2011年12月アーカイブ

ビッグアイデア(The Big Idea)

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日常から大発明

「新しいアイデアは、既存の組み合わせでしかない(J.W.ヤング)」という。組み合わせられるものは、全く関係なければ意味不明だし、近すぎればありきたりとなる。絶妙なアイデアとはどんな組み合わせなのか、このゲームが教えてくれる。

『ビッグ・アイデア』は、それこそアイデア勝負でコンポーネントにお金をかけないメーカー、チーパス社(アメリカ)が2000年に発売したカードゲームである。今年、ファンフォージ社(フランス)がこれを豪華にリメイクし、アークライトが日本語版を発売した。ルールはフランスのメーカーらしく、徹底的にシンプルにしてパーティーゲーム用に仕立てたが、面白いと思ったアイデアに投資できるオリジナルのルールも、『ゲームリンク』11号に掲載されている。

「禅+クリップ」など、形容詞カード3枚と、名詞カード3枚が配られ、これを何枚でも自由に組み合わせて新製品を作る。そして順番に、自分が組み合わせた新製品をプレゼン。「このクリップは、坐禅のときにまぶたや耳にはさんで使います。最初は痛いですが、だんだん気持ちよくなってきます」

全員のプレゼンが終わった後、秘密投票を行う。いいね!と思ったものにメダル、残りはダミーの投票カードを置く。オープンして、得票数の最も少ない人が「挫折ポイント」。規定ラウンド行って、挫折ポイントの最も少ない人が勝つ。

最多投票を目指すのではなく、1票でももらえればまず安全なわけだが、だからといって無難な感じのアイデアを出せば誰からも投票してもらえない。最多投票を目指すのと同じようにインパクトのあるアイデアを考えなければならない。

tomokさんの「エキゾチック・エロティック・パラダイス」で大笑い。「何それ、行ってみて〜!」私は「フローズン+氷」がヒットした。「この氷はたいへん冷たく、ぬるいジュースなどに入れるととても美味しくなります」「ただの氷やんけ!」

プレゼンの話術が勝負かと思ったが、組み合わせの段階でもう勝敗がつくようなこともある。最少の2枚だけでインパクトのある商品を作るか、何枚も組み合わせてストーリーリッチな商品を作るかといったセンスも問われて脳が刺激される。

The Big Idea
J.アーネスト/チーパスゲームズ(2000年)―ファンフォージ+アークライト(2011年)
3〜6人用/8歳以上/25分
ビッグアイデア

2011年のアクセス解析

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1年の最後にGoogle Analyticsに基づく今年の当サイトへのアクセスデータより。

ユニークユーザー数は42,274で前年比+25.7%、ページビューは507,960で前年比+24.9%と、約2.5割増加した。1日のアクセス数は平均で1087。9割がリピーターである。iPhone、iPadなど携帯端末からのアクセスはどんどん増えており、12月は2割近くに達した。

ゲームサイトのリンク元は次の通り(カッコ内は前年からの増減)。リンクして下さっている各サイトの方々に感謝。ありがとうございます。

1.ジョーコデルモンド 9,791(+1,022)アクセス
2.play:game 3,281(+1,174)
3.メビウスゲームズ 3,157(−2,051)
4.ボードゲームを始めよう 2,838(+776)
5.海長とオビ湾のカジノロワイヤル 2,725(+709)
6.The Boardgame Laboratory 2,415(+2,271)
7.ボードゲームランド 1,856(−2,699)
8.ふうかのボードゲーム日記 1,756(−776)
9.俺ビュー 1,622(+1,436)
10.ボードゲームおっぱい 1,249(−280)

ゲーム名の検索キーワードは次の通り。今年は震災の影響でフリーダウンロードゲームの『どうぞどうぞ』が不動の1位だった。2位は多言語版に続いて日本語版も発売され話題に事欠かなかかった『世界の七不思議』。

1.どうぞどうぞ 6155アクセス
2.世界の七不思議 1364
3.メルカトル 492
4.藪の中 424
5.スチーム 376
6.ザヴァンドールの鉱山 362
7.アサラ 345
8.レジスタンス 288
9.オリンポス 281
10.アークキング 285

『ハイ・ソサエティ』『フォー・セール』日本語版発売

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ニューゲームズオーダーは29日、グリフォン社(アメリカ)がリメイクした90年代の名作カードゲーム『ハイ・ソサエティ』と『フォー・セール』を日本語版で発売した。

ハイ・ソサエティ日本語版『ハイ・ソサエティ』はR.クニツィアが1995年に発表したドイツの競りゲーム。同年にアラカルトカードゲーム賞で1位を獲得し、2003年、2004年(『珍獣動物園』)、2008年とリメイクされてきた。このたびの日本語版は、小箱になったグリフォン社の2011年版に基づいている。

贅沢品カードを1枚ずつ、競りにかける。全員の持ち金は同じで、競り上げるには2枚、3枚とカードを出していなかねればならない。また、マイナスのカードは最初に抜けた人が引き取る。ゲームは読めないタイミングで終了し、贅沢品の多い人が勝つが、その前に持ち金を一番多く使ってしまった人は脱落してしまう。いかに無駄なく、ぎりぎりで贅沢品を競り落とせるかがかカギだ。3〜5人用、10歳以上、15分。

New Games Order:ハイ・ソサエティ日本語版

フォー・セール日本語版『フォー・セール』もドイツの競りゲームで、S.ドラが1997年に発表した。3〜6人用、8歳以上、20分。2005年、2008年にリメイクされた。日本語版は『ハイ・ソサエティ』と同じく小箱の2011年版による。

コインで不動産カードを競り、競り落とした不動産カードで小切手カードを競るという2段階の競りゲーム。不動産カードの競りは人数分を並べて自由にコインを積んでいく方式で、1番高い不動産を競り落とした人以外は、半分が戻る。小切手カードは、こうして入手した不動産カードを1枚ずつ出して同時公開で競る。価値の低い不動産で、うまく高額の小切手を手に入れたい。3〜6人用、8歳以上、20分。

New Games Order:フォー・セール日本語版

『Dr.シャーク』多言語版発売

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ホビージャパンは本日、指先の触感で手がかりを探すユニークなボードゲーム『Dr.シャーク(Dr.Shark)』多言語版を発売する。2〜6人用、10歳以上、45分、5,880円。

A.ボザとB.カタラ(フランス)による作品。『モウ』『Mr.ジャック』などのファミリーゲームを手がけてきたフリカン(スイス)から、今年のエッセン国際ゲーム祭で発売されたばかりの最新作だ。

舞台は南太平洋。Dr.シャークは個人所有の島で富豪たちとのカクテルパーティーを企画していた。この謎の多い名士は、秘密犯罪組織の首班である疑いが濃厚だった。プレイヤーはスパイとなってカクテルパーティに潜入し、プールの底から証拠を集めなければならない。

証拠はジグソーパズルのピースになっているが袋に入っており、裏面の特殊加工(紙やすり、つるつる、模様入りなど)を指ざわりだけで見分ける。感覚を研ぎ澄ませて、必要な証拠を手に入れた人が勝者だ。おしゃれなアートワークと迫力あるサメのコマも見どころで、デジタルゲームにはないプレイ感を楽しめる。

『プゥー』多言語版発売

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ホビージャパンは26日、羞恥心を試すカードゲーム『プゥー(Prrrt...)』多言語版を発売した。B.カタラ&L.モーブロン(フランス)作、オリジナルはフリカン社(スイス)。3〜7人用、8歳以上、20分、 2,520円。年末年始のため、ショップによっては年明けの年明けになる可能性もある。

密室でおならをした犯人を捜すパーティーゲーム。0〜7の数値がついた悪臭カードを5枚ずつ手札として受け取り、順番に隣のプレイヤーに「やったのは君かね?」と問いただしていく。手札の悪臭カードの数値合計が最も多いプレイヤーが真犯人だが、最初は誰が真犯人か分からない上に否認する奴も。

自分が犯人だと認めてしまえば、羞恥カード1枚(マイナス得点)を受け取り、ラウンドは終了となるが、誰も認めなかった場合、手札1枚をランダムに公開していき、犯人を一斉に指差して告発。実際に最も合計数が多い人は、羞恥カードに加えて、犯人を当てた人数分の羞恥カードを受け取らなくてはならない。ダメージが少ないうちに認めるか、リスクを承知で最後までしらを切るか。

すごろくや編『ボードゲームカタログ』にも収録(57ページ)。昨年の秋に少量が入荷していたが、これで本格的に入手できるようになった。箱を開けると光センサーで「プー」という音が流れるサウンドボックスになっており、各ラウンドの開始時に使えば臨場感の演出もできる。

TGW:プゥー

『雷ネットアクセスバトラーズ ベーシックセット』発売

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GigasDrop.は28日、『雷ネットアクセスバトラーズ ベーシックセット』を発売した。2人用、12歳以上、3,990円。

Xbox360などのアドベンチャーゲーム『シュタインズ・ゲート』のゲーム中に登場する架空の対戦ゲームを製品化。『シュタインズ・ゲート』では、「ロコロココミック」で連載され、テレビアニメシリーズにもなった人気アニメ『雷ネット翔』から派生した商品で、世界規模で爆発的に流行しており、大規模な大会なども開かれているという設定になっている。

今夏のコミックマーケットで製品版が部数限定で発売されていたものが、このたび一般発売となった。

ゲーム内容は、「回線マット」にお互いオンラインカード8枚(リンクカード4枚、ウィルスカード4枚)を配置し、相手に自分のウィルスカードを4枚取らせるか、相手のリンクカードを4枚取るか、相手のサーバー中心部に自陣のリンクカードを4枚侵入させれば勝ちという『ガイスター(Geister)』のようなルール。これに特殊能力を持った「ターミナルカード」が加わる。

なお、『ガイスター』は昨年の秋に日本語版が発売されたが、版元絶版のため国内外で品薄が続いている。

5pb.:雷ネットアクセスバトラーズ ベーシックセット
ファミ通.com:『シュタインズ・ゲート』に登場した伝説のボードゲーム『雷ネットアクセスバトラーズ』の一般発売が決定

コニーアイランド(Coney Island)

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寂しい遊園地にしないで!

ゲームマーケットの帰り、浅草の花やしき遊園地に行ったことがある。ローラーコースターをはじめ、アトラクションが立体的に交差しているのには感心した。人の流れを考えて、アトラクションをどのように配置するかは、センスが問われるだろう。

コニーアイランドは、花やしきとは比べ物にならない広大な土地に遊園地を作り、客を集めるゲームである。アトラクションの配置だけでなく、従業員の管理にも気を配らなければならない。そこにはM.シャハトが得意とするジレンマが待っていた。お客様に楽しんでもらうには、経営者が苦労しなければならない。

コニーアイランド

まず必要なのは土地。お金を払って2×2の用地タイルをボードに置く。置いた場所によって、ボーナスがもらえる。2×2といっても、デッドスペースの茂みもあるので、将来のアトラクションを考えて位置や向きを考えたほうがよい。

次に従業員。土地の空いているところに建設資材を払って従業員付きの屋台を置く。働いていない従業員はプレイヤーボードにおり、働きに出るほどプレイヤーボードに空きマスができる。この空きマスだけ得点・お金・資材の収入が入るという仕組みだ。

それなら従業員をどんどん出せばいいと思うかもしれないが、ゲーム終了まで返ってこないと失点になってしまう。そこで従業員の上に、建設資材を払ってアトラクションを置くことで、従業員が戻ってくる(このとき得点も入る)。こうして従業員を置く→アトラクションを作って戻すというのを繰り返す。

アトラクションは1マスものから4マスものまであり、その数だけ従業員が並んでいなければならない。ほかのプレイヤーの従業員の上に置くこともできる。大きいアトラクションほど、ほかのプレイヤーと協力したほうが作りやすい。

土地もアトラクションの数も限られている。アトラクションがなくなれば、従業員は戻ってこれない。これも、従業員をどんどん出せばいいというわけではない理由である。巨大アトラクション予定地に、小さいアトラクションを作って分断するといった妨害も。

困ったら、お金を払ってキャラクタータイルの特殊能力を使う手もある。必要な建設資材を手に入れたり、お金で得点を買ったりできる。新聞に広告を出せば、ゲーム終了時にボーナス点が入る。

ゲームが始まってすぐ、お金も資材もぎりぎりだということに気付く。従業員をどんどん出して、アトラクションを作らず収入をもらい続けるという作戦。そのうちふうかさんとkarokuさんの巨大アトラクション合戦が始まり、従業員が取り残されそうになる。しかし、肝心の資材がない。そのためなけなしのお金で新聞に広告を出し続けることになった。遊園地の開発が進まない。

結局、最後につじつま合わせで小さいアトラクションを作って従業員を返したところ、失点が思いのほか少なくなり、大量の新聞で逆転勝利。アトラクションで足の引っ張り合いが起こり、ふうかさんもkarokuさんも大量得点のチャンスを失ったのが勝因だったようだ。

コニーアイランド終わってみれば夢の遊園地は空き地だらけ、巨大アトラクションもない寂しいものになっていて、笑うしかなかった。箱絵の楽しい雰囲気とは程遠い。Win-Winをめざして協力すればもっと賑やかな遊園地になっていたのかもしれない。

Coney Island
M.シャハト/アルゲントゥム出版
2〜4人用/10歳以上/60分
ショップ検索:コニーアイランド

日本ボードゲーム大賞2011:投票スタート

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今年10回目となる日本ボードゲーム大賞(主催:NPO法人世界のボードゲームを広める会ゆうもあ)の投票が本日から始まった。来年の2月22日まで。

対象は過去1年間に一般発売された新作で、5タイトルまでをリストの中から選ぶか、自由記述欄に記入する。新作リストには、過去最多の265タイトルがエントリーしている。もちろん全部遊んでいる必要はなく、1タイトルだけの投票でもかまわない。

ネット投票は下記のリンクから行うことができる。登録したメールアドレスに届いたURLをクリックしないと有効にならないので注意。

このほか、全国のショップとサークルに、紙の投票用紙が年内に送られることになっており、こちらで投票することもできるほか、投票用紙をダウンロードして配布・記入し、FAXか郵送で送ることもできる。

昨年は412名が投票し、『キャット&チョコレート』が国産初の1位に輝いた。今年はどの作品が日本人の人気を集めるか楽しみだ。

日本ボードゲーム大賞:投票ご協力のお願い

ハンティングフィーバー(Jagdfieber)

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狩りの食物連鎖

エッセン国際ゲーム祭で、面白いブースがあった。各種カードスリーブを扱うスワンパナシア(台湾)と、ドイツのメーカーが連結して出展していたのである。ゲームマーケットでも見かける、あの白鳥の帽子のとなりで展示されていたのがこのカードゲームだった。ドイツゲームらしい、地味ながら美しいイラストのパッケージに、テキストのないカード。近年のエッセンで、こういったゲームはあまり見かけなくなった。

スワンパナシア社はこの会社の輸入代理店である。今秋のゲームマーケットでこのゲームの英語・広東語版を販売しており、くさのまさんが買ってきたという。

スマイリング・モンスターゲームズは2010年、ドイツのアーヘンで3人のボードゲーム愛好者が立ち上げた。初心者向けに独創的でありきたりでないゲームを作ることを目標としている。このカードゲームのテーマは狩り。ハンターはオオカミを狩り、オオカミはウサギを狩り、ウサギはニンジンを狩る中で、いかに狩られないようにして狩るかを競う。

ハンティングフィーバー

全員の手札は同じで、1枚ずつ出して一斉に公開する。ハンター、オオカミ、ウサギの順にチェックして、ハンターに狩られなかったオオカミがウサギを取り、オオカミに食べられなかったウサギがニンジンを食べ、ウサギに食べられなかったニンジンは自分で収穫できるという仕組み。

ハンターのオオカミを狩る前に、誰かが禁猟日カード(ハートのマーク)を出していたら、ハンターを出した人は貴重なハンターを失うだけでなく、ペナルティーで失点になってしまう。ペナルティーがあったら、禁猟日カードを出した人は得点。このため、いきなりハンターを出すのは危険である。

禁猟日カードがなければハンターは時計回りに一番近いオオカミを狩って得点にする。ハンターがいないか、狩られずに生き残ったオオカミはウサギを狩って得点に。同様に、オオカミがいないか、狩られずに生き残ったウサギはニンジンを得点にする。食物連鎖のようだ。

オオカミを狩ったハンターは手札に戻ってまた狩りに出られるが、ウサギを食べたオオカミと、ニンジンを食べたウサギは1ラウンドの間、満腹となって場に残る(その後で自分の得点になる)。次のラウンドには確実に狙われるだろう。これが次のラウンドに出すカードの手がかりとなる。

獲物がなかったオオカミやウサギも手札に戻る。このため狩りができないと手札が減らない。誰かの手札がなくなると1日の終了で、手札は全て失点。だからどんどん狩りを成功させないといけない。

最初は何を出したらよいか分からず様子見だったが、狩りに成功したオオカミやウサギが場に残ると、狙い目が分かってきた。ニンジンがたくさん出された次のラウンドは、ウサギを出す人が多いだろうから、オオカミでいこうかなとか、いや誰かがオオカミを出すんならハンターかなとか、読み合いが楽しい。裏の裏をかいて自滅する人が続出する中、確実に狩りを成功させたtomokさんの1位。

Jagdfieber
S.ツラティンティス/スマイリングモンスターゲームズ(2011年)
3〜5人用/8歳以上/30分
Smiling Monster Games:Jagdfieber

ゲット・ビット!(Get Bit!)

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あくまでロボットですから!

サメに追いかけられるロボットたち。逃げ遅れたロボットは、手足を1本ずつ食いちぎられ、脱落していく。生き残るロボットは誰か? カードスリーブや木製コマなどのアクセサリで知られるアメリカのメーカーによるブラックユーモアのゲーム。

各プレイヤーが受け持つロボットは、手足が取り外し可能になっている。これを一列に並べ、一番後にサメを置いてスタート。逃げろや逃げろ。

全員同じカードをもっており、その中から1枚出して一斉に公開。数字の小さい人から、その数だけ前に進む。前といっても相対的な位置で、1だったら1体追い越し、2だったら2体追い越す。バッティングした人は進めない。大ピンチ!

全員が移動した後で、一番後だったロボットはサメに噛み付かれて、手か足を1本取り外す。その代わり、勢いで1番前まで進み、今まで使ったカードを全て手札に戻せる(それ以外は、全部使い切らない限り戻らない)。

こうして、手足が全部取り外されてしまったロボットは脱落。残ったロボットで地獄のレースを続ける。残る2体になったとき、前にいるほうが勝ち。まさにサドンデス。

カードはでたらめに出していてもいけないことが分かったときは時すでに遅し。ほかの人が何を出せないかを記憶し、サメに近い人が何を出しそうか読むべきだった。私は早々に脱落したが、carlさんの読みが冴えて無傷の勝利。ロボットだと分かっていても、インパクトは強烈。バッティングして進めないときには本当に焦る。

Get Bit!
D.チョーカー/メイデイゲームズ(2007年)
2〜6人用/8歳以上/20分
ゲットビット

自宅ゲーム会

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今年最後のゲーム会はクリスマスイブだった。くさのまさん、carlさん、神尾さん、ぽちょむきんすたーさん、tomokさん、Psy+さんの6名がご参加。昨年だったら、2卓に分かれて3〜4人で遊ぶことが多かったが、今年はこの人数でも1卓。コミュニケーションゲーム、パーティーゲーム、多人数ゲームがたくさんあるためである。

振り返れば今年は震災以降、ずっと多人数ゲームを遊んできたように思う。無数のパーティーゲームが発売されているアメリカから個人輸入で取り寄せ、エッセン国際ゲーム祭でも多人数ゲームばかり狙って買ってきた。その背景には、いつものメンバーで遊ぶコミュニケーションの楽しさがある。頭を使う長時間ゲームも悪くないが、腹を抱えて笑えまくるゲームにはかなわない。

今回のサプライズは、くさのまさんとtomokさんがオリジナルのコミュニケーションゲームを考えてきたことだった。どちらも秀逸なアイデアで、既製品以上に盛り上がっていた。とうとうここまで来たかと思うと感慨深い。

ゲームの合間には、メリ釈迦でお寿司とケーキ。外は大雪のため、そのまま4人がお泊りとなり、夜遅くまでゲラゲラ笑って過ごした。また来年もよろしくお願いします。

ギフトトラップ:タブー
クリスマスイブといえばプレゼント。昨日レポート済み

エセ芸術家ニューヨークへ行く
先月のゲームマーケットで発売されたブラフお絵描きゲーム。皆で一筆ずつ描き足してお題の絵を作っていくが、1人だけお題を知らない人がいる。知らない人はさも知っているふうに描き、ほかの人は誰が知らないで描いているかを当てる。分かりやすく描いてしまうとバレてしまうし、分かりにくすぎると怪しまれる。その結果、何だか訳のわからない作品が出来上がるのである。carlさんがカモフラージュに成功して1位。tomok画伯は直線1本で「それはありえねー」と笑いを取っていた。(オインクゲームズ, 2011)

シンク・オブ・ミー
お題を説明して当ててもらうゲーム。tomokさんが『タイムズアップ!』に触発されて作ったという。ヒントを出すのは最近回答した2名だけで、ヒントを出す人がどんどん移り変わっていき、それにつれて勘違いした人のヒントがずれていくのが楽しい。勘違いしていても説得力のある説明をして、自分の答えに倣わせれば得点が上がる。このほか、ジェスチャーモードと、単語モードがあり、それぞれ回答を勘違いした人の変なヒントが笑えた。(未発売)

ヒントは2つ
ジェスチャーとお絵描きで2つのヒントを当てて、その2つのヒントからお題を当てるという2段階のクイズゲーム。くさのまさんが製品化を目指して製作中である。ヒントを出す人は2人1組で、かぶらないよう、そしてお題に近づけるよう制限時間内にヒントを出さなければならない。ただしこの時点で先にお題を言われてしまうと失点になるので、あまり近いヒントはできない。ウィットが求められ、刺激的だった。(未発売)

ビッグアイデア
形容詞と名刺カードを自由に組み合わせて、インパクトのある商品をプレゼンするゲーム。全員が1つずつプレゼンした後、投票して最低だった人が「挫折ポイント」を受け取り、これが一番少ない人を目指す。組み合わせの工夫だけでなく、「それはいいな」と思わせるプレゼンテーション力が試される。tomokさんの「エキゾチックでエロチックなパラダイス」が瞬間最大風速だったが、「禅クリップ」「フローズン氷」など2枚だけで勝負した私が無傷の勝利。(アークライト、2011)

箱の中へ(Ab in die Tonne)

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箱の中へゴミはみ出さないように

いろいろな形のゴミタイルをゴミ箱の上から落として、はみ出さないようにするオランダのゲーム。『バティーク』に似ているが、1人1人ボードが異なり、5人まで遊べるのが特徴。またタイルのかたちがバリエーションに富んでおり、はみ出したら負けではなく、はみ出した程度による失点をできるだけ少なくすることを目指す。

全員がもっているゴミ15個の内容は同じ。つぶれたサッカーボールとか、細長いスタンドとか、どのゴミもエキセントリックな形状をしている。

スタートプレイヤーが1つゴミを指定し、全員同じゴミを投入する。ゴミは線の上からストン。狙って落としても、途中で回転したり、位置がずれたりすることもある。次の人が次のゴミを指定して、また全員同じゴミを投入、というように全員同じ順番でゴミ箱に入れる。とがっているところを噛みあわせて、かさを上げないようにしたい。

ゴミ箱には目盛がついていて、15個落とした後にどこまではみ出しているかを見る。はみ出した分だけ失点。これが第1ラウンドである。

第2ラウンドは、ゴミ箱についているチューインガムを隠すようにゴミを落とす。最後に隠れていないチューインガム1個につき−2点。第3ラウンドは一転して、チューインガムが見えるように落とし、隠れていなければ1個につき2点になる。チューインガムにばかり集中していると、かさが上がってしまってテトリスのゲームオーバー状態のようになりかねない。

第1、第2ラウンドは拮抗していたが、第3ラウンドでチューインガムを避けてうまく入れられた私が勝利。うまく詰められなかったものの、5歳の長男も一緒に遊べた。ゴミを1つ入れるたびに「あー変なとこに引っかかった!」「よし、カンチャンずっぽり」など歓声が上がる。チューインガムのルールでは、ゴミを入れる順番や角度など、意外に考えることがあって唸らされた。

Ab in die Tonne
C.v.モーセル/クワリ(2011年)
2〜5人用/5歳以上/20分
ゲームストアバネスト:箱の中へ
ふうかのボードゲーム日記:箱の中へ

ギフトトラップ(GiftTrap)

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プレゼント交換の罠

お互い相手の性格を考えて、あげたいプレゼントともらいたいプレゼントを選ぶパーティーゲーム。オリジナルはカナダだが、昨年アークライトが日本版を発売。500種類以上のプレゼントカードの中には日本オリジナルも入っている。

はじめにプレゼントが並び、その名から何番を誰にあげたいか選ぶ。プレゼントは裏返して渡すので、何をもらったかまだ分からない。開ける前に、自分は何がほしいか、ほしくないかを+3〜−4点のチップを置いて表明する。チップを置いたらいよいよプレゼントをオープン。

プラスのチップを置いたプレゼントを受け取っていれば、ゲットポイントを進め、そのプレゼントをあげた人がギブポイントを進める。マイナスはどちらも戻る。送る側として欲しがってくれそうなものを選ぶのはもちろん、受け取る側としても、ほかの人が贈ってくれそうなものを喜ぶことがポイントだ。

ゲットポイントと、ギブポイントの両方ともゴールした人が勝利。どうしても送り上手、もらい上手のどちらかに偏りがちだ。

クリスマスイブに、男同士7名と長女の8名でプレイ。プレゼントはドイツで入手してきた対象年齢16歳以上の「タブー」デッキである。「重婚できる」「プレイボーイの表紙になる」「絶滅危惧種ハント」「100万ドル紙幣の上で裸で転がる」などきわどいお題や、「1週間路上生活」「独房で1晩」などのあまり望ましくないお題が出てきて悶絶した。くさのまさんが序盤から絶好調で1位。

GiftTrap
N.ケレット/ギフトトラップ・エンタープライズ(2006年)+アークライト(2010年)
3〜8人用/8歳以上/60分
ギフトトラップ

『祈り、働け』日本語版、2月上旬発売

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祈り、働けホビージャパンは2月上旬、U.ローゼンベルクの新作ボードゲーム『祈り、働け(Ora et Labora)』日本語版を発売する。1〜4人用、12歳以上、60〜180分、5,880円。

『アグリコラ』『ル・アーブル』の作者が今秋リリースしたばかりの箱庭系ボードゲーム。今回は中世の修道院がテーマである。各自、建物が少しと森林や泥地がある小さな土地からスタートする。建物に牧師を置いて資源を手に入れ、これらを元手にして、建物を建てたり、新しい土地を買ったりして、自分の土地を広げていく。

土地には、建物のほか、食料とエネルギーを払って村を作ることもできる。修道院の建物はつなげて作らなければならず、修道院はどんどん大きくなっていく。この大きさに応じて、最後に登場する建物「修道院寮」でボーナス得点が得られる。ゲーム終了時にできるだけたくさん得点できるよう、建物や村の配置を工夫しよう。最後には、祈り(Ora)と労働(Labora)で、最もよく神様に奉仕できた人が勝つ。

1〜4人でプレイでき、所要時間は一晩中でも、短時間でもOK。説明用と詳細の2種類のルールブックが付いており、インストが楽になった。『アグリコラ』、『ル・アーブル』からさらに楽しくなった箱庭型ゲームの最新作、あなたはどんな選択肢で、自分の土地を発展させる?

祈り、働け(Ora et Labora)

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祈るのは働いた後にゆっくりと

祈り、働け(全景)

牧師たちが修道院の周りに豊かな村を作るU.ローゼンベルク作の箱庭系ゲーム。『アグリコラ』『ル・アーブル』の後継作として今秋発売され、日本語版も年明けにリリースされる。もっぱら『ル・アーブル』のシステムを継承し、多彩な建物のコンボと、豊富な資源のマネージメントをとことんまで楽しめるゲーマーズゲームだ。

祈り、働け:スタート図

はじめは、小さな村からスタートする。自分の番には、建物を1つ使うか、木材・ピートを取るか、資源を使って建物を作るかのいずれかのアクションを行う。最初の建物は、レンガを取る「丘陵」、家畜か小麦を取る「農場」、お金を取る「修道院本館」しかない。木材は自分の村から森林カード、ピートは泥地カードを取り除くことによって得られる。『アグリコラ:泥沼からの出発』にあったシステムだ。

祈り、働け:アイテム盤祈り、働け:アイテム盤2

資源がいくつ取れるかは、この円盤で決まる。毎ラウンド1つ回すと全てのアイテムの数が増え、取ったアイテムは0になる。誰も取らなければ累積していくという『ル・アーブル』の仕組みを、手軽な操作で見やすくしたのは素晴らしい。

建物を使うには、3人いる自分の牧師を1人置く。お金を払えば、ほかの村に牧師を置かせて効果を使うこともできる。牧師は3人使い切らないと戻らず、それまで1度使った建物は使えないので、回転を早くするか、いろいろな建物を満遍なく使うことになる。せっかく建てたのに、ほかの人に使われてしまってがっかりということもある。

スタートの建物で取れる6種類の資源のほかに、ゲーム後半には石材やブドウも登場する。建物を作るには、場に並んでいる中から、必要な資源を払って自分の村の空き地に置く。ゲームが進むに連れて、より効果の強い建物も登場する。

祈り、働け:アイテム

建物によって、資源を加工していく。家畜は肉に、小麦は小麦粉にしてパンにしたり、麦芽にしてウィスキーやビールにしたりできる。こうして、エネルギーや食料や勝利点を増やしていくのだ。終盤になるほど、勝利点になる本、陶器、装飾物、聖遺物、奇蹟(右下)が重要になっていく。資源は「1つ足りない!」「無駄にとって余った!」ということがよく起こり、的確なマネージメントが勝敗を分ける。

祈り、働け:最終図
(「屋敷の丘」を建てる場所が間違えてました。これは斜面にしか建てられない村です)

何ラウンドかに1回、村フェイズというのがあって、必要な食料やエネルギーを支払って空き地にに村カードを1枚置ける。この村カードは、上下左右にある建物の「居住価値」を勝利点に換えるもので、重要な得点源だ。村を作るのにたくさんの食料が必要になるのは、『アグリコラ』『ル・アーブル』の食料供給フェイズと同じだが、このゲームでは出せなかった人がペナルティーではなく、出せた人がボーナスになるのがいい。

終盤は、数多くの建物からどれを建てれば(使えば)一番得点が高いかを、慎重に計算して選ばなければならない。この詰めがまた非常に頭を使う。得点計算は、村の得点、建物の得点、アイテムの得点を合計。ひと目では計算できないので、誰が勝者か最後の最後まで分からない。

ふうかさんは家畜を減らさず収入できる紡績工場で一稼ぎして、さらに精肉所で大量の家畜を肉にするコース。karokuさんはピートを泥炭にし、燃料屋でお金にしていた。私は小麦からウィスキーとビールにしていく作戦。それぞれに得意とする資源が分かれ、面白い展開となった。

プレイ時間150分。最初は乏しかった資源がどんどん豊富になり、高級な建物が次々作られていくさまが愉快だが、最後は頭を使いすぎてウニになりそう。村は建物の効果で1つ多く作ったふうかさんが一番、建物は高級な建物に絞り込んだkarokuさんが一番だったが、最高級アイテムの奇蹟を2つ作った私が勝利した。

やりこみたい人には建物の一覧やコンボ解説が付録についており、もっと手軽に遊びたい人には毎回資源が無料で配られるショートゲームも用意されているので、いろいろな楽しみ方ができそうだ。

Ora et Labora
U.ローゼンベルク作/ルックアウトゲームズ(2011年)
1〜4人用/10歳以上/120分
ホビージャパンより日本語版が2月発売予定
ふうかのボードゲーム日記:祈り、働け

ボードゲームサイト史(2006-2010)

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前回の続き。2000年代後半はブログ全盛期。ここに挙げるサイトも、全てブログになっている。ブログは手軽に更新できる分、継続が難しいという面もあるが、定期的に更新し続けているサイトからは、ボードゲームへの愛が感じられて嬉しい。

高円寺0分すごろくやURL) 2006-現在
2006年にオープンした高円寺のボードゲーム専門店のブログ。ゲーム紹介は写真を加工して楽しく分かりやすく見せており、しかもキッズゲームからフリークゲームまで幅広い。管理人丸田さん。

遊星からのフリーキックURL) 2006-現在
デザインの観点から分析した本格的なボードゲーム評論が読める。これだけ鋭い評論を読めるのは実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時以来だと思っていたら、管理人のてらしまさんは『テラフォーマー』などでデザイナーとしても鮮烈なデビューを果たした。

新潟ボードゲーム倶楽部URL) 2006-現在
ゲーマーズゲーム・レビューの極北。自分が考えた戦略と、実際の展開を対比させたレポートは読ませる。複雑なゲームの面白ポイントを的確に捉えるだけでなく、ときには辛口も辞さないところが信頼される元となっている。管理人タカハシさん。

週刊じゃむたん通信URL) 2006-現在
タイトル数の非常に多いレビューサイト。簡潔でコンパクトながら、要所を捉えていて分かりやすい。最近はプレイにレビューが追いついていないようだが、ブログに時折近況が報告されている。管理人karokuさん。

ふうかのボードゲーム日記URL) 2007-現在
青は藍より出でて藍より青し。週刊じゃむたん通信のプレイヤーだったふうかさんが、ものすごい勢いで遊んだゲームをレポートしている。ゲームのルールよりも、実際の展開を細かく記録していて、臨場感たっぷり。

海長とオビ湾のカジノロワイヤルURL) 2007-現在
ほかではあまりレビューを見かけないゲームを積極的に取り上げているサイト。特にカードゲームに強い。10段階評価と楽しい所感を読んでいると、つい欲しくなってしまうことも。管理人の海長とオビ湾さんは2人だと思っていたが1人。

ボードゲーム CU部URL) 2008-現在
重量級ゲームの展開と感想を、写真と共に手間をかけて詳細に伝えるレポートが読み応え抜群。ウォーレスの作品など、ルールを要約しただけでは分からない作品も雰囲気が飲み込める。管理人のウサギさんは今年、横浜にリサイクルショップCUBEをオープンした。

俺ビューURL) 2008-現在
レビューはアメリカゲームやデッキ構築ゲームを中心に幅広く紹介。注目の新作リリース情報も早い。管理人のとがわさんはポッドキャスト「ホットボードゲームプレス」にも出演中。

浅く潜れ!URL) 2009-現在
図解入りで詳細にボードゲームを紹介するブログ。たくさんの写真を使い、写真に文字を入れ、楽しめるポイントや評価をまとめるなど、工夫を凝らしていてたいへん参考になる。管理人やおきんさん。

nemmy stackURL) 2010-2011
リリースから和訳公開まで、国内外のニュースを毎日、網羅的に集めてリンクしていたニュースサイト。一時期、TGWはここからニュースを選ぶ状態になったこともある。残念ながら半年で休止になってしまったが、再開を強く待ち望む。

The Boardgame LaboratoryURL) 2010-現在
レビューから和訳まである総合サイト。ゲーム紹介は、レビューでしっかりゲームの流れを説明した上で、プレイレポートも写真を多用し、最後にオススメ度と評価を詳しく書きこむ。管理人COQさん。

ボードゲームおっぱいURL) 2010-現在
ボードゲームポッドキャストを定期的に配信している。バブル大佐とマダムザザ(どちらも男性)が2人で飲みながらボードゲームの話をするのが、どんどん脱線していくのが面白い。CDに焼いて、車の中で聴くほど好き。

部屋とボードゲームと私と酒と泪と男と女URL) 2010-現在
個人輸入の仕方やボードゲームの社会的認知など、レビュー以外のエッセイにも力を入れている。意見は至極真面目なのに随所に笑いがさりげなく散りばめられており、読んでいて楽しい。管理人jun1sさん。

以上、約15年にわたって管理人が見てきたサイトを紹介した。このほかにも、読者の皆さんにとって思い出深いサイトがたくさんあることと思うので、コメントかツイートして頂けたら幸いです。すでに動画サイトも始まっているが、これからまた5年、10年とどんなスタイルのボードゲームサイトが生まれるか楽しみにしよう。

ボードゲームサイト史(-2000)
ボードゲームサイト史(2001-2005)

サンティアーゴ・デ・クーバ(Santiago de Cuba)

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一足お先に積み込んで

「聖ヤコブ」から名前を取ったサンティアーゴは、チリの首都のみならず、中南米、ヨーロッパ、アフリカの各地にある。このゲームではそのうち、キューバ南東の都市が舞台。『キューバ(及び拡張エル・プレジデンテ)』『ハバナ』に続くエッガートシュピーレ社のキューバシリーズ第3弾となる。作者は『キューバ』と同じく、M.リーネック。もう1人のS.シュタドラーは入っていない。エッセン国際ゲーム祭のスカウトアクションで9位。

ロンデルをメインにした、ドイツゲームらしい骨太なリソースマネージメントゲームである。環状になったマスを移動してサトウキビ、柑橘類、タバコを手に入れ、建物の効果でラム酒、葉巻に加工して、港に停泊している船に積み、勝利点を稼ぐ。

サンティアーゴ・デ・クーバ

はじめにサトウキビ2個、柑橘類4個、タバコ2個、ラム酒1個、葉巻なしというように、今回の船が必要としている品物がダイスで決められる。これらを集めて、ほかの人より先に積み込むのが目標だ。

手番には10マスあるメインストリートを、全員共通の車で回る。右回りで、1マスは無料、2マスは1ペソ、3マスは2ペソというようにたくさん進むほど費用がかさむという、いわゆるロンデルシステム。各マスにはキューバ人がおり、品物やお金などを取ることができる。

その後、止まったマスに対応する建物を1つ使う。建物ではタバコを葉巻に、サトウキビをラム酒に加工したり、得点をお金に換えたり、船にすぐ積んだり、キューバ人を使えなくしたりできる。

キューバ人は、お金の制限があるので事実上2〜3択、建物は対応しているものに限られるので3択しかない。選択肢はあまり多くないのでプレイ感はすっきりしている。それでいて十分悩ましいのはドイツゲームらしい。

メインストリートの中に、港があって、ここに止まると船への出荷が始まる。手番プレイヤーから1種類ずつ、船の需要まで積み、その分の勝利点を受け取る。ほかの人も積めるので、自分が極端に有利なチャンスはなかなか回ってこない。その代わり港を飛ばすと、積んだときの勝利点が上がる。港にしばらく止まっていないとジャックポットのようになるのがエキサイティングだ。

勝利点は品物を船に積まなくても、キューバ人や建物で徐々に増やすという手もある。さらにキューバ人の中に建物を所有できるのがあって、ほかの人が使うたびに毎回、得点が入るようになる。しかし得点を取らせてもその建物を使いたいか、それとも効果はあまりなくても所有者のいない建物を使うかという悩みが、後半に生まれる。

船は荷物をすべて積むか、港を3回通過したら出港し、次の船がやってくる(品物の数はダイスで決める)。7回船が出たら終了。

序盤はお互い牽制してなかなか出港できない。そのうちcarlさんが千載一遇のチャンスでタバコを出荷し大量得点。その後もダンサーのマリアで手堅く稼ぎ1位。くさのまさんは早いうちに建物を所有していったが、思ったほど使ってもらえなかった。carlさんの次手番で品物がかぶっていた私は出港が遅れた。

コマの種類も選択肢も少ないのに、悩むことは多い。得点の仕方はいくつかあるが、どれに偏っても勝てない。要素をぎりぎりまで絞り込んだ濃厚なプレイ感がよかった。

Santiago de Cuba
M.リーネック/エッガートシュピーレ(2011年)
2〜4人用/10歳以上/60分
ゲームストアバネスト:サンチアゴ・デ・キューバ
ショップ検索:サンティアーゴ・デ・クーバ

7つの島(7 Islands)

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デッキ構築して島に上陸!

海賊たちが船員と道具を駆使しながら7つの島を冒険し、勝利点を集めるゲーム。『がむしゃらギャング団』や『グリモワール』など妥協のない作品を発表し続けているワンドローが、デッキ構築にボードやチップを加えて新しい境地を開いた。春のゲームマーケットで初版70個が売り切れ、7月に萬印堂で140個再版されたがまた売り切れていた。ようやく第2版が来年3月に再版される。ワンドローに対する国内外の注目度を考えれば、少なすぎる製作量だろう。

ゲームの流れは『ドミニオン』と同じ。アクションカードを出してその効果を使い、カードのコインで新たなカードを購入し、手札を捨てて5枚引くというもの。銅貨7枚を含む10枚のデッキから始め、山札が一定数なくなるか、最高点の山札がなくなるかで終わる。アクションカードは16種類あるうち毎回8種類しか使わない。これらはデッキ構築共通のプラットフォームといえるだろう。『ドミニオン』経験者には説明を省けるので楽である。

7つの島

このゲームの新しいところは、島ボードとそこに置くコマ、そして食料チップである。この存在が、プレイ感をがらりと変える。『ドミニオン』の作者D.ヴァッカリーノがドミニオン・ボードゲームを作っているという噂を聞いたが、そのアイデアを先取りしたかたちになった。

島ボードにコマを置いたり移動したりするアクションカードがある(「クエスト」)。島にはいくつかのマスがあり、指定された数のコマを置くと、カードとは別の特殊効果が得られる。しかし発動するには、それぞれのマスの定員を満たさなければならない。効果が強いほど定員が多く、人が集まるまでなかなか発動しない仕組みだ。同じマスに複数のプレイヤーが置けるので、協力や相乗りで早めの発動を狙うが、中には一番多く置いた人しか取れないものも。

ちなみにタイトルの「7つの島」から、毎ゲーム1つの島しか使わない。これにより、アクションカードの効果とのさまざまな組み合わせが楽しめるだけでなく、島ごとに決められたシナリオによって全く異なる展開が待っている。リプレイ欲求が強く刺激される。

もう1つの要素、食料チップも面白い。アクションカードの船員を使うとき、食料チップを支払わないと出せない。食料チップさえあれば何枚でも船員を出せるが、食料チップを増やすアクションカードで適宜補充していないと何も(カードの購入すら)できなくなる。『アグリコラ』や『ル・アーブル』にも通じる食料のマネージメントは苦しく、そしてやりがいがある。

「始まりの冒険島」をプレイ。クエスト重視と、アクションカード重視に大きく分かれた。私はアクションカード重視で即効性があったが、次第にクエストの効果が現れ始める。結局クエストにほとんどコマを置かなかったのと、圧縮が中途半端だったのが影響して敗北。アクションカードとクエストのバランスをどう取るかが、勝敗のコツのようだ。

カードを選んでコンボを構築する戦略性と、ほかの人のコマの置き方を見てクエストにコマを送る戦術がうまく絡みあって、絶妙なゲームになっている。今年はエッセン出展がかなわなかったが、海外でも高い評価を受けそうだ。

7つの島
木皿儀隼一作/ワンドロー(2011)
2〜4人用/12歳以上/30〜50分
Amazon.co.jp:7つの島 第2版

書泉グランデ

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昨日、東京・神保町の書泉グランデを訪問した。近くにある書泉ブックマートからこの秋、輸入ボードゲームコーナーが移転したというので、どんな売り場になったか楽しみだった。

書泉ブックマートでは、輸入ボードゲームコーナーはアイドル写真集の奥にあり、よほどの愛好者でないと近寄りがたい雰囲気があったが、書泉グランデでは、囲碁・将棋・ゲーム攻略本と同じ階にあって違和感がない。この階には落語・音楽・映画・特撮などのコーナーもあり、居心地のいい売り場である。

ボードゲームの売り場は、ブックマート時代の2倍くらいに拡充されていた。メインは日本語ルールのないアメリカ直輸入ゲームだが、新たにホビージャパン、アークライト、ジーピーの日本語版や、若干の国産ゲームも手前に置かれている。書籍も『ボードゲームカタログ』『ゲームリンク』『ボードゲームストリート』などひと通り揃う。

通路が広いこともあって、ゆったりした感じ。カップルが日本語版コーナーに立ち寄り、「これ遊んだことある」などと話していた。ブックマート時代には想像しにくかった光景である。

輸入ゲームも拡充されているので、いくら時間があっても足りない。アメリカはドイツゲームを少し遅れてリリースすることがあるので、メビウスルートではすでに手に入らなくなったものもある。

東京のボードゲームショップ巡りに、新しいスポットが1つ加わった。これからも未知のゲームや、日本ではもう手に入らなくなったゲームなどを探すのに重宝しそうだ。

トゥルネー(Tournay)

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9枚のカードで街づくり

昨年、ダイスを使ったワーカープレイスメント『トロワ』で一世を風靡したベルギーのパールゲームズが、同じデザイナー陣で臨んだカードゲーム。ドイツのボードゲーム専門誌「フェアプレイ」が行った人気投票で1位に選ばれた。カードゲームだけあって、90分クラスの『トロワ』より時間は短くプレイ感は軽い。でもカードが多彩なこともあって、1日に何回もやりたくなる魅力がある。

舞台はフランス国境に近いベルギー最古の町トゥルネー。エッセンで購入したときにはトゥルネーの観光ガイドまでついてきた。9世紀にノルマン人に征服された町を復興させ、名声を競う。建物と人物を3×3の区画に並べ、そのさまざまな特殊能力を活かして収入や得点を得る。

トゥルネー

このゲームでも市民コマが登場し、アクションポイントのように使う。手番にはカードの獲得、建物の使用、災害の除去、お金の獲得から1つを行うが、そのたびに手持ちの市民コマを使用していく。使った市民コマは、1手番使って回収するまで返ってこない。市民コマをどこまで増やし、どの時点で回収するか、効率よく行わなくてはならない。

カードは赤白黄色の3種類があり、それぞれ3つのレベルに分かれているのがポイント。レベルが高いカードほど強力で、特に終盤に欠かせない名声建築物はレベル3に入っている。そしてカードを取るにはレベルの数だけ市民コマを使う。最初はレベル1しか取れなかったのが、徐々に上のレベルに手が出るようになるのは成長の楽しみがある。

しかしカードは取って、区画に置いただけでは使えない。建物の使用にも市民コマが必要となる。市民コマが少ないのに無理してレベルの高い建物を取っても、市民コマが足りなくて使えないのでは宝の持ち腐れ。序盤はレベルの低いカードをどんどん使っていくほうが得策だ。

カードを区画に置くにはお金が必要。レベルの高い建物ほど金額も上がる。このお金の捻出もゲームのカギだ。市民コマを使えば収入が入るが、収入を生み出す建物を使うほうが効率がよい。

カードの山札には「廷吏」というカードが入っており、これが出ると災害が発生する。どんな災害が発生するかはイベントカードで予め分かり、全員お金を取られたり、市民コマを倒されたりする。予め市民コマやお金を払って災害を除去した人は、その後の災害を1回だけ回避できる城壁がもらえる。

「廷吏」が一定数出るか、名声建造物付きで区画を埋めた人が出たらゲーム終了。ここから、最後の得点計算でひと捻りある。それが名声建造物で、建物や市民コマの数に応じて得点を得るが、ほかの人も同じ条件で得点できてしまう。自分よりほかの人のほうが得点が高いということにならないよう、自分の路線にあった建物を選びたい。

はじめは基本ルール。carlさんの名声建造物に乗っかった私が勝利。面白かったのでそのまま上級ルールへ。最初の市民コマが減り、攻撃的な建物が入って、より戦略的になった。全員の建物にダメージを与えられる兵器に酔いしれているうちに、肝心の名声建造物に着手するのが遅れてしまう。勝者は、災害対策をしっかりしつつ、建物を1種類に絞って大量得点したくさのまさん。

市民コマとお金が不足しないようぎりぎりまで使うには、カードのコンボや、アクションの順番もよく考えなくてはならない。その一方でコンボになるようなカードをうまく引けるかという運の要素もあって、テンポよく遊べるゲームである。

Tournay
S.ドゥジャルダン、X.ジョルジュ、A.オーバン/パールゲームズ(2011年)
2〜4人用/12歳以上/30〜60分
テンデイズゲームズ:トゥルネー

テンデイズゲームズ、大忙し

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所用で上京した折に、三鷹のボードゲーム専門店テンデイズゲームズに立ち寄ってきた。東京から中央線で30分。歩いて10分弱。

お店に入るとたくさんのダンボール箱が積まれていた。『トゥルネー』『シティタイクーン』『K2』……12月になって注目の新作が次々と入荷したり、年末年始が近づいたりして、注文が殺到しているという。ルールを印刷して、折って袋に入れて、ゲームに貼りつけて、注文に沿って箱詰めして、発送ラベルを貼るという作業。イラストレーターの森木ノ子さんまで駆り出されて、工場のような風景である。

そんな忙しさもおかまいなく、あれやこれやとしゃべっているうちに2時間半。その間にやってきたお客さんも一緒に、このゲームはあーだ、あのゲームはこーだと楽しいひとときを過ごした。キッズゲームやパーティーゲームに独自のルールを作って創造的に盛り上げる話とか、ショップが値段や送料無料以外で勝負できるものは何かという話とか。

ショップによって、あまり声をかけずお客さんにじっくり選んでもらうというところもあれば、積極的に声をかけて、おしゃべりしながらコーディネートするというところもある。テンデイズゲームズは後者で、セールストークを感じさせない話しかけは、抵抗感なくつい引きこまれてしまう。タナカマさんが家電量販店で働いていた経験が生きているのだろう(家電量販店も、つい相談したくなる人とそうでない人がいるが)。

地方でなくても、ボードゲームを複数購入するとなれば、運ぶのが大変だから通販を利用するのが便利だ。なので通販の比率は必然的に上がる。でも、実店舗で未知のゲームをいろいろ紹介してもらえば、その人が宣伝塔になって近隣に顧客が開拓される。そうやってじわじわ広がっていくことが大事なのだと思った。

帰り間際に『ラトゥキ(Ratuki)』というカードゲームを遊ばせてもらう。手札から場にカードを出していち早くなくしつつ、皆が出してたまった場札を集めて得点にするというスピード系のゲーム。カードは1〜5とラトゥキがあり、場に出すときは1から始め、一番上に置かれたカードから±1のカードを出せる。5を出すか、ラトゥキカードを出せば場札を取れる。場札がいくつもあるのと、カードは1〜5がいろいろな数字で書いてあるので一見して分かりにくいのがひねり。場札がとこまで溜まったところで取りにいくか、そして狙いがかぶったときいかに早くカードを出せるかが勝負である。

そして今年話題になっていたのに未プレイだった『ダンジョンレイダース』を購入して帰途につく。忙しいところ長居しておしゃべりにお付き合いして下さったタナカマさんと森木ノ子さんに感謝。ありがとうございました。

テンデイズゲームズはドイツのアンケートで上位に入った話題の新作『コロニアル』の限定販売を行なっている。販売は抽選で、申込期限は今日の23:59まで。詳しくはホームページにて。

自宅ゲーム会

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今年3回目となるふうかさんとkarokuさんの来訪。遠くから毎度ありがたいことである。私の母が喜んでたくさん食べ物をお出しするので、食べてはゲームをし、ゲームをしては食べるという生活。頭は使うが体は動かさないので太る。この後しばらくはダイエットを心がけなければならなくなるのだった。

箱の中へ(Ab in die Tonne)
いろいろな形のゴミタイルをゴミ箱の上から落として、ゴミ箱をできるだけはみ出さないようにする『バティーク』のようなゲーム。全員同じ順番でゴミを投入していくのだが、位置や角度によって結果はまるで変わる。とがっていたり、細長かったりするゴミタイルのかたちを見て、うまく噛みあうように落とす。2ラウンドはゴミ箱の中のチューインガムができるだけ隠れるように、3ラウンドはチューインガムができるだけ見えるようにタイルを落とすルールで難易度アップ。3ラウンドで奇跡的な詰め方ができた私が勝利。5歳の長男も一緒に遊べた。(Cwali, 2011)

祈り、働け(Ora et Labora)
牧師たちが修道院の周りに豊かな村を作るU.ローゼンベルク作の箱庭系ゲーム。資源を取り、建物や村を作り、建物の特殊能力で資源を交換して得点を増やしていく。『アグリコラ』『ルアーブル』の後継作だが、新しい要素は建物のパズル的配置。建物は自分の土地タイルに置くが、地形によって建てられるものが限られたり、隣接すると得点が上がったり、土地を広げて建設スペースを作ったりする。最初は乏しかった資源がどんどん豊富になり、高級な建物が次々作られていくさまは愉快。資源を無駄なく使い、1点でも多く増やすにはどの建物がいいか、終盤の詰めに非常に頭を使った。最高級アイテムの奇蹟を2つ作った私の勝利。(Lookout Games, 2011)

コニーアイランド(Coney Island)
がらがらの空き地に遊園地を作るM.シャハトの陣取りゲーム。まず土地を広げ、自分の団員を遊園地に配置して、それから団員の上に観覧車やウォータースライダーなどのアトラクションを置くという二段構え。団員が出れば出るほど収入が上がるが、アトラクションを作らないと得点が入らず、かといってアトラクションを作ると団員が帰って来て収入が減るというジレンマがある。しかもアトラクションの数は限られており、どのタイミングで作るかが悩ましい。大きなアトラクションを作らせまいとお互い足を引っ張っているうちに、ずいぶん寂しい遊園地になってしまった。その裏で新聞を買いまくって宣伝していた私の勝利。(Argentum Verlag, 2011)

マムート(Maamut)
六角形タイルの上でマンモスを追い、自分が仕掛けた罠に落とすアブストラクトゲーム。カードを出して自分のコマを一直線に進め、途中にマンモスがいると反対方向に逃げる。草原のあちこちに罠を仕掛けることができ、自分が仕掛けた罠にうまく落とせたら勝ち。罠を仕掛けておいて、マンモスの反対側から回りこんでいかなければならないので位置取りが難しい。ほかの人が仕掛けた罠は除去できるため、お互いに牽制しあって終わらないかに見えたが、こんなところに来るまいと思っていた罠にかかってくれて私の勝利。(Krok Nik Douil editions, 2009)

パックス(Pax)
ローマ軍へのレジスタンスとして戦力を集めて対抗するカードゲーム。毎回カードを3回引き、そのうち1回を手札に、1回を市場に、1回を山札に戻す。手札からは無料で出せるが、場札はお金を払わなければならない。手札にしてからもっといいカードを引いて悔しいことも。カードは7種類あり、購入価格を下げたり収入を上げたり、戦力を上げたりできるが、最後にはローマ軍と種類ごとに戦力を比べる。ローマ軍のカードは、市場の売れ残りが流れる仕組みで、買わないとローマ軍を強化してしまうし、買えばお金がなくなってしまうしでレジスタンスの苦しさを味わった。序盤から戦力を強化したふうかさんが勝利。(Irongames, 2011)

塩の海の上で(Upon a Salty Ocean)
パリを舞台に、遠洋漁業で儲け、利益で建物を作り、その特殊能力でさらに富を増やすイタリアのボードゲーム。建物を建てる、航海する、船を作る、売買するという4種類のアクションでゲームを進める。アクションは毎手番1つずつ、全員がパスするまで何周でも行えるが、誰かが選ぶごとにコストが上がっていく仕組み。どこまで上がってもペイするのかという冷静な判断と、場合によっては借金も辞さない思い切りのよさが勝敗を決める。漁業は海賊や嵐や不作に見舞われ、収量を維持するのは難しいが、魚の相場が高いときに大量に売って大儲けを狙う。序盤は借金で建物を建てて力を蓄え、後半に大量の魚をさばいたkarokuさんの勝利。私は借金が怖くて小ぶりに経営していたため及ばず。ふうかさんは最後の最後まで借金漬けでノートルダム大聖堂に貢ぎ続けたが、借金の利子に足を引っ張られて3位。(giochix.it, 2011)

リサイクル(Recicle: Tempos de Crise)
ゴミを集め、工場の設備を購入してリサイクルするブラジルのボードゲーム。毎回3人の作業員がボード上を移動して生ゴミや資源ゴミを集める。生ゴミはそのまま埋立て得点になるが、資源ゴミは購入しなければならない。さらに資源の種類によって異なる設備や、得点や収入効率を上げる設備の購入にもコストがかかるのに、初期資金は0というカツカツぶりで中盤くらいまで借金漬け。後半になると工場がどんどん稼働して一気に収入や得点が入るので、その状態を一刻も早く達成しなければならない。karokuさんが中盤くらいから設備をどんどん回転させて1位。私は最初から回収が高くつく金属ゴミを扱ったため効率が悪く最下位。(Galapagos Jogos, 2010)

チーズにかけろ(Alles Kaese)
ハバ社のアクションゲームを軽く最後にプレイ。ずらして積んだリングを脇から叩いて、制限時間内にネズミコマを下に落とす。大人気ない積み方で何度か崩れたが、私が経験者として成功させた。(Haba, 2005)

ボードゲーム十大ニュース2011

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年の瀬も迫る今日この頃、今年を振り返ってみた。お店が増え、ゲームマーケットの入場者が増え、日本語版が数多く発売されて、今年は多くの人がボードゲームブームを感じたのではないかと思う。ニュースも、昨年の十大ニュース以上に話題に事欠かない1年だった。

1.日本代表がドミニオン世界チャンピオンに(10月)
エッセン国際ゲーム祭で行われたドミニオン世界大会にて、ルネさんが予選から全戦全勝という圧倒的な成績で優勝した。9月のホビージャパンゲームフェスティバルで208名の中から優勝し、出場権を獲得していた(57ブックマーク・189ツイート)。

2.『世界の七不思議』史上初の四冠(9月)
ドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞、国際ボードゲーマー賞を総なめ。今年から始まったエキスパートゲーム大賞がこのゲームのために新設されたという噂も。

3.日本ボードゲーム大賞に初の国産(3月)
投票が国産・輸入を問わない体制になってから初めて、秋口ぎぐる氏の『キャット&チョコレート』が1位。2位の『電力会社』を大きく引き離した。フランス語版『テキサス・ゾンビ』も発売されることになっている。

4.大阪市内にボードゲーム専門店がオープン(9月)
大阪にプレイスペースつきのボードゲーム専門店キウイゲームズが開店。大阪市内ではシュピーレブルクが閉店して以来10年ぶりのショップオープンで、しかも来年3月にゲームマーケットが初めて大阪で開催されることもあり、関西が盛り上がっている。

5.ファミリーゲームズ閉店(10月)
北九州・門司の実店舗型ショップ、ファミリーゲームズが閉店した。九州初のショップとして、イベント協賛など地域密着型の活動を行っていたが、開店から2年間での閉店となった。

6.大震災、ショップにも被害相次ぐ(3月)
商品が棚から落下しただけでなく、秋葉原のR&Rステーションに至っては、壁に亀裂が入り、店舗移転を余儀なくされた。一方、震災後は節電をキーワードにボードゲームがメディアでよく取り上げられるようになり、『ワードバスケット』がバカ売れするなどした。

7.ゲームマーケット参加者3000人(6月、11月)
日本最大のボードゲームイベントが、昨年の2200名から3割以上増えて3000名を突破した。さらに今年は年2回体制となったが、秋も3000名が参加して大いに賑わった。震災後、ボードゲームがメディアでよく取り上げられるようになったことも影響していると見られる。

8.第6回カルカソンヌ世界選手権で日本人準優勝(10月)
エッセン国際ゲーム祭で行われたカルカソンヌ世界大会に、初の日本代表として参加した小向真之介氏が準優勝した。8月にメビウスゲームズ主催で行われた日本選手権で、53名の中から出場切符を手にしていた。

9.すごろくや『ボードゲームカタログ』発売(9月)
高円寺のボードゲームショップ、すごろくやによるボードゲーム書籍が発売。ジャンル分けしてフルカラーで200タイトルを紹介する。

10.東京・四ツ谷にボードゲームカフェオープン(9月)
店内に置いてあるボードゲームを自由に遊べるダイニングカフェ「リバネス」がオープン。料理もボードゲームも楽しめる交流の場が増えた。

ほかにも、Ninety.&ソンタナオリジナルゲームコンテスト開催(7〜10月)や、カタン・アジア・インターナショナル・トーナメント開催(4〜12月)、ボードゲームリサイクルCUBEオープン(10月)などが注目された。読者の皆さんにとってどのような1年だっただろうか。

日本版The One Hundred 2011

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ミクシィで5042人(昨年比800人増)が参加する大コミュニティ「ボードゲーム」にて、12月2〜15日にかけて毎年恒例の日本版The One Hundredが行われた。発起人はさとーさん(ボードゲームのおもちゃ箱)。各自がベスト15を発表して集計したもので、今年は161人(昨年比16人増)が参加した。結果は以下の通り(カッコ内は昨年の順位とそこからの上下、新作は★、国産オリジナルは■、日本語版ありは●)。

1位は2年連続で合計5回目の『カタンの開拓者たち』。上位陣は安定しているが、新作として『世界の七不思議』と『テレストレーション』が10位以内にランクインした。123タイトル中、新作が22タイトルと、昨年の15タイトルから5割増えており、豊作の年だったと言えそうだ。

昨年から最もジャンプアップしたのはM.ウォーレスの『ロンドン』で91位から25位。20位以上の24タイトルのうち、日本語版があるのは18タイトルにのぼる。

このリストの楽しみ方として、「ゲーマー度」というものがある。リストの全123タイトルから、自分が所有しているゲーム数と、遊んだことのあるゲーム数を足し合わせるものだ。人気のあるゲームを遊んだことがあるかチェックしてみてはいかが(管理人は昨年とほぼ同じ170でした)。

【日本版The One Hundred 2011】
1.カタンの開拓者たち(01→)●
2.ドミニオン(02→)●
3.世界の七不思議 ★●
4.プエルトリコ(03↓)(●)
5.パンデミック(08↑)●
6.カルカソンヌ(07↑)●
6.電力会社(05↓)●
8.アクワイア(04↓)
8.テレストレーション ★
10.アグリコラ(11↑)●
11.髑髏と薔薇 ★
12.乗車券(17↑)●
13.ブラフ(15↑)
14.ニムト(18↑)●
14.レース・フォー・ザ・ギャラクシー(06↓)●
16.ディクシット(09↓)●
17.あやつり人形(11↓)●
17.ナビゲーター ★
17.モダンアート(20↑)●
20.クク(56↑)●
20.ハゲタカのえじき(62↑)●
20.ラー(20→)
20.ル・アーブル(15↓)●
20.レジスタンス ★●
25.ごきぶりポーカー(23↓)●
25.バトルライン(13↓)●
25.ラミィキューブ(23↓) ●
25.ロンドン(91↑)
29.マジック:ザ・ギャザリング(30↑)●
30.K2 ★
30.エルグランデ(20↓)
30.キャメロットを覆う影(30→)
30.サンダーストーン(26↓)●
30.ワードバスケット(20↓)■
30.麻雀(35↑)
36.ゲシェンク(91↑)
36.コロレット(25↓)
36.スモールワールド(14↓)●
39.サンクトペテルブルク(30↓)
39.トロワ ★
39.魔法にかかったみたい(40↑)
42.それはオレの魚だ!(圏外↑)●
42.ブルゴーニュ ★
44.オートモービル(45↑)
44.お邪魔者(45↑)●
44.スコットランドヤード(62↑)●
44.ビブリオス ★
48.アセンション ★●
48.ヴォーパルス ★■
48.ファウナ(40↓)
48.八八(45↓)■
52.インジーニアス(40↓)●
52.ケイラス(18↓)
52.サンファン(75↑)●
52.ストーンエイジ(26↓)
52.ダンジョンレイダース ★
52.ブラス(40↓)
52.ブロックス(91↑)●
52.ボーナンザ(30↓)
52.ワニに乗る?(圏外↑)
61.ウボンゴ3D(圏外↑)
61.キングオブトーキョー ★●
61.コンテナ(45↓)
61.シャドウハンターズ(35↓)■
61.スルー・ジ・エイジ(91↑)
61.テキサス・ホールデム・ポーカー(52↓)
61.ハチエンダ(35↓)
61.バックギャモン(圏外↑)
61.マンマミーア(75↑)●
61.メディチ(56↓)
61.モンド ★
61.ランカスター ★
61.交易王(91↑)
61.蒸気の時代(52↓)●
75.アーカムホラー(75→)
75.ガイスター(91↑)
75.ごいた(62↓)
75.ジャイプル(56↓)
75.テーベの東(40↓)
75.ハイパーロボット(圏外↑)
75.ブクブク(62↓)
75.ローゼンケーニッヒ(35↓)
75.王と枢機卿(圏外↑)
75.花火&生け花 ★
75.人狼(30↓)
86.アンギャルド(圏外↑)
86.ウボンゴ(圏外↑)
86.キャット&チョコレート(35↓)■
86.グレンモア(75↓)
86.クワークル ★
86.ディプロマシー(圏外↑)
86.ハート・オブ・クラウン ★■
86.フレスコ(26↓)
86.ペンギンパーティ(圏外↑)
86.ポセイドン ★
86.メンバーズオンリー(91↑)
86.もっとホイップを(49↓)
86.将棋(75↓)
86.超人ロック(91↑)
100.アップタウン(91↓)
100.アルハンブラ(圏外↑)
100.インカの黄金(91↓)
100.エイジオブルネッサンス(圏外↑)
100.エンデバー(圏外↑)
100.クイズいいセン行きまSHOW!(75↓)
100.コントラクトブリッジ(75↓)
100.シュテルネンヒンメル(75↓)
100.スプリングフィーバー ★
100.タイタンの掟(91↓)
100.ダンジョンクエスト(圏外↑)●
100.ティカル(91↓)
100.トワイライトストラグル(圏外↑)
100.ナポレオン(トランプ)(圏外↑)
100.パトリツィア(圏外↑)
100.ヒストリー・オブ・ザ・ワールド(圏外↑)
100.ぴっぐテン ★●
100.ボトルインプ(圏外↑)
100.マンハッタン(75↓)
100.ワンダフル映画祭(圏外↑)■
100.王への請願(圏外↑)
100.砂漠を越えて(圏外↑)
100.数エーカーの雪 ★
100.倉庫の街(56↓)

『ドミニオン:異郷』日本語版、本日発売

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ホビージャパンは本日、『ドミニオン』の拡張セット第6弾『ドミニオン:異郷』(Dominion: Hinterlands)日本語版を発売した。2〜4人用、8歳以上、30分、4200円。単体では遊べず、『ドミニオン』基本セットまたは『ドミニオン:陰謀』が必要。

今秋発売されたばかりの最新拡張セットが年内に間に合った。次々と世界の土地を手に入れていった領主たちが、ついにたどり着いた世界の最果ての地と、そこに住む人々が登場する。手札から出したときに効果を発動していたこれまでの能力とは変わって、プレイヤーがカードを購入・獲得するときに即座に効果を表す能力が特徴となっている。

26種類の王国カード(アクションカード20種類、勝利点カード3種類、財宝カード3種類)が入っており、中にはリアクションの能力を合わせ持つ「財宝−リアクション」「勝利点−リアクション」といった強力な新カードも含まれる。今までのカードセットと組み合わせて、さらにバラエティに富んだゲーム展開が楽しめる。

ホビージャパン:ドミニオン:異郷

『ドイツゲームでしょう!』2011補足版

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拙著『ドイツゲームでしょう!』の2011年補足版が、グランペールのサイトで公開されました。紙面は先月のゲームマーケット2011秋で無料配布されました。本をお持ちの方はプリントアウトして、はさみ込むとよいでしょう。

収録されているのは、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『クワークル』、キッズゲーム大賞の『カラフルミミズ』、エキスパートゲーム大賞とドイツゲーム賞とアラカルトカードゲーム賞の『世界の七不思議』です。『世界の七不思議』のトリプル受賞のため、レビュー数が少なくなりました。

ドイツゲームでしょう!2011年補足版(PDF)

ボードゲームサイト史(2001-2005)

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前回の続き。2000年代に入って、インターネットが広がり、豊富なサイトが次々と作られた。*印は現在消滅しているが、右クリック「ショートカットのコピー」で入手したURLをインターネットアーカイブに入力すれば、過去のデータを見られる場合がある。

わんこのページ/ボードゲームランド(*旧URL、*旧URLURL) 2001-現在
2人用ゲーム専門サイトとして出発。「カップルのためのボードゲーム・カードゲーム」を設け、2人で遊べないゲームもオリジナルバリアントを提案した。現在は2人に限らず、広くレビューを掲載している。管理人樫尾忠英(わんこ、カバレロ)さん。

ボードゲーム道(*URL) 2002-2003
ヤフオクウォッチングで注目されたサイト。注目タイトルが、いくらで落札されたかを細かに記録し、どんなゲームがレアなのかを明らかにした。管理人よ〜さん。

K.G.B.関東ゲームやろうぜ旅団URL) 2002-2004
細やかなニュースを配信していたニュースサイト。他サイトの更新状況まで含まれており、どんな記事がニュースになるかを提示した。管理人るてんしとさん。

ボードゲームの部屋@ざる同盟/かゆかゆの雑記帳旧URLURL) 2002-現在
コメント付きでニュースを配信していたサイト。国産ゲームのリリース情報や、同人ゲーム、ゲームマーケットの感想など、国内情報に強い。管理人のかゆかゆさん。

プエルトリコ学問所URL) 2002-2006
宿屋最強説から始まった『プエルトリコ』の戦略を、じっくり研究して紹介していたサイト。期間限定としながらも、『サンファン』のリリースもあって長く続いた。管理人babu-さん。

あ・そ・ぼ旧URLURL)2002-現在
子供たちと遊ぶ楽しさを、飾らない言葉で書き綴ってきたサイト。初めての人にどうやってボードゲームの楽しさを伝えるか参考になった。管理人りんさん。

play:gameURL) 2003-現在
日本語で調べられる国産データベース。評価コメントリストでは、海外とはまた違った日本での評価が読める。トップページはニュースサイトだったが、現在は主にけがわさんのアメリカでのボードゲームライフが綴られている。管理人ローさん、けがわさん。

gioco del mondoURL) 2003-現在
気取らない言葉遣いと、たくさんの写真を使った展開の描写、そしてゲーム後の参加者の正直な感想で、購入の参考になるサイト。掲示板もにぎやかな情報交換が行われている。管理人あきおさん。

All about カード&ボードゲームURL) 2003-2009
新作レビュー中心の中で、変わったトピックで新たな切り口を開いた。ボードゲーム愛好者以外にもアピールするサイト構成は、綿密な取材に基づいている。ガイドの双六屋カゲゾウさんはBS日テレの『Theゲームナイト』に出演した。

moon GamerURL) 2004-2008
ボードゲームブログの草分け的存在。新作から旧作まで幅広くたくさん、こだわりの写真と率直な感想で紹介してきた。特に重量級ゲームの紹介は分かりやすく、ファンが多かったがサイト再構成のため一旦閉鎖。管理人moonさん。

biscoの地雷備忘録URL、*旧URL)2004-2008
ボードゲームは面白いものばかりではない、ということを明らかにしたブログ。しかし面白くないことを、面白く書くという文才の妙があり、取り上げられるゲームも珍しいものが多かった。管理人biscoさん。

日本版The One Hundred投票今日まで

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mixiの「ボードゲーム」コミュで2日から行われていた「日本版The One Hundred」の投票が、今日までとなっている。まだの方は忘れないで投票しよう。

投票の仕方は、こちらで好きな非電源系ゲームを15タイトル挙げるだけ。新作・旧作、国産・輸入、一般・同人などは問わない。現在まで130名ほどが投票しており、昨年の145名を抜くのは確実な情勢。ほかの人の投票内容を閲覧するのも楽しい。

投票はこのほか、ゲームマーケット2011秋の新作評価アンケート(1月10日まで)と、日本ボードゲーム大賞(年末から、投票サークル募集12月18日まで)がある。

ダチョウサーカス(Ostrich Circus)

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やりたくないけど「俺がやるよ!」

ダチョウサーカス

6種類のサーカス演目を、競りで3枚以上取らないように集めるカードゲーム。今年の春のゲームマーケットで発売された。クニツィアのバーストゲーム『ノミのサーカス』に勝るとも劣らない緊張感と笑いがつまっている。

出てくる芸はファイヤーリンボー、バス落下、熱々おでん、わさび寿司、粉まみれ、バンジージャンプとバラエティー番組にはおなじみ(?)のものばかり。5枚の場札から2枚がめくられ、順番にその芸をやるかどうか宣言する。やりたいときは「俺がやるよ」、降りたいときは「どうぞどうぞ」。

2人以上やりたいときは、もう1枚めくって2周目。こうして誰か1人になるまでカードを増やしていく。最後に残った1人は、場札を引きとって自分の前に並べる。

自分の前に並んだカードは、1種類につき2枚までは得点になるが、3枚以上取ると客に飽きられてしまったことになって失点になってしまう。ある程度は取りたいが、どのカードも満遍なくくるとは限らない。むしろ取りたくない場面のほうが多い。

しかし、降りたら降りたでチキンチップを取らされる。やらぬも損のチキンレースである。チキンチップを取らないで降りるには、誰かが我慢しきれずに降りて場のチップがなくなったところで降りるのがよい。でもみんながそう考えているから、チキンレースは一層激しくなる。ほかの人がどの芸ならOKで、どの芸はアウトなのか見極めておかないと痛い目にあうだろう。

競りのシステムが、ゲームとして面白いだけでなく、ゲーム中の笑いも取れるようになっているのが素晴らしい。もう1枚くらい大丈夫かなと思って「俺がやるよ」と言ったら、今まで「俺がやるよ」と頑張っていたみんなが全員「どうぞどうぞ」と降りてしまったり。そんなときはもちろん、「聞いてないよ〜!」。

ダチョウサーカス
川崎晋/カワサキファクトリー(2011年)
3〜4人用/6歳以上/20〜30分
絶版・入手難

砂漠のトラック(Der Wüstentruck)

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みるみるうちにガス欠

砂漠のトラック

12面ダイスを積んだトラックがゴールを目指して激走するレースゲーム。作者のコンラート(『ナゲット』『ヴィーノ』)は最近新作を発表していないが、シュピールボックス(spielbox、ドイツのボードゲーム専門誌)誌でバリアントルールの提案を行ったりしている。

手札3枚からカードを1枚出して自分のトラックを進める。ダイスは燃料になっており、1マス進むたびに1減らし、0になったらスタートに戻らなければならない。

砂漠だからだろうか、コースは『アベカエサル』のように狭く、同じマスには止まれない。ほかのトラックを追い越すには、そのトラックより残り燃料が少なくなければならない。ほかにも、追加の燃料が必要なマスがあり、気がつけば、あっという間に燃料がなくなっている。

カードには、進む/戻るのほかに、ダイスを反転させるカードがある。12面ダイスも上下の面の合計は全て13(6面ダイスは7)なので、2だったら10、3だったら9に戻せる。また、ほかのトラックから燃料を奪うというえげつないカードもある。これと途中の給油所マスに止まって満タンにすることで命をつなぐ。

燃料を奪えるカードがあるということは当然、トップが狙われる。私は序盤順調にいっていたなと思ったら、燃料を奪われて進めなくなり、スタートに戻る羽目になった。再スタートでは、同じく戻っていたtomokさんとバッティングしてまたガス欠。2回戻ったのは私だけで、当然最下位であった。

優勝は、激しいトップ叩きをかわしたcarlさん。みんなが次々とスタートに戻る展開になるとだれるが、誰かが叩かれているうちに力を貯めて、一気に抜き去るが戦略よさそうだ。5〜6人だと1人1台なので、スタートに戻された時点で脱落同然だが、4人以下だと、1人2台うけもつので勝機があるかもしれない。

Der Wüstentruck
C.コンラート/ブレイントラストゲームズ(1995年)
2〜6人用/8歳上/45分
絶版・入手難

日本ボードゲーム大賞2011:投票サークル募集

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今年で10回目を迎える日本ボードゲーム大賞(NPOゆうもあ主催)の投票が、今月から始まります。つきましては、投票にご協力して頂けるサークルを募集します。

応募資格は、1〜2月に集まる機会があること。メンバー人数は問わず、プライベートなゲーム会でもOK。過去1年間に発売された新作限定で選ぶため、新作を幅広く遊んでいることが望ましいです。

ご応募は下記の要項にご記入の上、日本ボードゲーム大賞事務局(jbp@u-more.com)までお願いします。〆切は12月18日(日)。応募頂いたサークルには、投票用紙・投票の手引き・返信用封筒をお送りします。

・サークル名
・送付先住所
・投票用紙の必要枚数

なお、昨年まで投票を依頼しておりますサークルは継続して発送されますが、転居や代表者変更があった場合はお知らせ下さい。また、投票は後日インターネットでもできるようになりますので、1〜2月に集まる機会がないサークルや、個人の方はご利用下さい。

有意義な賞になるよう、たくさんの方の参加をお待ちしております。

日本ボードゲーム大賞

タイムズアップ!ゲームギーク(Time's Up! Game Geek)

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好きなゲームをジェスチャーで表現

タイムズアップ!ゲームギーク

ゲーム名やデザイナー名を30秒以内にジェスチャーで当ててもらうゲーム。『タイムズアップ』はアメリカの有名人などを当てるゲームで1999年にR&Rゲームズから発売され、2005年からヨーロッパに上陸。このゲームは、その拡張として、『世界の七不思議』のルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)が発売したものである。

カードにはゲーム名やデザイナー名が英独仏の三ヶ国語で書いてある。固有名詞が多いので、どの言語でも同じものがほとんどだが、ちょっとずつ違うのが楽しい。「チグリス・ユーフラテス」「アルハンブラ」「ミヒャエル・シャハト」…これらがお題だ。親はカードを見て、制限時間30秒以内にヒントを出して当ててもらうことを目指す。

第1ラウンドはジェスチャーしながらいくらしゃべってもよい(答えはもちろん言っちゃダメ)。第2ラウンドは、ジェスチャーをする30秒間に1単語だけ話すことが許され、第3ラウンドは無口でジェスチャーしなければならない。第3ラウンドはほとんど無理ゲー。

第2ラウンドくらいがちょうどよくて楽しかった。カードを出していくジェスチャーに「ピザ」で『マンマミーア』とか、タイルを端から置いていくジェスチャーに「四角」で『ブロックス』とか。

お手持ちのゲームがお題になったらどんなヒントだと当ててもらえそうか、想像してみてほしい。ボードにコマを置いたり、サイコロを振ったりするジェスチャーだけでは絞り込めない。今回もヒントを出す方も当てる方も相当苦労したが、その分答え合わせで「あー、あのジェスチャーはそういう意味だったのか」という納得があって楽しかった。神尾と私が同点優勝。

Time's Up! Game Geek
C.コーモン&T.プロヴースト/ルポ・プロドゥクシオン(2009年)
4〜18人用/12歳以上/45分
国内未発売

ドワーフの王様(The Dwarf King)

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この1枚に賭けて

トリックテイキングといえばドイツ。基本はトランプで遊べるので、製品版は『ニエット』『バスシュティッヒ』『トリックマイスター』など、ルールを変えて楽しめるものが多い。『ドワーフの王様』も、毎ラウンドルールを変えて楽しむトリックテイキングだが、作者はフランス人のB.フェドゥッティ。『あやつり人形』ばりの多彩な特殊能力が炸裂する。ホビージャパンが制作した日本語版でスムーズにプレイ。

カードを配ったら(全部のカードを配りきる)、青の5を持っている人が今回のルールを選ぶ。「青は1枚+1点、緑は1枚−1点」か「青は1枚−1点、緑は1枚+1点」など、あるカードが得点になるか失点になるかという選択。「緑のQは8点」というようにある1枚を取れるかどうかのルールも。手札を見て、自分に有利そうなものを選ぶ。

ルールを決めたら、赤の5を持っている人からスタート。先に決めたルールにしたがって、得点できるように(失点しないように)プレイする。

トリックテイキングという言葉に馴染みのない方もいると思うが、このジャンルのゲームが多いだけでルール自体は別に難しいものではない。順番に1枚ずつ出して、一番大きい数字を出した人が総取りする(わきによけておく)というのが基本。

ルールは難しくないが、ゲームを楽しむには慣れを要する。私も最初は、いったい何が楽しいのか分からなかっ。強いカードを何ラウンド目で出すかとか、先に出す時と後に出す時で出すカードを変えるとか、そういった戦略と駆け引きを楽しめるようになると病みつきになる。

『ドワーフの王様』では、多彩なルール以上に、毎回誰かの手札に1枚だけ入る特殊カードが効いている。前に出したカードをコピーできる「ミイラ」、強いが取ると失点になる「呪術師」など、タイミングよく使えばゲームをひっくり返せるかもしれない。特殊カードは1ラウンドに1枚しか登場しないので、特殊能力のバッティングで手間取ることはない。

ルールによって得点にも失点にもならないラウンドが多く、得点チャンスはわずか。それまで手札を調整してじっと待つ。淡々としたラウンドが長いが、一度チャンスが来ると一気に緊張感が高まる。ふうかさん、karokuさんと3人プレイで、諦めていた得点チャンスがいきなりやってくるなど、棚からぼた餅などがあって1位。

The Dwarf King
B.フェドゥッティ/イエロ+ホビージャパン(2011年)
3〜5人用/10歳以上/30分
ふうかのボードゲーム日記:ドワーフの王様

ドワーフの王様

ボードゲームサイト史(-2000)

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伝説のボードゲームブログmoon Gamerが復活した。現在、過去のエントリーを復元しているところだという。そこで、ブログ復活を祝って、お気に入りだったボードゲームサイトを時系列にまとめてみた。

その第1回、2000年までに立ち上がったインターネット黎明期のボードゲームサイト。*印のあるURLは現在なくなっているが、インターネットアーカイブに入力すると見られるものもある。

名古屋EJFURL) 1996-現在
国内最多数レビューサイト。ゲームストアバネストの中野将之店長が制作しており、ゲームの流れを詳しく説明している。聞いたことがないゲームを調べたり、レビューを書くときゲームの流れを確認したりできる便利サイト。

The Game Gallery(*http://www2b.biglobe.ne.jp/~game/、現URL) 1996-2008
ボードゲーム愛好者のポータルサイト。はてなアンテナが始まる前からアンテナを設置したり、レビューをデータベース化したり、共同輸入ゲーム会を開催したり、先進的な試みが行われていた。長らく閉鎖状態にあったが、徐々に再開しつつある。管理人HAL99さん。

Table Games in the World(*http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hourei/game/、現URL) 1996-現在
当サイト。新作リリース、イベント、受賞など、国内外のニュースを届けている。現在は毎日更新しているニュースサイトだが、最初は大学サーバ内に管理人の所有ゲームをリストアップしているだけのサイトだった。

ボードウォークコミュニティーURL) 1997-現在
インターネットが広がる以前、80〜90年代の貴重な資料を収蔵するサイト。管理人の高橋浩徳氏(現在、大阪商業大学アミューズメント産業研究所研究員)は書籍やテレビ番組制作にも広く関わっている。

CAZMANI(*http://www13.cds.ne.jp/~cazy/) 1997-2004
ネットレビューサイトの先駆者的存在。文字だけなのに読んでいるだけで遊びたくなるレビューがあり、購入欲に火をつけまくった。レビューを読んでから、購入するというスタイルができた。

ファミリーで子供と遊ぼうURL) 1998-現在
子供と大人が一緒に楽しめるゲームを追求してきたサイト。お子さんは大きくなりましたが、管理人の不破さんはゆうもあで普及活動に活躍しています。

実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時(*http://toccobushi.at.infoseek.co.jp/、現URL) 1998-現在
ルールの和訳公開をいち早く始めたサイト。その成果は『古代ローマの新ゲーム』ルール出版などに結実している。創作ゲームは『スクエア・オン・セール』がヒッポダイスコンテストで1位となった。現在は鋭いゲーム批評が読める。管理人は澤田大樹さん。

B級SFゲーム分科会URL) 1999-現在
ウォーゲーム、ファンタジーゲームを中心とするレビューサイト。取り上げるゲームは独特で、ほかでは読めないものが多い。

Hammer's PageURL) 2000-現在
『カタンの開拓者たち』をはじめとするゲームの戦略研究で注目。後にHammer Worksを立ち上げてひねりの効いた同人ゲームを発表している。管理人Hammerさん。

たのしくあそぼうてーぶるげーむ/The Table Game which plays happilyURL) 2000-2006
新作をいち早く、網羅的にレビューしていたサイト。ゲームの内容紹介だけでなく、評価や攻略まであり、短所にも丁寧に踏み込んでいて、大いに参考になった。管理人は鷹村ナクトさん。

(続く)

アンジェレイド(Ungerade)

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裏を書いて陥れる

Ungerade

ペアをめくって得点するカードゲーム……と聞いて、私は神経衰弱(メモリー)のバリアントだと思っていた。しかし遊んでみると、記憶の要素は少なく、それよりも読み合いとブラフのゲームだった。タイトルはドイツ語の奇数(ウンゲラーデ)から。

手番には場札を1枚めくって、その後で手札から1枚、伏せて場に出す。めくったときに、ペアがなければそのまま裏返さずに表にしておき、同じ数字のペアが出ればゲットできる。

ほかの人が出したカードをめくってもよいところがこのゲームのポイントその1。最初から置かれている場札と違って、ほかの人が伏せて出したカードは、すでに表になっているカードと同じ数字である可能性が高い。1周の間、そうやって出したカードがめくられなければ、自分でめくって悠々とペアを確保できる。しかし、出す方もそれが分かっているから、わざと別のカードにするかもしれない。

プレイヤーが出したカードは、手元に並べておくので、「この時点では6があったから、6を出していたかも」「ここで5が取られてなくなったので、布石として5を置いたかも」という推理ができる。「これ、6でしょう?(ニヤリ)」「えっ、違いますよ」「いいや、6に違いない、ほら!」「……1でした−!」1のカードを仕込んで、6を狙うほかのプレイヤーがめくってくれたときの快感ったらない。

数字は1〜6まであるが、点数が高いほど枚数が少なくペアが揃いづらいのがポイントのその2。手札にある数字の大きいカードをどのタイミングで出すかも悩ましい。そしてタイトルが示すとおり、どの数字も枚数は奇数であるところがポイントその3。終盤は、1枚だけ残るカードをめくらないよう、競争が激しい。「その4のカード、狙ってたのに〜!」

ポーカーフェイスで読ませなかったcarlさんが1位。1をめくってくれたと喜びすぎると、ほかのカードに6があるんじゃないかと怪しまれるなど、『ドメモ』のように、ほかの人の言動やちょっとした仕草もヒントになる。「ゲーム会の最初に毎回やってもいい」とくさのまさん。単純なルールが推理やブラフを生み出す、絶妙なゲームである。

Ungerade
杉岡一樹/青い街(2011年)
2〜5人用/8歳以上/20分
青い街:Ungerade

『エミネント・ドメイン』日本語版、本日発売

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アークライトは本日、『エミネント・ドメイン』日本語版を発売した。S.ジェフィー作、2〜4人用、13歳以上、45分、4410円。

銀河の支配者を目指して宇宙帝国を創るデッキ構築ゲーム。未知の星を調査し、領土を広げ、新たなテクノロジーを研究して、支配ポイントを競う。オリジナルはテイスティ・ミンストレル・ゲームズ(アメリカ)。『ホームステッダーズ』『ジャブ』などの作品が日本でも人気を集めている。

調査、軍事、入植、生産、貿易、研究という6種の任務カードがあり、自分の領土に加えることで、特殊能力を使ったり、支配ポイントを上げたりする。任務カードは手札にもあり、選んだ任務と同じカードを出せば、効果を強めることもできる。同じ種類の任務カードに特化して集めれば、それだけ効果も大きくなるので有効な戦略だ。

デッキ構築ゲームでしばしば指摘されるインタラクションの薄さについては、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』のような相乗りが用意されている。手番プレイヤーが選んだ任務に対し、ほかのプレイヤーが同じカードを持っていれば、同時にそのカードをプレイして恩恵にあずかることもできる。自分の手番と他人の手番で効率よくカードをプレイできるかも勝敗のカギとなる。

アークライトゲームズ:エミネント・ドメイン

『ビッグ・アイデア』日本語版、本日発売

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アークライトは本日、『ビッグ・アイデア』日本語版を発売した。J.アーネスト作、3〜6人用、8歳以上、30分、3150円。

ヒラメキとプレゼンテーション力を試すパーティーゲーム。プレイヤーは発明家となり、「輝く」「エイリアン」の「ソース」というように、手札の「物品カード」と「形容カード」を組み合わせて新種の商品を「発明」する。商品が発明できたら、プレイヤー全員にプレゼン。そうして全員の発明とプレゼンに対して投票する。

投票はブランクカードも混ぜて裏にして出し、自分に投票することはできない。受けった分が得点になり、何ラウンドかの合計で勝利。

あまりに意味のわからない商品だと無視されてしまうし、ありきたりの商品では印象が薄くなって得票は難しい。奇抜なカードの組み合わせと、面白おかしいプレゼンテーションで勝利をつかもう。

オリジナルは2000年にチーパスゲームズ(アメリカ)から発売され、今年フランスのファンフォージ社からデラックス版がリメイクされた。アメリカ版は気に入ったアイデアに投資し、お金を儲けるという戦略要素があったが、フランス版は純粋なパーティーゲームにするため、これを削っている。このたびの日本語版はフランス語版をもとにしているが、アメリカ版のルールは昨日発売された『GameLink』11号に付録として収録されている。

アークライトゲームズ:ビッグ・アイデア 完全日本語版

『マンション・オブ・マッドネス』日本語版、本日発売

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アークライトは本日、『マンション・オブ・マッドネス』日本語版を発売した。C.コネスカ作、2〜5人用、13歳以上、120分、8400円。

今年、ファンタジーフライト社(アメリカ)から発売されたばかりの新作で、クトゥルフ神話をテーマとしたボードゲーム。TRPGをボードゲーム化しようというコンセプトで作られ、舞台となるマンションを構成するタイルと、迫力あるフィギュアを完備。さらに用意されたシナリオによって異なる複数パターンの展開と結末を迎える。

1人がゲームマスターとなり、シナリオにそってモンスターを出現させたり、イベントを発生させたりする。ほかのプレイヤーは別々のキャラクターを担当し、モンスターを倒したり、シナリオの鍵を説く手がかりを探す。次々と恐怖でキャラクターが発狂してしまうなか、どんな結末が待っているだろうか。

この度発売された日本語版のほか、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポーランドで各国語版が発売されており、拡張もすでに3タイトル発売されている。

『GameLink』11号、本日発売

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アークライトは本日、ボードゲーム情報誌『GameLink』11号を発売した。本体80ページ+付録で2940円。

今号の特集は10月に開かれたエッセン国際ゲーム祭「シュピール'11」。大量の写真と会場図で臨場感たっぷりにレポートする。また昨年に引き続き、スペシャル企画として安田均による「エッセン極秘日誌」も掲載。ドミニオン世界選手権を制したルネ氏の特別寄稿や、カルカソンヌ世界選手権で準優勝者に輝いた小向真之介氏のインタビューもある。

連載はシャッツキステのレイラ氏による「ボードゲームに恋して」 、フーゴハル氏の「等身大のゲーム」ほか、新作紹介やリプレイも盛りだくさん。当サイトの管理人も、「最新ゲーム事情」としてシーアシュピーレの倒産などについて書いています。

付録ゲームは鈴木銀一郎氏のオリジナルゲーム『ビンゴダイス』と『スキップライン』。また『アセンション』『電力会社』『Mottoたんとくおーれ』『ククカード』のプロモーションカード、明日発売予定の『ビッグ・アイデア 完全日本語版』のバリアントルールが付属する。

アークライトに移行してから隔月刊・年6回発行だった本誌は、今号から季刊・年4回発行に変わる。価格は200円ほど上がったが、ページ数も1割増でますます充実してきた。次号は3月の予定。

アークライト:GameLink

怪盗ジュエル(Phantom Thief Jewel)

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キャッツ・アイ

『ハゲタカのえじき』に代表されるバッティングゲームは、ほかの人とかぶらないように裏をかく心理戦である。これに、ひねりを加えることで戦略的な要素を加えた。今年の春のゲームマーケットで発売された国産ゲームである。

プレイヤーは宝石専門の怪盗で、盗む前に必ず予告状を出すことにしている。いろいろな宝石が入荷する5つの宝石店から1つを選んで予告状を出し、一斉に公開、ほかの怪盗とバッティングして(かぶって)いなければ宝石を取れる。

誰も取れなかった宝石店には宝石が累積する。宝石が増えれば増えるほど、そこを狙う怪盗が増えてバッティングが起こりやすい。ほかの人が諦めてくれるのを期待して狙うか、安全にほかを狙うか、宝石が増えれば増えるほど心ヒートアップ。

このゲームのひねりは3つあって、まず1つ目は、同じ宝石店には2回続けて入れないこと。前のラウンドに出した予告状はわきによけておく。このため、1つの宝石店に多数の怪盗がつめかけてバッティングすると、次のラウンドはそこに行かなかった怪盗が悠々と盗めるわけである。

2つ目は、宝石は同じ数字を3枚集めないと得点にならないこと。高得点の宝石は枚数が少ないのでチャンスはあまりない。また、誰がどの宝石を狙っているか分かるので、予告状選びは戦略的になる。「−4」というカードも3枚集めないと失点にならないから、2枚までは取れるという計算ができる。

3つ目は予告状カードと一緒になっている「ゲット」カード。ほかにこのカードを出した人がいなければ、残り物(このラウンドに盗まれなかった宝石店)を選んで取れる。しかしこれまた人気のカードなので、バッティングしてなかなか取れないものである。

怪盗ジュエル

写真の「D」宝石店は、バッティングを繰り返しているうちに溜まりに溜まったところである。みんなが遠慮したところで突っ張った私が獲得した。しかし、このゲームは突っ張れば勝てるわけではない。ときに人気がなさそうな宝石店を狙い、ほかの人がバッティングした直後を狙う抜け目のなさが必要である。うまく7点のセットを完成させたくさのまさんの勝利。

怪盗ジュエル
土屋つかさ/染井吉野ゲームズ(2011年)
3〜5人用/8歳以上/15分
染井吉野ゲームズ:怪盗ジュエル
ボードゲーム・カードゲームの販売所:怪盗ジュエル

パンティーレイダー(Panty Raider)

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準備万端、レディーゴー!

パンティーレイダー

以前、当サイトで「ボードゲームのタブー破り」というエントリーを書いたとき、こんなゲームもあるよと教えてもらったのがこの作品。一般には販売しておらず、アメリカの版元から個人輸入するしかない。

女子寮に忍び込んで下着を盗んでくるという、変態カードゲームである。最初に5枚、男子寮に持ち帰った人が勝者となる。しかし相手はそう簡単に盗ませてくれない。

フェイズ1は装備。双眼鏡やつけひげ、トレンチコートやニンジャスーツを自分の前に出して攻撃力を上げる。また師匠を雇って特殊能力を身につけることもできる。師匠は「アベレージ・ジョー」「ナイスガイ」「スカートチェイサー」などダメな感じの大人たち。でもこのゲームでは欠かせない、頼もしい先生だ。

フェイズ2は女子寮。アイテムカードを補充するか、潜入を決行するか、手番プレイヤーが決める。潜入する場合、単独か相棒と組むか選ぶ。ここで強いアイテムを装備していれば、指名してもらいやすいだろう。そしていよいよカードをめくって女の子の登場。いよいよ泥棒が始まる。

ここで全員、いたずらカードを出してアイテムを追加したり、ハプニングを起こしたりできる。自分が潜入していなければ、女の子の守備力を上げたり、人気者を入れ替えたりして邪魔してもよい。そしてダイスロール。

泥棒の成否は、プレイヤーの攻撃力(アイテム含む)+ダイスと、女の子の守備力やハプニングカードの比較で決まる。この後でリロールできるカードもあるが、最終的に攻撃力が勝れば泥棒は成功。手に入れた下着は、単独なら独り占め、相棒がいれば山分けする。

フェイズ3は男子寮。今回潜入しなかった人はカードを補充し、盗んだ下着を裏返して確保する。下着には3種類あり、ビキニを確保すれば1枚、Tバックなら2枚追加で補充できるが、トランクスは補充できない。また確保した下着は経験値となって、攻撃力が上がる。確保していないと、ほかの人にトレードされることがあるので気をつけたい。

手番プレイヤーを交替してフェイズ1から。フェイズ3で、最初に5枚の下着を確保した人が勝者となる。

序盤に調子よく集めて最初にリーチしたのは私だったが、カードをろくに補充しなかった上に、ダイスの目がとことんダメでことごとく失敗に終わってしまう。急いては事を仕損じる、である。

ゲヘヘそのうち周りもどんどんリーチしてくると、激しい妨害合戦が繰り広げられたが、潜入をしばらく我慢して大量のカードを溜め込んだ鴉さんが勝利。鴉さんの師匠は「アベレージ・ジョー」。ダイスが1,2,6だった場合振り直せるという特殊能力で、結構強い。

テーマが良かったのかひどかったのか分からないが、競争しつつ変な連帯感が生まれて、非常に白熱したゲームが楽しめた。

Panty Raider
S.グリーンフィールド/マインドスーン(2010年)
2〜6人用/13歳以上/45分
mindsoon game design:Panty Raider

『パンデミック』再版、1月中旬

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先月も大会が開かれた『パンデミック』(レポートはこちら)。人気のため品切れが続いていたが、来年1月中旬に再版されることを、日本語版発売元のホビージャパンが明らかにした。2〜4人用、10歳以上、60分、4200円。

「パンデミック」とは、感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語。このゲームは世界中に拡大しようとする感染症の根絶をテーマにしている。プレイヤーは医者や科学者となり、世界の各都市で研究所を建設し、世界中に発生した人類の生命にかかわる4種類の病原菌による感染症の治療を行い、拡大を防がなければならない。ちょっとでも手を抜くとたちまち病原菌は広がり、世界は破滅してしまう。全員が勝つか、全員が負けるかという協力ゲームで、チームワークが試される。

オリジナルはアメリカのゲームで、オリジン賞ボードゲム部門大賞、オーストラリア年間ゲーム大賞、ベルギー金のルド賞、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートなど各国で評価されており、国内でも日本ボードゲーム大賞で2位を獲得、play:game評価コメントリストには高い評価がたくさん寄せられている。

一方、拡張の『絶体絶命』日本語版も品切れが続いているが、こちらの再版はめどがたっていない。

ベルギー金のルド賞に『世界の七不思議』

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金のルド金のルド(Gouden Ludo)賞は、ベルギー北部でオランダ語を話すフランデレン地方のボードゲーム賞である。ゲームクラブのメンバーで年に1回選ばれており、今年で3回目となる。昨年は『電力会社』、一昨年は『パンデミック』が大賞に輝いた。

今年の大賞は『世界の七不思議』。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞、国際ゲーマーズ賞など主要な賞を総なめにしているカードゲームだ。同じオランダ語圏のオランダゲーム賞では2位に入り、となりのフランスでは年間ゲーム大賞ではファイナリストになっている。

11月26日から2日間にわたって、ベルギー北部のブルーヘムという街でボードゲーム祭「SPEL 2011」が行われ、大賞はその前日に発表された。このイベントの今年の参加者は2823名と、日本のゲームマーケットと同規模である。

【金のルド賞2011】
大賞:世界の七不思議(7 Wonders)
ノミネート:アサラ(Asara)、スポットイット(Dobble)、インペリアル2030(Imperial 2030)

Gouden Ludo 2011

マンモス・マンボ(Mammut Mambo)

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みんなご一緒に「マンボ!」

マンモス・マンボ

ラベンスバーガーが今春、小箱のパーティーゲームシリーズを3タイトル投入した。そのうちの1つがこの作品で、作者はパーティーゲームが得意なR.フラガである。残りの2タイトル『トフワボフ』『ノーボディ・イズ・パーフェクト・コンパクト』は言語依存が高いが、『マンモス・マンボ』はそのまま遊べる。

順番に自分の前の山札から1枚めくっては、出てきた原始人のポーズと掛け声をみんなで一斉にやる。「マンボ!」といって片手を上げ、「ボンボン!」といって額のところで両腕をクロス。1枚ずつ増え、やがて全員の分がめくられると、人数分のポーズを順に行うことになる。

これだけならさほど難しくはない。ひねりは2つあって、1つはカードに2種類の背景があり、背景によってポーズの順番が右回りか左回りか変わるところ。もう1つは、後から出た同じポーズはスキップしなければいけないところ。皆から遅れを取ったり、違うポーズを取ったりしたら、ペナルティーとしてそれまでめくられたカードを受け取らなければならない。

さらに、ときどきマンモスカードが入っていて、これがめくられたら中央のマンモスを早い者勝ちで取る。マンモスはプレイヤー人数より1頭少ないという椅子取りゲーム。次はどのポーズ?なんて考えていたら間に合わない。

誰かの山札がなくなるか、マンモスカードが一定数出たら終了。

ポーズの順番がややこしかったが、次第に飲み込めてくるにつれスピードが上がる。全員で間違うこともあったが、ちょっとでもためらうとダメである。carlさんが正確かつ迅速な動きでカードをなくし、『オウガ・ボウガ』に続いて1位。早さと正確さの両立は難しく、エキサイティングだった。どれだけ恥ずかしがらずに集中するかがカギだ。

Mammut Mambo
R.フラガ/ラベンスバーガー(2011年)
3〜6人用/6歳以上/20分
国内未発売

TBSラジオでボードゲームトップ5

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高円寺のボードゲーム専門店すごろくやのツイートによると、TBSラジオのトークバラエティ番組「ザ・トップ5」にボードゲームトップ5が取り上げられる。本日18:00〜22:00の間で、ボードゲームが取り上げられる時間帯は不明。

周波数AM954kHzまたは、ネットでもradiko(関東地域のみ)で同時放送される。

昨年もこの時期、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」にすごろくやさんが登場し、8つのジャンルで『藪の中』などのベストゲームが発表されている。

TBSラジオ:ザ・トップ5

オウガ・ボウガ(Ouga Bouga)

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原始のコミュニケーション

オウガ・ボウガ

原始人の言葉で単語を増やしていく記憶ゲーム。小さい缶で異色のパーティーゲームを発表しているカクテルゲームズ(フランス)の、今年の新作である。カクテルゲームズはエッセン国際ゲーム祭に出展せず、影の方にひっそりと商談専用の部屋を設けていた。昨年出展してみて、客層とゲームとの隔たりを感じたからだという。

エッセンで評価されやすいのは2〜4人で遊べる90分クラスの重量級ゲームなので、多人数で手軽に遊ぶゲームは肩身が狭い。でも私がこの頃注目しているのは、多人数で手軽に遊ぶほうのゲームなのである。なのでこの作品も、前もってチェックしていた。

カードにはタマゴは「イナ」、羽根は「オー」というように、イラストと原始語での名称が書いてある。これを各自3枚、手元に伏せて並べてスタート。自分の番には手元から1枚めくり、中央に置いて、そのカードに記された名前を言い、「ホ!」と言って次の人を指名する。

指名された人も手元から1枚めくり、中央のカードの上に重ねて、前のカードから自分が出したカードの順に、名前を言わなければならない。言ったら次の人を指名。こうしてカードは1枚ずつ増えていき、言わなければいけない言葉も増える。中には下を出したり、机を叩いたりといったアクションも入って、気分はまさに原始人。

「アトル、ホ!」「アトル、グルル、ホ!」「アトル、グルル、トト、ホ!」「アトル、グルル、トト、(舌を出す)、ホ!」……謎すぎ。

間違ったと思ったら「ハ!」と言って指摘。指摘が当たっていれば、間違った人にカードを押し付けられる。山札がなくなったとき、ペナルティのカードが一番少ない人の勝ち。

4枚目までは何とか言えるものの、5枚目となるといきなり分からなくなる。その5枚目がよく回ってきた神尾さんが沈み、原始人らしい強い語気で精神的優位に立ったcarlさんの勝利。記憶ゲームだが、みんなの原始人ぶりがおかしくて、なかなか冷静でいられない。

Ouga Bouga
ボニー・ル・ルドノート+D.クオドバッシュ作/カクテルゲームズ(2011年)
3〜8人用/7歳以上/20分
ホビージャパンから発売予定

ドイツ、秋の人気作は『数エーカーの雪』

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ドイツのボードゲームサイトで、秋の新作評価アンケートの結果が相次いで発表された。エッセンで行われ、『トゥルネー』が1位を獲得したスカウトアクションも合わせ、いずれも異なる結果となっている。

ボードゲームアンケート(Spieleumfrage)はネットで行われるアンケート。エッセン国際ゲーム祭の新作限定で242名が回答。結果、M.ウォーレスのデッキ構築を使った2人用ゲーム『数エーカーの雪』が1位となった。

1位:数エーカーの雪(A few acres of Snow / ツリーフロッグ)1.84/52
2位:トラヤヌス(Trajan / アンモナイトシュピーレ)1.88/120
3位:エクリプス(Eclipse / ラウタペリト)2.06/22
4位:タケノコ(Takenoko / マタゴー)2.12/15
5位:コロニアル(Colonial / ストラタジェム)2.15/10
6位:ハワイ(Hawaii / ハンス・イム・グリュック)2.21/95
7位:フラッシュポイント火炎救助隊(Flash Point Fire Rescue / インディーボード&カード)2.24/20
8位:ケベック(Québec / イスタリ)2.24/37
9位:バヌアツ(Vanuatu / クロックニクドゥイル出版)2.26/25
10位:祈り、働け(Ora et Labora / ルックアウトゲームズ)2.29/79
(1最高〜6最低の6段階評価。ベイズ推定によるランキングと投票数)

Spieleumfrage:Spieleneuheiten Herbst 2011, Spiel´11

ザウアーラント・ゲーム会(Spieletreff Sauerland)は11月の10日間、ホテルで行われるゲーム会。全日でも2食付き432ユーロ(45000円)で参加できる。今年はその中で、138名が投票した。1位は『コロニアル』。ゲームマーケットでテンデイズゲームズが少量扱ったが、次期入荷未定となっている。ここでも『数エーカーの雪』が3位と高い評価を得た。

1位:コロニアル(Colonial / ストラタジェム)1.23/13
2位:シュピール(アバクスシュピーレ)1.28/25
3位: 数エーカーの雪(A Few Acres of Snow / ツリーフロッグ)1.72/18
4位:シヴィライゼーション・ボードゲーム(Civilization - Das Brettspiel / ハイデルベルガー)1.76/21
5位:サンダーストーン:ドラゴンの塔(Thunderstone: Drachenturm / ペガサス)1.76/17
6位:ブルゴーニュ(Die Burgen von Burgund / アレア)1.80/82
7位:1830(1830 / ルックアウトゲームズ)1.83/12
8位:祈り、働け(Ora et Labora / ルックアウトゲームズ)1.87/36
9位:コアワールド(Core Worlds / ストロングホールドゲームズ)1.90/11
10位:ケベック(Québec / イスタリ)1.92/26
(1最高〜6最低の6段階評価。平均によるランキングと投票数)

Spieletreff Sauerland:Spiele nach Rangfolge

自宅ゲーム会

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忘年会シーズンを迎えた12月、行けなかったゲームマーケット反省会を兼ねて自宅ゲーム会。ゲームマーケットの入手物をひと通り鑑賞してから、エッセン国際ゲーム祭の入手物を遊んだ。

サンティアーゴ・デ・クーバ(Santiago de Cuba)
エッガートシュピーレ社のキューバシリーズ第3弾。サトウキビ、柑橘類、タバコを手に入れ、ラム酒、葉巻に加工して、港に停泊している船に積む。品物ごとにダイスで決まる船の需要に対して、いち早く揃えて積み込めるかがポイントである。ロンデル式でキューバ人たちを周り、それぞれのキューバ人に対応する建物を使うという二段階で、アイテムを取ったり加工したりする。建物を所有すると、ほかの人が使うたびに得点が入るが、それゆえにほかの人に使ってもらえないことも。千載一遇のタバコ出荷で得点したcarlさんが、その後もダンサーのマリアで手堅く稼ぎ1位。骨太のドイツゲームで、安心して楽しめた。(eggertspiele, 2011)

サンティアーゴ・デ・クーバ

トゥルネー(Tournay)
フランスの都市を作るべく、建物や人物のカードを取って並べるゲーム。少しずつ性格の異なる赤白黄色のカードが、レベル1〜3に分かれており、自分の市民コマを使ってカードを取ったり特殊効果を使ったりする。カードは3×3の9枚しか並べることができず、それ以上は重ねて置かなければならない。最終的にカードやコマを得点化するレベル3の「名声建築物」をどれくらい建てられるかが勝負。その「名声建築物」は、建てると自分だけでなくほかの人も同じ条件で得点できるのがポイントで、種類を選ばないとほかの人ばかり得点してしまうところが面白い。1戦目はほかの人の名声建築物にうまく乗って私の1位。上級ルールの2戦目は建物を1種類に絞って大量得点したくさのまさんの1位。効率よく手を進めるには、カードのコンボだけでなくアクションの順番も大切で、60分未満で遊べることもあってやり込み甲斐がある。(Pearl Games, 2011)

トゥルネー

ゲット・ビット(Get Bit)
ロボットがサメに食べられないように逃げるゲーム。一斉にカードを出して、バッティングしていなければ数字の小さい人から前に逃げる。ひと通り移動した後最後尾にいるロボットがサメに手足を食いちぎられてしまう。4回食われると脱落で、生き残りが勝利。手足が取れるようになっているロボットと、口が開くサメのギミックが大迫力。carlさんが無傷で生き残った。ロボットだと思っても、強烈なインパクトがあった。(Mayday Games, 2007)

ゲットビット

『ぶるぶるペンギン』と『まいど!お寿司たべすぎタワーゲーム』

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クリスマス前でにぎわうおもちゃ屋さん。ボードゲームコーナーは、震災後の節電や、家族の絆を重視する傾向によって例年以上に充実している。

国産のボードゲームにはバランスゲームが花ざかり。『ジェンガ』に始まり、見ただけで何をするゲームか分かるので、ルール説明なしにすぐ遊べるというメリットがある。以前に紹介した国産バランスゲームに加えて、電池式でダイナミックに遊べる2点を紹介しよう。

『ぶるぶるペンギン』は海外で『フロスティ(Frosti)』というタイトルで発売されている作品。『ジェンガ』のように、氷ブロックを抜いて上に積み上げていくが、摘み上げるたびにペンギンのボタンを押すと、ペンギンがぶるぶる震える仕組み。このぶるぶるによって氷ブロックが微妙にずれてきて、どんどんアンバランスになる。ペンギンは震えると同時に鳴くのも面白い。冬に遊ぶにはもってこいの作品。2〜4人、5歳以上、5分、シー・シー・ピーより2,604円。

TGW:フロスティ(動画あり)

『まいど!お寿司たべすぎタワーゲーム』は、今年の東京おもちゃショーで話題だったバランスゲーム。電動の回転盤に寿司皿を重ねていき、崩れたら、寿司皿の値段だけお金を払わなければならない。高級な皿は底がずれていたり、ガリなどのお邪魔アイテムがあったりしていつもグラグラ。さらに回転速度は2段階調節できて難易度を変えられるようになっている。2〜4人くらい、6歳以上、5分、ハピネットより3,990円。

ボードゲームで合コン、12月16日

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12月16日、パーティ&フィットネスハウス「ホットベース」(東京・JR恵比寿徒歩10分)にて、文化系の合コン「文化的交流会」が開かれる。20:00〜23:00、男性3000円 女性1000円。

「パンデミック対策チーム協議会」の冨田尚樹氏の主催。ボードゲームをメインに、「出会いや交友を広げたいと思いつつも、いわゆる合コンみたいな会のノリは合わないなー、という方、そんな “文化系” な方々が楽しくゲームで遊びつつしかもオマケで交流を広げることができるという会」とする。

第一部では海に沈む島で協力して宝を集める『禁断の島』を遊び、第二部に参加者の希望をもとに主催者が組んだペアで2人用の以心伝心ゲーム『アダムとイブ』を遊ぶ。優勝ペアには景品も用意される。

遊びながら食べられるような軽食やお酒を用意。男女同数になるように調整し、全員が知り合えるようメンバーを入れ替える。これまでボードゲームで遊んだことない人がターゲットで、ルール説明は十分に行うという。

原則として35歳くらいまでの独身の方。最少催行人員は男女各4名。申し込みは12月9日まで、ホームページにて。

文化的交流会

カタンの開拓者たち東京大会、12月10日開催

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『カタンの開拓者たち』日本語版の発売元であるジーピーは12月10日(土)、「カタンの開拓者たち」東京大会を開催する。お台場・TIME24(ゆりかもめ「テレコムセンター」徒歩2分)にて9:40〜18:00、参加費大人2000円、中高生1000円、小学生以下無料。申し込みは12月7日(水)まで。

上海(5月)、台湾(8月)、ソウル(10月)と続いてきた「カタン・アジア・インターナショナル・オープントーナメント」の最終戦。競技形式ではあるが、腕に覚えのある人から、初心者まで、誰でも楽しめる大会を目指す。仲間や家族で誘い合って参加してもよいし、一人で参加してもよい。

1ゲーム68分という規定で、その他の大会のレギュレーションは当日発表される。参加申込はホームページにて。

日本カタン協会:「カタンの開拓者たち」東京大会

日本版The One Hundred投票開始

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5000名弱のメンバーを有するmixiの「ボードゲーム」コミュで、毎年恒例の「日本版The One Hundred」投票が始まった。12月15日まで受け付ける。

各自好きな非電源系ゲームを15個挙げ、それを集計して100位までを発表する。発表年、生産地共に不問で、TRPG・TCGも含めてかまわない。

日本版The One Hundredはアメリカのブログで行われたものに刺激されて2005年から毎年行われている。過去の1位は『カタンの開拓者たち』(2005、2006、2008、2010)が4回と圧倒し、『アクワイア』(2007)、『ドミニオン』(2009)が1回ずつ。1年以内に発売された新作は例年1割くらい入るが、10位以内に食い込むのはなかなか難しくなっている。

昨年は145名が投票したが、ボードゲームが盛り上がる今日、どれだけたくさんの方が投票するか楽しみなところだ。

mixiボードゲームコミュ:日本版The One Hundred 2011(要mixiアカウント)
・過去の結果:200520062007200820092010

アークライトから新作3点発売

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アークライトは、11月27日に浅草で開催されたゲームマーケットにちなみ、オリジナルのカードゲーム『Motto たんとくおーれ』と、同社の人気ゲーム『クォーリアーズ! 』と『サンダーストーン』の拡張セット2点を日本語版で発売した。

『Motto たんとくおーれ』はメイドをテーマにしたデッキ構築ゲームシリーズの最新作。上級メイドを加え、野外パーティを楽しむ。広場から上級メイドを呼ぶとともに、一般メイドたちの努力・集中・工夫を使って、片付け、飾りつけ、料理を行って勝利点を稼いでいく。デッキ構築に加えて、新たにワーカープレイスメントのシステムを採用。親から順番に上級メイドを1枚ずつ選び、特定の勝利点にチャレンジする。3〜4人用、12歳以上、40〜60分、4200円。

発売を記念したイベントが本日から、大阪・埼玉・東京・福島で行われる。会場や連絡先などはこちらから。

アークライトゲームズ:Motto たんとくおーれ

『クォーリアーズ!:魔神到来!(Quarriors! Rise of the Demons)』はデッキ型ダイスゲーム『クォーリアーズ!』の最初の拡張セット。新ダイス「堕力源」により、ゲームは新たな変化を見せる。もはやドラゴン最強の時代は終わり、強いことが最強ではなくなった。いかに堕力源ダイスをコントロールできるかが勝利のカギ。そして新モンスター「魔界の王」や、「堕落」の魔法カードも登場し、戦場はさらに混沌の渦に。新ダイス20個、新カード19枚に加え、プロモカードも3枚入っている。

2〜4人用、14歳以上、30分、2730円。この拡張を遊ぶには『クォーリアーズ!』本体が必要。

『サンダーストーン:宿命の軍団(Thunderstone: Doomgate Legion)』はファンタジーRPGをテーマにしたデッキ構築ゲームの拡張第2弾。伝説の英雄となり、パーティを率いてダンジョンに突入、魔物を倒しながら伝説に名高い「サンダーストーン」を探す。『精霊獣の怒り』に続くこの拡張セットでは、遂にダンジョンに宝物が登場。もはやダンジョンは厳しいだけの場所ではない。一方、パーティーがかかる「病気」のヴァリエーションも多数登場。新しい武器や村人たち、新しい英雄たちや個性的な新モンスターなども入っている。

1〜5人用、13歳以上、45分、3780円。この拡張を遊ぶには『サンダーストーン』本体が必要。

アークライトは12月にも、『マンション・オブ・マッドネス』(ファンタジーフライト)、『ビッグ・アイデア』(ファンフォージ)、『エミネント・ドメイン』(テイスティー・ミンストレル)の日本語版も用意しており、年末年始に向けて新発売ラッシュが加速している。

ゲームマーケット2011秋:新作評価アンケート

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当サイトでは2005年から毎年、ゲームマーケットで発売となった新作の評価アンケートを行っております。〆切は来年1月10日。再投票はできませんので、期間内にできるだけ多く遊んで投票をお願いします。

ゲームマーケット2011秋新作評価アンケート

このアンケートは、エッセン国際ゲーム祭「シュピール」で行われている「スカウト・アクション」を模したものです。あちらでは現地で紙面による投票を行いますが、ゲームマーケットは会期が1日しかなく、また体験卓も少ないため、遊び次第後日のアンケートとしています。

過去には、カワサキファクトリーが3回(『カウントダウン2005』『クイズ!いいセン行きまSHOW!』『シガラミ』)、骨折ゲームズが2回(『大量絶滅』『ドナドナ』)、ボードゲームのおもちゃ箱(『百科審議官』)と賽苑(『ハウラ』)が1回ずつ1位を獲得しています。今年はどのようなゲームが高い評価を受けるでしょうか。

リストは概ね当サイトのエントリー「ゲームマーケット2011秋:新作リスト」に基づきますが、国産オリジナル・ゲームマーケット初出(コミケ発表はOK)に限り、ベータ版・物販なし・拡張・再版・伝統ゲームを除いています。なお、リストにないものは自由記入欄にて投票できるようになっています。

NHKゆうどきネットワークにテーブルゲーム特集

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11月30日、NHK総合テレビ番組「NHKゆうどきネットワーク」にてテーブルゲーム特集が放映された。「ゆうどきチェック」という10分程度のコーナーだったが、今週の日曜日に浅草で開かれたゲームマーケットから、四ツ谷のボードゲームカフェ「リバネスカフェ」、そしてプレイスペース「デイドリーム」と、そこでの出会いが結婚に至った男性の話まで、凝縮された内容だった。

NHKゆうどきネットワーク:11月30日ゆうどきチェック「なぜ人気?テーブルゲーム」
お髭処 blog:NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク」でのボードゲーム特集の感想(画面キャプチャーあり)

NHKなので固有名が公開されなかったが、登場したイベント・お店・ゲーム名は以下の通り。

ゲームマーケット(「今秋日曜日に開かれたテーブルゲームの展示即売会」)
『スティッキー』(「3つの色が描かれたサイコロを振り、出た目と同じ色の棒を、倒れないよう引きぬいていくゲーム」)
リバネスカフェ&ダイニング(「お店にあるいろいろなゲームを自由に選んで遊べるというテーブルゲームカフェ」)
・『オセロ』(「白と黒の石を並べる定番のもの」)
『カタンの開拓者たち』(スタンダード版)(「サイコロを振って陣地を取り合う海外製のゲーム」)
『未確認生物テレビ』(イラストを描いて勝手に考えたエピソードをプレゼンするゲーム)
テーブルトークカフェDaydream(ゲームを通じ、新たな交流が生まれるというテーブルゲームのお店)
『ブロックス』(岩田夫妻オススメのゲーム)

書き起こした番組内容は以下。懐かしさから入って今日の節電、さらに会話と、ボードゲームを取り巻くキーワードが並んでいて興味深い。

アンケート:ゲームマーケット2011秋

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Q.54:11月27日のゲームマーケット2011秋には…(2011年11月)

A.参加予定 117票(41%)
B.不参加 138票(49%)
C.未定 29票(10%)

今年から春と秋の年2回開催となるゲームマーケット。昨年までの「テーブルゲームフェスティバル」から改称して今回初めて「ゲームマーケット」として開催され、春と同じ3000人の参加者がありました。

当サイトの読者では、4割が参加予定と答えました。春のゲームマーケットのアンケートと同様、半数が不参加と答えていましたので、まだまだ多く愛好者がいることが分かります。来年3月4日には大阪で開催されることが決定しており、これまでなかなか東京まで足を運べなかった関西以西の愛好者も参加できるようになるでしょう。

12月のアンケートは、ボードゲームでの出会いです。11月30日にNHKで放送された「なぜ人気?テーブルゲーム」では、ボードゲームで奥さんと知り合ったという方が登場しました。一方で、男性が圧倒的に多い趣味なので出会いの可能性は少ないという声も聞かれます。みなさんの身の回りで、ボードゲームを通して恋人や配偶者と出会った方(別の縁で出会った後にボードゲームを一緒に遊んでいるという方は除く)はどれくらいいらっしゃるでしょうか。ご回答をお願いします。

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