2016年6月アーカイブ

大阪・中崎町にボードゲームカフェ、7月1日オープン

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大阪・中崎町に7月1日、ボードゲームカフェ「賽翁(さいおう)」がオープンする。地下鉄谷町線・中崎町駅徒歩3分、9:00~22:00、不定休。

カウンター6席と、テーブルが4卓あり、最大で18人が入れる広さ。ボードゲームは国産・同人ゲームを中心に約200タイトルを揃える。少数生産のため入手難のゲームも多い。ルール説明は、店主が手が空いていればしてもらえる。

メニューは珈琲・紅茶・ジュースが500~600円、おともの軽食が200~300円で、一緒に頼んでも予算1000円以内で収まる程度。店主こだわりの珈琲・紅茶が用意されている。チャージ料はなく、2時間おきに1オーダーする。ゲーム中の写真などをプリントするサービス(1枚200円)も。

大阪はボードゲームカフェ・バーとプレイスペースの激戦地。営業時間や場所、ボードゲームのラインナップや飲食メニューなどによって、選択肢の幅がさらに広がることになる。

ボードゲーム・カフェー 賽翁

アリスの国のカードゲーム『パレード』日本語版、8月6日発売

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アークライトは8月6日、小説『不思議の国のアリス』をテーマにしたカードゲーム『パレード(Parade)』日本語版を発売する。デザイン・ホンマナオキ、2~6人用、8歳以上、45分、2000円(税別)。

不思議の国のアリスのキャラクターによる手軽なバーストゲームで、オリジナルは2007年のゲームマーケットで骨折ゲームズから発売された同人作品。翌年にグランペールが製品化し、エッセン・シュピールにヤポンブランドによって出展され、2010年にズィーマンゲームズが英語版を発売していた。2013年にアートワークを一新したリメイク版がリリースされ、輸入版をホビージャパンが扱っているほか、『不思議の国のアリス』のテーマをなくしたドイツ語版が2014年にシュミット社から発売されている。ロングセラーの日本ゲームがこのたび、逆輸入のかたちで日本語版となる。

プレイヤーは奇妙で華やかな仮装パレードの主催者となって参加者を呼び込む。しかしわがままな参加者たちは、しばらくするとパレードに退屈してくる。そして同じ格好をした人や自分より格上の人が加わると、機嫌を損ねてパレードから抜け出してしまう。抜け出したパレードの参加者がマイナス点となり、ゲーム終了時にマイナス点が最も少なかった人が勝つ。

同じ色の参加者をほかの人より多く集めるとマイナス点が減るというルールによって、単純に取らないことを我慢するゲームではなくなっており、取るか、取らないかの選択が悩ましい作品となっている。

play:game評価コメントリスト:パレード

『パンデミック:クトゥルフの呼び声』日本語版、8月4日発売

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ホビージャパンは8月4日、『パンデミック』のシステムと、『クトゥルフの呼び声』のテーマを融合させたシリーズを題材にした『パンデミック:クトゥルフの呼び声(Pandemic: Reign of Cthulhu)』日本語版を発売する。デザイン・C.D.ヤーガー&M.リーコック、日本語訳・朱鷺田祐介、2~4人用、14歳以上、40分、5000円(税別)。拡張セットではなく、単独でプレイできる。

増え続ける邪教の信徒(カルティスト)たちを協力して撃退し、旧支配者(オールド・ワン)の復活を阻止することを目指す。旧支配者は遥か彼方の宇宙監獄に押し込められているが、彼らが目覚め、世界に現れたならば、時代に狂気と混沌を解き放つことになってしまう。

邪神たちが存在し、その復活はどんなことをしても止めなければならないことを知ったプレイヤーたちは、邪教の信徒や恐るべき怪物たちを撃退し、旧支配者の目覚めを阻むための手がかりを獲得する。深い混沌と狂気に満ちた探索に踏み込んでいく中で、正気を保つことができるか?

『パンデミック』の伝染病がポータルの封印と信徒の撃退に代わり、舞台はアーカムやキングスポートなど、クトゥルフ神話の街となっている。それぞれ特殊能力の異なる7人の探索者のうち、どれを使うかによっても展開は大きく変わるだろう。

内容物:ゲームボード1枚、探索者フィギュア7個、邪教の信徒フィギュア26個、ショゴスフィギュア3個、封印トークン4個、手がかりカード44枚、遺物カード12枚、召喚カード24枚、探索者カード7枚、参照カード4枚、オールド・ワンカード12枚、正気度トークン1個、正気度ダイス1個、ルールブック1冊

パンデミック:クトゥルフの呼び声日本語版(コンポーネント)

『アンドロイド:ネットランナー』世界選手権デッキ2種、8月6日発売

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アークライトは8月6日、2人用カードゲーム『アンドロイド:ネットランナー』用デッキ『未来工学(Engineering the Future)』と『バレンシア(Valencia)』の日本語版を発売する。各1800円(税別)。

昨年11月にアメリカ・ミネアポリスで行われたアンドロイド:ネットランナー世界選手権で優勝したD.ダルジェニオ氏(スペイン)の使用デッキを再現。これまでに発売された30以上の拡張パックから、同氏がメガコーポレーション、ランナー役で選んだそれぞれ50枚、51枚を抽出して収録した。初心者でも世界チャンピオンのシナジーを楽しむことができる。

『アンドロイド:ネットランナー』は『マジック:ザ・ギャザリング』のR.ガーフィールドらがデザインした単体で遊べるLCG(リビング・カードゲーム)。未来のディストピアで、メガコーポレーションと、「ランナー」と呼ばれる腕利きのハッカーが貴重なデータをめぐって戦う。両プレイヤーは互いに全く異なるルールで争うのが特徴で、それぞれのルールの上で、デッキを駆使して戦う。

Worlds Championship 2015, 1st Dan D'argenio - Foodcoatshop
Worlds Championship 2015, 1st Dan D'argenio - Radisson Cheese Plate

アンドロイド:ネットランナー世界選手権デッキ(コンポーネント)

オーストリアゲーム賞2016に『ケララ』

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ウィーン・ボードゲーム・アカデミー(D.デ・カサン代表)は、今年のオーストリアゲーム賞(Spiel der Spiele)を発表し、インド象のお祭りをテーマにしたタイル配置ゲーム『ケララ(Kerala)』が大賞に選ばれた。このほか、キッズ・ファミリー・友人・フリークの4つの部門でヒットゲームが発表されている。

オーストリアゲーム賞は、選考委員が予め候補作を絞り込み、最終的にゲーム経験の少ない人に遊んでもらってその評価で決めている。コアな愛好者が選ぶことが多いゲーム賞の中で、広く遊びやすい作品を選んでおり、ドイツ語圏のショップではドイツ年間ゲーム大賞に次いで影響力の大きい賞とされる。

『ケララ』はコスモス社(ドイツ)から発売されたゲームで、タイルを選んで各自のタイルにつなげて配置していく。タイルは象コマに隣接して置き、置いたら象をそのタイルに移動する。こうして同じ色がつながるように配置していき、最後にできあがったパターンによって得点や失点がある。日本国内では未発売。

毎年キッズ、ファミリー、フレンド、エキスパートの部門で「ヒットゲーム」が挙げられているが、今年は各部門のベスト(simply the best)が選出されるようになった。選ばれたのはキッズ部門で『フラッターシュタイン城』、フレンド部門で『スカイアイランド』、フリーク部門で『モンバサ』。また昨年に初めて設けられた2人ゲームの特別賞は今年は選出されていない。

【オーストリアゲーム賞2016】
大賞(Spiel der Spiele)
ケララ(Kerala / K.ヒーゼ / コスモス)

キッズ部門ベスト
フラッターシュタイン城(Burg Flatterstein / G.ホフマン / ドライマギア)

キッズ部門
キツネ探し(Ausgefuchst)、レオ(Leo muss zum Friseur)、カラス追い(Raben schubsen)、トロピカーノ(Tropicano)

ファミリー部門ベスト
アドベンチャーランド(Abenteuerland / W.クラマー、M.キースリング / ハバ)

ファミリー部門ヒット
リンゴの木のオママ(Die Omama im Apfelbaum)、メモリーボードゲーム(Memory Das Brettspiel)、ニトログリセリン(Nitro Glyxerol)、スカルキング・ダイスゲーム(Skull King Das Würfelspiel)

フレンド部門ベスト
スカイアイランド(Isle of Skye / A.プフィスター、A.ペリカン / ルックアウト)

フレンド部門ヒット
コードネーム(Codenames)、ガムガムマシーン(Gum Gum Machine)、マジック:ザ・ギャザリングボードゲーム(Magic: The Gathering Arena of the Planeswalkers)、

フリーク部門ベスト
モンバサ(Mombasa / A.プフィスター / エッガート)

フリーク部門ヒット
ダイナスティーズ(Dynasties)、ラグランハ(La Granja)、シニョーリエ(La Granja)

グリフィンスクロール
エピックPvP(Epic PvP)、ヴァルスキルの霧(Nebel über Valskyrr)

Der Östreichische Spielepreis:Spiel der Spiele 2016
TGiW:ニュルンベルク'16新作情報:コスモス

どうやって審査員になるか―ドイツ年間ゲーム大賞審査員コラム

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ドイツ年間ゲーム大賞の審査員ウド・バルチ氏が公式ウェブサイトに投稿したコラムの翻訳。


ドイツ年間ゲーム大賞の審査員は応募制ではない。ポストの公募はないし、誰も申請書を送らない。

そうではなく、審査委員会は任命制である。あるいはそんな大げさな言い方をしなければ、ほかの審査員から一緒にやりたいかどうか訊かれる。実際のところ誰もやりたくない。審査員であるということは、かなりの時間が費やされることを意味するからだ。

私の場合、審査員が連絡をしてきたのは2007年6月だった。電話が鳴り、ドイツ年間ゲーム大賞の審査委員長からだった。彼は自分がドイツ年間ゲーム大賞の審査委員長であると言い、一度会おうと提案してきた。ここは応募手続きとちょっと同じで、実際に会って、お互い自己紹介をした。

もちろん給与の提案はない。審査委員は名誉職である。しかし周知の通り、名誉職は名誉だけでなく仕事もあるものだ。候補者には、そのことを予め説明しておくべきである。私にもそのことを確認するために、詳しい説明があった。

審査委員は期日に集まってドイツ年間ゲーム大賞を選ぶだけではない。数ヶ月にわたり、インターネットの関係者限定フォーラムで予め経験を交換し、議論し、分析していく。それに誰でも審査委員の仕事について想像するように、本当にたくさんたくさんボードゲームをプレイする。審査員として、これだけ頻繁にやれば十分ということは決してない。

とりわけ、個人的な環境以外にも一緒にプレイする仲間が必要だし、いつも同じ好みや予備知識をもつグループだけでプレイしないほうがよい。審査員になりたければ、人生の重要な場面や、少なくとも空き時間にボードゲームを入れる覚悟がなければならない。

しかしプレイすることだけが全てではない。ドイツ年間ゲーム大賞は委員会である。現在は16名のメンバーからなるとても小さな委員会だ。この委員会は、授賞式を開き、小冊子を出版し、インターネットで広報し、メッセに出展し、奨励金を授与し......。この全てを誰かが組織し、実行しなければならない。仕事の一部は事務局が行うが、メンバーが行う仕事もある。

たくさんの時間と労力を使い、たくさんプレイし、意見交換することは、メンバーになるための大事な条件である。しかし何よりも重要な基準は、ボードゲーム評論家であることだ。というのもドイツ年間ゲーム大賞の審査員は評論家の審査員だからである。

ではどうやってボードゲーム評論家になるのか?

まず第一に、ボードゲーム評論家とは一体何だろうか? 私がよく出くわすのは、そのことを知らない人たちだ。ボードゲーム評論は残念ながら、ボードゲーム愛好者が望むほどには普及していない。ボードゲーム評論家はボードゲームを考案する人ではないし、ボードゲーム出版社のためではなく、発売予定のボードゲームを事前にチェックする。ボードゲーム評論家は、ちょうど音楽、演劇、映画、書籍の評論家と同じことを、ボードゲームでするのだ。

だから、ボードゲーム評論家はボードゲームをプレイし、評価を発表する。その対象読者は消費者であり、例えばラジオリスナー、新聞・雑誌・ブログの読者、ビデオチャンネルの加入者を指す。

したがってボードゲーム評論家になるためには、ボードゲームの評論を公開するメディアが必要となる。私が90年代終わりにレビューを始めたとき、記事を発表できるのはまだ新聞だけだった。今日、ボードゲーム評論家は、比較的容易にインターネット上で発表することができる。

ただし発表の種類と方法が重要である。ドイツ年間ゲーム大賞はボードゲームに詳しい人たちをあまりターゲットにしていない。エキスパートゲームに特化したボードゲーム評論家が、すぐに審査員として通用するわけではない。また評論家でなくて愛好者で、対象と距離をおいてに評論できる人は少ない。

さらに継続性と経験が条件となる。また非常に重要なのは、独立していることがある。ドイツ年間ゲーム大賞は、独立した評論家の賞である。自分でボードゲームを開発している人、ボードゲームを販売している人、ボードゲーム出版社のために働いている人は審査員になれない。

そしてもうひとつ、ボードゲームの取材記者はそのまま評論家でない。評論には分析、評価、比較が含まれる。つまり評論家であるためには、背景知識が必要なのだ。そのため根っからのプレイヤーでなければならず、非常に長い時間がかかる。

ではどうやってプレイヤーになるのか?

私の命題によれば、プレイヤーにはなるのではなく、はじめからもうプレイヤーなのだ。人間は誕生時から遊んでいる。遊びは我々が世界を知る本質的なやり方のひとつである。人間は生まれつきプレイヤーなのであり、そのうちの一部がいつからか遊びをやめてしまうだけなのである。

家族や仕事で人生を満たす者もいれば、一緒に遊ぶ人がいない者もいる。また遊びの楽しさを失う者もいる。しかし多くの人々は遊び続け、大人として遊びを新発見する。

特に遊びたくなる原因は個人的な好み、生活条件、友達、社会的地位や職業などさまざまだろう。これは個人的なものであり、ここでは深く立ち入らない。「遊ぶ人がプレイヤーである」と確認できれば十分である。

再びプレイヤーになりたい、これまでよりもっと遊びたいという人は、例えばドイツ年間ゲーム大賞で推薦したボードゲームを遊んでみよう。私達が推薦するのは、遊びを支援し、広め、たくさんの人に遊んでもらうためなのだから。

Spiel des Jahres:Wie man Juror wird

トイレを汚したのは誰だ?(Dirty Toilet)

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前から汚れてました(ウソ)

トイレを汚したのは誰だ?

パーティーで最後までトイレをきれいに使うことを目指す正体隠匿ゲーム。プレイヤーの中に潜んでいる「汚し屋」を見つけ出せ! 新ボードゲーム党がゲームマーケット2016春に発表した新作。エッセン・シュピールへの出展も検討しているという。

プレイヤーに、今回の役割カードが配られる。5人なら「清潔好き」が3人、「汚し屋」が2人。最初に全員目を閉じて、「汚し屋」がお互いの仲間を確認する。

ゲームは5ラウンドにわたって行われ、そのうち3回トイレが汚れなければ「清潔好き」チームの勝利、3回トイレが汚れれば「汚し屋」チームの勝利となる。ラウンドごとに、何人がトイレにいくかが決められており、リーダーが今回トイレに行くメンバーを決め、承認されればそのメンバーがトイレに行く。さあ、その全員がトイレに行った後、トイレはきれいなままか、汚れてしまっているか......。

ここまで読んでお気づきの方もいらっしゃると思うが、ここまでは『レジスタンス』と全く同じ流れである。しかしここからがこのゲームのテーマを活かした変更点である。

トイレに行くメンバーは、リーダーの提案に従って順番にトイレに行ってくる。実際にトイレカードを部屋の外に置き、ひとりずつ出て行って帰ってくるというのを繰り返す。帰ってくるたびに「きれいにつかってきましたよ」「私が行ったときにはもう、汚れてました」などとコメントしてくる。いったい誰を信じたらいいのやら。妙にリアルである。

それから、ラウンドの最初にアクションカードが出ると、順番にトイレにいくのではなく、便器からはみ出さないようにウンコチップを投げるアクションラウンドが行われる。規程の距離から便器を模したボードゲーム箱に向かってポイ! これをリーダーが提案し承認した順序で投げ、規定枚数が便器に乗っていればトイレが汚れなかったことになる。わざと外したのか、それとも本気でやって失敗したのかを見極めなくてはならない。

6人プレイで20分ほど。「清潔好き」で、トイレに行ったときにすでに汚れていれば、前の人を告発することになる。しかしその前の人が「私が行ったときにはもう汚れていたんですよ」と言い逃れしたら? あるいは「あなたが汚したんじゃないの?」と疑われたら? 疑心暗鬼の展開が待っている。

アクションラウンドでは便器を模したボックスが滑りやすく、チップを載せることがほとんどできなかった。このゲームをやりこんでいなければ、ルールよりももう少し近くから投げることにしたほうがよいかもしれない。今回は「汚し屋」ばかり勝っていたが、アクションラウンドの成功率がもっと上がれば、「清潔好き」の勝率も上がるだろう。

トイレを汚したのは誰だ?
デザイン&グラフィック:北野克哉/新ボードゲーム党(2016年)
5~8人用/8歳以上/30分
北野克哉の店:正体隠匿パーティゲーム「トイレを汚したのは誰だ?」

東北ボードゲームフリーマーケット2016、9月25日山形にて

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先日配信されたほらボド!にて初めて明らかにしたが、9月25日(日)、山形県長井市で行われるフェス「ぼくらの文楽(ぶんがく)」にて、東北ボードゲームフリーマーケットを開催される。

「ぼくらの文楽」は今年6回目を迎えるフェスで、コンサートやワークショップ、キッチンカーやクラフトショップの出展などが開かれ、毎年3000人が参加している。近くに日本一のシェアを誇るけん玉工場がある関係で、昨年はけん玉パフォーマー「ずーまだんけ」も参加(ご存知の方も多いと思うが、「ずーまだんけ」のメンバーである児玉健氏は、東京・渋谷のドイツゲームスペース@Shibuyaでゲームマスターも務めている)。またキッズ向けのボードゲームコーナーが設けられ、木更津の「ゆかいなさかな」さんが出展して試遊販売も行われている(昨年のレポートはこちら)。

その流れで今回初めて、フリーマーケットが開催されることになった。過去に東北地方で行われたことがないため、大きく出た名称である。

今回、関係者で話し合い、次のような形式で行うことになっている。毎年10月に行われているエッセン・シュピールでのハイデルベルガー出版の販売方法を参考にした。ひとつのブースに購入希望者が集中して待機列が停滞する問題と、出品者が自ら購入できないという問題を解決しようと試みる。

  • 会場は公民館の大会議室で、入口から出口まで一方通行にする。
  • 出展者は予め、価格・ルール・欠品などの項目を記したラベルをダウンロード・印刷してゲームに貼付し、当日会場に持ち込む。
  • 会場内ではブース分けをせずにオープンでゲームを並べる。出品者は会場で説明や売り込みをしてもよいし、購入列に並んでもよい。
  • 購入希望者は入口前で待機し、開場後、案内に従って会場に入場。好きなゲームを選んでレジで精算し、出口から出る。人数が多い場合は入場制限をかける。会場内では盗難・紛失防止のために会場係を設置する。
  • ・開場時間が終わったら、レジで集めたラベルに基づいて精算し、出品者に支払う。

このほかに、昨年同様にキッズ向けボードゲーム体験コーナーと、前泊イベント「お寺でボードゲーム」も行われる。アクセスは、山形新幹線・赤湯駅から山形鉄道フラワー長井線に乗り換え、羽前成田駅から車で6分。駅からの公共交通機関はないので、タクシーまたは自家用車送迎となる。出品と前泊の申し込みは後日。

外人ダッシュ!!(Gaijin Dash!!)

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「よし、いったか?!」「あー、ダメだった!」

外人ダッシュ!!

渋谷のスクランブル交差点は、実は外国人に人気の観光スポットだ。一度に3000人が渡る様子が珍しがられ、交差点をバックにして自撮り写真を撮る人も。その中で、赤信号でもかまわず渡ろうとする外国人をテーマにしたゲームが『外人ダッシュ!!』である。動体視力を駆使して、パトカーやバイクにはねられないように交差点を渡ろう!(※よいこは青信号になってから渡りましょう。)

使う道具は、ポーカーチップ5枚。それぞれ片面に車やバイク、もう片面に横断歩道が描いてある。これを指ではじき、車やバイクの面が出れば交差点に入ってきて危険なことを表す。

そして今回の道カードを公開。そこには車やバイクがいろいろなパターンで描かれている。ポーカーチップを指で弾いて回し、今回どの乗り物が交差点に入ってくるかを決めるので、その乗り物が入っていないカードをいち早く取るのだ。勝負!

闇雲にとっては車にはねられてしまうが、チップがどちらかに倒れるのをしっかり確認してからでは遅い。チップの動きをしっかり観察して、取る道カードを瞬時に判断しなければならない。どの道カードもダメだと分かったら、「押しボタンカード」を取ろう。

うまく今回乗り物が入ってこなかったカードを取ったら得点。間違って取ると横断失敗となりペナルティ(3回失敗で脱落)になってしまう。これを繰り返して規程点に達したら勝ち。

このゲームは『花火』や『世界の七不思議』のデザイナーであるA.ボザ(フランス)らがゲームマーケット2016春で発表した。一番の注目を浴びたものの、得意不得意がはっきり分かれるアクション&パターン認識ゲームだったことから、ゲーマーからの高い評価を得ることはできなかった。しかしやってみると観察力に加え、先に回り終わったコインから絶対安全だと分かるカードを選択する判断能力も試されて面白い。何よりも赤信号であの広い交差点を渡るというドキドキ感が、このゲームではうまく表現されていると思う。まさに同人・インディーズ主体となった今日のゲームマーケットで発表するのに相応しいゲームといえよう。

外人ダッシュ!!
デザイン:A.ボウザ&C.ルブラ/イラスト:長谷川登鯉
3~6人用/7歳以上/15分

エポック社より『スター・ウォーズ フォースパワーバトル』発売

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エポック社は18日、2陣営に分かれてフォースパワーで対戦するボードゲーム『スター・ウォーズ フォースパワーバトル』を発売した。2~4人用、6歳以上、3,980円(税別)。

映画『スターウォーズ:フォースの覚醒』のキャラクターが、ファースト・オーダーとレジスタンスの陣営に分かれて戦う。手を近づけることで回転するフォースパワールーレット(乾電池使用)で、立体マップ上のキャラクターコマを移動。敵と隣接することでお互いのコマの能力値とルーレットの数を足した攻撃力でバトル戦う。

コマは向きを変えることで能力値が変わるので、相手の弱点を狙った位置取りがポイントとなる。また、立体マップ上の効果やアイテムカードも駆使することで戦闘はなお有利になるだろう。敵のキャラクターを全て倒した方が勝つ。

スターウォーズ関連では学研プラスが今月末に『スター・ウォーズ カードゲーム』を発売することになっている(TGiWニュース)。映画ファンはぜひ遊び比べてみよう。

エポック社:スター・ウォーズ フォースパワーバトル

「東京ボードゲームコレクション」10月2日に開催、出展申込今月末まで

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10月2日(日)、東京・浅草橋のヒューリックホール(JR浅草橋駅徒歩1分)にて、ボードゲーム即売会「東京ボードゲームコレクション」が開催される。現在、出展者募集中(6月末まで)。

東中野のプレイスペース「ディアシュピール」と、『サンゴク』などの「リトルフューチャー」が主催。

輸入/国産/同人/中古/伝統ゲーム、ボードゲームアクセサリなどを試遊・購入できるほか、ゲーム製作の相談もできる。ゲームマーケット以外に売買の機会を作って、同人ゲームの露出機会や、中古ゲームの循環の場を増やす。今年のゲームマーケット秋が12月11日(日)と遅めであるため、2ヶ月前の開催で売る側、買う側両方の需要を見込む。

ゲストを招いてコラボレーションステージも企画中。

出展料は小ブース試遊卓2500円からホワイエ大ブース50000円まで。申し込み、問い合わせは下記ホームページか、「ディアシュピール」まで。

東京ボードゲームコレクション

ゲームマーケット2016春:新作評価アンケート結果

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ゲームマーケット2016春(5月5日、東京ビッグサイト)で発表された新作の評価アンケート結果が21日、事務局から発表された。506名が投票し、252タイトルの新作の中から評価平均1位は『今日も帰れない』(MRエンターテイメント)、評価数1位は『外人ダッシュ』(ボウザ&ルブラ)となった。

新作評価アンケートはゲームマーケット終了後の5月16日から約1ヶ月にわたってウェブで行われた。誰でも投票することができ、各ゲームを5段階で評価したものを、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、総投票の約1割にあたる10票以上でランキングした。前回までは全投票者数の1割以上の投票があったものがランクインしていたが、今回は評価数の多い順に並べ、総タイトル数の約1割(25タイトル)の中での評価順となっている。

ランキングは以下の通り。1位の『今日も帰れない』は山札から残業や強制飲み会などのカードをめくっていくバーストゲーム。10分ほどで終わるライトなカードゲームだ。2位の『狩歌』はJ-POPの音楽を実際に流して、歌詞の中に出てくるワードでカルタ取りをする。3位は多人数推理ゲームの『幽霊島の殺人』。

新作タイトル数は昨年秋の252タイトルから横ばい、投票者数は339票から5割増となった。今回初めて参加者が1万人を超えたゲームマーケットの人気の高まりが反映されている。

このアンケートはゲームマーケット大賞の一次選考を兼ねており、評価平均、評価数で上位各5位は自動的に一次選考を通過する(このほかに審査員推薦あり)。今回は『今日も帰れない』『狩歌』『幽霊島の殺人』『横浜紳商伝』『ゲット★スマートラブ』『外人ダッシュ』『トリック オブ スパイ』『Twelve Heroes』『桜降る代に決闘を』の9タイトルが挙げられることになった。

また今回から、出展者が自分の作品の評価内訳を問い合わせられるようになっている。下記リンクのフォームから、出展者名、登録番号、メールアドレスなどを送ると返信される。ランキングしなかった作品でも評価の高かった作品があるので、気になる方は問い合わせてみよう。

ゲームマーケット公式:【結果発表】2016春:新作評価アンケート

【ゲームマーケット2016春:新作評価アンケート結果】
1.今日も帰れない(MRエンターテイメント)84/4.57(評価数2位)
2.狩歌(Xaquinel)37/4.43
3.幽霊島の殺人(楽々亭)35/4.29
4.横浜紳商伝(OKAZU brand)53/4.19
5.ゲット★スマートラブ(しらたまゲームズ)56/4.07
6.桜降る代に決闘を(BakaFire Party)70/4.02(評価数5位)
7.トリック オブ スパイ(カワサキファクトリー)83/4.01(評価数3位)
8.万猫の豊明かり(梟老堂)48/3.90
9.いきあたりバッテラ(しらたまゲームズ)38/3.82
10.バハムートゲート(かぼへる)61/3.79
11.ワラドの冒険(TAGAMI GAMES)41/3.73
12.OCRACOKE(米光と優秀なゲームデザイナーズ)43/3.72
13.Twelve Heroes(Product Arts LLC)71/3.71(評価数4位)
14.セイムワン!(ワンドロー)52/3.69
15.せっかちプリンセス(するめデイズ)45/3.64
16.命の砂時計(river games)70/3.63
17.ワードポーターズ(OKAZU brand)63/3.60
18.ダイ公望(マーチヘアゲームス)46/3.59
19.ソラシノビ(グループSNE/cosaic)40/3.58
20.どっちの始末Show(蒼猫の巣 出張所)48/3.54
21.シュレディンガー勇者(こっち屋)38/3.29
22.バード・オブ・ハピネス(YAMATO GAMES)44/3.14
23.アタック!にゃんばー1(GoccoGames)34/3.12
24.外人ダッシュ(ボウザ&ルブラ)102/2.80(評価数1位)
25.ヒゲダンディ(Three dots games)38/2.24

ドイツ年間キッズゲーム大賞2016に『ストーンエイジ・ジュニア』

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ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は20日、ハンブルクにてドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)の発表と授賞式を行った。先月ノミネートされていた3タイトルの中から、『ストーンエイジ・ジュニア(Stone Age Junior)』が大賞に選ばれた。日本国内ではメビウスゲームズからまもなく一般発売される予定。

ゲーマーズゲーム『ストーンエイジ』を5歳以上の子ども向けにアレンジした作品で、タイルをめくってコマを進め、必要な資材を集めて小屋を作る。タイルを覚えて、どのタイルをめくれば目標のマスに行けるかを考える。

審査委員会は「収集、計画、建設、資源のマネージメント、アクションスペースへコマを上手に進めること、建設の戦略――これらは普通、キッズゲームのテーマではない。しかしデザイナーのマルコ・トイブナー氏は、同名のファミリーゲームの魅力を、子どもが楽しめる石器時代の冒険にうまく置き換えた。記憶の要素によって、大人と子供でも対等にチャンスがある。現代の石器時代キッズは喜んで遊ぶだろう」とコメントしている。

デザイナーのM.トイブナー氏は2009年(『ごちそう畑』)、2012年(『小さなドラゴンナイト』)に続く3度目のノミネートで大賞獲得となった。ゲーマーズゲームで名高いハンス・イム・グリュック社のキッズゲームはこれが2タイトル目だという。

本賞とエキスパートゲーム賞の発表と授賞式は7月18日、ベルリンで行われる。

Spiel des Jahres:Stone Age Junior ist das Kinderspiel des Jahres 2016
メビウスおやじ:ストーンエイジ ジュニア

クニツィアの『インジーニアス』日本語版、新版で7月中旬発売

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ホビージャパンは7月中旬、R.クニツィアの六角形タイル配置ゲーム『インジーニアス(Ingenious)』の日本語新版を発売する。2~4人用、8歳以上、30~45分、3000円(税別)。

オリジナルは2004年にコスモス社(ドイツ)から発売された。ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、オーストリアゲーム大賞を受賞。日本では当初『頭脳絶好調』というタイトルで流通し、日本ボードゲーム大賞(入門者部門)を受賞している。

その後、2010年にファンタジーフライト社(アメリカ)が赤箱版を発売した際、ホビージャパンによって日本語版が実現。日本ボードゲーム大賞(ゆうもあ賞)にノミネートされた。

六角形が2つつながったタイルを袋から引いて、シンボルがつながるように配置していくゲーム。つながったシンボルの数だけ得点できるが、ゲーム終了時の勝敗は一番得点できなかったシンボルとなる。引いて配置するだけというシンプルなルールと、同じシンボルばかり伸ばしていては勝てないツイストで、ロングセラーとなっている。

このたびの新版はサイズが小さくなり、プラスチックだったタイルの材質を厚紙に変更した普及版。価格も3990円から引き下げられている。

play:game評価コメントリスト:インジーニアス

アダルト・ボードゲーム・コレクション

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オリジンズ賞2016に『コードネーム』

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アドベンチャーゲーミング・アーツ&デザイン・アカデミー(The Academy of Adventure Gaming Arts and Design)はアメリカ・ゲームメーカー連盟(GAMA)は19日、アメリカのオハイオ州コロンバスにて開かれたオリジンズ・ゲームショーにて、第42回オリジンズ賞を発表した。

毎年3月のトレードショーでボードゲーム小売業者の投票によって選ばれたノミネート作品が発表され、その中からオリジンズ・ゲームショーの参加者による一般投票によって各部門の大賞が選ばれる。今年は部門が整理され、昨年の13部門からボードゲーム、カードゲーム、ミニチュア、TCG、ファミリーゲーム、アクセサリー、TRPGの7部門になったほか、2005年以来となる大賞が選ばれた。

その大賞に選ばれたのはチェコのコミュニケーションゲーム『コードネーム(Codenames)』。ファミリーゲーム部門でも大賞に選ばれている。来月発表となるドイツ年間ゲーム大賞でもノミネートされており、そちらの受賞にも弾みが付きそうだ。

ボードゲームにはファンタジーフライト社(アメリカ)の『スターウォーズ:帝国の強襲(Star Wars: Imperial Assault)』、カードゲーム部門ではルポ・プロドゥクシオン社(ベルギー)の『世界の七不思議:デュエル(7 Wonders Duel)』が選ばれている。各部門のファン投票も同じゲームが選ばれている。

ボードゲーム部門、カードゲーム部門、ファミリー(キッズ)部門では昨年『ノッティンガムのシェリフ』『宝石の煌き』『ウサギとカメ』、一昨年『トレインズ』『ラブレター』『3匹のこぶた』が選ばれている。

【第42回オリジンズ賞】(ボードゲーム関連のみ)
大賞:コードネーム(Codenames / V.フヴァチル / チェコゲーム出版)
ボードゲーム部門:スターウォーズ:帝国の強襲(Star Wars: Imperial Assault / FFG)
カードゲーム部門:世界の七不思議:デュエル(7 Wonders Duel / ルポ)
ファミリー部門:コードネーム(Codenames / チェコゲーム出版)

4月に発表されたノミネート作品はこちら

The Academy of Adventure Gaming Arts & Design:2017 Origins Award Winners

ソラシノビ(Space Ninja)

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忍法熟慮の術

ソラシノビ

4つの惑星に忍者を送り込んで人口を調整し、得点を競う陣取りゲーム。第1回グループSNEコンテストで優秀作品に選ばれ、製品化された。作者は遊星ゲームズの寺島由人氏で、デザインもコンポーネントも、ミドルクラスのドイツゲームのようなテイストになっている。遊びごたえがあって、それでいて1時間以内で終わる。

6つの星ボードが入っているが、1ゲームに使うのは4~5枚。順番もランダムなので、毎回違った展開が味わえる。星を円形に並べ、最初の人口コマを置いたらゲームスタート。

手番には自分のシノビコマを1個、4つの星のいずれかに置く。星によって、人口コマを移動させたり、ダイスを振ったりする。手持ちのシノビコマが全員亡くなったら、それぞれの星の効果が発生し、人口コマの状況などに応じて人口が増減する。その後で、各星について、シノビコマの多いプレイヤー(同数なら先に置いたほう)に、その星の人口コマ分の得点が入る。4ラウンドで合計得点の高いプレイヤーが勝利。

基本的に、自分のシノビが多い星の人口コマを増やすよう、あるいは人口コマの多い星に自分のシノビを送り込むわけだが、悩ましいポイントが2つある。

ひとつはシノビの定員。シノビが定員を超えると、先に置いたシノビは追い出されてしまう。人気が高い星はシノビがどんどん集まってきて入れ替わりが激しいので、ただ人口が多ければよいというわけではない。

もうひとつは人口超過のルール。人口も上限があり、それを超えるとバーストして半減するだけでなく、そこにいるシノビも前から半分追い出されてしまう。だから人口をコントロールしたいところだが、隣接する星も関係していて一筋縄ではいかない。

シノビコマは毎ラウンド2個ずつ置くので、4ラウンドで合計8個。たったそれだけなのに悩ましく、一手一手が駆け引きに満ちている。「私がこの星に置くと、あの人がこの星に置くでしょう? 人口をわざと超過させにくるかも。それならば相乗りするか? ......」

4人プレイで45分ほど。今回登場した星は、隣の星を巻き込んで人口増減が頻繁に起こるマンダリン星団、ニュートラルな下忍を量産する甲賀の里、革命で人口増減が激しいエンリル、星の中で人口が多数決を行うアクロポリス。ダイスを使う星がなかったため、先の先を読む展開となった。人気のないエンリルで地道に得点を重ねつつ、下忍を送り込んでライバルのシノビを追い出して私の勝利。みんなで組んで1位を追い落とすこともできなくはないが、コマ数が少ないので「仕事」がしにくいのも、ポジティブに作用している。

ダイスを使う星が入っても(いや入ればなおさら)、自分にとってどれがベストかは簡単に分からない。ほかのプレイヤーの動向を踏まえて一手一手をじっくり考えるのが面白い作品である。

ソラシノビ
デザイン・寺島由人/イラスト・しろー大野/cosaic(2016年)
3~5人用/12歳以上/60分

『エルダーサイン』日本語版、改訂2版が7月23日発売

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アークライトは7月23日、クトゥルフ神話の協力型ダイスゲーム『エルダーサイン(Elder Sign)』の改訂2版を発売する。R.ロニアス&K.ウィルソン作、1~8人用、14歳以上、60~120分、4200円(税別)。

オリジナルはファンタジーフライト社(アメリカ)の製品。2012年春に日本語版、同年秋に改訂版がリリースされているが、このたび4年ぶりにルールの細部を修正して再々版されることになった。価格も少しではあるが

プレイヤーは探索者となり、次元の狭間に棲むクリーチャー「エンシェントワン」と戦う。特殊なダイスを振って、未知のクリーチャーが巣食っている博物館を探索し、その付近での事件に立ち向かっていく。勇気とスキルで「旧き印」を獲得し、「エンシェントワン」を封印することを目指す。

ゲーム中、深夜12時になるたびに「エンシェントワン」の目覚めが近づいてくる。行動に手間取って封印が間に合わなければ、人類は破滅の淵に立つことになるだろう。

内容物:カード(大)80枚、カード(小)76枚、特殊ダイス8個、時計盤1枚、各種トークン・マーカー147個、エントランスシート1枚、ルールブック1冊

ゲームマーケット2016春:新作アンケート〆切迫る

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先月16日から行われているゲームマーケット2016春の新作評価アンケートの〆切が、今月20日と近づいている。未回答の方はお忘れなく。

下記のページを開くとゲーム名が五十音順に並んでいるので、自分が遊んだものについて全く面白くない=1から、とても面白い=5の5段階で評価する。投票後に何度でも再編集ができるので、以前に投票した方も、その後にプレイしたゲームがなかったか確認しておこう。

このアンケート結果で評価数と投票数で上位各5作品が自動的にゲームマーケット大賞2016の一次選考自動通過作品となる。ランクインするには総投票数の約1割の得票が必要なので、遊んだゲームは漏らさず投票したい。

ゲームマーケット2016春:新作評価アンケートフォーム

みんなで考えるパズルゲーム『ロジックカード』日本語版、7月23日発売

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ロジックカードイエローロジックカードブルーアークライトは7月23日、みんなで頭をひねるパズルゲーム『ロジックカード(Logic Cards)』日本語版を発売する。1人以上、12歳以上、3分から。問題の違うブルーとイエローの2種類があり、各800円(税別)。

バルト三国の出版社であるブレインゲームズから発売されているゲームシリーズで、これまで発売されている4作のうち2作が日本語版となる。

53枚の問題カードから挑戦するカードを選び、答えを考える。問題にはテキストがなく、イラストだけで直感的に分かるようになっているほか、難易度別になっているので、参加者に合わせて選べる。

答え合わせには専用アプリを使用(アプリがなくてもプレイ可能)。持ち運びに便利でスマートなパズルゲーム集だ。

日本のアナログゲーム市場、2015年は151億円

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日本玩具協会は7日、2015年度玩具市場規模調査結果を公表した。全体の8,003億円のうち、。トレーディングカードゲームが復活したほか、「トミカ」「リカちゃん」など定番商品が売上げを伸ばし、好調だった前年並みの売上げを確保した。「一般ゲーム、パズル、その他」の市場規模は151億円で、前年比3%増。

この調査は日本玩具協会の会員企業と、東京おもちゃショー出展企業の出荷額をベースに、さまざまな角度から調査・推計したもの。デジタルゲームは含まれていない。TCGとジグソーパズルは別立てで、それぞれ963億円、114億円の売り上げ。前年比10%増のTCGが、「一般ゲーム、パズル、その他」の6倍以上となっている。

ドイツのボードゲーム市場(ボードゲーム出版社協会調べ)は近年約4億ユーロ(475億円)で推移している。ドイツ市場にはまだまだ及ばない状況が続いている。

日本玩具協会:2015年度の玩具の国内市場規模は8,003億円で前年並み、主要10分野では102.2%

親子向けお奨めゲーム本、すごろくやから

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スモール出版は23日、子どもと遊べるお奨めボードゲーム紹介書籍『おうちでボードゲーム for ママ&キッズ』を発売する。すごろくや著、A5フルカラー128ページ、1800円。すごろくやでは15日昼から先行販売され、限定の特製しおりも特典として追加される。

ママと子どもがおうちで遊ぶときに、本場ドイツ製のボードゲームを中心に、50タイトルの魅力と活用方法を紹介するガイドブック。「世界観の魅力」「わいわい遊ぶ」「心理・感受性」「頭を柔らかく」「じっくり集中」の5つのジャンルに分けて紹介する。

対象年齢や人数、所要時間、ルール難易度に加えて、「パパOK」「2人OK」「子ども同士」というシチュエーションに合わせた適性を表示。さらに、次のステップとしておすすめを示し、簡単なものからステップアップしていけるようになっている。

「子どもがゲームに負けるとスネてしまう」「集中力がない子どもに向いたボードゲーム」「遊ぶときに年齢差がある場合はどうしたらいいか」など、よくあるシチュエーションにすごろくやの丸田店長が答えるコーナーなど、コラムも充実。家庭だけでなく、子どもが参加するゲーム会に行く人にもためになる内容だ。

発売記念イベントとして25日(土)13時から、高円寺「す箱」にて、「親子ボードゲーム広場」が開かれる。受付で書籍を購入、または書籍提示で入場できる。詳しくは下記リンク参照。

高円寺0分すごろくや:ゲーム関連書籍紹介:おうちでボードゲーム for ママ&キッズ

ワードポーターズ(Word Porters)

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深まる先入観

ワードポーターズ

ヒントカードにチップを置いて、お題を当ててもらうコミュニケーションゲーム。本格的なゲーマーズゲームと、奥の深いカードゲームを出しているOKAZU Brandの新作で、『Good Price!』『擬人化総選挙』以来5年ぶりのコミュニケーションゲームとなる。直感的で遊びやすく、それでいてディスコミュニケーションの妙を味わえる作品だ。

1~10番のお題カードが並べられ、各自1~10のカードを引く。自分が引いた番号のお題が今回の担当だ。自分のお題を当ててもらえるよう、ヒントカードに3枚のチップを置いていく。例えばお題が「クギ」だったら「短い」、「DVD」だったら「丸い」というように。

なかなかピッタリのヒントがない場合もある。その上、ほかのプレイヤーがチップを置いたヒントには、チップ2枚を使わなければならない。少ないヒントで的確さを狙うか、多いヒントで何となく分かってもらうか。

全員チップを置けなくなったら、ほかのプレイヤーがどのお題か、手持ちのタイルを並べて当てる。全員タイルを置いたら答え合わせ。見事当てた人にも、当ててもらった人にも得点が入る。4ラウンドで総合得点の多い人が勝ち。

私のお題は「コイン」。「丸い」に置こうと思っていたらbashiさん(お題は「DVD」)に先に置かれてしまったので、2枚置くことになる。3枚目のお題は「便利」にしたところ、見事全員に正解してもらった。鴉さんのお題「お正月」は「周期的」「甘い」「おろか」。「周期的」からお題は「心臓」だと思い込んでしまい、「甘い」はハートの甘さ、「おろか」は鼓動の様子かなと勝手な解釈をしてしまう。tomokさんのお題は「芝生」で「人口」にも「自然」にも置けなかったというのが笑った。

ヒントが曖昧なので、ある程度は踏み込んだ解釈をしなければならないが、踏み込みすぎると先入観が修正できずに間違うというコミュニケーションゲームの醍醐味が味わえる作品。選択肢が限られている分テンポがよく、答え合わせの後にそのヒントの心をめぐって会話が盛り上がる。ゲーマーなら、どのヒントに置かなかったか、ヒントを決めるまでどれくらい迷ったか、ほかの人がヒントを置いたときにどんなリアクションをしたかといったメタ情報もヒントにできるだろう......かえって混乱を深めるだけかもしれないが。

ワードポーターズ
デザイン・林尚志/グラフィック・ryo@ にゃも/OKAZU Brand(2016年)
3~6人用/6歳以上/20分

第6回ボードゲームフリーマーケット、大阪住之江にて6月25日

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6月25日(土)に大阪・住之江にて、第6回ボードゲームフリーマーケットが開催される。住之江区民ホール(市営地下鉄住之江公園駅徒歩10分)で14:00~18:00、入場無料。

日本中に広がっている中古ボードゲーム販売イベントの元祖が6年目を迎える。今回は会場を新大阪から変更となり、靴を脱がないで入場できるようになった。遊ばなくなった中古ボードゲームのほか、創作ゲーム、関連グッズ、輸入新作ゲームなども販売される。出展するのは地元大阪のボードゲームショップ、ボードゲームサークルを中心に34団体。

毎回恒例となっている公開オークション、ボードゲームクイズ大会もあり、買い物以外も楽しめるようになっている。

開場前の待機列など決まりがあるので一般参加者も下記ホームページを熟読のこと。

第六回ボードゲームフリーマーケット in 住之江

オインクゲームズから『インサイダー・ゲーム』6月19日発売

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オインクゲームズは6月19日、正体隠匿系コミュニケーションゲーム『インサイダー・ゲーム』を発売する。4~8人用、9歳以上、15分、2200円(税別)。同日、名古屋で開催される「ファミリーゲームフェスティバル」では試遊ができ、会場価格2000円で販売される。

お題を知っているマスターに、「それは生き物ですか?」「100年前からありますか?」「コンビニで売っていますか?」など、ほかの全員で自由に質問をしていく。質問は「はい」か「いいえ」で答えられるものとし、制限時間は5分。

ほかのプレイヤーの中にたった1人だけ、正解を知っているインサイダーがまぎれこんでいるところがポイント。インサイダーは正体を隠しながら、徐々に正解に近づいていくような質問を繰り出し、場を思い通りの方向に導いていく。

クイズに正解した後、誰がインサイダーなのか、マスター含めた全員で議論して探っていく。はたしてインサイダーは、自分の正体を知られないように、場を正解に導くことはできるだろうか?

制限時間によって短時間で盛り上がる、クイズと、正体探しの楽しさがマッチしたコミュニケーションゲームだ。

内容物:お題カード42枚、役割カード8枚、砂時計

オインクゲームズ:オインクゲームズは、2016年6月19日に名古屋国際会議場で開催される「ファミリーゲームフェスティバル」で、新作「インサイダー・ゲーム」を発売します。

ボードゲームが遊べるゲームバー、福岡中洲で7月1日オープン

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7月1日、福岡市の中洲にボードゲームが遊べるゲームバー「Guild BAR(ギルドバー)」がオープンする。市営地下鉄・中洲川端駅徒歩1分。現在、設備をグレードアップするための資金をクラウドファンディングで集めている。

ボードゲーム、カードゲーム、ゲーム機をお酒を飲みながら遊べるバーで、勇者や賢者が集うギルドのように、たくさんの人がゲーム仲間を探して行き交う場所を目指す。

クラウドファンディングは3000円からで、集められた資金はボードゲームやゲームソフトの購入、設備の充実に充てられる。資金提供者にはオリジナルグッズ、遊び放題・ドリンク・食事チケット、会員権などが贈られる。目標額は100万円。

今月はプレオープンイベントを行っている。本日と明日はボードゲームを遊ぶ。詳しくはこちら。また店内に置いてほしいボードゲームのアンケートを行い、リクエストを受け付けている。

福岡ではプレイスペースの「サンクチュアリ福岡」、定期的にボードゲームイベントが行われている「フロンティア」があるほか、JELLY JELLY CAFEも7月下旬に新店舗開店を予定しており(TGiWニュース)、急激に盛り上がってきている。

Guild Bar

ホビージャパン、注目の日本語版リリース予定を公開

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ホビージャパンは本日から開催されている東京おもちゃショー2016に出展し、今後の日本語版リリースを発表した。愛好者待望のボードゲームが目白押しで、早速ツイッターでは嬉しい悲鳴が上がっている。

これまで情報が出ていなかったものとしては、まず『タイムストーリーズ(T.I.M.E Stories)』が注目される。スペースカウボーイズ社(フランス)が昨年発表したナラティブな推理ゲームで、フランス年間ゲーム大賞、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ゴールデンギーク賞など、数多くの賞にノミネートされている。テキストの多さに加えてネタバレ禁止のため日本語版が待望されていた。今秋の発売予定。

『アグリコラ:リバイズドエディション(Agricola Neuauflage)』は、先日ドイツで発売されたばかり。オンライン版のプレイログをもとにカードの効果を細かくバランス調整し、ルールも分かりやすく構成し直している。こちらはまもなく発売の見込み。拡張を入れないと4人までしか遊べなくなったが、お値段は6500円(税別)と安価になっている。

同じルックアウトシュピーレ社(ドイツ)から、2人用ゲームの『路面電車(Trambahn)』が日本語版となる。これまで輸入版が『トラムバーン』という邦題で流通していたが、このたびの日本語版ではK.フランツが描き起こした日本の路面電車のイラストに差し替えられた。今夏発売予定で、3600円(税別)。

『パンデミック:クトゥルフの呼び声(Pandemic: Reign of Cthulhu)』は、おなじみ『パンデミック』のシステムで、カルティストを撃退し、クトゥルフの復活を阻止する協力ゲーム。8月4日に世界同時発売を予定している。5000円(税別)。

『キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo)』もルールやカードテキストを改良したリメイク新版。『インジーニアス(Ingenious)』もタイルを紙製にして価格を下げた新版が出る。『ドミニオン:帝国(Dominion: Empires)』は昨年の『冒険』に続く新拡張セットだ。

さらに、すでにリリース情報が公開されている日本語版では『キリンメーター』(6月中旬、3000円)、『マイス&ミスティクス』(6月下旬、8000円)、『オー・マイ・グーッズ!』(7月上旬、1600円)、『ロールフォーザギャラクシー』(7月上旬、7600円)もあり、どれも遊びたいけれどもとても買いきれない状態だ。

チキンとブラフの航空ゲーム『セレスティア』日本語版、7月16日発売

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アークライトは7月16日、飛行船で宝を集めるゲーム『セレスティア(Celestia)』日本語版を発売する。A.ワイスブルム作、2~6人用、8歳以上、30分、3800円(税別)。

FXシュミット社(ドイツ)から1999年に発売された『クラウド9(Cloud 9)』のリメイクで、ブラム社(フランス)が2015年に発売した。『クラウド9』はアウト・オブ・ザ・ボックス社(アメリカ)からも2004年に発売されており、ロングセラーの人気ゲームである。今回のリメイクは、コンポーネントをファンタジー調にして、飛行船も乗客コマも細部まで作りこまれたものとなっている。

ガリバーが求めていた不思議な世界「セレスティア」で、プレイヤーたちは飛行船で都市をめぐってお宝を集めにいく。プレイヤーはかわるがわる飛行船の船長を務め、ダイスで指示された障害に手札のカードで対応する。船長以外のプレイヤーは、船長がその障害を乗り越えられると思って船にいるか、それとも無理と判断して下船するかを選ぶのだ。

遠くに行けば行くほど障害が増えるが、高いお宝が待っている。しかし船長が障害を乗り越えられないおしまいだ。船長としては乗客が皆下船して、お宝を独り占めしたいところ。的確な読みと度胸、そしてブラフが楽しめる作品だ。

セレスティア(コンポーネント)

JELLY JELLY CAFEが新店舗オープン、ボードゲームアイドル募集も

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東京・渋谷のボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」は7月下旬、東京・下北沢と福岡・天神に新店舗を同時オープンする。今年2月にオープンした東京・池袋店も含めてこれで4店舗となる。現在、オープニングスタッフを募集中。

下北沢店は小田急・京王井の頭線下北沢駅より徒歩1分、福岡天神店は西鉄天神駅より徒歩3分の好立地。詳しい場所や営業時間などの詳細はまだ発表されていない。

JELLY JELLY CAFE下北沢店&福岡店が2店舗同時オープン!オープニングスタッフ募集いたします!

また、JELLY JELLY CAFEを運営する株式会社ピチカートデザインは現在、歌って踊れるボードゲームアイドルを募集している。白坂翔代表によれば、ボードゲームの人口が増えてきている昨今、もっとライト層を増やすと共に、テレビ・ネットで取り上げられることで、ボードゲームシーンの盛り上げをはかるという。

活動内容は渋谷店・池袋店を中心としたボードゲームイベントへの出演、ボードゲームに関する楽曲のライブ活動、ボードゲームプレイ動画のネット配信などで、東京近郊在住の15~25歳を対象に1~4名程度。ボードゲーム経験の有無は問わないが、「ボードゲームの魅力を伝えられるか」を審査の基準とする。

応募は下記募集ページから。6月17日〆切で書類審査と面接を行う。

ボードゲームアイドル発掘オーディション

登山ダイスゲーム『イエティ』日本語版、7月16日発売

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アークライトは7月16日、雪男を求めて山を登るダイスゲーム『イエティ』日本語版を発売する。デザイン・B.シュヴェア、イラスト・D.ローハウゼン、2~5人用、8歳以上、20~40分、3600円(税別)。

オリジナルは今春にペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売されたばかりの新作。プフェファークーヘルでは『ミステリウム』を抜いて8位に入っている(TGiWニュース)。日本ではゲームストア・バネストが輸入版を同じ邦題で取り扱っている。

プレイヤーは登山家となり、ヒマラヤの奥地に生息する伝説の雪男イエティを探す冒険に出る。手番にはダイスを振り、その出た目に従ってアクションを行う。コインの目で装備や写真を購入し、シェルパの目で山に登り、足あとの目で勝利点を得る。雪の目は3つ揃えばダイス目を変えることが出来、テントの目でキャンプを作れば山を降りないで先に進める。

ボードには雪山が立体的に表され、目を引くコンポーネントになっている。この山に登って、とどまっていることさえ命が危険な厳しい天候と薄い空気のもと、どの登山隊よりも早く多くの証拠を発見しよう。

ふうかのボードゲーム日記:イエティ

横濱紳商伝(Yokohama)

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横濱紳商伝

手下を従えて明治期の横浜の街を駆け巡り、名声を上げるボードゲーム。OKAZU Brandがゲームマーケット2016春に発表した新作で、ゲームマーケットではまだまだ数少ないゲーマーズゲームである。OKAZU Brandとしては昨年の『ミネルウァ』(TGiWレビュー)に続く作品で、海外の愛好者からの期待も高い。

銅鉱山、製糸場、茶畑、漁場、銀行、港、研究所、斡旋所、中華街、教会、税関。これらのエリアタイルがランダムに並べられ、横浜の街を形成している。プレイヤーはそれぞれのエリアを訪れ、交易品を集め、勝利点にしていく。ピック&セットコレクション&デリバリーがこのゲームのメインだ。

手番にはまず、部下コマを好きなエリアに置く。これは後からそのエリアでアクションをするときに「パワー」となる。パワーが多いほど、1回のアクションでもらえるものも増えるので、部下コマを貯めこんでからそのエリアに向かいたい。しかし早い者勝ちのエリアでは、のんびり貯めこんでもいられない。アクションの順序や優先度を考えて、エリアを選ぶのは悩ましい。

部下コマを置いたら、社長コマの移動。社長コマは隣接するエリアを通って、アクションをしたいエリアに向かう。このとき、自分の部下コマがあるエリアしか通れず、ほかの社長コマがいれば通行料を支払わなければならない。この移動の制限のため、アクションの順序を変えることもある。

社長コマがエリアにたどり着いたらアクション。銅鉱山では銅チップ、銀行ではお金、港では注文カード、研究所では技術カード......というように、エリアに応じたものを獲得できるが、いくつ獲得できるか、どれくらいよいものを獲得できるかは部下コマなどのパワーによって決まる。アクションが終わったら部下コマは手元に戻り、また次の手番から配置できるようになる。

ほかにもさまざまな要素があるが、基本は以上のように、①部下コマを置き、②社長コマを移動し、③アクションを行うという3ステップである。そのうちに、注文カードに指示された交易品を揃えて支払ったり、全員共通の目標を達成したり、教会や税関で交易品などを支払ったりすることで勝利点が入る。誰かが自分の商館や店舗を全て建設するか、カードがなくなるか、教会や税関に一定数のコマが置かれるとゲーム終了。各種ボーナスを加えて勝利点の多いプレイヤーが勝つ。

4人プレイで2時間。後手番で後れを取りそうだったので、最初に大枚をはたいて技術カード「路面電車」を入手する。これで社長コマがワープできる特殊能力が得られ、移動の制限なく好きなアクションを選べるようになった。技術カードをさらに増やしつつ、限られたエリアに部下コマを投入し、パワーの強いアクションを行い、報酬で得られる「舶来品」を集め、税関に納めて高得点を取るという作戦。交易品集めに特化したbashiさんが注文カードをどんどん達成し、教会で得点を増やしたものの1点差で逃げ切った。

移動の制限があるものの、中盤まではアクションの選択肢も自由度も高く、どこから手を付けたらいいか見えにくい。明らかな失敗がない代わりに、どれが勝利のために有効なのかも分からない中、次第に方向性を絞りこんでいくのが考えどころだ。終盤には、ゲーム中に方向性をきちんと見定められたか試されるときがやって来る。見た目の豪華さに違わず、遊びごたえたっぷりの作品。

横濱紳商伝
林尚志/OKAZU Brand(2016年)
2~4人用/12歳以上/90分

シナリオ協力ゲーム『マイス&ミスティクス』日本語版、6月下旬発売

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ホビージャパンは6月下旬、ファンタジー世界を舞台にしたRPGテイストの協力型冒険ゲーム『マイス&ミスティクス(Mice and Mystics)』日本語版を発売する。デザイン・J.ホーソーン、1~4人用、7歳以上、60~90分、8000円(税別)。

オリジナルはプラッドハットゲームズ(アメリカ)から2012年に発売された作品。輸入版はテンデイズゲームズが取り扱い、入荷するたびにすぐ品切れとなっていた。ゴールデンギーク賞2013でアート&プレゼンテーション部門受賞、フランス年間ゲーム大賞2014ノミネート。

ファンタジー世界の王国で、悪い女王の手中から逃れるためにネズミとなった英雄たちが冒険を繰り広げる協力ゲーム。ストーリーブックが付属し、11のシナリオがプレイできる。

女王を倒すべく、今や20倍の大きさとなった城を駆け巡り、スキルやアイテムを使って困難を乗り越えていく。機敏なコリン王子、たくましい鍛冶屋ネズ・ベロウズ、しわくちゃの魔術師マギノス、城の元治癒術師チルダなど、それぞれのキャラクターの特性を活かし、力を合わせて女王を倒し、王様を救出しよう。

難易度が高い分、1つのシナリオをクリアできると次のシナリオが遊びたくて仕方がなくなる遊びごたえ十分な作品。待望の日本語版登場だ。

内容物:ルールブック1冊、ストーリーブック1冊、ネズミ英雄フィギュア6体、配下フィギュア16体、ストーリー管理ボード1枚、部屋タイル(両面仕様)8枚、ネズミ能力カード28枚、探索カード71枚、遭遇カード18枚、ネズミ英雄カード6枚、アクションダイス5個、カウンター類3シート分

ふうかのボードゲーム日記:マイス&ミスティクス<第1章>
今日もプレイミス:【ゲーム紹介】マイス&ミスティクス(Mice and Mystics)

マイス&ミスティクス(コンポーネント)

東京・高円寺にボードゲームカフェオープン、7月10日

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東京・高円寺(JR徒歩1分)に7月10日、ボードゲームカフェ「LITTLE CAVE(リトルケイブ)」がオープンする。現在、設備充実のための資金提供をクラウドファンディングで募集中。

「LITTLE CAVE(リトルケイブ)」は、『サンゴク』『黄金体験』などを制作する株式会社リトルフューチャーがオープンするカフェ。70㎡のスペースに400種以上のボードゲームを用意し、隠れ家のようにゆったりとリラックスできる空間を目指すほか、ゲーム制作の相談、中古販売、予約制の個室といった新しいサービスも打ち出す。

資金募集は1000円からで、出資者にはオリジナルステッカー、遊び放題チケット、トートバッグ、1ドリンク無料カードなどが提供される。

FAAVO:高円寺の町にボードゲームカフェを作ります!「LITTLE CAVE」!

名古屋ファミリーゲームフェスティバル2016、6月19日開催

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6月19日(日)、名古屋国際会議場にて「ファミリーゲームフェスティバル2016」が開催される。11:00~18:00、地下鉄名城線「日比野」駅(JR名古屋駅から乗り継ぎ約30分)徒歩5分、入場料500円(高校生以下、小学生以下の子ども連れ家族は無料)。

今年初開催となる、アナログゲームの販売・体験イベント。将棋、ごいた、カタンなどの体験や、国産・輸入ボードゲームの購入ができる。

出展する企業は地元名古屋のボードゲーム専門店ゲームストア・バネスト、各種日本語版を手掛けるヘムズ・ユニバーサルゲームズをはじめ7つ。東京からオインクゲームズ、神戸からグループSNEも参加する。同人サークルは34団体にのぼり、購入したゲームを送るゆうパック受付コーナーが設けられるなど、あたかもゲームマーケットのようだ。

ほかにも幼児用遊具スペースがあり、お楽しみ抽選会や、知育玩具協会による講演「ファミリーゲームを楽しむための5つのポイント」と「コミュニケーションスキルを伸ばすファミリーゲームの魅力とは」も行われる。イベント名の通り、ファミリーが楽しめるイベントを目指す。

愛好者向けには、前日懇親会当日懇親会が行われるので交流を楽しんではいかが。

ファミリーゲームフェスティバル2016

『オー・マイ・グーッズ!』日本語版、7月上旬発売

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ホビージャパンは6月下旬、中世ヨーロッパを舞台にしたカードゲーム『オー・マイ・グーッズ!(Oh My Goods!)』日本語版を発売する。デザイン・A.プフィスター、イラスト・K.フランツ、2~4人用、10歳以上、30分、1600円(税別)。

オリジナルは2015年にオーストリアボードゲーム博物館から発売された作品で、その後すぐにルックアウトシュピーレが取り扱いを開始し、『ロイヤルグッズ』などの邦題で流通していた。今年になって、日本、ポーランド、イタリア、ハンガリー、ギリシャ、チェコ、オランダ、中国、アメリカで各国語版が発売される。

中世のヨーロッパで、道具、樽、鉄、ガラスなど、幅広い商品を製造する職人となる。資源を手に入れ、商品製造のための建物を建て、助手たちを雇い、効率よく商品を製造しよう。

最初の設備は「炭焼き小屋」のみ。各ラウンドは「日の出」と「日暮れ」の2つに分かれ、「日の出」ではその日に使用可能な資源が公開される。それを見て各プレイヤーはその日の計画を決める。「日暮れ」では、市場で公開された資源を元に、日中に決めた設備を稼働させて商品を生産し、建物の建設をする。一定の条件を満たせば、商品チェーン(連鎖)を使って、1つの建物で追加の商品を生産することも可能。こうして建物、商品、助手の勝利点合計を競う。

デザイナーは『ポート・ロイヤル』、『ブルームサービス』、『モンバサ』で近年注目を浴びるA.プフィスター、イラストは『アグリコラ』シリーズのK.フランツが担当。各カードは1枚で「資源」、「建物」、「商品」の3つの機能をもち、コンパクトで手軽に遊べる拡大再生産カードゲームだ。

内容物 カード 110枚、ルールブック

TGiWレビュー:ロイヤルグッズ(ドイツ語版)

『ルーンバウンド(第3版)』日本語版、7月9日発売

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アークライトは7月9日、ファンタジーボードゲーム『ルーンバウンド(第3版)』日本語版を発売する。L.リッツィンジャー作、2~4人用、14歳以上、120~180分、6800円(税別)。

オリジナルは2005年に初版が発売された作品。翌年に第2版が発売されてから、2015年に10年ぶりの改版となった。第2版まではD.ハーディーとM.ワレスがデザインを担当していたが、第3版は『アンドロイド:ネットランナー』のL.リッツィンジャーが担当。ボードがヘックスでなくなるなど、システムもアートワークも大幅に変更されている。

6人のキャラクターから1人を担当し、王国を歩いてクエストを達成していく。古代の廃墟や忘れられた森を探索し、アンデッドやドラゴンと戦い、新しいスキルを覚え、町で買い物をして、ボスモンスターに備えよう。来るべき最終決戦のときまで、あなたは生き延びて、最強の英雄になれるだろうか。

2本のシナリオが入っており、それぞれのシナリオに対応する新しい冒険カードとストーリーカードによって、ゲームの展開は毎回変わる。またキャラクターあの能力は100種類以上あってカスタマイズできる。美しい造形の英雄コマのほか、たくさんのコンポーネントが詰まった作品だ。

内容物:ゲーム盤1枚、英雄のコマ(プラスチック)6個、カード類268枚、トークン類146個、地形ダイス5個、マーカー類34個、ルールブック2冊

ルーンバウンド(第3版)コンポーネント
ルーンバウンド(第3版)コンポーネント(2)

アンケート:ツイッター

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Q108:Twitterはどれくらい利用していますか?

A.ほぼ毎日 89票(65%)
B.ときどき 14票(10%)
C.利用していない 34票(25%)

当サイトではホームページにツイッターのウィジェット(エントリー記事の下部にあります)を設置しています。記事にせず、簡単な内容とリンクで紹介することがあるためです。アンケートでは、ツイッターをご覧になっている方が4分の3に達していることが分かりました。まずはツイッターで見て、興味があったらリンク先を読むという方も多いのかもしれません。

その一方で、4分の1の方は利用していないと回答しており、ツイッターで事足れりとしてはいけないことも分かります。当面はウィジェットを使い、ツイッターを利用している方もしていない方も情報が届けられるようにしたいと思います。

当サイトのツイッターアカウントは、情報発信だけでなく情報収集にも使われています。そのため、プロフィールに「ボードゲーム」または「ボドゲ」と記されている方、ボードゲームのツイートをされている方は積極的にフォローしておりますので、ご理解頂ければ幸いです。

6月のアンケートは、ドイツ年間ゲーム大賞2016です。先月に3タイトルのノミネートが発表され、7月に大賞が発表される予定となっています。はたしてどれが大賞を取りそうか、予想をご回答下さい。

『ロール・フォー・ザ・ギャラクシー』日本語版、7月上旬発売

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ホビージャパンは7月上旬、『ロール・フォー・ザ・ギャラクシー(Roll for the Galaxy)』日本語版を発売する。W.H.フアン、T.リーマン作、2~5人用、13歳以上、45分、7600円(税別)。

たくさんの拡張セットまで発売されている人気の宇宙開拓カードゲーム『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』のダイスゲーム版。オリジナルは2014年にリオグランデゲームズ(アメリカ)から発売された。英語版が流通していたが、このたび日本語版が制作されることになった。

7種類の労働者ダイスを使って、宇宙帝国の建立を競う。毎ラウンド、ダイスを振って各任務に配置し、新たなテクノロジーの獲得、まだ見ぬ世界への移住、製品の出荷を行う。

各ラウンドの最初に、プレイヤーは秘密裏に自分の労働者ダイスをふり、このラウンドで労働者がどの行動を望んでいるかを見る。そして労働者を1個使用して5つのフェイズのうち1つを選び、その後すべてのプレイヤーの労働者を公開し、プレイヤーが選んだフェイズを実行される。カードゲーム版のバリアブル・フェイズ・システムを採用している。

コンポーネントは、たくさんのダイス以外にもたくさん入っており、大箱で遊びごたえのあるゲームとなっている。

内容物:専用ダイス111個、ゲームタイル78枚、ダイスカップ5個、プレイヤーマット5個、プレイヤースクリーン5個、フェイズシート5枚、クレジットマーカー5個、勝利ポイントチップ33個、布袋、ルールブック

ロール・フォー・ザ・ギャラクシー日本語版(コンポーネント)

ハートフルなイラスト『ケン・ニイムラ版ラブレター』、7月9日発売

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アークライトは7月9日、スイッチゲームズのレーベルで『ケン・ニイムラ版ラブレター』を発売する。デザイン・カナイセイジ、イラスト・ケンニイムラ、2~4人用、10歳以上、5~10分、1800円(税別)

『ヘンシン』(2014)などの作品があり、国際的に活躍している漫画家ケン・ニイムラ氏がイラストを担当。ゲームマーケット2014秋に500部限定で販売されたが、好評につきこのたび一般発売されることになった。アークライト社では杉浦のぼる氏イラストの『ラブレター』、女性化イラストによる『プリンセス・ワンダー』、クトゥルフ神話がテーマの『ラブクラフトレター』に続いて4代目となる。

ルールの変更はないが、ハートフルで伸びやかな表情のキャラクターたちによって、プレイ感が変わりそうだ。またパッケージがコンパクトになり、持ち運びしやすくなっている。

内容物:ゲームカード16枚、追加カード2枚、説明カード4枚、ハートトークン8個、説明書1枚

NHKニュース「シブ5時」でゲームマーケット

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NHK総合で6月2日(木)夕方放送のニュース「シブ5時」に、ゲームマーケットが取り上げられる。16:50から18:10までのうち10分程度。当日のニュースによって延期・中止になる場合がある。

5月5日のゲームマーケットではNHKクルーが開場前の待機列やA.ボザ氏などを取材しており、「シブ5時で放送される」という話だったが、ようやく放送される日がやってきた。制作にあたったNHKエンタープライズは広く関係者から情報を集めており、そのため時間がかかったとみられる。ゲームマーケットから世界へ羽ばたいた『ラブレター』と、デザイナーのカナイセイジ氏も取り上げられるという。

NHK:ニュースシブ5時

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