2017年4月アーカイブ

プフェファークーヘル2017に『テラフォーミング・マーズ』

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今年度の新作ゲームの人気を占う「プフェファークーヘル(Pfefferkuchel)」の結果が22日、ドイツのボードゲーム情報サイト「ブレットシュピールボックス」にて報告された。

「プフェファークーヘル」は、復活祭の休日を利用して約400名の参加者がホテルに集まり、1週間ボードゲームを遊ぶイベント。参加者は気に入ったゲームを3つまで挙げ、これに上から3,2,1点として集計している。このランキングで上位だったゲームが秋に発表されるドイツゲーム賞に入りやすく、予備投票に近いものとして注目される。

今年の一番人気は『テラフォーミング・マーズ』。多種多様なカードの効果を駆使して火星を開発するゲームで、スウェーデンのデザイナー・J.フリクセリウスが自費出版で発売したものを、レベル(ポーランド)やストロングホールド(アメリカ)など外国メーカーが取り扱い、アークライト社が日本語版を制作することが決まっている。2位はA.プフィスターがデザインした『グレート・ウェスタン・トレイル』、3位はS.ドラの『ヴァレッタ』。
10位以下は次の通り。今年もこの中の多くがドイツゲーム賞に入賞すると考えられ、また現在選考が行われているドイツ年間ゲーム大賞・ドイツ年間エキスパートゲーム大賞へのノミネートも期待される。

【プフェファークーヘル2017】
1位:テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars/フィリクスゲームズ+シュヴェアクラフト)152点
2位:グレート・ウェスタン・トレイル(Great Western Trail/ペガサス)117点
3位:ヴァレッタ(Valetta/ハンス・イム・グリュック)109点
4位:オーディンの祝祭(Ein Fest für Odin/フォイヤーラント)71点
5位:レイルロード・レボリューション(Railroad Revolution/ホワッツユアゲームズ+ペガサス)64点
6位:センチュリー:スパイスの道(Century/プランB+アバクス)59点
7位:キャプテンソナー(Captain Sonar/マタゴー+ペガサス)58点
8位:ファーストクラス(First Class/ハンス・イム・グリュック)56点
9位:マジックメイズ(Magic Maze/スィットダウン+ペガサス)49点
10位:エルドラドへの競走(Wettlauf nach El Dorado/ラベンスバーガー)47点

Brettspielbox:Pfefferkuchel - Oberhof 2017

気を付けてパスタを引き抜こう!『スパゲティ』日本語版、5月13日発売

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cosaicは5月13日、ゲームマーケット2017春より、アクションゲーム『スパゲティ(Spaghetti)』日本語版を発売する。デザイン・M.ゴレビオウスキー、イラスト・B.コルドウスキー、2~4人用、8歳以上、30分、3500円(税別)。

オリジナルは2016年にグランナ社(ポーランド)から発売された。色や長さの異なるパスタを注意深く引き抜いて、散らかさずにスパゲッティを食べるゲーム。

与えられた時間は20秒。その間にパスタをできるだけ多くお皿から取ることを目指す。お皿の上にはパスタとミートボールが絡まって盛り付けられており、うまく引き抜くには観察力と手先の器用さが問われる。パスタやミートボールがお皿からはみ出したり、落としたりすると手番が終了となってしまう。

パスタを引き抜くときは片手しか使えず、1本ずつ引き抜かなければならないのがルール。抜いたパスタは難易度によって1~4点、また転がったミートボールをうまくキャッチできれば1点となり、合計得点を競う。

ミートボールの数やお皿の大きさで難易度を上げることもでき、またレシピに指定されたパスタを集める追加ルールもある。子供も交えてワイワイ楽しめる作品だ。

国際ボードゲームの日、今年は4月29日

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国際ボードゲームの日(International TableTop Day)は2012年、世界中でボードゲームを遊ぼうとアメリカの愛好者たちによって設けられた日である。毎年4月の土曜日に定められており29日。

この日にあわせて、北米、ヨーロッパを中心に世界中でボードゲーム会が開かれるほか、プレイ実況中継やチャリティーも行われている。日本でも、この日にちなんでオープンやプライベートでボードゲームを遊ぼう。

・International TableTop Day

『ポーション・エクスプロージョン:第五の材料』日本語版、5月下旬発売

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ホビージャパンは5月下旬、落下するカラフルなビー玉を揃えるパズル戦略ゲームの拡張セット『ポーション・エクスプロージョン:第五の材料( Potion Explosion: The Fifth Ingredient )』日本語版を発売する。デザイン・L.シルバ、A.クレスピ、S.カステリ、イラスト・J.ギギーニ、2~4人用、8歳以上、約30~45分、3800円(税別)。プレイするためには『ポーション・エクスプロージョン』基本セットが必要。

昨年4月に日本語版が発売され、ギミックの美しさから話題になっているイタリアのボードゲーム『ポーション・エクスプロージョン』。魔術学校の生徒となって薬品合成の腕前を競う。この拡張セットはオリジナルのイタリア語版を含む各国語版と同時発売となる。

材料排出器の中の材料を変える万能ビー玉「エクトプラズム」が加わり、基本ゲームの薬品が増えて戦略性が増す。大きな連鎖反応を引き起こし、さらに多くの薬品を完成する役に立つだろう。また新たなボーナス「称賛トークン」とペナルティ「叱責トークン」があり、基本ルールを変更する「教授タイル」が加わり、ゲームのバラエティを豊かにする。

新たに招待された教授たちの教えを受け、新たな材料を使いこなし、新たな薬品を合成して、優秀な成績を収めるのは誰か?

内容物:万能材料玉12個、新薬品タイル32枚、恐怖の大鍋ボード1つ、教授タイル7枚、叱責トークン15個、称賛トークン15個、ルールブック他

ポーション・エクスプロージョン:第五の材料(コンポーネント)

那覇にゲームカフェバー「Good Game」オープン

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沖縄・那覇に4月22日、100種類以上のボードゲームが遊べるゲームカフェバー「Good Game」がオープンした。ゆいレール牧志駅徒歩3分、平日18:00~29:00、土日13:00~29:00、不定休。

ボードゲーム、テーブルゲーム、スマートフォンゲーム、TVゲームが遊べる総合ゲームカフェバー。ボードゲームは100種類以上を用意し、物販もある。平日のボードゲーム交流会や、月末のボードゲームイベントも開かれるほか、持ち込み企画も歓迎。

料金は1時間500円でフリードリンク・月替りフード食べ放題。泡盛やオリオンビールや、パンケーキ、ロコモコ、タコライスなどのメニューもある。

沖縄県内でボードゲームが遊べるカフェバーは、那覇市三原のサイコロ堂 に続いて2店舗目。この2店舗は、わずか1.3kmしか離れていない。

ふうかのボードゲーム日記:沖縄のゲームバー「Good Game」

Good Game
沖縄県那覇市牧志2-7-22ソシアルビルコスモ4F
https://gamebar.okinawa / Twitter

第4回ごいた全国大会、5月20日大阪にて

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奥能登の伝承ゲーム『ごいた』の全国大会が5月20日、大阪サブカルの聖地・味園ビル(地下鉄日本橋徒歩2分)5F大宴会場にて行われる。現在参加者募集中。

保存会が各地に発足し、もはや伝統ゲームにとどまらず現代のゲームとしてプレイ人口を増やしている『ごいた』。過去最大規模の大会で、本場・石川県能登町宇出津からも8名が参加するほか、会場限定ごいたグッズなどの販売や、スペシャルイベントのある懇親会が行われる。

大会は12:00~18:00で、参加料1000円(観覧無料)。その後19:00から懇親会が行われる。定員は大会・懇親会とも100名で、現在約80名がエントリーしているという。

詳細と参加申込みは下記リンクのフォームから、5月1日まで。『ごいた』はペアでプレイするゲームで、「都道府県対抗」となっているが、大会本部で組み合わせてもらえるので、1人からの参加もOKだ。

『ごいた』は竹駒版とカード版があり、竹駒版はネット通販サイト「ねこまどShop 」にまれに入荷する。カード版は現在絶版となっているが、アークライト社が6月下旬に新版をリリースする予定となっている。

能登ごいた保存会大阪支部:第4回 ごいた都道府県対抗交流大会

ゲームマーケット2017神戸:新作評価アンケート結果発表、1位は『勇者アーキテクト』

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ゲームマーケット2017神戸(3月12日、神戸国際展示場)で発表された新作の評価アンケート結果が本日、ゲームマーケット事務局から発表された。150名が投票し、97タイトルの新作の中から評価平均1位は『勇者アーキテクト』(コップレジェンド)、評価数1位は『スタータップス』(オインクゲームズ)となった。

新作評価アンケートは今回初めてゲームマーケット開催当日からスタート。今月24日まで1ヶ月以上にわたってウェブで行われた。誰でも投票することができ、各ゲームを5段階で評価したものを、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、総投票数の約7%にあたる10票以上でランキングした。新作タイトル数、投票社数ともに昨年神戸から約4割の増加。

評価平均1位の『勇者アーキテクト』はキャラクターを作成して巨大な敵を討伐する協力ゲーム。2バージョンあり、2位も別バージョンが獲得している。3位の『ロジタク』はカードを出してボールを打ち合う卓球ゲーム。評価数ではオインクゲームズがリメイクした株ゲーム『スタータップス』が1位、Spieldisorderのオークションゲーム『星を渡る』が2位、モグワイのお絵かきゲーム『みんなでぽんこつペイント』が3位となっている。それぞれのランキングは以下の通り。

評価平均・評価数でそれぞれ上位3位が、ゲームマーケット大賞の一次選考自動通過となる。

ゲームマーケット公式:【結果発表】2017神戸:新作評価アンケート

【ゲームマーケット2017神戸:新作評価アンケート結果】
1.勇者アーキテクト2R(コップレジェンド)4.64/14
2.勇者アーキテクト2B(コップレジェンド)4.53/17
3.ロジタク(S2L)4.46/13
4.グラデュエーション・フォトレコーズ!(TRI Fol:um -Repens-)4.23/11(評価数5位)
5.地獄Queue部(マーチヘアゲームス)4.15/13
5.ワイルドゴールド(ロクジゾー)4.15/13
7.みんなでぽんこつペイント(Mogwai)4.08/25(評価数3位)
8.寿司カッパ(高天原)4.06/18
9.スタータップス(オインクゲームズ)4.00/32(評価数1位)
9.YOMEN(ブッコ)4.00/16
9.ゾン噛まパーティー(ケンビル)4.00/13
9.モニャイの仮面(ギフトテンインダストリ)4.00/12
13.短歌カードゲーム ミソヒトサジ〈定食〉(なべとびすこ(鍋ラボ))3.88/16
14.星を渡る(Spieldisorder)3.84/31(評価数2位)
15.星コロ(広島ものづくりジム&デルゲーツ)3.79/14
16.コードゼクス(Joynt Game Factory)3.71/24(評価数4位)
17.陰陽遣い(かじかじワークス)3.62/13
18.KITTYS(リトルフューチャー)3.55/11
19.神の奇跡ゲーム(広島ものづくりジム&デルゲーツ)3.43/14
20.4STEP(高天原)3.36/11
21.おそうじロボット(豚小屋 feat. B-CAFE)3.30/10
22.菊花賽(しのうじょう)3.19/21
23.ボン・ヴォヤージュ(COLON ARC)3.13/16
24.海賊の宝島~オクラコーク~(アークライトゲームズ)2.92/13

宇都宮にプレイスペース「こみゅにてぃスペース with U」オープン

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栃木県宇都宮市に4月7日、ボードゲーム・TRPGのプレイスペース「こみゅにてぃスペース with U」がオープンした。JR宇都宮駅徒歩15分(バス6分「宮島町十文字」から徒歩2分)、13:00~22:00、木曜休。

ボードゲーム販売の経験もある「おぐ」氏が開店。仕事中にボードゲームを買い溜めていたものの遊ぶ機会も場所も限られていたため、開店に踏み切った。アニメイトやイエローサブマリンのあるアーケード商店街「オリオン通り」の近くに店を構える。

遊べるボードゲームは250種類以上。和室にコタツ2卓、洋室にコタツ2卓、6人掛けテーブル1卓、2人掛けカウンターテーブル2卓で、席数は20程度になる。全ての部屋がオープンにつながっているため、開放感のある空間で遊ぶことができる。飲み物はセルフサービスで無料。コーヒーのエスプレッソマシンが用意されている。

利用料金は90分500円で、以降30分ごとに+100円。現在オープン記念で制限時間なしで500円のキャンペーンを行っている。

ボードゲームカフェ・プレイスペースの開店は今月だけで大阪貝塚、高田馬場、仙台、宇都宮、大阪八尾、富山、津、八王子、熊本、京都北山で10件の大台に達している。ボードゲームカフェが密集している都内・大阪府内から近郊、地方に広がっているところが特徴的で、全国的な広がりを見て取ることができる。

こみゅにてぃスペース with U
栃木県宇都宮市二荒町4-13 3F
TEL:028-348-0552
http://cswizu.com/ / Twitter

メンサセレクト2017に『ピクテル』ほか

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IQの成績がトップ2%のみ入会を許される団体「メンサ」のアメリカ支部は24日、ワシントンDC市内のホテルにて3日間にわたるゲームイベント「マインドゲームズ」を行い、メンサセレクト2017(Mensa Select)を決定した。メーカーがエントリーした候補74タイトルから選ばれた今年の5タイトルは次の通り。

メンサセレクトは、毎年同団体が5タイトルを発表している賞で、1990年から始まって今年で28回目となる。昨年は『ニューヨーク1901』『ワールドフェア1893』、一昨年は『ノイシュヴァンシュタイン城』などが選ばれている。

5タイトルの中に入った『ピクテル(Imagine)→TGiWレビュー 』は日本の同人サークル「ボドゲイム」が制作したゲームで、フランス年間ゲーム大賞ノミネートに続く海外でのボードゲーム賞の受賞となった。

【メンサセレクト2017】
アマルガム(Amalgam, シンプリーファン)
80日間世界一周(Around the World in 80 Days, イエロゲームズ)
クランク!デッキ構築アドベンチャー(Clank!: A Deck Building Adventure, ルネゲード)
ハリーポッター:ホグワーツの戦い(Harry Potter Hogwarts Battle, USAポリー)
ピクテル(Imagine, ゲームライト)

American Mensa:2017 Mind Games® Winners Announced

『アーカムホラー ザ・カードゲーム』日本語版、5月27日発売

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アークライトは5月27日、クトゥルフ神話をテーマにした協力ゲーム『アーカムホラー ザ・カードゲーム(Arkham Horror: The Card Game)』日本語版を発売する。デザイン・N.フレンチ、M.ニューマン、1~2人用、14歳以上、60~90分、4800円(税別)。2セット組み合わせることで4人までプレイ可能。

クトゥルフ神話ボードゲームのロングセラーで、日本語版も発売された『アーカムホラー』のカードゲーム版で、オリジナルの英語版は2016年にファンタジーフライト社から発売されている。ソロゲームも楽しめる協力型の2人用LCG(リビングカードゲーム)だ。ゴールデンギーク賞カードゲーム部門を受賞したほか、ゲームオブジイヤー、テーマチック、ソロゲーム、協力ゲーム、アートワーク&プレゼンテーション、2人用の6部門にノミネートされ、これまで10タイトルの拡張セット・拡張パックが発売されている。

マサチューセッツ州アーカムで、勇敢な探索者たちは、人類を脅す悪意に満ちた脅威の源を見つける。この領域には魔的な力が働き、おびただしい恐怖が待ち受けている。探索者たちは自分の正気を保つだけでなく、肉体的な脅威にも対応していかねばならない。

シナリオが3本入っており、プレイヤーはそれぞれ個性あふれる探索者として行動し、世界を脅かす恐るべき謎に立ち向かう。それぞれ独立したシナリオとして遊ぶことも、連続したキャンペーンゲームとして遊ぶこともできる。

内容物:カード類(42×60㎜5枚、62×88㎜229枚)、探索者マーカー5個、トークン類149個、リファレンスガイド1冊、ビギナーズガイド1冊、キャンペーンガイド1冊

アーカムホラーザ・カードゲーム(コンポーネント)

ボドゲde遊ぶよ!! phase 7-16

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ボドゲde遊ぶよ!!7-16

Back Number

来月からPhase 8が始まります。お楽しみに!

ダイスを振ってマスを埋めよう『クウィント』日本語版、5月25日発売

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アークライトは5月25日、ダイス目を記入して高得点を目指すダイスゲーム『クウィント(Qwinto)』日本語版を発売する。デザイン・U.ラップ&B.ラッハ、アートワーク・O.フロンデンライヒ、2~6人用、8歳以上、15分、1800円(税別)。

オリジナルは2015年にニュルンベルガーシュピールカルテン出版(ドイツ)から発売された。作者は『なんてったってホノルル』のデザイナーコンビ。2013年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた『クウィックス』の後継に位置づけられ、2016年に同賞で推薦リストに選ばれている。

手番には3色のダイスから好きな個数だけ振り、その出目の合計をシートにあるマスに書きこんでいく。シートは3列あり、それぞれの列はどこから書き込んでいってもいいが昇順にしなければならず、同じ数字があってはならない。こうしてできるだけ多くのマスを埋め、得点を競うゲームだ。

得点計算は横の行と、縦の列の両方で行われ、それぞれ全てのマスが埋まっていれば得点が高い。どこにも書き込むことができなかった回数だけ失点となり、その合計を競う。

ほかのプレイヤーも同じ数字を書き込むことができるため、ダイス運だけではなく、確率計算に基づく数字の取捨選択も問われる。

クウィント日本語版(コンポーネント)

京都北山にゲームカフェ「ATTIC」オープン

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京都・北山に4月22日、ボードゲームとテレビゲームを遊べるカフェ&バー「ATTIC(アティック)」がオープンする。地下鉄烏丸線 北山駅徒歩3分、12:00~23:30、火曜休。

大阪でインフラエンジニアだった柊木悠氏がゲームバー・カフェを知り、通うようになったのが開店のきっかけ。知らない人とゲームを気軽に遊べるのが楽しく、またゲームを通じて友達が増えるのが何より素晴らしい体験だと感じていたという。しかし、ゲームができるカフェバーは大阪にたくさんあるが、京都にはあまりなかったため、地元京都の人にも、素晴らしいゲームとの出会いと、ゲームを通じた人との出会いの興奮を味わって欲しくて開店を決意した。

周囲はカフェ、ケーキ屋、パン屋、雑貨屋などがたくさんあるおしゃれな雰囲気の街で、土日には観光客も多い。近くには大学がいくつもあるが、学生向けの店が少なく、学生でも楽しめるような料金設定にしている。

店内は土足スペースと土足禁止スペースがあり、合計34席。ボードゲームは簡単に遊べるものからじっくり遊べるゲームまで約100種類を用意。料金は1時間500円(平日最大2000円、土日祝最大3000円)。飲み物はビール、ウィスキー、カクテル、ワインなどを揃え、食事は特選カレーライス700円ほか、ピラフやピザなどを用意する。

ボードゲームは経験豊富なスタッフがルールを説明してくれる。ゲームが大好きという方も、普段遊ばない方も歓迎。オーナー自身も、お客様と一緒に新たなゲームへの出会い体験を共有したいという。

ボードゲームカフェ・プレイスペースの開店は大阪貝塚、仙台、高田馬場、大阪八尾、富山、津、八王子、熊本、京都北山で今月9件目。昨年1年間で25件がオープンしているが、今年はすでにそれを上回りそうな勢いだ。

game cafe ATTIC
都市北区上賀茂松本町96-4 ひいらぎ眼科ビル 2階
http://attic.kyoto.jp/Twitter

ボールで土台が傾く!『バウンス オフ ロックン・ロール』発売

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マテル・インターナショナルは今月下旬、ピンポン玉を使ったアクションゲーム『バウンス・オフ』の続編『バウンス オフ ロックン・ロール(Bounce-Off Rock 'N' Rollz! )』を発売した。2~4人用、7歳以上、15分、2400円(税別)。

子供からお年寄りまで楽しめると評判の『バウンス・オフ』がさらにパワーアップ。指令カードの形になるよう、ボールをワンバウンド以上して投げ入れ、最初に自分の色のボールで指令のカタチを完成させた人が勝ちというルールはそのままだが、傾くトレーによってよりダイナミックになった。

トレーには球面状のドームがついており、ボールを投げ入れるとその重みと衝撃によってトレーが傾く。トレーの上のボールがトレーと合わせてスライドすることも。狙ったマスにボールを入れるコツだけでなく、トレー上のボールが移動した時のパターンも考えながらボールを投げる作戦も必要となる。

オリジナルは『バウンス・オフ』に続いて2014年に発売された。今回国内で発売されるパッケージは全て英語となっている。アマゾン限定販売で、『バウンス・オフ』のようにトイザらスなどで販売されるかどうかは不明だ。

セット内容:ボール16個、ボールホルダー4個、トレー1個、カード9枚入り

『テラミスティカ』アプリ版、本日リリース

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人気ゲーマーズゲーム『テラミスティカ(Terra Mystica)』のアプリ版が本日、デジダイス社からリリースされた。iOS 6.0またはAndroid 4.0.3以上、英語版のみ、アップルストアまたはグーグルプレイでのダウンロード販売で1180円~1200円。

『アグリコラ:牧場の動物たち』『ル・アーブル:内陸港』『パッチワーク』とローゼンベルクの2人用ゲームのアプリ版をリリースしてきたデジダイス社のアプリ4タイトル目は、5年前に発売されて今もなお人気の続くゲーマーズゲームとなった。

14の種族が勢力を争うファンタジー陣取りゲーム。種族には固有の特殊の能力があり、どの種族でプレイするかによって戦略も大きく変わる。

アプリ版はチュートリアルが付いて初めてでも遊びやすいほか、オンラインのマルチプレイ、3段階のAI対戦が楽しめる。

Digidice:Terra Mystica

独年間大賞をリメイク!『八十日間世界一周』日本語版、5月下旬発売

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ホビージャパンは5月下旬、ドイツ年間ゲーム大賞第1回受賞作品『ウサギとハリネズミ』をテーマを変えてリメイクした『八十日間世界一周(Le Tour du Monde en 80 jours)』日本語版を発売する。デザイン・D.パーレット、イラスト・T.プルーニュ&T.ヴォアシェ、2~6人用、10歳以上、45分、4800円(税別)

1979年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞して以来、ロングセラーとなってきた名作のレースゲームを、イエロ社(フランス)が2016年秋にテーマを変えてリメイクした。今度のテーマである『八十日間世界一周』はフランスの作家ジュール・ヴェルヌの冒険小説で、これまた数多くのボードゲームで取り上げられている。

1872年10月2日、フィリアス・フォッグは、ロンドンの紳士クラブ「リフォーム・クラブ」のメンバーたちの前で、80日で世界を一周する計画を打ち出した。クラブのメンバーたちは彼の計画を信じられず、彼が失敗することに賭けた。忠実な従者パスパルトゥーを伴い、フォッグの世界一周への旅は始まるが、同日に発生したイングランド銀行の5万ポンド強盗事件の容疑が彼らへ向けられ、暗雲が立ち込める。はたして、世界が注目する中、80日間で世界一周する偉業を達成し、自らの潔白を証明することができるだろうか。

このゲームでは、(ニンジンではなく)80ポンドを手にして世界一周へと旅立ち、一番先にロンドンへ戻ってきたプレイヤーが勝者となる。しかし、プレイヤーには王立銀行から現金を強奪した容疑がかけられており、世界が注目する中で潔白を証明するため、(サラダではなく)風聞カードを1枚も持たず、所持している現金も10ポンド以下の状態でロンドンに戻らなければならない。

ダイスを使わず、移動は1マスなら1ポンド、2マスなら3ポンド、3マスなら6ポンド、4マスなら10ポンドと費用が増える。順位が下がるほど補充できる資金が増えるので、どこまで我慢して、どこで出し抜くか、マネージメントと駆け引きが楽しめる作品だ。

内容物:ゲームボード1枚、鞄ボード2枚、帽子コマ6個、旅行日誌シート6枚、パスパルトゥーカード25枚、風聞カード18枚、£(ポンド)カード120枚ほか

ゲームマーケット2017春:ボードゲームライトニングトーク大会登壇者募集

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国内最大のアナログゲームイベント「ゲームマーケット」が5月14日(日)、東京ビッグサイト東1・2ホールで行われる。この中で初めて、「ボードゲームライトニングトーク大会」が開かれ、現在登壇者を募集している。募集締切は4月30日。

ボードゲームに関する好きなことを短時間でプレゼンテーションするもの。今年2回、秋葉原で開催されており、健部伸明氏(ヤポンブランド)、林尚志氏(OKAZU Brand)、カナイセイジ氏(カナイ製作所)などが登壇している(第1回の登壇者と演目 第2回の登壇者と演目 )。ゲームマーケット内での開催は初。

テーマはボードゲームに関することなら自由で、プレゼン時間は5分。12時からゲーマー枠、13時半からデザイナー枠、15時からお店その他枠という3部構成になっており、各部4~6名の登壇を予定している。日頃からみんなに話したいと思っていることがあったらこの機会にぜひ発表してみよう。

イベントの詳細と申込は下記リンクから。

GM2017春ライトニングトーク 登壇者申込フォーム&申し込み状況

熊本にボードゲームカフェ「Hello Hello」オープン

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Hello Hello熊本熊本市に21日、ボードゲームカフェ「Hello Hello(ハローハロー)」がオープンする。熊本市電通町筋駅徒歩3分、13:00~23:00、不定休。

熊本地震から一年。多くの人が被災した中で、いろいろな人との繋がりやあたたかさを感じたオーナーの寺地ひとみ氏が、みんなの憩いの場として楽しくボードゲームを遊べるスペースがあったらいいなという思いから熊本城のすぐ近くに開いた。一期一会を大切にして素敵な時間を過ごすことを目指す。

席数は20席で、定番のボードゲームを揃える。料金は平日30分300円(最高1200円)+1ドリンクオーダー。飲食メニューはソフトドリンク300円、アルコール類500円、氷結フルーツ盛り300円、チョコバナナアイス300円などデザート軽食も用意される。

Hello Hello
熊本県熊本市中央区安政町5-9 サンセリテシモカワビル5-B
TEL:090-2395-4047
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おしゃべりバトルカードゲーム『ぺチャリブレ』、4月21日発売

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幻冬舎は4月21日、『キャット&チョコレート』のデザイナーによるコミュニケーションゲーム『ペチャリブレ』を発売する。デザイン・秋口ぎぐる、3~19人用、8歳以上、1500円(税別)。

日本ボードゲーム大賞を受賞し、6万セットというヒット商品となっている『キャット&チョコレート日常編』のデザイナー、秋口ぎぐる氏の新作。タイトルはおしゃべりを意味する「ペチャクチャ」と、スペイン語で「プロレス」を意味する「ルチャリブレ」とを掛け合わせた造語で、「言葉で戦うプロレス」を表している。『勝つのは誰?(Who Would Win?、2009年) 』からアイテムや性格の特徴付けを行い、さまざまなパターンが楽しめるようになった。

ランダムに引いたアイテム/特徴カードとキャラクターカードで、相手のキャラクターをどう倒すか即興でプレゼンし合う1対1のトークバトル。勝敗の判定は、ほかのプレイヤーが下す。「戦国武将」「ユーチューバー」「チワワ」など個性溢れる34種のキャラクターが、「日本刀」「キノコ」「巨大化できる」「酔っぱらった」といったちょっとクセのある38種のアイテム/特徴カードとともに戦う。

ひらめきとボキャブラリーをフルに使って、相手をどう言い負かすのか。また、言われたことに対してアドリブや機転を利かせてどう言い返すのか。白熱した言い争いがゲームを盛り上げる。友達や家族とのコミュニケーションを深めるだけでなく、自身のプレゼン力を鍛えるツールとしても最適なゲームだ。

東京・八王子にボードゲームカフェ「ぶれん」オープン

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東京・八王子に4月16日、ボードゲームカフェ「ぶれん」がオープンした。JR八王子駅徒歩8分、12:00~24:00、無休。

2015年からシェアハウスをプレイスペースとして開放してきた八王子ボードゲームクラブが、会場が手狭になってきたためクラウドファンディングで開店資金を集めオープンにこぎつけた。店名は「人として軸がブレブレでも何とかしてやっていこう」の「ブレブレ」が由来だという。収容人数は約30名。

遊べるゲームは200種類以上。店員やお客さん同士で遊ぶので1名から参加でき、ルールを知らなければ説明してもらえる。プレイ料金は2時間まで500円、1日1000円と破格の内容。飲み物やフード類も500円前後で提供される。

ボードゲームカフェ・プレイスペースの開店は貝塚(大阪)、仙台、高田馬場、八尾(大阪)、富山、津、八王子で今月7店舗目。ハイペースで全国に広がっている。

ぶれん
東京都八王子市南町3−19
http://hachiohji-board-games.club/Twitter

2017年1~3月のアクセス解析

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9.クニツィアの名作競馬ゲーム『ロイヤルターフ』日本語版、2月25日発売 1687
10.遊んだボードゲームの記録、どのデータベース系サイトを使う? 1644

日本語版の話題は、待望の『T.I.M.E.ストーリーズ』に集まりました。協力型の謎解きゲームで、1回クリアすればもう遊べないのですが、何度やってもなかなかクリアできません。ネタバレ禁止とはいえ、少し間を置けばどこに何があったか忘れてしまうため、繰り返し遊ぶことができる作品だと思います。

ニュースでは札幌のボードゲームカフェ「こにょっと。」と尼崎のボードゲーム中古専門店「Schatzi」が注目されました。これまで東京、大阪に集中していたショップやカフェがどんどん全国に広がっており、浸透が進んでいる様子が伺えます。首都圏から政令指定都市へ、政令指定都市から県庁所在地へと広がっていくことが期待されます。

3ヶ月のページビューは387,701(1日平均4,307)、ユーザ数は78,901でした。いつもご訪問頂きありがとうございます。

三重・津にプレイスペース「サンタス」オープン

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三重県津市で15日、ボードゲームプレイスペース「サンタス」がオープンした。JR津駅からバス13分(岩田橋)+徒歩5分、平日16:00~22:00、土曜13:00~22:00、日曜祝日10:00~17:00、月曜休。

定期的にボードゲームイベントを開催してきた津市内のコミュニティスペース「kaidan」が母体となり、クラウドファンディングで空き店舗の改装資金を調達。津市NPOサポートセンターが街づくりの一環として運営する。

店名は「参加してたのしむスペース」「自分+3人いれば1つの卓を囲むことができる」「ゲームで遊ぶ充実感、出会いや交流が生まれる、社会貢献につながるという3つのプラス要素がある」という意味をもつ。

100種類以上のボードゲームを用意し、必要に応じてスタッフがゲームのルール説明を行う。テーブルは4人掛け、5人掛け、2人掛けが2台ずつあり、合計22席用意されている。プレイ料金は平日1時間300円(最大1500円) 、土日祝1時間400円(最大2000円)。

オープンを記念して15日には親子ゲーム会と人生ゲーム会が行われ、21日(金)にはラミィキューブ大会、29日(土)には初心者ゲーム会が開かれる。

ボードゲームスペース「サンタス」
三重県津市東丸之内16-3
TEL: 059-213-7200
Twitter

『レッドドラゴン・イン2』日本語版、5月20日発売

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アークライトは5月20日、冒険者たちが酒場で金貨を奪い合うカードゲーム『レッドドラゴン・イン2(The Red Dragon Inn 2 )』日本語版を発売する。デザイン・G.ボットン、C.スカドル、C.ボーム、2~4人用、13歳以上、30~60分、4200円(税別)。『レッドドラゴン・イン』と組み合わせて遊ぶことも、単体で遊ぶこともできる。

昨年3月にカナイセイジ氏の翻訳で日本語版が発売された『レッドドラゴン・イン』の続編で、オリジナルは2008年にスラグフェストゲームズ(アメリカ)から発売された。

プレイヤーは日中に迷宮を探検し、モンスターを倒して持ち物を奪ってきた冒険仲間たちとなり、酒場「レッドドラゴン・イン」で金貨を奪い合う。酔いつぶれないように気を付けて金貨を集めよう。

このゲームではキャラクターが全て一新され、ドワーフのディムリなどが登場する。『レッドドラゴン・イン』キャラクターを追加して5人以上で遊ぶこともできる。

内容物:カード類:190枚(88×63mm)、プレイマット4枚、耐久力マーカー4個、酩酊マーカー4個、金貨トークン50個、ルールブック1冊

タイルをつなげて王国建設『キングドミノ』日本語版発売

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テンデイズゲームズは13日、ドミノのようなタイルを並べて王国を作るタイル配置ゲーム『キングドミノ(Kingdomino)』日本語版を発売した。デザイン・B.カタラ、イラスト・C.ブーケ、2~4人用、8歳以上、15分、3000円(税別)。

オリジナルは2016年、ブルーオレンジゲームズ(フランス)から発売された作品。ゲーマーズゲームが上位を占めるシュピール'16のスカウトアクションで6位に入ったほか、フランス年間ゲーム大賞とゴールデンギーク賞ファミリーボードゲーム部門にノミネートされ、今年度を代表するファミリーゲームとして注目されている。

並べられたタイルから自分の欲しいタイルを選び、それを自分の前に配置していく。地形の繋がりと、タイルに描かれた王冠の数で得点が決まる。うまく配置して、より高い得点を目指そう。

タイルには番号が振ってあり、前に取ったタイルの番号が小さかった順に取る。大きい番号のタイルは得点を獲得しやすいが、次のタイル選択の順番は遅くなってしまう。そこも踏まえてタイルを選ぶ面白さがある。

また自分の王国は5×5枚になるように作らなければならないため、この後に置くタイルを考えて計画的に進める必要がある。このパズル的な面白さもゲームの魅力だ。

15分で終わる手軽なゲームながら、遊びごたえのある作品だ。

テンデイズゲームズ:キングドミノ

キングドミノ日本語版

ボードゲームプレイヤーのカテゴライズ

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(ドイツのボードゲーム情報サイトBrettspielboxのコラム"Kategorisierung" http://brettspielbox.de/?p=17135の日本語訳)

ここ数日、数週間のいろいろな議論と、昨年の当サイトのコラムに関する議論のテーマから、プレイヤーのカテゴライズをもう一度整理する必要性を感じる。

メニープレイヤー(Vielspieler)と、中級者(Kennerspieler)/エキスパート(Espertenspieler)は同一か、それとも別かが、常に混乱をきたしている。

ボードゲーム(Spiele)とプレイヤー(Spieler)はさまざまなカテゴリーに分けられる。

プレイヤー
プレイヤーにはさまざまな性格(考え込む人、頭の回転が速い人、感情的な人、だますのが好きな人)のほかに、ボードゲームを遊ぶ頻度によって分類することができる。後者は、プレイヤーに要求されるボードゲームの難易度によって変わりやすい。重量級ゲームをとても頻繁にプレイするプレイヤーと同様、家族で頻繁に遊ぶプレイヤーも多い。

ノンプレイヤー(Nichtspieler)
(積極的にプレイしたがらないノンプレイヤーとは区別する。)ノンプレイヤーとは、ほとんどボードゲームを手に取らない人のことである。これは受け身であることが多く、例えば(友達の)仲間からボードゲームに誘われるような場合である。付き合いや雰囲気で遊び、遊んでいる間はたいてい楽しむが、終わったらボードゲームに個人的な関心を持ったり、自ら遊ぼうと思ったりすることはまだない。

カジュアルプレイヤー(Gelegenheitsspieler)
カジュアルプレイヤーとは、定番のボードゲームを所有している。通常、これらは年間ゲーム大賞を受賞したボードゲームなどである。カジュアルプレイヤーはたいていファミリープレイヤーと対応し、手軽に遊べるゲームを好む。友達や家族で遊ぶことが多く、いつもテーブルに出す「お気に入りのボードゲーム」があるのも特徴づけられる。

「ノーマル」プレーヤー("Normal"spieler)
このカテゴリは本当にあるだろうか? これは無視することにする。

メニープレイヤー(Vielspieler)
メニープレイヤーは、定期的に(月に4回以上)プレイする。クローズドのゲーム会やボードゲームサークルに参加する。ボードゲームとは、もはや定期的で組織的な趣味とみることができる。メッセなどのイベントに参加すること(事前の情報収集を含む)で関心を高める。年間を通じて、趣味のために購入する一定の予算を用意している。そうなると友人とボードゲーム仲間を区別したくなる。前者は親しい人たちの中で見つけるが、パフォーマンスの高いプレイヤーはストラテジーゲームを挑戦するうちに見つかっていくことが多い。

ボードゲーム
同様にボードゲームも分類できる。ここではまずプレイヤーへの要求度から始め、メカニズムや使用する用具の分類には立ち入らない。

メカニズム/用具
メカニズム(カードドラフト、バッグビルディングなど)、用具(ダイス、カードなど)、プレイ人数(1人用、2人用、2~4人用、5人以上)によってボードゲームはその性格が特徴づけられる。これらのさまざまな方向でカテゴライズすることもできる。しかしここではそれ以上立ち入らず、そのボードゲームのプレイヤーに対する要求度を考えたい。

ボードゲームにおける難易度
ボードゲームのタイプにはいくつかの分類がある。例えば年間ゲーム大賞はこれでキッズ(青)、ファミリー(赤)、中級者(灰)に分けられ、ドイツ選手権ではストラテジー、ファミリー、ダイス、運というように要求度とメカニックを混ぜている。

ファミリーゲーム
・「年間ゲーム大賞の枠組で授与されるものは、文化財としてのボードゲームを推進し、家族と友人の間でボードゲームの考えを復活させ、マスマーケットへのボードゲームの供給の指針を与える。」(年間ゲーム大賞)
・カテゴリー1(K1):ファミリーゲーム。ファミリーゲームとは、戦略と運が混合したボードゲームである。それぞれの要素が決定的ではなく、「若い人」と「年上の人」が一緒に遊べるものをいう。(ドイツ・ボードゲーム選手権ルール)
たいてい8歳からという対象年齢は、キッズゲームからファミリーゲームへの橋渡しと捉えられる。ここでの境界線は、キッズの経験に応じて流動的である。基本的にファミリーゲームは簡単なルールで手軽に始められ、1時間以下の比較的短いプレイ時間で、戦略(というよりも戦術)と運がよく混ぜられたものといえる。

ファミリーゲームは幅広い層が遊べるものである。プレイ時間、ルールの複雑さ、戦略的な要求度などの障壁が比較的低く設定されているからである。

ストラテジーゲーム
カテゴリー2(K2)ストラテジーゲーム:ストラテジーゲームとは、プレイヤーのゲーム戦略によって結果が大きく左右されるゲームである。運の要素は少ないか、全くない。(ドイツ・ボードゲーム選手権ルール)

ストラテジーゲームにおいては上記のように境界線がほんのわずかであるため、このゲームのグループを再び中級者ゲームとエキスパートゲームに分けることにする。おそらく「込み入った(kompliziert)」「複合的な(komplex)」という2つの概念についてのテーマから始めて、ここでそれを定義してみたい(学術的な定義ではない)。

込み入った」:まず、ゲーム中の原因と結果がどのように相互に関係しているか、直接確定できない。ルールブックを使ってそのボードゲームを解読しようとする。認知、分析、対応の3要素が、込み入ったシステムの中で我々が行うことである。

複合的な」:これに対して、ゲーム中の原因と結果がすぐに見えない段階がもっと激しい。そこではたくさんの細部と共に、相互に連動しているメカニズムが大きな役割を果たす。3要素は試行、認知、対応となる。ゲームを始めるまでにやや複合的なボードゲームがある一方、ルールを理解して、ゲームが進むにつれて複合的になるゲームもある。

中級者ゲーム
年間エキスパートゲーム大賞の定義は、「比較的長くボードゲームを遊んできて、新作を学ぶ経験を持ち合わせている人たちに、指針を提案する」という(年間ゲーム大賞)。これで十分であり、それ以上の補足は要らないと思う。

これゆえ、中級者ゲームは「込み入った」ゲームということになるだろう。

エキスパートゲーム
複合的なゲームのことである。エキスパートゲームには今のところ適切な定義がない。しかし年間エキスパートゲーム大賞の授賞で知ることができたのは、「とてもよい」ボードゲーム(『モンバサ』『ロシアンレールロード』『アルルの丘』『マルコポーロの旅路』など)が候補作止まりだったことである。その後、一般のプレイヤーにまで行き届くことはなかった。

エキスパートゲームは、私見では大部のルールブックと比較的長いプレイ時間が特徴である。「複合的な」の定義と同様、何回かゲームをプレイしてやっとゲームが理解できる。このようにゲームを理解した人から、将来のゲームにおける可能な戦略が構築されていく。これは一元的なものではない。エキスパートゲームはある程度、勝利のための戦略に多様な幅をもたせているからである。基本的には10ゲーム以上プレイしても、完全に解明されることはない。

エキスパートゲームと中級者ゲームの境界線は、これが中級者ゲームのほうが基本的に早くできるということである。ボードゲームに入るのもより容易である。

結論
カジュアルプレイヤーとメニープレイヤーの違いは、私見では頻度とプレイングが組織化されていることが決定的で、ファミリープレイヤーとストラテジープレイヤーの違いは、ボードゲームの難易度が分類の基準となる。

ノンプレイヤーカジュアルプレイヤーメニープレイヤー
ファミリーゲーム   
中級者ゲーム   
エキスパートゲーム   
色が黒に近いほど、縦と横のカテゴリーが合致する可能性が高い。

富山にボードゲームカフェ&ショップ「Engames」オープン

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富山市内に4月15日、ボードゲームカフェ&ショップ「Engames(エンゲームズ)」がオープンする。市電大学前駅徒歩2分(駐車場10台分)、平日13:00~22:00、土日12:00~21:00、火曜休。

ボードゲームショップとボードゲームカフェを兼ね、のんびりとカフェメニューを味わいながら、ボードゲームを遊べるお店。遊んで気に入ったらその場で購入できる、気になったゲームを遊んでみてから買うか決められるというのもメリットだ。

杉木貴文店長は長年TCGやボードゲームを愛好しており、ボードゲーム関係のアルバイト経験も活かして開業した。店名はボードゲームでできた縁を活かし、これからも富山でボードゲームを通じて人と人の縁がつながればという思いで名付けられた。

販売するゲームはキッズゲームやテンデイズゲームズ製品など何と約700種類。送料原則無料の通販サイトもあり、ボードゲームのほか、オリジナルユーロスリーブなどを扱う。2000円の購入でプレイスペース料の500円割引もある。

プレイスペースは42席あり、遊べるゲームは約300種類。プレイ料金は平日2時間500円~(最大1500円)、休日2時間1000円~(最大2000円)。

カフェメニューはコーヒー、紅茶、 ソフトドリンクなどで、特に、コーヒーについては、品質基準をクリアしたスペシャリティコーヒーを一杯ずつドリップで提供する。

Engames
富山市五福1877
https://engames.hatenablog.com / Twitter

恐竜を救え!『ディノツイスト』日本語版、5月18日発売

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アークライトは5月18日、隕石が落下してくる島から恐竜たちを救うカードゲーム『ディノツイスト(Dino Twist)』日本語版を発売する。デザイン・B.アルピノ、イラスト・S.エスカパ、2~6人用、7歳以上、15分。

オリジナルはフランス人デザイナーが制作し、2015年に発売された作品。翌年にポーランド語版、そして今年日本語版と続くことになった。

空から破壊的な隕石群が落下してくる中、恐竜の島「ツイスト島」からなるべく強い恐竜を自分の島に逃がすことを目指す。迅速に適応した恐竜だけが別の島へと逃れ、生き残ることができるだろう。

手番にはイベントカードを1枚オープンして効果を適用。それから手札から恐竜を出してツイスト島の恐竜に災難が降りかかる。ツイスト島から逃げた恐竜を自分の島に配置し、点数になる。いったいどれだけの恐竜を逃がせるだろうか。

イラストもコミカルで、シンプルでスピーディーな展開のファミリーゲーム。大人も子供も一緒に遊べる。

ディノツイスト日本語版(コンポーネント)

第7回「お寺でボードゲーム」レポート

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積雪のため冬期間はお休みとなっていた「お寺でボードゲーム」(主催:やまがた長井観光局)が、4月から再開された。お休みの間、地元ローカル局で何度か取り上げられていたこともあり、15名というたくさんの方に参加して頂いた。うち宿泊者は4名で、多くが口コミによる地元の人である。

15時のスタート。30分ほど、ボードゲームについて簡単なガイダンスを行った。今回のテーマは「モダンボードゲームの広がり」。自己紹介をして頂き、参加者に合わせてゲームを選ぶ。今回ははじめ、初対面で打ち解けることも狙い、『私の世界の見方』『クイズいいセン行きSHOW!』『コードネーム』を遊んだ。いずれも人数を問わず、後から来てもすぐに入れるのがよい。

参加者は男女半々で、年代は20~40代といったところ。ボードゲーム経験の有無も半々ぐらいだが、地元でもいろいろなボードゲームが遊ばれていることが分かった。もっともいざゲームが始まってしまえば、性別も年齢も経験もあまり関係なくなる。

夕食は地元の食材をたっぷり使ったお弁当とみそ汁で、1時間ほど休憩してから再開。今度は少しじっくり遊ぼうということで3卓に分かれ、『チケットトゥライド』『インカの黄金』『アグリコラ:ファミリーバージョン』を遊んだ。ルール説明はやまがたボードゲーム協会のメンバーがそれぞれの卓に入って行うためスムーズに進む。『インカの黄金』卓はプレイ時間が短いため、その後『インサイダーゲーム』を遊んでいた。

協会のメンバーもだんだん経験を積んできて、自らお勧めのゲームを提案するようになってきている。オインクゲームズのファンもいて、今月地元でオープンした木のおもちゃ屋「Kimi」でオインクゲームズの作品を揃えている効果が早速現れ始めている。

その後、再びみんなで集まって『人狼』。『人狼』はほかのボードゲームと毛色が違うゲームなので、苦手な人がいれば別のゲーム(とはいえ『プライバシー』であるが)を提案することにしていた。今回は見学希望者が1名いたが、12名で遊び、終わってからも感想戦が絶えなかったところを見るとみなさん楽しんで下さったようだ。

23時に終了し、近くの方は帰宅し、宿泊申込者は貸し布団で就寝。

翌朝は7時から朝のお勤めで、宿泊者も一緒にお経を読んだ。その後にボードゲームと仏教を(無理やり)絡めた法話。お寺らしいのはこのひとときしかない。その後、地元のお米屋さんが作ったつや姫のおにぎりを朝食に召し上がって頂き、あとは自由解散。私は仕事があったが、昨日遊んだゲームはそのままにしておいたので、いくつか遊んで帰られたようだ。

次回は4月29日(土・祝)から一泊で、やまがた長井観光局で参加者を募集している。この時期は例年、近隣の「置賜さくら回廊」で古木の桜がきれいに咲くころだろう。花見とボードゲームもいい組み合わせだ。

やまがた長井観光局:お寺でボードゲーム

お寺でボードゲーム

ボドゲde遊ぶよ!! phase 7-15

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みんなでぽんこつペイント(Our Junk Painter)

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チーム戦もエキサイティング

円と直線だけでお題を当ててもらうお絵かきゲーム。2011年にぽんこつファームから発売された同人作品を、モグワイがリメイクして発売した。拙著『ボードゲームワールド』のお絵かきゲームの章で取り上げた作品だけに、このリメイク再版はたいへん喜ばしい。4~6人だったプレイ人数もぐっと増え、チーム戦もできるようになっているほか、拡張カードも入っている。

個人戦では、回答者1名以外の全員がお題を見て絵を描き、画数の少ない順に見せて当ててもらう。描いていいのは円と直線のみ。画数が少なければそれだけ当ててもらいにくくなるが、画数が多いと前の人のときに当てられてしまうかもしれない。少ない画数で伝わるよう、構図などのセンスが求められる。

チーム戦では、チーム内で絵を描く人と回答者に分かれ、できるだけ少ない画数で当てることを目指す。工夫の仕方だけでなく、チームメイトのことをよく分かった描き方もポイントになるだろう。

8人で2人ずつ4チームに分かれてプレイ。半分はお題を知っており、半分は知らないわけなので不思議な連帯感が生まれた。「何これ!全然分からない」「分かったかも」などという声が上がり、正解の発表では「無理~」「あっ、そうか!」などといって盛り上がる。お互いに描いた絵を見せあって、見事当てた人を讃えたり、当てられなかった人に同情したりするのも楽しい。『テレストレーション』『エセ芸術家ニューヨークへ行く』と並ぶ、パーティーゲームの定番になりそうだ。

みんなでぽんこつペイント
デザイン・ちかすず/アートワーク・長谷川登鯉/モグワイ(2017年)
3~12人/6歳以上/10分~

大阪・八尾にボードゲームカフェ&ショップ「inst」オープン

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大阪・八尾に4月10日、ボードゲームカフェ&ショップ「inst(インスト)」がオープンする。近鉄八尾駅徒歩3分、10:30~22:30、水休。

今月1日にオープンした大阪・貝塚のボードゲームプレイスペース「ファミーリエ 」に続いて大阪近郊に新しい拠点の誕生だ。凝った内装のスペースで約200種類のボードゲームがあり、一部はルール説明付きで遊ぶことができる。販売スペースでは代表的な商品について見本がアクリルケースで展示されており、実物を見て購入できる。

午前中から開店しており、初心者から上級者、老若男女問わずひとりでも楽しめるお店を目指す。プレイ料金は30分300円からだが、相席可能であることを伝えると「シェアプレイヤー」として20%割引される。そのほか、保護者同伴で中学生以下が1名無料になるキッズ割引も。飲食はブレンドコーヒー、りんごスムージーから、クラフトビール、カクテルなどで、軽食も用意される。

inst(インスト)
大阪府八尾市北本町2-4-6 加藤ビル2F
TEL: 072-968-7163
https://instyao.wixsite.com/inst

トランプウォール(Trump Wall)

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横のラインVS縦のライン

トランプウォール

先月開催されたゲームマーケット神戸のレポートが、英訳されてボードゲームギークのニュースにアップロードされた(BoardGameGeek News: Kobe Game Market 2017 Report from Table Games in the World )。その記事へのコメントで、反応が大きかったのがこの作品である。芸無工房から無料配布された作品で、キャッチーなテーマだけでなく、ゲームとしても面白い。ツイッターでは、1日に何十戦もプレイしているという書き込みも見られた。

大統領側のプレイヤーは太平洋とカリブ海がつながるように壁を作り、メキシコ側のプレイヤーはその壁の隙間からアメリカにルートをつなぐことを目指す。『ツイクスト』のようなテイストである。

手番にはトランプの手札から1枚出して、その数字かスートに対応するところにコマを置く。スートは4分の1なので置きやすいが、数は13分の1なのでなかなかおもったところが出ない。出したいカードがなければパスをして、手札を全部取り替えることができるが、そのときに1枚多く引くことができる。

要所要所をめぐる争いがエキサイティングで、あちらを封鎖されればこちら、こちらが通ればあちらと戦局が変化していく。散らして配置していくか、集中して配置していくかの選択もあり、単なる手札運だけではない戦略性もある。ここを置かれれば終わりという場面で、そこをかいくぐる手札が出せると気持ちがいい。1ゲームは15分くらいで、もう1戦したくなるゲームである。

トランプウォール
北条投了/芸無工房(2017年)
2または4人用/15分

ボードゲームショップとど、東京・高田馬場に実店舗オープン

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都内のネット通販ショップ「ボードゲームショップとど」が4月1日、高田馬場にプレイスペース付き実店舗をオープンした。JR・西武新宿・地下鉄高田馬場駅徒歩3分。13:00~23:00、無休。


http://todo-game.ocnk.net/

これまでゲーマーズゲームやパーティーゲームを中心に取り扱ってきたネット通販ショップと、TCG『マジック:ザ・ギャザリング』のカードゲームショップを兼ねる実店舗。これまでもゲームスペース柏木での受け取りが可能だったが、直接見て遊んで購入できるようになった。

プレイスペースでは100種類ほどのボードゲームを遊ぶことができる。オーナーの趣味全開で絶版となった珍しいゲームから、『メガシヴィライゼーション』『エイリアンフロンティア』など多分に遊びごたえの作品もある。利用料金は平日1時間300円(最大1500円)、休日1時間400円(最大2000円)。

通販は開店準備のため一時休止しているが、今後も継続していく予定となっている。

ボードゲームショップとど
東京都新宿区高田馬場3-3-9 山下ビル5階
TEL:03-5937-1065

ワーカープレイスメントで魔物討伐!『グリムリーパー』日本語版、4月15日発売

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cosaicは4月15日、魔術師たちが魔物を討伐するボードゲーム『グリムリーパー』日本語版を発売する。デザイン・C.フィオーレ&K.ハッペル、イラスト・睦月ムンク、2~5人用、8歳以上、20~30分、2800円(税別)。

2009年にペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売され、手軽に遊べるワーカープレイスメントゲームとして好評を博した『ラングフィンガー(Langfinger)』をリメイク。泥棒を魔術師に、道具を巻物に、盗品を魔物に置き換え、さらにデザイナーの発案により、新規にカードを加えて毎回多様な展開を楽しめるようにした。タイトルは魔物のひとつ「大鎌を持った死神」のこと。

平和な王国に突如、恐ろしい魔物たちの脅威が迫る。王様の命令で集められた腕利きの魔術師たちが討伐に向かう。森や洞窟を訪れ、巻物カードを使って魔物を倒し、王が待つ城へ出向き、報酬として金貨を受け取ろう。コマをすべて配置したあとでアクションの処理に移るので、「ここであれを手に入れるはずだったのに計画が狂った!」なんてことも。他人の動向に注意を払わなければならない。

さらに場所カードが10枚に増え、この中から毎回、6枚を使うため、組み合わせ次第で、巻物がインフレ化したりデフレ化したりする。組み合わせの「キモ」をいち早く見つけるのも勝利に必要となるだろう。

TGiW:ラングフィンガー

プライバシー・ナンバーズ(Privacy Numbers)

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だ、誰が?!

アミーゴ社(ドイツ)から発売されている大人向けコミュニケーションゲームのシリーズ第5作。きわどい質問はそのままで、イエス・ノーではなく数字で答えることからよりダイナミックな展開が楽しめる。

「1週間のデジタルゲーム時間」「お金を払ったのにキャンセルした旅行の回数」「過去一年間にホテルに宿泊した回数」「17歳以前に関係した人数」「この中で裸を見たい人の人数」などの質問が出るので、各自円盤でひそかに答えると共に、全体で合計いくつかを予想する。円盤は誰がどれを出したか分からないように混ぜて集計。正解の数字からカウントダウンしていき、上回らない範囲で近い順に得点が入る。

イエス・ノー式の『プライバシー』では、正解が1か(全員-1)の場合には回答者が特定される恐れがあるため発表しないというルールがあったが、このゲームではこの問題が解消されている。

質問はぬるいものから辛いものまでさまざま。お互い顔を見合わせて、「〇〇さんは0人でしょう」「□□さんは5人かな」「そんなわけないでしょ!」などと鎌をかけあうのも楽しい。中には妙にリアルな数字というものがあって肝が冷える。

Privacy Numbers
デザイン・R.シュタウペ/アートワーク・O.フロンデンライヒ
アミーゴ(2016年)
5~12人用/16歳以上/45分

山形・長井の木のおもちゃ屋「Kimi」

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Kimi(1)4月1日、山形県長井市に木のおもちゃ屋「Kimi」がオープンした。喫茶店の2階にあり、ボードゲームはハバ社などのキッズゲームとオインクゲームズのみを扱う。

管理人も住んでいる長井市は、人口が3万人に満たない小さな街である。この規模の街に木のおもちゃ屋ができることは珍しい。お店を開いたのは船山裕紀氏。フリーカメラマンで、毎年3000人が参加するフェス「ぼくらの文楽(ぶんがく)」の実行委員長を務める。第1回東北ボードゲームフリーマーケットは、このフェスの中で開催された。

お子さんが小さい頃から一緒にボードゲームを遊んだり、ネフ社の積み木を買い与えたりしていた船山氏が昨年、木のおもちゃ屋を開くという。SOHO的な仕事場と店舗を兼ねるというので、売り場はそれほど大きくないのかなと思っていたら、品揃えのよさと、陳列の美しさに驚いた。

ネフ社の積み木、ベック社のクーゲルバーン、セレクタ社の玩具、レオ・レオニの絵本、イタリアのけん玉、蜜蝋のクレヨン、アレルギー対応食品、オリジナルブレンドのコーヒー......と、いずれにもこだわりが感じられる。ボードゲームは、ハバ社とアミーゴ社、オインクゲームズしかないのも、アートワークのデザインを重視する船山氏のこだわりである。

Kimi(3)
Kimi(4)

1階のカフェ「山の下」は以前から営業していたが、このたび一緒にリニューアルした。地元の老舗「園カレー」のカレーライス、バゲットサンド、ピラフ、厚焼き釜ケーキなどがある。2階はバルコニーになっていてシームレスにつながっており、ボードゲームカフェとしても利用できる。アルバイトのタクヤ君が、1階と2階を行ったり来たりして手伝っていた。

開店初日、親子連れがひっきりなしに訪れ、お店を見終わってから1階のカフェで食事をしていく人も。お客さんが特に興味を示すのがボードゲームで、人数や年齢から船山氏がお薦めを提案する。早速『海底探険』『マスクメン』『ナインタイル』『スティッキー』が売り切れ。もともとオインクゲームズを知っている人も少なくなく、現在品薄の『インサイダーゲーム』は取り置き予約が結構入っていたという。

Kimi(5)

小さな地方都市で、ボードゲーム専門店やボードゲームカフェをやっていくのはまだまだ難しい。そのとき、本業のオフィスと兼ねたり、ボードゲーム以外の商品を扱ったり、別のお店とコラボしたりという柔軟な方法があることを、このお店は教えてくれる。なかんずく大切なのは店長の人脈であるということも、置ききれないほど並んだ開店祝いのお花が物語っていた。

おもちゃ屋 Kimi
山形県長井市栄町1-6 2F/TEL:0238-87-0666
山形鉄道・長井駅徒歩30秒
平日11:00~17:00、月・木・第1土休
Facebook:おもちゃ屋 Kimi
Twitter:おもちゃ屋 Kimi

Kimi(2)

アンケート:既婚か未婚か

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Q116:結婚はされていますか?

A.未婚です 81票(47%)
B.既婚です 89票(51%)
C.離別しました 3票(2%)

ボードゲーム愛好者が結婚すると、遊ぶ時間がなかなか取れずやめてしまうという話を聞く一方、夫婦で一緒に楽しめる趣味としてボードゲームを取り入れたという方もいらっしゃいます。はたして結婚していてボードゲームを楽しんでいる方はどれくらいいるのか、当サイトの読者層の既婚率はどれくらいかお尋ねしました。

結果、半数をわずかに上回る51%の方が既婚と回答。この数字は昨年2月に世界的に行われ、2400名が回答したアンケート(The Daily Worker Placement )では既婚率が52%でしたので、ほとんど同じ結果となりました。

拙著『ボードゲームワールド』の座談会で、就職や結婚で環境が変わっても長く続けるコツとして、テンデイズゲームのタナカマ店長が「常にずっと遊んでる人って、その人が遊びたいゲームっていうよりは、周りに必要とされるゲームを分かってる人なのかなって思います」と仰っていたのが印象に残っています。これから結婚する予定の方も、新しい環境に合ったゲームをぜひ探してほしいと思います。

今月のアンケートは、ボードゲームカフェ・バーに期待することです。今月も多くのボードゲームカフェ・バーが開店します。行くか行かないは別にして、読者の皆さんは何を期待しますか。近いものをひとつお選びください。

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