2017年6月アーカイブ

同人ゲームの再版支援「アークライト・インディーズゲーム・プロジェクト」発動

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アークライトは29日から、同人ゲームの再版を請け負う「アークライト インディーズゲーム プロジェクト(AIP)」の受付を開始した。製造販売をアークライト社の負担で行い、デザイナーにはロイヤリティが支払われる。

ゲームマーケット出展者の「在庫がなくなったが増産する勇気がない」「新作を出すため旧作の増産まで資金が回らない」「家にスペースがないので増産できない」といった声に呼応し、さまざまな事情により埋もれていく傑作にスポットライトを当てようというプロジェクト。

アークライト社に窓口を設置し、応募された作品について審査を行う。審査の結果、再版する価値があると判断された作品はアークライトの費用負担で製造・流通・販売・在庫管理を行い、ゲームデザイナーに印税を支払う仕組み。

対象となるのはゲームマーケットで製品として頒布されたことのある作品で、作品の評価、製造数、原価率、在庫数などの情報をもとに審査する。製造数は500個以上からで、それだけの販売が見込まれる作品が採用されることになる。

アークライトはゲームマーケットの運営に加え、物流部による流通販売、ゲームマーケット大賞の設立、そして今回の再版プロジェクトの立ち上げと、同人ゲームを総合的に支援している。

応募は下記のウェブサイトから。

ゲームマーケット:『アークライト インディーズゲーム プロジェクト』申し込み開始

浅草ボードゲームフリマ、7月2日開催

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7月2日(日)、都立産業貿易センター(台東館)7階にて、浅草ボードゲームフリーマーケットが開催される。地下鉄・東武浅草駅徒歩5分、予約なしの当日参加は14時からで、参加料は500円。

東京での開催は2013年以来4年ぶりとなるボードゲームフリーマーケット。現在は東京ビッグサイトで行われているゲームマーケットの旧開催地、都立産業貿易センター(台東館)を会場に開かれる。

購入は混雑を避けるため3グループに分けられ、11時から出展者グループ、12時30分から400人限定の事前予約当日参加(募集終了)、14時からの予約なしの当日参加で入場となっている。

会場では出展者が遊ばなくなった中古・新古ボードゲームを出展する。安価で購入できるもの、絶版品・レアもの、そのほかお宝ものが多数お目見えする。大きめのバッグをもって出かけよう。

浅草ボードゲームフリーマーケット

テキサスで牧場経営『グレート・ウェスタン・トレイル』日本語版、8月5日発売

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アークライトは8月5日、19世紀の牧場経営をテーマにしたボードゲーム『グレート・ウェスタン・トレイル(Great Western Trail)』日本語版を発売する。デザイン・A.プフィスター、イラスト・A.レーシュ、2~4人用、12歳以上、75~150分、5500円(税別)。

オリジナルは昨年秋にエッガートシュピーレ(ドイツ)から発売された。ゲームデザインは『モンバサ』などで人気が高まっているプフィスターが担当。シュピールのスカウトアクションで1位となったほか、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞推薦リスト、オーストリアゲーム賞フリーク部門ヒット、スイスゲーマーズ賞3位に選ばれ、今秋発表のドイツゲーム賞の入賞も確実視される作品だ。

19世紀のアメリカ合衆国で、プレイヤーはテキサスの牧場主となり、牛を育て、鉄道を利用して大都市カンザスシティへと出荷する。優秀な牛を育て上げ、いろいろな施設をうまく利用してスムーズに出荷しよう。腕のいいカウボーイや、職人や技術者を雇うことも必要になる。

手番にはカウボーイコマをカンザスシティに向けて進め移動先のアクションを行っていくが、デッキ構築あり、建物の特殊効果あり、目的カードなどの多様な得点方法ありと、ボードゲーム愛好者にはたまらない要素がてんこ盛り。手に汗握る決断の連続と、充実した戦略を楽しめる本格的なゲーマーズゲームだ。

内容物:ゲーム盤1枚、カード類120枚、タイル類150枚、木製コマ68個、コイン55枚、プレイヤーボード4枚、労働市場トークン1個、記録シート冊子1冊、ルール説明書1冊
※カードサイズ87mm×56mm

グレートウェスタントレイル日本語版(コンポーネント)

オーストリアゲーム賞2017に『クマ牧場』

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ウィーン・ボードゲーム・アカデミー(D.デ・カサン代表)は、今年のオーストリアゲーム賞「シュピール・デア・シュピーレ」(Spiel der Spiele)を発表し、クマの動物園作りゲーム『クマ牧場(Bärenpark)』が大賞に選ばれた。このほか、キッズ・ファミリー・友人・フリークの4つの部門でヒットゲームが発表されている。

オーストリアゲーム賞は、選考委員が予め候補作を絞り込み、最終的にゲーム経験の少ない人に遊んでもらってその評価で決めている。コアな愛好者が選ぶことが多いゲーム賞の中で、広く遊びやすい作品を選んでおり、ドイツ語圏のショップではドイツ年間ゲーム大賞に次いで影響力の大きい賞とされる。

『クマ牧場』はP.ウォーカーハーディング(オーストラリア)がデザインし、ルックアウトシュピーレ社(ドイツ)が制作したゲームで、さまざまなかたちのタイルを敷地に隙間なく配置してクマの動物園を作るパズルチックな作品。各タイルは先に取るほど点数が高く、ほかの人の状況を見て優先順位をつけていかなければならない。日本国内では輸入版が流通しており、日本語版も制作中となっている。

このほか、キッズ、ファミリー、フレンド、エキスパートの4部門で「ヒットゲーム」が3~4タイトル挙げられている。今年は各部門のベスト(simply the best)を選出していない。また大賞のほかにお薦めの特別賞として、アブストラクトゲーム「ギプフシリーズ」の最新作『リンク』が選ばれた。

【オーストリアゲーム賞2017】
大賞「シュピール・デア・シュピーレ」
クマ牧場(Bärenpark / P.ウォーカーハーディング / ルックアウトシュピーレ)→Banesto

キッズ部門ヒット
1,2,3-魔女ヨーイドン!(1, 2, 3 - Hex herbei!)
神秘の森(Der Mysteriöse Wald)
アイスクール(Icecool)→Amazon

ファミリー部門ヒット
クレイジーレース(Crazy Race)→Mobius
ドリームホーム(Mein Traumhaus)→Banesto
ナンバー9(NMBR9)
シャールック(Sherlook)

フレンド部門ヒット
センチュリー:スパイスロード(Century Die Gewürzstraße)→Amazon
ファーベルザフト(Fabelsaft)
ミクロワールド(Microworld)→Banesto

フリーク部門ヒット
ファーストクラス(First Class)→Mobius
グレートウェスタントレイル(Great Western Trail)→Amazon(8月)
テラフォーミングマーズ(Terraforming Mars)

特別賞
リンク(Lyngk)

Der Östreichische Spielepreis:Spiel der Spiele 2017

KADOKAWA『電撃大王』にてボードゲームコミック連載スタート

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本日発売のKADOKAWAのコミック誌『電撃大王』2017年8月号にて、ボードゲームをテーマにした学園コミック『遊びたがりの霧生(きりゅう)さん』が新連載となった。680円。

霧生さやかは品行方正・才色兼備な優等生。ただし、彼女にはたくさんのオトナと遊んでいる噂があるらしく......。ある日、そんな噂を耳にした同級生・高槻卓哉がひょんなことからさやかに連れて行かれたのは、オトナの集まる──「ボードゲーム会」???

原作・作画は月刊スピリッツで『共学高校のゲンジツ』 を連載中のさぬいゆう氏と伊丹澄一氏。今回も、高校生活をテーマにして、ボードゲームが登場する作品となっている。

作中で登場するボードゲームの解説コラムは、当サイトの管理人が担当している。第1話は、一世を風靡した国産ボードゲーム『枯山水』が登場する。

ボードゲームをテーマにしたコミックはほかに、『放課後さいころ倶楽部』が『ゲッサン』で好評連載中で、単行本が9巻まで発売されている。

キャプテン・ソナー(Captain Sonar)

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一心同体の潜水艦ゲーム

キャプテン・ソナー

子供の頃に方眼紙を使って『潜水艦ゲーム』を遊んでいた。それぞれ方眼紙に潜水艦を書き、座標を言って当たっていたら撃沈というゲームである。そのゲームをリアルタイムの多人数チーム戦にしたのがこの『キャプテン・ソナー』だ。潜水艦の乗組員となり、チームワークで相手の潜水艦を撃沈することを目指す。リアルタイムゲームを作らせると右に出るもののいないR.フラガ(『ドクターエウレカ』『ドクターパニック』)のデザインで、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2017推薦リストに入った。

ボックスには妙に大きなついたてが2枚入っている。これを2チームの間に置き、お互いのボードが見えないようにする。役割に応じたボードと、書き込むペンを各自に配る。コンポーネントはこれだけで、カードもコマも入っていない。言語依存もないシンプルなコンポーネントだ。

潜水艦乗組員の役職は4つ(8人未満でプレイする場合は掛け持ち)。艦長は自分の潜水艦の進路を決め、それをマップに記入していく。マップは5種類あり、ゲームごとに変えることができる。また、後述する設備の起動や、潜水艦浮上の指示といった仕事もあり、もっとも重要な役職である。

艦長は移動のたび、「南へ移動!」などと言わなければならない。通信手は相手チームの艦長の進路を聞いて、それを透明板に記録していく。相手のスタート地点は分からないため、島などの障害物のありかや、ソナーなどを頼りに位置を推定する。相手の艦長の言葉を聞き逃してはいけない。

司令官は潜水艦が移動するたび、設備スイッチに印を入れていく。印が満タンになるとその設備が使えるようになり、敵を攻撃したり探索したり、相手の通信手に知られず高速移動できたりする。潜水艦の状況に応じて、どの設備を優先して起動できるようにするか判断しなければならない。

機関士は潜水艦が移動するたび、その移動方向に応じたボックスのアイコンにバツ印を付ける。バツ印があると設備が起動できなくなったり、潜水艦がダメージを受けたりするので、バツ印の選択も重要である。

バツ印が溜まって身動きが取れなくなってきたら、艦長は浮上を指示することができる。浮上すると、バツ印と、これまで通ったルート(潜水艦は同じルートを2回通ることができない)がリセットされるが、相手チームにだいたいの場所を伝える上、乗組員全員でボードに線と名前を記入しなければならず、その間にボコボコにされる恐れがある。

ゲームがスタートしたら、両チームリアルタイムで潜水艦を進める。艦長がゲームを先導するが、ほかの役職の情報提供も欠かせない。

艦長「南へ移動!」
司令官「ラジャー!」
機関士「ラジャー!」
相手の通信手「南と」。

司令官「魚雷準備完了!」
艦長「通信手、相手はどの辺にいるか?」
通信手「このあたりかと思われます!」
艦長「よし、魚雷発射! 目標はC6!」
相手の艦長「1ダメージ!」
全員「やったー!」

1ゲーム目は、浮上をできるだけ抑え、機雷をばらまいておいて、通りかかったところを狙い撃ちしたチームの勝利。2ゲーム目は、高速移動の行き先をいくつかに絞り、ソナーで確定した直後に魚雷を撃ったチームの勝利で、どちらも劇的な終わり方となった。プレイ時間は約30分。高揚感のあるリアルタイムプレイと、相手の状況を観察する冷静な情報収集の両方が求められ、非常に盛り上がるゲームである。

Captain Sonar
デザイン・R.フラガ&Y.レモニエ/イラスト・エルヴァン、S.トバル
マタゴー(2016年)
2~8人用、14歳以上、20~45分

ボドゲde遊ぶよ!! phase 8-4

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ゲームマーケット2017春:新作評価アンケート結果発表、1位は『ネコの探検隊』

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ゲームマーケット2016秋(昨年12月12日、東京ビッグサイト)で発表された新作の評価アンケート結果が23日、事務局から発表された。732名が投票し、約300タイトルの新作の中から評価平均1位は『ネコの探検隊』(行動探検隊)、評価数1位は『ダンジョンオブマンダム エイト』(オインクゲームズ)となった。

新作評価アンケートはゲームマーケット終了後約1ヶ月にわたってウェブで行われた。誰でも投票することができ、各ゲームを5段階で評価したものを、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、総投票数の5%にあたる36票以上でランキングした。

評価平均1位の『ネコの探検隊』は、認知行動療法をカードゲーム化した作品で、与えられたテーマで自分が実際にやったことのあるものを3つ紹介し、そのうち1つ入っているウソを当てるゲーム。2位の『ナショナルエコノミー・メセナ』は地域経済をテーマにした人気カードゲームの続編。3位の『おつかみさま』は目を閉じて手に文字を書いて当ててもらうホラーゲーム。評価数ではオインクゲームズの『ダンジョンオブマンダム エイト』が1位となった。それぞれのランキングは以下の通り。

また、得票数が規定に及ばなかったものの、平均評価が高かった作品として『Truth Untruths(トゥルー・アントゥルース)』(楽カフェ・ゲームズ)、『サイコロコロンブスの卵(なるみやエンターテイメントカンパニー)』、『ハリネズミくんのラブレター』(高天原)、『ラードロ・ドーロ(Ladro d'oro)』(楽々亭)、『ゆびリンピック』(スタジオくるくる)、『ほんのきもちです ~雅~』(Hammer Works)、『正直うさぎの行進』(ぺそげーむす)が挙げられている。

新作タイトル数は昨年秋の約350タイトルから50タイトルの減少となったが、投票者数は昨年秋の445票から6割の大幅増となった。この数は、ゲームマーケット参加者の5%に当たる。

また今回も、出展者が自分の作品の評価内訳を問い合わせられるようになっている。下記リンクのフォームから、出展者名、登録番号、メールアドレスなどを送ると返信される。ランキングしなかった作品でも評価の高かった作品があるので、気になる方は問い合わせてみよう。

ゲームマーケット公式:【結果発表】2017春:新作評価アンケート

【ゲームマーケット2017春:新作評価アンケート結果】
1.ネコの探検隊(行動探検隊)48/4.69(評価数12位)
2.ナショナルエコノミー・メセナ(スパ帝国)105/4.22(評価数4位)
3.おつかみさま(楽々亭)37/4.19
4.エンペラーズ・チョイス(OKAZU brand)38/4.18
5.8ビットモックアップ(さとーふぁみりあ)115/4.13(評価数3位)
6.ボブジテン(TUKAPON)48/4.10
7.Re:迷宮(リメイク)(STUDIO アカランタン)46/4.09
8.ダンジョンオブマンダムエイト(オインクゲームズ)123/4.04(評価数1位)
8.戦闘破壊学園ダンゲロス・ボードゲーム(戦闘破壊学園ダンゲロス)75/4.04(評価数12位)
10.プラネトリコ(四等星)91/4.02(評価数8位)
11.七つの予言(Bluete Spiele)77/4.00(評価数11位)
12.ポコン!(するめデイズ)70/3.91(評価数14位)
12.イアルへの道(梟老堂)57/3.91(評価数18位)
14.酒魅人(スーパーナンバーワンゲームス)121/3.90(評価数2位)
14.Alicematic(英傑伝)ManifestDestiny 49/3.90
16.おにぎりさん(デコクトデザイン)39/3.85
17.MAGIARMA-マギアルマ-(T.A.WORKS)95/3.83(評価数7位)
18.サイノメコロシアムR(MRエンターテイメント)49/3.82
19.ゴリ×夢中(楠本舗)42/3.81
20.TEXTILE(テキスタイル)(KITERETSU)39/3.77
20.Argoat(DOMINA)73/3.77(評価数13位)
22.TAGIRON(JELLY JELLY CAFE)70/3.76(評価数14位)
23.キツネのいたずら(雅ゲームス)41/3.73
24.楽園の方舟(TDS)36/3.72
25.ジャンドイッチ(しのうじょう)40/3.70
26.BABEL新版(こぐま工房)85/3.69(評価数9位)
26.ひつ陣(OKAZU brand)54/3.69
28.ニューロストレガシー(ワンドロー)40/3.65
29.派遣戦隊マモルンジャー(758ボードゲーム会)37/3.59
30.ハコオンナ第三版(EJIN研究所)99/3.57(評価数6位)
-.ドワーフのネックレス工房(Power9Games)57/3.56(評価数18位)
-.キャプテンダイス(グランドアゲームズ)62/3.48(評価数17位)
-.ハツデン(New Games Order)100/3.38(評価数5位)
-.弱者の剣(Polygonotes)79/3.06(評価数10位)
-.六次化農村(New Games Order)55/3.05(評価数20位)
-.ジュリアーノ王子の貢ぎ物(久遠堂)67/2.64(評価数16位)

ホビージャパンゲームフェスティバル2017、7月15・16日開催

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7月15日(土)と16日(日)の2日間にわたって、ベルサール西新宿(地下鉄大江戸線都庁前徒歩4分)にて、ホビージャパンゲームフェスティバル2017が行われる。第7回ドミニオン日本選手権、第2回パンデミック・サバイバル日本代表決定戦予選のほか、各種大会や物販も行われる。

ドミニオン日本選手権は15日に予選、16日に決勝が行われる。優勝者は8月17日からアメリカで行われる世界選手権への出場権と、渡航費補助10万円を獲得。世界選手権は過去6回中4回を日本代表が制しており、日本一=世界一という状況になっている。参加申込は下記のサイトで7月7日まで、先着順(午前午後各128名)。予選では基本セットと『陰謀』『海辺』、決勝では最新の『帝国』まで全セットとプロモーションカードが用いられる。

パンデミック・サバイバル日本代表決定戦は15日のみ。2人1チームで同じ条件下で成績を競う。優勝者は秋の日本代表決定戦予選に進み、そこで勝ち進めば12月にオランダ・アムステルダムで行われる世界選手権への出場権が得られる。どちらの大会にも出場できるメンバーのみ参加可能。こちらは当日受付で、希望者多数の場合抽選となる。

そのほか、15日に『アイスクール』と『ジャングルスピード』、3日に『世界の七不思議:デュエル』『ブルームーン・レジェンド』『十二季節の魔法使い』『コードネーム』『キングドミノ』の大会も行われる。いずれも当日受付。大会以外には新作デモ・体験会コーナーが設けられる。

物販コーナーはホビージャパンの新作、B級品などが予定されている。真剣にゲームを遊び、買い物も楽しんでこよう。

ホビージャパン:ホビージャパンゲームフェスティバル2017

ゴミから芸術作品へ『ジャンクアート』日本語版、7月中旬発売

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ホビージャパンは7月中旬、ジャンク品を積み上げて芸術作品を作るバランスアクションゲーム『ジャンクアート(Junk Art)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.コルミエ、S.F.リン、イラスト・C.クィリアムス、2~6人用、8歳以上、30分、4500円(税別)。

F2Zエンターテインメントが2015年に立ち上げたレーベル「プレッツェル・ゲームズ」の製品。第一作のウェスタンおはじきゲーム『フリッケム・アップ』もシュピールの会場で注目されていた。

プレイヤーは芸術家となり、世界各国の都市ごとのテーマに沿ってジャンクピースを組み合わせてアート作品を作り上げる。各都市の展覧会を回るワールドツアーに参加するが、都市によって好みが異なり、作品の製作方法や得点となるファン獲得の条件が異なる。一番高い作品が好まれる都市もあれば、全員で一つの作品を作り上げる都市、お互い要らないジャンクピースを押し付け合う都市も。

無茶な形のジャンクを、無茶な条件で積み上げて、キテレツな作品を作り上げよう。手の器用さと、ピースのバランスと、少々の運を必要とするゲームだ。

内容物:プラスチック製の土台 6個、ファントークン 60個、プラスチック製ジャンクピース 60個、ジャンクアートカード 60枚、都市カード 15枚、開始プレイヤー/進行方向カード 1枚、スターカード 1枚、サボテンカード 3枚、メジャー 1つ 他

ジャンクアート日本語版(コンポーネント)

NEWS ZEROでボードゲーム特集

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日本テレビ系列で6月20日に放送されたニュース番組『NEWS ZERO』にて、特集「アナログ"ボードゲーム"人気のワケは?」が取り上げられた。

取り上げられたのは火曜日のキャスターを務めるファッションモデル・桐谷美玲氏の「ハッシュタグ」コーナー。先月開催されたゲームマーケットの待機列や、会場内で遊ぶ人たちの様子を写した後、その魅力を探って桐谷氏はJELLY JELLY CAFE渋谷店へ。一番人気だという『カタン』などを紹介してもらった後、『スピードカップス』を実際にプレイした。

『スピードカップス』は同時プレイでカップを並べ替えるゲームで、「みんなで盛り上がれて夢中になれる。」さらに店内で『海底探険』や『キングダムビルダー』をプレイしているお客さんが全員初対面だといい、「数人でやるゲームが多いため、知らない人たちがテーブルを囲むことも多い」とした。お客さんのひとりがインタビューに「顔を見ながらゲームできるのってインターネットではできなかったりする」と答えている。

さらに場面は日本おもちゃ大賞の授賞式へ。「定番ボードゲームの進化」として、大賞の『地球まるごとすごろく』、『野球盤』のカラー画面、『人生ゲーム』次回作の打ち合わせ風景などが放映された。

スタジオに戻り、桐谷氏は「単純なルールで誰でも楽しめ、ゲームという共通な話題で盛り上がれるのがいいなと思いました」とまとめ、人気のきっかけのひとつとして東日本大震災を挙げた。対面であることの新鮮さ、入りやすさ、盛り上がりやすさが、ボードゲーム魅力として捉えられていた。

Twitter ハッシュタグ「ゲームに興奮」(今回のお題)

オリジンズ賞2017に『大鎌戦役』ほか

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アドベンチャーゲーミング・アーツ&デザイン・アカデミー(The Academy of Adventure Gaming Arts and Design)は17日、アメリカのオハイオ州コロンバスにて開かれたオリジンズ・ゲームショーにて、第43回オリジンズ賞を発表した。ボードゲーム部門ではストーンマイヤーゲームズの『大鎌戦役(Scythe)』が選ばれた。

毎年3月のトレードショーでボードゲーム小売業者の投票によって選ばれたノミネート作品が発表され、その中からオリジンズ・ゲームショーの参加者による一般投票によって各部門の大賞が選ばれる。今年の部門は昨年と同じ7部門(ファミリーゲーム、TRPG、カードゲーム、アクセサリー、ボードゲーム、TCG、ミニチュアゲーム)。

ボードゲーム部門で大賞に選ばれたのはアメリカの重量級ボードゲーム『大鎌戦役(Scythe)』。フランス年間ゲーム大賞エキスパート部門、ゴールデンギーク賞大賞、スイスゲーマーズ賞を受賞しており、ヨーロッパ・アメリカの両方で人気を集めている様子だ。日本語版はアークライトが現在製作中。

カードゲーム部門には透明カードを使ったデッキ構築ゲーム『ミスティックヴェイル(Mystic Vale)』、ファミリーゲーム部門では同時プレイのカードゲーム『ハッピーサーモン(Happy Salmon)』が選ばれている。

ボードゲーム部門には今年、『クランク!』『オーディンの祝祭』『テラフォーミング・マーズ』『ワールドフェア1893』など10タイトルがノミネートされ、カードゲーム部門には『神奈川沖裏』『ロータス』『オーマイグッズ!』『大いなる狂気の書』など8タイトルがノミネートされている。

【第43回オリジンズ賞】(ボードゲーム関連のみ)
ボードゲーム部門:大鎌戦役(Scythe / ストーンマイヤーゲームズ)
カードゲーム部門:ミスティックヴェイル(Mystic Vale / AEG)
ファミリー部門:ハッピーサーモン(Happy Salmon / ノーススターゲームズ)
アクセサリー部門:ブラッドレイジ・オーガナイザー(Blood Rage Organizer)
ゲームの殿堂:M.エリオット(『クオリアーズ』ほか)

ICV2: 2017 Origins Award Winners
The Academy of Adventure Gaming Arts and Design:Current Origins Awards Nominees

ドイツ年間キッズゲーム大賞2017に『アイスクール』

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ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は本日、ハンブルクにてドイツ年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)の発表と授賞式を行った。先月ノミネートされていた3タイトルの中から、『アイスクール(Ice Cool)』が大賞に選ばれた。日本国内ではホビージャパンが日本語版を発売している。

箱を組み合わせた大きな学校の中で、ペンギンが魚を集めたり、ほかのペンギンを捕まえたりするおはじきゲーム。ペンギンのコマは起き上がり小法師になっており、はじき方次第でカーブしたりジャンプしたりもする。デザイナーにクレジットされている「ブライアン・ゴメス」は4人のラトビア人によるゲームデザインチーム名で、ブレインゲームズ出版(ラトビア)から2016年に発売されものを、アミーゴ社(ドイツ)がドイツ語版にした。

審査委員会は「アリーナを組み立てるや否や、子どもたちはどの年代でもすぐ、ペンギンを氷上で滑らせる以外できなくなる。成長曲線は大きく、練習すれば驚くべきテクニックが可能になる。このゲームでは全てがうまくいっている。ブライアン・ゴメスは独創的なゲームストーリーと、印象的な装置、細部までこだわったイラスト、チャレンジングなゲーム進行を、ひとつの理想的なアクションゲームにまとめ上げている」とコメントしている。

2001年から始まるドイツ年間キッズゲーム大賞で、アミーゴ社が大賞を受賞したのは初。授賞式に招待された「ブライアン・ゴメス」の4人と共に受賞を喜んだ。

本賞とエキスパートゲーム賞の発表と授賞式は7月17日、ベルリンで行われる。

Spiel des Jahres:ICECOOL ist das Kinderspiel des Jahres 2017

ゲームマーケット2017春:新作アンケート本日まで

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先月開催されたゲームマーケット2017春の新作評価アンケートの〆切が、本日までとなっている。未回答の方はお忘れなく。

下記のページを開くとゲーム名が五十音順に並んでいるので、自分が遊んだものについて全く面白くない=1から、とても面白い=5の5段階で評価する。投票後に何度でも再編集ができるので、以前に投票した方も、その後にプレイしたゲームがなかったか確認しておこう。

このアンケート結果で評価数と投票数で上位各5作品が自動的にゲームマーケット大賞2017の一次選考自動通過作品となる。ランクインするには規程投票数に達する必要があるので、遊んだゲームは漏らさず投票したい。

ゲームマーケット2017春:新作評価アンケート

ベジエゲームズの新作、『インサイダー・ゲーム』を換骨奪胎か(2)

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今夏に発売予定のベジエゲームズの新作『ワーワード』が、昨年オインクゲームズが発表した『インサイダー・ゲームズ』と酷似し、制作者のモラルを問われている問題(TGiWニュース )について、『ワーワード』の作者であるT.アルスパッチ氏が見解を表明した。

アルスパッチ氏によれば、『ワーワード』の原案は『インサイダー・ゲーム』の発表前からもっており、昨年のシュピールの後に『インサイダー・ゲーム』をプレイしてその類似性に気がついたという。そしてオインクゲームズにライセンスの問い合わせを行い、合意に至った場合は役職を増やしたりアプリを使ったりすることを説明した。「それは本質的に全く別のゲームになるだろうが、『インサイダー・ゲーム』にいくらかの類似性があり、すでに市場に出ていることから、オインクゲームズに連絡を取った。」

これにオインクゲームズ・ドイツ支社のラウラ・グルントマン氏が回答し、興味を示したように見えたためアルスパッチ氏は詳しい内容を説明。しかし昨年の11月を最後にオインクゲームズからの返答は得られなかったという。しかしその間も開発は続けられ、『インサイダー・ゲーム』とは「20の質問」をコアにしているほかは実質的に異なる作品に仕上がった。こうしてリリースに至ったが、オインクゲームズがこのリリースを非難するツイートを行ったことについて「『ワーワード』を一度遊んでみれば、ツイートを撤回するだろう」と述べている。

The Opinionated Gamers: Werewords and Oink

オインクゲームズはこの見解に対し、問題は『ワーワード』が『インサイダー・ゲーム』のコピーかどうかではなく、力の強い出版社が後発で類似作品をリリースし続けると、利益を得ることが難しくなるということであると述べる。これまで商談をした海外の出版社が、同意に至らなくても類似作品を後発でリリースしたことはなかったことを挙げ、そのようなリスペクトが、ボードゲーム業界の素晴らしいことのひとつという。「その作品を知る前から原案があったから、開発を続けてリリースしよう」という人たちがいることを念頭に、生き残っていけるようにユニークな作品を開発していきたいとしている。

Oink Games: Our point of view

ボードゲームギークのフォーラムでは、J.アラース氏、P.ジルフェスター氏、G.コルネット氏などの有名デザイナーがこの件について議論を繰り広げている。ドイツ年間ゲーム大賞の『クワークル』とR.クニツィアの『ビッグ5』、『トリックス』とドイツ年間ゲーム大賞の『コードネーム』など、類似作品が短期間内にリリースされるケースはこれまでにもあり、普遍的な問題と捉えられている。

BoardGameGeek: This game remembers me...

山形・長井にボードゲームカフェ&バー「ある世界」スタート

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山形県長井市にて6月16日から、週末ボードゲームカフェ&バー「ある世界」がオープンした。長井駅前のカフェを会場に金土曜日の18:30~24:00に開かれる。1時間500円(最大1500円)+1ドリンクオーダー制。

初めてでも楽しめるゲームからゲーマーズゲームまでボードゲームを50種類程度を用意。また地元のボードゲーム愛好者が日替わりでマスターを務める全国初の試みで、マスターによって遊ばれるゲームが変わる。

ある世界

山形県長井市は昨年から「やまがたボードゲーム協会 」が立ち上がり、ボードゲームのレンタルやインストラクター派遣を行っている。また地元観光局主催で「お寺でボードゲーム 」が毎月開かれており、先週は20名近くが参加するほど。さらに今年4月からボードゲームを扱う木のおもちゃ屋さん「Kimi 」がオープンし、オインクゲームズ大会が開かれた。人口3万人を割る地方都市ながら、ボードゲームが急速に盛んになっている。

当サイトの管理人もマスターとして近いうちに参戦を検討している。読者のみなさんがマスターをするとしたら、どんなボードゲームを選ぶ?

ある世界(店内)

イタリア・ルネッサンスの権力を手中に!『ロレンツォ・イル・マニーフィコ』日本語版発売

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テンデイズゲームズは6月15日、『ロレンツォ・イル・マニーフィコ(Lorenzo il Magnifico)』日本語版を発売した。デザイン・S.ルチアーニ&アッキトッカ、イラスト・K.フランツほか、2~4人用、12歳以上、60~120分、6400円(税別)。

オリジナルは2016年、クレイニオ・クリエーションズ(イタリア)から発売されたボードゲーム。デザイナーは『ツォルキン』や『マルコポーロの旅路』を手掛けたルチアーニと、デザイナー集団「アッキトッカ」からF.ブラシーニとV.ギグリが手を組んだ。シュピールのスカウトアクションでは、「規定票数には届かなかったものの評価の高かった作品」に挙げられ、日本でも輸入版が高評価を受けていた。

タイトルはイタリア・ルネッサンス期に権力を集めたロレンツォ・デ・メディチの異名。プレイヤーは貴族一家の長となり、家族をさまざまな著名人のもとへ送り込んでイタリアの発展に貢献し、勝利点を得ることを目指す。ワーカー駒を用いて建物や領地を表すカードを獲得し、そのカードの効果でさらに力を伸ばしていく拡大再生産ゲームだ。

ワーカー駒の能力(数値)はサイコロの目によって決められるのが大きなポイント。ワーカー駒の能力によって獲得できるカードが制限されたり、カードを発動させた際に得られる効果が変わる。サイコロによって変わる能力に対し、的確で臨機応変なアクションの選択や戦略が求められる。

また、教会への信仰も重要で、途中で教会に援助を求められる。信仰点が足りなかった場合は、大きなペナルティが課せられるのだ。将来のためにあえてペナルティを受けるか、おとなしく従っておくかも的確な判断が求められるだろう。

プレイ時間も長めで、挑戦しがいのあるゲーム、満を持して日本語版の登場だ。

内容物:ボード1枚、個人ボード4枚、個人ボーナスタイル4枚、コイン、ダイス3個、木材駒、石材駒、使用人駒、一族駒16個、波紋駒2個、マーカー16枚、破門タイル21枚、カバータイル4枚、発展カード96枚、指導者カード20枚、シールシート、ルールブック、クイックリファレンスカード

テンデイズゲームズ:ロレンツォ・イル・マニーフィコ 日本語版
レビュー検索:ロレンツォ・イル・マニーフィコ

ロレンツォ・イル・マニーフィコ日本語版(コンポーネント)

日経流通新聞で同人創作ゲーム特集

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6月14日発行の日経流通新聞(日経MJ)に、ボードゲームの記事「素人発ゲームがすごい!」が掲載された。第1面で、ゲームマーケットと同人創作ゲームが紹介されている。

記事は先月に東京ビッグサイトで行われたゲームマーケットの様子をレポート。『Oh~!ばかばかしかっ!(徳じろー商店)』、『ルールの達人(カワサキファクトリー)』、『我が社のロゴを描きたまえ(CRIMAGE)』などが登場し、「週末ゲーム作家」が自作ボードゲームを持ち寄り販売する場がゲームマーケットであるとする。

また、来場者13000人となったゲームマーケットの盛り上がりを大手ではなく個人消費者発のブームとして捉え、その背景にある少部数印刷やピクシブといったサービスと、消費のニッチ化といった経済的な分析も加える。これとあわせて、2013年からの人狼ブームによる人狼の売り上げ増と、ツイプラの「草の根イベント」投稿数増加もグラフで図示している。

日経流通新聞は2007年に輸入ボードゲーム、2014年にごきぶりをテーマにしたボードゲームの記事を掲載している。

『アンドロイド:ネットランナー』拡張DP日本語版、6タイトルが7月22日発売

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アークライトは7月22日、『アンドロイド:ネットランナー』の拡張データパック6タイトルの日本語版を一挙に発売する。それぞれカード60枚入りで1800円(税別)。

『アンドロイド:ネットランナー』はサイバー闘争をモチーフにした2人用カードゲームで、日本語版が昨年1月に発売されている。『マジック:ザ・ギャザリング』のガーフィールドらがデザインしたLCG(リビング・カードゲーム)で、単体で遊べるが拡張パックが数多く発売されている。日本語版になるのは世界選手権デッキ2種類以来。

この度発売されるのは火星を舞台にした「レッドサンド・サイクル」のテーマパックで、『ダイダロス複合施設(Daedalus Complex、#1~#20)』、『ステーション・ワン(Station One、#21~#40)』、『地球の末裔(Earth's Scion、#41~#60)』、『血と水(Blood and Water、#61~#80)』『フリー・マーズ(Free Mars、#81~#100)』『クリムゾン・ダスト(Crimson Dust、#101~#120)』の6タイトル。いずれも今年発売された最新の拡張パックだ。各番号3枚ずつ入っており、デッキは構築されておらず、自分で好きなものを購入して組み合わせて使う。

アンドロイド:ネットランナー・レッドサンドサイクル拡張DP日本語版

ベジエゲームズの新作、『インサイダー・ゲーム』を換骨奪胎か

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Werwordsベジエゲームズ(アメリカ)が来月発売する『ワーワード(Werwords)』が、オインクゲームズ(日本)の『インサイダー・ゲーム』のルールと酷似していることが、ユーザーからオインクゲームズへの問い合わせで判明した。同一のルールではないため著作権上の問題はないものの、制作者のモラルが問われている。

『インサイダー・ゲーム』は2016年にオインクゲームズから発売され、10月のシュピールにも出展された。「マスター」にイエスかノーの質問をしていってお題を当てるゲームで、プレイヤーの中に「インサイダー」がおり、お題を知っていて正解にたどり着くことを導く。時間内に正解できればみんなで「インサイダー」を当て、正解できなければ全員の負けとなる。日本ボードゲーム大賞の投票部門で国産最高位になり、品薄が続くなど、国内での人気が高い。

一方、ベジエゲームズの『ワーワード』は、「市長」にイエスかノーの質問をしていってお題を当てるゲーム。プレイヤーの中に裏切り者の「人狼」と、協力者の「予言者」がおり、どちらもお題を知っていて正解にたどり着くことを妨げたり、導いたりする。時間内に正解できれば「人狼」が「予言者」を当て、正解できなければみんなで「人狼」を当てる。進行はスマホのアプリを使い、「市長」が人狼になる可能性があり、お題は知らないが人狼や予言者を知っている役職を追加できる。

『インサイダー・ゲーム』のライセンスについて、ベジエゲームズから昨年秋にオインクゲームズに問い合わせがあったという。しかしオインクゲームズはドイツ支社を設立して自社で国際展開をしているため、ライセンス契約を断っている。その状況での『ワーワード』の発表であり、『インサイダー・ゲーム』を換骨奪胎した可能性が高い。

オインクゲームズは両作品が似ているかどうかはユーザーの判断に任せるとしつつ、「このような出版が相次げば、心を込めてゲームを作っているゲームデザイナーが、それをコピーする人たちに取って代わられてしまう」と懸念を述べている。またイギアリゲームズ(フランス)もツイッターでこの件について言及し、「ライセンスを得ていないことにショックを受けた」と述べている。

ベジエゲームズは『ワンナイト人狼』や『エイジ・オブ・クラフト』(『コロニー』)など日本のゲームの英語版を手がけており、それぞれライセンス契約をした上でルール改定やリメイクを行ってきた。今回、ライセンスを取得できずに酷似した作品を発売することに、出版社としてのモラルが問われている。

沖縄那覇にボードゲームカフェバー「五郎茶屋」6月13日オープン

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沖縄・那覇に6月13日、ボードゲームカフェバー「五郎茶屋(ごろうちゃや)」がオープンする。ゆいレール牧志駅徒歩7分、14:00~24:00、月休。

沖縄県内でボードゲームが遊べるカフェバーは、那覇市三原のサイコロ堂、那覇市牧志のグッドゲームに続いて3店舗目。グッドゲームからわずか徒歩5分の場所に新しいカフェが登場する。コンセプトは「和」で、スタッフが浴衣で応対する。

開店時のボードゲームは35種類。月別にテーマを決めて1週間に1タイトル追加されることになっている。また、毎週火曜日夜には「はじめてのボードゲーム」、水曜日夜には「学生ナイト」、木曜日夜には「俺の推しゲーを聞いてくれ!!」が行われる。お一人様、初心者、子供連れでも楽しめる場所を目指す。

料金は平日1時間500円(最大2000円)、土日祝1時間600円(最大2400円)、ワンドリンクオーダー制。飲み物はフルーツカクテル、オリオンビール、サングリア、泡盛、ミントさんぴん茶など。コーヒーやおやつ・おつまみもある。

オープンを記念して13日から1週間、人狼、カタン、沖縄かるた、ストーリーキューブ、リアル脱出ゲーム、UNOのイベントが行われる。時間・予約はウェブサイトから。

五郎茶屋
沖縄県那覇市牧志3-8-30/TEL:098-943-5556
http://www.goro-chaya.com/Twitter

ボドゲde遊ぶよ!! phase 8-3

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口約束の交渉ゲーム『イントリーゲ』日本語版、6月15日発売

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JELLY JELLY GAMESは6月15日、賄賂あり、裏切りありの交渉ゲーム『イントリーゲ(Intrigue)』日本語版を発売する。デザイン・S.ドラ、イラスト・C.マソン&I.パロヴェル、3~5人用、14歳以上、45分、3240円(税別)。

オリジナルは1994年にF.X.シュミット社(ドイツ)から発売され、ドイツゲーム賞で4位に入賞した作品。アミーゴ社(ドイツ)、メイフェア社(アメリカ)とリメイクされてきたが、今回の日本語版はイギアリ社(フランス)の2016年版に基づいている。JELLY JELLY GAMESは渋谷などに展開するボードゲームカフェJELLY JELLY CAFEのレーベルで、日本語版を発売するのは初。

タイトルは「陰謀」の意味。プレイヤーはベネチア、ミラノ、ローマ、ナポリ、フローレンスの領主となり、自分の配下の学者たちを敵地に就職させて給料を稼ぐことを目指す。就職のために賄賂を贈ってポストを得るが、ライバルがいれば賄賂合戦となる。自分のポストとの交換条件などを提示して有利に進めよう。就職できない学者は、島流しになってしまう。

しかも将来のポストなどの口約束は守らなくてもよい。脅迫、説得、せがみ、急き立て、哀願、要求、主張、反論、お世辞何でもあり。「これはゲームに過ぎない。ゲームが終わったら仲良くしよう!」というくらい本気になれる交渉ゲームだ。

セット内容:ゲーム説明書1枚、城ボード5枚、学者タイル8枚×5色、ゲーム用紙幣150枚

play:game評価コメントリスト:イントリーゲ

イントリーゲ日本語版

難易度アップ!『ザ・ゲーム:エクストリーム』日本語版、7月15日発売

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ザ・ゲーム:エクストリーム日本語版アークライトは7月15日、協力してカードを並べるゲーム『ザ・ゲーム』の続編『ザ・ゲーム:エクストリーム(The Game Extreme)』日本語版を発売する。デザイン・S.ベンドルフ&R.シュタウペ、1~5人用、8歳以上、20分、1900円(税別)。拡張ではなく、単体でプレイできる。

カードを降順または昇順に並べて全部出すことを目指す協力ゲームに新しい要素が加わる。オリジナルは2016年にニュルンベルガー・シュピールカルテン社(ドイツ)から発売された。

カードの中に28枚、命令が指示されているものが入っている。ドクロの上には手番中にすぐカードを重ねなければならず、ストップを出せばそこで手番が終わる。そのほか、カードが見えている間は会話できなかったり、10戻せなかったり、山札から補充できなくなったりと恐怖が次々と訪れる。

より難易度が高まったゲームを、力を合わせて成功に導くことができるか、チームワークと的確な判断力が求められる。

(カードサイズ:91×59mm)

ボードゲームアイドルしゅぴ~る遊園地、ファーストシングル発売

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ボードゲームアイドルのしゅぴ~る遊園地は6月7日、ファーストシングルCD『しゅぴっち-GO-ROUND』を発売した。JELLY JELLY CAFE渋谷店・池袋店にて1000円(税別)。ダウンロード販売はiTunes Storeとアマゾンで1曲200円。

しゅぴ~る遊園地は渋谷のボードゲームカフェJELLY JELLY CAFEから生まれた3人組のボードゲームアイドルユニット。昨年8月に活動を開始して以来、イベント出演、ライブ、動画配信などで活躍している。

収録曲は、ボードゲーマーへのエール『しゅぴっち-GO-ROUND』と、ボードゲームのタイトルを盛り込んだ『ボードゲームファイター』の2曲。iTunes Storeとアマゾンで視聴できる。

発売を記念して6日、東京・高田馬場のLive Cafe monoにて、発売記念ライブが行われた。CDの通販は、6月中に始められる予定。

iTunes:しゅぴっち-GO-ROUND

バランスゲーム『キャッチ・ザ・ムーン』日本語版、6月下旬発売

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ホビージャパンは6月下旬、月に向かってはしごをかけるフランスのバランスゲーム『キャッチ・ザ・ムーン(Décrocher la Lune)』日本語版を発売する。デザイン・F.リフー&J.ロドリゲス、アートワーク・E.マリン、2~6人用、6歳以上、20分、4500円(税別)。

ボンビクス社(フランス)から今春発売されたばかりの新作。フランス語版以外での発売はこれが初めてとなる。月に向かってはしごをかけるという夢のあるテーマで、観察力・器用さ・バランス感覚が試されるゲーム。

各プレイヤーは自分の手番にダイスをふり、その目の指示にしたがって木製のはしご1本を、それまでに出来上がっているはしごの骨組みに加えていく。その際に、ダイスの目の指示に従うことができなかった場合や、いずれかのはしごを落したり、土台やテーブルに触れさせてしまうとペナルティが課せられる。最後のはしごが配置された時点でゲーム終了で、ペナルティが最も少ないプレイヤーが勝者となる。

できあがっていくはしごの山の美しさと、崩れそうで崩れない超絶テクニックで盛り上がるアクションゲームだ。

内容物:木製のはしご30本、木製の「月の涙」トークン7個、プラスチック製土台1台、木製ダイス1個、ルールブック

船がいいかトラックにするか?『ライン川リバートレード』日本語版、7月15日発売

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ライン川リバートレード日本語版アークライトは7月15日、ドイツ・ライン川流域の物流をテーマにしたイタリアのボードゲーム『ライン川リバートレード(Rhein: River Trade)』日本語版を発売する。デザイン・S.ニッコリーニ&M.カネッタ、イラスト・A.ダミーコ&M.ペガネッシ、2~5人用、12歳以上、60~120分、5800円(税別)。

イタリアの出版社ジョーキ・ユニティ/ストラテリブリが2016年にリリースした作品。『春秋戦国(ホワッツユアゲーム?、2014年)』のデザイナーコンビが制作した。イタリア語・英語以外はまだ発売されていない作品。

プレイヤーは物流会社の経営者として、ヨーロッパ屈指の大河であるライン川に沿ってものを運び、利益を競う。注文には目的地、物量、納品までの締切日、報酬、違約金といった契約条件が指示されており、飛行機、鉄道、船、トラックを使ってこれらの注文を満たすことを目指す。

輸送手段を賢く選び、納期を守って効率よくものを運び、流域一番の物流会社になるのは誰か。

内容物:ゲーム盤1枚、時間トークン50個、注文カード50枚(※サイズ:59×92mm)、コンテナコマ75個、乗り物ボード14枚、乗り物コマ9個、トラックタイル10枚、資金マーカー5個、「資金100」タイル5枚、予約マーカー30個、フェイズマーカー1個、ターンマーカー1個、ルール説明書1冊

ライン川リバートレード日本語版(コンポーネント)

都内ゲーム会(-KUFU-、Nation building、まーちゃんだいず・まーけっとほか)

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都内某所でゲームマーケット2017春の新作を遊ぶ会。同人・創作ゲームの魅力は、作者のスピリットにあると思う。市販のボードゲームでは、マーケティングやバランス調整で遊びやすくなっている分、失われてしまっているプリミティブな何か。本質的で、ときには狂気的な、その人の個性そのもの。ルールやコンポーネントの端々からそんなスピリットが感じられるとぞくぞくしてくる。

ー KUFU ー(るりるりゲームズ)
「これ、ひとつひとつ手作りで作ったの?!」たくさんの立体コンポーネントに、戦慄を覚えた作品。

-KUFU-

古文書を頼りにピラミッドを探検し、王の墓などを探し出す協力ゲーム。古文書は手帳にファイルになっており、前のページからめくっていく。めくるたびに紋章を手に入れたり、部屋や通路や階段を見つけたり、罠にかかったりする。また付箋を挟むことにより、途中からめくることも可能になる。
探検隊コマは立体のピラミッドの中におり、部屋や通路や階段を見つけるたび、つなげて置いていく。置く方向が指定されているものもあり、すでに置かれたものとぶつかるときは置くことができない。また部屋によっては、見つかる階層や条件が指定されていて、以前に見た情報をもとに、探検隊コマを移動させることになる。「あの紋章のページ、どこにあった?」「確か2枚目の付箋の次あたりだったかと......」
規定ラウンド内に見つけるべきものを見つけて脱出できれば成功。そうでなければ失敗。それ以外にも、罠から逃げられなかったり、付箋がなくなって失敗になることもある。
古文書のページはゲームごとにシャッフルするので、同じ展開にならない。立体コンポーネントと、付箋を挟むコンポーネントという新しさを兼ね備えた意欲的な作品。どこかで製品化して一般発売されないだろうか。

2~4人用/10歳以上/70~90分


Nation building(なまはむ)
手番の進行が独特なダイスゲーム。たくさん振らないと、自分の補充分が減ってしまう。

Nation Building

ダイスを振って資源を集め、集めた資源で施設を作り、施設の特殊能力でさらに効率よく資源を集める......という拡大再生産系ゲーム。ダイスは自分の前にいくつかあり、1の目を使うと麦、2の目なら木というように出目によって得られる資源が異なる。資源は既定のセットを作ると、また出目を使って施設に変換できる。施設は得点になるだけでなく、ダイス目を変えたり、資源を増やしたりできる。
施設の数は限りがあり、早い者勝ちなので、ほかのプレイヤーがどの資源を集めているかはよく注目しておかなければならない。
面白いのは、使ったダイスは中央に戻され、次のプレイヤーが振ってドラフトするところ。使わなかったダイスとよい組み合わせができるよう、どのダイスを残し、どのダイスを振るか、かなり考える。また、施設はゲームごとに効果が変わり、繰り返し遊べるようになっているところもよい。

2~4人用/12歳以上/30~60分


まーちゃんだいず・まーけっと(Open Circle)
昨年秋、『ペーパーワーク』でいぶし銀の出来栄えを発揮したOpenCircleのダイスゲーム。大豆を作って売るゲームで、マーチャンダイズと大豆(とダイス)をかけているらしい。

まーちゃんだいず・まーけっと

手元のダイスを順番に、5つの市場に出荷していく。市場は出目で分かれており、1の市場に1個、2の市場に1個、4の市場に1個というように、合計が7以下ならばいくつでも出せる。手持ちのダイスがなくなったら補充でき、また置いていって、いずれかの市場のダイスが定数を超えたら得点計算。ここでダイスが少ない市場ほど、希少価値が高く得点が大きいというところがポイントである。ダイスは自分の色と中立の色があり、自分がダイスを多めに置いた市場は温存して、ほかのプレイヤーの市場には中立のダイスを置いて希少価値を下げていく。得点にならなかった市場では、最も多くダイスを置いた人が市場カードを取り、以降のラウンドで特典を得られる(が、ゲーム終了時に失点となる)。
ままならないダイス目を、うまく振り分けることで得点を最大化するには、ほかのプレイヤーの出目も見ておく必要がある。そこにタナボタや漁夫の利が生まれる余地もある。

2~5人用/9歳以上/30~45分


カサネテカエル(PhantomLab)
マウンティング競争ばかりしている間に、ほかの人は悠々とゴール。

カサネテカエル

カエルを自分の陣地から向かい側に脱出させるアブストラクトゲーム。カエル同士が重なると、リーダーのカエルは、下にいるカエルを連れていけるが、ここで「ドーン歩き」が起こり、一番下のカエルを1マス前に、二番目に下のカエルを2マス目に......として遠くまで移動できる。
斜めにしか移動できないカエルが、ほかのプレイヤーのカエルに翻弄されてなかなかゴールできない。縦横に誘導できる騎士のカエルの使い道がポイントになるようだ。

4人用/6歳以上/20~40分


ゆびリンピック(スタジオくるくる)
分かるわけがないと思ったが、意外と分かるのが不思議。

ゆびリンピック

指定された指で、スポーツの種目を表現して当ててもらうジェスチャーゲーム。指はときに1本も使えない(握りこぶしだけ)ということもあるが、2人チームで表現できるので、以心伝心で工夫すれば結構な確率で当ててもらえる。

3~8人用/8歳以上/10~20分


俺の会社が労働裁判で潰れるわけがない!!(鳴海製作所 娯楽部)
ひらがなで書かれたカード裏面のインパクトがやばい。

俺の会社が労働裁判でつぶれるわけがない

ブラック企業ががむしゃらに利益を増やすことを目指すカードゲーム。手元にある労働力の数だけ利益カードを引き、その中から1枚だけ手札に入れる。次に手札から1枚出してアクションを行い、最後に労働者を1枚めくってイベントに従う。
アクションは労働力を増やす「雇用」など、イベントは「転職」や「労基の査察」などで、労働力が奪われたり、利益を減らされたりする。利益が0になったら倒産で脱落、10になったら勝利。
利益が10を超えるたびにマイナスのイベントが続き、倒産も続出。ブラックな企業は長期的に見て損をするということを学べる作品。

2~5人用/7歳以上/1~20分

ふうかのボードゲーム日記:ゲムマ新作を遊ぶ平日会

第6回札幌ボードゲームフリーマーケット、6月11日開催

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6月11日(日)、札幌市内にて、「ボードゲームフリーマーケットin札幌」が開催される。コミュニティ&レンタルスペース「オノベカ」(地下鉄南北線中島公園駅徒歩10分)にて、10:30~12:30、入場無料。

2014年の1月から始まり通算6回目となる中古ボードゲーム売買イベント。中古ボードゲームの販売と物々交換のほか、購入したゲームのプレイや、愛好者同士の交流もできる。今回の主催は卓上遊戯会「雪うさぎ」。

出展者は道内で活動する愛好者を中心に6ブース。主催から1回500円で引けるミープルガチャが用意されている。また、終了後、同じ場所で23時まで遊ぶことができるので、購入したゲームを早速試してみるのもよいだろう。

当日販売される中古ゲームリストなど、詳しくは下記ホームページから。

ボードゲームフリーマーケットin札幌

休日2人ゲーム会(ハツデン、フタリシロ)

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ゲーム仲間ではなかなかプレイできない2人ゲーム。遊ぶ機会がないと、購入にも自ずとブレーキがかかる。しかしこのところゲームマーケットで面白そうな2人ゲームが多い。気になって買ってきたものがあったため、休日のひとときにジグソーパズルをしていた妻を誘って遊んでもらった。

ハツデン(itten)
ニューゲームズオーダーが製品化した第2回東京ドイツゲーム賞最終候補作品。制作は『TOKYO HIGHWAY』のittenで、シンプルなイラストとミニマルなデザインが特徴的である。ままならなく、悩ましいゲーム。

ハツデン

5種類の自然エネルギーで発電競争をする。手番には5種類のカードを出し、それぞれ2枚の数字(発電力)の合計で相手と競うが、「横列の合計が11以下」というしばりがゲームをとたんに悩ましくする。11を超えると、いずれかのカードを裏返さなければならない。相手より少しだけ上回るように置きたいところだが、僅差だと相手に逆転されかねない。さらに、最強の4を出すと特殊能力のあるカードが引けるが、4を出すということはその列の勝敗を決定的にしてしまうため、あまり早く出したくはないところもジレンマがある。
何となくカードを出してライトに楽しむもよし、出方を伺って駆け引きにしびれるもよし、プレイヤーの熟練度に応じて違う顔を見せてくれる作品だ。

2人用/10歳以上/30分(実プレイ10分)


フタリシロ(imagine GAMES)
『枯山水』の山田空太氏は、その後も新しいシステムを使った意欲的な作品を発表し続けている。『フタリマチ』に続くフタリシリーズ第2弾。簡易箱で頒布価格を抑えているのも嬉しい。

フタリシロ

タイルを並べてお城を作り、最後に「防御力」を競う。防御力は、石垣でぐるりと囲まれた「曲輪(くるわ)」、水堀の長さ、天守の周囲の守り、旗の数などで入り、これらを全部成り立たせるためには、相当上手にタイルを配置しなければならない。
タイルの獲得方法が斬新。タイルを3×3に並べ、1人のプレイヤーは縦から見ていずれか1列、もう1人は横から見ていずれか1列を一斉に選び、兵士をビッドする。これによって必ず2枚は確実に手に入るが、列が交差する1枚については、兵士の数でどちらのプレイヤーが取るか決まる。そのタイルを獲得できる代わりに、兵士の差分だけ捨てなければならない。相手はどのタイルをほしそうか考えて、そこにぶつけていくか、ぶつけるように見せかけて相手の兵士を削るかという駆け引きがある。2人とも同じタイルがほしいこともあり、そのときは戦が熱い。
タイルの獲得の駆け引きと、獲得したタイルを配置するパズルの両方が楽しめる作品。終わってから出来上がったお城を品評し合うのも楽しい。

2人用/10歳以上/25分

デザインを一新『ニューロストレガシー』6月23日発売

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ワンドローは6月23日、冒険と探索のカードゲーム『ニューロストレガシー』を発売する。デザイン・木皿儀隼一&カナイセイジ、イラスト・U井、グラフィックデザイン・TANSAN、2~4人用、10歳以上、10分、1400円(税別)。

ミニマルなカードゲームとして国際的に評価された『ラブレター』のシステムを継承した作品がリニューアルして帰ってきた。基本セット「星を渡る船」の16枚に加え、内容の異なる上級セット「空中庭園」16枚と、さらに4枚の拡張カードが収録されており、別々に独立して遊んだり、抜粋して好きな組み合わせで遊ぶこともできるようになった。

ゲームはほかの人を全員脱落させるか、探索で「ロストレガシー」を見つけることが目的。手番には山札から1枚引いて、2枚になった手札から1枚をプレイする。カードにはさまざまな効果があり、ほかのプレイヤーを脱落させることもできる。やがて山札がなくなったら探索となり、手札の数字の小さい人から、ロストレガシーのカードがどこにあるかを当てる。ほかのプレイヤーの手持ちを読みあう、スリルあふれるゲームだ。

ゲームマーケット2017春の先行販売ではカードの効果が間違っていたカードがあったため、ワンドローで交換に応じている(『ニューロストレガシー』修正カード対応のご案内 )。今回の一般発売では修正済み。

ワンドロー:ニューロストレガシー

ニューロストレガシー(コンポーネント)

ボードゲーム王選手権、参加者募集開始

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高円寺のボードゲーム専門店・すごろくやは8月20日(日)、フラールガーデン東京(東武スカイツリーライン竹ノ塚駅バス10分)にて、ボードゲーム王選手権を開催する。現在参加者募集中。エントリー料3000円、定員150名。

3人でチームを作り、ボードゲームで試されるバランス感覚、反射神経、交渉能力、推理力などを競う大会。予選でボードゲームクイズ、耐久キャプテンリノ、マネージャガ、テレパシー、ハグルの5種目を戦い、上位4チームによる決勝では『ごきぶりポーカー』『ディクシット』『カルカソンヌ』で対決する。

企画運営はアイドルグループのやおよろズ。会場は結婚式場で、ゴージャスな雰囲気で優雅に大会を楽しむことができる。

参加は1人から可能で、当日会場でチーム編成が行われる。チケットはすごろくやの通販サイト にて発売中。

大会前に、プレイスペースやボードゲームカフェでプレ体験会が行われる予定となっている。こちらに参加してメンバーを見つけるのもよいだろう。詳細はウェブサイトで順次発表予定。

ボードゲームの団体戦は、2015年に大阪で行われた「共闘!ボドゲコロシアム」と、神奈川で行われた「カルカソンヌフェスタ(トリプルズ)」以来2年ぶりとなる。いつも遊んでいる仲間と腕試し、あるいは新しい交流を広めるために参加してみてはいかが。

ボードゲーム王選手権

アンケート:ボードゲームカフェ・バー(2)

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Q118:ボードゲームカフェ・バーに行きますか?

A.よく行く 17票(13%)
B.たまに行く 32票(24%)
C.ほとんど行かない 85票(63%)

ボードゲームカフェ・バー・プレイスペースが新規開店ラッシュを迎えています。4月に11件、5月に6件、6月にも4件が予定されています。東京大阪の都心部だけでなく、地方都市にも広がっており、ボードゲーム人口の増大を物語ります。

これをうけて、昨年3月に行ったボードゲームカフェ・バーに行く頻度を尋ねたアンケート(結果はこちら )からどれくらい変化しているか、同じ設問でお聞きしました。

前回と比べて「よく行く」と答えた方が6%から13%と約2倍、「たまに行く」と答えた方が19%から24%と増加しています。この2つを合わせると25%→37%と4割近くの方が利用していることになり、全国的に開店している効果が出ているようです。

ボードゲームを遊ぶ場所といえば自宅のほかは公民館がまだまだ定番のようですが、手ぶらで行って遊んでこれるボードゲームカフェバーやプレイスペースだけで遊んでいるという方もたくさんおり、そのような新しいプレイスタイルも定着してほしいと思います。

6月のアンケートは、ドイツ年間ゲーム大賞です。先月にノミネート3タイトルが発表され(TGiWニュース )、7月にこの中から「今年一番のボードゲーム」が発表されます。みなさんはどれになりそうだと思いますか。過去の受賞傾向を考えてでも、勘ででもかまいませんのでご回答ください。

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