2018年2月アーカイブ

『クランズ・オブ・カレドニア』日本語版、2月下旬発売

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テンデイズゲームズは2月下旬、『クランズ・オブ・カレドニア(Clans of Caledonia)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.アイジュジュ、イラスト・K.フランツ、1~4人用、12歳以上、プレイヤー人数×30分、8000円(税別)。

オリジナルはベルリン在住のゲームデザイナー・アイジュジュ氏の自費出版レーベル「カルマゲームズ」からキックスターターを経て2017年に発売された作品。キックスターターでは6400人が39万ユーロ(5100万円)を出資した。昨年のエッセン・シュピールの人気投票では『テラミスティカ:ガイア・プロジェクト』と並んで同率1位になり、注目されている作品である。

舞台は19世紀のスコットランド。プレイヤーは氏族の長となり、家畜を育て、チーズやウイスキーを作り、市場で売買を行ってさまざまな輸出契約を達成させ、自分の氏族をより繁栄させることを目指す。

手番には8つのアクションから1つを行い、お金がなくなった人からパスしていく。その後で資源を獲得・加工・販売を行い、勝利点を得る。9つの氏族と、4枚×両面のモジュラーボード、9つの得点タイルで毎回さまざまな展開になる。

『テラミスティカ』の影響を受けたとされるシステムは、陣取り、氏族ごとの特殊能力、アクションの強化など、さまざまな要素が組み合わされており、戦略性が高い。その一方、契約タイルはランダム性が高く、市場の値動きに合わせたマネージメントも必要で、戦術面の楽しさもある。ゲーマーズゲームの粋を味わえる作品だ。

テンデイズゲームズ:クランズ・オブ・カレドニア

ブードゥープリンス(Voodoo Prince)

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あと1トリックで寸止め

voodooprince.jpg

トリックテイキングゲームは大好物で、ゲーム棚にはトリックテイキングコーナーもある。しかし傑作が多くて、新作の入り込む余地があまりないというのが実感。その中でクニツィア作ということで気になって遊んでみた。

親のプレイヤーが1枚手札を出して、時計回りにほかのプレイヤーも1枚ずつ手札を出す。同じ色をもっていればそれを出さなければならず、もっていなければほかの色を出してもよい。数字の一番大きい人が全員のカード(トリック)をもらうが、その中に切り札の色が入っていれば切り札を出した人がもらう。オーソドックスなマストフォローのトリックテイキングである(5と7でリードしてトリックを取ると2トリック分になるとか、同色の15と0が出ていると0が勝つとか一味加えられているところもある)。

『ウィザード』系のように、獲得トリック数を予想することはない。このゲームでは1人3トリックで終わる。獲得トリック数が予め決められているものとしては『ウィリー』(ハンス・イム・グリュック、1999年)があるが、獲得したトリックが得点になるのではない。3トリック取ったらゲームから抜けて、その時点でほかのプレイヤーが取っているトリック数が得点になるというのがこのゲームの特徴だ。

そのため、3トリック取らないように我慢して、できるだけ後まで残ることを目指す。しかし最後に残った人は、自分が獲得したトリックしか得点にできないというルールがあり、一番得点が高いのは最後から2番目に抜けた場合ということになる。

クニツィアらしいと思うところだが、できるだけトリックを取らないようにしていると、最後まで取れないで終わってしまうし、かといって欲張って集めるとあっという間に脱落というジレンマ。ほかのプレイヤーの獲得トリック数をよく観察して、1~2トリックを取って、いつでも抜けられるように態勢を整えておかなくてはならない。このお互い睨み合う感じがたまらなく楽しい。

最後から2番目はリスクが高いので、3番目で抜けるように心がけた。そんなにうまくいくはずはないと思ったが、ほかの人がうまく潰し合ってくれて達成でき1位。最初から2トリックいきなり取ってしまったときの焦りとか、逆に最後の3人ぐらいになったときのスリルとか、トリックテイキングの興奮を存分に味わえる作品である。あとおどろおどろしい感じの絵柄も素敵である。

Voodoo Prince
ゲームデザイン・R.クニツィア/イラスト・S.ベーム
2~5人用/8歳以上/20分

特別バージョン『センチュリー:ゴーレム』日本語版、3月22日発売

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centurygolemJ.jpgアークライトは3月22日、『センチュリー:スパイスロード』の特別バージョン『センチュリー:ゴーレム(Century: Golem Edition)』の日本語版を発売する。ゲームデザイン・E.マツウチ、イラスト・J.チャン&C.クイリアムス、2~5人用、8歳以上、30~45分、4800円(税別)。

プランBゲームズのデビュー作品として注目されている『センチュリー:スパイスロード』の別テーマ版。システムの変更はないが、イラストが総入れ替えされている。「ソウル・クリスタル」を取り引きして最高のゴーレムを作り上げることを目指す。

「ソウル・クリスタル」とはこの星の地下深くに眠っている宝石で、人間が生まれるよりもずっと前、かつてこの星に住んでいた住民の亡骸(なきがら)が変容したものだと言い伝えられている。プレイヤーはクリスタル商人となり、さまざまな「ソウル・クリスタル」を交易します。取りそろえたクリスタルを使ってゴーレムを作り上げ、得点を競う。

クリスタルをさまざまなパターンで入手・交換する商人カードで、効率の良いデッキを構築していく。しかしカードテキストがなく、ルールもシンプルであるため、ファミリーでも楽しめるようになっている。それでいて経験者にはさまざまな戦略が考えられ、何度も挑戦して腕を磨きたくなるようにデザインされている。

最強のゴーレム軍団を作るのは誰か?

内容物:キャラバンカード5枚、初期商人カード10枚、勝利点カード36枚、商人カード43枚、クリスタル105個、クリスタルのケース4個、金属製コイン20枚(※カードサイズ:70×120mm)

centurygolemJ2.jpg

ニュルンベルク'18:ルックアウトシュピーレ

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カヴェルナ:忘れられた部族たち(Caverna: Vergessene Völker)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・K.フランツ、1~7人用、12歳以上、30~210分。
ファンのプロジェクトから初の拡張セットが誕生。さまざまな長所と短所をもった8つの部族が登場し、それに応じて32の部屋も加わる。新しい部屋はこれまでの部屋と差し替えて使い、特別な配置ルールもある。ゲームごとに部族を変えてさまざまな展開が楽しめるようになっている。

アイス・オブ・スカイ:第2拡張(Isle of Skye - 2. Erweiterung)
ゲームデザイン・A.プフィスター&A.ペリカン、イラスト・K.フランツ、2~5人用。
山や草原や湖に道を通す「袋小路」という要素が中心。これを作ると特別タイルを獲得でき、ラウンド終了時にボーナスポイントや特殊能力が得られる。またこれによって山に鉱山を置き、そこに道を通してさらに得点を増やすこともできる。

ネオム(Neom)
ゲームデザイン・P.ソットサンティ、イラスト・K.フランツ、2~5人用。
5×5のマスにタイルを配置して都市を建設するゲーム。3つの時代に分かれており、タイルをドラフトで手に入れ、お金や資材を支払って配置する。タイルには商業、住居、工場、資材、防災の5種類があり、効果を組み合わせてよい都市を作ろう。


パッチワーク・エクスプレス(Patchwork Express)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、2人用、8歳以上。
ボードが9×9マスだった『パッチワーク』を7×7マスにして、時間トラックも短くして子どもでも遊べるようにしたライト版。タイルは明るい色と暗い色に分けられ、大きさも異なる。小さなものほど、終盤に穴を埋めるのに役立つだろう。

レープクーヘンハウス(Lebkuchenhaus、仮題)
ゲームデザイン・P.ウォーカー=ハーディング。
『クマ牧場』に続くウォーカー=ハーディングのパズルゲーム。いろいろなかたちのタイルを組み合わせてレシピを完成させる。

ピーコちゃん(Piepmatz)
ゲームデザイン・B.ピンチバック&M.リドル。
鳥カードを手札から出して、種や鳥のつがいを集めるカードゲーム。鳥はつがいで得点になるほか、単独だと種類別に最も多ければ得点となる。手番にはカードをプレイして効果を使い、カードを集めて手札を補充するという流れ。

このほか、アグリコラ:ブブルスデッキ(Agricola - Bubulus Deck)、アグリコラ:泥沼からの出発(Agricola die Moorbauern、新版)、カヴェルナ:洞窟対決の第二時代(Caverna Höhle vs. Höhle Erweiterung Ara II)、ヌースフィヨルド:カレイデッキ(Nusfjord Erweiterung: Schollen Deck)、パッチワーク・エクストリーム(Patchwork Extreme)、クマ牧場:拡張セット(Bärenpark: Erweiterung)の名前が挙がっているが詳細不明。発売も2019年になる可能性がある。

スチームパンクで機械修理『イマジナリウム』日本語版、3月上旬発売

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imaginariumJ.jpgホビージャパンは3月上旬、スチーム世界を舞台にした戦略ボードゲーム『イマジナリウム』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.カタラ&F.シリエ、イラスト・F.ブバスティス、2~5人用、14歳以上、90分、7000円(税別)。

昨年『キングドミノ』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞したB.カタラが、今月開催されるカンヌゲーム祭でボンビクス社から発表する新作。カタラはボンビクス社からこれまで、『アビス』『ヒストリオ』『ぜいにぃ・ぺんぎんず』などを発表している。

今回はスチームパンクがテーマ。驚異の機械を修理・分解・合成して黒炭素(通貨)や資源(木材、銅、水晶)を獲得し、さらに強力な機械を修理する。資源やアクション、そして作業場スペースを管理しながら、プロジェクトを完成させて勝利ポイントを競う。

美しく幻想的でシュールなアートワークの登場人物と機械たち、豪華なコンポーネントもさることながら、カードをピックする順番のジレンマ、毎回違った位置に2つ連動した針を動かして選ぶアクションの選択のままならなさ、合成機械のリソース生産・変換の楽しさ、そして隠されたリソースと勝利点による緊迫した展開が楽しめる作品だ。

内容物:中央ボード「がらくた場」 1枚、雑用係フィギュア5つ、プレイヤーボード5枚、プレイヤースクリーン5枚、格納箱1つ、木材製キューブ60個、プラスチック製キューブ70個、プラスチック製ジェム70個、プロジェクト完成トークン30個、勝利ポイントトークン65個、カード74枚、プロジェクトタイル14枚

リアルタイムダイスゲーム『アタック・オブ・ジェリーモンスター』多言語版、3月上旬発売

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ホビージャパンは3月上旬、宇宙生命体から地球を守るリアルタイムアクションダイスゲーム『アタック・オブ・ジェリーモンスター(Attack of the Jelly Monster)』の日本語を含む多言語版を発売する。ゲームデザイン・A.ボッカラ、イラスト・G.ドゥシュマン、3~5人用、8歳以上、15~25分、4000円(税別)。

『ダイスフォージ』などをリリースしているリベル社(フランス)の今春の新作。今月行われるカンヌゲーム祭で発表され、多言語版として国際市場に流通する。同時アクションでエイリアンのサンプルを集めよう。

街に襲来したゼリー型エイリアン。ドローンで吸い上げて宇宙に返すその前に、政府の研究のために粘液を集めることになった。各区域に兵員を送り込んで粘液サンプルをできるだけ多く回収することを目指す。

各ラウンド、7個のダイスを振ってその中から1個をボード上の区域に配置し、残りを振り直して次のダイスをまた別の区域に置く。ダイス目に特殊効果があり、すぐに解決しなければならない。ただし全員同時アクションで行い、制限時間は誰かが全てのダイスを置いてから10秒しかない。あまり早く置きすぎると、ほかのプレイヤーに横取りされることもあるが、遅すぎるとダイスを置くことができなくなってしまう。タイミングを見計らうことが大切だ。制限時間が来たら、区域ごとにダイス目の合計が最も多い部隊がその区域から粘液を獲得し、全4ラウンドの合計を競う。

報酬となる粘液の分配も一癖あり、どの区域に強いダイスを置くか素早く判断しなければならない。同時アクションでカオスな中、タイミングと特殊効果の冷静な判断力が試される戦術パーティーゲームだ。

内容物:ダイス35個(各色7個)、10秒砂時計1台、区域ボード8枚(両面印刷)、目標マーカー7枚、プレイヤースクリーン5枚、都市中央ボード1枚、粘液トークン80個、ドローン(ラウンドトラッカー)1個、ラウンドマーカー1個、粘液ポッドトークン24個ほか

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『スピードワゴンの月曜The NIGHT』でボードゲーム再び

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2月12日放送のインターネットTV番組『スピードワゴンの月曜The NIGHT』は、「絶対に盛り上がる!ボードゲームスペシャル」と題していくつかのボードゲームを実際にプレイする様子が放送された。この番組でボードゲームが取り上げられるのは先月1月に行われた「ボードゲーム新年会」(TGiWニュース )に続いて2回目。

最近芸能人の集まりでよくボードゲームを紹介しているらしい、いけだてつや氏が再びゲスト出演。磁石ゲーム『ヤイカーズ』、定番カードゲーム『ハゲタカのえじき』、大喜利系『ペチャリブレ』、リアルタイムゲーム『マタンガ』、ブラフゲーム『ごきぶりポーカー』の5タイトルが登場した。一緒に遊んだのはよしもとのお笑い芸人コンビ「相席スタート」。

相席スタートの山﨑ケイ氏は仕事でボードゲームを知り、『お邪魔者』、『ナンジャモンジャ』、『ディクシット』を所有していることを明かした。どのゲームもいけだ氏のつかみが光り、参加者は面白いを連発。『ハゲタカのえじき』でランドルフのエピソードを挟んだり、『ごきぶりポーカー』でスピードワゴンの井戸田氏が全部受け取る展開になったりするなど、ボードゲーム愛好者にも楽しめる内容となっている。

番組は放送終了後も下記のリンクから無料で視聴できる。

Abema.tv:スピードワゴンの月曜The NIGHT#94~第二回ボードゲームで遊ぼうSP~

文明発展カードゲーム『CIV(シー・アイ・ヴイ)』日本語版、3月上旬発売

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ホビージャパンは3月上旬、文明発展カードゲーム『CIV(CIV: Carta Impera Victoria)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.アミィ、イラスト・C.マット&I.パロヴェル、2~4人用、8歳以上、20分、3000円(税別)。

今月のカンヌ国際ゲームフェスティバルでルドノート社(フランス)から発表される、文明発展をテーマにしたカードゲーム。タイトルはカルタ・インペーラ・ヴィクトーリア(支配と勝利のカード)の頭文字を取ったものであると同時に、シヴィライゼーション(文明)の略語ともなっている。軍事、宗教、経済、科学、文化、社会の6つの分野で他の文明を圧倒し、勝利することを目指そう。

毎ターン手札を1枚プレイした後、使用可能な能力を使い、手札上限までカードを補充する。各分野にはすでにプレイしているカード枚数によって変わる永続効果と、すでにプレイしているカードを捨て札にすることで発揮する捨て札効果があり、例えば、《宗教》の永続効果は手札上限を増やし、《科学》はプレイされているカードと手札を入れ替えることができ、《軍事》の捨て札効果は全員に、すでにプレイされているカードを破棄させる。
こうして特定の分野で7枚以上のカードをプレイしたら勝利。そのために、手札とプレイしたカードを各分野の能力でコントロールしつつ、ほかのプレイヤーの意図を読み、同じく各分野の能力で挫かなければならない。

ゲームで使用するカードはIからIIIの3つの時代に分かれ、時代IIIから順に山札に積まれている。6つの分野の構成枚数は時代ごとに異なり、最初は出現しない分野も。ほかのプレイヤーの状況だけでなく、時代に応じたプレイイングも求められる。ときには誰かの独走を防ぐために一時的な協力関係を築くことも必要だ。

能力のコンボも楽しめ、手軽ながら奥の深い戦略カードゲームだ。

内容物:カード104枚、コイン1枚、早見表4部、ルールブック1部


(写真はオリジナル版)

ボドゲde遊ぶよ!! phase 11-3

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『「ぷっ」すま』でボードゲーム部

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テレビ朝日系で2月9日に放送された深夜バラエティ番組『「ぷっ」すま』で「ボードゲーム部」が登場し、MCの草彅剛氏、ユースケ・サンタマリア氏がいけだてつや、矢口真里、阿曽山大噴火の各氏がプレゼンしたボードゲームを楽しむ様子が放映された。

「ボードゲーム部」コーナーは3人がボードゲームを1タイトルずつ紹介し、MCとゲストの2人(藤本敏史氏、足立梨花氏)が試しに遊んでみて判定。アンコールが出ればもう1回遊んで、最後に大賞を決めるという構成で行われた。

ボードゲームの流行としてJELLY JELLY CAFE、すごろくや、アソビCafeが写真で紹介された後、トップバッターのいけだてつや氏が紹介したのは『シークレットミッション(In geheimer Mission、2012年ハバ(ドイツ)、すごろくや品切中)』。ほかのプレイヤーが騒音を立てる中、カードの内容を記憶するゲームで、足立梨花氏がチャレンジした。犬の鳴き声で盛り上がったが、どちらも疲れるということで終了。攻めたチョイスではあったが、いけだ氏はこのようなゲームも「ボードゲーム」と呼ばれると解説したところが注目される。

にわかではないかと疑われた2番手の矢口真里氏は『スピードカップス(Speed Cups、2013年アミーゴ(ドイツ))』を紹介。カードのイラスト通りの順序でカップを並べたり積み重ねたりするリアルタイムアクションゲーム。ユースケ・サンタマリア氏と藤本敏史氏が本気で熱い戦いを繰り広げた。

最後は阿曽山大噴火氏が『私の世界の見方(Wie ich die Welt sehe...、2015年テンデイズゲームズ、オリジナルは2004年ファタモルガーナ社(スイス))』を紹介。お題カードの空欄に合うワードを皆で出して選んでもらうゲームで、深夜番組らしいアダルトな展開になった。これが参加者に好評で、「ぷっすまボードゲーム大賞」に選ばれた。

テレビ朝日:『ぷっ』すまボードゲーム部

メイフェアゲームズ廃業、ルックアウト社はアスモデグループへ

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メイフェアゲームズ(アメリカ)は10日、今後のボードゲーム出版を廃業することを発表した。メイフェアゲームズ傘下にあったルックアウト・シュピーレ(ドイツ)は、アスモデグループ(フランス)に移行し、独立スタジオとしてボードゲーム制作を継続する。

メイフェアゲームズは1981年、鉄道ボードゲーム『エンパイア・ビルダー』を出版するためにシカゴで設立された。18XXシリーズなどの鉄道ゲームからファミリーゲームにも進出し、1996年に『カタン』の英語版を取り扱ってから急成長。2013年にはルックアウトシュピーレ(ドイツ)を買収し(TGiWニュース link)、『アグリコラ』など人気ゲームを北米市場に売り込んだ。しかし2016年に『カタン』の権利をアスモデ傘下のカタンスタジオに渡し、ルックアウトシュピーレの英語版が同社のラインナップのほぼ全てという状況の中で、メイフェアゲームズオリジナルタイトルの開発が課題となっていた。

ルックアウトシュピーレ社を含むメイフェアゲームズの製品はアスモデ北米支社に売却され、ルックアウトシュピーレは今後、アスモデグループ傘下の独立スタジオとなる。『アグリコラ』『ル・アーブル』『カヴェルナ』などの販売は、アスモデに変更される北米を除いてこれまで通りとなる見込み。先日のニュルンベルク玩具見本市では、同社が『パッチワーク』の新シリーズを制作することを発表している。

アスモデグループは昨年始めにハイデルベルガーを買収しており(TGiWニュース link)、さらにルックアウトシュピーレを傘下におさめたことでドイツ市場への影響力がさらに強まりそうだ。

文絵のために(For Fumie)

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また失敗した......!

fumienotameni.jpg

謎の死を遂げた女子高生を、タイムスリップした友達が助ける2人用協力ゲーム。ゲームマーケット2017秋で発売されたが、ネタバレ禁止のため会場内での試遊はなく、それがかえって多くの注目を集めていた。ネタバレ禁止だが、一度遊んだら終わりのレガシーシステムではない。それはどういうことなのか?

3つのシナリオがあるので、そのシナリオに沿ったカードを取る。亡くなった文絵のデッキが12枚、主人公である武雄のデッキも12枚あり、文絵役のプレイヤーは武雄のデッキを、武雄役のプレイヤーは文絵のデッキをもって、そこからシャッフルして各自3枚の手札をもつ。

手番には、相手の手札を1枚取り、それを表にして使うか裏にして使うか(表を見ないで)決める。表にして使うとカードの効果が発動し、裏にして使うと主人公の能力が発動する。基本的には表にして使い(全てのカードはスリーブに入っており、初めて表にして使ったときにその効果が分かる)、いざというときに裏にして使う。

使い終わったら相手が山札から補充して、相手の番になる。相手もまた、自分の手札を1枚取って、表か裏にして使う。なおカードの内容を相手に伝えてはならず、手札の順番も変えてはいけないというルールがあり、これまでに使われたカードをもとに出そうなカードを推理し、以心伝心で進めていかなければならない。

そのうちに、①どちらかの捨て札に裏向きのカードが4枚になるか、②山札がなくなって補充できなくなるか、③カードの効果で終了が指示されればゲーム終了。カードはたった12枚しかないので、15分くらいしかかからない。

ポイントはマルチエンディングである。どのようにしてゲームが終わったかで、付属の「エンディングブック」を開いて物語の結末を読む。上記の①か②でゲームが終了するのはバッドエンドであり、③も何種類か用意されていて、ハッピーエンドになることは稀である。

これでなぜ一度遊んだら終わりでないのかお分かり頂けたと思う。むしろハッピーエンドを目指して、何度も繰り返し遊ぶことになるだろう。1ゲーム目を2人で振り返って、どのカードがカギになるのかを相談し、次のゲームを始める。カギになるカードが分かっても、そのカードがどのタイミングで出てくるかはランダム。またカードが出てくる順番も大事なので、何度やってもなかなか思うようにいかない。

シナリオ1「文絵のために」は文絵を助けることが目的だが、シナリオ2「秘められた殺意」ではデッキから1枚だけ抜かれた犯人を特定しなければならず、シナリオ3「田所先生の恋」ではうだつの上がらない先生を異動から守る。それぞれ少しずつカードが入れ替わり、新しい謎解きが待っている。

何ゲームもやっているうちに1時間、2時間と経ち、カード構成やハッピーエンドへの道筋は完全に分かるのだが、山札のランダムな順序によってそれでもハッピーエンドにたどり着けない。それがもどかしく、中毒性の高いゲームである。

文絵のために
ゲームデザイン・カナイセイジ/イラスト・杉浦のぼる
ワンドロー(2017年)
2人用/14歳以上/15分

何の星座を作ってる?『ドリームズ』日本語版、3月15日発売

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dreamsJ.jpgアークライトは3月15日、神々が夜空に星座を作るボードゲーム『ドリームズ(Dreams)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・O.グレゴワール、3~6人用、10歳以上、30分、4500円(税別)。

オリジナルはツォッホ出版(ドイツ)から2016年秋に発売された作品。美しいイラストの夢カード4枚がめくられ、プレイヤーは神々としてそのうち1枚「神のビジョン」を夜空に星座として星マーカーで描く。どの絵が選ばれたかは、1人以外全員が知っており、どの絵が選ばれたか知らないプレイヤー(人間)は、それが自分であることが当てられないようにする。『エセ芸術家ニューヨークへ行く』(オインクゲームズ、2011年)系統の作品だ。

プレイヤーは夜空ボード上に星マーカーをちりばめ、星座を描き出す。星を置き終わった後、神々は、絵を知らないプレイヤーが誰か、そのプレイヤーはどの絵が選ばれたかを当てるのだ。神々は人間に悟られないようにしつつ、人間をあぶりださなければならない。一方、人間は神のようにふるまって疑惑をかいくぐり、神々の技法を盗み、意図するイメージを察知しなければならない。

夢カードはA.ユング、M.コワンブラほか8人のイラストレーターが手がけた。推理とかけひきに加え、美しいイラストで盛り上がる神聖なる騙し合いのゲームだ。

レビュー
ふうかのボードゲーム日記:ドリームス
Boardgame Memo:ドリームス

内容物:天空マット1枚、得点表示板2枚、星マーカー18個、得点マーカー6個、神マーカー20個、推理発表マーカー6個、イメージ番号マーカー4個、ルール説明書1冊、夢カード72枚、人間マーカー4個(カードサイズ:80mm×120mm)

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日本ボードゲーム大賞2017:投票13日まで

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昨年12月から行われていた日本ボードゲーム大賞2017の投票が、今月13日(火)で〆切となる。まだ投票されていない方はお忘れなくどうぞ。

投票はドイツゲーム賞と同じ5タイトルを挙げる形式で、リンク先の新作リストから選んで面白かったと思う順に番号で回答する。リストは国産、日本語版、訳付き輸入版、同人の4ジャンルに分かれており、五十音順に並んでいる。今年1年を振り返って良かったゲームを投票しよう。

投票時に入力したメールアドレスに自動返信されたメールが届くので、その確認アドレスをクリックして有効となる仕組み。確認アドレスにアクセスせず投票が無効になっていないかチェックしよう。定かでない場合は再投票すれば、前の投票が有効でも再投票が優先される。投票は13日24時まで、確認のアクセスは14日24時まで。

これまでの投票部門では『コードネーム』、『ミステリウム』、『宝石の煌き』、『ツォルキン:マヤ神聖暦』、『ラブレター』、『世界の七不思議』、『キャット&チョコレート』、『ドミニオン』、『魔法にかかったみたい』が1位に選ばれている。

日本ボードゲーム大賞:投票部門 投票ページ(NPOゆうもあ)

カードが掠め取られませんように!『アブルクセン』日本語版、3月15日発売

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abluxxenJ.jpgアークライトは3月15日、カードゲーム『アブルクセン(Abluxxen)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.キースリング&W.クラマー、イラスト・O.フロイデンライヒ、2~5人用、10歳以上、20分、1800円(税別)。

オリジナルは2014年、ラベンスバーガー社(ドイツ)から発売された。数々の大賞作品を生んだW.クラマーとM.キースリングの作品で、オーストリアゲーム賞大賞、アラカルトカードゲーム賞1位、エッセンの羽根・模範ルール賞、国際ゲーマーズ賞でノミネート、日本ボードゲーム大賞3位など高い評価を得ている。タイトルは「Abluchsen(くすねとる)」をもじったもの。同タイトルでメビウスゲームズが輸入版を扱っている。

最初に配られる13枚の手札を全て、自分の前に出すことを目指す。同じ数字なら何枚で出してもよいが、ほかのプレイヤーから同じ枚数で数字が大きいカードが出されると、自分の出したカードはくすね取られてしまう。しかしくすねとられたら補充できるので、次にもっといいカードを出せるチャンスが広がることもある。あまり溜め込んでしまうと、ほかの人が早上がりして大失点になってしまうかもしれない。

カードの出し方にさまざまな戦術がある奥の深い作品。どう攻めるか、どう立て直すか、知恵を絞るのがヤミツキになる。

内容物:数字カード104枚、ワイルドカード5枚、手番カード1枚、ルール説明書1枚(※カードサイズ:59×92mm)

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アダルトボードゲームフェス in OSAKA、3月31日なんば紅鶴にて

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3月31日(土)、大阪のライブシアター「なんば紅鶴 」にて「アダルトボードゲームフェス in OSAKA」が開かれる。14:00~17:00、参加費2500円(1ドリンク付き)、定員40名(先着順で定員に達し次第募集終了)。

日本のアダルトボードゲームの振興を目指して行われる初のイベント。ゲームマーケット2018大阪の前日に、アダルトボードゲームの試遊、海外アダルトゲームのローカライズ・ワークショップ、ビキビキビンビンラジオ(公開収録)を行う。

ポッドキャスト「豚の鳴き声」で3回配信されたビキビキビンビンラジオがもとになって生まれたイベント。ディアシュピールが昨冬に日本版を発売した『プライバシー』など、欧米では割と一般的なアダルト向けのボードゲームが、日本国内でも一大ジャンルとして確立し、企業・同人を問わずもっとたくさん制作されるきっかけとなることを目指す。

出演は朝戸一聖(タンサンファブリーク)、酢豚(ポッドキャスト「豚の鳴き声」/グループSNE)、momi(ポッドキャスト「ほらボド!」)、川口正志(ディアシュピール)、川西喜勝(collectio)の各氏と、当サイトの管理人。

参加申込はツイプラ(下記リンク)にて。告知から1日足らずで、すでに定員の半分が埋まる状況となっている。なお当日は18時から、「ゲームマーケット2018大阪」前日交流会 も行われているので、終了後にそのまま移動して参加することもできるだろう。

TwiPla:アダルトボードゲームフェス in OSAKA

『T.I.M.E ストーリーズ:エストレラ・ドライブ』日本語版、2月下旬発売

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tsestrelladriveJ.jpgホビージャパンは2月下旬、物語体験型冒険ゲーム『T.I.M.Eストーリーズ』の追加シナリオ『エストレラ・ドライブ(T.I.M.E Stories: Estrella Drive)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.ロゾワ、2~4人用、16歳以上、90分、3800円(税別)。プレイするためには『T.I.M.Eストーリーズ』が必要。

シリーズ6作目のシナリオで、昨秋に発売されたばかりの新作が早くも日本語版として登場する。一部過激な内容が含まれているため、シリーズ初の16歳以上推奨となっている作品。

今回の冒険は1982年のカルフォルニアが舞台。高級住宅地にある邸宅で起きている現象を調査する。「いわくつきの幽霊屋敷」で、ハリウッドの華やかなショービジネスの裏で起きた出来事、スキャンダル、そして隠された事実を解き明かそう。

メビウスゲームズ25周年ゲーム大会、7日から参加受付開始

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水道橋のボードゲーム専門店「メビウスゲームズ」は4月7日(土)、豊洲文化センター(東京都江東区)にて開店25周年を記念してチーム戦のゲーム大会を開催する。1チーム4~6人で、参加費は1人2000円。参加申込は7日からメビウスゲームズの通販サイトにて。

メビウスゲームズは1993年に東京・九段下でお店をオープンした。5年前の2013年には開店20週年を記念してゲームデザイナーのR.クニツィアを招き、オリジナルゲーム『京都』を発表している。

今回の大会は2時間を3セット行うタイムテーブルで、1セット目は『ハゲタカのえじき』『ウミガメの島』『コロレット』『ゼロ』、2セット目は『キングドミノ』『ゲシェンク』『すずめ雀(3月発売)』『コンプレット』、3セット目は『ラミー17』『カルバカード』『イチゴリラ』『ナンバーナイン』をプレイした後、最後に全体ゲームとして『マネージャガ』をプレイする。

チームのメンバーはそれぞれのセットで各ゲームに分かれてほかのチームと対戦し、成績をチームごとに加算して優勝を決める。定員は36組。参加チケットは4人分8000円を購入し、5~6人の場合は追加料金を会場で支払う。いつも遊んでいる仲間、しばらく会っていなかった友達などと誘い合って応募しよう。

メビウスゲームズ:メビウスゲームズ25周年ゲーム大会

究極の選択-いい質問だ!-(That's a Question!)

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そんなこっちに決まって......ウソ~!

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「ウンコ味のカレーかカレー味のウンコ、どっちを選ぶ?」など究極の選択が流行したことがある。そんな質問を自分で作って、ほかの人を悩ませてみようというチェコのゲーム。『コードネーム』のフヴァチルがデザインし、可愛いリスのイラストを付けて昨年のエッセンでリリースされた。

質問は「あなたはどちらを選びますか?」「この世からなくなったら困るもの」「最悪なものはどちらだと思いますか」の3つ。いずれも2択になっていて、そこに手札からカードを出して問題を作る。順番に出題者となり、誰かを指名し、問題を作って問いかける。

指名された人は正直に、どちらにするか密かにAかBのカードで決める。ほかのプレイヤーは、どちらを選んだか予想してAかBのカードを出し、答え合わせ。予想があっていれば予想した人の得点、外れた分だけ出題者の得点となる。つまり、できるだけ悩ましい問題を作って、正解を減らすことが出題者の腕の見せどころとなるわけだ。

ところが自分にとって常識だと思うことが、ほかの人にとって常識でないという事実を学ぶことになる。悩むだろうと思って作った質問が、回答者もほかの人も全員一致でどちらかだったとき。あるいは絶対当たると思って予想したのが(自身があれば得点が3倍になる「スーパーひとしくん」を付けてもよい)外れたとき。どうしてその回答にしたか聞けば目からウロコ。その人の見方も多少変わるかもしれない。

国産でも『マジョリティーパーティー 』や『あなたを知らないあなたの隣人』など、ほかのプレイヤーの選択を予想するコミュニケーションゲームがあるが、このゲームは選択肢のファンタジーがなかなかぶっ飛んでいて(お国柄かピンとこないものもたまにあるが)、いろいろな比べ方ができるのがクリエイティブだ。

That's a Question!
ゲームデザイン・V.フヴァチル、イラスト・S.メーディング
チェコゲームズ出版(2017年)+ホビージャパン(2018年)
3~6人用/15歳以上/30分

ドイツのボードゲーム市場、3年連続の拡大

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spielverlageev.jpgドイツでボードゲームの制作販売を手がける主要20社で構成されているボードゲーム出版社協会(Spieleverlage e.V.)は、ニュルンベルク玩具見本市に際してボードゲーム市況を発表した。発表によると、ボードゲームの売上は3年連続で増加しているという。

2017年のボードゲームの売上は前年比4%以上の増加。内容を見るとファミリーゲームが前年比+5%、カードゲームが+3%、ダイスゲームが+11%、パーティーゲームと大人向けゲームが+25%で、特に脱出ゲーム・謎解きゲームが人気を集めているという。

代表を務めるH.フッター氏(フッフ社)は、「ボードゲームはこれまでになく愛好されている。クラシックのほかにも新しいアイデアのボードゲームが次々と試されている。1年に1000タイトル以上の新作が発売されることは、このジャンルがとても革新的で精力的に発展していることを示している。全ての年齢層がボードゲームを好み、一緒になって楽しんでいる。」とコメントしている。

ドイツのボードゲーム市場は2000年代、年間約4億ユーロ(547億円)規模で推移していたが、2015年から拡大し始め、現在は年間5億ユーロ(685億円)になっている。

Spielverlage e.V.:Familien lieben Brettspiele
Statista:Umsatz mit Gesellschaftsspielen in Deutschland von 2005 bis 2016

ニュルンベルク'18:ラベンスバーガー

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クイーンズデールの勃興(The Rise of Queensdale)
ゲームデザイン・I.ブラント&M.ブラント、イラスト・M.メンツェル、2~4人用、12歳以上、45~60分、アレアレーベルとしては初めて、横長の大箱で発売される。
「私のために城を作れ。王妃に似合った街を作れ。」我らが王の望みは命令である。そこでプレイヤーはクイーンズデールの谷に向かい、資源を集め、最初の小屋を建設し、運命を我がものとする。名声は確実だが、それもほかの冒険家が同様に王様の望みを満たし成功を争わない限りの話。勇敢に、賢く、思慮深く、プレイヤーの行動は状況を変えていく。
レガシーゲームで、プレイヤーの選択によってルールを追加・変更され、何ゲームか続けるうちに唯一のゲームができあがる。ダイスを変更し、豪華な街区を作り、王の覚えをめでたくして体験しよう。クイーンズデールが繁栄するも衰退するも、プレイヤー次第だ。
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カルペ・ディエム(Carpe Diem)
ゲームデザイン・S.フェルト。アレアのレーベルで発売。60分クラス。古代ローマで収益の高い街区を作る。


カケラキュラ(Kakerlacula)
電動ゴキブリコマを使ったボードゲームシリーズ。順番にサイコロを振って自分のコマを進めると同時にゴキブリを避ける。ゴキブリがコマに振れたらニンニクのある中央に戻されてしまう。


クール・ランニングス(Cool Runnings)
アイスキューブをゴールまで運ぶゲーム。ただしほかのプレイヤーが邪魔をして氷をとかそうとする。水や塩や手で起こる。

エルドラド:ヒーローと悪魔(Wettlauf nach El Dorado: Helden und Dämonen)
ゲームデザイン・R.クニツィア、2~4人用、10歳以上、60分。
昨年ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたデッキ構築レースゲームの第1拡張セット。エルドラドへの道が一層険しくなる。危険がいっぱいの新しいタイルと、それに対応するカード、そして特殊能力をもったヒーローが登場。


プエルトリコ・カードゲーム(Puerto Rico: Das Kartenspiel)
ゲームデザイン・A.ザイファルト。アレアのレーベルで発売。BGGでは『サンファン』のリパッケージとのこと。


ナンバーナイン(NMBR 9)

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ゼロの使い道

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0から9の数字をかたどったいろいろなタイルを高いところまで重ねていくドイツのパズルゲーム。メビウスゲームズが輸入版を取り扱わずに直接、日本語版を発売した。

0~9のタイルとカードがあり、カードをめくって指示された数字のタイルを全員取り、自分の前に並べていく。1段目は自由だが、2段目以上は下に空間がなく、2枚以上のタイル上にまたがっていなければならない。2段目は置いたタイルの数字×1倍、3段目は2倍、4段目は3倍......となる(欧米では2階が1st floor、2階が2nd floor......と数える)。

カードを全部使い、0~9のタイルをそれぞれ2枚ずつ、合計20枚置いたらゲーム終了で合計得点の高い人が勝つ。

4人プレイで20分ほど。同時プレイのため、プレイ人数によって時間はあまり変わらない(2箱用意すれば8人、3箱用意すれば12人まで遊べる)。インタラクションはないが、お互いの置き方を見比べて同じだとか違うとか、上手い置き方だとかコメントし合うのが面白い。先の先を読んで、数字の大きいタイルを上の段に置けるように可能性を広げていくのは非常に頭を使うため、黙々とプレイしがちなところを、お互いにコメントし合うことで雰囲気が和らげられる。「ああ、1マス足りない!」

考えようと思えばきりなく考えることができ、しかも2段目、3段目と上がるにつれて詰めが大事になってくる。しかしタイルが出てくる順序はランダムであるため、一生懸命考えたからといって、フィーリングでプレイした人に勝てるとは限らない。それでもゲームが終わると、次はもっと上手くできそうと思える奥の深さがある。ゲーム終了時のタイルのタワーの見た目も美しく、気軽にもじっくりでも取り組めるパズルゲームだ。

NMBR 9
ゲームデザイン・P.ヴィヒマン、イラスト・フィオーレ
アバクスシュピーレ(ドイツ)+メビウスゲームズ(2017年)
1~4人用/8歳以上/20分

和歌山白浜にプレイスペース「キノスの樹」2月1日オープン

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和歌山・白浜に2月1日、プレイスペース「キノスの樹」がオープンした。バス「白浜バスセンター」または「白良浜」から徒歩8分、昼の部11:00~16:00、夜の部17:00~22:00、不定休。

和歌山では初となるプレイスペース。店名はギリシャ語で「共通の」という意味の「キノス」に、地域に根ざし成長するイメージを自分の名前の一字からとって「樹」を合わせた。お客さんがボードゲームを通じてさまざまな「共通」を増やしてもらいたいと宇井直樹店長は語る。

現在のところ店内で遊べるボードゲームは50種類で、席数は16席。物販はなし。料金は1時間500円、フリータイム(最大5時間)1500円。学割あり。漫画本を4000冊揃えているところが特徴で、ゲームの空き時間に漫画を読むこともできる。

キノスの樹
和歌山県西牟婁郡白浜町1417-11/TEL: 0739-33-9441
[Twitter ] [Web ]

ニュルンベルク'18:エッガートシュピーレ

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コインブラ(Coimbra)
ゲームデザイン・F.ブラシーニ&V.ギグリ、イラスト・C.クイリアムス、2~4人用、14歳以上、60~90分。
大発見の時代(15~16世紀)をリードしたポルトガルでは、大都市ポルト、リスボンと共に、有名な大学があるコインブラが文化の中心として賑わっていた。プレイヤーはこの街に古くからいる一族の長として、修道院との関係を深めたり、航海を援助したりして名声を競う。そのため、街で影響力を持つ住民に賄賂を送ってでも、その力を貸してもらわなければならない。
革新的なダイスシステムで、プレイヤーがドラフトしたダイスによって手番順や賄賂の金額だけでなく収入まで決められる。勝利への道はたくさんある。収入を高めたり、新しい見張りを雇ったり、学術的な進歩を促したり、修道院との関係を深めたり、発見の旅を進めたりと、どれに集中しても良いが、最後にはこれらの組み合わせをうまく活用できた者が勝つのだ。

グレート・ウェスタン・トレイル拡張:北方への線路(Great Western Trail Erweiterung: Rails to the North)
ゲームデザイン・A.プフィスター、イラスト・A.レーシュ、2~4人用、12歳以上、75~150分。
プレイヤーは自身の牛を北東方面、シカゴ、デトロイト、ニューヨークへと届け、ミシシッピ方面一番の牛商人になることを目指す。この方向で商売を広げるのは厳しいため、各都市の支社を使い、鉄道網に沿って自身の影響力を高めていくことが重要になる。新しい鉄道網に加え、新しい駅長タイルや建物が加わり、プレイヤーボードに戦略的な深みが加えられる。

アンケート:年末年始に家族とボードゲーム

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Q126:年末年始、家族とボードゲームを......

A.何度も遊んだ 26票(19%)
B.ちょっと遊んだ 50票(37%)
C.遊ばなかった 58票(43%)

双六や福笑いや日本でボードゲームといえば年末年始に遊ぶのがよき伝統でした。普段全く遊ばない人も、年末年始に集まったときに遊ぶことには理解を示します。しかし最近は年末年始に親族一同が集まる機会も少なくなってきており、独りで過ごす方も増えてきているようです。帰省の折、あるいは子どもたちの冬休みの折などに、どれくらいの方が家族でボードゲームを遊んでいたのでしょうか。

アンケートでは、家族と遊んだという方が半数を超え、そのうち3分の1は何度も遊んだと回答しています。コメントでは「中、高校生の子供が遊び相手なので、休みの日は相手をしてもらいました(あゆちいさん)」というように年末年始だけでなく普段から遊んでいる方や、「正月に実家に集まった際に、複数家族みんなでボードゲームをするのが正月の恒例行事になっています(ボードゲーム特捜隊さん)」というように良き伝統を続けている方もいらっしゃるようです。

また「甥っ子姪っ子(小学生高学年)に大人3人を交えてナンジャモンジャとディクシット、コンプレットを遊びました。どれもはしゃいで、大人と対等に競って(ナンジャモンジャは子供のほうが強い!)遊べたので良かったです。ナンジャモンジャは、ユーチューブで出てきたキャラだ!って声が何度もあがり、ユーチューバーから結構ボドゲが浸透してるんだなぁと改めて認識しました(オルターさん)」というように、ボードゲームの知名度が上がってボードゲームを出しやすい環境になってきているのかもしれません。

ボードゲームカフェで友達や知らない人と遊ぶのも楽しいですが、家族と遊んで自分の趣味を理解してもらうのも、たまにはよいのかもしれません。

2月のアンケートはエラッタです。昨年来、日本語版のボードゲームのルールに間違いが見つかり、エラッタが発表されるケースが相次いでいます。皆さんはプレイするにあたって、どれくらいエラッタをチェックしていますか。近いものをお答え下さい。

2018年2月

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