ードー Hans Peter Schneider作

ドードーは飛ぶことができない七面鳥くらいの大きさの鳥です。モーリシャス島に住んでいましたが、オランダによる開拓後、持ちこまれたネズミや野生化した豚のために70年で絶滅してしまいました。

ゲームの準備

ドードー駒

カタンは開拓者が足を踏み入れた当時のモーリシャス島です。プレイヤーはドードーを保護しながら開拓していきます。ルールは基本的に通常ルールに従います。ただしドードーに関して以下のルールがあります。

ルール

ドードーは各地形にそれぞれ決まった数までしか住むことができません(下図)。ゲームの最初にドードーの定員を各地形に配置します。

地形 耕作地 鉱山 丘陵地 牧草地 森林
タイル数 4 3 3 4 4
ドードーの定員 2 3 4 5 6
地形毎のドードー数 8 9 12 20 24 = 73
海、砂漠(火山)に住むことはできない

ドードーはルールにしたがって死んだり増えたりします。

<初期配置でドードーが6羽死んでしまったところ>

プレイヤーの開拓と資源産出は、ドードーに悪影響を与え、最悪の場合死んでしまいます。そっと保護してやればドードーは繁殖しますが、そのためには開拓が制限されてしまうわけです。

ドードーの繁殖と死亡

1.サイコロを振ってから

ドードーは「14−(サイコロの合計数)」の数字チップがある地形について以下のように増えます。8が出れば「6」の地形が増え、3が出れば「11」の地形が増えます。

まず、シングルのドードー(ひとつの地形に1、3、5羽いる場合、ペアを組んで余った1羽)が隣り合う地形のシングルのドードーのところへ移動します。ただし、

そうでなければ留まり、ペアを作れなかった場合は死亡します。

ペアは1ペアにつき最大1羽、その地形の定員まで子供を産むことができます。すでに定員になっている場合は、子供を産みません。できたてのペアも子供を産むことができます。

順序注意:シングルが移動してから、ペアが子供を産みます。

2.産出フェイズ

産出される資源1つにつき、その資源を産出する地形にいるドードーが1匹死亡します。そこでプレイヤーは資源を1つまたは全部産出しないで、ドードーを救うという選択もできます。よって盗賊はグリーンピースになって、環境破壊をくいとめる役割をもちます(産出できなくなるのでドードーが死なない)。

3.建設フェイズ

開拓地を建設したり、開拓地を都市にしたりすると、ドードーが隣接するいずれかの地形のうち1羽死亡します。初期配置フェイズでも死亡します(上図)。どのドードーが死亡するかは建設したプレイヤーが決めます。盗賊がいる地形からは死亡しません。そのため次回の開拓に先立ってドードーを保護しておきたい地形に盗賊をおくという作戦もあります。街道建設でドードーは死亡しませんが、シングルのドードーの移動が妨げられることになります。

木材1と穀物1で、ドードーを移送することができます。ただし、以下の条件を満たすところにしか移送できません。

環境悪化に備えてドードーのペアを作っておくのは得策です。例

青は9を振りました。14−9で5の牧草地と鉱山が対象になります。
まず、5の牧草地のシングルのドードーは10の鉱山へ移動し(黒矢印)、ペアから子供が生まれまし。このマスはグリーンピース(盗賊)がいる限り、産出・開拓によってドードーは死にません。一方5の鉱山(右上)ではシングルのドードーが死亡してしまいました。
続いて産出フェイズです。黄色と赤は火山からそれぞれ金を産出しました。青と黄色は鉱山から鉱石を1つずつ産出し、そのせいでドードーが2羽死亡しました(黄色は金を産出しているのですから、鉱石を我慢してドードーを救うこともできたわけです)。左下の9の牧草地からは誰も産出しません。
ここで青は9の牧草地を自然保護区にしました。ここは青の街道に隔てられていて他のプレイヤーが来ることができないので、ゆっくりドードーを飼育できます。
次に建設フェイズで、青は木材と穀物を払って11の森林から8の森林へドードーを移送しました。これで8でも繁殖するようになりました。

自然保護区

自然保護区は誰も開拓地を建設しておらず、一人のプレイヤーの街道しかない場所で、2勝利ポイントになります。自然保護区にしたら、街道以外作ってはいけなくなります。

自然保護区にできる場所を見つけるのは容易ではなく、また開拓地を建てられないという試練もあります。一番適しているのは、比較的数字のよい森林である。2ペアいれば、子供を2羽産ませることができ、それをすばやく移送すれば、さらに子供を産ませることができます。自然保護区は2勝利ポイント以上の価値があります。

ゲームの終了

この時点で各プレイヤーは、自分の開拓地・都市に接してドードーが最低1ペアいる地形1つにつき1勝利ポイント手に入れます。

ヒント

ドードーを考慮しなくとも勝てるのではないかと思う人は、ドードーが繁殖地と、その2点がない地形の違いを考えてみましょう。都市3と開拓地4をもち、ドードーの繁殖地をもたないプレイヤーは、開拓地3つでもドードーの繁殖地を多く持っているプレイヤーより後で点数がずっと少なくなります。

しかしゲームを進めるにはドードーを死亡させなければなりません。ドードーのことだけ考えていては、10点に到達できないでしょう。

有効なのは、少ない土地だけドードーから離して開拓し、周辺のたくさんの土地をドードーのためにとっておくことです。産出するのは、ドードーが死亡しても難なく埋め合わせできるところにしましょう。穀物を産出したために死亡したドードーに、その穀物と木材で別のところから移送してくるのは割に合いません。

あるいは繁殖地(自然保護区になっていなくとも、そう扱われているものを含む)までドードーを根絶やしにしてしまうのも手です。そして資本主義者として9勝利ポイントまで集め、最後に自分の占有している場所に繁殖地を作ります。発展カードの勝利ポイントカードを隠していたり、他のプレイヤーがドードーを繁殖させたりした場合にはその時点で勝利です。

あるいははじめからドードーを増やすようにしておくという手もあります。初期配置の時点で自然保護区ができるように開拓地と街道を置きます。自然保護区2つと、街道による最長交易路、都市2つでも勝つことができます。しかし急がないと、他のプレイヤーに入りこまれてしまいます。


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