2017年11月アーカイブ

今度はオランダが舞台!『パンデミック:ライジングタイド』日本語版、12月下旬発売

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pandemicrtJ.jpgホビージャパンは12月下旬、『パンデミック:ライジングタイド(Pandemic: Rising Tide)』日本語版を発売する。ゲームデザイン/イラスト・J.ドウメン&M.リーコック、2~5人用、8歳以上、45~60分、5000円(税別)。拡張セットではなく、単独でプレイできる。

『パンデミック:イベリア(2016年)』に続く限定生産のテーマシリーズ。今度は国土の4分の1が海を埋め立てた土地(あるいは海抜以下にある土地)のオランダが舞台だ。国土を水の侵略から守るため、数百年に渡って堤防と風力ポンプで干拓を進めてきたが、北海の嵐による洪水と河川の氾濫は、常にオランダを脅かしている。

プレイヤーはそれぞれ特別な能力を持つオランダの文官となり、協力してオランダを洪水から守ることを目指す。各地域を駆け回りながら、水の流れを制御するために堤防を築き、移動を容易にするために港を建設し、水浸しになった土地から水を汲み上げるために風車を設置する。だが、嵐はいつ起こるとも知れず、海は落ち着いてはいない。はたして、祖国を高潮(ライジングタイド)から取り戻すことができるだろうか?

『パンデミック』のゲームシステムを使った協力型ゲームだが伝染病は出てこない。洪水を防ぐための近代的水利施設を4つ建設して全員で勝利するか、洪水の範囲が広がり過ぎた(水コマが足りなくなった)場合や、時間を使い果たした(プレイヤーカードの山札が足りなくなった)場合は、全員敗北となる。

内容物:ゲームボード1枚、役割カード7枚とプレイヤーのコマ7個、プレイヤーカード78枚、参照カード5枚、堤防決壊カード56枚、水コマ36個、堤防コマ50本、ポンプ場コマ5個、港コマ5個、水利施設コマ4個、海水位マーカー1枚、リマインダーマーカー1枚、目的カード12枚、人口コマ36個、人口喪失カード1枚 他


(写真は英語版)

書籍『シド・サクソンのゲーム大全』、12月2日発売

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ニューゲームズオーダーは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、書籍『シド・サクソンのゲーム大全(A Gamut of Games)』を発売する。翻訳・竹田原裕介、函入ハードカバーで5000円(税込)。

『アクワイア』などのゲームデザインで知られる故・S.サクソン(1920-2002)らによるボードゲームのルール集で、初版は1969年に出版された。紙、トランプ、ドミノなど入手しやすい道具を使って遊べるボードゲームが38タイトル収録されており、特に多人数ゲームの名作『ハグル』が収録されていることで知られる。

ルール紹介にとどまらず、ゲームデザインの手法や、S.サクソンがこの原稿を書いた1940~60年代のボードゲームシーンがどのようなものであったか、その後再版されたときにどのような変化があったかを窺い知ることのできる貴重な資料となっている。

実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時:A Gamut of Games / シド・サクソンのゲーム大全に関する宣伝文のようなものその他

悪魔のトリテ『ボトルインプ』日本語版、12月2日発売

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数寄ゲームズは12月2日、ゲームマーケット2017秋にトリックテイッキングゲーム『ボトルインプ(Flaschenteufel)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・G.コルネット、イラスト・T.ヒュペン&J.カサネン、2~4人用、9才以上、30分、2100円(税別)。

オリジナルは1995年、スコットランドの小説家スティーブンソンによる同名の短編小説をテーマにしてバンブス・シュピーレ(ドイツ)から発売された作品。同社による第二版、ズィーマンゲームズ(カナダ)による第三版ときて、このたびの日本語版はラウタペリト社(フィンランド)による第四版に基づく。

手番の人から1枚ずつカードを出し、数の一番多い人が得点。ただし、壺の値段より低いカードを出せば、壺を受け取って勝つことができる。こうして壺は値段を下げながらプレイヤー間を行き来し、最後にもっていた人にはマイナス点のペナルティーが待っている。便利な壺も、最後は押し付け合い。壺の悪魔が笑いかけるのは誰か。

「壮絶なクライマックスに向けて全員がアクセルを踏み込んでいく破滅へのカタルシス」が魅力の作品。数寄ゲームズの円卓P氏は、大量得点をせしめた上で他人を崖から蹴落とす麻薬的な興奮、そして計画が狂って地獄に落ちる絶望をぜひ多くの方に味わってもらいたいという。日本語版限定のプロモカードとしてカード早見表が付属する。

内容物:プレイングカード36枚、初期価格カード1枚、カード早見表3枚、木製のボトル駒1個、ルール1冊

ついたての表裏で鬼ごっこ『キョンシー』日本語版、12月2日先行発売

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ホビーベース/イエローサブマリンは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて『キョンシー(Gangsi)』日本語版を先行発売する。ゲームデザイン・M.A.カサソラ、イラスト・B.デュトレイ、2~5人用、8歳以上、20分、3500円(税別)。

『呪いのミイラ(Fluch der Mumie、2008年)』を栢龍玩具(香港)が昨年リメイクしたもの。追いかけてくるのはミイラではなく、キョンシーである。キョンシーのお墓に忍び込み、指定されたお宝5種を、キョンシーに3回捕まる前に集めよう。

1人のプレイヤーがキョンシー役、ほかの全員がトレジャーハンターとなり、立てて置いたボードの両側に座る。マグネットのコマを使い、キョンシーの動きはトレジャーハンターから分かるが、トレジャーハンターの動きはキョンシーから見えない。キョンシー役のプレイヤーは、獲得したお宝とダイスからトレジャーハンターの位置を推理して捕まえる。

キョンシーが同じマスに止まるとマグネットアクションでカチリと捕まるギミックがスリルに輪をかける。キョンシーに捕まるか、キョンシーを出し抜いてお宝を奪えるか。ドキドキハラハラの追跡ゲームだ。

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『カタン:ゲーム・オブ・スローンズ』日本語版、12月2日発売

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ジーピーは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて『カタン:ゲーム・オブ・スローンズ(A Game of Thrones: Catan)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・K.トイバー&B.トイバー、3~4人用、14歳以上、60~75分、8900円(税別)。拡張ではなく、本セットだけで遊ぶことができる。ゲームマーケット会場では限定100個。

全米No.1大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』と、歴史に残る超大ヒットボードゲーム『カタン』がコラボしたスペシャル版。今秋のエッセン・シュピールで限定販売された新作が日本語化された。

プレイヤーはドラマに登場する冥府の守人「ナイツウォッチ」となり、攻めてくる野人から領土(ギフト)を守ろう。与えられたミッションをうまく達成できたプレイヤーが新しいロード・コマンダーと呼ばれるのだ。『カタン』のゲームシステムはそのままに、ボード上でドラマシーンを追体験できる。

ゲームマーケットでは会場内イベント「リアルカタン」が行われる。ジーピーのブースで参加者シールと特定の資源が渡され、シールを目印に通りかかった人と資源を交換する。資源が5種類集まったらジーピーのブースで応募して、抽選でゲーム・オブ・スローンズ版カタンやエジプト版カタンが当たる。エッセン・シュピールの会場内でも行われていたイベントで、ゲームマーケット参加者同士で交流しよう。各日500名まで、参加無料。

内容物:駒128個、カード131枚、ゲームボード1セット、ダイス3個、壁面セクション4個、カードトレイ2個、3人用数字チップ1枚、ルールブック1冊、ルールリファレンス1冊

リバーボート(Riverboat)

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大農場の夢は儚く

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19世紀初頭のアメリカ・ミシシッピ川沿岸でいろいろな野菜を育成・販売するボードゲーム。今年のエッセン・シュピールの新作で、作者はM.キースリング。『アズール』『ヘブン&エール』『リワールド』にこの作品と、一挙に4タイトルが発表されている。イラストはルックアウト社ではおなじみのK.フランツである。

ゲームは5フェイズに分かれ、これに対応する5枚のフェイズカードを時計回り順で取るところから始まる。2周目もあって全てのフェイズカードが取られるのと、フェイズの順番は固定なので、『プエルトリコ』のようなバリアブルフェイズ・システムではない。しかし、各フェイズカードをもっていると手番が先というだけでなく、ボーナスも与えられるので、ここからすでに考えることは多い。各フェイズは、そのフェイズカードをもっているプレイヤーから行う。

フェイズ   全員が順番に行うアクションフェイズカードのボーナス
1プレイヤーボードに労働者を配置する追加の労働者
2労働者を置いたところに畑タイルを置く1金
3作物を収穫して出荷する港の親方が1マス進む
4得点カードを取る1点
5鑑定人で得点する1金/港の親方/出世


第1フェイズは労働者の配置。フェイズのリーダーが1枚ずつカードをめくり、各自対応する地形に労働者を置く。できるだけ密集させて配置したほうが、次のフェイズで畑を耕しやすい。第2フェイズでは、労働者を配置したマスのかたちに沿って、中央から畑タイルを取り、労働者の下に敷く。ここでも同じ作物をできるだけ近づけたほうが、次のフェイズで効率よく出荷できる。第3フェイズは作物を1種類指定して、その畑にある労働者を取ることで、その数に応じた船タイルを獲得する。この船タイルはいろいろなボーナスがあるほか、ゲーム終了時には港の親方の進み具合に応じて追加得点もある。

第4フェイズは自分の畑の状況に応じて得点が入るカードを取る。しかし得点になるのは取ったときではなく、第5フェイズで鑑定人を置いたときである。そのため序盤では得点化せず、その方向で畑を成長させて大量得点に結びつけてもよい。

第5フェイズまで終わったらフェイズカードを戻し、スタートプレイヤーを左どなりに交替して次のラウンドへ。4ラウンドで得点を競う。

基本は畑を大きくして大量出荷を狙うゲームだが、それと対立する得点要素が、ニューオルレアンへの出世である。このボーナスを得ると、自分の労働者を中央ボードに送り込まなければならない。ゲーム終了時には出世した労働者の数が多い順に得点が入るのだが、畑で働く労働者がいなくなるのが悩ましい。ほかにも畑に置いて鑑定人で得点化する井戸や小屋もあって一筋縄ではない。

4人プレイで90分。労働者や作物をまとめるのは運や駆け引きもあって容易ではなく、それを補うコインの使い道が勝敗を分けたようだった。ここぞというところでコインを投入し、大得点源を作った鴉さんの勝利。欲しいものを取るタイミングをほかのプレイヤーとずらして、競合しないようにしていたのが上手い。

言語依存がなく、アイコンも分かりやすくて、ルールの消化よりもほかのプレイヤーとの駆け引きにたっぷり時間を使える作品。欲しいものが取られたら次善の策、それもできなかったら次の次の策と考えていくのが面白い。

Riverboat
ゲームデザイン・M.キースリング/イラスト・K.フランツ
ルックアウトシュピーレ(2017年)
2~4人用/10歳以上/90分

カジノで虚虚実実!『ババンク』日本語版、12月2日発売

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ニューゲームズオーダーは12月2日、ゲームマーケット2017秋にてカジノの心理戦を描いたボードゲーム『ババンク(Vabanque)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.フェデュッティ&L.コロヴィーニ、アートワーク・タンサンファブリーク、3~6人用、12歳以上、30分、4500円(税別)。

オリジナルは2001年、ウィニングムーブズ社(ドイツ)から発売された作品。海外ではあまり評価されなかったが、翌年の日本ボードゲーム大賞・入門者部門で3位となり、今日においても愛好者の人気を保っている。オリジナル以外の外国語版が出版されるのは初めて。作者のひとりであるB.フェデュッティは自身のブログ で「ほとんど忘れられたゲームで、私もデザインの経緯すら覚えていなかったが、日本の誰かが思い出してくれて新しい命を与えてくれた」と記している。

タイトルは「銀行に行く=全額を賭ける」という意味のギャンブル用語。カジノには12のテーブルがあり、チップを置いて各テーブルのレートを決める。その後、レートを倍加するカード、誰かが取った賞金をそっくり頂戴するトラップカード、何の効果もないダミーカードを裏向きにおいてテーブルを操作する。カードを置いたら、どのテーブルで勝負をするか、自分のコマを移動させ、コマの移動が終わったらカードをオープンして配当になる。

レートの高いテーブルにはカードがたくさん置かれ、欲張りなのかイカサマ師なのか、裏をかいた策略家なのか迷うばかり。しかもレートは後半どんどん上がっていき、裏の裏、裏の裏の裏......という駆け引きは一層熱くなる。オリジナル版ではプラスチックのパネルだったチップはカジノチップをイメージしたものにグレードアップされており、モノとしての魅力もあふれた渾身の一作だ。

New Games Order:ババンク日本語版

みんなの力で物語を紡ぐ『ストーリーライン:フェアリーテール』日本語版、12月9日発売

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アークライトは12月9日、みんなで物語を作るカードゲーム『ストーリーライン:フェアリーテール(StoryLine: Fairy Tales)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・G.マリ、イラスト・、3~8人、8歳以上、15~30分、2500円(税別)。

イタリア人ゲームデザイナーの作品でオリジナルは2016年に発売された作品。続編の怖い話編も発売されている。「むかしむかし」から始まる物語を、プレイヤー全員で一緒に紡いでいくゲームで、『ワンス・アポン・ア・タイム』(1993年)に近いが、大喜利ゲームの要素が加わっている。

毎ラウンド1人のプレイヤーがナレーターとなり、ナレーターカードを読み上げる。そこに指示されたキャラクター、場所、アイテム、イベントを、ほかのプレイヤーは手札から1枚ずつ出し、ナレーターがその中で一番好きなものを選ぶ。選ばれると得点。ナレーターを交替して物語を進め、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」で物語が終わったとき、最も得点の多いプレイヤーが勝者となる。

100種類から生み出される物語は二度とないユニークなものになるだろう。インパクト重視でいくか、自然な流れ重視で行くか、みんなの性格が反映された物語はどのようなものになるか?

内容物:ナレーターカード30枚、ストーリーカード100枚、トークン21個(カードサイズ88mm×57mm)

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ボドゲde遊ぶよ!! phase 8-15

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栃木小山にプレイスペース「JELLY JELLY STATION」オープン

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栃木・小山に25日、ボードゲームのプレイスペース「JELLY JELLY STATION」がオープンした。JR小山駅徒歩1分(TSUTAYAロブレ店内)、9:00~24:00、無休。

渋谷・池袋・水道橋・下北沢・横浜・福岡天神と6店舗のチェーン店を構える業界最大手のボードゲームカフェが新規に開いた新しいプレイスペース。約200種類のボードゲームが遊べ、購入もできる。

料金はワンドリンク付きで5時間まで1000円(税別)。以降は1時間ごとに+100円と破格のお値段だ。Wi-Fi・電源あり、飲み物・お菓子の持ち込みOK。

栃木県内には4月に宇都宮で「こみゅにてぃスペース with U」がオープンしたが現在閉店しており、ボードゲームの遊べるカフェバー・プレイスペースとしては「よろずや食堂 」(日光市)と合わせて2件に留まる。東北新幹線も止まる駅のすぐそばにできたことで、一般層が立ち寄ることが期待される。

JELLY JELLY STATION
栃木県小山市中央町3-7-1 ロブレ2階/TEL:0285-30-7007
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オインクゲームズの新作『トロイカ』、GM2017秋先行販売

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オインクゲームズは12月、タイルめくりゲーム『トロイカ』を先行発売する。ゲームデザイン&グラフィック・佐々木隼、2~5人用、7歳以上、20分、2200円(税別)。12月2~3日、ゲームマーケット2017秋(エリア2)にて特別価格の2000円で先行販売される。

ある星で3つ組み合わせると高価な宝石になる石ころを集めるゲーム。神経衰弱のように机の上にばらまかれたタイルの中から1枚を表にして、すでに表にされているタイルか、もしくは裏向きのタイルかのいずれかを獲得していく。全てのタイルが表向きになってしまうまでに「連番になるタイル3枚のセット」をどれだけつくれるかが得点になるが、「同じ数字のタイル3枚のセット」を最低ひとつはつくれないと、どれだけ得点を集めても無意味になってしまう。

さらに、隠してもっておける枚数の制限や、7のタイルだけほかより枚数が多いなどのルールが絡みあい、短時間ながら、ほかプレイヤーの顔をうかがったり、どう数字を組み替えるか考えたりと、頭を悩ませるゲームになっている。七角形タイルもオインクゲームズらしい、斬新なデザインで目を引く。

オインクゲームズは、今年のエッセン・シュピールに出展した『モダンアート(ドイツ版)』をゲームマーケット限定で販売する。こちらは版権の関係で一般発売されない。予約受付はこちら から。

内容物:鉱石タイル49枚、得点チップ3種計20枚、遊び方説明書(日本語・英語)

こっそり骨を盗み出せ!『ドギーバッグ』日本語版、12月9日発売

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doggybagJ.jpgアークライトは12月9日、骨を盗み出す度胸試しゲーム『ドギーバッグ(Doggy Bag)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.ボッカラ、イラスト・A.キルマン、2~6人、8歳以上、20~45分、2800円(税別)。

『セレスティア』など幻想的なアートワークで知られるブラム社(フランス)が今夏発売した作品。19世紀のロンドンで、恐ろしいボス犬「フェイギン」が集めた骨を夜の間にこっそり盗み出すことを目指す。しかし、彼は片目を開けて寝ていたのだ。

毎ラウンド、各プレイヤーは自分のストックからフェイギンの袋に骨を入れる。そして失敗しないで何枚引けそうかをタイルを順番にとって決定。数字の大きいタイルを取ったプレイヤーから袋の骨を引いていく。黒い骨が出てしまったらバースト。多くのホネを盗もうとすると、その分だけフェイギンに見つかるリスクは高まる。

どこまで欲張るのか、誰が見つかってしまうのか。読み合いが熱い度胸試しのゲームだ。

内容物:犬袋1枚、役割マーカー8枚、戸棚タイル1枚、ホネ101本、ついたて6枚、親マーカー1個、コイン2枚、ルール説明書

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東京中野の「フローチャート」ボードゲームバーとしてリニューアルオープン

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東京・中野のボードゲームバー「フローチャート」が17日、リニューアルオープンした。JR中野駅徒歩7分、平日17:00~0:00、土曜日13:00~24:00、日祝 13:00~23:00。

ボードゲームの遊べるダイニングバーから、近年の盛り上がりに影響を受け、お酒と食事とボドゲを融合させたコンセプトバーに進化。充実した料理や飲物メニューはそのままで、5卓24席で200種類のボードゲームが遊べるようになった。今後、ボードゲームをイメージした料理やお酒を出していく予定だという。

料金は平日1時間300円+1ドリンクオーダー、以降30分につき250円(最大2500円)。土日祝は5時間まで2000円、5時間以上 3000円(いずれも1ドリンク付)。12月2日と3日午後からは「ゲームマーケット後会」、年末年始は食事とお酒が楽しめるボドゲ忘年会&新年会プランとイベントを企画している。

フローチャート
東京都中野区新井1-14-1シェ・ユミB1F/TEL:03-5942-7570
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アニメ『王様ゲーム』『うまるちゃん』のカードゲーム、11月29日発売

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スロウカーブは11月29日、『王様ゲーム The Animation~死のカードゲーム編~』と『干物妹!うまるちゃんR~うまるーん神経衰弱ゲーム~』を発売する。企画・プロデュース:上條誠(スロウカーブ)、ゲームデザイン:大野真樹(カラメルカラム)。アニメイト主要店舗で取り扱われるほか、ゲームマーケット2017秋にも出展される。

oosamagame.jpg『王様ゲーム The Animation~死のカードゲーム編~』はホラーコミック『王様ゲーム』を原作とし、TOKYO MXなどで放送中の『王様ゲーム The Animation』をもとにしたカードゲーム。アニメに登場する男女合計48人のキャラクターが登場し、次々と変わる命令をクリアできないと脱落していくスリリングな展開を再現した。

手札の「数字カード」を使い切り、最後まで生き残ることを目指す。ところが「命令カード」によっては、一発で脱落することもあり、全員生存を目指すのか、あるいは自分だけ生き残ることを目指すか、緊張感を味わえる。3~8人用、12歳以上、10分、2000円(税別)。

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© 連打一人 栗山廉士 金沢伸明/双葉社・エブリスタ/「王様ゲーム The Animation」製作委員会

umarucg.jpg『干物妹!うまるちゃんR~うまるーん神経衰弱ゲーム~』は、週刊ヤングジャンプ連載の『干物妹!うまるちゃん』のTVアニメをもとにして、「いろいろな姿のうまる」を探す特殊ルールのある神経衰弱。

いろいろな姿の「うまる」のペアを見つけていくが、「コーラ」と「ポテイト」の黄金コンビを獲得すれば、3枚めくれる「うまるの宴モード」が始まる。また、うまるの友だち (海老名、切絵、シルフィン) も特殊カードとして登場。最も多くのうまるカードを獲得したプレイヤーが勝利する。2~6人用、5歳以上、10分、1800円(税別)。

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© 2017 サンカクヘッド/集英社・「干物妹!うまるちゃんR」製作委員会

『PSYCHO-PASS サイコパス』や『亜人』をテーマにした人狼ゲームを製作してきたスロウカーブの新作。いずれもゲームマーケット2017秋1日目、I026スロウカーブのブースで試遊・購入できる。

「協同問題解決能力」と協力型ボードゲーム

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経済協力開発機構(OECD)が2015年に行った学習到達度調査(PISA)の結果が今月発表された。PISAは従来、読解力やリテラシーを調べており、その結果がさまざまなかたちで日本の教育行政に反映されている。今回のテーマは「協同問題解決能力調査」で、みんなで力を合わせて問題を解決できるかのスキルが調査された。参加した世界52カ国・地域の中で日本の平均点は2位(1位はシンガポール)。

朝日新聞:協力して問題解決する力、日本の15歳は2位 OECD

この調査は、問題解決能力を12に分け、それぞれを問う問題が出題された。これらは、協調的な問題解決能力として(1)共通理解の確立と維持、(2)問題を解決するために適切な措置を講じる、(3)チーム構成の確立と維持の3つと、個別の問題解決プロセスとして(A)探究と理解、(B)表現と系統作り、(C)計画と実行、(D)観察と反省の4つをかけ合わせたものである。

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Collaborative problem-solving skills for PISA 2015

こうして導き出される12のスキルは以下のようなものである。
(A1)チームメンバーの視点と能力を発見する
(A2)目標とともに、問題を解決するための共同作業の形式を発見する
(A3)問題解決のための役割を理解する
(B1)共有表現を構築し、問題の意味(共通点)を協議する
(B2)完成させるべきタスクを特定・記述する
(B3)役割とチーム構成を記述する(コミュニケーションの手順、取り決めのルールなど)
(C1)実行されるべき行動についてチームメンバーと相談する
(C2)計画を策定する
(C3)取り決めのルールに従う(他のチームメンバーにタスクの実行を促すなど)
(D1)共通理解を観察・修正する
(D2)行動の結果を観察し、問題が解決したか評価する
(D3)フィードバックを観察・提示し、チーム構成と役割を改変する

これらは協力ゲームでも実感することができる。お互いの性格や能力を理解し合った上で(A1)、どうやったらゲームに勝てるのかを相談し(A2)、そのために全体としてどのようなプレイングをすればよいのかを考える(A3)。その中で勝敗の鍵となるポイントを共有し(B1)、そのポイントをクリアするために必要な各自のタスクを導き出し(B2)、それをどう組み合わせていくか明らかにしておく(B3)。ゲームが始まった各自の手番の具体的内容を相談し(C1)、計画立てて(C2)、ルールに従って実行していく(C3)。そのうちに予期せぬ出来事があった場合はその都度方針を修正し(D1)、勝利に向かっているかをチェックする(D2)。ゲームが終わったら感想戦を行い、次回はもっとよい結果になるように手立てを整える(D3)。

協力ゲームと一口にいっても、『パンデミック』『花火』『マジックメイズ』『ザ・ゲーム』のようにプレイヤー全員で勝利を目指すものから、『スコットランドヤード』や『コードネーム』のようにチーム内で協力が求められるもの、さらには『脱出:ザ・ゲーム』や『アンロック』のように皆で相談して謎解きをするものまである。ゲームに応じて求められる協力のかたちは異なるとはいえ、この「協同問題解決能力」そのものが問われるといってもよいだろう。

さらには、「皆が楽しめること」ということを目的にすれば、ボードゲーム一般に敷衍することもできる。ほかのプレイヤーの経験や能力を加味してボードゲームを選び(A1)、分かりやすくインストして(A2)、一定の指針を理解しておく(A3)。ゲームの盛り上げ方を話し(B1)、そのための手番の行動を考え(B2)、ほかのプレイヤーとの思惑も織り込んでおく(B3)。ゲームが始まったら一体感を保ち(C1)、プレイの方向性を模索し(C2)、ルールに従って実行していく(C3)。必要に応じてゲームの進め方を変え(D1)、皆が楽しんでいるかを観察し(D2)、次回はもっと面白くなるように工夫する(D3)。

大人にとっても子どもにとっても、このようにして磨かれたスキルが現実社会の問題解決や娯楽で役に立つこともあるだろう。ボードゲームを何度も遊ぶうちに、実はこのような方法論が知らず知らずのうちに身についていくのである。普段遊んでいる間にでも、こんなことをちょっと意識してみるとボードゲームをまた違って視点で見ることができるかもしれない。

大賞作がパワーアップ『クイーンドミノ』日本語版、11月20日発売

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テンデイズゲームズは20日、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『キングドミノ』の後継作『クイーンドミノ(Queendomino)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・B.カタラ、イラスト・C.ブーケ、2~4人用、8歳以上、25分、4000円(税別)。単体で遊ぶことも、『キングドミノ』の拡張セットとして遊ぶことも可能。

2017年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『キングドミノ』に、要素を加えて戦略性を上げた作品。ブルーオレンジゲームズ社(フランス)から発売されたものをテンデイズゲームズがいち早く日本語版にした。

騎士によって地形から収入を得、土地を取得して建物を建てるとボーナスが得られるほか、塔をより多く建てることで女王コマを争ったり、ほかのプレイヤーがほしそうな建物を場から取り除くことのできるドラゴンなどが加わった。

また『キングドミノ』と組み合わせることで、広い領土にしたり、より多くのプレイ人数で遊べるようにしたりできる。『キングドミノ』ファンも、『キングドミノ』よりもっと戦略的なゲームを楽しみたい方にもお薦めの一品だ。

テンデイズゲームズ:クイーンドミノ
TGiWレポート:クイーンドミノ

大阪梅田にボードゲームカフェ「ピエット」オープン

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大阪・梅田に11月20日、ボードゲームカフェ「ピエット」がオープンした。地下鉄・阪急梅田駅徒歩7分、11:00~22:00、不定休。

お客様を楽しませる「ピエロ」とふしぎの国にアリスを誘った「ラビット」をかけ合わせた店名で、ボードゲームが気になってるけれども、きっかけがない方の入口を目指す。初めてでも分かりやすく、すぐに楽しめるボードゲームを中心に150タイトルほどを揃え、ルール説明も行う。

料金は1時間500円、3時間1000円、いずれも1ドリンクつき。飲み物はコーヒーやスムージー、食べ物はカレーやだし茶漬けのほか、近くのカフェ「雪ノ下」からスイーツを取り寄せられることもできる。

席は2階8席。3階は6~8人推奨で貸し切りもできる(平日9000円、土日祝12000円、現在オープン記念割中)。

梅田駅周辺は心斎橋周辺と並んで大阪のゲームバーの激戦区だが、ボードゲーム専門のカフェは中崎町の賽翁など多くない。トイラボカフェは今年6月に閉店し、現在予約制のボードゲームサロンとなっている。

ピエット
大阪市北区堂山町5-14/Tel: 090-6662-9870
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『バイソン将棋』日本語版、11月17日発売

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ジーピーは本日、2人用ゲームの古典『バイソン将棋(Bison)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・A.ランドルフ、2人用、8歳以上、30分、2300円(税別)。

オリジナルは1975年、『プレーリー(Prärie)』というタイトルでペリカン社(ドイツ)から発売された作品。故A.ランドルフのデザインで、幾度もリメイクされたが、今回の日本語版はピアトニク社(オーストリア)の2016年版に基づく。

非対称の2人用アブストラクトゲームで、バイソン(水牛)とインディアンのそれぞれに分かれ、交互にコマを動かす。バイソン側は敵陣の奥にある川の向こう岸に1頭でもバイソンを到達させれば勝ちで、インディアン側はインディアンと犬でバイソンの数を減らし、それを阻む。

バイソンは11頭いるが、いずれも前にしか進めない。対するインディアン側は酋長1人と犬4頭だけだが、縦横斜めに移動できる。犬は何マスでも動けるが、移動の障害になるだけでバイソンを取ることはできない。酋長はバイソンを取ることができるが、1マスしか移動できない。一長一短ある特性を活かして、目的を達成しよう。

内容物:ゲームボード1枚、バイソンコマ11個、酋長コマ1個、犬コマ4個、説明書

ボドゲde遊ぶよ!! phase 8-14

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ホビージャパン、冬の輸入ゲームリストを発表

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ホビージャパンは今冬に発売する予定の輸入ゲームのリストを発表した。外国語版に日本語ルールが添付される。いずれも先月ドイツで開かれたエッセン・シュピールの新作。

ヘヴン&エール(Heaven & Ale)
ゲームデザイン:M.キースリング&A.シュミット、エッガートシュピーレ(ドイツ)
2~4人用、60~90分、7,000円(税別)、12月下旬発売予定。
エッセン・シュピールのスカウトアクションで6位に入った作品。プレイヤーは古い修道院の院長となり、神の御許でビール醸造所を運営する。ビール醸造の匠の技もそれを使うタイミング次第。最高のビールを作り出すためには、修道院の庭で作物を栽培し、その収穫に適切な数の修道僧を割き、樽を整えておかなくてはならない。
ゲームボードには環状のトラックがあり、これを4~5周して材料チップを集める。各プレイヤーの前には個人ボードがあり、そこにタイルを配置する。タイルは品質1~5の材料と4種類の修道僧があり、自分の個人ボードに配置したタイルを発動することができる。発動スペースはそれぞれ1回ずつしか発動できないが、修道僧を使って周囲にあるマスを発動することができるので、これを使って、配置したタイルをいろいろな方法で何度も発動させることが勝利の鍵だ。
決められた材料を一定の品質レベルまで上げるなど、さまざまな目標を達成することで勝利点が入り、その合計を競う。

ダンジョン・ラッシュ(Dungeon Rush)
ゲームデザイン:ルスタン&エリ・ホカンソン、ストロングホールド(アメリカ)
2~5人用、12分、3,600円(税別)、1月下旬発売予定。
手軽に遊べるリアルタイムのアクションダンジョン探検カードゲーム。ラウタペリト社(フィンランド)が昨秋発売した作品の英語版である。プレイヤーは冒険者となって危険の待ち受けるダンジョンに突入し、邪悪な敵を打倒し、財宝を手に入れ、経験を経て、ダンジョンの支配者とドラゴンと対決する。
各プレイヤーはキャラクターを2人受け持ち、一人は自分の前の右に、もう一人は左に配置する。そして2枚ずつダンジョンカードを同時に公開し、一斉に自分のキャラクターの戦うモンスターのカードに手を触れる(左手は右キャラ、右手は左キャラの攻撃)。
モンスターは4種類の能力値(白兵戦、射撃戦、魔法、隠密)で戦い、モンスターを倒したらモンスターのカードはアイテムや装備品として、そのキャラクターの能力を強化できる。強力なモンスターに対しては力を合わせ、そのカードの上に皆が手を置かなければ倒せないぞ!

トーレス(Torres)  
ゲームデザイン:M.キースリング&W.クラマー、フッフ(ドイツ)
2~4人用、60分、6,600円(税別)、12月中旬発売予定。
2000年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した立体ゲームが帰ってきた。アクションポイントを使って城を建設し、騎士コマを城の上に移動させて、毎ターンより多くの点数を得ることを目指す。広さと高さを兼ね備えた城に登れば得点が高い。騎士コマの数には限る中で、アクションカードにより特別な行動をうまく組み合わせてよい城を取ろう。また、せっかく築いた城をほかのプレイヤーに奪われないよう、先を読んでおかなければならない。

ダイスを強化して獲物を狩れ!『ダイスエイジ』11月2日発売

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ホビージャパンは11月2日、原始時代の狩猟をテーマにしたダイスゲーム『ダイスエイジ(Dice Age: The Hunt)』を発売した。ゲームデザイン・佐藤敏樹(さとーふぁみりあ)、アートワーク・長谷川登鯉、2~4人用、8歳以上、30分、3800円(税別)。

ゲームマーケット大賞で優秀作に選ばれている『8ビットモックアップ』のデザイナーとイラストレーターコンビによるオリジナル作品。ダイスを並べて獲物を狩る、原始の狩猟をテーマにしたダイスゲームだ。先月ドイツで行われたエッセン・シュピールでは大きなブースを構えて先行販売された。

各プレイヤーは原始人部族の頭領となり、部族の戦士を表す1つの大ダイス・4つの小ダイスを使って狩りをする。ゲームボードには、6枚の獲物カードがダイスの出目に対応した「狩場」に置かれており、狩場ごとに最も多くのダイスを置いたプレイヤーが獲物カードを獲得できる。

手番では、すべてのダイスを振り、少なくとも出目1つを選び、その出目のダイスを狩場に並べる。全てのプレイヤーが手持ちのダイスを狩場に置いてから、誰が獲得できるか決まる。

ラウンドごとに獲得できる「世代カード」で、ダイスを振り直したりするほか、小ダイスと大ダイスを交換し戦士を強くしたり、部族に新たな戦士を迎え入れたりすることもできる。ダイス運だけではなく、ダイスを置くタイミングや世代カードの選択に戦略性がある作品だ。

ホビージャパンのブログではデザイナーの佐藤氏がデザイナーズノートを寄稿 linkしているほか、全国のボードゲームカフェでの体験会も始まっており、ホビージャパンの力を入れようが伝わってくる。

内容物:ゲームボード、カード68枚、ダイス41個、ルールブック

多数派になれるかな?『みんなのイーブン』新版、11月6日発売

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テンデイズゲームズは6日、質問に答えて多数派になることを目指すコミュニケーションゲーム『みんなのイーブン』新版を発売した。ゲームデザイン・居椿善久、イラスト・フジワラカイ、3~10人用、8歳以上、10~20分。

サイ企画から2012年に発売された作品を5年ぶりにリメイク。「1年に3回以上、映画館に行く」「豚骨ラーメンより味噌ラーメンが好き」といった質問に、イエスかノーかイーブンの3択で答える。イエスかノーのどちらかが多数派だったらそう答えたプレイヤーが得点、イエスとノーが同数だったらイーブンを選んだプレイヤーに得点が入る。

すぐに説明でき、多人数でも遊べるパーティーゲーム。回答の後に、そのテーマについて会話が盛り上がり、お互いのことをより深く知るのにも役立つだろう。

テンデイズゲームズ:みんなのイーブン

『脱出:ザ・ゲーム 秘密の実験室』日本語版発売

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cosaicは本日、今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した謎解きゲーム『脱出:ザ・ゲーム 秘密の実験室(EXIT: Das Spiel - Das geheime Labor)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント、イラスト・S.クリストフ&F.フォーヴィンケル、1~6人用、12歳以上、45~90分、2500円(税別)。

昨年秋にコスモス社(ドイツ)からシリーズ3タイトルが同時発売され、3タイトルまとめて今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞に選出された作品。グループSNEによる日本語版は第一弾『荒れはてた小屋』、第二弾『ファラオの玄室』に続いてコンプリートされたことになる。

今回は秘密の実験室にとじこめられてしまったプレイヤーたちが、奇妙なノートと円盤を駆使し、謎を解いていく。ひらめきを出し合って10問の難問を時間内に解決し、実験室を脱出しよう。全問解くまでにかかった時間と、それまでに見たヒントカードの枚数で成績をつける。ネタバレ禁止、一度しか遊べない贅沢なゲーム体験があなたを待っている。

TGiWプレイレポート:イクジット 秘密の実験室

とびだすAR恐竜パズル 『ディノバーン』発売

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dinobaan.jpgギフトテンインダストリは本日、木製パズルとAR(拡張現実)を組み合わせたパーティーゲーム『とびだす!AR恐竜パズル ディノバーン』を発売する。パズル制作・森山恵吾(サンモリッツアーツ)、1~人用、10~分、2700円(税別)。プレイするためには別途スマートフォンもしくはタブレットが必要。通販で購入できるほか、ゲームマーケット2017秋(H103、1日目のみ)でも試遊と購入ができる。

VR協力ゲーム『アニュビスの仮面』『モニャイの仮面』を発表し、デジタルとアナログの新しい融合を模索してきたギフトテンインダストリの新作。木製パズルを解き、スマホをかざすとその上に立体の恐竜が現れる。

木製パズルは5本の棒にブロックを差し込んで、白と黒を決められたパターンにすることが目標。ブロックは棒に差し込める穴が空いており、決められた方向にしか入らないので工夫しなければならない。完成したら専用の無料アプリをインストールしたスマホ(iPhone 5s以降またはAndroid 4.1以降)をかざすと、パズルのパターンがQRコードのようになっていて、その上に恐竜が出てきてリアルに動いたり鳴いたりする。

パズルの問題は33問あり、難易度も恐竜も別。現れた恐竜は図鑑にコレクションでき、詳しい解説も読める。みんな協力してコンプリートし、恐竜図鑑を完成させよう。

ギフトテンインダストリ:ディノバーン

内容物:木製パズル1個(ブロック数:7種)、ARマーカー台1個

『ライナー・クニツィアの頭脳パズル:魔法の秘薬』日本語版、11月中旬発売

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ホビージャパンは11月中旬、ドイツゲームデザイナーのR.クニツィアがデザインしたパズルゲーム『ライナー・クニツィアの頭脳パズル:魔法の秘薬(Brains: Magic Portion)』日本語版を発売する。1~人用、8歳以上、5~20分、1600円(税別)。

ペガサスシュピーレが『ライナー・クニツィアの日本庭園』『ライナー・クニツィアの頭脳パズル:宝の地図』『ライナー・クニツィアの頭脳パズル:メイク・ミー・スマイル』に続いて今年8月に発売した頭脳パズルゲームシリーズの第4弾が日本語版として登場する。

パズルシートを自分の前に置き、7枚の材料タイルを取って、自分の前に用意したらゲームスタート。材料タイルをパズルシートの空いているスペースに配置していくが、「この行はカエル2匹だけ」「この列は合計5つだけ」というようにパズルシートに記載されているすべての課題を満たさなければならない。

パズルは難易度別に全部で50題。どのパズルも正解は1つしかない。基本1人用だが、何人かで集まって協力して解くのも一興。上手な配置で魔法の秘薬を作り出そう。

頭脳パズル4

内容物:パズルシート25枚(両面印刷)、材料タイル7枚、ルールブック1部、ヒントと解答集1冊

ヌースフィヨルド(Nusfjord)

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魚はみんなのために

ヌースフィヨルド

スウェーデンの漁村で、漁業会社を経営するボードゲーム。U.ローゼンベルクのシュピール'17新作で、スカウトアクションでは「規定票数に届かなかったものの評価の高かった作品」として挙げられている。ローゼンベルクお得意のワーカープレイスメントと、森の開墾と建物の建設に、株券による資金調達を加えている。

毎ラウンド、各プレイヤーは漁獲量に応じた魚を獲得する。しかしその全部を自分のものにできるわけではない。まずは村の長老に、それから自社株をもっている他のプレイヤーに分配しなければならず、その残りも「積立」というエリアに保管しておかなければならない。漁獲量は、船を建設すればするほど増えていく。

次にワーカープレイスメントによるアクション。森の間伐や伐採で木材を、株券の発行で現金を調達し、これに魚を加えて建物や船を建設していくというセットコレクションが基本的な流れ。そのほかに長老を新たに雇うと、毎ラウンド魚を配らなければならなくなるが自分専用のアクションスペースになる。

建物は建物置き場に並べられており、コストを支払えば好きなものを自分のボードに置くことができる。即時効果から何かのタイミングで発動するものまでさまざまあり、さらに3つのデッキが用意されていて1ゲームでは1デッキしか使わない。その中で自分の戦略に合わせた建物を建てたり、コンボを考えたりするのが楽しい。ゲーム後半には、もっと強い建物が手札として配られ、自分だけが建てられるようになる。

一方、長老は固定メンバーだが、2枚ずつ重なっていて上から順に雇わなければならない。長老に合わせた戦略を考えていくことも必要である。長老はプレイヤー固有のアクションスペースになるが、雇えば雇うほど毎ラウンド魚を取られるので雇い過ぎに注意。またワーカーはゲームを通して3つから増えない、どこに置くかどんどん悩ましくなっていく(これでゲーム時間が延びにくくなっている)。

アクションが終わったら帰宅フェイズとなり、何ラウンドかに一度、建物カードの補充が行われる。7ラウンドでゲーム終了。建物と船、獲得した株券、現金が得点になり、公開しなかった株券、建物を建てられなかった空きスペースが失点になって合計点を競う。

4人プレイで90分ほど。鴉さんが建物のコンボをうまく作り、1回のアクションでいくつかの行動をまとめてできる体制にして1位。私は長老の効果で建物をたくさん作る方向で進めていたが、後から来た建物のため船を作る方向に方針転換。しかしどちらも大きく伸ばせなかった。

建物と長老カードの効果を眺めていると、もっといろいろな戦略が見えてくる。デッキを変えなくても、自分が使わなかったカードでまた遊びたいと思える作品である。

Nusfjord
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・P.ゼーダー
ルックアウトシュピーレ(2017年)
1~5人用、12歳以上、プレイヤー人数×20分

『キルDr.ラッキー』19.5周年版、日本語版で発売

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cosaicは9日、『キルDr.ラッキー(Kill Doctor Lucky)』の19.5周年版を日本語版で発売した。ゲームデザイン・J.アーネスト、2~8人用、12歳以上、20~40分、3000円(税別)。

1996年、チーパス・ゲームズ(アメリカ)から出版されたボードゲームが、20周年の半年前にしてフルカラーでリメイクされた。プレイヤーは全員、ラッキー博士に恨みを持ち、その殺害を試みるが、誰かが殺害を試みると、ほかのプレイヤーは妨害してくる。隙をついて2人きりになり、ラッキー博士を殺害したプレイヤーが勝利する。

山札が尽きた瞬間にゲームが加速するルール改定により、緊迫感はそのままに大きくプレイ時間を短縮。またヴァリアントルールとしてゾンビとなって蘇った博士の魔手をかわして屋敷から脱出する「ラッキー邸からの脱出!」も収録している。

同じテーマのカードゲーム版『ゲット・ラッキー』も日本語版で発売中。

ボードゲームカフェ「リトルケイブ」新宿店、11月18日オープン

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東京・高円寺のボードゲームカフェ「リトルケイブ」を運営する株式会社リトルフューチャーは18日、東京・新宿に2号店をオープンする。地下鉄新宿御苑前駅徒歩1分、11:30~23:30、無休。

昨年7月にオープンした高円寺店に続くボードゲームカフェ。高円寺店がよく満席になり、入れないケースが相次いでいることから、交通のアクセスのよい新宿に新店舗をオープンすることになった。高円寺店の高橋店長が店長となり、高円寺店はアルバイトの大野氏が店長になる。

遊べるボードゲームはオープン時約200種類で随時追加予定。席数は30席と高円寺店に比べるとコンパクトな店内だが、ハンモック席があるのが特徴。また調理設備が充実しており、パスタ、ハンバーガー、ごはんプレートなどが提供されるほか、今後もより本格的な料理に取り組むという。

リトルケイブ新宿店
東京都新宿区新宿1丁目18-5ネスト新宿御苑ビル2F
Tel 03-6884-7376(高円寺店)
[Web] [Twitter]

『ドミニオン第2版』日本語版12月中旬発売、カード大幅入れ替え

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ドミニオン第2版ホビージャパンは12月中旬、人気デッキ構築ゲーム『ドミニオン(Dominion)』第2版を日本語版で発売する。ゲームデザイン・D.ヴァッカリーノ、イラスト・J.デルヴァル、2~4人用、14歳以上、30分、4500円(税別)。

2009年、史上初のドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞の三冠を達成したカードゲーム。数多くの拡張が発売され、日本国内にも固定ファンを築いた。

プレイヤーは中世欧州の小王国の領主となり、自分の領土(ドミニオン)をほかのプレイヤーと競いながら拡大していく。自分のデッキが自分の領土を表し、「銅貨」と「屋敷」しかない小さなデッキからスタートする。これを元手に様々なカードを購入し、入手したカードの能力を駆使して自分のデッキを強化し、自分のデッキ内の勝利点を競う。

第2版では、旧版から6種類(冒険者、宰相、祝宴、密偵、泥棒、木こり)のカードが抜け、新たに7種類のカードが加わった。また、「廃棄置き場」はカードからマットに仕様を変更。ルール自体の変更はないが、数多く発売された拡張セットとの整合性をとるため、ルールの表現を若干修正している。

旧版のドミニオンを含めて、ドミニオンの全ての拡張セットと併せてプレイすることも可能。従来のファンも、これから新たにを始める方も注目の新基本セットだ。入れ替わるカードのみを集めたアップデートパックの日本語版は発売未定となっている。

内容物:カード500枚、廃棄置き場マット、収納トレイ、インデックスシート、ルールブック

ボドゲde遊ぶよ!! phase 8-13

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『ボドゲde遊ぶよ!!』第2巻が発売されます!
当サイト連載の『ボドゲde遊ぶよ!!』第2巻が、来月行われるゲームマーケット2017秋(1日目 J003 よぐゲーム)に発売されます。当サイトで連載されていたPhase7と8に加え、Phase9と10が描き下ろし。第1巻も合わせて再版されます。頒布価格は各800円。
これに伴い、当サイトでは隔週掲載だった連載ペースをゲームマーケットまで毎週掲載に致します。

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Back Number

マクドナルドのハッピーセットにパーティーゲーム

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全国のマクドナルドで17日から、ハッピーセットにオリジナルパーティーゲームが付属する。途中入れ替えあり、12月1日まで。

付属するのはオリジナルパーティーゲームで、マクドナルドの新人クルーとなってスマイルをゲットしてゴールを目指す『クルー人生ゲーム』、ドナルドやハンバーグラーなどのキャラクターが描かれた『UNOマクドナルド』、スピナーで指示されたところに指を置いて絡まっていく『フィンガーツイスター』。

24日からは入れ替えとなり、ドナルドが飛び出す『ドナルド危機一発』、ドナルドデザインの『マクドナルドトランプ』、ドナルドたちがスポーツや音楽などを楽しむ『マクドナルドモノポリー』が付属する。

もらえるゲームは選ぶことができるほか、18日と19日には「ドナルドをみつけよう&ビンゴシート」がプレゼントされる。なくなり次第終了。

ドイツのマクドナルドでは一昨年、ハッピーセットに『誰だったでしょう』『呪いのファラオ』『エルファーラウス』『ペンギンすべり』などが付属したことがある(TGiWニュース link)。

マクドナルド:ハッピーセット link

『サイズ - 大鎌戦役 -』日本語版、12月9日発売

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scytheJ.jpgアークライトは12月9日、アメリカの戦略ボードゲーム『サイズ - 大鎌戦役 -(Scythe)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.ステグマイアー、イラスト・J.ロザルスキ、1~4人用、14歳以上、90~115分、10500円(税別)。

オリジナルは2016年、キックスターターでは18000人が181万ドル(約2億円)を出資してストーンマイヤーゲームズから発売された。発売されるや否や各国で話題となり、ゴールデンギーク賞大賞、フランス年間ゲーム大賞エキスパート部門、スイスゲーマーズ賞、オリジンズ賞などを受賞している。

1920年代のヨーロッパの別世界、「メック」と呼ばれる重装甲兵器が支配する戦場を舞台にした農業と戦争のボードゲーム。5ヶ国の帝国のひとつを担当し、富と名声を競って東欧の支配者に成長させることを目指す。

システムは2つのアクションが組み合わされたアクションスペースを選ぶもので、コマを移動させ、資源を集め、資源を増強するとともに、アクションノコストを下げたり、建物やメックを作ったりする。達成した目的、エリア、資源などが得点になるのでさまざまな勝ち方があり、陣取りだけが全てではない。国によって能力が異なるので、特性を活かした戦略を立てよう。

内容物:ゲームボード1枚、厚紙製マット10枚、木製トークン235個、紙製トークン24枚、コイン88枚、戦力ダイヤル2枚、早見表1枚、達成記録シート1枚、施設ボーナスタイル6枚、カード(横44×縦67mm)42枚、プラスチック製コマ25個カード(横87×縦57mm)23枚、カード(横70×縦110mm)12枚、カード(横110×縦70mm)38枚、カード(横57×縦87mm)31枚、説明書(+オートマ説明書)2冊

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福岡久留米にショップ&プレイスペース「さいふる」オープン

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福岡・久留米に本日、ボードゲームショップ&プレイスペース「さいふる[xi-full]」がオープンした。西鉄久留米駅徒歩5分、13:00~23:00、不定休。

『ゾン噛ま』『マモノノ』など創作ゲームをゲームマーケットに出展したほか、変わった輸入ボードゲームの取扱で注目を集める通販ショップ「ケンビル 」の実店舗。気になるボードゲーム500種類以上を遊べるプレイスペース10卓40席を併設する。

利用料金は1時間500円で、平日最大2000円、土日祝最大2500円。学割、子ども割、ボードゲーム購入による割引券などがある。飲食の提供はなく、ペットボトルの自販機のみ。

設備費用としてクラウドファンディングを募集し、11万4千円を集めた。オープン記念イベントには、ボードゲームアイドル「しゅぴ~る遊園地」の珠洲ノらめる氏も訪れている。

さいふる[xi-full]
福岡県久留米市東町25-24 ファイブサンシャインビル1階
TEL:070-4300-6754
[Web ] [Twitter ]

『テラミスティカ:ガイアプロジェクト』日本語版発売

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テンデイズゲームズは9日、人気ストラテジーゲームの派生作『テラミスティカ:ガイアプロジェクト(Gaia Project)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・J.ドレーゲミュラー&H.オスターターク、イラスト・D.ローハウゼン、1~4人用、14歳以上、60~150分、10,000円(税別)。拡張セットではなく単体でプレイ可能。

宇宙を舞台に、惑星をテラフォーミングし、自分の種族を入植させることで勢力を伸ばし、得点を競うゲーマーズゲーム。先月ドイツで開かれたボードゲームメッセ「シュピール」では、会場内の人気投票で1位となった作品である(TGiWニュース )。

種族ごとの特性や、循環するパワーコマのマネージメント、建物のアップグレードといったベース部分は『テラミスティカ』を継承。技術の発展とそれに伴う基礎能力の強化や、宇宙空間を介した自由度の高い入植など、さまざまな箇所にアレンジが加えられている。

また、各ラウンドごとの得点要素のみならず、最終ボーナス得点、技術発展タイル、モジュラータイプのボードなど、多くのランダム性、多様性が盛り込まれているほか、ソロプレイルール制作集団「オートマファクトリー」による1人用ルールは、それだけでルールブックが一冊用意され、NPC相手に本格的なゲームが楽しめる。

『テラミスティカ』は5年前に同じデザイナーと出版社の手によって世に出され、2013年のドイツゲーム賞のほか、数多くのゲームショウを受賞している。こちらの日本語版もテンデイズゲームズで発売中。

テンデイズゲームズ:テラミスティカ:ガイアプロジェクト

「カフェミープル」福岡天神店、10月26日オープン

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京都のボードゲームカフェ「カフェミープル」は10月26日、福岡・天神に2号店をオープンした。天神駅徒歩1分、平日14:00~23:00、土日祝13:00~23:00、木曜休。

シアトル出身のオーナー、ネイト氏に赤ちゃんが生まれ、奥さんの実家の近くに住むために福岡に移って開店した。掘りごたつが8台あるなど和風の46席で200種類以上のボードゲームが遊べる。

料金は京都店と同じ30分200円、平日1日1200円、土日祝1日1500円。スムージーなどの飲み物やおつまみも京都店と同じ内容で提供される。5年目となる京都店もこれまで通り営業を続ける。

福岡天神には昨年7月、ジェリージェリーカフェもオープンしており(TGiWニュース )、遊べる場所が増えている。

Cafe Meeple Tenjin
福岡市中央区天神3-2-27師岡ビル4F
[Web] [Twitter]

数字型タイルを上手に重ねよう『ナンバーナイン』日本語版発売

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メビウスゲームズは11月3日、数字の形のタイルを積み重ねるパズルゲーム『ナンバーナイン(NMBR 9)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・P.ヴィヒマン、イラスト・フィオーレ社、日本語版ボックスアート・タンサンファブリーク、1~4人用、8歳以上、20分、2800円(税込)。

アバクスシュピーレ(ドイツ)が今春発表した新作。メビウスゲームズは今年になって『グリュックス』『デジャブ』『コンプレット』と次々と日本語版を発売しているが、これらの作品が輸入版の売れ行きが好調なため日本語版を決定したのに対し、『ナンバーナイン』は最初から日本語版を取り扱うことにした。最初から日本語版を取り扱うのは『サンファン』(2004年)以来だという。

0~9のタイルとカードがあり、カードをめくって指示された数字のタイルを自分の前に並べていく。下に空間がなく、2枚以上のタイルの上になる場所があれば上に重ねることもでき、階層が上がるほど得点も増える。さまざまな形のタイルを密に並べ上にタイルを置けるスペースをどれくらい取れるか、パズル思考が求められる。

輸入版では得点をメモに記録することになっていたが、日本語版では箱が得点トラックになっており、手持ちのコマなどを使って記録できる。『ナンバーナイン』はこれまで12カ国語版が制作されているが、このような工夫は日本語版だけのものとなっている。

メビウスおやじ:ナンバーナイン

光合成(Photosynthesis)

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太陽光を求めて

光合成

『キングドミノ』のドイツ年間ゲーム大賞受賞で波に乗るブルーオレンジゲームズ(フランス)がシュピールで発表した作品。太陽エネルギーを得て成長する木々の位置取りを戦略ゲームにした。立体の木のコンポーネントと、周囲を回る大きな太陽が目を引く。

森は同心円状に広がっており、中央が最も肥沃である。各プレイヤーは周辺部に最初の木を配置してスタート。各ラウンド、最初に太陽が移動し、太陽光エネルギーの分配が行われる。各プレイヤーは木の高さに応じて光ポイントを得るが、光ポイントを得られるのは日向になっている木のみ。大きい木の陰になってしまった木は光ポイントを得られない。得点の高い森の中心部ほど木の陰になりやすいところが悩ましい。

次に、この光ポイントを使って手番順に木を成長させる。木は種を飛ばし、その種が木になり、3段階にわたって成長していく。種を飛ばすだけならば1光ポイントでいいが、一番大きい木にするには3光ポイントが必要だ。太陽が移動していく方角を考え、どこに種を飛ばし、どの木を成長させるか、後手番のプレイヤーの動向も加味しつつ慎重に考えよう。

得点は、一番大きい木に対し、4光ポイントを使って寿命を終わらせたとき(ボード上から取り除いたとき)に発生する。得点タイルは先に取るほど高いが、一番大きい木を取り除くと次に得られる光ポイントも減少するので、ほどほどに残しておく必要もある。このあたりのさじ加減も面白いところだ。

太陽が森の周りを3周したらゲーム終了。使い残した光ポイントも得点になり、最も得点の高いプレイヤーが勝利する。

4人プレイで45分ほど。karokuさんが高い木を上手に残して光ポイントを集め(木陰でも高くなれば光ポイントを獲得できる)、終盤に一気に得点化してダントツ一位。私は得点の高い中心部に入り込めなかったため、周辺部で促成栽培する戦略を取ったが及ばず。

駆け引きはあっても運の要素はないので先読みが苦しいところもあるが、種を日当たりのいいところに飛ばせたり、成長して光ポイントが急増したりできると嬉しい。森の中では植物たちが静かにこのような激しい戦いを繰り広げているものかと想像した。

Photosynthesis
ゲームデザイン・H.ハッハ/イラスト・S.ミラモン
ブルーオレンジゲームズ(2017年)
2~4人用/8歳以上/45~60分

理不尽カードゲーム『テストプレイなんてしてないよ』日本語版発売

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cosaicは10月26日、カードゲーム『テストプレイなんてしてないよ(We Didn't Playtest This At All)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・C.シェスリク、イラスト・松田実愛、2~10人用、13歳以上、1~5分、1500円(税別)。

オリジナルは2008年、アスマディゲームズ(アメリカ)から発売された作品。カードに書かれた「○○すれば勝利する」という条件を満たせば即勝利、「××すれば敗北」という条件を満たせば脱落という極めてシンプルなカードゲームだ。

各自2枚の手札をもち、1枚引いて1枚をプレイし、その指示に従う。出てくるカードは爆弾、ドラゴン、レーザー、ブラックホール、じゃんけん、ゾンビと脈絡のないものばかり。しかも効果は「誕生月なら即勝利」「あなたを意味する言葉を言ったら敗北」「自分を含め全員敗北」など理不尽なものばかり。始まって10秒で終わることもあるところはタイトル通り。

さらにルールを根底からくつがえす「混沌」拡張パックも同梱。「とってもバカバカしいけどやめられない」新種のカードゲーム、冗談の分かるメンバーで遊ぼう。

爆弾を解除せよ!『タイムボム』11月24日発売

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timebomb_ar.jpgアークライトは11月24日、爆弾を解除するカードゲーム『タイムボム』を一般発売する。ゲームデザイン・佐藤雄介、イラスト・326(ナカムラミツル)、グラフィック・タンサンファブリーク、2~8人用、10歳以上、1~30分、2000円。

オリジナルは新ボードゲーム党から2014年に発売されたカードゲーム。翌年、ヤポンブランドを通じてエッセン・シュピールに出展され、翌々年にシュミット社が『恐怖の古代寺院(Tempel des Schreckens)』というタイトルでドイツ語版を発売した。これが今年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに入り、アラカルトカードゲーム賞でも5位に入賞している。国内でも人気が高く、タレントの千秋氏が遊んだほか、続編『タイムボム2』(2015年)、『タイムボムエボリューション』(2016年)が発売されている。

簡単なルールで、最後まで脱落者が出ない正体隠匿ゲーム。プレイヤーの中に2人テロリスト「ボマー団」が潜んでおり、時間を巻き戻してしまうタイムボムの爆発をもくろんでいる。テロリストの嘘を見抜いて、ほかのプレイヤー(タイムポリス)は爆発を食い止めることができるか?

各プレイヤーに配られたカードの情報をもとに、カードを順番にめくっていく(ニッパーで導線を切っていく)。起爆させるカードをめくってしまったらボマー団の勝ちで、その前に解除するカードを一定枚数めくれればタイムポリスの勝ちとなる。

自分に配られたカードの内容は各自知っているが、シャッフルして場所が分からない。1枚1枚カードをめくっていくのが、本当に爆弾の解除をしているかのようなスリルをもたらす。追加ルールで第三陣営「スパイ」を加えることもできる。

内容物:陣営カード9枚、導線カード40枚(57×88mm)、ニッパータイル1枚、解除チップ8枚、ストーリーカード8枚、オオタさんタイル1枚、サマリーカード8枚、遊び方説明書1冊、(導線カード以外は63×88mm)

timebomb_ar2.jpg

ボドゲde遊ぶよ!! phase 8-12

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ゲームマーケット大賞2017:優秀作品発表

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ゲームマーケット事務局は4日、第3回となるゲームマーケット大賞2017の優秀作品5タイトルを発表した。9月に発表された二次審査通過16タイトルの中から選出され、この中からゲームマーケット2017秋当日に大賞が発表される。

ゲームマーケット大賞は、アナログゲームシーンのさらなる盛り上がりのために設立された賞で、国内最大のアナログゲームイベントであるゲームマーケット過去3回に発表された作品の中からセレクトし大賞を選出する。第1回は『海底探険』、第2回は『ビンジョー×コウジョー』が大賞に選ばれた。審査員は草場純氏、秋山真琴氏、ふうか氏、当サイトの管理人の4名。

優秀作品5タイトルの制作者には、翌年のゲームマーケットにおいて、一般ブースを1回無料で出展する権利と、授賞式のための交通費が贈られる。また、授賞式は来月3日に東京ビッグサイトで行われるゲームマーケット2017秋の会場内で行われ、5タイトルの制作者が招かれ、大賞作品が発表される。

今年からエキスパート賞とキッズ賞も制定され、大賞と同時に発表される。各賞にどの作品が選ばれるか、お楽しみに!

ゲームマーケット大賞2017【優秀作品】5作品発表

【ゲームマーケット大賞2017 優秀作品】
8ビットモックアップ (さとーふぁみりあ)
Kittys(リトルフューチャー)
イアルへの道 -Path to Yaaru-(梟老堂)
エンデの建国者(imagine games)
ボブジテン(TUKAPON)

2人専用『カヴェルナ:洞窟対決』日本語版、11月下旬発売

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cavernafor2J.jpgホビージャパンは11月下旬、『カヴェルナ:洞窟の農夫たち』を2人専用にした洞窟掘りゲーム『カヴェルナ:洞窟対決(Caverna: Höhle gegen Höhle)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・K.フランツ、1~2人用、12歳以上、20~40分、2800円(税別)。拡張セットではなく、単独でプレイできる。

『カヴェルナ:洞窟の農夫たち』の発売から4年後となる今年の春にルックアウトシュピーレ(ドイツ)から発売された作品。大きな洞窟のある山の前に立っているドワーフの夫婦たちが、山を掘り進め、部屋を作り、穀物・亜麻・資材を集める。貴金属を探し、ほかの一族が夢にも見ないような豊かさを手に入れるのがゲームの目的だ。

プレイヤーはそれぞれ自分のプレイヤーボードをもち、自分の敷地を発展させていく。ワーカープレイスメント風のシステムだがワーカーはなく、中央にあるアクションタイルを交互にとってアクションを行う。アクションタイルはラウンドごとに増えていき、できることも多くなっていく仕組みだ。

アクションには木材や石材などの物資を取る、物資を交換する、壁を作る/取り除く、洞窟を掘る、部屋を作るの5種類があり、部屋を作るとさまざまな効果が得られる。部屋を作る際、部屋によって壁の位置が指定されており、洞窟内でいくつかの部屋が両立するように考えるパズル要素もある。

内容物 アクションボード1枚、アクションタイル12枚、洞窟ボード2枚、部屋タイル24枚、品物マーカー12枚、追加の広間タイル1枚、壁チップ7枚、アクションマーカー4枚、スタートプレイヤーマーカー1枚、ルールブック1冊

cavernafor2J2.jpg

東京吉祥寺にボードゲームカフェ「ロンドン」オープン

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東京・吉祥寺に本日、ボードゲームカフェ「ロンドン」がオープンする。吉祥寺駅北口徒歩5分、平日13:00~23:00、土日祝11:00~23:00、無休(水曜日は予約のみ)。

有名どころから知られざる名作まで200種類以上のボードゲームが遊べる。子どもと一緒でも、ひとりでも楽しめるような品揃えと相席案内をする。毎週土曜夜は人狼デーとし、人狼も楽しむことができる。

料金はいずれもワンドリンク付きで平日1時間900円(最大2500円)、土日祝1時間1000円(最大3000円)、小学生以下無料。飲み物はソフトドリンク300円、アルコール類500円。食べ物は持ち込み可だが、駄菓子類が用意されている。席数は24席。

今年5月にオープンしたCaravan's Baseからは100メートルほど。また近隣の駅にはディアシュピール(東中野)、Little Cave(高円寺)、ことぶき(西荻窪)、on board (国分寺)などがあり、にわかにボードゲームカフェ激戦区となっている。

ロンドン
武蔵野市吉祥寺本町1-10-9富澤ビル3F
Web / Twitter

アンケート:国内外の新作

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Q123:ゲームマーケットの新作とエッセンの新作。気になるのはどっち?

A.ゲームマーケット 17票(13%)
B.エッセンシュピール 93票(72%)
C.どちらも同じぐらい 19票(15%)

10月にはドイツ・エッセンでボードゲームメッセ「シュピール'17」が開催され、12月には東京ビッグサイトでゲームマーケット2017秋が開催されます。シュピールでは約1200タイトル、ゲームマーケットでは約300タイトルの新作がお目見えする中、読者の皆さんはどちらに注目しているか尋ねました。

結果、シュピールのほうを注目しているという方がゲームマーケットの5倍以上となり、アンケート時期や新作の点数を考慮しても相当な開きがあることが分かりました。

当サイトではこの結果を受けて、シュピールの新作情報を昨年より多めに発信することにしました。それほど多くは紹介できませんでしたが、評価された作品や、管理人が注目した作品は今後も取り上げていきたいと思います。

11月のアンケートは、ボードゲームデータベースの用途についてです。7月のアンケートでは、どのデータベースサイトを使っているかお尋ねし、読者の過半数がBoardgamegeekを使っていることが分かりましたが、それでは何のために使っているのでしょうか。主な用途と思われる3択を用意しましたので回答をお願いします。それ以外の用途がある場合はコメント欄にご記入下さい。

イクアズ(Iquazu)

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縦横でマジョリティー

イクアズ

流れ落ちる滝つぼに宝石を配置し、その数を競うエリアマジョリティーゲーム。1つの宝石が、縦の列と横の列の両方で数を競い、また滝の流れで状況がどんどん変化していくところが面白い。

手番にはカードを出してその色の穴に自分のプレイヤーカラーの宝石を置く。カードを出せる列は5列あり、一列目はカード1枚で置けるが、五列目は同じ色のカードが5枚も必要となる。

全員が1回ずつ手番を行うと、最後の人が水滴コマを一列目の空いている穴に置く。そのうちに一列目の穴が全部埋まると得点計算。このとき縦の列では宝石の多い順に得点、横の列では宝石の一番多い人がボーナスタイルを得る。

得点計算が終わると滝が流れる。一列目は水面に隠れ、二列目が次の一列目、三列目が次の二列目......となる。このギミックを、プラスチックのレールと細長いタイルで表現しているのが素晴らしい。

カードを複数枚出して二列目以降に置いた宝石はしばらく残り、布石になると同時に何回かの得点計算に使えることになる。一列目に置いて直後の得点計算に備えるか、先回りして二列目以降に置いておくかの選択が悩ましい。

何列かの得点計算が終了して、滝が最後まで流れるとゲーム終了。ゲーム中の得点にボーナスタイルの得点を合計して、多い人が勝つ。

4人プレイで45分ほど。ボーナスタイルで手札補充を効率良く行い(通常、手札を補充するには手番を1回休まなければならない)、ボーナスタイルを一番多く確保したkarokuさんが1位。エリアマジョリティーゲームの戦略として「広く浅く僅差で勝つ」というのがあるが、僅差で勝つにはほかのプレイヤーの動きを読みきって先手先手を打っていかなければならない。絶妙な位置取りでタイブレーク勝利を取れるか、ヒリヒリしたインタラクションが楽しめる。

Iquazu
ゲームデザイン・M.フェルトケッター、イラスト・S.ベーム
ハバ(2017年)
2~4人用/10歳以上/50分

2017年12月

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