2014年1月アーカイブ

ボードゲームの遊べるネットカフェ、5店舗に拡大

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すごろくゲームスポット昨年4月に、都内のネットカフェにオープンした「すごろくゲームスポット」(TGiWニュース)が、2月から新たに4店舗で実施されることになった。東京・高円寺のボードゲーム専門店「すごろくや」推薦のボードゲームが貸出料金無料で24時間遊べる。

新たにオープンするのは、アイカフェAKIBA PLACE店(東京・秋葉原)、ワイプ阪急伊丹駅前店(大阪)、自遊空間前橋国領町店(群馬)、ビッグベンカフェ日立店(茨城)。関西、関東方面に広がった。このほかに、昨年オープンした自遊空間 BIGBOX 高田馬場店を加えて、5店舗での展開となる(ワイプ立川北口駅前店は閉店)。

常備されるのはイチゴリラ、インカの黄金、お先に失礼しま~す、ガイスター、カタンの開拓者、カルカソンヌ、キング・オブ・トーキョー、キャプテン・リノ、クク21、小早川、ゲシェンク、ごきぶりポーカー、さるやま、スコットランドヤード、ディクシット、どうぶつしょうぎ、ドミニオン、ニムト、はじめての人狼、パイレーツゲーム・ビラティシモ、ヒューゴ、ブラフ、ブロックス・デュオ、ベガス、街コロ、マラケシュ、モノポリー、ラビリンス、ラミィキューブ、ワードバスケット、ワニに乗る?、ワンナイト人狼。店舗によって異なる場合がある。

また、スタートキャンペーンとして「人狼伝道の旅」と題し、ゲームライター田下広夢氏によるイベントを各店舗で実施する予定となっている。開催日時は自遊空間高田馬場店が2月15日(土)、ワイプ阪急伊丹駅前店が2月22日(土)、自遊空間前橋国領町店が3月8日(土)、いずれも午後13~17時。ビッグベンカフェ日立店は3月中旬以降で未定となっている。予約は各店舗にて。

すごろくゲームスポット

ウィナーズサークル(Winner's Circle)

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走れ走れコータロー

ウィナーズサークル

昨年来日したドイツ人ボードゲームデザイナー、R.クニツィアの競馬ゲーム。2001年にアレアから発売された『ロイヤルターフ』の豪華版である。箱が一回り大きくなり、コマの造形もリアルになった。コンポーネントだけでなく、コースが延長され、馬の種類も増えるなど、内容にも変更が加えられている。午年にちなんで家族でプレイ。

『ロイヤルターフ』では馬別にスペックがある程度決まっていたが、『ウィナーズサークル』は完全にオープンで、出走する馬をシャッフルしてランダムに決める。まずは自分が賭ける馬にチップを置くフェイズ。ほかの人と同じ馬に賭ければ、その馬はきっと早く進むだろうが、入賞しても賞金額が下がる。一方、単独で賭けるとゴールするのは難しくなるというジレンマ。賞金が2倍になるチップをどこに賭けるかも悩みどころだ。

賭け終わったらレーススタート。順番に専用ダイスを振って好きな馬を進めるわけだが、ここで馬の性能が出てくる。それぞれの馬は、ダイスが馬のマークなら何マス、ヘルメットなら何マス、鞍なら何マス、蹄なら何マスというように進める数が決まっており、ダイスは馬のマークが3つ、ヘルメット・鞍・蹄が各1つとなっている。つまりたいていは馬のマークが出るわけで、そのときに確実に進む馬(一番人気)がいいか、残りの3つの目がたまに出たとき一気に進む馬(穴馬)がいいか悩む。

一度進んだ馬は、ほかの馬が全部進むまで進めないところもポイント。どの馬も進んでいないうちは、自分の応援する馬がたくさん進むよう、またほかの人が応援する馬があまり進まないようにコントロールできるが、だんたん減ってくるにつれて進めたい馬をあまり進められなかったり、反対に進めたくない馬を泣く泣く進めたりすることも出てくる。このドラマが楽しい。

3着まで入ったらレース終了で、お楽しみの賞金支払い。賞金額はボード上に表で記載されている。これを3レース行って、賞金総額の多い人が勝つ。第3レースは賞金額が倍になるので逆転もありえる。

妻と長男の3人でプレイして45分ほど。第1レースこそ順当だったが、第2、第3レースは波乱続きだった。後方にいた馬がめったに出ない目でゴボウ抜きし、トップに踊り出るたびに盛り上がる。頑張れ! 負けるな! あと一歩だ! ああ抜かれたー! 最終レースで2倍チップを賭けた馬が入賞して、4倍の賞金を得た長男のダントツ勝利。

『ロイヤルターフ』と比べると、馬の種類がたくさんある分、色別の特色がないのがやや寂しく感じるが(「アルビノ」大好き派)、ダイナミックなレース展開になるのが楽しい。

Winner's Circle
R.クニツィア/フェイス2フェイスゲームズ(2006年)
2~6人用/10歳以上/60分
絶版・入手難

ニュルンベルク'14新作情報:ハンス・イム・グリュック

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昨年のエッセン・シュピールで発表した『ロシアンレールロード』が高い評価を集めています。ニュルンベルクではファミリーゲーム寄りの作品を発表します。

ヘリオスヘリオス(Helios)
M.カレンボーン、M.プリンツ作、2~4人用、10歳以上、60分。
タイルを配置してコマを置いていく配置ゲーム。プレイヤーは神官となって、自分の土地を開拓し、街を作り、神殿を建てて文明を繁栄させます。ギリシャ神話の太陽神ヘリオスの恩恵を受けますが、光があるところには影もあることを忘れていけません。
土地を発見して、限られた資源を確保し、その資源で神殿や住宅を作ります。神殿は建てれば建てるほどコストが上がっていきますが、それだけ貨幣や人員など、ヘリオスの恩恵が大きくなります。また、太陽が通ったタイルには収穫がもたらされますが、資源があるタイルからは資源がなくなってしまうので、上手に太陽を誘導することが大切です。太陽が神殿に止まると、得点が入ります。

カルカソンヌ:羊と丘陵地カルカソンヌ拡張:羊と丘陵地(Carcassonne: Schafe und Hügel)
K.J.ヴレーデ作、2~6人用、8歳以上。
公式では9番目となる拡張セット。『カルカソンヌ』基本セットは通算700万セット売れており、世界選手権の出場国が増えるなど、人気は世界各国に広がっています。
この拡張セットでは丘陵地とワインヤードのタイルが加わり、牧場(羊のいる草原)タイルと羊飼いコマ、さらに狼タイルが登場します。牧場タイルに羊飼いコマを配置して得点しますが、狼タイルが引かれると、羊はみな逃げ帰ってしまい、することのなくなった羊飼いも手元に戻さなければなりません。

ブルッヘ拡張:ズウィンに面した街(Brügge: Die Stadt am Zwin)
S.フェルト作、10歳以上、60分。詳細は明らかにされていません。

ドイツゲーム売上微減、クリスマス商戦で不振

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ドイツ・オーストリアのボードゲーム出版社19社の代表で構成されるボードゲーム専門グループ(Fachgruppe Spiel)は、29日から開かれるニュルンベルク国際玩具見本市を前に、昨年のボードゲーム売上を発表した。前年比で0.7%の減となり、好調時の水準4億ユーロ(560億円)を超えることができなかった。

昨年10月のエッセン・シュピールの折には、3四半期(1~9月)の売上が前年比5%増と好調であることを発表していた。そのままのペースならば4億ユーロに届くはずだったが、クリスマス商戦が特に売れなかったという。

ジャンル別ではダイスゲームとワードゲームが前年比18%増、カードゲームが10%増となっていることから、安価なものばかり売れたことが原因のようだ。特に、カードゲームの『花火』がドイツ年間ゲーム大賞を受賞したことに触れ、「この大賞作品の売上個数は、販売個数においてこれまでの大賞作品と劣っていないものの、クリスマス商戦で店頭価格がほぼ5~7ユーロだったため、例年高価格だった大賞作品と比べると、ボードゲーム業全体の売上にさほど影響を及ぼしていない」と述べている。

ただしこの結果について、本当に大事なことは非電源ゲームの売上がコンスタントに推移することであるとし、各社はニュルンベルクの新作に臨む。

Fachgruppe Spiel:Kleine, feine Spiele prägten das Umsatzgeschehen 2013

フランス年間ゲーム大賞2014ノミネート

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来月28日から開かれるカンヌ国際ボードゲーム祭に合わせて、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d'Or - Jeu de l'Année)のノミネートが発表された。この中から大賞が27日の前夜祭において発表される。

今年のフランス年間ゲーム大賞は8人の審査委員によって選ばれており、昨年は『アンドールの伝説』、一昨年は『タケノコ』、一昨年は『髑髏と薔薇』が受賞している。昨年は12タイトルがノミネートされていたが、今年は14タイトルに増え、良作が多かったことを伺わせている。日本発の『ラブレター』、韓国発の『コリョ』などが取り上げられている一方、ドイツ発は2タイトルに留まった。

カンヌ国際ボードゲーム祭は来月28日から3日間にわたって開催される。2011年に入場者17万人を記録して以来、エッセン・シュピールを上回る規模のイベントとなっている。

【アスドール・フランス年間ゲーム大賞2014ノミネート】
アウグストゥス(Augustus / ハリケーン出版)
ブリュッセル1893(Bruxelles 1893 / パールゲームズ)
コンセプト(Concept / ルポ・プロドゥクシオン)
クレージータイム(Crazy Time / イン・ルド・ヴェリタス)
クロスマスター・アリーナ(Krosmaster Arena / アンカマ)
コリョ(Koryo / ムーンスターゲームズ)
中世の建築士(Les Batisseurs / ボンビックス)
三匹のこぶた(Les Trois Petits Cochons / パープルブレインクリエーション)
ルイス・クラーク探検隊(Lewes & Clark / ルドノート)
ラブレター(Love Letter / フィロソフィア)
マスカレイド(Mascarade / ルポ・プロドゥクシオン)
マイス&ミスティクス(Mice & Mystics / フィロソフィア)
ごきぶりキッチン(Panic Cafard / ラベンスバーガー)
ゆらゆら海賊船(Riff Raff / ツォッホ)

Festival International des Jeux Cannes:As d'Or-Jeu de l'Année

マスカレイド(Mascarade)

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オレは一体誰なんだ?

マスカレイド

昨年暮れに訳出した「日本のミニマリズム」で、フランス人デザイナーのB.フェイドゥッティ氏は、「単一のメカニズムに基づいた超シンプルなゲームで、1ダースのコマやカードだけでプレイでき、禅的な美しさを強調したもの」がブームになりつつあると述べている。そこで言及されたのが、『ラブレター』と『クー』と、この作品だった。自身の作品なので手前味噌になってしまうが、『ラブレター』と同様に、手札が1枚しかないゲームである。フェイドゥッティ氏の代表作である『あやつり人形』を、さらにシンプルにしている。

目標は13金集めること。自分の番には、自分の職業を発表し、その職業の能力を使ってお金を集めていく。ただし、自分がもっている職業を正直にいう必要はない。それどころか、自分がどの職業なのかもどんどん分からなくなっていくのだ。

はじめに1枚ずつ配られる職業カードを、みんなで確認をしてからゲームスタート。手番には、自分のカードを見るか、誰かと交換するか、能力を使うかの3択である。最大のポイントは、交換を机の下で行い、交換したふりをして実際は交換しなくてもよいというルールである。ゲームスタートからの4手番は、これしかできない。そのため最初からどんどんカオスになっていく。

AさんとBさんが交換して、BさんとCさんが交換して、Cさんと自分が交換した。その後、自分の前にあるカードは、Aさん・Bさん・Cさんが前にもっていたものか、前と変わっていないかということになる。カードを見るのは、それだけで手番が終わってしまい、1周する頃には誰かと交換されているかもしれない。

能力を使うとは、例えば王様だったら銀行から3金取るとか、道化だったらほかの人同士のカードを交換するとかいったもので、カードを公開する必要はないから、どの職業を宣言してもよい。ただし、本当の職業をもっている人が名乗り出ると阻止されてしまう上に、罰金を支払う羽目になる。でも、みんなも自分の職業があやふやだから、あまり名乗り出なさそうなところに乗じて適当な職業をいってお金を取ってしまうのである。

ゲーム中にどんなことが起こるかというと、同じ職業を名乗る人が次々と出てくる。しかもそのみんなが自分の職業が何であるかはっきりと分からないため、名乗り出ることもしない。「司教です。一番お金をもっている人から2金もらいます」「私も司教です。2金もらいます。」「私も」「1人しかいないはずですが?」この3人は、カードを交換し合った仲である。お互い確認していないことを担保にして、一種の同盟を結んでいるのだ。この変な連帯感がたまらない。

8人プレイで15分ほど。私は農夫で、もう1人名乗り出てくれればもらえるお金が増えるが、誰も名乗り出てくれない。そのうち自分の手札を確認したhataさんが王様を名乗って3金を集めだす。それは本当なのか分からないまま、交換で流れていく王様。きっと自分のところに来ただろうと思っていたが、ゲームが終わって確認すると、自分の前にあったのはもう1人の農夫だった。勝者は、上記の司教同盟をうまく結んで稼いだstさん。

まだ使っていない職業もあるので、人数が多いときにまた試してみたい。

Mascarade
B.フェイドゥッティ/ルポ・プロドゥクシオン(2013年)
2~13人用/10歳以上/30分

ゲームマーケット大阪、今年も出展者100超

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3回目となるゲームマーケット大阪(3月9日、大阪マーチャンダイズマート)の出展者がホームページで発表された。一昨年の85団体、昨年の102団体からさらに増加して107団体が出展する。

出展を予定しているのはゲームストア・バネスト、ホビージャパン、グループSNE・cosaic、タンサンファブリーク、BakaFire Party、オインクゲームズ、ゲームフィールド、高天原、操られ人形館などで、昨年以上に充実した顔ぶれ。大阪のキウイゲームズ、神戸のトリックプレイといった関西のショップが参加するところも注目される。

こどもゲームコーナーを担当するのはNPOゆうもあ。事務局を大阪に置いている団体なので、スタッフも充実し、親子連れでも楽しめるイベントになるだろう。

参加者は一昨年1500名、昨年1800名と増加しており、今年は2000人の大台にのるかどうかも注目される。

ゲームマーケット2014大阪:出展ブース・ホールマップ

iOSボードゲーム大賞2013に『アグリコラ』

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英語のボードゲームサイト「Boardgamegeek」にて21日、昨年のiOSボードゲーム大賞が発表された。スタッフによる投票で金賞に選ばれたのは『アグリコラ(Agricola)』。また、アンドロイドボードゲーム大賞の金賞は『スモールワールド2(Smallworld 2)』が選ばれている。

『アグリコラ』のiOSアプリは昨年6月にプレイデック社(アメリカ)から発売された。価格が6.99ドル(約700円)と手頃なだけでなく、画面では家族コマや資源コマをドラッグして移動し、メニューでアクションを決める操作性の良さも評価された。Iデッキ、Kデッキも後にそれぞれ1.99ドル(約200円)で発売されている。日本語版はないが、日本人ユーザーも少なくない模様だ。

App Store:Agricola

『スモールワールド2』はiPad用アプリで、2010年に発売されたアプリの改良版。5人までプレイでき、オンライン対戦も可能になった。日本語でも遊べる。1,021円。

Google play:Small World 2

銀賞にはそれぞれ『パンデミック』と『ミスタージャック・ポケット』が選ばれている。

Boardgamegeek:iOS Board Games Best of 2013 Awards - Game of the Year

ニュルンベルク'14新作情報:フッフ&フレンズ

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主にファミリーゲームで頭角を現している出版社です。パズルゲームを含めて46タイトルを用意しており、ここに紹介するのはその一部です。

テラテラ(Terra)
F.フリーゼ作、2~6人用、10歳以上、45~60分。
『ファウナ』の続編で、今度は動物ではなく地理の知識を試します。バイカル湖の水深や、ロンドンタワーブリッジのオープン年、アマゾン川の長さなどを、ボード上にコマをビッドして当てます。全く分からなくても、ブラフで皆を混乱させれば勝つチャンスがあります。

クワンドクワンド(Kwando)
E.カラゲーツ&V.マース作、3~12人用、12歳以上、30分。
チーム戦で6人の有名人を誕生日順に並べます。チームのメンバーに有名人カードが配られるので、協力して情報を交換していきます。そのとき有名人の名前も、数字も言ってはいけません。急いで情報を集め、正解を導きましょう。

ファイブ・ミニッツファイブ・ミニッツ(5 Minutes)
I.デ・ファベリ作、2~5人用、8歳以上、30分。
5分間の間にできるだけたくさんの課題をこなします。デジタルタイマーで時間をはかりますが、時間を巻き戻したり、タイマーを交換したりすることもでき、時間が伸縮します。

アウト・オブ・マインアウト・オブ・マイン(Out of Mine)
M.N.アンデルセン作、2~4人用、10歳以上、20分。
ドワーフたちが鉱山の中で水晶を探します。それぞれ別々の坑道を進み、エルフのヒントに従って水晶を探します。誰かが全て見つけた時点でラウンド終了となり、それまでに集めた分が得点になります。1週間(7ラウンド)で最も多く得点したドワーフが勝ちます。

アステカアステカ(Azteka)
A.マイニーニ作、2~3人用、8歳以上、20分。
生と死がせめぎあうアブストラクトゲーム。生のプレイヤーと、死のプレイヤーが、円形のボードで陣取りを行います。手番にはコマを置くか、ボードを回すか。ボードはいくつかのエリアに分かれており、生のプレイヤーは全部のエリアにコマを置くこと、死のプレイヤーは1エリアか1サークルを埋めることが目的です。3人プレイではミイラが登場し、生と死のどちらの目的も防ぎます。

アステカ(コンポーネント)

ハラパハラパ(Xalapa)
L.ルショー作、1~6人用、8歳以上、30分。
『ウルル』の作者であるデンマーク人デザイナーのパズルゲーム。コスモス社からも『ディメンション』というパズルゲームを発表します(プレビュー)。今回の課題カードが並べられ、砂時計の制限時間内にそれらをできるだけ満たすようにコマを並べます。『ウルル』と同じ流れですが、マイボードが異なります。6×6マスになっており、そこにサボテンや鳥の絵が描いてあり、赤・青・黄の線があります。これらが複雑に絡み合い、パズルを面白くします。7ラウンドで最も得点の高い人が勝ちます。

ハラパ(コンポーネント)

フンと知略フンと知略(Mit Mist und Tücke)
A.アシュト&K.クーア作、2~4人用、5歳以上、20分。
フンコロガシの親が子どもたちのためにフンを団子状にしました。山の反対側で待つ子供たちのために、山を登って運んでいきます。頂上からはちょっと押せば転がって穴に入ります。でも草むらにはハリネズミが隠れていて、一緒に転がって遊びます。自分のフンを全て巣まで持ち帰ったら勝ちです。

ゾンビーストゾンビースト(Zombeasts)
キンジロー作、2~4人用、8歳以上、20分。
夜の闇の中で動物のゾンビ「ゾンビースト」が目を覚まします。満月になるとゾンビーストたちは登場します。一番価値の高い動物を捕まえたプレイヤーが勝利します。

フォトレオフォトレオ(Fotoleo)
D.ゴメス&J.M.アルエ作、2~4人用、5歳以上、15分。
ライオン、キリン、シマウマなど、指定された動物の写真をいち早く撮ります。見つけたらベルを押して、一番早く押した人が写真を撮ったことになります。しかし動物を見つけるのは簡単ではありません。

キツネとニワトリキツネとニワトリ(Fox & Chicken)
M.フォックス作、7~41人用、8歳以上、20分。
人狼系のパーティーゲーム。毎晩ニワトリが一匹ずつ消えていく中で、隠れたキツネを探し出します。さまざまな役職が入っています。スポケットゲームズ(イギリス)から2013年に発売された同タイトルのドイツ語版です。

ヒツジいっぱいヒツジいっぱい(Voll Schaf)
F.ロッタ作、2~4人用、7歳以上、15分。
ヒツジの群れが移動して牧場をいっぱいに埋めていきます。ヒツジコマのスタックの数だけスタックを移動し、元あったマスにコマをひとつ残します。こうして場所がどんどんなくなっていき、どのヒツジも動けなくなった人は脱落します。最後まで残った人が勝者です。ブルーオレンジゲームズ(アメリカ)から2013年に発売された『バトルシープ』のドイツ語版です。

カミサド・マックス(Kamisado MAX)
P.バーレイ作、2人用、10歳以上、20分。
自分のドラゴンタワーが相手陣地に先に入ることを目指すアブストラクトゲームのボードが、8×8マスから10×10マスに広がり、新しい移動ルールと新しいタワーが加わってより複雑になります。

カミサド・ポケット(Kamisado MAX)
P.バーレイ作、2人用、10歳以上、20分。
『カミサド』のポケットサイズ版です。

ゲームマーケット2014春、出展受付開始

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ゲームマーケット2014春ゲームマーケット事務局は21日、ゲームマーケット2014春(6月1日(日)、東京ビッグサイト)の出展募集を開始した。〆切は28日13時まで。今回より、定数を上回る場合は抽選で決められる。

東京ビッグサイトでは3回目となるゲームマーケット。前回のゲームマーケット2013秋は出展が260団体、新作の国産ボードゲームが199タイトルと記録更新、参加者も2013春と同じ5000名に膨れ上がっている。出展受付は前回まで先着順だったが、瞬く間に定数に達してしまうため、今回から抽選方式が採用された。

出展形式は一般ブース、企業ブースの2種類で、出展料はそれぞれ6300円と39900円から。オプションでイベント卓をつけることもできる。申し込み方法はゲームマーケットのホームページから参加申込フォームに記入して送付する。〆切後、事務局から通知があるので、返信に従って出展料を支払う。このほかに、カタログ原稿を3月20日まで送らなければならない。

創作ゲーム、中古ゲーム、輸入ゲーム、関連グッズ、書籍など出展するものは自由で販売もできるが、市販のトレーディングカードゲームの交換・販売・プレイ、成年向け商品の販売・プレイはできない。詳しくはホームページを参照のこと。

ゲームマーケット2014春:ご出展のみなさまへ

第2回ボードゲーム川柳大賞:結果発表!

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年明けに募集しました第2回ボードゲーム川柳大賞の選考が終わりましたので、結果を発表いたします。今回は全部で809句の応募を頂きました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

選考はMCヤンさん&MCオオハシさん(ぼどばら)、タナカマさん(テンデイズゲームズ)、ふうかさん(ふうかのボードゲーム日記)、メビウスママさん(メビウスゲームズ)、渡辺範明さん(ドロッセルマイヤーズ)、当サイト管理人おので行いました。各自、大賞としてふさわしいと思うものを10句と、個人賞として1句を選び、票数の多かったものを大賞、次いで多かったものを入賞としました。選に漏れた方にも優れた作品がたくさんあり、悩みに悩んだ末の選出となりました。

受賞者の方には順次、副賞の贈呈につきましてメールかツイッターのDMで連絡を差し上げますので、ご返信をお願いします。

大賞
 こうやって いつまで4人 揃うだろう?(伊○隆浩)

入賞
 苦手です 始まる前に ブラフうつ(RYU)
 三世代 ボードゲームで 会話増え(さささささ)
 封切って マニュアル読んで 棚に積む(たる田)
 誰だっけ? って言うときゃいつも 君の番(近藤功司)
 嘘つくの 得意ですねが 褒め言葉(Midge)

メビウスママ賞
 お父さん チューあげるから 木頂戴(たま。)

ふうか賞
 本気出し 子供に泣かれ 妻むくれ(さと)

ドロッセルマイヤーズ『HYKE』賞
 気の合わぬ はずのあいつと バッティング(mikio)

ぼどばら賞
 「ゆ」が出たら この「わ」を出して プロポーズ(ryuhei)

テンデイズゲームズ賞
 君と見る 花火、届いて この想い(やまいも)

Table Games in the World賞
 競りをしても一人(フジ)

ニュルンベルク'14新作情報:アバクスシュピーレ

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『ズーロレット』に続いて『花火』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞した出版社です。

(Han)
M.シャハト作、2~5人用、10歳以上、45分。
作者がボードゲームデザイナー活動25周年を迎えるにあたり、代表作『王と枢機卿』のリメイクである『チャイナ』を再リメイクします。舞台は中国。カードをプレイし、対応するエリアに家と公司コマを配置して、陣取りをします。各エリアでは家の数、隣接する2エリアでは行使の数で最多数を競い、さらに街道沿いにつながった家の数でも得点します。複数のエリアにまたがる主要都市もあります。ボードは「国境紛争」と「外交の道」の両面になっており、それぞれ得点が2倍になる砦、行使を追加できる市場のバリアントもあります。
漢

ブー!(Oink!)
I.コーン作、2~6人用、6歳以上、15分。
リアクションゲーム。順番にカードを中央の場に出します。そのとき、前にあったカードと同じ動物ならば、いち早くカードを叩いてその動物の鳴き声を真似します。ただしブタカードだったり、カードの合計が7になったりしたときには例外的に「ブー!」と鳴かなければなりません。カードのイラストと数字の両方を見て、正しいリアクションをすばやく行います。
ブー!

ライムリメス(Limes)
マルティンF作、1~2人用、8歳以上、20分。
エマゲームズ(オランダ)から2008年に発売されたパズルゲーム『シティーズ(Cities)』のリメイク。舞台は古代ローマとなりました。さまざまなパターンのタイルを4×4枚の枠内に配置し、コマを置いて得点します。『テイク・イット・イージー』の要領で、1人が引いたタイルと同じタイルを相手も配置します。16マスが埋まったらゲーム終了で、コマの置かれている地形によって得点が入り、合計を競います。2セット買うことで、4人までプレイできるようになります。

ロシアンレールロード(Russian Railroads)

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より遠く、より新しく

ロシアンレールロード

ゲーマーの信頼厚きハンス・イム・グリュック社(ドイツ)では、ここ数年で一番の重量級作品だという。鉄道というテーマも相まってゲーマーの注目度は高く、シュピールのスカウトアクションで1位になった。緻密な戦略性と多彩な得点パターン、ワーカープレイスメント特有の「人足りない!」「先に置かれた!」という悩ましさは、今のゲーマーの快楽ポイントを見事についてくる。

シベリア鉄道、豪華なサンクトペテルブルク線、新しいキエフ線の3つの路線に線路を引き、列車を走らせるゲーム。鉄道だけでなく、技術革新にも力を入れて、毎ラウンド入る得点を増やしていく。

ゲームの骨はワーカープレイスメントである。いろいろあるアクションスペースに、手持ちの労働者コマを置いてそのアクションを行う。前に誰かが選んだアクションは行えない。これを手持ちの労働者がなくなるまで続ける。

アクションスペースは26もあるが、大きく分けて線路敷設、列車配置、技術革新、技術者の獲得の4種類である。大きく分けて、路線を伸ばす戦略と技術革新を進める戦略があるので、別々に見ていこう。

路線を伸ばすには、線路を敷設して、そこに列車を配置することになる。線路敷設は、マイボードの3路線にある線路コマを進めることで行う。線路はただ伸ばすだけでなく、黒、灰色、茶色、象牙色、白という5種類があり、より良質の線路を延ばすことで得点が増えるようになっている。ただし、灰色は黒が通った後、茶色は灰色が通った後・・・というように、高級な線路は後から敷かなければならない。しかし1回のアクションで進められるのは1つのコマを1マスか2マスだけ。地道な作業が求められる。さらに、線路を伸ばした後にその長さを満たす列車を配置する必要がある。最初は1マスしか進めない手動式の車が1台だけ。シベリア鉄道は13マスもあり、終点までたどり着けるかは微妙なところだ。遅々として進まないのは共産主義への皮肉だろうか?

技術革新は、マイボードにある技術度のコマを進める。途中から、工場を作らないと技術度が上がらないようになっていて、しかも工場は列車タイルを裏返して使うものだから、鉄道と両立しにくい。しかし工場を作れば、得点などのさまざまな恩恵が受けられる上に、さらに技術革新を進めれば毎ラウンド高得点が入ってくるので魅力的である。

もちろんこの2つはどちらかだけでは勝てず、両方をうまく伸ばしていくのが一番強い。というのも、どちらも進めた先々でボーナスカードなどの特典がついてくるからだ。「?」と書かれたところまで列車が走るか、技術革新が進めば、何枚かあるチップから1つを選んで、強力な恩恵を受けられる。これで自分の弱点になっている要素を補強したり、戦略をスピードアップしたりできる。

技術者は、流動的なアクションスペースである。強い効果があるが、誰かが入手すると、その人だけが使えるようになる。さらにこの技術者の数によって得点が入ってくるので疎かにできない。

ゲームは7ラウンドあり、毎ラウンド最後に、マイボードの状況によって得点を入れる。第1ラウンドは5点とか6点とかいっていたのが、最終ラウンドは100点前後の得点が入ってくる成長ぶりが気持ちいい。ゲーム最後にボーナスを得て、得点の多い人が勝ち。

4人プレイで2時間。序盤は技術革新に特化したcarlさんが早々と得点をマックスにしてダブルスコア近いリード。逆転が難しいのではないかと思われたが、線路をほとんど伸ばさなかったのが後に響いた。鴉さんが工場をうまく使って路線を急速に延伸。点数の伸びがやや鈍ったcarlさんを抜いて1位となった。私は技術者でトップになったものの、序盤に技術革新を怠ったため成長が遅れ3位。

ほしいアクションをほかの人に取られることも想定して、限られたアクションでできるベストは何だろうかと考えるのはかなり頭を使う。列車が移動するわけではないので鉄道ゲーム感は薄いが、その分シビアなマネージメントにしびれた。

Russian Railroads
H.オーレイ、L.オグラー作/ハンス・イム・グリュック(2013年)
2~4人用/12歳以上/120分
メビウスゲームズ:ロシアンレールロード

ニュルンベルク'14新作情報:コスモス

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コスモス社はファミリー向けにたくさんのリリースを予定しています。

北風北風(Norderwind)
K.トイバー作、2~4人用、10歳以上、45分。
『カタンの開拓者たち』の作者による久々の新作。街は海賊の攻撃に苦しめられていました。プレイヤーは自由交易船を率いて街を助けに行きます。食料などの品物を街に届け、道中で出くわす海賊たちと戦います。大砲がなければ戦いは不利ですが、高価です。戦いに勝てば、船の装備を増やし、船員を増強できるでしょう。交易と戦闘の両方で手柄をたてた人が勝者です。

ナマケモノナマケモノ(Faulpelz)
R.ドーン作、2~4人用、8歳以上、30分。
ナマケモノ、カバ、ライオン、パンダたちが集められるのを待っています。動物によって得点が異なり、カードごとにどの動物を集めたいか決めます。取ることができるのは誰も選ばなかったものだけですので、ほかの人が選ばなさそうなものを読む必要があります。得点の高いナマケモノを集めた人が勝ちます。

アンドールの伝説:新たな勇者アンドールの伝説:新たな勇者(Die Legenden von Andor - Neue Helden)
M.メンツェル作、2~6人用、10歳以上、60~90分。
昨年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞受賞作で日本語版も発売されているファンタジーアドベンチャーゲームが、6人まで遊べるようになります。4人の勇者が入っており、好きなものを選んで加えます。基本セットと、すでに発売されている拡張セット『星の盾』に加える事ができます。4人以下でプレイする場合でも、この拡張セットの中から選んで違った展開を楽しむことができます。

ディメンジョンディメンジョン(Dimension)
L.ルショー作、1~4人用、8歳以上、30分。
『ウルル』に続いて2作目となるデンマーク人デザイナーの作品。ボールを組み合わせるパズルゲームです。毎ラウンド6つの課題が出され、その課題に沿ってボールを上、下、横に組み合わせます。ある色とある色が隣接してはいけないなどといったルールがあり、容易ではありません。早さだけでなく、より条件をたくさん達成した人が勝ちます。

むかつく袋むかつく袋(Blöder Sack)
R.ツァ・リンデ作、2~4人用、8歳以上、25分。
5つの袋をサイコロで奪い合うダイスゲーム。袋ごとにサイコロで最多数を取った人が獲得できます。しかし袋は早く取られてしまうこともあります。思い切りの良さとサイコロ運で高い袋を狙いましょう。ほかのプレイヤーに盗まれないように気をつけて。S.ドラと組むことが多いリンデがソロで発表するのは11年ぶりとなります。

ガーデンズガーデンズ(Gardens)
P.リストセラ作、2~4人用、8歳以上、45分。
『1、2、3で見つけてね!』の作者であるスペイン人デザイナーの作品。2008年に『フラワーズ』というタイトルで発表されていたものがメジャーデビューしました。同じ畑をみんなで耕し、花を植えます。タイルを置くにつれて畑が広がり、より多くの区画に花を植えられるようになります。2人の庭師を使って、好きな花を上手に植え、畑の陣取りを制した人が勝ちます。

笑ってはいけない笑ってはいけない:うんち屋(NichtLustig - Fäkalini)
M.リーネック作、2~4人用、10歳以上、20分。
ドイツのアニメを元にしたゲームシリーズの新作。うんち屋とは、熟練のトイレ配管工であり、魔術師でもあります。トイレのつまりを直した後に、お客さんに手品を披露します。サイコロを振って、ひどいタイルを押し付け、よいタイルを取り合います。

稲妻のもの稲妻のもの(Blitzdings)
A.インズ作、3~6人用、10歳以上、20分。
『ジャングルスピード』系のリアクションゲーム。順番にカードをめくっていって、ほかの誰かと同じシンボルだったら、相手のカードに書かれたお題をすばやく言います。「スポーツ」と書かれていたらサッカー、「乗り物」と書かれていたら鉄道などと言わなければなりません。2010年に『アノミア(Anomia)』というタイトルで発売されたゲームのドイツ語版です。

アイ・ノウアイ・ノウ(Eye Know)
P.ベルトン&G.シンクレア作、2~8人用、12歳以上、45分。
政治家、名所、動物、ブランドなどの写真カードを選んで、その写真に関連したトリビアクイズに答えます。イエス・ノー、選択式、フリー回答が選べ、正解したときにもらえるポーカーチップが異なります。また、回答権を競りにかけてほかのプレイヤーに渡すこともできます。iPhoneアプリを使うこともでき、写真を見分けるのに要した時間によってもらえるチップが変わります。2007年に同じタイトルで発売され、メンサ賞にも選ばれた作品のドイツ語版です。

このほかにドイツのテレビ番組『クレイジーキャット』をもとにしたミニゲームが5タイトル発売されます。

日経流通新聞でゴキブリゲーム特集

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1月13日発行の日経流通新聞(日経MJ)に、ボードゲームの記事「ゴキブリ、ゲームで繁殖」が掲載された。『ごきぶりポーカー』を『ごきぶりキッチン』を中心に、子供たちにウケている様子が報じられている。

日経流通新聞でボードゲームが取り上げられるのは、2007年の「波瀾盤上ボードゲーム」以来7年ぶり。前回は輸入ゲームを楽しむ人が増えているという記事だったが、今回はゴキブリをテーマにした作品に絞り込んだ。

昆虫の「嫌われ者」代表格、ゴキブリがテーブルゲームの題材として人気だ。ドイツ生まれの商品が続々と日本で「繁殖」。ボードゲームでは実物さながらのリアルな動きを見せる玩具が、とりわけ子供に受けている。カードゲームでは駆け引きの妙が支持されている。

記事は、東京・昭島の「親と子の自由空間ほっと」で『ごきぶりキッチン』を遊ぶ様子から始まる。ドライマギア社のごきぶりシリーズが次々と日本に輸入されていることに触れ、その元祖として『ごきぶりポーカー』を紹介。東京・高円寺のボードゲーム専門店すごろくやで記者が実際に遊んでみているほか、ゲームをチャート式で説明する。

日本ではまず取り上げられないゴキブリが、ドイツでゲームの題材になる疑問について、草場純氏や能勢良太氏がコメントしている。当サイトの管理人も、関連するコメントが掲載された。

ボードゲーム、ドイツゲームという大枠から踏み込んで、テーマを絞った記事が掲載されたことは、ボードゲームの認知度が以前よりも高まっていると見ることもできるだろう。

テーブルゲームほわっとぷれいを訪問

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ほわっとぷれい(看板)お店に入ると辺り一面のボードゲームに圧倒される。新旧あわせて1600タイトルもあり、さらに増えている。2011年11月に開店(そのときのニュース)した「テーブルゲームほわっとぷれい」を訪れ、このコレクションの持ち主、みゃおんこと天野めぐみさんにお話を伺った。

1600タイトルもあると、どれを遊んだらいいか目移りしてしまうのではないか。そんな心配は無用である。天野さんがコーディネートして、あなたにぴったりのボードゲームを選んでくれる。まずアンケートで、好みや経験、得意不得意を把握した上で見繕う。お勧めするゲームは千差万別。1600タイトルもあって、稼働していないものは少ないという。

ほわっとぷれい(天野さん)

ドイツゲームのサイズに合わせた特注のゲーム棚をよく見ると、箱に色のついたリボンがついている。ピンクは初心者、ブルーは中級、イエローは上級、オレンジはパズル・アブストラクト。「つまづく部分があるのは理解できますし、初めての楽しさも大事にしたいので、うまく段階を踏んで楽しんでもらいたいです」と天野さん。新作は休日にテストプレイしておき、難しいゲームはリファレンスを用意する。

3人の店員がいて、お一人様でもOK。もちろんルール説明もしてもらえる。ゲームが終わったら簡単な感想を書いておくと、次回来たときにはさらにぴったりのゲームが待っている。ひとりひとりのプレイログがお店のPCに記録されているのだ。まさに至れり尽くせり。

ボードゲームコレクションは天野さんが都内にいたころ、文芸サークルの同人仲間で遊ぶうちに増えていった。名古屋に移ってから、ハートビートカフェという喫茶店にたまたま立ち寄った息子さんが、マスターから「店内にゲームを置きたい」ともちかけられたのが開店のきっかけ。天野さんのコレクションを内緒で持ち込み、お店にボードゲームが置かれるようになった。これが天野さんの知るところとなり、月1回のおためしゲーム会を経て、「一緒にお店をやりましょうか」ということで開店。1階のハートビートカフェは飲食して、2階のほわっとぷれいで遊ぶというコンセプトだった。

残念ながらハートビートカフェはその後1年も経たずに閉店してしまったが、今はカレーうどんのお店になっている1階から興味をもって立ち寄るお客さんもいるという。ダーツバーやプールバーだと思って来るお客さんもいるそうで、ボードゲームの認知度の低さを物語る。

訪れるのはファミリー層や、30~40代の個人・グループが多いという。最大で6卓、30人ほど遊べる店内が満杯になることも。「ボードゲームを使って、大人も子どもも一緒に遊べるコミュニティーを作りたい」という天野さんの夢は叶いつつある。

テーブルゲームほわっとぷれい
愛知県名古屋市中村区畑江通7丁目8−1
東山線岩塚駅(名古屋駅から9分)徒歩約7分。駐車場あり
14:00~21:00/火・水休
電話:052-414-4666
E-mail:what_play@nifty.com

ほわっとぷれい(プレイ卓)

ニュルンベルク'14新作情報:アレア

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ブラント夫妻の『サンマロ』、S.フェルトの『ボラボラ』と、硬軟どちらの作品も発表しています。今回は珍しくリメイクと、単品の拡張を発表します。

プエルトリコ2014年版プエルトリコ2014年版(Puerto Rico: Neuauflage 2014)
A.ザイファルト作、2~5人用、12歳以上、90~150分。
2002年に発売され、国際的に高い評価を得ているゲーマーズゲームの第2版です。新しいアレア番号「16」が付けられましたので、新作扱いとなっています。拡張の建物、『アレアの宝箱』に収録されていた貴族の拡張、2人用ルールが入っています。金属コインを入れず、価格は抑えめにしてあり、2011年に発売された豪華版と初版の間といえるでしょう。

ベガス・ライト(Las Vegas Lights)
R.ドーン作、2~8人用。
2012年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされ、メビウスゲームズから日本語版が発売されているダイスゲームに、拡張セットが登場します。5人までだったプレイ人数を増やすダイスセット、ほかのプレイヤーのダイスを取り除く灰色ダイス、ダイス2つ分になるビッグダイス、1人用ルール、アクションカード、スペシャルカード、同じ目は置けなくなる7番目のカジノなどが入っており、好きな組み合わせで拡張することができます。

ゲームストア・バネストを訪問

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名古屋駅から地下鉄を乗り継いで20分、黒川駅から徒歩10分。名古屋城から3kmほどの市街地の中に、ゲームストア・バネストがある。独自輸入も手がけるボードゲーム専門店として15年。新旧作問わず年間1000タイトルほどを扱う。ほかでは手に入らないゲームと圧倒的な品揃えで、名古屋周辺だけでなく全国の愛好者にその存在感を示してきた。名古屋ボードゲームフリーマーケットの前日、訪問して中野将之店長にお話をお聞きした。

ゲームストア・バネスト:店舗

次の日、名古屋テレビの取材でお笑い芸人のロバートがやってくるというので少し模様替えしたという店内。以前は倉庫のような感じだったが、広々として店内で遊べるようにもなっていた。通販も多いが、地元の愛好者や出張などで名古屋に来た愛好者が立ち寄り、土日は店内がいっぱいになることもあるという。近年目立つのがファミリーやカップルの来訪で、「名古屋 ボードゲーム」で検索して見つけるのだそうだ。

中野店長は開店時から、スポーツショップをイメージしていた(店長は大の自転車レース好きである)。スポーツショップでは、初心者にいきなりハイスペックなものを勧めることはない。負荷を考え、人に合わせて徐々にグレードアップしていく。同様に、訪れた人の経験に合わせて、ぴったりのボードゲームをコーディネートし、慣れてきたら、徐々に難しめへと変えていく。初めてのカップルには『ガイスター』や『バックギャモン』、ファミリーには『カルカソンヌ』や『ドミニオン』を勧めることが多いというが、もちろん訪れた人の話をしっかり聞いた上でのことだ。下調べしないで気軽に買いにいけるのが実店舗のメリットである。

そんなふうにして地道に営業してきたが、一昨年は他店による価格破壊や、開発の甘い同人作品の増加、「ボードゲームはおしゃれであるべきか」論争などがあって悩んだ時期もあった。しかし1年経って、「オレはオレだ」と思い直す。ボードゲームに興味をもつ人をサポートし、趣味に対してちゃんとアプローチできる店を目指す。そんな決意を新たにしたという。自らもゲーマーである中野店長の逡巡には、かえって信頼感がもてる。

開店15周年を迎える今年、懇意にしている出版社dVジョーキ(イタリア)と、通販専門店ジョイゲームズ(東京)、日本の出版社コザイク(神戸)の協力を得て、初めてオリジナル作品をリリースすることにしている。『80日間世界一周』をテーマにした旅行ゲームで、早ければ3月のゲームマーケット大阪で試作品を発表できる見込みだ。昨年のシュピールではズィーマンゲームズ(カナダ)のZ.シュレーシンガー氏と会談し、情報交換してきたという中野店長。国際的にも知られるボードゲームの目利きのお店は、今日も名古屋で元気に営業中だ。

ゲームストア・バネスト
〒462-0058 愛知県名古屋市北区西志賀町4−15
電話:052-910-0025
営業時間:平日12:00-21:00、土日祝12:00-18:00、木休
ホームページ:http://banesto.shop6.makeshop.jp/
同行したふうかさんのレポート

ゲームストア・バネスト(中野店長)

ボードゲームの作り方講座、2月2日お台場にて

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ドロッセルマイヤーズは2月2日(日)、東京・お台場の東京カルチャーカルチャーにて、ボードゲームの作り方講座「ドロッセルマイヤーズ ワークショップFINAL」を開催する。前売券はイープラスにて2500円、当日券+500円。

みんなで短時間でボードゲームを作るワークショップを12回開催してきたドロッセルマイヤーズが提供する講座。今回初めて、講義形式で行われる。スクウェア・エニックスからボードゲーム界に身を転じた渡辺範明氏と、奥さんで西洋貴族文化研究家の真城七子氏が、「そもそもゲームとは何か」「ボードゲームとデジタルゲームの違い」から、実際にボードゲームを作るにあたってのテーマの選び方、ゲームシステムの考え方、ゲームにおける「世界観」の役割、「遊戯」と「ゲーム」の関係性などを3時間にわたって語り尽くす。

ボードゲームデザインの経験がある方から、一般愛好者まで、幅広く楽しめるような話になる。ワークショップの締めくくりとなるイベント、これまでのワークショップに参加したことがない方も歓迎だという。

チケットのお求めは下記リンクから。

イープラス:ドロッセルマイヤーズ ワークショップFINAL

ニュルンベルク'14新作情報:ドライマギア

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昨年『お姫様を助けるのは誰だ』でドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞したキッズ向けのレーベルです。『ごきぶりポーカー』に始まるゴキブリシリーズと、変わったコンポーネントのゲームを発表します。

ゴキブリのダンスゴキブリのダンス(Kakerlakentanz)
J.ゼメ作、2~6人用、6歳以上、10~20分。
ドライマギア社が得意とするゴキブリシリーズの最新作。自分の山札をめくって、指示されたアクションを行い、そのアクション名を言います。アクションは立ち上がる、鼻をつまむ、はばたく、指を回すの4種類。ただし、ほかのプレイヤーの前に同じアクションがあれば、そのアクションを行ってはいけません。さらに、タブーカードで禁止されることもあります。間違ったら全員からカードを受け取り、自分の山札に入れなければいけません。最初に自分の山札をなくした人の勝ちです。

オバケのタマゴオバケのたまご(Geisterei)
G.ホフマン作、2~4人用、5歳以上、15分。
オバケがタマゴを自分の巣に持ち帰るアクションゲーム。タマゴは魔法のマントに包んで、落とさないように運ばなければなりません。ボードまで3~4メートルの地点からマントに包んでタマゴをもち、ダイス目で指示された方法で運びます。運び方は爪先立ち、ひざ曲げ、頭の上、足の下をくぐる、走る、またぐの6種類。無事にタマゴをボード上まで運んだら、9つの穴にうまく落とすとそこにあるチップをもらえます。6枚先に集めた人が勝ちます。
オバケのタマゴ(コンポーネント)

第1回名古屋ボードゲームフリーマーケット、参加者400名

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1月11日(土)、ウィンクあいち(名古屋駅徒歩5分)にて、第1回名古屋ボードゲームフリーマーケットが開催され、約400名の来場者で賑わった。

昨年は福井、大阪、新潟、東京で行われ、今年も札幌で行われている中古ゲーム中心の即売会。入場料は無料で入場券なども発行されないため、何人の来場者があるかは蓋を開けてみないと分からない。今回の名古屋では、後援の「テーブルゲームほわっとぷれい」が提供した資金の範囲内で一番大きい会場を予約したという。結果的に混雑しすぎず、閑散ともしない広さとなった。

名古屋ボードゲームフリーマーケット:会場の様子

主催者を悩ませる(行列が禁止されているところが多い)開場前の来場者もほとんどなく、10時半の開場はスムーズに行われた。参加者は整然と入場したが、中古ゲームに人が集まり、うず高く積まれた中古ゲームが飛ぶように売れていった。1時間ほどで完売するところも。確かに一点ものばかりである上に、お値段も新品と比べると手頃とあれば、買い逃すまいと血眼になるのは必定だろう。

中古だけではなく、ショップや同人も売れ行きがよかったようだ。東京のフリーマーケットでは同人が苦戦したこともあって、少なめに用意したところ、想像よりよく売れたという声を何人かから聞いた。ゲームマーケットに参加したことのない地元の愛好者が手にとったものと見られる。全体的にカップルやファミリー層が目立っていた。

アバンさんのサムネイル画像また出展者・来場者が、名古屋近辺にとどまらなかったことも成功につながった。これは実行委員長のアバンさん(ポッドキャスト「フランとアバンの仲間たち」、写真)の人脈によるところが大きい。東京・高円寺のすごろくや、プレイスペース広島、千葉のYbYゲームズ、京都のタンサンファブリークなどが出展。関西から参加した参加者によると、ざっと見た感じで来場者の2割が関西勢なのではないかという。名古屋の地の利を最大限に活かしたといえるだろう。ポッドキャストで聞くアバンさんの笑い声は心を楽しくさせるが、リアルな笑顔も和む。

地元名古屋の同人サークルやショップも大活躍。交通費や運送費がほとんどかからないところが大きなメリットである。

名古屋ボードゲームフリーマーケット:プロダクトアーツプロダクトアーツ
世界水準のボードゲーム製作に挑んでいる坂上卓史さん。持ち込んだ『COMPANY: BOCG』は売り切れ、最新作『BIRTH』、準新作『AKINDO』も売れ行きが好調とのこと。昨年のコミケでデザインを担当した『管コレ(真空管ドールコレクション)カードゲーム』は展示のみだったが注目されていた。

鍋野企画
『王様のマカロン』で鮮烈なゲームマーケットデビューを飾った同人サークル。昨年の秋のゲームマーケットで発売した『犯人は踊る』と、このイベントに合わせて特注で製作した人狼コインを頒布。人狼コインは、財布に入れておいて気軽に遊べるスグレモノだ。ご夫婦と2人のお子さんでの参加。

名古屋ボードゲームフリーマーケット:鍋野企画

みさき工房
ゲームマーケットの常連となっている同人サークル。当サイトの通算ベスト10では8位にランクインしている。最新作の『ラクールコロシアム』など、いくつか持ち込んだ作品は次々と売り切れ。「もっと持ってきてもよかったかも。」木製コマセットも頒布していた。

ゲームストア・バネスト
名古屋のボードゲームシーンを牽引してきたボードゲーム専門店。今年開店15周年を迎える。店長の中野さんが大張り切りで、ワゴンセールなどが好調で飛ぶように売れていた。前日にお店を訪問してインタビューしてきたので、後日報告する予定。

名古屋ボードゲームフリーマーケット:ゲームストア・バネスト名古屋ボードゲームフリーマーケット:みさき工房

ボードゲーム共和国
豊橋でボードゲームの普及を進めている会社。11名の社員を擁し、イベントや学童保育などへの出張ボードゲーム会を行っている。全国的にも珍しい活動なので、今後注目していきたい。
ボードゲーム共和国

午後からは売り切れた中古販売ブースなどを利用してフリープレイが行われていた。名古屋の愛好者が交流できたことが最大の収穫で、ここでのつながりをもとにして、名古屋のボードゲームシーンがさらに盛り上がっていくだろう。たいへんな盛況に、第2回の開催もほぼ決定したようである。

第1回名古屋ボードゲームフリーマーケット

ホビージャパン、2013年の販売数ランキングを発表

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ホビージャパンは、昨年の販売数ランキングを発表した。2年連続で1位だった『ドミニオン』を抜いて、『ドブル』が1位となっている。

10位中に一昨年は5タイトル、昨年は6タイトルを占めた『ドミニオン』シリーズは、基本セット、ギルド、陰謀の3タイトルにとどまり、新作では『レジスタンス・アヴァロン』『パンデミック・新たなる試練』『花火』がランクイン。ほかには人狼ブームの影響で『ワーウルブズ・オブ・ミラーズ・ホロウ』が3位となっているところが注目される。

ホビージャパンによれば、『ドミニオン』の販売数は1位だった昨年と同規模だったが、『ドブル』がそれを上回る販売になっていたという。全体的にも販売数は増えており、新規層が増加していると分析する。

ホビージャパンゲームブログ:ホビージャパン扱いゲーム・2013年ランキング発表!

ニュルンベルク'14新作情報:シュミットシュピーレ

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『クワークル』で大賞を受賞。ライトなファミリー路線を続ける出版社です。日本発のカードゲームを発売します。

パレードパレード(Parade)
ホンマナオキ作、2~6人用、10歳以上、20分。
2007年のゲームマーケットで骨折ゲームズから発売された同人ゲームがついにドイツ語版になりました。一列にカードを出していきますが、並んでいる枚数より出した数字が小さいと、何枚か引き取らなければなりません。引き取ったカードは失点になりますが、同じ色をほかの人よりたくさん集めると失点が少なくなります。今回のシュミット版(独英仏伊ルール同梱)では、『不思議の国のアリス』のテーマがなくなり、代わって何枚目かひと目で分かるスケールが入っています。『パレード』は昨年、ズィーマンゲームズ(アメリカ)から英語版も再版されています。

ラリーラリー(Larry)
R.ホフシュテッター作、2~8人用、8歳以上、20分。
1枚ずつカードを出して、その数字を合計していくブラフゲーム。カードは裏向きに出しますので、嘘をついてもかまいません。でもチャレンジされたら、それまで出たカードを表にして、合計を数えます。嘘がバレたり、チャレンジした相手が嘘をついていなかったらカードを引かなければなりません。カードは-2から7までありますが、合計は7までしか言ってはいけないというルールにより、嘘をつかなければならなくなっていきます。そんなときはリバースやドロー2などでしのぎましょう。ほかに、カードを表にして出させるカードや、嘘も本当になるラリーカードなどがあります。

スカルキングスカルキング(Skull King)
B.ベック作、3~6人用、8歳以上、30分。
宣言した数だけトリックを取るタイプのトリックテイキングゲーム。第1ラウンドは1枚、第2ラウンドは2枚・・・第10ラウンドは10枚でトリックテイキングを行います。手札を見て、何トリック取れそうか宣言した後にプレイして、当たっていれば得点、外れれば失点となります。通常の数字カードのほかに、海賊、人魚、スカルキングなどの切り札がありますが、切り札同士の強弱があるので必ず取れるわけではありません。また、トリックを取らなくてすむ「エスケープカード」もあり、これらを使って自分の目標を達成したり、ほかのプレイヤーの邪魔をしたりします。

ビッグディールビッグディール(Big Deal)
B.ベック作、2~6人用、8歳以上、20分。
ヨットやマイホームや切手コレクションを集めて金持ちになることを目指します。手番には、手札からペアを出して自分の財産とします。ジョーカーを組み合わせることもできますし、捨て札とペアを作って取ることもできます。ほかのプレイヤーの財産に対して対応するカードを出せば、盗むこともできます。ただし相手もカードを出してくると対決になり、カードを出せなくなったほうが負けてしまいます。数ラウンド行い、財産の合計が100万ドルになった人の勝ちです。

『ウィ・ウィル・ロック・ユー』『スピーチ』多言語版、2月中旬発売

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ホビージャパンは2月中旬、カクテルゲームズ(フランス)のパーティー向けカードゲーム『ウィ・ウィル・ロック・ユー(We Will Rock You)』と『スピーチ(Speech)』を、日本語を含む多言語版で発売する。どちらもルール説明をほとんど必要とせず、多人数にも対応しているため、ゲーム会以外でも幅広く楽しめる作品だ。価格はともに1,680円。

ウィ・ウィル・ロック・ユー多言語版『ウィ・ウィル・ロック・ユー』は、イギリスの伝説的ロックバンド「クイーン」の名曲をもとにしたゲーム。リズムに乗って、膝や手を叩きながらプレイする。指示された通りのジェスチャーを間違えないように連続して行うが、テンポが上がってくるとどんどん難しくなっていく。間違ったら受け取るボールカード(ペナルティカード)には意地悪な効果があり、ゲームはさらにカオスに。受け取ったボールカードの枚数が少ないプレイヤーが勝利する。G.エクータン作、4~12人用、8歳以上、20分。国内では『リズム&ボール』という邦題で流通していたこともある。

TGiW:リズム&ボール
play:game評価コメントリスト:リズム&ボール

スピーチ多言語版『スピーチ』はイラストを使って即興で話を作り上げるコミュニケーション系のパーティゲーム。与えられた枚数のイラストカードを使って即興で話を作り、左隣のプレイヤーとバトルする。ストーリー、もっといい話、質問と回答、ディベートの4種類のモードがあり、ほかのプレイヤーがその勝敗や点数を審査する。チーム戦で楽しむこともできる。突拍子もないイラストの無茶ぶりに四苦八苦しながら話を作り上げる、即興性と感受性の高さが求められる作品だ。F.ブルーズ&Y.ヒルシュフェルト作 3~12人用、8歳以上、15分。

TGiW:スピーチ

第2回ボードゲーム川柳大賞、応募明日まで

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年明けから行われている第2回ボードゲーム川柳大賞の応募が、明日までとなっています。すでにたくさんの応募が寄せられていますが、まだの方はお忘れなく。1人何通でも応募できますので、すでに応募なさった方もどうぞ。

応募方法は3通り。
Twitter:ハッシュタグ「#第2回ボードゲーム川柳大賞」をつけてつぶやく
当サイトの専用フォーム:こちらに記入して送信
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いずれもTwitterアカウント、メールアドレスなど、連絡先をご記入下さい。

選者には、現在のところタナカマさん(テンデイズゲームズ)、渡辺範明さん(ドロッセルマイヤーズ)、MCヤンさん&MCオオハシさん(ぼどばら)、メビウスママさん(メビウスゲームズ)にお引き受け頂いております。賞品提供のお申し出も頂きました。お楽しみに!

メビウスゲームズ、昨年の販売数ベスト20を発表

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水道橋のボードゲーム専門店・卸のメビウスゲームズは、2013年の販売数トップ20を発表した。1位は4年連続で『ワードバスケット』、2位以下には『ニムト』『ごきぶりポーカー』『ぴっぐテン』『カルカソンヌ』など不動の常連が並んだ。新作で最上位だったのは『チャオチャオ』の11位。

4年連続となる『ワードバスケット』は早い者勝ちで言葉を言ってカードを出すリアルタイムしりとりカードゲーム。昨年11月にVS嵐で取り上げられたり、12月のリトルエッセンで10周年記念版が発売されるなど、話題に事欠かなかった。2~8人用、10歳以上(簡易ルールで6歳以上)、10分、1500円。

新作の最上位となった『チャオチャオ』はサイコロの目で嘘をついてコマを進めるすごろく。8月、16年ぶりに新版が発売となった。もう1タイトル、新作でランクインしたのはR.クニツィア作の国産オリジナルゲーム『京都』。昨年の新作最上位だった『いかさまゴキブリ』で12位から15位に、15位だった『ベガス』は圏外へと転落。不動の定番に入り込むのは難しい状況だ。

20位以内のほとんどは1000~2000円台で、3000円を超えるものは『カルカソンヌ』のみとなった。日本語版になっているものも18タイトルを占める。これらの作品はどれを取っても安心して遊べる作品揃いといえるだろう。

メビウスおやじ:2013年メビウスゲーム販売数ベスト20

I was game、『メイガスホールデム』ダウンロード販売

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同人サークルのI was gameは、昨秋のゲームマーケットで発表した『メイガスホールデム』のダウンロード販売を開始した。PDFファイルを印刷して切り抜いて遊ぶ。5~8人用、30分、500円。

『ダンジョンオブマンダム』に続く作品として発表されたカードゲーム。各自手札2枚と、徐々に公開されていく場札2枚の計4枚から3枚を使い、誰よりも強い役を作ることを目指す。弱い手札でもブラフによって相手を降ろし、強い手札ならば相手をうまく勝負にのせて、所持金を多く稼いだプレイヤーが勝利する。

元となった『テキサスホールデム』と異なり、カード枚数が少ないミニマリズムが特徴で、その代わりに特殊能力をもつ魔術師カードも入って展開を多様にしている。当サイトの新作評価アンケートでは14位。

購入・ダウンロードは下記サイトから。

メイガスホールデム ダウンロード版

お正月の全国各紙に同人ボードゲーム特集

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元旦から5日にかけて、徳島新聞、静岡新聞、西日本新聞、デイリー東北別冊、河北新報などの全国各紙に、ボードゲーム特集が掲載された。「飛び出せ!日本発ボードゲーム」という見出しで、ゲームマーケットから盛り上がる同人ゲームの世界展開を取り上げている。

共同通信の配信による記事。カナイセイジ氏の『ラブレター』がエッセン・シュピールで注目されたことや、すごろくやがオススメするボードゲームの選び方が紹介されている。ドイツのゲーム事情の小見出しや、ボードゲームの歴史、ゲームマーケット来場者数の推移、運と実力のパラメータによるボードゲームリスト、ボードゲーム用語、世界デビューした新作ゲーム、目指せゲームデザイナーなどと盛りだくさん。

紙面では『ラブレター』のほか、『ワンナイト人狼』『ひもサバンナ』『トレインズ』『すしドラ!』『ナナホシ』『赤ずきんは眠らない』『街コロ』などの大手メーカーでない作品が並ぶ。国産大手のボードゲームが紹介されることが多いこの時期、 こういった作品群にスポットライトが当てられるのは珍しい。

記事本文は西日本新聞のウェブサイトで読むことができる。

西日本新聞:日本製ボードゲーム 海外で注目 「向かい合っての対戦が、楽しい」

クラウドファンディングで同人再版プロジェクト、目標達成

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クラウドファンディング「キャンプファイヤー」で1月7日が期限となっていた同人ゲーム『オトーリバース』の再版プロジェクトが、期限を待たずに目標金額30万円を達成した。3月9日のゲームマーケット大阪に向けて製作が開始される。

『オトーリバース』は、つぶれないようにぎりぎりまで酒を飲むカードゲーム。酒カードをめくっていって、酒カードに書かれたアルコール度数が限度量を超えたら「リバース」してしまう。昨年秋のゲームマーケットで発表後完売となり、当サイトの人気投票で4位という高い評価を得ている。

キャンプファイヤーでの資金募集は先月18日から行われ、20日という短い期間だったが、1月3日に目標金額30万円を達成。最終的に112名が、500円から1万円で合計41万円の資金提供に応じた。2000円以上の資金提供者には、その金額に応じて『オトーリバース』製品などが郵送される。

クラウドファンディングを利用したボードゲームの製作は日本ではほとんど例がなかったが、これによって評価の高い作品を発表したものの資金の都合で再版できないでいるサークルに新しい道が開けそうだ。

Campfire:最悪の宴「オトーリバース」カードゲーム再販プロジェクト

ニュルンベルク'14新作情報:アミーゴ

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ニュルンベルク国際玩具見本市(Spielwarenmesse Nürnberg)は、毎年2月にドイツで開かれるおもちゃショーです。ボードゲームの分野では、大手出版社がファミリー向けの新作を発表します。今年は1月29日(水)から2月3日(火)まで、6日間にわたって開催されます。10月のエッセン・シュピールとは違って業者限定の催しで、一般の愛好者は入場できません。

当サイトでは、ここで発表される予定の新作を、出版社ごとに紹介します。邦題は直訳で、日本で発売されるときには別のタイトルになる可能性があります。

レミングレミング(Lemminge)
S.ブリースデール作、2~5人用、8歳以上、30分。
レミングたちが真っ先に湖に飛び込もうとレースを繰り広げます。コースには5つの地形があり、地形カードを出して自分のレミングを進めます。手札から出した地形カードの数字が、場札にある同じ地形カードの数字以下ならば、手札と場札の合計だけ進めます。出したカードが場札より大きければ、その数だけ進めるだけでなく、ボーナスタイルを好きなところに置くことができます。レミングは、草原と、出した地形カードの地形しか進めないので、ほかの人がボーナスタイルを置いたところは通りにくくなります。妨害を乗り越えて最初にゴールしたレミングが勝ちます。
レミング(コンポーネント)

ニムト20周年記念版ニムト20周年記念版(6 nimmt! Jubiläumsausgabe)
W.クラマー作、2~10人用、10歳以上、45分。
1994年に発売されたロングセラーのカードゲームが、20周年を迎えます。アミーゴ社によれば、2013年末の時点で270万セット(うち外国は70万セット)販売されているとのことです。10周年版は缶入りで発売されましたが、今回は追加で10枚のジョーカーカードが入っています。
ジョーカーカードは0.0から0.9の数字が入っており、各プレイヤーが通常の10枚のほかにジョーカーカードを1枚ずつもちます。ジョーカーカードは1よりも数字が小さいので、最初に置くことができ、どの列にも付けることができます(「17」に「0.4」をつければ列の数字は17.4になります)。
このほかにカードをとなりの人に渡していくルールや、置かれたカードによって列の長さが変わるルールが紹介されています。
ニムト20周年記念版(コンポーネント)

バナナパフェバナナパフェ(Banana Split)
M.フィッツジェラルド作、2~4人用、6歳以上、30分。
2007年にUSゲームズから発売された作品のドイツ語版です。トッピングを揃えていろいろなパフェを作るゲーム。手番には、チョコレート、クリーム、チェリーなどのトッピングカードを引いてついたての裏に置くか、ついたてから集めたトッピングを出してパフェを完成させます。パフェを完成させると、難易度に応じて得点が入り、その合計で勝敗を競います。

エネメネミステエネメネミステ(Ene mene miste)
R.シュタウペ作、2~4人用、6歳以上、30分。
3枚のカードを見比べて、素早く数えるリアクションゲーム。複数のカードに描かれているものの数を数えて、その合計をできるだけ早く言います。共通するものがなければ、ゼロと答えなければなりません。正解するとタイルを受け取り、最後にタイルの枚数が一番多い人が勝ちます。

コボルド仲間コボルド仲間(Ene mene miste)
G.マノラ作、2~4人用、4歳以上、20分。
ドラゴンの邪魔をかわしてお宝を集めるキッズ向け協力ゲーム。手番にはタイルをめくって、ドラゴンだったら洞窟に、道路だったらスタートからつながるように配置します。道路をカギのあるマス全てにつなげて、宝箱にたどり着けば全員の勝利です。その前にドラゴンタイルが宝箱に置かれると敗北です。お菓子タイルでドラゴンを引きつけておくこともできます。

セット・ジュニアセット・ジュニア(SET Junior)
M.J.ファルコ作、2~4人用、5歳以上、15分。
『セット』シリーズのキッズ向けとして2012年に発売された作品のドイツ語版。色か数か形が共通で、それ以外は全て異なるように3枚のカードを並べると、得点がもらえます。ボード上に順番にプレイするルールと、場札からセットをいち早く見つけるルールがあります。

ダイスマニア2ダイスマニア2(WÜRFELmania! 2)
ヘイワイヤーグループ作、2~6人用、12歳以上、30分。
2012年のエッセンで発表されたダイスゲーム集の第2弾。「砂時計が落ちるまでに出た色の名前を含む映画・テレビ番組を言う」「砂時計が落ちるまでに出た数だけ動物の鳴き声を真似する」などの問題が100問、(ドイツ語で)入っています。問題を達成したらコマを進めることができ、最初にゴールにたどりり着いたプレイヤーが勝利します。

クイドラークイドラー(Quiddler)
M.J.ファルコ作、1~8人用、10歳以上、35分。
アルファベットが書いてある手札を組み合わせて、単語を作って出すワードゲーム。1998年にセット・タンタープライゼズから発売された作品のドイツ語版です。出せたカードは得点、手札に残ったカードは失点になります。ラウンドごとに、配られるカードが増えていき、長い単語を作らなければなりません。

ジオカードジオカード(GeoCards)
B.ガリンスキー作、1~4人用、7歳以上、15分。
国と首都が両面に描いてあるカードで地理クイズをします。「オーストラリアの首都はどこでしょう?」というように国から首都を当てるクイズ、「南アフリカ共和国に隣接している国は?」というように隣り合う国を当てるクイズ、「アメリカ合衆国とカナダ、面積が広いのは?」といように2つの国の大きさを比べるクイズの3種類が遊べます。

お邪魔者2(Saboteur 2)
F.モヤーソン作、2~12人用、8歳以上、30分。
ドワーフの金鉱掘りゲーム『お邪魔者』の拡張セット。日本語版を含む各国語版は2011年に発売されていましたが、このたび本元のドイツ語版がようやく発売されることになりました。内容は日本語版と変わりありません。

お正月にボードゲームマラソン、京都

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京都のボードゲームカフェ「カフェミープル」にて連続58時間のボードゲームマラソンが行われた。元旦14時から3日24時まで、44名の愛好者が74種類のボードゲームをプレイした。一番長く遊んだ方は連続42時間。

ギネスブックに登録されている「世界最長ボードゲームマラソン」は2009年にカナダで記録された『カタンの開拓者』連続プレイで50時間。それ以前の世界記録はドイツの『カルカソンヌ』連続プレイ42時間となっている。今回はそれを上回る時間だったが、ギネス申請はしないものと見られる。

カフェミープルはアメリカ人のH.ネイザン氏が昨年4月にオープンしたボードゲームカフェ。京阪出町柳駅徒歩5分のところにあり、月曜休みを除いて毎日24時まで開いている。

カフェミープル

ストラテジーとタクティクス

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昨年のエントリー「一極集中と多極分散」に続く、日常生活でゲーム的な考え方をしてしまうシリーズ。

軍事用語から派生してボードゲームでも使われている言葉に、ストラテジー(戦略)とタクティクス(戦術)がある。ストラテジーは全体的・長期的な方法、タクティクスは部分的・短期的な方法を意味する。ボードゲームでは、ゲームの勝利条件に見据えて、勝つための方針を考えるのがストラテジーであり、臨機応変に場面場面を切り抜けていくのがタクティクスである。

ゲーマーズ・ゲームでは、勝利への道筋がいくつも用意されており、しっかりしたストラテジーをもたないと勝てない。『アグリコラ』では、最初に配られたカードを見て、最終的にどの得点を伸ばせそうかを考えるところが面白さである。一方、所要時間が60分を切るドイツゲームでは、ストラテジーではなく、タクティクスを楽しめるようにデザインされている。競りや陣取りが中心の作品は、相手の足元を見たり、漁夫の利をとったりといった駆け引きが楽しみどころである。

場面によっては、ストラテジーとタクティクスが対立することがある。全体的には、Aという選択肢を取ったほうがいいと思っていたが、この場面だけ見るとBという選択肢のほうがよさそうな気がする。さて、どっちにするか? ストラテジーが常に優先するわけではない。タクティクスによって、ストラテジーの変更を迫られることもある。

そんな思考が、実生活にも入り込んでくる。短期的には得に見えることが、長期的に見てどうか? 全体的に見てよさそうなことなどが、部分的に見てもよいことか? どちらかというとストラテジーのほうが見落とされやすいかもしれないが、答えは決まっていない。

大事なことは、両方の視点から物事を捉えていくということだと思う。そうすると困難にぶつかっても「これしかない」といって自分を追い詰めてしまわず、柔軟に対応できるだろう。また、一見不可解なほかの人の行動も、別の観点で見れば理解できるかもしれない。

その結果、変に物分りのいい人になっていないか、心配ではある。

お姫様を助けるのは誰だ(Der verzauberte Turm)

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お姫様を助けるのは誰だ

勇者たちが魔法使いの企みを読んで、隠されたカギを見つけ出し、お姫様を助け出すファンタジーゲーム。2013年のドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞した。作者のブラント夫妻は昨年、『村の人生』でドイツ年間エキスパートゲーム賞を受賞。ドイツ年間キッズゲーム大賞では2011年に『モンスターがすむ家』でノミネートされている期待の星だ。このゲームの一番の見どころは、日本ではおなじみの『黒ひげ危機一発』である。

魔法使い役が1人、残りは勇者役になる1対多のゲーム。勇者たちに目を閉じてもらって、その間に魔法使いが森のどこかにカギを隠す。順番にサイコロを振って自分のコマを進める。勇者はボード上から、魔法使いはボード外から。勇者は適当に散らばっておくのがよいだろう。

魔法使いがボード上に出てくると、カギを目指して進むので、勇者たちはだいたいのありかをつかめるようになる。「ここか! この辺か!」「いやあ、どうでしょう」

コマには磁石が仕込まれており、止まったマスのチップがくっつくようになっている。チップの下に見事カギがあればカギ発見。勇者でも魔法使いでも、先に見つけたほうがお城のカギ穴に差し込むことができる。

カギ穴は6つあり、どこで開くかは魔法使いにも分からない。カギを差し込んだとき、お城にいるお姫様が飛び出せば勝利。外れたらまた魔法使いがカギを隠すところから。

シュピール会場で4人プレイ。6つのカギ穴のどこに入れてもお姫様が飛び出さないので不思議に思ったら故障だった。大人だけで遊ぶとつい淡々と遊んでしまうので、「これで大賞?」という感想を抱いたが、その後、親子で遊んでいる姿を見て納得。お母さんが魔法使い役で、先にカギを見つけると子供たちがキャーキャー言って騒いでいた。

Der verzauberte Turm
I.ブラント&M.ブラント/ドライマギア(2012年)
2~4人用/5歳以上/20分

金角湾(Golden Horn)

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渋滞するほど速い海路

金角湾

中世の商人たちが、ヴェネツィアとコンスタンティノープル(現・イスタンブール)を船で行き来して品物を運ぶゲーム。イタリア人デザイナーのL.コロヴィーニの作品で、2013年のオーストリアゲーム大賞を受賞している。

ヴェネツィア港とコンスタンティノープル港は一本道で、船はどちらからでも出発できる。各プレイヤーは3隻の船をもっており、手番にはどの船を進めてもよい。港では袋からランダムに引いた品物を船に乗せて出発。

最初の1マスは無料で、それ以降は、その船の帆と同じ色のマスは無料で進める。色が違うときは、手札の風カードで対応する色を出して進む。港に入るまで、1回の手番に何マスでも進んでよい。

ほかの船がいるマスはスキップできるので、渋滞しているほどすいすい進める。3,4隻連なっていればしめたもの。スポーンスポーン飛ばしてあっという間に到着できてしまう。そのような状況を見逃してはいけない。

反対側の港に着いたら、荷物を降ろして自分の商館にしまい、次の番からまた荷物を積んでスタート。こうして船は行ったり来たりして荷物を運ぶのである。

3隻の船は、帆がそれぞれ1色、2色、3色になっており、3色の船は進むスピードが早い。しかし、港に入ったときに補充できる風カードが少なくなっている。風カードは、同じ色を2枚出せば海賊になり、ほかの人の船から品物を盗むこともできる。

港に品物がなくなったらゲーム終了。得点計算では、品物1つにつき1点が基本だが、6色ある品物がどれくらいセットになっているかでボーナスがつく。全色揃いのセットをできるだけたくさん作ることを目指そう。

シュピール'13の会場で4人プレイ、30分ほど。出版社にもデザイナーにもあまり期待していなかったが、ほしい色の品物をめぐる競争があったり、海賊のハプニングがあったりと、場面の展開が多様で楽しめた。終盤、船の行き来が減って海賊が横行するところがリアル。

Golden Horn
L.コロヴィーニ/ピアトニク(2013年)
2~4人用/8歳以上/45分
国内未発売

第2回ボードゲーム川柳大賞、募集1月10日まで

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昨年4月に続き、第2回ボードゲーム川柳大賞を開催します。前回は名古屋のカフェレストラン「ハートビートカフェ」が主催でしたが、昨年夏に閉店していますので、当サイトが引き継いで主催します。

要項は前回と同じで、ボードゲーム関係であれば内容は自由。1人何作品でも投稿可能。1月10日の〆切後、投稿作品の中から数名の選者で「第2回ボードゲーム川柳大賞」を決定します。優秀作品は当サイトのトップページに月替わりで掲載されるほか、ささやかな記念品を予定しています。

応募は下記のリンクから、あなたが考えたボードゲーム川柳、補足説明(説明が必要な場合)、お名前、E-Mailアドレスを送るか、ツイッターでハッシュタグ「#第2回ボードゲーム川柳大賞」をつけてつぶやいて下さい。ご応募お待ちしております。

第2回ボードゲーム川柳大賞:応募ページ

TBSラジオで阿曽山大噴火氏ボードゲームを語る(3)

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本日夕方に放送されたTBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」に阿曽山大噴火氏が登場し、ボードゲームを熱く語った。お正月に登場するのは、昨年の1月2日に続いて2年連続、2月の放送を含めると3回目となる。

出演したのは本日17時15分からの8分間コーナー「メキキの聞き耳」。前回は『アグリコラ』、『パンデミック』、『なんてったってホノルル』、『ワードバスケット』と名作を立て続けに紹介した阿曽山大噴火氏。全く興味をもってもらえなかったことを受け、今回は「正月ひとりでも楽しめる!1人用カードゲーム」というテーマで3タイトルを紹介した。

PCゲームから「ソリティア」という言葉を解説した後、紹介されたのは『ロビンソン漂流記』『シェフィ』『はやぶさ君の冒険』の3タイトル。ボードゲームのことを知らない人に向けて、テーマの奇抜さを強調している。

阿曽山氏のツイッターでは、ほかにも『オニリム』や『テトリス・ザ・カードゲーム』をもっていったことを明かしている。ハイテンションでしゃべりまくる阿曽山氏に、荒川氏は「よくいろいろ探したねー」と感心しきり。「みなさん、このお正月やってみます?」と結んだ。

放送はホームページで聴くことができる。

TBSラジオ:荒川強啓デイ・キャッチ!メキキの聞き耳

アンケート:BGM

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Q.78:ボードゲーム中にBGMを流しますか?(2013年12月)

A.よく流す 49票(26%)
B.ときどき流す 24票(13%)
C.流さない 116票(61%)

自宅などでボードゲームを楽しむ場合、BGMを流すという選択肢があります。ゲームのテーマに合った音楽、コンピュータゲームのサントラなど、どのゲームにどの音楽が合うか考えるだけでも、音楽好きなら楽しいでしょう。一方で、あまり騒々しいとインストが聞こえなかったり、ゲームに集中できなかったりという心配もあります。

アンケートでは6割の方がBGMを流さないと回答。オープンサークルでは難しいという事情もあるかもしれません。一方、4人に1人がよく流すと回答しており、音楽とボードゲームの相性の良さも垣間見ることができます。

音楽の好みはボードゲーム以上に幅広いので、みんなが気に入るような音楽を探そうとするとたいへんかもしれません。でも、気心のしれた仲間なら、自分好みの音楽を流してみるのはいかがでしょうか。あるいは、好きな音楽を持ってきてもらってかけるという方法もあります。「へぇー、こんな趣味があったんだ」と仲間同士の理解が深まったらいいですね。

1月のアンケートは、卓分けとゲーム決めです。ゲームサークルでは、遊びたいゲームを募って卓分けする方法と、ランダムに卓分け(グループ分け)してから各テーブルでゲームを決める方法があります。ゲームを募っても人が集まらなかったり、ランダムに分けてもゲームが決まらなかったりすることもあり、一長一短ありそうです。みなさんのところでは、どちらが多いか(自宅ゲーム会が多い方はどちらが好みか)、ご回答下さい。

イロノオフビ(Irono Ofubi)

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縁起物

イロノオフビ

いろんなダルマが描かれたボードに、色とりどりの板。何とも縁起のよさそうな雰囲気である。オーストリアの出版社が20年ほど前に相手の心を読み合う2人専用ゲーム。タイトルは、何を意味しているか不明(「色の御札」の誤りか?)。

交替で手番を行う。自分の番には、16マスのうち1マスを指定して、そこに置きたい色をこっそり選ぶ。相手は、何を選んだか予想して3色を選ぶ。同時に公開して、予想が外れれば手番の人が、当たれば相手がその色の板を置く(円形と楕円形でプレイヤーを見分ける)。これを繰り返して16マス埋まったら得点計算。

得点計算ではタテ・ヨコ・ナナメの各列で、自分の板の数を数える。同じ色が多いほど得点が上がり(1枚だと1点、2枚だと4点、3枚だと9点、4枚だと16点)、灰色は得点が2倍(2~32点)。1列全部に自分の板を置いて、それが全部違う色ならばボーナス4点。また1色4枚ある自分の板を置ききったらボーナス4点。

もちろん、4枚全て同色で揃うなどということはほぼありえない。3枚目くらいから相手が警戒してその色を必ず予想してくるからである。1つのマスがタテ・ヨコ・ナナメの2、3列を兼ねているので、相手の読みをうまく外して得点を狙いたい。

以前、『手本引き』で完全に手を読まれたbashiさんと対戦。できるだけ得点が低そうな色を選んで予想を外しつつ、裏の裏をかくように努めた。序盤は順調に板を置けたので、後半は逆転狙いの灰色を中心に封じて勝利。1枚1枚の選択だけでなく、ゲーム全体での心理戦が楽しい。

Irono Ofubi
J.P.グルナウ/ピアトニク(1995年)
2人用/12歳以上/20分
絶版・入手難

2017年9月

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