イントリーゲ

▼交渉はドイツゲームに特徴的な要素ですが,このゲームは交渉だけがものをいうゲームです.とてもシビアで,好き嫌いがはっきり出ます.

▼プレイヤーはベネチア,ミラノ,ローマ,ナポリ,フローレンスの諸侯です.自分の配下の有能な人材を敵地に就職させてその給料を得ます.

▼人材には財務士,法律家,軍人,学者,司教の5種類があり,それぞれ2人ずついます.自分の手番にこのうち2人を敵地に送りこみます.

▼しかし各国の定員は5人で,同業種が重複することはできません.はじめのうちはポストが全部空いているので就職しやすいのですが,埋まってくると就職しにくくなります.就職できなかったら,島流しです.

▼就職させる際,相手に賄賂を支払うことになっています.相手はその賄賂の額を見て,誰をどのポストにつけるか決めます.ここがこのゲームの一番のポイントです.同じ業種で申し込みがあった場合,それぞれから賄賂をもらって決めるのです.

▼いったん就職しても,そのポストに別の申し込みがあればまた賄賂を渡して延長するように頼まなければなりません.もらえる給料と支払う賄賂とのバランスをうまくとりながら,お金をためて行きます.

▼10人の人材を2人ずつ敵地に送り込み,賄賂を払って就職を頼み,就職できたら給料をもらう.これを繰り返して第6ラウンド(第6ラウンドは就職なしで給料だけ)が終わった時点でもっとも多くお金を持っているプレイヤーが勝ちます.

▼ただ賄賂を渡すのではなく,代わりにポストを用意するといった条件を提示したり,哀願や脅迫も使います.裏切りなどで外交の断絶が起こったりもします(ただ,断絶するとたいてい負けますが).シビアですが,それぞれの性格を知り合った仲間でやればとても面白いでしょう.

ヴァリエーションルール

島流しになったら,その時の賄賂は戻る.こうすると賄賂額が増大してより激しいゲームが楽しめる(ドイツ語ルール11ページ).

アドバイス

●全ての会話,交渉,就職交代に干渉せよ!

●脅し,せがみ,急きたて,哀願し,要求し,待ち,根拠を述べて主張し,反論せよ!

●協定・約束は,自分の利益になるか考えて結ぶべし!

●しかし適宜フェアーに,信頼された方がよい.

●チップを送りこむときは他プレイヤーの手元にどのチップがあるかをみながらよく考えよ!

●一度つかんだ就職は容易に離すな!しかし見かえりが少なければ撤退せよ!

●できるだけ多く賄賂をもらえるよう自国の就職の配分をよく考えよ!

●これはゲームに過ぎない.ゲーム後はみんな仲良くせよ!

(ドイツ語ルール裏表紙)