クニツィアとアドルング社が和解 権利侵害認める

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昨年5月、アドルング社(ドイツ)がR.クニツィアのアイデアを盗用したとして争われていた事件がようやく和解に至った。アドルング社は権利の侵害を認め、問題となったカードゲーム『ネクストプレス(NextPress)』の販売を8月までに中止する。

アドルング社は2016年、カードに記されたアルファベットを組み合わせて単語にするカードゲーム『ネクストプレス』を発売した。これに対し、R.クニツィア氏が2002年に同社から発売した『エクスプレス(Express)』を発展させたものであると主張。『エクスプレス』の契約終了後に、同社の社長であるK.アドルング氏をデザイナーにクレジットして類似する作品を発売したのはアイデアの盗用であるとした。

『エクスプレス』は1枚のカードにアルファベットが1文字ないし2文字書かれており、場に3枚出たら全員同時にアルファベットを組み合わせて単語を考え、その単語に使われているカードがもらえるというゲーム。一方、『ネクストプレス』は1枚のカードに赤い背景で書かれたアルファベットと白い背景で書かれたアルファベットがあり、全員が手札を1枚一斉に公開し、出されたカードから単語を考え、その単語に使われているカードがもらえる。

R.クニツィア氏は自身が所属するゲームデザイナー連盟(SAZ)を通して権利の侵害を主張。アドルング社と1年間にわたって争っていた。

日本でもオインクゲームズの『インサイダー・ゲーム』について、ベジエゲームズ(アメリカ)が同社に連絡をとった後で類似する作品『ワーワード』を発売し、BGGで議論になったことがある(TGiWニュース )。結局日本にはSAZのようなデザイナーの権利を保護する団体がなく、『ワーワード』の販売は継続されている。

spielbox-online:Knizia und Adlung legen Urheberrechtsstreit bei

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