2013年9月アーカイブ

ルーム25(Room 25)

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リアル脱出ゲーム

ルーム25

未来のリアル脱出ゲーム番組「ルーム25」の出演者となり、生き延びて脱出するというフランスの協力ゲーム。危険な罠を潜り抜け、出口を見つけて、施設から脱出することはできるか? ひそかに裏切り者もいるよ!

25枚のタイルを並べて、全員中央の「セントラルルーム」からスタート。残り24枚は伏せられている。手番にできる行動は確認(となりの部屋が何かこっそり見る)、移動(となりの部屋に移動する)、押し出し(同じ部屋にいるほかの人をとなりの部屋に移動させる)、操作(自分のいる部屋を縦か横にスライドさせる)のいずれか。行動の選択は全員同時に行う(プロット方式)ので、スピーディであると共に思わぬハプニングが起こる。

部屋の多くは何も起こらない「空き部屋」だが、入っただけで即死の「即死部屋」、すみやかに脱出しないと死亡する「水責め部屋」、別の場所にワープできる「移動部屋」などさまざま用意されており、うかつに入ることができない。確認と情報共有が大切である。規定ターン内に出口タイルの「ルーム25」を見つけ出し、そこに集合して、「操作」で外に出せば勝利。

全員一丸となって脱出する協力モード、2チームで先に脱出することを競うチームモードなどがあるが、オススメは裏切り者のいる疑惑モード。4人の場合1人、5~6人の場合2人が「ガード」となって、脱出を妨害する。しかも最初は正体を明かさず、ひそかにゲームを不利な方向に進める。脱出を成功させるだけでなく、裏切り者をあぶりだして妨害を食い止めなければならない。

6人プレイで裏切り者2名。最初の確認で「即死部屋」を発見した私は、そうでないところに、くさのまさんをいきなり押し出してみる。移動は1ターンに1回しかできないため、押し出しで表のタイルを増やす作戦である。「危ないっすよ!」「大丈夫ですって。」これによってみんなから裏切り者疑惑をかけられてしまった。「もう1人いるはずだけどなあ」「私じゃないです!」そんなやりとりをしながら徐々に明かされていく部屋。「ルーム25」は早めに見つかり、みんなが集合してくる。ここでガードであることを明かしたのは、くさのまさんだった。そしてもうひとりは鴉さん。2人の連携でサガエさんが遠くに飛ばされ、脱出できない状況に。しかしそれ以上の被害を食い止めるため、ガードも外に押し出された。最終ターンは、1人残しても脱出成功となるため、サガエさんを置き去りにして勝利。「さようなら~!」プレイ時間は約40分。

アクションがシンプルで、複雑な特殊能力もなく、部屋の説明はプレイヤーボードに書いてある(多言語版は日本語のボードが付属)。プレイ時間も短めで、ゲーマーが軽く遊びたいときだけでなく、普段遊ばない人に出すのもよさそう。ドラマチックな展開が楽しめる。

Room 25
F.ルーゼ作/マタゴー(2013年)
1~6人用/13歳以上/30分

シュピール'13新作情報:イスタリゲームズ

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徹底的に作りこんだゲーマーズゲームを発表しているフランスの出版社です。今年は『キーフラワー』のブリースデールとクニツィア、そして『ケイラス』のアティアを起用しました。

スパイリウムスパイリウム(Spyrium)
W.アティア作、2~5人用、12歳以上、75分。ホビージャパンが取り扱ってすでに日本で発売されています(5670円)。
パラレルワールドの大英帝国において、工場を建設し、工員を雇って「スパイリウム」という新物質を製造します。「スパイリウム」は希少で高価であるため、わずかでもかき集めなくてはなりません。
建物やキャラクターが9枚並んだ場に工員コマを配置します。工員はカードとカードの間に配置し、活性化することでカードの購入や、工場の稼働ができます。配置から活性化にどこで切り替えるか、どれだけの行員を動員してどのアクションを行うか、そしてそのアクションを使ってどれだけ「スパイリウム」を獲得できるかという選択に悩まされます。

スパイリウム(コンポーネント)

プロスパリティプロスパリティ(Prosperity)
S.ブリースデール&R.クニツィア作、2~4人用、13歳以上、60分。
現在発展中の大国の指導者となり、70年間という期間に繁栄を競います。インフラと産業を整備し、エネルギーと資金を用意します。しかし繁栄は後代に公害などのツケを残します。どこまで制御できるでしょうか。
手番には、タイルを引いて全員が指示に従います。エネルギーがプラスなら収入、マイナスなら支出か公害が悪化します。エコロジーならば公害トラックのマーカーを増減し、資金なら手持ちのタイルによって収入を得ます。研究が出ると研究度が上がり、繁栄が出ると手元のタイルによって得点が入ります。ただしこのとき、公害が限界を超えていると得点できません。その後で、収入、公害マーカーの除去、研究度アップ、タイルの購入から2アクションを行います。タイルはエネルギーとエコロジーのレベルによって購入価格を下げることができます。
購入したタイルを置く場所は限られており、場所がなければ前のタイルを除去しなければなりません。高速道路や鉄道を整備することでタイルを置く場所を広げることができますが、公害の悪化を招くこともあります。タイルがなくなったら得点計算をして、繁栄ポイントの最も多い人が勝ちます。

プロスパリティ

『ナゲッツ』日本語版発売

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ニューゲームズオーダー(東京・立川)は27日、柵を置いて黄金のナゲットを取り合うボードゲーム『ナゲッツ(Nuggets)』日本語版を発売した。C.コンラート作、2~4人用、8歳以上、30分、2500円。

大手ファーストフードチェーン・ナゲットキングの新作ナゲットを、動物たちが取り合う。柵を置くか、自分のチップを裏向きに置いて陣取りをし、高価なナゲットを獲得することを目指す。シンプルながらブラフの要素もあり、さまざまな展開が楽しめる作品だ。読み合いの熱い2人プレイ、漁夫の利を取り合う3人プレイ、2対2のチーム戦が楽しめる4人プレイと、人数によってプレイ感が変わるところも面白い。

オリジナルはウィニングムーヴズ社(ドイツ)が2003年に発売した金鉱掘りゲーム。安価・手軽で奥の深い「コンパクトゲームシリーズ」として発売された。ドイツ語版は地味なコンポーネントだったが、今回のリメイクでは『ファブフィブ』のリメイクを手がけたタンサンファブリーク(京都)がアートワークを担当。コミカルなコンポーネントに生まれ変わっている。ニューゲームズオーダーはこれからボードゲームを始める人にオススメの、ベーシックかつ面白いボードゲーム「さいしょのいっこ」と位置づけている。

ちなみにブラックロック出版(フランス)も、舞台をファンタジー世界にしてリメイクし、『アルマデーラ(Armadöra)』というタイトルで今秋発売する。いずれも10年ぶりのリメイクだが、この作品が時代を経ても色あせていないことを示すものだろう。

ニューゲームズオーダー:ナゲッツ
B2FGames:ナゲッツ。ボードゲームの「さいしょのいっこ」にどうぞ。
play:game評価コメントリスト:ナゲッツ

ナゲッツ日本語版(コンポーネント)

シュピール'13新作情報:パールゲームズ

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『トロワ』と『トゥルネー』で高いオリジナリティが評価されたベルギーの出版社です。4年目の出展となる今回は、昨年の作品の拡張と共に、ベルギーの首都をテーマにした作品を発表します。

ブリュッセル1893(箱)ブリュッセル1893年(Bruxelles 1893)
E.エスプルマン作、2~5人用、13歳以上、90分。
19世紀後半の建築家となって、アール・ヌーヴォーの建築物を競い合います。高級資材を獲得し、家を建て、パトロンを探し、芸術的な建築作品を作り、それを販売してお金や名声を得ます。しかしこういったアクションにはお金がかかります。無料でできるアクションには、低級資材の獲得、パトロンの活用、株取引などがありますが、ワーカーを失う可能性があります。全員がアクションの選択をパスしたらラウンド終了で、作品の展示を行って、名声ポイントやボーナスカードを得ます。4ラウンドでゲーム終了となり、最も得点の多い建築家が勝ちです。ワーカープレイスメントに、競りとエリアマジョリティの要素を加えたゲーマーズゲームです。

ブリュッセル1893

ギンコポリス拡張ギンコポリス:専門家(Ginkgopolis: The Experts)
X.ジョルジュ作、2~5人用、13歳以上、60分。
昨年のエッセンで発売された都市開発ゲーム『ギンコポリス』の拡張セットです。ギンコポリスの開発が成功したことで、芸術家、エンジニア、銀行家、ジャーナリストなどの専門家が集まってきました。アイデアコンテストとキャンペーンによってインパクトのあるアヴァンギャルドな建物が生まれました。しかしこれらの建物はあまりに大きく、喚起をよくするために緑のスペースを設ける必要も出てきました。
21~23番の建物、名声を生む24番と25番の建物、専門家、イベント、緑のエリアという5つのモジュールが入っており、好きなものだけ加えて拡張することができます。

ギンコポリス拡張(専門家カード)ギンコポリス拡張(建物カード)

『バルバロッサ』日本語版発売

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ニューゲームズオーダー(東京・立川)は27日、粘土を使った謎解きゲーム『バルバロッサ(Barbarossa)』日本語版を発売した。K.トイバー作、3~6人用、12歳以上、20~60分、3000円。

粘土で何を作ったか当てるゲーム。ほどほどに分かりにくいと得点が高いため、意外性を狙った作品の数々に笑いが絶えないゲームである。オリジナルは1988年にASS社(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞しているドイツゲームの古典的名作。ドイツでもコスモス社(1997)やカタン有限会社(2005)からリメイクされている。

今回のリメイクは、カタン有限会社版のコンパクトなサイズのデザインを採用しながらも、コスモス版と同じく6人まで遊べるようになったところが大きな特徴。また短時間で遊べるクイックルールも付属する。

ニューゲームズオーダー:バルバロッサ
play:game評価コメントリスト:バルバロッサ(2005年版)

日本ボードゲーム大賞2013:対象作品の情報を募集

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NPO法人ゆうもあは、今年の日本ボードゲーム大賞で投票の対象となるゲームリストを作成するため、情報を集めている。国内で発売されるボードゲームが年々増加している中、制作者や販売者からの情報で過不足のないリスト作成を目指す。

投票の対象となるのは「国産」「日本語版」「訳付き輸入版・多言語版」のいずれかで、昨年10月から今年9月の間に日本国内で新しく発売されたもの。拡張・リメイク・シリーズ(同一システム)・伝統ゲーム・パズル・知育玩具・キャラクター商品・過去の受賞作品・過去の投票対象作品を除く。また実店舗2店以上での販売実績があるものに限られる。同人(インディーズ)作品も、上記の条件を満たせば登録可能。

デザイナー、イラストレーター、発行元・発売元、卸・流通業者、販売店からの情報を受け付ける。下記のフォームから10月10日まで。寄せられた情報を元に仮リストを公開し、11月まで修正を受け付けて本リストを決定することになっている。

ゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2013 投票対象ゲームリスト作成のご協力のお願い

楽天で(輸入)ボードゲーム

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楽天イーグルスが設立9年目にして初優勝を果たし、楽天市場ではポイントが2~7倍になる優勝セールが9月30日まで行われている。

ここはボードゲームを!といきたいところだが、「おもちゃ・ホビー・ゲーム >おもちゃ >ボードゲーム(人生ゲーム・チェス・囲碁・将棋) > その他」というカテゴリーに並ぶのは国産おもちゃ、伝統ゲーム、キッズゲームなど実にさまざま。輸入ゲームが埋もれてしまっている。

そこで、輸入ボードゲームを扱っているショップを調べてみた。リンク先はボードゲームのコーナー。

でじたみん楽天市場店
フィギュアを扱うホビーショップ。ホビージャパン、アークライトの日本語版および輸入版をひと通り扱う。未発売の予約品や50%オフも。

駿河屋楽天市場店
全国に実店舗の支店(エーツー)をもつホビーショップ。ホビージャパン、アークライト、メビウスゲームズの日本語版および輸入版を割引販売しているほか、中古品もお手頃価格で出品している。

イエローサブマリン楽天市場店
全国に実店舗の支店をもつホビーショップ。メビウスゲームズ、ホビージャパン、アークライトの日本語版および輸入版をひと通り扱うほか、独自の輸入ゲームもあり、品揃えは一番。絶版品もたくさん見られる。

くつのエビスヤ
岩手の靴屋さんが、店長の趣味でボードゲームコーナーを設けているという異色のショップ。店長の趣味だけに通好みの作品が揃っている。

ウッドワーロック
東京・巣鴨に実店舗がある木のおもちゃ屋さん。キッズゲームメインだが、メビウスゲームズのファミリーゲームも扱う。定番を厳選。

カルテット
キッズゲームがほとんどだが厳選されており、おすすめゲームリスト付きの「ドイツゲームのはじめ方」というブックレットが無料で付く。

『タブラの人狼』日本語版、10月下旬発売

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ホビージャパンは10月下旬、ヨーロッパ人狼ゲームの先駆け的存在である『タブラの人狼(Lupus in Tabula)』日本語版を発売する。8~24人用、8歳以上、20~40分、2520円。

『会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)』(幻冬舎エデュケーション、7月)、『人狼 ~嘘つきは誰だ?~カードバトル』(バンダイ、8月)、『「人狼」カード&プレイブック 』(富士見書房、9月)に続いて4ヶ月連続となる人狼のリリース。今回発売されるのは、dVジョーキ社(イタリア)が2001年から発売している人狼の古典である。2006年に日本版が発売されたが、絶版になっている。

デラックス版としてリメイクされたこのゲームの特徴としては、能力まで記載された大きく見やすいキャラクターカード、ゲーム進行がスムーズにできる投票コマや人狼の証拠コマ、ゲーム終了まで全員がゲームに参加できる「幽霊」ルール(幽霊カード22枚入り)、プレイヤー8人だけでプレイできる選択ルール、脱落時に正体を明かさない「クローズルール」を採用、変わり種の役職「ハムスター人間」がある。ロングセラーならではの安定した楽しみ方ができるだろう。

dV giochi:Lupus in Tabula

タブラの人狼日本語版(コンポーネント)

アラカルトカードゲーム賞2013に『花火』

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ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は25日、ホームページにてアラカルト・カードゲーム賞2013を発表した。1位に選ばれたのは『花火』で、ドイツ年間ゲーム大賞とのダブルクラウンとなった。作者のA.ボザは『世界の七不思議』(2011年)以来2年ぶり2度目、出版社のアバクスシュピーレは『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』(2008年)以来5年ぶり3度目の受賞となる。

『花火』は日本をテーマにしたフランスの協力ゲーム。自分の手札だけ見えない持ち方で、お互いにヒントを出し合い、順番にカードを出して花火を打ち上げることを目指す。フランスでは3年前に発売されたが、ドイツではアバクスシュピーレから昨年ようやく発売となり、日本語を含む多言語版は今年7月に発売されている。

アラカルトカードゲーム賞は、ドイツ年間ゲーム大賞やドイツゲーム賞では軽視されがちなカードゲームだけを対象に、識者の投票によって選ばれる賞。2位はドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作の『アウグストゥス』、3位は日本人デザイナーのカナイセイジ氏による『ラブレター』がランクインしている。

【アラカルトカードゲーム賞2013】
1位:花火(Hanabi / A,ボザ / アバクスシュピーレ)
2位:アウグストゥス(Augustus / P.モリ / ハリケーン)
3位:ラブレター(Love Letter / カナイセイジ / AEG)
4位:ディヴィナーレ~倫敦の霊媒師(Divinare / アスモデ)
5位:もっとよせて(Dicht Dran / ニュルンベルガー)
6位:ギルドマスター(Guildhall / ペガサス)
7位:カードクニッフェル(Kniffel - Das Kartenspiel / シュミット)
8位:アサンテ(Asante / コスモス)
9位:エミネント・ドメイン(Eminent Domain / ペガサス)
10位:アンドロイド・ネットランナー(Android Netrunner / ハイデルベルガー)

Fairplay Online:À la Carte Preis 2013: Hanabi von Abacusspiele
TGiW:花火

信用取引(Trust - Das Milliardenspiel zur Finanzkrise)

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首が回らぬマネーゲーム

信用取引

2008年5月にアメリカの投資銀行リーマンブラザーズが破綻し、世界同時不況が訪れた。このリーマンショックの原因となったのがサブプライムローンである。通常の審査では通らないような信用度の低い人「サブ(準)プライム(優良客)」向けの住宅ローンで、この債権を組み込んだ金融商品が世界各国の投資家に販売された。ところが住宅バブル崩壊に伴い、その金融商品が不渡り状態になったのである。

「財政危機への億万ゲーム」と題されたこのカードゲームは、このリーマンショックをテーマにしている。債務証券と有価証券を組み合わせて金融商品を発行し、となりの人に渡す。となりの人は債務証券と有価証券を付け足してさらにとなりの人に。こうして1周してくる頃には、その金融商品の価値がいったいいくらなのか分からなくなってしまう。債務を増やしてしまった人は格付けがトリプルAからだだ下がり。最後に債務の最も少ない人は誰か。

プレイヤーは国家、銀行、財閥のいずれかの組織を担当する。国家は金融商品の一部を閲覧することができ、銀行はあやしい金融商品をスルー、財閥は債務を一部取り替えることができるといったちょっとした能力がある。

手番には手持ちの有価証券と債務証券を3枚まで組み合わせて金融商品を発行し、となりの人に渡す。有価証券は表向きに、債務証券は裏向きにするので、だいたいの価値は予想できるようになっている。

となりの人ができることは、証券を追加してさらにとなりの人に渡すか、債務証券を表にして検査するか、能力を使うかのいずれか。基本はブラフゲームで、できるだけ多くの債務をばれないようにさばく。

検査したとき、金融商品がトータルでプラスだったら検査した人がペナルティー。金融商品の中で一番額の大きい債務カードを引き取り、自分の「整理回収機構(バッドバンク)」に出さなければならない。逆に金融商品がトータルでマイナスだったら、最後に渡した人が差額分を自分の「整理回収機構」に出す。そして新たな金融商品を作って回していく。

3手番ずつ行ったら、1経済サイクル(ラウンド)の終了となる。今回の債務額が一番大きい人、累積債務額が一番大きい人、手札の債務が一番大きい人、そして最後にサイコロを振って一番小さい目を出した人(笑)が格下げされる。全員「ラウンドA」からスタートし、誰かが最低ランクの「D」になったら終了。累積債務の一番少ない人が勝利する。

3人で40分ほど。借金を大量に押し付けるにもまずは信用からと、比較的優良な金融証券を・・・と見せかけていきなり債務額マックス。1週してきたときに検査して、サガエさんに大借金を押し付けることに成功した。ところが格付けでサイコロの目が振るわず格下げ。格付けが下がると、補充で債務を多く引かなければならなくなったり、出せるカード枚数が少なくなったり、特権が消滅したりと、どんどん不利になっていく格差社会ぶり。サガエさんはすぐに国家の特権で格付けを回復したが、財閥である私には格付けを上げる特権がない。結局最後の大博打も見破られて格付け「D」。勝者は銀行の特権でリスクを回避したbashiさん。

証券の単位は1000億。「東日本大震災の被害額3000億ドル」などというように有価証券にも債務証券にも1枚1枚、その金額が何を表すか書いてあって重みがあった。

Trust - Das Milliardenspiel zur Finanzkrise
T.ミュラー、R.クラウゼ/ヘプタゴン(2012年)
3~6人用/12歳以上/45分
ゲームストア・バネスト:信用取引
ホームページ(ドイツ語)

キテレツ カップリングパーティ(Speed Dating)

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ダメな大人に神降臨

キテレツカップリングパーティー

カード3枚で作ったキャラクターに、ぴったりの異性をマッチさせるフランスのパーティーゲーム。日本語版が今月21日に発売になった。男性カード181枚、女性カード181枚に、これでもかというくらいユニークな性格が書いてある。日本語版にあたりローカライズしたと思われるものもあって、眺めているだけで飽きない。

男性カードは「困ったときはネコ型ロボットが助けてくれる。」「カレーは飲み物です。」「巨乳は嫌い。」「妻がいるが、それは等身大の美少女フィギュア。」など、女性カードは「「こりん星」から歩いてやってきた。」「収入の半分はペットの食費で消える。」「口癖が「ごめんなさい」なの。ごめんなさい。」「父親が将軍様。兄は大佐殿。」など。1人(親)が、男性か女性どちらでもよいので、3枚組み合わせてターゲットを決める。

ほかの人はその3枚を見て、異性のカード3枚を出してアピールする。ただ出すだけではなく、その性格にはこれがぴったりというようなプレゼンをしたほうがよい。手番の順はなく、思いついた順に。つまり大喜利系である。

ただし、誰が一番面白かったかではなく、あくまでターゲットにマッチしているかどうかが問題だ。全員のプレゼンが終わったら、親は一番ピッタリな異性をプレゼンしたと思う人を、ほかの人は親が選ぶと思う人を一斉に指差す。親に選んでもらえた人、親が選ぶ人を当てた人はそれぞれ1点獲得。これをプレイヤー人数行って、得点の多い人が勝つ。

7人で一時間弱。1枚1枚対応させてきっちり対応していく人と、3枚ともインパクトのあるキャラクターで圧倒する人に分かれた。きっちり対応させたつもりでも、審判は親である。親のツボにはまるようなポイントを読んでプレゼンできるかがカギとなった。大喜利系ゆえ得意不得意の差は大きいが、ギャンブルまみれで無一文とか、ダメな感じのキャラクターが次々と現れるのが笑えた。

Speed Dating
B.フェイドゥッティ、N.グランペリン/ルテイア(2012年)・アークライト(2013年)
3~6人用/14歳以上/40分

アエラにボードゲーム記事

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朝日新聞出版の週刊誌『AERA(2013年9月16日号)』に、ボードゲーム記事が掲載された。

「スマホ疲れか非電源系 ボードゲームの愉悦」という見出しでボードゲームのファンが増えているという内容。『どうぶつしょうぎ』50万セット超、『会話型心理ゲーム人狼』が発売1ヶ月余りで1万3000セット売れているという。

続いて登場するのは「ボードゲームカフェ渋谷」の様子。年中無休で、平日夜と日曜昼夜にイベントが開催されている。取材日には『バウザック』が遊ばれており、参加者の女性はボードゲームが婚活パーティーでも使われていると話す。

最後に登場したのは会社員兼DJのムードマンさん。非電源系の静かなブームの背景としてスマホ疲れがあるとし、ボードゲームのメリットとして勝つチャンスの均等性、開発費の安さゆえの作家性を挙げ、『むかつく友達、行きたくないパーティー』を絶賛している。

『バウザック』はメビウスゲームズが取り扱っているが現在品切れ中。『むかつく友達、行きたくないパーティー』もゲームストア・バネストが取り扱っているが品切れとなっている。

dot.:スマホ疲れでボードゲーム人気?「むかつく友達」ゲームも
朝日新聞出版:AERA 2013年9月16日号

アエラにボードゲーム記事

ゲームマーケット:サークルベスト10

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ゲームマーケット2013秋(11月4日)の出展サークルが発表になった。春に続いて東京ビッグサイトでの開催となる今回は、一般ブース216、企業ブース41の合計257団体が出展する。もちろん過去最高だが、春の223団体から15%も増加し、7時間という短い時間で見て回るのはますます難しくなっている(1サークルあたり2分弱の計算)。

どの団体に注目するか考えていく上で、過去の作品の評価の高さがひとつの参考になる。そこで、当サイトで2005年から毎回行っている「ゲームマーケット新作評価アンケート」を集計し、4回以上ランクインしたところから、順位の平均でサークルベスト10を挙げてみた。サークル名が変更になったところも、作者で分けている。

1位:骨折ゲームズ
2000年の第1回ゲームマーケットから参加している古株サークル。bone5氏。『大量絶滅(2007)』と『ドナドナ(2010)』で1位を獲得。また『パレード』の英語版が発売されるなど、安定して高い評価を得ている。残念ながら不参加が続いており、復帰が大いに期待される。

2位:操られ人形館
常時次人氏が作品を発表しているサークル。斬新なシステムのカードゲームが多い。『王宮の歩き方(2012秋)』で1位。今回のブース番号は230。

3位:カワサキファクトリー
川崎晋氏が作品を発表しているサークル。『R-ECO』をはじめ作品の多くが海外で発売されている。『カウントダウン2005(2005)』、『クイズ!いいセン行きまSHOW!(2008)』、『シガラミ(2011春)』で1位。ブース番号は319。

4位:OKAZU Brand
林尚志氏が作品を発表しているサークル。Hammer Works時代から活躍しており、海外でも評価が高い。『9Tours(2011秋)』、『Sail to India(2013秋)』で1位。ブース番号は301。

5位:ワンドロー
木皿儀隼人氏が作品を発表している有限会社。『7つの島』『グリモワール』など。ヤポンブランドでいち早く出展したり、ほかのデザイナーや出版社とコラボしたりするなど、フロンティア的な存在となっている。ブース番号は15。

6位:Hammer Works
Hammer氏がユニークなテーマで作品を発表しているサークル。『ほんのきもちです』『シティープラン』など。ブース番号は302。

7位:カナイ製作所
カナイセイジ氏が作品を発表しているサークル。1位を獲得した『ラブレター(2012春)』は海外でも高い評価を得ている。杉浦のぼる氏による版画調のイラストにもファンが多い。ブース番号は619。

8位:みさき工房
美麗なイラストと一風変わったテーマの作品を発表しているサークル。『貴族の時代〜メイドパラダイス〜』『セブンフォース』ほか。ブース番号は19。

9位:遊星からのフリーキック
寺島由人氏が作品を発表しているサークル。意欲的でオリジナリティの高いメカニックの作品が多い。『テラフォーマー』ほか。ブース番号401。

10位:高天原
田邊顕一氏が作品を発表しているサークル。『Guild』ほか。ゲームマーケットの前身であるテーブルゲームフェスティバルで発表された『伊能大図』は英語版が発売されている。ブース番号は229。

ゲームマーケット:サークルベスト10新作評価アンケート順位の変遷。20位以内で各年の最高位を集計
(クリックで拡大)

海の通路(Tsuro of the Seas)

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大怪獣に救われる

海の通路

ボードから落ちないようにタイルを並べてルートを確保する生き残りゲーム『通路』(2004年)の第二弾。今回は盤面を荒らしまわる「大怪獣(Daikaiju)」が現れる。

盤面は7マス×7マスで『通路』から一回り大きくなった。ここに最初から大怪獣が何頭かいる。各自、自分の船をボードの端にセットしてスタート。手番にはまずサイコロを振り、出た目によって大怪獣が移動する。その動きはランダムであり、自分の近くへ来ないことを祈るばかりだ。

次に手持ちのタイルを1枚、自分の船の前に置いて、そこに書かれた通路に沿って船が移動する。盤外につながっている通路や、大怪獣につながってしまったら脱落。近くにほかの人の船がいると、その人が置いたタイルによって脱落させられることもある。

手札を補充して次の人の手番へ。こうして最後まで生き残った人の勝ちとなる。

大怪獣の移動先にタイルがあると、そのタイルは除去される(そこに船がいる人は脱落)。そこからさらに移動すると、タイルのないマスが生まれる。そのマスがあるために、盤外に出ないで助かることもあって、大怪獣はいつも悪者というわけではない。

大怪獣の動きはランダムで、盤外に出て行ってしまうこともある。規定数より減ると、新たに盤上に出現することになっている。サイコロで決められた座標に出現するので、たまたまそこにいていきなり脱落ということも。大怪獣にはいつもヒヤヒヤさせられる。

7人プレイ。ケイコさんがいきなりとなりにいたツカモトさんの船を盤外へ。近づくと危険である。その後も小競り合いが続き、大怪獣に突っ込んで行ったり、目の前に居座った大怪獣を避けられなかったりしてどんどん脱落していく。ケイコさんは大怪獣が出現しない周縁部を堅実に周って生き延びた。最後はbashiさん、ケイコさん、私の一騎打ちとなり、bashiさんが大怪獣に食べられた穴で助かって1位。

海の通路(終盤)
タイルを置けるところはあと4枚だけ。手番順と手持ちのタイルが勝敗を決める

大怪獣が襲いかかる恐怖で、サイコロを振るたびに一喜一憂が湧き起こり、スリルのある展開が楽しめた。

Tsuro of the Seas
T.マックマーキー、J.ワイズマン/カリオプゲームズ(2012年)
2~8人用/8歳以上/30分
国内未発売

禁断の砂漠(Forbidden Desert)

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砂嵐と日照りに翻弄されて

『パンデミック』『禁断の島』のデザイナー、M.リーコックが今年発売した協力型の探検ゲーム。古代の都市を発掘に来た探検隊は砂漠の中で遭難してしまう。砂漠から脱出する方法は4つのパーツを集めて伝説の飛行船を作ること。しかし砂漠はいつも砂嵐が吹き荒れ、パーツはみるみるうちに砂の中に埋もれてしまう。さらに焦げ付くような日照りが隊員の命を奪っていく。

盤面は『禁断の島』と同様、タイルを並べて作る。『禁断の島』ではタイルが海に沈んで除去されていったが、『禁断の砂漠』ではタイルの上に砂マーカーがどんどん重なっていく。砂マーカーがあると発掘や通行ができなくなる。

手番にできることは移動、砂の除去、発掘、パーツの獲得で、4アクションが与えられる。移動して、砂マーカーを除去し、砂がなくなったところで発掘する(タイルを裏返す)というのが基本。

一番の目的は4つのパーツを全て獲得することだが、各パーツは、東西の位置を示すタイルと、南北の位置を示すタイルの両方がめくられてはじめて、その交点に出現する。つまり最低8枚のタイルを発掘しなければいけないことになる。盤面は24枚あり、そのうち8枚がパーツのありかを示すタイル。ほかのタイルも有用なものばかり(井戸、トンネル、アイテム)だが、8枚全部見つけるにはどんどん発掘していかなければならない。砂に埋もれたところに出現したりするのを、砂をかき分けて取りに行くのも一苦労だ。

禁断の砂漠

手番が終わるたびに、砂嵐カードがめくられる。これによってタイルが何枚か移動し、移動したタイルに砂マーカーがのせられる。その中に入っている砂嵐レベルアップは砂嵐カードをめくる枚数が増え、日照りは対策をしていない人の水筒(ライフ)が1つ減る。

ゲームは1人でもライフが0になったら敗北。また砂マーカーがのストックが切れたり、砂嵐レベルが最高に上がったりした時も敗北となってしまう。その前に4つのアイテムを全部集めて発着所に集合できれば勝利。

ゲームを勝利に導くためには、各プレイヤーがもっている特殊能力(斜め移動・砂の除去ができる、1アクションで2枚除去できる、積もった砂を通り抜けられるなど)を活かした行動を取り、また発掘で手に入るアイテム(砂を一挙に除去できる、めくっていないタイルの中身を見る、仲間とワープできるなど)をやりとりして有効活用することがカギとなる。

5人プレイのノーマルレベルでプレイ。ゲーム開始後まもなく、ライフ0の人が出て敗北。そこで初級レベルに下げて再挑戦したところ、何と連続3回敗北を喫してしまう。1回は砂マーカー切れだが、あとは日照りによる死亡である。そこで対策を練って、水運び(井戸から何度でも水を汲める)がこまめに水を配って歩き、危ない場面ではトンネルかサンシールドに避難することを徹底した。5回目、「次にこの砂嵐カードが出たら終わる」という場面が2度ほどあったが、運に助けられて辛くも勝利。BGGのフォーラムを見たところ、人数が多いと水の供給が滞りがちで難易度が上がると書いてあった。

ベストを尽くした上で立ちはだかるこの難易度は、協力ゲームの醍醐味がマゾヒズムであることを教えてくれる。人数が少なくなるともう少しクリアしやすくなると思われるが、さてどうだろうか。

Forbidden Desert
M.リーコック/ゲームライト(2013年)
2~5人用/10歳以上/45分
国内未発売

禁断の砂漠(クリア)
4つのアイテムを飛行船に取り付けてクリア!

ビバリー、『ちろ鈴』発売

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ビバリーは20日、日本の伝統的なダイスゲーム『チンチロリン』を現代風に復活させた『ちろ鈴』を発売した。2~4人用、7歳以上、1050円。

かつて家族や友人、知人、職場の同僚など仲間内で遊ばれた大衆ゲーム。サイコロ3個を茶碗の中に振って、その出た目の役の強さで勝敗を競う。子がチップを提示してから、サイコロ3つを茶碗の中で振って、役の強さによってチップをやりとりする。基本的には出した目の多い方が勝ちだが、3個とも同じだった場合(アラシ)や、「四五六」の場合などに役が付き、2~5倍の配当が付く。

商品にはサイコロと茶碗のほか、カラフルなチップと役の一覧表が入っている。

ビバリー:ちろ鈴

エッセン・シュピールの新作体験会、12月1日東京

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来月に迫ったシュピール(ドイツ・エッセン)で発売される新作を、いち早く体験できるイベント「リトルエッセン~ボードゲーム収穫祭~」が12月1日(日)、東京・浜松町にて行われる。入場料700円、プレイ卓500円(自由席)。

毎年新作の発表の場となっていた秋のゲームマーケット2013が、今年はシュピールの期日から近すぎて輸入が間に合わないという声を受けて初めての開催。近年ゲームマーケットの参加を見送っているメビウスゲームズをはじめ、ゲームストア・バネスト、ジョイゲームズ、テンデイズゲームズ、ニューゲームズオーダーの5社が出展する。

会場は東京都立産業貿易センター浜松町館4階で、開催時間は10時~17時半。

入場前売り券は、5社各ブースの整理券とともに発売され、どのブースに並びたいかを選択できるようになっている。プレイ卓は5人がけが90卓用意されており、450名の先着順となる。いずれも早めの購入が確実だ。B2FゲームズのWeb通販サイト「I am Factory」にて、10月13日から11月16日まで発売。

リトルエッセン ~ボードゲーム収穫祭~

『ディクシット4』多言語版、10月上旬発売

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ホビージャパンは10月上旬、フランスのパーティーゲーム『ディクシット』の最新拡張『ディクシット4(Dixit 4 / Dixit Origins)』の、日本語を含む多言語版を発売する。3~6人用、8歳以上、30分、3570円。

『ディクシット2』と同様、カードだけが入った拡張セット。1枚1枚が想像力を大いに掻き立てられる84枚のカードが入っている。プレイするためには得点板やマーカーが入った『ディクシット』または『ディクシット:オデッセイ』が必要。もちろん、これまでのシリーズのカードと混ぜてプレイすることもできる。

『ディクシット』シリーズのうち、『ディクシット2』『ディクシット3』『ディクシット4』は追加カードのみの拡張セット。『ディクシット3』は国内未発売だが、単体で遊べる『ディクシット・ジャーニー』に全て含まれている。

ディクシット4(カード)

『「人狼」カード&プレイブック 』発売

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富士見書房は20日、カードの付いた書籍『「人狼」カード&プレイブック』を発売する。四六判、95ページ、1470円。

今ブームを迎えている多人数コミュニケーションゲーム『人狼』。その遊び方コミック、役職の説明といった基本的な事柄から、テクニック、イベント紹介まで幅広く網羅した書籍。人狼大好き著名人として作家の道尾秀介氏、弁護士の北村晴男氏、お笑い芸人の狩野英孝氏、伊達みきお氏のインタビューも掲載され、さらに役職の説明が日本語で入った役職カードが16枚付属し、すぐにゲームを遊べるようになっている。

これから『人狼』を始めたいと思っている初心者から、もっと上手く、楽しく遊びたいと思っている経験者、『人狼』のどこが面白いか分からないという人まで、人狼ワールドに誘う一冊だ。

富士見書房:「人狼」カード&プレイブック

三鷹国際交流フェスで世界のボードゲーム、22日

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9月22日(日)、井の頭恩賜公園(東京・三鷹)にて、第24回三鷹国際交流フェスティバルが行われる。これに合わせて、草場純氏、居椿善久氏らボードゲーム愛好者有志が、世界の伝統ボードゲームを紹介する。中央・西アジア、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパの各ブースで関連するボードゲームが遊べる。参加無料。

「世界のゲームで遊んでみよう!Table Games in the World」と題されたこの企画は、草場氏や居椿氏が呼びかけ、『ラミィキューブ』世界チャンピオンの桑原正人氏、「世界遊戯博物館」『アジアゲーム読本』の伊藤拓馬氏、mixiでドミノのコミュニティの管理人を務める大内康行氏らがスタッフに加わって行われる。

拠点は「西・中央アジア」ブースで、『バックギャモン』『ドミノ』『ラミィキューブ』が終日(10:00~15:30)遊べる。それ以外のブースでは10:45~11:45にアフリカブースで『マンカラ』『ファノロナ(マダガスカル)』、12:00~13:00にヨーロッパブースでドイツゲーム、13:00~14:00に南アジア&オセアニアブースで『ム・トレレ(ニュージーランド)』、『ガンガン(ポリネシア)』、『スラカルタ(インドネシア)』、14:40~15:30にアメリカブースで『ドミノ』が遊べる。

昨年は雨で中止になってしまったイベント。当日スタッフはゲームマーケットでおなじみの黄色い法被と、「TGiW」のロゴが入ったバッチを着用しているので、見かけたら声をかけてみよう。

三鷹国際交流協会:第24回三鷹国際交流フェスティバル

シュピール'13新作情報:ハンス・イム・グリュック

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フリークから絶大な人気を集め、ドイツゲーム賞では毎年入賞しているミュンヘンの出版社です。

ロシア鉄道ロシア鉄道(Russian Railroads)
H.オーレイ、L.オグラー作、2~4人用、12歳以上、120分。
18シリーズ、『ポセイドン』、『レイルロードバロン』と鉄道ゲームを専門に作っているデザイナーの新作です。シベリア鉄道、豪華なサンクトペテルブルク線、新しいキエフ線の3つの路線で、機関車、車、トラックの性能を向上させ、勝利点を競います。技術力を向上させれば、より得点が入りやすくなります。アクション選択はワーカープレイスメントを採用しています。試作品をプレイした人によれば、ハンス社のゲーマーズゲームの中で、ここ数年一番の重量級作品ということです。

ロシア鉄道(コンポーネント)

カルカソンヌ南海カルカソンヌ:南海(Carcassonne Südsee)
K.J.ヴレーデ作、2~5人用、8歳以上、40分。
カルカソンヌの新シリーズ。海洋エリアにミープルを置いて、貝や魚やバナナを集めます。手に入れたアイテムは船タイルに載せ、指定された組み合わせができると得点になります。ゲーム中の得点計算がなくなり、スピーディーな展開が楽しめます。「カルカソンヌ・アラウンド・ザ・ワールド」の第1弾と位置づけられ、今後も世界中の各地を舞台にしたカルカソンヌがリリースされていく予定です。

カルカソンヌ南海(コンポーネント)

ドイツゲーム賞2013に『テラミスティカ』

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世界最大のボードゲームイベント「シュピール(エッセン国際ゲーム祭、ドイツ)」を主催するフリードヘルム・メルツ社は、24回目となる今年のドイツゲーム賞(Deutscher Spiele Preis)を発表した。愛好者の投票により、『テラミスティカ(Terra Mystica)』が1位に選ばれた。

ドイツゲーム賞は、前年の秋から当年の春までに発売された新作を対象として、はがき、インターネット、用紙による投票で選ばれている。5タイトルまで記入する方式で、たいていは5タイトル以上新作をプレイしている愛好者が投票するため、毎年フリーク向けの作品が選ばれる傾向にある。昨年は『村の人生』、一昨年は『世界の七不思議』が受賞した。

今年1位に輝いた『テラミスティカ』は、さまざまな能力をもったファンタジーの部族たちが陣取りを繰り広げるボードゲーム。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞ではプレイ時間の長さから推薦リスト止まりだったが、根強い人気でトップになった。日本ではテンデイズゲームズが日本語版を制作販売したが、現在品切れ中で再版未定。

エキスパートゲーム大賞を受賞した『アンドールの伝説』は5位、ノミネート作品は『ブルッヘ』が3位で『カッラーラの宮殿』は圏外(模範ルール賞を受賞)。ドイツ年間ゲーム大賞の『花火』が6位、ノミネート作品は『アウグストゥス』が10位で『クウィックス』は圏外となった。

一緒に投票にかけられるドイツキッズゲーム賞には、電子おもちゃを使う『ゴキブリキッチン』が選ばれた。授賞式は10月23日、ドイツ・エッセンで行われる「シュピール」前夜祭にて。

【ドイツゲーム賞2013】
1位:テラミスティカ(Terra Mystica / H.オスターターク、J.ドレーゲミュラー / フォイヤーラントシュピーレ)
2位:ツォルキン:マヤ神聖暦(Tzolk'in der Maya Kalender / S.ルキアーニ、D.タスキーニ / チェコゲームズ出版)
3位:ブルッヘ(Brügge / S.フェルト / ハンス・イム・グリュック)
4位:ボラボラ(Bora Bora / S.フェルト / アレア)
5位:アンドールの伝説(Die Legenden von Andor / M.メンツェル / コスモス)
6位:花火(Hanabi / A.ボザ / アバクスシュピーレ)
7位:大江戸八百八町(Yedo / W.プランケ、T.ギンステ / エッガートシュピーレ)
8位:キーフラワー(Keyflower / S.ブリースデール、R.ブリーズ / R&Dゲームズ)
9位:リアルト橋(Rialto / S.フェルト / ペガサスシュピーレ)
10位:アウグストゥス(Augustus / P.モーリ / ハリケーン出版)

【ドイツキッズゲーム賞2013】
ゴキブリキッチン(Kakerlakak / P.P.ヨーペン / ラベンスバーガー)

【エッセン金の羽根賞2013】
カッラーラの宮殿(Die Paläste von Carrara / W.クラマー、M.キースリング / ハンス・イム・グリュック)

Deutscher Spiele Preis:Das Jahresergebnis 2013

政権交代(Machtwechsel)

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ドイツの政治に詳しくなりたかったら

このような作品があるからドイツゲームは奥が深いと思う。指示された政党で連立政権を樹立するという、超真面目なカードゲーム。カードには1枚1枚、写真入りの政治家プロフィールや、選挙制度にまつわるウンチクがぎっしりと書いてある。翻訳を終える頃には、ドイツの政治にだいぶ詳しくなっていた。

ドイツは今度の日曜日(22日)、連邦議会選挙が行われる。A.メルケル首相率いる与党、キリスト教民主・社会同盟が優勢だと言われている。ドイツ連邦議会は、日本のような小選挙区と比例代表の併用だが、規定票数・議席を獲得できない政党は議席が与えられない。ナチスの台頭の反省から、小党乱立を防ぐためである。それでも、過半数に達せず連立政権を組むことがこれまでたびたびあった。キリスト教民主・社会同盟と社会民主党という大政党が2005年に「大連立」を組み、そのときA.メルケルが首相に就任したのである(ほとんどの日本人にとってはどうでもよい知識)。

権力交代

このゲームでは、はじめに任務カードが1枚配られる。「黒(キリスト教民主・社会同盟)の単独政権を樹立せよ」「黒・赤(社会民主党)の大連立を樹立せよ」など、色分けされた政党が指示される。そのカードを規定数集めることがこのゲームの目的だ。

手番には、カードを引いて捨てるか、捨て札から1枚買うか、イベントカードを使うのが基本。このほかに他のプレイヤーと交渉して交換したり、売買したり、パスしてお金をもらったりすることもできる。

集めている色のカードが3枚集まったら公開しなければならない。銀行からお金をもらえるが、ほかのプレイヤーからイベントカード「不信任投票」で活動休止に追い込まれる恐れもある。先に集まったほうが攻撃を受けやすいだろう。

4人で30分くらい。私の目標は黒の単独政権。お金を貯めこむくさのまさんとbashiさんを尻目に、地道に集めようとしたがなかなか引けない。そのうちサガエさんが赤のカードを公開。どんどん付け足して増やしている。そろそろ不信任投票を出そうかというところで、サガエさんが任務を達成。赤と紫(左翼党)の連立政権を樹立するという任務だった。赤にも紫にもなるO.ラフォンテーヌ(社会民主党党首だったが左翼党に鞍替えした政治家)が効果的だった。

ゲーム内容はわざとかといえるほど簡単にして、カードのテキストを読んで「へぇー」となることを目指したゲームのようだ。

Machtwechsel
R.クラウゼ/ヘプタゴン(2011年)
2~6人用/12歳以上/30~45分
ゲームストア・バネスト:政権交代
heptagon:Machtwechsel

映画『人狼ゲーム』10月26日公開

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7月に発売されたミステリー小説『人狼ゲーム』(著・川上亮)の映画版が、10月26日(土)から公開される。監督・熊坂出、主演・桜庭ななみ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。

高校2年生の愛梨(桜庭ななみ)は、下校中に何者かに拉致される。目覚めると周囲には複数の男女が横たわっていた。不可解な状況に戸惑う愛梨たちに、人狼ゲームのプレイ開始が宣告される。拒否権はない...。彼らはなぜここに集められたのか? そして、生き残るのは誰か? 生死を賭けたゲームが、いま始まる!

主演の桜庭ななみ氏は撮影にあたり、ドキュメンタリー風に作りたいという監督の意向に答えて、先読みせずにその時その時のリアルな感情を大切にしたという。誰が人狼か分からない中で村人が次々に消えていく恐怖と、お互いの正体を探りあう会話のスリルが、映画でも楽しめそうだ。

人狼ゲーム公式
クランクイン!!:桜庭ななみ主演『人狼ゲーム』公開決定 あの"疑心暗鬼ゲーム"がついに映画化

OKAZU brandの2タイトル、ゲームフィールドから再版

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熊本のボードゲーム専門店ゲームフィールドは、OKAZU brandの人気タイトル『セイルトゥインディア(Sail to India)』と『パトロナイズ(Patronize)』の豪華版を発売した。

OKAZU brandはゲームマーケットで評価の高い同人サークル。海外の出版社からも注目され、『ひも電』『トレインズ』などの外国語版も発売されている。そのOKAZU brandが今年のゲームマーケットで「500円ゲームズ」として頒布し、すぐに売り切れた2タイトルが装いも新たに帰ってきた。

『セイルトゥインディア』は大航海時代、各寄港地の商品を売ったり技術を使ったりしてインドを目指す航海ゲーム。12枚の寄港地カードが並び、はじめスタート地点であるリスボンに近い3枚だけが見えている。そこから先は未開の地だ。

寄港地には産物2種と、建物を建てることのできる場所が2ヶ所ある。寄港地に自分の船を移動させたら、産物を独占したり、建物を建てたりできる。産物は売ってお金と勝利点にする。お金は船の速度を上げたり、建物を建てたり、技術を習得したり、船・勝利点・資金の保持をするためにも使う。苦しい状況をどのような方法でうまくマネジメントしていくのかが楽しい作品だ。デザイン林尚志、3~4人用、12歳以上、60~90分、3000円。初版からのルール変更あり。

ゲームフィールド:セイルトゥインディア
OKAZU brand:パトロナイズとセイルトゥインディアがゲームフィールドさんから発売

セイルトゥインディア

『パトロナイズ』はルネッサンス時代のイタリア・トスカーナ地方を舞台にしたカードゲーム。プレイヤーは豪商で、さまざまな能力を持った人物達のパトロンとなり、その力を誇示する。

1枚ずつカードを出して強い人が取るというトリックテイクゲームだが、手札がラウンド数よりも2枚少なく、パスできるところが特徴。パスをすると、ほかの人が出したカードを取ることができる。しかしパスをし続けて最後まで手札に残った手札は失点になってしまう。そのほか、各人物から集める成果物や、ゲーム中1回だけ使える「保護」というルールなど、ひねりの利いたカードゲームだ。デザイン林尚志、3~5人用、10歳以上、30分、2500円。

ゲームフィールド:パトロナイズ

パトロナイズ

先日お伝えしたM.シャハトの伝説の名作競りゲーム『ムガル(Mogul)』日本語版も同時発売となった。3600円。あわせてどうぞ。

ゲームフィールド:ムガル日本語版

カードゲームのiOSアプリ、無許可販売か

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ボードゲームデザイナーのR.クニツィア氏が、ツイッターでiOSアプリ制作者のイシズカカズハル氏についての連絡先または情報を求めている。

イシズカカズハル氏は、『ゼロ』『ウントチュース!』『ゼロの恐怖』『ニムト』『ハゲタカのえじき』『サメ警報』『ラッキーナンバー』『大きさ比べ』『ドメモ』『ゲシェンク』といった名作カードゲームをもとにiOSアプリ版を制作し、別タイトルをつけ、85円で販売している。クニツィア氏が情報を求めていることから、デザイナーの許可を得ないで公開している可能性がある。

appszoom:KAZUHARU ISHIZUKA
Yahoo!マーケット:Kazuharu Ishizukaのアプリケーション

この件について情報をお持ちの方は、ツイッターでクニツィア氏にメッセージを。

追記:イシズカカズハル氏がツイッターで名乗り出て、権利関係を知らずに公開したこと、データを削除すること、これまで販売した利益は受け取らないことをクニツィア氏に伝えた。クニツィア氏は謝罪を受け入れ、解決したことを表明した。

Twitter:Kazuharu

『シティビルダー』日本語版、10月12日発売

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アークライトは10月12日、大都市開発タイルゲーム『シティビルダー(Suburbia)』日本語版を発売する。T.アルスパッチ作、1~4人用、8歳以上、90分、4620円。

自分の街を、人口の多い大都市へ発展させることを競い合う街づくりゲーム。プレイヤーは市長となり、自分の街にさまざまな施設を配置して、100万人が住む大都市を目指す。『蒸気の時代』の拡張セットをデザインしているT.アルスパッチが昨年の秋に発表した作品。オリジナルはベジエゲームズ(アメリカ)で、各国の注目度が高く、ルックアウトゲームズ(ドイツ)、イスタリゲームズ(フランス)などから各国語版が発売されている。今年のメンサセレクトでは、300人の会員によってベスト5タイトルに選ばれた。

街の規模には「人口」「収入」「評価」の3つの基準があり、人口を増やすためにはほかの2つもバランスよく上げていかなければならない。六角形タイルで表される施設は「コンビニ」「ホテル」「カジノ」といった商業施設や、「高速道路」「民間空港」などの交通インフラ施設までさまざまな種類があり、後半になるにつれて高価で強力になっていく。組み合わせや並べ方によってコンボを作り、より機能的な街に発展できるかが市長の腕の見せ所だ。自分の街を自由にデザインできる楽しさに加え、工業都市や緑化都市など、毎ゲームにさまざまな街にできる自由度がポイントだ。

アークライトゲームズ:シティビルダー完全日本語版

シティビルダー(コンポーネント)

『放課後さいころ倶楽部』1巻発売

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月刊少年サンデー「ゲッサン」で今年4月から連載されているボードゲームコミック『放課後さいころ倶楽部』の単行本第1巻が、本日発売となった。580円。

自分の世界にこもりがちな京都の高校1年生竹笠美姫が、ボードゲームを通して友情を深めていく物語。作中で現れるボードゲームショップの風景は、東京・高円寺のボードゲーム専門店すごろくやによるもの。毎回ボードゲームが1タイトルずつ登場し、登場人物たちが楽しむ姿が克明に描き出される。

作者のツイートによれば、単行本にはすごろくやの丸田康司店長のコラムも収録されているという。ゲッサンで読んでいた読者も、保存版として購入する価値がありそうだ。

TGiW:放課後さいころ倶楽部

密林(Jungle)

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ライオンとトラで飛び込む

中国の2人用伝統ゲーム『闘獣棋(とうじゅうき)』のフランス語版。箱とボードが金ピカでかっこいい。

8つの動物を操り、自分のコマを相手の陣地に入ることを目指す。登場する動物は強い順にゾウ、ライオン、トラ、ヒョウ、オオカミ、イヌ、ネコ、ネズミ(ジャングルにはあまりいないような......)。盤上に番号がついているので、そのとおりに並べてスタート。

動物には強さが書かれており、弱い動物は強い動物のいるマスに入れない。逆に強い動物はそれ以下の強さの動物を取ることができる。例外はネズミで、ゾウを取ることができる(ゾウもネズミを取ることができる)。

密林

移動は1マスずつ。ただしライオンとトラはボード途中にある池を飛び越えることができ、ネズミは池の中に入ることができる。池の中に入ることができるのはネズミだけ。

相手の陣地の前後のマスはワナで、ここに入った動物は強さが0になってしまう。そこで取られないようにするには、何頭かの動物を同時に進めるか、相手の陣地の空いたところから攻め入るしかない。

妻と2戦して1勝1敗。1戦目は相手のコマを取りまくる展開で、生き残ったコマの数で制圧したが、2戦目はコマを取っているすきに隙ができた陣地に入り込まれた。川を越えて飛び込むライオンとトラがお互いにすれ違ったところが勝負どころのようだ。

Jungle
伝統ゲーム/マタゴー(2007年)
2人用/8歳以上/20分
国内未発売
Wikipedia:闘獣棋

手本引き(Tehonbiki)

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賭博の終着駅とか

夏のボードゲーム合宿で、『手本引き』という伝統博打ゲームをプレイした。ボードゲーム界隈で話題になっていたのでどんなゲームかは知っていたが、知っているのとやってみるのとでは大違い。高度な心理戦にシビレまくる。

どんなゲームかというと、1~6の札から親(胴元)が選んだものを当てるというそれだけである。当てれば胴元から配当を受け取り、外れれば胴元に没収される。賭け方には1点から4点張りまでいろいろあって、札の置き方によって倍率が異なる。当然、張る点数が少なくなるほど倍率が高い。胴元の持ち金がなくなったらゲーム終了。

刑法185条により、もちろんお金は賭けなかったが、Tさんが雰囲気を出すために「こども銀行券」を用意(さらに「子供達のお年玉貯金10年分」などといったリアリティあふれる説明札も付ける)。また雰囲気を盛り上げるために『仁義なき戦い』広島死闘篇のDVDを流してくれた。

手本引

ゲームのポイントは、親がこれまでに選んだ数の履歴か表示されているところだ。直前に選んだ数を「根(ね)」、2回前に選んだ数を「小戻り」など、それぞれ名前が付いている。「根」つまり同じ数字を2回連続で選ぶのはなかなか勇気がいる。だから裏をかいて「根」を選んでくるんじゃないかとか、裏の裏をかいて「根」は選ばないんじゃないかとか、そんなことを考えながら賭けるのである。

目に見える手がかりは全くない。履歴と親の性格から判断するしかない(親はランダムに選べないようになっている)。そんなことは無理だろう、直感と運だけが勝負だと思っていた―ゲームが始まるまでは。

ところが、ゲームが始まると目に見えないものすごい駆け引きがあった。しばらく選んでいない札をいつ選んでくるか、と思わせておいて「根」を選んでくるか、そのどちらでもない中間から選んでくるか。恐ろしかったのは、私が胴元になったときである。bashiさんに3連続の2点張りで当てられ、身ぐるみ剥がされてしまう。このときは背筋がぞっとなった。メンタリストかよ!

そういうわけで予め設けておいた規定点にbashiさんが達し、最後の3番勝負に。ここで大勝負に出たくさのまさんが一発当てて勝利。くさのまさんは「通り」という、冴えている人に相乗りする手法で大負けを回避していた。一方、多額の借金をしたぽちょむきんすたーさんは拳銃(のおもちゃ)をこめかみに当て、同じく多額の借金とともに8000点だけ残った鴉さんは「うまいもん食ってから逝きます!」

ギャンブルはほどほどにというよい教訓でした。
・TGiW書評:『賭けマージャンはいくらから捕まるのか?』

手本引き
作者不明/伝統ゲーム
2人~/18歳以上/45分~

シュピール'13新作情報:ホワイトゴブリンゲームズ

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オランダの出版社で、ドイツゲームのオランダ語版から自社オリジナルゲームまで幅広くリリースしています。ここではオリジナルゲームを紹介します。

アーティファクトアーティファクト(Artifact)
J.D.アラーズ、B.アイゼンシュタイン作、3~5人用、12歳以上、60分。
20世紀前半、欧米の博物館は世界中から遺物を集め、博物館に収蔵して競うように名の轟く展覧会を開いていました。プレイヤーは考古学者となって世界中を探検し、遺物を発見して博物館に持ち帰ります。展覧会の収益で次の発掘費用を捻出し、名声を獲得します。アクションと資金は限られてますが、競争は厳しく、ときには闇市場から資金や遺物を調達しなければいけないことさえあります。展覧会と資金のやりくりで名声を最も多く集めた考古学者が勝利します。
ゲーム中にはたくさんの選択肢がありますが、基本ゲームと、2つの拡張を入れた完全ゲームに分かれており、段階的にルールを把握できるようになっています。拡張は1つずつ入れてプレイすることもできます。

アーティファクト

パシャパシャ(Pasha)
S.ドラ作、2~5人用、8歳以上、30分。
パシャとはトルコ・エジプトの州知事・軍司令官です。5つのサイコロをうまく組み合わせ、パシャとなって価値の高いカードを手に入れます。アクションキューブを上手に使うことで、勝利のチャンスを増やします。毎ラウンド、カードを出して、このラウンドの得点方法を決めます。サイコロを振り、一番よい組み合わせだったプレイヤーはカードやボーナスタイルを取り、特別アクションができるようになります。

パシャ

パケット・ロウパケット・ロウ(Packet Row)
H.ベルイ&A.ベルイ作、2~5人用、10歳以上、45分。
1842年のニューヨーク。現在は史跡となっているサウス・ストリート・シーポートには、定期船が列をなして出入りしていました。待機している船の多さに、このエリアは「定期船の列(パケット・ロウ)」として知られるようになりました。プレイヤーは貿易会社を経営し、大西洋貿易で利益を稼ぎます。しかし、お金持ちになるだけではゲームに勝てません。街のために利益を還元し、勝利点を得なければいけないのです。
今日もプレイミス:パケット・ロウ

パケット・ロウ

インベーダーズインベーダーズ(Invaders)
M.チャプリン作、2人用、12歳以上、60分。
強力な武器をたずさえて地球を整復しようとするエイリアンと、人類の英知を結集した地球防衛軍が戦うボードゲーム。自分のデッキから軍隊、作戦、資源、イベントのカードを出しあって戦います。非対称の戦闘ゲームなので、カードの内容から、勝利への導き方まで両者全く異なります。敵の弱点を見抜き、有利なところから攻め、フェイントをしかけて勝利を手にしましょう。

ローグ・エージェントローグ・エージェント(Rogue Agent)
D.オースロー作、2~4人用、12歳以上、90分。ストロングホールド社(アメリカ)との共同開発。
2048年の地球では、犯罪集団と警察部隊が争っていました。プレイヤーは秘密のエージェントとなり、ハイテク爆弾を解除し、暗殺を阻止して犯罪を防がなければなりません。街を歩いてアイテムを集め、乗り物や武器をアップグレードしていきます。しかしエージェントの中に、アンドロイドがいます。アンドロイドは次第に本性を現し、人類の殲滅を目指します。手がかりを早く発見し、アンドロイドを倒さなければなりません。
『パニックステーション』の作者による、SFアドベンチャーゲームの第2弾です。

ローグ・エージェント(コンポーネント)

ボルスパ拡張ボルスパ:神々の命令(Völuspá: Order of the Gods)
S.カプト作、2~5人用、10歳以上、45分。
スカンジナビア神話に基づく神々のタイルを並べるゲームの拡張セット。ドワーフ、女神、カラス、ニーズヘッグのタイルが加わり、より多様なコンボが組めます。

ラットゥス・カルトゥス拡張ラットゥス・カルトゥス拡張:貴族(Rattus Cartus: Nobilis)
H.ベルイ&A.ベルイ作、2~5人用、10歳以上、30分。
ペストの流行した中世ヨーロッパを舞台にしたボードゲーム『ラッタス』のカードゲーム版の第1拡張。貴族のいる建物カードが新しく加わり、新しい展開が生まれます。

rattusmercatus.jpgラットゥス:メルカトゥス(Rattus Mercatus)
H.ベルイ&A.ベルイ作、2~4人用、10歳以上、45分。
ボードゲーム版の拡張セット。詐欺師、泥棒、侵略者など新しい職業カードが12枚加わります。

宴~Utage~(Utage)

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殿、見事な腕前で!

家臣たちがお殿様の機嫌を取りながら勝敗を競うダイスゲーム。今年のゲームマーケット大阪で発表された同人作品である。制作のトロヴィ工房は4月のゲームマーケット東京に出展しなかったが、大阪のボードゲーム専門店キウイゲームズで販売されていたのを入手した。レディボーデン(大)のようなケースが目を引く。

毎ラウンド、まず「殿の点数カード」がめくられる。カードにはサイコロを置く場所があり、ここに置かれるサイコロによって得点が変動する仕掛けだ。全員6個ずつサイコロを振り、杯の中に隠してスタート。

宴

自分の番には、杯の中からサイコロを1個、「殿の点数カード」の上に置くか、ほかのプレイヤーの前に置くか、自分の前に置かれたサイコロを殿の杯に入れるか、ラウンド終了宣言「宴もたけなわでございますが」を行うかのいずれか。「殿の点数カード」の上にあるサイコロは置き換えることもでき、前においてあったサイコロは殿の杯に移動する。

その中で殿の点数が何点くらいになりそうかを予測しつつ、自分のサイコロを調整していく。ラウンド終了宣言があったら1周して得点計算。

家臣であるプレイヤーの得点は、それぞれの杯の中に入っているサイコロの目の合計である。殿の得点は、「殿の点数カード」で決める。殿の杯に入っているサイコロの個数、全部振って出た最大や最小が加味される。

殿の点数を超えない範囲で(笑)、一番得点した家臣が、殿から杯を1つ頂く。何ラウンドか繰り返して殿の杯以上を獲得した家臣の勝利。

全員が殿よりも点数が高いと、ラウンド終了宣言した人の粗相となり、杯を1つ失う。そのほかに、ルールと違ったことをした場合も粗相となる(厳しいペナルティー)。

5人プレイで30分ほど。殿の点数にはランダム要素があるものの、殿の杯にあるサイコロが増えるほど変動幅が小さくなる(サイコロが5,6個あれば最大がほぼ6になるだろう)。そのため、ぎりぎりの計算をして得点を調整するというプレイに。ダイスゲームの爽快感よりも、今何点か、これからサイコロを増減すれば何点に変わるかを計算するシビアなゲームだった。

宴~Utage~
RYU/トロヴィ工房(2013年)
3~5人用/10歳以上/15分

アミガサタケ:森に棲むキノコ達(Morels)

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美味しいキノコ、集めました

森の中からキノコやフライパンを集めて調理する2人ゲーム。アメリカのゲーム愛好者夫婦が立ち上げた出版社で、この作品が初めての作品である。今後も、2人ゲームを発表していくという。

盤上には8枚のカードが並んでいる。これは森にキノコが生えている様子を表す。手番には、ここからカードを取るか、同じキノコ3枚とフライパンで調理するのが基本。同じキノコを集めて、得点にするというセットコレクションである。

アミガサタケ

キノコの種類はたくさんあるが手札の枚数に制限があり、いろいろな種類をキープしておくことはできない。3枚集まりそうにないならば、2枚で売却してスティックをもらうこともできる。森のキノコは、手前(右)の2枚は無料で取れるが、そこから奥はスティックが必要(森の奥に分け入って取ってくるイメージ)。いいカードは、相手に取られないようにスティックで先取りしたい。

キノコは種類によって、調理したときの得点と、売却したときのスティックの本数が異なる。タイトルにもなっているアミガサタケは全体で3枚しかないレアなキノコで、調理が成功すれば高得点になる。日本テイストで描かれたシイタケも。

カードはキノコとフライパンのほかに、手札の上限を増やすカゴ、4枚以上調理するときに一緒に出せばボーナスになるバターとサイダー、2枚分になるけれども何が出るか分からない夜キノコ、調理済みの料理にダメージを与える毒キノコがある(普通は取らないが、残り物からまとめてとるときに取ったほうが得になる場合もある)。

カードを取ったら、一番右のカードを残り物にして、右に詰め、空いたところにカードを補充する。残り物はまとめて取れるところだが、価値の高いキノコは望めないだろう。森のカードが全部なくなったらゲーム終了。調理したキノコの得点を合計して多い方の勝ち。

ふうかさんと勝負。バター狙いでキノコを集めていたが、狙ったキノコがなかなか出てこない。手札がいっぱいになってしまったので仕方なく3枚で調理。しかし安いキノコなのであまり得点にならない。その間、ふうかさんは夜のキノコを当ててどんどん調理していき、シイタケも取られる(全体の枚数が分かっているので、片方が調理するとこちらは調理できないことが判明する)。こちらはなかなか同じキノコが集まらなくて万事休すかと思われたが、最後の最後にアミガサタケがやってきた。ふうかさんが、夜のキノコの博打で外れている間に、アミガサダケの調理がぎりぎり間に合って勝利。

思うように調理が行かない中でのマネージメントと駆け引きが悩ましい作品である。

Morels
B.ポヴィス/トゥーランターンゲームズ(2012年)
2人用/10歳以上/30分
テンデイズゲームズ:アミガサタケ:森に棲むキノコ達

シュピール'13新作情報:ルポ・プロドゥクシオン

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『世界の七不思議』で成功を収めたベルギーのメーカーです。フランスのデザイナーを擁し、パーティーゲームを発表します。

ランページランペイジ:怪獣征服(Rampage)
A.ボザ作、2~4人用、8歳以上、30分、7350円(ホビージャパン)、11月上旬発売予定。
ミープルの街にはらぺこの怪獣が襲いかかります。道路を切り裂き、車を投げ飛ばし、建物を壊します。逃げる時間がなかったミープルは犠牲となります。怪獣が食べるのは英雄、ジャーナリスト、店員、ブロンド、ビジネスマン、老人。その食欲から逃れることはできないのです。
街に最も大きな損害を与えた怪獣が勝者です。怪獣がそれぞれもっている固有の能力に注意しましょう。その個性と超能力が破壊レースでは必要になるのです。
手番にはディスクを弾いたり、怪獣コマをビルの上に落としたり、怪獣の頭の上にのせた車コマを弾いたり、怪獣コマの上に顎をのせて息を吹きかけたりして街を破壊したり、ほかの怪獣を攻撃したりします。このほかに特殊能力を発動して特別なアクションで破壊することもできます。建物から怪獣の近くに落ちたミープルは胃の中に収めることができますが、ボード外に飛び出したミープルは、脱出したことになり怪獣にダメージを与えます。
建物が全部破壊されたらゲーム終了で、破壊した建物のフロア、餌食にしたミープル、ほかの怪獣から奪った牙で得点を競います。ミープルは全種類集めないと特典になりませんが、怪獣(キャラクターカード)によって得点パターンが異なります。

ランページ(コンポーネント)

マスカレイドマスカレイド(Mascarade)
B.フェイドゥッティ作、2~13人用、10歳以上、30分。ホビージャパンから今月、日本語版の発売が予定されています(3580円)。
プレイヤーはそれぞれ判事、泥棒、王、魔女、農民といったキャラクターをもち、自分のキャラクターを交換(または交換のふりを)しながら、ユニークな能力を使ってコインを稼ぐゲーム。全員キャラクターの正体を明かした状態で始めますが、すぐにキャラクターカードは伏せられます。
自分の手番には、自分のキャラクターカードを他のカードと交換(または交換のふりを)する、自分のキャラクターカードを秘密裏に確認する、キャラクターの能力を使用する、のいずれかのアクションを実行します。
ゲームが進むにつれて、自分自身でさえも正体が分からなくなるでしょう。ハッタリをかけて偽りのキャラクターの能力を使用することも可能だが、ウソがバレると罰金を徴収されてしまいます。正体を隠匿してのだましあいが楽めるブラフゲームです。

マスカレイド

コンセプトコンセプト(Concept)
G.ビュージャノ&A.リヴォル作、4~12人用、10歳以上、40分。
アイコンを使ってお題を表現し、いち早く当てるゲーム。ボード上にたくさんのアイコンやイラストが描いてあり、お題カードを引いたプレイヤーはそれぞれのアイコンにコマをおいてヒントを出します。プレゼント、おもちゃ、雪で「クリスマス」など、メインコンセプトとサブコンセプトを指し示すコマをうまく組み合わせるのがコツです。
お題の難易度は三段階用意されていて自由に選べます。

コンセプト(コンポーネント)

サンドイッチ(Sandwich)
C.レンボー作、3~10人用、7歳以上、15分。
3つの具材を組み合わせておいしいサンドイッチを作り、ほかのプレイヤーにプレゼントするカードゲーム。2010年にル・ジュール社から発売された作品(当サイトのレビュー)の再版です。丸いカードが丸い缶に入っています。

銀座のカフェでドイツゲームイベント、9月28日

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先月東京・銀座に電源カフェBee'z銀座店(有楽町線銀座一丁目駅徒歩1分)がオープンしたことを記念して、9月28日(土)にボードゲームパーティ「ドイツゲームフェスト」が開かれる。16時~22時、参加費1500円、定員50名。

源カフェBee'zは、電源・Wifiが使えるカフェとして渋谷に続いてオープン。連日さまざまなイベントが行われている中に、ボードゲームが登場する。

前半は、用意されたゲームから自由に遊ぶ時間。初めて遊ぶときはスタッフが丁寧に案内する。軽食の後、後半はドイツゲームフェストでアレンジしたオリジナル人狼をプレイする。軽食中にも、参加者が交流できるゲームが用意される。

スタッフは、ボードゲームナビゲータのはたけんぢ氏、おもちゃコンサルタントの有泉誠浩氏、『こびと人狼』の長岡莉紗子氏、ゲームギルドのさとうゆういち氏ほか。都内でさまざまなボードゲームイベントを開いているメンバーだ。

Facebook:ドイツゲームフェスト2013@電源カフェBee'z銀座

渋谷でトーク&ワークショップ、9月24日

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9月24日(火)夜、東京・渋谷のLoftwork Lab(JR渋谷駅徒歩10分)にて、トークショーとカードゲームのワークショップ「カードゲームHACK」が行われる。19時から21時、参加費1000円、定員30名(申込多数の場合抽選)。

トークショーには、高円寺のボードゲーム専門店すごろくやの丸田康司店長と、京都でカードゲームを出版しているタンサンファブリークの朝戸一聖氏が出演。丸田氏は「カードゲームのディープな世界〜最新事情や海外事情をちょと紹介」、朝戸氏は「カードゲーム作りは面白い! 僕が普段やっているゲーム作りのTips教えます」というテーマでトークを行う。

その後、参加者をチーム分けしてワークショップが行われ、日常からゲームのネタを考え、チームでカードゲームを設計して発表しあう。終了後は懇親会も予定されている。

参加申し込みは下記ホームページにて。

OpenCU:カードゲームHACK 〜日常の"面白い"をゲームで遊ぶワークショップ

お台場でボードゲームイベント、9月21日

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9月21日(土)、東京・お台場のイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」にて、ボードゲームイベント「盤博~世界のボードゲームを遊びつくそう!」が行われる。16時30分スタートで22時まで。前売り2500円(当日3000円)、ドリンク・フード500円、定員100名。

5月に渋谷、7月に新宿で行われ、それぞれ50名、70名以上が参加したボードゲームパーティーの第3回目。「オシャレ」で「絶対に盛り上がれる」ボードゲームだけをセレクトし、ゲームに精通したインストラクターたちが面白おかしくガイドする。20代を中心に、オシャレな雰囲気とノリで、女性の参加者も多い。

若手放送作家のグループによるプロジェクトKUA、ボードゲームを愛好する芸人・元芸人が集まる新ボードゲーム党、テレビ番組などを手がけたオフィス新大陸の共同企画で、ポイントラリー、勝ち抜き戦、サプライズ・プレゼントなどの多彩な演出、芸人によるMCとインストラクションが楽しめる。

前売り券の購入はイープラスにて。残席があとわずかということなので、参加される方はお早めに。

盤博in東京カルチャーカルチャー~世界のボードゲームを遊びつくそう!

キウイゲームズ2周年イベント、9月16日

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大阪・恵美須町のボードゲームショップ、キウイゲームズは開店2周年を記念して9月16日(月祝)、記念イベント「キウイの海の大競争」を開催する。昼の部13時、夜の部18時からで、各回30名まで。料金は前売2000円、当日2500円。

航海者のチームを組み、勝利を目指すチーム対戦型のオリジナルゲームイベント。参加者は当日チームを編成し、レースを有利に進める船の部品や、勝利点の財宝を集め、ゴールへの一番乗りを目指す。創作チームのTeam・Birth-tale/綺譚荘が企画を担当する。

チケットの予約・購入は下記のホームページにて。

キウイゲームズ:開店2周年記念イベント「キウイの海の大競争」開催

ボードゲームアプリ紹介本、本日発売

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ボードゲームのアプリを紹介する『アプリでボドゲ~スマホやタブレットで遊ぶ卓上ゲーム』(書苑新社/アトリエサード)が本日発売となった。徳岡正肇著、1575円。

今、人気ボードゲームのスマホ/タブレットアプリ版移植が相次いでいる。『ボードゲームナビ』や『ボードゲーム・ストリート』などの書籍や、いくつかのブログで紹介されているものの、定番から新作まで網羅的に見ることがこれまでなかった。また中には英語版しかないために遊び方が分からないものもある。

本書では、『カタンの開拓者たち』から『人狼』など有名どころから、著者おすすめの知られざる名作まで45本を紹介(iphone対応38本、ipad対応45本、アンドロイド対応13本)。特徴や遊び方を丁寧に解説するので英語版でも怖くない。QRコードも付いて、ダウンロードサイトを探す手間も省ける。

カードゲーム、すごろく、競り、陣取り、街づくり、デッキ構築、ウォーゲームというジャンル分けと、難易度の記載により、自分にぴったりのボードゲームが見つかるだろう。

紹介されているタイトルは次の通り。
(1)カードゲーム ラミィキューブ/ボーナンザ/ロスト・シティ/モダンアート・カードゲーム/ゴールド! /フードファイト/フラックス
(2)すごろく キャント・ストップ/ケルト/ケルト・オラクル
(3)競り ラー/メディチ
(4)陣取り ローゼンケーニッヒ/おい、それは俺の魚だ! /キングダム/砂漠を越えて/サムライ/スモールワールド/キングダム・ビルダー/ティカル/キクラデス/チグリス・ユーフラテス
(5)街づくり 乗車券/カルカソンヌ/カタンの開拓者たち/ストーンエイジ/キングスブルグ/ズーロレット/プエルトリコ/サンフアン/ル・アーブル
(6)デッキ構築 バトル・オブ・ガンダバッド/アセンション/ナイトフォール
(7)ウォーゲーム 信玄上洛/レヴィ・アン・マス/バトル・オブ・ザ・バルジ
(8)そのほか 人狼ゲーム牢獄の悪夢/スコットランド・ヤード/タイムライン/エルダーサイン:オーメン/ルート・アンド・スクート/ラビリンス/どうぶつしょうぎ/展覧会の絵

アトリエサード:徳岡正肇「アプリでボドゲ〜スマホやタブレットで遊ぶ卓上ゲーム」2013年9月5日発売

アンドールの伝説(Die Legenden von Andor)

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万死一生の達成感

ファンタジー世界の勇者たちが絶体絶命の危機から世界を救うドイツの協力ゲーム。今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞に選ばれ、日本語版がまもなく発売される。

プレイヤーは戦士、射手、魔法使い、ドワーフのいずれかの勇者となる。次々と湧いては城に向かって攻めこんでくる敵から城を守り、アイテムを探し、与えられたミッションを達成し、ボスキャラを倒すことを目指す。限られた時間の中で達成するには協力が欠かせない。
「俺はこいつを倒しておくから、その間にお前はアイテムを探してくれ!」
「この強敵は俺一人で倒せない。一緒に戦ってくれ!」

アンドールの伝説(プレイ風景)

このゲームには、準備の方法が書かれた「チュートリアル」と、ゲーム中に分からなくなったときに読む「参照用ルールブック」しか付いていない。ゲームは「物語カード」を順番に読むことで進んでいく。イベントや勝利条件は、ゲームを進める中で徐々に明らかになっていくという仕掛けだ。そのおかげで長々とインストする必要もないし、ネタバレ感がないからワクワクした気持ちで臨むことができる。

手番には、自分の勇者を移動するか、同じマスにいる敵と戦闘するか、パスするかのいずれかを行う。いずれの場合も時間を消費し、その分だけ時間マーカーが進む。移動は1マス1時間、戦闘はダイスロール1回1時間、パスも1時間。持ち時間の範囲内であれば、1回の手番に何マスでも移動できるし、敵を倒すまで何回もダイスロールをしなければいけないこともある。アクションが終わったら時計回りに次の手番の人。こうして全員が持ち時間(原則として7時間)を使いきるまで何周か手番を行う(先に時間を使い果たした人は抜ける)。

全員が持ち時間を使いきったら1日の終わりとなり、イベントが1つ起こる(カード)。それから、盤上にいる敵が、お城に向かって1マスずつ前進してくる。このとき怖いのは、前のマスに敵がいると、そのマスを飛び越えて前進してくるところだ。敵が増えると、あっという間にお城までたどり着いてしまう。お城が征服されると敗北なので敵を倒しておかないといけないが、戦闘にばかり時間をかけていると、ミッションを達成する時間がどんどんなくなってしまう。このジレンマが焦りを生む。終盤にはあと何時間残っていて、その中で何をしなければならないのか、綿密な計算が必要だ(戦闘はダイスなので計算通りに行かないこともあるが、そこは時間に余裕をもってリスクヘッジしておく)。

勝利条件は、シナリオによって異なる。「伝説1:勇者たちの到来」は城を守りつつ、指定された場所にメッセージを届けること。ネタバレになるので詳細は書かないが、その後のシナリオでは魔女を探し出したり、宝石を集めたり、ドラゴンを倒したりといったミッションが待っている。

4人プレイで私の勇者は女魔法使いのエアラ(男女は好きな方を選べる)。ダイスロールが常に4以上になるという強者で、戦闘に活躍した。敵を倒すとお金か意志力(HP)をもらえ、お金は基礎攻撃力を上げるのに必要なので調子に乗ってどんどん敵を倒していたら、伝説1のメッセージを届けるというミッションを達成できずに敗北。チュートリアルのはずなのに意外に難しく、この冒険の厳しさを教えられる。

アンドールの伝説(エアラ)

これに学んで伝説2に挑戦。射手のnagaさんとドワーフの神尾さんが協力して敵を倒す間に戦士のcarlさんがアイテムを集めていった。明日お城が敵に征服されるというタイミングでミッションをクリアして成功。運(イベントカードやタイルのめくり運)に助けられたところも多く、薄氷を踏む思いだった。

ゲーム中は作戦会議が欠かせない。分担して進めていても、雑魚キャラに手こずったり、アイテム探しが難航したりしたときのフォローが必要になる。絶体絶命のように見えても、みんなで考えれば解決口が見えてくるもので(いくつかのミッションを同時進行しているので連携が大切である)、協力ゲームの面白さを堪能することができた。シナリオを5つクリアした後は、自作もできるし、次のシナリオも早速発売される。

Die Legenden von Andor
M.メンツェル/コスモス(2012年)/アークライト(2013年)
1~4人/10歳以上/60~90分
アークライトゲームズ:アンドールの伝説
moon Gamer:アンドールの伝説
・ふうかのボードゲーム日記:アンドールの伝説(1) (2) (3) (4) (5)

シュピール'13新作情報:アルゲントゥム出版

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『ハンザ・テウトニカ』など、ドイツゲームの粋が楽しめる作品を制作している出版社です。今年のヒッポダイス・デザイナーコンテストで最終ラウンドに進んだ作品を製品化します。

雲南雲南(Yunnan)
A.ハーク作、2~5人用、12歳以上、75分。
中国・雲南省は高級茶葉プーアル茶の産地です。1000年以上にわたり、馬のキャラバンで茶葉を遠方のチベットまで運んでいました。雲南の原生林を通り、四川の草地を抜け、ヒマラヤを超えて作られたルートは、「茶馬古道」と呼ばれています。
プレイヤーはこの交易路を作り、茶葉を遠方まで運びます。そのためには新しい商人を育成し、よりよい馬を手に入れ、国境を渡るための許可証を手に入れなければなりません。しかし交易だけで勝負するのではありません。社会的な影響力を高め、接待用の建物を作ることで、役人に取り入りたり、橋を作って近道をしたり、交易所を設けて通行を安全にしたりすることも必要です。
ワーカープレイスメントで建物や市場のアクションを選び、ルートにそって商人を移動します。無事に茶葉をチベットまで届けるともらえる報酬を勝利点に変換して、勝利点を競います。

雲南(コンポーネント)

『おかしな遺言』日本語版、10月5日発売

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アークライトは10月5日、浪費して遺産を誰よりも早く使い果たすという異色のボードゲーム『おかしな遺言(Last Will)』日本語版を発売する。V.スーヒイ作、2~5人用、13歳以上、45~75分、4,830円。

大金持ちの叔父さんが莫大な財産を遺して亡くなった。遺言には「遺された財産は、お金を最も楽しく使える者に遺したい。親族たちに一定の財産を配り、最初に全てつかいきった者に残りの財産全額を相続させる」。今、財産獲得を賭けた未曾有の浪費合戦が始まる。

パーティの開催、豪華な晩餐、贅沢品のショッピングと、内容は豪快だが、ゲームシステムは手番順とアクション数の管理がカギを握るシビアな作り。いち早く破産するには、綿密なマネージメントが要求される。また、所持金を増やすことが目的のゲームが多い中、逆にお金をどんどん使うのは非日常的で現実離れした感覚が楽しめる。

オリジナルはチェコ・ゲームズ・エディションで、2011年に発表された。作者のスーヒイは『20世紀』『シップヤード』などを制作し、V.フヴァチル(『ダンジョンロード』『スルーザエイジ』)と共にチェコの代表的なデザイナーとして知られている。

日本国内では英語版・ドイツ語版が流通していたが、カードのテキストが全て日本語になったことで、フレーバーも楽しんでプレイできるだろう。

アークライトゲームズ:おかしな遺言
TGiWレビュー:遺言

おかしな遺言(コンポーネント)

2013年7〜8月のアクセス解析

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アクセスの多かった記事ランキング(セッション数)
1.国際頭脳スポーツフェスティバル2013、会場変更へ 1912
2.ドイツ年間ゲーム大賞2013に『花火』、エキスパート大賞は『アンドールの伝説』 1415
3.神戸・三宮にボードゲームショップ、8月23日オープン 1318
4.放課後さいころ倶楽部 1102
5.人狼ミステリー小説発売、映画化も 1047
6.アークライトの名誉毀損訴訟、和解成立 870
7.『アンドールの伝説』日本語版、9月21日発売 820
8.秋葉原にゲームスペースがオープン 784
9.『ムガル』日本語版、9月発売 748
10.ホビージャパン、9月の輸入リストを発表 742

一番アクセスの多かった記事は、国際頭脳フェスティバルの会場変更でした。事情については、頭脳スポーツ協会の謝罪文で「2億円相当の資産を、契約書を交わして資産を渡していた人間が、期日になっても大会費用・会場の支払い・JTBへの支払いが出来ずに今回の事態になりました」と説明されています(日本ポーカー協会のホームページより)。たいへんな事件でしたが、規模を縮小して開催された様子を、頭脳スポーツ協会のホームページで見ることができます。

注目は、神戸・三宮に8月オープンした専門店+プレイスペース「トリックプレイ」と、都内に6月にオープンしたプレイスペース「秋葉原卓ゲー部」です。珍しいゲームが遊べる/深夜まで遊べるというウリで注目されました。お近くの方は利用してみてはいかがでしょうか。

2ヶ月間の訪問数は119,631、ユニークユーザー数が32,759、ページビュー数は175,903と、5~6月期からやや減少しました。1日平均のページビューは2,837です。モバイル端末からのアクセスが増えており、訪問数4回に1回はモバイル端末からのアクセスとなりました。いつもご訪問いただきありがとうございます。

アンケート:ボードゲーム大会

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Q.74:各地で開催されているボードゲームの大会には・・・・・・(2013年8月)

A.よく参加する 9票(8%)
B.たまに参加する 19票(17%)
C.あまり参加しない 81票(74%)

『カルカソンヌ』、『ドミニオン』、『カタンの開拓者たち』、『アグリコラ』・・・・・・有名なボードゲームは世界選手権が開かれており、日本でも大会が広く行われるようになってきています。そこで、このようなボードゲームの大会にどれくらい参加しているかをお尋ねしました。

その結果、4人に3人が「あまり参加しない」と回答。大会の機会が少ないからか、いろいろなゲームを遊びたいからかは分かりませんが、TGiW読者では大会に参加しない方が多数だということが分かりました。

伝説の『ディクシット』日本選手権(なすけんさんのレポート)のように、大会というとガチな競技プレイヤーばかり参加するのかと思っていましたが、大会によっては遊び始めたばかりの人や、気軽に楽しみたいという人も参加しているという話も聞きます。ボードゲームサークルで同じゲームを持ち寄ってミニ大会を開くのも、面白いかもしれません。

9月のアンケートはドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『花火』の所有・プレイ状況です。小箱の作品として史上初めて大賞を受賞した注目の作品。日本ではフランス語版の段階から紹介されていました。これを所有しているか、プレイしたことがあるか、3択で最も近いものをお答え下さい。

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