2013年10月アーカイブ

シュピール'13:来場者新記録

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10月24日から4日間にわたってドイツで行われたシュピール'13は、来場者が156,000人と過去最高であったことが、主催のフリードヘルム・メルツ社の発表で判明した。昨年の148,000人から8000人の増。

ここ数年、15万人前後で推移していた来場者数が急増した。ノルトライン・ヴェストファーレン州内の学校の秋休みに重なるかどうかが、子どもの参加に関わるといわれていたが、昨年(10月8~20日、シュピールは18~21日)も今年(10月21日~11月2日、シュピールは24~27日)も、秋休みに重なっている。参加国も昨年から2カ国、出展者数も昨年から1団体しか増えていない。

メルツ社は、ドイツのボードゲーム市場の売上が前年比5%増えていることを背景にあげている。急増の原因は明らかではないが、ドイツ国外からの参加者の増加なども考えられる。ただし改装のため別のホールで行われ、会場の広さが2000平方メートル(4%)広がったため、会場内の混雑は緩和されていた。

来年のシュピール'14は10月16日から4日間。

Friedhelm Merz Verlag:News

『ククカード』、アークライトから再版

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ククカードアークライトは11月30日、手札1枚だけで遊ぶカードゲーム『ククカード』を発売する。齋藤由加のイラスト、2~15人用、12歳以上、30~60分、1890円。

たった1枚ずつ配られるカードの強弱を予想しながら、となりの人とカードの交換(カンビオ)を行うゲーム。すべてのプレイヤーの中で一番弱いカードを持っている人が負けになるが、カードの効果で思わぬどんでん返しも起こる。シンプルかつエキサイティングな生き残りカードゲームだ。

2008年にグランペールが発売し、2011年に同社から再版された製品をリニューアル。2色のプラスチックチップ100枚と、生き残り状況がひと目で分かる「ゲーム参加中」カードが追加されている。

アークライトゲームズ:ククカード

シュピール'13:ヒキダシトリック

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ヒキダシトリックは、京都造形芸術大学の大学院に在籍する答島惣太氏のサークルである。自身が企画したプロジェクトを大学にプレゼンして採用され、助成金を活用してシュピールへの出展を果たした。1年ほど前から制作を始め、今年のゲームマーケット大阪に試作品を出展。来週行われる秋のゲームマーケットにも出展するが、ドイツに持ち込んだ分(60部)が全て売り切れてしまったため、20部の限定販売となる。

ヒキダシトリック・答島さん

作品は『ギルドスタック』という、中世ヨーロッパを舞台にした建設ゲーム。建物を集めると職業を雇うことができ、手持ちの職業は、誰でも指定された建物を建てれば発動する。プレイ時間は60~90分で、ゲームマーケットでは少数派のゲーマーズゲーム寄りの作品である。目をみはるのがレーザーカッターで作ったというコマ。大学の機器を使用して3ヶ月ほどを要したという。

ギルドスタック

ブースは2番ホールという奥まったところにあったが、海外の愛好者が足を止めて説明を受けたり、テストプレイをしたりしていた。初出展の場合、イラストやコンポーネントがしっかりしていることが、足を止めてもらうためにまず必要だということが分かる(さらに買ってもらうためには、ゲーム内容がよくなければいけないことは言うまでもない)。大きなのれんをかけ、和服を着て呼びこみをし、座布団でテストプレイするというように、見せ方にも工夫がなされていた。

ヒキダシトリック

ゲームマーケット2013秋:アフターパーティー

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来週明けに迫ったゲームマーケット2013秋(11月4日(月祝))の終了後、お台場の東京カルチャーカルチャーにてアフターパーティーが開かれる。17時から、全席自由、予約不要、入場料1000円+ドリンクorフード引換券500円。

ゲームマーケット参加者、出展者みんなが自由に交流することを目的としたパーティー。来場者全員でできるパーティーゲームを行うほか、ボードゲームを自由に持ち込んで店内でプレイすることもできる。

ゲームマーケット会場の東京ビッグサイトからは、ゆりかもめ(青海駅)で5分、りんかい線(東京テレポート駅)で7分。徒歩でも、夢の大橋を渡って15分位で行ける。

ボードゲーム愛好者の仲間を作りたい方や、ボードゲームの情報交換をしたい方、あるいはゲームマーケットではまだまだ遊び足りないという方は参加してみてはいかが。

東京カルチャーカルチャー:ゲームマーケット2013アフターパーティー!~まだまだゲームだらけの後夜祭!!

『レンフィールド』日本語版発売

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レンフィールドニューゲームズオーダーは22日、アメリカのトリックテイキングゲーム『レンフィールド(Renfield)』日本語版を発売した。J.アーネスト作、4~6人用、10歳以上、60分、1000円。B2Fゲームズ(立川)の店頭と、通販サイトI am Factoryのみでの取り扱い。

切り札の決定やトリックの獲得時にコストを支払い、獲得したカードの虫の数が一番少ない人がそのコストを獲得するという、ギャンブル要素のあるトリックテイキングゲーム。1999年にチーパスゲームズ(アメリカ)から発売され、国内でも販売されたことがある。虫を食べる墓荒らしというグロテスクなテーマは、チーパスゲームズの得意とするところだ。

今月オープンした印刷会社タチキタプリントの低予算・少部数生産プロジェクト第1弾として制作された。「手に取りやすいタイトルを低価格で提供する」「品質はコスト内で可能な限り高品質で作る・ロットは少なめ」「お金が使えない分、送付方法・オマケ等は楽しく作る」という哲学にこだわった作品だ。

B2FGames:タチキタプリント製「レンフィールド」、I am Factory(と一応B2F店頭)で1000円にて販売します。
タチキタプリント:価格について考える
I am Factory:レンフィールド

シュピール'13:バルデナイ湖

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エッセン・シュピールに参加するのも9回目となり、日がな会場にいても何となく心が満たされなくなってきた。そこで去年辺りから、会期中なのに会場に行かず観光をし始めている。かつては観光したがる神尾さんに「独りで行ってきたらどうですか」なんていっていたのが、メビウスの能勢さんに「おのさん、どうしたんですか?」と心配されるほどである。

観光といってもエッセンは、ドイツの旅行ガイドに1ページあるかないかというほどで、世界遺産の「ツォルフェアアイン炭鉱跡」も正直なところ廃墟でしかない。旧市街を歩き回りながらボードゲームを売っている店に立ち寄るくらいが関の山という感じ。しかし今回は夕方に帰国する関係で、エッセン市内を探すことになった。そこで訪れたのが「バルデナイ湖(Baldeneysee)」。エッセン中央駅からSバーン(近距離各駅停車)で3駅のエッセン・ヒューゲル駅が最寄りである。


大きな地図で見る

バルデナイ湖は、ルール川をせき止めて作った湖で、1933年に完成した。水力発電設備を備えるほか、カヌーやボートの水上レジャーも楽しまれている。駅を降りると後ろには山、前には湖が広がり、すぐわきにはレストランもある。観光遊覧船は10月上旬までしかやっておらず、船に乗ることはできなかったので、散策することにした。幸い、10月下旬とは思えない温かさで、ドイツ人もたくさん散歩やサイクリングに来ていた。

バルデナイ湖

湖についてすぐに目に止まった橋まで歩き、向こう岸へ。通りかかった人に聞くと、20分ほど歩けば別の駅まで行けるらしい。その前に、お昼の時間だったのでレストランを探してピットイン。「モジ(Moji)」という、ベジタリアンのイタリア料理店だった。ミントティー、おからスパゲティ、ヨーグルトを食べる。

バルデナイ湖

食後は再び散策。湖に沿って遊歩道があり、犬を連れて散歩する人たちとすれ違いながら駅にたどり着く。最初に降りたエッセン・ヒューゲル駅の1つ先、エッセン・ヴェルデン駅だった。中央駅に戻った後、旧市街にある書店でボードゲーム売り場を見た後CDを買って帰る。土曜日のせいか、カフェからマクドナルドから、たくさんのお客さんで賑わっていた。

宿を出発して帰るまで5時間くらいの小旅行だったが、ボードゲームのことをしばし忘れて街の空気を吸うのも悪くない。次は、シュピール会場のすぐ裏にあるグルーガ公園をたっぷり散策してみたい。

『ゆるキャラオールスターズ 日本ぶらり旅ゲーム』発売

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タカラトミーは26日、ボードゲーム『ゆるキャラオールスターズ 日本ぶらり旅ゲーム』を発売した。2~6人用、6歳以上、3675円。

全国のゆるキャラやご当地の名産を知ることができるすごろくゲーム。47都道府県各地の特徴をゆるキャラや名産品を通じて遊びながら楽しく学ぶことで、知らない土地への愛着が生まれたり、日本の魅力を再発見しよう。

ルーレットでコースを進み、全員がゴールした時点での手持ちカードの合計ポイントを競う。道中には、全員参加のじゃんけんで互いのゆるキャラカードを奪い合う「ぶらりマス」、他人からのカード強奪を阻止できるアイテムや場からカードがもらえるチャンスがある「イベントマス」、手持ちのカードを賭けてルーレットを回し、成功すれば好きなカードがもらえる「おとりよせマス」などがある。

また、ゆるキャラカードと名産カードを同じご当地でそろえ、こぶしを上げて「郷土LOVE!」と宣言すると、ポイントがアップする「コンボ」が完成。この「コンボ」が後の勝敗を握るカギとなるため、コンボを狙って互いのカードを奪い合うようになっている。

ほかにも短時間で遊ぶことができる「カンタンぶらりツアーゲーム」や、ご当地のゆるキャラと名産を合わせて神経衰弱ができる「ゆるキャラペアマッチ」、名産カードを読み札にしてゆるキャラカードを探す「ゆるキャラカルタ」が遊べる。

ゆるキャラは「ゆるキャラグランプリ」で昨年選ばれた各都道府県No.1。どのゆるキャラもご当地の魅力をアイディアたっぷりに表現しており、ゆるキャラに親しむことで各地の魅力や特徴が分かるようになっている。友だち同士でお国自慢をしあったり、おじいちゃんがお孫さんにちょっとした薀蓄を披露したりして楽しもう。

タカラトミー:ゆるキャラオールスターズ日本ぶらり旅ゲーム

シュピール'13:スカウトアクション

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ボードゲーム専門誌「フェアプレイ」は、シュピールで発表された新作の人気投票「スカウトアクション(Scoutaktion)」を現地で行い、結果を発表した。この投票は重複投票を避けるため記名式で行われ、1~5の5段階で評価する(1が最高)。結果は以下の通り。

1位はハンス・イム・グリュック社(ドイツ)が「ここ数年で一番重いゲーム」という触れ込みで発表した『ロシア鉄道』。2位にはM.ゲルツがロンデルシステムから脱却した新作『コンコルディア』、3位には『テラミスティカ』の出版社による『グラスロード』が入った。3位まで全てドイツの出版社で、全体的にも非ドイツゲーム人気だった近年の傾向を打ち破って、ドイツゲームが再び人気を集め出している。

また規定票数には届かなかったが評価の高かったものとして、『アタカマ(Atacama)』、『ブレーマーハーフェン(Bremerhaven)』、『カヴェルナ(Caverna)』、『シトラス(Citrus)』、『エッベス(Ebbes)』『ルイス&クラーク(Lewis & Clark)』、『マイス&ミスティクス(Maus & Mystik)』、『ネーションズ(Nations)』、『プロスペリティ(Prosperity)』が挙げられている。票数は、各ブースが用意したテーブルの数に大きく左右される。

【フェアプレイ・スカウトアクション】(40票以上)
1位:ロシア鉄道(Russian Railroads/ハンス)1.73/85票
2位:コンコルディア(Concordia/PD出版)1.84/64票
3位:グラスロード(Die Glasstraße/フォイヤーラント)1.91/65票
4位:ブリュッセル1893年(Bruxelles 1893/パールゲームズ)2.12/49票
5位:カシュガル(Kashgar/コスモス)2.13/63票
6位:ロココの仕立屋(Rokoko/エッガート・ペガサス)2.15/41票
7位:スパイリウム(Spyrium/イスタリ)2.21/72票
8位:マデイラ(Madeira/ホワッツユアゲーム)2.22/58票
9位:ラブレター(Love Letter/ペガサス)2.24/97票
10位:ウゴ(UGO/プレイジスワン)2.3/44票
11位:アメリゴ(Amerigo/クイーンゲームズ)2.35/85票
12位:炭鉱讃歌(Glück Auf/エッガート)2.4/55票
13位:雲南(Yunnan/アルゲントゥム)2.44/40票
14位:ギルドマスター(Guildhall/ペガサス)2.48/42票
15位:ノーティカス(Nauticus/コスモス)2.48/42票
16位:サンスーシ宮殿(Sanssouci/ラベンスバーガー)2.61/59票
17位:タシュカラル:伝説のアリーナ(Tash-Kalar:Arena of Legends/チェコゲームズ出版)2.75/48票

Fairplay Online:Tagesergebnisse der Scoutaktion 2013

シュピール'13:ヤポンブランド(2)

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前回のつづき)ヤポンブランドで続いてお話を伺ったのは『トレインズ』の林尚志氏。AEG社(アメリカ)が配っている大きなバッグには、『トレインズ』が大きく乗っていて力を入れていることが分かる。

Q:今回のラインナップの売れ行きはいかがですか?
林:『Sail to India』が完売して、『Patronize』『ひもサバンナ』も好調です。かつては『ひも電』など「飛び道具」が注目されていたのですが、今は「飛び道具」でなくても売れるようになってきました。初日はヤポンブランドの前に長い行列ができて、となりのブースに迷惑をかけないか心配したほどで、まるでゲームマーケットでしたよ。

Q:『トレインズ』も注目されていますね。
林:AEG社が、宣伝コンテストをしたんですよ。優勝者には『トレインズ』がもらえるという。それで『トレインズ』をもっていないのに宣伝してくれた方がいらっしゃって(笑)、その様子がYoutubeにアップされています。

Q:ゲームマーケットでも新作『江戸屋敷』を準備していて、精力的に制作されていますね。
林:ゲームデザイナーには1つの作品をじっくり売っていく人と、新しいのを次々と出す人がいて、私は後者のほうだと思います。だからどんどん作りたいですね。日本では小箱が受けますが、ドイツでは箱が大きいほうが注目されます。いつかコスモス社やハンス・イム・グリュック社から大箱の作品をリリースしたいと思っていますよ。

OKAZU Brand 林さん

お次は有限浪漫の藤田氏。『Donburiko』で初出展となる。ブースの前で通りかかった人たちにパンフレットを配っていた。

Q:初出展していかがですか?
藤田:言語の壁には苦労しましたが、遊んで下さった人はたいてい買ってくださったのが自信になりました。ただ、ドイツの方は箱が大きくて長時間のボードゲームを求めるので、物足りないということもあるかもしれません。

Q:ゲームマーケットも出展されますね。
藤田:実は新婚旅行も控えておりまして、新作は来年の春になりそうです。来年のシュピールにもぜひ参加したいですね。
Q:おめでとうございます!

有限浪漫・藤田さん

同じく『赤ずきんは眠らない』で初出展の佐藤純一氏は、薫風から独立したJunias(ユニアス)という団体名で参加していた。

Q:初出展はいかがですか?
佐藤(純):楽しくてしょうがないですね。面白いって言ってもらえるし、サインを求められたりもしました。日本と比べて、規模の違いに驚きましたね。「ここに来ている人みんながボードゲーム好きってホント?」と思うくらいで。

Q:海外の人にも楽しんでもらえたというのは次につながりそうですね。
佐藤(純):子どもが大人に勝つ場面があって、そのときにちょうど売り切れたというニュースも入ったので嬉しさ倍増でしたね。次のゲームマーケットでは『ワリトリペンギン』という作品を用意していますが、来年のシュピールにどうやって来ようか、今から思案中です。
Q:この時期に1週間休むのはたいへんですものね。

ユニアス・佐藤純一さん

最後にお話をお聞きしたのはconceptionの佐藤慎平氏。『タマゴリッチ』で初出展である。

Q:初出展はいかがですか?
佐藤(慎):受け入れてくれる層が一気に広がって、チャンスが増えたと思います。もともと私は子ども向けに積み木などの創作活動をしてきたので、こちらでも子どもに手応えがあったのは収穫でした。

Q:今年はたくさんの方が参加していましたが、よいことがありましたか?
佐藤(慎):デザイナーが飛行機で12時間も一緒に乗っていると、やはり新しいゲームの制作会議のようになりましたね。その中には製品化できそうなものもあって、ヤポンブランドとして新しいゲームを出そうかなんて話になっています。
Q:それはすごい。ぜひ実現して下さい。

conception 佐藤慎平さん

ほかにもたくさんの方からお話を伺いたかったが、ブースが当番制になっていて皆さんお忙しそうだった。デザイナーだけでなく、コーディネーターの健部伸明氏をはじめ、通訳やインスト担当の外国人スタッフが東奔西走しており、多くの人に支えられていることを感じた。

今、日本のゲームマーケットに海外の出版社の熱い視線が注がれている。早くからスカウトを送っていたAEG社(アメリカ)やカクテルゲームズ社(フランス)の成功に、ほかの出版社も追随しようとしている。エッセン・シュピールの新作は約800タイトル。これに対してゲームマーケットの新作は今や180タイトルに達し、独創的な作品が次々と発表されている。ヤポンブランドの活躍とゲームマーケットの成長によって、今後も日本は世界的な注目を浴びていくことだろう。

『エルダーサイン:見えざる軍団』日本語版、11月23日発売

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エルダーサイン:見えざる軍団アークライトは11月23日、クトゥルフ神話をテーマにした協力ゲーム『エルダーサイン』の拡張セット『見えざる軍団(Unseen Forces)』を発売する。1~8人用、14歳以上、60~90分、3360円。遊ぶためには『エルダーサイン』基本セットが必要。

今年6月にオリジナルの英語版が発売されたばかりの最新拡張が登場。強大な力を持つクトゥルフ神話のモンスターたちが、新しい謎とともに目覚め、プレイヤーの前に立ちはだかる。

新要素には「祝福」「呪い」ダイスのほか、新しい選択システムをもつ「神話カード」が加わることで協力プレイをより盛り上げる。またエントランスシートが4分割のカードになり、それぞれ「閉店」することも。新しい仲間や呪文、探索者アイテムも登場し、エンシェントワンはパワーアップする。

アークライトゲームズ:エルダーサイン 拡張セット 見えざる軍団 完全日本語版

エルダーサイン:見えざる軍団(コンポーネント)

ボードゲームも遊べるサブカルバー、東京町田

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お酒と食事を楽しみながら、電源・非電源ゲームや音楽など、さまざまなサブカルチャーについて語り、遊べるバー「CAPSULE(カプセル)」が10月24日、東京・町田にオープンした。小田急町田駅徒歩3分、チャージフリー、19~25時、火曜休。

ビデオゲーム機とビデオプロジェクター、DJブース、ボードゲームを備え、来店者が自由に遊べる。飲み物はビール、ウィスキー、焼酎、ワイン、各種カクテルなど。フランスで修業してきた料理人の料理も楽しめる。

Game & Music Bar CAPSULE
町田経済新聞:町田に「ゲーム&ミュージック」バー、80年代ビデオゲームの大画面プレーも

シュピール'13:ヤポンブランド(1)

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今回のシュピールでは、日本からの出展に大きな注目が寄せられていた。カナイセイジ氏の『ラブレター』、林尚志氏の『トレインズ』のドイツ語版が発売されたことで大きく取り上げられ、「日本人の作るボードゲームは面白い」という認識が急速に広まったためである。もちろん、日本発のボードゲームを世界に発信するプロジェクト「ヤポンブランド」の地道な活動が背景にある。シュピールに毎年欠かさず出展しているだけでなく、前もってサンプルを海外の有名なレビュアーに送ることで、事前情報をうまく広めている。800タイトル以上も発表される新作の中、面白いだけでは注目されにくい。

今回、日本から出展しているのはヤポンブランド、冒険企画局、タコアシゲームズ、ヒキダシトリック、ねこまど(将棋)、フォース・オブ・ウィル(TCG)の6ブース。各ブースを訪れて出展した方々からお話を伺った。はじめはヤポンブランドから。

ヤポンブランド

今回、『ラブレター』のドイツ語版がペガサスシュピーレから発売され、大きく取り上げられているカナイセイジ氏。ヨーロッパ各国からの取材を受けつつ、ヤポンブランドのブースを切り盛りしていた。

Q:今年のヤポンブランドはいかがですか?
カナイ:ブランド力がついたと思いますね。以前は売れるものと売れないものがはっきり分かれてしまっていたのですが、今年はどの作品もよく売れています。
Q:人気の作品は何ですか?
カナイ:『街コロ』や『すきもの』(グランディング)、『Sail to India』(OKAZU Brand)は、すぐに売り切れました。もっとたくさん用意すればよかったんでしょうけど、売れ残るリスクもありますので難しいところです。
Q:注目されるポイントはどこでしょうか?
カナイ:グラフィックのいいもの、テーマが和のものあたりでしょうか。
Q:カナイさんが今回発表された『成敗』もそうですね。
カナイ:ドイツでの出展は、日本国内での注目度アップにもつながると思います。今回はニコニコ生中継もありまして、日本からもご覧になっている方が多いようです。
Q:国内といえばゲームマーケットがすぐありますね。500円ゲームズの新作はいかがですか。
カナイ:ドイツにいる間に準備しようと思っていたのですが、全然そんな余裕がなくて。どうなるか分かりません(笑)。

カナイ製作所

続いては『ワンナイト人狼』の奥井晶久氏。ドワンゴでニコニコ動画に携わっている方で、会場を回って実況中継を行っていた。初出展となるシュピールの印象を伺った。

Q:ヤポンブランドに参加していかがですか。
奥井:ブランド力に驚きました。外国の方が「カナイ!」「ハヤシ!」ってやってくるんですよ。
Q:今回『ワンナイト人狼』の英語版がベジエゲームズ(アメリカ)から発売されますが、どのような経緯だったんですか。
奥井:Youtubeにレビューが上がりまして、それを見たベジエの方から連絡があったんですよ。でも自分で持って行って売りたいというのがありましたから、一旦はお断りしたんですけど、だいぶ作り変えて別のゲームになるようでしたので引き受けることにしました。
Q:英語版『究極のワンナイト人狼』には新し役職が追加されているようですね。
奥井:ベジエで追加したものですが、我々の方でもローカルルールで採用していた役職がありました。でもマニア向けという印象で、私たちの目指す一般向けとは住み分けできそうです。
Q:『ワンナイト人狼』の今後の展開はいかがでしょうか?
奥井:これまで1万セット販売していますが、プロモーションなどを工夫して新しい展開を目指したいと思います。ハロウィン版などの制作も考えています。
Q:会場を回ってどんなゲームに注目されましたか?
奥井:メタルールがある『マンチキン』や、イカサマができる『いかさまゴキブリ』など、変わったルールのものに注目しています。

ワンナイト人狼・奥井氏

(つづく)

『気球で大空へ』『キャプテンリノ』日本語版発売

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気球で大空へすごろくやは21日、ハバ社(ドイツ)のキッズ向けの人気カードゲーム『気球で大空へ(Aufbruch ins Abenteuer)』『キャプテンリノ(Super Rhino!)』日本語版を発売した。『気球で大空へ』は2~4人用、6才以上、15分、1470円。『キャプテンリノ』は2~5人用、5才以上、10分、1470円。日本語パッケージで、日独英の説明書が同梱されている。

すごろくや定番の売れ筋作品を日本語化。人気のため品薄になっていた時期もあったが、しばらく安定した供給が望めそうだ。

『気球で大空へ』は同じ色の気球カードを集めて気球を完成させるカードゲーム。山札からカードを引いて、要らなかったものは山札の周りに伏せておく。何色かを覚えておいて後で使うが、ほかの人も使えるため、何色のカードを伏せておいたかで推理や駆け引きが楽しめる。大人向けの減点ルールもあり。

すごろくや:気球で大空へ

キャプテンリノ『キャプテンリノ』は折り曲げたカードを柱にして積み上げ、手札の床カードを重ねて、一早く無くすことを目指すバランスゲーム。順番に柱を立て、床カードを置くというのを繰り返して、ビルが崩れたときに手札の少ない人が勝つ。床カードにはサイのヒーロー「リノ」のコマを上に置かせるものなどがあり、スリルある展開が楽しめる。

すごろくや:キャプテンリノ
TGiW:キャプテンリノ

ランペイジ:怪獣征服(Rampage)

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大胆に、そして繊細に

ランペイジ:怪獣征服

怪獣たちが街を破壊して建物や人を食べるボードゲーム。人気のフランス人デザイナーによる遊び心あふれる作品である。制作発表から発売までに長い時間を要しただけあって、素晴らしいコンポーネントである。

建物は床タイルとミープル(人型のコマ)を重ねて作り、中央にサッカースタジアムがあるこの街。怪獣たちが四隅から破壊を始めるのだ。ギャース!

自分の番に怪獣でできることは2アクション。基本的に次の4つを組み合わせる。いずれもほどよい力加減が大切で、強すぎても弱すぎてもいけない。

    移動:怪獣の足コマをおはじきし、移動先に怪獣を乗せる。勢い余って盤外に出てしまうと牙を取られる
    車:怪獣の頭の上に車コマを乗せておはじきし、建物に当てる
    踏みつぶす:隣接する建物の上から怪獣を落下させる
    ビーム:怪獣の上にあごを乗せて建物に強く息を吹きかける。勢いが強すぎてミープルが盤外に飛び出ると、逆襲されて牙を失うこともある

破壊によってミープルがなくなった床タイルや、地面に落ちたミープルを怪獣は食べ、これが最後に得点になる。牙が減ると、一度に食べられる数が減るので注意したい。

床タイルが全部なくなったらゲーム終了。ミープルは6種類1セットで10点、床タイルは1枚1点、ほかの怪獣を倒したりして奪った牙が1つ2点、そして各自が持っているキャラクターカードの条件に沿ってボーナス点(金髪とヒーローのセットで得点など)となる。

各怪獣はパワーカードでいつも使える特殊能力と、必殺技カードで1回きりの特殊能力(使うまで非公開)があり、これを効果的に使ったり、使わせないように邪魔したりしなければならない。

ケルンから来たドイツ人たちと45分ほど。私のパワーカードはカンフー(車がなくても足コマを飛ばせる)だったが、足コマは車と比べると威力が弱い。序盤は近くの建物を踏みつぶしてから、まだ残っているところを目指した。右どなりの怪獣がビーム好きで、ひたすら息を吹きかけては建物を破壊する。ところが自分のエリアに落ちなくて、向かい側の怪獣が喜ぶばかり。結局、その怪獣はバレリーナ(1アクションで2回移動できる)を駆使してみーぷるを食べまくり、ダントツで1位。私は最後に必殺技で怪獣を投げ飛ばしたが、ミープルがあまり残っていなかった。

怪獣の位置に応じたアクション選択は考えどころだが、やりたい放題やって、盤上がどんどんメチャクチャになっていくのを楽しむゲームである。壊れ方が激しいほど、歓声(悲鳴?)が上がった。

Rampage
A.ボザ&L.モーブロン/ルポ・プロドゥクシオン(2013年)
2~4人用/10歳以上/45分
ホビージャパンから発売予定

陰謀の街(Intrigue City)

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立て直して崩されて

陰謀の街

街の中にある6つのギルドの影響力を調整して支持を取り付け、支配者を目指すボードゲーム。今年シュピールに初出展したギリシャのパープルゲームズの作品である。シュピールのプレビューで説明を聞いて興味を持ち、後でブースの前を通りかかったところで遊ばせてもらった。

マイボードには6つのギルドのマスが扇状になっている。いずれかのギルドに、影響力コマをちょうど6ポイント分置いた状態でラウンドを終えれば、そのギルドのカードがもらえる。

アクション選択は中央のボードにコマを置いて行うワーカープレイスメントである。コマを加えたり取り除いたり、移動したりして影響力を調整する。このとき、陰謀トラックで最も進んでいない人から手番を行うこと(いわゆる『テーベ』方式)と、ほかのプレイヤーのボードに手を加えて妨害できる攻撃コマの存在が面白い。

アクションには陰謀度があり、アクションを行うたびに陰謀トラックのコマを進める。手番は常に、最も進んでいない人から。ゲームを始めるとすぐに分かるが後手番が圧倒的に有利なので、陰謀トラックのコマはできるだけたくさん進めておきたい。一番進むのは「何もしない」というアクションだが、これもワーカープレイスメントによって1ラウンドに1人しか選択できない。

各プレイヤーは灰色の防御コマと黒の攻撃コマをもっており、どちらかをアクションスペースに置く。防御コマだったら自分のボードからコマを取捨でき、攻撃コマだったらほかの誰か(トップだと思う人)のボードからコマを取捨する。攻撃されると、影響力コマ6ポイントのギルドが崩されてしまうので、防御コマで立て直さなければならない。一方、攻撃する立場からすれば相手が完成した後のほうが有効だ。防御が先か、攻撃が先か悩むところである。その際、陰謀トラックによる手番順よく見ておきたい。

全員がコマを置き終わったら、影響力が6ポイントになっているマスのギルドカードを取る。このギルドカード、何ラウンドかに1回得点を増やすチャンスがあって、みんなの選択で1枚の価値が変わるようになっている。価値の高いギルドは、攻防がいっそう激しくなるだろう。

最後に陰謀トラックで最も多く進んでいる人などにボーナスがあり、手持ちのギルドカードの価値を計算して最も多い人の勝ち。

4人プレイで1時間程度。好調なkarokuさんをみんなで攻撃する展開。karokuさんは潰されたギルドに代わって次のギルドを育てるという周到な作戦で結局誰も追いつけず1位。攻撃が必須なので、序盤はまんべんなく、後半はトップの人に集中して叩き合うのがアグレッシブだった。攻撃された後の立て直し方にも工夫があるためにあまりすさまず、最後までエキサイティングなゲームだった。

Intrigue City
C.ギアナコウラス、M.ザハリアディス作/パープルゲームズ(2013年)
2~5人用/12歳以上/60分
国内未発売
Purple Games:Intrigue City

メイフェアゲームズ、ルックアウトシュピーレを買収

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メイフェアゲームズ(アメリカ)は今週、エッセン・シュピールの直前にルックアウトシュピーレ(ドイツ)の経営支配権を購入したことを発表した。ただしラリー・ロズナイ社長によると、当座はルックアウトシュピーレのゲーム制作に関与せず、各国語版のとりまとめと、英語版の販売に留まる見通し。

大企業が小さな出版社を飲み込んだということでなくて、対等な提携関係であることは、ロズナイ社長の着ていたTシャツからも分かる。表はメイフェアの「メイ」と、ルックアウトの「アウト」、裏はその逆に「ルック」と「フェア」と書かれていた。日本語版の制作も、これまで通りルックアウトシュピーレがデータの取りまとめや契約を担当する。英語版の販売がメイフェアから行われること以外、何も変更はないことをロズナイ社長は強調した。

これまでルックアウトシュピーレの英語版を制作・販売していたズィーマンゲームズについては、現在の契約が終わり次第、メイフェアゲームズとの契約に切り替えられる。また、メイフェアゲームズは『カタンの開拓者たち』などでコスモス社(ドイツ)と提携していたが、今後も継続しつつ、ルックアウトシュピーレに重点を入れていくという。

ルックアウトシュピーレにとっては、広大なアメリカ市場での展開を望めるだけでなく、これまで費用面から出展を見合わせてきたニュルンベルク玩具見本市など大きなゲームフェアにも出展できるようになり、ドイツ国内での展開も見込む。ルックアウトシュピーレのK.フランツ氏は、「メイフェアの人も我々も、ポジティブに捉えています」とコメントしている。

なお、注目の新作『カヴェルナ』はホビージャパンが日本語版制作を予定しており、『ブレーメンの港』などその他の作品も順次取り扱われることになっている。

Boardgamegeek News:Spiel 2013 Update: Mayfair Games Buys Lookout Games

メイフェアゲームズのロズナイ社長

シュピール'13:開幕

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10月24日から4日間にわたって、ドイツ北西部のエッセンにてボードゲームメッセ「シュピール'13(SPIEL '13)が開催される。48000平方メートルの会場に39カ国から828団体が出展し、約15万人の来場を見込んでいる。

ドイツのボードゲーム産業は2013年9月までで前年同期比5%の売上増。多種多様なボードゲームを制作し、世界各国への輸出が売上増の一因となっている。特に近年業界を牽引してきたキッズゲームから、ファミリーゲーム・大人向けゲームが好調で10~15%の成長を遂げ(キッズゲームは8%の増、TCGは11%の減)、近年の好不調の境目となっている年間売上4億ユーロ(520億円)は越える見通しとなっている。

開催に先駆けて23日に記者会見が行われ、主催フリードヘルム・メルツ社のD.メツラー氏がシュピールの概要を説明。フッフ&フレンズ社の新作に登場するコメディアンのK.ヤナール氏が招かれ、ボードゲームへの思いを語った。

その後、注目の新作やドイツゲーム賞についてアナウンスがあり、記者会見の後には各社展示による新作プレビュー。また夜にはドイツゲーム賞の授賞式も例年通り行われた。

メッセ西
今年は改装工事のため、例年とは別のホールで開催される。駅も1つ先の「メッセ西」に

ラブレター
プレビューの入り口すぐに『ラブレター』ドイツ語版の展示。ペガサスシュピーレ

グラスロードとローゼンベルク
新作『グラスロード』と作者のローゼンベルク

スパイリウムとアティア
日本ではすでに発売されている新作『スパイリウム』と作者のアティア

ドイツゲーム賞2013授賞式
今年のドイツゲーム賞、3位以上のデザイナーと出版社

『BOARD GAME GUIDE 500』11月14日発売

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スモール出版は11月14日、ボードゲームガイドブック『BOARD GAME GUIDE 500』を発売する。田中誠著、A5判フルカラー120ページ、1890円。

東京・三鷹にあるボードゲーム専門店「テンデイズゲームズ」の店長・田中誠氏が究極のボードゲームを500タイトル紹介するガイドブック。

ドイツボードゲーム30年史とテーマ別セレクションの2章立て。第1章ではドイツボードゲームの30年という歴史を振り返りながら、それぞれの時代や様々なシーンを彩った印象的なタイトルを年代ごとに分けて紹介する。第2章ではゲスト執筆陣も交え、ゲームの持つ魅力や楽しみ方、デザイナーというアプローチなど様々なテーマでボードゲームについて掘り下げる。

第2章は田中氏のほか正田謙(けがわ)、手稲&つっちー、澤田大樹、田中豊(PANTA)、清水裕樹(シミーズ)、草場純、高田圭、いたる、H.バルトス(リベル・ポーランド)、B.アイゼンシュタイン、P.ハーディングの各氏が執筆を担当した。このほかにコラムやインタビューも掲載されている。

11月4日のゲームマーケットではスモール出版とテンデイズゲームズのブースで先行販売される。購入者はしおり状のテンデイズゲームズのロゴステッカーがもらえる。

(もくじ)
■第1章 ドイツボードゲーム30年史
1980年代/1990年代前半/1990年代後半/2000年代前半/2000年代後半/2010年以降

■第2章 テーマ別セレクション
ドイツゲームの3K/新時代を飾った3人/ドイツゲーム ニュージェネレーション/個性的なデザイナーたち/共作/リメイク/協力ゲーム/リアルタイム系・アクション系ゲーム/軽量級ゲームの魅力/「ドミニオン」以降世代にとってのドイツゲーム/夫婦で楽しむボードゲーム/飲みながら楽しむゲーム/誰も知らないクニツィア/あの名作を忘れてませんか?/ハイブリッド:ユーロとアメリカンの子供たち/ポーランドにおけるボードゲームシーン/ドイツのゲームデザイナーのフェイバリットタイトル/日本ドイツゲームシーンの夜明け/これからのドイツゲームシーンを占う10タイトル/極私的10点満点ゲーム

シュピール'13:ハンブルク(2)

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ハンブルク駅前に泊まって2日目、朝食バイキングで優雅な朝を迎える。同行していたふうかさん、karokuさん、神尾さんとおしゃべり。ドイツのホテルは、チーズやハムの種類がたくさんあるのがよい。

中央駅から地下鉄で10分ほど、昨日船で通った倉庫街の一角にミニチュアワンダーランドがある。ペガサスシュピーレが昨年発売した『ワンダーランド』(TGiWレビュー)は、ここのグッズとして発売され、館内のショップで販売されている。

ミニチュアワンダーランド(1)
いくつかのエリアに分かれて展示されている。こちらは入ってすぐにあるスイス

ミニチュアワンダーランド(4)
昨日見てきた倉庫街の模型も。ハンブルクコーナーにて

ミニチュアワンダーランド(2)
ミニチュアをよく見るといろいろなところで事件が起こっている。ハンブルクの大火

ミニチュアワンダーランド(5)
スカンジナビアコーナーでは、本物の水を張って大型客船を浮かべる

ミニチュアワンダーランド(3)
中央管制室があって、スタッフが常時鉄道模型の運行状況をチェックしている

ディテールに凝りまくった展示にもうアドレナリンが出まくり。飲食を忘れて2時間ほど見入った。

さて、ワンダーランドを出るとすぐわきに「ハンブルク・ダンジョン」というお化け屋敷を発見。入ってみることにする。

魔女裁判やハンブルク大火、ペスト流行など史実に基いて、各部屋で紛争した役者が寸劇を見せるという仕組み。ドイツ語でまくしたてられてもよく分からなかったが、来場者をいじったりするので笑えるところもあった。床が揺れたり、最後にフリーフォールがあったりと恐いアトラクションも。来場時と、フリーフォールで写真を撮ってもらえる。

それから恒例、ハンブルク市内のボードゲームショップめぐり。シュピールプラッツという玩具店と、そのとなりのカールシュタットというデパートの玩具売場を見る。もうすでにコスモスやアミーゴの新作が並んでいる。エッセンではたくさんの新作が発表されるので、先行販売で買ってもらうチャンスを増やす作戦なのだろうか。

中央駅に戻ってホテルでスーツケースを受け取り、残った時間にビールとソーセージを食してエッセンに出発。季節はずれの温かさで、外で飲食するのが気持ちいい。

『ブラッドバウンド』日本語版、11月23日発売

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ブラッドバウンドアークライトは11月23日、正体隠匿系のカードゲーム『ブラッドバウンド(Blood Bound)』日本語版を発売する。K.クレンツァー作、6~12人用、14歳以上、30分。2730円。

ファンタジーフライトゲームズ(アメリカ)が今月発売したばかりの作品。プレイヤーはヴァンパイアとして2チームに別れ、敵対チームのボスを倒すべく争う。

キャラクターカードがプレイヤーにランダムに配られるが、最初は誰がボスなのか、さらには誰が自分と同じチームなのかも分からない。自分の番にはほかのプレイヤーをナイフで刺すか、ほかのプレイヤーにナイフを渡すかの選択を行うだけ。刺されたプレイヤーは傷を負い、自分の正体を明かす手がかりを1つ公開する。誰かがナイフで刺す選択をしたとき、ボスを守るため刺されるはずのプレイヤーをかばうこともでき、各プレイヤーの正体が徐々に明らかになっていく。

日本語版が出ている『レジスタンス』『悪魔城への馬車』と同様、最後まで脱落者を出さずに楽しめ、ブラフよりも推理に重きをおいたゲームだ。

アークライトゲームズ:ブラッドバウンド完全日本語版

ブラッドバウンド(コンポーネント)

シュピール'13:ハンブルク(1)

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今年もエッセンで行われる世界最大のボードゲームメッセ「シュピール」に参加するべく、ドイツに渡った。今回は一番安い航空券を求めてドバイ経由のエミレーツ航空に。羽田からドバイまで11時間、ドバイからドイツまで6時間、羽田まで行く時間や待ち時間を含めると、家を出てから24時間後にドイツに着いたことになる。

このところ毎年、エッセンに行く前にどこかに寄ってくるのが慣例となっているが、今年訪れたのは北ドイツの港町ハンブルク。中央駅の駅前に宿をとって、荷物をおいてから歩いて15分ほどでフェリー乗り場に着いた。目的はフェリーで倉庫街(Speicherstadt)を見学することである。

倉庫街は19世紀末に交易品の保管所として建設され、20世紀最大の倉庫となったところである。水辺まで連なるレンガづくりの建物が並ぶさまは歴史を感じさせる。水辺まで倉庫になっているため、水路を走る遊覧船での観光がベストである。2時間で20ユーロのコース。

ここをテーマにしてS.フェルトが2010年にエッガートシュピーレからリリースした(TGiWレビュー『倉庫の街』)が、ボードのイラストが実物とそっくりだったのに驚いた。またゲームで登場する(高級)じゅうたんは、今でもこの倉庫で保管されていることが「Teppich」という看板で分かった。

倉庫街

倉庫街(2)

フェリーの船員はきさくで、乗客に話しかけたり、飲み物を販売したりしていた。チケット販売のおじさんもジョークを飛ばすし、居酒屋のおねえさん(スペイン人だそう)も愉快で、港町の気風はこのようなものだろうかと思った。

明日もハンブルクを回って、夕方からエッセンに入る。

ゲームマーケット2013秋:国産オリジナル新作リスト

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11月4日に行われるゲームマーケット2013秋(東京ビッグサイト)の国産オリジナル新作リストをまとめてみました。作成にあたってはたなやんさんの国産同人ボードゲーム一覧を元データとして利用いたしました。輸入ゲーム、伝統ゲーム、既存のゲームの拡張・リメイク・シリーズもの、ベータ版、過去のゲームマーケット既出、プロトタイプ・見本展示、書籍・アクセサリ、TRPG、SLG、TCGを除きます。

未確定の情報もありましたので、追加・修正などの情報提供をお待ちしております(ツイッター、メール、コメント)。特に、カタログ情報のみの作品、発売が間に合わない作品の情報提供をお願いいたします。随時修正し、直前に一覧表を公開したいと思います。また、恒例の評価アンケートもこのリストに基づいて行う予定です。

現在のところ新作は前回(2013春)を約60タイトル以上多い190タイトル。すでに先行予約が締め切られているものもありますが、参加される方はチェックしておきましょう。

ゲームマーケット公式サイト

シュピール'13新作情報:シュミットシュピーレ

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ハンス・イム・グリュック社とドアイマギア社の販売を手がけつつ、カジュアルゲーマー向けの自社製品も発表しています。その中で『クワークル』はドイツ年間ゲーム大賞に選ばれました。

ストーリーズストーリーズ!(Stories!)
T.オーベンホーフェン作、3~10人用、8歳以上、30分。
親がお題カードを引いて、そのお題についてお話をします。お題は「私が最近北極に行ったとき」「昨日の午後スーパーマーケットで」というように、文で出されます。ほかの人は、話が始まる前に5つのキーワードを書いておき、そのキーワードが言及されると得点できます。例えば「私が最近北極に行ったとき」というお題だったら、「雪」「寒い」「シロクマ」などのキーワードを書くとよいでしょう。ほかの人が書いていないキーワードだと得点が高くなります。親も、当ててもらった分だけ得点できるので、ひねくれない話をするのがよいでしょう。親に質問して、キーワードに誘導することもできますが、質問するたびに失点になってしまいます。少ない質問で、うまく誘導できるでしょうか。
ストーリーズ

クワークル拡張1クワークル拡張1(Qwirkle Erweiterung 1)
S.M.ロス作、2~4人用、6歳以上、30分。
2012年のドイツ年間ゲーム大賞作品の拡張セットです。4枚のボードが入っており、ボード上にタイルを置いて遊びます。前においたタイルを取り除くことのできる「セレクト」、タイルのさまざまなつなげ方でボーナスが入る「コネクト」、またはその両方で遊べるほか、得点ボードが入っています。プレイするためには基本セットが必要です。

シュピール'13新作情報:ドライマギア

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ドイツ年間キッズゲーム大賞の常連になっているドイツの出版社です。

秘密の鏡(Der geheimnisvolle Spiegel)
F.ベーベンロート作、2~4人用、5歳以上、20分。
傘、稲妻、月、太陽など、魔法使いたちが屋敷の中で見つけたものを当てっこします。1人がタイルを引いて、そこに書いてあるものを魔法の杖で魔法の鏡に描きます。魔法の杖は光るようになっていて、魔法の鏡に残像が映ります。その残像を見て、ほかの人は何を書いたかあてなければなりません。残像はすぐ消えていくので、注意深く観察することが必要です。
魔法の鏡

ディセント拡張『廃墟の迷宮』日本語版、11月16日発売

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ディセント:廃墟の迷宮アークライトは11月16日、『ディセント』第2版の拡張セット『廃墟の迷宮(Labyrinth of Ruin)』日本語版を発売する。2~5人用、14歳以上、120~180分、6720円。プレイするためには『ディセント第2版』基本セットが必要となる。

ダンジョンを支配するゲームマスター1人と、ダンジョンに挑む英雄に分かれて戦うアメリカのファンタジーボードゲームの拡張セット。第2版の拡張としては3月に発売された『竜の棲み家』に続く2つ目の拡張となる。今回は、廃墟と化した古代都市を舞台に、いにしえの秘密と陰謀をめぐる冒険が始まる。

プレイヤーに手を差し伸べる謎の協力者「盟友」システム、分岐するシナリオなど、よりエキサイティングな新要素を追加。基本セットでは敵だったキャラクターが仲間になることもある。

100枚以上のカードと18枚の新規マップタイルやイラスト入りの各種トークン、新しいモンスターや英雄たちの精巧な17個のプラスチックコマといったコンポーネントも充実した拡張セットだ。

アークライトゲームズ:ディセント第2版拡張 廃墟の迷宮 完全日本語版
ディセント:廃墟の迷宮(コンポーネント)

シュピール'13新作情報:ホワッツ・ユア・ゲーム

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社長がイタリアからドイツに引越しし、昨年『アスガルド』と『オドヴィル』で復帰した出版社です。ポルトガル人デザイナーコンビのゲーマーズゲームを発表します。

マデイラマデイラ(Madeira)
N.B.センティエーロ&P.ソーレダーデ作、2~4人用、12歳以上、120分。
ポルトガルの首都リスボンから南西1000kmに浮かぶマデイラ諸島は、15世紀にポルトガル人によって発見され、ジャングルと豊かな土地によって、ポルトガル帝国の「研究所」として使われてきました。当初は小麦を栽培していましたが、世界情勢によってやがて砂糖も栽培するようになり、今日ではワインの産地として知られています。
プレイヤーはこの変化に沿って、農作物や木材を手に入れるための土地を見つけ、木材を使って新しい建物や船を作ります。船は外国貿易や、新たな土地の発見に役立ちます。ポルトガル王国の要求に従って、探検、都市化、交易路の開設、富の増大、島のギルドの制御を行い、名声ポイントを競います。
それぞれの目標は、早く達成しすぎれば名声が低く、遅ければほかの人に先取りされてしまいます。また、小麦は不足し、お金は決して十分ではなく、住民はお腹をすかせ、海には海賊の影が現れます。困難を乗り越えて、適切なタイミングで名声を集めましょう。
マデイラ(コンポーネント)

シュピール'13新作情報:チェコボードゲームズ

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『心臓発作にならないための10の方法』『チェコパブ』など、変わったテーマの作品を発表している出版社です。チェコゲームズ出版(Czech Games Edition)とは別の出版社なので注意が必要です。

ドクターフルーベックドクターフルーベック(Dr. Hrubec)
S.ペテルカ作、2~5人用、13歳以上、40分。

私はフルーベック。ドクター・フルーベックだ。私に人を殺してよい許可は受けていないが、そういうこともある。外科医が検死になることもある。アルコール中毒、突然変異、狂牛病。何よりも、会計か誰かが私の同僚を盗んでいきやがった。
我々の病院は狂ってる。ここでの生活は厳しいぞ。一番いいドクターを盗み、一番悪い患者を奪え。敵を妨害しろ。でも勝つためには1人は治療しなければいけないことを忘れるな。それは君次第だ。

マッドドクターのチームを作り、閉院間近の病院で変な患者を治療するカードゲームです。ドクターは外科医、精神科医、歯科医、皮膚科医とさまざまな専門に分かれます。患者もさまざまな病気を抱えており、それぞれ対応する専門医に治療してもらわなければなりません。さまざまなアクションカードを駆使して、チームを助け、ほかのプレイヤーを妨害します。病院が閉院したらゲーム終了です。

シュピール'13新作情報:ツォッホ出版

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木をふんだんに使った豪華なコンポーネントでファンの多いドイツの出版社です。

指はなせ指はなせ!(Finger weg!)
P.ヴィヒマン作、3~8人用、12歳以上、45分。
「スポーツ」「歴史・政治」「地理」「生物・医学」など7つのカテゴリーから1つクイズが出されます。選択肢は8つ。そのうち7つが正解です。親はそのクイズカードをケースに入れて出題します。
親が選択肢の中から1つ選びます。ほかのプレイヤーは降りるか続けるかを選びます。その選択肢が正解だったら、降りなかったプレイヤーには得点が与えられます。どこで降りるかをめぐって、スリルある展開が楽しめます。
指はなせ(コンポーネント)

こんなに重いよこんなに重いよ(Sauschwer)
A.マイヤー&M.シュレーゲル作、3~8人用、10歳以上、30分。
「カバの赤ちゃん」「銀製の10リットルバケツ」「ワイン100リットル」「テニスボール1000個」などのカードの重さを評価するゲーム。手番には、カードを1枚見て、重さを考えながらシーソーの片方に乗せます。そして重いと思うほうにブタのコマを置きます。これを誰かが疑うまで続け、誰かが疑ったら全員、重いと思う方に賭けます。カードを裏返すと重量が書いてあり、正解者は得点できます。
こんなに重いよ(コンポーネント)

おばけキャッチおばけキャッチ12時5分前(Geistesblitz 5 vor 12)
J.ゼメ作、2~8人用、8歳以上、15分。
めくられたカードから一瞬で判断してコマを取り合うゲームの第3弾。今度は5色のコマ9つに増えて難易度がアップします。カードには3つの絵が描いてあり、基本的にその3つの絵と色も形も一致しないコマを取ります。ただし、色も形も1つのコマと一致するものが絵の中にある場合は、そのコマを取らなければなりません。正解を一番早く取れればカードがもらえ、山札がなくなったときカードの最も多い人の勝ちです。
おばけキャッチ12時5分前

ポルターバレルポルターバレル(Polterfass)
A.シュミット作、3~6人用、8歳以上、20分。
サイコロを使わないダイスゲームです。樽コマをカップに入れて振り、倒れないで立ったものだけをカウントします。
親がダイスを振った後、ほかのプレイヤーはカードを伏せて出します。親は振り直しができます。終了することにした場合、全員が出したカードを公開して、その数字を合計します。樽コマで出た数字の合計が、カードの数字の合計より小さければ親がみんなのカードを総取りし、しかも一番高い数字を出した人は失点になります。一方、樽コマの合計のほうが多ければ、みんながそれぞれ出したカードの数字だけ得点にし、親は余った分しかもらえません。誰かが75点を取ったときに、得点の最も多い人の勝ちです。
ポルターバレル

スズメのキッススズメのキッス(Schmatzspatz)
E.グラインベッチャー作、2~4人用、4歳以上、15分。
お腹をすかせたひな鳥に親鳥がエサをあげるキッズゲーム。サイコロを振って、どのひな鳥が一番腹ペコかを決めます。そのひな鳥が親鳥のところに来るようにボードを回しますが、回転は途中で止まる場所があります。それ以上回せないと、エサをあげられません。虫がなくなる前に、全てのひな鳥にエサをあげられれば勝利です。
協力ゲームルールと、競争ゲームルールの両方があります。
スズメのキッス

ヴァカ・ロカ(Vaca Loca)
I.ロスバッハ作、3~6人用、8歳以上、15分。
宇宙から来た動物たちを揃えるリアクションゲーム。20種類の動物の頭、銅、足タイルがあり、全部で60枚のタイルが裏になってばらばらに並んでいます。1枚ずつめくっていって、1種類の動物3枚が全て揃ったら、その動物の頭をいちはやく取ります。一番早く取った人が、3枚を獲得します。お手つきはマイナス1点です。ゲーム終了時に最も多く得点した人が勝ちです。
ヴァカ・ロカ

ニワトリ羽根とり競争:羽根に近づいて(Zicke & Zacke - Ran an die Federn)
K.ツォッホ作、2~4人用、5歳以上、15分。
タイルの絵柄を覚えてニワトリを進め、追い越したニワトリから羽根を取るキッズ向けの記憶ゲーム。1997年に発売された『ニワトリ羽根とり競争』とは、2匹だけで競争するところ(4人では2人チーム戦)、虫コマのいるタイルをめくるところが異なります。

シュピール'13新作情報:ルックアウトシュピーレ

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『アグリコラ』を生み出したドイツの出版社は、人気作の続編から意欲的な新作まで、ゲーマー向けの作品をたくさん発表します。

ブレーメンの港ブレーメンの港(Bremerhaven)
R.アウアーロフス作、1~4人用、12歳以上、90分。アートワークは『ル・アーブル』にならっていますが、ローゼンベルクではなく新人デザイナーを起用しています。
北ドイツの有名な港を作り、富と名声を競います。毎ラウンド、希望するアクションスペースに影響力カードを裏にして出し、最も多い人がそのアクションを実行します。アクションはラウンドによって異なり、新しい船と品物を手に入れたり、港を拡張したり、新しい契約を結んだり、資材の価格を変えたり、手札の影響力カードを強化したり、新しい建物を建てたりします。船は短い間しかおらず、その間に契約通りに品物を荷降ろしできないと罰金が課せられてしまいます。
規定ラウンドで勝利点の多い人が勝ちです。ショートルール、ソロプレイルールもあります。
ブレーメンの港(コンポーネント)

カヴェルナカヴェルナ:洞穴の農夫(Caverna: Die Höhlenbauern)
U.ローゼンベルク作、1~7人用、12歳以上、プレイヤー人数×30分。
『アグリコラ』の後継作となるボードゲーム。洞穴に住むドワーフの一族を率いて森を切り開き、洞穴を掘り、洞穴の中に子孫のための住まいや仕事場を作ります。鉱石をどれくらい掘るか決め、掘り出した鉱石から鍛冶で武器を作ります。武器があると、パトロールをして特別ルートでアクションができるようになります。洞穴の中には鉱石のほかにも、水脈やルビーが出てくるところもあり、ドワーフの生活を豊かにしてくれます。
農業ももちろん大切です。洞穴の前にある森を開墾して畑を作り、柵で囲んで動物たちの牧場を作ります。最後に自分のボードをもっとも豊かにしたプレイヤーが勝利します。
いろいろなタイル48枚を使いこなすソロプレイルールから、7人でも遊ぶことができるというプレイ人数の広さも魅力です。ドワーフ、動物、資材の木のコマが300個以上、鉱石とルビーの透明コマが60個以上、タイルが400枚以上、カード30枚で、物理的にも『アグリコラ』に匹敵する重量級作品です。

アグリコラ2拡張2アグリコラ:牧場にもっともっと建物を(Agricola: Noch mehr Ställe für das liebe Vieh!)
U.ローゼンベルク作、2人用。
2人専用の『アグリコラ:牧場の動物たち』の第2拡張セット。ドイツ語版はすでに発売されています。
27の新しい建物が入っており、毎ゲームその中からランダムに選んで使います。ワーカーを追加する「収入役場」や資材を動物と交換する「動物市場」などが入っています。

カーニッケルカーニッケル(Karnickel)
B.ギルバート作、2~4人用、6歳以上、15分。日本語ルールを含む多言語版です。
ダイスを振ってウサギを進め、ニンジンを集めます。ダイスの中にはエンジンマークがあり、エンジンマークが出たものは脇によけておきます。全てのダイスがエンジンマークになると、機関車が走り、途中にいたウサギは逃げ出してしまいます。機関車が通らなかったり、うまくトンネルに入っていたウサギはニンジンをもらえます。誰かがニンジンを8本集めたとき、最も多くニンジンを集めたウサギの勝利です。
カーニッケル(コンポーネント)

ノーフラゴスノーフラゴス(Náufragos)
A.コーラル作、1~4人用、12歳以上、120分。
難破して孤島に辿り着いたプレイヤーたちが、協力して生還を目指すゲーム。半協力ゲームは、ルックアウトシュピーレ初で、スペイン人のデザイナーによる作品です。

1719年8月17日、ある島に我々はいる。狼煙を焚く木はやっと集めたが、仲間は山に探索に行ったまま帰ってこない。ずっと待っているが食料は底をつきかけている。昨晩は森のほうから音が聞こえた。私は眠ることができない。神よ救い給え!

全員協力して救出されることを目指しますが、勝者は報告ポイントをたくさん集めたプレイヤーです。試行、悪口、喜び、疑い、救出までにさまざまなドラマが起こるでしょう。
ノーフラゴス(コンポーネント)

スペイン年間ゲーム大賞2013に『アンドールの伝説』

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スペイン年間ゲーム大賞(Juego del Ano)選考委員会は、今月12日コルドバで行われた第8回国際ボードゲーム祭にて、スペイン年間ゲーム大賞を発表した。9月に発表されていた5タイトルのファイナリストから、『アンドールの伝説』が大賞に選ばれた。

スペイン年間ゲーム大賞は今年で8回目。過去には『サンティアーゴ・デ・クーバ』『禁断の島』『ファウナ』『ディクシット』『アグリコラ』などが受賞している。近年はファミリーゲーム路線を取っていたが、今年はプレイ時間が60分を超えるやや重めの作品が選ばれることになった。『アンドールの伝説』を大賞を与えたのは、ロシア(ベスト外国ゲーム)、フランス(フランス年間ゲーム大賞)、イタリア(ルドテカ・イデアーレ)、ドイツ(ドイツ年間エキスパートゲーム大賞)に続き、5カ国目となる。日本でも日本語版が発売されており、人気を集めている。

【スペイン年間ゲーム大賞2013】
大賞
アンドールの伝説(Las leyendas de Andor/M.リーネック)
ファイナリスト
・星の王子さまボードゲーム(El Principito/A.ボザ)
・いかさまゴキブリ(Polilla tramposa/ブラント夫妻)
・リバードラゴン(River Dragons/R.フラガ)
・サンフアン(San Juan/A.ザイファルと)
(括弧内はスペイン国内の流通タイトルとデザイナー名)

Premio JdA 2013: Las leyendas de Andor
Amazon.co.jp:アンドールの伝説 完全日本語版

シュピール'13新作情報:ラベンスバーガー

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ドイツゲームの大手ラベンスバーガーは、最新機器の導入やメディア展開など意欲的な試みを続けています。

サンスーシ宮殿サンスーシ宮殿(Sanssouci)
M.キースリング作、2~4人用、8歳以上、40分。
ベルリン近郊にある宮殿で豪華な庭を作り、貴族を散歩させて勝利点を競います。
手番にはカードを2枚プレイし、プレイしたカードに指示された色やシンボルのタイルを場から取って自分の庭ボードに並べます。庭ボードも色やシンボルで分けられており、合うように置かなければなりません。その後貴族コマを移動して、移動先の左右にあるタイルで得点が入ります。貴族はタイルの道がつながっているところしか通れず、遠くほど行くのが難しくなります。
ゲーム終了時に縦横にタイルが揃っている列でボーナスを得て、特典の多い人が勝ちます。
サンスーシ宮殿(コンポーネント)

スコットランドヤード・マスタースコットランドヤード・マスター(Scotland Yard Master)
ラベンスバーガー企画部&M.シャハト作、2~6人用、10歳以上、45分。
ミスターエックスが戻ってきました。30年前と同じ遊び方ですが、ミスターエックスを追いかける探偵は新しい技術を持っています。iPadに無料アプリをダウンロードすることにより、ボード上を写すと画面にロンドンの立体の建物が投影されます。ミスターエックスの大体の居場所をつかめる電波塔、ミスターエックスが最近とおりかかったかを聞き込みできる目撃者などが追加されます。
発売30年になるロングセラーの探偵ゲームが新たな次元に向かいます。

ミリオン強盗ミリオン強盗(Der Millionen Coup)
M.クラマー作、2~4人用、8歳以上、40分。
AIを内蔵したペン「ティップトイ」を用いた協力ゲーム。セキュリティーの専門家が、銀行に雇ってもらうために現在のセキュリティーの不備を見つけます。40分の間にドアを解錠し、セキュリティーシステムを解除し、金庫を開ける組み合わせを見つけます。守衛や警報を解除しないようにします。
ゲームは銀行の探査・スキルの習得・計画の決定を行う準備フェイズと、その実行を行う強盗フェイズに分かれていますが、両方合わせて40分しか与えられません。32のシナリオと12の銀行マップがあり、毎回さまざな展開を楽しむことができます。

シュトロンベルク:大椅子レース(Stromberg: Das große Bürostuhlrennen)
M.ブラント&I.ブラント作、3~5人用、14歳以上、60分。
ドイツのコメディー映画に基づくボードゲーム。登場人物たちが、駐車場の使用権をめぐって椅子に乗ったまま街中でレースを繰り広げます。上司をものともせず、アイテムを集めます。

ドゥードルジャンプ(Doodle Jump)
M.キルプス作、2~4人用、8歳以上、20分。
坂道になったボードで上を目指して登ります。サイコロを振って、次の段の数が出れば登ることができます。ライバルのコマは蹴落としましょう。蹴落とされたコマは坂道を滑り落ちていきます。

週刊プレイボーイにボードゲーム記事

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本日発売の週刊プレイボーイ(43号)に、ボードゲームの記事が4ページ掲載されている。

はじめにゲーム研究家の草場純氏が流行を分析。『どうぶつしょうぎ』と『人狼』だけでなく、TCGや『ドミニオン』、いくつかのドイツゲームも流行に一役買っていること、東日本大震災後の風潮を指摘。ブームの象徴として、ゲームマーケット入場者が急増していることや、カップルや家族連れも増えてきていることも挙げられている。

続いてボードゲームサークル「調布のあな」のかんちょーこと川口正志氏がゲーム会の盛況ぶりを報告し、結婚に至るカップルも誕生していることを紹介している。

さらに高円寺のボードゲームショップ「すごろくや」の丸田康司店長がおすすめのボードゲームを紹介、超初級として3タイトル、初級として6タイトル、中級として5タイトルを紹介している。中級になると「電化製品の説明書をきっちり読みこむような能力と労力が必要になってきます」と注意を促す。

最後に記者が『ごきぶりポーカー』と『ワンナイト人狼』を遊ぶ様子を実況。「スマホやニンテンドー3DSのデジタルゲームもいいけど、人が集まった場の興奮度の熱量でいったら、断然こっちでしょ!!」と結んでいる。

週刊プレイボーイでは昨年暮れにも、年末年始は部屋飲みでボードゲームという記事を掲載している。

週刊プレイボーイ最新号
週プレNEWS:「どうぶつしょうぎ」が大ヒット。今、アナログゲームが人気の理由(記事抜粋)

エンターブレイン、『人狼読本』発売

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エンターブレインは15日、ファミ通BOOKSシリーズとして『人狼読本』を発売した。A5版、304ページ、1365円。

リアル人狼のリプレイ、iOSアプリ『汝人狼也』のプレイログ、"あるある"ネタ満載の4コマ漫画、人狼コンテンツ27項目を関係者のインタビュー込みで紹介する"人狼PEDIA"などを掲載。タイトル通り読み物として充実した内容となっている。オリジナルイラストの人狼カードも付属する。

発売を記念して15日夜、東京・新宿にて書籍の紹介や人狼を実際に遊ぶイベントが行われる。無料、要予約。

7月から毎月1タイトルずつ発売されてきた人狼ゲームだが、今月は『今夜はじめる人狼ゲーム』『ラブラの人狼(日本語版)』と共に一挙3タイトルが加わる。あわせて6タイトル(11月発売の『はじめての人狼』で7タイトル)の人狼はそれぞれ特色があり、読み物中心かプレイ中心かや、イラストの好みによって選ぼう。

エンターブレイン:人狼ゲームの書籍を作ります!

今ボドゲ師走です

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10月24日から4日間にわたって、ドイツ・エッセンで世界最大のボードゲームメッセ「シュピール」が行われる。会期中に15万人が訪れるというビッグイベントで、ゲーマー向けの新作を世界各国の出版社が発表する。

ドイツ年間ゲーム大賞や、ドイツゲーム賞などのアワードにとって、この「シュピール」が年度初めになる。すなわち、今回の「シュピール」で発表される新作は、2014年度の作品というわけだ。これによって、新作なのに発売年と受賞年が1年ずれるということがよく起こる。

「シュピール」が年度初めならば、その直前が年度末である。年度明けの準備でみんな忙しい。

工場では「シュピール」に間に合うように急ピッチで印刷や箱詰めが行われている。出版社は「シュピール」以降の販売についてショップや輸入代理店と打ち合わせを行い、輸入代理店は翻訳の手配に大わらわ。翻訳者は最も多くの仕事を抱える時期となる。さらに愛好者も、新作情報や前評判のチェックに多くの時間を費やす。

当サイトでは新作情報を出版社別にまとめているが、注目される出版社がどんどん増えていて、とても追いきれない感じだ。情報をまとめるために、また翻訳をするために、遊ぶ時間がなくなるともう何が何だか分からなくなる。

これが9月中旬からの1ヶ月である。「師走」とでも名づけたくなる気分だ。

さらに気ぜわしくするのは、昨年の「シュピール」で発売されたのに、1年近く経ってまだ遊んでいないボードゲーム。別にいつまで遊ばなければいけないというものでもないが、新作の激増に伴ってボードゲームに「旬」というものが出てきたのは否めない。受賞した作品はまだしも、そうでなかった作品を出すと今更感が漂う。そうならないうちに、今度の「シュピール」の新作が出る前に遊んでおこうと思うとまた忙しくなる。「それなら買うな」はいわないお約束。〽分かっちゃいるけど止められない♪

毎年のことながら、そんな贅沢な悩みを抱える今日このごろである。

アグリコマ

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ドイツ在住のポーランド人がハボルズ・グロッテ(下記リンク)というサイトで、ボードゲームの手作りフィギュアを紹介している。『アグリコラ』『ル・アーブル』『ツォルキン』『スペースアラート』『ストーンエイジ』『エスケープ』『ダンジョンペッツ』『ロビンソン・クルーソー』を、彩り豊かで可愛らしいフィギュアで遊べるようになる。

早速、『アグリコラ』のフィギュアセットを注文してみた。連絡は、ホームページにあるメールアドレスのほか、フェイスブックのメッセージでも取ることができる。資材セットが33ユーロ、家族セットが27.50ユーロ、動物・柵・厩セットが65ユーロ、日本への送料が16.90ユーロ。ペイパル支払いで、2万円弱である。

支払いを済ませて1ヶ月ほどで届いた。コマがひとつひとつ紙でくるまれていた。写真の通り、見事な出来栄えに心が躍る。木材の筋の1本1本、魚のウロコの1筋1筋が全部異なっている。型に入れて作ったのではなく、1つ1つ本当に手作りで作ったことが分かる。届いた旨を連絡したら、本当に大変だったという返事が来た。

フィギュアを眺めていると、『アグリコラ』のプレイ欲求がどんどん高まってくる。日本でも、手先の器用さを活かしてこんな(特定の)ボードゲーム用オリジナルフィギュア作りをする方が現れないだろうか。

Hobold's Grotte

アグリコラ手作りフィギュア

ボドゲ五観の偈

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『五観の偈(ごかんのげ)』とは、禅宗で食事の前に唱える偈文である。 修行道場では毎日、朝食と昼食の前に、みんなで声を合わせて唱えている。すべてに感謝し、自らの行いを反省し、欲張らず、節制を心がけ、修行に邁進することを誓う。

これのボードゲーム版はできないかと考えた。ボードゲームという趣味の敷居を高くするつもりはないが、この頃ポジティブに臨めないというお悩みをおもちの方は遊ぶ前に密かに心に誓ってから始めてはどうだろう。

一、楽しさを つくってくれて ありがとう
(このボードゲームがどのようにしてできたかを考え、デザイナー、出版社、流通業者、翻訳者、インストしてくれた人たちに感謝をいたします。)

二、今ここで ご一緒できて 幸せです
(一緒に遊ぶことができるのも何かの縁。ここに集ってくれた仲間にも感謝をいたします。)

三、言いません やめようゲームの 好き嫌い
(どんなゲームでも腐ったり文句をいったりせず、最後までめいっぱい楽しむことを誓います。)

四、脳きたえ 心なごます よき薬
(ボードゲームとは良薬なのであり、頭脳とこころの健康を得るためにプレイします。)

五、レッツプレイ 今を大事に 生きるため
(今このボードゲームをプレイするのは、自分の人生を輝かせるためです。)

こんなことを思いついたのは、長年ボードゲームをやっているうちにボードゲームの欠点をあげつらったり、あまつさえデザイナーや、ショップの文句をいうことにボードゲームの楽しみを見い出しているような愛好者の話を聞いたからである。振り返れば自分自身にも知らず知らずのうちにそうなりかけているような気もする。始めたての頃のように純粋な気持ちで楽しもうとするならば、感謝や謙虚な気持ちといった精神面でのコントロールが必要になってくる。

私のボードゲームライフで一番大切なものは一緒に遊んでくれる仲間。そしてすぐれたアイデアと膨大なテストプレイでボードゲームを開発してくれるデザイナー、美しいコンポーネントで製作してくれる出版社、面白いゲームを厳選して輸入し、ルール翻訳を手配し、販売してくれる輸入代理店や専門店といった働く方たち。さらに情報を融通し合う世界のボードゲーム愛好者、どこまでいっても人人人である。ありがとうございます。

イル・ヴェッキオ(Il Vecchio)

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待ちぶせでアイテムゲット

イル・ベッキオ

「大老(イル・ヴェッキオ)」と呼ばれたコシモ・デ・メディチに代わって、15世紀のフィレンツェの支配者を目指すドイツのゲーム。移動ルートにコマを置いていくシステムで知られるリューディガー・ドーンの作品で、今回は巡回してくるコマをそれぞれの移動先で捉えることがポイントになっている。

得点するために必要なアイテムは、「仲買人」から手に入れる。5人の仲買人は盤上をぐるぐると回っており、同じマスに自分の一族コマがあれば、そのアイテムを獲得できる。アイテムを提供した仲買人は次のマスへジャンプ。同じアイテムを手に入れるには、その移動先まで追いかけるか、そろそろ来そうなのを予期して待ち伏せしておかなければならない。何人かいる一族コマの適切な配備が大事だ。

アイテムを集めたら、盤面の隅にある3つの県(ヴェネツィア、ミラノ、教皇領)か、フィレンツェにコマを移動させて、得点にできる。早く着くほど得点が高く、またもらえるボーナスタイルの選択肢も多い。

アイテムを手に入れた一族コマは横に倒され、復活させるには一手番休まなければならない。また、3つの県とフィレンツェに行ったコマは、もう帰ってこない。利用できるコマが少なくなっていく中でのやりくりが問われる。社員がどんどん退職していくタクシー会社で、配車を考えるようなイメージ。

さて、フィレンツェ付近で力をつけるプレイヤーたちに、イル・ヴェッキオも黙ってはいない。誰かが得点をあげるタイミングでタイルをめくって、アイテムを奪われたり、一族コマを取り除かれたりする。綿密な計画が狂わされることもあって結構手痛い。最後に、ボーナスタイルの得点を加えて勝利点の多い人が勝利。

4人で60分くらい。一手番でできることが小さいため、さくさく進んだ。次の自分の番に仲買人がどこまで来そうか予想するよりも、同じマスにいるほかの人より先に取ることを考えるためである。さらに、特殊能力を軸とした進め方をするので戦略も定まりやすい。私は巻物を手にれやすい特殊能力があったので、巻物が必要なフィレンツェに特化。フィレンツェでは新たな特殊能力か、ボーナスタイルを選べるが、新たな特殊能力に力を入れて、ボーナスタイルを取るのが遅れてしまった。その結果、ボーナスタイルに沿って盤面の状況を整える余裕がなく3位。1位は、得点の高い(しかし集めるアイテムの多い)教皇領に力を入れつつ、ほかのところも手を抜かなかった神尾さん。

一手番でできることが小さいということは、微調整力が問われるということでもある。メインの戦略から外れるリソースを使って、どれだけ細かい点数を集められるかも考える必要があり、時間は長くないがテクニカルという意味で、ゲーマーズゲームといえそうだ。

Il Vecchio
R.ドーン作/ホールゲームズ(2012年)
2~4人用/10歳以上/60分

『放課後さいころ倶楽部』作者のトークライブ、11月2日大阪

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キウイゲームズは11月2日(土)、『放課後さいころ倶楽部』作者の中道裕大氏を店内に招き、トークライブとサイン会、さらにボードゲーム会を開催する。13時スタート、2500円。参加予約は店頭またはウェブサイトの問い合わせフォームからで、先着順40名まで。

月刊サンデーに連載され、ボードゲーム愛好者からも好評の『放課後さいころ倶楽部』。その作者が作品やボードゲームについて楽しく語る集まり。ポッドキャスト「ボードゲーム研究室!」で中道氏のインタビューを行ったカワサキ氏が司会を務め、ゲストにはボードゲームを題材にしたコミック『アクア・ステップ・アップ』の原作者である友野詳氏(グループSNE)が登場する。

キウイゲームズは、オープンして2周年になる大阪・日本橋のボードゲーム専門店。プレイスペースのあるショップとして人気を集めている。地下鉄堺筋線「恵美須町」駅徒歩1分。

キウイゲームズ:11/2「中道裕大先生トークライブ&ボードゲーム会」

銀杏都市(Ginkgopolis)

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新しい建物、新しいカード

銀杏都市

今から200年後の未来、居住可能な土地が不足している中で、銀杏の木状の高層都市を作るタイルゲーム。新しい建物ができるたびに、その建物のカードが山札に追加される。そのカードをゲットして、特殊能力を使おう。

自分の番にできる行動はコマやタイルの補充、都市を広げる、都市を高層化するの3つ。手札から1枚選んで一斉に公開し、スタートプレイヤーからそのカードで行動を行う。カードの選択は悩ましいものの、選んだ後はスムーズにゲームが流れる。

都市を広げるには、A~Lの「都市化カード」を出して、そのチップが置かれている場所に、手持ちの建物タイルを置く。これによって隣接する建物から新たなコマやタイル、さらに勝利点が入る。高層化しているとなりは2倍、3倍ともらえるので、おいしいエリアの都市化カードが手札に来たら見逃してはならない。建物タイルが置かれると、それに対応する建物カードが山札に追加される(赤の15番とか、黄色の8番とか)。

都市を高層化するには、その建物カードを出して、対応する建物タイルの上に手持ちのタイルを重ねる。そうすると、下になった建物のカードを自分の前に公開して、その特殊能力が使えるようになるのだ。特殊能力は建物によって異なり、各行動に対応してコマやタイルや勝利点をもらえるものと、ゲームの最後に得点になるものがある。序盤は追加系のカードを狙い、終盤は得点系を狙う。

都市を広げるときも、高層化するときも、建物タイルの上に自分の色のコマを置かなければならない。コマの数は高層化するほど多く必要となってたいへんだが、各色の建物の区画ごとに、一番多くコマを置いている人にはボーナスがあるので無駄にならない。こうして終盤は、得点系の建物カードを出しつつ、区間ごとの陣取りも制していかなければならない。

残った手札を左どなりの人に渡し、1枚ずつ補充してゲームを続ける。「ドラフト」というシステムならではの、「このカードはとなりに渡したくない! でもほかに使いたいカードがある! どっちにしよう~」という悩ましさがある。

5人プレイで1時間ほど。私は都市を広げるたびに勝利点が入ってくる建物カードを早めに出して、どんどん都市を広げていった。その分、中央の高層化エリアは手薄になる。高層化エリアはstさんの独占状態となっていたが、stさんはゲーム中にあまり勝利点が入っていない。最後にふたを開けてみると、周辺の区画を少しずつ手に入れつつ、ボーナスカードの条件をうまく整えたnagaさんが1位。

得点源がいくつか用意されているけれども、どれかに偏った戦略では勝てない。得意な行動を多用しつつ、そのほかの要素にも目配せをしていく、そのための一石二鳥になる手を考えるのが楽しい。

Ginkgopolis
X.ジョルジュ/パールゲームズ(2012年)
1~5人用/13歳以上/45分

テンデイズTVでエッセン特集、今夜8:15から

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テンデイズゲームズの田中誠店長は今夜8時15分ごろから、UstreamにてテンデイズTV「エッセンの注目作はこれだ!」を放映する。出演はタナカマ店長のほか、いたる氏、シミーズ氏。

毎年、この時期に放映しているもので、10月24日から4日間にわたってドイツで開催されるボードゲームメッセ「シュピール」から、注目の新作を紹介する。テンデイズゲームズで取り扱う予定のタイトルも発表される予定。お見逃しなく。

Ustream:テンデイズTV

アークライト、『はじめての人狼』11月16日発売

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はじめての人狼アークライトは11月16日、かわいいデザインで、ルールも分かりやすく丁寧に解説した『はじめての人狼』を発売する。監修・児玉健(ドイツゲームスペース@Shibuya)、イラスト・平尾リョウ、3~20人用(+司会者1名)、10歳以上、20~60分、2520円。

はじめて人狼を遊ぶ場合や、はじめて人狼を遊ぶ友人を誘うことを想定して作られた。カードは丈夫で傷が付きにくいプラスチック製で、箱も小さく、常にカバンに入れておいてもかさばらない。表面の加工にもこだわり、「持ち歩きたい」感を演出した。

監修にあたったドイツゲームスペース@Shibuyaの児玉健氏は、渋谷で人狼が遊べる場「人狼ルーム@Shibuya」をはじめ、「人狼フェス」「大人狼村」などを運営し、TBSの人狼番組『ジンロリアン』のアドバイザーも務めている。

今年発売の人狼ゲーム(予定も含む)は、『会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)』(幻冬舎エデュケーション、7月)、『人狼 ~嘘つきは誰だ?~カードバトル』(バンダイ、8月)、『「人狼」カード&プレイブック』(富士見書房、9月)、『人狼読本』(エンターブレイン、10月15日)、『タブラの人狼』日本語版(ホビージャパン、10月下旬)、『今夜はじめる人狼ゲーム』(スモール出版、10月末)とこの作品で7タイトル目となる。

はじめての人狼(コンポーネント)

『キング・オブ・トーキョー:ハロウィン南瓜の大決闘』日本語版、11月上旬発売

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キング・オブ・トーキョー:ハロウィーンホビージャパンは11月上旬、巨大モンスターがダイスで戦う『キング・オブ・トーキョー』の拡張セット『ハロウィン南瓜の大決闘(King of Tokyo: Halloween)』を発売する。2~6人用、8歳以上、30分、2520円。遊ぶためには基本セット『キング・オブ・トーキョー』が必要。

「コレクターズパック」の第1弾として数量限定で生産される作品。新たな怪獣「パンプキン・ジャック」と「ブギー・ウギー」が登場する。相手に押し付けることで自身が有利となる『プレゼント進化』もできる。

また新カードの「コスチューム」は保持カードのように扱うが、攻撃をすることで奪うこともできるというもの。チアリーダー、宇宙飛行士、お姫様など12枚あり、チアリーダーはほかの怪獣を応援するとダメージを増やせるなど、それぞれのコスチュームに応じた能力が与えられることになる。ハロウィンの季節にふさわしい、お祭り騒ぎの拡張セットだ。

さらに新作先行プロモカード1枚も付属する。今後の「コレクターズパック」の展開も楽しみだ。

ホビージャパン:キング・オブ・トーキョー日本語版

キング・オブ・トーキョー:ハロウィーン(カード)
(写真は英語版)

IGA2013に『テラミスティカ』『ル・アーブル:内陸港』

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国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は今年の大賞作品を発表した。8月に発表されていた「一般ストラテジー部門」で12タイトル、「2人用ストラテジー部門」5タイトルのノミネート作品の中から、最終投票により『テラミスティカ』と『ル・アーブル:内陸港』がそれぞれ大賞に選ばれた。

『テラミスティカ』について選考委員会は、「運の要素が大変少なく、戦略的な計画が報われる。デザイナーも出版社もドイツの作品が選ばれるのはIGAで初めて」、『ル・アーブル:内陸港』については「楽しく、チャレンジングな2人ゲーム」と評している。

『テラミスティカ』はテンデイズゲームズが日本語版を制作販売しているが現在品切れ中。『ルアーブル内陸港』はホビージャパンが日本語版を制作販売しており、入手可能となっている。

国際ゲーマーズ賞の表彰式は、ドイツで開催されるボードゲームメッセ「シュピール」会期中の25日、各国から集まった選考委員の立ち会いのもと行われる(授賞会場は1番ホール133、ボードゲームギークのブースにて)。

【国際ゲーマーズ賞2013】
(一般ストラテジー部門)
テラミスティカ(Terra Mystica / J.ドレーゲミュラー、H.オスターターク / フォイヤーラントシュピーレ)
(2人用ストラテジー部門)
ル・アーブル:内陸港(Le Havre: The Inland Port / U.ローゼンベルク / ルックアウトシュピーレ)

International Gamers Awards:2013 Winners
TGiWレビュー:テラミスティカ
TGiWレビュー:ル・アーブル:内陸港

西部の街(Western Town)

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新しい建物、新しいカード

西部の街

アメリカ合衆国大統領A.リンカーンは南北戦争中の1862年、奴隷解放宣言を出したが、インディアンに対しては厳しかった。同じ年にホームステッド法を可決させてインディアンに農業を強制させ、逆らうものは徹底的に弾圧した。彼の有名な言葉「人民の人民による人民のための政治」に、インディアンは含まれていなかったのである。

そのリンカーン大統領のもとで、西部の開拓をするフランスのゲーム。大統領のお気に召すような街を作らなくてはならない。それは住民の数であったり、街の魅力であったり、合衆国にもたらされる黄金であったりする。いろいろな建物を使って、これらの要素を増やしていくのだ。リンカーンカードは毎ラウンド1枚ずつ公開される。そこに書いてあるものが、このラウンドの目標で、最もよく達成できた人にはボーナスがある。さらにゲーム終了時の得点もこれで決まるので、これに沿って街を開発しよう。

1ラウンドには3枚のカードをプレイする。自分のデッキから4~6枚を手札に選び、そこから順番に出してアクションを行う。「金鉱」で黄金を入手し、「保安官」で輸出する。住民を増やすなら「農場」、魅力を上げるなら「酒場」など。

さらに、「大工」で新しい建物を作ると、その建物のカードが手に入る。建設可能な建物はゲームごとに変わり、ラウンドごとに強力なものが追加されていく。新しい建物を作ると、新しいカードが手に入るという仕組みがとても面白い。テーブルの上は、建設可能な建物が所狭しと並ぶ。

もうひとつ、ほかの人が同じカードを出していると利用できるという独特のシステムがある。自分の番に、ほかの人が同じ種類のカードをプレイしていると、相手のカードを伏せて、自分のカードをまた使えるのである。このため、前手番の人とかぶるのを避けるか、かぶるのを承知でやりたいアクションを優先するか悩ましい。さらに3枚のプレイ順番も考えどころで、カードの選択がこのゲームのメインといってもよいだろう。

カードプレイが終わったら、まだ表になっているカード(ほかの人とかぶらなかったカード)に書かれた収入を得て、リンカーンのチェックを行う。こうして5ラウンド行って、得点の多い人が勝ち。

ゲーム中、「銀行」など、インディアンチェックがあるカードがある。ダイスを振って、その数だけインディアンが野営地に集まってくる。規定数を超えると、インディアンが襲ってくる。このときカウボーイで撃退できないと、建物に放火されて使えなくなってしまう。備えあれば憂いなし。インディアンを増やす「鉄砲鍛冶」などを使っておきたい。

4人プレイで150分。「保安官」を多用して金の輸出を再優先で進め、リンカーンのほうびを毎ラウンド手に入れることができた。しかしこれに集中し過ぎて、街の魅力を上げたり、得点の高い建物を建てる余裕がなかった。最後は「銀行」で大量の黄金を輸出したサガエさんが逆転優勝。リンカーンにおもねってばかりではダメだということだろう。

たっぷり遊びごたえのあるゲーム。時間が長いのがいやな方にはショートゲームのルールも含まれている。

Western Town
O.ワルニエ/ホワイミー(2012年)
2~4人用/12歳以上/90分
ゲームストアバネスト:西部の街

シュピール'13新作情報:クイーンゲームズ

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ドイツの出版社クイーンゲームズは今年、全タイトルをキックスターターで資金調達し、話題作りにもなりました。

アメリゴアメリゴ(Amerigo)
S.フェルト作、2~4人用、12歳以上、75分。
16世紀初頭にアメリカを探検したイタリア人探検家アメリゴ・ヴェスプッチを助けて「新大陸」を発見します。南アメリカの島々を探索し、交易路を作り、開拓地を建設します。
アクションは『将軍』などでも用いられた特製ダイスタワーを使って決定されます。7色のキューブが予め入っており、ゲーム中にキューブを入れ、中に引っかからないで落ちてきた色のアクションができます。
ゲームボードはプレイヤー人数によって9~16枚のタイルから作られ、ボード上を船で航海し、島に上陸して開拓地を建設します。開拓地は資源や得点をもたらし、海賊から守るために大砲を装備したり、特殊能力を得るためにグレードアップさせたりしていきます。
今年のドイツゲーム賞に3タイトル(『ブルッヘ』『ボラボラ』『リアルト橋』)も入賞した今最も注目されるデザイナーの作品です。

ダーク・ダーカー・ダーケストダーク・ダーカー・ダーケスト(Dark Darker Darkest)
D.オースロー作、2~5人用、14歳以上、120分。
『パニックステーション』のデザイナーによる協力ゲーム。たくさんのミニチュアフィギュアがゲームを盛り上げます。世界中をゾンビにしてしまうウィルスの解毒剤を求めて、モルティマー博士の屋敷を探索します。
屋敷の中ではゾンビと炎が一緒に押し寄せてきます。アイテムを手に入れて扉を開けたり、消火したり、襲いかかる恐怖のゾンビたちと戦わなければなりません。屋敷の秘密は隠れた生き物やセキュリティーカメラが見張っており、見つかるとイベントが起こってしまいます。戦闘やイベントでは特殊ダイスを振って
コードを集めて研究室に入り、ネメシスを倒すことができればゲームに勝利します。その前に全員が死んでしまったら敗北です。ゲームはダーク、ダーカー、ダーケストの3つの難易度でプレイでき、タイルの組み合わせによって毎回異なる屋敷になります。

スペキュレーションスペキュレーション(Speculation)
D.ヘン作、3~6人用、10歳以上、45分。
1992年に発表された同タイトルの株式ゲームのリメイクです。会社コマの価値がカードプレイとダイスで変動する中、株券の安いうちに購入して、その会社を上位にあげて儲けることを目指します。みんながもっている株は株価が上がりやすいですが差がつかず、自分しか持っていない株はリスクが高まります。
TGiW:スペキュレーション(旧版)

聖墓の騎士聖墓の騎士:秘密の宝物(Templar: The Secret Treasures)
J.T.カストロ作、2~5人用、10歳以上、60分。
聖墓の騎士が修道院に宝を隠します。さまざまなキャラクターを使って、隠された宝を見つけましょう。
10枚のキャラクターカードと、宝物として本、聖杯、指輪を持っています。キャラクターカードを全員1枚ずつ選び、一斉に公開してから、順番にキャラクターのアクションを行います。アクションはキャラクターによって異なり、修道院の中を移動したり、宝を隠したり、隠された宝を取ったり、扉を開閉したりします。修道院長のレミジウスが移動した部屋に宝物があるプレイヤーは得点できます。
それ以降のアクションカードは、ほかのプレイヤーが直前のラウンドで出していないものに限られます。同じアクションで追随することができないため、カードの選択も重要です。

こっくり人狼(Table-turning Werwolf)

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見えない力の影に人狼

小学校の頃に教室でやった「こっくりさん」。机の上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、五十音表」を記入した紙を置き、その紙の上に10円硬貨を置いて参加者全員の人差し指を添える。質問をすると、硬貨が少しずつ動いて答えを出すというものである。「来年死ぬのは誰ですか」なんて残酷な質問をして、出てきた答えは「へもや」。幸いクラスにへもや君はおらず、誰も死ななかった。物心がつき始めた頃で、女の子の指と触れてちょっとドキドキしたものだった。

そんな思い出を蘇らせてくれたのがこの人狼ゲーム。今回はアラフォー男子4人で指をつきあわせた。

こっくり人狼

予め役職カードが配られ、村人、人狼、狂人がひそかに決定される。普通の人狼と同じで、人狼は生き残ること、狂人は人狼が生き残ることを助けること、村人は人狼を見つけ出して処刑することを目指す。人狼は、こっくりさんで村人に襲いかかる。

夜のフェイズ。中央のコインに全員指を乗せて、少しずつ移動する。人狼は村人の方向へ。狂人もそれを察知してその方向へ。村人は力を加えてはならず、誰が人狼なのかをひたすら指先で感じる。人狼は正体を悟られないよう、0.1mm単位で動かしてくるので、誰を指しているかだいたい分かったら夜の部を終えるのがよいだろう。

昼のフェイズでは、全員一斉に誰かを指さして、一番多く指された人が処刑する。全員ライフを2つもっているところがポイントで、夜の襲撃でも昼の処刑でも、ライフを1つ減らされる。ライフが2つともなくなってはじめて脱落となる。人狼がわざと自分を襲撃してマークを外すのは定石。

これを繰り返して、人狼を処刑できれば村人の勝ち、人狼が村人と同数になれば人狼の勝ちとなる。

4人プレイで1ゲーム5分ほど。2ゲーム続けて遊んだ。みなさん上手で、人狼が誰か本当に分からない。狂人が人狼と間違えられやすく、人狼にとってはよいカモフラージュになる。2ゲーム目は、なぜかコインが回転し始めて、指が絡み合う事態に。大のおとなが指を突き合わせ、指先に神経を集中して静かに遊んでいるのは怪しげで、こっくりさんらしく、そして人狼らしい雰囲気だった。

こっくり人狼
MONSUKE作/もんはみ工房(2013年)
3~6人用/10歳以上/10分

カード付き書籍『今夜はじめる人狼ゲーム』、10月31日発売

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スモール出版は10月31日、カード付き書籍『今夜はじめる人狼ゲーム』を発売する。著者と監修はドロッセルマイヤーズの真城七子氏と渡辺範明氏。A5判フルカラー48ページ、人狼ゲームカード22枚付きで1600円。

今夜はじめる人狼ゲーム

今年5タイトル目(『会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)』『人狼 ~嘘つきは誰だ?~カードバトル』『「人狼」カード&プレイブック』『タブラの人狼』日本語版に続いて)となる人狼ゲームセットの一般発売。独自の視点で欧州文化史を描いてきた作家・真城七子氏と、「嘘つき村の人狼」など大規模人狼ゲームイベントの草分け的存在であるドロッセルマイヤーズが手がけたこだわりの一冊だ。

人狼の最大のハードルとして、未経験者だけで挑戦する場合の、司会進行役の難しさがある。本書ではその解決のため「ゲームブック方式」を採用。細かいチャプターに分割されたゲームシーンを、文中のガイドに沿ってページ移動し、読みあげていくだけで、誰でも簡単に司会進行役がこなせるようになっている。

また、付属するゲームカードは、ドロッセルマイヤーズが決定版を目指してデザインしたもの。厳選された8種類の役職の中には、イベント「嘘つき村の人狼」で好評だった「墓あらし」や、本作初登場の「旅芸人」など独自の面白さを発揮するオリジナル役職もあり、人狼ゲーム熟練者にも新鮮な面白さを提供する。黒を基調としたデザインも雰囲気を盛り上げるだろう。

ドロッセルマイヤーズブログ:新作発表!今回は...?

今夜はじめる人狼ゲーム(カード)

『ニトロプラスカードマスターズエッジ』発売

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ホビージャパンは本日、『ドミニオン』と美少女アニメ、美少女ゲームのメーカー・ニトロプラスのコラボレーション商品第4弾『ニトロプラスカードマスターズエッジ』を発売した。2~4人用、8歳以上、30分、通常版5200円、初回限定版8190円。アクションカードのみの拡張セットであるため、プレイするためには『ニトロプラスカードマスターズ』または『ニトロプラスカードマスターズマルチ』が必要となる。

ホビージャパンが、『ドミニオン』の版元であるリオグランデ社(アメリカ)のライセンスを得て発表している『ドミニオンキャラクターズ』の最新作。今回の参加作品は『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『斬魔大聖デモンベイン』『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『刃鳴散らす』『装甲悪鬼村正』『"Hello, world."』『月光のカルネヴァーレ』『君と彼女と彼女の恋』などのニトロプラス作品で、イラストは全て描きおろし。特に主人公やヒーローのキャラクターがピックアップされている。

1サプライ全てのカードが異なる能力、そして異なる絵柄を持つ「武者」カードが大きな特徴。効果は『ドミニオン:暗黒時代』の「騎士」から取られている。

初回限定版には公式ビジュアルガイドの全カードイラストとレビュー、サプライケース、セカンドストレージボックスが付属する。ほかに、イラスト入りの専用カードスリーブも発売されている。

ドミニオン日本語公式サイト:ニトロプラスカードマスターズ

グラフ・ルード賞2013に『アンドールの伝説』ほか

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10月4日、ライプチヒのホビー祭「モデル・ホビー・シュピール」にて、ボードゲームの優れたイラストに贈られるグラフ・ルード賞(Graf Ludo)が発表され、ファミリーゲーム部門で『アンドールの伝説(Die Legenden von Andor)』のM.メンツェル氏、キッズゲーム部門で『葉っぱでかくれんぼ(Die verzauberten Rumpelriesen)』のR.フォークト氏が受賞した。

グラフ・ルード賞は、ボードゲームの箱絵やコンポーネントの見栄えを、メディア関係者、芸術家、子供を含むボードゲームファンが投票で評価する異色の賞。今年で5年目を迎える。ファミリーゲーム3点とキッズゲーム3点がノミネートされ、それぞれ大賞が選ばれ、1000ユーロ(13万円)の賞金が贈られる。主催しているのは家族を中心とした生活環境を増進するカール・キューベル基金。

M.メンツェル氏は2011年に『ロバの橋』で、R.フォークト氏は2010年に『バンパイアの夜』で受賞しており、両氏も2回目の受賞となる。今年はファミリーゲーム部門で『アンドールの伝説』『ブルッヘ』『ドワーフ』、キッズゲーム部門で『葉っぱでかくれんぼ』『モンスターの音楽学校』『魔法の影の夜』がノミネートされていた。

Graf Ludo:Doppelte Sieger: Michael Menzel und Rolf Vogt erhalten zum zweiten Mal den Deutschen Spielgrafikpreis GRAF LUDO
アークライト:アンドールの伝説
メビウスゲームズ:葉っぱでかくれんぼ

カードゲーム制作の印刷会社開業、東京立川

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東京・立川にカードゲームを制作する印刷会社「タチキタプリント」が開業した。オープニング記念でカード印刷の割引セールを行っている。

ボードゲーム専門店B2Fゲームズ(立川駅南口)で制作担当だった西山昭憲氏が立川駅北口に独立。名刺、ポスター、チラシ、ゴム印、Tシャツなどのオンデマンド印刷のほかに、カードゲームの印刷を手がける。B2Fゲームズやニューゲームズオーダーで培った経験を、成長著しいインディーズゲームの分野に活かす。

オープン記念セールになっているのは厚手のトランプ用紙に角丸加工を施したカード印刷で、納期1週間、100セット以下の極小ロットにも対応する。例として挙げられているものは30枚50セットで1セットあたり460円、54枚80セットで1セットあたり710円ほど(送料別)。開催まで1ヶ月を切ったゲームマーケット2013秋にも間に合うという触れ込みだ。

タチキタプリント:オープン記念セール
B2FGames:ボードゲーム・カードゲーム制作「も」する新業態「タチキタプリント」。

タチキタプリント

カルチャースクールでボードゲーム、東大阪

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東大阪市永和の総合健康づくりセンター「ハリーえいわ」にて、ボードゲームの講座が開かれている。趣味・教養「アナログゲームで脳力トレーニング」が第1、3水曜日10:30~12:00、キッズクラス「アナログゲームでコミュニケーション力アップ」が第2、4水曜日13:30~15:00。講師はクレーブラットの畑直樹氏。受講料3000円、初回無料。

大人向けはコミュニケーション力アップや老化防止、キッズ向けはルールを守るなどの社会性を身に付けることをうたう。

人数が揃わないときは休講になるため、事前の問い合わせが必要。場所は近鉄またはJRの河内永和駅より徒歩2~3分。電話番号は06-6722-6516。

総合健康づくりセンター「ハリーえいわ」

シュピール'13新作情報:マタゴー

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ファミリーからゲーマーまで、幅広く展開しているフランスの出版社です。

北西航路探検北西航路探検(Expedition Northwest passage)
Y.トリグニー作、2~4人用、14歳以上、60分。2010年にネットで公開された作品を製品化したものです。
カナダ北極圏の探検中に行方を絶ったイギリスの探検家J.フランクリンの足跡をたどって1850年、探検隊が出発しました。氷の迷路と、北極の冬が立ちはだかる中、無事に帰還することはできるでしょうか。
手番には7人の乗組員を使ってアクションを行います。タイルを氷の絵柄が合うように配置し、船(海上)やそり(陸上)を移動させ、移動先でフランクリンの遺品や海峡、イヌイットや石塚を見つけます。島を完成させたり、最奥まで進んで北西航路を発見したりすると名声ポイントが入ります。
北西航路探検

オリジンオリジン(Origin)
A.マイニーニ作、2~4人用、8歳以上、45分。
人類がアフリカから地球上に広がっていきます。大中小、細中太、白茶黒のコマを盤上に配置し、移動し、交換していきます。配置(進化)は、となりにあるコマと要素(大きさ、太さ、色)が共通しているものだけを置くことができます。移動先ではカード、イノベーションタイル、獲物タイル、海峡タイルを手に入れ、新しい能力や得点になります。カードやタイルが尽きたらゲーム終了となり、最後は目標カードに書かれたとおりにコマが配置されていればボーナスが入り、合計得点の多いプレイヤーが勝ちます。
オリジン(コンポーネント)

カプチーノ(Cappuccino)
C.シャベリエ作、2人用、9歳以上、15分。
コーヒーショップのカップをかたどったコマを使ったおしゃれなアブストラクトゲーム。カップを並べたところからスタートします。自分の番には、自分の色のカップ(または自分の色のカップが一番上のスタック)をとなりのカップに重ねます。段数のより多いスタックに重ねることはできません。こうしてカップが積み重ねられていき、誰も重ねられなくなったらゲーム終了です。一番上に自分の色のカップが乗っているスタックの段数の合計で勝負します。
カプチーノ(コンポーネント)

コルト(Corto)
L.エスコフィエ&S.ポーション作、2~4人用、10歳以上、20~40分。
ボード上にカードを配置しつつ、さらにそのカードの上にコマを置いて陣取りをするゲーム。20世紀初頭のロシアを舞台に、金塊を奪い合います(アニメ映画『コルトマルテーズ 皇帝の財宝を狙え!』がテーマです)。4枚の手札から何枚でもカードを出して、カードを場に配置したり、カードの上に自分のコマを置いたり、ほかのコマを取り除いたり、移動したりします。コルトカードを出すとゲーム中に金塊の配分が起こります。金塊は、エリアごとにコマの多い人がもらえます。最後に、連結している自分のコマや、達成したクエストで金塊を受け取り、金塊の最も多い人が勝ちます。
コルト(コンポーネント)

C3KC3K(C3K - Creature Crossover Cyclades / Kemet)
J.バリオ、G.モンティアージュ、B.カタラ、L.モーブラン作、2~5人用、13歳以上、60分。
ギリシャの神々の戦争を描いた『キクラデス』と、その続編でエジプトの種族の戦争を描いた『ケメット』の拡張セット。『ケメット』のフィギュアを『キクラデス』に使うためのカードが入った「エジプトの援軍」セット、逆に『キクラデス』のフィギュアを『ケメット』で使うためのタイルが入った「ギリシャの伝説」セットが入っており、それぞれのゲームの展開をより多様にします。

タケノコ:コレクターズ・エディション(collector's version of Takenoko)
A.ボザ作、2~4人用、8歳以上、45分。
日本語版も発売されているボードゲームの豪華版。全てのコマとタイルが一回り大きくなり、庭師とパンダのコマが豪華になりました。スポンジと木箱に収納されています。通常版の4倍にもなる価格に見合うクオリティーです。
タケノコ:コレクターズ・エディション

ワンドローとカナイ製作所の作品集『プリンセスワンダー』11月2日発売

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プリンセスワンダーアークライトは11月2日、ワンドローとカナイ製作所のゲーム4タイトルを一箱に詰め込んだカードゲーム集『プリンセスワンダー』を発売する。2~4人用、10歳以上、5~40分、3990円。

ワンドローの『あやつりキングダム』(2012年)、『よくばりキングダム』(2009年)、カナイ製作所の『ラブレター』(2012年)、『ラブレター・トゥ・レディー・ラック』(未発表)、さらに伝統ゲームのイラストを一新した『乙女ごいた』が遊べる。

『あやつりキングダム』は要素の詰まったドラフトゲームで、2~3人、20~40分で遊べる。『よくばりキングダム』は二人用の変則バッティングゲームで10~20分。いずれも木皿儀隼一氏の作品だ。『ラブレター』はカナイセイジ氏の作品で、わずか16枚だけで遊べる2~4人用、5~10分の作品。日本ボードゲーム大賞のほか、今年のアラカルトカードゲーム賞で3位に選ばれた。『
ラブレター・トゥ・レディー・ラック』はその続編となる作品で、シンプルな競りゲームとなっている。3~4人用、20分。

イラストは全て描き起こしで13人のイラストレーターが参加している。また拡張セットのカードやプロモカードも入っており、各作品をすでにもっている方でも購入する価値がありそうだ。

プリンセスワンダー公式サイト

プリンセスワンダー(カード)

シュピール'13新作情報:クワインドゲームズ

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ゲーマーズゲームを美しいコンポーネントで制作しているオランダの出版社です。

アメリカンレイルズアメリカン・レイルズ(American Rails)      
T.ハリソン作、3~5人用、14歳以上、90分、5890円(ホビージャパン)、11月下旬発売予定。
運の要素はなく、交渉と競りで進めるヘックスマップの鉄道ゲーム。2009年にゲームズ・オン・ザ・ブレイン社から発売された作品のリメイクで、クワインドゲームズ社の「マスタープリントシリーズ」の10タイトル目となる作品です。
プレイヤーは投資家となり、6社ある鉄道会社の有価証券を取引し、厳格な交渉と綿密な計画の末に、保有資産を増やし、収益を上げることを目指します。7ラウンドにわたってアクションを使って都市を発展させ、鉄道会社に出資し、路線を拡充させ、株券を入手していくことで、配当を受け取り、資産を増やしていきます。ゲーム終了時に最も資産を増やしたプレイヤーこそ、鉄道王として讃えられるのです。
今日もプレイミス:アメリカン・レイルズ

ウォーロックウォーロック(Warlock)      
F.ヴァンデンボーゲルデ作、3~5人用、12歳以上、60分、5250円(ホビージャパン)、11月下旬発売予定。
恐るべき災厄が襲い、今あなたは魔法の地「ノルコビア」に漂泊する身となりました。地上への帰還を望みましたが、ノルコビアの支配者である大魔導士マルドルフは、帝国を建設するまで帰還を許すことはありません。巨人や魔法使いやノームなど魔法の存在の能力をうまく利用し、ほかのプレイヤーを妨害しつつ、自分の帝国を建設することを目指します。
魔法の種族のカードは鉱山、ダンジョン、酒場などに置くことができ、その能力をうまく使うことで、4×4枚のカードで最も巨大な帝国を築いたプレイヤーは元の世界への帰還を果たし、勝者となることができます。
こちらは完全オリジナルで、クワインドゲームズ社の「マスタープリントシリーズ」の11タイトル目となる作品です。
作者のホームページ

『ドミニオン』ドイツ語版、ハンス社からASS社へ

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ドイツでは10月1日から、『ドミニオン』ドイツ語版の販売元が、ハンス・イム・グリュック社からASS社に変更となった。ドイツでは未発売だった最新の拡張『ドミニオン:ギルド』と、基本カードセットのイラストに「闇市場」を加えた特別版が発売される。

『ドミニオン』オリジナル版の発売元であるリオグランデ社(アメリカ)は昨年6月、自社製品の販売に集中するため、他社との提携作品を絞り込むことを発表。これに伴い、ハンス社は『カルカソンヌ』の英語版ライセンスをリオグランデ社からズィーマンゲームズ社(カナダ)に切り替えた。

ハンス社とリオグランデ社はその後も販売提携について協議を行ったが「埋めがたい見解の相違」(ハンス社)があり、今年9月いっぱいで『ドミニオン』ドイツ語版ライセンスが打ち切られることになった。ハンス社が取り扱っていた分は在庫一掃セールが行われた。

ハンス社に代わって『ドミニオン』ドイツ語版を扱うことになったASS社は、『ドミニオン』を印刷しているカルタムンディ社(ベルギー)の傘下にあり、リオグランデ社の管理しやすさで選ばれたと見られる。新版のパッケージや、新たに立ち上げられたホームページにはリオグランデ社のロゴが入っており、ASS社のロゴはない。

新たに発売される特別版は、パッケージイラストをM.メンツェルのものからオリジナルに戻した。今後は、ハンス社から発売されていた製品の再版を進めるが、カードのデザインを変えないでハンス社のドイツ語版とコンパチブルにするという。

なお、日本国内ではホビージャパンが一貫して取り扱っており、今回の切り替えの直接的な影響はない。

Dominion-Welt(新たに立ち上げられたドミニオンのドイツ語公式サイト)
Spielbox-online:Die Zukunft von Dominion jetzt bei ASS Altenburger

シュピール'13新作情報:フッフ&フレンズ

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広い販売網を武器に、ゲーマーズゲームからファミリーゲームまで幅広いラインナップをもつドイツの出版社です。3タイトルが、ホビージャパンの取り扱いでまもなく一般発売されます。

マウナケアマウナ・ケア(Mauna Kea)
T.ターコカッリオ作、2~4人用、10歳以上、45分、ホビージャパン取り扱いで5250円。
『ウォルナットグローブ開拓史』や『エクリプス』などのシンプルでシステマチックな作品でファンも増えている、トウコ・ターコカッリオによる戦略性にとんだタイル配置ゲーム。
溶岩が迫り来る中、できる限り多くの住人を見つけ出し、脱出ボートまで導かなくてはなりません。適切な判断と、わずかながらな運を味方につけて、恐るべき自然災害から住人を救い出した英雄になることを目指します。
マウナケア

ドッカーン!ドッカーン!(Ka-Boom)
R.フラガ作、2~5人用、6歳以上、30分、ホビージャパン取り扱いで5250円。
順番に1人が積み木で城を建てる役となり、制限時間内にいろいろな難易度の城の中から好きなものを選んで、うまく建てたらその点数をもらいます。しかし、その城を作っている間、ほかの人はダイスの砲弾をカタパルトで飛ばして崩そうとするのです。しかも、飛ばしたダイスで『ドッカーン!』の目が出たら、机をドンッ!と叩いて揺らすこともできます。フラガの本領が発揮された尋常でないゲームです。
ドッカーン!(コンポーネント)

イグニスイグニス(Ignis)
D.ブレトン作、2人用、8歳以上、20分、ホビージャパン取り扱いで3990円。
火と水との精霊に分かれてお互いに優位を競うゲーム。火と水の精霊が拮抗する世界に、地と風の精霊を侵入させて、相手を世界から押し出します。しかし、風の精霊は地の精霊が押した時だけ世界から押し出され、地の精霊は決して世界の外に押し出されることはありません。また、同じ精霊が1列に並んでしまったら、その聖霊は世界から消えてしまい、世界もその分狭くなっていきます。はたして最後に残るのは、火か水のどちらでしょうか? 押し出して、色をそろえて、連鎖させる、考えどころいっぱいのアブストラクトゲームです。

ドイツあるある:カヤのゲーム(Typisch Deutsch - Das Kaya Spiel)
M.フェルトケッター作、2~5人用、10歳以上、45分。
ドイツのコメディアン、カヤ・ヤナールと共にドイツを旅行し、行き先の文化や言葉についてのクイズに答えます。

地獄の釜(Auf Teufel komm raus)

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「もっと欲張れ」が悪魔のささやき

地獄の釜

円安とはいえ、この値段の高さは何だろうと思ったら、重量感のある豪華なポーカーチップがついている。どうしてここまで豪華にするのかといえば、ギャンブルゲームだからである。目標点を賭けて、バーストを恐れずチップを引きまくる!

ゲームボードに描かれているのは、鋼鉄製の地獄の釜。その中には炭コマが入っている。その裏にはさまざまな数字と、悪魔マーク。自分の番には、ここから1枚ずつ引いていって、好きなところで止めてよい。ただし悪魔を引いてしまったらバーストで0点。つまりは坊主めくりである。

しかし、その前に全員で、このラウンドの最高点を賭けるというフェイズがあることでゲーム性が高まる。ほかの人の得点状況を見ながら(劣勢の人は大きく賭けてくるだろう)、いくら賭けるかを考え、手持ちのチップを出して全員同時公開。それから順番に炭を引いていく。

自分がバーストしても、賭けたチップ以上の点数を誰かが引いてくれたら賭け成功となる。賭けたチップと同額だけプラス。ところが賭けたチップが一番多い人は、成功すれば払い戻しが何と2倍! このルールのおかげでぬるい賭け方ができない。一方、賭けたチップが一番多ければ多かったで、次々と目標に届かず終わっていく仲間をはらはらしながら見ることになる。

一番かっこいいのは、一番多く賭けて、自らそれだけの炭を引くことだ。バーストせずに枚数が一番だった人と、合計が一番だった人に与えられるボーナスも総取りできる。そういうときに限って、最初の1枚目で悪魔が出てズッコケたりするものだ。規定点に達したラウンドで、チップの最も多い人が勝ち。

5人プレイで30分ほど。最初は慎重に賭けていたが、途中で冒険して高めに賭け、「100」の炭を引いて一気に儲けることができた。トップとなり、あと1回で規定点に達するところだ。そこで安全策を取り、逆転を狙うほかの人が失敗してくれれば1位という展開を狙う。最後のnagaさんの手番、場のチップはほとんどが悪魔となっていた。勝利は確実かと思われたが、nagaさんが鬼引きで「100」を引き大逆転。私は安全策が裏目に出て3位に後退。

勝敗は結局のところ引き運であるが、チップを賭けるとき、炭を引くときのスリルがたまらない。誰かが異様に高額な額を賭けたり、「100」がめくられたりするたびに大きな歓声がわき起こって盛り上がった。

Auf Teufel komm raus
T.エンゲル、S.エンゲル作/ツォッホ出版(2013年)
2~6人用/10歳以上/40分

シュピール'13新作情報:2Fシュピーレ

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緑髪の鬼才F.フリーゼが自身の作品を発表しているドイツの個人出版社です。

大家はつらいよフリードマン・フリーゼの大家はつらいよ(Frieses Wucherer)
F.フリーゼ作、2~6人用、12歳以上、40分。アークライトの日本語版が来春発売される予定です(2625円)。
アパートの大家さんが、アパートを建て、店子を募集し、ガッポリ儲けることを目指すゲーム。しかし建物はいつまでも完成しないわ、壊れるわ、おまけに問題大ありの店子がやってくるわで、思い通りにはいきません。いわくつきの店子には他の物件を紹介して出て行ってもらうか、あらゆる危険な手を使ってでも追い出し、金払いのよい、店子を住まわせましょう。でも、ほかの大家も同じことを画策していることに注意しなければなりません。
フリーゼが22歳のときに初めて制作し、アバクスシュピーレから『斡旋屋(Wucherer)』というタイトルで発売されたカードゲームのリメイクです。当時はタイトルの頭文字が「F」ではありませんでしたが、今回は「フリーゼの(Frieses)」と付けることで「F」にしました。

5本のキュウリ5本のキュウリ(Fünf Gurken)
F.フリーゼ作、2~6人用、8歳以上、25分。
最後のトリックだけ取らないようにするトリックテイキングゲーム。北欧のトランプゲーム『アグルク』を現代風にアレンジしたものです。
自分の番には、数字の大きいカードを出してトリックを取るか、パスして手札の最も小さい数字を捨てなければなりません。最後のトリックまで、数字の小さいカードをキープしておくのは難しくなります。
最後に残ったカードで7回目のトリックを取ってしまった人は、キュウリを受け取ります。1人でもてるキュウリは5本までで、それを超えてしまった人はゲームから脱落します。最後に残ったプレイヤーが勝利します。

となりの餌は美味しそうとなりの餌は美味しそう(Futterneid)
F.フリーゼ作、2~5人用、8歳以上、10分。
フリーゼのフライデープロジェクト(『暗黒の金曜日』『ロビンソン漂流記』)の最後になる作品。ゲーム会の夜、テーブルにはお菓子が並んでいます。各自がひそかに摂取カロリーを決めた後、テーブルのお菓子を取ったり、ほかの人から奪ったりしていきます。最後にカロリーを発表して、目標通りに取ることができた人が勝ちます。お皿が同梱されており、本物のお菓子を入れてほかのゲームのプレイ中にプレイすることもできます。

電力会社:オーストラリア&インド亜大陸(Funkenschlag: Australien & Indischer Subkontinent)
F.フリーゼ作、2~6人用、12歳以上、120分。
毎年恒例、電力会社の拡張マップです。オーストラリアは南東部に都市が密集しているため、全国に電力網を広げるのはコストがかかるようになっています。インドは急速に電力網を広げると停電が起こる上に、資源が限られています。

『タルギ』日本語版発売

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株式会社コザイクは本日、ドイツの2人用カードゲーム『タルギ(Targi)』日本語版を発売した。A.シュタイガー作、2人用、13歳以上、60分、2940円。

サハラ砂漠の民トゥアレグ族の男たちが塩、胡椒、ヤシを商い、カードを集め、一族の勢力を競う。『カフナの島々』『ロストシティ』など、2人用のゲームで定評のあるコスモス社(ドイツ)から発売され、昨年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされている。

ワーカープレイスメント(コマを置いて指示されたアクションを行うシステム)を用いた作品で、5×5で並べられたカードの上に交互にコマを置いてゲームは進行する。コマを置いたカードと、縦横に交点になるカードのアクションをできるところが特徴で、やりたいアクションを優先するのか、相手の邪魔を考えるのか、一手ごとに洞察力と計画性が求められる、本格派の一作である。

日本語版にあたって、パッケージイラストが秋津たいら氏がパッケージイラストを手がけ、明るい雰囲気になったところも注目だ。

グループSNE:タルギ完全日本語版
TGiW:ターギ
play:game評価コメントリスト:ターギ

アンケート:花火

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Q.75:今年のドイツ年間ゲーム大賞『花火』を・・・・・・(2013年9月)

A.所有&既プレイ 65票(35%)
B.既プレイ 37票(20%)
C.未プレイ 84票(45%)

ドイツ年間ゲーム大賞とアラカルトカードゲーム賞を受賞し、ドイツゲーム賞でも6位に入賞したカードゲーム『花火』。協力ゲーム、日本がテーマ、小箱で安価、日本語を含む多言語版が発売されていることからも興味を持った方が多いのではないかと思います。

アンケートでは遊んだことのある方が過半数に達しました。所有しており遊んだこともあるという方は3割を超えます。これは一昨年にアンケートした『世界の七不思議(7 Wonders)』と同じくらいの割合であり、広く遊ばれているといえそうです。

まだ遊んでいない方は、レビューなどご覧になってみて下さい。失敗するかもしれないというスリルと、一丸となって成功させる達成感を味わえる作品です。

10月のアンケートは「長考」についてです。ボードゲームの楽しみの1つに「考えること」がありますが、度を過ぎた長考はほかの人を退屈させてしまうものです。これについては、定期的に多様な意見が出されていますが、その前提として、不快に感じたことがあるかというところをお尋ねします。というのも、不快に感じる人がいなければ、長考は問題ではなくなるからです。3択から、最も近いものをお答え下さい。

『ゴーストハンター13 タイルゲーム』発売

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株式会社コザイクは本日、幽霊屋敷を舞台にした協力型ストーリーゲーム『ゴーストハンター13 タイルゲーム』を発売した。安田均&グループSNEデザイン、1~5人用、12歳以上、60分、3990円。

42枚のタイルを組み合わせて作られる幽霊屋敷で、「行方不明になった少女を捜索する」などのミッションを達成するゲーム。部屋タイルの山の上から1枚ずつめくって探索し、モンスターや罠などのイベントを解決したり、アイテムや手がかりを手に入れたりする。手がかりを見つけ、ラスボスを倒せば全員の勝利となる。

さまざまな特殊能力をもつキャラクターが8種類。モンスターとの戦闘は1~10の判定カードを引いて差分だけダメージを与えるシステム。また恐怖の部屋ではメンタルポイントが下がり、「発狂」すると回復するまで仲間を攻撃してしまうという仕掛けや、13のシナリオ間をつなぐレベル点という仕組みも。それでいてシナリオ、部屋タイル、カードの指示に従うだけで遊べるようにプレイアビリティーを上げた、グループSNE渾身の意欲作だ。

さらに新紀元社から、藤澤さなえ氏によるリプレイ小説『1000の部屋を持つ館』も同時発売された。A6判、256ページ、893円。こちらも併せて読みたい。

グループSNE:『ゴーストハンター13 タイルゲーム』紹介
ロール&ロールステーション秋葉原店:『ゴーストハンター13 タイルゲーム』『タルギ』体験会(10月5日)

ゴーストハンター13タイルゲーム

シュピール'13新作情報:チェコゲームズ出版

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『ツォルキン』で勢いに乗るチェコの出版社です。新作1タイトルのほかは、全て拡張セットです。

タシュカラータシュカラー:伝説のアリーナ(Tash-Kalar: Arena of Legends)
V.フヴァチル作、2~4人用、8歳以上、30~45分。
魔法の国でモンスターを召喚して戦うゲーム。ボードにコマを配置し、手札のパターンを作ったらモンスターを召喚できます。召喚されたモンスターはさまざまな特殊能力を発揮して敵軍を攻撃します。ジャイアントは隣り合うコマを破壊し、騎士は敵をすり抜け、将軍は以前に配置したコマを移動して戦わせ、魔女は敵を寝返らせます。使ったモンスターはコマとなり、次のパターンを作るのに利用します。種族ごとにデッキがあり、そのほかにドラゴンなど強力な伝説のモンスターデッキがあります。得点を競うスタンダードモードと、聴衆を喜ばせる乱戦モードの2つがあります。

タシュカラー(カード1)タシュカラー(カード2)

ツォルキン拡張ツォルキン・マヤ神聖暦:種族と預言者たち(Tzolk'in: The Mayan Calendar - Tribes & Prophecies)
S.ルキアーニ、D.タスキーニ作、2~5人用、13歳以上、30~75分。
『ツォルキン:マヤ神聖暦』の拡張セット。プレイヤーは13の種族から1つを担当し、それぞれユニークな特殊能力を使えるようになります。また13の預言者から3人が登場し、預言を満たすことができればボーナスが入ります(満たせなければペナルティーもあります)。新しい建物のほか、プレイヤーのコマセットが1人分追加となり、5人でも遊べます。
ツォルキン拡張(種族)

おかしな遺言拡張おかしな遺言:クビになりそう(Last Will: Getting Sacked)
V.スーヒィ作、2~5人用、13歳以上、30~75分。
まもなくアークライト社から日本語版が発売される『おかしな遺言』の拡張セット。お金を最初に使い果たした者に遺産を与えるというおじさんの遺言に、新たな条項が見つかりました。それは会社をクビになること。職に就いている人に遺産は与えられません。仕事カードにリストアップされたことを消化することで降格されます。こうして上司の我慢の限界を超えて、クビになることを目指すのです。そのほかに計画ボードがあり、ランダムに選ぶ計画タイルによってさまざまな展開が楽しめます。

ギャラクシートラッカー:最新モデル(Galaxy Trucker: Latest Models)
リアルタイムで宇宙船を組み立てるボードゲームの拡張セット。さまざまな方向から飛来する隕石に対応する宇宙船を作ります。

ダンジョンペッツ:闇の路地(Dungeon Petz: Dark Alleys)
モンスターのペットを飼うボードゲームの拡張セット。闇の路地から不法労働者や闇市場のペットを手に入れます。

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