カステリーナの宝物(Der Schaz von Castellina)

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視覚と触覚がずれる件

カステリーナの宝物

目視で憶えた自分の宝を、手探りで拾い出す記憶&感覚ゲーム。デザイナーのロッシ(イタリア)は『いかだ動物園(Zoowaboo)』『箱の中へ(Ab in die Tonne)』など、独特の感覚的ボードゲームを制作することで知られる。

ボードを組み立てると、大きな衝立の下にお城の入口があり、お城の中が見えない状態で手を入れるようになっている。お城の中には各色のディスクとキューブ(いずれも木製)が散らばっており、これは宝を表している。

手番には10秒間、上からコマの配置を見て憶えた後、城の入口から手を入れて自分の色のコマを取り出す。1個ずつ取り出して自分の色だったら続行、他人の色や白だったら手番終了となる。他人の色のコマはその人に渡されるが、白は3つ取るとゲームから脱落してしまう。こうして自分の色のコマを全部先に取った人の勝ち。キッズでもすぐ分かるルールなのだが、大人がやると熱い。

10秒の間にどこにあるか憶えたはずなのに、手を入れると思ったのと違う配置。「あれ? ここに丸いコマがあったはずだけどなあ......」ほかの人は手の動きを固唾を呑んで見つめている。ときにはクスクス笑いが漏れたりすることも。「えっ、このコマじゃないの?!」

tomokさんがなぜか大半を皆に拾ってもらって1位。私は白を2つ取ったところで弱気になってしまい、最後も集めきれず。視覚と触覚のずれの大きさを痛感した。右手じゃなくて左手にしてみたり、手を入れてまずいらないコマを脇に除けてみるなど、いろいろなプレイスタイルがありそうで意外と奥が深い。

Der Schaz von Castellina
デザイン・C.A.ロッシ/イラスト・S.フロンデンライヒ&M.メンツェル/モーゼス出版(2013年)
2~4人用/5歳以上/15分

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