シリーズ1995年にドイツゲーム大賞を獲得して以来、ドイツ内外で数多くの賞を総なめにしてきた「カタンの開拓者たち」ですが、人気の高まりに乗じて次々と以下のようなカタンシリーズが発売されています。
Die Siedler von Catan ■■■■(■) |
言わずと知れた、日本でドイツゲームがメジャーになった先駆けとなる開拓ゲーム。戦略性と運のバランス、とっつきやすさ、外観どれをとってもすばらしい。地形が密であるため、緊迫したゲーム展開となる。17ヶ国語(アメリカ・フランス・デンマーク・オランダ・イタリア・ロシア・ギリシャ・スペイン・ポルトガル・ノルウェー・スウェーデン・チェコ・スロヴェニア・日本・中国・韓国)版が各国で発売されており、日本語版はトライソフト版とカプコン版「カタン」の2種類がある。5〜6人用拡張セット■■■(■)、Windows版CD-ROM■、携帯用トラベルボックス■、10周年記念3D豪華版■あり。→各国語版の収集サイト →カタン公式サイト | |||
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| 初代コスモス版 | コスモス新版 | アメリカ・メイフェア版 | 日本・カプコン版 | 日本・ハナヤマ版 |
Die Seefahrer von Catan ■■■(■) |
基本セット拡張用のタイルと船コマが入っている(これだけでは遊べません)。カタンの島から船を作って新天地へ旅立つ。いくつかのマップとシナリオが用意されており冒険心をくすぐられる。オールマイティの地形・砂金川、海賊の登場など、にぎやかになった。「開拓者たち」と比べるとマップが広い分、良くも悪くもダイナミックな展開となる。5〜6人用拡張セット■■あり。→名古屋EJF:カタンの開拓・海上エクスパンション | ||
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| 初代コスモス版 | コスモス新版 | アメリカ・メイフェア版 | |
Das Kartenspiel fur Zwei Spieler ■■(■) |
コンセプトはボード版と同じだが、2人で向かい合って開拓競争をする。さまざまな種類の騎士、建物があり、また相手に攻撃したり、都市にして高級な施設を建設したりと、できることが多い。英訳あり(和訳はこちら)。それぞれ1セットずつ持っているプレイヤー同士がデッキを組んで戦う「トーナメントセット■」、拡張カードとして「騎士と商人■」「魔法使いとドラゴン■」「交易と交通■」「経済と軍事■」「政治と陰謀■」「バーバリアンと交易王■」「芸術家と慈善家■」の7つがあり、英語版■は前五者のセット、2006年に発売された特別版■は全部セットになっている。ドイツ語版はある程度ドイツ語が分からないとつらいかも。Windows版CD-ROM■あり。→名古屋EJF:カタンの開拓カードゲーム | ||
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| コスモス版 | コスモス10周年記念版 | アメリカ・メイフェア版 | |
Städte und Ritter ■■■(■) |
基本セット拡張用(これだけでは遊べません)。カタン島に蛮族が襲いかかる!そこで騎士を雇って強化すると共に、新産品をつかって都市を交易・政治・科学の3分野にわたってさらに発展させ、都市を要塞化する。要素が増えた分、戦略性が増している。日本語版が出たためとてもプレイが楽。5〜6人用拡張セット■あり。日本語版はなぜか「騎士と古城」。→The table game which plays happily:騎士と古城 |
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| 初代コスモス版 | コスモス新版 | アメリカ・メイフェア版 | |
Historische Szenarien Alexander der Grosse und Cheops ■ |
基本セット拡張用(これだけでは遊べません)。2つの歴史シナリオ。アレキサンダー大王は遠征のお伴をしながら手柄を立てて王の信望を高めつつ、王の通った道に開拓地を建設していく。クフ王は開拓をしながらピラミッドの建設に功績を上げ、王の信望を高める。システムを継承しつつまったく趣の異なるゲームになっている。秀逸。→The table game which plays happily:アレキサンダー大王/クフ王 |
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Die Siedler von Nürnberg ■ |
ニュルンベルク・トイフェアの記念に作られた特別版。マップはニュルンベルクの市街地とその周辺の2つからなる。街の周りではフランクフルトなど他の都市への交易路の権益を確保しつつ開拓し、街の中では工場を建てて交易品を生産し売る。そのお金で街に貢献し、名声を得る。バランスがよく、カタンシリーズの中でも出色。値段が高いが絶版になっている量産されていないらしいので見つけたら即買い。基本セットは必要なし。→The table game which plays happily:ニュルンベルクの開拓者たち |
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Die Sternfahrer von Catan ■■ |
![]() 宇宙船に乗って広い宇宙を航海し、惑星を開拓していく。宇宙海賊に負けないように宇宙船を武装し、友好的な宇宙人と交易するために船倉を増やし、またアクシデントをうまく乗り切って名声を得る。マップがとても広く、また宇宙船の装備などの部品が多くてにぎやかな雰囲気になる。交易種族のフィギュアセット■、5〜6人用拡張セット■■、Windows版CD-ROM■あり。基本セットは必要なし。→メビウスゲームズ:カタンの開拓『宇宙編』 |
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Das Buch zum Spielen ■ |
カタンフリークと原作者が作り上げた力作のシナリオ、ヴァリアント集(これだけでは遊べません)。それぞれのシナリオ、ヴァリアント用の用具つき。戦略論やルールFAQ、カード版の詰め将棋みたいな問題集と内容はぎっしり。基本セットだけでプレイできるものもあるが、基本的に航海者の拡張セットが必要となる(こちらで和訳公開中)。ある程度基本セットで慣れた人でないと混乱するかも。→The Game Gallery:カタンブック |
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Historische Szenarien 2 Troja & Die grosse Mauer ■ |
2001年のニュルンベルクで発表された新シナリオ(これだけでは遊べません)。トロイではプレイヤーは秘密のカードでミケーネ軍かトロイ軍に分かれ、資源を拠出しながら戦争を有利に進める一方、船で交易を行う。万里の長城では長城をできるだけ高く建設して北方民族の侵攻を防ぐ。カタンではこれまでになかった戦いという新しい要素が雰囲気を盛り上げる。翻訳しました。→The table game which plays happily:トロイ戦争&万里の長城 |
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Sternenschiff Catan ■ |
カタンの開拓宇宙編と同じ題材の2人用カードゲーム。両プレイヤーは宇宙船の装備を増やし、コロニーから資源を得て、カードに従って資源を売買・交易したり、宇宙海賊に出会ったり、惑星を見つけたり、タスクを達成したりする。コロニー、センター、タスクの達成、交易によって勝利ポイントが先に10点になったプレイヤーが勝利する。同時発売されたメイフェア版はテキスト以外まったく同じコンポーネント。→The table game which plays happily:カタンの宇宙船 |
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The Settlers of Canaan ■ |
アメリカのメーカーが独自に製作したシナリオ。エルサレム近郊をめぐって開拓し、聖なる石を建造して勝利ポイントをとる。オリジナルの発展カードと、生産性の高い地形でアメリカらしい派手なゲーム展開を楽しめる。→名古屋EJF:カナーンの開拓 |
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Abenteuer Menschheit ■■ |
2002年のエッセンでグラフ雑誌「シュテルン」とのタイアップで発表された新シナリオ。アフリカ大陸から人類が世界中に広がっていく歴史をカタンのシステムを使ってたくみに再現している。文明を発展させながら、遊牧民となってどんどん砂漠化していくアフリカ大陸を脱出し、新天地をめざす。4人種を集めるべく世界の隅々まで探検していくテーマは、これまでのカタンと違ってリアル。→メビウスゲームズ:旅立ち | |
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| コスモス版 | アメリカ・メイフェア版 | |
Die Kinder von Catan ■ |
2003年のニュルンベルクで発表。4才から遊べるように積み木のような美しい木製のコマにし、システムをシンプルにしたもの。それでもダイスで資源を集めて街を作っていくという基本コンセプトは失われていない。→メビウスゲームズ:キンダーカタン |
The Settlers of Zarahemla ■ |
アメリカのユーバープレイ社・インスピレーションゲームズが製作したシナリオ。モルモン教徒の入植を描いている。寺院の建設と新しい発展カードが追加。ボードはカード置き場も付いており、雰囲気満点。→名古屋EJF:ザラヘムラの開拓者 |
Candamir - Die erste Siedler ■ |
2004年のエッセンで発表。小説版カタンをモチーフにした冒険ゲーム。各プレイヤーは自分のキャラクターをもち、得意能力を生かしてアイテム獲得、剣や酒などの製造をする。テーマは共通するものの、システムはカタンとは全く異なる。コンピューターRPGのようなプレイ感覚で、ソロプレイ色が強い。→The table game which plays happily:カンダミール |
Elasund - Die erste Stadt ■ |
2005年のエッセンで発表。小説版カタンをモチーフにしたゲームの第二弾で、街の開発がテーマ。一等地にさまざまな建物を作り、名声を上げることを目指す。→メビウスゲームズ:エラズンド |
Atlantis ■ |
2005年に発売されたゴールド版の付録として限定販売。カタンブックの抜粋や無料配布版をまとめたヴァリアント集。シナリオは「アトランティス」「ジャングルにて」の2つ、ヴァリアントは「イベントカード」「カタンの火山」「スペシャリスト」「街壁」「城壁」「大河」「港マイスター」「魔法の7」の8つ。 |
Kampf um Rom ■ |
2006年のエッセンで発表。カタンのシステムに回帰した。ヨーロッパ全域を舞台に、ゲルマン民族となって北東から侵攻し都市を略奪する。開拓地が一箇所に固定せず、移動しながら行く先々で勢力を伸ばしていくところが新しい。→The table game which plays happily:ローマ帝国の危機 |
Das Würfelspiel ■ |
2007年のニュルンベルクで発表。6個のダイスを振り、必要な資源が揃えば道や家、街や騎士を作って得点になる。得点はゲームボードを模した付属のメモに記録し、15手番で最高得点を競う。ダイスカップと拡大マップが入ったカタンダイス特大(Das Würfelspiel XXL)■あり。→メビウスゲームズ:カタンダイス |
Die Siedler von Catan Junior ■ |
2007年のニュルンベルクで発表。ボードを狭くしルールを簡略化、テーマを海賊に替えて子どもでも楽しめるように工夫した。場札と交換ができたり、スペシャルカードが使えたりするなど、新しい要素も付加されている。→メビウスゲームズ:カタンジュニア |
Händler & Barbaren ■ |
2007年のニュルンベルクで発表。これまで無料配布されていた小さな拡張などをまとめ、さらにいくつかを付け加えた。ヴァリアントは「イベントカード」「港マイスター」「2人カタン」の3つ、シナリオは「カタンの漁師」「2つの大河」「キャラバン道」「バーバリアンの来襲」「商人とバーバリアン」の5つ。5〜6人用拡張セット■あり。 |
Die Kolonien ■ |
2007年のエッセンで発表。「航海者」発売10周年を記念する傑作シナリオ集。 |
Die Siedler von Catan: Deutschland-Edition ■ |
2008年のエッセンで発表。ドイツを舞台に、名所・旧跡を建築する。ブランデンブルク門やケルン大聖堂など、立体のコマが付属しており、ゲームが進むにつれてボード上に建立されていくさまはとても美しい。港がなく、3:1がデフォルトで2:1交換は発展カードで行う。オーソドックスなルールで遊びやすい。 |
そのほか基本セットのタイルが崩れないようにする枠と資源カードが取りやすい棚の「クラブパッケージ■」、カードがボロボロになったときや競技用にほしい「代替カード(Replacement Cards, Mayfair)■」、新版の箱絵が1000ピースのジグソーになっている「カタンパズル■」ゲームをするとき身につけたい真っ赤な「カタンTシャツ■」、アメリカの愛好者カタン大学が作った「カタンポロシャツ■」「カタンTシャツ■」、基本セット・航海者セット・騎士と古城・歴史シナリオ1まで入るケース「カタンボックス■」があります。またウィスキー会社と共同で作られた「カタン・命の水(Die Siedler von Catan - Das Wasser des Lebens)■」、通信会社と共同で作られた「カタンのコミュニケーション(The Communication in Catan)■」が出ていました。いずれも幻の限定版です。売り物になったという話は聞きませんが、3Dカタンを作った強者まで現れました。
それぞれ趣が異なり、たいていはルールが複雑になっていますが、資源産出のシステムなど基本的な部分は踏襲されており、「カタンの開拓者たち」に慣れていればそれほど難しくはありません。
はっきり言って基本セット「カタンの開拓者たち」を超えると思われるものはありませんが、それぞれのシチュエーションで冒険者になりきって未知との遭遇を味わってみてはいかがでしょうか。きっと、幼い頃に見た夢がなつかしく蘇ってくることでしょう。
■・・・トライソフトによる日本語版あり
■・・・和訳なしで英語版が国内販売(イエローサブマリンなど)
■・・・和訳なしでドイツ語版が国内販売(バネスト、広島など)
■・・・トライソフトによる日本語訳つき
■・・・メビウスによる日本語訳つき
■・・・広島による日本語訳つき
■・・・国内販売なし。個人輸入か。
■・・・カプコン・ハナヤマによる日本語版あり
※すでに過去の話だったり、定かでないところもありますので、購入を検討されている方は各ゲーム店に直接問い合わせることをおすすめします。
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ONO Takuya(hourei@e.jan.ne.jp)