2014年10月アーカイブ

高松(Takamatsu)

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お城で謀議中

高松

徳川家康に気に入られるため、お城の中をぐるぐる回るドイツのボードゲーム。タイトルは、関ヶ原の戦いの後に高松藩が酒席での賭けにより与えられたという伝説に基づく(真偽不明)。ちなみに、高松藩を当初治めたのは生駒氏だったが、お家騒動で秋田・矢島に飛ばされたため、代わって茨城・下館より来た水戸黄門の兄・松平頼重が治めることになった。

城内は部屋が環状につながっており、外側と内側とがある。途中に分岐点があり、自由に行き来できる。自分の番には一部屋を選び、そこにいるサムライを時計回りに移動する。何部屋移動するかは、サムライの人数によって決まる。1人しかいなければ1部屋、5人いれば5部屋。早く回ったほうがいいので、人が集まっている部屋にいったほうがよい。移動するとき、ほかのプレイヤーのサムライがいれば一緒に連れていかなければならないというルールがある。

とはいえ、部屋に3人以上いるときは1人は残していかなければならないというルールもあるため、トントン拍子に進めるわけではない。また、自分が得点できる部屋が決まっているため、早く進みすぎるとその部屋をスキップさせられる恐れもある。

場には得点カードが並んでおり、サムライが一周して得点できる部屋に入ったときにこれを引く。中には失点になるカードもあり、そんなカードは他人に引かせたいところ。こうして、得点になるカードのときはスキップさせ、失点になるカードのときは取らせるという、足の引っ張り合いが始まるのだ。得点状況は得点トラックで分かるため、出る杭は打たれること打たれること!

4人プレイで30分ほど。得点圏にサムライを進めても、なかなか得点できない状況が続く。ほかのサムライと一緒にいると早く進めるがコントロールできないことに気づき、ふうかさんと下位同士で協力して少ないサムライで進むことにしたが、今度は進みが遅い。ジレンマである。そのうち神尾さんが非公開カードを貯めこみ、一気に得点して勝利。どの部屋のサムライを進めるか、順位によって駆け引きが生まれるのが面白い。

Takamatsu
M.シュレーゲル作/ミュッケシュピーレ(2014年)
2~5人用/10歳以上/30分
ゲームフィールドより発売予定

シュピール'14:ホビージャパンの輸入リスト第2弾

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ホビージャパンは、先週ドイツで開催されたボードゲームメッセ「シュピール'14」で発表された新作の中から、輸入リストの第2弾を発表した。いずれも第1弾と同じく、11月下旬発売予定。スカウトアクションの上位12作品のうち、これで8タイトルがホビージャパンのラインナップに入ることになった。

ムラーノ島(Murano)
I.ブラント、M.ブラント作、ルックアウトシュピーレ(ドイツ)、2~4人用、10歳以上、60分、7800円(税別)。スカウトアクション6位。
イタリア・ヴィネツィアの北東に位置するムラーノ島を舞台としたゲームです。島は小さな7つの島が集まっており、観光客にはガラス細工でも有名な島です。ヴィネツィアと、ムラーノ島は運河で隔てられており、ゴンドラと水運がゲームの要となります。
ゲームボードはムラーノ島を表しており、それぞれの島には建物を建てるスぺースと、歩道が記されています。ゲームボードの周囲にはアクションスペースがいくつか記されており、ゲーム開始時にゴンドラがいくつか配置されています。そして毎ターン、このゴンドラを1つ選んで移動させて、その移動先のスペースにあるアクションを実行します。この時、他のゴンドラを追い越すことや既にゴンドラのあるスペースに入ることはできないのですが、ゴンドラはお金さえ払えば動いてくれるので、支払いによっては複数のゴンドラを動かすことも可能ですが、取れるアクションは1つだけです。
アクションスペースのいくつかは島の商店を表しており、その業種は様々です。プレイヤーは店を所有することができ、後に観光客が来た時には買い物をしていってくれます。また、得点のためにはゴンドリエーレを島のゴンドラに配置する必要があります。
これらはすべて、手札のキャラクターカードを得点とするために必要となり、またアクションによっては更なるカードを獲得することができます。また、建てた建物でガラス細工を製造して、これらをアクションで使用したり観光客に売ることで、お金を得たり、得点とすることができます。
『村の人生』で人気のインカ&マルクス・ブラント夫妻による、アクションの選択と管理も悩ましい作品です。

パッチワーク(Patchwork)
U.ローゼンベルク作、ルックアウトシュピーレ(ドイツ)、2人用、8歳以上、30分、3800円(税別)。スカウトアクション8位。
9×9マスのゲームボード上に、より素晴らしいパッチワークキルトを作ることを競う2人用のボードゲームです。
それぞれプレイヤーはゲームボードを受け取り、中央に進行ボードと時間トークンを置いて、その周りを囲むようにランダムに布地タイルを並べ、いずれかのタイルの間に糸巻きコマを置いたら準備完了です。
毎ターン、プレイヤーはランダムにぐるりと配列された布地タイルの中で、糸巻きコマの置かれている所から時計回り方向で3つ先までの布地タイルを選んで、そこに糸巻きコマを進めてタイルを獲得するか、パスします。布地タイル1つを獲得するときは、最初に5個受け取ったボタンをいくつか支払うことになります。そして、布地に描かれている「時間」の分だけ、時間トークンを進め、自分のボードに配置します。布地の置き方は重ねない限り自由ですが、隙間なくうまく配置することが重要です。プレイヤーは対戦者の時間トークンより、自分の時間トークンが後ろにある限り、自分のターンを得ます。追い越してしまったら、相手の手番となってしまいます。布地を獲得する代わりにパスすることでボタンを獲得することもできますが、相手の時間トークンの直前に時間トークンは進んでしまいます。
このボタンのコストと時間のコストに加え、布地にはそれぞれいくつかボタンが描かれており、時間トークンが時間トラックのボタンマスを通過したら、自分のゲームボード上のボタンの数だけ、ボタンを獲得できます。さらに、時間トラックの1×1サイズの布地の置かれたマスに時間トークンが進んだら、即座にその布地を獲得できます。
こうやって、時間とボタンと適切な布地をうまくやりくりすることで、素敵なパッチワーク・キルトを作り上げたプレイヤーが勝利します。
『アグリコラ』の作者、ウヴェ・ローゼンベルクによる、手軽で駆け引きも面白い、見た目も鮮やかな新作です。

ゴールド・アホイ!(Gold Ahoi!)
S.ハーミンガウス作、ルックアウトシュピーレ(ドイツ)、2人用、8歳以上、15分、2800円(税別)。
35枚のタイルを、6×6の範囲に並べるゲームです。タイルには水と砂の2種類の地形があり、水はタイルの角、砂はタイルの辺にあります。宝箱は2色あり、それぞれのタイルの真ん中にどちらかが描かれています。そしてプレイヤーが順番にタイルを置いて、水と砂の迷路を作っていきます。
プレイヤーは自分のターンに、タイルを引いて6×6マスのなかに配置します。このとき、一つだけ守らなければならないのは、対戦相手の方へはタイルを伸ばしてはいけないということ。タイルを置ききったら、自分の側につながっている宝箱を数えて、多いほうが勝ちとなります。
ウヴェ・ローゼンベルクが発掘したお手軽な対戦型タイルゲームです。

フリート・コマンダー (Fleet Commander)
A.バーゲラ、E.シャーペンティ、A.スキンドラー作、カプシクムゲームズ(フランス)、2人用、12歳以上、60分、8000円(税別)。
星間艦隊提督として配属されたのがわずか数分前。あなたの強力な艦艇を伴う艦隊の、フリゲート艦と戦艦は既知宇宙での優勢を得るべく、終わりなき戦いを続ける交戦宙域へと侵入した!
ミニチュアを使用した、2人用の宇宙艦隊戦のゲームです。プレイヤーはそれぞれ7隻の艦を率いて、5×5マスに区切られた、様々な要因――たとえば小惑星隊など――がある戦闘宙域に突入します。毎ターン、プレイヤーは命令ダイスを3つ選び、ふった結果をそのまま使用してアクションを実行することも、続くラウンドのために戦闘指揮所に取って置くこともできます。ダイスは移動、攻撃、シールドへのエネルギー充填の3種類があります。
壮大な宇宙艦隊戦を、手軽に場所を取ることなくプレイすることを目的してデザインされており、ルールはシンプルで覚えやすく、何種類もの出来の良いミニチュアを使用するのが魅力です。コンパクトなボックスに収まっていますが、ゲーム性はかなり奥深いものとなっています。
また、組み合わせ式のゲームボードや、各艦艇で使用する6つの特殊兵装、上級ルールと追加ルール、4本のシナリオなどにより、同じような展開にはなりません。繰り返して遊びたい、ミニチュアゲームです。

スピーク・イージー:非合法酒場 (Speakeasy)
A.ビドー、H.レディシ作、カプシクムゲームズ(フランス)、2人用、8歳以上、30分、3200円(税別)。
1920年代、アメリカは禁酒法と"スピーク・イージー"と呼ばれる非合法の酒場の時代。あなたはギャングのファミリーとして、他のファミリーの非合法酒場を見つけ出さなくてはならない。血で血を洗う抗争が今始まる......
まずプレイヤーはそれぞれ対戦相手にわからないように25個のさまざまな種類のコマを配置します。毎ターン、プレイヤーはこのコマを、通りや小路にそって移動させたり、隠れ家と呼ばれるビルに入ったりします。相手のファミリーのコマと同じマスに入ったら、より強い側のコマが対戦相手のコマを脅し、街から追い出してしまいます。特別なコマの中にはより速く移動したり、街から消える前に全ての敵のファミリーを脅すようなものもいます。
中国の軍人将棋、軍棋にヒントを得た、記憶力とブラフと予想が重要な対戦型ゲームです。 

アクロティリ(Akrotiri)
J.コーミエ、S.フォンリム作、ズィーマンゲームズ(カナダ)、2人用、13歳以上、45分、4000円(税別)
プレイヤーは古代ギリシア世界のまだ地図の無いエーゲ海に乗り出して、遥か昔に滅び、今や廃墟となっているであろうミノアの神殿を探し求めます。話では、その神殿はセラ島(サントリーニ島)近辺に隠されており、その秘密の場所へと導く地図を手に入れました! 北に山を2つ超え、火山で西に? 何としても手がかりから神殿を見つけ出さなくては......
しかし、探索費用の問題もあります。未知の未知なる神殿の探索と発掘のための資金を集めるには、まずはセラ島近辺の資源を採掘して、出荷する必要があります。
『アクロティリ』は、タイル配置と手札管理と荷物の集配のゲームです。プレイヤーは手札の手がかりとなる地図に合致するゲームボードを作り上げるために、タイルを配置していきます。そして神殿を発掘しますが、そこを見つけ出すのが難しいプレイヤーや、セラ島からより遠い場所で見つけ出したプレイヤーはより多くの勝利点を獲得できます。しかし、秘密の目的カードにより、勝者は最後まで誰になるのかはわかることはありません。神々のご加護と善き風に恵まれますように!
アートワークも美しい、2人対戦ジャンルの新作です。

ヘルシンキのボードゲームショップ「ラウタペリト」

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シュピールの帰り、フィンランドのヘルシンキにあるボードゲームショップ「ラウタペリト(Lautapelit)」を訪問した。

デュッセルドルフ空港からヘルシンキ空港までは2時間。ヘルシンキ空港から成田までは9時間なので、決して遠回りではない。ヘルシンキはドイツ―日本のほぼ直線距離上にある。空港からバスに乗ってヘルシンキ中央駅まで40分。「ラウタペリト」はヘルシンキ中央駅から歩いて10分にあるショッピングモール「カンッピ(Kamppi)」の3階にある。

フィンランドの人口は兵庫県の人口とほぼ同じ(約550万人)。しかしヘルシンキの人口は、神戸の3分の1ほどである。街全体がコンパクトで、路面電車や地下鉄もあるが歩いてあちこちに行ける。10月なのに最高気温2度とか、消費税23%で何でも高いとか、観光には厳しいところだが、それにもかかわらず日本人観光客は多い。

フィンランド語で「ラウタ」がボード、「ペリト」がゲーム。つまりズバリ、ボードゲームという店の名前である。品揃えは豊富で、輸入版、キックスターター、そしてラウタペリト社の製品が置いてある。ヘルシンキ全体がそうだが、英語がよく通じるので買い物も困らない。

ラウタペリト社の製品は、『ネーションズ』『エクリプス』などのオリジナル作品が有名だが、『オレゴン』『サムライ』『モダンアート北欧版』などドイツゲームのフィンランド語版も見逃せない。すでにドイツでは絶版になっている作品がまだ手に入るのは嬉しい。ラウタペリト社のスタッフが本当にボードゲーム愛好者だということが分かる(店舗の奥に事務所がある)。

ヘルシンキではもう1軒、「ファンタジアペリト(Fantasiapelit)」というボードゲームショップがある。シュピール会場でフィンランドのルディクリエーションズ社の方から教えてもらったものだが、残念ながら土曜は16時閉店、日曜休みで行くことができなかった。

Lautapelit.fi
月~金曜10~21時、土曜10~18時、日曜12~18時
ネット通販可
http://www.lautapelit.fi/

ラウタペリト

『イスタンブール』日本語版、11月中旬発売

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イスタンブール日本語版ホビージャパンは11月中旬、今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞受賞作『イスタンブール(Istanbul)』日本語版を発売する。2~5人用、10歳以上、40~60分、5500円(税別)。

イスタンブールのバザーは大賑わい。商人とその助手たちは、競争相手より成功しようとして狭い通りを急ぐ。手押し車一杯に倉庫で商品を積み込み、助手を使って、さまざまな届け先へと素早く輸送する。目的は、規定の数のルビーを誰より早く集めることだ。

バザーには16の場所があり、1人の商人と4人の助手で回ってアクションを実行する。アクションを実行するためには助手が必要で、助手をその場所に残していかなければならない。この助手を再び使うためには、商人はその場所へと助手を迎えに行かなければならない。しかも、ほかの商人がいると場所代を支払わなければならないため、先回りした計画が求められる。また、

また、16の場所はゲームごとに変わるため、その位置に応じて戦略が変わり、毎ゲームさまざまな展開が楽しめる。

R.ドーンの作品で、今年ペガサスシュピーレ(2014年)から発売された。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞、ドイツゲーム賞では『ロシアンレールロード』に次いで2位に入賞している。日本語版はエキスパートゲーム大賞のロゴ入りで、価格も税込で300円ほど安くなり、求めやすくなっている。

TGiWレビュー:イスタンブール

シュピール'14:世界に羽ばたく日本のゲーム

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ドイツのボードゲームメッセ「シュピール'14」では、日本発のゲームの海外版が多く見られた。開催前日、プレス向けに行われるプレビューは、各出版社が有料でスペースを借りて新作をアピールしている。そのためこのプレビューで展示される作品は、各社が力を入れてPRしていることを表す。ここでいくつも日本の作品が見られたことは、日本がひとつのブランドとして認知されつつあることを示しているといえるだろう。

今年、ドイツゲーム賞でカナイセイジ氏の『ラブレター』が4位に入賞。また日本の創作ゲームサークルが共同で出展している「ヤポンブランド」ブースは年々混雑の度合いを深め、今年は2つ目のブース「ミニマルゲームズ」を開設した。『シェフィ』をサンプル展示している「冒険企画局」ブースでは、ライセンスを希望する出版社がよく訪れるという。日本の存在感は、確実に増している。

ここではプレビューで展示されていた日本の作品を紹介しよう。

1.セイルトゥインディア(Auf nach Indien!)
OKAZU Brandによる、ポルトガルからインドを目指して航海するカードゲーム。日本でもゲームフィールドによる豪華版が発売されている。世界で評価される日本のミニマリズムが、500円ゲームズから始まったことをよく表す作品だ。AEG社による英語版、イエロ社によるフランス語版もある。ペガサスシュピーレによるドイツ語版が展示されていた。

『セイルトゥインディア』ドイツ語版

2.街コロ(Machi Koro)
グランディングによる、ダイスで街を発展させるカードゲーム。ロシア、オランダ、アメリカ、イタリア、ポーランド、韓国、ドイツ、フランスの各国語版が製作されており、世界中で遊ばれるようになった。プレビューはコスモス社によるドイツ語版。

街コロドイツ語版

3.究極のワンナイト人狼(Loup Garou pour Une Nuit)
10分で終わる人狼ゲームをT.アルスパッチがアレンジした作品。ベジエゲームズによるフランス語版が展示。

ワンナイト人狼フランス語版

4.すしドラ!(Sushi Draft)
こげこげ堂本舗による、回転寿司のドラフトカードゲーム。ブルーオレンジゲームズ・ヨーロッパによる多言語版が展示。

すしドラ!英語版

5.赤ずきんは眠らない(Eat Me If You Can!)
ユニアスによる、オオカミが相手の出方を予想して襲う心理ゲーム。イエロ社(フランス)による英語版が展示。

赤ずきんは眠らない英語版

6.小早川(Kobayakawa)
オインクゲームズによる、コインを賭けて勝負をするカードゲーム。イエロ社(フランス)による英語版が展示。

小早川英語版

日本の作品が海外の出版社で取り上げられるルートはいくつかあるが、ヤポンブランドによる出展の比率が最も大きい。ヤポンブランドでは、予めサンプルを何人かの海外レビュアーに送り、ウェブサイトで紹介してもらうことで注目度を上げているが、これが出版社の目に止まり、製品化に結びついている。今年も21タイトルもの新作がヤポンブランドとミニマルゲームズで発表された。ゲームマーケットからヤポンブランド、ヤポンブランドから世界という流れ。来年の今頃、このうち何タイトルが海外版で出版されているか楽しみである。

イタリア年間ゲーム大賞2014に『星の王子さま』

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イタリア年間ゲーム大賞(Gioco dell'Anno)選考委員会は今月8日、今年の大賞作品を発表した。1ヶ月間にわたる審査とルッカでの最終会議の結果、フランスのボードゲーム『星の王子さま』が対象に選ばれた。

毎年10月末に行われるルッカ・ゲーム&コミック祭(Lucca Comics & Games)に合わせて昨年から制定されたゲーム賞。ボードゲーム部門とRPG部門があり、ジャーナリスト、ウェブサイト運営者、ゲーム祭スタッフなどが審査員を務めている。

第1回の昨年はイタリア人の作品『アウグストゥス(Augustus)』が選ばれたが、今年はフランスの作品が選ばれた。ノミネートも、ドイツとアメリカの作品が占めており、イタリア人の作品は含まれていない。イタリアには優れたデザイナー、出版社が多くいるだけにこの賞での活躍が望まれる。

【イタリア年間ゲーム大賞2014】
大賞:星の王子さま(Il Piccolo Principe)
ファイナリスト:カルカソンヌ南海(Carcassonne Mari del Sud)、ラ・ボカ(La Boca)、八分帝国(Otto Minuti per un Impero)

Assegnato il Gioco dell'Anno e Gioco di Rruolo Dell'Anno 2014

ムードX(Mood X)

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怒るかと思ったら・・・

ムードX

絵の中のキャラクターに実在の人物を当てはめて、その感情を当てるコミュニケーションゲーム。イタリア人のデザインを中国の出版社が製品化し、シュピールに出展した。

カードをめくると、『ディクシット』のようなファンタジックなイラストが描いてあり、そこに何人かのキャラクターがいる。魔法使いだったり、船乗りだったり。

これらのキャラクターのうち親はどれかを1人が指定し、もう1人が残りのキャラクターが誰かをいう。芸能人でもいいし、歴史上の人物でもいいし、そのメンバーが知っている人(プレイヤーのうち誰か)でもいい。そしてもう1人がそのキャラクターのセリフをアドリブで考える。

親は円盤を見て、そのシチュエーションでどんな感情になるかを選ぶ。頭にきた、がっかりした、悲しい、嬉しいなど8択。ほかのプレイヤーも同じ円盤を持っており、親がどの感情を選びそうか予想する。円盤を公開して、親と同じか近い感情を選んだ人が得点。親も同じ得点を獲得し、コマを進める。こうしてゴールに先についた人の勝ち。

4人プレイで30分。超内輪ネタで盛り上がったので、その展開については省略させて頂くが、笑いの絶えないゲームだった。

Mood X
M.チアッチエラ、B.D.イノチェンティ/プランプレイ(2014年)
4~8人用/8歳以上/20分
国内未発売

スペイン年間ゲーム大賞2014に『ジャイプル』

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スペイン年間ゲーム大賞(Juego del Ano)選考委員会は、今月11日コルドバで行われた第9回国際ボードゲーム祭にて、スペイン年間ゲーム大賞を発表した。9月に発表されていた6タイトルのファイナリストから、2人用ゲームの『ジャイプル』が大賞に選ばれた。

スペイン年間ゲーム大賞は今年で9回目。過去には『アンドールの伝説』『サンティアーゴ・デ・クーバ』『ファウナ』『ディクシット』『アグリコラ』などが受賞している。今年は比較的ライトな作品が選ばれることになった。2人用ゲームが選ばれるのは2006年の『ロストシティ』に続いて2回目。

『ジャイプル』はインドの都市を舞台に品物を集めて相手より先に売るゲーム。2009年にフランスで発売され、ドイツのアラカルトカードゲーム賞(2010年)で1位に選ばれている。

【スペイン年間ゲーム大賞2014】
大賞
ジャイプル(Jaipur/S.ポーション)
ファイナリスト
・アウグストゥス(Augustus/P.モリ)
・キャメルアップ(Camel Up/S.ボーゲン)
・コンセプト(Concept/G.ボージャノ、A.リヴォレ)
・マラケシュ(Marrakech/D.エルハール)
・フラッシュポイント(¡Rescate!/K.ランズィング)
(括弧内はスペイン国内の流通タイトルとデザイナー名)

Premio JdA 2014: Jaipur
TGiWレビュー:ジャイプル

ヴェネツィア2099(Venezia 2099)

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沈むけど買いたいお宝

ヴェネツィア2099

どんどん沈んでいくヴェネツィアの街なかで、足元を救われないように気をつけつつお宝を集めるゲーム。水に沈んだ場所はタイルを裏返すのだが、タイルを裏返しやすいようにくぼみのある台座がセットになっている。

各自、自分のコマを3つボード上に置いてスタート。自分の番には、自分のコマどれか1つを直線上(タテ・ヨコ・ナナメ)に動かして、行き先の街の色と同じ宝を購入する。移動のときはすでに沈んだところやほかのコマのあるところは通れないため、足場がなくなるにつれて苦しくなってくる。

移動が終わったら、手札から一番数字の低いカードを出す。カードはボード上のタイルに対応しており、出したカードのタイルが水に沈むという仕掛けた。その上にあったコマは脱落。こうして手札がなくなるまで続け、生き残ったコマと、集めた宝の得点の合計を競う。

ポイントその1は、色別に残っているタイルの枚数によって宝の価値が変わるところ。手札を見て、またほかのプレイヤーが集めている宝を見て、どの宝のレア度が上がりそうかを予測する。手札にたくさんある色の宝は、どんどん集めて、どんどん沈めてしまおう(何というマッチポンプ)。なお、前に宝が買われたタイルから再び買おうとすると、値段が上がるというにくいルールがあって、同じところを行き来するというプレイができないようになっている。

ポイントその2は、生き残るための足場。最後は、生き残りコマが乗っているタイルの数字が得点になるので、できるだけ得点の高いタイルの上でゲームを終わりたい。しかし高いタイルはすなわち沈む可能性も高いので、脱落するリスクも高まるというジレンマがある。ここで「手札から一番数字の低いカードを出す」というルールが効いていて、ほかの人が出したカードより少し低いタイルに移動しておくことで安全が確保される。もっともコマは3つあって、手番には1つしか動かせないのでなかなかコントロールできないわけだが。

ドイツゲームらしい(作者はイタリア人で、出版社はオーストリアだが)シンプルかつジレンマのあるいいゲームである。3人プレイで30分ほど。序盤は手当たり次第に買っていたが、タイルが沈んでだんだん移動先が狭まるにつれて買えるものが限られてくる。そして相手のコマが来たところを見計らって沈める作戦。ゴンドラカードで救出できるがそれもゲーム中2回までである。お互いにいい具合に沈めあってあまりコマが残らなかった。集めていたお宝のレア度が最高値になって私の1位。

Venezia 2099
L.コロヴィーニ/ピアトニク(2014年)
2~5人用/8歳以上/45分
国内未発売

長野県ボードゲームフリーマーケット、11月2日塩尻

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11月2日(日)、長野・塩尻の公民館「えんぱーく」にて、長野県ボードゲームフリーマーケットが行われる。JR篠ノ井線塩尻駅徒歩約8分、11~17時、入場無料。

1月に名古屋、7月に那覇と越前、1月と8月に札幌、9月に大阪と全国各地で開催されているイベントが長野でも開催されることになった。愛好者による中古ボードゲームの販売のほか、人狼やボードゲームの体験会も行われ、子ども・初心者も楽しめる内容となっている。

出展はこの団体の主催である松本市ボードゲームサークル"POP!!"をはじめ、創作ゲームサークルの「夕日の土建屋さん」と「数寄ゲームズ」、地元サークルの信州アグリコラ部、長野ゲーム協会、長野県アナログゲームガイド、SGK、長野歴史研究会と8団体。地元愛好者の交流も図られそうだ。

当日出品されるボードゲームのリストは、ホームページで公開されている。

長野県ボードゲームフリーマーケット&ゲーム体験会 特設ページ

ブロッキーマウンテンズ(Blocky Mountains)

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山登りは集中力

指定された積み木上で人とグリズリーのコマを落とさないように移動するドイツのアクションゲーム。ドイツのクラウドファンディング「スタートネクスト」で資金集めに成功し、シュピール'14での発表にこぎつけた。ドイツ人よりは器用さにおいて有利だと思われる日本人でさえ、相当の集中力が要求される。

チャレンジカードをめくり、指示されたように積み木を並べる。人とグリズリーのコマを置いたらスタート。指示されたカギ棒で人やグリズリーのコマを移動し、目的地まで移動する。成功したらチップをめくり、その数だけプレイヤーコマを進める。先にゴールした人の勝ち。

難易度はA,B,Cの3つ。さらに、ボーナスのある追加難易度も選べる。カギ棒の先に紐をつけて吊り下げながら移動したり、障害物を増やしたり。ボーナスのリスチップをもらうと、コースをショートカットしたり、失敗したときにやり直ししたりできる。

4人プレイで40分ほど。序盤は簡単なものをプレイしてみた。「余裕じゃないですか?」「ドイツ人はこれでも難しいのかな」などと言っていられたのもつかの間。調子に乗って難易度を上げると難しいのがどんどん出てくる。最初にぶつかったのは、ひもで吊り下げて振り子で置くというチャレンジ。勢いがつきすぎて飛び出したり、逆に弱くて届かなかったり。ふうかさんが見事に成功させたときは拍手が起こった。次は細い橋の上を、グリズリーでコマを押させて進むチャレンジ。曲道に障害物まで置いてある。このチャレンジはじっくり時間をかけて私が成功させた。こんな調子で、ゲームが終わる頃には精根尽き果てたが、後からじわじわとまた遊びたくなった。

Blocky Mountains
G.ユンカー/ユフシュピーレ(2014年)
1~7人用/8歳以上/30分
国内未発売

シュピール'14:ホビージャパンの輸入リスト第1弾

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ホビージャパンは、先週ドイツで開催されたボードゲームメッセ「シュピール'14」で発表された新作の中から、輸入リストの第1弾を発表した。フェアプレイ誌のスカウトアクション(TGiWニュース)で上位にランクされた話題作が中心で、いずれも11月下旬発売予定。

アクア・スフィア(AquaSphere)
S.フェルト作、ホールゲームズ(ドイツ)、2-4人用、12歳以上、プレイ人数×25分、6600円(税別)。スカウトアクション1位。
深海よりニュース! アクア・スフィアは大洋の水底深くに設けられた研究施設だ。そして、君たちは熟練のチーム――エンジニア、科学者、プログラム可能なロボット、探査用潜水艇で構成される――であり、可能な限り多くのデータを採取することが目的です。
『アクアスフィア』のゲームボードは2つのエリアに分類されます。ひとつは6つの区画に分かれた研究所。実験室では科学者が実験を行っており、指令室ではエンジニアがロボットを操作しています。
ゲーム中、プレイヤーは自分のターンにさまざまなことを実行します。例えば、エンジニアを指令室で使用して、ロボットにプログラムを組み込むことで、毎ラウンド3~7つのアクションを実行させることができます。科学者はロボットを区画へ持ち込むことで、アクションを行います。
研究所を拡大するようなアクションを行うには、探査潜水艇を送り込んでクリスタルを採集し、海洋生物の調査をし、チームの能力を高め、知識ポイントを集めることで勝利を目指します。追加の挑戦の結果は研究所の規模により変わり、個人の資産で変わります。プレイヤーは自分の研究所を拡大することができ、生命維持も容易になりますが、反面コストは上昇します。
『アクア・スフィア』は戦略性と戦術性のそれぞれが必要な、勝利への道筋が一つとは限らない、計画しそれを実行する技術が求められる、長期的な展望と短期の利益を考えなければならないゲームです。
デザインは『トラヤヌス』などでおなじみのシュテファン・フェルト。『FAIR PLAY』誌による2014年エッセン・ゲームショー会場内で実施された新作人気投票(スカウトアクション)で堂々の1位を獲得した話題作です!

春秋戦国(ZhanGuo)
M.カネッタ、S.ニッコリーニ作、ホワッツユアゲームズ?(イタリア/ドイツ)、2~4人用、12歳以上、60~120分、7400円(税別)。スカウトアクション3位。
時は紀元前230年~紀元前221年。秦の若き王は中原を統一し、戦国諸国を支配下に置いた。そして中国史で最初の皇帝の座についた。彼こそが、秦の始皇帝である。中華帝国を作り上げるためにさまざまな改革を推し進めるため、皇帝はひと時も時間を無駄にはしなかった。始皇帝は国を県に分割し、中央や地方の役人を指名した。また、国内で使用する文字を統一した。さらに、法の整備や度量衡の統一、通貨の統一を行い、経済環境を整え、帝国の発展の礎を築いた。この新帝国にとって、内政だけをしていればよいわけではない。北方からは匈奴の脅威が控えており、始皇帝は彼らの侵攻を止めるために、人類史上最も野心的な建造物、万里の長城を建設する必要があることを知っていた。多くの農民が彼のもと建築に従事したが、長城だけではなく、道路や運河、宮殿、そして素晴らしい兵馬俑で知られる秦始皇帝陵の建築なども行った――
プレイヤーは皇帝の使者となり、帝国の建設を進める名誉ある仕事につきます。長城や兵馬俑の建設を助け、国内の必要な施設の建設を進めるのです。ゲームの期間の5ラウンドの間、各ラウンドに得られる何枚かのカードを的確に使用しなければなりません。カードは、個人ボードにプレイすることで、帝国内での自分の権力を強めることにも使えますが、ゲームボード上にプレイすることで労働力を集め、皇帝の命による建築物を建て、秦の兵を招集し、各国へと軍を進めることもできます。
プレイヤーは、ここぞという時に適切な行動をとり、皇帝の歓心を得なければなりません。しかし、権力が強くなりすぎてしまったり、労働者を個人の権力の増長のために酷使し過ぎると、民衆の不満はつのり、新たに帝国に組み敷いた王国に反乱の危険が増してしまうでしょう。こうして、もっとも皇帝の命に従い、同時に民心を平穏にためったプレイヤーが勝者となります。
世界史に名を刻む秦の始皇帝の帝国建設をテーマとしたゲームです。

工房の錬金術師(Alchemists)
M.コトリー作、チェコゲームズ出版(チェコ)、2~4人用、13歳以上、90分、6600円(税別)。スカウトアクション4位。
マンドレイクの根、サソリの尾、スカスカのキノコにイボだらけのガマ――これらは錬金術師の日々の暮らしと科学と技術の基礎となるもの。しかし、これらの奇妙な材料は如何なる魔術的な秘密を宿しているのか――今こそそれを解き明かすときです。材料を薬にかき混ぜて、飲む――もしくは、安全を期して弟子に飲ませてみる。はたしてその効能は? 旅の冒険者にこの薬を売って財をなし、その財をもって魔法機械――アーティファクトに投資するのです! あなたの知識が増えていけば、その理論を書き記して周知することで否応が無くも名声は上がります。知識、富、名声こそは錬金術師の大釜の中に眠っているのです!
プレイヤーは駆け出しの錬金術師となり、その深遠なる技術を深めることになります。勝利点は様々な方法で獲得できますが、もっとも獲得できる手段は見つけた理論を出版すること。理論を見つける――これこそが問題となります。
ゲームは6ラウンドにわたって行われます。毎ラウンドの開始時に、各プレイヤーのプレイ順を決定しますが、後手に回ったほうがより良いものをもらえます。
プレイヤーはアクションスペースにキューブを置くことによって、行動をすべて計画し、順に解決していきます。プレイヤーは材料を混合することで知識を得、ゲームごとに変わる法則により導き出されるその結果を、スマートフォンのアプリ(iOS、android、ウィンドウズ対応)で確かめることになります(※)。錬金術師が他の同業者と差別化を望むのであれば、魔法の工芸品、アーティファクトを購入することも可能です。力あるアーティファクトは9種類(毎ゲーム異なります)あり、その効果は絶大ですが価格もそれなりにお高いものとなります。しかし、金なんてものはどうでもいい! 重要なのは錬金術学会での名誉こそが重要なのだ! しかも、アーティファクトは持ってるだけで名声がちょっと上がる。お金に関しては怪しげな効能のポーションを冒険者たちに売ることで稼ぐことができますが、最後に意味を持ちます。とにかく、富を求める錬金術師はまずおらず、彼らの求めるのは賞賛と名誉、特に発表した論文が称賛されることこそが彼らの目的なのです。
錬金術の秘密が明かされ、プレイヤーの理論がどれだけ正しかったのかが明かされた時、もっとも名声を得た錬金術師こそが勝者となるのです!
アプリケーションによる裁定など、斬新な補助システムを導入することでプレイも容易となる、ちょっと変わったゲーマーズゲームが得意なCGE社の作品です。
※アプリが無くてもゲームはプレイできますが、あるとプレイが快適になります。

デウス(Deus)
S.ドゥジャルダン作、パールゲームズ(ベルギー)、2~4人用、14歳以上、60~90分、8000円(税別)。スカウトアクション5位。
それぞれの文明を受け持ち、共通の環境下で文明を発展させていくゲーム。各プレイヤーは5枚の建築物カードをもってゲームを始め、これらを使って建築物を建てるか、捨て札にして神々に捧げます。カードの種類は6種類あり、赤い軍事カード、茶の資源カード、黄の交易カード、青の得点カード、紫の寺院カード、緑の様々な効果を持つカードがあります。
建物を建てるときは、連結式のゲームボード(プレイ人数によって使う枚数が異なり、7つの地域からなるメガヘクスを組み合わせます)上の適切な場所に建てなければなりません。建てる場所が決まったら、カードを個人ボードの上にそれぞれの色ごとに重ねて置き、その効果を重ねたカードの下からすべて発動させます。
神に捧げものをするときは、カードを捨て、捨てたカードの種類に関連する神の助力を得ますが、捨てるカードが多ければ多いほど、その力は大きくなります。そして最後に、手札を5枚になるまで補充します。
ゲームはゲームボード上の蛮族の村をすべて包囲して攻撃するか、すべての寺院が建築されたときに終了します。どの行動を取ればアドバンテージが取れるか、カードのプレイが重要な、人気の文明発展テーマのゲームです。

グロッグ・アイランド(Grog Island)
M.リーネック作、エッゲルトシュピーレ(ドイツ)、2-4人用、10歳以上、60分、5800円(税別)。スカウトアクション?位。
最強の海賊といえども、その殺戮と略奪の生活から引退の日を迎えることになりました――が余生は何をしていくことになるでしょう? そう、5つの島からなるグロッグ・アイランド("水割りラム酒"島)で、彼らは安定した堅気の仕事をすることになったのです。たとえば、義足屋や、船首につけるフィギュアヘッド木工所、ヴードゥー人形屋、そしてかの有名なグロッグ・ホール・パブなど。
グロッグ・アイランドのキモは、5色のダイスを使ったユニークなアクションシステムです。プレイヤーはこのダイスの目を使って、競りをすることになります。この競りの勝者は特定の島に建物の権利を得ることができるという寸法なのです。しかし、パスしたプレイヤーにも報酬はあります。もらえるものはグロッグ瓶みたいな商品やお宝の地図とは限りませんが、商船に行けば。こういった品物を金や、鸚鵡や、宝箱に換えてもらえます。この競りこそがグロッグ・アイランドのゲームのキモとなるところで、場合によってはパスしたほうが、競りに勝つよりイイモノを手にできるかもしれません。生き残るコツは、競り上げるのと、ばっくれるのとを程よくやることです。
ゲームは誰かが一定数の建物を手にしたときに終わります。そうしたら、みんなゲームの開始時やゲームの途中で手にした秘密の目的カードをオープンにして、点数を計算します。カードは島での優勢度や特定の種類の建物を獲得したり、特定の品物を獲得することで点数になります。もちろん、点数が一番多かったヤツが、海賊人生とゲームの勝者と言うわけです!
『サンティアゴ・デ・クーバ』や『キューバ』で評価の高いミヒャエル・リーネックによる競りのシステムが面白い作品です。

グロッグ・アイランド

カルナック(Carnac)
E.ヴェントリーニ作、フッフ&フレンズ(ドイツ)、2人用、8歳以上、15分、3800円(税別)。スカウトアクション?位。
シンプルでプレイ時間も短い、2人用のアブストラクトゲームです。プレイヤーは自分のターンに、2つのキューブがつながった"メガリス"コマを共通のストックから取り、ゲームボード上に寝かせずに立てて配置します。対戦相手がメガリスを倒そうとするか、スペースが無くて倒せなくなったらターンが移ります。
プレイヤーはゲームボード上のマスを、自分の色のシンボルの面を向いたメガリスが置かれていると支配していることになります。ドルメンは、こうして支配したマスが少なくとも3つ繋がっている状態のものです。そしてこのドルメンの数が多いプレイヤーが勝者となります。
メガリスはすべて同じで、それぞれのプレイヤーの色が3面ずつ描かれています。そして、プレイヤーはそれぞれ同じ条件で、自分がどこにどの面を向けてメガリスを置いたらよいのか、対戦相手はそれを倒すのか、放置するのかを考えながらメガリスを配置していかなくてはなりません。そして自分の色がより多く見えていることは、勝利につながらないかもしれません。というのも、ドルメンの数が重要なのであって、つながった大きなドルメンになってしまっては勝利が遠のくからです。
美しいコマと、柔軟な戦略眼が必要なアブストラクトゲームです。 

カルナック

シュピール'14:来場者新記録

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10月16日から4日間にわたってドイツ・エッセンで行われたシュピール'14は、来場者が158,000人と過去最高であったことが、主催のフリードヘルム・メルツ社の発表で判明した。昨年の156,000人から2000人の増、一昨年と比べると10000人増加している。

ここ数年は15万人前後で推移していたが、いよいよ16万人に近づいてきた。今年もノルトライン・ヴェストファーレン州内の学校の秋休みに重なり(金~土曜日の3日間)、親子連れが多数参加。また売り切れになる前に購入を急ぐ参加者が会場入口に集まり、毎日予定の10分前に開場しなければならないほどだった。出店者の規模は昨年からほぼ横ばいだったものの、ホールを増やして展示面積を昨年の48000平方メートルから58000平方メートルに広げていたため、混雑は緩和された。

来年のシュピール'15は10月8日(木)から4日間。例年よりも会期が早まっている。

『宝石の煌き』多言語版、11月中旬発売

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ホビージャパンは11月中旬、品切れが続いていたフランスの人気ゲーム『宝石の煌き(Splendor)』の日本語を含む多言語版を発売する。2~4人用、10歳以上、30分、5000円(税別)。

今年のドイツ年間ゲーム大賞のノミネートされた宝石コレクションゲーム。日本では今年5月に輸入版が発売されたが、その後品切れが続いていた。プレイヤーは商人ギルドの長となり、資産を使って鉱山に投資し、自分の船を新世界へ送り出し、優秀な職人たちを雇い、原石を美しい宝石へと磨き上げる。

ポーカーチップのようにずっしり重い宝石・黄金トークンを使う。これで発展カードを購入し、そこから威信ポイントやボーナスを受け取る。このボーナスにより、ほかの発展カードを安く購入できるようになる。また、ボーナスが増えることで、貴族の訪問カードを購入しやすくなり、さらに威信ポイントを増やしていく。

簡単なルールとプレイ時間の短かさに加え、深い戦略性で、1回プレイするとすぐにもう1回プレイしたくなる作品。今年の話題作が入手しやすくなるのは嬉しい。

TGiWレビュー:宝石の煌き

宝石の煌き(コンポーネント)

シュピール'14:スカウトアクション

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ボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は、ドイツのボードゲームメッセ「シュピール」で発表された新作の人気投票「スカウトアクション(Scoutaktion)」を現地で行い、結果を発表した。この投票は重複投票を避けるため記名式で行われ、1~5の5段階で評価する(1が最高)。結果は以下の通り。

1位はS.フェルトの深海調査ゲーム『アクアスフィア』、2位はR.シュトックハウゼンの『オルレアン』、3位はイタリア人デザイナーコンビの『戦国』。プレイ時間90分以上の遊びごたえのあるゲームがランキングの殆どを占めた。

また規定票数には届かなかったが評価の高かったものとして、『アルルの大地(Arler Erde)』、『セイル・トゥ・インディア(Auf nach Indien!、OKAZU Brand作品のドイツ語版)』、『ブルーポイント(Blue Points)』、『ユーフォリア(Euphoria)』、『フラッシュフィッシュ(FrischFisch)』、『ヒストリア(Historia)』、『マヘ島(Mahe)』、『ミソトピア(Mythotopia)』、『ネーションズ・ダイスゲーム(Nations: Das Wüfelspiel)』、『マンハッタンプロジェクト(The Manhattan Project)』が挙げられている。

【フェアプレイ・スカウトアクション】(40票以上)
1位:アクアスフィア(AquaSphere/ホールゲームズ・ペガサスシュピーレ)1.87
2位:オルレアン(Orléans/dlpゲームズ)1.93
3位:戦国(ZhanGuo/ホワッツユアゲーム?)1.96
4位:アルケミスト(Alchemists/チェコゲーム出版)1.98
5位:デウス(Deus/パールゲームズ)2.02
6位:ムラーノ(Murano/ルックアウト)2.16/41票
7位:シュタウフェン朝の人々(Die Staufer/ハンス・イム・グリュック)2.17
8位:パッチワーク(Patchwork/ルックアウト)2.24
9位:ビースティバー(Beasty Bar/ツォッホ)2.39
10位:アビス(Abyss/ボンビックス)2.44
11位:コルトエキスプレス(Colt Express/ルドノート)2.49
12位:ファイブトライブス(Five Tribes/デイズオブワンダー)2.50

Fairplay Online:Tagesergebnisse der Scoutaktion 2014

第9回カルカソンヌ世界選手権、望月隆史氏優勝

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10月19日、ドイツのエッセンで行われているメッセ「シュピール」にて、第9回カルカソンヌ世界選手権が開催され、日本代表の望月隆史氏が昨年優勝のP.リツァルドプロス氏(ギリシャ)を破って優勝した。日本代表は4回目の参加にして初めて栄冠をつかんだ。

世界32カ国の代表と、昨年のチャンピオンP.リツァルドプロス氏が参加。予選を6ゲーム行い、勝ち数で上位4人が準決勝に進出した。予選を通過したのはスロヴァキア、日本、ポルトガル、ギリシャ代表という顔ぶれ。望月氏を除く3人は全員、ギリシャ代表のP.リツァルドプロス氏をはじめ昨年の世界選手権にも出場している。一昨年のチャンピオンで昨年は準優勝だった本命のM.モイズィス氏は5位で予選通過ならず。

望月氏は予選を2位で通過し、準決勝ではポルトガル代表を40点という大差で破って決勝に進出した。決勝はP.リツァルドプロス氏との対決となり、劣勢だったが104対87で逆転勝利。第6回で準優勝した小向真之介氏の成績を上回り、日本初の優勝トロフィーをもたらした。

会場ではカルカソンヌのデザインをあしらった着物姿のメビウスママさんをはじめ、多くの日本人が応援に駆け付けた。ツイッターでは愛好者による祝福と興奮の声でにぎわっている。

Togetter:2014カルカソンヌ世界選手権大会
Spielzentrum Herne:8th Carcassonne World Championships 2014

第10回カタン世界選手権、松本吉高氏準優勝

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10月10日から3日間にかけて、ドイツ・ベルリンで行われたカタン世界選手権で、日本代表の松本吉高氏が準優勝を獲得した。優勝はエストニア代表のS.ストローム氏。

現在隔年開催となっているカタン世界選手権。今年は35か国から64人の代表が参加した。予選4回戦を2勝、合計37(1試合平均9.25)点という好成績で通過した松本氏は6位で予選通過。セミファイナルで勝利し、決勝に進んだ。決勝はエストニア、ドイツ、ラトビア、日本という顔合わせになり、激戦の末2位。これまでの日本代表の最高成績(大井真也氏、2006年)に並ぶ準優勝という結果を残した。

戦いのレポートは松本氏自らがジーピーのホームページでまとめている。その総括の中で「世界のレベルがどうであったかというと、日本のトップクラスの人たちであれば、英語が程々にできる前提で、対等に渡り合えるのではないかなとは思いました」とコメントしている。再来年も日本人の活躍が期待される。

ジーピー:カタン世界選手権について

ジャンプSQ.19にボードゲームコミック

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10月18日発売の『ジャンプSQ.19』(Vol.16、690円)に、ボードゲームコミック『ライズエンドロール』が掲載されている。稲木智宏作、読み切り53ページ。

『ジャンプSQ.19』は集英社が『ジャンプスクエア』の増刊として隔月で発行している雑誌。『ライズエンドロール』は堅物生徒会長とボードゲーム大好きの女子高生のボーイミーツガール・ストーリーで、『ごきぶりポーカー』と『ワンスアポンアタイム』が登場する。

小学館の『ゲッサン』で連載中の『放課後さいころ倶楽部』に続くボードゲームコミックで、読み切りとはいえ続編が期待される。

エッセン(Essen)

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売れなくて閑古鳥

今年のシュピールでは、このイベントをテーマにしたボードゲームが2タイトル発売された。1つがボードゲームを買い込んで運ぶベルギーボードゲーム『エッセン・ザ・ゲーム』(TGiWレビュー)、もう1つがボードゲームを売り込んで儲けるフィンランドのボードゲーム『エッセン』である。シュピールの出展者となって、ほかのブースより多くの売り上げを上げることを目指す。

毎ラウンド、タイルで指示された数のゲーマーがやってくる。これをプレイヤー間で均等に分けて、さらに自分のブースボードの中で4つのテーブルに均等に分ける。この人数を見て、各自販売テーブルをいくつ作るか決める。客が多いほど、販売テーブルが多いほど儲けは大きいが、販売テーブルは有料である上に、たくさん作っても売れないことがある。販売テーブルを多く作ることはリスクを伴うというわけだ。

次に各プレイヤーのアクション。販売テーブルを増やす、デモプレイに出る、広告を出す、セールを行うなどのアクションから1つを行う。これが終わったらいよいよ販売。タイルをめくり、いくつの販売テーブルが稼働するか指示される。稼働した販売テーブルのところにいた客の数だけ収入。

この後、何も買えなかった客が移動する。宣伝力を比べ、多いところに残りの客を移動する。テーブルの数が限られているため、宣伝に力を入れるとどんどん客が集まってくるが販売には力を入れられず、販売に力を入れるとほかのブースに客が流れてしまうというジレンマ。客が集まってきたタイミングでうまく販売できると嬉しい。

また、全体でどれくらいの客がゲームを買えたか調べ、多いときは相場が上がる。宣伝費用がかさんだり、収入が減ったりする一方、ゲーム終了時のボーナスが増える。ボーナスは残った客の数、ラウンドごとの最高売り上げ記録、最低売り上げ記録で1位のプレイヤーに入り、ボーナスが少ないときは地道のゲームを売り、ボーナスが高いときはゲームよりボーナスを優先するのがよいだろう。

これを数ラウンド繰り返し、利益とボーナスを足して最も多いプレイヤーの勝ち。3人プレイで40分程度。客がなかなか集まらなくてほそぼそと経営していたが、途中で主な押して広告に力を入れ、大量に客を集めて儲けることができた。しかしそれも1度だけ。コンスタントに利益を上げることができず3位。

エッセンのブースで1人で販売からデモプレイまでやりくりしている人を見るととても大変そうである。出展したことのない人でもその大変さが少し理解できるゲームだ。

Essen
H.P.クーセラ/ルディクリエイションズ(2014年)
2~4人用/12歳以上/45分
国内未発売

『クイズいいセン行きまSHOW!』11月29日発売

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アークライトは11月29日、国産ゲームブランド「スイッチゲームズ」第2弾となるコミュニケーションゲーム『クイズいいセン行きまSHOW!』を発売する。川崎晋デザイン、TANSAN&CO.イラスト、3~10人用、8歳以上、10~30分、3500円(税別)。

2008年にカワサキファクトリーから発売された作品。当サイトの新作評価アンケートで1位を獲得している(TGiWニュース)。

「『アツアツのカップル』という表現に最適な温度は?」「『贅沢な食事』と呼べる外食は、何円以上から?」といった、誰も答えを知らない問題が出題され、全員が回答した中からちょうど真ん中の数値が、「正解」になる。

答えは決まっていないといっても、メンバーの顔触れを見て常識的な数値を出すセンスが求められる。みんなの感覚とかけ離れた回答で大爆笑になるのも楽しい。絶版になって久しかった待望のパーティーゲームだ。

TGiWレビュー:クイズいいセン行きまSHOW!

シュピール'14:アスモデ・ゲーミングナイト

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シュピール初日の夜に、会場近くのホテルで行われているアスモデ・ゲーミングナイトに参加してきた。

アスモデ(Asmodee)はフランスのボードゲーム出版社で、自社製品としては『ドブル』や『ジャングルスピード』など数えるほどしかないが、アメリカ、ドイツ、中国に支社をもち、フランス内外の出版社の製品を取りまとめて世界中に売るというビジネスモデルを確立している。

数年前からハズブロー社(アメリカ)に代わってシュピール入口の一番目立つブースを取っており、今ではらさらにホワッツ・ユアゲームズ?(イタリア)、パールゲームズ(ベルギー)などのシュピールで人気の出版社も束ねている。

ゲーミングナイトでは軽食を取った後、いくつかのテーブルに分かれて座った。そして7分という制限時間で、傘下の出版社が順番にプレゼンをして回るという仕組みだった。紹介された作品は20タイトル。すでに発売されているものもあれば、未発表の試作品もある。このプレゼンを聞いて、各国のディストリビューターは、その商品を買いたいか、現地語版を出したいか答える。

プレゼン中も自由に飲食できるので、朗らかな雰囲気である。プレゼンするほうもビールやワインを片手にもっている。フランス人デザイナーのB.フェデュッティが自作の試作品を紹介するとき、「日本語で知っているのはジャンケンポンとアイコデショ」と言っていたのには笑った。

今回プレゼンしたのは13社。参加した各国のディストリビューターは20社以上で、広がりの大きさに驚く。アスモデの支社を除くとドイツは出版社、ディストリビューターともに参加しておらず、ドイツ包囲網のような状態である。これまでボードゲーム業界をけん引してきたドイツが、主役の座をフランスに明け渡す日が来るかもしれない。

シュピール'14:ドイツゲーム賞授賞式

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10月15日、シュピールの前夜祭となるドイツゲーム賞授賞式が午後7時半から行われた。フリードヘルム・メルツ社の招待により出版社、デザイナー、記者など100人以上が集まり、ワインやビールを飲みながら和やかに進められた。

ドイツゲーム賞は1990年から毎年行われているもので、愛好者による投票で順位が決められる。投票はドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』『シュピールボックス』『シュピーラライ』にハガキが同封されるほか、テレビやラジオで活躍しているジャーナリスト、ドイツ、オーストリア、スイスにある300以上のボードゲームサークル、そして2001年からインターネットで行われ、数千人の愛好者が投票に参加している。

はじめにエッセン市長から金の羽根・模範ルール賞の贈呈。今年は『アブルクセン』が受賞し、ラベンスバーガー社の方とW.クラマー氏が壇上に登った。続いて10位から順番に呼びあげられ、それぞれ出版社とデザイナーが壇上で賞状を受け取る。

感慨深かったのは『ラブレター』で4位を受賞したカナイセイジ氏の登壇。以前にも日本人作品の受賞はあったが、日本人が登壇するのは史上初である。インタビューはなかったが、ドイツ語版の発売元であるペガサスシュピーレの方とともに賞状を受け取り、カメラに囲まれていた。

ダイス・ブルーイング(Dice Brewing)

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美味しいビールを作ろう

世界中のビールを、ダイスの組み合わせで作っていくダイスゲーム。シュピール出展は2年目となるポーランドの出版社「ボード&ダイス」が発売した。ダイスの目を操作するアクションを駆使するべく、振った後に考えることの多いゲームである。

ゲームに登場する4色のダイス、黄色はライトモルツ、黒はブラックモルツ、緑はホップ、青は技術を表している。自分の番になったら手持ちのダイスを全部振って、ビールの原料やアクションに分配していく。

ビールの原料はカードが並んでいて、そこに示されている。ダイスの数だけでなく、ダイスの目まで決められており、さらに後半になって登場する難易度の高いビールには、お金を払って購入する特別な原料も必要となる。原料にするダイスはリザーブに移して、ビールの原料に使うまで振り直すことはできない。中途半端な出目をリザーブに移すか、ほかのアクションに回すかが悩ましい。

ダイスが足りなかったり、出目が低かったりして原料を揃えられないときのために、青のダイス=技術がある。これを使うと、ダイスを増やしたり、出目を上げたりすることができる。そのためのアクションがいくつか用意されており、ダイスを置くことで実行できる。アクションはラウンドによってできることがだんだん増えていくのが楽しい。

出目を整えたら、スタートプレイヤーから順に醸造。必要なダイスを使って、条件を満たすビールカードを取る。これがゲームのメインで、醸造するとお金や得点が入ってくる。しかし狙っていたカードが先の人に取られてしょんぼりということも。

醸造に使ったダイスも次の手番に振ることができるので、基本的にダイスは増えていく。しかしビールの醸造に必要なダイスも増えていくので、ダイスが多いからといって簡単に作れるとは限らない。むしろ何も醸造できずに手番終了ということも多い。

4人プレイで1時間ほど。序盤からみんなダイスの目がよくて、どんどんいいビールが醸造されていく。しかしよく見ると、得点になるビールと収入になるビールがあり、私は収入になるビールばかり醸造していたものだから得点が上がらない。その間に神尾さんが得点になるビールをどんどん醸造してぶっちぎり。

ダイスの出目が1つか2つだけ低いときなど、どのアクションをどの順番で使うと醸造できるようになるのか、そのアクションのためのダイスはいくつ使えるのかなど、振ってから考えることが多くてしびれた。1枚1枚名前付きで描かれているビールの名前と色合いを見るのも飽きない。

Dice Brewing
F.グロワツ、I.フスツカ作/ボード&ダイス(2014年)
2~4人用/12歳以上/45分
国内未発売

『パッチヒストリー』日本語版、11月29日発売

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アークライトは11月29日、韓国の文明発展ゲーム『パッチヒストリー(패치스토리/Patchistory)』日本語版を発売する。ジュン・ユンミン、キム・ジュンヒュ作、2~4人用、12歳以上、60~120分、6800円(税別)。

デインコー社(韓国)が2013年に発売したボードゲームで、イエロ社(フランス)によってフランス語版も作られている作品。プレイヤーは古代から現代までの3つの時代を通じ、パッチワークのように地形タイルを組み合わせて自国領土を広げ、生産力を上げるとともに、戦争や交易を行い、モニュメントを建て、文明を進化させてゆく。

チンギスハン、カエサルからピラミッド、マチュピチュ、そして赤十字やステルス機まで、古今東西の歴史上の人物や文明の産物が登場。近隣諸国との通商路の設定や軍事力の増強、投票と広報活動、施設の建設や綿密なインフラ整備に加えて、偉人と世界遺産への礼讃や宣戦布告まで、たくさんの要素が詰め込まれたゲーマー向け作品。それでいてシステムを簡素化、抽象化することで遊びやすくしている。

シュピール'14:開幕

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世界最大のボードゲームフェア「シュピール」が今月16日から4日間にわたり、ドイツ・エッセンにて行われる。今年は41(昨年比+2)か国から832(昨年比+2)団体が出展し、850(昨年比+50)タイトル以上の新作が発表される。会場は新しくホールを1つ増やして58000(昨年比+10000)㎥。今年も愛好者やバイヤーなど世界中から15万人が参加する予定となっている。

開幕に先駆けて前日に行われた記者会見では、ラベンスバーガ―社のコンピュータを使ったボードゲーム「スマートプレイ」や、今年発売100周年を迎えるドイツの国民的すごろく『イライラしないで!』、ゲーマーズゲームの広がり、クイズ・パーティーゲームの人気などいくつかのトピックが取り上げられた。

壇上にはドイツのテレビ料理人S.ヘンスラーが料理クイズゲーム『ヘンスラーの料理ラリー』、北京オリンピック重量挙げ金メダリストのM.シュタイナーが"ThinkFun"という脳トレの宣伝に上がった。

最後にドイツのボードゲーム出版社で組織されている「ボードゲーム出版社協会」が市場動向について発表。今年の前半は温暖な気候のため屋外の趣味に押され、前年同時期比4.8%の売り上げ減となっていることを明らかにした。売り上げにはワールドカップ関連のTCG人気(前年比+9.4%)も含まれているため、ボードゲームの落ち込みは相当なものである。カードゲームやダイスゲームなどのシンプルなファミリーゲームが元気な一方、戦略性の高いゲームの売り上げがやや落ちていることも一因と分析、異なる世代をつなぐツールとしての機能に期待を寄せている。

Internationale Spieletage SPIEL'14


シュピール'14:AllGames4you

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エッセン市内にあるボードゲーム専店AllGames4you(オール・ゲームズ・フォー・ユー)を訪問。品揃えの豊富さに圧倒され、久しぶりに心のリミッターが解除された。

このお店はネット通販もしており、私は10年以上前から毎年のように利用している。ドイツ年間ゲーム大賞のノミネート作品が発表されたとき、日本にまだ入っていない作品を探すと、一番揃うショップがここである。今年はキッズゲーム大賞のノミネート3作品をすべてここで手に入れた。当初在庫にないものもあったが、数日で調達してしまったのには舌を巻いた。

店舗はエッセン中央駅からS9という各駅停車で3駅、エッセン・ホルトハウゼン(Essen-Holthausen)駅から徒歩10分くらいのところにある。ルール川のほとりにある駅から、遊歩道で車道に出て北へ行き、教会の手前から曲がる。途中のところどころに看板があるので迷わなかった。

倉庫のようなところを改造して作ったお店には、新旧のボードゲームがびっしり並んでいる。シュピールには毎年出店しているが、これだけ多くの商品を持ち込むことは不可能だろう。「シュピールにもっていくのは新作だけ」とティーマン店長。愛好者にとっては、すでに絶版になって久しいゲームがあちこちにある店舗のほうがシュピールのブースよりも魅力的だ。

入ってすぐアドルングシュピーレの製品がずらりと並んでいて心躍る。ルックアウトシュピーレ、コスモス、ツォッホ・・・と出版社別に陳列されているのがそそる。アミーゴのカードゲームは、『ボーナンザ』シリーズだけ別にまとめられ、見たこともないディスプレイで陳列されていた。さらに通販には出てこない中古品、箱つぶれ品などのコーナーもあって、食い入るように見ているうち、気が付けば1時間。

ふうかさんは『カナロア』と『ルドフィール』を見つけ、ピアトニクのトリックテイク『やあ、こんにちわ!』を購入。これで心のリミッターが解除されてみんな買うモードに突入。私は『ダイスソーセージ(Würfelwurst)』『イリーガル(Illegal)』『オメルタ(Omerta)』を購入、神尾さんは『カラヤのスルタン』と『花火デラックス』を買っていた。

ティーマン店長と少し話したが、このお店は17年前にオープンしたという。またティーマン店長は重量級ボードゲーム『プラネットスチーム(TGiWレビュー)』のデザイナーでもある。ゲーム好きでなければ、このような並べ方はできないだろう。

お店はシュピール前だけでなく、シュピール期間中も空いている。スタッフ数名でお店の前にワゴン車を停めて、荷物を搬入したり相談したりと忙しそうだった。シュピールの会場から近いという地の利を活かしていることも、長年続いている一因だと思われる。シュピールの前後に訪ねてみてはいかが。

AllGames4you
Langenberger Straße 436, 45277 Essen
ホームページ

『ピットデラックス』日本語版、11月15日発売

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アークライトは11月15日、3~8人用、7歳以上、30分、2500円。

1904年、パーカーブラザーズ社(アメリカ)から発売されて以来、100年以上の間に版が重ねられてきた古典的名作。日本でも、トミーから1989年に一度、日本語版が発売されており、25年ぶりの日本語版となる。

オレンジや大豆などのカードを全員に配り、ほかの人と交換して手札を同じ絵のカードに揃えることを目指す。プレイの順番はなく、交換したいカードの枚数を口頭で告げ、同じ枚数同士がいれば交換が成立。こうして手札が揃ったら即座にベルを鳴らしてラウンド終了となる。いずれかのプレイヤーが一定の点数に達すれば勝ちだ。

ゲーム開始とともに「1枚、1枚!」「3枚、誰かいない?」など、商品取引所の騒がしさと興奮を味わうことができる。バリエーションルールとして、「静かなピット」も付属し、新しい楽しみ方もできる。

アークライトゲームズ:ピット完全日本語版

ピットデラックス日本語版(コンポーネント)
ピットデラックス日本語版(ベル)

シュピール'14:クイーンゲームズ

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『キングダムビルダー』で大賞を受賞したドイツの出版社です。

キューボ(Cubo)
J.ベルガー、J.グプタ作、2~4人用、8歳以上、20分。
全員がダイスを同時に振るスピーディーなダイスゲーム。インドで春を祝うお祭り「ホーリー」にちなみ、カラフルな色が用いられます。中央には4つのダイスがあり、各自9つのダイスを振ります。ダイスの組み合わせで中央のダイスをほかのプレイヤーより早く取ることを目指します。

エスケープ:ゾンビシティ(Escape:Zombie City)
K.A.オストビー作、2~4人用、10歳以上、15分。
制限時間内にダンジョンを脱出する協力ゲームの続編。ゾンビの襲撃から生き残ったプレイヤーたちが、街の教会に隠れています。必要な用具を集め、古いマイクロバスに乗って街から脱出しなければなりません。
15分間のサウンドトラックCDを流してプレイします。この時間が終わると、ゾンビは手に負えなくなり、敗北が決定します。

グリード(Greed)
D.X.ヴァッカリーノ作、2~5人用、10歳以上、30分。
犯罪者のボスとなってお金を稼ぐカードゲーム。各自12枚の手札から1枚を選び、同時に公開してアクションを行います。そして残りのカードをそれぞれ左どなりのプレイヤーに渡します。こうして10ラウンドを行い、勝敗を競います。
カードには銀行に支払うなどのコストのかかるもの、プレイするには別のカードを出しておかなければならないなどの条件があるものがあります。プレイしたカードで手に入れたトークンを換金し、所持金と足して合計が多い人が勝ちます。

ネプチューン(Neptun)
D.ヘン作、3~5人用、8歳以上、45分。
ローマの商人となって商品を街や神殿に運ぶゲーム。海上を移動し、契約に従って商品を届けます。契約には順序があるので、順路を考えて契約を受けたほうがよいでしょう。契約を果たすと神殿から好意か、お金をもらえます。お金は船の移動力を増やすのに使います。最終的には、神殿の好意を最も多く集めた商人が勝利します。

オーク・オーク・オーク(Orcs Orcs Orcs)
F.ティベン作、2~4人用、10歳以上、60分。
塔に攻め込んでくるオークの集団を、賢者たちが退治するデッキ構築ゲーム。呪文をとなえ、オークを蹴散らし、その腕前を競います。塔の周りには放射線状に6つの道があり、外側からオークが攻めてきます。オークは3種類あり、強さや倒したときに得られる能力が異なります。毎ラウンド、はじめに運命カードを引いて、今回の重点とルール変更があります。最後は倒したオークや覚えた呪文が得点になり、デッキの中にある毒カードが失点になります。

ドラゴンの谷(Tal der Drachen)
J.ベルガー、J.グプタ作、2~4人用、6歳以上、20~30分。
魔法使いに捕まる前に、ドラゴンの子どもを巣に帰すゲーム。2人のプレイヤーが1本の杖をもち、魔法の力でドラゴンの子どもを運びます。

シュピール'14:フランニョス出版

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『騎兵ゴルフ』のクラウドファンディングで話題を集めたドイツの出版社です。

マヘ島(Mahé)
A.ランドルフ作、2~7人用、7歳以上、30分。
愛好者の間で幻となっていた『冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet、1990年)のリメイクです。この作品はさらに『カンガルー(Kängaruh、1974年)』を元にしており、実に40周年を記念するリメイクです。
アフリカ大陸の東に浮かぶセーシェル共和国で一番大きいマヘ島。ここにウミガメたちが卵を産みに集まってきました。
ダイスを3つまで振って島を周り、岸にたどり着いたらカードに指示されただけ卵を産むことができます。ほかのウミガメの背中に乗って運んでもらうこともできます。カードがなくなったとき、卵を一番多く産んだウミガメの勝利です。

『ダンジョンギルド』日本語版、11月15日発売

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アークライトは11月15日、『ダンジョンギルド(Dungeon Guilds)』日本語版を発売する。D.アマン作、3~6人用、12歳以上、20~60分。2400円(税別)。

オリジナルは台湾のモアイデアス・ゲームデザインから昨年発表されたもので、デザイナーも台湾人である。モアイデアス・ゲームデザインは日本のゲームマーケットにも出展しているのでおなじみの方も多いだろう。ダンジョンに巣食う魔物をなぎ倒し、誰よりも多くお宝を持ち帰るゲーム。

プレイヤーはそれぞれが一攫千金を狙うギルドのメンバーを率い、フロアごとにモンスターが潜んでいる危険なダンジョンの攻略を目指す。各ギルドから、フロアごとに主役となるメンバーを選出しながらダンジョンを探索。どんなモンスターが出てくるのか、他のギルドはどれくくらいの戦力を投入してくるかの読み合いや駆け引きがポイントとなっている。

かわいくデフォルメされたキャラクターやモンスターも見どころ。味方戦力のやりくりとダンジョンならではのドキドキ感が楽しい、手軽なダンジョン攻略ゲームだ。

アークライト:ダンジョンギルド

ダンジョンギルド日本語版(コンポーネント)

「エッセンシュピール」は和製独語?

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毎年10月にドイツ・エッセンで行われ、15万人の愛好者が訪れるイベントがまもなく始まる。日本では「エッセンシュピール」という呼び方で定着した感がある。「エッセン国際ボードゲーム祭」などと呼ばれていたこともあったが、『メビウスママのエッセンシュピールガイド』で決定的なものとなった。

この本の校正で「エッセンシュピール(Essen Spiel)」と書かれていたのが気になり、調べたことがある。海外でも"Essen Spiel"と呼ぶのだろうか。

公式サイトでは"Internationale Spieltage(国際ボードゲームデイズ)"や"SPIEL(シュピール)"と呼ばれている。SPIELが全て大文字なのは、一般名詞「ボードゲーム」とイベント名を区別するためである。この区別が分からないドイツの一般向けには"Spielemesse Essen(ボードゲームメッセ・エッセン"と呼ぶ。

ボードゲームギークなど、世界の愛好者からは、年号をつけて"Spiel'14 Essen(シュピール14・エッセン)"と呼ばれたり、"Essen fair(エッセンフェア)"と呼ばれたり、あるいは単に"Essen(エッセン)"と呼ばれたりしている。

このように、"Essen"や"SPIEL"という呼び方はあるが、"Essen SPIEL"という組み合わせで呼ばれることはない。順序の問題だけだが、「エッセンシュピール」は和製独語といえるだろう。ドイツ人デザイナーのReiner Kniziaが、「クニツィア・ライナー」と呼ばれるようなものである。

このような日本独特の呼び方は、どうやら当サイトの新作プレビューで「エッセン シュピール'xx新作情報」としていたのが元になっているようだ。スペースを入れて分けていたが、つなげてひとつの単語と認識されたと見られる。その点で責任を感じている。

単に順序の問題であるし、海外で通用しないわけではないから、改めるべきであるとは思わない。少しだけ感じた違和感を書き留めておくだけである。パリ・シャルルドゴール空港より。

シュピール'14:クレイニオ・クリエイションズ

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『ダンジョンファイター』や『スチームパーク』などの一風変わった作品で知られるイタリアの出版社。ロゴはドクロのマークです。

ダンジョンバザール(Dungeon Bazar)
P.チェッチェート、S.ルキアーニ、D.タスキーニ作、3~4人用、8歳以上、45分。
『ツォルキン』のデザイナーが手がけたダンジョンゲーム。
洞窟の近くで店を構え、ドラゴン退治に来た冒険者たちに武器や防具、道具を販売して儲けるゲーム。武器商人たちが、収入源となるドラゴンを守るため、ダンジョンをこっそり調整していることを冒険者たちは知りません。
各プレイヤーはゲームボードをもち、そこに装備品カードを並べます。冒険者カードには、その冒険者がほしがっている装備と優先順位が示されています。冒険者たちは、優先順位と所持金によって、一番安いものを買います。一番お金を儲けたプレイヤーの勝利です。

混乱(Soqquadro)
S.ルキアーニ、L.T.ソレンティーノ、D.タスキーニ作、2~12人用、8歳以上、20分。
こちらも『ツォルキン』のデザイナーが手掛けた、リアルタイムアクションゲーム。山札からカードを引き、そこに指示されたものを探してきます。カードは3種類の難易度があり、「緑のもの」「柔らかいもの」などから「Rのつく黒いもの」などがあります。
指示されたものを見つけて帰ってきたらコマを進め、次のカードを引きます。チャレンジラインを超えたらゲームをいったん中断し、チャレンジを行います。最初にゴールしたプレイヤーの勝ちです。

ダンジョンファイター:ザ・ビッグウェーブ(Dungeon Fighter: The Big Wave)
A.ブオンフィーノ、L.シルヴァ、L.T.ソレンティーノ作、2~6人用、8歳以上、60~90分。
奇妙な振り方でダイスを振ってダンジョンを探検するゲームの拡張第2弾。地水火風の4つのテーマで拡張が制作されることになっており、第1弾の「火」の拡張(『炎の意のまま』)に続き、今度は「水」の拡張です。
新しいモンスター、装備品、海賊のヒーロー、新しい部屋のマップが入っており、ボスとしてクトゥルフが登場します。TRPGのように経験値をため、カードを使って回復の呪文などの水の力を使います。

ビンバンバン(Bim Bum Bam)
L.T.ソレンティーノ作、1~99人用、7歳以上、5分。
スタートプレイヤー決めやタイブレイクのアイデアをまとめたカード集。「踊りが下手な人」「ビデオゲームが上手な人」など、ジョークがきいています。

『モダンアート』日本語版、10月17日発売

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ニューゲームズオーダーは17日、R.クニツィアの名作競りゲーム『モダンアート』日本語版を発売する。3~5人用、10歳以上、45~60分、3000円(税込)。

R.クニツィアが1992年に発表した、絵画をめぐるオークションゲーム。プレイヤーたちは画商となり、未来の巨匠となるかもしれない画家たちのポップアートを競りで売買して利益をあげ、より多くの富を得ることを競う。トレンドがころころ変わる絵画の価値の乱高下を読み、 また自ら操っていく。

5人のアーティストの絵画を5種類のオークションで手に入れ、価値を上げて儲ける。絵画が市場に出回るほどその画家の価値が高まり、ラウンド後に高値で売却できるが、売却された絵画はもう市場に戻らないため希少になっていくという悩ましさがある。

1993年のドイツゲーム賞、ドイツ年間ゲーム大賞候補をはじめ、日本(日本ボードゲーム大賞3位)、フィンランド、ブラジル、ノルウェー、フランスのゲーム賞に入賞している。受賞年が複数年にまたがっており、世界中で愛好されているロングセラーだ。

ドロッセルマイヤーズによる『スタンプス』(2011)をはじめ、これまで中国、ブラジル、北欧、フランスでさまざまなアートワークでリメイクされてきた。今回のアートワークは、 愛好者に人気の高いハンス・イム・グリュック社によるドイツ語版のものを忠実に再現。 現在世界各国で販売されている中で唯一の、 原版を踏襲したものとなった。箱サイズを大きくダウンサイズすることで、低価格を実現している。

ニューゲームズオーダー:モダンアート



シュピール'14:シュミットシュピーレ

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『クワークル』で大賞を受賞したドイツの老舗出版社です。ハンス・イム・グリュック社とドライマギア社の製品も販売を取り扱っています。

アドベンチャーツアー(Adventure Tours)
カナイセイジ作、3~6人用、10歳以上、30~60分。
カナイ製作所の『舞星 Mai-Star』(2010年)のリメイク。AEG社からは今年、同じタイトルで英語版が発売されましたが、シュミット版はテーマを芸者から冒険に変えました。
探検のリーダーとなって、探検隊を素晴らしい場所に連れて行き、お金を稼ぎます。でもきちんとした装備がないと、どこにも連れていけません。ゲームは3ラウンドで行われ、各ラウンドには6枚の手札をもちます。手番にはカードを1枚、サポーターとして右側にプレイして装備を整えるか、探検者として上側にプレイして雇ってもらいます。雇ってもらうには、その探検者の要求に応える装備がないといけません。プレイできれば、特殊能力が手に入るほか、ラウンドの最後に収入になります。
エキスパートルールでは、スタートから装備や特殊能力が異なり、各自の戦略が代わります。

トラックス(TrakkX)
T.プレヒト作、2~4人用、8歳以上、40分。
『ラミィキューブ』と『クワークル』をかけあわせたような作品です。4色、1~14のタイルとスペシャルタイルから、ランダムに15枚のタイルをもってスタートします。自分の手番にはタイルを補充してから、何枚か出します。最初は同じ数字で違う色の3~4枚か、同じ色で3連続以上を出します。その後はほかのプレイヤーが出したタイルに付けることもできますし、組み替えてから出すこともできます。最初に手持ちのタイルを全て使いきったプレイヤーが勝者です。

クラウンズ(Crowns)
B.シュヴェア作、1~6人用、8歳以上、20分。
6個のダイスを振って自分の5×5のボードを埋めていき、ビンゴの要領でタテ・ヨコ・ナナメの列をいっぱいにすることを目指すダイスゲーム。振った目の中で、低い目に変えることができるのが特徴で、例えば5,4,4,3,3,2と出れば、全ての目を2にして2が6つのマスを埋めたり、5を4にして4が3つのマスを埋めたりすることができます。誰かが18マス埋めたところでゲーム終了となり、列ができていれば得点になります。

クワークル・シンプソンズ(Qwirkle SIMPSONS)
S.M.ロス作、2~4人用、6歳以上、30~45分。
ドイツ年間ゲーム大賞作品に、アメリカのテレビアニメシリーズのキャラクターを載せました。

ピックニック(Pick Nick)
F.ベーベンロート作、2~4人用、5歳以上、15分。
鳥のニックに食べられないように虫たちが巣を目指します。ダイスで出た色のタイルを置き、ボードにいっぱいになったら取ることができます。その前にニックの目が出ると、ニックがつまみます。つまみにくい葉のかげにタイルを置いてニックから守りましょう。

『交易王』日本語版発売

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ニューゲームズオーダーは10日、R.クニツィアの名作カードゲーム『交易王(Handelsfürsten- Herren der Meere)』日本語版を発売した。2~4人用、12歳以上、30分、2500円(税込)。

刻々と変わる需要に応じて船の荷物を替え、収益を競うゲーム。各自はじめに船が2隻あり、胡椒、塩、インディゴなど6種類の品物のいずれかを1つずつ積んでおり、需要カードを出したとき、その荷物を積んでいる全員に収入がある。どの品物を積むか、ほかのプレイヤーの船を見て流行を見極めないといけない。さらに収入で新しい船や特殊能力を買えるが、高価なので元が取れるかは分からない。クニツィアらしい、駆け引きとジレンマの作品だ。

2007年にドイツ・ペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売され、アラカルトカードゲーム賞7位、日本ボードゲーム大賞5位を獲得。30分という手軽なプレイ時間ながら、ボードゲームの醍醐味を味わうことができ、2009年に第2版、2010年に英語版が出るなど根強い人気がある。

ニューゲームズオーダーでは近年のボードゲーム愛好者の増加に伴い、「『交易王』が欲しい、遊びたい」という声が多く寄せられたため、日本語版を制作したという。

ニューゲームズオーダー:交易王

シュピール'14:dlpゲームズ

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『シベリア』『シトラス』などのドイツゲームらしい作品を作っている個人出版社です。

オルレアン(Orléans)
R.シュトックハウゼン作、2~4人用、12歳以上、90分。
中世フランスの街オルレアンとロワール地方を舞台に、交易、建設、科学の分野で力を競います。ほかの街へ旅をし、必要な品物を仕入れて商館を建てます。
ゲームのクライマックスは、アクションを選ぶ仕組みです。そこでは農夫、職人、騎士、修道僧といったいろいろな人物が必要となります。これらの人物を自分の配下にします。騎士は行動範囲を広げ、旅の護衛になってもらいます。村では職人を雇い、商館を建てたり、工具を製造してもらいます。学者は進歩するのに重要な役割を果たします。また修道僧は、悪運を回避してくれます。
アクションはたくさんありますが、できることは限られていますが、ひとつの領域に力を入れると追加アクションが得られます。それぞれの戦略に従って、自分の配下やほかの要素を意識的に選び、マッチさせていかなければなりません。

がっぽり大儲け(Scheffeln)
R.シュトックハウゼン作、2~7人用、10歳以上、20分。
ボード上にいる8人のキャラクターを使って、お金を儲けるのが目的です。手番には、4枚の手札から1枚の移動カードをプレイして、キャラクターを1人移動するか、1枚裏にして出して別のキャラクターカードを場から取ります。移動するのは自分のキャラクターでも他人のキャラクターでもかまいません。キャラクターは、カードが一定枚数出たときに、場所と仕事によってお金をもたらします。
ドイツのクラウドファンディングで製品化された作品で、小ぶりながら、怒りとブラフが中心のピリリとしたゲームです。4人までプレイできる手番制と、7人までプレイできる同時プレイの2種類のルールがあります。

『バイブルハンター アドベント』11月16日発売

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株式会社キリスト新聞社は11月16日、ゲームマーケット2014秋を皮切りに『バイブルハンター アドベント』を発売する。デザイン中村誠、グラフィックTANSAN&CO.、1~6人用、8歳以上、15分、2300円(税別)。単体でも、前作の『バイブルハンター』と組み合わせても遊ぶことができる。

同社の「聖書コレクション」シリーズ第3弾となるカードゲーム。今年3月に発売された『バイブルハンター』から、カードの種類を一新した。プレイヤーは聖書に登場する多彩な人物(人物カード)を召喚し、失われた聖書(聖書カード)を獲得(ハント)していく。今回はアドベント(待降節)にちなんで「マリア」「天使ガブリエル」「東方の博士」、アイテムとして「黄金」「乳香」「没薬」、さらには 創世記の「アダム」「エバ」などのカードが追加される。同梱されるプロモーションカードは「イエス(少年期)」。

フレーバーテキストの表記はカトリックとプロテスタントの双方で使用されている 「聖書 新共同訳」に準拠し、前作に引き続き、公式に日本聖書協会からの推薦を得ている。

TGiWレビュー:バイブルハンター

シュピール'14:ラベンスバーガー

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『アブルクセン』でスマッシュヒットしたドイツの大手出版社です。

オロンゴ(Orongo)
R.クニツィア作、2~4人用、10歳以上、40分。
イースター島の秘密の歴史を担い、神々に捧げ物をして、モアイの像を作ります。
ほかのプレイヤーよりも多くの貝を供え、六角形マスになっている島でよりよい建設場と効果的な資源を手に入れます。シンプルなルールの競りと建設のゲームです。

上に走れ!(Lauf rauf!)
R.コルツェ作、2~4人用、8歳以上、30分。
サイコロを振り、その組み合わせで各自3つのコマを山の頂上まで進めます。しかしほかのプレイヤーが邪魔をするので容易ではありません。
手番には3つのサイコロを振り、そのうち2つの合計だけコマを進めます。登り口のマスにちょうど止まれば、上の段に進めます。3つのサイコロの中には黒いものが1つあり、この数だけ進んだ先にほかのコマがあれば、そのコマを取って振り出しに戻すことができます。
ダイスでゾロ目や3連続が出ると、コマを戻したり、条件付きで登ったりできる特殊カードがもらえます。

ブタ仲間!(Sau-Bande!)
サイヴィジョン会社作、2~4人用、4歳以上、15分。
ブタの子どもたちが泥団子を押し付け合うアクションゲーム。中央からお母さんブタが出てきたとき、自分のところに泥団子があると「洗いなさい」チップを受け取ります。誰かが3枚受け取ったところで、一番少ない人が勝者です。

日本ボードゲーム大賞2014:対象作品の情報を募集

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NPO法人ゆうもあは、今年の日本ボードゲーム大賞で投票の対象となるゲームリストを作成するため、情報を集めている。国内で発売されるボードゲームが年々増加している中、制作者や販売者からの情報で過不足のないリスト作成を目指す。

投票の対象となるのは「国産」「日本語版」「訳付き輸入版・多言語版」「同人ゲーム」のいずれかで、昨年10月から今年9月の間に日本国内で新しく発売されたもの。拡張・リメイク・シリーズ(同一システム)・伝統ゲーム・パズル・知育玩具・キャラクター商品・過去の受賞作品・過去の投票対象作品を除く。また実店舗2店以上での販売実績があるものに限られる。

今年から新設された「同人ゲーム」カテゴリーでは、実店舗2店以上での販売実績があるものか、該当期間内に開催されたゲームマーケット(東京2013秋・大阪2014・東京2014春)のいずれかで1度でも販売実績があるものが対象となる。

デザイナー、イラストレーター、発行元・発売元、卸・流通業者、販売店からの情報を受け付ける。下記のリンクにあるフォームから10月15日まで。寄せられた情報を元に仮リストを公開し、11月まで修正を受け付けて本リストを決定することになっている。

ゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2014 投票対象ゲームリスト作成のご協力のお願い

シュピール'14:チェコゲームズ出版

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オリジナリティの高い作品で東欧から新風を送り込んでいる出版社です。

アルケミスト(Alchemists)
M.コトリー作、2~4人用、13歳以上、90分。
錬金術士たちが秘法を発見することを競うゲーム。魔法の材料をポーションに混ぜて飲み、その効果を調べます(助手に飲んでもらってもかまいません)。できあがったポーションはそのへんの冒険者に売って儲け、その利益で強力なアーティファクトを買います。製法の知識を出版すれば、名声が上がるでしょう。
ゲームは6ラウンドにわたって行われます。ラウンドのはじめにプレイ順を選びます。後に選ぶほど報酬が増えます。そしてワーカープレイスメントでアクションを行っていきます。知識は、材料を混ぜて結果をスマホ(iOS、アンドロイド、ウィンドウズも可)のアプリで得られます。ゲームごとに変わるアーティファクトは、高価なものですが名声をさらに高めてくれるでしょう。
プレイヤーの名声はゲーム中に上下します、最後に展示会を行い、錬金術の秘法をが明らかになったとき、各プレイヤーのセオリーが正しければ得点が入ります。

タシュ=カラール:永久凍土(Tash-Kalar: Arena of Legends - Everfrost)
V.フヴァチル作、2~4人用、12歳以上、60分。
日本語版も発売されている『タシュ=カラール:伝説の闘技場』の拡張セット。氷の国の強力な生き物18頭が登場します。ユニークな効果として、召喚したときではなく、必要に応じて能力を発揮できる「氷の効果」があり、戦略性が高まります。
『タシュ=カラール:伝説の闘技場』も新しいグラフィックと低価格で再版されます。すでに初版をもっている人のために、アップグレードデッキも発売されます。

ダンジョンロード:楽しい記念日(Dungeon Lords: Happy Anniversary)
V.フヴァチル作、2~4人用、13歳以上、90分。
モンスターを育成して勇者を阻むボードゲームの発売5周年を記念して製作されたコンプリートセット。『ダンジョンロード』基本セットに、昨年発売された『ダンジョンロード:フェスティバル・シーズン』、さらにモンスターや部屋やワナ、新しい呪文、パラディンなどを追加した決定版です。特殊能力によってゲームの幅が広がり、ペットを飼うこともできるようになります。

シュピール'14:ツリーフロッグゲームズ

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熱烈なファンの多いM.ワレスの個人出版社です。

ミソトピア(Mythotopia)
M.ワレス作、2~4人用、14歳以上、60~90分。
中世ファンタジーがテーマのデッキ構築ゲーム。2人専用だった『数エーカーの雪(A Few Acres of Snow)』のシステムを用い、デッキを構築するとともに自分の陣地を広げます。
ゲームボードは40の地域があり、それぞれ対応するカードがあります。はじめはランダムに地域カードが割り当てられ、そこに自分の街コマを置いておきます。この地域カードと、最初のカード5枚で最初のデッキを作り、手札として5枚をもちます。9枚の勝利点カードのうち4枚を使うため、ドラゴン、ルーンストーン、城砦、海エリア、ほかのプレイヤーへの攻撃など、ゲームごとに何が得点になるか変わります。
手番には2つのアクションを行い、手札を5枚まで補充します。アクションは、軍隊/船を買う、その軍隊/船を配置する、改良カードを引く、カードをリザーブする、カードを廃棄する、特定のアクションのためにカードを使う、隣の地域に侵攻するの9種類。侵攻するには、侵攻元の地域カードと、軍隊カードと食料が必要です。相手には防衛のチャンスが与えられます。
資源は侵攻に使う食料、都市・道路・城を建設する石材、軍隊・船・改良カードを買うお金の3種類があります。これらの資源は所有している地域から取れます。街を都市にすればリザーブできる枚数が増え、道路を作ればカードを軍隊を無料で移動でき、城を作れば防衛力が上がります。都市、道路、城は、勝利点カードに関わらず得点になります。

火星探検(Onward to Venus)
M.ワレス作、2~5人用、90分。
G.ブロードモアが19世紀のイギリス帝国によるアフリカ探検をパロディーにしたグラフィックノベル「ドクター・グロードボート」に基づくボードゲーム。舞台はさまざまな宇宙人が住む太陽系です。
惑星や月を駆け巡りタイルを集めます。タイルを取ると工場や鉱山を建てたり、変わった動物を狩ったり、お金を稼いだりできるようになります。またほかのプレイヤーに攻撃したり、惑星や月の危機レベルを上げたりするものもあります。危機レベルが上がると、火星人の侵略やロボットの反乱、宇宙海賊などが起こるので気をつけなければなりません。

シュピール'14:アルゲントゥムシュピーレ

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『コニーアイランド』『デスペラードス』『雲南』と玄人好みの作品を作っているドイツの出版社です。

エル・ガウチョ(El Gaucho)
A.D.フューラー作、2~4人用、8歳以上、60~75分。
ガウチョとは、17~19世紀に南米に居住し牧畜に従事していた混血民族のことです。ラプラタ川流域の草原地帯パンパで、ウシをできるだけたくさん集めるゲームです。ダイスを使ったロデオでウシを捕まえる能力を鍛えます。よく鍛えられると、ウシをたくさん捕まえることができるでしょう。
アクションはワーカープレイスメントで行います。各プレイヤーには7人の手下がおり、ウシを捕まえたり、ほかのプレイヤーのウシを盗んだり、ウシの順序を並べ替えたりします。手下を置くときには、ロデオで手に入れたダイスが必要です。ウシタイルには種類と数値があり、同じ種類を昇順か降順に捕まえていかなければなりません。この順序から外れるウシを捕まえてくると、それまでのセットがなくなってしまいます。
各ラウンドの最後に捕まえたウシでセットが完成したものを売ります。こうして最もお金持ちのプレイヤーが勝者となります。

ハンザ・テウトニカ:ブリタニア(Hansa Teutonica: Britannia)
A.シュテーディング作、2~5人用、12歳以上、45~90分。
東方マップに続く2つ目の拡張マップ。2人用ルールも付いています。

シュピール'14:ホワッツユアゲーム?

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イタリアからドイツに居を移した出版社です。『マデイラ』『ヴィニョス』『ヴァスコ・ダ・ガマ』などのヘビーなゲーマーズゲームを製作しています。

戦国(ZhanGuo)
M.カネッタ、S.ニッコリーニ作、2~4人用、12歳以上、60~120分。
紀元前221年に秦の始皇帝は戦国時代に終止符を打ち、中国を統一しました。プレイヤーは皇帝の使者として、帝国の統一に貢献することを目指します。インフラを整備し、万里の長城を建設し、兵馬俑を作ります。
アクションはカードをつかって行います。カードは自分のボードに置いて自分の能力を上げるか、全体のボードに置いて兵力を集めたり、建設したり、秦の軍隊を増員して移動したりします。皇帝に気に入られるためには、タイミングと方法が重要です。しかし、力をつけすぎたり、労働者を集めすぎたりすると民衆の支持を失い、ほかの王国が台頭することにもなりかねません。皇帝に貢献しつつ、民衆を反乱させなかったプレイヤーが勝利します。得点方法が数多くあり、多様な戦略が取れるゲームです。
作者は『ドージェの船』(ジョーキクス、2012年)のデザイナーコンビです。

シュピール'14:アバクスシュピーレ

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『花火』ドイツ語版で一昨年、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した出版社です。

ロイヤルズ(Royals)
P.ハウズ作、2~5人用、10歳以上、60分。
17世紀の貴族となって、ヨーロッパの覇権を争います。国カードをうまく使い、影響力を高めボーナスを獲得します。高い地位を手に入れるには、それだけカードも多く必要となります。また、すでに獲得した地位も陰謀カードで奪われることがあります。
手番にはカードを引き、カードをプレイしてボード上の都市に自分のコマを置きます。都市にはいろいろな地位があり、獲得するのに必要なカード枚数が異なります。すでにほかのプレイヤーが獲得している地位は、陰謀カードと国カードをプレイして奪うことができます。その都市で最初に地位を獲得したり、1つの国にある全ての都市で地位を獲得したりするとボーナスがもらえます。
ゲームは3つの時代にわたって行われ、時代が終わるごとに得点計算があります。得点計算では、4つの国でそれぞれ最も影響力の高いプレイヤーが勝利点を得ます。ゲーム終了時には、それぞれの地位に応じた得点が入り、合計点の多いプレイヤーが勝利します。地位を集めるか、国を固めるか、その両立を狙うかで選択が悩ましいゲームです。
作者はオーストラリア人で、『フランシス・ドレイク』などの作品があります。

花火ポケットボックス(Hanabi Pocketbox)
A.ボザ作、2~5人用、8歳以上、30分。
昨年のデラックス版に続き、今度は小箱の缶入りです。

ルフトハンザ、ヘックメックジュニアを無断製作、配布中止に

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航空会社のルフトハンザは、機内で子供用に配布していたダイスゲームが、R.クニツィアの『ヘックメック・ジュニア』と同じ内容であったことから、抗議を受けて配布を中止した。

ルフトハンザが配布していたのは『ホッチポッチ』というタイトルのダイスゲーム。ダイスを振ってタイルを取るゲームで、『ヘックメック・ジュニア』と酷似していたことから、作者のR.クニツィア氏が弁護士を通じて抗議。ルフトハンザ社は抗議を受け入れて配布を中止した。

このニュースを報じたシュピールボックス・オンラインは「ボードゲームデザイナーは、この国でも探せば盗作品に突き当たることを示している」とコメントしている。日本では『ラブレター』の中国製海賊版が日本に入っていることが判明して話題となったが、このような問題は洋の東西を問わないようだ。

R.クニツィアの作品は、以前にも同内容のiOSアプリが無断で製作販売されたことがある(TGiWニュース)。

Spielbox-Online:Reiner Knizia ./. Deutsche Lufthansa AG

シュピール'14:ツォッホ出版

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コンポーネントの豪華さと、親しみやすいルールで定評のあるドイツの出版社です。

マングローヴィア(Mangrovia)
A.スヴェンソン作、2~5人用、10歳以上、60~90分。
カリブのマングローブ林を舞台に、小屋を建てるのによい場所を争います。小屋をたくさん建て、神聖な場所を取り、アミュレットを集めることで得点になります。
小屋を建てるには、「アクティブ」な土地の代金をちょうど支払わなくてはいけません。代金がカツカツになっていくこのゲームを制するには、アクション選択のタイミングが重要です。アクションを表す祭儀場マスを、ボートが移動しています。これによって、選択できるアクションの組み合わせが変わります。

ビースティーバー(Beasty Bar)
S.クロース作、2~4人用、8歳以上、20分。
動物たちが着飾ってナイトクラブ「ビースティーバー」に行きます。ほかの動物を押しのけて無事に入ることができるのは誰でしょうか。
動物カードを出して、一列に並べていきます。それぞれの動物には特殊能力があり、順序が変わります。動物が5匹になったとき、最初の2匹がナイトクラブに入り、最後の1匹はイエに帰らなければなりません。自分の動物をたくさんナイトクラブに入れたプレイヤーの勝利です。

バイトナイト(Bite Night)
R.ヴェッタリング作、3~4人用、8歳以上、20分。
アクションゲーム好きのためのカオスなゲームです。
まず、手札からカードを裏にして中央に重ねていきます。そして同時にタイルをめくり、必要な物を素早く取ります。ゲームの最後に、伏せておいたカードを公開して順番に処理し、タイルがどの組み合わせで何点になるか決まります。自分が出したカード通りにタイルを集めても、ほかのプレイヤーの出したカードでひっくり返されるかもしれません。

空飛ぶくつ下(Socken Pfeffern)
F.ベーベンロート作、2~4人用、6歳以上、45分。
おもりの入ったくつ下を投げてワッシャーの的に当てるアクションゲーム。アウトドアでもプレイすることができます。

スシゴー!(Sushi Go!)
P.W.ハーディング作、3~5人用、8歳以上、20分。
2013年にオーストラリアのアドベンチャーランドゲームズから発売されたカードゲームのドイツ語版。ドラフトで寿司ネタを集めて得点します。
TGiWレビュー:スシゴー!

第2回チケットトゥライド世界選手権、オランダ代表が優勝

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9月27日、パリのフランス・カードゲーム博物館(Musée Français de la Carte à Jouer)にて、第2回チケットトゥライド世界選手権が開かれた。世界27カ国の代表が熱戦を繰り広げ、オランダ代表のE.パウエルセン氏が優勝した。

チケットを集めて路線を引くボードゲーム『チケットトゥライド』の発売10周年を記念して、発売元のデイズ・オブ・ワンダー社が開催したもの。世界各国の予選を勝ち抜いた各国代表が参加し、日本からも7月に東京・渋谷で行われた日本選手権で優勝した村田大輔氏が参戦した(TGiWニュース)。

世界選手権はアメリカ、ヨーロッパ、アジアのマップで3回戦の予選が行われ、上位8名が決勝進出。準々決勝からはアメリカマップを使用し、1対1のトーナメント方式で戦われた。ロシア、アメリカ、ベルギー、オランダの代表が準決勝に進出し、アメリカ、オランダ代表が決勝へ。決勝ではオランダ代表のE.パウエルセン氏が勝利し、世界チャンピオンとなった。オランダ代表は5年前に行われた第1回世界選手権でも優勝しており、2回連続の優勝である。

優勝者には商品としてイースタン&オリエンタル・エクスプレスで巡るシンガポール・バンコク7泊8日ペア旅行がプレゼントされた。

アジアからは唯一の参戦となった日本代表の村田氏は17位。村田氏は、ヨーロッパ勢がほとんどだった参加者と比べ、ヨーロッパマップの経験値が不足していたと振り返っている。

次回のチケットトゥライド選手権は、発売元のデイズ・オブ・ワンダー社がアスモデ社に吸収されることもあり(TGiWニュース)、不透明な状況となっている。

『ゆかいなふくろ』日本語版、10月中旬発売

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千葉・木更津の玩具店「ゆかいなさかな」は、メビウスゲームズと共同で10月中旬、『ゆかいなふくろ(Absacker)』日本語版を発売する。L.コロヴィーニ&D.トッフォリ作、2~5人用、7歳以上、15分、1500円(税込)。

オリジナルはダルネグロ社(イタリア)とクレー社(ドイツ)が1998年に発売した『ダミー(Dummy)』で、その後ラベンスバーガー社が『ヤミー(Yummy)』、ピアトニク社が『ケチャップ(Ketch Up)』としてリメイクしてきた作品。絶版状態が続いていたが、今秋アミーゴ社が11年ぶりに再リメイクすることになった。このゲームを販売してきたゆかいなさかなでは、リメイク情報を受け、アミーゴ社と取引のあるメビウスゲームズの協力を得て日本語版が実現した。

3枚の手札から、場に3枚までカードを出す。カードには3~7の数字があり、場には数字別に分けて重ねておく。3のカードが3枚、4のカードが4枚というように、数字と枚数が同じになったら袋がいっぱいになったことになり、その列を全てもらう。こうしてできるだけたくさんカードを取ることを目指す。何枚出すかによって駆け引きのあるカードゲームだ。

通常ルールに加えて、ゆかいなさかなオリジナルのバリエーションルール「山札1つの遊び方」「ふゆかいなふくろルール」を掲載したカードが限定で付属する。

ゆかいなさかなによる『ダミー』の説明動画はこちら。

『ポートロイヤル』日本語版、11月上旬発売

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ポートロイヤル日本語版ホビージャパンは11月上旬、カリブの海賊をテーマにしたカードゲーム『ポートロイヤル』日本語版を発売する。2~4人用、8歳以上、20~40分、1600円(税別)。

『カリブの商人(Händler der Karibik)』というタイトルで2013年のウィーン・ボードゲーム・アカデミーとオーストリア・ボードゲーム博物館主催のデザイナーコンテストに優勝したカードゲーム。『ザヴァンドールの鉱山』のA.プフィシュターがデザインし、『アグリコラ』のイラストレーター・K.フランツがイラストを担当してペガサスシュピーレ(ドイツ)から今年出版された。先日発表されたアラカルト・カードゲーム賞で4位に入賞。

プレイヤーは船を使って稼いだ資金で商人や船員などを雇い、王の探検命令を達成してポイントを獲得することを目指す。手番にはカードを好きなだけめくって、バーストしない限り取ることができる。欲張りすぎると自分の手番に「儲けるはず」だった利益はすべてカリブの海の泡と消えてしまう。しかし、取ったカードの残りはほかのプレイヤーに渡ってしまうため、損得を考えなければならない。

リスクをどこまで取るか、読みと運と度胸試しのバランスが面白い手軽なカードゲームだ。

TGiWレビュー:ポートロイヤル

アラカルトカードゲーム賞2014に『アブルクセン』

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ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は2日、ホームページにてアラカルト・カードゲーム賞2014を発表した。識者の投票によって『アブルクセン』が1位に選ばれた。W.クラマーが同賞を受賞するのは『ニムト』(1994)以来20年ぶり2回目、ラベンスバーガー社(ドイツ)の受賞は初となる。

『アブルクセン』はほかの人より数字の大きなカードを自分の前に出しつつ、手札を早くなくすことを目指すカードゲーム。選択肢の多さ、奥の深さが評判を呼び、日本国内でも人気がある。オーストリアゲーム大賞、国際ゲーマーズ賞ノミネート、ドイツゲーム賞金の羽根賞を受賞している。

2位には日本人デザイナーのカナイセイジ氏による『ラブレター』が入った。昨年はAEG版で3位に入っていたが、今年はペガサス版で順位を上げた。同一タイトルが2年連続入賞するのは異例のことだ。7位にはbone5氏の『パレード』が入っており、日本人デザイナーの海外版が2タイトルもランクインしている。

【アラカルトカードゲーム賞2014】
1位:アブルクセン(Abluxxen / W.クラマー、M.キースリング / ラベンスバーガー)
2位:ラブレター(Love Letter / カナイセイジ / ペガサス)
3位:ウーゴ!(Ugo! / R.ヘークストラ、T.ヤンセン、P.ズイドホフ / プレイジスワン)
4位:ポートロイヤル(Port Royal / ペガサス)
5位:カシュガル(Kashgar / コスモス)
6位:スカルキング(Skull King / シュミット)
7位:パレード(Parade / シュミット)
8位:SOSタイタニック(SOS Titanic / ルドノート)
9位:フンギ(Fungi / ペガサス)
10位:コリョ(Koryo / ムーンスターゲームズ+アスモデ)

Fairplay Online:À la Carte Preis 2014: Abluxxen
TGiWレビュー:アブルクセン

シュピール'14:クワインドゲームズ

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名作ゲームの豪華版などを製作しているオランダの出版社です。

マッシリア(Massilia)
A.エプロン作、2~4人用、12歳以上。プレイヤー人数×30分、ホビージャパンから6800円(税別)で11月下旬に発売予定。
地中海要衝の地に構えられた都市マッシリアは、ローマ帝国の重要な港町として、繁栄を極めていました。そしてマッシリアの市場は沿岸でもっとも人気があり、商人たちはそこに店を構えるためしのぎを削っていました。競争は激しく富を築くのは並大抵ではなく、露店の品ぞろえはしっかりとして裕福な顧客の関心を引き、評判を高めなければなりません。執政官の怒りを買ってしまえば、余計な出費がかさむことになってしまいます。お供え物をすれば神々の助力は期待することができます。
4色のダイスを使って対応する4種類アクションを実行します。港で商品を買い付け、市場にいる雇い主や執政官を動かし、神々に供え物をし、名声を得ます。ダイスの出目がそのダイスの価値となり、神殿に置かれているダイスを使って各アクションを実行し、使用したダイスは自分の前に置いておきます。このダイスは次のラウンドにふって価値を決め、神殿に置くことになりますが、お金を払って自分が使用するためにとどめておくこともできますので、お金の管理が重要になってきます。
2012年にクラウドファンディングで資金集めがされたものの、結局製作されなかった幻の作品の登場です。作者は『バヌアツ』の人です。

黄金時代(The Golden Ages) 
L.フェリーニ作、2~4人用、12歳以上。60~90分、ホビージャパンから7600円(税別)で11月下旬に発売予定。
プレイヤーは歴史の中で自分の文明を発展させていきます。ゲームは大きく分けて4つの時代に分かれており、技術を見つけ、芸術を編み出し、建築物を建て、世界の七不思議のような偉大な建物を創りあげていくことになります。そして探検隊を送り出して大陸の未踏の地を探り、遠き異国の都市を見つけ、軍勢を送り込み支配を試みて、もっとも偉大な文明となるのです。
タイルを配置して世界地図を作っていき、技術タイルを獲得することで様々なアクションが可能になっていくなど、人気の文明発展テーマに必要なルールを押さえつつ、比較的短時間で楽しめる作品に仕上がりました。

アンケート:キャメルアップ

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Q88:今年のドイツ年間ゲーム大賞『キャメルアップ』を・・・・・・

A.所有&既プレイ 55票(28%)
B.既プレイ 48票(25%)
C.未プレイ 92票(47%)

今年のドイツ年間ゲーム大賞はラクダの賭けレースゲーム『キャメルアップ』に授与されました。ドイツ年間ゲーム大賞は、普段ボードゲームをあまり遊ばない人に対してオススメのゲームを選んでいます。それゆえ、ゲーマーには物足りない方もいらっしゃるようですが、おしなべて評価は高いです。昨年の同時期に行ったアンケートでは、昨年の大賞作『花火』をプレイしたことがあるという方が55%にのぼりましたが、今回はどうだったでしょうか。

結果はプレイしたことのある方が53%と、ほぼ同じ数字でした。『花火』が日本に数年前から入っており、しかも安価なカードゲームだったのに対し、『キャメルアップ』は今年になってからの発売で、しかも値段が高いボードゲームであることを考えると、半数以上というのは高いプレイ率ではないかと思います。所有している方も、『花火』が35%だったのに対し、28%と3割にのぼっています。

ダイスゲームなので運の要素は確かにありますが、先に予想するリスクと、ほとんどのラクダが最後まで脱落しないところがゲーマーにも高く評価されているようです。まだ遊んでいない方はぜひ遊んでみてください。

10月のアンケートは、ボードゲーム周辺グッズについてです。小さなコマをプレイヤー別に入れておく小物入れや、ダイスがテーブルから飛び出さないようにするダイストレイなどの便利グッズを、100円ショップなどで手に入れて使っている方がいらっしゃいますが、みなさんはいかがでしょうか。近いものをお答え下さい。

シュピール'14:ストロングホールドゲームズ

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世界各国からゲーマー向けのボードゲームを集めているアメリカの出版社です。

ダイアモンド(Diamonds)
M.フィッツジェラード作、2~6人用、8歳以上、30分、ホビージャパンから3600円(税別)で10月下旬発売予定。
ダイアモンドを集めるトリックテイキングゲーム。マストフォローのトリックテイキング・カードゲームで、フォローできない場合、リードとは異なるスートのカードをプレイすることにより「スートアクション」を得られるのが特徴です。このスートアクションにより、ダイアモンドコマを「ショウルーム」や「貯蔵庫」に送り、集めていきます。貯蔵庫は安全ですが、ショウルームのコマはほかのプレイヤーに盗まれてしまうかもしれません。

カンバン:自動車革命(Kanban: Automotive Revolution) 
V.ラチェルダ作、2~4人用、12歳以上、30分×プレイ人数、ホビージャパンから8500円(税別)で11月下旬発売予定。『ビニョス』のポルトガル人デザイナーの作品で、オリジナルはジョーキクス社(イタリア)から出版されます。
海外でも「カンバン」として知られる生産管理方式は、導線の無駄や労働者の労働効率の無駄、在庫管理や発注までにわたるもので、自動車の生産ラインに革命をもたらしました。このゲームではその自動車工場の生産ラインがテーマとなっています。プレイヤーは向上心あふれる主任で、取締役会で存在感を主張し、自分の社内での地位をより向上し、確たるものとするのが目的です。工場で昇進すればより在庫スペースは多く割り当てられるなどの利点があり、昇進のためより多くの業績が求められるようになるでしょう。
そのためにプレイヤーは部品と部品納入業者を管理し、パーツの性能を向上させ、常に改善をもたらさなくてはなりません。それも、無駄を省いてギリギリで行わなくてはならず、さもなくば納品数を満たすため、生産ラインで油まみれで働かなくてはならないでしょう。何を優先していくかに細心の注意を払い、極力無駄を省いていきましょう。

星々のあいだで:同盟の拡大(Among The Stars: Expanding The Alliance)
V.バギアルタキス、P.ズィノヴィアディス作、2~6人用、12歳以上、30分。オリジナルはアーティピアゲームズ(ギリシア)から出版されます。
銀河系に宇宙ステーションを建設するカードドラフトゲームの拡張第2弾。新しいタイル、トークン、これまで配布されたプロモカードのほか、6人まで遊べるプレイヤーセットが入っています。

スペースカデット:遠くのミッション(Space Cadets: Away Missions)
D.ラスプラー、A.ローズ作、1~6人用、10歳以上、90分。
『スペースカデット:宇宙訓練生』『スペースカデット:宇宙ダイス作戦』に続く任務を達成する協力ゲーム第3弾。このゲーム単体でプレイできます。毎手番、3アクションポイントを使って宇宙船の装備を整えます。プレイヤーの手番が終わると、エイリアンが攻め込んできます。エイリアンは7種類あり、ミッションによってエイリアンの組み合わせや宇宙船が異なります。協力と戦術、そしてダイス運が試されます。

スペースカデット:抵抗はたいてい不毛(Space Cadets: Resistance is Mostly Futile)
B.エンゲルシュタイン、G.エンゲルシュタイン、S.エンゲルシュタイン作、2~7人用、8歳以上、60~120分。
『スペースカデット:宇宙訓練生』の拡張セット。新しいミッション、障害物、敵が入っており、2人でプレイできるミッションもあります。発明によって困難を解決する新しい乗組員「科学技師」が加わります。

宇宙ダイス作戦:DIEファイター拡張セット(Space Cadets: Dice Duel - Die Fighter)
J.エンゲルステイン&S.エンゲルステイン作、2~10人用、12歳以上、約30分、ホビージャパンから4800円(税別)で発売予定。
『スペース・カデット:宇宙ダイス作戦』の拡張セット。人数によっていくつかシナリオがあり、宇宙船(主力艦)1隻と戦闘機1機でチーム戦をする「空母戦」、一方のチームが戦闘機2機を受け持ち、もう一方のチームは主力艦で迎え撃つ「航空突撃」、戦闘機同士がドッグファイトを繰り広げる「航空戦」などがあります。

コアワールド:革命(Core Worlds: Revolution)
A.パークス、S.ステーフォン作、2~5人用、10歳以上、約90分。
宇宙帝国の建設ゲーム『コアワールド』の拡張セット。さまざまな効果をもった進歩カードや、特定の英雄と組み合わせる戦術など97枚のカードが入っています。

パナマックス(Panamax)
G.ドーリー、N.B.センティエーロ、P.ソレダーデ作、2~4人用、12歳以上、100分。オリジナルはメサボードゲームズ(ポルトガル)の出版です。
パナマ運河のコロン自由貿易地帯で船舶会社を経営します。アメリカ、中国、ヨーロッパからの契約を受け、荷物を運び、資金を集め、配当を分配します。同時に資金を貯め、資産を築きます。
消去法のアクション選択、双方向ルートでのピックアンドデリバリー、運河の船が連鎖的に移動するシステムなどといったシステムが複合され、多様な得点方法が用意されています。

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