2014年12月アーカイブ

2014年のアクセス解析

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1年の最後にGoogle Analyticsに基づく今年の当サイトへのアクセスデータより。

ページビューは1,420,207で前年比+26%、月平均10万以上を達成。1日平均では3900になりました。ユニークユーザー数も225,904で前年比+33%と上昇。新規訪問の割合が一昨年18.6%、昨年21.5%、今年23.4%と増えていることから、新しい愛好者がどんどん増えている様子です。カウンターは来月に累計500万ヒットに達する見込みで、記念企画を考えております。

アクセス数に基づく注目されたゲームタイトルは以下の通り。1年がかりでようやく日本語版が発売された『カヴェルナ』、次いでむにゅっとした触感が魅力の『おっぱいつかみ』が注目されました。国産ゲームも元気で、10位以内の国内発売元は同じものが一つとしてなく、バラエティが豊かになっています。

TGIW今年注目されたゲーム(検索ワードに基づくランキング、カッコ内は国内発売元)
1位:カヴェルナ(ホビージャパン) 4872
2位:おっぱいつかみ(トリックプレイ) 4853
3位:ブラックストーリーズ:50の"黒い"物語(cosaic) 3232
4位:カタンの開拓者たち:探検者と海賊(ジーピー) 2967
5位:佐村ァ後ろ後ろ!!(芸無工房) 2673
6位:スコットランドヤード東京(カワダ) 2599
7位:ダンジョンギルド(アークライト) 2557
8位:おっぱい・おしり・サンシャイン(ゲームストア・バネスト) 2537
9位:バイブルハンター(キリスト教新聞社) 2477
10位:インフェルノ(テンデイズゲームズ) 2453

最後に、リンク元のアクセス数ランキング。今年もありがとうございました。検索サイトを除くと、ほかにはツイッター(57568)、はてなアンテナ(16269)、feedly reader(6706)、はてなブックマーク(4872)、Facebook(4844)からのアクセスも多かったです。みなさまの話題作りに貢献できたことを嬉しく思います。

TGIW今年のリンクありがとうランキング(セッション数)
1位:ジョーコデルモンド 9639
2位:たっくんのボードゲーム日記 5818
3位:ふうかのボードゲーム日記 3462
4位:俺ビュー 2046
5位:Ich will spielen! 1430 
6位:ボードゲーム ラボラトリー 1265
7位:ボードゲームランド 1192
8位:ボードゲーム研究室! 1060
9位:みさき工房 1056
10位:メビウスゲームズ 1002

『街コロ』、海外で評判

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フランスのボードゲームデザイナー、A.ボザは自身のブログで今年一番のボードゲームとして『街コロ』を挙げた。「シンプルで、短くて、美しくて面白い。私が好きな要素が全て入っている」と評している。ちなみに昨年は『クウィックス』、一昨年は『クー』を選んでおり、一貫した基準であることが分かる。

ANTOINE BAUZA:myGOTY 2014

ボザは親日家で知られ、今年3月にも来日している(TGiWニュース)。だから日本のゲームに対しても評価が高いのかもしれないが、ドイツのボードゲーム専門誌シュピールボックスでも高い評価が付けられている。

シュピールの後に発行された2014年6号では、新作の中から記者が選んだ10タイトルが紹介されている。7人の記者のうち3人が『街コロ』を挙げた。最も多く挙げられたのは『デウス』と『ビースティバー』で5票。集計した結果は以下の通り。日本発の『セイルトゥインディア』のほか、『オニタマ』『シークレットムーン』を挙げる記者もいた。

【シュピールボックスの記者が選ぶシュピール'14新作10タイトル】
5票 デウス、ビースティバー
4票 コルトエクスプレス、パッチワーク
3票 オルレアン、シュタウファー、ブラックフリート、街コロ
2票 春秋戦国、セイルトゥインディア、ノスフェラトゥ、パナマックス、サンクトペテルブルク第2版、ファイブトライブス

さらに年末に発行された2014年7号には、2ページにわたるレビューが掲載された。シュピールボックス誌のレビューには最後に各記者の10段階評価があるが、『街コロ』の評価は9人中8点が4人、7点が5人という高い評価を得ている。レビューは『カタンの開拓者たち』との類似性を挙げ、手番でなくても楽しめると述べ、「ダイスロールには苦楽が共存している。この軽快なダイスゲームで起こる感情は、希望、悲しみ、喜び、怒りである。その全てがこの小さな箱に詰まっている。まとめるととても楽しい娯楽になるだろう」と締めくくっている。

『街コロ』がヤポンブランドを通してシュピールで紹介されたのは2013年だが、コスモス社がドイツ語版を発表したのは2014年秋。つまり2015年度の新作ということになる。ドイツ年間ゲーム大賞やドイツゲーム賞への入賞も十分可能性ありだ。

グランディング:街コロ

お蜜柑様(Mr. Orange)

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蜜柑を重ねて、踊って

お蜜柑様

分裂してしまった「大蜜柑教」の信者セクトとなって、ほかのセクトの教義を当てあうアクションゲーム。メインは、テーブル中央の「おざぶ」の上に乗せられた本物の蜜柑だ。これをどうするか、注意深く観察する。

1~3人でチームを編成し、それぞれ「教義カード」を引いてスタート。「教義カード」には、「お蜜柑様を3つ以上隣接して並べる」「お蜜柑様に手の甲で触れる」「お蜜柑様をおざぶの外に置く」といったテーブル中央の蜜柑をめぐる指示のほか、「鼻をつまむ」「人差し指で1秒以上×を作る」「『何』という」などといった盤外のアクションもある。

はじめはデモンストレーション。各セクト(チーム)の代表が、20秒の時間を与えられ、その間に自分たちの教義をさりげなく織り交ぜる。ほかのチームは注意深く観察して、出てくるアクションを頭に叩き込む。

これを全チーム行ったらいよいよ「祈祷」だ。再び20秒が与えられ、その間にほかのセクトの教義だと思われるものをどんどん盛り込む。このときも、自分たちの教義をきちんと入れなくてはならない。ほかのセクトの教義を入れていればお布施(得点)、自分のセクトの教義を入れ忘れたら失点。得失点は紙コップに入ったチップをやりとりする。順番を変えて2周するので、2周目は少し分かってくるかもしれない。3回戦でお布施の多いチームが勝利する。

フリーゼの『三戒(Die 3 Gebote)』では、全く何も分からないまま手探りでアクションを行っていたが、こちらでは少なくとも自分の教義は入れなければならず、制限時間が決まっているところでやることが限られ、当てやすくなっている。それでいて同じアクションをやっているつもりなのに片やOKで片やNGだったり、全く得点にならないアクションが何も分からないまま強調されていったりして笑える。

2人×3チームで30分ほど。蜜柑に向かって変なジェスチャーをしたり、大声で笑ったり、踊ったりと超怪しげ。その中でデモンストレーションを極力小出しにして、祈祷で相談しながらアクションを取り入れたぽちょむきんすたーさんと私のペアが勝利。激しく動くアクションゲームだが、冷静な観察力と判断力が求められるのだった。

お蜜柑様
かk/トロヴィ工房(2014年)
4~13人/16歳以上/40~60分

シークレットムーン(Secret Moon)

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嘘もおしゃべりもない人狼

シークレットムーン

『ラブレター』のカナイセイジ氏が取り組んだ人狼系ゲーム。その特徴は、嘘をつかないだけではなく、基本的に喋ってはいけないという推理ゲームとなった。テーマは『ラブレター』を受け継ぎ、旅人と姫の逢瀬を、大臣と兵士が正体をつきとめて阻止するという内容だ。切れ味の鋭さは『ラブレター』そのままに、人狼系ゲームに新しい次元を開いている。

役職は、姫陣営として「姫」と「旅人」と「僧侶」が1人ずつ。大臣陣営として「大臣」が1人と「兵士」4人。これらをシャッフルして配る。姫陣営の目的は最後まで正体がばれないこと、大臣陣営は「姫」と「旅人」の正体をつきとめることである。最初に全員が目を閉じて、「姫」と「旅人」がお互いを確認したらスタート。

毎ラウンド、行動順カードが配られ、その番号に従ってコールされた人が手番を行う。手番には、誰かの人物カードを見るか、誰かに何者か質問するか、誰かの人物カードを当てに行くか、カードをタップして指名されないようにするか、誰かを一回休みにさせるか、正体が当てられて表になっているカードを攻撃するか、パスして次のラウンドの早い手番を取るかの7択。結構多いが、その選択肢は全て行動順カードに記されている。

ゲームは3ラウンドしかなく、最後までいけば姫陣営の勝利となる。その前に、「姫」と「旅人」の両方が当てられて公開されるか、「姫」が公開された上に攻撃されるかすれば大臣陣営の勝利。また、その前でも逆に「大臣」が公開された上に攻撃されれば姫陣営が勝つ。

第1ラウンドは、カードを見るか質問するかしてお互いに正体を探りあう。質問では、「姫」と「旅人」が無言で答え、「大臣」は「馬鹿もん!ワシは大臣じゃ!」と答え、「僧侶」と「兵士」が「やあ、ご同輩」と答えることになっている。つまり質問では大臣以外、完全に特定できない。特に敵陣営に紛れ込んでいる「僧侶」がポイント。

第2ラウンドくらいから人物カードを当てに行ってゲームが動く。当てに行って外れると自分の人物カードを公開しなければならないが、「兵士」は正体がバレても痛くないので当てずっぽうでいく。当てずっぽうなので味方の大臣を指名してしまって「馬鹿もん!ワシは大臣じゃ!」と怒られることも。早ければ第2ラウンドで正体がバレて攻撃され、ゲームが終了する。

第3ラウンドまでもつれこんだときは、やるかやられるか、手番順が重要になる。そのため第2ラウンドでパスしたり、カードをタップして防御したり、一回休みにさせたりといったそのほかのアクションが取られることになる。勝敗は一手差であることも多く、その悔しさについ「もう1ゲーム!」と言いたくなる。

7人プレイで6ゲーム。1ゲーム10分もかからないので、ついつい何度も遊んでしまった。7人だと人物カードの1枚が誰にも配られないので、「姫」か「旅人」のどちらかがいなかったりして展開が大きく変わる(最初の確認で相棒がいないことが分かったときの寂しさ!)。当てずっぽうで行くときの運の要素もあるが、誰がどれを見ているかという情報(チップで示す)に基づく推理や、手分けして敵をあぶり出す無言の協力の妙もあって楽しめた。喋ってはいけないというルールだが、その分ゲームが終わった後の会話が盛り上がった。

Secret Moon
カナイセイジ/カナイ製作所(2014年)
5~8人用/10歳以上/10分
すごろくや:Secret Moon

廻る呪いと勇者たち(Curses Turning Around and Heroes)

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呪いは俺が引き受ける。お前は敵に専念してくれ!

廻る呪いと勇者たち

人に呪いを与えた竜を倒す協力型デッキ構築ゲーム。協力型のデッキ構築ゲームはこれまでいくつかあったが、このゲームの特徴は、プレイヤー間でカードを分け合ってデッキを構築するというシステムだ。強い人にカードを集めたり、瀕死の人に呪いカードが行かないようにしたりする。

場には2体モンスターが登場するので、今回どちらと戦うかみんなで相談。強いモンスターは経験値が大きいが歯が立たないかもしれないので、序盤は弱いモンスターを選ぼう。モンスターを決めたら早速戦闘が始まる。

手番には、自分のデッキから2枚引いて、そのうち1枚を使い、もう1枚は「トラッシュ」となる。カードは基本的にモンスターにダメージを与えるか、自分のパラメーターを上げるかである。パラメーターには、HP、攻撃力、防御力、魔力がある。攻撃力を上げれば、1回の攻撃でモンスターに与えるダメージが増え、防御力を上げれば、モンスターから受けるダメージが軽減される。魔力は攻撃や回復など、いろいろな使い道がある。

全員が1回ずつ手番を終えるとモンスターが攻撃してくる。ダイスを振って、モンスターカードに指示されたダメージや、バッドステータスカード(マヒ・毒)を受ける。これでHPが0になってしまったら、呪いカードを1枚受け取って回復。この呪いカードはデッキに入り、ゲームの敗北に一歩近づくことになる。

再び全員が手番を行い、モンスターが攻撃するというのを繰り返して、モンスターを倒すか、誰かのデッキが尽きたらラウンド終了。モンスターを倒せたら、経験値として強力なカードが手に入る。また、倒したか否かにかかわらず、呪いカードを1枚受け取る。

再びデッキを作って次のラウンド開始。手番ごとに1枚捨てていた「トラッシュ」は、次のラウンドで左どなりのプレイヤーのデッキに移る。そのため、攻撃力が高いプレイヤーに攻撃カードを回したり、魔力が多いプレイヤーに魔力カードを回したりといった作戦ができる。さらに、呪いカードが多い人に呪いカードを渡さないというプレイが重要だ。

というのも、手番に2枚引いたとき、どちらも呪いカードだと即敗北になるのである。その前に、パラメーター上げをそこそこにして、ドラゴン退治にいかなければならない(モンスターを選ぶ代わりにモンスターを指定する)。モンスターを無事に倒せれば全員の勝利。

1ゲーム目。最初から強いモンスターを狙い、経験値を上げられないまま呪いカードがあっけなく増えて敗北。その経験を活かして2ゲーム目は、楽勝のモンスターを倒して経験値を上げていくようにした。デッキの回し方も慣れてきたので、順調にパラメーターが上がり、ドラゴンとの対決までこぎつける。攻撃力の高いプレイヤーがどんどん殴って勝利目前。しかしそこでtomokさんが呪いカードを2枚引いてしまい、ぎりぎりのところで敗北。惜しいところだった。

ゲーム終了につながる呪いカードの引きは運の要素が大きいけれども、毎回スリルがあって楽しめるし、プレイ時間が短いので再挑戦してもよい。何より悠長に経験値稼ぎをせず、見切り発車でドラゴンに挑戦しなければいけないため、濃密なプレイ感が得られる。

廻る呪いと勇者たち
Critter、つきなたこねこ/emag-イマージュ-(2014年)
2~4人用/10~30分
ゲームマーケット2015春に再販予定、委託販売等検討中
ボードゲームサークルemag

『エルドリッチホラー:失われた知識』日本語版、1月31日発売

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アークライトは1月31日、クトゥルフ神話の協力ゲーム『エルドリッチホラー』の拡張セット『失われた知識(Eldritch Horror: Forsaken Lore)』日本語版を発売する。1~8人用、14歳以上、120~240分、3200円(税別)。

今年4月に日本語版が発売された『エルドリッチホラー』初の拡張セット。オリジナルは今年4月にアメリカで発売された。人類が地球の支配者になる以前、地球にいたさまざまな支配者の知識を発見し、差し迫る脅威から世界を救うことを目指す。数億年前には宇宙より降臨した古えの者たち、「イス」の偉大なる種族、ヘビ人間たちの失われた物語を探しに行く。

新しい「エンシェントワン」とそのクエストカード、アーティファクトカード、助力カード、呪文カードに、全部で100以上の物語が存在する各種遭遇カードを収録。人類が生き延びるための唯一の希望「失われた知識」をめぐるストーリーが始まる。

アークライトゲームズ:エルドリッチホラー 拡張 失われた知識 完全日本語版

ゲームマーケット2014秋:新作評価アンケート結果

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11月16日に東京ビッグサイトで行われ、7,200名が参加したゲームマーケット2014秋。国産ボードゲームの新作発表数は過去最高の236タイトルにのぼりました。その中でどの作品が面白かったか、当サイト恒例の新作評価アンケートを約1ヶ月間にわたって実施しました。

各ゲームの5段階評価を、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、平均の高かった順に並べたものが以下のランキングです。右の数字は評価数を表しています。総投票数は359票で、36票以上を掲載しました。

評価平均で1位は『アメコミコレクション』(Roughneck:7)。アメコミのコレクターになり、ビンテージのインディーズコミックの全巻セットを集めるゲームです。同じサークルの怪獣対戦ゲーム『マッシヴ!Attack of the Tyrant』が2位に入りました。3位の『一撃ヒーローズ』(ボドゲイム)も怪獣対戦ゲームです。Roughneck:7とボドゲイムは、どちらも初出展のゲームです。最多得票はオインクゲームズの『海底探険』で、前回(『マスクメン』)に引き続き1位となりました。

また、規定票数に達しないものの評価が高かった(平均4.00以上)のは、Mashive! potato(Roughneck:7)、ID-Imagination Deck building game-(転がる運命亭)、お蜜柑様(トロヴィ工房)、luz(倦怠期)、ちからあわせる二百万!(TRI Fol:um -Repens-)、PRINCESS ESCORT(てぃ~くらぶ)、たまもーる(梟老堂)などでした。

アンケートに投票頂いた皆様、ご協力ありがとうございました。

【ゲームマーケット2014秋新作評価(評価平均/評価数)】
1.アメコミコレクション(Roughneck:7)4.72/50
2.マッシヴ!Attack of the Tyrant(Roughneck:7)4.49/49
3.一撃ヒーローズ(ボドゲイム)4.36/44
4.とりっく&でざーと(操られ人形館)4.04/73
5.枯山水(New Games Order)4.00/106
6.HONNOJI(シンガリハット)3.93/43
7.ドワーフの城塞(ステッパーズ・ストップ)3.88/58
8.新生魔王軍(みさき工房)3.81/36
9.Rolling Japan(OKAZU brand)3.72/57
10.Secret Moon(カナイ製作所)3.65/37
11.オカシノビ(アルハラシステムズ)3.59/56
12.海底探険(オインクゲームズ)3.57/131(評価数最多)
13.ひつじとどろぼう(Power9Games)3.56/122
14.幻影探偵団(ハッピーゲームズ)3.54/69
15.エイジ・オブ・リバイブ(ChickenDiceGames)3.51/39
16.パイレーツコード(かぼへる)3.51/95
17.ヴィラネックス~合併競議会~(こげこげ堂本舗)3.39/51
18.上座~KAMIZA~(おっさんのブランチ)3.34/41
19.ワールドモンガー(遊星からのフリーキック)3.32/44
20.ゴリティア(ステッパーズ・ストップ)3.18/66

年齢:10歳未満1.1%、10代5.8%、20代33.1%、30代45.4%、40代12.3%、50代1.9%、60歳以上0.3%
性別:男性86.1%、女性13.9%
居住地:北海道・東北3.3%、関東49.6%、都内17.8%、東海・近畿14.5%、信越・北陸4.7%、中国・四国4.7%、九州・沖縄5.0%、国外0.3%
今回のゲームマーケットへの参加:参加76.3%、不参加23.7%

→過去のゲームマーケット新作評価アンケート結果:2005200620072008200920102011春2011秋2012春2012秋2013春2013秋2014大阪2014春

『ブラックストーリーズ3:とんでもなく過激な50の"黒い"物語』、12月13日発売

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casaicは12月13日、ドイツの推理ゲーム第3弾『ブラックストーリーズ3:とんでもなく過激な50の"黒い"物語(Black Stories 3)』を発売した。H.ベッシュ作、2人以上、12歳以上、2~222分、1500円(税別)。

2004年に始まった『ブラックストーリーズ』シリーズは毎年新作がリリースされ、本国ではすでに10まで発売されている。今回日本語版となった3は、2006年の作品。

「男がサボテンの横で倒れて死んでいた。サボテンには、1枚の紙切れが留められていた。」「パスカルはリラックスしながら朝食をとっている最中に命を落とした。」「スティービーはベッドに寝ていた。女が彼の腹を引き裂いた。」そんな結末の裏にあるものは? 出題者と解答者にわかれて、イエス・ノー形式で解答可能な質問を重ねて謎の真相を解き明かそう。ルール説明不要ですぐ遊べるのでパーティー向けによい。

グループSNEでは、発売を記念してオリジナルブラックストーリーズを募集した。その結果は本日発表され、優秀作品7作がイラストとともに公開されている。

グループSNE:ブラックストーリーズ

年末のゲーム棚整理

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家の大掃除、どこからするかといえばゲーム棚である。ここがきれいに片付いていると、ほかのところも掃除する気が湧いてくる。ということで早めに着手。

整理のポイントは、大箱の手前に小箱が置かれている状態をなくすことである。視認性を損ない、アクセスが悪くならないように、小箱は別の場所にまとめる。これをするだけでもゲーム棚は片付き、遊びたい気持ちを新たにしてくれる。

さらに棚の段ごとに、ゲームを分類していく。『突撃!隣のボドゲ棚』を見ると箱の大きさや出版社別に分類している方もおられるようだが、私の場合はジャンル別。同じジャンルのゲームがひとまとめにしてあると遊びやすいだけでなく、コレクション欲求が満たされる。

ゲーム棚1:未プレイ、多人数パーティーゲーム、少人数パーティーゲーム、キッズゲーム
ゲーム棚2:国産、年間大賞、クニツィア、ドラ、ローゼンベルク
ゲーム棚3:レアゲーム、2人用、カタンの開拓者たちシリーズ、重ゲーム
ゲーム棚4:カードゲーム

今回新たに設けたコーナーはこちら。萬印堂で作っているところは同じ箱のサイズなので収納もしやすいことが分かった。

それから、未プレイゲームを新作と旧作に分け、遊ぶ優先順位を決めた。また、取りやすい段にあるキッズゲームは、近頃子どもたちが好んで遊んでいるものに絞って『人生ゲーム』も加えた。ローゼンベルクとドラの作品が増えてきたので、クラマーのコーナーを圧縮。なかなか楽しい作業である。

もともと満杯な上に新作があるので、多少の入れ替えの結果、棚に収まらないものが大量に発生する。我が家では棚に収まらないものは放出することになっているので、今回も80タイトルぐらいが泣く泣く放出決定。面白くないゲームなどないわけだから、どれを棚に残してどれを放出するかは、直感で決めるしかない。疲れているとゲーム棚の整理ができないのは、この直感が鈍るためである(後日後悔することになる)。

整理が終わったゲーム棚は見違えるようになり、しばらく眺めて悦に入っていた(←バカ)。

カナイセイジの『マギアレーナ』、11月29日発売

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キュービストは11月29日、カナイセイジ氏の『イカサマージ』をリメイクした『マギアレーナ』を発売した。3~6人用、10歳以上、30分、3240円(税込)。

9月発売の『R-Rivals』に続くキュービストの第2弾は、再びカナイセイジ氏の作品を取り上げた。もととなった『イカサマージ』は2008年にカナイ製作所から発表され、2013年にはAEG社(アメリカ)から英語版"Cheaty Mages!"が発売されている。

個性豊かなモンスター闘士が戦いを繰り広げる闘技場が舞台。プレイヤーは魔術師となり、 魔法を駆使して自分が賭けたモンスターを勝たせ、多くの賞金を手にすることを目指す。しかし魔法はイカサマとみなされる。審判たちが目を光らせているため、魔法を使えなかったり、自分が賭けたモンスターが脱落してしまったりする。さらに自分がどの闘士に賭けたのかみんなに悟られると妨害されてしまうためブラフも必要となる。

モンスターと審判の入れ替えによって多様な戦いが楽しめる作品。特に、カードの効果を操作する審判のキャラクターが予想外の展開を生み出す。弱いモンスターが増強され、強いモンスターが弱体化しそうなのを読み、裏の裏をかいて行った賭けが見事当たったら嬉しい。

キュービスト:マギアレーナ

ボンガル(Wongar)

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あと1個置かないでくれたら

ボンガル

複数のエリアにコマを置いていき、各エリアでコマが一番多いプレイヤーがそのエリアを取る。このエリアマジョリティーというシステムは、ドイツゲームの王道だった。『エルグランデ』など90年代後半から2000年代前半にたくさんの作品が生まれたが、現在ではすっかり下火になっている。

エリアマジョリティーの面白さは、最後の1個で形勢が一気に変わるところだ。ひとつのエリアにみんな同じ数だけコマがある。このままでは誰も1位を取れない。そんなときに、1個だけ置いて1位になる。しかしそんな抜け駆けは許されない。誰かが1個置けば、ほかの人も対抗して1個置く。そうやって張り合っているうちに、ほかのエリアをちゃっかり取られてしまうのである。そんな濃厚な駆け引きが醍醐味だが、現在では重すぎるせいかあまり作られなくなった(『八分帝国』のような、短時間に凝縮してライトにしたものはある)。

このようなエリアマジョリティー全盛時代にゴルトジーバー社から発売された作品。デザイナーは『ブラフ』のボーグと『エルフェンランド』のムーンである。どちらもアメリカ人だが、ドイツ年間ゲーム大賞作家としてネームバリューが高かった。その内容は、3種類のコマで行う複雑なエリアマジョリティーである。テーマはオーストラリア先住民のアボリジニだが、極めてアブストラクトである。

盤上には10のエリアがあり、それぞれカードが置かれている。手番にはそのうち1枚を選び、カードの指示に従って盤上にコマを追加したり、得点計算を起こしたりする。カードから「サソリ」が出現するとマーカーが進み、マーカーが最後までいくとゲーム終了(終了タイミングが読めないようになっている)。

得点計算は、「先祖」か「長老」というコマを移動して、その移動先のエリアで行われる。3種類(円盤、キューブ、円筒)の種類別に、そのエリアでコマの数が多いプレイヤーに得点が入る。

手番プレイヤーはもちろん、自分のコマが多いところで得点計算を起こしたい。しかし得点計算はすぐに行われず、その前に手札のカードを出して激しい戦いが繰り広げられる。ここで出される「儀式カード」でできることは、ほかのプレイヤーのコマを除去するか、自分のコマを隣のエリアから呼び寄せるか、(そのエリアを諦めて)自分のコマを隣のエリアに移すか。これを全員がパスするまで何周でも行う。

儀式カードは手に入りにくい上に、使いきりなので、ほかのプレイヤーと張り合ってカードを出し過ぎると後が続かなくなる。手札が少ないプレイヤーは、足元を見られることにもなる。できるだけ使いたくないところだが、それでは1位が取れない。どこまで出して、どこで諦めるかの判断が悩ましい。自分より後手番の人は、すんなり1位を譲ってくれるだろうか?

5人プレイで90分ほど。序盤は得点が低い上に、トップは「サソリ」が出たときに減点されるので変な譲り合いが生まれた。「1位、どうぞどうぞ!」しかし中盤に入ると得点が大きくなり、なりふりかまわぬ戦いが始まる。トップを取るためには、下位のプレイヤーを叩くことも辞さないシビアな展開。乱戦模様になりかけたとき、bashiさんがもう1枚出すか出さないか迷ってから、「(後手番の人がこれ以上出さないことを)信じる!」といって出さなかったのがウケた。今の流行ではないかもしれないが、エリアマジョリティーの駆け引きの濃さを再認識。

Wongar
R.ボーグ、A.R.ムーン/ゴルトジーバー(2000)
3~5人用/12歳以上/90分
絶版

『カンバン:自動車革命』に高い評価、ドイツ・ザウアーラント

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毎年ゲーム会の評価アンケートを実施しているザウアーラント・ゲーム会(Spieletreff Sauerland)は今年の結果を発表した。1位には『カンバン:自動車革命』が選ばれている。

ザウアーラント・ゲーム会は毎年11月に10日間、ドイツ中西部の年ヴィリンゲンのホテルを会場にして行われるゲーム会。全日でも2食付き472.50ユーロ(69000円)で参加できる。ボードゲームは協賛する出版社が提供。今年は22社が協賛している。

176名の参加者にお気に入り度を6段階で投票してもらった結果は以下の通り。日本でも発売されたばかりのアメリカのボードゲーム『カンバン:自動車革命』が1位となっている。シュピールでは話題に上がらなかっただけに注目されるタイトルだ。

2位と3位には昨年度の新作『イスタンブール』と『コンコルディア』が入り、シュピールのスカウトアクションのベスト3だった『アクアスフィア』は32位、『オルレアン』は8位、『春秋戦国』は18位。昨年、このアンケートで『テラミスティカ』が選ばれていたことを考えると今年のベストゲームは混戦模様といえそうだ。10位以内のランキングは次の通り。

1位:カンバン:自動車革命(Kanban: Automotive Revolution / ストロングホールド)1.60
2位:イスタンブール(Istanbul / ペガサスシュピーレ)1.86
3位:コンコルディア(Concordia / PD出版)1.89
4位:ブラック・フリート(Black Fleet / スペース・カウボーイズ) 1.91
5位:ウルク2(Uruk 2 / DDD出版)1.92
6位:パッチヒストリー(Patchistory / ディンコーゲームズ)2.00
7位:ネプチューン(Neptun / クイーンゲームズ)2.03
8位:オルレアン(Orléans / dlpゲームズ)2.05
9位:宝石の煌き(Splendor / スペース・カウボーイズ)2.06
10位:古代II(Antike II / PD出版)2.08
10位:金星の商人(Merchant of Venus / ハイデルベルガー)2.08
(1最高〜6最低の6段階評価。平均によるランキング)

Spieletreff Sauerland:Spiele nach Rangfolge

ボードゲーム消費金額2014、平均は15万5千円

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先週から当サイトで行ったアンケート「ボードゲーム消費金額2014」の結果を発表します。回答者は228名でした。ご協力ありがとうございます。

今年1年、ボードゲームの購入に使った金額の平均は154,999円。矢野経済研究所「オタク」市場に関する調査結果(http://www.yano.co.jp/press/pdf/1334.pdf)で最も高かった「アイドル」(94,738円/247人の平均)の1.5倍以上です。ボードゲームは実際のところ、意外にお金のかかる趣味だということが分かります。

平均金額を月割すると1ヶ月13,000円ほど。大箱で2~3タイトル分といったところでしょうか。日本国内でリリースされる新作のタイトル数が同人作品を除いても200タイトル(1ヶ月あたり17タイトル)以上であることを考えると、決して多いとはいえません。欲しいゲームはいくらでもあるけれど、買うお金も遊ぶ時間も、しまう場所も追いつかないというのが愛好者の実情です。

回答者の分布はグラフの通りです。5~10万円が最も多いですが、全体では10万円未満より10万円以上が多い結果となりました。中には100万円を超える方も数名おり、平均が引き上げられています。

ボードゲーム消費金額2014

トリックトラック賞2014に『ファイブ・トライブス』

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フランスのゲームサイト「トリックトラック」では14日、今年で14回目となるトリックトラック賞を発表した。前もって発表されていたファイナリストからメンバーによる投票によって、『ファイブ・トライブス:ナカラの魔人(Five Tribes: the Djin of Naqala)』が金賞に選ばれた。

『ファイブ・トライブス:ナカラの魔人』は中東を舞台にしたフランスのボードゲーム。5つの部族を動かし、古の魔人を呼び出して、都市国家の富を手中にすることを目指す。今年の夏に発売され、秋のシュピールでは人気投票で12位に入っている。トリックトラック賞では昨年ドイツゲームの『テラミスティカ』を金賞に選んでいるが、今年は例年通りのフランスゲームが選ばれた。

銀賞には『ルイス・クラーク探検隊』、銅賞には『宝石の煌き』が選ばれ、フランスゲームがトップ3を占めた。4位以下も韓国人デザイナーの『コリョ』を除いてフランス語圏のゲームばかりとなり、ドイツゲームが3位までを独占したドイツゲーム賞と似た傾向となっている。

【トリックトラック賞2014最終結果】
金賞:ファイブ・トライブス:ナカラの魔人(Five Tribes: the Djin of Naqala)
銀賞:ルイス・クラーク探検隊(Lewis & Clark)
銅賞:宝石の煌き(Splendor)
4位:アビス(Abyss)
5位:ブリュッセル1893年(Brussels 1893)
6位:スパイリウム(Spyrium)
7位:中世のアカデミー(Medieval Academy)
8位:コンセプト(Concept)
9位:コリョ(Koryŏ)
10位:30カラット(30 Carats)

TricTrac:Le Tric Trac d'Or 2014 est...

『マニラ』第2版、国内入荷

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メビウスゲームズは16日、故F.デロンシュの競艇ゲーム『マニラ(Manila)』第2版を発売した。3~5人用、10歳以上、60分、6000円。

2005年にツォッホ社(ドイツ)から発売された作品。作者のデロンシュはこのゲームを発表した2年後に亡くなっている。受賞歴こそあまりないものの、日本の愛好者から高く評価され、中古市場でも高値で売買されていた。今秋のシュピールでツォッホ社が再版。メビウスゲームズの取り扱いにより再び国内で入手できるようになった。

4つの品物をマニラ湾まで船で運ぶところに、どの船が無事にたどり着くかを賭ける。順に船やボード上にコマを置いていく。全員がコマを置いたらサイコロを振って船を進める。船の進み方を見て再び全員がコマを置き、サイコロで船を進める。これを繰り返して、当たると収入。港湾管理人(胴元)を競りで決めたり、品物の株価が変わったりと、ひねりがあってエキサイティングなゲームだ。

初版では木製だった船コマが、第2版で厚紙の組み立て式になっているほかは大きな変更はない。

メビウスゲームズ:マニラ

日本ボードゲーム大賞2014:投票スタート

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今年で13回目となる日本ボードゲーム大賞(主催:NPO法人世界のボードゲームを広める会ゆうもあ)の投票が本日から始まった。来年の2月12日まで。

対象は過去1年間に一般発売された新作で、5タイトルまでをリストの中から選ぶか、自由記述欄に記入する方式。新作リストには同人ゲーム34タイトルを含む216タイトルがエントリーしている。もちろん全部遊んでいる必要はなく、1タイトルからの投票も可能だ。

ネット投票は下記のリンクから行うことができる。登録したメールアドレスに届いたURLを24時間以内にクリックしないと無効になるので注意。

そのほかに、投票用紙は全国のボードゲーム専門店・サークルでも配布され、またFAX用のPDFファイルでも公開されている。今年どんなゲームが出たか、サークルなどでリストを見て1年を振り返るのもよいだろう。

昨年は217名が投票し、『ツォルキン:マヤ神聖暦』が1位に選ばれた。また、同時にゆうもあ内の選考委員によって入門向け・子ども向けの「ゆうもあ賞」も決定されることになっている(昨年は『チャオチャオ』)。今年日本の一番人気を決める投票、奮って投票しよう。

日本ボードゲーム大賞:投票部門 投票ページ(NPOゆうもあ)

ボードゲーム十大ニュース2014

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今年もあと半月となったところで、今年の主なニュースをまとめた。記事のアクセス数やツイートをもとにリストアップし、管理人の独断でランキング。

当サイトでは国内外のボードゲームニュースを取り上げているが、今年は海外のニュースを紹介する余裕がないくらい、国内ニュースが充実していた。日本語版は毎週のようにリリースされ、ゲームマーケットの参加者は増え続け、ボードゲームフリーマーケットが全国各地で開催されている。これらは常態化しているので、十大ニュースには挙げていない。

2015年はボードゲーム界がどんな1年になるだろうか。相変わらずボードゲームを楽しみ続けられることを祈る。

1.カルカソンヌ世界大会、日本代表初優勝URL
10月19日、ドイツ・エッセンにて第9回カルカソンヌ世界選手権が開催され、日本代表の望月隆史氏が優勝した。日本代表は4回目の参加にして初めて栄冠をつかんだ。会場ではカルカソンヌのデザインをあしらった着物姿のメビウスママさんをはじめ、多くの日本人が応援に駆け付けた。望月氏は来年、第10回のカルカソンヌ世界選手権ではディフェンディング・チャンピオンとして参加することになる。

2.カナイセイジ氏ドイツゲーム賞授賞式の壇上へURL
10月15日、ドイツ・エッセンでドイツゲーム賞授賞式が行われ、『ラブレター』で4位を受賞したカナイセイジ氏が登壇、トロフィーを受け取った。以前にも日本人作品の受賞はあったが、日本人が登壇するのは史上初。『ラブレター』は今年、ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト、アラカルトカードゲーム賞2位とドイツ三賞に入賞するという好成績を収め、日本人デザイナーの活躍を世界に印象づけた。

3.日本カタン協会、「非紳士的な行為」について警告URL
8月24日に行われた『カタンの開拓者たち』日本選手権ファイナルの直前に、「非紳士的行為」に関するコメントが発表され、話題となった。このコメントの中で挙げられたのは、遅延行為、見学者の助言、対戦相手の挑発・侮辱、コンビ打ちの4点。これにビジネス勧誘を加えて、日本選手権で行われないよう、日本カタン協会は大会主催のジーピー社に申し入れた。日本選手権は大きな混乱もなく開催され、優勝した松本吉高氏は世界選手権でも準優勝という優秀な成績を収めている。

4.昭和天皇実録にクロキノールURL
9月9日に宮内庁で公開された『昭和天皇実録』で、昭和天皇が学習院初等科入学前後、「クロックノール」を遊ばれていたことが分かり、検証の結果おはじきゲームの『クロキノール(Crokinole)』である可能性が高いことが分かった。宮内庁は当初「分からない」としていたが、公開直後にボードゲーム愛好者から『クロキノール』のことではないかという指摘が寄せられ、この時代に輸入されていることも判明。新聞などでも多く取り上げられている。

5.チケットトゥライド世界選手権で不正行為、優勝返上URL
9月27日にパリで行われた第2回チケットトゥライド世界選手権の決勝で不正行為があったことが判明し、オランダ代表が優勝を返上した。大会後、インターネットで決勝のライブ中継を見たファンから、決勝で不正行為が行われたという情報が寄せられ、精査・照会した結果、優勝したE.パウエルセン氏がこれを認め、トロフィーを返却した。繰り上げでアメリカ代表が優勝となっている。この大会には日本代表の村田大輔氏も参加している。

6.アスモデグループ拡大、DoW、FFG社を合併URL1URL2
フランスのボードゲーム出版社アスモデは、8月に同じフランスのデイズ・オブ・ワンダー社を、11月にはアメリカのファンタジーフライト社を合併した。デイズ・オブ・ワンダー社は『スモールワールド』以降近年ヒット作に恵まれず、ファンタジーフライト社はヨーロッパでの販路が限られていたことから、合併に至ったとみられる。アスモデ社はフランス語圏の出版社を取りまとめて世界中に展開しており、ますます力をつけることになる。

7.ゲームストア・バネスト15周年、オリジナル作品出版スタートURL
名古屋のボードゲーム専門店ゲームストア・バネストは11月16日のゲームマーケット2014秋にて、ネット通販のジョイゲームズと共同製作した新作ボードゲーム『GLOBETROTTER:世界を巡る旅行者』を発売した。ゲームストア・バネストは今年でオープン15周年を迎え、従来のボードゲーム輸入に加えて、初めてオリジナル作品の製作に臨んだもの。成果は上々で、早くも第2弾が予定されている。

8.クラウドファンディングで国産作品次々と
今年はクラウドファンディングが日本にも定着した年となった。『オカシノビ』『ビバニク』『オトーリバース』(アルハラシステムズ)、『こびと人狼』プラスチック版(Phandprap)、『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』(komakiss)、『Gods' Gambit』(ANALOG GAMES)、『The Majority - Complete Edition』(Ninja Star Games)など国産作品が資金集めに成功。またゲームマーケットで発表された『スタンプグラフィティ』や『MAYOR』はクラウドファンディング形式で予約を受け付け、成功を収めた。2015年には、ボードゲーム専門のクラウドファンディングサービスも開始される。

9.ゲームマーケットでポストカードゲーム製作広がるURL
11月16日に開かれたゲームマーケット2014秋で、多数のサークルが「ポストカードゲーム」を頒布した。絵はがきの形態で提供されるゲームで、十式ゲームワークスの呼びかけに応じて製作された。たいへん安価なだけでなく、ポストカードに収まるミニマリズムが求められるので、デザイナーにとってもやりがいのある仕事だったようだ。発表されたのは40タイトルにものぼった。

10.ドイツ年間ゲーム大賞、エキスパート賞、ノミネートまで全て日本語版に
今年はドイツ年間ゲーム大賞・ノミネート、エキスパート大賞・ノミネートの合計6タイトル(『キャメルアップ』『宝石の煌き』『コンセプト』『イスタンブール』『コンコルディア』『ロココの仕立屋』)が、全て日本語版になった。エキスパート大賞が制定されて4年目になるが、全て日本語版になるのは今年が初めて。これまでは2012年の4タイトルが最高だった。マーケット規模の成長を示すものだが、タイトルによって売れる・売れないの差が開いており、大ロット製作の日本語版は、売れ残るリスクも抱えることになる。実際、発売後間もない日本語版がセールになるケースも増えている。

ボードゲーム十大ニュース2013
ボードゲーム十大ニュース2012
ボードゲーム十大ニュース2011
ボードゲーム十大ニュース2010

『村の人生:港町』日本語版、1月中旬発売

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村の人生:港町ホビージャパンは1月中旬、『村の人生』の第2拡張セット『村の人生:港町(Village Port)』日本語版を発売する。2~5人用、12歳以上、60~120分、3600円(税別)。プレイするためには『村の人生』基本セットが必要で、この発売に合わせて再入荷する。

2012年にドイツ年間エキスパートゲーム大賞とドイツゲーム賞の二冠を獲得した『村の人生』に、今秋発売された新拡張セット。プレイヤーは自分の船に乗り、7つの海をわたる。船長を雇い、国内の商品を売り、外国の産物を集めるほか、一族を宣教師として遠くの島へ送り込んだり、宝箱を掘り出したりする。

基本セットでは旅エリアだったところが航海エリアになる。旅のアクションで船長を雇い、船に商品や家族を載せて出発。航海先の島で指定された商品を売ったり、宣教会に家族を置いたりすることで、名声ポイントが入る。また、行き先の島にはココア、紅茶、宝箱があり、空いている船室に載せて帰還するとお金や名声になる。

さらに、小説家や歴史家、騎士になるといった人生の目的カードも同梱。この拡張を入れる場合は、最初にランダムに配り、条件を満たすことで名声ポイントになる。小説家なら巻物3枚と影響力コマ全種類、歴史家なら村の歴史の全エリアに家族コマが必要というように、難易度に応じてポイントが変わる。

どちらの拡張も、基本セット+港町、基本セット+酒場+港町という組み合わせでプレイできる。『村の人生:酒場』を使えば5人でもプレイ可能。

日本版The One Hundred 2014 、『アグリコラ』2連覇

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好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が12月1日から10日まで行われた。発起人と集計はさとーとしき氏(twitter)。各自がベスト15を発表して集計したもので、今年の投票者数は290人と、昨年より122名も増加した。

今年の1位は『アグリコラ』で、昨年に引き続き2連覇を達成。上位5位はほぼ固定されているが、『ツォルキン:マヤ神聖暦』が順位を伸ばして5位に入った。また、新作では『宝石の煌き』が7位に入り、国産ではカナイ製作所の『ラブレター』が順位を上げて8位となっている。102タイトル中、新作は15タイトル(昨年15タイトル)、圏外からのランクインとあわせると約3割が入れ替わっている。日本語版ありは54(昨年50タイトル)。

このリストの楽しみ方として、「ゲーマー度」というものがある。リストの全102タイトルから、自分が所有しているゲーム数と、遊んだことのあるゲーム数を足し合わせるものだ(最高204ポイント)。日本人ゲーム愛好者に人気のあるゲームを遊んだことがあるかチェックしてみてはいかが。

『ピーパーカード』日本語版発売

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ボードゲームサークルまんまるはゲームマーケット2014秋で、韓国の大富豪・ゴーアウト系ゲーム『ピーパー』を、日本語版のカードゲームとして発売した。3~6人用、7歳以上、3~5分、2000円(税別)。11月21日からテンデイズゲームズで一般発売されている。

オリジナルは麻雀牌のような形状で、2005年に発売された。日本でも流通し、中毒性の高い作品として知られているが、現在は本国の韓国でもほとんど流通しておらず、入手が困難な状況にある。

「まんまる」は東京・江戸川区の公民館で活動しているボードゲームサークル。メンバーが『ピーパー』大好きだったものの、ゲーム会に持ち込むには重くて不便だったことと、遊んでもらったときに「これどこで買えますか?」という問い合わせが多かったことから製品化に動いた。また単純なルールで家族で遊べ、あまりボードゲームに馴染みのない人でも楽しめるゲームだったことも、サークルのスタンスに照らし合わせて製作販売するに相応しいゲームと考えたという。

『ピーパー』は前の人よりも大きい数を出していき、いち早くなくすことを目指す。同じ数字があれば手番でなくても出すことができるというルールと、3枚、4枚揃っていれば、前の人の出しているカードを無視して出せるというルールによって、『大富豪(大貧民)』とは違ったプレイ感が楽しめる。今回のカードゲーム化にあたって、点数計算の方法の簡略化、カード失点のアイコン表示、スタートプレイヤー表示、図解を入れ分りやすさを重視した説明書、難解なチャレンジルールのオプション化など、遊びやすくするための改良が加えられている。

現在はテンデイズゲームズでのみ取り扱われているが、増版でき次第、ほかの専門店でも取り扱われる予定となっている。

ボードゲームサークルまんまる
テンデイズゲームズ:ピーパーカード

『放課後さいころ倶楽部』第4巻発売

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小学館は12日、月刊少年サンデー「ゲッサン」連載のボードゲームコミック『放課後さいころ倶楽部』第4巻を発売した。中道裕大作、637円。

女子高校生がボードゲームを通じて友情を深めていく物語。昨年9月に第1巻、今年2月に第2巻、7月に第3巻と順調に単行本化されている。毎回ボードゲームが1タイトルずつ登場し、登場人物たちが楽しむ姿が克明に描き出される。今回は『ラブレター』『もんじろう』『アイランド』『ケルト』が登場するほか、登場人物のミドリがデザインした『ワンルーム』という作品が生まれる。

恒例のおまけ漫画やすごろくや店長のコラムも付いており、ゲッサンで読んでいた方も買う価値がありそうだ。

発売を記念して12月13日に東京・高円寺のプレイスペース「す箱(旧すごろくや店舗)」、14日に京都のボードゲームカフェ「Cafe MEEPLE」にて作者を交えた体験会・トークショー・サイン会が行われる。いずれも定員30名に達し、申し込みはすでに締め切られている。

オルレアン(Orléans)

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チップ構築ゲーム

オルレアン

フランス中部、ロワール川の曲がりにある都市オルレアン。イングランド軍からこの都市を奪還したジャンヌ・ダルク(1412-1431)が「オルレアンの乙女」と呼ばれたことで知られているが、イングランドとフランスの百年戦争が終わると商業・農業で栄え、フランスでも指折りの大都市となった。

ジャンヌ・ダルクは出てこないが、この中世を舞台に、さまざまな職業の手下を駆使して街の覇権を争うボードゲーム。R.シュトックハウゼンが自身の出版社dlpゲームズ(ドイツ)から今秋発表したもので、人気投票スカウトアクションでは2位に入っている(TGiWニュース)。

このゲームの最大の特徴は、チップ構築というシステムである。布の袋に人物チップを入れて、毎ラウンドそこから何枚か引き、その人物でアクションを行う。使い終わったチップ、新たに獲得したチップは再び袋へ。狙ったアクションが効率よくできるように、獲得するチップを選んだり、不要なチップを「廃棄」したりする。これが新鮮なプレイ感覚を生み出している。

ラウンドの最初にイベントカードをめくる。このイベントはラウンドの最後に発生するものだが、そのラウンド内で対処できるように、予め発表されているのである。人物チップを1枚失う「ペスト」や、農産物を支払う「収穫」などのネガティブなイベントが怖い。

次に、各自、自分の布の袋から人物チップを見ないで引き、それをプレイヤーボード上のアクションスペースに配置する。それぞれのアクションを行うには、指定された組み合わせの人物チップが必要で、引いたチップを組み合わせていく。最初は4枚しかチップがないのでできることは限られるが、次第にチップが増えると、複数のアクションが可能になる。全員が人物チップを置いたら、スタートプレイヤーから1アクションずつ行う。

序盤のアクションは新たな人物チップを獲得することがメインとなる。最初は農夫・船乗り・職人・商人の人物チップが1枚ずつしかない。ここから、騎士・学者・修道僧といった新しい人物チップを獲得し、アクションの幅を広げていく。人物チップの獲得では、人物チップだけでなく、そこのパラメータが上がり、お金や商品をもらったり、新しい自分専用のアクションスペースが手に入ったり、袋から引ける枚数が増えたりする。この成長感も心地よい。

アクションが終わったらイベントが発生して次のラウンドへ。こうして18ラウンド行ってから得点計算となる。得点になるのは6種類の商品チップとお金。これは額面通りに得点になる。そして要所要所を先取りすることで得られる「市民チップ」と、マップ上に建設していく「商館」、さらにゲーム中に少しずつ上げていく「発展レベル」である。計算方法は(市民チップの数+商館の数)×発展レベルという独特の得点計算で、どれも手を抜けない。

ゲームボード上にあるオルレアン周辺のマップ。アクションにはこのマップの上で商人を移動させて、商館を建てるものがある。移動も建設も、1アクションで人物チップを3枚も使うので難しいが、ここを避けては勝つことができない。商人が移動するたびに手に入る商品チップは早い者勝ち、商館は1つの都市に1つだけという制限があるので先手を打たなければならない。

3人プレイで120分。序盤は1アクションか2アクションしかできないので、誰が勝っているか分かりにくかったが、このときの仕込みが中盤以降に効いてくる。tomokさんが最高級の商品チップ「金の織物」を独自生産できる「仕立屋」と、またお金を払って発展ポイントを上げる「薬局」でどんどん点数を増やし1位。bashiさんは「研究所」を使い、少ない人物チップで回せる態勢を作ったが、農夫で出遅れたのが響いて収入減。私はお金ばかり入ってきてチップの引きが悪く、マップに出るのが遅れてしまった。

チップの引き運はあるが、随所にそれを緩和できる仕掛けがあり、それをうまく組み合わせて自分の得点パターンを作るところに面白さを感じた。序盤にどのチップを引くかによって戦略が変わってきそうなので、さまざまな戦略を試してみたい。

Orléans
R.シュトックハウゼン/dlpゲームズ(2014年)
2~4人用/12歳以上/90分
ゲームストア・バネスト:オルレアン

出雲で縁結び人生ゲーム

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いずも縁結び人生ゲーム島根県出雲市は、『人生ゲーム』のタカラトミー、結婚紹介サービスのツヴァイと協力して、リアル版人生ゲームと婚活パーティによる地域活性化事業「いずも縁結び人生ゲーム」プロジェクトを始める。2015年1月24日(土)~25日(日)、 出雲大社神門通りほか。

高円宮典子さまと出雲大社権宮司の千家国麿氏が結婚したことで話題となった出雲。「行ってみたい街から住んでみたい街へ」を目指す行政が、家族間、男女間のつながりを提供してきたタカラトミー、ツヴァイと共に取り組む。

当日は出雲大社神門通りを会場に、商店街を人生ゲームのボード盤に見立てたリアル版人生ゲームイベント「縁結び人生ゲーム」 を開催。地元在住のファミリーなどの参加を見込む。

また、このイベントの中で、都内の女性を対象にした婚活ツアーも同時に行う。この婚活ツアーについて、説明会が今月16日(火)夜、東京・日本橋のビジョンセンター日本橋で行われる。出雲市長、ツヴァイ社長が同席して、「いずも縁結び人生ゲーム」を体験する内容となっている。独身女性限定、参加無料。詳細や申し込み方法はツヴァイのサイトにて。

出雲大社へのアクセスは、飛行機や高速バスが便利。また50kmほどの松江には、プレイスペースを備えたボードゲーム専門店「ホワイエ・ピッコリーノ」(松江駅バス20分+徒歩5分)がある。あわせて訪れたい。

先日お伝えした福岡・直方の商店街すごろく(TGiWニュース)に続き、地域振興に人生ゲームを活用するケース。全国的な広がりも期待される。

出雲市:出雲市×(株)タカラトミー×(株)ツヴァイ官民連携での地域活性化事業「いずも縁結び人生ゲーム」プロジェクト始動!
ツヴァイ:「縁結び人生ゲーム」告知イベント ~五感で出雲を感じてみませんか~

ボードゲーム消費金額2014アンケート

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今年1年間、みなさんはボードゲームの購入にどれくらいお金を使いましたか?

矢野経済研究所「オタク」市場に関する調査結果(http://www.yano.co.jp/press/pdf/1334.pdf)では、ジャンル別に「オタク」一人あたりの年間平均消費金額を集計しています。アダルトゲーム41,877円、オンラインゲーム25,286円、恋愛ゲーム13,198円など興味深い数値が出ていますが、いずれもデジタルゲームです。

そこで当サイトでは独自に、ボードゲームの消費金額を調査することにしました。今年1年、ボードゲームの購入に使った金額(単位:円)をご回答下さい。12月18日まで。通販、ゲームマーケット、フリーマーケット、店舗での購入など全て含みます。送料はあり、イベントや店舗までの交通費や宿泊費などはなしでお願いします。発表するものは、回答者数と、平均金額だけです。

記録していないという方も、1ヶ月にいくらくらい買うか考えてそれを12倍するなど、概算で結構です。また、全く買わなかった(ほかの人に遊ばせてもらった)方は、0とお答え下さい。

家族との思い出にボードゲーム

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映画『想いのこし』を見てきた。交通事故で亡くなった4人が、それぞれの「想いのこし」を叶えてもらわないと成仏できないというストーリー。教会で結婚式を挙げたかった、野球部のマネージャーとして試合を見届けたかった、引退した消防士として誇りある仕事をやり遂げたかった......4人が1人ずつ想いを叶えて消え去っていくので、4回泣ける。

主人公のユウコ(広末涼子)は、たったひとりになってしまった小学生の一人息子・幸太郎が気がかり。父親も先に亡くしている幸太郎は、施設に入るのを拒み、母と暮らしたアパートで生活している。そのテーブルの上には、人生ゲームが広げられていた。亡くなったお母さんと2人で遊んだことを思い出して、テーブルに広げているのである。一人で虚しくルーレットを回すシーン、床にひっくり返すシーン、そしてお母さんと遊んでいた頃の回想シーンが、印象深く描かれる。

jun1sさんのコラム「ゲームとアート、そしてデザイン」で、ボードゲーム愛好者には運だけで勝敗が決まると不評の人生ゲームが、ツイッターで検索すると楽しく遊ばれている様子ばかりだったという(ここから敷衍して、本人が面白いと思えば何だってゲームになると結論している)。親子でも友達でも、対面して同じ時間を過ごすことはとても楽しく、心に残ることである。人生ゲームやウノは、確かにボードゲーム愛好者はほとんど遊ばないけれども、知名度、難易度、入手しやすさなどにおいて、そのお膳立てをするのに適したゲームといえるだろう。うちの子どもたちも何百もタイトルあるゲーム棚から、よりによって人生ゲームを出してくる。

ドイツでボードゲームが盛んな一因として、『イライラしないで!(Mensch ärgere Dich nicht)』なんかを幼少時から親や祖父母と遊んでいて、大人になっても遊び続けているということが指摘されている。この『イライラしないで!』はすごく単純なすごろくで、ドイツ人のボードゲーム愛好者はほとんど遊ばないけれども、ドイツ人で知らない人はいない。人生ゲームとは、ドイツにおける『イライラしないで!』のような位置づけなのではないだろうか。

このクリスマスからお正月にかけて、お子さんとボードゲームをする機会がある方には、いつもより簡単なゲームをチョイスして、盛り上がりを優先してみることをオススメしたい。先日公開した「クリスマス・年末年始用に新作ゲーム10選」は、ルールが難しくないゲームを優先してリストアップしている。ほかにも新作でないド定番級のゲームはいくらでもある。これらを1つ2つ、顔をよく見て遊んでみよう。お子さんの心に、ボードゲームを遊んで楽しかったという思い出がいつまでも残るように。

あとそれから、いつ死んでも「このゲーム遊びたかった......」などという未練で成仏できないことがないように、たくさん遊んでおきたいと思った。

『世界の七不思議:バベル』多言語版、12月下旬発売

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世界の七不思議:バベルホビージャパンは12月下旬、文明発展ゲーム『世界の七不思議(7 Wonders)』拡張セット『バベル(Babel)』多言語版を発売する。2~7人用、10歳以上、40分、4600円(税別)。プレイするためには『世界の七不思議』基本セットが必要。多言語版のため日本語ルールは同梱されるが、カード名や都市名はローマ字表記となる。

2010年に発売され、ボードゲーム賞を総なめした『世界の七不思議』。『指導者たち(Leaders、2011年)』、『都市(Cities、2012年)』に続く最新の拡張セットが早くも登場する。この拡張セットには、神話上の塔を建造する「バベルの塔」と、バベルの塔の周辺地域を整備する「バベルの偉大な計画」の2つの拡張ルールと、追加の内容物が入っている。

すべての文明が視線を向ける荘厳なバベルの塔が天へと向かって建造されていく。各プレイヤーはその建造に参加し、名誉ある関連計画を助成することによって、この驚異の建造物を支援する。バベルの塔は建造されるごとに、商業、軍事、科学、民政に関して全プレイヤーに影響を及ぼし、塔の周りには市壁や港、さらには公文書保管所、そしてオベリスクや凱旋門などの誉れ高い記念碑を建造できる。

この発売に合わせて、『世界の七不思議』基本セットの日本語版(税抜6000円)と、『世界の七不思議:都市』の多言語版(税抜3000円)も入荷する予定となっている。

世界の七不思議:バベル(コンポーネント)

クリスマス・年末年始用に新作ゲーム10選

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クリスマスや年末年始の時期は、普段ボードゲームを遊ばない人に紹介する絶好の機会だ。定番ゲームを毎年恒例でプレイするのも楽しいが、「これ、今年の新作なんですよ!」といって紹介するのも興味をもってもらえるのではないだろうか。そんなわけで、1年以内に発売されたボードゲーム日本語版の中から、ルールが少なめで遊びやすいゲームを10タイトル選んでみた。

カードゲームでわいわい盛り上がりたい
1.ピットデラックス(アークライト)
100年以上の間に版が重ねられてきた古典的名作。オレンジや大豆などのカードを全員に配り、ほかの人と交換して手札を同じ絵のカードに揃えることを目指す。プレイの順番はなく、交換したいカードの枚数を口頭で告げ、同じ枚数同士がいれば交換が成立。こうして手札が揃ったら即座にベルを鳴らす。ゲーム開始とともに「1枚、1枚!」「3枚、誰かいない?」など、商品取引所の騒がしさと興奮を味わうことができる。管理人は、高校生のときこれでめちゃくちゃ盛り上がった。

2.ウィ・ウィル・ロック・ユー(ホビージャパン)
クイーンの名曲からタイトルが取られたフランスのパーティーゲーム。リズムに乗って、膝や手を叩きながらプレイする。指示された通りのジェスチャーを間違えないように連続して行うが、テンポが上がってくるとどんどん難しくなっていく。間違ったら受け取るペナルティカードには意地悪な効果があり、ゲームはさらにカオスに。学生の頃にコンパでやっていた、せんだみつおゲームを思い出すが、それ以上にテクニカルだ。

ルール説明とか抜きにして遊びたい
3.ワンス・アポン・ア・タイム(イエローサブマリン)
「王様」「村」「戦う」などのキーワードが書かれた手札の物語カードで物語を作るストーリーテリングゲーム。「真実の愛が魔法を解いたのです」とか「そして2人は幸せに暮らしましたとさ」などといった結末カードが予め配られており、その結末できれいに終われるように手札を使い切ることを目指す。物語に詰まったときは次のプレイヤーがその物語を引き継ぎ、自分の結末カードに誘導していく。勝敗にあまりこだわらず、みんなでよい物語を作って楽しむゲームだ。酔っ払って変な方向にいくのも一興。

4.ブラックストーリーズ(cosaic)
犯罪、死体、殺人、自殺の事件の真相を、質問を通して推理していくドイツのゲーム。100枚以上あるカードには、表に事件が、裏にその真相が書かれている。ひとりが「リドルマスター」となり、「長電話の女性が死んだ」「女性が夫の新車のポルシェを500ユーロで売ることにした」などの謎の事件を紹介。ほかのプレイヤーは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問を繰り返し、真相の予想を述べる。続ける場合には当たった人が次のリドルマスターとなる。想定外の結末が、質問からだんだん見えてくるのが面白い。シリーズ化されていて、3まで日本語版が発売されている。

カードゲームで駆け引きを楽しみたい
5.ポイズン(cosaic)
自分の番になったら、3つの「大釜」のいずれかに手札からカードを1枚出し、いずれかの大釜でカードの数字が合計13以上になってしまうと、その大釜にあったカードをペナルティとして受け取るというカードゲーム。1つの色を最も多く集めたプレイヤーはその色のカードからペナルティを受けないというルールや、毒薬カードがあり、プレイヤー同士の駆け引きが見えてくると何度も遊びたくなる作品だ。

6.ゼロ(テンデイズゲームズ)
手札と場札を交換して、手札の合計数をできるだけゼロに近づけることを目指すカードゲーム。手番には手札から1枚カードを出し、代わりに場札を1枚とるだけ。同じ色、同じ数字を揃えることで、合計数を減らすことができる。ほかのプレイヤーが何を集めているかも重要で、ほかの人が揃える前にラウンドを終わらせればゼロでなくても勝てるため、大きい数字を取った直後に終わるのは痛い。シンプルゆえに駆け引きが熱い作品。

ボードを広げてじっくり遊びたい
7.キング・オブ・ニューヨーク(ホビージャパン)
ニューヨークを舞台に、巨大モンスターたちがダイスで戦うゲーム。自分の番にはダイスを6個振り、ダイスの目によって、敵モンスターの攻撃、回復、カード購入のためのエネルギー獲得、建物や軍隊の破壊、スーパースターカードの獲得を行う。モンスターを攻撃したり、軍隊の攻撃から逃れたり、建物を破壊したりするためにエリアを移動していく。

8.スコットランドヤード東京(カワダ)
1人のプレイヤーが怪盗X役になり、街の中に潜伏、逃走する。手がかりはバスやタクシーのチケットだけ。ほかのプレイヤーは刑事役となって、予想される移動先に包囲網を作って追い詰めていく。逃走する怪盗Xのスリルと、追跡する刑事のチームワークが楽しめる作品だ。原作はロンドンが舞台だったが、これを東京に移すことで、皇居、レインボーブリッジ、東京スカイツリーなど、おなじみのスポットがボード上にあって会話も盛り上がる。

子どもと遊びたい
9.ゆかいなふくろ(ゆかいなさかな)
手札からカードを出して、揃えて集めるカードゲーム。カードには3~7の数字があり、場には数字別に分けて重ねておく。3のカードが3枚、4のカードが4枚というように、数字と枚数が同じになったら袋がいっぱいになったことになり、その列を全てもらうことができる。こうしてできるだけたくさんカードを取ることを目指す。1度に3枚まで出すことができ、何枚出すかによって駆け引きのあるカードゲームだ。7歳以上。

10.カードライン:動物編(ホビージャパン)
いろいろな動物カードを、大きさ、重さ、寿命のいずれかの大きい・長い順に正しく並べるカードゲーム。場札の右か左に手札を出し、出したカードをめくって、置いたとおりに前のカードより多い/少なかったらOK。「ヒツジとハリネズミ、どっちが長生き? たしかカメは長生きのはず。ハリネズミも同じくらい小さくて軽いので、長生きしそうだけど......でも、寿命の長いことで有名なゾウやクジラと比べたら......」。7歳以上。

『グラスロード』日本語版発売

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テンデイズゲームズは6日、U.ローゼンベルクの拡大生産系ゲーム『グラスロード(Die Grassstraße/Glass Road)』日本語版を発売した。1~4人用、12歳以上、プレイヤー人数×20分、6480円(税込)。

ドイツのボードゲームメッセ「シュピール'13」でフォイヤーラントシュピーレ(ドイツ)から発表された作品。『アグリコラ』の作者U.ローゼンベルクの作品として注目され、フェアプレイ誌の現地人気投票「スカウトアクション」で3位、ドイツゲーム賞で9位に入っている。

18世紀のドイツ・バイエルン地方を舞台。伝統的なガラス工芸品の職人たちが住む田舎町で、プレイヤーはさまざまなアクションを駆使し、より高い得点を獲得することを目指す。手持ちの専門家を駆使して資源を集め、さまざまな効果をもつ建物を建設していく。

ゲームは、資源を取る、新しい地形を置く、建物を建てるなど、さまざまなアクションを持つ専門家を15枚の中から選ぶことで進む。選んだ専門家がほかのプレイヤーとかぶっていなければ、その専門家の持つアクションを2つとも実行できるが、かぶってしまうとアクションは1つしか実行できない。そのため、自分の選択するアクションを読まれないようにしつつ、ほかのプレイヤーが選びそうなアクションを読むことがポイントとなる。

建物は資源を変換するもの、1回だけ効果のあるもの、ゲーム終了時に達成度合いによって得点が入るものという種類別に場に出ている。コストの資源を支払い、マイボードの空いているところに建てていくが、改良する建物は、すでにある建物から置き換えなければならない。効果をうまく組み合わせて、効率よく得点を増やすことができるだろうか。

プレイ時間は『アグリコラ』より短めだが、専門家と建物により多様な展開が楽しめる。待望の日本語版が遂に登場だ。

テンデイズゲームズ:グラスロード日本語版

グラスロード

第2回名古屋ボードゲームフリーマーケット、1月11日開催

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1月11日(日)、ウィンクあいち(名古屋駅徒歩5分)にて、第2回名古屋ボードゲームフリーマーケットが開催される。10:30~16:00。入場無料。出展は申込者多数のため10月に締め切られている。

第1回は地元だけでなく関東・関西から参加があり約400名の来場者で賑わったイベント(TGiWニュース:第1回名古屋ボードゲームフリーマーケット、参加者400名)。「テーブルゲームほわっとぷれい」が後援につき、第2回が開催されることになった。

出展者は27団体。ボードゲーム専門店としてゲームストア・バネストとプレイスペース広島、国産・同人ゲームサークルとしてI was game、鍋野企画、みさき工房、ゲームNOWA、ProductArts、ニキシー管工房、とり助、こっち屋、HLKT工房、をしだや、Studio GG、YbY Games、トラハネレコード、Hemz Factory、株式会社リトルフューチャー、しかしもかかし、はむはむずなど、また地元のボードゲームサークルなどが出展する。ゲームマーケットにも出展しているところも多く、昨年同様、中古、新作の両方が手に入るイベントになりそうだ。

待機列は開場10分前から始まり、それ以前はフロアも立入禁止となるので注意。会場アクセスなどの詳細はこちら。

名古屋ボードゲームフリーマーケット

祝日となる翌日には、名古屋でカタンも楽しむ会の主催による「名古屋ボドゲフリマ翌日祭」が行われる。愛知県スポーツ会館にて9:30~20:00。参加料500円。普段遊ばない人と交流するよい機会になるだろう。予約は不要だが事前申請推奨とのこと。詳しくはこちらのページへどうぞ。

名古屋ボドゲフリマ翌日祭

豪商(Pfeffersäcke)

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消える大金

豪商

ハンザ同盟(Die Hanse)。ボードゲームでよく出てくるテーマである。12~17世紀の約500年間にわたり、北ドイツを中心にバルト海沿岸の貿易を独占した都市同盟で、最盛期には200以上の都市が加盟していた。リューベック、ハンブルク、ブレーメン、ケルンのドイツ4都市が代表的だが、ブルッヘ、フローニンゲン、クラクフなど現在のベルギー、オランダ、ポーランドにある都市、さらには北欧やロシアにまで広がっていた。ボードゲーマーの聖地エッセンも加盟している。

ハンザ同盟は、各地に商館(Kontor)を建てて現地での事務や外交を担わせ、織物やニシンを中心に取引した。富裕な商人は、お金持ち=当時最も高価な貿易品だった胡椒をもっている人という意味で「胡椒袋(Pfeffersack)」と呼ばれ、がめつさへの軽蔑と、富裕への羨望の眼差しを人々は向けた。

このゲームでプレイヤーは金にがめつい「胡椒袋」となり、北ドイツに商館を拡大することを目指す。今はなきゴルトジーバー社の、黄金期を飾る作品のひとつだ。

はじめは、小都市の商館1つしかもっていない。ここから道がつながっている都市に商館を建てるところから始まる。どの道にも金額が書いてあり、その金額を支払わなければならない。小都市から近くの大都市に商館を建てるのは安いが、やがて大都市から大都市に商館を建てていくことになる。道が長かったり、山が険しかったりすると、支払う額はぐんと上がる。このお金をどう工面するかが、ゲームの中心だ。

大都市に商館を建てると、次の手番からそこで収入を得るか、商館を増やすことができるようになる。収入はその大都市での空き地の数。最初は商館が少ないから高収入が得られるが、自分で商館を増やしたり、ほかの人が参入したりすると収入が下がっていく。ゲームが進むにつれて資金繰りが苦しくなるという、独特のプレイ感がここにある。だからその大都市から再び別の都市に商館を建て、版図をどんどん広げていかなければならない。

大都市の中で商館を増やせば収入が下がるが、その大都市の多数を取ると、得点が入る。最終的にはこの得点で勝敗を決めるので、どこで収入を諦めて得点を狙いに行くかがポイントだ。商館を一気に2軒建てられる「通行証」もあるので、ほかの人がいきなり多数を取りに来る可能性もあり、油断できない。

小都市に規定数の商館が建てられるか、全ての大都市で得点計算が終わるか、みんな手詰まりでパスをするかしたらゲーム終了。地域ボーナスと残ったお金の得点を加えて多い人の勝ち。現在から見れば特殊能力もイベントもない、シンプルなドイツゲームである(シンプルだからといって時間がかからないわけではない)。

5人プレイで90分。36ギルダー収入があって、45ギルダー支払うなどというように金額が大きく、「胡椒袋」になった気分。序盤はウィーンを封鎖して、ほかの人が拡大して来られない作戦で安定した収入を得る。しかしこの封鎖に手間がかかり、拡大が遅れたため高い通路を通らなければならなくなり、ジリ貧に。このころ、羽振りがよかったtomokさんの都市にみんなが商館を建て始め、tomokさんが凋落していく。みんなが収入を求めて空き地の多い都市を目指し、みんなが集まって誰も収入できなくなるというのを繰り返した。「お前ら、来るなー!」最後は、得点の大きい大都市を手中にしたcarlさんが1位。減っていく収入の中で、カツカツの陣取りをするのがしびれた。

Pfeffersäcke
C.コンラート/ゴルトジーバー(1998年)
2~6人用/12歳以上/60~90分
絶版

第3回札幌ボードゲームフリーマーケット、1月17日開催

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札幌のフリースペース「卓屋」は、2015年1月17日(土)、札幌市内にて、第3回札幌ボードゲームフリーマーケットを開催する。コミュニティ&レンタルスペース「オノベカ」(地下鉄南北線中島公園駅徒歩10分)にて、11~14時、入場無料。

2014年の1月、8月に続き3回目となる中古ボードゲーム売買イベント。中古ボードゲームの販売と物々交換のほか、購入したゲームのプレイや、愛好者同士の交流もできる。終了後すぐ同じ会場でボードゲーム会も予定されている。また、今回は新作・名作ゲームがその場で当たる抽選会(1回300円、1人5回まで)も行われる。

現在、出展者を募集中で、1月10日(土)か、定数(6ブース)に達した時点で締め切られる。出展料はブース数ではなく人数で計算され、1人2000円。募集要項と申し込みフォームは下記ホームページから。

また、札幌のプレイスペースFriends(札幌市東区北22東6)では、2015年1月3日(土)夕方から24時間ゲーム会を行う。「やりたいゲームを消化するには、まだまだ時間が足りない!」という声に応えたというイベント。参加費は1000~2000円で、スタッフとプレイして勝つと賞品がもらえる「いきなり決勝戦」も開催。冬の札幌が熱い。

卓屋ブログ:第3回札幌ボードゲームフリーマーケット

第2回UNOアジア大会で日本人小学生優勝

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11月23日、シンガポールのショッピングセンターにて第2回UNOアジア大会決勝が行われ、日本代表の小学2年生、阿部隼士君が優勝した。賞品としてシンガポール2泊3日の旅がプレゼントされた。

昨年の東京大会に続いて行われ、シンガポール代表が優勝したアジア大会。今年は台湾が不参加となり、日本、シンガポール、マレーシア、香港、インドネシア、インド、フィリピンの6カ国が参加した。小中学生(7~15歳)限定の大会で、国内予選も含む参加人数は合計3万人に達した。日本では3~8月にかけて全国で33回の予選が行われ、10月に京都で全国大会が行われている。

大会では『UNO』と『UNOアタック』が用いられ、2ゲームの合計得点を競う方式。上がったときに、ほかの人に残っていた手札が失点、その合計が上がった人の得点となる。決勝では、大量のカードが行き交う『UNOアタック』で阿部君が逆転優勝した。

阿部君は取材に対し、「相手のようすを見ながら別々にカードを出していく」「例えば顔がちょっと笑ったり、特定の色だけをじーっと見ていたりする人をよく見る」といった非凡なコメントをしている。

2015年のアジア大会も開催される見込みで、年明けから国内予選が始まる。

アジアUNOチャレンジ
レスポンス:3万人が挑んだUNOアジア大会、優勝は小学2年生の日本人...その「攻め方」を聞く

鈴木銀一郎氏、80歳を迎える

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ボードゲームデザイナーの鈴木銀一郎氏が11月24日、80歳の誕生日を迎えた。福本皇祐・アークライト社長らによって都内で傘寿祝賀会が開かれ、約70名が参加した。

百科事典の編集者を経て、1981年にレックカンパニー、1984年に翔企画を設立し、ワールドウォーゲームシリーズやモンスターメーカーシリーズを生み出したほか、小説も執筆。近年も創作意欲は衰えず、一昨年には翔エンタープライズで『ウルフレンドクエスト』などの単独デザイン作を発表した。

著書『ゲーム的人生論』によると、囲碁、将棋では何段という目標を定めて、手筋辞典や詰将棋を延々何百問も解く。麻雀では、徹夜して2,3時間眠ってまた徹夜。ノルマンディー上陸作戦をもとにした自作SLGでは、テストプレイで1ゲーム40時間。テレビゲームは月200時間ということもあったという。ゲームに捧げる人生は、他の追随を許さない。

ドイツゲームデザイナーの長老格W.クラマーより8歳年上で、現役最高齢の鈴木氏。11月16日のゲームマーケットにも参加し、各ブースを見て回っており、祝賀会も元気な様子でますますの活躍が期待される。

柴崎銀河の心 Blog:鈴木銀一郎先生の傘寿を祝う会

商店街すごろく、福岡直方

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福岡・直方(のおがた)市の明治町商店街にて12月6日、商店街の店舗をマスに見立てたすごろく「商店街は人生だ!」が行われる。11:00~15:00(受付終了)、所要時間約1時間、参加無料。賞品として5000~3万円分の商品券が用意されている。

スタート地点のお寺で職業を決め、その初任給として擬似通貨の「スパ券」がもらえる。この「スパ券」を元に、サイコロを振って商店街32店舗を周り、払ったりもらったりして増やしていく。サイコロで行き先が決まったら用紙にスタンプを押してもらい、そのお店に行く仕組み。途中にはストップマスがあり、人生の節目となる出来事が待っている。賞品は、この擬似通貨を一番多く集めた人に贈られる。

直方は博多と北九州の中間に位置する市。博多からJRで60分、小倉から西鉄バスで45分ほど。商店街は、直方駅前に広がっている。擬似通貨の「スパ券」はご当地B級グルメの「焼きスパ(ゲッティ)」から取られている。

『コルト・エクスプレス』日本語版、12月下旬発売

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コルト・エクスプレス日本語版ホビージャパンは12月下旬(1月上旬になる可能性も)、アメリカ開拓時代の大列車強盗をテーマにしたダイナミックなボードゲーム『コルト・エクスプレス(Colt Express)日本語版』を発売する。C.ランボー作、2~6人用、10歳以上、40分、5000円(税別)。

オリジナルはルドノート社(フランス)が今秋のシュピールで発売した作品。会場の人気投票「スカウトアクション」で11位に入っている(TGiWニュース)。さまざまな経歴を持つ無法者の一人となり、石炭会社の給料と、乗客を運ぶ列車強盗に挑む。

1899年7月11日:午前10時。ユニオン・パシフィック急行は、47名の乗客と共に、ニューメキシコ州フォルサムを出発した。数分後、頭上から慌しい足音が聞こえた。そして、次に銃声が響いた。重武装の強盗達が容赦無く、罪もない人々から財布や宝石を奪い取った! 果たして彼らは冷静に弾丸を避けられるのか? サミュエル・フォード保安官が付きっきりで見張る金庫に納められた、ナイス・ヴァレー石炭会社の一週間分の給与を盗み取るのに成功するのか? ゴールにたどり着く盗賊はただ一人だけ:ギャングの中で最も大金持ちのアウトローに!

列車強盗は計画から始まる。各プレイヤーは、順番にどのような行動をするのか、カードを重ねて置いていく。これを繰り返し、出したカードの山をひっくり返してカードの行動を解決するというプロット方式。この計画に従って、アクション映画さながらに、別の車両に移動したり、列車の屋根に上ったり、乗客から金品を巻き上げたり、ほかの強盗を撃ったり、格闘したり、お邪魔者の保安官を動かしたりする。

西部劇でおなじみの列車急ブレーキや、屋根の上でクレーンにぶつかるイベントはお約束。ゲームボードではなく、豪華な組み立て式の列車の上に、強盗と保安官のコマを置くので、さらに臨場感があふれる。ほかの強盗を出し抜いて、一番の金持ちとなるのは誰か。

ボードゲームデザインのエッセイでアドベントカレンダー

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『ヴォーパルス』『ダンジョン・オブ・マンダム』のデザイナーである大爆笑カレー氏は12月1日から、ボードゲームデザインのアドベントカレンダーを開始した。日替わりで、国内のデザイナーたちがエッセイを発表する。25日まで。

ボードゲームのデザインに関するエッセイを募集し、デザイナーやゲーム愛好者が25名応募した。林尚志氏(OKAZU Brand)、佐々木隼氏(オインクゲームズ)、寺島由人氏(遊星ゲームズ)、TANSANFABRIKなどが名前を連ねる。

初日は大爆笑カレー氏が「ボードゲームにおけるランダム性と公平性」という興味深い考察を行い、2日目はタイシン氏(倦怠期)が「100均のすすめ」という実用的なエッセイをあげている。毎日楽しみにして欠かさず読んでいきたい。

昨年はデザイナーの中村誠氏が、毎日1ゲームずつプリント&プレイゲームを発表するアドベントカレンダーを行っている(TGiWニュース「中村誠氏、ボードゲームアドベントカレンダーを公開中」)。

Board Game Design Advent Calendar 2014

日本版The One Hundred 2014投票開始

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好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が本日から始まった。昨年と同様、グーグルドキュメント(下記リンク)で受け付けられ、誰でも投票できる。〆切は12月10日。

アメリカのブログで行われたものに刺激され、さとーとしき氏(Twitter)が2005年から毎年年末に開催している投票。各自好きな非電源系ゲームを15個挙げ、それを集計して上位100位まで発表する。発表年、生産地共に不問で、TRPG・TCGも含めてかまわない。昨年は168名が投票した。

過去の1位は『カタンの開拓者たち』(2005、2006、2008、2010、2011)が5回と圧倒し、『アクワイア』(2007)、『ドミニオン』(2009)、『プエルトリコ』(2012)、『アグリコラ』(2013)が1回ずつ。1年以内に発売された新作は例年1割くらい入るが、10位以内に食い込むのはなかなか難しくなっている。昨年では『ツォルキン』が最高位で6位。国産オリジナル作品では『ラブレター』が最高位で10位となっている。

ハンドルネーム可能で、誰でも投票でき、途中経過も見ることができる。奮って投票しよう。

日本版The One Hundred 2014投票ページ
日本版The One Hundred 2014途中経過

アンケート:カードスリーブ

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Q90:カードをスリーブに入れる?

A.ひと通り入れる 52票(24%)
B.よく遊ぶもののみ 66票(31%)
C.入れない 96票(45%)

カードスリーブ(カードを保護するために入れるフィルム状の袋)は現在、各種サイズが販売されています(ゲームストア・バネスト:ボードゲームスリーブ)。輸入ゲームは代替がきかないものが多く、またカードが傷むと裏面で見分けがついてしまうため、使用している人が少なくありません。一方、1枚1枚カードスリーブに入れるのは手間がかかり、エンボス加工の質感が損なわれたり、小箱のカードゲームは箱に収まらなくなったりするなどのデメリットもあります。

当サイトのアンケートでは、ひと通り入れているという方が4分の1、よく遊ぶもののみという方を加えると半数以上の方がカードスリーブを使っていると回答しました。なかなかの普及率です。願わくは、カードスリーブに入れていなかったらきっとすごく傷んでいただろうと思うくらい、たくさん遊んでいただきたいものです。

12月のアンケートは、インスト(ルール説明)のスタイルです。『みんなのインスト』という本がゲームマーケットで発売されて話題となりました。その中でインストに正解はなく、TPOやゲームに合わせて一様ではないことが明らかになりました。論点の1つに、ルールブックを朗読してでも説明漏れをなくすという意見と、ルールブックは予め読んでおいて必要事項だけを説明するという意見、さらにとりあえずプレイしてみて、ゲームの中で説明していくという意見がありました。みなさんのスタイルはどれに近いですか。3択の中からお答え下さい。

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