2018年3月アーカイブ

アダルトボードゲームフェス in OSAKAレポート

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3月31日(土)、大阪のライブシアター「なんば紅鶴」にて「アダルトボードゲームフェス in OSAKA」が開かれ、ほぼ満席の44名の参加者で大いに盛り上がった。。

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日本のアダルトボードゲームの振興を目指して行われた初のイベント。ゲームマーケット2018大阪の前日に、ビキビキビンビンラジオ公開収録、日本のアダルトボードゲームを考案するワークショップ、世界のアダルトボードゲームの試遊が行われた。出演は朝戸一聖(タンサンファブリーク)、酢豚(ポッドキャスト「豚の鳴き声」/グループSNE)、momi(ポッドキャスト「ほらボド!」)、川口正志(ディアシュピール)、川西喜勝(collectio)の各氏と、当サイトの管理人。

会の趣旨の説明の後、早速ビキビキビンビンラジオの公開収録。その様子はいずれ「豚の鳴き声」で公開されると思うが、大勢の観衆を前にアダルトな話を開陳するのはさすがに緊張した。そのせいもあって予定より早めに終了。

その後に椅子を移動してグループに分かれ、ワークショップがスタート。テーマから考えてもいいし、海外作品のアレンジやローカライズを考えてもいいということを予め伝え、30分の時間で自由に話し合ってもらって、最後にテーブルごとに発表して頂いた。

これが予想を超える盛り上がりで、どのテーブルも熱心に語り、大笑いしている様子が伺えた。大阪のノリも手伝ったかもしれないが、ゲームデザイナーもおり、関東の方もいて、化学変化が起こったのかもしれない。「非常に貴重な時間を過ごせた」と酢豚氏。考案されたゲームも『ディルドイット』『イトナミックス』『カーリンピュ』『ゴールドフィンガー』『シルシルミシル』『アオカン』とどれも遊びたい作品ばかり。

その後に海外のボードゲーム体験では、明日のゲームマーケットに合わせて来日するB.フェデュッティ氏のアクションゲーム『カーマスートラ』が実プレイされた。ゲームストア・バネストさんが輸入販売しているので持っている人は多いと思うが、実際にプレイするのは勇気がいる作品だ。指示された体位で風船を割るというゲーム。見ていても楽しい。

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最後に次回以降の展望を語ってお開き。このイベントの狙いは、参加者がインスピレーションを得て自分のオリジナル作品を作り、発表して頂くことにある。ゲームマーケットは成年向け商品の販売・プレイはできないという制限があり、別な場所を模索しなければならない。次回の会場の検討もすでに始まっており、今度は有志が作ってきてくれた試遊販売できるイベントを目指している。

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(作画・ボドまん綾乃るみ)

『ボードゲームカタログ 202』発売

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スモールライトは本日、高円寺のボードゲーム専門店「すごろくや」による紹介本『ボードゲームカタログ202』を発売した。フルカラー136ページ、1800円(税別)。

2011年に発売された『ボードゲームカタログ』、2013年に改訂された『ボードゲームカタログ201』をさらにバージョンアップ。コンポーネント、ロマン、ワイワイ・フィジカル、運が楽しい、知識・記憶、協力・チーム戦、パズル・推理、心理・感受性、駆け引き・ジレンマ、戦術・戦略系の10のジャンルに、新たなジャンル「ゲームの本」を加えて202タイトルを紹介する。

全体の約半数にあたる90タイトルを入れ替えているので、新規購入者だけでなく、旧版をもっている人でも最新の情報が楽しめる。

高円寺0分すごろくや:ボードゲームカタログ202 link

オインクゲームズは、4月1日のゲームマーケット2018大阪にてスピーディーなパターン認識ゲーム『ZOGEN(ゾーゲン)』を先行発売する。ゲームデザイン・C.カンツラー&A.ヴレーデ、アートワーク・佐々木隼、アートワーク:2~6人用、6歳以上、20分、2200円(税別)。ゲームマーケット会場(ブース番号A19)では特別価格2000円で販売される。

プレイヤーは研究員となり、常にめまぐるしく動いてい小さな生き物の世界で変化をいち早く見つけることを目指す。カードには「マル」「ツキ」「ヤマ」「シリ」と呼ばれる微生物が描かれている。スタートプレイヤーが1枚のカードを中央に表向きに出したらゲームスタート。出されているカードに描かれた微生物から、1体増えているか、1体減っているカードを手元から探し出し、増えた微生物(もしくは減った微生物)の名前を言いながら、早いもの勝ちで中央にカードを出していく。カードは上書きされるので、誰かが出したらまたすぐカードを探し直さなければならない。

誰かが間違ったカードを出したり、間違った名前を呼んだりしたら「ゾーゲン!」と叫んで指摘できる。間違ってしまったプレイヤーはペナルティを受け取るが、指摘されなければ間違えても特に問題はない。どさくさに紛れて違うカードを出すプレイヤーがいるかも。

最初に手札が3枚に減らした人が1位。その時点の手札の枚数で順位が決まる。とても簡単なルールですが、めまぐるしく上書きされる場のカードに、脳が悲鳴をあげることでしょう。微生物の名前は自由につけかえて遊ぶこともできる。

みんなですぐアツくなれる、スピード感あふれるパーティゲーム。あわててしまって全然出せないもどかしさと、きれいに繋がってどんどん出せたときの爽快感が心地よい作品で、ハンデをつけるなどして小さなお子さんから大人まで、いっしょに楽しめる。

内容物:カード96枚、得点チップ35枚、遊び方説明書(日本語・英語)

オインクゲームズ:ZOGEN(ゾーゲン)

東京・江古田に4月1日、ボードゲームカフェ「goonie cafe(グーニーカフェ)」がオープンする。西武池袋線江古田駅徒歩30秒、13:00~23:00、月曜休。

日本大学芸術学部出身で学習塾の責任者をしてきた清水正太郎氏と、同大学の同期でカメラマン業務などを経験してきた篠田築氏が共同で経営するカフェ。開店に先立って設備投資のためのクラウドファンディングが行われ、目標の10万円を大幅に超える33万4千円が集まった。

約40席の店内で、定番ゲームから国内の同人ゲームまで150種類以上のボードゲームが遊べる。100インチの大型スクリーンがあるほか、WiFiも充実しており、パーティーからPC作業までさまざまな使いみちが可能だ。料金は1時間500円で1日最大2000円、ワンドリンク制。学割あり。

goonie cafe
東京都練馬区小竹町1-58-1 東京第6ビル2F
[Web link] [Twitter link]

ゲームマーケット2018大阪に発表される国産オリジナル新作ボードゲームリストを公開します。

ゲームマーケット事務局に寄せられた出展者からの情報に基づくもので、拡張、新版、伝統ゲームのアレンジは含み、輸入ゲーム、日本語版、TCG、TRPG、SLG、グッズ、書籍は除外しています(ただしゲームマーケット新作評価アンケートでは今回から全て含まれる見込みです)。

修正点がありましたら、ツイッターなどでご連絡下さい。本日中にご連絡いただいた分については、ゲームマーケット事務局に伝え、新作評価アンケートに当日から掲載されます。現在のところ新作は110タイトルです。

pulsar2849J.jpgホビージャパンは4月下旬、チェコのSFボードゲーム『パルサー2849(Pulsar 2849)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・V.スーヒー、イラスト・S.メディング、2~4人用、14歳以上、60~100分、6000円(税別)。

昨秋のエッセン・シュピールでチェコゲーム出版から発売された作品。昨年『コードネーム』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞した同社は、よりこだわりの作品を作るようになっている。スカウトアクションでは上位に入らなかったが、BGGレーティング平均が7.81とゲーマーから高い評価を得ている。

恒星間航行が実現した2849年、星間エネルギーブームの時代に、開発企業となって恒星「パルサー」周辺で球状星団を開発する。宇宙空間に巨大建造物を建設して、企業の勢力範囲を拡大する。宇宙規模のエネルギー供給システムを駆使して高い業績をあげよう。

メインはダイスドラフト。毎ラウンド、ダイスを振って出目別に分け、そこから選んでアクションを行う。アクションは新しい宇宙船の追加、新しい星系の訪問、パルサーからのエネルギー網構築、技術トラックの進歩など。そして毎ラウンド、発見したものや探検したものに基いて得点が入り、ゲーム終了時にも自分の業績に応じたボーナスを加えて合計点を競う。勝利にいたる道筋はいくつもあり、ダイスを用いながらも戦略性の高い作品だ。

内容物:星団ボード1枚・ダイスボード1枚・ジャイロダインボード1枚・銀ダイス9個・赤ダイス1個・中央値マーカー1枚・時間マーカー1枚・ダイス修正ボード1枚・技術ボード6枚・本社ボード4枚・伝送機タイル24枚・惑星系タイル17枚・4色のプレイヤートークン各30枚・4色のロケット駒各3個・4色のパルサー獲得リング各6個・4色の100点タイル各1枚・ジャイロダインタイル30枚・工学キューブ25個以上・キューブ4個トークン12枚・探険ボーナスタイル12枚・目的タイル6枚・+/-1ダイス修正トークン12枚・+2ダイス修正トークン9枚・建設報賞(7点)タイル3枚・建設報賞(4点)タイル3枚・ルールブック・技術マニュアル・クイックリファレンスシート4枚

ゲームマーケット2018大阪、4月1日開催

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4月1日(日)、インテックス大阪にてアナログゲームイベント「ゲームマーケット2018大阪」が開催される。10時から17時までで、5000人以上の参加を見込む。入場料1000円(カタログ付き1500円)、小学生以下は保護者同伴で無料、中高生は学生証提示で無料。

通算35回目を迎えるアナログゲーム専門の総合イベント。関西での開催は7回目で、昨年までの神戸から移転しての開催となる。ボードゲーム、TCG、TRPG、SLGなどの各ジャンルにわたって、企業から同人サークルまでが創作、輸入、中古、書籍、関連グッズが展示販売する。5,100(前回神戸比+33%)㎡のホールに257(前回神戸比+59)団体が出展。100タイトル以上の新作が出展される。

出展ブースでは無料体験卓が多く設けられるほか、TRPG体験コーナー、どうぶつしょうぎコーナー、こどもゲームコーナーが設けられ、カフェ・レストランも併設されており、購入だけでなく、幅広い年代が楽しいひとときを過ごすことができる。

特設イベントとして、『あやつり人形』の作者B.フェデュッティ氏がフランスから来日。サイン会のほか、15時からカナイセイジ氏、林尚志氏とのトークショーが行われる。こちらも要チェックだ。

ゲームマーケット公式

dowcwJ.jpgアークライトは4月26日、協力と裏切りのゾンビゲーム『デッド・オブ・ウインター』の拡張セット『デッド・オブ・ウインター:コロニー・ウォーズ(Dead of Winter: Warring Colonies)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ドーチ、J.ギルモア、T.メイヤー、I.ヴェガ、4~11人用、14歳以上、60~120分、5000円(税別)。

『デッド・オブ・ウインター』基本セットおよび『デッド・オブ・ウインター:ロングナイト』(いずれも日本語版発売済み)の両方に対応する拡張セット。オリジナルは昨秋、プラッドハットゲームズ(アメリカ)から発売された。これまで2~5人用だったこのゲームを、多人数でプレイできるシナリオが入っている。

新規の職能者、支援カード、交差点カード、危機カードなどが加わり、2つのコロニーが資源と領土を巡って戦争を繰り広げる。新たなる同時進行のメカニクスによる時間競争、どこにも所属せず秘密の目的を追求する一匹狼がおり、より幅広い遊び方が楽しめる。

内容物:交差点カード50枚、危機カード11枚、砦の使命カード4枚、職能者カード15枚、砂時計1本、抗争判定器2個、一匹狼の密命カード8枚、一匹狼の任務カード14枚、戦術カード10枚、弾丸トークン33発、職能者コマ15個、施設ボード・一匹狼のねぐら1枚、戦況ボード1枚、ルールブック1冊、トラック・マーカー2個、職能者のコマ立て15個、ランダム支援カード43枚、早見表シート10枚(※カードサイズ63×88mm、41×63mm)

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ボドゲde遊ぶよ!! phase 11-6

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タモリ倶楽部でお寺ボードゲーム特集

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テレビ朝日系の深夜番組『タモリ倶楽部』で昨日、お寺ボードゲーム特集が行われ、ようがくじ「不二の会」の向井真人氏らが出演して『檀家-DANKA-』や『WAになって語ろう』を紹介した。

「お釈迦さま生誕2480年くらい記念!お寺ゲームを通して檀家の増やし方を考える」というタイトルで、お寺の本堂にタモリ氏、ライムスター宇多丸氏、吉田靖直氏(トリプルファイヤー)が出演。僧侶は向井氏のほか浄土真宗の青江覚峰氏、真言宗の田中宥弘氏が出演した。

『檀家-DANKA-』はダイスを振ってその出目で催し物や建造を行い、檀家を増やすゲーム(TGiWレビュー)。『御朱印あつめ』に続くお寺ボードゲーム第2弾として一昨年のゲームマーケットで発表された。番組では法要や鐘楼について解説しているうちに1手番で終了となってしまった。続いてはお寺ボードゲーム第3弾『WAになって語ろう』(TGiWレビュー)。カードをめくって出てきた質問を隣の人にして会話を盛り上げるコミュニケーションゲームで、出演者の知られざる一面が垣間見られた。

番組を通じて出演者がお寺の本堂でくつろいでいる様子が映され、敷居が高くて近寄りがたくなりがちなお寺を解放し、親しんでもらうことがタイトルの「檀家の増やし方」になっているようだった。向井氏が副住職を務める東京深川の陽岳寺では定期的にお寺でボードゲームイベントを行っており、また現在、浄土双六ペーパークラフトの制作プロジェクトで連続ワークショップも開いている。

ようがくじ不二の会

全国に7店舗を展開中のボードゲームカフェ「Jelly Jelly Cafe」は本日、埼玉・志木駅前のショッピングモール「マルイファミリー志木」内に、親子ボードゲームカフェ「Jelly Jelly Family」をオープンする。東武東上線志木駅徒歩1分、10:30~20:00、無休。

昨年秋にマルイシティ横浜で3ヶ月の期間限定でオープンした「Jelly Jelly Kids」の後継店。今度は親子だけでなく、シニアや友だちも楽しめるコンセプトで、100種類以上のボードゲームを揃える。ゲーム選びやルール説明は知識豊富なスタッフが行い、販売コーナーも用意し、知育玩具から大箱ボードゲームまで扱う。

料金は大人も子どもも最初の30分500円で、平日1日1500円、土日祝1日2000円。小学生以下の子どもは平日1日1000円、土日祝1日1500円で、保護者は500円となる。小学4年生以下の子どもは保護者の付き添いが必要。キッズスペース、子ども用イス、授乳室・オムツ替えスペース、ベビーカーも利用でき、赤ちゃん連れで遊ぶこともできる。

Jelly Jelly Cafeは今年2月に立川店をオープンし、都心部から近郊へと展開し始めている。次はどこにできるだろうか?

JELLY JELLY FAMILY マルイファミリー志木店
埼玉県志木市本町5-26-1マルイファミリー志木7F/TEL:048-487-0101
[Web ] [Twitter ]

crossfireJ.jpgアークライトは4月26日、正体隠匿ゲーム『ワンショット・キル(Crossfire)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・E.マツウチ、イラスト・J.ズィー、5~10人用、14歳以上、10分、2000円。

『センチュリー:スパイスロード』のマツウチがデザインし、プレッドハットゲームズ(アメリカ)から昨秋発売された作品。2つのモードで楽しめる短時間・多人数・リアルタイムの推理ゲームだ。

クロスファイアモードでは2チームに分かれ、赤チームはVIPを探し出して撃つことを、青チームはそれを守ることを目指す。各プレイヤーに配られた役割カードを何枚か見た後、砂時計が落ちるまでの3分間に議論をし、一斉に撃ちたい人を指差す。銃を持っている役割のプレイヤーがVIPを指さしていれば赤チームの勝利となるが、エージェントがその前に阻止することもある。

スナイパーモードでは、1人が公開のスナイパーとなり、ほかのプレイヤーのヒントから時間内に暗殺者全員を撃つことを目指す。暗殺者全員が倒されれば青チームの勝利、誤ってVIPなどを撃ってしまうと赤チームの勝利となる。

勝負がつくのは一瞬。相手の嘘を見抜き、目的を達成できるだろうか。

内容物:役割カード19枚、狙撃カード3枚、砂時計1個、ルールブック1冊(カードサイズ63.5×89mm)

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ミステア(Mysthea)

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宇宙の浮島で天下分け目の戦い

SF世界の5つの浮島で覇権を争うボードゲーム。イタリア人のコンビがデザインし、タブラゲームズ(イタリア)が今月29日までキックスターターで製品化プロジェクトの出資募集をしている(約11100円で製品)。言語依存はないが、日本語対応しており、ルールをダウンロードできる。

手番はカードプレイがメインで、手札の「コマンドカード」をプレイしてアクションを行う。初期手札は基本的なアクションだけだが、ゲームを通してどんどん効果の強いコマンドカードが購入できる。

コマンドカードにはコマンドポイント(アクションポイント)が付いており、これを使って部隊やゴーレムを雇い、盤上に配置し、移動させる。組み合わせ・順番をよく考えて効率よくエリアを占拠していこう。

さらにコマンドカードには特殊効果が付いており、エネルギーポイントなど指示されたものを支払って発動させることができる。部隊やゴーレムをさらに移動させたり、勝利点を獲得したりする効果があるので、コマンドポイントの使い道と併せてコマンドカードを選ばなければならない。

こうして戦力を貯えたら、手番のタイミングでほかのプレイヤーとバトルを開始できる。戦闘は部隊やゴーレムの戦闘力に、カードなどの効果を加えて多いプレイヤーが勝つという、エリアマジョリティである。

また、アイテムを使ったり、5つの浮島を移動して位置を変えたり、経験ポイントを消費し、結果は選んだ後のお楽しみの2択エンカウンターに臨むこともできる。全員が手番を行う度にイベントがめくられ、指定されたエリアでモンスターと戦ったり、時代の最後に支配している人が獲得できる勝利点が決まったりする。後から出てくるエリアほど得点が高いが、そこは競争率も高い。

全てのエリアのカードが出たら一時代が終了で、次の時代へ。三時代で勝利点を競う。

運の要素は低めに抑えられており、一手一手をじっくり打つゲーマーズゲームである。強いインタラクションが敬遠されエリアマジョリティーが廃れ気味のユーロゲームにおいて、エリアが取れなくてもモンスターとの戦いやアイテムのコンボなど多様な得点方法がある。陣取り一辺倒にならないことでほどよいインタラクションが楽しめる作品である。カードにテキストがなく、分かりやすいアイコンで効果が表示されているのも良い。

Mysthea
M.チアッカザッシ&M.キアッキエラ/タブラゲームズ(2018年)
2~4人用/14歳以上/90~120分
Kickstarter: Mysthea

図書館でボードゲームの館外貸出始まる 熊本

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熊本・大津町のおおづ図書館にて4月1日からボードゲームの館外貸出が始まる。館外貸出は国内初。

図書館でのボードゲーム貸出はドイツでは一般的。ドイツ外では2008年、アメリカ図書館協会が毎年11月の第3土曜日を「インターナショナル・ゲームズ・デー」と定め、世界各国の図書館でボードゲームが遊ばれるようになった。日本でも山中湖情報創造館(山梨)や大阪府立中央図書館(大阪)で定期的に館内ボードゲームイベントが開かれている。

おおづ図書館でも昨年から館内イベントが行われていたが、4月1日から通常貸出が始まる。ロビーで遊ぶ館内貸出と、自宅に持ち帰れる館外貸出がある。

全国の図書館でも同様に、ボードゲームイベントや貸出の動きが始まることが期待される。

ニューゲームズオーダーは本日、カードゲーム『ビザンツ(Byzanz)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・E.オルネラ、イラスト・D.マテウス、3~6人用、8歳以上、45分、2000円(税別)。

イタリア人ゲームデザイナーのオルネラが制作し、2008年にアミーゴ社(ドイツ)から発売された作品。当時はメビウスゲームズが『ビザンチン』というタイトルで輸入版を取り扱っていた。昨年、ラウタペリト社(フィンランド)が再版したのに合わせて日本語版も制作された。イラストはD.マテウスのままだが、パッケージ絵が変更されている。

手札から競りで商品カードを集めて、同じ種類が揃ったら得点になる。全員1ラウンドに1回ずつ競り落とせるが、5人ならはじめの人は5枚、次の人は4枚......と後になるほどカードが減っていく。最後の人はたった1枚しかもらえないが、支払いに使ったカードをもらうときは、先に取ることができる。

競りで獲得するカードも、支払いで使うカードも商品カードなので、競りに熱くなりすぎても、節約しすぎても商品が集まらないことになる。全員がパスするとスタートプレイヤーが無料でカードを獲得してしまうルールや、どの種類のカードとも組み合わせられる商人カードもあり、緊迫した競りの駆け引きが楽しめるカードゲームだ。

内容物:商品カード96枚(6種類×16枚)、商人カード16枚、セットカード6枚、ビザンツの市場ボード

New Games Order:ビザンツ
pgdb評価コメントリスト:ビザンツ

『老師敬服』キックスターター成功

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国産同人ゲーム『老師敬服』の一般発売にあたって、ホビージャパンが行っていたキックスタータープロジェクトが17日に終了し、574名から目標額の2倍以上となる220万円の出資を受けて成功した。

『老師敬服』は道場主たちが弟子をとって鍛えていくゲーム。HOY GAMESがゲームマーケット2016秋に発表した。弟子カードにアクションタイルを割り当て、順番に実行するが、自分が選んでいないアクションでも「敬服」することで便乗できる。

ゲームマーケットの新作評価アンケートで6位に入り、ホビージャパンがアートワークを一新して一般発売を企画。国内だけでなく、海外展開の一環として日英独仏の他言語版を制作し、キックスターターで出資者を募集していた。

キックスターター版では、予定されていた全てのストレッチゴールをクリアし、コンポーネントが追加されたり豪華になったりしている。5月に発送予定。国内でもこれに合わせて一般発売される見込み。

キックスターターでのボードゲームの製品化は盛んになっており、個人だけでなく企業も参入して昨年1年間で総額1億3777万ドル(150億円)が出資されている。ホビージャパンが国産ボードゲームの製作でクラウドファンディングを利用するのは初めて。

Kickstarter: Master of Respect : Kung-Fu Dojo Management Game | 老師敬服

memoarrrJ.jpgホビージャパンは4月下旬、『メモアァール!(Memoarrr!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ボルトリーニ、イラスト・P.フォンタニエ、2~4人用、8歳以上、10~20分、1800円(税別)。

ベルリンのボードゲームカフェ「シュピール・ヴィーゼ」が昨年のエッセン・シュピールで『インディアンサマー』『ノリア』と共に発売した作品。ゲーマーズゲームが上位を独占するスカウトアクションの中で、唯一ランクイン(6位)し、輸入版が何社かから国内流通している。

プレイヤーは火山島に上陸した海賊の一味となり、流れ出す溶岩に飲み込まれてしまう前に自らの記憶力と海賊の強運を頼りに脱出ルートを探し出す。手番にはテーブル上に並んだ場所カード1枚をめくり、直前にめくったカードと同じ動物か、同じ背景であればOK。つながっていないカードをめくってしまったらラウンドから脱落する。こうして最後まで残ったプレイヤーが現在のラウンドの勝者となり、宝物を1枚獲得する。

その後、めくったカードは全て裏向きに戻して、次のラウンドを開始へ。ゲーム全体を通して場所カードの位置は変わらないため記憶力が試される。覚えていたつもりが違ったカードをめくってしまうことも。全7ラウンドで最も多くのルビーを獲得するのは誰か?

キッズから遊べるゲームだが、めくった動物ごとに特殊能力が発生する上級ルールも入っていて大人だけでも楽しむことができる。

内容物:カード40枚(場所カード25枚、宝物カード7枚、火山カード3枚、参照カード5枚)

tuscanyJ.jpgアークライトはワイナリー経営ゲームの拡張セット『ワイナリーの四季:トスカーナ(Tuscany Essential Edition)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.ステグマイアー&A.ストーン、1~6人用、60~120分、14歳以上、4500円(税別)。プレイするためには『ワイナリーの四季(Viticulture)』基本セットが必要となる。

オリジナルは基本セットの発売から3年後、2016年にストンマイアーゲームズから発売された作品。

ワイナリー経営がテーマのワーカープレイスメントゲームの拡張版。設備モジュール、特殊労働者モジュール、拡大ゲーム盤モジュールの3つの拡張モジュールが入っており、それぞれ個別に基本ゲームと組み合わせても、複数を選んでも、全て取り入れても遊ぶことができる。最初は個別に採用してみて、それぞれの特徴をつかむのがよい。

内容物:設備カード36枚(カードサイズ:67×43mm)、特殊労働者カード11枚(カードサイズ88×63mm)、差し替え用ゲーム盤1枚、特殊労働者コマ14個、拡張ワイナリーボード6枚、販促トークン36個

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ドイツ・デュイスブルクで新作ボードゲームメッセ

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ドイツ北部の都市デュイスブルクにて3月23日から3日間、新作ボードゲームメッセ「シュピールドッホ(Spiel Doch!)が開催される。10:00~19:00(日曜~18:00)、1日券4ユーロ、3日券8ユーロ、10歳未満無料。

デュイスブルクは10月に「シュピール」が開かれるエッセンから電車で15分の街。会場はデュイスブルク中央駅からは路面電車903番線で15分。会場は「ラントシャフツパーク・デュイスブルク・ノルド」。廃業した製鉄所を改造したホールで周囲は観光地としても知られる。

同タイトルのボードゲーム情報誌から生まれたイベント。ドイツを中心とするボードゲーム出版社47団体が出展し、先月のニュルンベルク国際玩具メッセで発表されたばかりの新作を試遊・購入できるほか、『ウーロン』『ドミニオン』『クラスク』『アズール』の大会や、中古ゲームのフリーマーケットもある。

ニュルンベルク国際玩具メッセは業者向けのメッセで会場内で一般試遊ができないため、今年のトレンドを占う重要なイベントとなりそうだ。

SPIEL DOCH in Duisburg

『アルルの丘:紅茶と交易』日本語版、3月8日発売

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テンデイズゲームズは3月8日、U.ローゼンベルクの2人用ゲームの拡張セット『アルルの丘:紅茶と交易(Arler Erde: Tee & Handel)』を発売した。ゲームデザイン・U.ローゼンベルク&T.ロレンツ、イラスト・D.ローハウゼン、1~3人用、14歳以上、60~180分、4000円(税別)。プレイするためには『アルルの丘』基本セットが必要。

昨年のエッセン・シュピールで発売された作品。U.ローゼンベルクの父と同じくこのゲームの舞台となる北ドイツ・東フリジア地方出身であるT.ロレンツもデザインに加わり、思い入れの強い作品に仕上がった。19世紀、北海沿岸の村アルルで村人たちが紅茶を飲んで仕事に精を出す。

選択の幅が広いゲーマー向きのワーカープレイスメントゲームに新たなアクションを追加。水路や船による交易、新たな資源「紅茶」といった要素が入り、さらに戦略性豊かな開拓と農園開発ができる。プレイ人数も3人まで拡張されている。

テンデイズゲームズ:アルルの丘:拡張 紅茶と交易 日本語版

『放課後さいころ倶楽部』第11巻発売

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小学館は12日、月刊少年サンデー「ゲッサン」連載のボードゲームコミック『放課後さいころ倶楽部』第11巻を発売した。中道裕大作、637円。

女子高校生がボードゲームを通じて友情を深めていく物語。毎回ボードゲームが1タイトルずつ登場し、そのゲームを通じたドラマが描かれる。恒例のおまけ漫画やすごろくや店長のコラムも付いている。

ナオの恋が動き出す・・・!

店長への思いをついに直接伝えたナオ・・・
一回り以上違う年齢差など、障壁はたくさん・・・
果たして、店長からの返事とは・・・!?

今号では『クゥワークル』『それはオレの魚だ!』『スティッキー』『ドデリド』が登場。ボードゲームだけでなく恋愛の行方も気になるところだ。

ボードゲーム売り場もある東京神保町の書店・書泉グランデでは発売を記念して、作者・中道裕大氏の直筆サイン入りの複製原画・描きおろし色紙が展示されるほか、対象商品を購入すると、期間中展示した複製原画や中道氏の直筆サインが入った「トランプ」が抽選でプレゼントされる。最新11巻には、「中道裕大先生描きおろし特典ペーパー」が付属する。

また、東京高円寺のボードゲーム専門店・すごろくやでも3月31日、中道氏のトークイベントとすごろくや新作ゲーム『すずめ雀』の体験会が行われる。こちらは前売り1800円、当日2500円。チケットはすごろくやウェブサイトにて。
3/31(土)さいころ倶楽部11巻発売記念トーク&すずめ雀大会開催

ゴールデンギーク賞2017に『グルームヘイヴン』

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世界最大のボードゲームサイト「ボードゲームギーク(Boardgamegeek)」は10日、ユーザー投票によるベストゲーム「ゴールデンギーク賞(Golden Geek Awards)」を発表した。大賞には『グルームヘイヴン(Gloomhaven)』が選ばれた。

ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で12回目。ボードゲームギークのユーザー層を反映して、遊びごたえのあるゲーマーズゲームが選ばれる傾向にある。

今年大賞になった『グルームヘイヴン』は、シナリオでストーリーが分岐していくレガシー系の協力ゲーム。今回、大賞のほかに協力、イノベーティブ、ソロ、ストラテジー、テーマチックの5部門を受賞している。合計6部門の受賞は、昨年の『大鎌戦役』の5部門を上回る。

超大箱であることに加え、大部のルールブックやシナリオがあり、日本語版の製作はまだ発表されていない。現在、有志による翻訳作業が進められている模様だ(北米発おかんキャス
)。

それ以外の受賞作品は以下の通り。ノミネートでは第七大陸(The 7th Continent)が最多の5部門に入っている。

【ゴールデンギーク賞2017】
ゲーム・オブ・ジ・イヤー:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:アズール、第七大陸)
2人ゲーム:コードネーム・デュエット(Codenames Duet)
(ノミネート:カヴェルナ洞窟対決、フォックス・イン・ザ・フォレスト)
アート&プレゼンテーション:光合成(Photosynthesis)
(ノミネート:アズール、サグラダ)
カードゲーム:センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)
(ノミネート:クランク・イン・スペース、エスノス)
協力ゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、パンデミック・レガシー・シーズン2)
拡張:サイズ-大鎌戦役-:風のギャンビット(Scythe: The Wind Gambit)
(ノミネート:テラフォーミング・マーズ:ヘラス&エリジウム、同:ヴィーナスネクスト)
ファミリーゲーム:アズール(Azul)
(ノミネート:サグラダ、センチュリー:スパイスロード)
イノベーティブ:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、マジックメイズ)
パーティーゲーム:ワーワーズ(Werwords)
(ノミネート:スパイフォール2、トルトゥガ1667)
プリント&プレイ:マイ・リトル・サイズ-大鎌戦役-(My Little Scythe)
ソロゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、ニモの戦争)
ストラテジーゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:クランズ・オブ・カレドニア、アズール)
テーマチックゲーム:グルームヘイヴン(Gloomhaven)
(ノミネート:第七大陸、ジス・ウォー・イズ・マイン・ボードゲーム)
ウォーゲーム:878バイキング・イングランドの侵略者(878: Vikings - Invasions of England)
ポッドキャスト:Rahdo Talks Through
アプリ:スルー・ジ・エイジズ(Through the Ages)
(ノミネート:オニリム、レース・フォー・ザ・ギャラクシー)

Boardgamegeek:2017 Golden Geek Award Winners

ボドゲde遊ぶよ!! phase 11-5

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NPO法人世界のボードゲームを広める会「ゆうもあ」は9日、日本ボードゲーム大賞2017を発表した。選考部門・投票部門ともに『キングドミノ』が選ばれた。両部門が一致するのは2部門制になった2008年から10回目で初めて。

今年で16回目を迎える日本ボードゲーム大賞。昨年1年間に日本国内で新発売された国産・日本語版・輸入・同人ゲーム348タイトルの中から大賞を選んだ。

投票部門は昨年12月から今年2月まで、約2ヶ月にわたってネットなどで行われ、39都道府県から203名(昨年比-51名)が参加した。各自ベスト5まで記入できる方式で、1位5点、2位4点、3位3点・・・として集計した結果、『キングドミノ』が1位となった。2つの模様があるタイルをつなげて並べ、王国を作っていくタイル配置ゲームで、テンデイズゲームから日本語版が発売され、昨年のドイツ年間ゲーム大賞にも選ばれている。

2位以下の順位は下記の通り。今年も昨年に引き続き海外ゲームが上位を独占した。同人ゲームカテゴリーでは『ボブジテン』が最高得点。

選考部門(ゆうもあ賞)は、ゲームをあまり遊ばない家族向けにゆうもあがお薦めする作品。大賞に選ばれた『キングドミノ』は、駆け引きのあるタイルの獲得と、心地いいパズル的な箱庭作りの楽しさなどが評価されたという。ノミネートには『アイスクール』と『ゴーゴージェラート』が選ばれている。

【日本ボードゲーム大賞2017】
投票部門
大賞:キングドミノ(Kingdomino / B.カタラ / ブルーオレンジゲームズ+テンデイズゲームズ) 169点
2位:センチュリー・スパイスロード(Century: Spice Road / E.マツウチ / プランBゲームズ+アークライト)104点
3位:T.I.M.Eストーリーズ(T.I.M.E Stories / M.ロゾワ / スペースカウボーイズ+ホビージャパン) 103点
4位:エルドラド(Wettlauf nach El Dorado)91点
5位:アイスクール(Ice Cool)86点
6位:コンプレット(Completto!)  78点
7位:ワイナリーの四季(Viticulture) 72点
8位:グレート・ウエスタン・トレイル(Great Western Trail) 71点
8位:アンロック!(Unlock!) 71点
10位:EXIT 脱出:ザ・ゲーム(EXIT: Das Spiel) 68点

選考部門
大賞:キングドミノ(Kingdomino / B.カタラ / ブルーオレンジゲームズ+テンデイズゲームズ)
ノミネート:アイスクール(Ice Cool / B.ゴメス / ブレインゲームズ+ホビージャパン)
ノミネート:ゴーゴージェラート(Go Go Gelato! / R.フラガ / ブルーオレンジゲームズ+テンデイズゲーム)

・NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2017 投票部門 発表!日本ボードゲーム大賞2017 ゆうもあ賞 決定

colonistsJ.jpgホビージャパンは4月中旬、開拓ボードゲーム『コロニスト(Die Kolonisten)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・T.プルス、イラスト・K.フランツ、1~4人用、12歳以上、30~240分、9500円(税別)。

オリジナルは2016年、ルックアウトシュピーレ(ドイツ)から発売された重量級の戦略ゲーム。デザイナーはドイツ人で、この作品がデビュー作となる。イギリスUKエキスポ最優秀戦略ゲーム大賞、国際ゲーマーズ賞ノミネート、ゴールデンギーク賞で総合部門・戦略ゲーム部門・ソロゲーム部門にノミネートされている。

皇帝から美しく将来有望な街を作るよう任されたプレイヤーが、新たな入植者たちを町に惹きつけるための住居や働き場所を建設する。入植者たちを教育して農家、職人、市民などの職業に就かせ、大使館を建設して遠くの共同体との関係を樹立して、街を繁栄させる。

ゲームのシステムはワーカームーブメントで、六角形タイルが広がったフィールドで自分のコマを移動させ、移動先のタイルのアクションで資源を集め、資源を交換し、プレイヤーボードに建物を作り、その特殊能力を活用していく。選択肢がどんどん増えていく中で、戦略を立てて街づくりを進めなければならない。

ゲームは4つの時代に分かれ、1時代だけを60分程度でプレイすることも、全ての時代を数時間かけてプレイすることもできる。また、長時間のセッションを「保存」して、続きを後からプレイすることも可能だ。インタラクションは少なめで、1人や2人でプレイするのにも適している。

内容物:執事駒16個、特別大使駒3個、入植者駒120個、ラウンドマーカー1個、場所タイル62枚、市場タイル4枚、建物タイル202枚、大使館タイル72枚、保管施設タイル36枚、倉庫増設部8枚、簡易保管所の拡張4枚、道具40枚、ターラー55枚、建設資源280枚、扶養資源80枚、収支カード4枚、改善カード140枚、市場カード28枚、時代カード4枚、ラウンドカード1枚、サマリーカード3枚、町ボード4枚、共同体サマリー9枚、得点記録用紙1冊、ルールブック1冊、入門用ルールブック1冊、スタートプレイヤーマーカー1枚、別表1冊

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ボードゲームスタジオ「しのうじょう」は4月1日、ゲームマーケット2018大阪にて2人用寿司麻雀ゲーム『鮪づくし』を発売する。ゲームデザイン・篠﨑高広、アートワーク・でじ(decoctdesign)、2人用、8歳以上、20分、2000円(イベント特別価格)。

麻雀のシステムを活用した作品を手がけている「しのうじょう」の、『オールグリーン』『ヤオチュー』『ジャンドイッチ』『菊花賽』に続く第5作。寿司職人となって、寿司屋の後継ぎをかけて戦う。

「大トロ」や「鉄火巻き」などまぐろの寿司だけで、6枚の寿司カードを揃えて得点を競う。配られた11枚から5枚を「仕込み」として伏せてスタート。残りの手札を交互に出していき、相手が出したカードと「仕込み」をあわせて同じネタ3枚2組か、同じネタ2枚3組を作れば上がり。

麻雀で言えばテンパイから始めるわけで、枚数の少ないトロで役ができれば得点が高いが、その前に早上がりされてしまうか、カウンティングも相まってドキドキするカードゲームだ。

旧作4タイトルは、3月11日のアンプラグドゲームプラザでも試遊購入できる。

しのうじょう:鮪づくし

3月11日(日)、大田区産業プラザPiO大展示ホール(京急蒲田徒歩3分)にて、アナログゲームの同人即売会「アンプラグドゲームプラザ」が開催される。11:00~18:00、600円(カタログ代)。

TCG、TRPG、SLG、ボードゲーム、カードゲーム用サプライなどを22団体が出展。ボードゲームではトイドロップ&サザンクロスゲームズ、有限浪漫、しのうじょうなど7団体が出展する。

会場内ではボードゲームや紙ペンゲームをプレイするゲーム会も開かれ、参加者同士で交流できる。豪華賞品も多数用意されている模様だ。

rollplayerJ.jpgアークライトは4月12日、勇者創造ダイスゲーム『ロールプレイヤー(Roll Player)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・K.マテイカ、イラスト・J.アリオーザ&L.フランシスコ、、1~4人用、10歳以上、60~90分、5800円(税別)。

オリジナルはサンダーワークスゲームズ(アメリカ)から2016年に発売された作品。ゴールデンギーク賞でイノベーティブボードゲーム部門にノミネートされている。RPGなどではおなじみの「キャラクターメイク」だけに焦点を当てたダイスゲームだ。種族、職業、属性、技能、特徴、そして装備を揃えて、ファンタジー世界史上で誰よりも偉大なる冒険者を創造しよう。

最初に決められるキャラクターや職業などによってどの能力を上げれば何点になるか決められる。ラウンドは全員分のダイスを振って、手番順にドラフトすることで進行する。ドラフトしたダイスを自分の能力を選んで配置するとさまざまなアクションが発生し、さらにお金を支払ってカードを購入する。これを各能力がダイスで埋まるまで繰り返し、得点計算して勝敗を決める。

キャラクターの特性によって戦略が異なり、さらにゲーム中に獲得する武器やスキルによっても戦術が変わる。最強の勇者を創造する旅は始まったばかりだ!

内容物:ダイス袋1袋、金貨70枚、キャラクターシート7枚、魅力トークン12個、ダイス73個、表示トークン12個、ルールブック1冊、カード102枚(プレイヤー支援カード4枚、職業カード6枚、設定カード16枚、属性カード17枚、市場カード54枚、順番カード5枚)
(カードサイズ:属性カード44mm×67mm 他63mm×88mm)

rollplayerJ2.jpg

山梨・甲府に3月9日19時より、プレイスペース「ボドゲの森」がオープンする。バス停「西高橋(甲府駅から山梨交通バスで19分)」から徒歩10分、毎月8回、不定期営業(ウェブサイトで告知)。

「少しでも時間がある時にふらっと気軽に立ち寄れる場所、ボドゲについて話せる場所が欲しい」という思いで作られた非営利のプレイスペース。ボードゲームが遊べる固定的なスペースとしては県内初となる。

お店としてではなくコミュニティスペースとして運営され、利用料は施設の維持費やボードゲームの購入費に充てられる。現在遊べるゲームの種類は160種、座席数は30席。利用料金は最初の2時間500円、フリータイム1500円(ワンドリンク付き)。小中高生はフリータイム500円、未就学児は無料。

3月の営業日は9日のほか、10日、14日、17日、24日。今後は「新作ゲーム試遊の会」や「軽ゲーの会」なども企画される模様だ。

シェアスペース・ボドゲの森
〒400-0814 山梨県甲府市上阿原550立川貸し店舗2F
[Twitter ] [Web ]

3月4日に日テレ系のテレビ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」は、「世界のテーブルゲームを遊び尽くせ!」というテーマで出演者が、田中直樹氏(ココリコ)のガイドで6タイトルのボードゲームを遊んだ。タイトルは舶来感を出すためか、国内流通するものとは異なっているものもある。

スタジオ内にはボードゲームがずらりと並べられ、一通り見たあと、田中氏がみつくろって次々とプレイした。プレイされたのは「アラジンズフライングカーペット(空飛ぶじゅうたん)」、「ゴーストブリッツ(おばけキャッチ)」、「シュラーフミッツ(そっとおやすみ)」、「トイレットトラブル」、「ナンジャモンジャ」、「パイフェイス」の6タイトル。はじめは乗り気でなかった様子の参加者たちも次第に夢中になっていた。

ツイッターの反応では『そっとおやすみ』と『ナンジャモンジャ』に興味が高かったようだ。いずれも高円寺のボードゲーム専門店「すごろくや」が日本語版を製作し、国内流通している。

ザ・プロファイラー(Profiler)

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あることないこと議論して

theprofiler.jpg

6人の人物カードの中から、親のプロファイリングをもとに、1人を当てる協力ゲーム。フランスのカクテルゲームの作品である。創造力を働かせて、分かるわけもないことを皆であーだこーだ議論するのが楽しい。

写真の例は候補者が次の6人。実在の人物もいるし、想像上の人物もいる。またローカライズも行われていておなじみの人物も多い。親はこの中からランダムに、今回の当ててもらう人物を割り当てられる。

・クリストファー・コロンブス
・ブルース・リー
・初音ミク
・ボブ・マーリー
・バットマン
・孫正義

親のプロファイリングは、「クラスで一番である」が+5、「この人は誰かの結婚式にすぐ参加する」が-1だった。このように、ランダムに2つのお題が渡され、親は+5~-5の評価を行う。あとは喋ってはいけない。ほかのプレイヤーはこのプロファイリングをもとに1つずつ消去していき、正しく消去できる度に得点が入る(最後の1人が正解で5点入ることになる)。

「まずクラスでは正体を隠しているからバットマンはないんじゃね?」「正解!」「コロンブスも結婚式に参加しなさそう」「正解!」「初音ミクは学校に行ってない」「正解!」「ボブ・マーリーは結婚式に参加しそう」「正解!」......実際どうかは分からないが、イメージで答えていく。そのイメージが一致しなければ、議論が起こるわけだ。

「ブルース・リーは学校行ってないでしょう」「でもいたら強さでは一番だよね」「孫正義がクラスで一番って、勉強?」「会社のつきあいで結婚式に来るかもね」「じゃあ孫正義を消去で!」「残念!」「え、なんでー?」「孫正義は忙しすぎて結婚式に行けないと思ったんですよね」「そうか!」......これを親を交代して5ラウンド。満点25点中何点取れるかにチャレンジする。

質問と人物が合っているとは限らないし、キャラクターがかぶっている場合もあるが、その人物のニュアンスを単なるイエス・ノーではなく、10段階評価で伝えられるところが面白い。話が自然と弾んで盛り上がるコミュニケーションゲームである。

Profiler
ゲームデザイン・R.ギャロニエ/イラスト・スティボ
カクテルゲームズ(2017)+ホビージャパン(2018)
3~8人用/12歳以上/30分

level8J.jpgアークライトは4月5日、『レベル8(Level 8: Das Kartenspiel)』日本語版を発売する。ゲームデザイン不明、アートワーク:A.ヴァーグナー、2~6人用、8歳以上、45分、2000円(税別)。

オリジナルはピアトニク社(オーストリア)から2007年に発売された作品。2016年にラベンスバーガー社(ドイツ)が同じデザインで再版したものが日本語版となる。システム的には『フェイズ10』(1982年)を引き継いでいる。

手番には場札か山札からカードを1枚取り、手札とあわせて現在のレベルの役が揃っていたら出すことができる。レベル1は3連続のカード2組で、達成すると次のレベルになり、最終的にレベル8は同じ数字2枚、同じ数字3枚、同じ数字4枚をいう組み合わせを作らなければならない。

ポイントは役ができてからで、残りのカードをほかのプレイヤーの役に付け足し、手札を真っ先になくすことを目指す。誰かの手札がなくなったらラウンド終了で、手札を最初になくした人はレベルを2つ進めることができる。つまり各ラウンドで役ができて手札をなくした人は2レベル、役ができただけの人は1レベル、役ができなかった人は0レベル上がって次のラウンドを迎えることになる。

先に役を場に出してしまえば他のプレイヤーの思うツボ。先に手札をなくして上がられる可能性もある。レベル7で迎えたラウンドで上がるか、レベル8の役を完成させたプレイヤーが勝利。最後の逆転もある中、ギリギリの駆け引きでレベル8を目指そう。

内容物:ゲームカード98枚(数字カード90枚、スキップカード3枚、ワイルドカード5枚)、プレイヤーカード12枚(レベルカード6枚、表示カード6枚)、ルール説明書1冊(※カードサイズ:59×91mm)

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ボードゲーム情報サイト「ボドゲーマ」と東中野のプレイスペース「ディアシュピール」は、不動産・住宅情報サービスの「LIFULL HOME'S」の協賛により、ボードゲームコンテスト「ボードゲームグランプリ」の募集を開始した。一次募集は4月16日まで。

LIFULL HOME'Sがボードゲームを通した広報に興味をもったことから発足したコンテスト。募集されるのは「住むこと」に関連した未発表のボードゲームで、ルール説明を含め1時間以内で終わるもの。例えば住まい探し、住まいとの出会い、住むことで得られる発見や喜び、住宅の情報掲載や収集、修繕や改築などをテーマにしたものがこれに該当する。

ターゲットはボードゲームに触れる可能性のある全ての層で、この企画をきっかけに住まい一般やLIFULL HOME'Sの事業への関心を高められるような作品を選ぶ。そのためカジュアル寄りになるが、オリジナリティもしっかり重視される。

応募は必要なデータを下記サイトの専用フォームから送信または郵送する。審査は主催者が、LIFULL HOME'Sの社員と共に行い、最優秀賞1タイトルには賞金20万円が贈られ、人気同人サークルOKAZU Brandのサポートで商品化される。ほかに優秀賞1タイトルに10万円、佳作5タイトルに各1万円の賞金が用意されている。

受賞作品は年内を目処に商品化され、ディアシュピールより販売される予定。商品化の際には別途ロイヤリティも支払われる。詳しくは下記ウェブサイトにて。

ボードゲームグランプリ

千葉・柏に3月3日、アナログゲーム全般を取り扱うホビーショップ「ミニチュアフォレスト」がオープンする。JR・東武柏駅徒歩10分、平日16:00~22:00、土日祝11:00~22:00、月木曜休。

ミニチュアゲーム・ボードゲーム・テーブルトークRPGなどアナログゲーム全般を取り扱う専門店。昨年秋に閉店した柏のアナログゲームショップ「ミスターフィールド」に代わる専門店として、同店の店員だった森博樹氏が開店準備を進めていた。昨年からクラウドファンディングで資金を募集し、目標の3倍以上となる150万円を集めている。

ミニチュアゲームやボードゲーム、テーブルトークRPGを中心にアナログゲーム全般を扱う。6人まで座れるゲーム卓10卓を置くほか、ペイント&モデリングスペース、男女別トイレ、喫煙所もある。

プレイスペースは200種類のボードゲームを遊ぶことができ、利用料金は何時間でも平日1500円、土日祝18時まで1500円、18時から1000円(終日利用2000円)。学割あり。

本日は16時からプレオープンで1日無料となっている。

ミニチュアフォレスト
千葉県柏市泉町16-30 大東ビル4F
[Twitter ]

福岡・天神に3月2日、ボードゲームショップ「aglet(あぐれっと)」がプレオープンする。地下鉄天神駅徒歩9分、12:00~23:00。プレオープン期間中は15日まで毎日営業する。

母体は2016年にオープンしたボードゲームが遊べるゲームバー「ギルドバー」(中洲川端)。昨年末よりボードゲーム販売に力を入れ始め、新作の取り扱いだけでなく、中古の買取販売なども行っていたが、店舗スペースの関係で単独店舗としてスピンアウトすることになった。

販売されている点数は約400種類。現在拡充中で、オープン時には常時600種類前後の取扱を予定しているという。「ギルドバー」同様に中古買取も行う。プレイスペースも2卓8席用意され、遊んでみて決めることもできる。ネット通販も準備中。

実店舗ボードゲーム専門店は昨年秋にオープンした久留米の「さいふる」に続いて九州地方2件目。福岡天神には「JELLY JELLY CAFE 福岡天神店」と「カフェミープル天神店」もあり、ボードゲームが遊べるところに買えるところも加わって盛り上がりを見せている。

aglet(あぐれっと)
福岡市中央区天神3丁目8-11 5階
[Twitter ]

アンケート:エラッタのチェック

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Q127:日本語版ボードゲームをプレイするとき、エラッタを......

A.必ずチェックする 53票(40%)
B.思いついたらする 65票(49%)
C.チェックしない 16票(12%)

「エラッタ」とは正誤表のこと。このところ日本語版の増加に伴い、ルールに誤訳や誤植が発見されて後からエラッタが公開されるケースが相次いでいます。軽微な間違いならばまだしも、中にはゲームの展開を大きく左右するような間違いもあり、改善が求められています。

これは日本に限った話ではなく、プラハでも「誤訳の可能性があるチェコ語版より原語版を買う」という愛好者が多いという話を聞きました。もっとも日本ではそれほど英語が得意な人は多くないので、あえて原語版を求めるのは言語依存が少ない場合に限られるでしょう。

アンケートではエラッタをチェックするようにしている人が9割に上り、必ずチェックするという人も4割でした。間違いはあるものだという前提で日本語ルールを読んでいる様子が伺えます。「そんなに気にしないけどアークライトだけはチェックしてるかも(あゆちいさん)」というように、代理店の信頼度をうかがわせる声も。

誤訳が生まれる理由はさまざまありますが、チェック体制の不備が一番大きいと思います。理想を言えば、同人ゲームと同様にその日本語ルールを読んで正しく遊べるかどうかを確認するとよいのですが、タイトな出版スケジュールのために、そのような時間がもてないどころか、現物すらないこともままあります。残念ながらこの状況は変わりそうにないため、複数の人が同時進行でチェックするなどの工夫も必要になるでしょう。

今月のアンケートは、自宅で遊ぶか、自宅外で遊ぶかです。ボードゲームカフェの増加で、これまで自宅で家族などと遊んでいた人も、外に出る機会が増えているのではないかと思います。皆さんは自宅と自宅外、どちらで遊ぶほうが多いですか。自宅外とは、ボードゲームカフェ、公共施設、カラオケボックスなどを指します。仲間の自宅は今回、「自宅」ということにしておいて下さい。

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