Lupus in TabulaLupus in Tabula 汝は人狼なりや?

2003年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート記念(2003.5)

このページでは、メーカー公式ページで発表されているプレイアドバイスヴァリアント追加役割カードを訳出して紹介しています。ぜひお試しください。

プレイアドバイス

【第1夜は誰も死なない】
最初の夜には、ゲームマスターが殺されたことにするとよいでしょう。こうすることで人狼がランダムに殺すことがなくなり、全プレイヤーが1ラウンドプレイできるようになります。夜になったら、人狼が目を開けてお互いを確認し、自動的にゲームマスターを餌食に選びます。そのため、ゲームマスターは第1日目に自分が死んだことを発表します。それから各プレイヤーは予言者や人狼の情報に基づいて誰をリンチするか話し合います。

【投票をわかりやすく】
投票のときには、指名された人が自分に何票集まっているかを、みんなに見えるようにしながら指で数えるとよいでしょう。

【ゲームマスターの注意】
夜、ゲームマスターは手がかりを与えないよう、常にテーブルの中央に向かって話し、特定のプレイヤーに向かって話さないようにした方がよいでしょう。同様に「彼は」「彼女は」という表現をせず、中性的な表現を使いましょう(日本語ではあまり問題になりません)。

【ドライに】
アンドリュー・プロトキンは、「このゲームはたくさん叫んで(昼に)、たくさん黙る(夜に)。となりの人が文句を言うのを気にするな」と言っています。

【手がかりを見つける】
「汝は人狼なりや?」は遊ぶグループによってルール変更可能なゲームです。ですがどんなグループでも戦略が生まれてくるものです。例えば、2,3ゲーム遊ぶと、前ラウンドで無実の人に誰が投票したかを思い出すことで、霊媒師の情報を評価することができるようになるでしょう。怪しいふるまいの中で、何が「投票の裏づけ」になるのかわかってくるはずです。つまり、誰をリンチするか考えているところで、自分の選択を正当化します。「彼は殺された人のすぐ前にいたよ」とか、メタゲーム的に「彼は人狼を5回続けてやったことはない。だから今はきっと人狼だ!」すでに誰かが投票された人に投票するプレイヤーには注意を払いましょう。どうしてその人に投票したのか? 自分が逃れるためではないのか? 相棒の人狼を絞首台から救おうとしているのではないか?

【予言者VS人狼】
積極的で上手な人狼は予言者を装うことでしょう。予言者と同じ情報を持ち、信頼を得ようとします。「昨晩あなたについて尋ねてみたんですけど、あなたは村人でしたね!」こうすると自分に有利な投票になるかもしれません。しかしこの役割をプレイするには、冷血であることが何より必要です。少しでもためらったら即座にリンチされてしまいます。本物の予言者は正体を明らかにし、冷静に人狼を告発しましょう。しかし次の番に彼を殺してしまわないように注意してください。そうしないとバレバレで断頭台送りですよ!

ヴァリアント

【人狼アナウンス】
予言者が夜に誰かを指さしたとき、ゲームマスターは「はい、人狼です」「いいえ、人狼ではありません」と声に出して答えます(「彼は」「彼女は」と言わないように注意)。ほかのプレイヤーは誰が誰を指さしたかはわかりませんが、答えだけはわかります。「はい」ならば人狼にプレッシャーがかかることでしょう。(アンドリュー・プロトキン)

【ミステリーセット】
ゲームマスターは人狼と予言者のカードを別にしておきます。そして参加人数より3枚少ない村人のカードを取り、お好みでスペシャルカードを混ぜます。これらをシャッフルし、スペシャルカードの枚数分だけ捨て札にします。それから人狼と予言者のカードを入れてゲームスタートです。霊媒師やボディーガードなどが入っているのかどうかわかりません。

【群れの掟】
アンドレア・バルトリ作
(このゲームのもととなったカードゲーム「マフィア」のMensa HungarIQaにおける研究会から提案されたもの)
人狼の群れは民主的に組織されているでしょうか? このヴァリアントでは人狼が夜に餌食を殺すとき、誰を殺すかについて多数決(生き残っている人狼の半数より多い賛成)が必要です。狼たちは夜の間は話ができませんが、何とかして昼のうちに合意にこぎつけなければなりません。
最初の夜の人狼フェイズだけ、人狼が全員目を開けてお互いを確認します。しかし話はできません。一方、昼になれば自由に暗号化された発話やヒント、ジェスチャーなどで話ができます。最初の昼は通常通りに行います。いつもどおり、最初のリンチにみんな参加できるよう、ゲームマスターか通りがかりの人が殺されたことにします。
次の夜、人狼フェイズでは以下のルールのどちらかが適用されます(どちらにするかはゲームの最初にゲームマスターが決めます)。

  1. 最初の夜、ゲームマスターは人狼に「1番」「2番」などのコードナンバーを割り当てておきます。次の夜からは「1番狼」フェイズ、「2番狼」フェイズと順に行っていきます。したがって、人狼はそれぞれ別々に餌食を指さすことになります。人狼が2人ならばこちらがよいでしょう。
  2. 次の夜の人狼フェイズでは、ゲームマスターが生き残っているプレイヤーの名前を呼んでいきます。人狼は目を開けずに、殺したいと思ったプレイヤーの名前が呼ばれたときに手を上げます。人狼が3人以上ならばこちらがよいでしょう。
    いずれにしても、半数より多い人狼が同じ餌食を選んだならば、ゲームマスターは「残念ながらXさん、あなたが殺されました」と発表します。そうでなければ「今夜は誰も殺されませんでした」と発表します。ゲームマスターはこれがボディーカードによるものか、人狼の意見が一致しなかったものによるものかを明らかにしてはいけません。

それ以外は通常通りです。
さらにヴァリアントとして、人数が少ない場合には特に、誰も殺されなかった夜の翌日には、誰もリンチされないことにするとよいかもしれません。

フクロウと公証人

プレイ人数(12〜23)
ダウンロード (379 Kb)(ZIPファイル、メーカーの公式ページ)
このファイルには2枚のカードと英語とイタリア語のルールが入っています。印刷すれば「汝は人狼なりや?」の箱にぴったり収まります。この公式拡張セットを作るにあたって、本物のフクロウは傷つけていません。

フクロウ【フクロウ(12)】
(ロベルト・アモロシによる)
フクロウは人間(!)で、特殊能力をもっています。
夜にゲームマスターをフクロウフェイズを宣言し、フクロウは1人選びます。
昼になってゲームは通常通り進行しますが、リンチ候補者が2人に絞られて全員が投票したところで、ゲームマスターはフクロウに選ばれていた人の名前を発表します。投票に決着がついていなければ、その人がリンチする人を決定します。
もし選ばれていた人自身が2人のリンチ候補に入っていたら、フクロウの効果は無効です。(ヴァリアント:この場合フクロウに選ばれていた人が即座にリンチされることにしてもよいでしょう。)
(※訳者注:イタリア語でフクロウは語呂合わせで「不幸を招く人」と意味があります。)

公証人【公証人(14)】
(ロス・グランデのアレッサンドラとフランチェスコによる)
公証人は特殊能力をもった人間です。死者の意思を集めます。
殺されたプレイヤー(昼夜共に)は「私が何度も告発していた人を忘れないでくれ」「ジャックは人狼じゃない」などの遺言を紙に書きとめます。
遺言書は公証人が死ぬまで、中を見ないでとっておきます。
公証人が死んだとき、彼はその役割としてそれまでの遺言書を全部読み上げます。
アドバイス:明らかに通常の村人の遺言書は重要な情報を含んでいることがあります。しかし人狼のものは、誤った情報がわざと書いてあることでしょう。

ミッション・あうらスペースではRPG的な要素を盛り上げるためのペルソナカードが公開されています。