2015年4月アーカイブ

『ペッパー』日本語版、5月5日発売

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テンデイズゲームズは5月5日、東京ビッグサイトで開かれるゲームマーケット2015春にて、クラマー&キースリングのトリックテイキングゲーム『ペッパー(Pepper)』日本語版を発売する。W.クラマー、M.キースリング作、倉島一幸イラスト、3~9人用、10歳以上、45分、2000円(税別)。

1998年にFXシュミット(ドイツ)から発売された作品。受賞歴はなく、ほどなく絶版になってしまったが、多人数で遊べるトリックテイキングゲームとして日本国内の愛好者の間でも人気を集めていた。

親から1枚カードを出し、ほかの人も時計回りで(ある限り)同じ色のカードを出していき、全員が出したところで数字の一番高い人が取るという、オーソドックスなトリックテイキングだが、いくら取ってもプラス点になることはなく、ペッパーカード(各色の1)を持っていると取っただけマイナス点になってしまう。

ペッパーカードは自分の前に置いておき、手札の代わりに出すことができる。トリックで獲得してしまったペッパーカードも再放出できるのが特徴だ。誰かの手札がなくなってラウンド終了となるまで、うまくペッパーカードをほかの人に押し付けることはできるだろうか。

play:game評価コメントリスト:ペッパー

書籍『ボードゲームって本当におもしろいの?』、4月30日発売

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スモール出版は30日、レビュー書籍『ボードゲームって本当におもしろいの? ~ボードゲーム クロスレビュー~』を発売する。ふうか著、フルカラー112ページ、1,800円(税別)。

毎日更新でボードゲームのプレイ日記を掲載しているブログ「ふうかのボードゲーム日記」管理人による書籍。これまでに紹介されたボードゲームは2300タイトル以上にのぼる。今回の書籍は「ボードゲームって、知らない人が遊んでも本当に楽しめるの?」という素朴な疑問から出発した。

ボードゲームに遊び慣れていない9名に実際遊んでもらい、その場で集めた率直な感想と点数を掲載した。ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツ年間キッズゲーム大賞受賞作を中心に、名作ボードゲーム48タイトルをプレイして紹介している。

ボードゲーム初心者だからといって侮ってはいけない。鋭い指摘が多く、また性別や年齢層によって見方が大きく変わるところも面白い。ボードゲーム愛好者は、読んでいるうちにボードゲームにハマったばかりの頃のときめきが甦ってくるだろう。

初めてボードゲームを遊ぶ人に、どのようなゲームを紹介したらよいか迷っている人にとっても参考になるはずだ。初心者向けといわれる大賞受賞作でも、『花火』や『クワークル』から『ドミニオン』や『カタン』まで、TPOに合わせて選ぶものが自ずと異なることを教えてくれる。

大きな写真、横長サイズ、可愛らしいイラストとデザインにもこだわった。また巻末にはドイツ年間ゲーム大賞の創始者のひとりであるT.ヴェルネック氏インタビューを掲載し、ドイツゲームの知られざる歴史にもさらりと触れている。ボードゲームにあまり興味のない人から深い愛好者まで、一読の価値がある書籍だ。

ふうかのボードゲーム日記:【告知】クロスレビュー本出します

ゲームマーケット、世界のアナログゲーム専門イベントで3位

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ツイッター上で毎月行われているゲームデザイン討論会は今月、ゲームマーケットをテーマだった。ゲームマーケットの創始者である草場純氏と共に、これまでを振り返り、今後を占うという内容である。その様子はtogetterでまとめられている。

ゲームデザイン討論会 第十一回

その中で、現在のゲームマーケットの規模を国際比較するべく、世界のボードゲームイベントについて概要を調べてみた。その結果が以下である(クリックで拡大)。

世界のボードゲームイベント

参加者数については、チケット販売実数か延べ人数か、集計方法がイベントによって異なる可能性がある。

世界最大のイベントといわれるエッセン・シュピールは「コミックアクション」というコミックの出展もあるが、アナログゲームの占める割合が圧倒的に高い。一方、エッセン・シュピールよりも参加者数の多いルッカ・コミック&ゲームズはコミック主体で、カンヌゲーム祭もデジタルゲームを含むので、アナログゲームを目当てにした参加者の数でいえば、エッセン・シュピールが世界最大といってよい。

一方、アナログゲーム(TRPGなどを含む)・ボードゲームだけのイベントに限ると、アメリカのジェンコン(GenCon)が最大規模で、次にドイツのボードゲーム牧場(Spielwies'n)、そしてゲームマーケットが続くようだ。年2回の合計ではあるが、今やゲームマーケットは、アメリカのオリジンズ(Origins)を抜いて世界3位のアナログゲーム専門イベントとなっているのである。

このような大きなイベントは、世界からも注目されている。すでに何年か前からフランスの出版社が面白いゲームを探しに来ており、今年の春はボードゲームギークの記者が訪れることになっている。1回のイベントで、ボードゲームの新作が200タイトルも発売されるとあれば、注目されるのも当然だろう。

世界3位のボードゲームイベント、ゲームマーケット。今度は5月5日に東京ビッグサイトで行われる。

ゲームマーケット公式サイト

『ヴァス・シュティッヒ』日本語版、5月5日発売

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New Games Orderは5月5日、東京ビッグサイトで開かれるゲームマーケット2015春にて、ドイツの名作トリックテイキングゲーム『ヴァス・シュティッヒ(Was Sticht?)』を発売する。K.H.シュミール作、3~4人用、12歳以上、60分、1800円(税込)。

1993年にモスキートシュピーレ(ドイツ)から発売されたカードゲーム。1994年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦、ドイツゲーム賞6位、アラカルトカードゲーム賞2位と高く評価され、2007年にはアミーゴ(ドイツ)のトリックテイキングゲーム・アンソロジー『4 in 1』に収録された。ドイツ国外版が出るのはこれが初めて。タイトルは「何が刺す?」という意味で、「(カードが)トリックを取る」と「(蚊が)人を刺す」をかけている。

各自同じ枚数の手札を持ち、順に1枚ずつカードを選んで出し、一周して全員がカードを出したら、一番強いカードを出した人が全員のカード(トリック)を取っていくというトリックテイキングゲームの極北ともいえる作品。始まる前に、各自「一番たくさんトリックを取る」「1トリックも取らない」「ちょうど3トリック取る」「そのラウンドの最後のトリックを取る」といった目標を選ぶ。

さらに、選んだ目標に沿って、並んでいるカードから手札を選ぶというのもこのゲームの特徴だ。親だけ切り札を知っており、ほかの人は親がどのカードを取ったか見て自分の手札を構成しなければならない。ほかのプレイヤーの思惑を見極めながら、刻一刻と変わる状況に対応し、より多くの課題を達成しよう。

New Games Order:ヴァス・シュティッヒ
play:game評価コメントリスト:バス・シュティッヒ

ビースティーバー(Beasty Bar)

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命がけの行列並び

ビースティーバー

ラーメン屋、スーパーのレジ前、ゲームマーケットの開場待ちなど、我々人間は日々行列に並んでいる。割り込みは許されない。しかし動物が行列を作ったとしたらどうだろうか。順番を守って整然と並ぶとは、あまり考えられない。ワイルドに先頭を狙いそうだ。あるいは、前に並んでいる奴を食ってしまうかもしれない。

ほかの動物を蹴散らし、自分の動物をできるだけたくさんバーに送り込むカードゲーム。ライトゲームながらシュピール'14のスカウトアクションで9位に入って注目された(TGiWニュース)。作者、イラストレーター、出版社ともにドイツ。特殊能力炸裂系の作品である。

12の動物が登場し、強さを表す数字と、それぞれいろいろな能力をもっている。各自自分の色の動物12枚から4枚を引いてスタート。手番には、手札を1枚、バーの入口前に並べて、1枚補充する。次の人は、その後ろへ1枚。こうしてバーの入口に行列ができていく。

行列が5枚になったら、先頭の2枚がバーに入り、最後尾の1枚が列から追い出される。でも、5枚になる前に、動物が暴れ出してどんどん脱落していく。まさに弱肉強食、お酒どころではない。

例えばワニは、自分より数字の小さな動物を全部(捕食して?)脱落させ、その分だけ列の前に行く。ワニより強いのはカバとライオンしかいないので、一気に列がいなくなってしまう。それでは数字の強い動物がいいかというと、そうでもない。最弱のスカンクは、列に並んでいる動物のうち数字の大きい2頭を追い出す。

ほかにも、手番が終わるごとに1つずつ前にいくキリン、列の方向を前後逆にしてしまうアシカ、2枚になると先頭にいけるサル、ほかの動物の能力を使えるカメレオンなど、多彩な能力で列はどんどん変わっていく。バーに入れる動物はほんの一握り。タイミングを逃してはいけない。

全員がカードを使い切ったらゲーム終了で、バーに入った動物の数で勝敗を競う。

4人プレイで30分ほど。序盤はほかの人がどんな動物を出してくるか分からないので先は読めなかったが、だんだんと「もうワニはないはず」「スカンクは出たばかり」といったカウンティングでカードを出すようになった。2ゲーム目は上級者バリアントで、自分で4枚を選んで抜くルール。どの動物を残したか、ほかのプレイヤーは分からない。動物の使いやすさは1回ゲームを遊ぶと分かるので、ワニやスカンクなどの強烈な効果をもつ動物を入れたがるが、ちょっと変わった動物を入れておき、裏をかくことができる。

特殊効果はすべてアイコンで図示されており、言語依存はなく、また直感的に分かりやすいものばかり。スーツ姿の動物のイラストも楽しい。1枚出るたびに情勢が激しく変わり、その中で自分の動物が無事に生き残れるかハラハラドキドキするカードゲームだ。

Beasty Bar
S.クロス作/ツォッホ出版(2014年)
2~4人用/8歳以上/20分
メビウスゲームズ:ビースティーバー

ゲームマーケット2015春:国産オリジナル新作リスト

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5月5日(祝)、東京ビッグサイトにてゲームマーケット2015春が開催される。今年は過去最高の364団体が出展。今年はTCGジャンルが解放されたこともあり、昨秋の7200名を昨年を超える参加者が見込まれている。

ここで発表される国産オリジナルボードゲームの新作リストをまとめた。作成にあたってはJDSA国産同人ボードゲーム一覧(たなやん氏)を元データとして利用している。輸入ゲーム、伝統ゲーム、既存のゲームの拡張・リメイク・シリーズもの、ベータ版、過去のゲームマーケット既出、プロトタイプ・見本展示・無料配布、書籍・アクセサリ、TRPG、SLG、TCGを除く。

未確定の情報もあったので、追加・修正などの情報提供をお願いします(ツイッター、メール、コメント)。特に、カタログ情報のみの作品、発売が間に合わない作品の情報提供をお待ちしています。随時修正し、直前に一覧表を公開します。

現在のところ新作は212タイトル。そのほかに今年のゲームマーケット2015大阪で発表された作品も多数あり。すでに予約・取り置きが締め切られているものもあるが、参加される方はチェックしておこう。

ゲームマーケット公式サイト

『CV(履歴書)』日本語版、5月9日発売

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cosaicは5月9日、ポーランドの波瀾万丈人生ゲーム『CV(履歴書)』日本語版を発売する。F.ミルンスキ作、2~4人用、10歳以上、60分、4500円(税別)。5月5日に行われるゲームマーケット2015春にて先行発売される。

2013年にグランナ社(ポーランド)から発売され、英語版が国内でも人気の作品。タイトルは「カリキュラム・ヴィタイ(curriculum vitae)」の略で、履歴書の意味で世界共通で使われている。経歴の欄に書き込まれるであろう学歴、職歴、それに資格、趣味、家族などを、ダイスの出目でカードを集めて決めていく。

青年期のカードが場に並べられてゲームが始まる。自分の番にはダイスを4個振り、出た目の組み合わせで取れるカードを取る。カードにも目が付いており、その目は次回以降にダイスに加えられ、よりカードが取りやすくなる。こうしてカードの効果を累積させて、どんどん難しいカードに挑戦していこう。

出目は十字マーク(健康)、電球マーク(知識)、男女マーク(人間関係)、ドルマーク(お金)、ニコニコマーク(幸運)、ションボリマーク(不運)の6つあり、例えば「献血」というカードなら健康2つを支払って手に入れ、人間関係1つが付いてくる。終盤の老年期に登場する「孫」は、幸運2つ、人間関係、お金が必要になるが、幸運と人間関係と健康をもたらしてくれる。

ダイス目の割り当てで考えるところもあり、またカードの選択とダイス目の運不運によって就職難や華麗なる転身、趣味への傾倒など、会話が盛り上がるゲームでもある。カードのテキストが日本語になったことで、楽しさが数倍アップするだろう。

TGiWレポート:履歴書(CV)

『カタン:商人と蛮族版』日本語版、5月15日発売

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ジーピーは5月15日、『カタンの開拓者たち』シリーズの拡張『商人と蛮族版(Catan: Händler & Barbaren)』を発売する。2~4人用、8歳以上、60~120分、4300円(税別)。プレイするためには『カタンの開拓者たち スタンダード版』が必要。5月5日のゲームマーケット2015春で先行発売となる。

4つの選択ルールと5つのシナリオが入った総合拡張セット。それまでエッセン・シュピールで配布・発売されていたミニ拡張をまとめたもので、オリジナルは2007年にコスモス社から発売され、14ヶ国語で発売されている。ジーピー社の日本語版シリーズでは通算10タイトル目となった。

選択ルールは、ゲーム序盤での盗賊の影響を抑える「親切な盗賊」、ダイスの代わりにカードを引いてイベントが起こる「カタンイベント」、港を開拓するとボーナスポイントになる「港の親方」、ダミープレイヤーを加えて2人で遊べる「2人でカタン」の4つ。シナリオは海岸で魚をとって様々な用途に用いる「カタンの漁師たち」、島の中央に流れる川に橋を渡す「カタンの河川」、オアシスの遊牧民を自分の街へ誘導する「キャラバンの行列」、どんどん上陸してくる蛮族に対して騎士で立ち向かう「蛮族の来襲」、城にガラスや大理石を運ぶ「商人と蛮族」の5つ。

さらに選択ルールを、シナリオや既発売のほかの拡張セットを組み合わせて遊ぶ方法も紹介されており、汎用性の高い拡張セットだ。

5月5日のゲームマーケット2015春では、先行販売分を購入した方先着200名に、リアル彩色盗賊コマがプレゼントされる。

オリジンズ賞2015ノミネート

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アメリカ・ゲームメーカー連盟(GAMA)は21日、第41回オリジンズ賞のノミネート作品を発表した。

対象は一昨年の11月後半から昨年の前半までに発売されたもので、ボードゲーム小売業者の投票によって選ばれている。今年の部門はボードゲーム、カードゲーム、キッズ・ファミリー・パーティ、TCG、アクセサリー、歴史、歴史ミニチュア、歴史ミニチュアルール、歴史ミニチュアサプリメント、ミニチュア、ミニチュアルール、RPG、RPGサプリメントの13部門。この中から6月のオリジンズ・ゲームショーで投票が行われ、会期中に大賞が発表される。

ボードゲーム部門はフランスゲームとアメリカゲームで占められ、ドイツゲームはカードゲーム部門の『リンコ!』のみに留まっている。国内では『アビス』『キャッシュ&ガンズ第二版』などのフランスゲームがホビージャパンから流通している。

【第41回オリジンズ賞ノミネート作品】(ボードゲーム関連のみ)
ボードゲーム部門
・アビス(Abyss / アスモデ)
・五つの軍隊の戦争(The Battle of Five Armies / アレスゲームズ)
・キャッシュ&ガンズ第二版(Cash n Guns 2nd Edition / ルポ)
・デッド・オブ・ウィンター(Dead of Winter: A Crossroads Game / プレードハットゲームズ)
・ノッティンガムのシェリフ(Sheriff of Nottingham / アルケインワンダーズ)

カードゲーム部門
・星々のあいだで(Among the Stars / ストロングホールド)
・リンコ!(Linko! / ラベンスバーガー)
・スターレルム(Star Realms / ホワイトウィザード)
・宝石の煌き(Splendor / アスモデ)
・スシゴー!(Sushi Go! / ゲームライト)

ファミリー・パーティ・キッズ部門
・アーチャー(Archer: The Danger Zone! Board Game / クリプトゾイク)
・グラヴウェル(Gravwell: Escape from the 9th Dimension / リネゲイド)
・ウサギとカメ(The Hare and the Tortoise / イエロ)

The Academy of Adventure Gaming & Design:2015 Nominees

アークライトより『シークレットムーン』5月30日発売

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アークライトは5月30日、カナイセイジ氏の正体隠匿系ゲーム『シークレットムーン』を発売する。5~8人用、10歳以上、10分、1800円(税別)。

『ラブレター』に続くミニマルな人狼系推理ゲーム。ゲームマーケット2014秋にカナイ製作所から発売された。テーマも『ラブレター』を引き継ぎ、旅人と姫の逢瀬を、大臣と兵士が正体をつきとめて阻止することを目指す。

プレイヤーは「姫陣営」と「大臣陣営」に分かれて互いの勝利条件を満たすことを目指す。しかしお互いの正体ははじめ、味方すらでも分からない。各ラウンドに行動の順番を決めるカードが配られ、その順番にほかのプレイヤーの正体を確認したり、身を隠したりしていく。相手の行動から正体を推理し、相手陣営に属するプレイヤーをあぶり出す。旅人からの手紙に、応えようとする姫。それを邪魔しようとする大臣。姫は無事に、旅人と語らうことができるだろうか。

人狼に対するアンチテーゼとしてカナイ氏が打ち出したのは「プレイヤーは基本的に喋ってはいけない」というルール。プレイヤー扮する人物たちは暗い夜の森に隠れ潜んでいるので、音を立てると見つかってしまうのである。相手の行動だけで推理するので、おしゃべりが苦手な人でも楽しく遊べる。また喋ってはいけない分、ゲームが終わった後の会話が盛り上がるゲームだ。

TGiWレビュー:シークレットムーン

シークレットムーン(コンポーネント)

グラスロード(Die Glassstraße)

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グラスロード

18世紀のドイツ・バイエルン地方を舞台に、ガラスや資源で得点にするゲーム。『アグリコラ』のローゼンベルクがデザインし、日本語版がテンデイズゲームズから発売されている。エッセン・シュピール'13でスカウトアクション3位、ドイツゲーム賞2014で9位。ラウンド数が少なく、比較的短時間で終わるところが人によって評価の分かれるところだが、長時間と短時間に二極化する作品が多い今日、ミドルクラスの作品として重宝する。その日のうちにもう1回遊べるぐらいの重さが心地よい。そして、毎回出てくる建物が違うので、また遊びたくなる作品である。

資源を集めて、建物を自分のボードに作り、その建物の効果で資源を増やしたり、得点にしたりするというのがゲームの流れ。ローゼンベルク作品では『祈り、働け』のラインに近い。膨大なチップを使わずに資源を管理できる円盤(「生産ホイール」)も継承している。

アクションの選択は、毎ラウンド15枚のカードから5枚を選んで手札にし、手札から全員1枚ずつ裏にして出し、それを順番に公開していくというもの。ほかの人が選ばなかった(5枚の手札に入れなかった)カードを出せれば、アクションはまるごとできるが、ほかの人も選んでいると半分しかできなくなってしまうというバッティングが醍醐味だ。

アクションは自分のボードに粘土採掘坑、林、池を作るもの、それらの数に応じた資源をもらうもの、建物を建てるものがある。次はこれをしたいというときにほかの人とかぶってしまうと計画がだいぶ狂ってしまう。急がば回れと、ほかの人が選びそうにないカードを選び、裏をかいたつもりがまたバッティングしたり。

資源が手に入ると、円盤(生産ホイール)上のコマを進めて資源が増えたことを表す。円盤はガラス工房とレンガ工房の2つあり、資源が揃うと自動的にガラス/レンガを生産する。意図せずしてほかの資源が減り、ガラスやレンガが生産されるのは嬉しいばかりではない。建物に使おうと思っていた資源がなくなって悲鳴を上げることも。

伝統的なガラス工芸品の職人たちが住む田舎町で、プレイヤーはさまざまなアクションを駆使し、より高い得点を獲得することを目指す。手持ちの専門家を駆使して資源を集め、さまざまな効果をもつ建物を建設していく。

ゲームは、資源を取る、新しい地形を置く、建物を建てるなど、さまざまなアクションを持つ専門家を15枚の中から選ぶことで進む。選んだ専門家がほかのプレイヤーとかぶっていなければ、その専門家の持つアクションを2つとも実行できるが、かぶってしまうとアクションは1つしか実行できない。そのため、自分の選択するアクションを読まれないようにしつつ、ほかのプレイヤーが選びそうなアクションを読むことがポイントとなる。

建物は資源を変換するもの、1回だけ効果のあるもの、ゲーム終了時に達成度合いによって得点が入るものという種類別に場に出ている。コストの資源を支払い、マイボードの空いているところに建てていくが、改良する建物は、すでにある建物から置き換えなければならない。効果をうまく組み合わせて、効率よく得点を増やすことができるだろうか。

プレイ時間は『アグリコラ』より短めだが、専門家と建物により多様な展開が楽しめる。待望の日本語版が遂に登場だ。

Die Glassstraße
U.ローゼンベルク/フォイヤーラントシュピーレ(2013年)+テンデイズゲームズ(2014年)
1~4人用/12歳以上/プレイヤー人数×20分
テンデイズゲームズ:グラスロード日本語版

「ゲームマーケット超出張版」、4月25、26日幕張にて

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4月25、26日(土・日)幕張メッセで開催されるイベント「ニコニコ超会議2015」にて、「ゲームマーケット超出張版」が出展される。インディーズゲームなどの体験会が行われる。

「ニコニコ超会議」は、「ニコニコ動画」を地上に再現するコンセプトで行われるゲーム、音楽、アニメなどの総合イベント。「ゲームマーケット超出張版」は、昨年の「超ゲームマーケット」に引き続いての併催イベントだ。ゲームマーケットで人気の創作ゲームサークルが参加し、新作ゲームの体験ができる。今年は公式サイトに参加サークルが記載されていないが、OKAZU Brandが参加することを明らかにしている。

OKAZU brand:Yokohama Lab.便り:ニコニコ超会議へブース参加します(4/25-4/26 幕張メッセ)

入場券は前売で1日券1500円、2日間の通し券2500円。当日1日券は2000円となる。前売券はコンビニ、チケットぴあなどで購入する。詳しくはこちらのページを参照のこと。

ニコニコ超会議2015:ゲームマーケット超出張版

『王への請願』日本語版、4月25日発売

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cosaicは4月25日、戦略的ダイスゲーム『王への請願(Um Krone und Kragen)』日本語版を発売する。T.レーマン作、秋津たいらイラスト、2~5人用、10歳以上、45分、2,700円。

オリジナルはアミーゴ社(ドイツ)が2006年に発売した作品。メビウスゲームズが取り扱い、日本国内で特に人気が高かったが、絶版になったため中古市場しか手に入らなくなっていた。

プレイヤーは王への請願者となり、請願を成功させるために自身の説得力(ダイス目)を活かし有力な廷臣の支持を得て、口を利いてもらうように計らう。はじめは少ししかもっていないダイスを、廷臣の特殊効果を駆使して増やし、出目を操作して王様を狙う。運はもちろん重要だが、運だけでは決して勝てない戦略性の高いダイスゲームだ。

手番には手持ちのダイスを振り、出た目が条件を満たしていれば場にあるカードを手に入れることができる。最初は3個のダイスしかないが、4個となり、5個となり、あるいは特定の出目を操作できるようになり、ダイス運を自分の意思でコントロールできるようになっていく。最後に全員が「どれだけ多くのゾロ目を出すことができるか」の一発勝負を行って勝負を決めるまで、どのような能力を揃えていくのか、振るダイスの数を増やして確率を底上げするのか、ダイスの操作を主眼において、無理やりにでも出目を揃えていくのかといった選択の面白さがある。

イラストはパッケージ、カード版ともにローカライズ。『タルギ』『王宮のささやき』に引き続いて秋津たいら氏が手がけている。

Group SNE:トム・レーマンの傑作ダイスゲーム『王への請願』が日本語版で登場!
play:game評価コメントリスト:王への請願

『きぎ』日本語版、5月5日発売

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熊本のボードゲーム専門店ゲームフィールドは5月5日、東京・有明で行われるゲームマーケット2015春にて、樹木に美しい花を咲かせるカードゲーム『きぎ(Kigi)』日本語版を発売する。D.ソリス作、2~5人用、10歳以上、15分、1,630円(税込)。

アメリカの新興出版社スマートプレイ社が2014年にリリースした作品。アジアをテーマにしたゲームをリリースしており、今回も和風の作品となっている。

富豪によって呼び寄せられた世界的に有名な画家たちとなり、美しい壁画を作成するのが目的。お互いの絵に邪魔をしながら、最も注文に合った絵の完成を競い合う。樹木カードにはチョウ、トンボ、ピンクの花、紫の花、赤い実の5種類が描かれており、同じ絵柄が連続すると得点になるほか、注文カードを達成するとボーナスもある。でも長すぎる枝は折れてしまうので気をつけよう。

カードは幹からつながるように斜めに配置していく独特のスタイルで、見た目にも惹きつける作品だ。

gamefield:きぎ(Kigi)

『マタンガ!』日本語版、5月5日発売

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コロン・アークは5月5日、ゲームマーケット2015春にてメキシコのパーティーゲーム『マタンガ!(Matanga!)』日本語版を発売する。2~5人用、8歳以上、20分、2200円(税別)。

自分のシートにランダムに書かれている数字を、1から順に60までマークしていく忙しいリアルタイムゲーム。隣の人はサイコロを振り、鉛筆の目が出たら、鉛筆を奪い取る。鉛筆が奪われるまでのわずかな時間に必死でマークしていく。シートは配列が全て異なり、また長~い特製鉛筆が入っていてゲームを盛り上げる。

国際的には無名の作品だったが、同人ボードゲームサークル「高天原」の代表・田邉顕一氏がメキシコ赴任のおみやげに日本に持ち帰ったところ評価が高く、日本語化に踏み切った。「他人が書いているところから容赦なく鉛筆を取り上げる」という非日常性の笑いと焦りで息をつくひまもないほど、エキサイティングな作品である。

コロン・アーク(COLON ARC)は田邉顕一氏が新たに立ち上げたボードゲーム制作会社。名称は顔文字の「:)」(横から見て笑顔)から取られた。この作品を始めとして、パーティーゲームや、1時間程度のゲームを中心に発表していくほか、「高天原」の経験を活かし、国内ゲームデザイナーへのフォローや、イラストレーターやグラフィックデザイナーとの橋渡しなども行っていく考えだ。

COLON ARC:マタンガ!
ふうかのボードゲーム日記:マタンガ!

アークライト、1moreキャンペーン

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アークライトは本日より、ボードゲームを遊ぶ写真をツイートすると抽選で5名にボードゲームがプレゼントされる「新年度応援!Arclight Games 1moreキャンペーン」を開始した。5月31日まで。

期間中に対象商品で遊ぶ様子を写真・ハッシュタグ「#AG1more」付きでツイートすると、抽選で5名にアークライトゲームズ製品が1つプレゼントされる。対象商品は本日発売の『ウィッチャー ザ・ボードゲーム』、来週発売の『5本のキュウリ』『タンクハンター第2版:イェーガー』、5月発売予定の『ヒストリア』『見逃してもイイよ!』のいずれか。

応募方法は、まずアークライトゲームズのアカウント@ArclightGames」をフォローする(当選者連絡でDMを使うため)。そして対象商品を遊ぶ様子を撮影し、期間中にハッシュタグを付けてツイートを投稿する。遊んでいる人の体の一部(顔は入っていなくてもよい)が写っていることが必要。何回でも投稿できるが、エントリーは1作品につき1人1つまで。

5月末日の締切後、抽選で5名に希望するアークライトゲームズ製品(絶版・在庫切れを除く)が1つプレゼントされる。気になっていたあのゲームを手に入れるチャンスだ。

アークライトゲームズ:1 more キャンペーン

木村拓哉、『ディクシット』が好き

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テレビ朝日の深夜番組『LIKE』(4月15日放送)にて、週替わりゲストの木村拓哉氏が「好きなゲーム」として『ディクシット』を挙げた。ボードゲーム愛好者の間には喜びの声が広がっている。

『LIKE』は、「好き」をテーマに質問・ゲーム・トークなどで人気アーティスト・俳優・芸人などの「好きなモノ」を紹介する5分間番組。水曜日は好きなゲームを紹介する日となっており、木村氏は『ディクシット』を挙げた。

『ディクシット』は不思議なイラストのカードから、親が言ったイメージ(単語、フレーズ、歌など何でもよい)を聞いて当てるゲーム。フランス、ドイツで年間ゲーム大賞を受賞し、これまで150万セット以上を販売、日本語版も好評の作品だ。

芸能人がボードゲームを取り上げるケースは嵐、SEKAI NO OWARIが『ワードバスケット』(2015年1月)、きゃりーぱみゅぱみゅが『キャット&チョコレート』(2014年8月)など相次いでいる。

tv asahi LIKE:木村拓哉

ゲームマーケット2015春:カタログ発売

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5月5日(祝)に東京ビッグサイトにて行われるゲームマーケット2015春の入場チケット付き公式カタログが今月11日から発売となった。1,500円(税込)。

ゲームマーケット会場に入場するには、事前にこのカタログを購入するか、当日入場チケット(1,000円)を購入する必要がある。当日のチケットは、開場前の待機エリア入口に設置される販売所で購入可能。小学生は保護者同伴で入場無料、中高生は学生証提示で入場無料となる。

カタログには会場地図、出展者のブース紹介のほか、「ゲームマーケットプレス」としてこげこげ堂本舗、鍋野企画、冒険企画局のインタビューなどが掲載されている。早めに購入して、どのブースを訪れるかチェックしておこう。

今回の出展者数は企業ブース43、特設ブース5、一般ブース316で合計364団体と過去最高。昨年秋の345団体から19団体増加している。開場時間7時間の間に、うまく回ることはできるだろうか?

ゲームマーケット公式サイト

『見逃してもイイよ!』日本語版、5月23日発売

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アークライトは5月23日、密輸をテーマにしたフランスのブラフゲーム『見逃してもイイよ!(Prohis)』日本語版を発売する。M.ブルネンカント作、3~6人用、10歳以上、20分、2200円(税別)。

ブラックロック出版(フランス)から2014年に発売された作品。輸入版は『プロヒス:取締局捜査官』というタイトルでゲームストア・バネストから流通している。

禁酒法時代、酒の密輸業者となって、当局の目を逃れつつ商売するゲーム。合法な品物の中に密輸の酒をまぎれこませ、運任せに出荷する。しかし出荷品の輸送は危険がいっぱいだ。ほかの業者は汚職警官を使ってあなたの荷物を査察し、没収する機会を虎視眈々と狙う。騙し合いと交渉術をうまく使って、誰よりも儲けるのは誰か?

自分の手番になったら手札を裏向きに出す。「合法貨物カード」だけを出しても、「違法貨物カード」を混ぜてもよい。ただし、ほかのプレイヤーから査察を受ける可能性がある。査察が行われ、裏向きのカードが公開されたときに「違法貨物カード」が出てきてしまったら、カードを出したプレイヤーのものになるはずだった得点は、査察したプレイヤーのものになってしまう。ワイロを渡せば、査察を見逃してもらえる。

手番中に行う「仕入れアクション」では主に公開された貨物カードから手札に加えていくので、どれを手札に加えるかという駆け引きもある。会話の中で腹の内を探りながら、高得点を目指そう。

アークライトゲームズ:見逃してもイイよ!完全日本語版

見逃してもイイよ!(コンポーネント)

プフェファークーヘル2015に『マルコポーロの足跡』

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今年度の新作ゲームの人気を占う「プフェファークーヘル(Pfefferkuchel)」の結果が、ドイツのボードゲーム情報サイト「トリックトラック」にて報告された。

「プフェファークーヘル」は、復活祭の休日を利用して約300名の参加者がホテルに集まり、1週間ボードゲームを遊ぶイベント。参加者は気に入ったゲームを3つまで挙げ、これに上から3,2,1点として集計している。過去11回中10回で、3位以内に入ったゲームがドイツゲーム賞を受賞しており、予備投票に近いものとして注目される。

今年の一番人気は『マルコポーロの足跡』。ダイスを配置してアクションを行い、ヴェネツィアから北京へ旅するゲームで、『ツォルキン:マヤ神聖暦』のイタリア人デザイナーコンビがデザインした。2位はフランスの中世都市を舞台にしたチップ構築ゲームの『オルレアン』、3位は南米の部族たちが争うタイル配置ゲーム『カカオ』。

Boardgame Memo:マルコポーロの足あと

10位以下は次の通り。今年もこの中の多くがドイツゲーム賞に入賞すると考えられ、また現在選考が行われているドイツ年間ゲーム大賞・ドイツ年間エキスパートゲーム大賞へのノミネートも期待される。

【プフェファークーヘル2015】
1位:マルコポーロの足跡(Auf den Spuren von Marco Polo/ハンス・イム・グリュックN)151点
2位:オルレアン(Orleans/dlpゲームズE)136点
3位:カカオ(Cacao/アバクスN)90点
4位:エボリューション(Evolution/シュミットN)55点
4位:アクアスフィア(Aquasphere/ペガサスE)55点
6位:エリジウム(Elysium/スペースカウボーイズN)49点
7位:ウィーン(Vienna/シュミットN)45点
8位:ルイージ(Da Luigi/コスモスE)42点
10位:ファイブトライブス(Five Tribes/デイズ・オブ・ワンダーE)34点
10位:工房の錬金術師(Alchemisten/チェコゲーム出版E)41点
(出版社名の後のEはエッセン・シュピール14、Nはニュルンベルク国際玩具市2015の新作を表す)

Tric Trac:Pfefferkuchel 2015 spürt Marco Polo auf

スチームパーク(Steam Park)

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客は気まぐれでゴミも出す

スチームパーク

ロボットたちの蒸気遊園地「スチームパーク」を作り、集客を競うイタリアのゲーム。建設しても客が来てもどんどん出てくるゴミは、トイレを作ってどんどん片付けよう。たくさんのダイスをじゃらじゃら急いで振り、立体のアトラクションコマが自分の遊園地に並んでいくという、お祭り感のある作品だ。

毎ラウンド、各自6つのダイスをもち、一斉に振る。使うダイスは脇によけておいて、何度でも振り直せるが、先にやめた人から手番が決まる上に、最後まで粘っているとゴミを受け取る羽目になってしまう。これは焦る!

ここで決まったダイス目で、手番順にアクションを行う。アクションは収益源となるアトラクションの建設、特殊効果をもった施設の建設、客寄せ、ゴミ掃除、ボーナスカードの5種類。基本はアトラクションを自分の遊園地に置いて、客を入れることで収入が入る。施設はその効率を上げ、ボーナスカードは条件が合えばボーナスが入り、ゴミはペナルティを減らすために行う。

この遊園地、客はアトラクションを選り好みする。自分と同じ色のアトラクションにしか乗らないのだ。しかしどの客が来るかは運次第。好みの(同じ色の)アトラクションがないと、客は帰ってしまう。「アトラクションの建設」では、好きな色のアトラクションを置くことができる。そして「客寄せ」では、好きな色の客を袋に入れて、よく混ぜてから引く。自分が入れた客が出るとは限らない。アトラクションの色と合っていれば、その客はアトラクションにセットされ、毎ラウンド収入をもたらしてくれる(驚いたことに、ゲーム終了まで飽きないで乗ってくれる)。

袋からお望みの客が引けるかどうかが、ゲームの一番の盛り上がりどころである。「これだけ袋に紫入ってて、どうして出てこないの?」

6ラウンドで収入の最も多い人が勝ち。ただし最後はゴミ処理が待っている。ゴミが30個以上で無条件敗北となり、それ以下でも莫大な処理費用を支払わなくてはならない。ゴミはアクションやアトラクションに乗っている客などから絶えず吐き出されるので、「ゴミ掃除」や施設「トイレ」などでこまめに掃除しておきたい。

3人プレイで60分。ダイスは急いで決めなければならないが、そこで決めたアクションで、どのアトラクションや施設を取り、どこに配置するかで結構考えた。施設を活かしたダイスの選択ができず、またゴミ処理に力を入れすぎて遊園地が広がらずに負け。ダイスを振って出目を判断する早さと、お望みの客を引けるかどうかの運がゲームの中心だが、先を見越したアトラクションの配置、ゴミのこまめな処理、施設・ボーナスカードを活かしたゲーム展開と、マネージメントの要素もふんだんに盛り込まれている。

Steam Park
L.シルバ、L.T.ソレンティーノ、A.ブオフィーノ作/クラニオ・クリエーションズ(2013年)+ホビージャパン(2014年)
2-4人用/8歳以上/60分

エッセンの宿レーゼ閉店

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ドイツ・エッセンにあるホテル・アパートメント「エッセンの宿レーゼ」が、2015年3月をもって閉店した。毎年10月に行われるボードゲームメッセ「シュピール」の際に滞在していた常連客に影響が出そうだ。

エッセンの宿レーゼは2007年に営業を開始したホテル・アパートメント。女将さんが日本人であること、自炊できて安価に滞在できること、シュピールまで地下鉄で1本でいける交通の便などから人気を集め、シュピール会期はいつも満員となっていた。『エッセンママのシュピールガイドブック』にも掲載されている。

4月から施設はそのまま、通常の賃貸アパートとして用いられる。これまで毎年のように利用していた常連客は、ホテル探しをしなければいけなくなっている。

Appartment Haus Reese in Essen

『ブラックストーリーズ:ファニーデス』日本語版発売

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cosaicは11日、ドイツの謎解きゲーム『ブラックストーリーズ』の最新作『ファニーデス:本当にあった不思議でおかしな50の"黒い"物語(Black Stories Funny Death Edition)』を発売した。2人以上、12歳以上、2~222分、1,860円。

コミュニケーション推理ゲーム『ブラックストーリーズ』シリーズの日本語版第4弾。オリジナルは2011年に発売され、ドイツ、イタリア、スペイン、ギリシャ語版に続いて日本語版となった。

「男はスピード狂だった。ブレーキをかけたのが運のつきだった」・・・今回は実話がベースの奇妙な物語ばかりで構成されたものとなっている。出題者と解答者にわかれて、Yes/No形式の質問を重ね、謎の真相を解き明かす。信じがたい、しかし事実に基づいた恐ろしい物語の数々を、推理とみんなの協力で解き明かそう。

翻訳監修のグループSNEでは、発売を記念して10日にニコニコ生放送で謎解きチャレンジが行われた。

グループSNE:春の新作ボードゲーム情報

コルト・エクスプレス(Colt Express)

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走る列車の仲が悪い強盗たち

コルト・エクスプレス

無法者たちが動く列車を舞台に強盗を繰り広げるフランスのパーティーゲーム。車両を移動したり、屋根に登って撃ち合いをしたりと、西部劇ならではのあのシーンを、リアルな組み立て式の列車ギミックで楽しむことができる。

ゲームのシステムはプロット方式。このラウンドにしたい行動をカードで選んで順番に重ねていき、出した順に(下から)表にして実際に行動していく。行動は、移動、昇降、お金を拾う、ほかの強盗を撃つ、同じ列車にいる強盗を殴る、お邪魔者の保安官を動かすの6つ。この中から手札6枚を取り、順番に1枚ずつ出していく。

ラウンドの指示で表に出す場合と裏にして出す場合があり、表にして出されたほかの人のカードをもとに、自分の行動を考える。撃たれそうだったら逃げたり、ほかの人が殴られてお金を落としたところに拾いに行ったり。裏になっているカードも、その前後のカードから内容を推理しよう。

カードを出し終わったら、実際に1枚ずつそのカードに従って行動していく。予想通りにお金をせしめられたときもうれしいが、裏返しになっているカードでお互い裏をかいた結果、どんでん返しが起こることも結構ある。「うそ!ここで撃たれるの俺?」「絶対取れると思ったのに~」 ラウンドの最後に急ブレーキやクレーンなどの西部劇あるあるイベントがあるので、そこまで想定しておかなければならない。

面白いのは、撃たれると弾丸カードを受け取り、自分のデッキに入れなければいけないこと。これによって手札6枚の選択肢が少なくなり、1回休んで引き直ししなければならなくなる。ちょっとしたデッキ構築の要素をここに加えている。

もう1つはプレイヤーによって違う特殊能力が与えられるところも面白い。今回私は、同じ車両の上の階や下の階に天井を突き抜けて撃てる「トゥーコ」だったため、ほとんどの場合で狙撃が成功し、まわりにダメージを与えるとともに、狙撃ボーナスもゲットできた。やりたい放題。

5ラウンドで獲得したお金の最も多い人が勝ち。パーティーゲームというにはルールが多めだが、多人数でわいわい遊んでも、少人数で先の先を読んで遊んでも楽しい。表にしてプロットするカードが多いため、意外と考えどころの多いゲームである。

Colt Express
C.ランボー作/ルドノート+ホビージャパン(2014年)
2~6人用/10歳以上/40分

2014年のお気に入り1位は『デウス』、ドイツ

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ドイツのボードゲームレビューサイト「H@LL9000」は、毎年恒例のウェブ投票「2014年の新作アンケート」結果を発表した。昨年1年間に発売された新作について、12部門で投票を行った結果は以下の通り。お気に入りの1位には『デウス(Deus)』が選ばれている。

このアンケートは2003年から毎年1月に行われているもので、前年に発表されたすべての作品が対象。12部門でそれぞれで3ゲームまで投票することができる。過去には『ロシアンレールロード』『テラミスティカ』『フレスコ』『ストーンエイジ』『アグリコラ』など、ドイツゲーム賞受賞作品が並ぶ。

ほかの部門ではドイツ年間ゲーム大賞の『キャメルアップ』がファミリー部門、アラカルトカードゲーム賞の『アブルクセン』がカードゲーム部門で1位となったほか、ビッグゲーム部門とイノベーティブ部門で2冠となった『工房の錬金術師(Alchemists)』が注目される。スマホアプリを使うボードゲームで、日本国内ではホビージャパンから輸入版の販売が予定されていたが、諸事情により取り扱い中止となり、流通はまだ始まっていない。

【お気に入りのボードゲーム】
1位:デウス 2位:イスタンブール 3位:オルレアン

【お気に入りのファミリーゲーム】
1位:キャメルアップ 2位:コルト・エクスプレス 3位:宝石の煌き

【お気に入りのカードゲーム】
1位:アブルクセン 2位:ビースティバー 3位:ポートロイヤル

【お気に入りのダイスゲーム】
1位:ネイションズ・ダイスゲーム 2位:街コロ 3位:キャメルアップ

【お気に入りの2人ゲーム】
1位:アルルの丘 2位:狩人と斥候(Jäger und Späher) 3位:パッチワーク

【お気に入りのビッグゲーム】
1位:工房の錬金術師 2位:アクアスフィア 3位:ラ・グランハ

【お気に入りのパーティー/クイズゲーム】
1位:テラ(Terra) 2位:コルト・エクスプレス 3位:アイ・ショウ(Eye Show)

【お気に入りのキッズゲーム】
1位:キレイがきらいボードゲーム(Drecksau) 2位:湖を渡っていこう(Jetzt Fahren Wir übern See)

【美しいゲーム】
1位:コルト・エクスプレス 2位:ファイブ・トライブス 3位:工房の錬金術師

【イノベーティブなゲーム】
1位:工房の錬金術師 2位:オルレアン 3位:コルト・エクスプレス

【お気に入りの拡張】
1位:テラミスティカ・氷と炎 2位:アンドールの伝説・北方への旅立ち 3位:村の人生・港町

【失敗作】
1位:ラ・イスラ

H@LL9000:Die Umfrage zu den Spieleneuheiten 2014!

フランス年間ゲーム大賞2015に『コルト・エクスプレス』

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2月27日から3日間にわたって開かれたカンヌ国際ボードゲーム祭の前夜祭にて、金のエース・フランス年間ゲーム大賞(As d'Or - Jeu de l'Année)が発表された。大賞には、多人数撃ち合いゲームの『コルト・エクスプレス(Colt Express)』が選ばれた。

これまでの受賞作には『タケノコ』『髑髏と薔薇』『コンセプト』など、ファミリー向けの作品を選んできたフランス年間ゲーム大賞。今年は8人の審査委員によって選ばれた。先月にノミネートリストが発表され(TGiWニュース)、その中からの選出された。

大賞を受賞した『コルト・エクスプレス』は、西部を舞台に機関車でお宝を奪い合うゲーム。リアルな列車のギミックが見た目にも訴えかける。国内では昨年12月に日本語版が発売されている。

このほかに、キッズゲーム賞として『ギガモンハント(La Chasse aux Gigamons)』、重量級ゲームに与えられる特別賞「グランプリ」として『ファイブトライブス(Five Tribes)』、審査員特別賞として『ルーニークエスト(Loony Quest)』が選ばれている。

また受賞式の前に、今年1月のフランス紙襲撃テロ事件にて犠牲となった漫画家ティヌス氏への追悼が捧げられた。ティヌス(本名ベルナール・ヴェルラック)氏がイラストを手がけたカードゲーム『危険地帯(Les Poilus)』が、2月に発売されるところだった。

20minutes:As d'or 2015: «Colt Express» élu meilleur jeu de société de l'année

アクア・スフィア(AquaSphere)

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海底探索はトータルに

アクアスフィア

深海を探査して知識ポイントを競うゲーム。ドイツ人デザイナーS.フェルトが、ペガサスシュピーレから発表した作品で、エッセン・シュピールの人気投票「スカウトアクション」で1位を獲得している。複雑なリソース管理と失点対策、特殊能力のコンボと盛りだくさんで、あれもしたいこれもしたい、でもできることはわずかという悩ましさにあふれた作品だ。

深海なので、ロボットをプログラムして行動させる。手番には、ロボットをプログラムするか、プログラム通りに起動するかを行い、これを全員がパスするまで続ける。全員がパスしたらラウンド終了で中間決算があり、次のラウンドへ。こうして4ラウンドで得点を競う。プログラムと起動にタイムラグ(最低でも1手番以上)があるのがポイントで、先の先を読んでプログラムしておかないとほかのプレイヤーに先を越されてしまう。

ロボットができる行動は「研究所の拡張」「時間マーカーの獲得」「クリスタルの獲得」「大タコの捕獲」「潜水艦の配置」「調査カードの獲得」の6つ。プログラムするときはこの中から、通常2択しか選べない。自分のプレイヤーボードで、プログラムした行動にロボットを配置する。

プログラムを起動すると、ロボットはいよいよ深海ステーションに出発する。深海ステーションには6つの部屋があり、どこで行動するかを選んだ後、ロボットを置いてアクションを行う。部屋によって置いてあるリソースの種類や大タコの数が異なり、しかも早い者勝ちなので、各部屋の状況も見て置かなければならない。行動できる部屋は、自分の科学者コマがある部屋だけで、別の部屋に移るときは時間マーカーを消費する。こうして時間がどんどんなくなっていくのだ。急げ!

全員がパスした後に行われる中間決算では、6つの部屋の最多賞、ゲームに登場しているロボットの数、獲得したクリスタルの数に応じて知識ポイントが入る。ロボットの数による得点は、潜水艦の数と連動しており、両方出していかないと得点が伸びない。また、大タコの捕獲を怠った部屋では、その残り数に応じて減点されてしまう。ここがフェルトらしい。このタコが!

各部屋にリソースや大タコを補充して次のラウンドへ。4ラウンドの後、各種ボーナスを加えて知識ポイントの多い人が勝ち。

ゲームをさらに複雑にするのが、研究所の拡張と調査カードである。研究所の拡張によってリソースの貯蔵庫が増えるようになっており、拡張しないと、時間マーカーやクリスタルなどを持てる数が限られてしまう。また、調査カードは時間マーカーを節約したり、追加で知識ポイントを得たりできるさまざま特殊能力をもっている。これをいかにバランスよく組み合わせ、コンボを発生させるかが勝敗のカギとなる。

4人プレイで2時間ほど。序盤は調査カードでなかなかの滑り出しだったが、研究所の拡張と潜水艦の配置を怠ったために得点がすぐに行き詰まる。研究所の拡張タイルにはいろいろなパターンがあり、終盤になって集め始めても手遅れ。プログラムしたロボットをいつまでも起動できない失策も響いた。その間、序盤からじっくりと研究所を拡張してきたcarlさんがボーナス得点をどんどん伸ばして1位。終盤は、各部屋のロボットが満員になって帰ってくるので得点が減ることもある。大量得点できるチャンスを見つけ、そこに向けて先手先手を打ってプログラムしていくしたたかさが要求される。

AquaSphere
S.フェルト作/ホールゲームズ(ドイツ)
2-4人用/12歳以上/プレイ人数×25分

放課後さいころ倶楽部中道氏ら、高円寺でイベント開催

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4月26日(日)、東京・高円寺のレンタルカフェ「リビング」(JR高円寺駅徒歩5分)にて、ボードゲームイベント「Holiday Game Cafe」を開催する。3部制・各2時間で参加費2000円(1ドリンク付き)、定員各20名。現在予約を受付中。

コミック『放課後さいころ倶楽部』の作者・中道裕大(ひろお)氏、Labガールズのだてあずみ氏、創作ゲームサークル「Junias」の佐藤純一氏、創作ゲームサークル「YACO PRODUCTS」の矢野由布子氏の4名が結成した「アソビアソート」というグループで初めてのイベントとなる。「すこし新しいは、すごく楽しい。」をテーマに、主に初心者向けのボードゲームのイベントを開催していく。

ゲストとしてボードゲームポッドキャスト『ほらボド!』のmomi氏と『モテゲー男子更衣室』ののざくに氏が参加し、ゲームマスターを務める。各テーブルにゲームマスターがつき、丁寧にルールを説明してから遊ぶので初めての方でも安心。特に女性の参加を期待する。

アソビアソートでは中道裕大氏とだてあずみ氏がウェブラジオを公開し、グループやイベントのことなどを語り合っている。

アソビアソート:Holiday Game Cafe

4月11日は国際ボードゲームの日

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国際ボードゲームの日(International TableTop Day)は3年前、世界中でボードゲームを遊ぼうとアメリカの愛好者たちによって設けられた日である。毎年4月上旬の土曜日で、今年は11日。昨年は80カ国で3,000以上のイベントが開かれたが、今年はそれ以上を見込む。

日本では山梨・南アルプス、福井・越前、山形・上山の3ヶ所が登録されている。時間、場所、連絡先などはリンク先を参照のこと。
TableTop Day:Find Event

登録しなくとも、この日にちなんでオープンやプライベートのゲーム会を開いてみるのはいかが。

International TableTop Day

ゲームマーケット2015大阪:新作評価アンケート結果

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TGiWアンケートロゴ大阪ハナミズキにて3月1日に行われ、3,000名が参加したゲームマーケット2015大阪。国産ボードゲームの新作発表数は74タイトルにのぼりました。その中でどの作品が面白かったか、当サイト恒例の新作評価アンケートを約1ヶ月間にわたって実施しました。

各ゲームの5段階評価を、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、平均の高かった順に並べたものが以下のランキングです。右の数字は評価数を表しています。総投票(131票)の約1割にあたる15票以上を掲載しました。

評価平均で1位は高天原のチーム戦トリックテイキングゲーム『7つの紋章、7つの部族』。評価数でも2位と注目されました。関西の老舗となった高天原は20位以内に3タイトルをランクインさせ、安定感を発揮しています。2位は初出展、豚小屋の『知ったか映画研究家』。3位の『サイコロのアレ』も、豚小屋委託の作品です。

評価数最多はProduct Artsの『ART OF WAR the card game』でした。規定投票に届かなかったものの評価が高かったのは『島を巡る(A.I.Lab.遊)』、『AYASU(ゲームNOWA委託)』などです。

アンケートに投票頂いた皆様、ご協力ありがとうございました。

【ゲームマーケット2015大阪新作評価(評価平均/評価数)】
1. 7つの紋章、7つの部族(C39 高天原) 4.58/45
2. 知ったか映画研究家(C34 豚小屋) 4.24/33
3. サイコロのアレ(C34 豚小屋委託) 4.17/18
4. もぐらのすごもり(C40 たなごころ委託) 4.00/18
5. カピバラバラバラ(C39 高天原) 3.88/17
6. étranger(エトランゼ)(C20 Spieldisorder)3.88/33
7. 勝手にしやがれ!(D13 賽苑) 3.82/17
8. よこにならぶ日(B40 GODICE) 3.81/21
9. 真説 大蛇のえじき(B23 ゲームNOWA委託) 3.77/30
10. ART OF WAR the card game(A07 Product Arts) 3.686/51
11. モリヤミクス(C19 こっち屋) 3.685/35
12. 未確認スパイ(C19 こっち屋) 3.67/21
13. トロル(A13 オインクゲームズ) 3.63/38
14. KeYstoNe(C39 高天原) 3.56/25
15. チューリップ・バブル(C25 ぐうのね -Sounds Good-) 3.50/26
16. ライデマイスター(B37 BakaFire Party、B36 全ファミ協会) 3.50/22
17. VIVA!ココノッツ(B23 ゲームNOWA) 3.49/39
18. Exultate Deo ~ぬいぐるみ工房の秘密~(D05 Roughneck:7) 3.42/24
19. 陰陽賽-おんみょうさい-(A05 ペンとサイコロ) 3.30/23
20. Aコードで行こう(B43 Saashi & Saashi) 3.29/34

【ゲームマーケット2015大阪新作評価(評価数)】
1. ART OF WAR the card game(A07 Product Arts) 51
2. 7つの紋章、7つの部族(C39 高天原) 45
2. 犯人は踊るポーカー(A14 鍋野企画+数寄ゲームズ) 45
4. VIVA!ココノッツ(B23 ゲームNOWA) 39
5. トロル(A13 オインクゲームズ) 38
6. モリヤミクス(C19 こっち屋) 35
7. Aコードで行こう(B43 Saashi & Saashi) 34
7. 姫騎士の魂(A14 鍋野企画+数寄ゲームズ) 34
9. 知ったか映画研究家(C34 豚小屋) 33
10. étranger(エトランゼ)(C20 Spieldisorder) 33

年齢:10代1%、20代30%、30代47%、40代21%、50代2%、60代0%
性別:男88%、女12%
居住地:北海道・東北0%、関東23%、都内12%、東海・近畿50%、信越・北陸5%、中国・四国6%、九州・沖縄4%
今回のゲームマーケットへの参加:参加70%、不参加30%

→過去のゲームマーケット新作評価アンケート結果:2005200620072008200920102011春2011秋2012春2012秋2013春2013秋2014大阪2014春2014秋

2015年1〜3月のアクセス解析

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アクセスの多かった記事ランキング(セッション数)
1.枯山水の石庭(Karesansui) 3830
2.ホビージャパン、2月の輸入リストを発表 3234
3.ゲームマーケット2015大阪:国産オリジナル新作リスト 3124
4.枯山水のボードゲーム4タイトル 3027
5.『コヨーテ』日本語版発売 2139
6.『フェレータ』日本語版発売 2100
7.ホビージャパン、3~5月の輸入リストを発表 1944
8.ホビージャパン、4-6月の輸入リストを発表 1911
9.カードゲーム、キックスターター史上最高の支援者数 1680
10.『ウィッチャー ザ・ボードゲーム』日本語版、4月18日発売 1622

枯山水ブームに湧いた年明け、アクセス数1位となったのはブームでない方の『枯山水の石庭』でした。『枯山水』のほうが入手難のため代わりにこちらを遊ぼうということだったのでしょうか。ブームになっている方の『枯山水』のアクセスは1540セッションでした。

10位以内ではホビージャパンの輸入ゲーム新作情報が注目されている様子です。日本語版のリリースは『コヨーテ』『フェレータ』と、ニューゲームズオーダーの製品が注目されました。

3ヶ月のページビューは403,987(1日平均4,489)、ユーザ数は78,079でした。いつもご訪問頂きありがとうございます。

ゲームマーケット2015大阪:アンケート本日まで

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先月1日に大阪・ハナミズキホールで行われた「ゲームマーケット2015大阪」。74タイトルの国産新作が発表されました。これを受けて、当サイトで行っている「国産新作評価アンケート」が、本日〆切となります。プレイしたボードゲームがある方で未投票の方はお忘れなく投票にご協力お願いします。

対象となっているのは先月のゲームマーケットで新たに発売された国産のボードゲームです。年齢・性別・居住地・ゲームマーケットの参加の有無のみ必須項目です。結果発表は、近日中に当サイトで行います。

Googleフォーム:ゲームマーケット2015大阪国産新作アンケート

アンケート:麻雀

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Q94:『麻雀』を遊んでいますか?

A.よく遊ぶ 7票(3%)
B.たまに遊ぶ 88票(43%)
C.遊ばない 109票(53%)

管理人は中3で麻雀を覚えましたが、タバコの煙が苦手だったことから遠ざかり20年ぐらいしていませんでした。それが先日、趣味が麻雀という方にお会いして久々に遊んでみたのですが実に楽しく、麻雀さえあればほかのボードゲームはいらないという気持ちも分かるような気がしました。

アンケートでは、遊んでいる人と遊んでいない人が半々に分かれました。遊んでいる人の中では、よく遊ぶという回答は少なかったものの、ほかのボードゲームと同列に、たまに遊んでみる方が多いようです。対人ではなく、PCやスマホで遊ぶ方も多いのかもしれません。

麻雀を1つのボードゲームとしてみれば、半荘でも結構時間がかかること、ほぼ4人専用でほかの人数に対応できないこと、役はまだしも点数計算が覚えにくいことなど、独特の遊びづらさがあります。しかしその一方で、麻雀牌の手触りや、安くても早く上がるか高い役を狙うかという選択、捨て牌を見ながら手を絞っていく先読み、ほかの人がリーチになったときのスリルなど、デメリットを補って余りある魅力もあります。遊ばないと回答した方も、用具があればたまに出してみるのもよいのではないでしょうか。

4月のアンケートはトランプについてです。昨年秋にスモール出版から『トランプゲーム大全』が発売され、今年のゲームマーケット大阪では練馬親子ボードゲームの会が『おうちでトランプ』を頒布しました。さてボードゲーム愛好者で、どれくらいトランプが遊ばれているのでしょうか。近いものをお答え下さい。

ホビージャパン、4-7月の輸入リストを発表

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ホビージャパンは4月~7月に発売予定の輸入ゲームリストを発表した。いずれも外国語版で、日本語ルールが付属する。

ロール・フォー・ザ・ギャラクシー(Roll for the Galaxy)
T.レーマン&黄煒華作、リオグランデゲームズ(アメリカ)、2~5人用、13歳以上、45分、8,000円(税別)
宇宙開拓カードゲーム『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』をダイスゲーム化。プレイヤーは自分の星系国家を受け持ち、発展させていく。ゲームで使用する専用の特殊ダイスは「労働者」である自帝国の国民を表し、毎ラウンドこのダイスを振って各フェイズに配置して、市民として労働を行う。その労働により、新たなテクノロジーを開発したり、新たな星系に入植したり、産物を輸送したりする。労働と生産を管理し、最も繁栄した帝国を建設したプレイヤーが勝者となる。
探索、開発、入植、生産、交易などから実行する行動を選択し、4種類の交易品が登場するなど、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』から要素を引き継ぎつつ新しい次元を開く作品。大量の特殊ダイスやダイスカップなどのコンポーネントも圧倒的な大作だ。
ロール・フォー・ザ・ギャラクシー

プロウィンキア・ロマーナ (Provincia Romana)
P.フルームサ作、ストラテリブリ(イタリア)、2~6人用、13歳以上、90分、7,500円(税別)
古代ローマ時代の都市を舞台に、ガリア人によって荒廃した都市を復興させるゲーム。プレイヤーは自都市の経済と資源を管理し、いち早く像を立て、都市を復興ることを目指す。また都市防衛にも気を配り、ガリア人の襲撃に備え、ローマ元老の信を取り付けなくてはならない。
都市を壊滅させたくなければ、偉大なるローマの威光を見せつけ続けることが必要。ローマ市民は名誉と栄光をもって応えてくれるだろう。最も名誉を高めた者こそ、ローマ属州(プロウィンキア・ロマーナ)の総督の地位が待っている。
カードプレイでの都市の発展とカード個別の能力など、最近のトレンドを押さえた中量級の都市建設ゲームだ。

士魂~サムライスピリット(Samurai Spirit)
A.ボザ作、ファンフォージ(フランス)、1~7人用、9歳以上、30分、4,000円(税別)

キミと仲間のサムライたちは、荒れ果て崩れ落ちた家だけが立ち並ぶ村を取り囲む血に飢えた敵の群れと対峙していた。戦いは一方的、七人のサムライたちは数に勝る敵を前に今や風前の灯......かに見えたッ! 否、数は劣れど、剣技に勝りまた連携能く戦うサムライたちとは互角......!
敵が、サムライたちもはや、身を捨つる覚悟と覚えたるその時、サムライたちの奥底に、真の獣、士魂(サムライスピリット)がひそみ、その恐るべきサムライの力を解き放たんとしていることに気が付いた!

親日家デザイナーのA.ボザが『7人の侍』をモチーフにして制作した作品。野盗の群れに包囲された村を、屈強なサムライたちが協力して守る。
ゲームは3ラウンドにわたって行われ、自分の手番には野盗カードを引き、その後戦うか、村を守るか、ほかのサムライに助けを求めてパスをするか決断する。重要なのは適切なバランス感覚で、村に迫りくる災禍に気を配り被害を抑えなければならない。
襲いくる野盗を斃して速やかに内なる獣の力を解き放ち獣化するか、内なる獣を目覚めさせることなく弱い人の姿のまま戦い、守りの要として他のサムライを助けに走り回るのか? 野盗の頭目と親玉が姿を現したとき、はたして獣化していなくとも勝てるのか? 敵は常に難題を突き付けて、そのたびに選択を迫られる。毎ターンの最後には田畑や柵が破壊されていきます。ゲームに勝つためには、村に1つは田畑が残っており、かつそこを耕す百姓が残っていなければならない。はたして、襲いくる悪党どもを打ち破り、英雄となることができるでしょうか?
勇を以て戦い、智を以て援け、仁を以て村人を護り、獣と成りて野盗滅すべし。一所懸命、戦いの果てに死すとももののふの本懐、武士の誉れなり!
ある元心理カウンセラーのボードゲーム日記:7人の侍っぽいボードゲーム「サムライスピリット」 リプレイ

ゴールド・ウェスト(Gold West)
J.A.ケヴァーン作、TMG(アメリカ)、2~4人用、12歳以上、45~60分、8,500円(税別)。
開拓時代の西部の鉱山経営者となり、他の鉱山経営者と鉱山開発を競うゲーム。微妙な資源管理と、エリア管理のバランスが求められ、戦略的に建設計画を立て、適切な資源を適切なタイミングで得られるようにしなければならない。
ゲームには5種類の資源が登場する。金銀銅の金属は勝利点につながるほか、さまざまな用途に用いられる。木材と石材は採掘基地をつくったり入植するために使う。
ゲームマップはヘクス(六角形のマス)に分かれ、各ヘクスは2~3種類の資源が含まれている。金は最も多くの勝利点をもたらし、銀と銅は金に劣る。また土地は最も影響力が高いプレイヤーに同じく勝利点をもたらす。銅を産する地形は最も点数が高く、続いて銀、金、森の順に勝利点が少ない。
新たな金属や資源を得たら、近年注目のマンカラ式の資源トラックに資源を配置していく。これらの資源は置けばおくほど多く点数につながるが、資源として使おうとするときにより時間がかかってしまう。輸送や出資、ブームタウン(金鉱掘りが集まってできたにわか景気の街)の事務所は早期に踏み込んだプレイヤーに利益をもたらすが、リスクも十分に考えなければならない。

『ヒストリア』日本語版、5月16日発売

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アークライトは5月16日、イタリアの文明発展ゲーム『ヒストリア(Historia)』日本語版を発売する。M.プランゾ作、1~6人用、12歳以上、プレイヤー人数×25分、7200円(税別)。

ジョーキクス社(イタリア)から2014年秋に発売された作品。作者は『塩の海の上で』(2011年)のプランゾで、キックスターターで1000人、75000ドル(約900万円)の出資を集めて製品化された。各プレイヤーがひとつの文明を担当し、石器時代から始めて発達した文明を築くことを目指す。ブラックホールの中にある宇宙の「特異点」を自ら生成するべく、新技術を発明し文明を星の上に広げていく。 

歴史的な指導者や有力なアドバイザー、ワンダーの力をうまく利用し、さまざまなかたちの文明を築き上げていく。

斬新なマトリックス・システムと同時アクション選択によって、重厚なテーマながら比較的スピーディなプレイ感を実現している。

カルカソンヌ日本選手権、予選会各地で開催

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今年で5年目となるカルカソンヌ日本選手権(主催・メビウスゲームズ)の予選会が、横浜と松江を皮切りに始まっている。3月末までの募集に応じた28ヶ所、30の予選会が全国で開かれる。重複して参加することも可能。世界大会を目指す方も、とことんカルカソンヌを遊びたい方も、ぜひ参加してみよう。

今回予選会が開かれるのは、札幌(2ヶ所)、秋田、仙台、富山射水、東京新宿、東京高田馬場、東京目黒、東京中目黒、東京港区、東京調布、千葉船橋、千葉木更津、横浜、静岡長泉、名古屋(3ヶ所)、大阪高槻、大阪四条畷、滋賀草津、岡山、松江、鳥取米子、熊本、中国上海。今回初めて、海外でも予選会が行われることになった。日程・参加要項はホームページを参照のこと。定員があるため、申し込みはお早めに。

各予選会は、参加人数によって本戦への出場枠が決まり、本戦は8月15日に東京・豊洲で行われる。この優勝者が日本代表として、10月にドイツ・エッセンで行われる世界選手権に臨む。過去4年の日本代表の成績は準優勝、5位、25位、優勝。好成績を収めてきた日本代表に続こう。

カルカソンヌ日本選手権:予選会情報

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