2016年8月アーカイブ

ドラキュラ対ハンターの推理ゲーム『ドラキュラの逆襲』日本語版、10月8日発売

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アークライトは10月8日、ドラキュラとハンターの対決を描く推理ゲーム『ドラキュラの逆襲(Fury of Dracula)』日本語版を発売する。F.ブルークス、S.ハンド、K.ウィルソン作、2~5人用、14歳以上、120~180分、7200円(税別)。

オリジナルは今を遡ること約30年、1987年にゲームズワークショップ社(アメリカ)から発売された。『スコットランドヤード』にホラーというテーマと、戦闘やイベントのシステムを加えたことで根強い人気を集め、2007年と2015年にファンタジーフライト社からリメイクされている。今回の日本語は2015年のファンタジーフライト社による第3版に基づく。

ときは西暦1898年。悪の権化たるドラキュラ伯爵がロンドンに現れ、吸血鬼禍を撒き散らしてから8年が経っていた。当時は少数精鋭の一団によってこの災いは阻止され、その企みは挫かれ、伯爵本人もドラキュラ城付近の深い闇のなかで消滅させられた・・・・・・と思われていたのだが、再び活動が始まった。

ひとりのプレイヤーがドラキュラ伯爵の役割を演じ、ひそかにヨーロッパ中を歩き回り、配下の吸血鬼を増殖させ、罠を仕掛け、邪悪な目的を達成しようとする。ほかのプレイヤーはそれぞれ異なる能力をもつハンターとなり、宿敵ドラキュラの居場所を探し出し、その吸血鬼たちが夜の世界を征服する前に、今度こそ完全に消滅させなくてはならない。

生きるか死ぬかのエキサイティングな推理と攻防が楽しめるゲーマーズゲームだ。

内容物:ゲームボード1枚、人物コマ(プラスチック製):5個、チュートリアル冊子1冊、カード類245枚、参照用ルールブック1冊、参照地図(ドラキュラ用)1枚、人物シート5枚、トークン類84個


緊縛&札束ボードゲーム記事に公開質問状

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コラムサイト 「トゥギャッチ」 で15日に掲載されたコラム「ボードゲームってすごくおもしろいのに、そのおもしろさを伝えるのってめちゃめちゃ難しくない!?」に対し、ボードゲームサークル「まんまる」代表のはただよしたけ氏と、ゲームストア・バネストの中野将之店長が「ボードゲームに対する悪印象を助長する」などとして共同で公開質問状を送った。

当該の記事はフリーライターのヨッピーこと豊田ヨピ夫氏が担当したもので、「ゲームごとにルールが違うのでややこしい」「専門用語が多い」「絵ヅラが地味」というボードゲームの面白さを他人にどう伝えるかがテーマ。コラムニストの犬山紙子氏、ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」オーナーの白坂翔氏と共に『人狼』と『街コロ』を実況している。

問題とされたのは『人狼』で実際に緊縛されるところと、『街コロ」でチップの代わりに本物の紙幣を使ったところ。大人も子供も一緒に遊べるホビーなのに歪曲される印象を与える、ボードゲームカフェが賭博の場所だと誤解される恐れがあるなどとして、認識を糾している。

韓国では高校生も出入りするボードゲームカフェを隠れ蓑に賭博が行われているというケースがある(SBS:고등학생도 드나드는데...도박판 된 보드카페)。また日本の賭博罪は適用が曖昧で(『賭けマージャンはいくらから捕まるのか?』)、それゆえボードゲームカフェも摘発される恐れがゼロではない。緊縛はともかく、ボードゲームで本物のお金を用いるという行為を公表することには危険性が伴う。

公開質問状は現在回答待ちとのことで、進捗があれば報告するという。

ケララ:象の道(Kerala: Der Weg der Elefanten)

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色を揃える象祭り

ケララ:象の道

同じ色のタイルをできるだけつなげるパズルチックなタイル配置ゲーム。今年のオーストリアゲーム大賞に選ばれている。色を揃えるのがだんだん苦しくなっていく中で、ひらめきと先読みで高得点を狙う。ケララはインド南部の州で、ヒンドゥー寺院に装飾した象を集めて女神を讃えるお祭りが開かれる。

各プレイヤー、スタートタイルの上に2頭の象を置いてスタート。袋からプレイヤー人数分のタイルを引いて、順番に1枚ずつ選んで自分のタイルに配置していく。タイルは、象のいるタイルに隣接するところにしか置けない。そして配置したタイルに象を移動する。袋のタイルがなくなったらゲーム終了で、得点の多い人が勝つ。やることはすごくシンプルだ。

タイルに付いている象アイコンと、2色つながった半円形が得点になるが、その前に、タイルの色がつながっているかをチェックする。5色の色別に、連続してつながっているエリアが2つ以上(自分のプレイヤーカラーは3つ以上)あると、1エリアだけ残し、残りのエリアはタイル枚数だけ失点になってしまう。また、全色のタイルがないとそれも失点となる。そのため、全色をもれなく、かつ同じ色同士をうまく揃えて置けるかが勝敗のカギとなる。

タイルはどんどん広がり、象もだんだん離れていくと、色を揃えて置くのが難しくなる。そこでいくつかの救済策がある。

ひとつはパス。ゲーム中に2回まで、要らないタイルを取らないで済む。次はタイルを重ねておけるルール。揃わなかった色は上書きしてしまおう。それからタイル移動と象移動のタイル。タイルを配置したとき発動し、色を揃えやすくなる。しかしパスをすれば1点減るし、上書きされたタイルは得点が消え、移動タイルは得点にならないが、うまく失点を回避できたときは気持ちいい。

5人プレイで40分ほど。各自がタイルを並べているので、インタラクションは中央からどのタイルを選ぶかというところに集約されている。自分にとってどちらを取ってもいいときは、次の人が欲しそうなタイルを取り、困りそうなタイルを残す。「いやいや、そんな意地悪なことしてヘイト値を上げませんよ」「ありがとうございまーす!」 面白かったのはタイル移動で、色が揃う移動の仕方をひらめくと気持ちいい。最後の最後にタイル移動で色を揃えることができた私が1位。

タイルの引きと選択のインタラクション、そして先を見据えた配置と、窮地に陥ったときの打開策。短時間の中に、要素がバランスよくミックスされた作品である。金色になった箱絵のタイトル、インド柄が入った象の木製コマ、厚手のタイルと、コンポーネントも豪華だ。

Kerala: Der Weg der Elefanten
デザイン:K.ヒーゼ、イラスト:C.シュテファン、A.シュテファン/コスモス(2016年)
2~5人用/8歳以上/30分

陶磁器のボードゲーム展、東京・深川で9月16日から

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タイル・陶磁器で作られたボードゲームを鑑賞・体験できる展覧会「陶棋展 ~タイル・陶磁器で作るボードゲームの世界~」が9月16日~25日、東京・深川のどうぶつしょうぎcafé「いっぷく」にて開かれる。半蔵門線「清澄白河」徒歩5分、木金土日12:00~18:00、無料。

アブストラクトゲーム作家であるLOGY GAMESの山本光夫氏が創作20年を記念して開く展覧会。タイル・陶磁器で作られた手作りのボードゲームを10タイトル以上展示し、全て実際にプレイすることもできる。そのほか普及版のゲーム販売もある。

期間中、17日(土)には『YONMOQUE』のトーナメント、最終日の25日(日)には『ACTOP(古代建築賢者の塔)』早建てイベントも行う予定となっている。

会場の「いっぷく」は今年7月にリニューアルオープンした「どうぶつしょうぎ」のイラストレーター藤田麻衣子さんが運営するカフェ。『どうぶつしょうぎ』のほかにもいろいろなボードゲームが遊べる。

陶棋展

パターン認識ゲーム『SETカードゲーム』10月上旬発売

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セット日本語版ホビージャパンは10月上旬、頭脳を鍛えるパターン認識ゲームの往年の名作『SET(セット)カードゲーム』を発売する。M.J.ファルコ作、1~20人用、6歳以上、30分、1500円(税別)。

テーブルに並べられた12枚のカードから、図形の形、色、数、塗り方の4パターンについて「要素が全て同じ」または「要素が全て異なる」3枚=「セット」をいち早く見つけ出すゲーム。

見つけた人から「セット!」と宣言。確認して合っていればそのセットを獲得できる。カードを補充して続行し、山札がなくなり、テーブル上のカードでセットが作れなくなったらゲーム終了で、獲得セット数の多い人が勝つ。

「セット」ははじめはすぐ分からない。下の写真を見てみよう。左側の3枚は、形・色・数・塗り方が全て異なるので「セット」である。右側の12枚の中にもセットがあるので探してみよう。2枚が同じで1枚だけ違うのはダメである。実際のゲームではこれを誰よりも早く見つけ出して指摘しなければならない。観察力と共に、冷静であることも求められる。

1988年にアメリカで発売され、メンサセレクト、ゲームズ100、ドイツゲーム賞9位、アラカルトカードゲーム賞4位のほか、玩具関連の受賞も多い。国内ではメビウスゲームズから輸入版が流通していたが、絶版になって久しかった。

ルールは簡単で、プレイ人数も問わず、短時間で遊べる作品だ。

SET公式サイト

セット日本語版(コンポーネント)

カルテット藤田篤氏に学ぶボードゲーム初心者への対応技術

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ボードゲームポッドキャスト「今夜もアナログゲームナイト」第69回で、愛知県刈谷市で木のおもちゃ屋さんを営む藤田篤氏のインタビューが配信された。藤田さんが絵本やボードゲームによる子育てのノウハウと、自身が代表理事を務める「日本知育玩具協会」の理念と活動について語っている。温和な語り口の中に、「子育ては幸せにする実験」「子どもとの遊びは親の育ち直し」など胸を打つキーワードが散りばめられ傾聴に値するお話である。

第69回『子供とアナログゲームを遊ぶためのアドバイス(木のおもちゃカルテットオーナー 藤田篤 さん)』

このお話の最後で、子どもと遊ぶときのアドバイスが述べられているが、ここに「(子どもだけでなく大人の)初心者に対してどのようにボードゲームの楽しさを伝えるか」という永遠のテーマへのヒントが隠されているように思う。

藤田氏は、ボードゲーム愛好者が陥りがちなこととして「ルールを丁寧に教えた上で、分かったら始めるよ」というのがあるという。初めてだと何が分かったか分からないと。そこで雰囲気を軽く説明して、「やりたい?」と尋ね、やりたいと言ったら分からないところを手伝う。アドバイスをして勝てれば、またやりたくなる。ルールは後付けでだんだん分かってくるという。

また、ゲーム選びについて、自分が選んだおすすめが、絶対うまく行けないといけないというプレッシャーを自分にかけてしまいがちだという。「一発一中ってのはないよ」「イチローだってよくて4割」。「鉄板」のボードゲームだって、人と場所が変われば絶対に楽しんでもらえるとは限らない。

一方、完全に自由にゲームを選ばせるのも難しい。イラストを見て遊びたいと思っても、内容やプレイ時間が手に負えないことがよくあるからだ。そこではじめははっきりしたイニシアチブを取り、いくつか試してもらうか、できるものの中から選んでもらうことを薦める。いろいろな種類のゲームをバランスよく取り入れることも大切だ。「1つじゃなくて2つ、2つじゃなくて3つ、3つじゃなくて4つってゲームを知ってほしい。そうすると得意なゲームができる。」

薦めるボードゲームを絞りすぎず、また広げすぎず、このさじ加減こそ楽しんでもらう技術といえるだろう。

でも結局は「好きにしてあげる環境づくりや工夫は最大限するが、ゲームを好きになるかならないかはその子自身に委ねるしかない。だからこそそこまでのプロセスで技術を磨いてほしい」と、結局ボードゲームという遊びを選ぶのは本人であることに注意を喚起している。「ボードゲームは誰でも間違いなく楽しめる」という信念はしばしば、趣味の押し付けに陥りがちなので気をつけたい。

大人を決して子ども扱いしてはいけないが(正確には、子どもも本当は子ども扱いするべきではないのかもしれないが)、このお話は大人でボードゲームをほとんど遊んだことのない人に薦めるときにも大いに参考になる。

まずその人・その場に合いそうな候補をいくつか用意しておき、その中からどんなゲームかを軽く説明する。興味をもったようだったら、ルールのさわりだけ説明してとりあえず始めてしまう(反応がいまいちだったら次のゲームの概要を説明してどっちがいいか聞く)。適宜アドバイスをしながら1ゲーム(または1ラウンド)遊んでみて、だいたいルールが理解できたようだったら本番。もう少し慣れてきたら、候補の中から気になるものを選んでもらうようにしてもよいだろう。その際も、候補をあまり増やさず、メニューのようにして概要と所要時間を一覧にしておくのも一手である。

このようなプロセスは、初心者と多く接する人なら多かれ少なかれ取り入れているだろうが、細部まで臨機応変に対応できる技術を磨く余地は誰にでもあると思う。また、新しくボードゲームを始める人がどんどん増えている昨今、これまで新しい人に教える経験のなかった人にも機会はきっとあるはずだ。これはひとつの「技術」であるという認識のもと、身につけ、磨いてみてはいかがだろうか。

『アグリコラ:リバイズドエディション』のカード修正について

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今月上旬に発売されました『アグリコラ:リバイズドエディション』日本語版のカードに、誤訳・表現が不明瞭・版元のバージョン変更により8枚のテキスト修正が発表されました。翻訳担当としてお詫び申し上げますと共に、公開されている修正ファイル(下記リンク)をラベル印刷・貼付などご対応下さいますようお願い致します。

版元のバージョン変更に関する経緯ですが、翻訳用に送られてきた元データには2種類ありました。大部分の内容は同じですが、中には大きく異なるカードもあります。そこでどちらが新しいのかルックアウト社のK.フランツ氏に尋ね、その回答に基づいて翻訳を行いました。

しかし、いざ発売されると英語版だけでなく、ドイツ語版ももう一方のデータに基づいているではありませんか! アグリコラファンの方々からもご指摘頂き、差分をまとめて再度K.フランツ氏に問い合わせました。

調査にはしばらくかかりましたが、ルックアウト社のG.コビエラ氏の回答によると、データは作者のU.ローゼンベルク氏によって何度も(英語版・ドイツ語版が制作された後も)変更されており、そのため誤って「最終(final)」と名付けられた旧ファイルを、英語版・ドイツ語版よりも新しい最新版だと勘違いしてしまったとのことです。

コビエラ氏から、「この誤りについて深くお詫びします。再版する際に、英語版・ドイツ語版のデータに基づいて訂正して下さい。必要があればこのお詫びを引用してもかまいません。非は完全に我々の側にあります」というメールを受け取っています。

以上、経緯説明でした。今後、より一層万全の注意を払い、アグリコラファンのご協力も仰ぎながら翻訳を進めてまいりたいと思いますのでご宥恕賜りますよう、お願い申し上げます。またお気づきの点がありましたら、何なりとお知らせ下さい。

ホビージャパンゲームブログ:『アグリコラ:リヴァイズドエディション』ほか正誤表

お寺でボードゲーム:地元ラジオで紹介

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今月10日に管理人が住職を務めるお寺で行われた「お寺でボードゲーム」が、地元のコミュニティ放送「おらんだラジオ」で放送されました。観光局の方が1泊2日の様子をレポートしています。

次回は9月18~19日(日・月)と9月21~22日(水・祝)。さらに9月24~25日(土・日)には東北ボードゲームフリーマーケットの前泊イベントもあります。いずれも1泊2食つきでボードゲームを遊ぶプランなので遊びに来て下さい。9月18~25日の1週間ロングステイもできます。

長井観光局:お寺でボードゲーム
同:ぼくらの文楽~お寺に泊まろう~
TGiWレビュー:フォトパーティー






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日本のボードゲーム人口(2)

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5年前に、いくつかのアンケート結果から日本のボードゲーム人口をせいぜい15000~30000人と推定した(記事)。昨日の記事の、日本のボードゲーム市場規模が30億~40億円という発表に基づいて現在のボードゲーム人口を試算してみたい。

2014年末に当サイトが実施したアンケートで、当サイトの読者層は年間10万円(中央値)のボードゲームを購入していることが判明した。購入金額は1年で大きく変動がないと考えられるので、2015年もコアユーザーは1人あたり10万円のボードゲームを購入したとする。

ここでパレートの法則「売上の8割は全顧客の2割が生み出している」を適用する。売上の8割というと24億円~32億円。全顧客の2割を上記のコアユーザーとして、1人あたり10万円で割ると24000~32000人になる。これが2割にあたるので、5倍すると12万~16万人。砂上の楼閣的な推定で非常に不確かではあるが、これが2015年における日本のボードゲーム人口の推計である。

5年前のボードゲーム人口を3万人とすれば4~5倍程度になり、市場規模が6年で4.5倍になったという発表とも一致する。

なおこのボードゲーム人口は、ゲームマーケットで販売されているようなボードゲームに限ったものであり、伝統ゲームや『人生ゲーム』『ウノ』など大手メーカーの商品を含まない。レジャー白書によれば「トランプ、オセロ、カルタ、花札など」の参加人口は昨年2300万人だったというから、それと比べると0.5~0.6%に過ぎない。多いように見えて、まだまだマイナーな趣味なのである。

ゲームマーケットの参加者は現在約1万人。12万~16万人からすると6~8%がこれにあたる。参加者が増える余地はまだまだありそうだ。

国内ボードゲーム市場は30~40億円と推定、CEDEC2016にて

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24日から3日間にわたってパシフィコ横浜で開催されているCEDEC(コンピューターエンターテイメントデベロッパーズカンファレンス)2016内のセッション「アナログゲームが熱いって本当?~メカニクスデザインの最前線~」にて、2015年の国内ボードゲーム市場が30~40億円と推定する発表があった。デジタルゲーム市場と比べると0.3%だが、成長が著しいという。

現在約1000種類が一般流通し、年間300種類が追加されている。その8割ほどが海外製で、そのうち日本語版が5割近く。国産は2割程度だが急激に増えているという。

またすごろくや調べによると、国内市場(ホビージャパン、メビウスゲームズ、アークライト)の売上比率推移は、2009年を1とした場合、2010年にいきなり2.2となり、2011年は2.3、2012年は1.7と下がったものの、2013年に2.6に盛り返し、2014年に3.8、そして2015年には4.5に。2009年は『ドミニオン』が発売された年で決して少ない売り上げではなかったと思われるが、ここ3年は急激な成長を遂げている状況が浮き彫りになった。

続いて発表したドロッセルマイヤーズの渡辺氏が提示した「ゲームマーケット参加者数および出展ブース数」もこの急成長に呼応しており、アナログゲームというジャンルの盛り上がりを印象付けた。渡辺氏はこの背景を、「デジタルゲームによるゲーム文化の浸透」「巨大な同人誌市場」「抽象化と見立ての文化」という3つのキーワードで分析している。

日本玩具協会の調査では2015年の「一般ゲーム、パズル、その他」の市場規模は151億円と推定されているため、今回発表された30~40億円という数字には『人生ゲーム』や『野球盤』などの大手メーカー商品(および963億円と推定されているTCG)が含まれていないものとみられる。すなわち、輸入・国産非大手ボードゲームの規模は、大手ボードゲームの4分の1から5分の1に過ぎないことになる。

しかし今後もこのジャンルの成長が続けば、かつてバンダイが『チケットトゥライド』を取り扱ったように、大手メーカーが傑作を次々と取り上げるようになってくるかもしれない。国内の市場規模が明らかになったことで、今後の新しい可能性が開かれたのではないだろうか。

ファミ通.com:アナログゲームは実際アツい! 識者が語る国内アナログゲーム市場の現況とゲームメカニクス【CEDEC 2016】

国際ゲーマーズ賞2016ノミネート

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国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は本日、今年のノミネート作品を発表した。昨年の夏から1年間に国際ボードゲーム市場で発売された新作の中から、アメリカ、ドイツ、オランダなど世界各国27名の審査員が選んだ作品は次の通り。

今年で17年目となるこの賞では例年、主要なゲーマーズゲームがずらりと並ぶ。8月に審査員が各自10タイトルを挙げ、そのうち5タイトルに星印をつける。そして星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、10位(タイの場合は+α)までをノミネートとする仕組みとなっている。

全15タイトル中、ルックアウトゲームズ(ドイツ)の作品が4タイトルと席巻。国別ではドイツが5タイトル、アメリカとフランスが3タイトルずつ、チェコ、オランダ、イタリア、ベルギーが1タイトルずつ入っている。

昨年は各部門で『マルコポーロの旅路』と『我ら人民』が大賞に選ばれた。大賞発表は9月下旬の予定。

なお当サイトの管理人が今年から審査員に選ばれた。アジアでは初かつ唯一の審査員であり、肩の荷が少々重い。審査員は国別にするとアメリカが9名と最も多く、次いでイギリスとオランダが4名ずつ、ドイツが3名、イタリアが2名、フランス、オーストリア、オーストラリア、南アフリカ、日本が各1名という構成になっている。

【国際ゲーマーズ賞2016ノミネート】
(一般ストラテジー部門)
ブラッドレイジ(Blood Rage/E.M.ラング/クールミニ・オア・ノット)
コードネーム(Codenames/V.フヴァチル/チェコゲーム出版)
フードチェーンマグネイト(Food Chain Magnate/J.ドウメン/スプロッタ・スペレン)
グランドオーストリアホテル(Grand Austria Hotel/V.ギグリ&S.ルチャーニ/ルックアウト・ゲームズ)
スカイアイランド(Isle of Skye/A.ペリカン&A.プフィスター/ルックアウト・ゲームズ)
モンバサ(Mombasa/A.プフィスター/エッガート・シュピーレ)
ニッポン(Nippon/N.B.センチエーロ&P.ソレダーデ/ホワッツ・ユア・ゲーム?)
パンデミック・レガシー(Pandemic Legacy/R.ダヴュー&M.リーコック/ズィーマン・ゲームズ)
クアドロポリス(Quadropolis/F.ガンドン/デイズ・オブ・ワンダー)
タイムストーリーズ(T.I.M.E. Stories/P.シャスネ&M.ロゾイ/スペース・カウボーイズ)

(2人用ストラテジー部門)
世界の七不思議デュエル(7 Wonders Duel/A.ボザ&B.カタラ/ルポ・プロドゥクシオン)
パッチワーク(Patchwork/U.ローゼンベルク/ルックアウトゲームズ)
ラプトル(Raptor/B.カタラ&B.フェデュッティ/マタゴー)
スターウォーズ:リベリオン(Star Wars: Rebellion/C.コニーツカ/ファンタジーフライト・ゲームズ)
路面電車(Trambahn/H.オーライ/ルックアウト・ゲームズ)

International Gamers Awards:2016 Nominees

カルバ(Karuba)

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同じタイルのはずなのに

カルバ

全員、同じタイルを並べてジャングルを抜け、神殿をいち早く目指すタイル配置ゲーム。ドイツ人デザイナー・R.ドーンが、キッズ向けの出版社・ハバ社から発表した作品で、ドイツ年間ゲーム大賞2016にノミネートされた。ハバ社は昨年からファミリーゲームに進出しており、近年周辺ヨーロッパ諸国に押されがちなドイツゲームの復権に貢献している。

各プレイヤーには、番号がついたタイル36枚と島ボードが渡される。探検家のスタート地点と神殿の場所を決めたらスタート。目標は、途中で金塊と水晶を集めつつ、ほかのプレイヤーより早く神殿にたどり着くことだ。

プレイヤーの1人(リーダー)は、渡されたタイルを裏返して混ぜ、1枚ずつ引く。「18番!」ほかのプレイヤーは自分のタイルからその番号を取り、島ボードに配置するか、タイルを捨てて探検家を進める。

タイルには道が描かれており、探検家のスタート地点から神殿までつなぎつつ、その道を探検家が通って神殿に向かう。金塊や水晶の描かれたタイルまで探検家を進めれば、それらをもらうことができ、最後に得点になる。神殿は、色別に先着順で得点がもらえる。

全員がタイルを置くか、探検家を進めたら次のタイルの番号発表。これを繰り返して、36枚全てのタイルがめくられるか、誰かが自分の探検家を全て神殿にたどりつかせたらゲーム終了。金塊・水晶・神殿の得点の合計で勝敗を決める。

3人プレイで30分ほど。ひとつの道を複数の探検家が通れるようにして、無駄なタイルを置かないように心がけたが、ポイントとなる地点で待っているタイルがなかなか出ず、探検家が足踏みしてしまう。そこで全部の神殿につなげることよりも、みんなが狙っている神殿を優先。ほかの人も呼応したため競争率が高くなる。その間にみんなが狙っていない神殿への道作りにじっくり取り組んだプレイヤーが勝利した。同じ順番で同じタイルがめくられているのに、全く違うマップになるのが面白い。

全員同時にタイルを置くので、待ち時間が少ないのがポイント。非常にテンポよくゲームが進む。ソロプレイ感もなくはないが、ほかのプレイヤーの島ボードをお互い観察しながら、「紫の神殿がみんな遅いですなあ」などと言い合えばインタラクションも生まれてくる。終盤は「○番来てくれ!」などと祈り合うのも楽しい。

次はもっとうまくやれそうな気がして、また遊びたくなる作品。「年間ゲーム大賞はこれだ!」と予想した人が多かったのも頷ける。

Karuba
デザイン:R.ドーン/イラスト:C.シュテファン/ハバ(2015年)
2~4人用/8歳以上/40分
すごろくや:カルバ

シュピール'16:ルックアウトシュピーレ

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『スカイアイランド』が年間エキスパートゲーム大賞に選ばれた出版社。『アグリコラ』シリーズも快調です。

コスタリカ(Costa Rica)
M.ダンスタン、B.J.ギルバート作、2~5人用、8歳以上、30~45分。
『エリジウム』のデザイナーコンビによるタイルめくりゲーム。熱帯雨林の野生動物の世界を探検し、希少動物を集めて密猟者の手から救います。同じ種類の動物を集めれば集めるほど得点はが上がりますが、いろいろな種類を集めるのも得です。蚊に刺されるのだけは注意して下さい。
手番プレイヤーは6つの探検隊のうち1つを移動させ、新しいタイルをめくります。それから時計回りに、このタイルを取って探検隊から抜けるか、さらに続けてタイルをめくるかを選びます。タイルには動物のほかに蚊のマークのあるものが入っており、2回出ると強制的に引き取って探検隊を抜けなければなりません。盤上にタイルか探検家が全てなくなったらゲーム終了で、集めたタイルのセットで得点を競います。

アグリコラ:ファミリーバージョン(Agricola Familienspiel)
U.ローゼンベルク作、1~4人用、8歳以上、45分。
『アグリコラ』をまだ遊んだことのない人のために作られた入門ゲーム。基本となるワーカープレイスメントのシステムはそのままに、職業・小さな進歩カードをなくしてプレイ時間を短縮しました。資源を集め、家族を増やし、畑で作物を育てたり、牧場で動物を飼ったりします。農場ボードはなく、畑や牧場はタイルになっていて、自分の最初の家からつなげていきます。どの大きな進歩を取るかによって、ゲームの方向性が変わるでしょう。『アグリコラ』経験者でも気軽に遊びたい方に。

オリュンポスの戦い(Kampf um den Olymp)
M.クラマー作、2人用、12歳以上、30分。
『パッチワーク』『路面電車』などに続く2人用ゲームシリーズ。オリュンポス山をめぐって神々が二手に分かれ、戦いを繰り広げます。手番にはコストを支払い、オリュンポス、トロイ、デルファイのいずれかに英雄か軍隊を配置し、装備カードを付けて戦力を上げ、相手を攻撃します。攻撃では攻撃力と防御力を比べ、倒せば除去されます。これを交互に繰り返し、自分の陣地を守るか、規定点を獲得したプレイヤーが勝者となります。カードに指示された特殊能力を駆使して戦いましょう。

コロニスト(Die Kolonisten)
T.プルス作、1~4人用、12歳以上、30~240分。
プレイヤーは19世紀の開拓村の村長となって、村の環境を整え、住民を農家、職人、市民などの職業に就かせます。新しい職業を作り、住民を教育し、いろいろな効果をもった建物を作って人口を増やしましょう。好みによってゲームの難易度や所要時間を変えることができ、初心者向けのチュートリアルゲームから、一時代だけ遊ぶ60分ゲーム、キャンペーンで遊ぶ数時間ゲームまで用意されています。デザイナーのプルスはドイツ人で、初めての作品となります。

名作政治ゲームをコンパクト化『フンタ:カードゲーム』9月上旬発売

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ホビージャパンは9月上旬、ブラックユーモアたっぷりの政治ボードゲーム『フンタ』をコンパクトにした『フンタ:カードゲーム(Junta: Las Cartas)』を発売する。3~6人用、12歳以上、45~60分、2000円(税別)。

世界中の他の場所はどんどん早く進んでいるという一方で、この地は古き秩序(と混沌)の残る最後のよりどころです。島の農民は相変わらず貧しく、無学で、抑圧された生活を送り、書類上の話以外の中流階級など存在しません。夜には時折銃声が響き、生き血をすするような暫定政権は国を掌握し、その面々――すなわちプレイヤー――は自分のポケットを金で膨らませる事以外には興味がありません。そして、いつものごとく、静かな夜にはコオロギの鳴き声が聞こえてくるのです......。

今年5月にペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売されたばかりの作品。プレイヤーは美しき島国「バナナ共和国」暫定政権の一員となり、私腹を肥やすことを目指す。政府は全世界的超権力の支援を受けており、毎ラウンド、海外援助という名目で多額の小切手が送られてくる。この中から最も多くの金を自分のポケット、もといスイス銀行口座に効率的に詰め込んだプレイヤーがゲームに勝利する。

一方で、他人に策略を仕掛け、票を買い、暗殺者を雇い、建物を吹き飛ばし、時にはクーデターを起こして新たな大統領を目指すことも必要。ボードゲーム版『フンタ』の興奮をそのままに詰め込んだ、権力と陰謀と金と反乱がテーマのコンパクトなカードゲームだ。

フンタ:カードゲーム日本語版

カナイセイジの必殺ゲーム『新・成敗』、9月17日発売

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アークライトは9月17日、カナイセイジの協力カードゲーム『新・成敗』を発売する。イラスト・杉浦のぼる、3~8人用、10歳以上、30~60分、2700円(税別)。

カナイ製作所から2012年に発売された作品のリメイク。江戸時代、法で裁けぬ悪に苦しむ善良な人々を救うため、闇を走り、秘密裏に悪を斬る「成敗人」となって暗躍する。

プレイヤー人数の悪党が場に並べられ、そのわきに「状況カード」が裏向きに並ぶ。最後に成敗人(プレイヤー)が1人ずつ悪党を受け持って戦い、基本的には相打ちにならないで倒せば、成敗は成功となる。

悪党を倒すためには、限られた時間の中で彼らの秘密を調べ上げ、自らの技を研ぎ澄まさなくてはならない。調べるのは悪党の強さだけではなく、殺してはいけない事情も含まれる。果たして、街にはびこる全ての悪党を成敗することができるだろうか?

『成敗』にさらなる悪党・成敗人・凶悪な状況カードを追加。新しい物語が始まる。

TGiWレビュー:成敗(旧版)

TBSラジオ番組であだちちひろ氏おすすめを語る

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TBSラジオで8月17日の昼に放送された『ジェーン・スー生活は踊る』にて、元すごろくや店員でゲームマスターのあだちちひろさんが出演し、おすすめのボードゲームを3タイトル紹介した。

「生活の知恵を授かるスーさんこれいいよ」のコーナーに臨月で出演したあだちさん。「あだちのYEAH!!!」でのゲームマスター活動を紹介した後、「お盆で子どもから大人まで集まる時期にピッタリのアナログゲーム」ということで3タイトルを紹介した。

1タイトル目は2枚のカードを組み合わせて面白い本のタイトルを作る『横暴編集長』。「勝ち負けというよりだらだら(遊べる)」という紹介で「ディナーの後で朝食を」「モヒカン族の王子様」「この中に一人、ネコ」などのタイトルを作って盛り上がった。

2タイトル目はカードのイラストを見て即興でストーリーを作る『スピーチ』。「好きな人がいるんです」「ダイヤの指輪をプレゼントするよ」「便器に落としました」「電話をかけて」「サンタさんに頼もう」というストーリーができあがり、「家族でできる」「女友達だけですごい下品なのやりたい」と高評価だった。

最後に大人数で盛り上がれるゲームとして紹介されたのは『ドブル』。小学生と一緒に実際に遊び、大いに盛り上がった。「大人も子どもも一緒に遊べる」「すぐ説明できるからいいね」というコメント。

紹介された3作品はすごろくやで取り扱いがあり、『横暴編集長』は3024円、『スピーチ』は1728円、『ドブル』は1944円となっている。

TBSラジオ:【専門家が推薦】6歳児でも楽しめるボードゲーム『ドブル』は大人もハマる【音声あり】

ホビージャパン、9月発売の輸入ゲームリストを発表

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ホビージャパンは9月発売予定の輸入ゲームリスト4タイトルを発表した。英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。

ステラー・コンフリクト(Stellar Conflict)
デザイン・J.アーネスト&T.ジョリー、開発・C.コッキニス、A.グリゴリアディス、ストロングホールドゲームズ(アメリカ)、2~4人用、10歳以上、10分、3800円(税別)。
『星々のあいだで(Among the Stars)』の世界で行われるリアルタイムゲーム。チーパスゲームズのジェームス・アーネストとトム・ジョリーがデザインした『ライトスピード(Light Speed)』をベースにしている。
プレイヤーはそれぞれの星間種族として宇宙で戦争を繰り広げる。自らの艦隊を率い、その戦闘規模によって決まる制限時間内にリアルタイムで艦隊を編成・展開する。各種族の固有能力が戦闘に大きく影響を与えるだろう。編成展開フェイズを終えたら戦闘開始。戦場に展開している艦船が1ラウンドに1隻、射撃や特殊能力を使用して、敵艦船を撃破し、戦闘目標を達成しよう。
プレイ時間は10分。光速で展開するお手軽でスピーディな宇宙艦隊戦のカードゲームだ。

ベア・ヴァレー(Bear Valley)  
デザイン・カール・チャデク、ストロングホールドゲームズ(アメリカ)、2~6人用、8歳以上、15~30分、3800円(税別)。
熊がたくさ生息するベア・リバーでキャンプをしているプレイヤーたちが、危険に満ちた原生林で生き延び、渓谷の端にある安全なキャンプ地まで脱出することを目指す。原生林から道を迷うことなく、熊に遭遇することなく、安全な地まで生還できるだろうか?
地図はカードを組み合わせて作っていく。各地図カードは3~6箇所のほかのカードと接続する林道があり、自然や人の手によるさまざまな危険やアクシデントが待ち受けている。うまく立ち回らなければ生還することはできないだろう。
各キャラクターに長所と短所を与える追加ルールや難易度を変更するルールもあり、展開を変えて遊ぶことができる。『イノベーション』や『ユークロニア』のカール・チャデクによるカードゲームだ。

シティ・オブ・スパイ:エストリル1942(City of Spies: Estoril 1942)  
デザイン・A.S.ララ&G.ドーレイ、ストロングホールドゲームズ(アメリカ)、2~4人用、10歳以上、45~60分、7000円(税別)。
ポルトガル・リスボン近郊の都市エストリル。気候は穏やかでカジノと美しい海岸が楽しめるリゾート都市だが、各国の政治的思惑の台風の目ともなっている。ときは1942年、第二次世界大戦の只中である。ポルトガルは中立国であった。
プレイヤーはここエストリルでスパイ組織を構成することを競う。影響力を駆使して現地諜報員を雇い、それぞれミッションを遂行する。諜報員はいろいろな特殊な能力を持ち、カジノやホテルやビーチなど、さまざま場所を掌握するのに役立つ。ほかのプレイヤーの裏をかき、ここぞという時に適任者を送り込み、確固たるスパイ組織を作り上げて秘密の目的を果たそう。

OGRE(オーガ):218高地(OGRE: Objective 218)
デザイン・D.キャッスル、スティーブ・ジャクソン・ゲームズ(アメリカ)、2人用、15~30分、2400円(税別)。
地上戦ゲームの古典『オーガ』の世界観が味わえる2人用カードゲーム。ときは2085年、218という番号を振られた丘を巡って戦い、敵の基地の支配を目指す。
超戦車、GEV(対地効果車輌/ホバー戦車)、装甲歩兵を指揮し、補給線を維持し、敵に戦力を投射しよう。航空支援は攻略にも防御にも有効だが、何度も要請できるものではないので時期を見計らうのが重要だ。またオーガ(超大型自立式無人戦車)は多大なリソースを必要とするため投入は難しいが、頑丈なため投入しただけの見返りがある兵器である。
『マジック:ザ・ギャザリング』の有名プレイヤーであるダーウィン・キャッスルがデザインした対戦ゲームだ。

『アメトーーク!』でいけだてつや氏がボードゲームをプレゼン

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テレビ朝日系で8月18日放送された『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』(23:15~)で、「芸人持ち込み企画プレゼン大会」が行われ、高校野球芸人のいけだてつや氏がボードゲームを紹介した。

いけだてつや氏は人力舎所属のタレントで、高校野球ものまねやエピソードネタで知られる。新ボードゲーム党とつながりがあり、ゲームマーケットに参加したこともある。

いけだ氏は3番目のプレゼンターで「おとなもこどももおねーさんも、みなさん楽しめるもの」としてボードゲームを紹介。自分自身が150タイトルぐらい所有していることを明かし、「世界の面白ボードゲーム紹介」を始めた。

まずはじめに『エミーラ』から。ハーレムを作るオランダのボードゲームから、「3ヶ月に1度ドデカイ買い物」など登場キャラクターのクセのある性格を紹介した。次は『イヌイット』。イグルーを揺らして中に入っているコマの数を当てるゲームを「民家を揺らして何人家族か当てる」ゲームと紹介。さらに『プゥー』を「密室でオナラをした犯人探し」として、箱を開けてオナラの音が出るところを見せた。

いずれもゲームのシステムなどに触れず、笑いの取れるポイントに絞った見事なプレゼンで、出演者を大いに沸かせていた。なお紹介されたゲームはいずれも絶版で、入手難になっている。

『アメトーーク!』のホームページでは今回のプレゼンで、面白いと思った企画の投票が行われている。よい企画はオンエアされるとのことで、いけだ氏も投票を呼びかけている。


アメトーーク! 2016年8月18日 「若手プレゼン大会」[高画質... 投稿者 gogo_team_fringe

歴史を作るボードゲーム『スルー・ジ・エイジズ』日本語版発売

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スルー・ジ・エイジズ日本語版ニューゲームズオーダーは16日、数々の時代を超えて文明を発展させるボードゲーム『スルー・ジ・エイジズ(Through the Ages)』日本語版を発売した。V.フヴァチル作、2~4人用、14歳以上、180~240分、8600円(税別)。

チェコゲームズ出版から2006年に発売され、ポーランド年間ゲーム大賞、コスタリカ年間ゲーム大賞、国際ゲーマーズ賞で大賞に輝いたゲーマーズゲーム。昨年改訂新版が出され、すでに8カ国語版が発売されている。旧版は輸入版として流通していたが、このたび待望の日本語版発売である。

小さな部族から始め、青銅時代から近代までの4つの時代にわたって資源を手に入れ、都市を建設し、技術を発展させていく。賢い指導者と強力な軍隊を擁してさまざまな分野で他国に負けない国を築こう。ボードは基本的にカード置き場で、その中から選んだカードを科学力や資源を使って発動させ、得点に結びつけていく。ニュートンからビル・ゲイツまで、サン・ピエトロ大聖堂からハリウッドまで、各時代にわたって300枚を超えるカードの選択と組み合わせが勝敗の要だ。

新版ではカラフルなアートワークに加え、膨大なプレイデータに基づき、運の要素やカードのバランスが調整されている。

内容物:場札ボード1枚、文化ボード1枚、科学ボード1枚、軍事ボード1枚、現時代ボード1枚、プレイヤーボード4枚、内政カード179枚、軍事カード150枚、プラスチックコマ250個、木製駒28個、ステッカー1シート、早見表4枚、ルールブック1冊、ハンドブック1冊

New Games Order:スルー・ジ・エイジズ
B2FGames:スルー・ジ・エイジズ。遊んでくれよ、このゲームを!
TGiWレビュー:スルー・ジ・エイジズ(初版)

スルー・ジ・エイジズ日本語版(コンポーネント)

第6回ドミニオン世界選手権、日本代表ヨシボール氏優勝

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8月7日、アメリカ・インディアナポリスのゲーム祭「ジェンコン(Gen Con)」にて第6回ドミニオン世界選手権(Dominion World Masters 2016)が開かれ、日本代表のヨシボール氏(大阪ドミニオン会)が優勝を果たした。第1回のルネ氏、第2回の三津家和彦氏、第4回のマルク氏に続き、日本代表としては過去6回の大会中、2年ぶり4回目の優勝。昨年は日本代表が参加しなかったものの、日本一=世界一という状況が続いている。

『ドミニオン』発売元のリオグランデ社が主催し、9名が本戦に出場。3回戦の勝ち点を競う方式で、ヨシボール氏は1位を2回、2位を1回取って2人対戦のプレーオフに進出。これを制して世界チャンピオンとなり、賞金1000ドルを獲得した。

7月に行われた日本選手権で代表に選ばれたヨシボール氏には旅費の補助として10万円が贈られたが、残りの渡航費用はカンパで賄った。国内のドミニオン愛好者の力を結集して獲得した世界一といえよう。

yoshiball's diary:第6回ドミニオン世界選手権で優勝してきました

ドミニオン世界チャンピオン2016・ヨシボール氏

小窓からイラストを当てよう『マクロスコープ』日本語版、9月上旬発売

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ホビージャパンは9月上旬、小さい穴からのぞいてイラストを当てるロシアのゲーム『マクロスコープ(Macroscope)』日本語版を発売する。M.N.アンデルセン作、2~6人用、6歳以上、30分、3,600円(税別)。

『キリンメーター』と同じくライフスタイルボードゲームズ社(ロシア)の新作で、英語版と同時発売となる。「マクロスコープ」という装置に白黒のイラストが入っており、12個の小さな小窓から見て、何のイラストかを当てる。

手番プレイヤーはダイスを振り、マクロスコープの小窓を開け、中に入っているイラストをのぞく。そこで見えたイラストの一部から、何が描かれているかを当てる。開いている小窓が少なければ少ないほど、得点が高いが、間違うとたくさんの点数を失ってしまう。ほかのプレイヤーは見ているだけでなく、手番プレイヤーの回答に異議を申立てて自分の回答をすることもできる。

お題のイラストは400種類。簡単なルールだが、ごく一部しか見えない上に、白黒であるため大人でも容易ではない。大人も楽しめるキッズゲームだ。

内容物:イラストカード200枚(両面印刷)、マクロスコープ1台、マーカー1個、トークン12個、勝利点クリスタル64個、ラウンド表示板1枚、ダイス2個

第6回カルカソンヌ日本選手権、月形祐輔氏が優勝

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今年で6回目となるカルカソンヌ日本選手権(主催・メビウスゲームズ)が8月14日(日)、東京・豊洲文化センターにて開催された。のべ659人が参加した43回の全国各予選の成績優秀者と、シード選手を加えた74名が参加し、京都の月形祐輔氏が優勝に輝いた。

ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選の成績で上位8名が準々決勝に進出し、1位対8位、2位対7位、3位対6位という組み合わせで対戦した。昨年の予選通過者がひしめく準々決勝を4名が準決勝へ通過した。準決勝では予選全勝1位の小川光一氏と予選5位の久保真人氏、予選3位の月形祐輔氏と予選2位の榎本厚熙氏がそれぞれ対戦。それぞれ小川氏と月形氏が勝利し、決勝で対戦した。

決勝戦は6点差で月形祐輔氏が優勝し、10月にエッセンで行われる第11回カルカソンヌ世界選手権への参加資格を獲得した。予選から準決勝まで8戦全勝の小川氏は準優勝で、昨年の4位から順位を上げた。3位決定戦を制したのは榎本厚熙氏。

世界選手権での日本代表の成績は、一昨年が優勝、昨年が準優勝。日本代表が参加するようになったのは第6回からであるにも関わらず、国別の通算成績では36カ国中8位につけている。月形氏の今年の活躍に期待したい。

カルカソンヌ日本選手権

商店街の活性化ワークショップ「ボードゲームで遊ぼう」レポート

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先月の平日夜、地元のサブカルバーにて商店街の活性化を目指すワークショップ「ボードゲームで遊ぼう」が開かれ、「講師」として参加してきた。

このワークショップは、商店街の店主が毎月行っているもので、過去には「ゲームの歴史を体験しよう」「時計を直してみよう」「お酒に合うお菓子」などが開かれている。市の商工観光課が事務局を務める官民一体型プロジェクトだ。

当然のごとく、ボードゲーム未経験者がほとんどだが、メンバーの一人が最近ボードゲームにハマっており、私が招かれることになった。場所はプラモデルやファミコンなどを置いているサブカルバーで、時間は19:00~21:30。参加費は1ドリンクと軽食付きで1人2000円、2杯目以降はキャッシュオンという設定である。

参加人数はサブカルバーの収容人数ぎりぎりの20人。前の週に会場を下見したところ、3卓が限度であることが分かった。となると8人ぐらいで遊べるゲームを用意しなくてはならない。そこで作ったのが次のようなメニュー。これを見て遊びたいゲームを決めてもらうことにした。

平日のため、19時の開始時に全員が揃っているわけではない。そこで7~8人集まり次第、ゲームを始めてもらうことにした。1卓目は『コードネーム』、2卓目は『テレストレーション』である。3卓目はなかなか揃わなかったが、だらだらおしゃべりしながら『コヨーテ』などを遊んだ。

1時間後、それぞれのゲームが終わるのを待って20人での『人狼』スタート。飲みながら遊ぶというのがほどほどにゆるくて盛り上がる。人狼が追い詰められる展開だったが、最初に双子であることを明かした2人に終盤疑いがかけられ、その間に人狼が勝利。初めての方がほとんどだったにも関わらず、占い師が2人出て偽物(つまり人狼)のほうが信用されるなど、面白い展開だった。

人狼が終わるともう終了時間だったが、そこから希望者が半分以上残ってボードゲームを続行。『知ったか映画研究家』『コヨーテ』『ピット』『マジョリティーパーティー』『私の世界の見方』と立て続けに遊び、気がつけば日付が変わっていた。

初対面の人もいたが、ボードゲームは急速に人を近づける。商店街の店主の方々がさらに仲良くなり、ほかのイベントでボードゲームを活用するようになればいいなと思う。現に、ボードゲーム普及委員会の立ち上げが検討され始めている。ボードゲームで街興しなど今まで考えたこともなかったが、なかなか面白くなってきた。

ShuShu project:ボードゲームで遊ぼう

ジェンコン2016閉幕、参加者は61000人

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北米最大のアナログゲームイベントであるジェンコン(Gen Con)が、8月4日から4日間にわたってインディアナ・コンベンション・センター(インディアナポリス)にて開かれた。出展者は昨年から26%増の518団体、参加者は昨年から2.5%増の201,852人。

ジェンコンはTRPG、SLG、ミニチュアゲーム、TCG、ボードゲームなどの総合イベントで、1968年から始まり今年で49回目を迎える。開催地は当初ウィスコンシン州だったが、2003年からインディアナポリスに移っている。会期中に大会などの各種イベントが行われるのが特徴で、有料イベントだけで今年は16500に達した。

このイベントの中で第6回ドミニオン世界選手権が開かれ、大阪ドミニオン会のYoshiball氏が優勝を果たしている。また、『ラブレター』英語版の版元であるAEG社の招待でカナイセイジ氏と健部伸明氏が参加し、新作『ラブレター:プレミアムエディション』のプレゼンテーションを行った。そのほかにも多数の新作が発表されており、10月のエッセン・シュピールの新作と併せて続々と日本発売になりそうだ。

記念すべき50回目を迎えるジェンコン2017は来年8月17日から4日間にインディアナポリスで開かれる。

Gen Con:Gen Con 2016 Continues Turnstile Attendance Records in Transformative Year

恐竜と研究者の戦い『ラプトル』日本語版発売

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cosaicは7月30日、太平洋の孤島を舞台に調査隊とラプトル親子の戦いを描くフランスの2人用ゲーム『ラプトル(Raptor)』日本語版を発売した。B.カタラ、B.フェデュッティ作、2人用、12歳以上、30分、3500円(税別)。

オリジナルはマタゴー(フランス)から2015年に発売された作品。デザイナーは『アビス』のカタラと、『操り人形』のフェデュッティがコンビを組んだ。ゴールデンギーク賞の2人ゲーム部門でノミネートされている。輸入版を含め、国内での販売は初。

ラプトルとはドロマエオサウルス科の肉食恐竜で、調査隊と生死をかけて戦う。ラプトルは3匹の子ラプトルを逃がすか、研究者を全て食べてしまうと勝ちで、研究者は母ラプトルを無力化するか3匹の子ラプトルを捕まえれば勝つ。

両プレイヤーは、手札3枚の中から1枚を選択して同時に公開する。出されたカードの数字が大きい方は、小さい方との差分だけ移動などのアクションを行い、数字が小さい方は特殊アクションを実行できる。どのカードを出すか、熱い駆け引きが繰り広げられる。

ラプトル側と科学者側でカードの内容が異なる「非対称ゲーム」で、しかもボードを組み替えて遊ぶこともできるため、繰り返し楽しめる作品だ。

第1回「お寺でボードゲーム」レポート

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やまがた長井観光局(山形県長井市)の企画による1泊2日の観光プラン「お寺でボードゲーム」の第1回目が8月10~11日に行われた。会場は当サイトの管理人が住職を務める「洞松寺」である。参加者は4名で、埼玉、東京、愛知と遠方からの自家用車での参加である。

午後3時に全員が集まり、自己紹介をしてから、オリエンテーションということで近年のボードゲーム世界事情を説明。国内では「ゲームマーケット」「SNS」「ボードゲームカフェ」をキーワードに盛り上がっている現状を紹介した。

オリエンテーションの中で、ファミリーゲーム、ゲーマーズゲーム、ミニマルゲームという3ジャンルに分類し、参加者に遊びたいゲームのジャンルを伺う。夕方になると地元の人が加わって人数が増えるので、今のうちに遊びごたえのあるゲームを遊ぼうという話になり、『ブラフ』、『スタンプス』、『花火』をプレイした。

『ブラフ』は全員がそれぞれダイスを振り、自分の分だけこっそり見て、全体でどの目がいくつ出ているかを予想するゲーム。自分があまり出ていない目で予想して、ほかの人が乗ってきたら落とすというブラフのかけあいが醍醐味である。ダイスを振る賑やかさと、緊張のビッドをする静けさが交互に訪れるのが楽しい。

第1回お寺でボードゲーム:ブラフ

『スタンプス』は切手をお互いに競り落としあうゲーム。ジャンルごとにたくさん出品されるほど価値が上がる。切手はいくらで売れそうかだんだん分かってくるので、競りも次第に熱くなっていった。

『花火』は自分の手札が見えないところでお互いにヒントを出しあい、順番通りにカードを出して花火を成功させる協力ゲーム。お互いの顔を見つめるので参加者の心理的な距離が近づく。

3ゲーム遊んだらちょっとお寺の周りを散歩し、近くの方が手作りしたお弁当で夕食。そのうちに地元の人が4人ほど加わり、私と観光局の方を加えて一気に10名になる。卓分けはせず、夜はパーティーゲームを遊ぶことにした。10人でも遊べるものとして出したメニューは『フォトパーティ』、『コードネーム』、『プライバシー激辛』である。

『フォトパーティ』はお題にそってポーズなどを取り、デジカメの写真で判定するゲーム。「首が切れている」「本堂の奥まで走って戻ってくる」など、お寺で遊ぶと輪をかけた非日常感である。

『コードネーム』は2チームに分かれてヒントでワードを当てるゲーム。ヒントを出す人によって、ゲームの雰囲気が大きく変わる。前に当てられなかったヒントを組み合わせたり、相手のヒントで消去法を使ったりと、結構ガチにも遊べることが分かった。

『プライバシー激辛』は個人的には答えにくい質問に、全体で何人がイエスだったか予想するゲーム。セックスやマスターベーションに関する質問がてんこ盛りのため、お寺で遊ぶ背徳感がすごい。

終了は24時。地元の人はそれぞれ帰宅し、参加者は貸し布団で就寝となった。

翌日は朝7時からお経を読んだ後、僧侶とボードゲームの関わりについて説法を少々。朝食の「つや姫おにぎり」を食べて解散の予定だったが、そのまま11時くらいまで参加者同士で『インカの黄金』などを遊ばれていたようである。

第1回お寺でボードゲーム:朝課

初めての試みだったが、参加者の方に助けられ、私自身も大いに楽しませて頂いた。一晩一緒に遊んだだけでお互いの性格が分かり、まるで旧知の仲になれるのがボードゲームのよいところ。建ってから200年以上も経つお寺の本堂という非日常空間も手伝って、もはや観光旅行という枠を超えた稀有な経験になったと思う。

第2回は9月18~19日、第3回は9月21日~22日で、現在申し込みを受け付けている。

やまがた長井観光局:お寺でボードゲーム

第1回お寺でボードゲーム

カタン日本選手権2016、小堀浩史氏が優勝

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カタン日本選手権の最終決戦となる「ファイナル東京大会」(主催・株式会社ジーピー)が7月31日、東京・高田馬場のホテルサンルートにて行われ、小堀浩史氏が優勝を勝ち取った。準優勝の堂久剛氏とともに、アメリカで行われる世界選手権に日本代表として出場する。

九州大会(6月5日、博多)、北陸大会(6月19日、金沢)、西日本大会(7月3日、大阪)、東日本大会(7月24日、東京)、の成績優秀者24名が集結。ランダムな組み合わせで2戦した後、成績順にもう2戦を行い、最終戦で成績最上位卓の勝者を優勝、総合成績2位を準優勝とした。戦況については、準優勝の堂氏によるレポート(下記リンク)が詳しい。

優勝した小堀氏は関西カタンクラブ、準優勝の堂氏は北陸カタンクラブのメンバー。世界選手権への出場権と往復航空券のほか、賞品としてジーピー社の製品が贈られた。

第11回世界大会は9月23~26日、アメリカ・コロラド州デュランゴにて。前回のドイツ大会では35か国から64人の代表が参加し、日本代表の松本吉高氏が準優勝を果たしている。今年の日本代表の活躍も大いに期待される。

北陸カタンクラブ:【レポート】日本代表ゲットだぜ~♪

カタン日本選手権2016
優勝した小堀氏(右)と準優勝の堂氏(左)。提供・株式会社ジーピー

グループSNEコンテスト佳作『アニマルマインド』発売

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cosaicは8月6日、第1回グループSNEボード・カードゲームコンテスト佳作のカードゲーム『アニマルマインド』を発売する。デザイン・Cacio(樫尾忠英)、イラスト・佐々木亮、2~4人用、8歳以上、30分、1800円(税別)。

『アムステルダムの運河』などで知られるガーデンゲームズの樫尾忠英氏がデザインした。コンテスト応募時は『正直者の罠』というタイトルだったが、かわいい動物のテーマが加わった。

手番プレイヤーは商品カードの種類か数字のどちらかを宣言し、相手に差し出す。相手が受け取れば相手のもの、受け取らなかったら商品は自分のものになる。もてる商品の種類は3種類までで、4種類目を集めてしまうと最も多くもっている商品を捨てなければならない。

ゲーム中に決算は3回。どのカードを出せば相手は受け取ってくれるか、あるいは自分のものにできるか、読み合いと駆け引きのゲームだ。

ガーデンゲームズ ボードゲーム工房:カードゲーム、アニマルマインド

ボードゲームアイドル「しゅぴ〜る遊園地」活動開始

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ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」を運営する株式会社ピチカートデザインが6月に募集していたボードゲームアイドルが8日、メンバーを発表し活動を開始した。ユニット名は「しゅぴ〜る遊園地」(愛称しゅぴっち)で、メンバーは月田桜菜(つきた さな)さん、七見(ななみ)そらさん、珠洲ノ(すずの)らめるさんの3名。お披露目ボードゲーム会が8月17日(水)、JELLY JELLY CAFE渋谷店で行われる。

月田さんは声優・ニコニコ動画の歌い手・実況者、七見さんは撮影モデル、珠洲ノさんはソロアーティストとさまざまな経歴でボードゲームを知り、オーディションに応募した。

8月17日にJELLY JELLY CAFE渋谷店で行われるお披露目ボードゲーム会では、自己PR、チェキ、全員でボードゲームなどが予定されている。18:30からで1500円。予約不要。

今後はJELLY JELLY CAFEで開かれるボードゲームイベントへの出演、ゲームマーケットへの参加、ボードゲームに関する楽曲のライブ活動、ボードゲームプレイ動画のネット配信などの活動が予定されている。ウェブサイトでは活動スケジュールが掲載されているほか、メンバーがそれぞれブログをつづっている。

しゅぴ~る遊園地

しゅぴ~る遊園地
© JELLY JELLY CAFE


8つの数字の八目並べ『Clew8』発売

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ワオ・コーポレーションは7月27日、2人用数字並べゲーム『Clew8(クルーエイト)』を発売した。2人または4人用(1人も可)、6歳以上、10分、1800円(税別)。紀伊国屋書店やジュンク堂など、全国の書店で販売される。

プレーヤーが交互に、1~8のチップを1枚ずつ、32分割されたマス目に並べ、タテ・ヨコ・ナナメ・サークル(円)のいずれかのラインに、全ての数字を先に揃えることを競うゲーム。複数のパターンがある上に、チップが全部異なり、しかもマス目が直線上に並んでいないため、思考力や集中力のほかに観察力も試される。

ワオ・コーポレーションは全国に学習塾を展開する総合教育企業。グラフィックデザインはタンサン株式会社が担当している。

山頂をめざせ(Gipfelstürmer)

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山頂付近は大渋滞

山頂をめざせ

サイコロの出目でヤギを山頂に向かって進めるダイスゲーム。F.フリーゼの作品だがアミーゴ社から出ているのでFで始まっていない。

ヤギは山のふもとからスタート。5つのダイスを振って、2回まで振り直し、道に指示された条件を満たしたらヤギを進める。最初は「合計13以下」「3つゾロ」「合計20以上」と易しいが、山を登るにつれて難しくなっていき、最後、山頂に登るには5つとも同じ出目を出す必要がある。このゲーム、『王への請願』のように出目をいじる特殊能力はない。成功する確率が低いのを補うのが、下から押し上げるルールである。

ふもと付近では1つのマスに何匹でもいられるが、次第に道が少なくなり、各マスに入れるヤギは1匹だけとなる。そこで目の前のマスにヤギがいた場合、自分の色のヤギであればひとつ上のマスに押し上げられる。おしりを角でつついたら、険しい山道もひとっとび。自分の色のヤギは何匹もいるので、連載も起こる。このルールによって、比較的楽な条件でヤギを進めることができるようになっている。

しかしほかのプレイヤーのヤギが下から突き上げてくると、川に落とされて下のマスに落ちてしまう。そのマスにヤギがいればさらに下へ。上のほうのマスに孤立して、いつまでも条件を満たせうちに下からほかのヤギがやってくると焦る。その前に自分の色のヤギがかけつけられるか? 最初に2匹を山頂に上げたプレイヤーが勝者。

3人プレイで30分ほど。なかなか連鎖ができず、登っては落ち、落ちては登りとダイナミックな展開。いくつか登山ルートがあるため、同一ルートで列ができるように振り直しで調整したいところだが、ダイスはそういうことを聞いてくれるものではない。しかしそのうち、難所がいくつかあることが分かってきた。5つゾロ目で登頂できる一つ手前の、「合計26以上」「ストレート」「合計9以下」がそれである。ここは達成が難しいため、ヤギの往来が少ない。そこにkarokuさんがうまく列を作り、ほかのヤギの攻撃をかわして登頂を成功させた。

ダイスゲームとしては長めの部類に入るが、ダイス運を試すだけでなく、連鎖を工夫して作っていく楽しみがある作品である。

Gipfelstürmer
デザイン:F.フリーゼ/イラスト:C.フィオーレ/アミーゴ(2015年)
2~4人用/8歳以上/30分
メビウスゲームズ:山頂をめざせ

ルールブックを読む講座、8月18日と26日高円寺

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すごろくやは8月16日と26日、東京・高円寺のボードゲームスペース「す箱」にて、「説明書を家族で読む講座」を開催する。いずれも10:30~12:30、前売1500円、当日2400円。2人以上で申し込み、各回10グループまで。

今まで遊んだことのないボードゲームのルールを正確に理解し、遊ぶ人みんなで共有することは愛好者でもしばしば難しいところ。そこですごろくやが提案する「全員で説明書を読み聞く」という方法を学ぶ。1人が説明書を声に出しながら読み、ほかの人たちが聞きながら実際にゲーム用具を動かすというかたちで、講義と実習を行う。

対象は家族や親子だけでなく友人知人もOKで、少し難しめのゲームに挑戦しようとしているグループにお勧め。「評判を聞いて買ったんだけど、遊び方が分からなくてそのままになっている」という人は参加してみてはいかが。イベントの詳細や参加申し込みは下記リンクから。

すごろくや:8/18(木),26(金)「説明書を家族で読む講座」@す箱

『お邪魔者』日本選手権開催、優勝者はハンガリーの世界大会へ

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すごろくやとメビウスゲームズは9月3日(土)、「お邪魔者:日本選手権2016~ブダペスト世界大会への道~」を開催する。ボードゲームスペース「す箱 新館」で予選は14時~、15時半~の2回で各回80分。15歳以上で72名。『お邪魔者』のルールを知っていることが条件。前売600円(当日1000円)。参加者全員に「自己中ドワーフ」カード1枚が進呈される。

優勝者(世界大会参加を棄権した場合、決勝の下位者)1名は、11月26日にハンガリー・ブダペストにて開催される『お邪魔者世界大会』の参加資格(ホテル1泊、夕食、イブニングイベント)と渡航補助金10万円が贈られる。『お邪魔者』の世界選手権は今年初めてで、24カ国の参加が見込まれている。

大会ルールは世界大会に則り、単独で宝を獲得すれば勝利できる「自己中ワーフ」が入る。3ラウンドで獲得した金塊の数が得点となり、2ゲームの合計得点上位6名が17時からの準決勝進出。準決勝2テーブルの上位3位が決勝に進み、予選からの総合得点で優勝者を決める。

規定の詳細と申込は下記リンクへ。なお、ドイツでは地方予選を終え、10月のエッセン・シュピール内で全国大会が開かれる。

すごろくや:9/3 ゲームイベント「お邪魔者:日本選手権2016 ~ブダペスト世界大会への道~」

独シュピールボックス誌にヤポンブランド記事

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ドイツのボードゲーム情報誌『シュピールボックス』最新号(2016年4号)に、ヤポンブランドの記事が掲載されている。

『ラブレター』『街コロ』『トレインズ』『ロストレガシー』など、日本発のボードゲームを世界に発信してきたヤポンブランド。その活動を3ページにわたって写真付きで紹介している。

「リビングからリビングへ」という記事タイトルは、日本のボードゲームの多くが自宅で製作されており、デザイナーが自ら編集から出版、販売まで手がける独特の制作環境を表す。プロモーターの健部伸明氏、『街コロ』の菅沼正夫氏、『ラブレター』のカナイセイジ氏のインタビューとともに、ゲームマーケット、そしてエッセンに出展する様子をレポートしている。

ヤポンブランドがいろいろなデザイナーや小出版社のボードゲームを市場に出している方法は、アスモデ(フランス)とスペースカウボーイズ、パールゲームズ、デイズ・オブ・ワンダーのようなスタジオを想起させる。しかしアスモデとは大きな違いがある。上記のようなスタジオは権利的にアスモデに所属し、親コンツェルンの100%子会社であるが、ヤポンブランドは確かにカナイ製作所、Okazu Brand、マニフェスト・デスティニーなどの出版社とみつに仕事をしているが、これらを所有しているのではない。日本には自作の長い伝統があるのだ。

ヤポンブランドがエッセン・シュピールに出展して今年で10年。当初はフリークにしか知られていなかったが、2012年の『ラブレター』と『トレインズ』でブレイクし、ファミリーも訪れるようになったこと、『ラブレター』をきっかけに2014年「ミニマルゲームズ」のブースを立ち上げたこと、エッセンでは健部氏が朝から晩まで各出版社に新作を紹介していることなどを詳しく取り上げる。

最後に今年のエッセン・シュピールの出展予定作品として『アニュビスの仮面』『トイレを汚したのは誰だ?』『漁村においでよ!』を挙げ、「日本のボードゲームがドイツ年間ゲーム大賞を獲得するのが夢です」という健部氏のコメントで締めくくっている。

コラムにはヤポンブランドから日本の古典ゲームも紹介されていることを記し、『八八』『浄土双六』も挙げる。包括的な情報だけでなく、ドイツから見た日本ゲームという点において興味深い記事となっている。

ヤポンブランド:エッセン・シュピール今年の出展作品

独シュピールボックス誌にヤポンブランド記事

テレビ東京『モーニングチャージ!』にボードゲームバー

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テレビ東京で本日朝6:40から放送された経済情報番組『モーニングチャージ!』で東京・飯田橋のボードゲームバー「グリュック」が登場した。

『ベイブレード』が大人をターゲットにしているという話題から、大人がおもちゃで遊べるバーを紹介。ミニ四駆バーに続いて登場したのが、東京・飯田橋のボードゲームバー「グリュック」。『宝石の煌き』や『ガイスター』を遊ぶ様子が放送され、「世界中の300種類以上のアナログゲームが楽しめるゲームバー」と紹介された。

「スマホゲームが全盛の時代にどうしてアナログゲームなのか」と問われ、お客さんの一人が「人と人が対面で遊べる。しゃべりながらやるのが楽しい」と答えると、「ゲームと酒が仲間の輪を広げ、深めていく。新しい交流の場になっています」とアナウンスされた。最後に千代達也代表が「お酒を飲みながら、ゲームを遊んで楽しい体験ができる。遊んでいる間にみんなに一体感が生まれる」と結んだ。

その後、楽天調べによるテーブルゲーム売れ筋ランキングが発表された。1位から『野球盤3Dエース』『マグネットリバーシ』『人生ゲーム』と大手玩具メーカーの製品が続くが、4位に『テレストレーション』、7位に『犯人は踊る』がランクインしている。

兵庫・姫路にボードゲームカフェ「B-CAFE」8月14日オープン

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兵庫県姫路市に8月14日、「ドイツゲーム喫茶 B-CAFE」がオープンする。JR姫路駅徒歩7分、11:00~23:00、火曜休。料金は30分250円で、平日1日1200円、土日祝1日2200円。学割、子ども割引あり。

300種類以上のボードゲームが楽しめるカフェ。ポッドキャスト「豚の鳴き声」や『知ったか映画研究家』の制作で知られる「豚小屋」の「酢豚」こと黒田尚吾氏(グループSNE所属)がオーナー、同じく「アタック」こと大坪尭央氏が店長を務める。タンサンファブリークがデザインしたお店のロゴにも豚があしらわれている。

店内焙煎コーヒー、紅茶、ホットサンドなどの軽食が提供される。

兵庫には三ノ宮、明石、加古川、篠山にプレイスペースがあるが、軽食を提供するボードゲームカフェは初めて。普段あまりボードゲームを遊ばない人、遊んだことのない人をどれくらい集められるかが成功のカギになりそうだ。

プレオープンは8月11日(祝)、11:00~23:00で誰でも来店可能。「豚の鳴き声」の公開収録が15:00~15:30に行われる。

ドイツゲーム喫茶 B-CAFE
〒670-0924兵庫県姫路市紺屋町80千葉ビル2F
ウェブサイト/Twitter



となり同士で街づくり『ふたつの街の物語』日本語版、9月10日発売

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アークライトは9月10日、 となり同士で協力して街を作るタイル配置ゲーム『ふたつの街の物語(Between Two Cities)』日本語版を発売する。B.ロセット、M.M.ペダースン、M.オーマレイ作、1~7人用、8歳以上、25分、3800円(税別)。

ストーンマイヤーゲームズ(アメリカ)から2015年に発売され、独特のシステムが話題になっている作品。各プレイヤーは手札から2枚の都市タイルを選び、左右の都市に配置する。タイルの内容と配置する場所によって得点が変わるので、タイルの置き方を左右のプレイヤーと話し合って決めていく。

残りのタイルはそれぞれ左側のプレイヤーに渡し、同じようにタイルを選んで配置していく。街が完成したら、自分の左右の街のうち、得点のより低いほうが自分の得点になる。このため、左右両方の街の得点を上げなければならず、全員が協力することになる。

全員同時にプレイするため、7人まで遊べるのに短時間で遊べるのも魅力だ。また、日本語版限定で「姫路城トークン」が入っている。

内容物:都市タイル108枚、二重都市タイル24枚、オートマカード20枚、都市識別トークン16個、順番決定カード15枚、早見表カード7枚、名前カード3枚、ソロプレイ用ルール1冊、得点ボード1枚、基本ルールブック1冊


第1回東北ボードゲームフリーマーケット、要項を発表

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9月25日に山形県長井市で開かれる第1回東北ボードゲームフリーマーケットの要項が、同日開催のフェス「ぼくらの文楽」公式サイトで発表された。来場者、出展者それぞれについて情報が記載されている。

フリーマーケットの開催時間は13:00~16:00。ブース分けをせず、全室オープンで行われる。出品者は申込時にラベルのデータを受け取り、出品者名・状態・希望販売価格を記入、印刷して貼付の上、会場に搬入する。来場者は陳列されたボードゲームを選び、レジで合算して支払う。終了後、レジで回収されたラベルをもとに精算するという仕組み。手数料は1点につき50円。

当日はフリーマーケット以外にも親子ボードゲーム体験コーナー、ゆかいなさかなさんによる物販、キッチンカー、各種ワークショップやコンサートなどイベントが盛りだくさん。また前泊イベントとしてお寺でボードゲームもあるので前日からの参加も可能だ。交通の便が悪いところだが、親子連れや友達同士で参加してみてはいかが。

なお当サイトの管理人が事務局を務める。出展申込は前日まで。詳しくは下記参照。

http://bokuranobungaku.tumblr.com/post/148426575256/13001600東北ボードゲームフリーマーケット西根地区公民館-2階

シュピール'16:アミーゴ

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ボードゲームの世界最大イベントであるエッセン・シュピール'16が10月13日(木)から4日間にわたって行われます。

このページでは、新作情報を各出版社のウェブサイト、ニュースサイトから翻訳し、どのような新作が出るかを見ていきたいと思います。日本に比較的入りやすく、よく知られている出版社を中心に紹介しています。ゲーム名は直訳で、後に輸入販売されるときには別になるかもしれません。

例年1番最初に情報を揃えるアミーゴ社から。発売は9月なので、エッセン・シュピール前に国内発売される可能性もあります。

ボーナンザ:デュエル(Bohnanza - Das Duell)
U.ローゼンベルク作、2人用、12歳以上、45分。
豆栽培ゲーム『ボーナンザ』の2人専用ゲームです。基本ルールは同じですが、以下の変更によって、2人でも楽しめるようになっています。
1.1列の豆畑には同じ種類の豆だけでなく、1つ数字が高い豆(10の豆に12の豆)を植えることができますが、収穫では最後に植えた豆で収入額が決まります。
2.ボーナスカードを各自3枚もちます。ボーナスカードには豆の組み合わせが指示されており、1つの畑にその組み合わせの豆を植えたら、ボーナスカードを公開してボーナスが入ります。手番の最後に3枚になるまで補充します。
3.交換フェイズでは、お互いにカードを1枚ずつプレゼントします。手番プレイヤーから1枚をプレゼントし、拒否したら代わりに1枚プレゼントしなければなりません。

ボーネディクト(Mino & Tauri)
J.バルザー&U.ローゼンベルク作、3~5人用、12歳以上、45分。
2009年にルックアウトゲームズから発売された拡張セット(TGiWレビュー)のリメイク。各プレイヤーは「修道院の庭」と「神の畑」をもち、そこに豆を植えていきます。豆カードの中に「教皇豆」が入っており、ジョーカーとして何の豆の代わりにでもなりますが、「修道院の庭」にしか植えることができません。また、「補充してから交換できる」「1対1でしか交換できない」などの指示がついており、交換フェイズでめくられたら指示に従います。捧げ物カードを入れる場合、2種類の豆が指示されており、その豆を両方とももっていれば、捧げ物カードを出してその豆を「神の畑」に植えることができます。これによって豆の種類を換えることができます。収穫は最後に植えた豆カードで収入が決まりますが、教皇豆は0ターラーです。

ボーナンザ新版(Bohnanza)
U.ローゼンベルク作、3~5人用、10歳以上、45分。
名作カードゲームが新版になります。畑ボードが入り、3人プレイ時には3つの畑、4~5人プレイ時には2つの畑が使えることが明示されます。ルール変更はありませんが、ルールの記述がより分かりやすくなっています。

アイス・クール(Icecool)
B.ゴメス作、2~4人用、6歳以上、30分。
5つの箱を組み合わせ、魚を配置します。各プレイヤーはペンギンコマを受け取り、1人のプレイヤーが鬼役となってキッチンにペンギンを置き、ほかのプレイヤーは教室にペンギンを置きます。手番にはペンギンを指で弾き、自分の色の魚を取りにいきますが、鬼役にぶつけられると、魚を取られてしまいます。誰かが魚を3匹集めるか、鬼役が全員を捕まえたらラウンド終了です。全員が鬼役を1回ずつ行い、得点の高いプレイヤーが勝利します。

ブレイン・ストーム(Brain Storm)
H.シャフィール作、2~10人用、12歳以上、15分。
さまざまなイラストが描かれたカードを9枚場に並べます。全員同時に、その中から2枚を組み合わせて、思いついた人から発表します。組み合わせるのは、絵の特徴、印象など何でもかまいません(太陽と王冠で「太陽王」など)。ほかのプレイヤーが承認したら、その2枚を獲得し、山札から2枚を補充します。山札も場札もなくなったらゲーム終了で、たくさんカードを獲得したプレイヤーが勝利します。

ミノ&タウリ(Mino & Tauri)
C.A.ロッシ作、2~4人用、6歳以上、15分。
磁石のついた2つの宇宙人コマを、ボードの両面からラビリンスを通って移動します。宇宙人コマはボードを挟んで磁石でくっついており、片方を移動すればもう片方も動く仕組みです。全員協力して、3分以内にラビリンス内の落し物をできるだけ多く集めなければなりません。見つかったものはカードを使った表示します。3ラウンドで集めた落し物の数で勝敗が決まります。2人1組でプレイするチーム戦ルールや、難易度の高いラビリンスボードもあります。

エクスペディション(Expedition)
W.クラマー作、2~6人用、8歳以上、30分。
1996年にクイーンゲームズ(ドイツ)から発売され、2005年にラベンスバーガー社(ドイツ)から発売された作品の再リメイク。各プレイヤーは5枚の探検カードをもち、それぞれの目的地にマーカーを置きます。手番には矢印スティックを置いて、3つの探検隊を移動します。目的地にたどり着いたら探検カードを出し、マーカーを回収します。チケットを使えば追加のアクションができ、矢印スティックを取り除くこともできます。誰かが手札の目的地を全て訪れたらゲーム終了で、訪れた目的地の数で得点を競います。

フリーキー(Freaky)
L.コロヴィーニ作、2~5人用、8歳以上、15分。
各プレイヤーは3枚の手札をもち、3枚を場札にします。手番には手札から1~3枚をプレイし、場札の列を伸ばすか、新しい列を作ります。列を伸ばす場合、背景の色・丸の色・数字のうち1つ以上が一致していなければなりません。1つの列で一致するものが4つ揃ったら、手番の最後に勝利点を得ます。手札が補充できなくなったらゲーム終了で、勝利点の多い人が勝ちます。

ナオヴァ(Naova)
J.クレツキン作、2~6人用、10歳以上、20分。
各プレイヤーは6枚の英雄カードをもち、戦闘を始めます。戦闘は3つのフェイズからなり、各フェイズに英雄カードを1~3枚プレイし、強さが最も弱いプレイヤーが脱落します。英雄は基本の強さに加えて、特殊能力ももっています。戦闘の勝者は全員の英雄カードを獲得し、勝利点とします。手札が補充できなくなったらゲーム終了で、勝利点の多い人が勝ちます。

プライバシー・ナンバーズ(Privacy Numbers)
R.シュタウペ作、5~12人用、16歳以上、45分。
2004年に発売されたコミュニケーションゲームの続編。今度は答えるものがイエス・ノーではなく数字になりました。「毎日インターネットに何時間使っていますか?」など、デリケートな質問に円盤を使って答え、裏にして集めて混ぜます。これで誰が何と答えたか分かりません。次にその回答の合計を、もう1枚の円盤で予想します。正解または近い人に得点が入ります。

ささっと(Schwupps)
M.フェルトケッター作、2~5人用、8歳以上、20分。
場にはささっとカードが2枚ずつ2列に並んでおり、そこに数字カードが1枚ずつ置いてあります。各プレイヤーに同じ枚数のカードを配り、山札にしておきます。手番には4枚の手札から、条件に合うようにカードを場に出していきます。「+1」の場には、前のカードより数字が1ずつ大きくなるように、「-2」の場には数字が2ずつ小さくなるように置きます(1と10はつながっているものとみなします)。数字カードではなく怒りカードを出してささっとを送ったりすることができます。先に自分の山札をなくしたプレイヤーが勝者です。

Xニムト(X nimmt!)
W.クラマー&R.シュタウペ作、2~4人用、8歳以上、25分。
毎ラウンド、各プレイヤーは手札を8枚もちます。その中から1枚選んで出し、全員同時に公開し、『ニムト』と同じ方法で数字の低い順に3つの列に付けていきます。列によって3~5枚目のカードを置く羽目になったプレイヤーは、その列にあったカードを全部引き取らなければなりません。
ここからが新しいところです。獲得したカードのうち1枚を自分のX列に置き、残りを手札に入れます(また使えるようになります)。X列は自分専用で、これ以降引き取ったカードを昇順に並べていき、並べられなくなったらここにあるカードを捨て札にします。誰かの手札がなくなったらラウンド終了で、手札の角マークがマイナス1点、捨て札の角マークがマイナス2点になります。2ラウンドで失点の少ないプレイヤーが勝者です。

『ラブレター』おそ松さんとコラボ、9月23日発売

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おそ松さんラブレターブシロードクリエイティブは9月23日、カードゲーム『ラブレター』とTVアニメ『おそ松さん』のコラボ商品『おそ松さんラブレターボードゲーム』を発売する。デザイン・カナイセイジ、イラスト・赤塚不二夫、2~6人用、10歳以上、5~10分、2500円(税別)。

トト子ちゃんを巡って6つ子が足を引っ張り合うドタバタ騒動がテーマ。兄弟を出し抜いてプレゼントを渡せるのは誰か? 2分で説明できるルールと1ゲーム5分で終わる手軽さで、『おそ松さん』ファンへの拡大を狙う。

通常版の『ラブレター』から新規ルールが追加され、6人までプレイできるようになったほか、描き下ろしキャラクターカードを6点収録。またパッケージはTCGのデッキケース素材で、外装の紙を外して持ち運べるようになっている。コンポーネントはキャラクターカード6枚、ゲームカード23枚、おでんカード6枚で、ゲームボードは入っていない。

発売を記念して各店舗では体験会が行われ、参加者にはデッキケースの仕切り板に使える特製プロモーションカードがプレゼントされる。

『ラブレター』はこれまでも多様なコラボ展開をしており、国内では『プリンセス・ワンダー』、『ラブクラフトレター』、『ケン・ニイムラ版ラブレター』が発売されている。

おそ松さんラブレター(コンポーネント)

『ナンジャモンジャ』伊集院光さん名付け当てキャンペーン

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すごろくやは1日から、カードゲーム『ナンジャモンジャ』(TGiWレビュー)のキャラクターに伊集院光さんが付けた名前を当てるキャンペーンを開始した。31日までウェブで回答を受け付ける。

伊集院光さんが予め、5種類のナンジャモンジャたちの付けた名前を当てる。ヒントはひらがなかカタカナだけで10文字以内。また「伊集院さんの現在の活動にもヒントが隠されているかもしれません」という。絵を見て想像力を働かせ応募しよう。

賞品として用意されているのは伊集院さんをナンジャモンジャ化したキャラクターイラスト「イジュウインヒカル」。イラストはオリジナル版シンプルルールズ社(ロシア)で描かれたものだ。

予想が近かった人から順に、A賞として伊集院さんサイン入り「イジュウインヒカル」フォトフレームとゲームに混ぜて遊べるカードセット(1名)、B賞としてカードセット(1000名)が当たり、また伊集院さんの判断で特に面白かった名付けにはS賞としてサイン入り「イジュウインヒカル」ピロークッションとカードセット(10名)が当たる。総勢1011名という、規模の大きな懸賞となっている。

詳細と応募は以下の特設サイトから。

すごろくや:伊集院光さん×ナンジャモンジャ名付け当てキャンペーン

アンケート:定番ゲーム

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Q109:旧作の定番ゲームはどれくらい遊んでいますか?

A.よく遊ぶ 63票(43%)
B.たまに遊ぶ 75票(51%)
C.ほとんど遊ばない 10票(7%)

次々と発売される話題の新作。面白いと思っても、繰り返し遊ぶのはなかなか難しい状況になっています。その中で、『カタン』や『プエルトリコ』や『アクワイア』など、定番と呼ばれる旧作はどれくらい遊ばれているでしょうか。

アンケートでは、たまに遊ぶという方が約半数で最も多く、よく遊ぶ方が4割、ほとんど遊ばない方は1割にも満たないという結果でした。新作を次々と遊びつつ、ときどき定番ゲームを出すというパターンが多いようです。

定番ゲームには、長年遊ばれてきただけの面白さがあります。また、新作ゲームと遊び比べることで、それぞれの長所と短所が見えやすくなるでしょう。先日『カタン』を久しぶりに遊んだところ、「盗賊を好きなところに置いてよい」というルールが逆に新鮮に感じられました。ボードゲームにおける快適なインタラクションは、当時と今でだいぶ変わってきているように思います。

いつものメンバーで今更と思うこともあるかもしれませんが、往年の名作をたまに出してみてはいかがでしょうか? 当時とはまた違った感触を得られることもきっとあるでしょう。

8月のアンケートは、友人以外への紹介です。職場やアルバイト先など友人でない人、しかもボードゲームのことをほとんど知らない人に紹介するのは勇気がいるものですが、実際のところどれくらい紹介しているものか、三択の中から最も近いものをお答え下さい。

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