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4月28日から3日間にわたって、上海国際展覧センターにて「中国国際ボードゲーム文化産業展覧会(中国国际桌游文化产业展览会)」が開かれた。世界から15カ国のボードゲーム関連のメーカー、パブリッシャー、デザイナーが参加し、日本からもピグフォンとねこまどが出展し、『未確認生物テレビ』や『将棋』を紹介した。

中国初となる商業展覧会。ボードゲームファン、ボードゲームカフェ経営者、輸入代理店、学生、中国に居住する外国人などが主なターゲットで、国外のボードゲームを数多く紹介することで、産業を振興するのが狙い。ズィーマンゲームズやクイーンゲームズなどの欧米ボードゲーム出版社などが、今春のゲームマーケットの3倍以上の広さとなる6000平方メートルの会場に出展した。入場料は20人民元(254円)。

会期内には、各ブースの出展のほか、ボードゲーム大会、シンポジウム、ボードゲーム賞の投票などが行われた模様だ。

中国国際卓遊文化(IEBC)
ピグフォン:上海初のボードゲームの展示会もうすぐ開催
ピグフォン:上海ボードゲーム展示会リポート1

4月17日から4日間にわたって、ドイツ・ミュンヘン近郊の都市ハールにて、第15回国際ボードゲーム学会(Board Game Studies)が開かれた。

国際ボードゲーム学会は1995年にオランダのライデンで始まり、イタリア、スイス、スペイン、アメリカ、イギリス、ブラジル、オーストリア、ポルトガル、イスラエル、フランスと欧米各国を回って行われている。考古学、社会学、数学、歴史学などの専門家が、それぞれの観点から古今東西のボードゲームについて発表する。

今年はバイエルン・ボードゲームアーカイブ(Bayerisches Spiele-Archiv)が主催し、29の発表が行われた。発表内容は、後日雑誌にまとめられる予定。次回はリスボン大学の主催により、ポルトガル沖のリゾート地アゾレス諸島で行われる。

ちなみに日本では、日本遊戯史学会が同様の活動を1988年から行っている。

Bayerisches Spiele-Archiv:Board Game Studies 2012 in Haar

第15回国際ボードゲーム学会

今年度の新作ゲームの人気を占う「プフェファークーヘル(Pfefferkuchel)」の結果が、ドイツのボードゲーム情報サイト・シュピールボックスにて発表された。

「プフェファークーヘル」は、復活祭の休日を利用して約300名の参加者がホテルに集まり、1週間ボードゲームを遊ぶイベント。参加者は気に入ったゲームを3つまで挙げ、これに上から3,2,1点として集計している。今回で10回目となるが、過去9回の1位だった作品は全てドイツゲーム賞で1位か2位を受賞しており、予備投票に近いものとして注目される。

今年の一番人気は『トラヤヌス』。ローマ皇帝のもとで手柄をあげるボードゲームで、『マンカラ』を使ったアクション選択が話題となった作品である。ニュルンベルク国際玩具市で発表された新作の中では、日本初の『グリモリア』(『グリモワール』ドイツ語版)が、アレアの『ベガス』を大幅に上回る高い評価を得ている。

今日もプレイミス:【ゲーム紹介】トラヤヌス(Trajan)

10位以下は次の通り。今年もこの中の多くがドイツゲーム賞に入賞すると考えられ、また現在選考が行われているドイツ年間ゲーム大賞・ドイツ年間エキスパートゲーム大賞へのノミネートも期待される。

【プフェファークーヘル2012】
1位:トラヤヌス(Trajan)159点
2位:村の人生(Village)138点
3位:グリモリア(Grimoria)113点 ニ
4位:ベガス(Vegas)74点 ニ
5位:ハワイ(Hawaii)59点
6位:キングダムビルダー(Kingdom Builder)54点
7位:ピクトマニア(Pictomania)33点
8位:インディゴ(Indigo)27点 ニ
9位:祈り、働け(Ora et Labora)26点
9位:江戸(Edo)26点 ニ
(ニ…ニュルンベルク国際玩具市2012の新作)

spielbox-online:Pfefferkuchel 2012 für Trajan

ドイツのボードゲーム専門誌『シュピールボックス』に、今年の第1号から中国語版も発売されることになった。2010年から制作されている英語版と合わせて、3ヶ国語で出版されることになる。

最新号の特集はニュルンベルク国際玩具見本市。R.クニツィアがラベンスバーガー社から発表した『インディゴ』が表紙を飾った。

出版社など詳しいことは明らかでないが、これまで英語版を読んでいた中国のボードゲーム愛好者からは「国内の普及が加速する」「これで価格が下がるのでは」など、早くも期待と喜びの声が上がっている。

spielbox-online:spielbox jetzt auch in China - auf Chinesisch!
BGC桌游网:[公告] 已经预订Spielbox杂志2012全年的朋友请留意

正体隠匿系ゲームの新作で、日本語版が発売され人気を集めている『レジスタンス』。オリジナル発売元のインディ社が、プロモーション用にキャラクターカードのイラストを募集している。3月8日(木)(日本時間9日夕方)まで。

日本のアニメ・マンガスタイルによる女性画で、政府側(赤)かレジスタンス側(青)のいずれか。採用されれば原稿料30〜40米ドルが支払われる。画像フォーマットや送り先などは下記のリンクを参照のこと。

『レジスタンス』は政府スパイとレジスタンスの二手に分かれ、ミッションの成功と妨害を争うカードゲーム。司会役の人がいらず、少人数でも楽しめることや、ゲーム中に脱落者が出ないこと、論理的な推理もできることなどから、同系統の『汝は人狼なりや?』とはまた違ったかたちで人気を集めている。

ホビージャパンゲームブログ:『レジスタンス』プロモーションカードアーティスト募集のお知らせ

3月8日追記:〆切は15日まで延長、送り方はメールにJPG添付で可能になった。

ホビージャパンゲームブログ:『レジスタンス』プロモーションカードアーティスト募集のお知らせ:更新情報

『ドミニオン』のドイツ語版や『カルカソンヌ』を手がけるハンス・イム・グリュック社が、基本セットから拡張セットまで全部入る収納箱を制作していることを明らかにした。ゆったり収納の大箱と、コンパクト収納の小箱の2種類を用意し、どちらがよいかアンケートを行っている。

ハンス社が制作しているのは紙製の箱で、ドミニオン用とカルカソンヌ用では中の仕切り方が異なる。動画で公開されている試作品を見て、下記のリンクの一番下にある「Umfrage(アンケート)」から、ドミニオン用、カルカソンヌ用でそれぞれ大箱と小箱のどちらがいいかを回答する。

こちらが大箱。引き出し式で出し入れしやすいが、ゲーム棚に入るか分からないくらいかさばる。価格は45ユーロになる予定。

こちらが小箱。コンパクトに収まるが、出し入れするのがたいへん。価格はカルカソンヌ用で15ユーロ、ドミニオン用で18ユーロになる予定。

あなたはどちらを選ぶ?

Carcassonne & Co.:Tragekoffer TEST!!! Bitte teilnehmen

ドイツのボードゲームメーカー主要19社で構成されるボードゲーム専門委員会(Fachgruppe Spiel)は、ニュルンベルク国際玩具見本市の前に、昨年のドイツゲーム市場情勢を報告した。その結果、昨年の売上不振が際立っている。

報告によると昨年のボードゲームメーカーの売上は総額3億1000万ユーロ(310億円)、一昨年の4億3000万ユーロから28%も下がった。ボードゲームに限っても、9%減になったという。

売上が不振だった理由として、専門委員会は春、秋、冬と気候が温暖だったため、室内の娯楽が不人気だったことを挙げ、一昨年と比べて昨年がよすぎたため、今年は元に戻ったと見ている。一方、レゴ社が昨年秋に行ったアンケートでは、回答した家族の74%が、週に1時間以上ボードゲームを遊んでいると答えており、ボードゲーム自体が衰退したわけではないという。

buchreport:Bei Wärme wird wenig gewürfelt
Fachgruppe Spiel

国内でも大ヒットを続けているカードゲーム『ドミニオン』の今年の予定を、オリジナル発売元のリオグランデゲームズ(アメリカ)が1月12日付のニュースで発表した。

今年発売が予定されているのは、ドミニオン基本カード。財宝、勝利点、呪いカードだけのセットで、使い古したカードの代替や、基本セットなしで拡張セットを遊ぶのに使う。3月発売予定。

次の拡張セットは『ドミニオン:暗黒時代(Dark Ages)』。もともと春の発売予定だったが延期され、ジェンコン(インディアナポリス、8月16〜19日)に合わせて発表されることになった。秋に発表予定だった次の次の拡張セット『ドミニオン:ギルド(The Guilds)』は2013年に延期される。毎年2タイトルずつ発売されていた拡張だが、今年は1タイトルのみとなる。

昨年は10月にドイツで行われ、日本代表が優勝したドミニオン世界選手権は今年、上記のジェンコンで行われる。期間が2ヶ月早まることから、日本選手権も早まると見られる。

Rio Grande Games:News from Rio Grande Games

ドイツのボードゲームニュースサイトspielbox-onlineによると、ひもをレールに見立てる国産同人の鉄道ゲーム『ひも電』(OKAZU Brand)が、今年アスモデ出版(フランス)から一般発売されることが分かった。第一作の『ひも電』が来月のニュルンベルク玩具見本市で、第二作の『ひも電輸送編』がエッセン国際ゲーム祭にて発売される。

ひも電(英題String Railway)』は駅と駅をひもでつないで得点を増やす斬新なゲーム。2009年のゲームマーケットで発売、翌年にヤポンブランドでエッセン国際ゲーム祭に出展された。これをバージョンアップしたのが『ひも電・輸送編』で、昨年春のゲームマーケットで発売、同年のエッセン国際ゲーム祭に出展されている。

このゲームのインパクトは大きく、ドイツのボードゲーム専門誌「シュピールボックス」でどちらも大きく取り上げられたほか、イギリスのサプライズド・ステア・ゲームズがひもをクリップに替えた『ペーパークリップ鉄道(Paperclip Railways)』を制作した。国際ゲーマーズ賞審査員のL.レヴィー氏(アメリカ)は先日、『ひも電・輸送編』を2011年1番のサプライズと評したことでも話題となった。

アスモデ社はフランス以外にもアメリカ、ドイツなど国際的に展開しており、これまで限定生産で入手難だった『ひも電』が手に入れやすくなる。日本に逆輸入されることも考えられる。

spielbox-online:String Railway kommt nach Deutschland

昨日の記事について、U.バルチ氏に確認したところ、同僚によるジョークであることが分かった。現在、C.ヴルフ大統領は自宅融資のスキャンダルに巻き込まれており、新聞社にその噂をもみ消す記事を書かせたことを皮肉ったものであるという。

U.バルチ氏は「それに『祈り、働け』は素晴らしいゲームなので、ひどいレビューを書くわけがない」と述べている。

現代ビジネス:良い大統領と間違った大統領 ニーダーザクセンの政治家はセレブ好き?

ドイツのボードゲームニュースサイト「spielbox-online」は、C.ヴルフ・ドイツ連邦大統領名で、ボードゲーム情報誌『シュピールボックス』にレビュー記事の掲載中止が要請されたことを明らかにした。同サイトでは「報道の自由への攻撃か」と反発している。

年明けに大統領名で編集部に届いたメールの全文が公開された。その中で大統領は、U.バルチ記者が『祈り、働け(Ora et Labora)』を次号にレビューすることを聞き、「我が国最悪のレビュアー」が教会のゲームをレビューすることに憤りを訴えている。

C.ヴルフ大統領は中道右派の政党・ドイツキリスト教民主同盟(CDU)に属する。U.バルチ記者はドイツ年間ゲーム大賞の審査員も務め、『シュピールボックス』では辛口の批評で知られている。以前、『ルナ(Luna)』のレビューで修道士、修道女をからかったことから、大統領の怒りに火をつけたという。掲載中止の要請が受け入れられない場合は戦争になるだろうとまで書かれている。

メールが本当に大統領から出されたものであるか、またシュピールボックス編集部がどのような対応を取るかはまだ明らかにされていない。

物議を醸している『祈り、働け』は日本語版が2月25日に発売予定。

spielbox-online:Angriff auf die Pressefreiheit der spielbox?

ドイツのボードゲームサイトで、秋の新作評価アンケートの結果が相次いで発表された。エッセンで行われ、『トゥルネー』が1位を獲得したスカウトアクションも合わせ、いずれも異なる結果となっている。

ボードゲームアンケート(Spieleumfrage)はネットで行われるアンケート。エッセン国際ゲーム祭の新作限定で242名が回答。結果、M.ウォーレスのデッキ構築を使った2人用ゲーム『数エーカーの雪』が1位となった。

1位:数エーカーの雪(A few acres of Snow / ツリーフロッグ)1.84/52
2位:トラヤヌス(Trajan / アンモナイトシュピーレ)1.88/120
3位:エクリプス(Eclipse / ラウタペリト)2.06/22
4位:タケノコ(Takenoko / マタゴー)2.12/15
5位:コロニアル(Colonial / ストラタジェム)2.15/10
6位:ハワイ(Hawaii / ハンス・イム・グリュック)2.21/95
7位:フラッシュポイント火炎救助隊(Flash Point Fire Rescue / インディーボード&カード)2.24/20
8位:ケベック(Québec / イスタリ)2.24/37
9位:バヌアツ(Vanuatu / クロックニクドゥイル出版)2.26/25
10位:祈り、働け(Ora et Labora / ルックアウトゲームズ)2.29/79
(1最高〜6最低の6段階評価。ベイズ推定によるランキングと投票数)

Spieleumfrage:Spieleneuheiten Herbst 2011, Spiel´11

ザウアーラント・ゲーム会(Spieletreff Sauerland)は11月の10日間、ホテルで行われるゲーム会。全日でも2食付き432ユーロ(45000円)で参加できる。今年はその中で、138名が投票した。1位は『コロニアル』。ゲームマーケットでテンデイズゲームズが少量扱ったが、次期入荷未定となっている。ここでも『数エーカーの雪』が3位と高い評価を得た。

1位:コロニアル(Colonial / ストラタジェム)1.23/13
2位:シュピール(アバクスシュピーレ)1.28/25
3位: 数エーカーの雪(A Few Acres of Snow / ツリーフロッグ)1.72/18
4位:シヴィライゼーション・ボードゲーム(Civilization - Das Brettspiel / ハイデルベルガー)1.76/21
5位:サンダーストーン:ドラゴンの塔(Thunderstone: Drachenturm / ペガサス)1.76/17
6位:ブルゴーニュ(Die Burgen von Burgund / アレア)1.80/82
7位:1830(1830 / ルックアウトゲームズ)1.83/12
8位:祈り、働け(Ora et Labora / ルックアウトゲームズ)1.87/36
9位:コアワールド(Core Worlds / ストロングホールドゲームズ)1.90/11
10位:ケベック(Québec / イスタリ)1.92/26
(1最高〜6最低の6段階評価。平均によるランキングと投票数)

Spieletreff Sauerland:Spiele nach Rangfolge

今月19日、ウィーン・ボードゲーム祭(オーストリア)の会期中にアグリコラ世界選手権が行われ、デンマーク代表のR.ダム(Rasmus Damm)氏が優勝した。日本でも9月に日本選手権が行われたが、代表は不参加となった。

今回は14カ国がエントリー。世界選手権には各国4人まで代表が参加でき、37名が参加した。大会のために作られた「世界選手権デッキ」(未発売、英語かドイツ語)23枚から7枚を選び、手札とした。順位別にテーブルを組み直すスイス方式。

優勝したダム氏は3戦全勝。2位はチェコ、3位と4位はハンガリー代表。参加したのはオーストリア、スペイン、ドイツ、イタリア、ベルギー、フランス、スロバキア、スイス、チェコ、デンマーク、ロシア、ポーランド、ハンガリーの13カ国で、日本が不参加だったアジアだけでなく、英語圏からであるイギリスやアメリカからも参加がなかった。言語依存が強く、時間のかかるゲームだけに、エッセン国際ゲーム祭で世界選手権が行われた『ドミニオン』や『カルカソンヌ』のような市民権を得るかは不明だ。

Lookout Games:Rasmus Damm ist Agricola-Weltmeister!

『ごちそう畑』『水晶を取り戻せ』『レースギャロッポセレクタ』『いかだ動物園』などの傑作キッズゲームをリリースしてきたセレクタ社(ドイツ)が、来春のニュルンベルク玩具見本市を最後に、当面キッズゲームから撤退することを明らかにした。

近年増加し続けてきたボードゲーム・パズルの売上に陰りが見られることや、低価格化によって市場の縮小傾向が加速しているため。M.メンツェル社長は「我々のキッズゲームは"メードインバイエルン"のプレミアムクオリティで出荷されていますが、このところ不調でした。」と明かす。

ドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞した『おしゃれパーティー』『ねことねずみの大レース』などは「コンスタントに需要がある」ため絶版にしないという。セレクタ社は今後、人員を増強して本来の木のおもちゃの製造に集中する。

Reich der Spiele:Selecta verlegt keine neuen Kinderspiele mehr

エッガートシュピーレ(ドイツ・ハンブルク)は、今秋からペガサスシュピーレ社(ドイツ・フリートベルク)と業務提携することを発表した。エッセン国際ゲーム祭で発表される『サンティアゴ・デ・キューバ』から、両者のロゴが箱に記載される。

エッガート社は1996年に設立された新興メーカー。独自の販売ルートをもたないため、当初はフッフ&フレンズのレーベルをもつフッタートレードに委託し、さらに昨年からアミーゴ社と提携していた。

今年は『ペルガモン』や『プリンキパート』などの新作を用意したが、遅配が生じるなどトラブルがあり、アミーゴ社とはわずか1年半で提携解消となった。代わって提携先となったペガサス社は、ファミリーよりもフリーク向けでターゲットが近く、足並みを揃えて新製品を開発できる。

エッガート社もペガサス社も、日本では各社で取り扱われてきたが、今後はペガサス社から『フンタ』の日本語版などを出しているホビージャパンが扱う可能性が高まりそうだ。

spielbox-online:Erneuter Partnerwechsel: eggertspiele jetzt bei Pegasus
シュピール'11新作情報:エッガートシュピーレ

今年の2月から行われていた『チケットトゥライド』マップデザインコンテストの結果が8月29日に発表された。40カ国から612通の応募があった中から、最優秀作品が2作品選ばれ、賞金として1万ドルが贈られる。

このコンテストは来年迎える発売10周年を記念して行われたもの。長い選考期間を経て選ばれたのは、F.ヴァレンティーヌ(カナダ)の「伝説のアジア」と、I.ヴェンセント(イギリス)の「インド」。当初は1作品のみが選ばれる予定だったが、2作品に倍増した。

デイズ・オブ・ワンダー社は、この最優秀作品を収録した「マップコレクション」2タイトルを、この秋発売する。『チケット・トゥ・ライド:アジア(Ticket to Ride - Asia)』は、最優秀作品「伝説のアジア」と、A.R.ムーンの「チームアジア」を収録。中国周辺を舞台に、険しい山を越えたり、チーム戦で戦ったりする。もうひとつの『チケット・トゥ・ライド・インド(Ticket to Ride - India)』では、複数のルートをつなげると得点になる「インド」と、A.R.ムーンのスイスマップが再収録される。

Days of Wonder:Get ready for new Train Adventures!

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ラベンスバーガー・デジタルは今月4日、『プエルトリコ(Puerto Rico)』iPad版を発売した。英語版で7.99ドル。

『プエルトリコ』は2002年に発売され、これまで25万セット売れたドイツゲームの金字塔。島を開拓し、建物を建ててトウモロコシやタバコを生産するが、一人が選んだアクションを全員が行えるというシステムと、建物のコンボが多くの愛好者を虜にしてきた。ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞1位、オランダゲーム賞、国際ゲーマーズ賞、日本ボードゲーム大賞(フリーク部門)、チェコ年間ゲーム大賞、ポーランド年間ゲーム大賞など受賞多数。

iPad版では難易度の選べるAIや、ネット経由で世界のプレイヤーと対戦できる。チュートリアル、戦略のヒント、ルール説明もついて、初めての人でもチャレンジできる。iPhoneでは遊べないので要注意。

iTunes App Store:Puerto Rico HD

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デイズ・オブ・ワンダー社は18日、『チケットトゥライド』iPad版を発売した。6.99ドルで英・仏・独語のみ。

『スモールワールド』に続いてリリースされたiPad専用ボードゲーム。AIと5人プレイまでできるほか、7月からは世界中のプレイヤーとオンラインプレイも可能になる。また、アメリカマップのほか、日本語版が発売されているヨーロッパマップ、スイスマップ、アメリカ1910拡張(別売)も加えて遊ぶことができる。

『チケットトゥライド』はアメリカの鉄道を目的地から目的地へとつなぐ路線配置ゲーム。2004年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したほか、アメリカ、オランダ、フランス、スペイン、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、チェコ、ハンガリー、日本のボードゲーム賞に入賞した。日本ではバンダイが日本語版を発売したが絶版になり、現在はホビージャパンから『チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ』が発売されている。

デイズオブワンダー社では無料で遊べるPCオンライン版を早くから公開しており、『チケットトゥライド』はすでに2300万回遊ばれているという。

iTunes App Store:Ticket to Ride for iPad

今年の新作ゲームの人気を占う「プフェファークーヘル(Pfefferkuchel)」の結果が、ドイツのボードゲーム情報サイト・シュピールボックスにて発表された。

「プフェファークーヘル」は、復活祭の休日を利用して約300名の参加者がホテルに集まり、1週間ゲームを遊ぶイベント。週末に人気投票の結果を集計して発表している。昨年の1位『フレスコ』、一昨年の1位『ドミニオン』はドイツゲーム賞にも選ばれている。

結果は、昨年のエッセン国際ゲーム祭で発売以来、高い人気を集めている『世界の七不思議』が、ニュルンベルク国際玩具見本市の新作を大きく引き離して1位。この人気ぶりからすれば、ドイツゲーム賞の1位は確実な情勢だ。

このたび初めて人気状況が明らかになったニュルンベルク国際見本市の新作では、フェルト+アレアの『ブルゴーニュ』、クイーンゲームズの『ランカスター』、ハンス・イム・グリュック+トゥメルホファーの『パンテオン』がベスト3となっている。

【プフェファークーヘル2010】
1位:世界の七不思議(7 Wonders)247点
2位:ブルゴーニュ(Die Burgen von Burgund)166点
3位:ランカスター(Lancaster)82点
4位:トロワ(Troyes)71点
5位:ナビゲーター(Navegador)43点
6位:パンテオン(Pantheon)33点
6位:クウィークル(Qwirkle)33点
8位:モンド(Mondo)26点
8位:ルナ(Luna)26点
10位:ストラスブール(Strasbourg)25点

spielbox-online:7 Wonders gewinnt den Pfefferkuchel 2011

ボードゲーム愛好者の投票で今年の一番人気を決めるドイツゲーム賞の投票が、インターネット上で始まった。誰でも投票できる。締め切りは7月31日。

対象となるのはエッセン国際ゲーム祭2010ニュルンベルク玩具見本市2011で発表された新作。下記のページを開き、面白いと思う順に5タイトルまで(全て埋めなくてもよい)、タイトル(原題)とメーカー名を記入する。さらに今年のベストキッズゲームを1タイトル。

下の段には個人情報を全て記入しなければならない。Vorname(名前)、Nachname(名字)、Straße(町名と番地)、PLZ(市町村名)、Ort(都道府県名)、Land(国名=Japan)、Telefon(電話番号=+81の後に0を除く市外局番から)、E-Mail-Adresse(メールアドレス)、E-Mail wiederholen(同じメールアドレスを再入力) 。入力が終わったら「absenden」のボタンで送信する。

受け付けられると、入力されたメールアドレスに確認のメールが届くので、そこに指定されたURLをクリックして投票完了となる。

まだ国内で一般発売されていない新作もあるので、締め切りまでたっぷり遊んでから投票してみよう。発表は9月にネット上にて、授賞式は10月のエッセン国際ゲーム祭にて行われる。

近年の受賞は『フレスコ』(2010)、『ドミニオン』(2009)、『アグリコラ』(2008)、『大聖堂』(2007)、『ケイラス』(2006)。コア愛好者が投票するだけに、遊びごたえのあるフリークゲームが選ばれる傾向にある。

Deutscher Spiele Preis:Abstimmung

ドイツのボードゲーム専門誌『シュピールボックス(Spielbox)』2011年第2号付録に、イギリスの人気ゲームデザイナー、M.ワレス氏のオリジナル作品が掲載された。

収録されたのは『グレートウェスタン(Great Western)』で、イギリスを舞台にした鉄道ゲーム。都市間を鉄道でつないで収入を競うゲームで、プレイ時間40分ながら、ところてん式の競りや路線コストの支払いなどがある。

取り外しできる見開きがボードになり、付属のチットのほかに、ダイス3つが必要。2〜4人用、10歳以上。

今回の付録は「シュピールボックス・ワレス・エディション」No.1とされ、同氏の作品がさらに3タイトル、付録になる予定。付属のチット222枚は、今後の作品でも用いられる。

購入はシュピールボックスのオンラインショップにて。英語版は4月末に発行される予定。1冊6ユーロ+海外送料4ユーロ。年間定期購読(7号)は海外送料込みで56ユーロ。支払いはペイパルなど。

spielbox-online:Erstes Spiel der spielbox Wallace Edition: Great Western

ドイツのボードゲーム『カルカソンヌ』の版元であるハンス・イム・グリュック社と、販売を行なっているシュミット社が先月、カルカソンヌ10歳の祝賀パーティを行っていたことが明らかになった。

誕生祝は毎年ニュルンベルク国際ゲーム祭の前夜に、居酒屋で行われているパーティに合わせて行われた。関係者がさまざまなゲームを楽しんだ後、タイルを敷き詰めた模様の特大ケーキが登場。シュミット社の販売部長A.カルデンホーフェン氏、『カルカソンヌ』の作者K.J.ヴレーデ氏、ハンス社のB.ブルンホファー社長が一緒に入刀した。

『カルカソンヌ』は2000年の秋に発売され、2001年のドイツ年間ゲーム大賞とドイツゲーム賞のダブルクラウンに輝き、20カ国で600万セットが販売された。またニンテンドーDS、PC、iPhoneアプリ版など、デジタル化も進んでおり、『カタンの開拓者』に次ぐドイツゲームの代表格となっている。今年は人型コマのケースに入った10周年記念版、ダイスゲーム、透明コマのセットがが3月中旬から売り出される。

国内ではメビウスゲームズ(東京・水道橋)が日本語版や拡張セットを販売している。

Hans im Glück Verlag:10 Jahre Carcassonne

アメリカのボードゲーム評論家L.レヴィ氏は、2010年の年間デザイナー賞(Designer of the Year)としてA.ボザ氏(フランス)を選んだ。

この賞はアメリカのニュースサイト「ボードゲームニュース」で5年前から行われている企画。過去1年間で、デザインが最も注目されたボードゲームデザイナーを選んでいる。「ボードゲームニュース」が閉鎖したため、今年は新サイト「ジ・オピニオネーテッド・ゲーマーズ」で発表された。

大賞に選ばれたA.ボザ氏は、昨秋にエッセンで発表されて以来、世界的な人気を集めている『世界の七不思議(7 Wonders)』の作者。ほかに『花火&生花』、『ミステリーエクスプレス』などを昨年発表している。

ほかにもB.カタラ、S.フェルト、F.フリーゼ、C.コニーツカ、W.クラマー、J.マチューズ&C.リオンハルド、M.リーネック、M.ワレスの各氏がノミネートされた。

『世界の七不思議』は国内で品薄状態が続いているが、来月末に日本語ルールが同梱された多言語版がホビージャパンから発売されることになっている。

The Opinionated Gamers:2010 Designer of the Year
テンデイズゲームズ:アントワーヌ・ボザフェア

グリフォンゲームズとイーグルゲームズのブランドを所有するフレッド・ディストリビューション(FRED Distribution、アメリカ)が、フェイス2フェイスゲームズ(Face 2 Face Games)を買収したことが明らかになった。

フェイス2フェイスゲームズは名デザイナー、故S.サクソン氏の遺作を製品化して2003年にデビューし、『アイムザボス』『スルース』『バイワード』などをリリース。さらに有名デザイナーの新作やリメイクも手がけ、『ブームタウン』『ウォリアーズ』『アイスクリーム』『ライン公国』『バケツ消防士』『ウィナーズサークル』などの注目作を発売した。これらの作品の多くは、日本語ルールも同梱されており、日本への販売にも力を入れていた。

しかしながらその後はヒット作に恵まれず、多言語版も販路開拓につながらなかったことが響き、2007年の『チーキーモンキー』と『モアイ』を最後に活動を休止していた。

フレッドディストリビューションは、フェイス2フェイスから引き継いだS.サクソン氏の遺作をリリースする予定。『キャントストップ』『フォーカス』『サマルカンド』『エグゼクティブ・ディシジョン』『メトロポリス』など、30タイトル以上のリリースを今年から始めるという。

BoardGameGeek News:FRED Distribution Acquires Face2Face Games
BoardGameGeek News:FRED Distribution Prepares a Tsunami of Sid Sackson Titles

鉄道ゲーム『チケットトゥライド』のメーカー、デイズ・オブ・ワンダー社(アメリカ)が、2012年に発売10周年を迎えるにあたり、賞金1万ドルのマップデザインコンテストを開催している。4月15日エントリー〆切。

応募方法はまず、ホームページからエントリーフォーム(PDF)をダウンロードし、プリントアウトして必定事項を書き込む。連絡先の他に、自分がデザインしたマップの名前、テーマまたはエリア、特徴、追加ルール、追加コンポーネント、コメントを記入し、写真またはイラストを添付して郵送。予選を通過したエントリーには6月30日までに通知があり、試作品の提出を求められる。

最優秀作品の発表は10月19日。1万ドル(約83万円)の賞金が現金で贈られるほか、エッセン国際ゲーム祭で発売される『マップコレクション』に、『チケットトゥライド』の作者A.R.ムーンがデザインしたマップと共に収録され、その製品版12セットも贈られる。また、甲乙付けがたい優秀作品があった場合は、賞金1000ドルの優秀賞が与えられることもある。

『チケットトゥライド』はこれまで、アメリカ、ヨーロッパ、ドイツ、スイス、北欧の5マップが発売されているので、応募する人はそれぞれのマップの特徴や新ルールを研究しておくとよいだろう。応募の詳細は下記のリンクにて(英語)。

Days of Wonder:$10,000 Map Design Contest

『キル・ドクターラッキー』『脳みそ大強盗』など、安価なコンポーネントとひねりの利いたデザインで一世を風靡しながらも、活動休止状態にあったチーパスゲームズ(アメリカ)がホームページの活動を再開した。製品の販売は行わず、旧作を無料ダウンロードできるようにする。

活動休止になったのは、社長兼メインデザイナーのJ.アーネスト氏がフルタイムのコンピュータゲームの仕事で時間が取れなくなったため。仕事は続いているが、少し時間が取れるようになったため、ホームページを再開した。現在、『アゴラ』と『ティシャイ』がPDFでダウンロードできる。これを切り取り、必要なコマなどを加えれば自作で遊ぶことができる。

チーパス社では今後も、過去の作品をデザインし直し、PDF化して配布する予定だという。ダウンロードは無料だが、ホームページで寄付を募集中。

Cheapass Gamesホームページ

『ドミニオン』のオリジナル版の発売元であるリオ・グランデゲームズ社(アメリカ・ニューメキシコ州)は、2月7日付のニュースレターで、『ドミニオン』の近況について報じている。

ニュースレターによれば、ドミニオンの売上は伸び続けており、昨年末で100万セット(世界各国語版・拡張含む)に達した。2001年度以降に発売されたボードゲームでミリオンセラーを達成したのは『カルカソンヌ』以来。2008年秋から、わずか2年での達成となった。


リオ・グランデゲームズ社は、今年も『ドミニオン』用に2タイトルの拡張セットと、プロモーションカードを予定しているという。そのひとつが、今春発売予定の『ドミニオン:収穫祭(Dominion: Cornucopia)』だ。豊穣の角コルヌコピアをタイトルにした5番目の拡張は、実りとお祭りの秋が舞台。テーマは「多様性」で、デッキや手札のカードの種類が多いほど効果が高まるカード(王国カード13種類、ほか5種類)が加えられる。ホビージャパンから日本語版が発売予定。

ホビージャパンはこのほかに来月、公式ライセンス商品として『東方祀爭録(とうほうしそうろく)〜東方紅魔郷編〜』いわゆる東方ドミニオンを発売する。人気シューティングゲーム「東方Project」の世界観やキャラクターでデッキ構築が楽しめる。5500円。

Rio Grande Games:Newsletter Vol.12-1 2/7/2011(PDF)
4Gamer.net:「ドミニオン」をベースに,東方キャラが活躍する新作カードゲーム「東方祀爭録〜東方紅魔郷編〜」,ホビージャパンより3月発売

ドイツのボードゲームサイト「シュピーレ・ウムフラーゲ(Spieleumfrage)」では、秋の人気アンケート結果を発表した。1位は『トロワ(Troyes)』。このサイトの人気アンケートは年に2回行われており、今回は284名がネット投票した。数字は6段階評価の平均(ベイズ推定)で、数字が小さいほど高い評価。

【シュピーレ・ウムフラーゲ:人気アンケート2010秋】
1位:トロワ(Troyes)1.81(88票)
2位:世界の七不思議(7 Wonders)1.89(200票)
3位:ナビゲーター(Navegador)1.96(102票)
4位:ロンドン(London)1.98(72票)
5位:フロレンザ(Florenza)2.03(32票)
6位:ルナ(Luna)2.05(80票)
7位:ワシントン戦争(Washingtons War)2.10(13票)
8位:アメリカの開拓者(Settlers of America: Trails to Rails)2.20(32票)
9位:K2(K2)2.23(30票)
10位:ポセイドン(Poseidon)2.27(24票)

ドイツのボードゲームサークル「ザウアーラント・ゲーム会(Spieletreff Sauerland)」でも、毎年恒例のアンケートを行い結果を公表している。このゲーム会は11月に10日間にわたってドイツ国内のホテルで開かれ、参加者が遊んだゲームを評価する。今回は137名が投票に参加した。

【ザウアーラント・ゲーム会:人気アンケート2010】
1位:世界の七不思議(7 Wonders)1,54
2位:ヴィニョス(Vinhos)1,63
3位:ポセイドン(Poseidon)1,65
4位:キーマーケット(Key Market)1,79
5位:フレスコ(Fresko)1,89
6位:ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)1,89
7位:ナビゲーター(Navegador)1,90
8位:クウィークル(Qwirkle)1,93
9位:シャドウハンターズ(Jäger der Nacht)1,95
10位:おばけキャッチ(Geistesblitz)2,07

エッセン国際ゲーム祭で行われたフェアプレイ誌の「スカウトアクション」との3つのランキングを比べると、『世界の七不思議(7 Wonders)』が圧倒的な人気を集め、『トロワ』『ナビゲーター』『ヴィニョス』などが高い評価を得ているようだ。

Spieleumfrage:Spieleneuheiten Herbst 2010, Spiel´10
Spieltreff Sauerland:Umfrage 2010

先月のエッセン国際ゲーム祭で、フェアプレイ誌が行った人気投票「スカウトアクション」の結果は、得票数30票以上に限定されていた。ボードゲームニュースには、30票を下回るゲームの評価が写真で掲載されている。

これによると、ツリーフロッグの『ロンドン(London)』が1.61、ホワイトゴブリンゲームズの『ニュルンベルク:ギルドの街(Nürnberg - Die Stadt der Zünfte)』が1.71、R&Dゲームズの『キーマーケット(Key Market)』が1.77、シュピールワークスの『ワシントン戦争(Washington's War)』が1.83と、『世界の七不思議』(1.87)を上回っている。

また、10位圏内としては、アレアの『ブルゴーニュ(Die Burgen von Burgund)』が1.93、ハリケーンの『Mr.ジャック・ポケット(Mr. Jack Pocket)』が2.00、ホワイトゴブリンゲームズの『インカ帝国(Inca Empire)』が2.12、ルックアウトゲームズの『ポセイドン(Poseidon)』が2.17などで人気を集めた。また、田邉顕一氏(高天原)の『伊能大図』をアメリカのメーカーがリメイクした『海岸(Kaigan)』も2.00と評価が高い。

全リストはネットでは公開されず、フェアプレイ誌の次号に掲載される。

Boardgame News:Convention report : The Aftermath of Spiel 2010

10月21日から4日間にわたって、ボードゲームでは世界最大のイベント、エッセン国際ゲーム祭が行われ、来場者が154,000人と新記録をマークした。一時期15万人を割り込んでいたものの、昨年、今年と増加傾向にある。

初日の開場時間には、チケット売り場に長い行列ができ、2時間かかった人も。また44000平方メートルの広い会場内も例年以上に混み合い、通路が渋滞するほどだった。

今回は32カ国から786団体が出展し、そのうち外国が45%と、国際色も増している。日本からは、ヤポンブランド、B2Fゲームズ、ねこまど、冒険企画局が出展。ほかに韓国や中国からも出展があった。会期中に発表された新作は650タイトルにのぼる。

ここで発表される作品は愛好者向けが多く、例年これから3ヶ月ほど、期待の新作がどんどん国内発売される。

来年の会期は10月20日から4日間で行われることになっている。

spielbox-online:Erfolgreicher Abschluss der Internationalen Spieltage

リンク:日本人レポート
タナカマコトの「手番ですよ。」(ピコピコカルチャージャパン):ドイツの一大イベント『EssenSpiel』
ふうかのボードゲーム日記:Spiel '10へ向けて出発1日目は近所を散策2日目は設営を眺める3日目はspiel '10開幕4日目はドイツ最後の夜5日目は「さようならエッセン」帰宅そして雑感
play:game:エッセン シュピール 2010
mobius_mamaのブログ:ママレポート(1)日本人の活躍代打ち魅力的な子ども達
ブログでじゃむたん通信:向かう道中あれこれ近場を散歩プレス日&1日目2日目はカレーの日帰宅の巻会場内の様子とゲーム
Twitter:Essen-Spiel-2010-in-Japanese
神尾屋本舗:ドイツ旅行記32日目3日目4日目5日目6日目
ピグフォン:初出展の模様1初出展の模様2
TGW:エッセン0日目エッセン1日目エッセン2日目エッセン3日目エッセン4日目

ドイツのボードゲーム情報誌『フェアプレイ』は、エッセン国際ゲーム祭の新作人気投票「スカウトアクション」の結果をホームページで発表した。30票以上を獲得したタイトルの人気順位は以下の通り。650タイトルにのぼる新作の頂点に立ったのは『世界の七不思議(7 Wonders)』。票数・評価ポイントともに他を圧倒した。

スカウトアクションは毎年『フェアプレイ』のブースで行われ、今年のトレンドを占う重要な情報となっている。住所氏名の登録と引き換えに投票用紙を発行し、重複投票をしにくくして、公平性を期す。下記ゲーム名の右の数字は、評価の平均(5段階評価で1が最高)と投票数。

会場では、アメリカのボードゲームサイト「ボードゲームギーク」のブースが出され、同様の人気投票が行われていた。スカウトアクションの上位3位はボードゲームギークの人気投票でも上位に入っている。

1位の『世界の七不思議』はフランスのゲームで、ホビージャパンから近日発売予定、2位の『トロワ』はベルギーのゲームで、国内発売は未定だが、ボードゲームギークに日本語ルールが公開されている。3位の『ナビゲーター』はドイツのゲームで国内発売未定。

【スカウトアクション2010】
1位:世界の七不思議(7 Wonders)1.84/126
2位:トロワ(Troyes)1.98/64
3位:ナビゲーター(Navegador)2.04/79
4位:エイジ・オブ・インダストリー(Age of Industry)2.05/39
5位:オリンパス(Olympus)2.11/47
6位:ニュルンベルクへの始発列車(First Train to Nürnberg)2.12/34
7位:キーウェスト(Key West)2.13/31
8位:ヴィニョス(Vinhos)2.18/40
9位:フロレンザ(Florenza)2.23/30
10位:1655年:教皇がおられます(Habemus Papam 1655)2.26/61

Fairplay:Fairplay ScoutAktion 2010 - Die Ergebnisse

コスモス社(ドイツ・シュトゥットガルト)が、今秋のエッセン国際ゲーム祭で発表する新作に、池田康隆氏の『シャドウハンターズ』のドイツ語版が入った。デザイナーズゲームで日本人の作品がドイツデビューするのは今春の『アールエコ』(川崎晋氏)に続いて2例目。大箱のボードゲームでは初となった。ドイツ語のタイトルは『夜の狩人(Jäger der Nacht)』。

『シャドウハンターズ』はゲームリパブリックから2005年に発売され、アメリカのズィーマンゲームズ社から英語版(2008年)、フランスのマタゴー社からフランス語版(2009年)が発売され、フランス年間ゲーム大賞にノミネートされている。

キャラクターによって勝利条件が変わるという、ドイツゲームにないタイプのゲームとして、2011年のドイツを中心とするゲームシーンでどう評価されていくかが注目される。

Kosmos Verlag:Jäger der Nacht


南ドイツのボードゲームサークル・ローゼンハイマーは5月1日から2日間にわたって、第7回「ローゼンハイムの春」を開催し、昨秋から今春にかけて発売された新作(2010年度の新作)のテストプレイを行った。代表作として予め選ばれた十数タイトルの中での評価は以下の通り。数字は0〜7の8段階評価(数字が大きいほどよいゲーム)の平均。

また、インターネットの投票サイト「シュピーレ・ウンフラーゲ」ではニュルンベルクで発表された新作の評価アンケートを行って公表している。結果は以下の通り。数字は1〜6の6段階評価(数字が小さいほどよいゲーム)をベイズ判定したもの。

【ローゼンハイムの春2010】

1位:ディクシット 5.73
2位:フレスコ 5.70
3位:ダンジョンロード 5.65
4位:エジツィア 5.60
5位:ハンザ・テウトニカ 5.48
6位:アラカルト 5.47
7位:グレンモア 5.37
8位:トバゴ 5.29
9位:バスコ・ダ・ガマ 5.25
10位:洛陽の門にて 5.24
11位:マカオ 5.10
12位:カーソンシティ 5.06
13位:権力闘争 5.05
 

【シュピーレ・ウンフラーゲ2010春】

1位:グレンモア 2.25
2位:フレスコ 2.25
3位:サマルカンド 2.63
4位:アールエコ 2.68
5位:別世界 2.76
6位:倉庫の街 2.79
7位:コボルドの宝 2.87
8位:トーキョートラン 2.94
9位:原始の生活 2.96
10位:テュトテュト 2.97

この2つの結果から、ニュルンベルクの人気作は年間大賞にノミネートされた『フレスコ』と、アレアの新作『グレンモア』あたりと言えそうだ。エッセン国際ゲーム祭で発表されたたくさんのフリークゲームに、これらがどこまで善戦するかが見ものである。

※ローゼンハイムの春の結果を加えて「エッセンのベストフリークゲーム」を集計しなおしましたのであわせてご覧ください。

Rosenheimer Spielefrühling:Ergebnis 2010
spieleumfrage:Spieleneuheiten Frühjahr 2010

パレード英語版アメリカのメーカー・ズィーマンゲームズは来月、日本発のカードゲーム『パレード』の英語版を発売する。2〜6人用、10歳以上、30分、10ドル。

『パレード』は不思議の国のアリスのキャラクターによる手軽なバーストゲーム。2007年のゲームマーケットで骨折ゲームズから発売され、翌年にグランペールで製品化、昨年のエッセン国際ゲーム祭にヤポンブランドで出展された。動画紹介サイトDice Towerで取り上げられるなど海外でも評判が高く、1年足らずでの国際デビューとなった。

ズィーマンゲームズが日本人デザイナーの作品を製品化するのは、中村聡氏の『妖精奇譚(Fairy Tale)』、『幻影奇譚(Masquerade)』、川崎晋氏の『グラグラカンパニー(Stack Market)』、『アールエコ(R-Eco)』、『カルタゴの貿易商(Traders of Carthage)』、『ルールの達人(Master of Rules)』、池田康隆氏の『オーナーズ・チョイス(Owner's Choice)』、『シャドウハンターズ(Shadow Hunters)』に続いて9タイトル目。

グランペール版の『パレード』は絶版となっており、遊びたい日本人にはこの英語版の輸入(と翻訳)が待たれる。

Z-Man Games:Parade
TGW:パレード

『ハンザ・テウトニカ』の初版3000部が完売したと、メーカーのアルゲントゥム出版が伝えた。日本国内でも長く品切れが続いているが、現在手に入るのは、ドイツ大手ショップの在庫などに限られる。

『ハンザ・テウトニカ』は中世の北ドイツを舞台に豪商たちが交易能力を上げつつ商館を建てるボードゲーム。フェアプレイ誌のスカウトアクションで9位、ボードゲームアンケートで6位という高い評価を得たほか、ボードゲームギークのランキングでも、エッセンの新作の中では『エンデバー』『ダンジョンロード』『ヴァスコダガマ』に次ぐランキングに入っている。

アルゲントゥム出版では再版を予定しており、ズィーマンゲームズ(アメリカ)、999ゲームズ(オランダ)が参加して英語版とオランダ語版も作られる。この機会を利用して、ボードにわずかな変更が加えられるというが、詳細は不明。

再版されることで、しばらく時間がかかるがまた国内でも入手可能になる。

spielbox-online:Wer zu spät kommmt: Hansa Teutonica ist ausverkauft

レイヴァーゲームズ『生きてる!(It's Alive!)』などで知られるイギリスの個人メーカー、レイヴァーゲームズ(Reiver Games)が廃業される見通しであることを、J.ポープ社長が自身のブログで明らかにした。

自身がすでに13,000ポンド(約180万円)ほどの自己資金をつぎ込んでおり、新しいゲームを発売するのに必要な15,000ポンド(約200万円)の金策がつかなくなったため。3月からウェブで資金提供を呼びかけていたが集まらなかったようだ。

同社の製品『生きてる!』『シュメール』『カルペ・アストラ』(リンク先:ゲームストアバネスト)の在庫について、どのように処分するかは未定となっている。ポープ社長は、デザイナーが信頼してアイデアを寄せてくれたゲームなので、投売りはしたくないとのこと。

レイヴァーゲームズは2006年に『ボードレイヴァーズ(Border Reivers)』を100個制作してスタート、イギリスの展示会を足がかりに国際的に展開、2008年には社長がフルタイムで業務にあたれるほどに成長していた。『生きてる!』の日本語ルールが、同社のホームページで公開されるなど、日本にも販路を持っていたメーカーの廃業は残念なニュースである。

Board Games - Creation And Play:Au Revoir

『ドミニオン』ドイツ語版を販売するハンス・イム・グリュック社(ミュンヘン)は、ボードゲーム問屋のハイデルベルガー社と共同で、『ドミニオン』ドイツ選手権を開催した。4月29日から5月2日にかけて、ケルン、ニュルンベルク、ベルリン、ハンブルク、ハノーファーなど全国10箇所で予選が開かれた。

大会では未発売の新拡張『錬金術』が登場。『ドミニオン』ファンにとっては大会以上に、新作をいち早く試せるよい機会となった。

予選の優勝者にはゲームの賞品のほか、10月にエッセン国際ゲーム祭中に開かれる決勝への招待券と、2日間券が贈られた。

Hans im Glück:News

アミーゴ社は昨年9月から4ヶ月にわたって、ドイツ全国で「シュピーレデュエル」というボードゲームチャンピオン大会の予選を行った。そして決勝が4月の復活祭の週に行われ、2009年のチャンピオンが決定した。

この大会は、家族単位であるところが特徴。全国のショッピングセンターなどで行われた予選に参加した数百家族1000人以上から、昨年のクリスマス前に3家族が勝ち抜いた。この3家族はアミーゴ社によってスペインのリゾート地・フェルテベントゥラ島に招待され、決勝に臨んだ。

2日間にわたる決勝は、3家族の7歳から44歳の13名で行われ、アミーゴ社の『ハリガリ』『ボーナンザ』『ニムト』を使って和気藹々とした雰囲気で行われた。成績は横並びで迎えた『ニムト』の最終ゲーム、ヘルマン家のお父さんが1位となって、一家にドイツ一のボードゲーム家族の座をもたらしたという。

Amigo Spieleduell 2009
Reich der Spiele:Familie Herrmann ist Spiele-Champion 2009

今年の新作ゲームの人気を占う「プフェファークーヘル(Pfefferkuchel)」の結果が、ドイツのボードゲーム情報サイト・シュピールボックスにて発表された。

「プフェファークーヘル」は、復活祭(今年は4月上旬)の休日を利用して約300名の参加者がホテルに集まり、1週間ゲームを遊ぶイベント。週末に人気投票の結果を集計して発表している。ドイツのゲーム年度(前年のエッセン国際ゲーム祭から当年のニュルンベルク国際玩具見本市)に合わせた新作を対象としており、ここで上位になったゲームは、9月に発表されるドイツゲーム賞でも上位に入ることが多い。今年で6回目。

『ドミニオン』旋風が吹き荒れた後の今年の結果は以下の通り。エッセンで発売されたフリーク向けのゲームがひしめく中、ニュルンベルクで発表されたクイーンゲームズの『フレスコ』が1位となっている。ドイツゲームの復権なるか。『フレスコ』は、メビウスゲームズ(東京・水道橋)店長のブログに紹介記事が掲載されており、国内販売も間近であると見られる。

追記:ボードゲームギークのフォーラムで6位以下も明らかになった。全11タイトルのうち、オリジナルのドイツゲームは8タイトル、すでに国内で発売されているものが8タイトル、日本語版のあるものが3タイトルとなっている。

【プフェファークーヘル2010】
1位:フレスコ(Fresko)135点
2位:ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)98点
3位:エンデバー(Magister Navis)78点
4位:ハンザ・テウトニカ(Hansa Teutonica)69点
5位:果てしなき世界(Die Tore der Welt)55点
6位:エジツィア(Egizia)47点
7位:ティタニア(Titania)33点
8位:サマルカンド(Samarkand)27点
9位:洛陽の門にて(Vor den Toren von Loyang)25点
10位:マカオ(Macao)25点
11位:ロール・スルー・ザ・エイジ(Im Wandel der Zeiten - das Würfelspiel)25点

spielbox-online:Fresko gewinnt den Pfefferkuchel
Boardgame Geek:Pfefferkuchel 2010

シュピールボックス・オンラインの管理者や国際ゲーマーズ賞の審査員を務めるK.M.ヴォルフ氏が、ホームページで『ドミニオン』3セットを1箱に入れる仕切りを発表した。
基本セット・『陰謀』・『海辺』のカードが、基本セットの箱に収まる。

まずは厚紙で作った4本の仕切りで箱を3×3マスに区切る。仕切りの寸法は下記のページを参照のこと。緑色の部分にカッターで穴を開けて組み合わせる。

次にインデックスを印刷して切り抜き。データは、下記のページの一番下にある「Download」から手に入る。インデックス用の紙も少々厚めのほうがよい。ドイツ語だが、基本セット、陰謀、海辺、プロモカードの印があるのでだいたい分かるだろう。わきに日本語で書き込むこともできる。インデックスで挟んでカードを収納すれば完成。

仕切りの寸法と、完成写真、インデックスのデータダウンロードはこちら。全セットをコンパクトに持ち運びたい方や、収納の都合で圧縮したい方はお試しあれ。

JKLMゲームズ清算

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『フェニキア』『チューブに乗って』などで知られるイギリスのメーカー、JKLMゲームズが2月末に会社清算され、活動を終えることが分かった。鉄道ゲーム『1860』再版などの製品は、発売中・発売予定を含めてプライムゲームズ(Prime Games)に移され、引き続き予約も受け付ける。

JKLMゲームズはデザイナー兼社長のM.ウェルボーン氏が自作の『ドワーフ』(2000年)を製造販売するために設立したメーカー。無名のデザイナーのゲームを募集して売り出したり、前払い制度で出版したりと意欲的に取り組んできたが、事業拡大につれて出資者をウェブで募るなど、資金繰りに苦労したようだ。

JKLMホールディングによると、イギリスやヨーロッパへの販売部門は継続し、発売予定のゲームについてはデザイナーの了解を改めて取った上で新しいメーカーでの製造を計画しているという。

Boardgame News:JKLM Games Going into Liquidation
Spielbox-online:Goodbye, JKLM!
JKLMゲームズホームページ
play:game:ゲームリスト・JKLMゲームズ

今年で発売15周年を迎える『カタン』に新しい動きが見られる。

オリジナル版の版元であるドイツ・コスモス社は、基本セット、基本セット5〜6人用拡張、航海者セット、航海者セット5〜6人用拡張、騎士セット、騎士セット5〜6人用拡張、商人と蛮族セット、商人とバーバリアンセット5〜6人用拡張の全てについてデザインを一新。大きな太陽を中央にあしらった箱絵で統一された(基本セットは馬荷車を引く夫婦のイラストが追加された)。コンポーネントのデザイン変更については不明。

またコスモス社は、9月に15周年記念版(写真)を発売する。厚みのあるタイルと数字チップ、木製のコマ(通常版はプラスチック製)、木製の箱に入っており、5〜6人用の拡張も付属する。値段も59.99ユーロと、通常版の2倍以上する豪華版である。10周年記念として作られた2つの記念版(超豪華な3Dボックスと安価なゴールドエディション)の中間的な位置づけのようだ。

さらに新作として、2人用カードゲーム『カタンの領主たち(Die Fürsten von Catan)』も9月に発売が予定されている。これまで発売されていた『カタンの開拓者カードゲーム』のリメイクで、カードを3つのデッキに絞り、プレイ時間を短くしたり、攻撃的なカードをなくしたり、不要なルールを削ったりして初めての人に遊びやすいようにする。デザイナーであるK.トイバー氏のブログで開発経過を知ることができる。

アメリカでカタンシリーズを展開するメイフェア社は6月、英語版限定の歴史セット『アメリカの開拓者(Settlers of America)』を発売する。2月14〜17日にかけて開かれたニューヨーク・トイフェアで明らかにされた。東海岸から線路を引きながら西に進み、駅をつくって品物を生産し、ほかのプレイヤーの駅に配達する。西進するにつれて東側のチップがなくなり、生産力が落ちていくので、否が応でも西を目指さなければならない。3〜4人用、10歳以上、60〜90分、55ドル。

「100年に1度の傑作(ドイツ・フレンスブルガー新聞)」といわれ、世界中で1000万セット(拡張を含む)販売され、今もなお1年に10万セット売れているという『カタン』。ニンテンドーDS、iPhone、ブラックベリーなどへのデジタル化も盛んに行われている。今年の大きな展開に、さらにまた遊ぶ人が増えそうだ。

日本国内では、アメリカ・メイフェア版が最も手に入りやすく、アマゾン(『カタンの開拓者たち』に直接リンク)などで購入できる。

Kosmos Verlag:Die Siedler von Catan
Catanism – The Bloggers of Catan:The Reform of the Card Game in 2010 – Part 3
Boardgame News:Convention Report: New York Toy Fair 2010 – Mayfair, ThinkFun, More
Welt Online:Klaus Teuber, der Siedler von Catan

レゴゲームの成功

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ラムセスのピラミッド 昨年、レゴ社は初めてゲーム(非電源)のジャンルに進出し、一挙に10タイトルを発売したが、ドイツ圏だけで総売り上げの3%にあたる800万ユーロ(9億8700万円)を売り上げたという。10タイトルの平均価格は20ユーロ(2500円)なので、合計で40万セット、1タイトル平均で4万セット売れたことになる。レゴ社の規模からすれば小さい数かもしれないが、1タイトルで1万セット売れれば上々と言われているゲーム界では、大成功を収めたといえる。

昨秋にドイツのエッセンに行ったとき、いくつかのおもちゃ屋を回ったが、レゴゲームはひとつのコーナーになって、お店の目立つところに陳列されていた。ボードゲームはメーカーもさまざまで種類が多く、奥に押し込められがちだが、レゴゲームがこうして目立つところに置かれるのは、レゴ社のネームバリューと販売力によるものだろう。

10タイトルの代表となったのは『ラムセスのピラミッド(Ramses Pyramid)』(写真。ゲーム内容はこちら)である。R.クニツィアが手がけ、トイイノベーション賞(ゲーム&アクション部門)と、オーストリアゲーム大賞(Spiel der Spiele)を獲得した。記憶と運の両方が試されるキッズゲームで、記憶を頼りに、ピラミッドのどの段から上ったらよいか、段をどう回せば自分に有利かを考える。でも最後の決戦はダイスロール。記憶力で劣っていても、ダイスでいい目を出せば勝つ可能性はある。

ほかの9タイトルにも共通するのは、きわめてシンプルなルールであるということ。『ラムセスのピラミッド』はまだ複雑なほうで、ほかはルールをよく読まなくとも見た目で判断しながらすぐ遊べるように作られている。ゲーマーには物足りないだろうが、普段レゴを遊ぶファミリーにはウケるにちがいない。

この成功を受けて、今年もこれまでに8タイトルの発売が予定されている。中でも『ハリーポッター:ホグワーツ』は、ライセンス商品を得意とするレゴ社ならではの新作。魔法学校のさまざまな仕掛けをレゴでどう再現するか楽しみだ。

さて、こうしたレゴゲームは、日本で展開されるのだろうか。以前、知人がレゴショップで問い合わせたところ、取り扱いの予定はないという答えだったそうだが、日本での発売を計画しているという噂もある。この成功を見ると、近いうちにおもちゃ屋さんのレゴコーナーに、レゴゲームが並ぶ日も近いような気がする。

LEGO Games
Brandra:LEGO GmbH: Unternehmen fährt zweistelliges Umsatzplus ein und baut Marktführerschaft aus

リオグランデ社はホームページのニュースで、2010年に『ドミニオン』の拡張を2タイトル発売予定であることを明らかにしている。

そのうちの1つ目の詳細がニュルンベルク国際玩具見本市で発表になった。タイトルは『ドミニオン:錬金術』(Dominion: Alchemy)。12種類の王国カードと、新しい財宝カードであるポーションで150枚のカードが入っており、箱のサイズも半分になる。

デザイナーのD.ヴァッカリーノによれば、外国のゲーム市場では小さい拡張が望まれているという声を受けて、これまでの半分のサイズで発売することになったという。

内容については明らかにされていないが、発売は4月ごろになりそうだ。Boardgame Geekのメーカーリストにホビージャパンが載っていることから、日本語版も発売されると見込まれる。

2つ目はタイトルが『ドミニオン:繁栄』(Dominion: Prosperity)であると発表されているが、詳細は明らかにされていない。発売は10月のエッセン国際ゲーム祭以降と予想される。

このほかに、プロモーションカードとして「へそくり(Stash)」というカードが制作されている。ドイツ年間ゲーム大賞の受賞を記念するアクションカードで、2金分の財宝になり、シャッフルのとき山札の好きなところに入れられるという効果を持っている。裏面にはドイツ年間ゲーム大賞のロゴがついており、どこに入っているか一目で分かるという仕組みだ。

イラストのコインにはドイツ年間ゲーム大賞の審査員の顔が入っている。ドイツ語版はすでに7000セット印刷されており、ドイツに5000、スイスに2000が送られるという。英語版その他の配布方法は未定。

追記:このプロモーションカードは、3月12日にホビージャパンから発売予定の書籍『ドミニオンへの招待』の特別付録となっている。

Boardgame Geek:Dominion: Alchemy
Boardgame Geek:Dominion: Prosperity
Boardgame News:Dale Yu: Busy Week at Work - Dominion Releases – Sherlock Holmes Style Puzzle
Rio Grande Games:Dominion Stash Card

ドイツのボードゲームサイト、シュピールボックス・オンラインによると、ツォッホ出版がジンバ・トイズグループに買収され、同社のノリス傘下に入った。また、アミーゴ社とエッガート社が業務提携し、共同販売していくことになった。

ツォッホ出版はミュンヘンのメーカーで『ヴィラ・パレッティ』『ナイアガラ』など豪華コンポーネントで知られる。年間売り上げは300万ユーロ(約4億円)で、買収したジンバ・トイズは5億ユーロ(約650億円)だという。ジンバ・トイズにはノリスとゴルトジーバーのレーベルを保有しているが、ここ数年ヒット作に恵まれておらず、ツォッホ出版の企画力に期待しているようだ。ツォッホ出版のオフィスはミュンヘンのまま変わらない。

エッガート社は大人向けの重量級ゲームを手がけており、これまで販売はフッフ・フレンズ社で行っていた。アミーゴとの提携により、アミーゴの販売網を利用できるだけでなく、エッガート社の開発にアミーゴ社のノウハウを取り入れ、ライト路線も視野に入れる。

ドイツの中堅メーカーでは、ハンス・イム・グリュック出版・ドライマギア社・アドルング社がシュミット社から、そのほかの小メーカーはハイデルベルガー社から販売している。そのほか海外のメーカーのドイツ語版を手がけるフッフ・フレンズ社があり、企業連合や業務提携で効率化を進めている。

ドイツゲーム市場は子供ゲームが活発で、ドイツ・ボードゲーム専門委員会によると2009年の売上は前年比30%増となっている。上記の買収や業務提携は、各社の子供ゲームへのてこ入れの一端と見られる。

spielbox-online:Spiele und Puzzles bringen 400 Mio Euro Umsatz
spielbox-online:Simba übernimmt Zoch
spielbox-online:AMIGO beteiligt sich an eggertspiele

ドイツの大手メーカー、アミーゴ社は今月7日、日本人ゲームデザイナー川崎晋氏のカードゲーム『アールエコ』のドイツ語版"R-Öko"を発売した。3〜5人用、8歳以上、6.99ユーロ。

『アールエコ』はゴミのリサイクルをテーマにしたゲーム。分別せずに捨てられたゴミを、業者となって分別回収する。たくさん回収して利益を上げたいが、多すぎると不法投棄しなければならなくなり、失点になってしまう。

このゲームは、日本人ゲームデザイナーの海外進出の先駆けとなった作品である。2004年のゲームマーケットでカワサキファクトリーから同人ゲームとして発売され、2006年にヤポンブランドが初めてエッセン国際ゲーム祭に出展して世界デビューを飾った。これを知ったアメリカのズィーマンゲームズが2007年に英語版を発売。そして今回、世界のボードゲームシーンの中心であるドイツ市場での発売となった。

デザインはその都度変更されており、カワサキファクトリー版、ヤポンブランド版、ズィーマンゲームズ版、アミーゴ版の4種類が存在する。今回発売されたアミーゴ版のイラストは、『アグリコラ』や『ルアーブル』を手がけたK.フランツ氏が担当している。

Amigo-Spiele:R-Öko
Amazon.de:R-Öko

ドイツのボードゲームメーカーが共同で組織している団体「ボードゲーム専門委員会(Fachgruppe Spiel)」は、エッセン国際ゲーム祭の記者会見で、ドイツにおけるボードゲームの人気をアピールした。

ボードゲーム専門委員会によると、ドイツのマーケット調査会社TNSインフラテスト(ミュンヘン)が行った調査において、「最も頻繁に家族で一緒に遊ぶものは何ですか?」という質問に、34.7%がボードゲームと答えた。

また、「ボードゲームをどれくらいの時間遊んでいますか?」という質問では、40%弱が週平均で1〜2時間、20%が3〜4時間と答えた。一番遊んでいる年齢層は5〜14歳の子供で、遊ぶ相手は親(43.8%)、友達(21.9%)、きょうだい(19%)。

調査年については明らかでないが、ALLBUSが1998年に行った調査(「ドイツ人も普通ボードゲームを遊ばない」)よりも新しいものだと考えられる。

ボードゲーム専門員会のM.ホプフ氏は、この結果について「経済危機によって一緒に過ごす時間が増え、ボードゲームを手に取るようになっている」と分析している。実際、ドイツのボードゲーム市場は、ほかの産業が衰退傾向にある中、5億ユーロ(700億円)規模で安定しており、特に子供ゲームの売り上げは前年比1割増だったという。

ただし、売れ筋は大箱ボードゲームから、安価でコンパクトなカードゲームやタイルゲームに推移しているようだ。

Medienmagazin pro:Die wollen alle nur spielen!

今夏に日本語版も発売された『スモールワールド』、総発売元であるデイズ・オブ・ワンダー社は6月から2ヶ月にわたって、新しい種族と能力を募集するデザインコンテストを開催した。

29カ国から251名が参加し、702ものアイデアが寄せられた。アメリカとヨーロッパのエントリー数がほぼ同じで、オーストラリア、中国、チリなどからの応募もあったという。デイズ・オブ・ワンダー社によると優れたアイデアが多かったため、1つに絞ることができず、大賞3作と、2位9作が選ばれた。そして、これらのアイデアをもとに、4つの拡張が制作されることになった。

このうちエッセンで発売されるのは『スモールワールドの貴婦人(Grand Dames of Small World)』と『呪われた!(Cursed!)』の2つ。前者は新しい種族として女神官、白い婦人、ジプシーの3種族と、特殊能力として「歴史家の」と「平和を愛する」が入っている。後者は新しい種族としてコボルドとゴブリン、特殊能力として「呪われた」「群れになった」「略奪する」「ひっかきまわす」「男の」が入っている。

3つ目の拡張である『スモールワールドのリーダー(Leaders of Small World)』は種族を選ぶときに使うチップのセットで、コンテストの参加賞として送られたほか、一般ユーザーにはボードゲームギークを通して11月に頒布される。4つ目の拡張『スモールワールドの伝説(Tales & Legends of Small World)』は来年に発売される予定。

なお、大賞を受賞し、アイデアが実現化された3人(ドイツ、イタリア、オーストラリア)にはエッセン国際ゲーム祭の往復旅費が、2位の9人には100〜150ドルが賞金として贈られる。

Days of Wonder News Center:The Envelope Please…

毎年数百の新作ボードゲームが発売されているドイツ。ドイツ年間ゲーム大賞の知名度は高いし、新作レビューが新聞に載ることも珍しくない。普通の家族でも結構頻繁に遊んでいるだろうと思うと、実はそうでもないらしい。

家族でボードゲーム・カードゲーム(トランプも含む)をどれくらい遊ぶかという調査をネットで見つけた。ALLBUS(Die Allgemeine Bevölkerungsumfrage der Sozialwissenschaften、全ドイツ社会学アンケート)である。頻度を1=全く遊ばない、2=めったに遊ばない、3=月1回程度、4=週1回程度、5=毎日で回答してもらい、平均を取っている。合計3000家族ほどの回答。1998年。

その結果は以下である。

40歳以下・独身 1.9
40歳以下・夫婦・子供なし 2.3
40歳以下・夫婦・子供あり 2.5
41〜59歳・夫婦・子供あり 2.4
41歳以上・夫婦・子供なし 2.0
41〜59歳・独身 1.7
60歳以上・独身 1.7
全平均 2.1

平均すると、めったに遊ばない〜月1回程度の間に収まっている。小さい子供のいる家庭でも年に数回、子供がいなければ年に1回あるかどうかというくらい。だとすればせいぜいお正月に遊ぶくらいの日本と大差ない。ドイツ人だからといって、ボードゲームの話題を振っても全然知らなかったということが多いのも頷ける。

ただ、そのお正月に遊ぶものが、トランプと人生ゲームなのか、その年の年間ゲーム大賞受賞作なのかという違いで、日本との違いが際立つのかもしれない。年間ゲーム大賞の知名度を維持しているマスコミの力は大きい。

それにしてもどうしてあれだけたくさんのメーカーが次々と新作を出せるくらいのマーケットがあるのかといえば、少数ではあるがコアなファミリー層がいることと、輸出(特にアメリカ向け)が成長していることがあるのではないかと思う。

ゲームをたくさん買って毎日のように遊んでいる人が、1000人に1人なら平均には数字が出ないが、その1人が年に10個も20個もコンスタントに買っているならばマーケットは成り立つ。昨年のエッセンで何人かの子連れの家族にインタビューしてそう感じた。エッセン国際ゲーム祭の入場者数は、ゲームマーケットの100倍である。

近年、アメリカ市場がドイツゲームの受け皿になっている。英語版でも印刷はヨーロッパであることが多く、リオグランデなどの名前で輸出する数は、ドイツ国内で売る分よりもはるかに多いという。

この2点の原因については、さらに調査を進めてみたい。

アメリカのメーカー、フレッド・ディストリビューションは、ゲームデザイナーのM.ワレス氏が契約違反を犯したとして損害賠償の訴えを起こした。

ワレス氏が公開した訴状によると、イーグルゲームズ(フレッド社が買収)は、ワレス氏から『蒸気の時代』の権利を1万ポンド(約150万円)で購入した。この契約には、ワレス氏が将来にわたって『蒸気の時代』を別の形で出版することを禁じており、今年メイフェア社から出版された『スチーム』が契約違反に問われることになった。メイフェア社は『スチーム』の出版でワレス氏に1万ドル(95万円)を支払っている。

このほか、イーグルゲームズはワレスから未出版ゲームのアイデアを5000ポンド(75万円)で購入したが、期日の2006年末まで履行されていないという。

この訴えに対してワレス氏は「フレッド社から契約違反で訴えられていることが分かり、驚くと同時に悲しんでいる。これから家族で6週間の休暇に向かうところだったので、このタイミングでの訴えには困る。適切な弁解ができるよう、フレッド社のK.ブルーム氏にはヒアリングを1ヶ月遅らせられないか頼んでいる。」とコメントしている。またボードゲームギークの掲示板では、ワレス氏は契約書を引越しで紛失したが、フレッド社の訴状にあるような内容は契約にないと反論している。

Boardgame News:Martin Wallace Being Sued by FRED Distribution

7月13日〜19日に、モナコのモンテカルロで行われていた第34回バックギャモン世界選手権で、望月正行氏が優勝した。昨年の世界チャンピオンであるデンマークの選手を決勝で退けた。アジアからの優勝は初。賞金は62000ユーロ(現在のレートで約832万円)を獲得した。

望月氏は79年東京生れ。大学浪人中にバックギャモンに出会い、早稲田大学に入学するがプロになるために中退。現在は日本バックギャモン協会に在籍し、日本で2人しかいないプロプレイヤーの1人として世界的に活躍している。世界ランキング6位。

日本バックギャモン協会公式ページ
読売新聞:バックギャモン世界選手権、日本人男性が優勝
J-CASTニュース:「バックギャモン」日本初世界王者 プロ選手「モッチー」異色の経歴
All About:ラスベガスで頂点に立った男(バックギャモン編 望月正行)
あしかの書く新聞asica times:バックギャモンの世界選手権World Backgammon Championship Finalで日本人プレイヤーが優勝

アメリカのメーカー「ザ・ゲーム・クラフター(The Game Crafter)」は、世界初のボードゲームのオンデマンド出版をスタートした。発注は全てウェブ上で行うことができる。

発注の手順はまず、カードやボードとボックスカバーの画像をアップロードし(テンプレートあり)、必要なダイスやコマの数を指定する。発注部数にしたがって見積もりが出るので、価格を設定すると製造に入る。製品は作者買取で送ってもらうこともできるが、売上の50%を支払う約束で同社のサイトで販売してもらうこともできる。詳細な手順はホームページの動画にて。

同社では趣味のゲームデザイナーだけでなく、プロのデザイナーの試作品として、また学校教材や親が子供と遊ぶアイテムとして制作することを勧めている。

現在まで販売されている作品はすでに10タイトル以上になり、意欲的な作品も集まりつつある。評判が高まれば、デザイナーだけでなく愛好者にとっても、注目のショップとなるだろう。

日本からも発注できるが、送料が安くない。同じようなサービスを、日本の印刷会社が立ち上げてくれないものだろうか。

The Game Crafter
TechCrunch:ユーザ考案のオリジナル卓上ゲームを作って/売ってくれるサイトThe Game Crafterはおもしろそう

スペインのコルドバで10月に開催されるボードゲーム祭の企画として、ボードゲーム写真コンテストが行われる。9月30日まで作品募集中。

写真は、ボードゲームそれ自体か、遊んでいる風景の写真であれば何でもよい。ボードゲームも現代ものだけでなく、チェスや将棋などの古典もOKだ。ただしオリジナルで未出版か、インターネットで今年1月以降に公開されたものに限る。

1人5枚までで、それぞれ(英語で)タイトル、短い説明、撮影者のフルネーム、住所、電話番号、メールアドレスが必要。メール添付で送ることができ、解像度300dpi以上、1024x768ピクセル以上、サイズは10メガ以下となっている。

応募作品の中から10作品程度が選ばれ、コルドバのボードゲーム祭期間中に展示される。さらにその中から選ばれる1等賞は賞金500ユーロと、副賞としてボードゲーム150ユーロ分が贈られる。

ボードゲームを遊ぶときいつも写真撮影をしている方は、選りすぐりの1枚を応募してみてはいかが?

II Premio Internacional de Fotografía Lúdica

NHK教育の番組『テレビでドイツ語』(6月11日放送、15日再放送分)にて、ボードゲームが紹介された。

今回は「ベルリン流カフェの楽しみ方」というテーマで、変わったカフェとしてボードゲームカフェの「ゲームの原っぱ(Spielwiese)」が登場。2006年に開店したボードゲームカフェで、1ユーロ+お茶代で600タイトルのボードゲームが遊べる。リポーターのユリアーネさんはトマトジュースを飲みながらパズルゲームの『ラッシュアワー』を遊んでいた。「新しい趣味を発見したり、買う前に試したりする場にしてもらえれば」とオーナーのシュミットさん。

続いてベルリン在住のゲームデザイナー、G.コルネット氏が登場。昨年の秋に発売した日本がテーマの2人用ゲーム『徳川』を客に紹介しているところだった。このゲームは9歳と11歳の子供が考案したゲームである。コルネット氏がデザイナーになったきっかけとして、プレイヤーの集まるところにデザイナーも集まり、そこに行くうちにゲームを自分で作るようになったことを紹介。そして、ドイツ人がゲームが好きな理由として、ルールや法律を重んじるからではないかと述べていた。

スタジオに移ってからも、出演者のフランクさんが子供の頃『やだ怒らないで(Mensch ärgere dich nicht、ドイツ人なら誰でも知っているスゴロクゲーム)』などを遊んでいたことを明かし、マライさんが冬にインドアで遊ぶ習慣があるためボードゲームが流行ったと分析した。日本ではゲームといえばビデオゲームというLIZAさんに、2人のドイツ人は「むしろビデオゲームは子供のもので、大人はボードゲーム」と返答。ドイツ人のボードゲームのポピュラーぶりを目の当たりにするやりとりだった。

最後に講師の矢羽々先生が『ケルト』の現物をスタジオに持ち込んだ。このボードゲームは、昨年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した作品である。この賞について先生は、「毎年たった1つのゲームが選ばれる、ボードゲームの世界で最も権威のある賞」と紹介。箱を開けて遊ぼうというところで番組終了となった(本当に遊んだのかどうかは不明)。

以下のブログでもこの番組を取り上げている。
Superb Garbages:ベルリンのボードゲームカフェ
『女子Ryu』若松千枝加の〜女性の留学お役立ち情報ブログ〜:ベルリンのボードゲームカフェ
プはPrefectureのプ(1.5):テレビのドイツ語講座の取材映像に、ギュンター・コルネットさんが出てた

ドイツゲーム賞の投票が始まり、ドイツ年間ゲーム大賞のノミネート発表(5月25日)が迫る中、各地で挙がる新作ゲームの評価に注目が集まっている。その中で、5月にドイツのローゼンハイムで行われたゲーム会の人気結果が発表された。

第6回を迎えるこのゲーム会「ローゼンハイム・ボードゲームの春(Rosenheimer Spielefrühling)」の人気投票結果は以下の通り。7点が最高で、平均のトップ5が挙げられた。先に開催された「プフェファークーヘル」と同様、1位は『ドミニオン』だったが、2位との差はそれほど大きくない。

これで毎年春に開かれる3つの新作ゲーム会の人気が明らかになったが、総合すると『ドミニオン』、『スモールワールド』、『ヴァルドラ』、『パンデミック』の評価が高い。年間ゲーム大賞の予想は難しいが、少なくともドイツゲーム賞では上位に入りそうだ。

【ローゼンハイム・ボードゲームの春2009】
1位:ドミニオン 5.89
2位:スモールワールド 5.72
3位:賽は投げられた 5.46
4位:パンデミック 5.27
5位:ヴァルドラ 4.76

Spielbox-online:Best of Rosenheim: Dominion
TGW:新作の人気は『ドミニオン』が圧倒
TGW:フランスの新作人気は『スモールワールド』

ドイツのボードゲームサークル「胡椒袋(Die Pfeffersäcke)」が毎年この時期に行っている新作人気投票の結果が、ハンス・イム・グリュック社のホームページで発表された。対象となるのは昨年のエッセンから今年のニュルンベルクまで発売された2009年度の作品。

昨年1位の『ストーンエイジ』、一昨年1位の『ノートルダム』はともにドイツゲーム賞で2位に入っており、ここで挙げられたゲームは今年のドイツゲーム賞も上位に入りそうだ。

ダントツで1位となったのは『ドミニオン』。日本でも今月日本語版が発売され、さらに人気が広まろうとしている。今年のドイツゲーム賞はこれで決まりではないだろうか。またドイツ年間ゲーム大賞も、審査員の匙加減によるとはいえ、これだけの人気の広まりを審査員は無視できないだろう。『カルカソンヌ』(2001)か、それ以上の人気である。

投票者数・11位以下など詳細はまだ公表されていない。

【プフェファークーヘル2009】
1位:ドミニオン(Dominion) 236pt.
2位:ヴァルドラ(Valdora) 107pt.
3位:パンデミック(Pandemie) 54pt.
4位:フィンカ(Finca) 52pt.
5位:黄金の都市(Die goldene Stadt) 45pt.
6位:スモールワールド(Smallworld) 38pt.
7位:落穂の問題(Eine Frage der Ähre) 28pt.
8位:賽は投げられた(Alea iacta est) 27pt.
9位:ダイヤモンドクラブ(Diamands Club) 26pt.
10位:マオリ(Maori) 24pt.

Die Pfeffersäcke:Berichte
TGW:新作の人気は『アグリコラ』か『ストーンエイジ』
TGW:人気の新作は『ノートルダム』

携帯端末のiPhone(iPod touch)用に、今月、クニツィアの『タブラ・ラサ』とシャハトの『ズーロレット』が発売される。英語とドイツ語のみだが、ダウンロード販売なので日本でも遊ぶことができそう。

クニツィアの『タブラ・ラサ』は1999年にドイツで発売されたカードゲーム。今回発売されるのはその英語版『シャルルマーニュの騎士』で、向かい合って10の城を奪い合う。列ごとに同じ数字か色を出さなければならないという縛りがゲームを面白くする。2人プレイは対戦で、チーム戦ではない模様。

シャハトの『ズーロレット』は2007年に発売され、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した作品。動物をトラックに載せて集め、種類ごとに分けて余らないように檻に入れる。動物がそれぞれ動き、実際の動物園にいるかのような臨場感を味わえる。4人までプレイ可能。

iPhoneはマルチタッチディスプレイで画面を指で触ってドラッグしたりできるなど、ゲーム機として注目されており、発売1年ですでに1000タイトル以上が発売されている。ダウンロード販売で安価でソフト販売できることから、さらなるボードゲームの発売が予想される。

SpinBottle:Zooloretto
touch Arcade:Reiner Knizia's Knights of Charlemagne coming to iPhone/iPod Touch on April 8

ズーロレット

ドイツのボードゲームサークル「ヒッポダイスゲームクラブ」は、第21回となるデザイナーコンテストの結果を発表し、アメリカ人のD.サリバン氏が優勝した。

ヒッポダイス・デザイナーコンテストは毎年開かれているアナログゲームのアイデアコンテスト。未発表(製作数100部以下)のゲームが対象となる。A4用紙2枚にルールと写真を添付してエントリーすると、選考の後で試作品を送るよう通知される。その中から、推薦リストと決勝リストが選ばれ、さらに結晶の中から3位まで順位付けがなされる。

今年も選考委員は大手ボードゲームメーカーの編集者8名と、年間ゲーム大賞の審査員1名があたった。150タイトルほどの中から選ばれたD.サリバン氏の作品『貴族(Noblemen)』は、16世紀のイギリスを舞台にエリザベス1世の宮廷に影響力を及ぼすゲーム。所要時間は90〜120分となっている。

2位はJ.アラーズ氏(ドイツ)のカードゲーム、3位はS.リストハウス氏(ドイツ)のボードゲームが入賞した。このほか、今年は特別賞としてベスト子供ゲーム(Bestes Kinderspiel)がS.ブロイアー氏(ドイツ)に、夜中遊べるベストゲーム(Bestes Abendfüllende Spiel)がM.ティール氏(ドイツ)に贈られた。

ヒッポダイス賞で外国人が受賞するのは、2005年に『スクウェア・オン・セール』で優勝した澤田大樹氏以来3年ぶり。

Hippodice Spieleclub e.V.:Endrunde 2009

ラベンスバーガー社がニュルンベルグ国際玩具見本市にちなんで報告したところによると、同社の『誰だったでしょう?』の売上がコスモス社の『ケルト』を上回ったことが分かった。ドイツ年間キッズゲーム大賞の受賞作が、年間ゲーム大賞の受賞作の売上を上回るのは史上初。

『誰だったでしょう?』はAIを内蔵した機械がしゃべってゲームの進行を司るというボードゲーム。ドイツ語でしゃべるため、ドイツ語圏以外では遊ぶことができないが、それでも22万セットの売上を記録したという。作者は『誰だったでしょう?』も『ケルト』もR.クニツィア氏。

これまで年間ゲーム大賞の付録的な扱いを受けてきた年間キッズゲーム大賞。選考はすでに独立して行われているが、子供向けゲームの市場が伸びている近年、注目度がさらに高まっていきそうだ。

Spielbox-Online:Kinderspiel des Jahres überholt Spiel des Jahres

アレックス賞ボードゲームデザイナー連盟(SAZ)は、2009年のアレックス賞に、動画でゲームをレビューしたJ.ケーニンガー氏を選んだ。副賞として賞金1000ユーロが贈られ、ニュルンベルク玩具見本市で授賞式が行われる。

アレックス賞は、ボードゲームの紹介に多大な貢献をした記事に贈られるメディア賞。デザイナーの故アレックス・ランドルフ氏からその名が取られた。今年受賞したのは、ボードゲームサイト「クリッケンアーベント」に投稿された『ディディ・ドッター』のレビュー。動画でゲームのルールを分かりやすく説明し、実際に遊ぶシーンを入れて楽しさが伝わるように工夫してある。

動画配信が一般的になるに及び、ドイツのゲームサイトでは動画でゲーム紹介をするところが増えてきている。言葉だけではなかなか伝わりにくかったボードゲーム紹介に新しい可能性を開くものとして注目される。

cliquenabend.de:Didi Dotter(受賞作品)
Spielautorenzunft:ALEX 2009(docファイル)

昨年のエッセンで発売されて以来、各地で大人気を博している『ドミニオン』に、日本語版の計画が進んでいることがリオグランデ社のホームページで明らかになった。

明らかになったのはリオグランデ社がクリスマス前に掲載した年末年始の挨拶文。その中で、『ドミニオン』がわずか2ヶ月で売り切れ、2月に再発売する予定であること、3月か4月に最初の拡張セットを発売予定であること、各言語でも発売することを述べている。

計画に入っているのはすでに発売されているドイツ語版のほかにイタリア語、スペイン語、中国語、韓国語、チェコ語、ハンガリー語、ポルトガル語、ポーランド語、そして日本語の9ヶ国語。いずれも3月までにリリースしたいとしている。

リオグランデ社の販売計画は遅れることが多いが、今、世界中の愛好者に支持されている傑作が日本語で発売される日が待ち遠しい。

Rio Grande Games:Happy Holidays!

R.ホフマン逝去

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ホフマンドイツのゲームデザイナー、R.ホフマン氏が7月18日逝去した。83才。

60年代後半からゲームを発表し、『カフェ・インターナショナル』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞。『マエストロ』や『ミニスター』などで6回ノミネートされている。『マエストロ』や『ミニスター』では自らイラストも手がけた。

ご冥福をお祈りします。

spielbox-online:Spieleautor Rudi Hoffmann ist tot
TGW:ルディ・ホフマン

ドライマギアベルリンのゲームマーカー、シュミット社は7月1日、ドライマギアのレーベルを買収した。子どもゲームやファミリーゲームで数々の名作を作り出してきたドライマギアのブランドは、創業者J.リュッティンガー氏とK.カップラー氏の手を離れることになる。

ドライマギアは『すすめコブタくん(Rüsselbande)』、『オバケだぞ〜(Geistertreppe)』、『魔法使いの夜』などの子どもゲームから、『ごきぶりポーカー』、『サメ警報』などの手軽なカードゲームまで、親しみやすいゲームを発表してきた。今年のドイツ年間ゲーム大賞では『ごきぶりサラダ』が推薦リストに挙がっている。

販売についてはハンス・イム・グリュック社やアドルング社と同様にシュミット社に任せてきたが、このたびから販売だけでなく、開発と生産も委譲することになる。リュッティンガー氏の健康上の理由によるもので、ゲーム制作から手を引き、絵本の著作活動などに従事するとしている。

シュミット社の社長A.カルデンホーフェン氏は「高い創造的な独自性で有名なドライマギアのブランドにふさわしい生産・販売能力を調達するつもりだ。そうすることでこれまでもよく知られた革新的なアイデアをもつドライマギアのブランドを守っていきたい。」とコメントしている。シュミット社が既存の製品のほかに、ドライマギアのブランドで新作を作るかどうかはまだ明らかでない。

Brandora:Schmidt übernimmt Markenrechte des Drei Magier Spiele-Verlags

『アグリコラ』の発売元ルックアウトゲームズは、訂正版などの配布をホームページで発表した。無料配布されるのは第2版で変更になったカード24枚。分かりにくい表現を改めたほか、使用のヒントを追加したものもある。第1版の職業カード「小さい庭師(Kleingärtner)」と交換で、送料は負担しなければならない。

これにあわせて2つのアイテムを実費で販売する。ひとつは「Zデッキ」と呼ばれる24枚のカードで、職業カード12枚、小さい進歩カード12枚のセット。ホームページで発表されているもので、作者のローゼンベルクなどが登場する。効果は半ば冗談じみたものが多いが、『アグリコラ』ファンにはたまらない一品だ。価格は1ユーロ+送料。

もうひとつは動物コマ54個。ゲームでは四角いキューブだったものが、羊、豚、牛の形に整形された木製コマで遊べるようになる。これまた『アグリコラ』ファン垂涎のアイテムと言えるだろう。価格は6ユーロ+送料。

申し込みは「ersatzteileあっとlookout-games」までメールにて(英語可)。数に応じて送料を教えてもらえるので、PayPalなどで支払う。「小さい庭師」カードは国際郵便で送る。そのほか今年10月のエッセン国際ゲーム祭でも入手可能だという。

ドイツのボードゲーム情報誌『シュピールボックス』の最新号(2008年第3号)では家族コマに貼り付けるシールが付録になっている。同じ人物の子ども時代と大人時代のイラストが35組あり、好きなものを選んでコマの表裏に貼り付けて遊べる。どんどんチューンアップして、箱庭の楽しさを増やそう。

Lookout Games:Pimp my Agricola!
Boardgame Geek;動物コマの写真

ウーバープレイのロゴアメリカのゲームメーカー、ウーバープレイ(Überplay)社は4月28日、ウェブページで廃業したことを明らかにした。2003年以来、ドイツゲームの英語版を出版してきた同社が5年足らずで幕を閉じることになった。原因は明らかにされていないが、ドル安や原材料価格の高騰なども影響したと見られる。

ウーバープレイ社はジェレミー・ヤング氏がIT企業の売り上げを資金に設立した。共同設立者としてマーケティング専門家のマット・モーレン、トイバーの息子でカタン有限会社を手がけるグイド・トイバーがいる。

クイーンゲームズ、シュミット、コスモス、ゴルトジーバー、クレメントーニなどのドイツゲームを英語版で発売したほか、『ラー』や『綱渡り』などクニツィアの絶版ゲームを再販。またクニツィアの『ダブルオアナッシング』など独自作品もある。

アメリカでは最近同社のゲームが格安で放出されており、トラブルがあったと見られていた。サイトには「当社は廃業しましたがヨーロッパの戦略ゲームをお求めの方はリオグランデ、デイズオブワンダー、メイフェアゲームズをご利用下さい」と掲載されている。

Überplay公式サイト
Boardgamenews:Überplay Out of Business
play:game:ウーバープレイ小箱
play:game:ウーバープレイ近況

絶版リスト2008

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ドイツのボードゲーム情報サイト「シュピールボックス・オンライン」は、マールブルクのゲームアーカイブの協力で今年の絶版リストをまとめた。メーカーでもう作っていないというもので、市場に出回っている分はまだ入手可能。人気のあるものは品切れが早く始まる可能性があるので、入手を検討している方は優先順位を上げるとよいだろう。

主な絶版ゲームは以下の通り。全体のリストは下記のリンクを参照のこと。

アバクスシュピーレ:ウサギとハリネズミ(※ラベンスバーガーから再販)、ランドロード
アミーゴ:イントリーゲ
ハンス・イム・グリュック:カルカソンヌ・ディ・スタッド、フィヨルド
コスモス:バケツくずし2、レーパーバーン、バベル、盲目のニワトリ、カンダミール、万里の長城、手荷物検査、数独各シリーズ
パーカー:オリゴ、冒険者の谷
ピアトニク:銀行強盗
クイーンゲームズ:ギルド革命
ラベンスバーガー:セルティカ、パウワウ
シュミット:アンコール
ツォッホ:ジャマール、ハムスターロール、楽しい動物園、シチリアノス、ウィルス一味

Spielbox-online:Ausgespielt - Game over

新人ボードゲームデザイナーの登竜門となっているヒッポダイスデザイナーコンテストの結果が3月7日に発表された。20回目の記念となる今年も数多くの作品が応募され、主要ボードゲームメーカーの編集者が3ヶ月にわたって審査した結果は以下の通り。

1位のリースケ氏は『晴れたらいいね(Wind und Wetter、2007)』、『インカの黄金(Das Gold der Inka、2005)』の作者。イラストレーターとしては『ノートルダム』、『ドラゴンイヤー』、『明王朝』などを担当している。『アゴラ』は古代アテネの市場を舞台に、記念碑の建立と弁論術を競うゲームで、少ない自分のコマで効果的なアクションを選べるかが勝負になるという。

今年は決勝に残った6人のうち4人がドイツ人で、外国人が躍進した数年前からみるとドイツ人が多くを占めた。

【ヒッポダイスデザイナーコンテスト2008】
1位:H.リースケ(ドイツ)『アゴラ(Agora)』 
2位:A.シュテディング(ドイツ)『フィレンツェの建築士(Architekten von Florenz)』
3位:A.シーガート(アメリカ)『テンボ(Tembo)』
キッズゲーム特別賞:K.ヒーゼ(ドイツ)『エルフィ(Elfi)』
夕べを満たす特別賞:A.レーティネン、J.リナネン(フィンランド)『クツコ(Cuzco)』

Hippodice Spieleclub:Spieleautoren-Wettbewerb 2008(PDF)

論理コーチとハリネズミ怒るドイツでボードゲームデザイナーの手によるDSソフトが相次いで発売されることが分かった。

まず国内のボードゲーム愛好者にも高い評価を得ているドイツのゲームデザイナー、R.クニツィア氏による任天堂DSソフトでタイトルは『クニツィア博士の論理コーチ(Dr. Reiner Knizias Logik-Coach)』。世界を旅しながら、それぞれの都市でさまざまなゲームに挑むという。リオのカーニバルでダンサーを揃えるゲーム、シドニーのオペラハウスでメロディーを記憶するゲーム、ケープタウンで海の生き物をすばやく数えるゲーム、アステカ遺跡で石を集めるゲームなどが入っている。

日本でも川島隆太教授の「脳を鍛える」シリーズがDSソフトでヒットしたが、クニツィア氏のゲームは勉強よりも遊び心を重視した作りのようだ。

もうひとつは『原始スープ』でおなじみの夫婦デザイナー、D.マテウスとF.ネステルによる『ハリネズミ怒る(Igel Ärgern)』。上に乗ったり乗られたりしながらゴールを目指す双六ボードゲームで、初版は1990年に発売された。多彩なバリエーションルールもそのままにDSソフトに移植。子どもから大人まで遊べるゲームだ。

いずれも国内への輸入見込みは不明だが、国内でもDS版『人生ゲーム』が発売されており、アナログとデジタルの越境は今後も広がるものと見られる。

Amazon.de:Dr. Reiner Knizias Logik-Coach
Amazon.de:Igel Ärgern
Spielen von Doris & Frank:Hurry Up Hedgehog for Nintendo DS

頭脳絶好調ゲームメーカーのコスモス社(シュトゥットガルト)と家族向けのゲーム会を主催する団体ファミリーゲームズは、今日からドイツで『頭脳絶好調(Einfach Genial)』のドイツ選手権を始める。1年を通して全国50箇所で予選が行われ、各2名の代表で来年1月に決勝を行う。

『頭脳絶好調』はR.クニツィアの人気パズルゲーム。タイルを並べて同じマークを揃え得点する。ルールはいたって簡単だが、全種類を満遍なく揃えなければいけないルールのため奥が深い。日本では2004年に日本ボードゲーム大賞(入門者部門)を受賞している。

大会ルールでは3人か4人で2回戦を行う。順位によって7〜1点の得点を獲得するほか、各色の合計点数も記録し、同点の場合多いほうが上位になる仕組み。参加は無料で、予選の前にルール説明も行われるので初めてでもOKだ。

Einfach Genial Meisterschaft 2008公式ページ
メビウスゲームズ:頭脳絶好調

主要ボードゲームメーカーの代表で構成されるボードゲーム専門委員会(Fachgruppe Spiel)は、来週から開催されるニュルンベルグおもちゃ見本市に合わせて、市場調査結果を発表した。

同委員会によると昨年のボードゲーム・カードゲームの総売り上げは4億ユーロ(633億円)を突破。パズルも含めると玩具市場の17.8%を占める。子ども向けのポータブルゲーム、カードゲーム、特にポーカーの売り上げが成長を押し上げた。8%の成長率だという。

同委員会はさらに子ども向け市場の拡大を目指しておもちゃ見本市に200〜300人の教育関係者を呼び広報を展開。学校にゲームセットを送るなど教育現場での活用を目指す考えだ。

Spielbox-online:Spiele erreichen die 400-Millionen-Grenze

『モノポリー』や『スクラブル』を販売しているアメリカの玩具メーカー、ハズブロー社は4日、ボードゲームメーカーのクラニウムを買収したことを発表した。ハズブロー社にはすでにパーカーブラザーズやミルトン・ブラッドリーといったボードゲームブランドがあり、これにクラニウムを加えることによってボードゲーム事業を強化する。

クラニウムは総合なぞなぞゲーム『クラニウム』をはじめ、パチンコゲーム『バンパレナ』など一風代わったボードゲームを制作している。日本で一般発売されていなかったが、アナリストが「クラニウムはハズブローの世界的な販売ルートを手に入れた」と述べているように、今回の買収で手に入る可能性が上がった。

NIKKEI NET:ハズブロー、人気ボードゲームのメーカーを買収

去る10月21日、ドイツ・エッセンにて第6回となるカタン世界選手権が開催され、30カ国から56代表が参加し熱戦を繰り広げた。日本代表の成績は、タニカズヒロ氏が準決勝に進んだものの15位。オガワヨウジロウ氏が47位。

日本代表は過去の大会で優秀な成績を残している。2002年は池田英司氏が6位、2003年は渡辺書成氏が4位、2004年は高橋勝巳氏が3位、2006年は大井真也氏が2位と迫田潤也氏が4位。今年は悲願の優勝が期待されていたが、残念ながら準決勝敗退となった。

今年の世界チャンピオンはアイスランド代表のアルニス・ブカ氏。2位イギリス、3位フィンランド、4位マレーシアとなった。3位に入賞したヌッポーネン氏は去年の世界チャンピオン。

過去の大会から累積されている国別ランキングは1位ドイツ、2位イギリス、3位日本、4位スイスと日本は順位を1つ落としている。

公式の日本選手権が今年で終了したため来年の日本代表の選出は未定。日本には腕利きのプレイヤーがたくさんいるので何らかの方法で世界選手権に出場し、優勝を狙ってもらいたい。

Spielzentrum Herne: Catan Weltmeisterschaft 2007

SPIEL'07閉幕

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世界最大のボードゲームイベントであるエッセン国際ゲーム祭SPIEL'07が10月18〜21日の4日間にわたって開催された。

今年25回という節目を迎えるこの催しは、主催のフリードヘルム・メルツ社によると入場者数は148,000人と微減だったものの、出展が30カ国から758団体、新作が約500タイトルと新記録を樹立。盛況ぶりは全く衰えていない。来年の会期は10月23〜26日。

毎年会場でリアルタイムの人気投票を行っている『フェアプレイ』スカウトアクションは、今年から結果を毎日ブログで即日発表。最終日の結果は以下のようになった(50票以上、数字は平均)。1位は、6年ぶりに新作を発表したK.H.シュミールの『護民官』。

このリストで上位に入ったゲームは、翌年のドイツ年間ゲーム大賞やドイツゲーム賞に入賞するものが多いので注目される。各ゲームの概要についてはエッセン新作情報参照。

1位 護民官(K.H.シュミール / ハイデルベルガー) 1.6
2位 アグリコラ(U.ローゼンベルク / ルックアウト) 1,7
3位 ハンブルグム(W.ゲルツ / エガート) 2,0
4位 キューバ(M.リーネック、S.シュタドラー / エガート) 2,0
5位 順風満帆(T.ランズフォークト / ファランクス) 2,1
6位 ドラゴンイヤー(S.フェルト / アレア) 2,2
7位 キングスブルク(A.チャルベジオ / L.イエナコ / トルアント) 2,3
8位 いかさま師(F.フリーゼ / 2F) 2,3
9位 ダージリング(G.ブルクハルト / アバクス) 2,4
10位 アミティス(C.デマージ / イスタリ) 2,4

日本から出展したヤポンブランドは、ゲームマーケットで発表された作品や伝統ゲームを出品。『ルールの達人』や『落水邸物語』などが好評だったようだ。

Fairplay Online: Scoutaktion 2007 – Das Endergebnis
Spielbox Online: Erfolgreiche Bilanz der Spieltage
ヤポンブランドブログ:速報エッセンシュピール'07

アダムシュピールトドイツのボードゲームショップ、アダムシュピールト(Adam spielt)は年内で閉店することを発表した。現在受け付けている未発売製品の予約は取り消され、数日内に在庫一掃処分セールが始まる。

アダムシュピールトはプレイミーなどと並ぶドイツの代表的なボードゲーム通販ショップ。小さいメーカーの製品も幅広く取り扱い、また定期的に分厚いゲームカタログを顧客に発送するなど、特色あるゲームショップとして海外からも利用されていた。

創業者のフリードヘルム・アダム氏が健康上の理由で1年半前に退いてから、営業は有限会社に移管されていた。ホームページのデザインを刷新するなど改善に努めてきたが、近年どんどん増えている他店との価格競争が激化したのが閉店の理由だという。オンライン通販の難しさを物語る苦渋の決断だった。

Adam spielt:Wichtige Informationen

今年の春に行われていたボーナンザ・イラストコンテストの入賞者がルックアウトゲームズのホームページで発表され、日本人のMie Hino氏とYuji Furukawa氏がそれぞれ2部門で3位に入賞した。

ボーナンザ・イラストコンテストは人気カードゲーム『ボーナンザ』の発売10周年を記念して開かれたもの。応募されたイラストを使って1枚1枚カードの異なるボーナンザ『ファン・ボーナンザ』が今秋発売される。

Mie Hino氏が入賞したのはAugenbohn(10の豆)とBrechbohn(14の豆)、Yuji Furukawa氏が入賞したのはFeuerbohn(18の豆)とBlaue Bohn(20の豆)。いずれも3等賞で、イラストの採用に加えて、賞金10ユーロ、記念品に『ファンボーナンザ』1セットが贈られる。

ドイツのゲームに、日本人のイラストが採用されるのは昨年発売された『グリーンタウン』(佐藤朗氏)以来となり、これでまた『ファンボーナンザ』を遊ぶ楽しみがひとつ増えたと言えよう。

Lookout Games:Fan-Bohnanza: Wir haben Gewinner!
ボードゲームキングダム:『ボーナンザ』イラストコンテストに応募しよう!

デロンシュ氏逝去

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デロンシュ『トランスアメリカ』や『マニラ』などで知られるドイツのボードゲームデザイナー、F-B.デロンシュ氏が9月2日、癌のため亡くなった。享年50才。

ミュンヘンの裁判官であるデロンシュ氏は、99年に『ビッグシティ』でデビュー、2002年の『トランスアメリカ』はドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞2位に輝いた。『マニラ』、『フィヨルド』、『決算日』などの親しみやすく悩ましいゲームを作り、日本でも愛好されている。

メビウスで発売されたばかりの『ザンジバル』が最後の遺作となった。今秋エッセンで発表される予定だった氏の新作は発売されないという。年令からしてまだまだこれから楽しい作品を発表し続けてくれるものと思われただけに残念だ。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

Spielbox.de:Trauer um Franz-Benno Delonge
TGW:フランツ=ベンノ・デロンシュ
Amazon.co.jp:ザンジバル

ドイツのボードゲーム卸売大手ハイデルベルガー出版は8月1日から、アレアのゲームを取り扱うことを発表した。

アレアは老舗メーカー、ラベンスバーガー社の1レーベルとして発足。フリーク向けに戦略性の高い作品を専門に制作し、国内外のコアな愛好者から高い評価と注目を集めている。これまで、販売はラベンスバーガー社が受け持っていたが、来月からハイデルベルガー出版に移譲。近年、国際的な実績を積み重ねている同社の販売力に期待したという。

ハイデルベルガーはヤポンブランドを含む世界のゲームメーカーを取り扱っており、フリーク向けのゲームが多い。アレアの移譲は、世界中のフリークにより行き渡りやすいようにするための措置。一方、ハイデルベルガーにとっても、世界的に名高いアレアブランドを取り扱うことで売上増を見込む。

『ラー』や『プエルトリコ』など数々の名作を世に出してきたアレアも、昨年のドイツゲーム賞では9位と10位に終わるなどやや停滞気味。今回の販売移譲は一種のリストラという見方もできなくはない。新たなパートナーを見つけることで、従来のフリークだけでなく一般層への知名度向上も見込む。

日本ではアレアはメビウスゲームズ(東京)、ハイデルベルガーはゲームストアバネスト(名古屋)が取り扱っているが、今回の販売移譲で輸入ルートが変わるかどうかは不明だ。

Brandora:Heidelberger Spieleverlag übernimmt den Vertrieb für alea Spiele
alea公式サイト

ドイツのゲームサイトspielbarでは今年発売されたばかりの新作の評価アンケートを実施し、結果を発表した。各ゲームを6段階評価する形式で、262名が参加している。

1位にはアレアの『ノートルダム』が入った。オーバーホフ・ゲーム会賞プフェファークーヘル2007に続く1番人気で、目下のところドイツゲーム賞に1番近いゲームと言えるだろう。次点にはドイツ年間ゲーム大賞でノミネートされている『ズーロレット』。ドイツ年間ゲーム大賞は一般の人気を考慮せずにゲーム内容だけで選出するが、このゲームが受賞すればゲーム愛好者にも支持されたことになるだろう。

3位の『フィレンツェの匠』、4位の『チグリス・ユーフラテス』、6位の『キャントストップ』、13位の『メディチ』など、人気作のリメイクも目立つ。有名デザイナーの新作として注目された新作が厳しい評価に合っているのと対照的である。

【ボードゲームアンケート:2007年前半】
1位:ノートルダム(1.87/193票)
2位:ズーロレット(2.06/126票)
3位:フィレンツェの匠(2.15/129票)
4位:チグリス・ユーフラテス(2.31/134票)
5位:ヴァイキング(2.42/246票)
6位:キャントストップ(2.47/142票)
7位:カタンの開拓者:商人とバーバリアン(2.52/47票)
8位:タイド・オブ・アイロン(2.53/12票)
9位:ダイスビンゴ(2.54/49票)
10位:発見の時代(2.56/57票)

Spieleumfrage:Spieleneuheiten Frühjahr 2007

アメリカのゲーム愛好者が作るインターネット・グループ「ミープル」は、1000名を超えるメンバーで2006年のベスト3「ミープルチョイス(Meeple Choice)」を選出した。

ドイツ年間ゲーム大賞2006のノミネートに入った2作と、今年ノミネートされている『イスファハン』という顔ぶれ。秋に発売されたばかりの『イスファハン』が入ったことは、このゲームの人気の高さを物語っている。

今年は絶対的に1番人気のゲームが存在せず、順位の変動が大きかったという。そのためあと一歩だった5つのゲームも準優勝として発表された。

「ミープル」はカタンに始まるドイツゲームに刺激を受けて結成されたグループで、フリーク向けの重量級ゲームを選出している。コアゲーマーにとってはドイツゲーム賞と並んで参考になる賞だろう。

【ミープルチョイス2006】
・ブルームーンシティ(Blue Moon City / R.クニツィア / コスモス, 2006)
・郵便馬車(Thurn und Taxis / A.ザイファルト / ハンス・イム・グリュック, 2006)
・イスファハン(Yspahan / S.ポーション / イスタリ, 2006)
準優勝作:全時代(Through the Ages)、カナルマニア(Canal Mania)、大聖堂(Die Säulen der Erde)、インペリアル(Imperial)、ファクトリーファン(Factory Fun)

spielbox-online:Preisträger des Meeples Choice Award 2006 stehen fest
Meeples' Choice

トイザらスのドイツ支店長らが集まり、ドイツのおもちゃの中から毎年トップ10を選出している「おもちゃトップ10(Top 10 Spielzeug)」の2007年ノミネートが発表された。

ボードゲームでノミネートされているのは、『クラニウム・ファミリー版(Cranium Family Fun)』など。チームでスケッチやジェスチャーなど16のミニゲームを集めたコミュニケーションゲームで、ドイツ版はジャンボ社より発売されている。

「おもちゃトップ10」には昨年『ロス・マンフォス(Los Mampfos)』、一昨年『ごろごろカメさん(Schildi Schildkröte)』、2004年には『チケットトゥライド(Zug um Zug)』が選ばれている。今年も1つはボードゲームが選ばれそうだ。

結果はクリスマス商戦前の9月に発表される。

Top 10 Spielzeug 2007
BGG: Cranium The Family Fun Game

『ボーナンザ』イラストコンテストに応募しよう!(Boardgame Kingdomニュース)」でお伝えしたイラストコンテストの〆切が、5月末日から6月15日に延長された。

『ツァヴァンドールのドラゴン使い』でも示されたとおり、絵の上手下手は関係なく、独創的な絵が選ばれる。ここはひとつ、ジャパニーズテイストの絵を応募して、賞金100ユーロを狙ってみてはどうだろうか?

応募は紙の場合郵送、デジタルデータの場合はメールにて。詳しくは上記のニュース参照。

R.クニツィア氏の準ホームページ「Reiner Knizia@Convivium」にあるダウンロードコーナーに、『ブルームーンシティ』の拡張タイルなどが追加された。

このタイルはドイツのボードゲーム情報誌『spielbox』2006年9月に発売された「クニツィア大全(Knizia Almanach)」と2006年6号の付録として発売されたもの。ダウンロードされるPDFファイルにはドイツ語の説明が付属するが、英語の説明はこちら(パート2のみ)。

ダウンロードコーナーにはこのほかにも、『冒険者の谷(Tal der Abenteuer)』の追加カードや『頭脳絶好調パズル(Einfach Genial Knobelspass)』の追加問題も載っている。いずれも日本では未発売の作品だが、興味があればこちらも試してみよう。

シャハトの新作『ズーロレット(Zooloretto、国内未発売)』を販売しているアバクスシュピーレ社では、メールで申し込んだ人全員に拡張シートを送るキャンペーンを行っている。

応募方法は、zooloretto@abacusspiele.deまで氏名と住所を送るだけ。〆切は5月21日で、その後にポストカードが送られてくる。また抽選でアバクスシュピーレ社の新作も当たるという。

アバクスシュピーレでは、これまでにも『ハンザ』の新ボーナス表、『カリフォルニア』の新ボーナスカードなどを郵送配布してきた。無料の拡張を配布することで、ゲーム本体の購入を増やすのが狙いと見られる。

『ズーロレット』はフェデュッティのゲーム会で一番多く遊ばれ、オーバーホフゲーム会でも4位に入るなど、新作の中で評価が高い。日本では未発売だが、いずれ発売されるまで、この拡張を手に入れて楽しみにしておこう。

Abacusspiele - Gewinnspiel

ドイツで2番目に大規模なゲーム賞であるドイツゲーム賞(Deutscher Spiele Preis)のインターネット受付が5月1日から始まった。この賞は一般投票の得票数によって決められる純粋な人気投票で、ゲーマー好みの新作がランクインする。

投票はこちらから、ファミリーゲーム/大人用ゲームとして5タイトルまで、子どもゲームとして1タイトルまでのタイトルとメーカーを記入。投票者の情報として上から名前(Vorname)、名字(Nachname)、番地+町名(Straße)、市町村名(PLZ)、都道府県名(Ort)、国名(Land)、電話番号(Telefon)、Eメール(E-Mail-Adresse)を全て入力して送る(Absenden)ボタン。入力したアドレスに認証メールが送られてくるので、そこにあるリンクをクリックしてはじめて有効票となる。

対象となるのは昨年のエッセン今年のニュルンベルクで発表になった新作。〆切は7月末日で、時間はまだたっぷりあるからじっくり遊んでお気に入りのゲームを投票しよう。

フランスのゲームデザイナー、B.フェデュッティ氏は知り合いを集めて「ルドパティック」というゲーム会を毎年開いている。13回目となる今年のレポートが、フェデュッティ氏のホームページで掲載された。

レポートによると、新作の中で一番多く遊ばれていた作品は『ズーロレット(Zooloretto、アバクス)』と『テーベの東(Jenseits von Theben、クイーンゲームズ)』、3番目に『コロッセウム(Colosseum)』だったという。またフェデュッティ自身のヒット作として『サッカーリグレット(Ligretto Football)』、『ベガス・ショーダウン(Vegas Showdown)』、そして『ヒーロースケープ(Heroscape)』を挙げている。

ゲームデザイナーも15名ほどが参加し、思い思いの試作品をテストプレイしあった。フランス人デザイナーにはフェデュッティ氏と仲のよいB.カタラ氏、S.ラジェ氏のほか近年ではL.モーブラン氏(『キャッシュ&ガンズ』)、S.ポーション氏(『イスファハン』)なども次々と新しいゲームを発表しており、このテストプレイからまた注目の新作が生まれそうだ。

このほか、各自5ユーロ紙幣をもってその番号を競う『紙幣ライアーズダイス』の大会や、屋外の広い場所で行う『キャッシュ&ガンズライブ』など、遊び心満載のイベントがいっぱい。参加者は思い思いに楽しんだようだ。

XIIIèmes Rencontres Ludopathiques Etourvy 20-22 avril 2007


オーバーホフ・ゲーム会は、ドイツ中部の都市オーバーホフで毎年この時期に1週間にわたって開かれるイベントだ。今年も200名ほどの愛好者が集い、会の終了時に人気投票「Pfefferkuchel」を行った。

この人気投票は母集団は小さいものの今年発売されたばかりのゲームが投票にかけられており、ドイツゲーム賞の前哨戦の様相を呈している。昨年の1位『郵便馬車』はドイツゲーム賞で2位、2位の『ケイラス』は1位に輝いた。一昨年の1位『ルイ14世』はドイツゲーム賞でも1位。今年の結果も、高い確率でドイツゲーム賞に近いと予想される。

今年4回目となるこの人気投票の結果は以下のとおり。1位にはアレアの新作『ノートルダム』が輝いた。日本にはメビウスがすでに頒布会とゲームマーケットで先行販売し、まもなく一般発売されるだろう。2位の『バイキング』も発売間近だ。

オーバーホフ・ゲーム会賞プフェファークーヘル2007
1位:ノートルダム(Notre Dame)
2位:ヴァイキング(Wikinger)
3位:イスファハン(Yspahan)
4位:ズーロレット(Zooloretto)
5位:コロッセウム(Colosseum)
6位:レオナルドダヴィンチ(Maestro Leonardo)
7位:大聖堂(Die Säulen der Erde)
8位:トラッパー(Trapper)
9位:ブルグアッペンツェル(Burg Appenzell)
10位:アルカディアの建設(Die Baumeister von Arkadia)

Pfefferkuchel 2007(pfeffersaecke.de)
Pfefferkuchel eröffnet Reigen der Spielepreise 2007(spielbox-online)

Venedig - Mehr Lesestoff fuer Baumeister(建築士の皆さんはもっと読むものがありました)

ドイツのゲームメーカー、アミーゴ社は今年発売したばかりの新作『ヴェネチア(Venedig)』の初版1000セットに欠品があることを発表した。欠品はルール概要カード。本来は全員分の5枚が入っているところが、1枚しか入っていないという。

同社では申し込みフォームから申し出た人に無料で送るという。またすぐ遊びたい人には、製品ホームページからダウンロード(PDF)できるようにもした。

ドイツ語のルール概要カードなので、日本人にとってはプレイ上問題ない欠品だと思うが、お知らせのタイトルがオシャレだ。書き出しも「ものをなくす悪魔がイタズラしまして……」。ゲームの重要な部品の欠品であればこうはいかないだろうけれども、面白さとともに、こういう小さなミスもきちんと報告する誠実さも伝わってくる。

あなたの『ヴェネチア』にルールカードが1枚しか入っていなかったら、それは初版ですよ!

遊宝洞の『妖精奇譚』の英語版を手がけたズィーマンゲームズ(ニューヨーク)が、ホームページで『Stack Market(原題:グラグラカンパニー)』と『Owner's Choice(原題:オーナーズチョイス)』のページを立ち上げ、英語ルールを公開した。

Z-Man Games: Stack Market
Z-Man Games: Owner's Choice

この2作はともに日本産のボードゲーム。『グラグラカンパニー』は川崎晋氏がグランペールから発売した経営ゲームで、ダイスでビルを積み上げる手先の器用さと、崩れないビルを見極める観察力が試される。『オーナーズチョイス』は、池田康隆氏がボードゲームリパブリックから発売した株式ゲーム。儲かる株の見極めとダイス運が相場師の血を熱くさせる。

TGWレポート グラグラカンパニー
TGWレポート オーナーズチョイス

英語版の価格は『Stack Market』が24.99ドル(約2900円)、オーナーズチョイスが29.99ドル(約3500円)。コンポーネントの出来などは不明ながらも、日本版の価格(それぞれ3500円、4800円)より抑えることに成功している(ただし逆輸入すれば送料などのため安くない可能性も)。

ズィーマンゲームズでは川崎晋氏の『R-ECO』を今夏に、『カルタゴの貿易商』を今秋か来年に発売するとしており、エッセンでヤポンブランドが出展した日本産ゲームの魅力が、海外に伝わりつつあるようだ。

ドイツをはじめとするヨーロッパのボードゲームを楽しむ愛好者にとって悩みの種は最近のユーロ高。現在1ユーロは157円にまで上昇しており、120円前後だった5年前と比べて30〜40円も高い(Yahoo!ファイナンス)。ボードゲームの価格が約20ユーロだすると、700円も値上がりしていることになる。30ユーロ近い大箱ボードゲームでは1000円以上の値上がり。かつては5000円台だったものが、6000円とか7000円になると、よほど面白くて何度も遊べるという確信がない限り、やすやすとは手が出せないだろう。
これに対してドイツやフランスの財務相が、7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で円安対策を取り上げる考えを示した(日本経済新聞)。輸出産業への悪影響を懸念してのことだという。
もっとも、日本市場に大きく依存しているようなボードゲームメーカーはほとんどないから輸出面での悪影響は少ないと言えるだろう。しかし日本の愛好者にとっては大問題。このままユーロ高が進行すれば、ボードゲームの買い控えが進んだり、エッセンのボードゲーム祭などに渡航する人が減ったりして、日本のボードゲーム界が冷え込む可能性がある(その分国産ゲームが活躍すればよいわけですが)。
ガンバレ、シュタインブリュック財務相(ドイツ)!

SCRABBLEスクラブル・オリジナル(楽天)1月28日から3夜連続で放送されたNHKスペシャル「インドの衝撃」の第1回「わき上がる頭脳パワー」で、小学生の子どもが家庭で算数スクラブルを遊ぶ姿が映った。
算数スクラブルとは、15×15のマスにアルファベットのコマを並べて英単語を作るワードゲーム『スクラブル』のアルファベットを、数字と+−×÷=にしたものである。「4×3=5+7」というようにタイルを並べ、長くつなげるほど得点が高い。
インドでは「Scrabble Math Magic」というタイトルで販売されているが、少し調べたところ日本はもとよりボードゲーム大国のドイツや、スクラブルの発祥の地アメリカでも販売されていないようだ。スクラブルの販売元であるマテル社のページにも載っていない。簡易版をネットでダウンロードして遊ぶことができるが、実際やってみると思いのほか頭を使う。
日本だったら多くの子どもが顔を背けそうなこのゲームを、親が押し付けているわけでもなく、家族団らんしながら遊ぶのが日課だという小学生。まだ掛け算も習っていない1年生の妹もこのゲームで姉にもまれて計算を覚えている。このゲームで算数を学ぼうというのではなく、算数が好きだからこのゲームを遊ぶというところがすごい。
ものがない時代に元手のかからない頭脳で立国をめざし、特に数学に重きを置いてきたインドの精神は脈々と受け継がれている。九九は二桁まで覚えるというインドと、理系離れが進む日本。経済大国の座を譲るのは近い将来かもしれない。インドに負けないように、ボードゲーム好きな子どもを育てよう!



アミーゴから昨秋発売されたドラゴンライダー(Drachenreiter)は、厳密にコマの距離を測らなければいけないのにコマがすべってずれやすいという致命的な欠陥を抱え、H@LL9000の2005年を振り返ってアンケートで失敗作ゲーム1位、発売半年で早くも消えそうになっている。


その声を聞きつけたのか、アミーゴ社では滑り止めの無料配布を始めた。不良部品や欠品の申込と同様に専用のフォームから「滑り止め(Antirutsch-Klebefolie)」を注文する。送料も無料(国外まで本当に無料なのかは確かめてみないと分からない)。


自分でコマのかたちに切り抜いて貼り付ける。もしかしたらホームセンターなどで似たようなものが売っているだろうから、これにヒントを得て自分で買ってきてしまうのもよい。1回やってつまらなかったゲーム(特に5,000円以上もするボードゲーム)をそのままにしておくのはもったいない。


売りっぱなしにしないアミーゴ社のこうした対応には好感がもてる。発売前に分かっていれば滑り止めを同梱でき、評価ももっと上がったのだろうが、これもゲーム開発期間の短縮による弊害だろうか。




美しいコンポーネントと魅力的なラインナップで赤丸急上昇中の国際メーカー、デイズ・オブ・ワンダー社が自社サイトで来年のカレンダーを販売している。10ドル。


http://www.daysofwonder.com/index.php?t=calendar&rid=&S=35b616d2a6e04eb6334348bfa751218e


どーせ外国の暦だろ?と侮ってはいけない。ゲーム祭の日程、デザイナーの誕生日、ボードゲーム史上大事な日が掲載されているのだ。ほ、ほしい!




エッセンで10月13?16日の4日間にわたって開催されたボードゲームメッセSpiel'05(コミックメッセ併設)の入場者数は144,000人で、昨年より5500人(4%)の減だった。


出展者数は昨年の24ヶ国690団体から30ヶ国723団体に増えて新記録をマークしたが、入場者は2003年の15万人をピークに頭打ちとなっている。そのため出展者1団体あたりの来場者数で見ると3年前から2割以上も減ったことになる(下表)。


出展者にとってエッセンの魅力は、もう1つのボードゲームイベント・ニュルンベルクおもちゃ見本市と比べて出展料が安価なことだ。それで世界のボードゲーム製作者たちをひきつけているが、その実閑古鳥が鳴いているブースも散見される。出展すればよいという時代から集客は実力次第という時代に移り変わっているようだ。


また、今年出展した遊宝洞の方のお話によれば、迷子になりそうな広大なホールのため、ブースが入口付近にあるか奥地にあるかで集客数がかなり変わるらしい。


【エッセンSPIELの入場者数と出展者数】


年 入場者数 出展者数 1出展者あたりの入場者数(四捨五入)


2002 148,000人 573団体 258人


2003 150,000人 612団体 245人


2004 149,500人 690団体 217人


2005 144,000人 723団体 199人




昨日までの4日間にわたって、ドイツ・エッセンで年に1度のボードゲーム・メッセ「Spiel」が行われた。ゲーム情報誌『フェアプレイ』が「Scoutaktion」というアンケート調査を毎年会場で行っていて、新作の評価をいち早く知るのに役立つ。それが今年はもう公開されているので、行かなかった者としてはありがたい。これを見ながら、今年の新作の品揃えを見ていこう。


まず、全体に評価の高かったゲーム。30票以上で平均の高い順に以下のようになる(カッコ内は左が獲得票数、右が6段階評価の平均)。



  1. ケイラス(Ystari) 143/1.68

  2. 電力会社拡張・イタリアとフランス(2F-Spiele) 49/1,80

  3. ビキニ(Edition PlayMe) 159/1.91

  4. ピュンクト(Don & Co) 71/1.94

  5. キャメロットを覆う影(Days of Wonder) 176/1.96

  6. オスティア(Pro Ludo) 32/1.97

  7. 君主論(Mind the Move) 105/1.98

  8. 三頭政治の終焉(Lookout Games) 74/2.05

  9. 古代(Eggert-Spiele) 125/2.06

  10. シェアパニック(Fragor Games) 86/2.09


1位となった「ケイラス」は昨年「イス」を発売したフランスのイスタリ社のゲーム。プレイヤーは建築家となってフェリペ王のために城を作る。城の材料や資金は城下街のお店に部下を配置して調達するのだが、お店にはいろいろな種類があり、利用するお店の組み合わせが楽しい。


3位の「ビキニ」はゲームショップのPlayMeが初めて出版した作品。タイルめくりと陣取りのゲームで、ビキニ環礁で島を発見して影響下におさめるゲームだ。島がたくさんあるので、そこをどう戦略的につなげていくかがポイント。


10位の「シェアパニック」は昨年エッセンで評価が高かった「リープフロッグ」をカエルからヒツジに変えたリメイクもの。


それ以外のゲームについては、Table Games in the Worldのエッセン新作情報を参照されたい。


さて、毎年このリストになかなか入らないメジャーなメーカーの期待作はというと、以下の通り。メジャーなメーカーは、期待が高いせいか評価が厳しくなる傾向があるので、上記のものとは一概に比べることはできない。しかし以下のリストだけに絞ってみれば、何が面白かったかは見えてくるだろう。



  • ラム酒と名誉(alea) 57/2.39

  • オルトレマーレ(Amigo) 206/2.14

  • ドラゴンライダー(Amigo) 124/3.76

  • アーク(Doris & Frank) 147/2.22

  • 魔法のほうき(Kosmos) 79/2,44

  • エラズント(Kosmos) 154/2.47

  • ベオウルフ(Kosmos) 101/3,52

  • ハチエンダ(Hans im Glück) 191/2,43

  • チグリス・ユーフラテスカードゲーム(Hans im Glück) 96/2.68

  • カルカソンヌ・新しい国(Hans im Glück) 135/3,01

  • お金は臭くない(Goldsieber) 105/3.14


この中ではダントツ、昨年評判だったゲームのリメイク「オルトレ・マーレ」がトップで、次にドリス・フランクの3年ぶりの新作「アーク」が入る。アレアの「ラム酒と名誉」は「サンファン」「ルイ14世」と比べるとインパクトがないが、ハズしてはいないようだ。同様に、クラマーの戦略ゲーム「ハチエンダ」、今春から発売が延期となっていた「魔法のほうき」、「カンダミール」でコケていたカタン新シリーズの「エラズント」も評価が高い。一方で「ドラゴンライダー」「ベオウルフ」「カルカソンヌ・新しい国」「お金は臭くない」は平均以下となっている。


最後に日本のメーカー。今年は遊宝洞もグラパックジャパンも予めドイツのウェブで紹介されており、スカウトでも投票が入った。票数がドイツのメーカーから見れば少ないのは仕方ないとして、高い評価が集まっているのは嬉しい。



  • 幻影奇譚(遊宝洞) 17/2.24

  • ワルモノ2(グラパックジャパン) 11/2.27

  • サッカーチェス(グラパックジャパン) 9/2.44

カタンショップ

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ドイツの現代ボードゲームを代表するカタン。そのカタン関連の品だけを販売するショップのサイトを見つけた。


Catan Shop(http://www.catanshop.de/)


取り扱いアイテムはカタン基本セットから各種拡張(新旧共)、宇宙カタン、「レーベンヘルツ」「ニューエントデッカー」など作者トイバーの作品、カタンボックス、カタンのタイルやコマのパーツ(新旧共)、カタンマグカップ、カタンバスタオル、小説カタン、カタンの歴史など網羅的だ。


すごいなあと思ったが、発送はドイツ、オーストリア、スイス、オランダ、デンマーク、スウェーデン、ベルギー、フランス、ルクセンブルク限定。


悔しいのでメールで問い合わせてみたら、日本への発送はしていないがカプコンがカタンを出しているからそれを購入してはどうかという。そんなのは知ってるよ、僕がほしいのはカタンマグカップなんだ(変な日本人だ)と返事すると、それはカタンショップオリジナルだから他では買えないから、エッセンに来るかドイツに住んでいる知り合いに頼んだらとのこと。日本に送れないのは決済システムのせいだとか。


でもすぐに返事をくれるベンヤミン・トイバー氏(クラウスの次男?)には好感が持てた。


ゲームのコピー

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ゲームを買わずに遊ぶ倫理」について。ボードゲームに特許はないが、コピーを作って遊ぶのは倫理的に是か非か。イラストやテキストを丸写しするのは著作権侵害にあたるが、類似品を自作して遊ぶのはそのゲームに触れる機会を増やすという点から悪いことではないという見解。(The Game Journal)

独  6月4、5日の2日間にわたって毎年恒例のゲッティンゲン・ゲームデザイナー会議(Spieleautorentreffen
in Göttingen)が開催されました。ゲームデザイナー連盟(SAZ)に加盟する140名のデザイナーが参加。新作の試作品を紹介して、相互の情報交換を行いました。

 会議では4つの賞の授賞式があり、まずボードゲーム界に革新的な貢献をした人物に贈られる第2回インノ・シュパッツ賞(InnoSpatz、賞金500ユーロ)はドイツ・ボードゲーム博物館の館長P.レムッケ氏。20年前からハンブルク(現在はケムニッツ)で博物館を続けてきた功績が評価されました。30,000点のボードゲームを収蔵、1階では1,500点のゲームがすぐに遊べるようになっています。。

 次にボードゲームを効果的に紹介したメディアに贈られる第1回アレックス賞(ALEX、賞金1000ユーロ)は、ハンブルクの雑誌「ゲーマガジン(GEE Magazin)」で「机上演習・東(Planspiel Ost)」という記事を執筆したT.ミシュケ氏。奨励賞として「日本と韓国のボードゲーム」のU.バルチ氏ほか2名が受賞しています。

 そして先日発表された第17回ヒッポダイス・ゲームデザイナーコンテストは優勝者の沢田氏をはじめ、上位を独占した外国人が全員欠席だったため、決勝に残った2名のドイツ人が代表して受賞しました。

 最後に年間ゲーム大賞審査委員会が主催した第1回後継者デザイナー賞(Der Autoren - Nachwuchspreis、賞金2500ユーロ)はスイス人のS.ポーション氏に贈られ、このほか4名のドイツ人がノミネートされました。

 各賞の審査員にはその道の専門家をあて、公平な選出が配慮されています。ここにデザイナー、メーカー、ジャーナリズムが一体となってボードゲームの発展に力をあわせている姿を見ることができます。なお、ゲームデザイナー連盟の議長はムーン氏に替わってカサソラ氏が就任しました。(H@LL9000)

独紙カタン コスモス社が販促のためピザのおまけとして配布していた「カタン―紙と鉛筆で遊ぼう」のフリーダウンロードが始まりました。ボードと資源カードと盗賊を印刷して切り取り、ダイス2コと4色の鉛筆かペンを用意すれば遊ぶことができます。

 ルールは簡略版で、開拓地と都市で7点獲得することで勝利となり、発展カードはありません。ボードには初期配置がすんだものと初期配置から始めるものの2種類があり、それぞれ4つのボードがあります。面白さが分かった人はコスモス社の廉価版(ゴールドエディション)へ。

 トライソフト、カプコン、ハナヤマによって日本でも広まったカタンですが、発売当時ドイツでも言われていたように覚えるルールが多く、初めてボードゲームに触れる人にとってはよくわからないという声もあります。このためルール把握という敷居を下げることで、知名度は高くてもこれまで敬遠していた人にも触れてもらおうというコスモス社の戦略があるようです。(Catanien)

バックパッカーのためのエッセンガイド。10日間の鉄道フリーパスを買ってフランクフルトからメルヘン街道をのんびり北上、小さい街を選んで宿泊、でもゲームにだけは金を惜しまない。大箱の中に中箱、中箱の中に小箱を入れてスペース節約などの運搬方法も。(Gamewire)

新作の評価

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新聞記事から訳出。


ムンバイ発:R.M.シャンカラが『私の夢の女神』(インド歌謡曲)を口ずさんでいたら,それはきっとキャロムのクイーンのことにちがいない。


シャンカラはバンガロール出身でインディアン・エアラインズ代表選手、28才の屈強な男だ。キャロムのランキング1位、世界チャンピオンである。この度はアンデーリ・スポーツコンプレックスで開かれた第34回ムンバイ大会・全国大会でムンバイに来ていた。彼は2000年デリーで行われた世界選手権を制覇し、2004年のスリランカ大会も優勝している。


「兄がキャロムプレイヤーで、プレイしているのを見てキャロムを好きになりました。」シャンカラは語る。「それからマリア・イルダヤムに憧れ始めました。彼のような世界チャンピオンになりたかったのです。タイトル獲得でやっと望みが叶いました。」


キャロムの国際大会が東南アジア諸国だけで行われていると思ったら間違いだ。アメリカ合衆国、フランス、イギリス、ドイツも参加している。シャンカラ自身もヨーロッパやアメリカ、マレーシアでプレイしたことがある。


「マレーシアは初めて行った外国でした」とシャンカラ。大会ではストライカーを3つ持ち歩く。「大会の前に10日間合宿をしました。旅行は心配でしたが、役員たちが安心させてくれました。」


バンガロールで彼はインディアン・エアラインズの交通管制官をしているが、コーチのR.S.サリム・アーメドと毎日8時間練習する。「白でも黒でもスラムを狙いますよ。」スラムとは、いずれかの色をクイーンと共に全て落とすことで達成される。


集中力を高めるため、シャンカラは朝に1時間ヨーガを行う。また、チェスを観戦して静かながら激しい戦いに感心したり、プレイヤーの精神力に驚いたりすると言う。額を指差して「マインドゲームですね。ちょっとキャロムに似ています。プレイはしませんけど。」


シャンカラはほかに趣味がない。結婚もしていない。「時間がないんです。」(The Times of India 2005/4/6)


乗車券ドイツ大会

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すでに32万セットを売り上げたという乗車券ドイツ大会が開催。ゲーム図書館やサークルなどを会場に、予選は乗車券を2戦、決勝は乗車券ヨーロッパで戦う。(Spielbox-online)

独  ドイツのゲームサイト・Pöppelkisteのディット夫妻が主催するゲーム会「オーバーホフゲーム会」で遊ばれた新作から、参加者の評価を集計したリストが発表されました。このゲーム会はイースターを利用し、新作だけを集めて大人から子どもまで約200名が遊ぶもので、今年で5回目となります。

 結果は2位に2倍以上差をつけダントツでルイ14世が1位。難易度の面から年間大賞は難しいとしても、ドイツゲーム賞の声が早くも上がっています。意外な結果に終わったのがバベルの塔。期待とは裏腹に10位以内にも入りませんでした。2位には時間制限パターン認識ゲームのウボンゴが入っています。

 このリストは実際に遊ばれたリストであることから先の「特別勝利ポイント・期待作リスト」よりも信頼のおける評価となっています。ただし、ゴー・ウェスト魔法のほうきなど、未発売のものもありますので順位はまだ流動的です。

 今年の傾向として短時間で終わるゲームが増え、1つのゲームをメンバーを変えて何回も遊んだりしたといいます。家族ゲームを目指すメーカーとしてプレイ時間の短縮は意図的なものと考えられますが、長時間ゲームを楽しみたい愛好者にとっては物足りないようです。(Pöppelkiste

【オーバーホフゲーム会人気リスト】

1位:ルイ14世(Louis XIV / R.Dorn / alea)

2位:ウボンゴ(Ubongo / G.Rejchtman / Kosmos)

3位:ナイアガラ(Niagara / T.Liesching / Zoch)

4位:ダイヤモンド(Diamant / B.Faidutti & A.R.Moon / Schmidt)

5位:アマゾン(Amazonas / S.Dorra / Kosmos)

以下オーストラリア(Australia)、ツァバンドールの王笏(Das Zepter von Zavandor)、ソロモン王の財宝(König Salomons Schatzkammer)、乗車券ヨーロッパ(Zug um Zug Europa)、マニラ(Manila)

イタリアのカードゲームバン!の新拡張ハイヌーン2(今秋発売予定)でアイデアコンテスト(PDF)。各国から1人は選ぶとのことなので、日本からもぜひ応募しよう! 〆切4月末日。(daVinci Games)

独  ドイツのゲーム批評家M.クノプフ氏は、自身のサイトSiegpunkt.de(勝利ポイント)にて「読者が選ぶレビューしてほしいゲームリスト(Die Rezensionswünsche
der Abonnenten)を発表し、1位にルイ14世(アレア)、2位にバベルの塔(ハンス)、3位にアマゾン(コスモス)が入りました。

 同サイトは質の高いレビューを提供するために「特別勝利ポイント(Sondersiegpunkte)」という名の会員制となり、年会費6.95ユーロを払うことによってレビューやニュースレターを読むことができます。会員特典としてエッセンとニュルンベルクの後にレビューしてほしいゲームを5段階評価で投票することができ、今回のリストはその投票に基づいたもの。

 M.クノプフ氏はこのリストを「今年の期待作リスト」と名付けていますが、ゲームのレビューに投資している人たちだけに、フリーク向けのゲームが並んでいます。これらのゲームがこれから国内外でどのような評価を受けていくのか、注目されます。(Siegpunkt

【ニュルンベルク2005期待作リスト】

1位:ルイ14世(Louis XIV / R.Dorn / alea)

2位:バベルの塔(Der Turmbau der Babel / R.Knizia / Hans im Glück)

3位:アマゾン(Amazonas / S.Dorra / Kosmos)

4位:オーストラリア(Australia / W.Kramer & M.Kiesling / Ravensburger)

5位:ゴー・ウェスト(Go West / L.Colovini / Phalanx)

以下魔法のほうき(Zauberstauber)、マニラ(Manila)、クレタ(Kreta)、フィヨルド(Fjorde)、ダイヤモンド(Diamant)、サンタシ(San Ta Si)、乗車券ヨーロッパ(Zug um Zug Europa)、ちくしょうめ(Verflixxt)、チャイナ(China)、マックラバー(Mc Robber)、焼き虫にヘキエキ(Heckmeck am Bratwurmeck)、女と男(Frauen & Männer)

Amazon.de

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日本のアマゾンにボードゲームがあるならば、当然ドイツのアマゾンにもあることを今日発見した(Amazon.de Spiel & Puzzles)。


乗車券も頭脳絶好調も20ユーロを切っている! 新作も続々! 品数も半端でない!……待て待て、日本のアマゾンの注意書きにも確か、おもちゃの海外発送はできませんと書いてあったなあ、と思って調べてみると、



Spielwaren koennen nur in folgende Laender versandt werden: Belgien, Daenemark, Deutschland, Finnland, Frankreich, Griechenland, Grossbritannien, Irland, Italien, Luxemburg, Niederlande, Oesterreich, Portugal, Schweden und Spanien.



日本に送ってくれるのは本とビデオとDVDだけのようだ。ザンネン。とはいえ売れ筋リストなどを見ていると結構面白い。おもちゃ全体でもトップセラーは全部ボードゲーム。インターネットでじゃんじゃん買い物できる世代というのは日本とあまり変わらないのかもしれない。


ドイツボードゲーム選手権2005(5/20-22)の今年の種目はアマゾンオーストラリアバベルの塔ナイアガラに決定。この大会の種目に選ばれたゲームは要チェックだ。(Spielbox)

ライプツィヒのブックメッセで初めて7メーカーが合同でボードゲームを出展。ドイツ年間ゲーム大賞委員会とゲームアーカイブ主導で。新作を試せるようにして一般層への広報を狙う。3月17〜20日。(Spiel des Jahres 3/10)

アレアの棚コンテストは応募者が少なかったため3月9日まで延長。見本が6つ公開されているが、これなら俺もできそうという方は是非! 賞品はルイ14世とパラッツォ。(alea 3/3)

米 ニューヨークトイフェア 2月20日から4日間にわたってニューヨークトイフェアが開催されました。ニュルンベルクと同様、おもちゃ全般を扱うトイフェアでボードゲームのメーカーは少数ですが、デザイナーゲームは盛況でドイツ市場には入らないアメリカメーカーの動向を知ることができます。

 昨年と比べ、ドイツゲームをそのまま英語版にしたものよりも、独自に開発したゲームが目立つようになりました。その中にはムーンやクニツィアなどの有名デザイナーも見られます。これらのゲームが、ドイツ原産に対して善戦するかが、アメリカゲーム産業の今後の鍵となりそうです(リンクはGamewireの写真画像、は注目作)。(Gamefest



・フェイス2フェイスゲームズ
ウォリアーズドラゴンホーズアイスクリーム(Ice Cream、3月上旬)、ラインレンダー(Rheinlander、6月)、ウィザーズブルウ(Wizard's Brew、11月)、ロイヤルターフ(Royal Turf、9月)、ドラゴンの宝(Dragon’s Secret、11月)、ハニーベアー(Honeybears、11月)、ジェネシス(Genesis、11月)
・デイズ・オブ・ワンダー
乗車券・ヨーロッパ(Ticket to Ride - Europe 、3月末)、キャメロットの影(Shadows Over Camelot、5月末)
・R&Rゲームズ
君がおバカさん(You Must be an Idiot!、クイズの答えを聞いておバカさんは誰かを当てるパーティーゲーム、4月下旬)、スケッチワード(Sketchword、単語を作って絵を描くコミュニケーションゲーム、4月下旬)
・リオグランデ
トーレスティカル(以上アバクス)、ペトリに栄光あれ(Gone Fishing!-Petri Heil!)、、80日間世界一周(以上コスモス)、グラシアスオーストラリア(以上ラベンス)、皇帝の影(ハンス)、電力会社・イタリア&フランス(10月)、メディチ(新しいイラスト版)、カルカソンヌ・ディスカバリー(10月)、スティーブンソンロケット・アメリカ(Stephensons Rocket、年内)、グローリア・ムンディ(Gloria Mundi、M.セリンカー&J.エルンストの新作)、プエルトリコ新拡張(6人までプレイ可に+α、10月)
・アスモデー
シャルルの進化(Sharur Evolutions、プレイ時間90分の進化ゲーム、10月)、神々の時代(The Age of Gods、プレイ時間90分の中世ファンタジーゲーム、年末)、名誉の遊歩道(Mall of Horror、プレイ時間50分のホラーゲーム、8月)
・イーグルゲームズ
クルーゼル(Cluzzle、パーティーゲーム)、帝国の征服(Conquest of the Empire、ワレスの同タイトルStruggle of Empiresのルールも付属、5月)、トリビアカジノ(Trivia Casino、正解者を賭けるパーティーゲーム、6月)、S.マイヤーのパイレーツ・ボードゲーム(Sid Meier's Pirates! - The Boardgame、7月)、レイルロード・タイクーン(Railroad Tycoon、ワレスの蒸気の時代をベースにした鉄道ゲーム、8月)、発見の時代(Age of Discovery、帝国の時代3のリネーム、10月)、アメリカ市民戦争2(The American Civil War II、2005)
・メイフェアゲームズ
カタン3Dバージョン(木箱に入った豪華版)、アマゾン(4月)、カンダミール(以上コスモス)、ポンペイ(アミーゴ、秋)、オリエント(3月)、ワードジャム(以上ダビンチ)、王の谷(Valley of the Kings、秋か冬)
・プレイルーム
ストラタジェム(StrataGem、カードの組み合わせでポイントを稼ぐゲーム、2月末)、キティー・カオス(Kitty Chaos、子ネコのレースゲーム、4月)、シッティングダックギャラリー(Sitting Ducks Gallery、カモ撃ちのカードゲーム、4月)、百獣の王(King of the Beasts、王様を投票で決めるクニツィアのゲーム、4〜5月)、トップドッグ(Top Dogs、犬のそりすべりレース、6月)、コスミックカウ(Cosmic Cows、2人用ダイスゲーム、6月)、ポイズン(Poison、薬を混ぜるクニツィアのゲーム、7月)、タブララサ(クニツィアのカードゲームのリメイク、来年)
・エデュケーショナル・インサイト
トラベルブロックス(6月)
・カードチェス・インターナショナル
ポンペイ(まもなく)、水のオランダ(5月)
・ユーバープレイ
安く買って高く売る(Buy Low, Sell High、3月)、フォーセール(3月)、チャイナ(アバクス、3月)、ラー(アレア版とほぼ同じ、春)、ダブル・オア・ナッシング(クニツィアのレースゲーム、夏)、ハリウッド(年末)
・シンプリー・ファン
ドライブ(Drive、ワイスブルムの子どもゲーム)、何か魚っぽい(Somethin’ Fishy、カイピラニアのリメイク)、ポットのおなか(Pot Bellies、トイバーの子どもゲーム)、七つの印
・アイデンティティ・ゲームズ
天使と悪魔(Angels and Demons、アルゴの続編積み上げゲーム)、ネコとネズミ(子ども用2人ゲーム)
・アウト・オブ・ザ・ボックス
ワラモッピ(Wallamoppi、5秒以内にコマを積み上げるアクションゲーム)、ヨーロッパ10日間(ヨーロッパツアーを手直し)、ペッパー(Pepper、中央のボールにカードを投げ込むゲーム)



もうクリスマス前の話なのでニュースにできないが、ドイツでトイざラスが価格ダンピングで訴えられ、裁判所から値下げ禁止の仮処分を受けていたという。


訴えたのはデイズ・オブ・ワンダー(DoW)と、ドイツでDoWの販売を請け負っているプロ・ルード。大賞受賞作の乗車券(Ticket to Ride/Zug um Zug)が卸値よりも安い価格で販売されていた。直接仕入れたのではなくて、どこかから流れたものらしい。


日本でもトイざラスでは、ちょっと前のボードゲームが捨て値で売られることがある。このような行為に対して「定価への信用を失う」として異を唱えるのは勇気のいることだ。


エッセンでインタビューをしていて感じたことは、ドイツの中小ボードゲームメーカーは、はなからトイざラスなど相手にしていないということだった。セレクタなどは決して卸さないという。マンモス経営の危うさを知っているのだろう。それよりも、各街にある小さなおもちゃ屋さんと信頼関係を保ちながら販売しようとしている。


長いものに巻かれるのは楽かもしれない。しかしそれをあえて選ばず地道に行く。それこそが、ドイツのボードゲームが商業ではなくて文化の証なのかもしれない。


(ソース:Spielbox-online)


http://www.spielbox-online.de/php/aktuell.php4?anz_id=844


http://www.spielbox-online.de/php/aktuell.php4?anz_id=866


カタンのピザ

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独  ドイツのゲームサイトH@LL9000では、2005年の新作が出る前に行ったアンケート「2004年のゲームを振り返って(Spiele-Rückblick
2004)」の結果を発表しました。10の項目について質問を用意し、以下のような結果となりました(各項目1位のみ掲載)。ドイツの賞の年度とは異なり、昨年のニュルンベルクからエッセンまでに発売されたゲームを対象にしています。

 大方はこれまでに評価されているゲームが並びましたが、エッセンの新作ジャンボ私の世界の見方盗賊の親方がみどころ。不運なことにいずれも言葉と値段の壁が高く日本での発売は予想できませんが、個人輸入などで紹介されることが望まれます。

 ほかに注目されるのは「今年の失敗作」コーナー。トイバーの脱カタンへの期待の裏返しとみることもできるカンダミールをはじめ、ラベンスバーガーのYES、クイーンのインダスなど期待を外した作品が並びます。

 ほとんどのゲームは昨年のニュルンベルクで発表されたもの。エッセンよりもニュルンベルクの作品が高く評価されていることがわかります。今年度のゲームシーンを占う上でも、まもなく開催されるニュルンベルクの動向が鍵となるでしょう。(H@LL9000

【2004年のゲームを振り返ってアンケート結果】

・好きなボードゲーム:サンクトペテルブルク(Sankt Petersburg / HiG)

・好きなファミリーゲーム:乗車券(Zug um Zug / DoW)

・好きなカードゲーム:サンファン(San Juan / alea)

・好きな2人ゲーム:ジャンボ(Jumbo / Kosmos)

・好きな長時間ゲーム:電力会社(Funkenschlag / 2F)

・好きなクイズ&パーティーゲーム:私の世界の見方(Wie ich die Welt sehe / Abacus)

・好きな子どもゲーム:墓場の吸血鬼(Dicke Luft in der Gruft / Zoch)

・斬新なゲーム:盗賊の親方(Meisterdiebe / Zoch)

・今年の失敗作:カンダミール(Candamir / Kosmos)

独 ファミリオテル ドイツ・バイエルン州の家族向け宿泊施設ファミリオテルで3月11日(金)〜13日(日)、ドイツでも初の試みとなる家族ゲーム選手権が開催されます。親子、祖父母と孫、血がつながっていてもいなくても大人1人と子ども1人がチームとなり、チャンピオンを目指します。

 まず金曜日の夜に集合し懇親会をかねた軽いゲーム。大会は土曜日、決勝は日曜日です。チャンピオンには家族で1週間、ファミリオテル滞在をプレゼント。

 ファミリオテルは小さい子どもを連れた家族向けに特化しドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、ハンガリーに展開するホテルチェーン。子ども向けの遊び道具・本や食事を完備し、親の外出時にはベビーシッターも用意するなど親子がともに楽しめるようになっています。

 近年ドイツでは子どもゲームへの注目が高まっていますが、この大会も子どもゲームの活用法を示す一つの好例となることでしょう。(Spielbox-online

頭脳絶好調二版

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クリスマス頃から売り切れになっていた頭脳絶好調(Einfach Genial)の第二版が出来。日本でもやがて入るものと見られる。未入手の方はもう少し辛抱!(Adam spielt)

モルジブ沖地震の津波災害支援でオークション。売り上げの100%がドイツ支援活動に送られる。メーカーやデザイナーから提供された試作版やサイン入りゲームなどが競りにかけられる。一致団結した業界の行動力に拍手! 期間は1月15日から22日まで。(H@LL9000)

ニュルンベルク2005の最新情報。相変わらず再販とリメイクの嵐だが、王と枢機卿のリメイクチャイナはほしいかも。(Gamefest)

子どもゲームで快進撃を続けるセレクタが新たなシリーズセレクタ・ノビーレを発表。50才以上をターゲットにし、「ゲームは壮年期に精神を鍛える」をモットーに展開する。第一弾はドイツゲームの基本、メモリーゲーム(神経衰弱)。(Spielbox-online)

オタク向けギフト

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2004年オタクにぴったりのクリスマス・ギフト案内にブロックス。米国の科学オタク向けギフトガイドより。ボードゲームオタクはブロックスなど当然持っているので贈らないように!(Infoseek)

独  クイーンゲームズは2003年の大賞受賞作アルハンブラの第1回ドイツ大会を開催しています。4月から各地で行われた予選を勝ち抜いた40名が12月4日ケルンに集合。しかしここで行われるのは準決勝です。

 決勝は4日後、ジャーマンウィングス航空スペイン行きの機内にて。準決勝の上位3名が招待されます。高度1万メートルでの決勝戦は、優勝者にアルハンブラ1週間の旅をプレゼント。2位と3位のプレイヤーはバルセロナ空港で25分だけ過ごし、ドイツに帰らなくてはなりません。

 参加者にとってはシビアな決勝ですが、1メーカーがここまでの大会を主催できるというドイツゲームの体力の強さを思い知らされます。(Spielbox-online

独  戦略性の高いボードゲームでゲームフリークの信頼をつかんでいるアレアが、「アレアのゲーム棚写真コンテスト」を始めました。アレアのゲームが棚にずらりと並んでいる写真を送り、オリジナルで機知に富み、面白い写真が何枚かホームページに掲載されます。その中から訪問者が投票し、「勝利のゲーム棚」を選出。選出された人と投票した人にはアレアの新作がプレゼントされます。

 締め切りは2005年1月16日。送り先はこちら(jpg形式にて)。アレア・コレクターの方は気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。(Alea

白  ベルギーのゲーム愛好家Y.ベーレン氏がホームページにて、毎月「究極のトップ50」リストを更新しています。このリストはヨーロッパ6カ国とアメリカの26ウェブサイトから、最低3つのサイトで言及されたものを多い順にランクインさせるもの。これまではベルギー語で書かれていましたが今月から英語版が公開されました。

 12月期のランキングは1位からプエルトリコチグリス・ユーフラテスサンファンエルグランデフィレンツェの匠カタンカタン都市と騎士カタンカードゲームトーレスメディナの順。上位は順位変動が少なく、日本でも根強い人気のゲームが並びます。

 全体としてフリーク寄りのゲームリストになっていますが、世界的なトレンドを見る上で重要な資料となりそうです。ランキング上位のゲームで遊んでいないものがあったら試してみるのもよいかもしれません。(Yvesiezi

乗車券25万個

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乗車券の販売数が発売後9ヶ月で25万個を突破。クリスマス商戦でまだまだ数を伸ばしそう。受賞しただけで30万個というドイツ年間ゲーム大賞の影響力は健在だ。(Gamefest)

メビウスのキュージェットが独シュピールボックスのサイトで紹介される。早速メビウスには海外から問い合わせ。ドイツ人が日本からドイツゲームを買うことに?!(Spielbox)

ドイツ年間ゲーム大賞の受賞傾向を分析。運・論理・ブラフの三角グラフに、双六・ノックアウト・得点積み上げ・最後公開という得点方法に分けて分類。全体的にばらけていてここから受賞傾向をつかむのは難しそう。(Spielbox)

独  ドイツ玩具小売連盟(BVS)は11月8日、2004年のお薦め玩具トップ10(Top 10 Spielzeug)を発表、その中に今年のドイツ年間ゲーム大賞の乗車券(Zug um Zug/Ticket to Ride)が入りました。玩具全体を対象としたもので、ボードゲーム・カードゲームではほかに遊戯王のトレカが入っています。

 このリストはクリスマスを前にどのゲームを販売したらよいかという各店舗からの問い合わせに応えて作られたもの。5つの玩具連盟が共同で何十年にもわたる販売経験から選定にあたりました。

 受賞したデイズ・オブ・ワンダー社は「わが社にとってさらに光栄な受賞。というのもドイツ年間ゲーム賞を受賞した全てのゲームがこのリスト―おもちゃの世界のジャングルに迷い込んだ消費者に道筋を与えようとするこの賞―に入るとは限らないからです。」(Top 10 Spielzeug

今年のエッセン国際ゲーム祭は出展者24ヶ国690団体、新作400タイトル以上と新記録をマークしたにもかかわらず入場者は微減の149,501人。真の新しさの不足が原因か? 2005年は10月13〜16日。(Friedhelm Merz)

ドイツ年間ゲーム大賞審査委員長・U.ペーターセン氏によるコラム「遊びは家族を強くする」。ボードゲームは親が自ら遊んで示し、家族が楽しい共同作業をするための格好の材料。天気・季節・場所を選ばず遊べるゲームを家族のお供に。(Spiel des Jahres)

独  エッセン国際ゲーム祭で毎年行われているフェアプレイ誌の人気投票の結果が発表されました。大手メーカーがなりを潜める中、ドイツ外の中小メーカーに高評価が集まっています。

 play:gameで指摘されている通り、宣伝のため内輪で投票した可能性も否定はできませんが、全体として大手メーカーのゲームに期待しただけの満足感が得られなかったユーザーが多く、その分小さいメーカーに注目した一部愛好者の票が目立つ結果になったということはできそうです。フリーク向けからの脱却をめざしながらもファミリーゲームのワンパターン化からも抜け出せないドイツメーカーの手詰まり感をここに見てとることができます。

 このことはドイツ市場に次々と飛び込んでくるドイツ外メーカーが、新しい風味のゲームを提供している表れでもあり、ゲーム市場全体の活性化という点では歓迎すべきことかもしれません。ドイツからも注目を浴びているイタリア、アメリカのほか、今回2社ずつ出展した日本、韓国も巻き込んだゲーム界の再編が予感されます。(Fairplay

【フェアプレイ・スカウト人気調査】(当サイトのレポートか新作情報にリンク)

〈人気順・35票以上〉

 1位:ルイ14世(アレア・1.6)

 2位:イース(イスタリ・1.7)

 3位:オルトレ・マーレ(マインド・ザ・ムーヴ・1.8)

 4位:ツァヴァンドールの王位(ルックアウト・1.9)

 5位:私の世界の見方(ファタ・モルガーナ・2.0)

〈獲得票順〉

 1位:ピラニアペドロ(ゴルトジーバー・144)

 2位:ポンペイ(アミーゴ・139)

 3位:金のビール(ツォッホ・119)

 4位:ボードニムト(アミーゴ・115)

 5位:ゲシェンク(アミーゴ・106)

独  15万人のボードゲーム愛好者が集う世界最大のイベント、エッセン国際ゲーム祭(Spiel'04 - Internationale Spieletage)がいよいよ来週に迫りました。世界各国から集まったゲームメーカーによる新作の出展が主な内容ですが、ヘルネ・ボードゲームセンター(Herne Spielzentrum)はこの会場にいくつかの大会を開催。それぞれ白熱した戦いで観客を魅了することになりそうです。



  • カタン世界選手権(10/23-24)

     今年は25ヶ国の代表が参加、日本代表の高橋カツミ氏、吉田ヤスヒロ氏の活躍が期待されます。コスモス社ほか7社が協賛していますが、その中にカプコン・ハナヤマは入っていません。このためボードは一昨年と同じく米・メイフェア版が使用される可能性が高いでしょう。上位3名は大会直後、会場に用意されたMSNのネットカタンで作者のクラウス・トイバー氏と対戦することになっています。
  • 国際カルカソンヌ選手権(10/23-24)

     昨年に引き続き2回目。ヨーロッパ各国から64名が争います。オンラインゲームサイトBSWの代表も参加するところが新機軸です。運の要素が強調されるカルカソンヌですが、上級者の一手はどのようなものでしょうか。
  • カタン国内選手権(10/21-22)

     1500名、国内26会場にわたって行われた予選を勝ち抜いた54名と、ディフェンディングチャンピオンがドイツ一のカタンプレイヤーを決します。予選は基本セット2回と航海者シナリオ、決勝は街と騎士にて。優勝者は来年の世界大会にドイツ代表として参加します。 

下記でお伝えしたメガ・カルカソンヌや8月下旬に開催され、500人が参加したクルー・ライブなど、ヘルネ・ボードゲームセンターの催し物は創意工夫に富んでおり、日本でもこれに触発された面白イベントが望まれます。(Herne Spielzentrum)

日  10月8,9日に東京の六本木ヒルズで開催された第12回モノポリー世界選手権は、スペイン代表のA.Z.フェルナンデス氏(36)が優勝しました。ノルウェー、アイルランド、スペイン、ポーランドとヨーロッパ勢が独占した決勝において90分も経たずに圧勝。

 日本代表は開催国でプレッシャーがあったためかブービーとブービーツーという成績。史上3人目の日本人世界チャンピョンはかなわず。4年後に開かれる次回大会に夢をつなぎます。

 世界大会の存在はそのゲームの普及を示す大きな指標となりますが、モノポリーはチェス、ラミーキューブ、バックギャモンなどと共に世界に名だたるボードゲームのひとつに数えられます。今回の大会記念として発売された六本木ヒルズエディションなど、世界各地でさまざまな版も発売されています(余談ながら、インドにはクリケットモノポリーがあります。イギリスの植民地だった国しか出てきません…)。これを機に、まだ遊んだことのない人やしばらく遊んでいなかった人は試してみてはいかがでしょうか。(Monopoly.Amista

独  ヘルネ・ボードゲームセンター(Herne Spielzentrum)は11月19日から3日間にかけて、「メガ・カルカソンヌ〜ギネスに挑戦」を開催することを発表しました。6チームがそれぞれカルカソンヌと拡張1〜3を7セットずつ用意してプレイ、合計5000枚のタイルが敷き詰められることになっています。

 カルカソンヌの世界記録挑戦は今年4月に9時間かけて620枚を使ったことから始まり、翌月には1879枚、そして11月の挑戦となります。記録樹立者はいずれもヘルネ・ボードゲームセンターの仲間たち。今回は基本・拡張を併せて全部で168箱のカルカソンヌを使うことになり、他の追随を許しません。

 スペース節約のため、ブロック禁止、穴を埋めたらボーナスなどの特別ルールを採用。通常のカルカソンヌと異なり、隙間のない平原が広がることになります。

 参加する6チームの構成は、センターから1、オンラインボードゲームサイトBSWから2、センターの仲間たちから2、そして一般から公募で1。得点状況は逐次ウェブページで公開されます。一般見学は無料で20日(土)10〜18時、21日(日)10〜14時。

 カルカソンヌ発売から3年、メーカーのハンス・イム・グリュック社がいまだ拡張シリーズを製作し続けていることもあり、広く長く親しまれています。(Carcasonne Turnier

仏 フランスのゲームメーカー・アスモデー(Asmodee)は9月3日、同じくフランスのゲームメーカーであるデカルト出版(Jeux
Descartes)を買収したことを発表しました。これによりデカルト出版のレーベル「オイロゲームズ」「ブルーゲームズ」も譲渡され、フランスのゲーム界を牽引してきたデカルト出版は25年の歴史を閉じることになりました。

 フォーミュラ・デドラゴンデルタエボ犬の生活などで知られるデカルト出版は80年代にゲーム雑誌『遊びと戦略』を出版するなど広くゲーム界に貢献。しかしここ3年ほどヒット作に恵まれていませんでした。ドラゴンゴールドドラコカンパニーなどを発表しているフェドゥッティは販売店も巻き込んだ変革を伴うことに懸念を表明しています。

 なお、今年のエッセン国際ゲーム祭でデカルト出版から発売される予定だった円卓の騎士は発売が延期となりました。(Spielbox-online

スウェーデン人pinkunicorn氏による東京ゲームショッピングレポート(123)。「(メビウスで会った人が)日本のゲーム市場は小さくてほとんどのゲームが翻訳されていないと嘆いていた。」メビウスでそんなことを言った強者は誰?

ホフマン80才

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カフェ・インターナショナルドラダマエストロなどの作者ルディ・ホフマン氏が8月30日で80才。ゲームを発表しはじめて約40年。誕生日おめでとうございます。記念に何か遊んでみては?(spielbox-online.de
9/1)

24時間カタン

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第10回ゲームワールド(ビーレフェルト、11/13,14)で24時間カタン開催。カタン発売10周年にちなんだもの。3〜4人1チームで6チームが広大なマップを開拓していく。トイバー氏による独自ルールを適用。応募はカタン10周年のお祝い(詩、歌、ビデオクリップetc.)を添えて。お祝いの面白かったチームに出場権が与えられる。日本でもやってみたい?(spielbox-online.de)

独誌、通算成績

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独シュピールボックス誌で過去15年のクロスレビューを集計。評価の高かった順にランキングを発表した。1位からプエルトリコサンファンサンクトペテルブルグゴアアメンラー。平均が同じでも、評価の分かれたゲームより評者全体に評価の高かったゲームを優先している。ランキングの上から順に、まだ遊んでいないゲームをチェックしてみてはいかが?

ドイツのゲームメーカー、アミーゴでデモンストレーターの募集。18才以上でメールアドレスと携帯があり、マジック級のゲームも説明できる人。ドイツ・オーストリア圏内。すでにコスモスのカタンバスでも導入されているプロのゲームインストラクター、日本でも!

ドイツのゲームサイトWestpark Gamersにてサンクトペテルブルク研究ページ。全カードについてコストパフォーマンスを調べた結果、「職人は3ラウンド目までに買えるだけ買う」「建物は一番高いものを」「貴族を集めるなら5人以上」「天文台を手にしたら貴族を集めよ」などの定石を提案。(Hans im Gluck)

コロレットの作者シャハトのインタビュー。ファーストインパクトはクーハンデル乗車券のようにシンプルなルールで展開が多様なゲームが理想。ドイツのゲームシーンを構成するメーカー・デザイナー・問屋・ショップ・コアな愛好者は合計しても2000〜3000人と推定。ドイツ人口全体からすれば全くメジャーではないが、日本と比べれば格段に多い。(Gamefest)

独シュピールボックスのフォーラムでサンファン日本語版についてコメント。「日本版のサンファンにはゴジラという職業があって、毎ラウンド全プレイヤーの建物を全部壊す」と。んなアホな!(Spielbox)

アメリカの一般ニュースサイトのビジネス欄でユーバープレイの紹介。大学時代に興したウェブサーバー会社を5000万ドルで売却して起業、従業員5人。モノポリーなどの古典に挑戦して1年で18タイトルを発表し、売り上げ100万ドルという好成績を収めている。アメリカの2003年ボードゲーム総売上は約1億ドルで前年比2.3%増、全体で3%減となった玩具の中で異例の成長を見せているとのこと。日本もまだまだ成長の見込みありだ。

仏  操り人形の作者B.フェドゥッティ氏は2004年のマイゲーム・オブ・ザ・イヤーとして乗車券を発表しました。先月末に選ばれたトリックトラック大賞に続き、フランスでこのゲームが高く評価されています。

 氏はこの授賞についてあまり迷わなかったといい、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされただけでなく、各ウェブサイトで熱狂的なレビューがいたるところに見られることからも、世間的な評価が高いことを述べています。「このゲームはカジュアルゲーマーでも、ハードコア・ゲーマーでも楽しめ、もう1回という声がいつも上がる。まるで10年前のカタンのようで、その魅力的なパターンは同じだ。すなわちシンプルなルール、エレガントなデザインとコンポーネント、運と戦略の素晴らしいバランスをもっている」との評。

 来週のドイツ年間ゲーム大賞を直前にして、乗車券の評価が加速してきました。ノミネートされた中では最もファミリーゲーム寄りであるだけに、外国のデザイナー・メーカーというハンデを差し引いても受賞の確率は高いと見られます。

 次点としてナゲッツコヨーテマハラジャ。ほかにも10タイトル以上を挙げ、今年は豊作の年だったとまとめています。一方、フェドゥッティがデザインしたゲームは8タイトルも発売されましたが、残念ながら今ひとつ不振のようです。(Faidutti

【フェドゥッティ選・マイゲーム・オブ・ザ・イヤー】

乗車券(Les Aventuriers du rail /A.R. Moon / Days Of Wonder)

化粧の実験

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カタンのオリジナル版の発売元であるコスモスはゲームだけでなく、子供用の実験用具も販売している。学研の雑誌の付録をより本格的にしたようなもので、値段もゲーム以上。今年の新作で目を引いたのはこれ。



対象年齢12歳以上の子供用の化粧実験セットだ。「お化粧とお肌の手入れを自分で」「ルックスを改善して新しい自分を見出しましょう」などという言葉が売り文句になっている。化粧をメタモルフォーゼ(変容)と捉えるのはドイツらしい。理科の実験? それとも家庭科?


さらに面白いのは、こんな実験セットにも「デザイナ(Autor)」がクレジットされていること。監修といったところだろうが、個人名を最大の売りにするのはひとつのスタイルなのだろう。


化粧といえば友人の結婚式でガングロの化粧をしてパラパラを踊ったことを思い出す。化粧をした顔を鏡で見たときの不思議な気分。「これが私?」……でも40ユーロも出して買ったりはしませんよ?


ゲームメーカー大手のラベンスバーガーがゲームアイデアの一般公募を外注する方針。亜流が多い毎年1500通の応募からよいゲームを見つけ出すのが困難と判断したため。今後はプロシュピールという会社がレビューを作成、優れたゲームを同社に報告する。製品化された場合は40%のロイヤルティを受け取り、採用されなかった場合は改善点をデザイナにレポート。レビュー料はルールのみで65ユーロ、コンポーネント付きで150ユーロ。(Spielbox-online)

頭脳スポーツ五輪

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頭脳スポーツ五輪が07年、イタリアのトリノで行われる可能性が濃厚に。100以上の競技連盟が加盟する国際競技連盟連合(GAISF)の総会で提案された。囲碁、チェス、ブリッジ、チェッカーの4競技について、50カ国以上から3000人規模で行われる見通し。五輪マークの使用許可を受ける可能性も高いという。(朝日新聞)

台  台北のゲーム輸入会社スワン・パンエイジアはボードゲームに携わる人材を募集しています。この人材育成プログラムは、ゲームに興味をもつ人をドイツから台湾に招き、子どもから大人までさまざまな人とひたすらゲームを遊び続けるというもの。これまで10人の学生が来ています。これまでは中国語がわかる人を集めていましたが、現在は英語でゲームのルールが説明でき、20〜30才であれば応募できます。住居は保証されますが、それ以外は自費。ただし奨学金などのための証明書は発行されます。

 受け入れをしているスワン社の担当はヨハネス・ゲート氏で、名前からすると台湾人ではありません。西洋人が活躍しているあたり、ドイツとの交流はしやすいと見られます。

 近年盛り上がりを見せる日本や韓国でも、ボードゲームを通したドイツなどとの国際交流が期待されます。特に日本に対しては、サブカルチャーに興味を持っているドイツ人が多いため、受け入れ態勢さえ整えば人はやってくるのではないでしょうか。(Spielbox-online

伊  4月末に亡くなったゲームデザイナー界の巨匠、アレックス・ランドルフの知人たちは6月12日、ランドルフを偲ぶ会を開催することを発表し、一般の参加者を募集し始めました。

 場所はランドルフが晩年を送った水の都、ベネチア。来賓にはベネチア市議会議長も訪れ、簡単なスピーチの後ランドルフのゲームが遊ばれることになっています。

 招待はランドルフの友人のみならず、一般のファンも参加できます。詳しくはメールを送ると情報をもらえるとのことです。

 日本で8年も過ごした経験のある氏のこと、日本からの参加者も期待されます。(Brett'n Board

ハンス社の新作サンクト・ペテルスブルク(Sankt Petersburg)の作者ミハエル・トゥンメルホーファーは偽名だったことが明らかになる。オランダ版を出す999ゲームズのミハエル・ブリンスマ氏、アメリカ版を出すリオ・グランデのジェイ・トゥンメルソン氏、そしてハンス社のベルント・ブルンホーファー社長の名前から合成したもの。真のデザイナはブルンホーファー社長。(Hans im Gluck, Gamefest)

アバクスが新作ハンザの追加カードをプレゼント中。メールを送ってエントリー、先着500名まで。締め切り5月10日。500名を超えた分については抽選で100名まで。全応募者から3名に大量ダイスゲームザ・ゲーム(Das Spiel)が当たる。(Brett'n Board)

仏  フランスのゲームデザイナー、ブルーノ・フェドゥッティは4月30日から3日間にわたり、今年10年目となるゲーム会「ルドパティック・ギャザリング(Ludopathic Gathering)」を開催しました。会場となったのは例年通りフランスの片田舎にある古城で、今回は120名が参加し大いに賑わいました。

 人気のあったゲームについてフェドゥッティはデイズ・オブ・ワンダーのウォーゲームメモア44(Memoir 44)、クラマー&キースリングの戦略ゲームラージャ(Raja)、1968年に発売されたというウォーゲームシチュエーション4(Situation 4)の3タイトルを挙げています。

 参加者が多かったことから今年はトーナメントに代わって全体ゲームが企画され、26チームでのハグル当日のルール)などが開催されました。

 フェドゥッティはこの10回目を機に、ゲーム会の中止を表明しました。人数の増加に伴い、従来のゲーム友達と遊べなくなったことを理由に挙げています。また、運営で走り回り自分自身ゲームを遊ぶことができなかったのも一因と見られます。今後開催する場合は、おそらく小規模になるということです。

 一般開放と親睦が両立しなくなったことによるゲーム会の中止は、日本でも多くのゲーム会が抱える悩みであるだけに残念です。(Faidutti

伊 2002 アメリカ・アリゾナ生まれでイタリア・ベネチア在住のゲームデザイナー、アレックス・ランドルフ氏が4月28日、81歳で永眠しました。82歳の誕生日を5月4日に控えた5日前のことでした。

 故シド・サクソンと並ぶゲームデザイナーの先駆者で、ドイツのゲーム市場に新風を送り続け、現在のドイツゲームの繁栄を築きました。ドイツ年間ゲーム大賞関連の受賞は最多の17回。ツイスト(Twixt、1979年)からこぶたのレインボーレース(Rüsselbande、2001年)まで20年以上、子どもゲームとアブストラクトゲームを中心として幅広い分野でコンスタントに受賞してきました。

 同時にゲームデザイナー連盟(SAZ)でゲームデザイナーの地位向上にも奔走し、個人デザイナー主導でゲームを開発する仕組みが生まれるもとになりました。晩年は名誉会長に就任。ゲーム雑誌などでの執筆活動も盛んに行い、ゲームデザイナーたちから厚い信望を得ています。晩年はベネチアでゲーム紹介本(未出版)を製作していました。

 ドイツにはエッセン国際ゲーム祭に幾度となく顔を出したほか、1961年より68年まで日本に滞在、オーストリア、スイス、フランス、スペイン、イタリアへの発信、多国籍ゲームメーカー・ウィニングムーヴスの設立、そして晩年はイタリアのベネチアでレオ・コロヴィーニと共同でベニス・コレクションに携わるなど、国際派でもありました。2002年にはエッセン国際ゲーム祭で異例のアレックス・ランドルフ展が開催され、病気療養中にもかかわらず駆けつけてインタビューなどに応じていました。

 彼の作品は日本でも人気が高く、ガイスターはげたかのえじきチャオチャオハイパーロボットこぶたのレインボーレースザーガランドなどの入手可能なゲームは定番級として、また冷たい料理の熱い戦いイースター島イモムシイモムシなどの絶版ゲームはオークションで高額取引されるようなゲームとして知られています。


「私は、伝統ゲームが危機に瀕しているとは思いません。机と、一緒に集まるのが好きな人たちがいる限り、この机にはボードゲームがあり続けるでしょう。」

(フローレンス・ボードゲーム学術会議への寄稿より・1999年)


 謹んでご冥福をお祈りいたします。(Brett'n Board, Spielbox, Spielwiese)

米 ゲームデザイナーのA.R.ムーン氏は毎年恒例のイベント「友達を集めて(The Gathering of Friends 2004)」をオハイオ州コロンバスのホテルで開催しました。このイベントはムーン氏の知り合いのゲーム愛好者やメーカー関係者が集い、9日間連続で新作を中心に遊び続けるという祭典で、国内からだけではなくドイツからもたくさんの参加者が集まり、毎日夜遅くまで遊んでいました。

 Brett'n BoardのM.スヴェロフ氏とGamefestのR.トーンキスト氏のレポートによると、ハンス社の新作サンクト・ペテルスブルクとDOW社の新作メモア'44が特に人気があったほか、試作段階で出展されたウィイングムーヴスのカリブ海写真)、2Fシュピーレの電力会社のリメイク(写真)が注目されていた模様です。一方、アレア新作の五番街はやや期待外れだったよう。期待が高すぎるのかもしれません。カリブ海は移動させたい船を一斉公開で決めて交易するゲームで、夏ごろ発売予定とのこと。

 メーカーの協賛を受けてたくさんの賞品(写真)が用意されました。また8日目には蚤の市(写真)も開催され、遊ぶ・買うの両方とも満たされたようです。(Gamefest

【Brett'n Board M.スヴェロフ氏の評価】

 サンクト・ペテルスブルク(Sankt Petersburg):9

 ドス・リオス(Dos Rios):8、カリブ海(Karibik):8

 メモア'44(Memoir'44):8、五番街(Fifth Avenue):7

 インダス(Indus):7、オーバルトリック(!):7

 Tahuantinsuyu:7

【Gamefest R.トーンキストの高評価ゲーム】

 卵のダンス(Eiertanz) 電力会社(Power Grid)

 ハンザ(Hansa)、乗車券(Ticket to Ride)

 ドス・リオス(Dos Rios)、カリブ海(Karibik)

 メモア'44(Memoir'44)

Poeppelkisteのディット夫妻がニュルンベルクの新作中心のゲーム会。子どもから大人まで200人以上の参加者が遊んで面白かったゲームを3つ挙げた結果、人気のあった新作は…

 1位:サンクト・ペテルスブルク

 2位:サンファン

 3位:ゴア

 4位:ラージャ

 5位:乗車券

子ども向けにはシュニッツェル・ハンターや子どもクイズなどが開かれ、子どもも大人も織り交ぜた人狼は少年たちが慣れた調子で仕切っていたという。さすが普段から遊んでいる様子。

米 spiel gut Amigo社は8日、昨年のエッセンで発表された七つの印(Die Sieben Sielel)がシュピールグート(spiel gut、良い玩具)賞を受賞したことを明らかにしました。

 シュピールグート賞はドイツ年間ゲーム大賞と同様、メーカー・ショップ関係者を除くさまざまな分野から選ばれた「子どもの遊びと玩具審議会」がテストとディスカッションの末選出するもので、50年近い伝統ある賞です。基本的にデザイン・素材重視で幼児向けの木製玩具が多く選ばれる傾向にあります。ボードゲームではハバ、ドライマギアなどの子どもゲームメーカーが受賞しており、アミーゴもココタキで受賞したばかりですが、大人向けのカードゲームというのは珍しいケースです。

 七つの印はシュテファン・ドーラ氏によるトリックテイキングゲーム(全員1枚ずつカードを出し、一番強いカードを出した人が総取りするというタイプのカードゲーム)。このゲームでは予め宣言した色のカードを集めることを目指しますが、1人お邪魔者のプレイヤーが邪魔に専念するので思ったように取れません。日本ではメビウスから日本語訳つき(2200円)で国内販売され、好評を博しています。

 ドイツではスカートをはじめとして無数のトリックテイキングゲームがありますが、その中のひとつが重要な賞を受賞したことは、トリックテイキング文化が根強いことを示すと共に、これをドイツ外に広めようという意思がはたらいたのかもしれません。近いうちにロゴ入り版が日本に入ってくることになりそうです。(Amigo

 →ゲーム紹介:名古屋EJFメビウスThe table game which plays happily

 →シュピールグート:日本窓口ドイツ本サイト今月のボードゲームコーナー

Spielboyにてドイツ人のウンコ好きを考察する記事。ドイツのスカトロジー(糞尿趣味)を紹介しながらウンコやトイレが登場するゲームを続々紹介。原始スープからにわとり羽取り競争拡張まで、結構あるもんです。ゲーム王国ドイツの意外な一面を垣間見たい方に。(4/7)

乗車券が好評

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フェドゥッティがデイズ・オブ・ワンダーの新作乗車券を絶賛トランスアメリカとあまり変わらぬ難易度なのに深いと。彼はこのメーカーと関係が深いことを差し引いて考えるべきか? ゲームマーケットでバネストから購入した方のレポートに期待!(4/1)

サンファンの新建物をPoeppelkisteが募集中。名前、Eメール、建物名、建設コスト、効果、備考を書いて(一部省略可)送る。テストプレイと検討の後、採用されたものはアレアが時機を見て公開するとのこと。締め切りは5月15日。メビウスの日本語版に間に合うか? Brettspielweltで遊んでいる方は是非!

最悪の新作

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ニュルンベルクで発売されたばかりの新作(アメリカなのでタイムラグあり)のうち、最悪のゲームを選ぼうという企画がSpielboyにて行われている。16のノミネートからクリックして、トーナメントで1位を選ぶ。今のところ1位はハズブロのパーティーゲームトレーディング・スペース(Trading Spaces)。ノミネートには話題作がずらり。結果はいかに?(3/21)

独 V.リースベスさん ボッフムのゲームサークル・ヒッポダイスゲームクラブは第16回ゲームデザイナーコンテスト(Spielautorenwetbewerb)の結果を発表しました。1位に輝いたのはベルギーのV.リースベスさんのハーレム。アラブの石油王となってお金を儲け、そのお金で外見や地位、宮殿をグレードアップしてたくさんの美女を囲うという刺激的なオークションゲームです。3〜5人用、12才以上、プレイ時間100分。

 今回ファイナルに残った7人のうち、優勝者のほかアメリカ、フランス、スイスと外国勢が5人という活躍を果たしました。Spielboxが公開する概要[PDF]にて各デザイナーはアドレスを公開し、メーカーからの打診を待ちます。

 、外国人が活躍していることで、次回以降造形家倶楽部以来の日本人入賞も期待されます。(Spielbox

Spiele fur Zwei

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「カタンの開拓者カードゲーム」と「カエサルとクレオパトラ」から始まったコスモス2人シリーズは、最新作の「ブルームーン」で26作目になる。そのうちフィナーレ、ドルンデンワルツ、フラワーパワー、指輪物語・探索の4タイトルを除いてまだ絶版になっていないのだから、なかなか健闘していると言えよう。


全リスト


http://www.kosmos.de/kosmos/kosmos.nsf/$ALLSOURCE/FS90592E003C585180C1256DFA00309AAE?opendocument


だが日本での紹介はあまり芳しくない。初めの頃はインパクトがあって次々と日本でも紹介されていたが、ここ2,3年は今ひとつ。メビウスが敬遠気味なのが大きな理由だが、出してもそれほど売れないというのが実情だろう。2人ゲームシリーズに乗り出したデカルト(トニー&ティーノなど)やラベンスバーガー(リシュリューなど)も、あっという間に忘れ去られたような気がする。


 少子化が進む日本で、夫婦で楽しんでいるという人は少なくないはずだし、TCGも2人プレイが基本スタイルなのに、どうしてドイツの2人専用ゲームはさほど受け入れられないのだろうか? ちょっと不思議だ。もしかしたら、ゲームサイトがあまり取り上げられないから評判にならず、買う人も少ないのかもしれない。2人ゲームでワイワイ盛り上がるというのはなかなか難しいから、紹介がどうしても地味になりがちだ。


 でもゲーム自体は受賞しているものも多いので、面白くないわけはない。息が詰まるような駆け引き、緊迫した勝負、僅差で勝つ喜び…この楽しさは多人数ゲームにないものだ。面白さは相手に左右されやすいが、気の合った人とじっくり取り組んでみたい。このジャンルが日本にあまり入らないのはあまりにもったいない。


 コスモス2人専用ゲームマラソンなどやったら面白いかもしれない。ひとまず、昨年のエッセンで発売された「ドラキュラ」と「逃げるが勝ち」はどうなんでしょう?


独 メイク&ブレイク ラベンスバーガー社は新発売の子どもゲーム「メイク&ブレイク」のオンラインゲームを発表しました。設計図どおりに積み木を組み立てるゲームで、オンライン版では制限時間3分以内にできるだけたくさん作ってハイスコアを狙います。マウスで積み木を動かして、設計図どおりに出来上がったら左下のボタンを押します。回転はスペースキー(情報提供:kobaさん)で行います。積み木が多い設計図ほど、完成時に点数が高いようになっています。ルールは簡単ですが、速さ勝負であることで大人でも白熱できるようになっています。

 音楽は3つ選ぶことができ、楽しい雰囲気で遊ぶことができます。4月8日までキャンペーンが行われ、高得点者には賞品が出るということですので、腕に覚えのある方はトップスコアを狙ってみましょう。(ラベンスバーガー

米  カリフォルニアのゲーム愛好家マーク・ジャクソン氏は昨年1年間にどのゲームが数多く遊ばれたかを調査し、発表しました。75人のゲーム愛好者と1つのゲームグループから集められたデータがもとになっています。

 調査方法は以下の通り。まず1年で10回以上遊んだゲームのリストと5〜9回遊んだゲームのリストの両方を各自作ってもらい、そのデータを統合しました。10回以上遊ばれたゲームは1人につき10ポイント、5回以上遊ばれたゲームは5ポイントとして計算しています。パーセンテージは回答者全体でどれくらいがリストに上げたかを示すものです。

 プエルトリコがダントツで飛びぬけている一方で、カルカソンヌコロレットも頻繁に遊ばれており、硬軟取り混ぜて遊んでいる様子が伺えます。数多く遊ばれるのは間違いなく面白い証拠であり、建前が混じりがちなゲーム賞以上に面白さを見る上で信頼のおけるランクと言えるでしょう。(About.com)









【2003年よく遊ばれたゲーム】

1.プエルトリコ(375、63%)

2.カルカソンヌ(拡張含む、245、45%)

3.クロキノーレ(220、33%)

4.コロレット(200、37%)

4.ライアーズダイスブラフ(200, 32%)

6.バルーンカップ(175, 34%)

7.キング・ルイ(170, 29%)

7.ミステリーラミー(170, 29%)

7.カタン(拡張・関連作含む、170、29%)

10.ロストシティ(165, 30%)

11.ラー(155, 26%)

12.キャントストップ(150, 28%)
13.トランスアメリカ(145, 29%)

14.ヨーロッパツアー(140, 25%)

15.フロカティ・サーカス(140, 24%)

15.アメン・ラー(135, 28%)

15.アルハンブラ(135, 24%)

15.パリス(135, 22%)

19. ショッテン・トッテンバトルライン(130, 26%)

20.クランス(125, 24%)

21.ティチュー(115, 18%)

22.ボーナンザ(110, 22%)

23.ロードオブザリング・対決(105, 18%)

24.6ニムト(100, 21%)

24.バン!(100, 17%)

2004年絶版情報

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独 『シュピールボックス』オンライン誌とマールブルク・ボードゲームアーカイブは2004年の新作情報の中で絶版が判明したゲームのリストを発表しました。新作が次々と発表される中、人気があっても寿命が短い傾向が顕著です。これ以降は店頭在庫か、オークションなどの中古市場で手に入れるしかありませんが、すぐに入手困難になるものではありませんので、価格の高騰にはご注意を。(Spielbox

【2004年絶版情報】(主要なもの)

アバクス…アンドロメダ、騎兵ゴルフ

アレア…フィレンツェの匠、7人の賢者

アミーゴ…ビッグディール、闇の怪盗、ゴーストバスター、ロボラリー、爆走スノボ

ドライマギア…オートレース、ハヤノ

オイロゲームズ…クリッパーズ、オイロパ、コラプション

コスモス…バリ、エデン、フラワーパワー、ギガンテン、グナーデンロス、ザウバーカクテル

ゴルトジーバー…コントール、1号線で行こう、マネー、アライグマのウィリー

ハンス・イム・グリュック…グラディエーター、マジェラン

クレー…チップ・チップ・フラー

ピアトニク…メリディアン

クイーン…ディ・ヘンドラー、エクスペディション

ラベンスバーガー…ドラゴンランド、ルクソール、メキシカ、バーゲンセール、決算日

ウィニングムーヴズ…ユリシーズ、ババンク

独 K.トイバー オーストリアのゲーム雑誌『シュピールヴィーゼ(ゲーム牧場)』は年間ゲーマー大賞2004にクラウス・トイバー氏(51)を選出しました。この賞はボードゲーム界で目覚しい活躍をした人物に送られるものです。PCゲーム創世記1503のボードゲーム移植、また大ヒット作カタンのオンライン版開発、エントデッカーカタンの宇宙船などのホームページでのフリープレイ、またホームページでゲームのルールを図解するプロフェッサー・イージーコーナーなど、PCとボードゲームの橋渡しに尽力した功績が評価されました。

 トイバー氏はこの受賞について、「私は人々をボードゲーム・カードゲームに近づけ、入りやすいように新しい道を作るのに努力しています。だからこの受賞はとても嬉しいです」とコメントしています。あくまでもボードゲームを中心に新しい試みを続けるトイバー氏は今後の活動も注目されます。(Spielwiese

米  アメリカのオンライン・ポップカルチャー雑誌「インターナル・コレスポンデンスver.2」誌は2003年に注目されたボードゲーム文化にアワードを発表しました。メーカー、ゲーム、ゲームシーン、ショップ、論争という一風変わった5部門のうち、ゲームシーン賞(Phenomenon of the Year)にヨーロッパゲームが選ばれました。メーカー賞はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社、ゲーム賞はマジック:ザ・ギャザリング、ショップ賞はWizKidsを買収したTopps、論争賞はd20というRPGについてという、多彩な顔ぶれです。

 アメリカではカタンプエルトリコなどのルールの多いゲームが受け入れられ、これまでのモノポリーなどに代わって年々売上げを伸ばしています。その成長が2002年に急激に上がり、マスメディアで取り上げられるようになったことが受賞理由となりました。ちなみに昨年のゲームシーン賞は「組織化されたプレイ(Organized
Play)。」メイジナイトなどのミニチュアゲームやTCGの大会やゲーム会の組織化が評価されています。

 日本でもマスコミで取り上げられる機会が増え、人生ゲームが史上最大の売上げを記録するなど、類似した状況だと言えるでしょう。ニューヨークタイムズに「PC世代がボードに回帰(The PC Generation, Back to the Board)」という記事があったそうですが、日本でも同じことが言えます。その世代の心をつかむヨーロッパゲームは、今や世界現象と言えるかもしれません。(ICV2

蘭 カタンボックス オランダのベニー・デン・ハーン(Bennie den Haan)は有限会社カタン(トイバーの個人会社)からライセンスを取得し、カタンの開拓者ボードゲームとカードゲームの専用木製収納ボックスを発売します。ボードゲームボックスは基本セット、航海者、街と騎士を5、6人用拡張まで、さらに歴史シナリオ1まで収納できます。カードゲームボックスはトーナメントデッキ、6つの拡張まで収納できます。ロゴ入り、ベルベット加工、マグネットで止められるコンパートメント、取っ手など豪華なつくり。外側は白木と黒塗りのいずれかを選択可能。中国製です。

 価格はボードゲームボックス44.95ユーロ、カードゲームボックス34.95ユーロ(送料別)。現在製作中で、発売日はホームページで発表されます。個人輸入での入手となりますが、ドイツにあるいくつかのゲームショップが仕入れると見られます。これまで航海者の箱などに詰め込んで運ぶしかなかったところに朗報です。問い合わせはメールにて。(Catanbox

独  Brett'n Boardではオーストリアのゲーム情報誌『シュピール・ヴィーゼ』のミラー氏による情報として2003年のドイツにおけるベストセラーを掲載しました。新作ではアルハンブラキング・アーサーリスク指輪物語が入り込みましたが、モノポリースクラブルリスクなどの古典と、カルカソンヌカタンの開拓者という大賞受賞作が堅調です。

 ラベンスバーガー社は、ロッティカロッティを単年で40万(通算約100万)、キング・アーサーを6週間で6万セット販売したと発表し、総売上が昨年比2.7%増の257.6ユーロ(約335億円)、ゲーム部門の売上が3.6%増の214.2ユーロ(約278億円)を記録しました。ゲーム市場が緊縮する中で健闘しています。

 ベストセラーのリストは大賞の受賞効果は大きいものの、その中で次年以降にも売れ続けるゲームが少ないことを示しています。各メーカーが続々新作を発表する中、定番として定着するのは非常に稀なケースと言えます。(Brett'n Board










【非電源ゲーム全体】

1.モノポリー(Monopoly)

2.ロッティ・カロッティ(Lotti Karotti)

3.ドクタービッバー(Dr.Bibber)

4.アルハンブラ(Alhambra)

5.スクラブル(Scrabble)

6.タブー(Tabu)

7.ウノ(Uno)

8.レーザーライトテニス(Laser Light Tennis)

9.カルカソンヌ(Carcassonne)

10.リスク(Risk)
  【ファミリーボードゲーム】

(カッコ内の数字は昨年の順位)

1.モノポリー(Monopoly、1)

2.アルハンブラ(Alhambra、−)

3.スクラブル(Scrabble、4)

4.カルカソンヌ(Carcassonne、3)

5.カタンの開拓者(Die Siedler von Catan、5)

6.リスク(Risk, 6)

7.キング・アーサー(King Arthur、−)

8.人生ゲーム(Spiel des Lebens、8)

9.リスク指輪物語(Risk -Der Herr der Ringe、−)

10.ラミーキューブ(Rummi Kub、10)

ムーンカップル アメリカのゲームデザイナー、アラン・リチャード・ムーン氏(52)は2月14日、ジャネット・ニヴァーさんと結婚式を挙げました。30才のとき、アヴァロンヒル誌に「私の目標は美しい女性ゲーマーを見つけることだけです」とコメントしていましたが、それから20年以上かけてベストパートナーを見つけました。

 これからは夫婦で共同制作していくのか、これまでパートナーだったアーロン・ワイスブルム氏とのコンビは継続していくのかなど今後の展開が注目されます。折りしも今年のニュルンベルクでムーン氏は乗車券(Ticket to ride)、ワイスブルム氏はアダムとイブ(Adam&Eva)と別々に発表しており、ムーン氏の結婚で新しい局面を迎えている模様です。(Brett'n Board

トンギアキ アメリカのゲームメーカー、ユーバープレイ社は今月、新作のトンギアキで抽選4名にハワイ5泊の旅が当たるキャンペーンを始めました。応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入してユーバープレイに送るだけ。ゲームを買う必要はありませんが、応募用紙にはゲームショップの店長が記入する欄があり、近所でゲームを売っているお店に行かなければなりません。でも当たれば店長にもハワイ旅行が贈られます。なお当選者は、ハワイでトンギアキを遊んでその写真を提出することが義務づけられます。旅行プレゼントから漏れても、抽選10名でトンギアキが贈られます。

 なおこの旅行プレゼントはアメリカ、カナダに住んでいる人限定。ですがそれ以外に住んでいる人にもトンギアキが当たるチャンスがあります。

 トンギアキの売り文句は「思考好きな人のための21世紀カルカソンヌ」。新人デザイナの作品ですが、ニューイングランドワイルドライフなどのドイツゲームを手がけてアメリカのゲーム愛好者に支持されたユーバープレイの今年一押しということで注目度が高まります。(ユーバープレイ

今年のエッセン国際ゲーム祭は10月21〜24日。行くつもりの方は年休をとる・お金を貯めるなど早めの準備を。予算は20〜30万ぐらい必要。(Spielbox)

独  ゲーム専門委員会(Fachgruppe Spiel)の発表によると、2003年のドイツ市場におけるゲーム・パズルの売上げが2002年からさらに下がったことが明らかになりました。おもちゃ全体では12.4%上昇したにもかかわらず、TCGを除くゲーム・パズルは前年比4.7%減です。

 そのような中でも子どもゲーム・家族ゲームは比較的盛況で、売上げ上位トップ20のおもちゃにモノポリーロッティカロッティドクタービッダーアルハンブラスクラブルの5タイトルが入り、健闘しました。

 古典タイトルの中に大賞受賞作のアルハンブラが入っていることは、年間大賞の認知度の高さを物語るものであると言えるでしょう。(Brett'n Board



ベルリンでBeWitched-Spieleというメーカーをやっている女性ゲームデザイナー。昨年のエッセン国際ゲーム祭ではゲームをテーマにした「ルドフィール(Ludoviel)」とゲーム業界をテーマにした「闇商売(Schwarzarbeit)」を発表した。昨年一部で話題を呼んだお役所仕事をテーマにした「アドアクタ(Ad Acta)」に続いて粋なゲームの登場だ。


この2つを遊ぶために翻訳を仕上げたので、作者に連絡を取るとすぐに返事が。「闇商売」は公開許可を頂き、「ルドフィール」はファイルを献呈してそのうち公式ページにアップロードされることになった。こうとんとん拍子に話が進むことも珍しいので、嬉しくてレイアウトをいじってPDF化したり、「ルドフィール」の追加ルールを3点翻訳したり。合計10のルールで遊ぶことができる。楽しみ。


『シュピールボックス』のフォーラムにて汝は人狼なりや?を遊ぶときにかける音楽の話。コッポラ監督「ドラキュラ」のサウンドトラック、マイケル・ジャクソン「スリラー」、ホルスト「惑星」など。日本人なら何を選ぶ?(1/21)

カタン新版のプラスチック駒をかっこよくする塗装がトイバーのホームページで公開。こんなふうに墨を塗ってふき取る。これなら木製でなくてもいいかな?(Spielbox)

ルミ新シナリオ

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スイスのムルメル社は年間大賞作ルミに新しいシナリオ「火山」をPDF形式で公開。中央が陥没したかたちで激戦必至だ。(Spielbox)

独  ゲームアンケートは、10月に行われたエッセン国際ゲーム祭(Spiel '03)から1ヵ月後、約2週間にわたって新作のインターネット投票を行い、その結果を発表しました。338名の参加のうち、メールアドレスを明記した251名について集計されています。

 アンケートでは予めリストアップされた中から選ぶ方式で、海外の小メーカーなどが含まれていない点、重複投票はメールアドレス記入で防いだものの組織票があったと見られる点を反省点としてあげています。

 1位になったのはアッティカ。メーカー、デザイナー共にネームバリューもあり、早くも年間大賞候補かと言われている作品です。フェアプレイ誌のスカウトで1位だったサンフアンは今回のリストに入っておらず評価不明。3位だったマヤは26位、8位のルドフィールは22位、10位のフォイリオは41位と大きく順位を落としました。ただし小さいメーカーが善戦するというエッセンの傾向は強く現れています。

 これから少しずつ国内に紹介が始まりますが、メジャーなメーカーだけでなく、中小メーカーの意欲的な作品も入ってくることが期待されます。(Spielbar

【ゲームアンケート評価】

1.アッティカ(Attika, M-A.C.Merkle, Hans im Glueck) 145/2.0276

2.鉄道ダイス(Railroad Dice,J.Kappe, Wassertal) 57/2.0351

3.英雄の帰還(Rueckkehr der Helden, L.Stepponat, Pegasus) 76/2.1053

4.ピッチカー(Pitch Car, J.Poel, Ferti) 30/2.1333

5.王冠のゲーム(A Game of Thrones, FFG) 51/2.1569

6.フレッシュ・フィッシュ(Fresh Fish, F.Friese, Plenary Games) 47/2.1702

7.蒸気の時代拡張1(Age of Steam Exp. #1, Warfrog) 34/2.1765

8.暗闇のフロア(Finstere Flore, F.Friese, 2F-Spiele) 141/2.1986

9.インシュ(Yinsh, K.Burm, Don&Co) 57/2.2105

10.魔法の剣とドラゴンの卵(Zauberschwert & Drachenei, J.Schwinghammer Adlung) 92/2.2717  (右側の数字は得票数/評価-1最高〜6最低の平均。順位に下線のあるゲームはフェアプレイでも10位内に入ったもの)

フェアプレイ誌のスカウト投票結果

独  エッセン国際ゲーム祭(Spiel '03)から発売され、好評を博しているメルクルの新作アッティカの一部に、タイルの型ぬきと印刷のずれがあることが判明しました。型どおりにぬくと、タイルの裏側に印刷されていない白い部分が残ってしまうそうです。メーカーはメールで応対、無償で新しいものを送るとしています。(Hans im Glück)

独 暗闇のフロア 2Fシュピーレはエッセンで発売されたばかりの新作、暗闇のフロアのPC版をフリーダウンロードで公開しました。モンスターの習性をよく読んで、自分の仲間を食べられないようにするゲームで、現地投票でも評価が高かったゲームです。アッティカインシュとともに、発売早々に無料で遊べるというPRがトレンドとなっています。

 モンスターは初めに向いている方向に進み始めます。途中で左右の視界に人間が現れると方向転換して襲い掛かります。ただし、同じ距離に2人の人間がいると、どちらも襲えなくなるという習性があります。さまざまなアイテムを配置してモンスターから人間を守りましょう。操作パネルの上から順に、

1.緑のスマイル…プレイヤーです。1人もモンスターに食べられてはなりません。

2.黄色のスマイル…他プレイヤーです。全員モンスターに食べられなければなりません。

3.壁…モンスターの視界を遮ります。これにモンスターがぶつかると、後ろにあるものは壁ごと押されます。周りの壁まで押されると人間はつぶれてしまいます。

4.左向きの壁…モンスターがぶつかると、必ず左に曲がります。

5.右向きの壁…モンスターがぶつかると、必ず右に曲がります。

6.反対向きの壁…モンスターがぶつかると、必ず180度回転します。

7.ガラス…視界を遮らない壁です。

8.墓場…モンスターが入ると死にます。

9.血糊…モンスターはスリップしてしまい、左右に曲がれません。

最初から置かれているものは動かせません。指定されたアイテムをクリックで全て配置したらスタート。緑を一匹も殺させずに黄色を全て殺させればクリアです。現在18面まで遊ぶことができ、ホームページで毎週公開されるパスワードを入力すればその先のステージも遊ぶことができます。このステージをクリアすればキーワードがわかり、それをホームページに応募すれば素敵な賞品がもらえるそうです。まずは第1ステージから練習してみましょう。

 完全なパズルゲームですが、ソリテアで力試しをしてはいかがでしょうか。なお、ボード版は多人数プレイ可能で、テレポートなどの追加アイテムや若干のルールの違いがあります。(2F Spiele

独 世界最大のボードゲームイベントであるエッセン国際ゲーム祭(Spiel '03)が、10月23日から4日間に渡って開催されました。ドイツのゲーム専門誌「フェアプレイ」は毎年恒例の現地アンケートを行い、その結果を発表しました。ゲームサイトGames
We Playではこの集計をもとに、ドイツのメーカーと個人メーカーに分けてリストアップしており、主なメーカーの動向はこちらで探ることができます。

 アレアのプエルトリコ・カードゲーム、サンフアンが2年前からのフィーバーを受けてトップ。発売前にオンラインサイトBrettspielweltで公開されたインシュアッティカも上位に入りました。ゲームデザイナーコンテストからスカウトされたマヤも注目度が高い模様。デザイナーとしては、看板娘でメジャーとして認知されつつある異色のデザイナー、フリードマン・フリーゼの作品が3作も入っています。

 2月に行われるニュルンベルクおもちゃ見本市と比べ、エッセン国際ゲーム祭は中小企業が活躍する傾向が強いですが、その中から評価を固めてメジャーメーカーに発展する企業が生まれていくことが期待されます。(Fairplay

【フェアプレイ誌主催スカウト評価】

1.サンフアン(San Juan, A.Seyfarth, alea) 78/1.78

2.インシュ(Yinsh, K.Burm, Don&Co) 64/1.80

3.マヤ(Maya, B.Eisenstein Abacus) 116/1.80

4.フレッシュ・フィッシュ(Fresh Fish, F.Friese, Plenary Games) 53/1.91

5.鉄道ダイス(Railroad Dice,J.Kappe, Wassertal ) 50/2.02

6.アッティカ(Attika, M-A.C.Merkle, Hans im Glueck) 192/2.12

7.暗闇のフロア(Finstere Flore, F.Friese, 2F-Spiele) 140/2.12

8.ルドフィール(Lidoviel, F.Friese, Drubberholz) 65/2.20

9.魔法の剣とドラゴン(Zauberschwert & Drachenei, J.Schwinghammer Adlung) 59/2.20

10.フォイリオ(Feurio, H.Glumpler, Erlkonig) 71/2.25

 (右側の数字は得票数-50票以上/評価-1最高〜5最低の平均)

 9月19〜22日、第5回ラミーキューブ世界選手権がスイスのセント・モーリッツで開催され、日本人の桑原正人氏が優勝しました。この大会は1991年のイスラエル大会を皮切りに3年に1度開かれており、今回は過去最大となる26ヶ国の代表が世界一をかけて戦いました。

 桑原氏は第1回に続いて2回目の優勝という快挙です。大会の写真集はこちらで、アルプスを背景に大きいトロフィーを持っている桑原氏の姿を確認することができます。おめでとうございます。

 ラミーキューブ(Rummikub)はイスラエル生まれの数字合わせゲーム。持ち札のタイルを場札と組み合わせて早くなくすことをめざすパズル志向のゲームです。1980年のドイツ年間ゲーム大賞など数々のアワードを受賞し、世界中でこれまで4000万売られました。日本版はこれまでいくつか発売されましたがまもなく絶版になっており、入手するには海外版を購入するか、店頭在庫を求めるしかないという状態です。(Rummikub

〈参考〉公式ページ(英語)・日本語ページ

独  ドイツの飛行機会社ジャーマンウィングスは今月16日、18:30発ケルン・ボン発ドレスデン行きの国内線で、ゲームを遊んだり懸賞つきのクイズに答えたりするゲームの夕べを開催することを明らかにしました。

 ドレスデンにあるカール=クーベル子ども・家族基金フェルゼンヴェーク研究所と、ドイツ年間ゲーム大賞協会が協力し、スペシャルゲストとしてクラウス・トイバーが搭乗します。航空会社の社長は「ただ座って新聞を読んでいるだけではなく、飛行機はもっと楽しくできる。これまでもポップコンサートやマスコミ会議、朗読会を開いてきた。でも16日のゲームの夕べははたぶん世界初の雲の上で行う飛行機パーティーとなるだろう」と言っています。

 エッセン国際ゲーム祭を間近に控え、盛り上がりを見せるゲームシーンですが、この勢いをさまざまな場面に投入し、社会を活性化させていく試みとして注目されます。(Spielbox

独  今年の年間ゲーム大賞を獲得した「アルハンブラ(Alhambra)」は、スイスの玩具会社と登録商標をめぐって係争が起こり、その結果名称が「アルハンブラの宮殿(Der Palast von Alhambra)」に変更されました。これに伴ってパッケージとコンポーネントのデザイン変更が行われる模様です。

 比較的メジャーなメーカーから発売され、大賞まで取ったような作品が受賞後2ヶ月も経ってタイトルの変更を余儀なくされるのはきわめて異例。中小企業の多いドイツのゲームメーカーが権利関係に疎いことを露呈したと見ることもできます。なお、日本への入荷はメビウス頒布会(9月上旬頃)を皮切りに来月からいよいよ入ってきます。(Spielwiese

日 帝国の商人 ボードゲームサイトThe table game which plays happilyは、フランスのゲームメーカーが公開しているボードゲーム「帝国の商人(Marchands d'Empire)」の日本語訳を公開しました。コンポーネントはメーカーのページからダウンロードして印刷できます。16MBもありますが大変美しい画像です。

 訳者の鷹村ナクトさんらによるプレイレポートはこちら。各都市を周りながら支持された資源を調達して利益を上げ、大聖堂を建てたり、土地を獲得したりします。2002年にフランス・トリトラ賞の銅賞を獲得。立体的に組み立てられるついたてが出色です。フリーとは思えない出来のよさで、手間を惜しまず作って遊んでみてはいかがでしょうか。(The table game which plays happily

 play:gameに「バルーンカップの憂鬱」と題して、2人用のヒットゲーム「バルーンカップ」のルールにまつわるいざこざの顛末を紹介。アメリカのゲームデザイナーとドイツのメーカーでコミュニケーションが十分に行き届かなかった模様。ルールのチェックとバランス調整に普通でも1年かけるドイツのメーカーでさえ、世に出した後にこうした問題が起こっている。日本のメーカーにおいては、内輪のテストプレイだけで製品化する危険性を十分に認識されたい。なお、当サイトのルール(by Viserさん)は改訂済みです。(03/08/05)

 The Games Journalにアメリカにおけるボードゲームの歴史の記事。1995年のカタンのショックで市場が急速に膨らみ、ドイツ系のゲームが「ユーロゲーム」「デザイナーズゲーム」というジャンルを開いたことが触れられている。2003年4月のニューヨーク・タイムズによるとアメリカの非電源ホビーゲーム総売上は1994年の7億2千万ドルから2003年には3倍の26億ドル(3120億円)になったという。しかもモノポリー、スクラブルなどのロングセラーを含まないというから驚きだ(バネスト中野さんの情報によると、TCGのブレイクが大きいとのこと)。これはドイツ市場の約8倍に相当するもので、近年ドイツゲームのアメリカ版製作が増えている事情が理解できる。

 ドイツのメルリッヒというところで、ゲーム中に突風でカードが舞い上がり、それを取ろうとした35歳の男性が窓から7メートル下に転落、重傷。またアメリカでは「パチーシ」をプレイ中に口論から殴りあいとなり、1人が死亡するという事件がおきた。ゲームは危険なもの?(Spielbox)

 「スンダ〜サフル」が日本でも発売されているオーストラリアのゲームメーカー、サガシティーのドン・ボーン氏にインタビュー。オーストラリアは市場が小さく、今のお得意様は韓国と日本とのこと。アジアも捨てたもんじゃない。(Terminal City Gamers)

 「ロッティ・カロッティ」の生産数が111万1111セットになったということで、ラベンスバーガーの工場でお祝いが行なわれた。ゲームの工場とはたらくおばさん・おねえさんたちを見られる珍しいチャンス。このゲームは昨年1年の売上が58万セットでラベンスバーガーの単年売上の新記録。それにしてもなぜこんなに売れるこのゲーム?(Spilen in Österreich)

 「プエルトリコ」の作者A.ザイファルトがボードゲームギークに「プエルトリコ」に影響を与えたゲームリストを公開。ゲームデザイナーはみなゼロから製作しているわけではない。好きなゲームをアレンジしたり、要素を抽出したりしてその中から「新しいもの」を作っていく。そんな過程が各ゲームに対するコメントから目に見えるようだ。(Terminal City Gamers 03/07/10)

580,000 Spielwieseによると、ウサギがどんどん消えていくシュールな子どもゲーム「ロッティカロッティ(Lotti Karotti)」の昨年の販売数が58万セット(うちドイツ分が38万)だったとのこと。これはラベンスバーガーの販売新記録。画像は0が一つ多いがどうしてだろう?

ONE PIECE ジャンプの人気マンガ「ワンピース」のバンダイによるカードゲームがドイツで発売される。ドイツ版のタイトルは「Koenig der Piraten(海賊の王様)」。発売元はマジックなども取り扱っているアミーゴ社。バンダイは「さまよえるオランダ人(Der fliegende Holländer)」でドイツでもちょっとは名の知られた存在。日本はマンガ大国として認知されているようだ。(Spielbox

 「バルーンカップ」で一躍ドイツにも名前を知り渡らせたアメリカ人の作者ステファン・グレンがあのシド・サクソンにインタビューをしていた記録を発見。シド・サクソンのファンサイトより。いくばくかの薫陶を受けた模様。

韓国版クニツィア

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● Terminal City Gamersの情報によると、韓国のゲームメーカーがクニツィアとライセンス契約を結び、韓国語版のゲームをリリースする予定であることがわかりました。タイトル発表は今年後半になる見込み。新作ではなく、絶版になっている傑作ゲームから何タイトルか選ばれる模様で、日本人にとっては安価に絶版ゲームを入手するチャンスになることが予想されます。(Terminal City Gamers 03/06/01)

● 5月24、25日にわたって第22回ゲッティンゲン・ゲームデザイナー会議が開催されました。先日発表されたヒッポダイス・ゲームデザイナーコンテストの表彰のほか、若手デザイナーの試作品が次々とプレイされた模様です。若手ゲームデザイナー賞はマルコ・トイブナー(Marco Teubner)に授与されました。またS.ドーラ、W.パニング、T.ギムラー、M.シャハト、N.ノイヴァール、G.ブルクハルト、G.コルネットなどベテランデザイナーも新作を紹介。主なゲームメーカーも一同に出席しており、この会がドイツゲームの大きな源泉となっていることを伺わせます。フォトギャラリーではいかにも楽しそうな試作ゲームの写真が満載です。(Reich der Spiele

● ドイツのゲームサイト「ペッペルキステ」では、今年のゲーム大賞で3作がノミネートされた絶好調のミヒャエル・シャハト氏にメールインタビューを開始しました。ウェブサイトのフォームから誰でも質問を投稿できます。聞きたいことがあったらこの機会に質問しましょう。(Pöppelkiste

● ドイツのゲームファンサイトH@LL9000にて毎月行われているゲームクイズは、今月ゲームデザイナーの子ども時代を当てるという企画です。商品はラベンスバーガーとアレアの新作で〆切は5月末日。ゲーム通のドイツ人も悩む難易度の高いクイズですが、あの有名デザイナーの顔や、どういう子ども時代を送っていたかを垣間見る絶好の機会となっています。6月の解答発表も注目してみましょう。(H@LL9000

● アメリカのゲームショップFunagainが、クリアランスセールを始めました。アクワイア$27.80、ノーチラス$33.50、ベルニサージ$39.50、コンチェルト・グロッソ$4.50など。Adlung社の絶版ゲームもいくつかセールになっています。ニュルンベルクの新作もだいたい出揃ったところですので、注文するよい時期といえるかもしれません。(Funagain

● アレックス・ランドルフ「はげたかのえじき」「チャオチャオ」など手軽ながら心躍るゲームで多くのデザイナーに影響を与えてきたアレックス・ランドルフが5月3日、故郷ヴェネツィアにて81歳の誕生日を迎えました。これからもボードゲームの伝統を継承する者として長生きしてもらいたいというのが世界中のゲーム愛好者の願いです。(Spielbox)

● 相撲クニツィアの2人用カードゲーム「アンギャルド(En Garde)」がPalm版(Shockwave)として公開されています。もちろんPCで遊ぶことも可能。テーマはフェンシングから、日本人になじみぶかい相撲に変更。大関はコンピューター横綱を寄り切って勝つことができるでしょうか?(Theplip.com

 〈関連リンク〉

 海外ソリティアゲーム特集たのしくあそぼ〜て〜ぶるげ〜む

● スンダ〜サフルオーストラリアの個人ゲームメーカー、サガシティー・ゲームズによるパズルゲーム「スンダ〜サフル(Sunda to Sahul)」のルール日本語訳(PDF、3.05MB)がホームページにアップされました。ドイツでも紹介されていましたが、外国語のルールが公開されたのは日本語が最初です。翻訳には当サイトの管理人があたり、お試しプレイのレポートもアップしています。日本での販売も計画しているようですので、興味のある方は求められてはいかがでしょうか。パズルゲームが好きな方には特におすすめです。(Sagacity Games

● 我こそボスなり絶版となっていた「ゼニ!ゼニ!ゼニ!(Kohle Kies & Knetes)」の英語版リメイク「アイム・ザ・ボス(I'm the Boss、発売日未定、予価$34.95)」で話題となったフェイス2フェイスゲームズ(旧モンキーゴッド・エンタープライゼズ)が公式ホームページを立ち上げました。関係者によると、アクワイアを除くシド・サクソンの作品の版権をすべて取得し、試作品も含めてこれから少しずつ発表していくとのことです。サクソン亡き後もその遺志は受け継がれています。(Face 2 Face Games

● ボーナパルトハイボーン、ムタボーン、レディボーンとボーナンザの拡張を発売してきたルックアウトゲームズが、今年は4月末に新しいボーナンザの拡張「ボーナパルト(Bohnaparte)」を発売することを発表しました。デザイナはハイボーンの共作者ハンノ・ギルケで、ローゼンベルクは外れています。

 今回の拡張に新しい豆はなく、33枚の地形カードと60枚のプレイヤーマーカーが入っています。ターラーを稼ぐことが目的ではなく、ターラーを資金に陣取りをします。プランテーション・村・街・城壁・領主という5種類のカードを並べ、各プレイヤーは領主のカードから陣地を広げていきます。

 隣接する陣地に攻撃するには1ターラーを支払ってカードをプレイします。防御側もカードをプレイし、数の多いカードを出した方が勝ちます。18や20といったカードが役に立つようになります。

 領土にしている地形によって交渉フェイズにめくるカードや手番の最後に引くカードが増えます。ゲーム終了時に領土の最も広いプレイヤーが勝ちます。

 通常はエッセンで発売されることが恒例になっているボーナンザの拡張ですが、今年は半年早まりました。(12才以上/3〜5人用/プレイ時間60分/限定2500セット)(Casasola.de

● Spielboxは各社の取扱品リストからから2003年から絶版になっているゲームを調査、発表しました。発売されてから2〜3年しか経っていないものが多く、また大賞受賞作「ティカル」「トーレス」が絶版になるなど、サイクルのはやさが目立つ状況となりました。

絶版の増加・ロングセラーの減少は、各メーカーが決定的に面白いゲームが出せないこととともに、質を向上できないところをアイテム数で補う企業戦略の行き詰まりを示しています。一方で、消費者の嗜好が多様化し、誰でも面白いというゲームを作りにくくなっていることも一因といえるでしょう。(Spielbox

〈主な絶版ゲーム〉

アバクス: でっけぇ馬鈴薯(Dicke Kartoffeln)、ほらふき男爵(Münchhausen)、叔母の遺産(Die
Erbtante)

アードルング: ピサ、タイタニック、タイタス、エレメンツ、ベネチアの仮面舞踏会ほか

アレア: ラー、タージマハル、ワイアットアープ

アミーゴ: スペースビーンズ、サンフランシスコ、エルフェンゴールドなど

アバロンヒル: コズミック・エンカウンター、ディプロマシー、アクワイア

クレメントーニ: ダークサイド

ゴルトジーバー: フォッシル、ドージェ、ビッグシティー、フィノ、胡椒袋、王と枢機卿、ボンガル、ピーナッツ、レーベンヘルツ

ハバ: 橋を渡って(Lore Lamm)、もぐもぐ(Mampf)、もぐらが出たぞ(Molly Maulwurf)、マーブルすくいゲーム(Tolle Torte)ほか

ハンス・イム・グリュック: モルゲンランド、メディナ、ステルテベッケル、アッティラ、利益廃液(Mull
+ Money)

ハズブロ:: ハリウッド(Fabrik der Traume)

ジャンボ: アムステルダムの商人(Die Kaufleute von Amsterdam)ほか

クレー: ぶたの貯金箱(Fette Bauche)ほか

ノリス: 庭園(Der Garten des Sonnenkonigs)ほか

ラベンスバーガー: サンマルコ、ティカル、ジャワ、ビッグショット、シャーク、トーレスほか

シュミット: ゼヘツ、プレムプレム、カピトール、宝石の首飾り(Das Kollier)

シュピールシュパス: タブララサ、オリックス

TMシュピーレ: フォルタンプ、白蓮(Der Weisse Lotus)

ウィニングムーブズ: ピット

ツォッホ: トカミ

(メーカー・アイテムともに主なもののみ。邦題が音写の場合は原題を省略)

● 新人ゲームデザイナーの登竜門となっているヒッポダイス・ゲームデザイナーコンテスト2003の結果が発表されました。ヒッポダイスはボッフムのゲームサークルで、コンテストは今年で15回目。各メーカーから目利きの審査員が選び出したゲームから、これまでいくつか(コントール、宝石の首飾り、カナロアなど)が製品化されています。入賞者の住所は公開されており、海外のメーカー(日本も含めて)からのオファーがあれば製品化の道がより広がることになるでしょう。(Spielbox

 1位:水路(Aquadukt)

  …T.ラウシャー作。3〜6人用、120分。古代ローマで水路を引いていく戦略ゲーム。

 2位:ハンザの黄金(Hansegold)

  …D.バーズーン作。2〜4人用、180分。商人となってお金を稼ぐアクションポイント制ゲーム。

 3位:メルカンティリスムス(Merkantilismus)

  …A.シュテーディヒ作。3〜6人用、90分。品物を相場のよいときに交換していく交易ゲーム。

 Brett'n Boardによる英語での紹介

● ユーバープレイ Terminal City Gamersによると、今年ユーバープレイ(Ueberplay)というブランドが立ち上がり、ドイツゲームの英語版を発表することがわかりました。ラインナップは5つです。

ニューイングランド(New England/A.R.Moon)」…今年のニュルンベルクで発表されたばかりの新作。今度のメビウス頒布会で予定されています。

ハイソサエティー(新題はニューマネー)(High Society-New Money/R.Knizia)…クニツィアの名作として名高い競りゲーム。絶版になって久しいのですが人気は衰えません。

ザラヘムラの開拓者(The Settlers of Zarahemla」…カタンシリーズの新作。ドイツ圏外で発売されるオリジナルとしては「カナンの開拓者」以来となります。

 以上の3作が現在のところ明らかになっています。このほか、現在ハンス・イム・グリュックとリオ・グランデで扱われているクニツィアの作品2作と、もう1作(おそらくヴレーデの作品)が予定されているとのことです。

 ドイツで絶版になっている人気ゲームや、ドイツゲームの流れを汲むオリジナルゲームがアメリカで発売されるという流れはいよいよ強くなってきました。(Uberplay

● 2月22日から公開された「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」にちなんで、eiga.comではカプコン版のボードゲームを紹介しました。執筆はオフィス新大陸。編集部のプレイ記もあります。第1部ではパンフレットに宣伝が掲載されましたが、第2部ではミニチュア・バトルゲームに代わられてしまったクニツィアのボードゲーム。ストーリーが展開する第2,3部で再び知名度を上げることができるか見ものです。(eiga.com

●  ドイツ各社発表プログラムによると、2003年に発表されるゲームでファミリーゲームと大人用ゲームの数が明らかに減っていることが判明しました。子どもゲームの数は増加しましたが、内容的には幼児用の学習ゲームが目立っています。一方絶版になったゲームのタイトル数は過去5年で2番目に多い288にのぼり、ドイツゲーム界に暗い影を落としています。原因の第一は不況ですが、それと共に新機軸を打ち出せないデザイナ・メーカーの行き詰まりもあるものと見られます。(Spielwiese

●  コスモス社の発表によると、これまでに販売されたカタンシリーズの合計が600万セットに達しました。そのうち基本ゲーム「カタンの開拓者」は半分の300万セットを占めます。2002年単年では、基本ゲームは13万セットの売上でしたが、5月から売り出されたトラベルセットが7万セット売れました。エッセンでお披露目となった新作「アドベンチャー人類(Abenteuer Menschheit)」は3ヶ月で5万セットのセールスを記録しています。コスモス社はカタンシリーズによって1995年以来、毎年平均10万ユーロ(1200万円)の増収となったことになります。この結果から、この先もしばらくカタンシリーズが出続けると見られます。(Spielbox

● 主要メーカーから構成されるゲーム専門委員会(Fachgruppe Spiel)の発表によると、大手メーカーの2002年のゲーム・パズルの売上は前年比で11.4%の下落になったことが明らかになりました。特に前半期の落ち込みがひどかったとのこと。その中で子どもゲームは売上総数にして3%上昇したことと、年末に「ドクタービッダー(Dr.Bidder, Hasbro)」と「ヴィラ・パレッティ」の2作品がおもちゃのヒットリストに上がったことが救いとなりました。ドイツのおもちゃ市場において、ゲームは約15%を占めますが、おもちゃのヒットリストにゲームが上がることは少ないとのことです。(Spielbox

 ・関連リンク:ゲームの値上げ(当サイト)

●  クニツィアが日本の戦国時代を題材にした陣取りゲーム「サムライ」のPC版(英語)が今春発売され、「IYEYASU」や「ASHIKAGA」との息詰まるような争奪戦がひとりでも楽しめるようになりました。「サムライ」は日本各地にある米、仏像、カブトを勢力争いでバランスよく集めていく戦略性の高いゲームです。ハンス・イム・グリュック社から発売されており、「このゲーム最高!」「幸せなハンス」などの日本語の箱書きも楽しいです。発売に先駆けて、体験版(13Mb)がホームページでダウンロードできます。戦略をじっくり研究して、腕を磨きましょう。(Klear.com

 ドイツ大手ゲームサイトSpielbarでは、エッセン国際ゲーム祭2002で発売された新作を対象に、メール投票を行いました。125通の応募の結果、76位までの順位が発表されました。上位は以下の通り。ドイツのメジャーメーカーは影を潜め、代わって中小メーカーと、ドイツ国外メーカーが入りました。(Spielbar

  1位 ルーミス(Rumis/Murmel) 1.54/13

 ★2位 ワーテルロー(Waterloo/Phalanx) 1.57/14

  3位 マグブラスト(Magblast/FFG) 1.60/10

 ★4位 キーセドラル(Keytherdal/R&D) 1.66/38

 ★5位 ハイヴ(Hive/Gen Four Two) 1.68/37

  6位 ローマ(Rome/GMT) 1.73/11

 ★7位 蒸気の時代(Age of Steam/Warflog) 1.86/37

 ★8位 ズーシム(ZooSim/Cwali) 1.89/80

 ★9位 フィッシュ・フルッペ・フリカデル(Fische Fluppen Frikadellen/2F Spiele) 1.89/74

  10位 サンタフェ・レールズ(Santa Fe Rails/GMT) 1.94/16

(カッコ内左:評価…1が最高・6が最低での平均 右:投票数。順位の左についた星印はフェアプレイ誌の現地投票でも上位に入った作品)

 リオグランデ社はは、一般公募で選ばれたプエルトリコの新建物14と新しい地形を英語版・画像付きのPDFファイルで公表しました。これに伴い、国内でも数サイトで翻訳が行われ、感想がアップされ始めました。これも今年のプエルトリコ人気を物語るものだと言えるでしょう。(Rio Grande Games

 ・概略の速報(Terminal City Gamers)

 ・日本語での速報(たのしくあそぼーてーぶるげーむ)

 ・日本語化タイル(The Game Gallary)

 ・ルール説明(The Game Gallary)

 ・詳細なルール説明(ボードゲームの部屋@ざる同盟)

 ・ルール説明(当サイト)

 ・感想とコメント(BARAC〜ドイツゲームの部屋〜)

 ・感想とコメント(ボードゲームの部屋@ざる同盟)

 ・感想とコメント(プエルトリコ学問所)

 ・プレイレポート(BARAC〜ドイツゲームの部屋〜)

 ・プレイレポート(A Piece of Poison) 

 アレアによると、エッセンなどのメッセで配布される予定だったプエルトリコの新建物は、12月10日発売のドイツのゲーム雑誌「シュピールボックス」2002年6号の付録として発表されることがわかりました。小さい建物が12、大きい建物が2つの合計14で、内容は明らかにされていません。なお、アイデア募集者から抽選で5名にプエルトリコのプレゼントの当選者も発表され、ドイツ人2名、カナダ、スウェーデン、スイス人がそれぞれ1名ずつ当選しました。

 当サイトでは、この雑誌を入手してその内容をお知らせする予定です。(Alea

 去る11月16日、ニュージャージー州のキーポートという街にあるオークションハウスにて、今月6日に亡くなったシド・サクソンのコレクションが放出されました。もともとは治療費を捻出するために計画されたものですが、サクソンの死去に伴って「形見分け」の会になった模様です。10,000タイトルのコレクションのうち、2,000ほどが出品されました。100名ほどの参加者で、最高額550ドル、総額数万ドルの売上となりました。(About.com)

 

ゲーム絶版情報

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 ドイツゲームメーカー各社は、来期より絶版にするゲームを発表しました。しばらくはショップの在庫分がありますが、確実に入手難になっていくと見られますので、チェックしているものがあれば早めに買っておきましょう。(Spielbox)

★アードルング

 バンブティ(Bambuti)、ラオ・ペング(Lao Pengh)

 ラストミニット(Last Minute)、ベネチアの仮面舞踏会(Maskenball Venezia)

 モンスターハント(Monsterjagd)、オーシャン(Ocean)

 パルス(Puls)、テイクオフ(Take off)

 タイタニック:神話(Titanic Der Mythos)、タイタス(Titus)

★ゴルトジーバー

 王と枢機卿(Kardinal & Konig)、胡椒袋(Pfeffersacke)

 レーベンヘルツ(Lowenherz)、フィノ(Vino)、ボンガル(Wongar)

 ピーナッツ(Nur Peanuts)、ビッグシティ(Big City・絶版になる可能性高し)

★コスモス

 カタンの開拓者カードゲーム拡張5セット(5 Erganzungssets fur das Siedler von Catan-Kartenspiel)

※トイバーが明らかにしたところによると、新年に新しい拡張セット「バーバリアンと交易王(Barbaren und Handelsherren)」の発売が予定されているとのことです。またレーベンヘルツについてはアメリカからリメイクを出す計画があるそうです。

 「アクワイア」「キャントストップ」などで知られるアメリカの大デザイナー、シド・サクソン氏が11月6日に亡くなりました。享年82歳。アルツハイマー病を患い、養護施設で最後の数ヶ月を送っていました。

 数多くのゲームデザインと、ゲームに関する著作は他社の追随を許さず、アメリカから全世界のゲームシーンに与えたインパクトは長く語り継がれることでしょう。謹んでご冥福をお祈りします。(Spielbox)

 ・シド・サクソンのゲーム一覧

 ・コレクション放出オークション

フィッシュ・フルッペ・フリカデル 毎年恒例のフェアプレイ誌によるエッセン国際ゲーム祭のゲームスカウトが行われ、速報が掲載されています。この催しは、会場で来場者にアンケートを行い、出たばかりの新作の評判を問うものです。今年はラベンスバーガー、コスモス、ハンスイムグリュック、アミーゴ、ツォッホといった常連の評価が軒並み低く、代わって小さいブースの中小メーカーが大躍進しました。昨年はプエルトリコがダントツ、10位以内に入った多くのゲームが翌年のアワードを獲得しましたが、中小メーカー大躍進でアワードにどう影響するか、注目されます。(Fairplay)

 1位 フィッシュ・フルッペ・フリカデル(2F Spiele) 1.67/113

 2位 アド・アクタ(BeWitched) 1.76/93

 3位 蒸気の時代(Warfrog) 1.84/49

 4位 ズーシム(Cwali) 1.85/122

 5位 カネス(Splotter) 1.94/33

 6位 王冠と剣(Queen) 2.04/81

 7位 バイヨン(Adlung) 2.05/59

 8位 建築ゲーム(Prestel) 2.05/37

 9位 カナル・グランデ(Adlung) 2.13/79

 10位 レディボーン(Lookout) 2.18/28

(数字は左側が評価の平均(1最高〜6最低)、右側が投票者数(20票未満をカット=Hive, Waterloo, Keythedralの3作を除外))

 インターネットコンテンツ制作会社のプロハウスは、プレステ用ソフトを開発しているディースリー・パブリッシャーなどと共同でドイツゲーム(「ユーロスタイルゲーム」)がオンラインで遊べるサイトを発表しました。

 月会費300円で現在のところ「ガイスター」「ダミー」「トスカナ」の3タイトル。対戦相手がいない場合はコンピュータが入るようになっており、ネット環境にあればいつでも遊べます。チャットなども完備されており、ゲーム仲間を探すのにも使えます。

 今後はさらにゲームを増やしていく予定で、会費分のもとは十分取れそうです。ドイツの無料オンライン対戦サイト「Brettspielwelt」の壁が高すぎる方にとっては特にお勧めです。また、ドイツゲームをまだ知らない人への玄関口になることも期待されます。(プロハウス) 

「アクワイア」で知られるアメリカの有名デザイナー、シド・サクソンのゲームコレクション10,000点と、ゲーム関連書籍500点がオークションで放出されることになりました。現在サクソンはアルツハイマー病で養護施設に入っており、その費用などの捻出のために家族が放出を決定したとのことです。書籍は11月15日、ゲームは16日にアメリカで行なわれます。(North River Auctions

エッセン・国際ゲーム祭委員会によると、2002年前半期のゲーム売り上げ(非電源系)は前期比3.3%の減となりました。全体的な不況の中、ポケモン・カードゲームとクイズ・ミリオネア人気で大幅減が避けられたとのこと。その中で好調なのは子どもゲームで、5.9%の増。専門家は、不況でも子どもにはお金を惜しまない傾向があることと、マンネリ化しつつある大人用ゲームの中で子どもゲームに成長の余地が残されていたことが理由であると見ています。不況で財布の紐がかたくなる中、またエッセンなど買わずに遊べる機会が増える中、実際に購入するゲームを選ぶ目は確実に厳しくなっています。(Spielbox

 ドイツゲーム情報サイト「rAdio-AktiV」「rAdio-Sp!elplatz」の管理者・益田ラヂヲ氏がエッセン・国際ゲーム祭の渡航費用を捻出するため、1週間限定のオークション「rAdio-Aukt!on」を始めました。内容はアベ・カエサル12,000円から、ニュルンベルクの開拓者、マエストロ各8,000円から、ビジネス、アラカルト、アウフ・アクセ各5,500円からなど。締め切りは10月7日。個人サイト内での開催ですので信用取引になりますが、参加してみてはいかがでしょうか?(予定通り10月7日に終了しました)。なお、入札する場合には掲示板で認証を行うことが必要になります。(Spielplatz

ドイツ水害 フェルゼンヴェーク・インスティテュートではザクセン地方を襲った大規模な洪水への救済のため、チャリティーオークションを開始しました。オークション自体はeBAYに出品されていますが、インスティテュートのサイトでは出品ゲームを写真つきで紹介しています。ウィスキーカタン、コミュニケーションカタンなどのレアアイテムに加え、カプコン版を含む各国語版のカタンもあります。しかもトイバーのサイン付き。ものによってはすでに100ユーロを越しているものもあります(カプコン版も100ユーロ突破!)。オークションは9月20日前後まで行われ、売り上げは洪水被害者救済にあてられます。(Spielwiese

アレアのページでは、「プエルトリコ」の新しい紫の建物の作成ツールを公開しました。建物名、建築コスト、勝利ポイント、説明を入力して「Generieren」を押すと、自動的にpdfファイルが作成されます(日本語だと化けます)。これと共にアレアでは新しい建物の募集をメールで受け付け始めました。その中からアイデアの素晴らしいものを選出して製品化し、エッセンなどで無料配布するとしています。また応募者から抽選で5名には、作者ザイファルトのサイン入りプエルトリコ+新しい建物セットが送られるとのこと。締め切りは8月31日です。応募者の名前も忘れずに。「いいアイデアを思いついたけれど、英語やドイツ語では説明できない」という方は当サイトにメールをください。できる限り協力します。(Alea

 

アラカルト・ドイツカードゲーム賞で知られるドイツのゲーム雑誌『フェアプレイ』最新刊(60号)で「Interview - Spielen in Japan(インタビュー・日本におけるゲーム)」と題して日本のゲームコレクターがインタビューされていることがわかりました。ドイツゲームを始めたきっかけや日本のゲーム事情について語られています。この方は私のゲーム友達で、英語でのメールインタビューがドイツ語に翻訳されたということです。日本で手に入れるのは難しい雑誌ですが、どこかで見つけたら探してみてください。

フェアプレイ・オンライン

年間ゲーム大賞の受賞に伴い、ツォッホ社には現在30万個を超える「ヴィラ・パレッティ」の注文が殺到しており、生産が追いつかない模様です。8月中旬から大賞ロゴ入りの品を2週間に3万個のペースで卸し、さらに9月からは5万個ペースに上げるとしています。今回の大賞受賞に伴って、ヒット請負人であった販売チーフ、カール=ハイツ・ヘルハケ(Karl-Heinz Hellhake)が一応の目的を達して辞職し、スタッフが新体制になりました。なお、国内ではメビウスが注文をしていますが入荷は9月以降になるものと見られます。(Spielbox) 

イギリスのカップルが結婚を記念して誰でも参加できるゲームパーティーを開催します。11月15日(金)午後6時から17日(日)午後6時までの2泊3日、参加料は宿泊込みで30セント。ホテルを予約してから主催者に連絡します。日本から参加しましょうという訳ではありませんが、結婚披露宴の新しいかたちとして注目されます。(Spielbox

「ガイスター」「チャオチャオ」「インコグニト」などの親しみやすいゲームや子ども用ゲームでファンも多いアレックス・ランドルフが5月4日で80歳になりました。シュピールボックスではお祝いの書き込みが40通も届いています。ドイツゲーム界の長老がこれからゲームを出すとしたら注目です。(Spielbox

昨年ランドルフによる年間子どもゲーム大賞ノミネート作品「リュッセルバンデ(Ruesselbande)」によって子どもゲームで頭角をあらわしたドライマギアー社と老舗シュミット社が4月1日より販売・マーケティングで業務提携しました。本年からの年間子どもゲーム大賞本格化に向けた、子どもゲームへのテコ入れのようです。シュミット社は家庭向け、大人向けゲームについてはすでにハンス・イム・グリュック社と提携しており、磐石の体制が整いつつあります。(Spielbox

「バルバロッサ」の第一版などで知られるASS(Altenburger und Stralsunder Spielkarten)が事務所・工場を含めて、ラベンスバーガーからベルギーのメーカー、カルタ・ムンディ(Carta
Mundi)に委譲されることになりました。ラベンスバーガーを中心に回っていた国内の市場に外資が入り込んだ形です。

 ASSは1543年からカードを作り始めていたアルテンブルクのカードゲーム工房が前身となって戦後できたメーカーです。1991年にFXシュミットに買収されました。ところがラベンスバーガーが1996年にFXシュミットを買収、1998年にはベルリナー・シュピールカルテンも買収して、ASSの工場はラベンスバーガー内でベルリナー・シュピールカルテンと併合されました。これを2000年にASSを買収したカルタ・ムンディがASSの工場も今回取得したということです。(Spielbox

カタンバスコスモス社がカタンバスの乗務員を募集しています。カタンバスとは、ドイツ国内を巡回しながら各地でキャンペーンを行い、カタンの開拓者をはじめコスモス社のたくさんのゲームを宣伝するため今年から運行される、スクールバスを改造したバスです。このバスの乗務員兼ゲーム解説者はゲーマーにとって夢の職業とも言えるでしょう。条件は中型免許、ゲームの知識、インスト能力、人当たりのよさ、教育学を修めているか教育に携わったことがあること、フレキシブルな時間に対応できること、2年間勤められることです。日本人が採用される可能性はまずないと思いますが、この話が実話であることがドイツゲームのものすごいところでしょう。(Kosmos)

シュピール・ヴィーゼによると2002年に発表される予定のゲームには海をテーマにしたものが多いそうです。例としてハンス・イム・グリュックの「マゼラン海峡」、ユーロゲームズの「クリッパー」「アルマダ」、アミーゴの「海賊の入り江」、クイーンの「ジャンク」が挙げられています。コスモスからも「オウムガイ」が来ています.歴史は陸→海→宇宙→ファンタジーを繰り返すのでしょうか?(Spiel-Wiese)

ファナゲンが年末のクリアランスセールをやっています。4割引平均で、最大50%引きまであります。年末締め切りですので、名作ゲームが売り切れになる前に急ぎましょう。(Funagain)

 英語版輸入版ドイツ版

エッセンの評価2

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シュピールボックスが今年のエッセン・ゲームフェアで出品されたゲームのアンケート評価を行い,結果を発表しました.やはりアレアの新作が未発売ながらダントツです.投票数(30票以上)/10段階評価の平均(多いほどいい評価)(Spielbox)

























1位 プエルトリコ(Alea)35/8.80 6位 ゴッド(Timbuktu)41/7.76
2位 ドボン(Don&co)38/8.32/38 7位 アンノドミニ・フロップ(Abacus)80/7.73
3位 カタンの宇宙船(Kosmos)102/8.05 8位 ヴィラ・パレッティ(Zoch)63/7.65
4位 シュティッヒルン/ハットトリック(Amigo)44/8.05 9位 アトランティック・スター(Queen)55/7.62
5位 ハイボーン(Amigo)71/7.77 10位 指輪物語・敵(Kosmos)56/7.57

エッセンの評価

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フェアプレイ誌にてエッセン・ゲームフェアで出品されたゲームの第一印象による評価を集計し、公表しています。アレアの新作が未発売ながらダントツ。(15票以上のゲームで評価の高い順。数字は6段階評価(少ないほどいい評価です)/投票数)
(Fairplay)

























1位 プエルトリコ(Alea) 1.18/38 6位 電力会社(2F) 2.03/29
2位 アトランティック・スター(Queen) 1.85/20 7位 岬からカイロまで(adlung) 2.03/28
3位 ドボン(Don&co) 1.88/17 8位 チチカカ(Cwali) 2.2/35
4位 アンノドミニ・フロップ(Abacus) 1.90/22 9位 ヴィラ・パレッティ(Zoch) 2.2/30
5位 ウルランド(Doris&Frank) 2/44 10位 マスカット(Stern) 2.24/29

2012年5月

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