秋の発売であるが、ドイツゲーム年度(前年の夏から当年の春まで)では2001年度分なので、ここでも2001年度として考える。

ノミネートは『カルカソンヌ』『メディナ』『クロンダイク』。

『カルカソンヌ(Carcassonne)』はフランスの城塞都市をタイルを並べて作り、コマを置いて陣取りするゲーム。大きい都市を取り合うもよし、農夫を置いて周囲に都市をじっくり増やすもよし。欲張るとあと1枚で完成というところでゲームが終わって悔しい。2人でも楽しさが損なわれないのがいいところだ。→TGW
K.-J.ヴレーデ/ハンス・イム・グリュック(2000年)
2〜5人用/8歳以上/30〜45分

『メディナ(Medina)』は木製のパーツを重ねて砂漠の都市を建設するゲーム。高ければ高いほどよいが屋根をおいた時点で自分のものになるため、どこで手を打つかが悩ましい。小さい建物でも、道路や小屋を作って建物の価値を上げることができる。ゲーム終了時の街の美しさは思わず見とれる。→TGW
S.ドラ/ハンス・イム・グリュック(2001年)
3〜4人用/10歳以上/60分

『クロンダイク(Klondike)』は、お皿の上にボールを乗せて、砂金(黄色のボール)だけを残すアクションゲーム。ほかの人はいくつ残せるか予想をしていて、それを見てから始めるのがプレッシャーになる大人のゲーム。わざと全部落として得意げな顔をしたりなんてこともある。→TGW
C.ヴォルフ、S.ローナー/ハバ・ハバーマス社(2000年)
2〜4人用/6歳以上/20分

ほかに2人ゲームでノミネートした『バベル』や、所有していないゲームでは、『サンマルコ』『ドラゴンデルタ』が今思い出してもいいゲームである。フリークゲームとライトゲームが混在してよい年だったのではないかと思う。

2001年は入籍してつくばに引っ越した年で、インターネット経由でたくさんの仲間に出会った。インドに留学するまで毎月のように自宅ゲーム会を開き、たくさんの方にお越しいただいたのが懐かしい。

マイベストは『カルカソンヌ』。拡張がたくさん発売されているというのもあるけれども、いつ、どんな顔ぶれに出してもいまさら感がなく、新鮮に遊べる。きっと末永く遊び続けることができるだろう。

東京おもちゃショー2010

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本日と明日、東京ビッグサイト(有明)にて、東京おもちゃショー2010の一般公開が行われている。9:00〜17:00(日曜は〜16:00)、入場無料。昨年はエッセン国際ゲーム祭を超える157,572名が参加したビッグイベントだ。

ボードゲーム関連ではアークライトが終日『たんとくおーれ』の体験会を開いているほか、8月発売予定の『電力会社』日本語版の展示も行っている。ほかにマテル・インターナショナルは先月発売したばかりの『おでかけブロックス』、ビバリー社は10月発売予定の『マスターチェス』を展示中。

開催に先立って発表された日本おもちゃ大賞では、ボーイズ・トイ部門で『爆丸BAX-01アルティメットドラゴノイド7in1』が優秀賞を受賞している。

日本玩具協会:東京おもちゃショー2010

言語依存のないゲームの日本語版

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ホビージャパンの日本語版ラインナップに、言語依存のないゲームが含まれている。アイコンで理解できる『エンデバー』、クニツィアの『サムライカードゲーム』『砂漠を越えて』『インジーニアス』など。来月アークライトが発売する予定の『電力会社』もそうだ。

これまで日本語版といえば、『サンファン』や『アグリコラ』のように言語依存が高いゲームを遊びやすくするという目的があった。そのため、言語依存のないゲームの日本語化に違和感を感じる人もいるようだ。日本語版を作るなら、もっとほかにあるだろうと。

実際、どのゲームの日本語版を作るかは会社のマーケティングや、取引先との関係などによって決まるのであって、言語依存の有無はそれほど大きな要素ではないようだ。なのでお前らの知ったことではないと言われればそれまでだが、愛好者から見ても、言語依存のないゲームでも日本語化することは大事なことであると述べたい。

2005年に大阪で行われたボードゲームシンポジウムの最後に、箱の日本語について意見が交わされた。ドライマギア元社長のリュッティンガー氏は、「韓国人は箱に韓国語が書かれていないと買わないが、日本人は逆に日本語を入れないでと頼んでくる」とよく言っていた。日本語が入ると舶来物の高級感が薄れるからである。そういうこともあって、ハバ社やセレクタ社を手がけるジョルダン社は、今も箱に日本語を入れていない。

そこまで日本語をネガティブに捉えていなくとも、日常的に海外ゲームに触れている愛好者には日本語箱の必要性など感じない人が多いだろう。ルールとコンポーネントが日本語になっていさえすれば遊ぶことができる。言語依存のないゲームの日本語版に意義を感じないのは、主にこの層だと思う。

これに対して、『人生ゲーム』や『ウノ』の次を求めている一般層は、内容云々より前に、箱に外国語が入っていると難しそうだと思って手に取らない。ましてや箱の表を見ても裏を見ても日本語が一切入っていないなどといったら論外である。外国語アレルギーという人も相当いる。

日本語が入るのは陳腐だとか無意味だという人たちと、日本語が入ってないと不安な人たちのどちらが一般的に多いかといえば、圧倒的に後者である。そして言語依存のないゲームの日本語版は、後者の人たちに訴えかける。

トイザらスであれ博品館であれ、店頭では中身を見ることができないし、店員も説明してくれない。前情報をもたない人たちが興味を持って手に取るにはまず、箱表の日本語が不可欠である。その次に箱裏を見て内容を知るにも、日本語ルールが袋入りで貼られているよりも、直に日本語で印刷されているほうが安心する。

このことは専門店でも変わらない。メビウスゲームズの売れ筋である『お邪魔者』『お先に失礼します』『ニムト』『ごきぶりポーカー』『カルカソンヌ』はいずれも言語依存がないが、日本語化されている。このラインナップは初めての人が手に取るもので、いくら評判が確立しているといっても、直に見たときに日本語なのは非常に買いやすい。

ボードゲームを手に取る人が皆、ボードゲームのことをよく知っており、プレイ欲求が強いとは限らない。何かいい暇つぶしを探しているのかもしれないし、たまたま何の気なしに手にとってみただけかもしれない。そんな人に対しても、判断材料があることが望ましい。

このようなことは、長いこと海外ゲームばかり見ている愛好者には気づきにくいことかもしれない。でも一般の人が英語やドイツ語しか書かれていないゲームを手に取るときは、我々がヘブライ語やアラビア語しか書かれていないゲームを手に取るのと同じくらい、抵抗を感じるだろう。

以上のように、外国語の抵抗感を和らげ、気軽に手に取って判断できるようにするため、言語依存のないゲームでも日本語化することは大事なことである。

明日のドミニオンイベントの詳細

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先日お伝えしたドミニオンイベント「ドミニオンへの招待」(東京・新宿にて)が、いよいよ明日に迫った。司会のDJ急行氏のホームページに詳細が掲載されている。

まずゲストはホビージャパンの「ドミニオン」担当者、久遠寺慶氏(ニコニコ動画ドミニオン実況主)、てらしま氏(ドミニオンレシピ)、フジケン氏の4名。

トーク内容は、おすすめデッキ紹介、好きなカード嫌いなカード徹底討論、無作為にカードを選出した上での「使える?使えない?」トーク、おすすめデッキ紹介、オリジナルカード制作企画「俺ニオン」といった『ドミニオン』を熱く深く語るものから、おすすめのボードゲーム・カードゲーム、世界の珍ボードゲーム紹介など。

また、開場から開演までの一時間とイベント終了後にドミニオン大会を開催することになった。『ドミニオン』持ち込みは1000円のキャッシュバックがあるが、持ち込まれた『ドミニオン』は有効にプレイされるようだ。

前売り券の販売は終了しているが、当日でも入場可能(2000円、ドミニオン持込は1000円)。

DJ急行:ドミニオンへの招待

『モノポリーディール』日本語版発売

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タカラトミー社は本日、カードゲーム版『モノポリー』の『モノポリーディール』を発売した。2〜5人用、8歳以上、15分、714円。

5枚の手札からカードを自分の前に出して、先に権利書を3セット作ったら勝ちという、ボードやサイコロもいらないスピーディーなカードゲーム。「のっとり」「交換」「横取り」など、他のプレイヤーの進行を妨げるカードも入っていて盛り上がる。アメリカでは2009年夏の発売以来、約600万セットを販売。ドイツでもアラカルトカードゲーム賞で6位に入賞している(1位は『ドミニオン』)。

デザインをリニューアルしたボードゲーム版『モノポリー』も同時発売された。1935年の発売から今年で75周年を迎え、ほかにも丸い盤面に電子マネー、音楽と音響効果を加えた『モノポリー・レボリューション』が秋に発売予定であったり、リドリー・スコット監督による映画化も予定されていたりするなど、動きが活発になっている。

タカラトミー:モノポリーディール

ザ・ヴィレッジ(Le Village)

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人狼の夏、日本の夏

『マフィア』というロシアのカードゲームをもとに2001年にアメリカ、イタリア、フランス、ドイツなどで発売された『人狼(米Are you a Werewolf?、伊Lupus in Tabula、英The Werewolves of Miller's Hollow、仏Les Loups-Garous de Thiercelieux、独Die Werwölfe von Düsterwald)』は多人数パーティゲームの傑作として多くのファンを集めている。その中で最も元気なアスモデ社(フランス)から新しい拡張が発売された。

『人狼』は、プレイヤーの中にこっそり紛れ込み、毎晩1人ずつ村人を殺していく人狼を、会話をもとに推理して倒すゲーム。序盤は情報が少なく、運任せになりがちだが、この拡張が解決してくれる。それが「表の職業」。キャラクター(村人か人狼か)は伏せられているが、職業が予め公開される。

2票の権利をもつ人を選出したり、指名した人物を投票に参加できなくしたり、日中に1人殺せたりするなど、職業にはそれぞれ強烈な能力があり、さらにその人物のキャラクターによって、能力の使い道が絡み合う。序盤の推理の材料は揃いすぎるほどになるだろう。

基本と拡張が両方入ったセットで、通常の人狼としても遊ぶことができるほか、同社が2006年に発売した拡張『新月』のイベントカードを加えて遊ぶこともできる。また白狼、放火魔、うわさ魔という3つのキャラクターも追加されており、遊び方はさまざま。

準備の手間もいらず、会話だけで楽しめ、しかも肝の冷える思いまでできる…この夏、8人以上人が集まる機会があれば、基本セットから試してみて、2回目以降で表の職業を加えてみてはいかが。

Le Village
H.マーリー、P.パリエール作/アスモデ(2009年)
8〜30人用/10歳以上/30分
Asmodee editions:Le Village

チョコラトル(Chocolatl)

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捧げ物の打算

ゲーム内容はこちら。6月からホビージャパンで取り扱われているが、今月になってさらにメビウスゲームズからも発売され、バレンタインでもないのにホットなゲームとなっている。ブルクハルトというネームバリューも大きい。

3人でのプレイレポート。私は最初の神殿に最強の12を仕込んでおいた。ゲーム中ずっと使えないが、この分だけ最後に得点になる上に、一番強いとボーナスも入る。そのせいで序盤はどこも取れず苦しい展開。

ビッドの仕方は、順番に2枚ずつビッドとオープンを繰り返すもの、全エリアに一挙ににビッドするもの、各エリアに1枚ずつビッドし、オープンしてもう1枚ずつビッドするものの3種類がある。1番目と3番目は、残りのカードが何かを踏まえてビッドできるので、足元を思いっきり見られてしまう。12のない私が苦しんだのはそのせいである。

苦境から出るべく、数字の大きいカカオカードへの交換を積極的に進めた。単独で強いカードがなくても、底上げされるとどこかは拾える。同様に強いカードを仕込んでいたトンデモブラウさんはビッドを恒久的に上げる作戦。鴉さんはアドバンテージをピラミッド建設に振り向ける。

私は老人をくらいながらも、小屋に集中して黒いダイスを4個集め、終了時まで取っておいた。黒いダイスは、ゲーム中にビッドをあげるか、最後まで取っておけば得点になる。そこまでの得点計算で私はダントツビリ。この黒いダイスが勝敗を分ける。期待値14では最下位を脱出できない。

ジャラララー……結果は20、逆転優勝!

最後はダイスで勝敗が決まったが、それは今回私が博打に走らざるを得なかっただけで、決して運ゲーではない。自分のカードに合わせてどこを重点的にビッドするか戦略を立て、ほかの人の狙いを読みあう駆け引きも熱い。思い通りにエリア1位を取れたときも、意外な1位が転がり込んできたときも、喜びはひとしお。

6つのエリアそれぞれ違うボーナスはどれもほしいものばかりで、毎回どこにビッドするか悩む。12枚のカードを2枚ずつビッドという単純なルールながら、エリア間のバランスがうまく取られているのはさすがベテランのブルクハルトである。時間も45分くらいで、爽快感が得られた。

Chocolatl
G.ブルクハルト/クワインドゲームズ(2010年)
3〜5人用/8歳以上/45分

チョコラトル

子やぎのかくれんぼ(Geißlein, versteck dich!)

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何匹いるだろうな?

グリム童話『おおかみと七ひきのこやぎ』に基づく記憶ゲーム。狼に見つからないように、子やぎたちを早く助け出そう。2004年ドイツ年間キッズゲーム大賞推薦リスト、ゆうもあ推薦ゆうゲームズ認定作品。

6つの缶のふたは、部屋の家具になっていて、その中に子やぎが5匹ずつ隠れている。ダイスを振って、出た色の家具の中に何匹子やぎがいるかを当てる。缶を開けて、当たっていたらそこから1匹子やぎを救出でき、外れたら何ももらえず狼がやってくる。2回外れると救出されたやぎを1匹食べられてしまう。

最初はどの家具も5匹ずつだから当てるのは簡単。でも1匹、また1匹と少なくなっていくうちに、どの家具に何匹いたか大人でも混乱してしまう。記憶力、集中力が試される。

誰かが7匹救出すればその人の勝ちで、その前に狼に6匹食べられると全員負け。

4歳の長男が、でたらめに言っているのかちゃんと覚えているのかよく分からないがよく当てる。8歳の長女は1回間違えたところでもう降参状態。記憶ゲームというのは集中力が必要な分、シビアな雰囲気になり勝ちだ。長女をなだめているうちにうっかりミスを多発し、長男が勝った。

さらに狼のプレッシャーもあって、箱のみかけほど和やかなゲームではないが、コマの減り方が均一ではなくだんだん難しくなっていくところがよくできたゲームである。神経衰弱(メモリー)ほど時間がかからないのもほどほどでよい。

Geißlein, versteck dich!
W.A.レーマン、C.レーマン/ハバ・ハバーマス社(2003年)
2〜5人用/4歳以上/15分

子やぎのかくれんぼ

第1回チケットトゥライド世界選手権

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6月19日、パリのカードゲーム博物館(Musée de la Carte à Jouer)にて、第1回チケットトゥライド世界選手権が開かれた。

このイベントは2004年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『チケットトゥライド』の発売5周年を記念して開かれたもの。世界10カ国で昨年から予選ラウンドが行われていた。

世界選手権に出場したのは8名で、メルクリン、ヨーロッパ、アメリカの3マップで予選が行われた。準決勝と決勝はアメリカマップで行われ、ベネルクス代表のP.デッカーズ氏が優勝。初代世界チャンピオンに選ばれ、優勝商品としてロンドン発ベネツィア行きのオリエント急行の旅が贈られた。

Days of Wonder:And the World Champion is…

トリックテイキングゲーム:マイベスト

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テンデイズラジオのフォローの4回目。オリジナルは増えすぎたゲームの整理が目的だが、私の場合は、自分が持っているゲームの中から、ジャンル別にベストゲームを選ぶことで、記憶の奥底に埋もれているゲームに光をあてる機会にしている。

第6回の「原作ありゲーム」は『大聖堂』『ボトルインプ』『ジキルとハイド』『パレード』くらいしかもっていないのでパス。遊んだことのあるゲームはもっとあるが、私の経験では、原作を読んでいないと面白くないし、読んでいると物足りないというゲームが多いように思う。

さて第7回はトリックテイキングゲームである。ドイツには『スカート』や『ドッペルコプフ』などの伝統があり、トリックテイキングゲームが異様に発達している。トランプでできるものをわざわざ製品にするのだから、ルールにひねりを加えるだけでなく、テーマやイラストなどに工夫をしなければならない。

私のノミネートは『ニエット』『ポートロイヤル』『ジュピターのもとに』。

『ニエット(Njet!)』はラウンド毎に切り札などのルールを予めみんなで決め、チーム戦で争うゲーム。ルールは消去法で決めるというところが絶妙で、どこを消すかが、副官選びの重要な情報となる。後半にレートが上がってヒートアップするのが面白い。ロシアンテイストもグッド→TGW
S.ドーラ/ゴルトジーバー(1997年) (『4in1(2007年)』に収録)
3〜4人用/10歳以上/20〜30分

『ポートロイヤル(Port Royal)』では、リードプレイヤーがラウンドのルールを全て決めるが、そのリードプレイヤーは得点を減らした競りで決める。取れるカード(宝)は船に積めるだけで、それを超えると船が沈んでしまうから慎重な戦いが要求される。各プレイヤーが持つボードで戦況が分かる。→TGW
W.パニング/クイーンゲームズ(1999年)
3〜4人用/10歳以上/30〜45分

『ジュピターのもとに(Beim Jupiter)』は、獲得トリックを予想して当たれば得点になる。予想に使うカードは手札から出し、それは得点になるから、手札はラウンドごとに減っていく。だんだん予想しやすくなるにつれて、相手の予想を妨害するなどの駆け引きも熱くなっていく。神々の意思はどこまではたらくのか?→TGW
M.フェルトケッター/コスモス(2008年)
3〜5人用/10歳以上/45〜60分

テンデイズラジオで取り上げられた中でも『シュティッヒルン』『バス・シュティッヒ』『トランプトリックゲーム!』『乗り間違い』など、本当によいゲームが多い。ドイツゲームの特徴はシステムにあるわけが、基本的なシステムにひねりを加えて発展させるトリックテイキングゲームは、ドイツゲームの粋といっても過言ではない。コアなファンが多いのもよく分かる。

さてベストゲームは『ニエット』。チーム戦自体が楽しいわけだが、どんな相手とチームを組むかが、始まる前の予想である程度見当がつくのが面白い。弱気な予想をしていた人が妙に強かったりという番狂わせも盛り上がる。

日本では複雑すぎるとか、面白さのツボが分からないとか言われることが多いトリックテイキング。私もはじめは『シュティッヒルン』とか『ピサ』とか、何が面白いのか分からなかった。いろんなゲームを遊んで、力の配分やほかの人との駆け引きに気づいたら、きっとハマることだろう。

『スモールワールド:物語と伝説』日本語版発売

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ホビージャパンは9日、フランスのボードゲーム『スモールワールド』の拡張セット『物語と伝説(Contes et Légendes)』日本語版を発売した。60枚のカードが入った小箱で、5月にリリースされたばかりの新作。2〜5人用、8歳以上、40〜80分、2,100円。遊ぶには、『スモールワールド 日本語版』本体が必要になる。

入っているのはイベントカードが6テーマ×9種類。このうちターン数−1枚をランダムに使う。例えば5人プレイの場合8ターンなので、その中から7枚がランダムに使われる。また、イベントの強烈さによって民話レベルから物語レベル、伝説レベルがあり、この強烈さのレベルで選ぶこともできる。

イベントの中にはオークションを行うイベントが新たに導入され、勝利ポイントを入札してそのイベントカードの権利を競る。ほかにはそのターンだけある地形を攻めれない、そのターンだけある地形の点数が上がるなどのボーナスものや、強制的な衰退禁止や点数を公開などの、ひねくれたものまで入っている。

次のターンのイベントが公開されているので、次のターンに何が重要になるか、何がだめになるかが分かり、今の種族を捨てるなどの見定めをしなければならない。そこで従来のセオリーが通じなくなる場合もある。

また各イベントは、映画や音楽のパロディになっているという、フランスらしいウィットもある。元ネタを考えて楽しむのもよいだろう。ホビージャパンでは、『スモールワールド』の追加セットの日本語版を今後も予定しているとのことで、楽しみにして待ちたい。

ホビージャパンゲームブログ:ある日空からコーラの瓶が…『スモールワールド・物語と伝説』

iPhone/iPadアプリのボードゲーム

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iPad用スモールワールド日本語版がで発売された。現物を買えば7,350円で、人がいないと遊べないものが、わずか800円で、1人でも遊べるとあっては、プレイ人口もぐんと増えるのではないかと思う。

そんなわけで現在iPhoneやiPadで遊べるボードゲーム・カードゲームをまとめてみた(テーマが変わったりしているのものもあって怪しいものも含む)。海外のアカウントでないと購入できないものもある模様。ほかにあったらご教示ください。

私自身はどちらも持っていないし、ボードゲームは対人で遊んでこそという思いもまだある(なのでBSWはやっていない)ので買う予定もないが、この先どんどん出てきたら買ってしまいそう。

Small World for iPad(スモールワールド) 800円
Zooloretto(ズーロレット) 600円
Carcassonne(カルカソンヌ) 600円
Catan(カタン) 600円
Catan HD(カタン) 3.99ユーロ
Keltis(ケルト) 450円
Reiner Knizia's Keltis Oracle(ケルト・オラクル) 1200円
Roll Through the Ages(ロール・スルー・ジ・エイジズ) 350円
Reiner Knizia's Money(マネー) 350円
Reiner Knizia's Topas(トパーズ) 350円
Reiner Knizia's Poison(ポイズン) 350円
Reiner Knizia's High Society(ハイソサエティ) 350円
(ミュー) 350円
Ingenious(頭脳絶好調/インジーニアス) 230円
Reiner Knizia's Knights of Charlemagne(タブラ・ラサ) 230円
Reiner Knizia's Robot Master(ロボットマスター) 115円
Rummikub(ラミィキューブ)600円
Yahtzee Adventures(ヤッツィー)230円
Hive(ハイブ)230円
Blokus(ブロックス)600円
Viva il Re(王位継承)230円
Honey, That's Mine!(オイ!それはオレの魚だぜ)1.99ドル
Medici HD(メディチ)4.99ユーロ
Dead Man's Dice(ブラフ)0.99ドル
Troika(セット)無料
Gipsy King(ジプシーキング)115円
Pathology(通路)2.99ドル
Milliarium(ミルボーンズ) 7.00Kr

『スモールワールド』iPadアプリに

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デイズオブワンダー社は7日、iPad専用ゲームアプリ『スモールワールド』日本語版を発売した。iTunes App Storeにて800円。

『スモールワールド』は、共存するには小さすぎる国の中で様々な種族が領土争いを繰り広げるファンタジー陣取りゲーム。昨年の夏に日本語版が発売されたボードゲーム版では、アメリカのゲーム100選で大賞、フランスのトリックトラック賞で1位だったほか、ドイツ、オーストリア、日本のゲーム賞に入賞している。

iPad版では大型マルチタッチスクリーンを最大限に活用し、駒の配置といったプレイ中の動作をデジタルボード上で直接行えるのが特長。直接駒を動かすだけで、領土征服や得点計算などはアプリが自動的に処理してくれる。

デイズオブワンダー社では、『チケットトゥライド』などのゲームにIDを添付し、公式サイトでオンラインゲームを遊べるようにしている。先月そのオンラインゲームが2000万回のプレイ回数に達し、2000万回目のプレイヤーに記念品が贈られた。今回のいちはやいiPadアプリ化は、こうした同社のオンライン戦略の一環となっている。

E.オートモン社長は「iPadは、プレイヤーがその存在を完全に忘れられる、初めてのデジタルデバイスだ。iPadを挟んで対面した2人のプレイヤーは、ボードがデジタルであることを気にすることなくプレイに熱中できる。iPadのおかげで、ボードゲームの世界にこれまでとは全く異なる新しい次元が開かれることになるだろう」とコメントしている。

6月より公開されていたVer.0.99からは、バグの修正が行われたほか、AIとの対戦可能な1人プレイモード、横並び対戦のインターフェイスが追加された(バージョンアップは無料)。

iTunes App Store:Small World for iPad

スモールワールドiPad

たんとくおーれ(Tanto Cuore)

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メイドの心をわしづかみ

アークライトが発売している「デッキ型カードゲーム」の第1弾。初版2000部はすぐに売り切れ、第2版が現在発売されているほどの人気は、ボードゲーム愛好者よりもTCG愛好者によるところが大きいようだ。アークライトはTCGショップ「ホビーステーション」全国39店舗という、強力な販売網をもつ。また、今月15日から始まる東京おもちゃショーや、来月13日からのコミックマーケットにも出店を予定しているなど、さらに販売に力を入れている。

「デッキ型カードゲーム」とは、全員同じ構成の小さなデッキから始め、それぞれ独自の戦略でカードを増やしてデッキを成長させていき、勝利を目指すもの。バンダイが『デックビルド機動戦士ガンダム』という新作を制作中であり、今後TCGを凌駕する一大ジャンルに育っていくかもしれない。

このゲームでは、はじめに「コレット・フランボワーズ」というメイド3人と、「はあと1」を7つもってスタートする。10枚のカードをシャッフルし、手札5枚を取ってスタート。カードを増やしてデッキが増えても、手札は常に5枚である。

まず手札のメイドを1枚出せる。メイドによってデッキからカードを引く「ドロー」、カードの購入額や枚数を増やす「はあと」と「雇用」、さらにメイドを出せる「ご奉仕」が得られる。そのほかに特殊効果をもつメイドもいる。

次に手札の「はあと」カードを出し、好きなカード(メイドやはあと)を購入できる。残ったカードを全部捨て札にして、次の手番用に新たに5枚引いて手番終了。デッキがなくて引けなくなったら、それまでの捨て札をシャッフルしてデッキを作る。

さて「はあと」を使って購入できるカードだが、得点だけの「メイド長」、特殊能力を持つ「一般メイド」、各1枚しかなく、デッキに入らずオープンになったまま能力を発揮する「専属メイド」、他人の専属メイドの効果をなくす「イベント」、購入力を上げる「はあと」がある。一番多く集めるとボーナスというカード、人を選んで攻撃できるカードがあるところが特徴で、インタラクションが強めになっている。

初プレイ用のデッキでは、「そば仕え」(自分の前に出すことで得点を増やす)ができる「コレット・フランボワーズ」(一番多く集めるとボーナス)、「アスール・クレセント」「ヴィオーラ・クレセント」「ルージュ・クレセント」(セットで出すとボーナス)の獲得競争がポイントのようだ。鴉さんが、自分の得点と引き換えに全員の手札を減らす専属メイド「アンバー・トワイライト」で大ダメージを与え有利にゲームを進める。私は専属メイドに頼らず「そば仕え」と「はあと」購入で6点のマリアン・ソレイユを狙ったが、手札減が響いて全く追いつかなかった。

いわゆる萌え系のイラストには関心がないが、メイドの効果にオリジナリティがあり、また専属メイドの効果が派手で独特のプレイ感がもてた。

アークライトゲームズ:たんとくおーれ

たんとくおーれ

フェデュッティ賞に『リンク』

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フランスのゲームデザイナー、B.フェデュッティ氏が毎年行っているマイベストゲームに、今年はコミュニケーションゲームの『リンク(Linq)』が選ばれた。

予めノミネートしていた16タイトルから、ファイナリストとして『キクラデス』『ハンザ・テウトニカ』『リンク』の3タイトルを選び、今年一番多く遊んだゲームとして『リンク』を大賞とした。フランスのゲーマーには新しいスタイルで、アメリカゲームでもドイツゲームでもないことを評価している。

今年は注目リストを公表しなかったが、その理由として、年々発売される新作がどんどん増え、フォローしにくくなっている状況を説明。しかし量が増えることで質が下がっていないのは、ビデオゲーム、TCG、コミック、TRPGの業界が行き詰まり、ボードゲームに才能が流れ込んできているからだと分析する。そこでほかのレジャーにはないボードゲームの社会性がクローズアップされ、『リンク』や『ディクシット』などコミュニケーションゲームが成功しているという。

ファイナリストとして挙げられた『キクラデス』は、フェデュッティ氏の友人のデザイナーによる作品ながら昨年マイベストゲームに選ばれた『スモールワールド』と同じ古典的な征服ゲームで、テンポがよいこと、展開が多様なこと、コンポーネントが豪華なことなどが評価されている。

『ハンザ・テウトニカ』については、ドイツゲームらしい重量戦略ゲームであり、飽きつつあるジャンルであるけれども、するべきことが多く、計算が必要で、脳が活性化されるゲームであるという。

ほかにノミネートされたタイトルについては下記のリンク参照。

Bruno Faidutti:Mon jeu de l'année 2010
ゲームストアバネスト:リンク

8月1日、都内でワードバスケット大会

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来月1日(日)、目黒区民センター(東京都目黒区)にて、ワードバスケット大会が開かれる。日本ゲーム協会(JAGA)、メビウスゲームズ、小林俊雄氏による共催で、参加費無料。

『ワードバスケット』は、場札の文字から始まり、手札の文字で終わる言葉を誰よりも早く思いついて手札を出し、先に手札をなくすことをめざす高速しりとりカードゲーム。昨年の秋にメビウスゲームズから再販され、初心者向けの定番としてすでに5000セット販売されるなど、人気を博している。

今回の大会は各テーブル4〜5人で予選を4回、決勝を1回行い優勝者を決める。各テーブルではチップを10枚置き、ゲームに勝ったら1枚獲得。10ゲームを行ってチップがなくなるか、制限時間(15分予定)がきたら1回戦終了となる。予選は毎回メンバーが変わり、チップの総数の多いプレイヤーが決勝に進出します。決勝は20枚のチップで戦い、もっとも獲得チップ数の多い人が優勝するというルール。優勝者、準優勝者および上位入賞者には賞状、カップのほか、メビウスゲームズより記念品が贈られる。

誰でも参加可能(小学生以下は保護者同伴)。申込みは、下記のホームページやJAGAの例会で受けるほか、大会当日も12:00より参加申込みを受け付ける。ただし定員100名に達し次第〆切。

『ワードバスケット』は過去にもゲームオリンピック(2003年)の競技種目となり、超高速の激しい戦いが繰り広げられた。共催者で作者の小林俊雄氏は「たまには仲間うち以外とも遊んでみたい」「他に人たちはどんな風に遊んでいるのかな」「やったことないけど遊んでみたい」など、さまざまな方の参加を期待する。将来的にはワードバスケット日本選手権も開催したいという。

ワードバスケット公式サイト:参加方法

『インジーニアス』8月中旬発売

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ホビージャパンは8月中旬、R.クニツィアのタイル配置ゲーム『インジーニアス(頭脳絶好調)』日本語版を発売する。1〜4人用、8歳以上、30〜45分、3,990円。

シンボルが2つ表示されているタイルを袋から引き、ボード上に配置する。同じシンボルをつなげると、つながったシンボルの数だけ得点を獲得できる。得点はシンボル別に記録され、ゲーム終了時に一番得点が少ないシンボルの得点で競う。

ゲーム途中でのボーナスプレイや、最終得点計算方法など随所にクニツィアならではのひねりが加わっている。簡単なルールとパズル的なゲーム展開で、初心者でもすぐにプレイできる頭脳ゲームだ。

2004年にドイツ語版が発売され、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞5位、オーストリアゲーム大賞スイスゲーム賞戦略部門1位、国際ゲーマーズ賞ノミネート、日本ボードゲーム大賞入門者部門と多くの賞を受賞。さらに今年になって第1回ドイツ・メンサ賞に選出され、ドイツ選手権が全国で行われたり、iPhoneアプリになったりするなど、発売6年後の今も人気が続き、カードゲーム版やコンパクト版も発売されている。

ホビージャパンの日本語シリーズでは『パンデミック』『砂漠を越えて』『サムライ・カードゲーム』『コロッサルアリーナ』に続くロゴまで日本語のラインナップ。今回は「大人から子供まで遊べる頭脳開発戦略ゲーム」というサブタイトルがひらがなルビ付で表記されており、小中学生への浸透も視野に入れる。

無料オンラインプレイはこちら、遊んだ人のコメントはこちら

カバの子供にエサをやろう(Wir füttern die kleinen Nilpferde)

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効率のよいエサの上げ方

カバの子供にエサをやろう

男の子と女の子のコマを進めて、手持ちのエサを全部カバにあげるキッズゲーム。1983年のドイツ年間ゲーム大賞で美術賞を受賞している。

自分の番にはサイコロを振って、男の子と女の子のどちらかを進める。カバの前に止まったら、カバに1本、手持ちのエサをあげる。ほかのコマがいるマスに止まったら、そのコマの持ち主にプレゼント。こうして一番早く手持ちのエサをなくした人が勝ち。

カバは1本ずつしかエサをもらわない上に5本えさを食べると昼寝してしまうので、ほかのコマがたくさんいるところを入って一気にプレゼントするのがお得だ。その確率を上げるべく、男の子と女の子の位置取りが重要となる。「次は1,2,5,6が出ればエサを上げられるようにしておこう」などというように。

でもそんな先のことを考えているのは大人ばかりで、子供たちは目先のことに集中する。といってもサイコロ運がよくてどんどんさばいていくのである。まず長女がリーチ。「次に4か6が出れば勝ち」などと計算している。そこに長男がプレゼントして逆転優勝。お父さんは、ダントツの最下位(泣)。

コマが大きくて、エサをあげながら回っている雰囲気がよく出ている。ボードは合成皮革のモノクロだが、よく見るといろんな動物が描いてあって、子供たちが観察して楽しんでいた。

Wir füttern die kleinen Nilpferde
R.ヴィティヒ/パールフーン出版(1983年)
2〜5人用/6歳以上/30分
日本語ルール
Edition Perlhuhn:Wir füttern die kleinen Nilpferde

クラウン(Clown)

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Ravensburger クラウン

Ravensburger クラウン

価格:1,575円(税込、送料別)

できたピエロにゲラゲラ

ダイスを振ってピエロのタイルを集め、高さを競うキッズゲーム。初版は1977年で、もう30年以上売られているロングセラーである。

ピエロは8つのパーツに分かれていて、足から始める。ダイスを振って、出た目のタイルをゲット。すでにほかの人が持っていたらその人からもらう。取られた人はまたダイスを振ってタイルをゲット。1のタイルが一番小さく、6のタイルが一番大きいから、ダイスの数字は大きければ大きいほどよい。

こうして全員が足のパーツを手に入れたら、ズボン、腰、おなかと進む。これを8回繰り返すと、各自のピエロができる。最後に出来上がったピエロを比べて、背が一番高い人が勝ち。8回のダイスの合計が一番大きい人が勝ちという運だけのゲームだが、ピエロが少しずつ出来上がっていくと「次はもっと大きいの来い!」とダイスを振る手に力が子もる。

パーツによって長いところ、短いところができて、胴長短足だったり、顔だけ長かったりとヘンなピエロになる。できあがったピエロの姿に子どもたちは大笑い。ゲームが終わってからも、6と1のパーツだけ集め、大きなピエロと小さなピエロを作って遊んだりしていた。4歳くらいから楽しめるゲームとして重宝する。

ティップ・キック(Tipp-Kick)

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ティップキック85周年記念セットワールドカップ2010南アフリカ大会で快進撃を続けているドイツ。ドイツでは、サッカーをテーマにしたボードゲームもたくさん販売されている。その中でロングセラーとなっているのが『ティップ・キック』だ。1924年に発売され、現在まで400万セット売れている。地方から全国まで、大会も毎年行われているほどの人気だ。

80cm x 47cm(基本セット)のフェルト製のピッチ上で、各チームはゴールキーパーとキッカーの2体のコマで戦う。キッカーは頭の上にあるボタンを押すと足が動くようになっていて、方向を定めてからボタンを押してボールを蹴る。ボールは多面ダイスになっており、出た目のチームが次に蹴ることになっている。ゴールキーパーは足についているバーをねじって操作し、シュートを阻む。なかなかリアルな動きだ。

キッカーは金属製で3種類あり、足の形によってボールの動きが異なるように作られている。またブンデスリーガやナショナルチームのユニフォームをまとったフィギュアもある。

国内では正規輸入販売代理店のフォルクスマークトから購入できる(右上の画像をクリック)。基本セットは7,980円、アフリカ版が6,980円、113cm x 69 cmのピッチと枠がついたスポーツセットが14,970円。

ティップ・キック・ファン

『ドミニオン:錬金術』発売

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ホビージャパンは今月4日頃から、カードゲーム『ドミニオン』の拡張セット第3弾『ドミニオン:錬金術』を発売した。2〜4人用、8歳以上、30分、3,150円。拡張セットなので、プレイするためには『ドミニオン』基本セットか、または『ドミニオン:陰謀』が必要。

この拡張セットには新能力の王国カード12種類と、新たな財宝カード「ポーション」が登場。『ドミニオン』基本セット、の王国カードと組み合わせることで、これまで以上に多彩な戦術が可能となる。他のプレイヤーのターンをコントロールするカード、デッキの枚数ごとにコイン数が変わる財宝カードなど、超強力かつユニークな新能力が加わる。

ホビージャパンでは昨年の4月に基本セット、7月に『ドミニオン:陰謀』、11月に『ドミニオン:海辺』と立て続けに日本語版を発売しており、今回もオリジナルの英語版とタイムラグなしに日本語版を発売している。

『ドミニオン』は2008年の秋に発売されたアメリカのカードゲームで、史上初のドイツゲーム賞3冠を達成した。自分のデッキが自分の領土(ドミニオン)を表し、プレイヤーは、「銅貨」と「屋敷」しかない小さなデッキを元手に、購入した様々なカードの能力を駆使して領土を拡大していく。

王国カードの使用法にTCG(トレーディング・カードゲーム)のメカニズムを取り入れてあり、何通りものカードの組み合わせを発見する楽しみも。対戦相手の戦術を見ながら、臨機応変に対抗できることから、世界中のゲームプレイヤーに絶賛されている。

ホビージャパン:ドミニオン

三井生命ベクトルライフにボードゲーム特集

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三井生命の広報誌ベクトルライフ8月号(Vol.120)に、「子どもからおとなまで楽しめるボードゲームをはじめよう」と題して5ページにわたるボードゲーム特集が掲載されている。

特集はボードゲームの歴史から始まり、子どもとおとなが同時に楽しめるドイツゲームの紹介、高円寺のボードゲームショップ・すごろくやで丸田店長からゲームの選び方を聞く。おすすめのボードゲーム・カードゲームとして、『ニムト』『熟語トランプ』『ワードバスケット』など10タイトルの人数・対象年齢・所要時間・価格・コメントが記載されている。

そして最後にボードゲームはコミュニケーションツールになること、また複数のメンバーで楽しめることに触れられ、この夏はぜひボードゲームをと結ぶ。とアナログゲームなのに、情報はインターネットで広がっているという面白い分析も。

インフォメーションではすごろくや、NPOゆうもあと並んで当サイトも紹介されている。契約者向けの非売品なので一般には入手できないが、各方面の雑誌にボードゲーム記事が掲載されることが増えており、ボードゲームの浸透を示すものとして注目される。

ドミニオン:錬金術(Dominion: Alchemy)

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薬の入れすぎに注意!

まもなく発売になるドミニオンシリーズ第4弾『錬金術』をプレイ。これまでの3作より箱がひとまわり小さくなり、カードは新しい財宝のポーションと、12種類のアクションカードしか入っていない。その分、お値段もお手ごろとなっている。

今回のコンセプトは、4金で買えるポーションの存在。追加アクションカードの多くは、お金+ポーションで買えるようになっており、ポーションがないとアクションカードの選択肢が大幅に狭められてしまう。しかしポーションの価値は0金で点数にもならず、買いすぎて手札にたくさん入ってくると何もできなくなってしまう。1〜2枚くらいがよさそうだ。

推奨デッキ「禁断の芸術」には『錬金術』から弟子(1枚廃棄してコスト分だけカードを引く)大学(+2アクションでコスト5以下のアクションカード獲得)、使い魔(+1カードと+1アクションでほかのプレイヤー全員に呪いカード)、支配(左隣のプレイヤーの手札で1手番行い、手に入ったものをゲット)などが登場する。使い魔が凶悪で、みんな呪いカードを引きまくる展開に。6点カードどころか、3点カードも覚束ない。

私は弟子を使って呪いカードを廃棄を試みたが、呪いカードは0金なのでカードを引けない。その間に鴉さんとトンデモブラウさんは庭園を集めて、デッキを増やしていった。結局これが正解で、鴉さんが1位、私はマイナス脱出がやっとだった。

ポーションがないと買えないカードが多いことで選択肢が狭められ、またアクション中の選択肢もないため、『ドミニオン』の基本セット並みのスピード感があるのがよい。原点に戻るという方針が感じられた。それでいて錬金術らしく魔法の雰囲気をもつカードもちりばめられていて面白い。

ドミニオン:錬金術

ゲームマーケット2010新作評価アンケート結果

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2010/6/1-30実施 有効回答総数110名
評価平均
(5/とても面白い-1/全く面白くないまでの五段階評価平均と評価数、10票以上、上位20位まで)
1.ドナドナ(骨折ゲームズ)4.55/22
2.EKIDEN(Hammer Works)4.39/18
3.レインボー(グランペール)4.29/21
4.傑作伝統ゲームアンソロジー(ピグフォン)4.19/11
5.サバンナタイル(骨折ゲームズ)4.13/16
6.テラフォーマー(遊星からのフリーキック)4.12/50
7.グルモワール(ワンドロー)4.08/50
8.ノブナガ(グランペール)4.04/24
9.ブレインフリッパー(カワサキファクトリー)4.00/22
10.RR(Regality & Religion)(カナイ製作所)4.00/18
11.ようせいさんポーズ(King's Court)4.00/13
12.ZITTIA(賽苑)3.89/35
13.源平闘札(Hammer Works)3.83/12
14.ヒットマンガ(タンサンファブリーク)3.78/36
15.ショッピング パニック(Hammer Works)3.71/14
16.ギリギリボウリング(カワサキファクトリー)3.70/20
17.DAZZLE(賽苑)3.69/42
18.フレンチグルトン(Hammer Works)3.67/12
19.サバンナトリック(Hammer Works)3.60/15
20.タイタニック(みさき工房)3.59/17

アンケートにご回答頂いた方々、ご協力ありがとうございました。

→過去のゲームマーケット新作評価アンケート結果…20052006200720082009

アンケート:ドイツ年間ゲーム大賞2010

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Q.37:今年の年間ゲーム大賞ノミネートリストは…(2010年6月)

A.妥当だと思う 36票(30%)
B.どちらともいえない 37票(30%)
C.妥当でないと思う 49票(40%)

大賞に選ばれた『ディクシット』をはじめ、今年から大幅に選ばれるゲームの系統が変わったドイツ年間ゲーム大賞。戦略ゲームがなりをひそめ、コミュニケーションゲーム、ダイスゲーム、アクションゲームが大勢を占めました。

アンケートの結果ではこの傾向の変化に戸惑っている方が多いようです。今年は大賞ではなくノミネート全体について伺いましたが、昨年の『ドミニオン』と一昨年の『ケルト』では75%の方が妥当だという回答をしているのと対照的です。

ドイツ年間ゲーム大賞はゼロ年代、ライトユーザー、特にファミリーをターゲットにしたゲームを選んできました。今年はその傾向がさらに徹底されたと言えそうです。一方、戦略ボードゲームに慣れ親しんできた愛好者は、9月に発表されるドイツゲーム賞の結果を楽しみにして待ちましょう。

7月のアンケートはオンラインでのボードゲームについてです。ドイツのオンラインプレイサイト「ブレットシュピールヴェルト」に加え、最近ではiPhone/iPadのアプリも充実してきました。こういった媒体でボードゲームを遊んでいるかどうか、3択の中からお答え下さい。

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