2011年9月アーカイブ

Ninety.&ソンタナオリジナルゲームコンテスト(3)

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都内のゲーム&カフェバー「Ninety.」(新宿・曙橋)とタイ料理店「ソンタナ」(世田谷・経堂)が7月から共同で行っているオリジナルゲームコンテストについて、第二次審査の結果が発表された。

ゲームカフェ、タイレストランという各店舗の雰囲気に合わせたテーマ、コンセプトで、第一次審査を通過した各店舗7件の作品のうち、ルールブックが送られたものが第二次審査にかけられた。

応募者は伏せられた状態で、作品を審査した結果、各3件が第三次審査に進んだ。通過したのはOKAZU brand、ガーデンゲームズ・樫尾、サークル薫風・佐藤、ジュリアン奥田、ナンプラーズ、ホワイトの各氏。誰がどのゲームを応募したのかを隠すため、五十音順で挙げられている。

今度は10月10日まで、コンポーネント作成用のデータ提出が求められる。これをもとにテストプレイを行い、優勝作品が決定される予定だ。

Ninety.&ソンタナオリジナルゲームコンテスト
Ninety.&ソンタナオリジナルゲームコンテスト(2)

シュピール’11新作情報:ルックアウトゲームズ

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『アグリコラ』『ルアーブル』で一躍有名になったルックアウトゲームズは、創業10周年を迎えてたくさんの新作を用意しています。

祈り、働け祈り、働け(Ora et Labora)
U.ローゼンベルク作、1〜4人用、10歳以上、120分。
プロテスタント教会のスローガンをタイトルにしたボードゲームは、『ルアーブル』を発展させた修道院の建設ゲームです。木材やレンガで建物を作り、そこに牧師を置いて効果を使います。建物は自分の地形ボード上に作り、修道院はつなげて作らなければならなかったり、海岸にしか建設できない建物があったりと建設条件があります。また、村を作ることで周囲の建物から得点することもできます。建物の効果で小麦をパンにしたり、ブドウをワインにしたりして、最終的には高得点のアイテム「奇跡」「聖遺物」を目指します。小麦や木材などの資源は、「収穫リング」と呼ばれる円盤で毎ラウンド数が増え、取られるとなくなるシステムを採用しています。
ホビージャパンから日本語版が同時発売されます。

ザヴァンドールのノーム(Die Gnome von Zavandor)
T.ランズフォークト作、2〜4人用、10歳以上、60〜90分。
日本語版が発売された『ザヴァンドールの鉱山』など、同社のザヴァンドールシリーズの最新作です。魔法使いは功名心が強く、ドワーフは真面目でしたが、ノームは欲張りとして知られています。ザヴァンドールで新たに発見された鉱山から宝石を発掘し、上手に売買してアーティファクトや装飾品を手に入れます。タイミングよく売買して、最もリッチなノームになるのは誰でしょうか。
ザヴァンドールのノーム

封建領主(Feudalherren)
T.ワム作、2〜6人用、8歳以上、75分。
アメリカ人デザイナーによる中世ファンタジーボードゲーム。領主たちが自分の領土を改良し、戦争に備えます。盗賊やブラックドラゴンの襲来に備えて、領土内を防備しておきましょう。ボードは座標になっており、2つのダイスでどこが攻撃を受けるか決まります。
封建領主

ローマに栄光あれ(Ruhm für Rom)
C.チュディック作、2〜5人用、12歳以上、60分。
西暦64年、ローマは暴動のため大火に包まれました。夏の休暇から戻った皇帝ネロは、火災で失われた街を再建します。史実に基づく200枚近いカードは、レンガや石材などの資材と、街の門や塔などの建築物になっており、パトロンや職人などの職業を使って出していきます。ケンブリッジゲームズの同タイトル(Glory to Rome)のドイツ語版です。日本語ルール抄訳が公開されています。英語版との比較はこちら
ローマの栄光

ボン・カミロ(Bohn Kamillo)
U.ローゼンベルク作、2人用、10歳以上。
毎年発表されているボーナンザの拡張セット。今年は映画「ドン・カミロ」のパロディです。ライバルのペッボーネ(ペッポーネ)とお互いに邪魔しあいます。

『アグリコラ』ではオランダデッキ(Niederlande-Deck)、世界選手権デッキ(Weltmeisterschaftsdeck)が発売されます。

Lookout Games
シュピール'11新作情報

アラカルトカードゲーム賞も『世界の七不思議』

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ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』編集部は26日、今年のアラカルトカードゲーム賞を発表した。ジャーナリスト、コレクター、熟練プレイヤー50名の投票によって選ばれた今年のベストカードゲームは『世界の七不思議』。今年新設されたドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツゲーム賞1位に加えてアラカルトカードゲーム賞を受賞し、『ドミニオン』以来の史上2度目の三冠を達成した。

2位には変態トリックテイキングゲームの『トリックマイスター』、3位には入札で票を集め教皇を狙う『1655教皇選出』が選ばれた。

【アラカルトカードゲーム賞2011】
1位:世界の七不思議(7 Wonders / レポスプロダクション)
2位:トリックマイスター(Stich-Meister / アミーゴ)
3位:1655 教皇選出(1655 Habemus Papam / DDD出版)
4位:サンダーストーン(Thunderstone / ペガサス)
5位:大聖堂カードゲーム(Die Säulen der Erde - Das Kartenspiel / コスモス)
6位:ハギス(Haggis / インディーボード&カード・バンブス)
7位:ビブリオス(Biblios / イエロ)
8位:セベク(Sobek / ゲームワークス)
9位:ゴールド(Gold! / アバクスシュピーレ)
10位:カタンの開拓者たち(新)カードゲーム(Die Siedler von Catan - Das schnelle Kartenspiel / コスモス)

Fairplay Online:À la Carte Preis 2011

IGA2011は『世界の七不思議』

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国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は本日、今年の大賞作品を発表した。「一般ストラテジー部門」で11タイトル、「2人用ストラテジー部門」で5タイトルのノミネートが先月発表され、その中から最終投票で大賞に選ばれたのは『世界の七不思議』と『数エーカーの雪』だった。

『世界の七不思議』について選考委員会は、「古代文明を建造する興奮と挑戦をミックスしたスピーディーなカードゲームで、フリークからファミリーまで遊べる」、『数エーカーの雪』については「激しくてスピーディだが、世界の運命を決める決断がたくさんある」と評している。『数エーカーの雪』の作者M.ワレス氏は、一般ストラテジー部門でこれまで『蒸気の時代』『産業の時代』で受賞している。

『世界の七不思議』は今年新設されたドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトゲーム賞で三冠を達成し、さらに国際ゲーマーズ賞を受賞したことで、『ドミニオン』を超える史上最多受賞となった。

【国際ゲーマーズ賞2011】
(一般ストラテジー部門)
世界の七不思議(7 Wonders / A.ボザ)
(2人用ストラテジー部門)
数エーカーの雪(A Few Acres of Snow / M.ワレス)

International Gamers Awards:2011 Winners

シュピール’11新作情報:コスモス

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コスモス社は今年もたくさんの新作を投入してきました。小説もの、拡張、フリーク向け、ファミリー向けとバラエティに富んでいます。

ヘルベチア(Helvetia)
M.クラマー作、2〜4人用、12歳以上、60分。
「ヘルベチア」とは、スイスのラテン名です。アルプスの村の商人となって、建物を作り、商いをします。村の若者を、ほかのプレイヤーの村の娘と結婚させれば、追加の収入が入ります。結婚で子供が生まれたら、家を新築し、村に新しい文化を取り入れ、新商品を市場に売ります。アクションポイントとワーカープレイスメントを取り入れ、さまざまな戦略が考えられるゲームです。
ヘルベチア

ラパ・ヌイ(Rapa Nui)
K.-J.ヴレーデ作、2〜4人用、10歳以上、40分。
「ラパ・ヌイ(大きな島)」とは、イースター島の現地の呼称です。一族の長となり、木こり、神官、狩人、採集者を選び、モアイ像を建立します。カードを取ると、その下にあるカードの種類の得点計算が起こりますが、自分だけでなく全員が得点してしまうのです。
ラパ・ヌイ

ディスクワールド(Scheibenwelt)
M.ワレス作、2〜4人用、10歳以上、60分。
ファンタジー小説をワレスがゲーム化しました。アンク・モルポークというディスクワールド最大の都市を舞台に、自分がもつキャラクターに割り当てられた秘密の目的を達成します。100枚以上のカードで、盤上にコマを配置したり、建物を作ったり、逆に街を混乱に陥れたりしていきます。日本語ルールがBGGで公開されています。
今日もプレイミス:ディスクワールド:アンク・モルポーク
ディスクワールド

ホビットの冒険(Der Hobbit)
R.クニツィア作、2〜5人用、10歳以上、45分。
映画も来年公開されるトールキンの小説を、クニツィアがゲーム化しました。ビルボと13人のドワーフが、ドラゴンのスマウグに奪われた財宝を取り返す旅に出ます。危険がいっぱいの道を知恵と勇気で乗り切り、無事に帰ってくることはできるでしょうか。ダイスを使ったひねりのあるレースです。
ホビットの冒険

カタンの開拓者たち:商人たちの旅立ち(Die Siedler von Catan - Aufbruch der Händler)
K.トイバー作、3〜4人用、12歳以上、60分。
メイフェア社から発売されている『アメリカの開拓者たち(Settlers of America - Trails to Rails)』のヨーロッパ版です。通商路を広げ、商人を派遣して商館を作り、商品を運びます。自分の通商路は無料ですが、ほかのプレイヤーのところは有料です。手持ちの商品を最初に全て運んだプレイヤーが勝ちです。
商人たちの旅立ち

塔の建築士塔の建築士(Turmbauer)
M.マット作、2〜4人用、8歳以上、45分。
ダイスで指定されたパーツを、重ねて塔を作ります。パーツを置いたら、自分のコマを置きます。崩れる前に、一番高いところにコマを置いていたプレイヤーが勝ちという、バランスゲームです。

リンク(Linq)
E.ニールセン&A.マイアー作、4〜8人用、10歳以上、45分。
ビーウィッチト・シュピーレから発売されていた傑作コミュニケーションゲームがメジャーデビューします。同じお題カードを持っているパートナーを、ヒントから当てます。中にはブラフカードを受け取ってなりすます人もいるので、うまくヒントを通さなければなりません。

Kosmos Verlag
シュピール’11新作情報

シュピール’11新作情報:2Fシュピーレ

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世界最大のボードゲームイベント、エッセン国際ボードゲーム祭「シュピール」が開催まで1ヶ月を切りました。このメッセで発表される予定の新作は600タイトル以上にもなり、ほとんどフォローできない状態ですが、集中的に記事を取り上げていきたいと思います。

日本にもファンの多いデザイナー、フリーデマン・フリーゼの個人メーカー、2F(ツヴァイエフ)シュピーレです。タイトルが全て、氏のイニシャルであるFから始まるのが特徴です。

フライデーフライデー(Freitag)
F.フリーゼ作、1人用、10歳以上、20分。
『暗黒の金曜日』に続く金曜日プロジェクトの第二弾は、ロビンソン・クルーソーの手下フライデーを主人公にしたデッキ構築のソロゲームです。いらないカードを捨て、必要なカードを手に入れて、海賊たちを倒し、ライフポイントを稼ぎます。デッキ構築ゲームを完全なソリティアにしたのはフリーゼらしい皮肉でしょうか。

初めての火花電力会社:初めての火花(Funkenschlag - Die ersten Funken)
F.フリーゼ作、2〜6人用、12歳以上、60分。
『電力会社』発売10周年記念作は、システムをそのままに舞台を石器時代に移しました。技術カードを手に入れ、上手な狩りで食料を調達し、自分の民族を広げます。バリアブルボードと、木製の民族コマ・動物コマ、さまざまな石器時代の技術カードに、『電力会社』よりもよりダイレクトなゲーム展開で生き残りをかけて戦います。最初に、自分の民族を13まで増やしたプレイヤーが勝ちます。

電力会社:ロボット(Funkenschlag: Die Roboter)
電力会社の中立プレイヤーです。各フェイズに予め決められた行動をしてゲームに参加します。主に2人プレイで使いますが、3人以上で投入することもできます。

電力会社:送電契約(Funkenschlag: Der Liefervertrag)
2Fシュピーレのブースで配布されるプロモカード。プレイ順を戻す効果があります。

2F-Spiele
シュピール’11新作情報

屋台料理大食い勝負(小吃大胃王 / Taiwan Snackbar)

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腹八分目は難しい

屋台料理大食い勝負

各サイズのカードスリーブを製作販売している台湾のスワンパナシア社が、ゲームマーケットに持ち込んだカードゲーム。ウノ系かと思いきや、カードを押し付けあうチキンレースで、「これは買いだよ」「どこで売ってるかな」と好評だった。

カードには美味しそうな台湾料理のイラスト。手番には、好きな料理を出してとなりの人に渡す。となりの人は、同じ料理を出してさらに次の人に渡すか、そのカードに書かれた枚数を山札から引く。そのほかにリバースや指名でやり過ごすこともできる。

同じ料理を出して次の人に渡すと、数字が累積して山札から引く枚数が増える。「2」の「臭豆腐」なら2,4,6…と穏やかに増えるが、「6」の「油肉飯」だと6,12,18…と激しい。

ただし、目的は手札をなくすことではない。山札の中からたまに出てくる「もう食べられません!」カード(-1点)を引かないことなのである。最初、「もう食べられません!」カードは山札の中に1枚しかない。少ない枚数なら、引けるうちに引いておき、絶体絶命の押し付け合戦に備えておきたいところだ。

「もう食べられません!」カードが引かれるたびに、捨て札をシャッフル。「もう食べられません!」カードを増やして次のラウンドを始める。ロシアンルーレットの弾が1発ずつ増えていくような感じで、山札から引くのがどんどん怖くなる。

誰かが3枚目の「もう食べられません!」カードを引いたら終了で、マイナスの少ない人が勝ち。同点の場合は、手札の多いほうが勝つ。そのためにも、引けるところでは引いておきたい。

ここは大食い大会。食べない(カードを引かない)ままでは終われないが、食べ(引き)過ぎるといつ限界が来るか分からない。そんなジレンマが絶妙である。2ゲーム遊んで、1ゲーム目はできる引かないようにしていたが、それでは勝てないことが分かり、2ゲーム目は適度に引く展開。そうなるとみんなが「もう食べられません!」カードを引いて均衡してくる。勝敗がどうなるか分からなくなる中、鴉さんが思い切って3枚目を引いて終了。かろうじて無傷だった私の勝利。

小吃大胃王 / Taiwan Snackbar
倉木羽/スワンパナシア(2011年)
3〜10人用/8歳以上/30分

スプリングフィーバー(Spring Fever)

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春のブラフはさらさら行くよ

スプリングフィーバー

4枚のカードを回して、ばれないように嘘をつくブラフゲーム。人気ゲームのフランス語版を出しているフィロソフィア出版(カナダ)のオリジナルゲームで、F.フリーゼの作品である。フリーゼは癖のあるデザイナーで好き嫌いがはっきり分かれるが、このゲームはフリーゼ嫌いという人でも楽しめると思う。

山札から引かれた4枚のカードには、プラスのカードとマイナスのカードが入っている。受け取ったら4枚を見て、「一番低い数字」のカードを1枚、自分の前に出し、残りをとなりの人に渡す。となりの人は本当だと思えば受け取り、山札から1枚カードを加えて、また「一番低い数字」のカードを出して渡す。この繰り返し。最後に自分の前にあるカードの合計で勝敗を決める。

「3点しかありませんでした」「んなわけないでしょ!」ウソだと思ったらチャレンジ。3枚のカードを公開して、ウソがバレればペナルティとしてマイナスカードを取らせる。反対にウソでなかったら。すでに公開しているマイナスカードを押し付けられるか、プラスカードを取られてしまう。

ブラフゲームの名作『ファブ・フィブ』のように、ウソにウソを塗り固めるようにしてカードが回っていくのが楽しいが、『スプリングフィーバー』はちょっとした戦略的要素がある。

マイナスカードには数字の大きいものがあるが、一度受け取っても、チャレンジに失敗させれば押し付けられる。これを利用して、序盤にマイナスの大きいカードを取っておいて、となりの人にプレッシャーを与えるのである。となりの人は、マイナスカードに怖気付いてチャレンジしにくくなる。その間に、嘘をつきまくってプラスカードを貯めこむのである。なので大きなマイナスカードを取っても、負けるとは限らない。

右どなりがシミーズさん、左どなりが草場さんという座り位置。シミーズさんのウソは連続で見破り、2ゲーム目に逆周りになったときも、チャレンジをことごとく退けたが、草場さんはさすが百戦錬磨。すべて裏をかかれて見破ることができなかった。でかいマイナスカードを引いてしまったときに、小さいマイナスをどこまでいえば勘弁してもらえそうか悩ましい。のどかなイラストと裏腹に、相当大人のゲームである。

Spring Fever
F.フリーゼ/フィロソフィア出版(2011年)
3〜6人用/8歳以上/20分
テンデイズゲームズ:スプリングフィーバー

スペイン年間ゲーム大賞2011ノミネート

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スペイン年間ゲーム大賞2011ノミネートスペイン年間ゲーム大賞選考委員会は、審査委員会内の投票による今年のノミネート作品をホームページで発表した。10月8日にコロドバで行われる第6回国際ボードゲーム祭にて、大賞が発表される。

スペイン年間ゲーム大賞は今年で7回目。過去には『ファウナ』『ディクシット』『アグリコラ』などが受賞している。今年は世界各国の賞に挙げられている『世界の七不思議』が対象を取るかどうかが焦点だ。

【スペイン年間ゲーム大賞2011ノミネート】
世界の七不思議(7 wonder)
袋の中の猫フィロー(Félix, el gato encerrado)
フィンカ(Finca)
禁断の島(La Isla Prohibida)
(括弧内はスペイン国内の流通タイトル)

Premio JdA:Finalistas JdA 2011

フラワーパワー(Flower Power)

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蜂たちのゲーム理論

フラワーパワー

「囚人のジレンマ」の原理を使って、蜂たちが花を集めつつゴールを目指すボードゲーム。木の箱に木のボード、手作り感いっぱいのイラストにぬくもりがある。

自分の番になったら、ほかのプレイヤーを1人指名。全員が太陽と星の2枚のカードを持っており、どちらかを同時に出す。組み合わせは4通り。星と星なら2マスずつ進めるが、自分が星で相手が太陽なら自分は進めず、相手は3マス。その逆も同様。太陽と太陽ならどちらも1マスずつ進める。お互い星を出せればWin-Winの関係だが、相手が裏切って太陽を出し、進めなくなるかもしれない。

カードの選択と進む数
自分/相手太陽
2/20/3
太陽3/01/1

この「囚人のジレンマ」を利用したゲームに、ランドルフの『ジレンマ(Dilemma)』がある。お互いにどちらを出したらいいか分からなさ過ぎてつかみどころのないゲームだった。しかしこのゲームでは、相手のコマの状況により、何マス進みたいか(進みたくないか)が分かり、それによって星と太陽のどちらを出しそうか読める。ただたくさん進めばいいのではない。

途中には花のマスと蜘蛛のマスがあり、花のマスに止まれば花カードがもらえ、蜘蛛のマスでは奪われる。ゲームの目標は、この花カードを6枚集めることなので、ときにはゆっくり進んで花カードを集めていかなければならない。

さらに、花カードは、蜂の順位予想が当たらないともらえない。各レースの最初に、自分の蜂が何位に入るかを予想し、当たっていればその鉢が集めた花カードを確保できる。たくさん集めても、はずれれば没収。6枚確保して初めて、勝利となる。

このルールによって、「この蜂は、蜘蛛のマスには入りたくないはずだから、ここで星は出さないだろう」「この蜂は、トップを狙っているようだから、星を出してくるかな」などの予想ができる。もちろん、そう見せかけて裏切ることもあり、駆け引きが熱い。

三隅さんと2人で対戦。2〜3人プレイでは、1人2コマずつ担当する。第1、第2レースは花より順位を優先する目論見が当たって快調だったが、次第に読まれるようになって第3、第4レースを落とし負け。「あれを出してくれますよね?」「もちろんですとも」「それならこちらを出しますよ」「えっ、そういうならこっちかな」などと、毎回毎回カードを出す前に腹の探り合いがあって楽しかった。

Flower Power
O.イーゲルハウト/グリュックスリッターシュピーレ(1998)
2〜6人用/10歳以上/45分
絶版・入手難

ゲームマーケット、初の大阪開催

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国内最大のボードゲームイベント「ゲームマーケット」を運営するアークライト社は、来年の3月4日(日)、大阪マーチャンダイズ・マート(中央区大手前)にてゲームマーケットを開催することを発表した。

浅草で毎年(今年から年2回)開催されているゲームマーケットが、浅草以外で開催されるのは初めて。関西以西のボードゲーム愛好者にとって朗報だ。出展者募集は12月から始まる予定で、詳細はホームページで発表される。

一方、浅草のゲームマーケットも例年通り行われ、来年は5月13日(日)であることが発表された。春と秋のほかに大阪が毎年開催されるとすれば、年3回体制となる。

その前に11月27日(日)、「ゲームマーケット2011秋」が浅草の都立産業貿易センターにて行われる。出展申し込みはすでに締め切られ、ホームページで出展情報が出始めているのでチェックしておこう。

Game Market:ゲームマーケット、大阪開催について

ラープを倒せ(Schlag den Raab)

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盛り上げどころを心得て

ラープを倒せ

シュテファン・ラープというタレントに視聴者がさまざまなゲームで対戦するドイツのテレビ番組をもとにしたボードゲーム。昨年のドイツで一番売れた(20万セット)ボードゲームである。30以上のミニゲームが入っており、その中から何ゲームかをルーレットで選んで交替しながら1対1の対戦を行う。

今回遊んだのは5ゲーム。「卵落とし」はゴム製の卵を胸の高さから落として、跳ね返ったのを拾い、7回で何回拾えるかを競う。卵はなかなかまっすぐ弾まないのでイレギュラーにどれくらい対応できるかが勝負。くさのまさんの勝利。

続いては「どっちが近いかクイズ」。ゲームに入っているクイズを読みあげて、2人がメモ用紙に回答し、より近いほうが勝ちで4ポイント先取。「人類の最高身長記録は何センチ」「月にあるゴルフボールの数」「アフリカの国数」などが出て、勘が冴えたくさのまさん連勝。

3ゲーム目は「記憶並べ替え」。25枚のタイルを3分間で覚えて、見ないで再現するという記憶ゲーム。覚えている最中に後ろで卵落としの練習をしている人がいたが、めげずに15ポイントで私の勝利。

4ゲーム目は「カタパルト」。シーソーで旗を飛ばして、箱に入った得点の合計を競う。最後まで劣勢だった神尾さんが、最終で最高得点をマークし勝利。

5ゲーム目は「ゲート」。4つのゲートにおはじきでコマを入れて、合計を競う。全部のゲートに入れるとボーナスがあるのがポイントで、入ったコマの数が少なかったものの、このボーナスで神尾さんが1点差の勝利。「さすがテレビ番組の盛り上げどころを心得ている」と好評だった。

これでもまだほんの一部にすぎない。さらに今年になって続編も出ている。規定ゲーム数をみっちり遊ぶよりも、人数が集まるまでの間などにちょこちょこと遊んでいきたい。

Schlag den Raab
M.キープス/ラベンスバーガー(2010年)
2〜6人用/12歳以上/45〜90分
国内未発売

『グラフィティ』日本語版、11月上旬発売

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グラフィティ日本語版ホビージャパンは11月上旬、ドイツのお絵描きパーティゲーム『グラフィティ(Graffiti)』日本語版を発売する。J.ゼメ作、3〜6人用、12歳以上、30分、5,040円。

大人から子供まで楽しめる、みんなで絵を描いて当てるパーティゲーム。制限時間内にみんな同時に絵を描き、ひとりがみんなの絵を見て、何を書いたか当てる。見事当たれ得点。でもそれだけではない。

親は自分の好みで、一番上手で、独創的で、何よりおかしい絵に得点を与える。そして、どの絵を誰が書いたか当てなければならない。当たれば親の得点、外れれば子の得点。このため、毎回画風を工夫して描くことになる。

スライドすれば絵が消え何回でも描けるボードに、難易度が選べる200枚のお題カードは全て日本語ローカライズ済み。難易度を変えれば、大人も子供も楽しめる。「むずかしい」のほうにはアダルトなお題も。

オリジナルのメーカー、フッフ&フレンズ社(ドイツ)はライトなファミリーゲームを多く発売しているメーカー。日本語版が発売されるのはを『なんてったってホノルル』(10月上旬)に次いで2タイトル目となる。

グラフィティ

自宅ゲーム会

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敬老の日に自宅ゲーム会。今年は震災以来、7〜8人くらい集まると卓分けせずにずっとパーティーゲームばかり遊んでいる。パーティーゲームは積極的に笑ったり面白いことを言ったりする盛り上げが不可欠。もともとそんな素質を備えた人ばかりが集まっていたが、会を重ねるごとにさらに磨きがかかっているようで、今回も笑いが絶えず、歓声が上がりまくりの楽しいゲーム会となった。

ラープを倒せ(Schlag den Raab)
ドイツのテレビ番組を元に、ラベンスバーガー社が発売して大ヒットしたミニゲーム集。アクションゲームをメインに30ゲーム以上が入っており、毎回ルーレットで遊ぶゲームを決めて、メインキャストのシュテファン・ラープ役と対決する。今回はそのうち卵落とし、どっちが近いかクイズ、タイル記憶並べ、カタパルト、ゲートおはじきの5ゲーム。シュテファン役のくさのまさん、神尾さんが盛り上げどころを心得たナイスプレイで盛り上がった(Ravensburger, 2010)。

グラフィティ(Graffiti)
全員の絵を見てお題を当てるお絵描きゲームに、まもなく日本語版が発売される。お題は結構難しいが、全員の絵を見ていると何となく分かるのが不思議。そして親に当てられないように、毎回画風を変えなければならないのが、いつの間にかヘタウマ画伯に合わせることになって面白い。ぽちょむきんすたーさんと私が同点トップ(Huch & Friends, 2007 - ホビージャパン, 2011予定)。

ガッチャ!(Gotcha!)
「メガネをかけている人は喋る前に『閣下』という」「左の人が手番になったらスタンディングオベーション」「カードを引く前に『ブリリアント』という」などのルールが次々と変わる中で、ほかの人のルール違反をブザーで指摘してポイントを稼ぐゲーム。異様なシチュエーションで楽しかったが、指摘されたり、間違って指摘するとマイナスなのでなかなか終わらず(Buffalo Games, 2011)。

ラック・オブ・ザ・ドロー(Luck of the Draw)
「万里の長城」「腕時計」など簡単なお題に絵を描いた後、発表される審査基準に投票して最多得票を目指すゲーム。審査基準は「最もロールシャッハテストに見える」「一番直線的」などで、写実的に描くよりも芸術的にデフォルメすることが重要。tomok画伯が投票前から惹き付けられる絵で圧勝。(Gamewright, 2006)

屋台料理大食い勝負(小吃大胃王 / Taiwan Snackbar)
大食い大会で適度に食べつつ、カードを押し付けあう台湾のカードゲーム。カードを出せない、出したくないと山札から引かなければならないが、山札からマイナスカードを引くと負けるロシアンルーレットになっている。カードを出せなくならないように、適度に山札から補充しておきたいが、引く枚数は累積するのでリスクが高くなる。そんなジレンマがあってすごく楽しかった。(Swan Panacia, 2011)

サル見るサルする(Monkey See Monkey Do)
カードに指示されたキャラクターやアクションを、猿真似して当ててもらうゲーム。分かったらテーブル中央にあるバナナを取って回答する。当たるともらえるカードは、「鼻をほじりながら」「隣の人の背中をかきながら」「片足で立って」などの縛りを加える。しゃべっていいのは「ウキー!」だけという、演じている方は必至だが見ている方は大笑い。同点決勝で人間の尊厳を捨てたぽちょむきんすたーさんが1位。(Cranio Creations, 2010)

タンブリング(Tumbling)
棒をいっぱいさした入れ物にビー玉を大量に入れて、ビー玉が落ちないように棒を抜いていくゲーム。トイザらスで999円で販売されているという。途中で大量のビー玉が落とした鴉さんの負けで終了。ぼろぼろと落ちてくるので笑った。(Toysrus, ?)

ドイツゲーム賞2011に『世界の七不思議』

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ドイツゲーム賞2011世界最大のボードゲームイベント「シュピール(エッセン国際ゲーム祭、ドイツ)」を主催するフリードヘルム・メルツ社は今年のドイツゲーム賞を発表した。愛好者の投票で1位に選ばれたのは『世界の七不思議(7 Wonders)』。

ドイツゲーム賞は今年で22回目を迎える。昨年の秋から今年の春までに発売された新作を対象として、はがき、インターネット、用紙で投票を受け付ける。5タイトルまで記入する方式で、上から5〜1点として集計し、合計点で順位を発表している。5タイトルの記入は必須ではないが、たいていは少なくとも5タイトルは新作をプレイしている愛好者が投票するため、毎年フリーク向けの作品が上位になりやすい。昨年は『フレスコ』、一昨年は『ドミニオン』が受賞した。

今年1位に輝いたのはフランスのデザイナーがベルギーのメーカーから発売した『世界の七不思議』。日本語版も発売され、日本選手権も開かれた人気ゲームだ。すでに年間エキスパートゲーム大賞を受賞しており、この後発表されるアラカルトカードゲーム賞を受賞すれば、『ドミニオン』以来2度目の三冠達成となる。

エキスパートゲーム大賞のノミネート作品はほかに、『ランカスター』が8位、『ストラスブール』が10位。ドイツ年間ゲーム大賞の中では、ノミネートの『アサラ』が5位で、大賞を受賞した『クワークル』は圏外。年間大賞が圏外に終わるのは昨年の『ディクシット』に続き2年連続2回目で、両賞のターゲットの分離が明らかになっている。

デザイナーではS.フェルトが『ブルゴーニュ』2位、『ルナ』9位、『ストラスブール』10位と3タイトルも入賞する活躍を見せた。

一緒に投票にかけられるドイツキッズゲーム賞には、ドイツ年間キッズゲーム大賞ノミネート作品の『モンスターがすむ家』、お手本となる分かりやすいルールブックに贈られるエッセン金の羽根賞には『スマトラ島探険』が選ばれている。授賞式は10月19日、「シュピール」前夜祭にて。

【ドイツゲーム賞2011】
1位:世界の七不思議(7 Wonders / A.ボザ / レポス)
2位:ブルゴーニュ(Die Burgen von Burgund / S.フェルト / アレア)
3位:トロワ(Troyes / S.ドゥジャルダン、X.ジョージ、A.オーバン / パールゲームズ)
4位:ナビゲーター(Navegador / W.M.ゲルツ / PD出版)
5位:アサラ(Asara / W.クラマー、M.キースリング / ラベンスバーガー)
6位:モンド(Mondo / M.シャハト / ペガサスシュピーレ)
7位:パンテオン(Pantheon / M.トゥメルホファー / ハンス・イム・グリュック)
8位:ランカスター(Lancaster / M.クラマー / クイーンゲームズ)
9位:ルナ(Luna / S.フェルト / ホールゲームズ)
10位:ストラスブール(Strasbourg / S.フェルト / ペガサスシュピーレ)

【ドイツキッズゲーム賞2011】
モンスターがすむ家(Monster-Falle / I.ブラント、M.ブラント / コスモス)

【エッセン金の羽根賞2011】
スマトラ探険隊(Expedition Sumatra / B.シュテックマン、J.ヤーンケ / イグラムーンシュピーレ出版)

Deutscher Spiele Preis:Gewinner des Hauptpreises und Träger des Deutschen SpielePreises 2011

『ボードゲームカタログ』本日発売

はてなブックマーク - 『ボードゲームカタログ』本日発売 

ボードゲーム専門店「すごろくや」(東京・高円寺)による書籍『ボードゲームカタログ』が本日発売された。A5フルカラー128ページで1,890円。アマゾンでの取り扱いは10月1日からで、「すごろくや」はもちろん、全国書店で注文できる(ISBN 978-4-905158-05-9)。

キッズからフリーク向けまで国内随一の幅広い品揃えと、初めての人も安心の親切なガイドで人気を集める「すごろくや」が、定番ゲームから隠れた名作まで、一生手放したくない200タイトルを9つのジャンルに分け、写真付きのフルカラーで紹介する。

ジャンルは「コンポーネント」「ロマン」「ワイワイ・フィジカル」「大人数」「みんなで協力」「パズル」「駆け引きジレンマ」「心理戦だまし合い」「戦術戦略」の9つ。各ゲームにはお薦めポイントが記されているほか、「子供も手軽に」「子供もじっくり」「大人で手軽に」「大人でじっくり」という4つの適性方向についてお薦めマークを記し、オススメ対象年齢順やルール難度順などの索引をつけるなど、それぞれの趣向に合わせゲームを見つけることができるようになっている。

また、「ボードゲームの選び方」や「わかりやすいルール説明の工夫」「便利なグッズ・アイデア」などコラムも充実。読み物としても楽しめるようになっている。

初心者から愛好家までボードゲームをもっと楽しく、もっと好きになるガイドブック。ゲームがたくさんありすぎてどれを選んだらいいか分からない方から、このところゲームライフがマンネリ気味で新しい刺激がほしい方まで、手にとってみてはいかが。

高円寺0分:ゲーム関連書籍紹介:ボードゲームカタログ / BoardGame Catalog
ふうかのボードゲーム日記:すごろくや発「ボードゲームカタログ」

禁断の島(Forbidden Island)

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大金持ちか、海の藻屑か

禁断の島

どんどん沈んでいく島の上で宝を集めて脱出する協力ゲーム。『パンデミック』のデザイナーがテーマ・システムともにライトに作り変えたもので、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートを始め、世界各国で高い評価を得ている。日本国内でも人気で、しばらく手に入らない時期もあった。

手番には3アクションで、移動、浸水したタイルを修復(表に戻す)、財宝カードのやり取り、揃った財宝カードで財宝の獲得を行う。その後財宝カードを補充し、島カードをめくって出たところが沈む。財宝カードの中から時々水位上昇カードが出てくるとピンチ。これまでめくられた島カードが山札に戻り、1回にめくる島カードが増える。『パンデミック』と大枠は一緒だ。

違いを挙げれば移動先が少なく、同じ島カードが累積すると島カードがなくなって島が小さくなってしまうところ(1回目は裏返し、もう1回で除去)。沈んだ島カードは除去されるため、後半は島カードの循環が早くなって加速度的に島が沈んでいく。これはとてもスリルがある。

プレイヤーにはちょっとした特殊能力がそれぞれある。ワープできたり、1アクションで2枚修復できたり、タイルがないところを通れたり。これらをうまく活かし、島が沈む前に4つの宝を獲得して、全員ヘリポートに集まってヘリポートのカードを出せれば勝利。その前に島が沈めば全員の負けとなる。

康さんと2人プレイで難易度はノーマル。お互いランダムに引いた能力がかぶっていて不利な展開。1回目は序盤に財宝カードが揃わず手間取ってしまい、ヘリポートが沈んで敗北。気を取り直して2回目、また能力がかぶっていたが、今度は早めに財宝が揃って勝利。

『パンデミック』と比べルールはさほど減っていないが、プレイ感はほとんど変わらず、セットアップも楽で30分で同じスリルが味わえる。エンボス加工の缶、4つの財宝のコマ、美麗なイラストとコンポーネントも素晴らしい。『パンデミック』は(いろいろな意味で)重いと感じている方に。

余談だが、沈みかけた島をわずか1アクションで修復ってどうやってるんだろう。土嚢を積んで、浸水して、さらに高い土嚢を積んで、なんてことを繰り返しているのだろうか。

Forbidden Island
M.リーコック/ゲームライト(2010年)
2〜4人用/10歳以上/30分
Amazon.co.jp:禁断の島

アグリコラCZデッキ

はてなブックマーク - アグリコラCZデッキ 

CZデッキは、2009年に制作された24枚のカードセットである。ローゼンベルクが、チェコ版のメーカーであるマインドOK社と共に制作した。チェコの史実や有名人物をもとにしており、イラストは絵本作家ヨゼフ・ラダ風になっている。

単独ではすでに入手できないようだが、Xデッキ、Öデッキ、Lデッキと共に『アグリコラ:プレミアムグッズ』に収録されている。カードテキストの和訳は以下。

お祝いしましょ(Wir feiern ein Fest)

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ケーキは多いほどめでたい

お祝いしましょ

お祝いのアイテムをつなげて、高得点をめざすパズルゲーム。ドイツのボードゲームデータベースLudingには、レビューがないどころか、デザイナー名すらクレジットされていないが、実はクラマーの作品である。

ランダムにタイルを並べてスタート。自分の番には、タイルを2枚選んで、位置を交換する。それぞれ新しく置いたタイルの絵柄が、連続していくつつながっているかを数えて、その分だけ得点になる。

ゲームが進むにつれて、タイルはどんどん揃っていく。前の人が揃えたタイルにもう1枚加えれば1点多く取れるわけなので、便乗されないところを探しださなければならない。ただでさえ2箇所を探すのはたいへんなのに、次の手番まで見据えて選ぶのはほんとうに頭を使う。

絵が揃いきって全員がパスするとタイルを裏返し。これでまたばらばらになり、第2ラウンドに突入する。得点はタイルの周囲をコマが進んで表し、一番進んだ人が勝ち。

ナイトフライトシュピーレの三隅さんと対戦。揃えればさらに多く揃えるという繰り返しだったが、柄が揃うにつれ得点が高いポイントが探しにくくなる。可愛らしい絵柄とは裏腹に、お互いうんうんうなっていた。パズル的な思考が鍛えられる。

Wir feiern ein Fest
W.クラマー/ピアトニク(1994)
1〜4人用/8歳以上/30分
絶版・入手難

大阪にボードゲームショップオープン

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kiwigames.jpgプレイスペースを備えたボードゲームショップ「KIWI GAMES(キウイゲームズ)」が本日、大阪・日本橋にオープンした。地下鉄堺筋線「恵美須町」駅徒歩5分。平日13:00〜22:00、土日祝日10:00〜22:00、月火休(ほか臨時休業あり)。

取り扱い品目は、ホビージャパン、アークライト、メビウスゲームズの日本語版が中心。取り寄せにも応じる。プレイスペースはレンタルゲームを自由に遊べて1人30分250円で、3時間1200円、終日の場合は平日2000円、土日祝日2500円となっている。このほかドリンクバー300円。

レンタルゲームは流行のデッキ構築ゲームから定番、同人ゲームまで100タイトル以上。人数や経験に合わせて、遊びたいゲームを選びたい。

大阪のボードゲームショップ(実店舗)は、八尾のパティークローバーと合わせて2店舗目。大阪市内では、2001年にシュピーレブルクが閉店して以来10年ぶりの登場となる。常設のプレイスペースとしても、京阪関目のリーチングムーンと並んで2店舗目。

KIWI GAMES
大阪市浪速区日本橋5丁目7-10 山田ビル201
TEL.06-6599-9792
ホームページ

night flight spiele(ナイトフライトシュピーレ)

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ナイトフライトシュピーレ2010年4月7日、中古ボードゲーム通販のnight flight spiele(ナイトフライトシュピーレ)がオープンした。それまでヤフオクかゲームマーケットでしか手に入らなかったレアゲームをごく普通に取り扱い、幻のゲームを探していた愛好者たちの夢をかなえている。これまで2回、ゲームマーケットに出展。公開オークションがかすむほどの品揃えで会場の話題をさらった。

そんなnight flight spieleは、どんな人がやっているのだろうか? あんなレアゲームをどこから仕入れてくるのだろうか? そこで店長の三隅俊也氏にインタビューした。

三隅氏は30代半ばで本業は福祉施設の職員である。小さい頃からボードゲームを遊んでいたが、ドイツゲームは2006年、学生時代からの友人と遊ぶために『スコットランドヤード』をハードオフで購入したところに始まる。それから、ヤフオク、ハードオフ、リサイクルショップなどで次々と買うようになった。

一方、新作は現在に至るまでノーチェック。古いもの好きで、フォルクスワーゲン、時計、和だんすなどアンティークに凝っていた三隅氏にとって、古い「のに」安い中古ボードゲームを選ぶのは必然であった。

ボードゲームの収納は愛好者(特に妻帯者)共通の悩みの種である。2008年、「中古」の家に引越ししたとき、仏壇のスペースに入りきるまではボードゲームを買ってよいことになっていた。しかしそのスペースはすぐいっぱいになる。ここで「商売にすればもっと増やせる」という口実を思いついた。その頃を奥さんは「甘く見てた」と振り返る。

ドイツの中古ショップ、eBay、BGGマーケットを中心に1パック20kgの大量購入を繰り返し、4.5畳1室はたちまちいっぱいに。そのうち、ドイツ人のパートナーを見つけ、eBayの落札品をまとめてもらったり、ドイツの中古流通会から手に入れたりできるようにもなった。最初は「中古なら遊んでから売れる」目論見もあったが、これだけ多くては遊ぶペースが追いつかない。

開店の動機としてもう1つ、子供の教育がある。三隅氏には現在、4歳と1歳のお子さんがおり、子育ても全力投球。その一環として、お金を稼ぐのがどれくらいたいへんかということを、商売を身近に見せて育てたかったという。

こうして2010年、ネットショップが開業する。かつて自宅サーバで無料ホスティングサービスをしていた経験から、ショップのサイトも全て自前で作った。売り上げは最初から順調で、奥様から4.5畳のほかに、6畳の部屋も使う許可が出た(下写真)。メール会員も100人を超える。

三隅氏は、子供たちを寝かせてから1日4時間ほどショップの仕事をしている。pgdbランク上位や国内レビューがある絶版品・限定版を中心に約1000タイトルをeBayやBGGで常時チェック。人気のゲームは『レーベンヘルツ旧版』『ビッグシティ』『手抜き工事』『ノミのサーカス』『ハムスターロール』など。メール会員からは捜索願も受け付け、約90%は見つけてくるという。

届いた品物は欠品を確認し、ヤフオクの相場を参考にできるだけ安めに価格を決める。欠品なし100%がモットーで、欠品があればもう1セットをばらして組み合わせるため、今では最低2セットないと販売しないことにしている。場合によっては、箱やボードの破損を修理することもある。足りない木製コマを自作で複製するのが夢だそうだ。

新作を追わないのは、ものとしての魅力にある。手触りやぬくもりの点でプラスチックより木製がいいのは多くの人が思うところだが、さらに使い込まれたほうが味わいが出てもっといいというのが三隅氏の持論。ボードゲームを机の上に広げて、一人でうっとり眺めたりもしているそうだ。現在の新作も、あと10年くらい寝かせてから取り組むつもりだ。

「ナイトフライトシュピーレ」は、特別優雅な夜間飛行のように、特別なゲームで優雅な時間を過ごしてもらいたいという願いからつけた(Perfumeの曲名からという説も)。現在サイトに登録されているアイテム数は1000タイトル以上(品切れ含む)。宝探しのような感覚で、プレミアムな体験をしてほしい。

night flight spiele

ナイトフライトシュピーレ倉庫

ヴィンテージ(Vintage)

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ポルトガルの宝石

ヴィンテージ

ポルトガルでポートワインを製造して売るボードゲーム。同じくポルトガルワインを造るゲームとして『ヴィニョス』があったが、こちらはポルトガルのメーカーが手がけている。ポルトガルのゲームはほとんど未知の世界だったが、ワーカープレイスメントを柱にじっくり作り込まれたシステマチックなゲームである。

舞台はアルト・ドウロ・ワイン生産地域。ローマ帝国時代からブドウの段々畑が作られ、ポートワインの生産地として世界的に有名である。世界遺産にも登録された絶景の地だ。

ワインを売るまでの道筋は長い。土地を購入し、ブドウを植え、ブランデーを生産してから、ワインを製造する。製造したワインは船で港まで運び、倉庫で熟成させてようやく販売となる。これらを、ワーカープレイスメントで同時進行する。

手番には、自分のアクションチップを好きなアクションに置いて実行するが、前にそのアクションを実行した人がいると必要なチップ枚数が増えたり、定員に達するともう実行できなくなったりする。数少ないアクションチップをどの順番で置き、どのアクションを選択していくか悩ましい。

アクション選択では、毎回強力なカードが4枚だけ登場するのがこのゲームの特徴その1。安いワインをビンテージとして売ったり、船を一度に移動したりできる。スタートプレイヤーを取ったら、まずはカードを取りたいところだが、タイミングが合わないと使い物にならないカードもあるので要注意。このカードのおかげで、地道な製造が突如ダイナミックになるのが面白い。

港の倉庫で熟成させるとき、ダイスを振って品質を向上できるのがこのゲームの特徴その2。ワインの値段は、土地、ブドウの種類、天候によるもともとの品質がものをいうが、ダイスでもう1段階値段を上げることができたときは嬉しい。地道な製造の最後に、こんな仕掛けを用意しているとはニクい。

早めに畑を広げる戦略をとった私とkarokuさんに対して、ふうかさんはまず既存の畑にブドウを植えて品質を高める作戦。私はさらに、さっさと製造・出荷して安くてもどんどん売ることにしたが、karokuさんは溜め込んでから出荷する方向へと分かれた。私は出荷してまたゼロから始めるという非効率さで最下位。最後にカードを余らせてしまったふうかさんが2位で、1位は同時進行で効率的な販売を進めたkarokuさん。

ワーカープレイスメントをベースにしたシステマチックな作りと、カードとダイスというダイナミックな要素がうまくマッチして、新味のあるストラテジーゲームとなっている。コンポーネントのデザインも美しい。

Vintage
G.ドーリー(Gil d'Orey)/メサボードゲームズ(MESAboardgames, 2011)
2〜4人用/10歳以上/90分
テンデイズゲームズ:ヴィンテージ
ふうかのボードゲーム日記: ヴィンテージ

ホビージャパンゲームフェスティバル、大盛況

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9月10日と11日、東京・代々木にて「ホビージャパン ゲームフェスティバル」が開かれ、『ドミニオン』『アグリコラ』『世界の七不思議』などで日本チャンピオンが誕生した。『ドミニオン』は10月にドイツにて、『アグリコラ』は11月にオーストリアにて行われる世界選手権に日本代表として参加する。

『ドミニオン』は午前午後の2部に分かれて行われた予選ラウンドに208名(定員240名)が参加。そこから2日目の決勝ラウンドに30名が進出、さらに上位4名で代表決定戦が行われた。2日間で合計13ゲームという長丁場を制したのはre_ne(ルネ)さんドミニオン木曜会)。代表決定戦の4ゲーム全てを1位と他を圧倒した。ほかにも、ドミニオン木曜会のメンバーが日ごろの成果を発揮して上位を独占した。

『アグリコラ』の参加者は43名。150分1ゲームで3ゲームの総合成績を競った。優勝は3戦全勝のかりんさん(人狼アグリコラ部)。『世界の七不思議』は42名が参加し、予選ラウンド7ゲームと決定戦1ゲームを月斎さん(高円寺盤遊会)が制した。

このほか、『レースフォーザギャラクシー』『スモールワールド』の大会も行われたが、参加者は10人前後に留まった。

各大会の優勝者には、優勝トロフィーのほかにゲームにちなんだ副賞が贈られている。『ドミニオン』は金にちなんで世界大会への渡航費用をなる現金、『アグリコラ』はパンを焼くアクションにちなんで小麦とホームベーカリー、『世界の七不思議』は7にちなんでセブン&アイホールディングス商品券1,000円7枚と500円7枚、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は銀河にちなんでホームプラネタリウム、『スモールワールド』はタイトルにちなんでディズニーリゾートペアチケットが贈られた。

大会のほかに、販売スペースや新作ゲーム体験会も開かれ、大会参加者以外も来場して賑わった。もともとは世界大会に合わせて日本代表を決めるのが目的だったが、たいへんな盛況にホビージャパンでは、世界大会が開かれなくても日本大会を開催する意思を表明している。

4gamer.net:ニトロプラス勢もガチ参戦。「ドミニオン」の日本最強プレイヤーが決定した「ホビージャパン ゲームフェスティバル」レポートを掲載

自宅ゲーム会

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ゲームマーケットでレアゲームをたくさん出展し、会場の話題をさらった輸入中古専門ショップnight flight spiele(ナイトフライトシュピーレ)の三隅さんがご家族で遊びにいらっしゃった。ぶどう狩りをしたり、そばを食べたりしながら、ショップや海外メーカーの話をして、三隅さんが持ち込んだ珍しいゲームを遊ばせてもらう。

三隅さんは古いボードゲーム好きが高じて中古専門ショップを開いたという方で、当サイトでもときどき、古いゲームを紹介したときにコメントを頂いていた。ゲームマーケットでお会いして意気投合し、未知のゲームを持って遊びに来て下さいとお誘いしたところ、このたび実現の運びとなった。night flight spieleのインタビューも行ったので後日掲載予定。

古いボードゲームの素朴なシステムと、コンポーネントの質感。ボードゲームをたくさん集め出したのは、こういった魅力にひかれてのことだった。このところ新作ラッシュで見失っていたものを再発見できたような気がする。

お祝いしましょ(Wir feiern ein Fest)
タイルの位置を交換して、同じ絵柄がつながるようにするW.クラマーのパズルゲーム。つながればつながるほど得点が高いが、次の番に相手がさらに高得点を取ってしまうかもしれない。そこにゲーム性が生まれる。(Piatnik, 1994)

アゴラ(Agora)
段差のあるボードで、相手の駒を全て取るフランスの2人用アブストラクトゲーム。上の段からだと無条件で取れるが、下の段からだと下に潜り込んで革命ができるルールのため、近づけば一触即発状態。一回取り始めると一気にゲームが終盤に向かうので、先の先の先を読まなければならない。(Strate & J, 1996)

フラワーパワー(Flower Power)
囚人のジレンマの原理を使ったレースゲーム。プレイヤーを指名し、2人がそれぞれ太陽か星のカードを出す。太陽と太陽は1マス・1マス、月と月は2マス・2マスだが、太陽と月は3マス・0マスになる。目標は花をたくさん集めてゴールすることなので、止まりたいマス・止まりたくないマスで読み合いがある。さらに順位を予想するので「ここはウィンウィンで」とかいって思惑が全く違うのが面白い。(Glücksritter Spiele, 1998)

十字軍の王国(The Kingdoms of Crusaders)

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1本の剣が勝敗を分ける

十字軍の王国

ロシアのライトゲームズが英語版を制作したカードゲームは、『エボリューション:種の起源』など4タイトルがある。その1つがこの『十字軍の王国』。美麗なカードを使った2人用カードゲームである。

2人は向い合って5つのエリアにカードを出し、相手より強い役を作ることを目指す。『バトルライン』のようなゲームだが、もっと直感的だ。カードには槍、弓、剣、ヘルメット、旗の5つのマークがいろいろな組み合わせでついており、同じマークが揃えば揃うほど強い。

各エリアには4枚ずつ、合計20枚出した時点でゲーム終了。エリアごとに、同じマークがいくつ揃っているかを比べる。4つ揃ったマークの数が多い方、同じならマークの強い方、また同じなら3つ揃ったマークの数が多い方、またまた同じならマークの強い方……というように比べていく。

これだけだが、駆け引きは熱い。相手の出したカードと、自分の手札を見比べながら、1枚1枚、どのエリアに置くか悩む。ときには1エリアを諦めて不要なカードを捨てる場にするのも必要だが、それを相手に悟られないよう、勝つ気を見せたカード配置をしなくてはならない。

康さんと1戦。カードの引きもよくて3対2で辛勝。ライトではあるが、1枚を置くタイミングが勝敗を分けるシビアなゲームだった。2セット買えば、4人まで遊べるという。

The Kingdoms of Crusaders
D.ゴリノフ、S.マーチン/ライトゲームズ(2007年)
2人用/12歳以上/30分
Right Games: The Kingdoms of Crusaders

マルチプレイヤーズゲーム

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「マルチゲーム」「マルチプレイヤーゲーム」「マルチプレイヤーズゲーム」という言葉は、トップ叩きでバランスを取るゲーム=直接攻撃のあるゲームという意味で使われることがある。ネガティブなニュアンスを伴うこともあるようだ。

今では余り使う人はいないが、ゲームを形容する時「地政学マルチ」「戦略マルチ」「マルチっぽい」などと評する人がまだ少なからずいる。自分は得にならないのに邪魔をする「お仕事」や、最後に下位プレイヤーの選択で1位が決まってしまう「キングメーカー」も、この手のゲームの性質上起こるものだ。

多人数という意味しかないはずの「マルチ」が、トップ叩きでバランスを取るゲームを指すのはどういった経緯なのだろう。

「マルチ」といえば『榊涼介/林正之のマルチプレイ三昧』。まえがきで榊氏は、かつて(ウォー)シミュレーションゲームにはまっていたことを表明している。そしてこの本が「マルチプレイヤーズ・ゲーム」を紹介するものであると述べているが、中身はウォーシミュレーションゲームもTRPGも含まれていない。ウォーシミュレーションゲームの多くが2人用であるのに対して、3人以上(マルチ)で遊ぶもの、そしてTRPGが協力的であるのに対して、イーブンな立場で競争するものをマルチプレイヤーズ・ゲームと呼んでいるようだ。

この本はTRPG誌『電撃アドベンチャーズ』(1994〜1998年)の連載をまとめたもので、最後に紹介されている『カタンの開拓者たち』が最新作という時代である。紹介されている13タイトルのうち、ドイツゲームは9タイトル。残りの4タイトルは『モノポリー』『ファミリービジネス』『フンタ』『ニューアクワイア』。特に『ファミリービジネス』『フンタ』は理不尽なまでの直接攻撃が命のゲームである。

カタン以後、ドイツゲームは多人数陣取りやアクションポイント制でどんどんシステマチックになり、直接攻撃色が急速に薄まっていった。これらのシステムでは自分の手を伸ばした結果、特定の誰かを邪魔することはあっても、任意のプレイヤーを選んで意図的に攻撃するという選択肢は少ない。

さらに現在には、ワーカープレイスメントやデッキ構築の台頭によって、直接攻撃でないインタラクションすら薄まっている。こうして現在では、『カタンの開拓者たち』の盗賊ですら、気まずいと感じる人もいるようだ。

「マルチプレイヤーズゲーム」は、80〜90年代前半に今のいわゆる「ボードゲーム(カードゲームを含む)」を指していた呼称で、当時のプレイヤー依存型のゲームデザインを大きく反映している。当時はニュートラルな呼称だったが、その後、インタラクションの薄いゲームが好まれるようになるにつれ、直接攻撃でバランスを取る前時代的なゲームという意味で用いられるようになったというのではないだろうか。そして、時代の流れと共に死語になりつつあるようである。

でも以前からの愛好者には、こういったゲームも好きだという人が少なくない。一種のコミュニケーションゲームとして考えたらどうだろう。トップでもないのに理不尽に叩いたりするのは、対人ならではの出来事である。そこでイジケないで、全員で楽しみを共有できる方向に持っていけたら素晴らしい。もっとも、最近はなかなか『ディプロマシー』のような濃いマルチゲームはあまり作られていないようだが。

実を言うと(Truth be Told)

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知らなかった人となりが明らかに

truthbetold.jpg

コミュニケーションゲームは多かれ少なかれ、プレイヤーのキャラクターをゲームの一部に組み込んでいるものだが、『私の世界の見方』や『ディクシット』のように、プレイヤーの発想を楽しむものが大半である。フラッシュ系、大喜利系、お絵描き系もこの下位分類と言えるだろう。

これとは別に、プレイヤーそのものをいじるゲームもある。『プライバシー』や、先日紹介した『ろくでなし』や、このゲームがそうである。プライバシーを多分に含む現実にリンクしており、リアルでの付き合いが深ければ深いほど楽しくなる。

「実を言うと、私の○○は他人が羨む」「実を言うと、私は○○に罪悪感を抱く」「実を言うと、私は○○をやめたことを後悔している」……なかなか答えにくいプライベートなお題が出され、みんなが書いた答えの中から、親の答えを当てるというゲームである。まず親が答えを書いて、その後みんなが答えを書き親に渡す。親は答えを見て、かぶっている答えがあれば書いた人に返し書きなおしてもらう。これを繰り返して、全員の答えが別になったら読み上げ。

読み上げられた答えを聞いて、みんなはどれが本当の親の答えだったかを予想。当たれば親と子の両方の得点になり、外れればその答えを書いた人の得点になる。親になりすまして、親らしい答えを書くのがポイント。そこに親が「え、オレってそんな風に見られてたの…?」と思う楽しさがある。親は正直に答えることになっているが、皆が自分をどう見ているかということも加味したほうがよい。

ぽちょむきんすたーさんが的確な読みで1位。このゲームから、知らなかったエピソードや、新しい人物像が紡ぎ出され、人を見る目が少し変わった(もちろん、いい意味で)。

Truth be Told
作者不明/バッファローゲームズ(2009年)
3〜8人用/12歳以上/35分
Amazon.com: Truth be Told Game

『それはオレの魚だ!』日本語版、本日発売

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アークライトは本日、タイル取りゲーム『それはオレの魚だ!(Hey! That's My Fish!)』日本語版を発売した。2~4人用、8歳以上、20分、1,680円。

六角形のタイルを並べた氷原で、いかにたくさん魚を取れるか競う。ペンギンはまっすぐ移動して、そのたびにタイルがなくなっていく。足場がなくならないように先の先を読んで、ペンギンの移動先を考えなければならない。見た目のかわいさからは想像できない奥深いゲームだ。

2003年にドイツのバンブス・シュピーレから230部限定で発売されたがすぐに売り切れ。2005年にオランダのファランクス社とアメリカのメイフェア社が英語版を発売し、オランダゲーム賞ノミネート、ドイツ年間ゲーム大賞で推薦リスト、日本ボードゲーム大賞入門者部門1位、ゴールデンギーク賞ノミネートなど高い評価を得ている。

これまで販売されていたDX版は大箱で実勢価格が5000〜6000円だったため、初めての人にもオススメしたいゲームとしては値段がネックになっていた。値段に合わせてコンパクトになり(12.5cm四方)、持ち運びにも便利になる。まとめ買いして、みんなに配ってはいかが。

thatsmyfish2.jpg

ヒットorミス(Hit or Miss)

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普通じゃない答えが普通になる不思議

HitorMiss.jpg

紙と鉛筆さえあれば遊べる多人数ゲームに『フラッシュ』というのがある。お題から連想する答えを書いて、同じ答えを書いた人の数だけ得点になるというもので、メンバーの趣味や発想を知るのにうってつけである。

これに一捻り加えたのが『ヒットorミス』。自分の書いた答えを披露して採点するとき、ひとりひとりダイスを振って、「ヒット」が出れば言った答えを書いた人数、「ミス」が出れば言った答えを書かなかった人数が得点になる。どの答えを言うかは、ダイスを振ってから選べる。

このルールでは、答えの書き方からして異なる。『フラッシュ』ではみんなが思いつきそうな答えを考えるが、『ヒットorミス』では、ミス用のマイナーな答えを考えておかなくてはならない(もちろん、お題に合致していないとNG)。砂時計が落ちるまでに、両方の答えを書くのはたいへん。

「空にあるもの」では「月」や「星」が多数派になるかに見えたが、宇宙にあるものは含まない派が結構いて意外と得点が伸びなかったり、「忘れやすいもの」では「かさ」や「さいふ」と並んで「理性」なんていう答えが出てきたり。マイナー狙いの発想もまた楽しい。

「これくらい誰でも書いているだろう」と思ったものが誰も書いていなかったり、逆に「これは誰も書いていないだろう」と思ったものがみんな書いていたりと、自分の予想と現実とのギャップが面白い。1位は、ヒットで確実に得点したcarlさん。ミスは割と得点しやすいので、ヒットでどれくらい当てられるかが勝負になるようだ。

Hit or Miss
G.J.ドナー、B.S.スペンス、M.S.スティア/ゲームライト(2006)
3〜8人用/10歳以上/30分
Amazon.com: Hit or Miss Game

エッガート、ペガサスと業務提携

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エッガートシュピーレ(ドイツ・ハンブルク)は、今秋からペガサスシュピーレ社(ドイツ・フリートベルク)と業務提携することを発表した。エッセン国際ゲーム祭で発表される『サンティアゴ・デ・キューバ』から、両者のロゴが箱に記載される。

エッガート社は1996年に設立された新興メーカー。独自の販売ルートをもたないため、当初はフッフ&フレンズのレーベルをもつフッタートレードに委託し、さらに昨年からアミーゴ社と提携していた。

今年は『ペルガモン』や『プリンキパート』などの新作を用意したが、遅配が生じるなどトラブルがあり、アミーゴ社とはわずか1年半で提携解消となった。代わって提携先となったペガサス社は、ファミリーよりもフリーク向けでターゲットが近く、足並みを揃えて新製品を開発できる。

エッガート社もペガサス社も、日本では各社で取り扱われてきたが、今後はペガサス社から『フンタ』の日本語版などを出しているホビージャパンが扱う可能性が高まりそうだ。

spielbox-online:Erneuter Partnerwechsel: eggertspiele jetzt bei Pegasus
シュピール'11新作情報:エッガートシュピーレ

なんてったってホノルル(Ausgerechnet Honolulu)

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ラバトはハボローネの東です

honolulu.jpg

世界の都市を、東西南北に並べる地理トリビアゲーム。アラカルトカードゲーム賞を受賞したドイツ国内都市版の『ブクステフーデ』、その続編でヨーロッパ都市版の『ウプサラ』に続いて今年発売され、日本語版となった。『ブクステフーデ』も『ウプサラ』も知らない都市が多すぎてお手上げだったが、今度は知っている都市がほどよく登場して楽しめる。都市名に混じって、世界の名所も登場するのも面白い。

自分の番には、出てきた都市を、前においてある都市の上下左右に置く。より北だと思えば上へ、東だと思えば右へ。都市と都市の間に挟んでもよい。

ほかの人は、間違いだと思ったらチャレンジする。2枚のカードをめくると、緯度・経度が書いてあって確認できる。間違いならチャレンジした人がカードを置いた人からチップをもらい、当たっていれば逆に払う(ちなみに東の端と西の端は日付変更線)。

さらにゲーム中に3回、予想タイムがあって、その時点で置かれているカードのうち何枚間違っているかを予想する。誰もチャレンジしない限り、実は間違いでも置かれたままのカードがあるわけだ。予想が当たればボーナス。こうして一番多くチップを集めた人の勝ち。

都市名は、場所も大体わかるもの、名前は聞いたことがあるもの、聞いたこともないものががそれぞれ3分の1くらい。ほどよいバランスである。名前も聞いたことがないものは、「ああこれね」と知ったかぶりをして置く。間違っていたってチャレンジされなければいいだけの話だ。それでも中には絶句してしまうくらいマイナーな都市もあって、そのときは笑うしかない。

『ファウナ』と同様、理論的には詳しい人が勝つわけだが、ドイツとロシアの都市のどちらが北かとか、リビアと南アフリカの都市のどちらが東かなんて普通考えないから、知識の差は意外と出ない。またカードはたくさんあって、経験者有利でもない。むしろ、生半可に知っていると「そんなはずはない」などと必要以上にチャレンジしてしまって、チップを失うことになる。みんなに「そうだよな」と思わせる説得力が(たとえそれが見せかけでも)大切だ。

果敢にチャレンジしていたhataさんは五分五分で、チャレンジを少なめにしてうまく配置したcarlさんが1位。自信がないのをチャレンジされて、正解だったときドヤ顔になるのがおかしかった。

Ausgerechnet Honolulu
B.ラッフ、U.ラップ/フッフ&フレンズ(2011年)
2〜6人用/10歳以上/20分
Amazon.co.jp:なんてったってホノルル 世界の東西南北、分かりますか? 日本語版(10月発売)

オランダゲーム賞2011ノミネート

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オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は1日、今年のノミネート作品8タイトルを発表した。対象は昨年6月から今年の5月までに発売された新作で、ファミリー向けからフリーク向けまでバラエティ豊かなリストになっている。

このリストが9月30日まで一般投票にかけられ、10月3日に大賞が発表される。投票は3タイトルを順位をつけて記入する方式で、上から4,2,1点で集計されるが、2タイトルのみ記入した場合は3,1点、1タイトルのみ記入した場合は2点となる。

リストには、『世界の七不思議』や『禁断の島』といったドイツで評価された作品が入っている。毎年ほとんどはいらないオランダの国産ゲームはクワリ社の『太陽、海、そして砂』のみに留まった。

【オランダゲーム賞2011】
ノミネート:世界の七不思議(レポス)
  〃  :ハンザ・テウトニカ(999ゲームズ)
  〃  :インペリアル2030(ザ・ゲームマスター)
  〃  :K2(ホワイトゴブリン)
  〃  :リノ(Lino/ジョーコ)
  〃  :太陽、海、そして砂(クワリ)
  〃  :禁断の島(ホワイトゴブリン)
  〃  :ウィザード(999ゲームズ)

Nederlandse Spellenprijs:Verkiezing 2011

フィンランド年間ゲーム大賞に『世界の七不思議』ほか

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フィンランド玩具協会は8月19日、今年のフィンランド年間ゲーム大賞(Vuoden peli)を発表した。大賞および最終候補作品は以下の通り。

フィンランド年間ゲーム大賞は、ノルウェーなどと同様にメーカーがエントリー料を支払って推薦した作品を審査委員が選び、候補、最終候補、大賞の順に絞り込む仕組み。1994年から始まり18回目となる。

ファミリーゲーム部門の『禁断の島』はドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、アダルトゲーム部門の『世界の七不思議』はドイツ年間エキスパートゲーム大賞に選ばれており、国際的に評価が高まっている。昨年のファミリーゲーム部門は『ディクシット』、アダルトゲーム部門は『フィンカ』。

【フィンランド年間ゲーム大賞2011】
キッズゲーム部門:ビジータウン(R.Scarry's Busytown、タクティック)
同ノミネート:ディジオス(Dizios、コンピート)、ワニに乗る?大いなる冒険(ハバ)
ファミリーゲーム部門:禁断の島(コンピート)
同ノミネート:アラカルト(コンピート)、モンド(ラウタペリト)
アダルトゲーム部門:世界の七不思議(ラウタペリト)
同ノミネート:ミスタージャック(ラウタペリト)、レペロ(Repello、マルティネックス)

Lautapeliopas:Vuoden peli 2011

vuodenpeli2011.jpg

ボードゲームでお見合い、仙台

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仙台にて、ボードゲームを通したお見合いが始まる。週末の夕方から、市内の公共施設にて。男女とも参加費2000円。

このプロジェクト「ボードゲームで友達・恋人作ろう」はOffice D-ai(林博喜代表)がプロデュースし、お見合いプラン、ボードゲーム&お見合いプラン、ボードゲームプラン、合コンプランの4コースを用意。このうち2コースが、ボードゲームを通した出会いのコースだ。

「ボードゲーム&お見合いプラン」では簡単な自己紹介の後、ドイツのボードゲームを遊ぶ。後半は1対1でトークタイムの後、お付き合いしたい、お食事かお茶をしてみたい、連絡先の交換ぐらいならかまわないという最終確認カードに記入。この結果をもとに相手を決定する。25〜45歳の独身者(男性は定職のある方)限定。

もう1つの「ボードゲームプラン」は独身者だけでなく、夫婦・恋人同士・友達同士でも参加できる。仙台駅近くの会場で、スタッフのサポート付きでボードゲームを楽しむ。ゲームの持ち込みも可能だ。

すぐ楽しめるドイツのボードゲームを通して、緊張が打ち解け自然に会話できること、相手の普段の姿を垣間見れること、また親密度も増しやすいことといった効果で、カップリング率が高まるという。用意されているゲームも『スコットランドヤード』『お邪魔者』『呪いのミイラ』『クルード』『パンデミック』など協力の要素があるものが並ぶ。上手なエスコートで、新しい縁を結ぼう。

日時・会場や問い合わせ・申込など詳細はホームページにて。前代未聞のイベントに、愛好者からすごい反響が寄せられている。

Office D-ai:仙台でボードゲームしながら友達・恋人作ろう
Togetter:仙台で婚活ボードゲームオフ

『エアライン・ヨーロッパ』日本語版発売

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ホビージャパンは4日、ドイツの航空会社経営ゲーム『エアライン・ヨーロッパ』日本語版を発売した。2〜5人用、13歳以上、75分、5,880円。

『チケット・トゥ・ライド』のA.R.ムーン(アメリカ)の作品で、ドイツ語のオリジナル版が今年発売されたばかりの新作。プレイヤーは投資家となって、ヨーロッパを舞台に、限りある航空ライセンスを巡って競争を繰り広げる。航空路線を購入する一方で、航空会社の株式を入手し、配当をもとに株式を買い足していく。ゲーム中に何回かある決算のときに、所持している株式に応じて得られる勝利点を競う。航空会社の成長を見極めて、有益な航空会社により多く投資できるかが勝敗を分ける。

ボードゲーム愛好者にファンの多い鉄道ゲーム『ユニオン・パシフィック』(絶版)を、A.R.ムーンが3年かけてリメイクしたもので、ルールを洗練することでプレイ時間を短縮し、カラフルな飛行機コマで盤面が華やかになった。ゲーム好きからファミリーまで、ドイツゲームをじっくり遊びたい方に。

『ドミニオン:収穫祭』日本語版発売

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ホビージャパンは2日、人気デッキ構築ゲーム『ドミニオン』の拡張第5弾『ドミニオン:収穫祭(Cornucopia)』を発売した。2〜4人用、8歳以上、30分、3,150円。箱のサイズは『錬金術』と同じハーフサイズ。遊ぶには『ドミニオン』基本セットか『ドミニオン:陰謀』が必要となる。

豊穣を祝う領民たちの祭りの風景がテーマ。カードの多様性に焦点を当て、自分の山札や手札やプレイエリアにあるカードの種類が多いことで、大きな効果をもたらすカードが多く含まれる。同じカードを買い続けるよりも、毎回いろいろなカードを買う戦略が有効になる。

13種類の王国カードのほか、5種類1枚ずつしかない新種カード「褒賞」も追加。さらにバラエティに富んだゲーム展開が楽しめる。

9月10日に東京・代々木で行われるドミニオン日本選手権(午前午後各120名)は、午前の部のみまだエントリーを受け付けている。定員に達するか9月5日17:00まで。

ホビージャパン:ドミニオン日本語版

東京・四谷にボードゲームカフェオープン

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9月1日、東京・四谷にボードゲームを楽しめるダイニング・カフェ「リバネス」がオープンした。営業時間7:00〜23:30。利用料はないが、夕方からはワンドリンク・ワンフードの注文が必要となる。

『どうぶつしょうぎ』の北尾まどか氏のねこまどと、先端科学教育ベンチャーのリバネスが共同でプロデュース。来店者がいつでも気軽に遊べる空間の創出と、若手人材が生み出したアイデア商品を世に輩出する場として活用することを目指す。

食事は沖縄で開発したブランド豚「福幸豚(ふくゆきぶた)」のホットドッグや、石垣産牛を使ったハンバーガーが登場。沖縄とアメリカの自由な雰囲気を味覚でも楽しむことができる。

『どうぶつしょうぎ』のほか、小学生起業家が発案した化学ゲーム『ケミストリークエスト』、リバネスが東工大生と開発した『DNAカードゲーム』など、食事をとりながら、ゆったりとしたソファー席でボードゲームが楽しめる。ボードゲームの持ち込みプレイも可能。

ワイヤレスLAN・電源があり、ノートパソコンで記録を取りながら遊ぶこともできる。席数は42席で、6〜70名の貸切イベントも可能だ。

最寄りは四谷駅または四谷三丁目駅で、徒歩5分。東京都新宿区四谷2丁目11−6、電話03-6380-5129。

リバネスカフェ&ダイニング

『なんてったってホノルル』『キング・オブ・トーキョー』日本語版10月

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ホビージャパンは10月上旬、地理トリビアゲーム『なんてったってホノルル』と、ダイスゲーム『キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo)』の日本語版を発売する。

honoluluj.JPG『なんてったってホノルル(Ausgerechnet Honolulu)』は、ランダムに登場する都市名を、東西南北に並べるドイツのカードゲーム。2006年にアラカルト・カードゲーム賞を受賞した『なんてったってブクステフーデ』(ドイツ国内)、『なんてったってウプサラ』(ヨーロッパ)の全世界版となる。2〜6人用、10歳以上、20分、2,100円。

中央に1枚の都市カードを置いてスタート、自分の番になったら1枚引いて、前に置かれたカードから東西南北のいずれかに並べていく。間違っていると思ったらコール。カードを裏返すと緯度・経度が書かれており、当たっていればチップをもらえる。アフリカや中央アジアなどで聞いたこともない都市名がどんどん出てくるので、知識以上に知ったかぶりの演技力がものをいう。

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Amazon.co.jp:なんてったってホノルル 世界の東西南北、分かりますか? 日本語版

kingoftokyoj.jpg『キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo)』は、国内ですでに英語版が発売され人気を集めているフランスの怪獣対戦ゲーム。デザイナーは『マジック:ザ・ギャザリング』のR.ガーフィールド。2〜6人用、8歳以上、30分、4,200円。

突然変異した怪獣や巨大ロボットがトーキョーを舞台に、ダイスで大暴れする。6個のダイスを振って、ほかの怪獣に攻撃したり、体力を回復したりして、生き残りを目指す。それぞれの怪獣がもついろいろな特殊能力を駆使した、派手な戦いが待っている。

Amazon.co.jp:キング・オブ・トーキョー 日本語版

kingoftokyoj2.jpg

7〜8月のアクセス解析

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Googleアナリティクスによる統計。セッション数は、5〜6月からほぼ横ばいで68,257(5〜6月68,022)、ユニークユーザーも8,749(5〜6月8,763)。

ゲームタイトルのキーワード別ランキング(セッション数)
1.どうぞどうぞ 1935(1→)
2.世界の七不思議 125(2→)
3.メルカトル 116(4↑)
4.アークキング 105(*↑)
5.パスティーシュ 84(8↑)
6.オリンポス 76(*↑)
7.ロンドン 75(*↑)
8.アサラ 70(3↓)
9.クォーリアーズ 64(*↑)
10.i9n 59(*↑)

フリーダウンロードで配布されている震災カードゲーム『どうぞどうぞ』、日本語版が発売された『世界の七不思議』が注目度では不動。入れ替わりが多い中、新作でランクインしたのはゲームマーケット発の『アークキング』、イスタリの『オリンポス』、アークライトの『クォーリアーズ』。前回、大賞の受賞で一気に注目された『クワークル』は、一般発売が始まったもののランクインしなかった。

5〜6月のアクセス解析

『チケットトゥライド』マップデザインコンテスト、商品化

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今年の2月から行われていた『チケットトゥライド』マップデザインコンテストの結果が8月29日に発表された。40カ国から612通の応募があった中から、最優秀作品が2作品選ばれ、賞金として1万ドルが贈られる。

このコンテストは来年迎える発売10周年を記念して行われたもの。長い選考期間を経て選ばれたのは、F.ヴァレンティーヌ(カナダ)の「伝説のアジア」と、I.ヴェンセント(イギリス)の「インド」。当初は1作品のみが選ばれる予定だったが、2作品に倍増した。

デイズ・オブ・ワンダー社は、この最優秀作品を収録した「マップコレクション」2タイトルを、この秋発売する。『チケット・トゥ・ライド:アジア(Ticket to Ride - Asia)』は、最優秀作品「伝説のアジア」と、A.R.ムーンの「チームアジア」を収録。中国周辺を舞台に、険しい山を越えたり、チーム戦で戦ったりする。もうひとつの『チケット・トゥ・ライド・インド(Ticket to Ride - India)』では、複数のルートをつなげると得点になる「インド」と、A.R.ムーンのスイスマップが再収録される。

Days of Wonder:Get ready for new Train Adventures!

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アンケート:デッキ構築ゲーム

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Q.48:『ドミニオン』以外のデッキ構築ゲームを…(2011年8月)

A.よく遊ぶ 28票(15%)
B.ときどき遊ぶ 50票(27%)
C.あまり遊ばない 105票(58%)

アークライト社が『ダイナマイトナース・リターンズ』を発売して、同社のデッキ構築ゲームが10タイトルになりました。また『サンダーストーン』『アセンション』『ナイトフォール』などアメリカのデッキ構築ゲームの日本語版かも盛んです。これだけたくさんのデッキ構築ゲームを遊んでいるのは従来のボードゲーム愛好者なのか、それともTCG愛好者なのか知りたいと思い、お尋ねしました。

結果は、6割近くの方があまり遊ばないと回答しています。よく遊ぶという方は15%に留まりました。このサイトではTCGを扱っていませので、ボードゲーム愛好者が回答したと考えて、デッキ構築ゲーム専門のプレイヤーが相当いると想定できそうです。ボードゲームからデッキ構築専門になったという方もいそうですね。

デッキ構築ゲームは、製品だけでなく愛好者も含めて、TCG以来の一大ジャンルに成長しつつあるのかもしれません。

9月のアンケートは、今年になってからはまった人です。節電か何か分かりませんが、今年になってからボードゲーム(主に『ワードバスケット』や『ぴっぐテン』などのカードゲームですが)の売り上げが急増しています。これは、従来の愛好者の周囲で起こっていることなのか、それとも関係ないところで広がっているのかお聞きします。3択の中から、最も近いものをお答え下さい。

秋葉原水曜日の会

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都内での研修が終わってから秋葉原水曜日の会に参加。引っ越す前は毎週のように通っていたが、2年半ぶりくらいになる。参加者は20〜30名程度と相変わらずの大賑わい。主催のタナカマさんをはじめ、以前参加していたころからの参加者とも久しぶりに会えてよかった。

ありえないマシーン(The Impossible Machine)
カードをつなげてピタゴラスイッチのような機械を組み立てるゲーム。機械はみんなで1台作り、完成すると作動して得点になる。できるだけ多く出して得点を稼ぎたいところだが、マークが合うように出すのが難しかった。ネズミが走ったり、ロボットが前に進んで押したりといったお約束のイラストが楽しい(GlowFly Games, 2011)。

ドブル(Dobble)
イラストがいくつも描かれたカードは、どれも共通する絵は1つというものを使ったゲーム集。ワードバスケットのように絵の名前を言いながら手札を中央に出していくゲームや、絵の名前を言ってカードを押し付けるゲームなど5つのゲームが楽しめる。どれも得意不得意が出るが、真剣になって盛り上がった(Asmodee, 2009)。

スプリングフィーバー(Spring Fever)
F.フリーゼのブラフゲーム。4枚のカードから一番小さい数字を出して次の人に回していくが、嘘をついて数字の大きいカードを出してもよい。ダウトをかけられると、嘘をついたほうはカードを取られるかマイマスカードを押し付けられてしまう。カードの回りで推理できる部分もあり、またわざと大きいマイナスカードを取ってプレッシャーを与えるなどの戦術もあって面白い(Filosofia Editions, 2011)。

空飛ぶコーン(Flughütchen)
発射台にコーンをセットして、自分の色の穴に飛ばすアクションゲーム。もとは100年以上のゲームらしい。コーンにはおもりがついていて、宙返りして穴に入るようになっている。自分の穴で重なると得点が2倍。割と狙ったところに飛ぶが、ほかの人の小屋にぶつかって邪魔されるのが楽しい。草場さんに邪魔されていたシミーズさんが最終ラウンドで高得点をマークして1位(Piatnik, 2005)。

トリッキービッド(Tricky Bid)
毎回手札から、トリックを取ったら得られる得点カードを出してビッドするトリックテイキングゲーム。高い得点カードを出すと、強い手札がなくなってトリックが取りづらくなる。わざと低い得点をビッドして、ほかの人が高得点を狙ってくるのを誘って落とすという戦術もあり。1回目はシミーズさん、2回目は草場さんが大量得点で勝利(Winning Moves, 2011)。

ドカーン(Kawumm!)
研究所で薬品を集めるバッティングゲーム。同じ薬品が出ている限りカードをめくれるが、全部違うと「ドカーン!」で全部なくなってしまう。薬品が完成すると、同じ薬品は捨てなければいけないというバリアントルールで、さらに強気にめくらなければいけない。強気すぎて散っていく中で、チキンと言われながら地道に集めたタナカマさんの勝利。(Huch & Friends, 2011)

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