2011年6月アーカイブ

自宅ゲーム会

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テンデイズゲームズの店長、タナカマさんのホームパーティに招かれ上京してきた。仕事の都合で都内の滞在時間は午後5時から午前5時までの12時間だったが、タナカマさん、あっきーさん、けがわさん、シミーズさん、KTCさん、ユリチョフさん、すぎやまさんとで会食を楽しみ、夜明けまで寝ないで遊んだ。

スタートレック:探険(Star Trek: Expeditions)
宇宙で次々と起こる数々の難局を解決するクニツィアの協力ゲーム。成功か失敗だけではなく、成功の度合いによって得点が変わるのが面白い。得点を欲張ると、エンタープライズ号がやられたり日数が終わったりして敗北するおそれも。

ストンプル(Stomple)
マーブルを落として足場を奪い合うアブストラクトゲーム。人数が増えると不確定要素も増すが6人まで遊べる。マーブルは盤の下に落ちるようなギミックになっていて、連続で落とすルールがありストンストンと音がするのが気持ちいい。

キュー・ビッツ(Q-bitz)
カードに指示されたパターン通りにキューブを並べる早解きバズルゲーム。パズル自体は簡単で手先の器用さだけの勝負だが、3ラウンド目はカードのパターンを覚えて、カードを伏せてから再構成しなければならないというシビアなルールに。

ろくでなし(Fiesling)
性格ヒントをもとに参加者を当てるゲーム。お互いあまり知らない間柄でも、終わってから本人が実際はどうかを置き直すと、第一印象とのギャップがおかしくて楽しめる。けがわさんがいじられまくり。

テレストレーション(Telestrations)
最近のパーティゲームの鉄壁。ゲームマーケットに合わせて急いで訳しておきながら、全部のシールを貼ったのを遊んだのは初めて。正しく伝えた得点と、気に入った得点の両方を採用した。第1ラウンドからけがわさんが「クニツィア」と書いて自爆。終始腹を抱えて笑いっ放しだった。

自宅ゲーム会

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梅雨の日曜日、自宅ゲーム会を開催。2週間前に行われたゲームマーケットの新作を中心に遊んだ。遠路お越しいただいたのは、くさのまさん、carlさん、神尾さん、ぽちょむきんすたーさん、nagaさん、鴉さん、スネークさん。震災後、コミュニケーションゲームばかり遊んでいるような気がするが、嬉しいことに、ゲームマーケットでもコミュニケーションゲーム、パーティゲームが多く発売された。

擬人化総選挙(OKAZU Brand)
耳とか土曜日とか専門学校とか、人間でないものがエントリーする選挙で、お題に合わせてどれが一番かを皆で決めるゲーム。最初は途方にくれそうになったが、そのモノのどこをクローうアップするかでだんだんコツが分かってきた。

グッドプライス!(OKAZU Brand)
値段に合ったアイテムを提案するゲーム。1500円・コート→しまむらのコート、7万円・大根→レディ・ガガが八百屋で買った大根とか。適正価格であるだけでなく、みんながほしがりそうなアイテムにするところがポイント。大喜利系でセンスが問われる。

ろくでなし(Fiesling / フッフ&フレンズ)
「しつこい」「品行方正」などの性格がどれくらい合うかでヒントを出して、プレイヤーの誰がお題かを当ててもらうコミュニケーションゲーム。ダイレクトにプレイヤーをいじるので戸惑いもあったが、第一印象でも勝負できることが分かるとどんどん盛り上がった。

未確認生物テレビ(ピグフォン)
見たこともない生き物をスケッチして、お題に合わせてリポートするゲーム。スケッチはシャッフルして配り直すので、誰が書いたか分からないところがポイント。でっち上げも限界を超えるような奇抜なスケッチに絶句する場面も。即興でしゃべる力が養われる。

CMソングメーカー(ゲームストアバネスト)
クライアントが提示した会社・団体に、作詞者が七五調でCMの歌詞を考えるコミュニケーションゲーム。歌詞は上の句と下の句を別の人が担当するので、思わぬマッチングが楽しい。無料で配布されたゲームだが、今回一番盛り上がった。

ぽんこつペイント(ぽんこつファーム)
お題を、直線と円だけで表現するイラストゲーム。画数が少ない人が優先だが、少なすぎると何を描いたか分からない。分からないときは、どんなに画数が多くとも分からない。イラスト力ではなく、図形認識力が問われるのか、チャレンジ魂を大いにくすぐられる。

ブロッカーズ(Blockers! / アミーゴ)
アルファベット・数字・図形に合うところに自分のタイルを置いて、できるだけつながるようにする配置ゲーム。ばらばらにやってくるタイルを、うまく整理してつなげるのは難しく、しかも盤面が狭くて終盤は悶絶。いいゲームだ。

クワークル(Qwirkle / シュミット)
内容はこちら。タイルをパターンが揃うように置いて得点するゲーム。パズルの楽しさと、麻雀のようなスリルが両方味わえる。

モンスター落とし(Monster-Falle / コスモス)
内容はこちら。通らなければいけない家具を毎回決めるバリアントで。大人がやると、先の先を読んでバーを移動するので早い…はずが急いでコマが倒れる。

もぐりイモムシ(Da ist der Wurm drin / ツォッホ)
内容はこちら。穴馬狙いをしてみたが外れて最下位。

ルール和訳公開の是非(2)ヤフオクでの利用

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前回のエントリーで、何人かの方と意見を交換しているうちに、ルール和訳公開の是非は主に2つの論点に絞られることに気付いた。

1.国内ショップへの影響
2.ヤフオク転売の評価

前回の考察は1に関するもので、そこまで義理立てなくとも国内ショップは大丈夫だという意見を紹介した。今回は2について。

ヤフオク出品者は大きく分けると放出と転売の2種類がある。前者は、遊ばなくなったゲーム(諸事情で未プレイということもありうる)を、収納スペースの都合などで出品するもの、後者は、自分では遊ぶつもりがないゲームを、海外から個人輸入してそのまま出品するものである。「転売」というとネガティブな響きがあるので、単に販売でもよい。

放出ではあまり問題にならないが、転売で公開ルール和訳をあて込むのは、「他人のフンドシで相撲を取る」みたいな道義的な批判がある。しかし私は、ゲーム供給の観点から、そのようには受け止めていない。

ヤフオクでゲームが売れる一因として、品切れや販売延期などで国内ショップの供給が追いついていないことがある。そういった機会損失をヤフオクが補って、ヤフオクがなければ手に入らなかったゲームが国内に投入されるのは、基本的によいことだと思う。

ルール和訳は、輸入の敷居を下げる。私がルール和訳を公開しているのは、面白いのでたくさんの人に遊んでほしいという思いからである。国内ショップで扱っていなかったり、海外でも絶版だったりするゲームが少なくない。多くの人はその時点で入手を諦めなければならず、私は単なるスノビズムを晒しているだけになってしまう。

しかしヤフオク出品者は、どこからともなく、しかも何個も探し出してきて出品してくれる。中には人気が高じてショップで一般発売されることもある。こうして広めてくれるのはありがたいことで、そのためにルール和訳を活用して頂けるのは嬉しい。

一方で、ヤフオクでの購入は個人輸入よりずっと楽なため、国内ショップの顧客が流出しやすいという問題はある。1に戻るが、ヤフオク出品の増加が国内ショップにどれくらい影響を及ぼすかは、また別に考えていきたい。また、転売は法的に問題ないのかも調査中である。

ルール和訳公開が国内ショップに与える影響

ドイツ年間ゲーム大賞2011に『クゥワークル』

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ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)選考委員会は本日10時30分(日本時間の17時30分)、今年度の授賞式を行い、本大賞とエキスパートゲーム大賞を発表した。先月23日に発表されていた各3タイトルのノミネート作品から、大賞には『クゥワークル(Qwirkle)』、エキスパートゲーム賞には『世界の七不思議(7 Wonders)』が選ばれた。

ドイツ年間ゲーム大賞は、新作の中からジャーナリスト・評論家の選考によって毎年選ばれている賞。世界で最も権威ある賞として知られており、受賞すればドイツ語圏だけで30万セットの売り上げを確実にする。

授賞式にはノミネート作品のデザイナー、メーカー、イラストレーターが出席し、全国放送局のドイツ公共放送連盟(ARD)と第2ドイツテレビ(ZDF)も取材に訪れた。

審査員は授賞式の前夜に投票して大賞を決定する。33回目の栄誉に輝いた『クゥワークル』は、マークと色を揃えてタイルを並べ得点するタイル配置ゲームで、オリジナルはアメリカのメーカーが2006年に発売し、ドイツでは「イージープレイ」シリーズなどで知られるシュミット社が2010年から取り扱っている。ドイツ国外オリジナルの作品が受賞するのは、『ドミニオン』『ディクシット』に続いて3年連続。

難易度の高いボードゲームが多く発売され、愛好者から評価されている現状を受け、今年初めて、エキスパートゲーム大賞が制定された。第1回目に選ばれた『世界の七不思議(7 Wonders)』は、フランスのデザイナーA.ボザの作品でベルギーのレポス社から発売された。日本ではすでに一般発売されているが、高い人気を受けて来月にはついに日本語版が発売される。

残るドイツ年間キッズゲーム大賞の発表は7月25日にハンブルクにて。

Spiel des Jahres e.V.

クゥワークル(Qwirkle)

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6枚目はオレだ!

色と形を合わせてタイルを配置して高得点を狙うゲーム。2006年にアメリカのマインドウェア社から発売され、2010年にシュミット社からヨーロッパ版が発売された。本日発表された2011年のドイツ年間ゲーム大賞で、大方の予想を覆して大賞に選ばれた。

タイルは木製でかなり厚く、手札を麻雀牌のようにして立てておける。手番には6枚の手札からタイルを中央に配置して得点する。

タイルの置き方は「同じ色で全部違うマーク」か「同じマークで全部違う色」のいずれか。縦横に隣接する場合は、どちらの列も合うように置かなければならない。得点は、置いた列のタイル枚数。ただし色もマークも6種類あって、全部揃えられた人は「クワークル」12点が入る。縦横に揃えて、両方の得点が入るのも大きい。

同じ列ならば何枚でも出すことが可能。5枚で止めると、次の人のクワークルをアシストしてしまう恐れがあるので、うまく揃わないときはタイル交換をして1手番待つのも大事である。袋から補充するタイルがなくなったら、手札だけで続け、誰かがなくなった時点で終了。合計得点の多い人が勝ち。

序盤は鴉さんが積極的なタイル交換でクワークルを決めたが、クワークルできないときにも縦横にクレバーな配置をしたぽちょむきんすたーさんが1位。『インジーニアス』のように、自分の置き方が相手に利する得点方法ながら、どの列も6枚でいっぱいになるため、枚数が増えるにつれて興奮が高まるのが面白い(今回も「ツモった!」とか「ロン!」とか言って盛り上がった)。後半は、タイルがテーブルいっぱいに広がって目が疲れるが、皆が諦めたエリアで高得点できると嬉しい。

Qwirkle
S.M.ロス/マインドウェア(2006年)―シュミット(2010年)
2〜4人用/6歳以上/45分
プレイスペース広島:クゥワークル

トリッキートレック(Tricky Trek)

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カワイイけど弱肉強食

ライオンたちが、動物を食べてエネルギーにして進むレースゲーム。オランダのクワリ社が、エッセンで限定販売したもので、陶器製のかわいい動物コマは、翌年の『トリッキーサファリ』にも引き継がれている。

ちょうちょは1マス、ネズミは2マス、ウサギは3マス、イノシシは4マス、シカは5マス進める。ちょうちょからイノシシまで1個ずつもってスタート。毎回、手持ちの動物を握って、ポイント数の多い順に自分のライオンを進める。

動物たちは一列に並んでおり、握った数だけ前に進み、止まったところの動物を食べる(手持ちに入れる)。握った動物は輪廻して(?)、列の最前列へ。これを繰り返して、先頭のコマを食べるか超えたら勝利。

動物は一度に2匹握ることもできる。でも食べれるのは毎回1匹なので、手持ちは減ることになる。1匹だけになったら、コマを消費せず後ろに戻って食べることもできるが、遅れるので、むやみに減らさないようにしたい。

ポイントの高いシカ・イノシシをいかにたくさん食べられるかが勝敗を分ける。そこに止まれるように握っても、ほかの人に先を越されてちょうちょを食べることになったり。美味しくない…。相手の手持ちをもとに、どれくらい握りそうか考える必要がある。

終盤まで一進一退のレースが続いたが、最後にシカ2匹で一気に駆け抜け勝利。コマのかわいさと裏腹に、弱肉強食というテーマと、シビアなゲーム展開が印象的だった。

Tricky Trek
コルネ・ファン・モーセル/クワリ(2009年)
2〜5人用/8歳以上/15分
絶版・入手難

『黄金の島イスラ・ドラーダ』日本語版発売

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アークライトは本日、『黄金の島イスラ・ドラーダ(Isla Dorada)』日本語版を発売した。14歳以上、3〜6人、60~90分、5,040円。

『インカの黄金』を手がけた人気デザイナー、B.フェイドゥッティとA.R.ムーンに、『ウィング・オブ・ウォー』のイタリア人デザイナーコンビプレイヤーが加わって豪華メンバーで制作され、フランスのファンフォージ社が昨秋に発売した新作。プレイヤーは探検隊の一員となり、チームで一丸となって伝説とお宝、そして危険に満ちた不思議な島を探索する。

メンバーはそれぞれが異なった宝の地図を持っており、行きたい場所や近寄りたくない場所が違うため、思惑が異なる。そこで探検隊の移動先は競りによって決められる。探検中に手に入れた特殊カードも積極的に利用しつつ、時に協力し、ときに裏切って価値の高いお宝を手に入れることを目指す。

日本のほか、アメリカ・フランス・ドイツ・イタリア・ハンガリーで発売されている。

アークライト通販:黄金の島イスラ・ドラーダ 完全日本語版

サハラ(Sahara)

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砂漠は一寸先が闇

アラビア語で砂漠を意味する「サハラ」。このタイトルを冠したゲームは、データベースで3タイトルほど確認できるが、その中で一番古い1970年の作品。ラクダに荷物を積んで、オアシスに届けるレースゲームで、本当に荷物コマを載せられるラクダコマが目を引く。

2つの目的地に、それぞれ1個ずつ荷物を届けるのが目標。自分の番にはルーレットを回して、風向きを決める。2分の1で赤が出れば好きな方向に進めるが、それ以外は風に流される。

移動歩数はラクダに積んである荷物によって異なり、2個積んでいると1マス、1個なら2マス、0個では3マス進める。スタート時に積む荷物は、1個か2個か選べるので、1個届けては戻り、また積んでいくか、一気に2個積んでのろのろと2ヶ所を回るかは考えどころである。

盤面には砂漠タイルがあり、ここに入ると出られない。また、ラクダの体力を表す水があり、ルーレットで濃い緑が出たり、灼熱マスに入ったりすると1つずつなくなっていく。水が全部なくなったらスタートに戻されてしまうので、遠出の前にはオアシスで補給しておきたい。

最初に荷物を2つ積んだkarokuさんと私と、1つだけ積んだふうかさん明暗が分かれた。1マスしか動けないのに、風で反対方向に飛ばされた日にはたまらない。同じところをうろうろしているばかりで何もできず、私はようやく1個配達したところ、karokuさんは1個も配達できないところでふうかさんが余裕の勝利。

Sahara
W.W.ヴィンディッシュ(Walter Wolf Windisch)/ハウッサー(Hausser)、1970年
2〜4人用/5歳以上/30分
絶版・入手難
ふうかのボードゲーム日記:サハラ

『世界の七不思議』日本語版、7月中旬発売

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ホビージャパンは7月中旬、『世界の七不思議(7 Wonders)』日本語版を発売する。3〜7人用、13歳以上、30〜40分、6300円。

2011年、世界のボードゲームシーンを語る上で欠かせない作品。ギザのピラミッド、ロードスの巨人像、アレクサンドリアの灯台、エフィソスのアルテミス神殿、バビロンの空中庭園、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟の7つの偉大な建造物から、各自1つずつ担当し、それぞれの特性を活かして文明を築き上げる。

昨年の秋にエッセンで発表され、日本に緊急輸入された英語版は即完売。4月には日本語ルールが同梱された多言語版が発売されたが、ますます高まる人気についに日本語版の発売となった。

多言語版では、180枚ある世代カードの表記が日本語になり、より一般的に遊びやすくなった。ただしプレイヤーボードは、多言語版と同じく効果はアイコン・地名はローマ字。箱は、ホビージャパンの日本語版としては初めて、デザインを優先して日本語のロゴが入っていない。その代わり、フランス年間ゲーム大賞(審査員特別賞)、トリック・トラックゲーム大賞、スイスゲーマーズ賞などのロゴが加えられた。今月27日に発表されるドイツ年間エキスパートゲーム大賞のロゴが入るかは不明。

訂正:プレイヤーボードが日本語化されるというのは誤りでした。お詫びして訂正いたします。

世界の七不思議(7 Wonders)
エッセンの人気は『世界の七不思議』
『世界の七不思議』に高い評価
トリックトラック賞に『世界の七不思議』
スイスゲーマー賞に『世界の七不思議』
世界の七不思議(7 Wonders)多言語版発売
『世界の七不思議』人気続く
ミープルチョイス賞に『世界の七不思議』

海賊の黄金(Piratengold)

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海上は一寸先が闇

海を回ってお金を集めて帰る航海ゲーム。アジトに帰るまで宝は確保されず、ほかの海賊に奪われるかもしれない。コンポーネントが圧巻なルドアートの作品で、金属製のコインを、木製のコマに積めるようになっている。

毎回、風向きと船の進む数をダイスで決める。ボード上に方角があり、±45度でしか移動できない。この縛りがきつく、宝はあちこちに落ちているのでまだ拾えるが、アジトまで帰ってくるのは至難の業。そのため、風向きを無視できるアクションカードを効果的に使う。

ダイスを振った後と、手番プレイヤーが船を進めた後に、全員がアクションカードをプレイできる。風向きを変えたり、ほかの船のいるところまでワープしたり、相手の出したカードを無効にでしたりと効果は強力で、何枚でもプレイできるがむやみには使えない。始めに配られるのは3枚だけで、あとは船で「?」のマスに止まらないと補充できないからだ。

海に落ちているコインは1〜3の価値があり、そこに着いてめくってみるまで分からない。船には4枚まで積むことができ、アジトに帰れば下ろせる。合計で7〜9のコイン(プレイ人数によって変わる)を先に持ち帰った人の勝ち。

先に1回持ち帰ったふうかさんが、残りの宝を積んで悠々帰還…かと思ったら風向きが変わり、吹き溜まりにはまってしまう。その間に、1回も帰っていない私が、karokuさんから再三の襲撃をカードプレイで跳ね返して帰還。風向きのままならなさと、カードの意外な効果で盛り上がった。

Piratengold
J.J.ボマー/ルドアート(2004年)
2〜4人用/8歳以上/30〜45分
国内未発売

ツォカート(Zockato)

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予想にどれほど自信があるか

獲得トリック数を予想して賭けるトリックテイキングゲーム。タイトルがメーカー名になっていて、まだ2タイトルしか発表していない新規メーカーである。黒いメタルケースに赤唐辛子のデザインがカッコいい。

ドイツでは数多くトリックテイキングゲームが発売されているが、このゲームの特徴は、獲得トリック数を予想して賭けること、ダイスでディール枚数が決まること、ルールカードで賭け金や予想にしばりがかけられることなどである。

毎ラウンド、最初に10面ダイスを振って、ディール枚数が決められる。そしてルールカードをめくり、賭け金の下限やトリックのボーナス、獲得トリックの予想が公開か非公開か、切り札の色やノートランプなどが定められる。これに従って、円盤を使って獲得トリック数を予想。同時にお金を賭ける。

このときに、「予想+1」や「予想−1」のカードを相手に出して、予想を狂わせることもできる。「うぉー、そんなに取れるかよ!」

トリックテイクは、最強の「ツォカート」と最弱だがボーナスになる「スター」があるほかは通常通り。1〜2枚などというラウンドはあっという間に決まる。終わったら、予想通りに取れたかをチェックして、予想が当たれば払い戻し。規定ラウンドで所持金を競う。

予想が公開されているラウンドでは、外れるよう邪魔をするし、「予想は全員0にする」などのラウンドは特に盛り上がる。そこに賭け金が多いときたら、ものすごく熱い。

私は堅実な予想と少額の賭け金で安全に行く作戦。しかし予想がなかなか当たらなかったため、どんどん賭け金が増していく悪循環となった。最後は無一文である。途中からふうかさんの手札が全トリック取れるくらい強くなったが、かえって予想は難しかったようで、確実なときだけ大金をかけたkarokuさんの勝利。トリックテイクのテクニカルな部分と、賭け金のギャンブルな部分がマッチした楽しいゲームだった。

Zockato
T.バイアー、S.コイフラー/ツォカート(2009年)
2〜6 人用/10 歳以上/30〜60 分
海外でのみ発売中
ふうかのボードゲーム日記:ツォカート

ミープルチョイス賞に『世界の七不思議』

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1800人が参加しているYahoo!グループ「シュピールフリークス(Spielfreaks)」は18日、ミープルチョイス賞(Meeples Choice Award)2010を発表した。昨年1年間に発売された新作200タイトルから選ばれた人気第1位は『世界の七不思議(7 Wonders)』。

1回目の投票で25タイトルに絞られ、さらに2回目の投票で105人の投票により最終結果が出た。世界中で高い評価を受け、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にもノミネートされているフランスゲーム『世界の七不思議』が2位をダブルスコアで上回るダントツ1位。2位には文明の発展をテーマにしたアメリカのカードゲーム『イノベーション』が入った。

ノミネート作品の中では、田邉顕一氏の『伊能大図』のアメリカ版『海岸(Kaigan)』が18位につけている。

近年のミープルチョイス賞は『スモールワールド』、『ドミニオン』、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が選ばれている。

【ミープルチョイス賞2010】
1位:世界の七不思議(7 Wonders / A.ボザ / レポスプロダクション)54票
2位:イノベーション(Innovation / C.チュディク / アスマディゲームズ)27票
3位:ロンドン(London / M.ワレス / ツリーフロッグ)23票

The Opinionated Gamers:2010 Meeples Choice Awards Results

タヒチ(Tahiti)

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真珠の宝庫を競り落とせ

近年S.ドーラと組んで新作を次々と発表しているリンデの初期作品。コンビを組んだカーラートは、ボードゲーム専門誌『フェアプレイ』の創刊メンバーである。真珠の採掘をテーマにした陣取りゲームで、オリジナリティの高い競りシステムが用いられている。

手番プレイヤーはダイスを振った後、そのダイスで船を進める権利を競りにかける。面白いのは、競り落したお金を受け取るのが最初にパスしたプレイヤーというところ。手番プレイヤーは最初にパスする権利があるが、あっさり降りれば安く買い叩かれてしまう恐れもある。

競り落とした人は、その目で船を進め、止まったマスに指示されたアルファベットの列に小舟タイルを置くか、指示された真珠(ビー玉)をもらえる。2回競り落として小舟タイルと真珠を両方集めると、いよいよ中央のタヒチ島周辺に真珠と小舟タイルを置ける。

持ち主を問わず同じ真珠の色がたくさんつながり、かつ周囲に空きマスが多いほど得点が上がる。ただし、得点を満額もらえるのはそのエリアで最も多く小舟タイルを置いていた人で、その他の人は半分しかもらえない。1個差が倍半分になる得点システムで、洋書が絡む競りは熱い。

ダイスは3分の2でブランクが出る。このとき、中央のマーカーがドルマークなら、真珠と小舟を置いてあるマスから収入が入る(銀行からの供給はこのときだけ)。一方、宝箱マークなら、所持金を宝箱に貯金することができる。貯金したお金はもう競りには使えないが、最後に得点。貯金し過ぎれば競りで勝てなくなるので非常に悩ましい。

高値で競り落とし、パスで回収するというメリハリのある手と、同じ色の真珠を徹底して集める作戦でkarokuさんが勝利。私は序盤の競りをけちったのにお金が回らずジリ貧に。金は天下の回りものなので、どんどん使って、どんどん回収するのが賢明だったようだ。

それぞれどのマスを狙っているのか考えながら、また自分の財布と相談して、競りで真っ先に降りるか、頑張って競り落とすか決めるのは悩ましく、とても面白かった。

Tahiti
R.z.リンデ、R.E.カーラート/フランニョス(1995年)
2〜4人用/12歳以上/60分
絶版・入手難

タカラトミー、『東京スカイツリーバランスゲーム』を発売

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タカラトミーは16日、『東京スカイツリーバランスゲーム』を発売した。2〜人、6歳以上、3,129円。

来年5月22日にオープンが決定した東京の新名所が、ちょうど1000分の1スケールでバランスゲームになった。高さは本物の634mに合わせて63.4cm。ジョイントパーツをはめこめば固定でき、ディスプレイにもなる。

ゲームは、ベースパーツのつまみを回して空いた空間に12個のパーツを滑りこませていく。途中で崩してしまった人の負け。サイコロを使って、パーツを2個積んだり、取り外したり、ほかの人に代わりに積んでもらったりするゲームにもできる。

タカラトミー:東京スカイツリーバランスゲーム

東京おもちゃショー2011

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6月18日、19日に東京ビッグサイトにて東京おもちゃショー2011の一般公開が行われた。電力不足の影響で節電ムードが続き、ボードゲームの売り上げが伸びる中、意欲的な新作が多く発表された。

ボードゲーム専門では、アークライトが先週のゲームマーケットに続いて出展。発売されたばかりの『ブランノワール』や『インカの黄金』日本語版が展示された。

未発売の新作では、人気TV番組発の『逃走中 THEボードゲーム』(バンダイ、7月23日)、定番ゲームの新機軸『オセロ・革命』(メガハウス、7月31日)、アクションゲームの『まいど! お寿司食べすぎタワーゲーム』(ハピネット、9月22日)などが発表されている。4月に発売されたばかりの『人生ゲームギャップ天国』(タカラトミー)も人気。

毎年このイベントに合わせて発表されている日本おもちゃ大賞では、『オセロ・革命』がイノベイティブ・トイ部門の優秀賞に選ばれている。

東京おもちゃショー2011
ふうかのボードゲーム日記:東京おもちゃショー2011へ行って来た

『インカの黄金』日本語版発売

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アークライトは本日、『インカの黄金(Incan Gold)』日本語版を発売した。3〜8人用、8歳以上、20〜40分、2520円。

A.R.ムーン(『チケットトゥライド』)とB.フェイドゥッティ(『あやつり人形』)のコンビによる傑作バーストゲーム。『ダイヤモンド(Diamant、2005年)』のリメイク。探険隊の一員としてインカの宝物を探す冒険に挑戦する。

遺跡を奥に進めば進むほど大量のお宝にありつけるが、仕掛けられたトラップにひっかかると、その冒険で得た宝物は全て失うことになってしまう。毎回の選択肢は「神殿に残る」か「神殿を離れる」の2択だけ。2枚目の危険カードが出ると財宝は獲得できないし、早々に離れてしまっては、多くの財宝を獲得できない。駆け引きと度胸、そして運が試される、盛り上がり必至のゲームだ。

『ダイヤモンド』はドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト、アラカルトカードゲーム賞4位にとどまったが、ゴールデンギーク賞でライト・パーティゲーム部門賞、オーストリアゲーム賞では多人数ゲーム部門賞、日本ボードゲーム大賞では入門者部門1位とドイツ国外で高い評価を得ている。『インカの黄金』にリメイクされてからはアメリカのゲーム100選でファミリーゲーム部門にノミネートされた。

この度の日本語版はアメリカのグリフォンゲームズによる新版で、同時公開の意思表示は木製コマではなくカードで行うように変更されている。

アークライト:インカの黄金 完全日本語版
play:game評価コメントリスト:インカの黄金
『インカの黄金』日本語版、アークライトから発売

『蒸気の時代』日本語版発売

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アークライトは本日、M.ワレスの鉄道ゲーム『蒸気の時代(Age of Steam)』日本語版を発売した。3~6人用、13歳以上、120〜180分、5,250円。

2002年にイギリスのウォーフロッグ社から発売され、重量級鉄道ゲームとして欧米だけでなく、中国や韓国でも人気を博している作品。2002年にミープルチョイス、2003年に国際ゲーマーズ賞を受賞している。

プレイヤーは鉄道会社のオーナーとなり、株を発行して資金を手に入れ、鉄道を敷設し、列車を走らせて、都市から都市へと商品を運搬する。線路には交差も複線もあり、小さな町を都市化していくこともできる。順番・特殊アクションの競りと、カツカツの資金繰りが悩ましく、またゲーマー心をくすぐる。

日本語版には、全世界で発売されている70以上の拡張マップから2つを収録。基本マップを含めて3種類のマップで遊べるようになっている。

イギリスのデザイナー、M.ワレスは近年、愛好者の支持を集めている。日本語版の発売は、カードゲーム『ウントチュース』(売り切れ)、先月の『産業の時代(Age of Industry)』に続いて3タイトル目。

アークライト:蒸気の時代 完全日本語版
play:game評価コメントリスト:蒸気の時代

『ジャングルスピード』日本語版発売

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ホビージャパンは15日、フランスのリアクションゲーム『ジャングルスピード』の日本語版を発売した。2〜10人用、7歳以上、15分、2730円。ゲームマーケットで先行発売されていたが、このたび一般発売となった。

フランスで販売数100万個以上の大ヒットを記録している傑作ゲーム。配られた自分の山札を順番にめくっていき、ほかの人と同じ形の図形が現れたら、いち早くテーブル中央のトーテムポールをつかむ。つかめなかったほうは、勝者の捨て札すべてを自分の山札に加えなければならない。カードの図形は紛らわしいものばかりで、お手つきは全員の捨て札を受け取るというペナルティ。瞬時の判断力と反射神経が試される。

すでに発売されている英語版との違いは、トーテムポールがプラスチックから木製になったことと、カード裏面のイラスト。下記のブログの写真で確認できる。もちろん、箱もルールも日本語で気軽に手に取れるようになっている。

ホビージャパン:喧嘩で物事決めない、これジャングルの常識!『ジャングルスピード【日本語版】』
TGW:『ジャングルスピード』日本語版、6月中旬発売

ルール和訳公開の是非(1)国内ショップへの影響

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最近、最新のボードゲームでもすぐに翻訳が公開されるようになった。これに加えて、アメリカアマゾンが日本への販売を解禁、ドイツアマゾンもすっかりおなじみになり、ボードゲームを個人輸入で購入する人が増えていると思われる。国内ショップと比べた記事、どれくらい安いかを比較した記事もある。

ボードゲームのネット通販 国内サイトと海外サイトの比較(k.bigwheelの日記)
amazon.deを使って海外でボードゲームをまとめ買いした(同上)
ゲーム歴長い人(ゲーマー)のゲーム購入事情 (spielplatz)
Amazon.de, オークション VS ...(たっくんのボードゲーム日記)
Amazon.de(ドイツアマゾン)で買える格安ボードゲーム(部屋とボードゲームと私と酒と泪と男と女)
徒然草のページ(ボードゲームの素敵な世界)

ネット上に公開される日本語ルールが増えてくると、ドイツアマゾンやヤフオクから買う人が増えて、国内のショップは厳しくなるのではないか――そんな心配が私にはあって、国内のショップで扱われているものについては原則、ルール和訳の公開を控えるようにしている。

この心配について、国内ショップ店長も含めて何人かに伺ってみたところ、大方は心配に及ばないという意見だった。まず国内購入層と個人輸入層は全く別のクラスタで、海外購入層は圧倒的に少ないという考え方。

・国内ショップで購入している大部分の層はフリークではなく、海外から直接も買えることを知らない
・海外から直接輸入するような人は極少数であり、またそのような人たちは国内のショップで扱っていても、和訳が公開されていなくても、いずれにせよ海外から買う(それぐらいの語学力がある)

海外からの個人輸入のメリットがそれほど高くないという意見もある。

・外国語の壁、支払い・紛失・箱つぶれ・欠品などのトラブルのリスク、到着までの日数を考えると国内ショップのほうが安心
・送料固定のドイツアマゾンですら、特定のセール品以外はそんなに安くない。送料が固定でない専門店はなおさら高くつく

国内ショップへのメリットもあるという意見。

・たくさんのゲームが次々と発売されている中、和訳が公開されていることから興味をもつ
・予算や保管スペースなどの都合で購入量を絞っている人はよく吟味しており、公開されている和訳が購入の決め手になる場合もある
・以前購入したゲームの翻訳を紛失したときにダウンロードできる
・少部数しか売れないようなアイテムは個人輸入で手に入れることで、ショップの在庫リスクが減る

国内ショップのサービスは、日本語ルールの添付だけという時代ではもはやないという意見も寄せられた。

・ルールを和訳するコストは実はあまり高くない
・オリジナル製品、トークショー・大会などのイベント主催または協賛、店内のディスプレイなどの工夫をして買わないお客さんを買うお客さんにすることが求められている

ゲームマーケットでは、ボードゲーム人口の拡大を肌で感じることができたが、拡大にともなって多様性も増していることも事実である。フリークにはいまさら感や微妙感の漂うゲームがあるショップでバカ売れしていたり、特定のコミュニケーションゲームしか遊ばない集団がいたりと、自分の来歴では想像できない人たちのほうが多い。さらに節電でボードゲームという全く新しい層が流れこむ。

こういった変化の中では、ルール和訳公開の是非やデザイナー表記問題など、小さな界隈で起こっている、取るに足らない問題なのかもしれない。その小さな界隈でしか問題にならないことかもしれないが、すでにたくさんの和訳を公開している私が、気持ちを整理するためまとめてみた。私自身の心配はまだなくなったとはいえず、引き続き調査検討していきたい。

アンケート:ゲームマーケットに期待するもの

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Q.46:ゲームマーケットで注目しているものは?(2011年6月前半)

A.同人ゲーム 67票(48%)
B.輸入ゲーム 53票(38%)
C.愛好者の交流 19票(14%)

6月12日に浅草で開かれたゲームマーケットには、例年通りたくさんの国産・同人ゲームの新作が発表され、またショップは新しい輸入アイテムを発表して大賑わいとなりました。このアンケートは、ゲームマーケット直前に行われたものです。

結果は、同人ゲームに注目している人が、輸入ゲームに期待している人を上回りました。レポートでも、「輸入ゲームは売り切れても再入荷すれば買えるが、同人ゲームは売り切れたら即絶版なのでここでしか手に入らない」と、同人ゲーム出展者が集まる5階に並んだという人を見かけました。

その一方で、同人ゲームは売り切れても、面白ければメジャーデビューするなり、再版されるなりするので焦らなくてもよいという声もあります。実際、ゲームマーケットではフランスのメーカーがスカウトに来ており、メジャーデビューの可能性も開けてきました。今回のゲームマーケットで発表された意欲作が、世界のボードゲームシーンに受け入れられるのが楽しみです。

今月2回目のアンケートは、ゲームマーケットに参加したかどうかをお尋ねします。参加したくとも仕事の都合や東京までの距離などで断念した方も多くいらっしゃると思います。また、参加した方でもあまりの混雑に早くお帰りになった方もいるでしょう。3択の中から、一番近いと思うものをお答え下さい。

ゲームマーケット2011、参加者3000名

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去る6月12日に東京・浅草で行われたゲームマーケットの参加者が、3000名にのぼることが主催者発表で明らかになった。昨年の2200名から3割以上の増加となる。

梅雨入りした東京では、降水確率の高い日が続いていたが、当日は晴天に恵まれた。会場となった東京都立産業貿易センター(台東館)の4階と5階では、開場前から100人以上の行列ができ、会場と同時に販売数の少ない人気ブースに殺到。開場後も入場者は増え続け、会場はどんどん熱気で包まれた。

ゲームマーケットの参加者は増加の一途をたどっている。2007年に初めて1000人を超えてから、過去3年で1200人、1500人、2200人と急増。今年は4年前の3倍、2年前の2倍という数字である。増え続ける参加者に、主催のアークライト社も会場の増設を検討し始めた模様だ。

昨年の急増は『ドミニオン』人気が一因となったが、今年の急増は震災の影響による節電の呼びかけで、電気を使わないボードゲームが脚光を浴びていることも影響していると見られる。

今年からゲームマーケットは年2回の開催となるため、次回は「ゲームマーケット2011秋」で11月27日(日)に行われる。

ゲームマーケット:ゲームマーケット2011春は無事終了いたしました

アークライト、3タイトルを一挙発売

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アークライトは11日、オリジナルカードゲームを3タイトル発売した。12日のゲームマーケットに合わせて発売され、流通が始まっている。

『ブランノワール』は、手札からカードを出していち早くなくすパーティー向けカードゲーム。冒険ファンタジーというテーマと、手札とは別に場に伏せて使う「スクロールカード」によるスリリングなゲーム展開が楽しめる。2〜6人、12歳以上、30〜60分(1ラウンド10〜15分)、2,850円。
ゲームマーケットの翌日には、グループSNEの秋口ぎぐる氏がR&Rステーションを訪れ、『ブランノワール』を店長と楽しむ姿がブログに掲載されている。

『ブランノワール』、6月11日アークライトから発売

『キャット&チョコレート』は、限られたアイテムにこじつけの説明をして幽霊屋敷の難局を乗り切るコミュニケーションゲーム。2010年の日本ボードゲーム大賞で投票部門の1位に選ばれた後も人気が続いており、このたび第2版の発売となった。3〜6人用、8歳以上、20分、1,995円。
ゲームマーケットでは、日本ボードゲーム大賞を主催するNPO法人ゆうもあのブースで、副理事長の草場純氏から、作者の川上亮氏に表彰状が手渡された。

キャット&チョコレート、アークライトから再版

『EL ALAMEIN』は、萌え系デッキ構築ゲーム『える★あらめいん』の実写版で限定1000部の発売。北アフリカの砂漠を舞台に、自分の部隊を強化・構築しながら、スエズを目指して進撃する。写真提供は月刊『グランドパワー』のガリレオ出版社。『ばるば★ろっさ』に続いての実写版販売となる。萌え系イラストが苦手な方に。2〜5人用、12歳以上、90分、5,250円。

EL ALAMEIN(える★あらめいん限定版)、6月11日発売

このほかに、先日お伝えした『ダンジョンクエスト』日本語版も発売されており、アイテム豊富な6月となっている。

ドミニオン:繁栄(Dominion: Prosperity)

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『GameLink』8号で私の連載記事「最新ゲーム事情」に、ドイツのボードゲームサイトが行ったカードセットコンテストの結果を載せた。その1番目が「8歳でも遊べるセット」。基本セットから木こり、村、祝祭、研究所、市場、鍛冶屋、陰謀セットから大広間、ハーレム、手先、貴族という、効果の分かりやすいものを使う。

もともと子供と遊びたいと思っていたこともあって、このセットならできるかな?と思い、9歳の長女と遊んでみた。どのカードを買うかはサジェッションが必要だが、絵柄がきれいなのと、限られたお金でお買い物をするのが楽しいようで気に入ってくれた。負けず嫌いの長女は、ボードゲームをあまり遊ぼうとしないが、『ドミニオン』はゲーム中に勝敗が見えないのがいいようだ。

それからしばらく経ってボードゲームをしようかと誘うと、『ドミニオン』ならやるという。それではと未プレイの『繁栄』を出したところ、確か未開封だったはずなのに開封されており、種類別に仕分けまでされている。長女が私のいないところでやっていたらしい。何だか嬉しい。

というわけで『繁栄』をプレイ。出した財宝カードの枚数×1金の「銀行」、捨札から好きなだけ銅貨を戻せる「会計所」など、お金がどんどん増える財宝カードが入っており、買うものもコスト9で5金の「白金貨」、コスト11で10点の「植民地」という高額なカードが入っている。お金だけでなく、「記念碑」など出すたびデッキ外に勝利点が貯まるカードもあって楽しい。お買い物感がさらにアップして長女は「何買おうかなー」と楽しんでいた。結果は私の勝ちだったが、長女の「記念碑」がよく働いて前回よりずっと僅差となった。負ける日も近い。

都内では「ドミニオンをゆるゆる遊びましょうの会」略して「ゆるドミ会」というのが定期開催されている。こちらは会を重ねるごとにガチになっている部分もあるようだが、カジュアルに遊べるのも『ドミニオン』の魅力だと思う。一昨年、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞したときはフリーク向けではないかという声も多かったが、なかなかどうして、普段ボードゲームをしない女の子でも楽しめる、懐の広いゲームなのである。

ゲームマーケット2011新作評価アンケート

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当サイトでは2005年から毎年、ゲームマーケットで発売となった新作の評価アンケートを行っております。〆切は約1ヶ月後の7月10日。再投票はできませんので、それまでにできるだけ多く遊んで投票をお願いします。

ゲームマーケット2011新作評価アンケート

このアンケートは、エッセン国際ゲーム祭シュピールで行われている「スカウト・アクション」を模したものです。あちらでは現地で紙面による投票を行いますが、ゲームマーケットは会期が1日しかなく、また体験卓も少ないため、遊び次第後日のアンケートとしています。

過去の結果では、『カウントダウン2005』(カワサキファクトリー)、『百科審議官』(ボードゲームのおもちゃ箱)、『大量絶滅』(骨折ゲームズ)、『クイズ!いいセン行きまSHOW!』(カワサキファクトリー)、『ハウラ』(賽苑)、『ドナドナ』(骨折ゲームズ)が1位を獲得しています。今年はどのようなゲームが高い評価を受けるでしょうか。

リストは概ね当サイトのエントリー「ゲームマーケット2011:同人・国産ゲーム」に基づきますが、リストにないものは自由記入欄にて投票下さい。

追記:項目変更でデータが混在してしまったため21:00にリセット致しました。それ以前に投票してくださった方は、申し訳ありませんが再投票をお願いいたします。

ゲームマーケット2011春

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今年で12回目となるゲームマーケットが12日、浅草の東京都立産業貿易センター(台東館)で行われた。2年間ぶりの参加となったが、その間に参加者は1200→1500→2200人と急増してきた。主催のアークライトの山上氏によれば今回、昨年の2200人を超えるのは確実だという。

今回も、企業・大型ブースの4階と同人・小型ブースの5階の2フロアである。開場の2時間前からどちらの階にも行列ができ、10時の開場時には100人ほどとなっていた。アナウンスがあり、出展者が拍手して開場。

4階で最も長い行列ができたのはワンドローである。新作の『7つの島』が70個限定という情報が伝わっていたため、売り切れを恐れたファンが真っ先に目指したようだ。約30分で売り切れ。次いでゲームストアバネストとホビージャパンの行列が長い。5階では、FLIPFLOPsの行列が最も長かった。ここではニンテンドーDSゲーム『世界樹の迷宮』のイラストを担当した日向悠二らが参加したデッキ構築ゲーム『ハートオブクラウン』が販売されていた。毎年おなじみのKing's Court(『ワンダフル映画祭』)が次に長い。
行列に並んで限定品をゲットしたら、後は思い思いにブースを見て回る。今年は開場後にやってくる人が多く、どんどん人が増えていった。体験卓・フリー卓もいっぱい。




ゲームマーケットの主役はやはりショップ(クリックで拡大)

私はというと会場内の写真を撮りながら、久しぶりに会う方、初めて会う方との会話に夢中になった。昨日のエントリーを見て、話しかけてくださった方もいた。近況報告、今日の注目作品、市場の動向、ネット上の諸々など、同好の士と語ることが私にとってゲームマーケットの目的だったので、十分に達成できたことに満足している。

午後2時からは、日本ボードゲーム大賞の授賞式でゆうもあブースへ。投票部門で1位に選ばれた『キャット&チョコレート』の作者・川上亮氏に草場純氏から賞状が手渡された。川上さんは早速次の作品の構想を練っているが、なかなか形にならず焦っているとのこと。でも続編ではなく新作を作りたいという意気込みに、まだ見ぬ新作への期待が膨らんだ。

午後3時からは毎年恒例の公開オークション。オークショナーは皆さんおなじみ、『ワードバスケット』の作者でもある小林俊雄氏である。たくさん集まった人たちは、小林さんの絶妙な合いの手にときどき笑いながら、白熱したオークションを繰り広げていた。今年の結果は、価格順に以下の通り。

1.オール・ボール・コールゲーム(国産)22000
2.キャンディ工場(Drops & Co.) 21000
3.アクワイア(Acquire (3M))20000
4.王への請願(Um Krone und Kragen)15000
5.カタンの開拓者(Panasonic Edition)14500
6.古代ローマの新しいゲーム(Neue Spiele Im Alten Rom)13000
7.メンバーズオンリー(Members Only)12500
8.ピクショナリー日本語版12000
9.相性チェックどきどきワクワクゲーム7000
9.モダンアート(Modern Art)7000
11.カサブランカ(Casablanca)6800
12.アクワイア(Acquire (Avalon Hill))6700
13.アベ・カエサル(Ave Caesar)6500
13.スロット・ブラザース6500
15.ドラゴンマスター(Dragonmaster)6000
15.ミスター ダイヤモンド(Mister Diamond)6000
17.王と枢機卿(Kardinal & Konig)5500
17.市場のお店(Auf Heller und Pfennig)5500
19.利益 廃液(Muell + Money)5000
20.ドメモ(Domemo (Ravensburger))4000
21.ザ グレイト ガリア(Der Grosse Gallier)3500

公開オークションが終わると、すごろくやのセールの時間である。サンプルや箱潰れ品などを1人1個限定で大放出。中には0円などいう品も。実はここが本日、開場時のどこよりも長い列だった。

終了近くなり、今年の売れ行きを何人かに聞いて回った。皆が口を揃えるのは、価格に関してシビアになったということである。みずてんで買うことがなくなり、内容と価格を吟味して吟味して結局買わなかったり、中古ゲームは値下げして値下げして、ようやく買い手がついたりしたという。客層に20代が増えたことによるのかもしれないという見方もあった(4桁の外食はためらわれるという感覚、分かる分かる)。そのため、同人サークルで製作コストがかさんだところは苦戦したかもしれない。

ホビージャパンで発売された『花火』(A.ボザ/カクテルゲームズ)は超新作。何と、カクテルゲームズの社員がフランスから直接持ち込んできた。今回のゲームマーケットでは、カクテルゲームズのほかに、ムーンスターゲームズ、イスタリゲームズの人も来日。話を伺うと『キャット&チョコレート』『ヒットマンガ』『ひも電』で日本のボードゲームシーンが注目され、革新的なアイデアを求めているのだという。韓国ビジョナリーゲームズ、台湾スワンパナシアの出展に加えて、海外スカウトが来ているとは、ゲームマーケットの国際化に驚く。

予約していた分の購入を済ませると、あっという間の終了時刻。片付けを始めるブースの方々や、食事やお茶の相談をする知り合いを後にして、後ろ髪(ないけど)を引かれる思いで新幹線に向かった。

秋のゲームマーケットは11月27日(日)。もう今から楽しみにしている。

都内ゲーム会

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ゲームマーケット前日のゲーム会。場所は今回初めてとなる「かりくら」である。R&Rステーションがあったビルの最上階で、メインは店名の通り、携帯ゲームの『モンスターハンター』だが、ボードゲームも遊べる。みんな黙々と遊んでいたらどうしようかと思ったが、適度に会話もあり、また店内にはBGMも流れているのでちょうどよかった。椅子の背もたれが高いのと、ほかの人が携帯ゲーム機を見つめているので、周囲のテーブルが気にならず、プレイに集中できた。値段は5時間で1人1000円。R&Rステーションやイエローサブマリンと比べれば割高だが、無線LAN・コンセント完備なのと23時まで開いていることで使い勝手がよい。

今回は、ふうかさんとkarokuさんと共に、日本語ルールのないゲームを原文直読みでプレイした。

海底二万里(20.000 Meilen unter dem Meer)
ノーチラス号に乗って、チップを集めるオランダのセットコレクション。ノーチラス号は立体のギミックで、回転したり、潜水したりできるようになっている。手に入れたチップは順番に並べ、縦横に揃っていれば得点になるという仕組みで、ほしいチップを手に入れるには、手番順まで考えていかなければならない。横列を見事に揃えたふうかさんの勝利。(Arthur Tebbe/University Games, 2009/2〜5人用//60分)

ロンドン大火1666年(The Great Fire of London 1666)
ロンドン市内にどんどん広がる火事の中で、自分の家を守り、消防で手柄を立てるゲーム。自分の家を守るというよりは、ひたすら他人の家に火を向けるという強烈なゲームだった。それでも、火元を消火すると、そこから先が燃えにくくなるなど、戦略的な要素があって考えさせられる。最後まで家が残ったらボーナスというエリアは全てなくなり、かろうじて家を多く残したふうかさんの勝利。(Richard Denning/Medusa Games, 2010/3〜6人用/12歳以上/80-120分)

明日はゲームマーケット。何年かぶりの参加となる。前売りのパンフレット、荷物を入れる大きめの袋、多めの千円札を用意して気合十分。あと昼食を食べに行く時間がもったいないので、カロリーメイトとペットボトルを持参する予定だ。会場で、メガネをかけた黒バンダナを見かけたら声をおかけ下さい。

ふうかのボードゲーム日記:秋葉原ゲーム会

アークライト、『ダンジョンクエスト』日本語版発売

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アークライトは本日、ダンジョン探索ゲーム『ダンジョンクエスト(Dungeonquest)』日本語版を発売した。1〜4人用、13歳以上、90分、6,090円。

1985年にアメリカのゲームズ・ワークショップ社から発売され人気を博した名作。今回日本語版になったのは、同じアメリカのファンタジーフライト社が昨年発売した第3版である。

プレイヤーは冒険者となってランダムにタイルを並べて生成された危険なダンジョンを、宝物を求めて探索する。ダンジョンには、モンスターや危険な罠が待ち受けており、また、日没になると出口が閉ざされ、取り残された冒険者たちはドラゴンのえじきとなってしまう。

キャラクターの能力を生かしてモンスターを退け、宝物を集めて死亡率90%のダンジョンから脱出することはできるだろうか?

イベントカードは全て日本語になっているほか、フィギュアの造形も美しい。このフィギュアが点在する広い盤上で、次第に明らかになっていくダンジョンのルートは、アドベンチャーRPG好きの心をくすぐってくれる。

アークライトゲームズ:ダンジョンクエスト完全日本語版

ゲームマーケット2011:海外ゲーム新作

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ゲームマーケットでは、国内の主なゲームショップ・輸入代理店がこぞって新作をお披露目てしている。同人ゲーム以上に行列ができるので、予めチャックしておこう。

メビウスゲームズ(07)
カルカソンヌ10周年記念版、透明コマの従者、カルカソンヌダイスの3点セットを限定20個、5000円にて(個別販売もあり)。ほかに最近のメビウス便で一般発売されていない『アーティファクト』、『ランカスター』、『虫食いリンゴ』、『み〜つけた!』、『ケツ爆弾』、『ウルル』、『パンティオン』、『アーサー王』、『パリスコネクション』が初売となる。

すごろくや(08)
何人でも遊べる『ストリーム!』、ハバ社の『ジャイアントステップ』『耳を澄ませて!』『千とひとつの宝物』など新作タイトルを発売。15:30から行われる1人1個限定のサンプルゲーム販売も大人気だ。

テンデイズゲームズ(09)
爆笑必至のお絵描き伝言ゲーム『テレストレーション』、ブロックスの後継『ネクソス』、推理ゲーム『豚小屋』をはじめ、『ビュッフェの戦い』、『ラリーマン』、『四匹いるよ』、『チョコレート』、『ティク』、『コロモ』など注目作がずらり。

伊藤商会(15)
プレイスペース広島の店長の出展。レゴゲームシリーズ、『ピクショナリーカードゲーム』、『トライアンヴィレート(三頭政治)』、『捧げ物(オファリングス)』、』『オートモービル』、『ハイブ: カーボン』、『ロンドン』、『リグレット・ダイス』、『蒸気の時代追加マップ』、『タイムトラベラー』など。

R&Rステーション(26)
ゲームマーケットに合わせて新作ゲームをたくさん用意してきた。昨日お伝えしたカードゲーム『ブランノワール』のほかに、明日発売の『ダンジョンクエスト』日本語版、『EL ALAMEIN』実写版、『アセンション』日本語版、『サンダーストーン』拡張セット1日本語版など照準を合わせている。『GameLink』9号もここで発売。

ホビージャパン(29)
フランスのパーティゲーム『目には目を』、『ピクニック大作戦』のほか、B級品セール、ゲームおみくじなど趣向を凝らす。デモプレイでは『ドミニオン:収穫祭』が遊べる。

ゲームストア・バネスト(32)
ホラーデッキ構築ゲーム『ナイトフォール』、登山ゲーム『K2』ほか、『レジデントイービル』、『バジリカ聖堂』、『竜巻警報』、『トテモ』、『キーウェスト』、『スカイスクレーパー』、『満月』、『トレド』、『ラプラタ川』などたくさんの新作を投入。おまけゲームの配布もあり目が離せない。

GameLink 9号発売

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アークライトは本日、隔月刊のボードゲーム専門誌『GameLink』9号を発売した。2,730円。12日のゲームマーケットでも入手できる。

今号は大人から子供までみんなで遊べるパーティーゲーム特集。リアルタイム、トリビア、ブラフ、アクション、イラスト・アート系、ワード系、ギャンブル、大人数、人狼系パズルにジャンル分けして個別タイトルを紹介する。日本初のパーティゲームとして、『いいセンいきまSHOW!』、『百科審議官』、『ヒットマンガ』、そして今ゲームマーケットで発売される『未確認生物テレビ』がレビューされている。

ゲームマーケットの新作ゲームも早速レビュー。カワサキファクトリーの『シガラミ』など7タイトルを詳しく紹介。また海外・国産で一般発売されている23タイトルのレビューには、未知のゲームも多く見つかるだろう。

付録には大人気パーティーゲームの簡易版『ギフトトラップ・ライト』ゲームリンク・エディション、チーパスゲームズのボードゲーム『ホテル・トランシルヴァニア』に加え、『アセンション』『える★あらめいん』『たんとくおーれ 英語版』のプロモーションカードが付く。

金融ウーマンが『シャーク』をプレイする「等身大のゲーム」(フーゴ・ハル氏)、『クク』を紹介する「世界の伝統ゲーム」(草場純氏)、海外にウケる日本ゲームの方向性を考える「やぽんぶらんど通信(川崎晋氏)など、連載も益々充実(私も「最新ゲーム事情」としてドイツ年間エキスパートゲーム対象を取り上げています)。

新作ゲーム発売スケジュールでは「ディクシット日本語版」「なんてったってホノルル日本語版」「ダイナマイトナース・リターンズ」などの注目情報も。この本で日本のボードゲームシーンの最前線をフォローしよう。

GameLink:第9号 特集:みんなのパーティゲーム

ゲームマーケット2011:同人・国産ゲーム

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国内最大のアナログゲームイベント、ゲームマーケットまであと3日となった。今年は昨年以上の140ブースが出展し、10時から17時までのわずか7時間で全部を回るには、1ブース3分しかないことになる。事前チェックはしておいたほうがよいだろう。

情報はカタログ・ゲームマーケットのホームページ・各団体のホームページ・ミクシィのコミュニティなどに分散しており、集めるのは容易ではない。中には、どこにも情報が出ていないところすらある。そのため漏れも多いと思うが、主な新作をまとめてみた。

リストアップしたのは、ウェブ紹介があるもの、原則としてSLG・TRPG・リメイク・再版・拡張を除くが、500円ゲームズやベータ版などで小部数販売されたもののリメイク・再版はこの限りではない。

魔法大戦バリツ(ROLL◇HOUSE 103)
UNGERADE(青い街 108)
エルシャダイカードゲーム
こぶとり!
ファミリアストーン(以上、ゼロハウス 109)
未確認生物テレビ(ピグフォン 111)
ハートオブクラウン(FLIPFLOPs 112)
爆弾マフィア(トロイホース+魔女の会 205)
魚釣りかーどげーむ ルアーファイト
ハローウインかーどげーむ トリック・オア・トリーターズ(以上、すたぢお六角天秤 206)
ウォールヅ
TAIBAN(以上、ショーナンロケッティアズ 215)
サクサク三国志(植民地戦争+α 220)
怪盗ジュエル(染井吉野ゲームズ 222)
Vopals(I was game 229)
Tの悲劇(カジタブリッジ 230)
Tunnels & Tricks
どうぶつめくり
みんくえ(以上、White Owl 232)
フェイスアクター
EVEN(以上、チームきりたんぽ(仮) 233)
アークキング(遊星からのフリーキック 236)
剣歌大戦:First Strike(Aquaria 310)
ぷったん
都道府県Ranking!(以上、きんしゃちゲームズ 302)
ブドーニア王のおふれ 〜温泉に入りたいのじゃ!〜(こげこげ堂本舗 403)
Alice in the Mad TeaParty(GOTTA2 402)
The Majority2(操られ人形館 408)
ル・パティシエ
ダンジョンスター(以上、高天原409)
おり☆がみ(みさき工房  410)
GEMLLY RUSH The Card Game
SCRAMBLE HEROES(以上、イリクンデ 419)
ドデカゴン(トロヴィ工房 420)
MOP(三和商事 421)
笑点
がんばれ妖精さん!
トゥールハンマー!(以上、書を守る者 422)
INKLUDE(INKLUDE 01)
シガラミ
スパイ51
ダチョウサーカス
ギリギリボウリング・タップ!
ブレインフリッパー・プラス(以上、カワサキファクトリー 19)
ビリオネアキング(トポス 21)
バリュースケール
History of the Rails
What is the way they worl?
擬人化総選挙
Good Price
ひも電-輸送編-
ぽんこつペイント(以上、Hammer Works 24)
ブランノワール(R&Rステーション 26)
魔法少女 まどか☆マギカ カードゲーム(アナログゲームショップ 27)
7つの島(ワンドロー 30)

ほかにこれもというものがありましたら、コメントでお知らせ下さい。

jdsa:ゲームマーケット2011 春 新作ゲーム

フジテレビ「めざにゅ〜」でボードゲーム

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本日の早朝に放映されたフジテレビのTV番組「めざにゅ〜」にて、ボードゲームが紹介された。

紹介されたのは毎週水曜日のコーナー「イマ知り」から、「節電の影響でアナログゲームの人気上昇!ボードゲームカフェも」という特集。震災後、博品館(東京・銀座)ではアナログゲームの売り上げが2〜3倍、タカラトミー社では人生ゲームの出荷が150%増、東京おもちゃ美術館(東京・四谷)では先月の来場者が去年の同時期より1.5倍だったことを報告。

博品館のアナログゲームランキングが紹介され、1位からウノ、どうぶつしょうぎ、ニコケーキゲーム、ボウリングスタジアム、人生ゲームギャップ天国、モノポリー、もじぴったん、黒ひげ危機一発、モンスターハンバーガーの順で売れていることが明らかになった。

続いてはテーブルトークカフェDaydream(東京・神田)に場面が移り、ウォーハンマー、キャロム、カタンの開拓者たちのプレイ風景が映された。ここでは300種類以上のボードゲームがあり、電気を使わないで遊ぼうという人が増えているという。

5月31日放送のTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」に続くTV・ラジオでのボードゲーム特集で、節電をキーワードにボードゲームの注目度が上がっている模様だ。

モンスター落とし(Monster-Falle)

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丁寧に、かつすばやくスライド

今年のドイツ年間キッズゲーム大賞のノミネート作品。モンスターをどんどん捕まえて、穴に落とす協力アクションゲームである。スライドのギミックが楽しい。

2人1組になって、砂時計が落ちるまでに何匹モンスターを穴に落とせるか挑戦する。まずカードを引いて、指示されたモンスターを盤面から探す。そこに袋コマを置いてモンスターを捕獲。そして4本のバーを使って、袋を中央の落とし穴まで運ぶ。落としたら次のモンスターへ。

4本のバーは、縦横に2本ずつあって、袋コマを押す。コースは迷路のようになっているので、落とし穴までのルートをよく考えて動かさないと間に合わない。上級ルールでは、途中の通過地点も指定されていて、遠回りすることもある。慌てて袋コマが倒れてしまったり、ボードから飛び出したりしたらやり直し。

チーム分けはAさんとBさん、BさんとCさん、CさんとDさん、DさんとAさんというように交替していく。獲得したカードは色分けされたボードに置き、個人とチームで最優秀賞を決める。スピーディにモンスターを落とすにはチームワークが大切だ。

慣れてくるとどんどん手早くできるようになってくる。でも勢い余って袋が倒れることもしばしば。丁寧にすばやくという2つを両立するのはなかなか難しい。モンスターが中央の穴にぼとんと落ちるのは気持ちいいものだ。

Monster-Falle
M.ブラント、I.ブラント/コスモス(2011年)
2〜4人用/6歳以上/20分
国内未発売

もぐりイモムシ(Da ist der Wurm drin)

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イモムシが地中をずんずん

先月末に発表されたドイツ年間キッズゲーム大賞のノミネート作品。今年のノミネート3タイトルは、スライドゲーム(Schiebespiel)という共通項がある。これまで磁石のギミックを使ったゲームが多く受賞してきた同賞の新機軸だろう。

イモムシがレースをするが、コースはほとんどが地下。途中でどのイモムシが先に顔を出すか予想して、早くゴールを目指そう。

各コースにイモムシの頭タイルを入れてスタート。自分の番にはダイスを振って、出た目の色のタイルをコースに押しこむ。その分だけ、イモムシの頭が奥に進んでいくという仕掛けだ。出口から最初に顔を出したイモムシの勝ち。

タイルは色によって長さが異なり、赤タイル6cmから青タイル1cmのどれが入るかはダイス次第。一番長い赤タイルを入れると、イモムシがずんずん進んでいって気持ちいい。

ダイスを振る前に、途中の窓でどのイモムシが先に顔を出すか予想できる。手持ちのお花とイチゴタイルを、予想するコースに置き、当たればすぐに自分のイモムシにつなぐことができる。予想するには、これまで入ったタイルを覚えておく必要があり、ちょっとした記憶も求められる。

妻と子供たちとでプレイ。妻のダイス目が冴えまくっていて1位。長男は予想を当てて善戦したがいま1歩及ばなかった。私はダイス目も悪く予想までハズレて最下位。

上の蓋を外すと、こんな風になっている。ちゃんと地中のイラストになっていて、ミミズがいたりと細かい。終わってから中身を見るのも楽しい。

Da ist der Wurm drin
C.クライナート(Carmen Kleinert)/ツォッホ出版(2011年)
2〜4人用/4歳以上/15〜20分
国内未発売

5月のメビウス便

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(写真と文:石川 久)

 6月12日のゲームマーケットがいよいよ来週に差し迫って来た。主要メーカーを扱うメビウスだけに、前評判の高いゲームに照準を当てたラインナップが流石である。仕入れの関係で少部数となるようだが、ゲームマーケットでも先行発売される予定。
 6月4日に、私の地元、調布市のたづくり文化会館で「調布のあな」の第1回目の例会が催されたので、そちらに参加していずれもプレイできた。どれもルール量が少なく、短時間で遊べるライト級揃いだった。

アーサー王(アーレア)9歳以上/2〜4人/30〜60分(6点)

 クラマーとキースリングの黄金コンビによる、アーレア中箱シリーズ第7弾。
 クラマーは、2000年に大箱シリーズの「フィレンツェの匠」で、リヒャート・ウルリッヒと共作している。アーレア・ブランドからのリリースはそれ以来だから、実に久しぶりである。


いつの間にやら、中箱シリーズも7作目!

 プレイヤーは騎士団を率いて、宮廷の円卓で美味しいご馳走にありつこうと、できるだけアーサー王の近くに着席することを目論んでいる。より近くに座れば、それだけ大きな名声ポイントが得られるのだ。しかし、困ったことに王位が変わることもある。一体、本物のアーサー王は誰なんだ?
 かなり設定を着色した書き方をしてしまったが、ゲームは入門用では16ラウンド、上級用では11ラウンドを行う。まず準備段階で、スタートプレイヤーの右隣から反時計回りに、自分のコマをひとつずつ円卓の座席へと配置する。全てのコマを配置したら、ゲーム開始だ。


まるで人間ルーレット!

 各ラウンドは、スタートプレイヤーから時計回りの順番で進行する。手番が来たらカードをプレイして、コマを時計回りに移動させる。そのコマがそれまでいた、元のマスに書かれた数字だけ名声ポイントを獲得する仕組みだ。
 ひとつのマスにはひとつのコマしか入れないので、移動先にコマがある場合には、円卓を反時計回りで次の空いているマスへと追い出してしまう。マイナスポイントのマスもあるし、プレイヤーには複数のコマがあるので、どれを動かすのか悩ましい。
 また円卓には、アーサー王の他に、王子たちのコマが3つある。これらはプレイヤーにとっては中立の存在で誰でもカードで動かすことができる。この王子のコマにリングをつけるカードもあって、リングが3つ溜まると、何とそのコマが新たなアーサー王になってしまう。そして、円卓のポイント表示がルーレットのようにクルリと回転して、得られる名声ポイントまで変更されていまうのだ。元アーサー王は、一般王子に格下げとなり、新たにリング1個になって出直しを余儀なくされる。アーサー王を移動させることもできるが、その場合はルーレットが回転するだけで、プレイヤーに得点が入らない。


リングが3つがアーサー王!

 各プレイヤーは、同じ構成のカードを持ち、自分のコマを移動する「騎士カード」、アーサー王や王子を移動したり、リングをつけるアクションの「国王カード」と2種類に大別される。それらは別々のデッキになっているので、どのデッキからカードを補充するかは、プレイヤーの選択次第である。
 上級用ルールにおいては、手番に2枚のカードを任意の順番で連続してプレイする。さらに入門用では使用されなかった「決算カード」も導入するので、3つのデッキが用意されることになる。いずれにせよカードは使い切ることになるので、どのタイミングで、どのデッキからカードを引くかが悩ましい。入門用に比べて運の要素も減り、プレイヤー・コントロールの度合いも増すので、より戦略的に遊ぶことができる。そのためか対象年齢が12歳以上になっている。
 これまでにも、キング・アーサーをテーマにしたゲームは幾つか出ているが、それらとも全く異なるメカニズムを持ったゲームで、クラマーとキースリングの手腕を感じる。
 回転ボードをイメージしているうちに目が回って、ちょっと気持ち悪くなってしまった。状況が刻々と変化してしまうがために、自分の番にならないと最善手の判断がつきづらく、それ故ダウンタイムがかかる傾向にある。実プレイ時間は90分だった。

◎スコア(上級ルール採用) ※敬称略
rkusaba 144, Rael 125, 伯爵 47, 石川 115

◎Artus for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/92643/artus

◎日本語ルール
http://www.boardgamegeek.com/filepage/66041/japanese-rulebook


パリスコネクション(クイーン)8歳以上/3〜6人/30分(8点)

 デビッド・V・H・ペーターが、ウィンサム・ゲームズから昨年発表した鉄道ゲーム「SNCF(フランス国有鉄道)」が早くもリメイクで登場した。
 パリを起点に鉄道網を敷設して、都市に繋げることで鉄道会社の株価が上昇する。できるだけ価値の高い株券を多く所持することを目指すゲームだ。
 機関車を模した木製コマは、ボードに配置する路線でもあり、株券でもある。この両方を兼ねつつ、別々の役割を担っているところが、特筆すべきアイデアと言えるのではないだろうか。


ウィンサムのリメイクも定番化?


フランス国内を鉄道コマでネットワークする

 全ての機関車コマを袋に入れて混ぜ合わせ、各自が規定数を引いたら、これが株券となる。残ったコマを袋から出して、それぞれの会社(色)ごとにまとめる。この仕分けが意外と手間がかかって面倒なので、参加プレイヤーで協力してやることで、少しは時間を短縮できるだろう。
 手番にすることは、任意の会社のコマをストックから1から5個取って、ボードのマスに配置して路線を伸ばすか、自分の所持する株券1個をストックに戻して、別の会社のコマを1個か2個に交換する。この2択だから実にシンプルだ。
 同じ色のコマは、隣接させて鉄道網が広げるように配置しなければならない。ひとつのマスには、2社までコマを置くことができるのだが、都市マスだけは1社しか置けない。またいずれかの会社の路線を閉じ込めてしまう意地悪い配置はルールで禁止されている。
 所持できる株券コマの数にも上限があって、これを超えてしまうと1個につき20点もマイナスされる。株券は増やすことはできても、減らすことはできない。これもゲームを面白くしているルールだ。
 ストックにコマが残る鉄道会社が1社だけになるか、いずれかの1社が鉄道網がマルセイユに繋がったら、ゲームは終了する。衝立で隠していた株券コマを公開して、チャートに従って得点計算する。最も得点の高いプレイヤーの勝利で、同点の場合は引き分けである。
 どのタイミングでゲームを終わらせるか、プレイヤーに委ねられているところがあるので、自分が勝ちきれると判断するには記憶力も重要になってくる。
 6人マックスと、5人でもプレイしてみた。どちらも展開が異なって、プレイ人数にかかわりなく30分程度でプレイ時間が収まるところも素晴らしい。鉄道ゲームというジャンルだけに、安定した面白さが保証されているような気もするが、その中でもリプレイ・バリューの高い魅力的なゲームである。


衝立裏のサマリー:持ち株の制限に注意!

◎スコア ※敬称略
6人>きり 68, 伯爵 108, Rael 115, クリリン 67, キツネ 67, 石川 97
5人>月斎 103,みゃんぽこ 97, 石川110 rkusaba 120, すぎやま 143

◎Paris Connection for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/75358/paris-connection


アーティファクト(ウイニングムーブ)10歳以上/2〜4人/30分(6点)

 ミヒャエル・パームとルーカス・ツァックによるデザイン。
 プレイヤーは考古学探検家として、4つに断片化されて散らばった3種類のあるアーティファクト(国王の首飾りや置物や壷)のうち1種類を誰よりも最初に集めて完成させることを目指す、お宝争奪戦ゲーム。


「カルタヘナ」シリーズと同様のミドル・サイズ


発掘現場をランダムに配置

 まずスタートプレイヤーが2個のダイスを振って、4枚のタイルをそれぞれのその目に対応した発掘現場に配置する。
 全てのプレイヤーが同時に、各自が持つ3つの探検家コマをそれぞれ何マス移動させるかをカードでプロットする。10カ所の発掘現場は環状に並べられており、スタートプレイヤーから順番にカードを公開して、任意の方向へ探検家コマを数字分だけ移動させる。
 全プレイヤーのコマが移動を終えたら、1番の発掘現場から順番に判定処理を行う。発掘現場に1人のプレイヤーのコマしかなければ、そこにある全てのタイルはそのプレイヤーが獲得して、発掘現場のテキスト効果も受ける。複数のプレイヤーのコマがある場合には、最も多くコマを置くプレイヤーが、タイルを全て獲得するか、同じマスにいる他のプレイヤーからタイル1枚を奪うかする。そして発掘現場のテキスト効果も受けられる。最多同数の場合には、誰も何も獲得できない。
 以上のラウンドの流れを経て、誰も勝利していなければ、スタートプレイヤーを交代して、次のラウンドへと移行する。アーティファクトが完成すれば、ラウンドを最後まですることなく、直ちにゲーム終了となる。


4分割されたアーティファクト


コマの移動数をカードでプロット

 発掘現場のタイルの裏返し方法については、ドイツ語のルールブックにも曖昧にしか記載されていないという。ヴァリアント的に遊んでくれということのようだ。テキスト効果が増えるほど、煩雑な展開に陥りやすく、スタートプレイヤーが10面ダイスを振って、その番号の発掘現場のタイルを返すヴァリアントを採用しても面白いかも知れない。
 カードをプロットする段階での読み合いが楽しい。タイルの引き運の要素が強くはあるが、これぐらいの案配が丁度良いかも知れない。肝心なところで、婦人コマと長身男性コマの位置を間違えてしまった。逆にそれが功を奏したのか、先にアーティファクトを完成して勝利できた。

◎スコア ※敬称略
キツネ, すぎやま, みゃんぽこ, 石川 win

◎Artefakt for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/99707/artefakt

ゲームマーケット2011、来週に迫る

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国内最大のボードゲームイベント、ゲームマーケットが6月12日(日)、浅草の東京都立産業貿易センター(台東館)で行われる。10:00〜17:00、入場料800円(小学生以下は保護者同伴に限り無料)。入場チケットにもなる公式カタログは、都内ボードゲーム専門店で前売りされている。

2000年から毎年開催され、12回目を迎える今回は、国内メーカー、ボードゲームショップ、同人グループなど過去最高の140団体が出展し、昨年の入場者2200人超えを見込む。各ブースでは、このゲームマーケットに合わせて新作を製作したり輸入したりしており、今年も注目のゲームが目白押しだ。

全体イベントとしては、毎年恒例のオークションが15:00、日本コントラクトブリッジ連盟によるコントラクトブリッジの体験コーナーが10:30〜17:00、世界のボードゲームを広める会ゆうもあのこどもゲームコーナーが10:30〜17:00に行われる。また、ゲームマーケットとしては初めてスタンプラリーを実施。会場の各コーナーでスタンプを集めると、抽選で豪華賞品が当たる。

主催のアークライトでは、同人国産ゲームの出展者を対象に委託販売を受け付ける。昨年のテーブルゲームフェスティバルから始められたもので、全国250店舗の取引先をもつアークライト物流部が、製作者から製品を預かり、受注から出荷を受け持つ。ある程度の数が作られたゲームについては、ゲームマーケットに参加できなくても入手できるようになるだろう。

ゲームマーケット2011
jdsa:ゲームマーケット2011 春 新作ゲーム

『モダンアート』、アンティーク切手ゲームに

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東京・中野のボードゲーム専門店ドロッセルマイヤーズ、話題の国産ゲームを制作しているオインクゲームズ、東京・立川のボードゲーム輸入卸ニューゲームズオーダーは6月12日、R.クニツィアの名作オークションゲーム『モダンアート』を三社合同でローカライズし、『スタンプス』として発売する。3〜5人用、10歳以上、45分、3800円。

ニューゲームズオーダーが版権を取得し、オインクゲームズとドロッセルマイヤー商會に制作を依頼。『藪の中』などで定評のあるオインクゲームズがアートディレクション、ボードゲームのモノとしての魅力を提示するドロッセルマイヤーズが総合プロデュースを担当。アンティーク切手をオークションで購入し、人気とレア度によって変わる価格で売って儲けるゲームが完成した。

『モダンアート』は1992年にドイツのハンス・イム・グリュック社から発売された。5種類の競りが楽しめる、オークションゲームの決定版として高い評価を受け、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞1位を獲得。その人気は20年近くたった今も衰えず、アメリカ、北欧、中国でローカライズ版が発売。2009年にはドイツでもリメイクされている。

このたびのローカライズでは、絵画のカードを、コンパクトな切手タイルに変えた。ゲームシステムには一切の変更を加えず、「人に見せたい」「持ち歩きたい」「懐かしいのに新しい」ゲームを目指したという。70枚の切手イラストは全て描きおろしで、建築物、乗り物、植物、動物、人物の5種類にカテゴライズされる。紫色の小箱にきっちり収納でき、持ち運びにも便利だ。

ゲームマーケットが初売りで、ゲームマーケット後はドロッセルマイヤーズをはじめ、ボードゲーム専門店で取り扱われる予定。

ボードゲームおっぱい:スタンプス(前編)

パンテオン(Pantheon)

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捧げ物も建設も手広く

ハンス社の社長が『サンクトペテルブルグ』『ストーンエイジ』に引き続いて発表した作品。これが社長の特権かというぐらい箱が厚くて驚く。コンポーネントもいろんなタイルやらコマやらぎっしり。

ゲーム内容はこちら。捧げ物をして神タイルをゲットし、その特殊能力でゲームを有利に進めていくという成長要素と、神タイルのほかにいくつかある得点方法による戦略の多様性や、民族カードの出現順序による展開の多様性で、本格的なゲーマーズゲームとなっている。

手番にできることは移動(ボードに足や柱コマを置く)、捧げ物をして神タイルを取る、捧げ物タイルのグレードアップやコマの購入、カードを引くの4つのいずれか。捧げ物が足りなかったり、移動力やお金を貯めたりするので、実際はカードを引く場合が多い。しかしのんびり手札を貯めこんでいると、ほかの人が先に神タイルを落としたり、ボードにコマを置いたりして、ラウンドが終わってしまう。どこまで貯めて、どこで行動に出るかがポイントだ。

今回、私は序盤から足を手に入れて、ボード上に真っ先に広げる作戦。柱の建設を最優先してみたが、その分捧げ物がおろそかになり、神タイルがなかなか手に入れられない。tomokさんも柱を狙っていたため、バッティングして移動コストが上がり、柱もあまり建てられなかった。その間に、鴉さんがどんどん神タイルを落としてやりたい邦題。柱を捨てて、神タイルに特化する作戦で、神タイルの特殊能力のコンボも生きる。

しかし最終得点計算、それまでビハインド気味に見えたくさのまさんが、半神タイルをたくさん集めており、さらに神タイルのボーナスなどももっていて逆転。私は最後に入る柱にかけたが、神タイルで手を抜いた分を挽回できなかった。どれかに特化しても勝てず、バランスよく、効率よく得点に結び付けなければならないゲームである。

後半になると、捧げ物タイルをグレードアップしているおかげで神タイルは瞬殺。あっさりラウンドが終わる。そのため終盤の盛り上がりをやや欠いた感があったが(もう終わり?みたいな)、それだけ中盤に、どの方向に重点を置くかという選択でよく考えなければならないようだ。

Pantheon
M.トゥメルホファー(B.ブルンホファー)/ハンス・イム・グリュック(2011年)
2〜4人用/10歳以上/90分
メビウスゲームズから発売予定

ボードゲームサークルのマナー

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不特定多数の人が集まるオープンのボードゲームサークルにおいて、知らず知らずのうちに他人を不快にさせているのではないかと心配する方が多いようなので、自分用のチェックリストとしてまとめてみた。

こういったことは(サークルで明文化されていない限り)「ルール」ではない。サークルによって状況はかなり異なるので、TPOに合わせて適当に気になったものを拾って、自分個人の問題として心がけるためのヒント程度に捉えて頂ければ幸いである。したがって、これをもとにして他人に注意するようなことも本意ではない。他人のマナー違反をどう解消・許容していくかは別問題で、ちょうどてらしまさんが考察されているのでご覧ください。


マナーの本質は「他者を気遣う」ということ
・マナーを押し付けたり、守らないからといってその人間の全人格を否定したりしない
・サークルのルール(持ち込み、TCGやTRPGのプレイ、子供の参加、飲食、喫煙、差し入れ、名札などについて)があれば従う

知らない人同士が集まるところ一般に気をつけること
・体調を整える…集中力が保てるよう、睡眠と食事は十分に
・臭くなく…入浴、清潔な服装、制汗剤、ニオイのきつい食べ物を避けるなど
・挨拶する…会ったときの「こんにちは」、終わりの「ありがとうございました」
・丁寧な言葉遣い…タメ口をきかない、親しくもないのにプライベートに踏み込まない
・主催者に負担をかけない…片付けに協力する、ゴミは持ち帰る
・宗教・ビジネス・政治などの勧誘をしない

プレイ前に気をつけること
・身内の空気を作らない…言葉遣いや内輪受けで初参加の人に疎外感を与えない
・ゲーム選びはサークルの方針や相手に合わせて…苦手なゲーム(特にワード系、リアルタイム系、アクション系、長時間系、創作ゲームのテストプレイなど)を強要しない、特定のゲームにこだわりすぎない
・他人の持ち込みゲームを無断でプレイしない…持ち主の許可を得る
・後から来た人を待たせない…回転の早い卓を用意する、積極的に声がけして誘う
・手洗いの励行…カードに手垢や皮脂がついて汚れるのを防ぐ
・銀行係を決める…イカサマやミスを防ぐ
・インストは丁寧に行う…初プレイの人に合わせて

プレイ中に気をつけること
・用具を丁寧に取り扱う…食事・喫煙しながらプレイしない、カードを曲げて持たない、リフルシャッフルしない(ディールシャッフルが安全)、机に叩きつけない
・騒ぎすぎない…盛り上がっても周囲に気を配って
・過剰なアドバイスをしない…不慣れによるプレイの遅れや、定石と異なるプレイも寛容に
・途中で投げない…敗色が濃くなっても、いい加減にプレイしない
・全体のリズムを乱すほど長考しない…考えどころでは予め断る
・卓外から無断で観戦しない…断って観戦していても口出しはしない
・プレイ以外のことをしない…メールや携帯電話は使う前にひとこと断る、外野との会話に熱中しない
・手札はきちんと隠す…見えてしまうことで戦略が変わってしまう
・口三味線はほどほどに…「失敗した〜!」「シマッタ」「ダメだ」などの発言はコミュニケーションのスパイス程度にする

プレイ後に気をつけること
・プレイヤーを批判しない…ミスをなじらない、嫌味をいわない
・ゲームを批判しない…面白いと思った人もいるかも
・聞かれてもいない薀蓄を語らない…デザイナーやメーカー、ゲームの背景など、興味がある人ばかりではない
・丁寧に片付ける…床に落ちているコマなどないか確認する

アップ・ザ・リバー(Fluß aufwärts)

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ゴールは目前なのに遠く

どんどん流れていく川を上るすごろく。強制ストップの中洲や、もう1回進める大波を計算に入れて、自分の3隻のヨットのどれを進めるか考えよう。20年以上前のゲームで、日本語版も発売されていた。2002年にハバ社から『マラケシュ(Marrakesh)』というタイトルでリメイクされた。

川の流れを表すのはタイル。全員1回ずつ手番を行ったら、川下にあるタイルを川上に移動する。相対的にコマは1マスずつ下がるわけで、川に流される様子がよく出ている。

はじめに与えられるヨットは1人3隻。自分の番にはダイスを振って、1隻だけ進める。進まないでいると、タイルがどんどんなくなっていって滝つぼに落ちてしまう(復活しない)ので、後方優先でいきたい。でも、ゴールは着いた順に得点が高い。1隻くらいあきらめてトップを目指すか、全体的に進めて着実に得点するか。

タイルの中には中洲があり、ここまできたら残りの目がなくなる。滝つぼが後ろに迫っている時などは焦る。一方、大波タイルは追加で3マス進める。ここに止まる目を逃さないようにしたい。

子供たちとプレイ。1つ滝つぼに落ちたが、残りでトップを取って1位。長女は全部生き残り、最後まで手番を行っていたので勝つかと思ったが、到着が遅れたので得点が伸びなかった。シンプルなすごろくだが、どれを進めるかはなかなか考えさせられる。

Fluß aufwärts
M.ルートヴィヒ/ラベンスバーガー(1988年)
2〜4人用/6歳以上/20分
ゲームストアバネスト:マラケシュ
プレイスペース広島:マラケシュ

アンケート:購入量の変化

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Q.45:ボードゲームを購入する量は以前と比べて…(2011年5月)

A.増えている 54票(26%)
B.横ばい 57票(27%)
C.減っている 97票(47%)

ショップ・日本語版・輸入アイテムの数が近年とみに増加しています。これはボードゲーム人口の増加が背景にあると考えられますが、従来の愛好者の購入量はどうなっているかお尋ねしました。

その結果、約半数の方が「減っている」と回答。増えている人は4分の1に留まっています。収納スペースに限界が来た、お気に入りを見つけてパワープレイに切り替わった、最近目を引くアイテムがないなど、個別にはいろいろな理由があると思いますが、全体としてはボードゲームの大衆化の一環として捉えることができそうです。

愛好者の裾野が広がるにつれて、ロングテール=少し買って長く遊ぶ層が増えていると見られます。ボードゲーム人口の区分B「評価の定まったものを決め打ちで買う人」がこれにあたり、区分C「評価がよくわかんなくてもとりあえず買う人」はその割に一定で増加しません。「評価の定まったもの」として、日本語版がどんどん発売されているのもこの傾向を後押しします。今や、日本語版だけでこの趣味は成り立つまでになっています。

6月のアンケートは、ゲームマーケットで注目しているものについてです。12日に浅草で開かれるゲームマーケットでは、同人サークルも輸入ショップもこぞって新アイテムを出展し、ゲームマーケット終了後も流通してボードゲームシーンが賑わいます。みなさんが注目しているのは、同人ゲーム、輸入ゲームのどちらでしょうか。それとも全国の愛好者との再会でしょうか。択一ではないと思いますが、一番近いと思うものをお答え下さい。

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