プエルトリコ・新建物

ルール

ゲームの準備は、以下の点を除き基本ルールに従います。
紫色の建物55(小さい「旧」建物12種類×2+大きい「旧」建物5種類×1+小さい新建物12種類×2+大きい新建物2種類×1)を配置ボードのそばに並べます。
スタートプレイヤー(最初にインディゴのプランテーションタイルを取ったプレイヤー)から、全ての建物から1つを選び、コストに従って配置ボードの対応するところに置きます。小さい建物を選んだならば、同じ建物をもう1つ同じ場所に置きます。続いて順番に各プレイヤーが同じように建物を選んで置き、紫色の建物の置き場所(12+5)が全て埋まるまで続けます。残った建物(小12×2と大2)は箱に戻します。
注意:コストが2と5と8のところはそれぞれ、4種類の建物から2つ選ぶことになります。
これで準備終了です。ゲームを開始します。
※これ以外のルールで遊ぶ方法もあります(ランダムに選ぶ、新建物だけでプレイするなど)。
例:農地のところに闇市が置かれました。その後建設小屋のところに農地が置かれました。これで建設小屋と木こり小屋はゲームで使われないことになります。

新建物の説明

水路(Aquaedukt/aqueduct) 水路の所有者が、大きいインディゴ染料桶で最低1つ生産すれば、追加でもう1つインディゴの商品コマを取る。大きい砂糖生産所も同様。
例1:インディゴ染料桶を持っているけれどインディゴを生産しなかった場合(入植者がいない、ストックにないなど)、1つももらえません。
例2:インディゴ染料桶でインディゴを1つ、砂糖生産所で砂糖を3つ生産したら、インディゴを2つと、砂糖を4つもらえます。 
小さいインディゴ染料桶、小さい砂糖工場には適用されません
木こり小屋(Forsthaus/forest house) 木こり小屋の所有者は、開拓者フェイズの順番が回ってきたら、取ったプランテーションタイルを裏向き(=森)にして、自分のゲームボードの空いている島の部分に置くことができる。森林はゲーム終了までそのまま。採石場タイルは森林にできない。
建物を建設するとき(この時点では木こり小屋に入植者がいる必要なし)、森林2つにつき1ダブロン安く建設できる。どの列の建物でも安くできる(採石場のような制限がない)。またこれに採石場の効果を加えることも可能。
注意:森林に入植者は置かれない。
例:森林を4つ、採石場を2つ持っており、建築家を取りました。ここで大きな倉庫を1ダブロンだけで買えます。
農地:中身を見てから森林にするか決めることができます。
図書館(開拓者の特権を2倍にするとき):森林にするタイルは、0枚でも1枚でも2枚でもかまいません。
宿屋:入植者はサン・フアンに置きます。
すでに島に置かれているプランテーションを、木こり小屋で裏返すことはできません。
闇市(Schwarzmarkt/black market) 闇市の所有者が建物を建設するとき、最大で入植者1人、商品1つ、勝利ポイント1点を支払いにあてる(=それぞれストックに戻す)ことができる。それぞれ1ダブロンずつコストを下げる。
注意: 建設した後にお金が残ってはいけない。つまり、入植者などを支払いにあてないと建物を建設できないときにしか、闇市を使用できない。
例:8ダブロンで港を建設したいと思っています。しかし6ダブロンしかありません。そこでインディゴ1つと入植者1人を手放して2ダブロン安くし、港を建設します。
最終ラウンドであることが確定した後に勝利ポイントや入植者をストックに戻しても、そのラウンドでゲームは終了します。
闇市にいる入植者は換金できません。
保管所(Lagerhalle/storehouse) 保管所の所有者は船長フェイズの終了時に、どのプレイヤーでも保管しておける商品マーカー1つに加えて、さらにどれでも好きな商品コマを3つまで、保管しておくことができます。 保管所と大きい倉庫を両方もっていたら、2種類の商品いくつでもと、ほかに4つまでマーカーを保管できます。
下宿(Gasthaus/guesthouse) 所有者は市長フェイズで入植者を2人まで下宿に置くことができる。ここに置かれた旅客(入植者)は、以降ほかのフェイズの最初でも途中でも最後でも、好きなところに移動させることができ、そこですぐにはたらき始める。移動した後は少なくとも次の市長フェイズまではそこにとどまる。2人の旅客はそれぞれ別のフェイズで1人ずつ移動させてもよい。
例:船長フェイズの終了時に旅客を保管所に移動させました。そこですぐに商品マーカーを追加して保管できるようになります。続いて商人を選び、このフェイズの最初に2人目の旅客を図書館に移動させました。ここで2倍の特権をもらいます。
 
交易所(Handelspost/trading post) 交易所の所有者は、商人フェイズの順番が回ってきたら通常通り商品コマを1つ商店に売却するか、交易所を使って好きな商品コマを1つ(すでに商店に置かれている商品も可)、通常価格で直接ストックに売却できる(つまり、自分専用の1マスだけの小さい商店をもっていることになる)。
交易所を使用する場合は、その時点で商店が埋まっているかどうかはどちらでもよい。
注意:小さい市場、大きい市場は、交易所で売却したときに使うことができません。ただし商人の特権はあります。
商館と交易所は、常にどちらかだけを使うようにすることをお勧めします。両方は使わない方がよいでしょう。
教会(Kirche/church) 教会の所有者が2列目か3列目の建物を建てたら、1勝利ポイント獲得する(勝利ポイントチップで)。大きい建物(4列目)を建てたら2勝利ポイント獲得する。 教会の建築自体は、勝利ポイントになりません(大学や下宿ですぐに入植しても)。
小さい造船所(kl. Werft/small wharf) 小さい造船所は以下の点を除き造船所と同じ。種類を問わず商品を出荷できるが、出荷した商品2つにつき1勝利ポイントしか獲得できない。ただしあるだけ全部を出荷しなくともよい。
例:小さい造船所からトウモロコシ3つ、砂糖1つ、タバコ2つを出荷し3勝利ポイントを獲得します。サトウ1つとタバコ1つは商人フェイズで売却したいので残しておきます。
小さい造船所と造船所を両方もっていれば、もちろん両方使うことができます。
灯台(Leuchtturm/lighthouse) 灯台は港と同じ条件で、勝利ポイントの代わりにお金をもたらす。灯台の所有者が船長を選べば、特権としてさらに1ダブロン獲得する。
例:灯台の所有者が船長を選び、まず通常の出荷を行いました。これで出荷分の勝利ポイント+2ダブロン(船長の特権で1ダブロン、灯台の効果で1ダブロン)を獲得します。次の回に造船所を使ってインディゴを3つ出荷し、3勝利ポイントと1ダブロンを獲得します。さらに次の回には小さい造船所を使い、出荷数÷2の勝利ポイントと1ダブロンを獲得します。
誤解しないように注意:灯台の所有者が船長を選ばなくとも、出荷のときにダブロンをもらうことができます。
船長を選んで1つも出荷しなくとも、特権の1ダブロンはもらえます。
専用工場(Monofaktur/speciality factory) 専用工場は工場と同じ条件で、1種類の生産につきお金をもらたす。専用工場の所有者は、生産したばかりの商品1種類のコマ数−1だけのダブロンを銀行から受け取る(ここで選ぶ商品はもちろん、一番多く生産できたものになる)。
注意:トウモロコシの生産は専用工場では考慮されない。
例:トウモロコシ4つ、砂糖3つ、コーヒー2つを生産しました。専用工場によって2ダブロン(砂糖3−1)入ります。
誤解しないよう注意:お金は1種類のみ(一番多く生産できたもの、トウモロコシを除く)から入ります。
インディゴまたは砂糖は最大で7つ生産でき(小さい生産施設+大きい生産施設+水路+図書館+監督の特権)、6ダブロンになります。
図書館図書館(Bibliothek/library) 図書館の所有者は選んだ職業の特権が2倍になる。開拓者ならば、まず採石場かプランテーションを取り、ほかのプレイヤーが取り終わった後にもう1つプランテーションを取ることができる(2つ目は採石場を取れない)。監督ならば獲得する商品は2つで、別々の種類でもよい。  開拓者フェイズに図書館をもっていて、
・さらに建設小屋をもっていれば2つ目も採石場でよい。
・さらに宿屋をもっているとき、入植者は最初のタイルにのみ置かれる。
集会所(Gildenhaus/union hall) 集会所の所有者は、船長フェイズで最初に順番が回ってきたとき、手持ちの商品同じ種類2つにつき、1勝利ポイントを獲得する(勝利ポイントチップで)。それから通常通りに出荷を行う。
例1:トウモロコシ3つ、インディゴ2つ、コーヒー1つ→2勝利ポイント
例2:トウモロコシ4つ、コーヒー2つ→3勝利ポイント
彫像(Statue/statue) 入植者は置かれない。ゲーム終了時に8勝利ポイントになる。
修道院(Kloster/cloister) 配備された修道院の所有者は、ゲーム終了時に同じ種類のタイル3つ1組につき勝利ポイントを獲得する。1組目は1勝利ポイント、2組目は+2勝利ポイント、3組目は+3勝利ポイント、4組目は+4勝利ポイントになる。つまり1,3,6,10(最大)勝利ポイント獲得する。
例:修道院の所有者がゲーム終了時に以下のタイルを持っていました。森林6、採石場3、トウモロコシ2、コーヒー1。これで6勝利ポイントを獲得します。コーヒー1がトウモロコシだったら、10勝利ポイントになっていたでしょう。

 ここに訳出した情報は、Spielbox2002年6号の特集(ドイツ語)によるものです。太字は原文イタリック体で強調されているところです。訳語はメビウス訳とThe Game Gallaryの日本語化タイルPDF版を用いました。英訳版がRio Grandeから発表されており、ボードゲームの部屋@ざる同盟和訳されています。両和訳を見比べてみましたが、内容的には「森林タイル」の扱い以外違うところはないようです。森林タイルを新たに作るか、既存のタイルを裏返しにするかというだけの違いで、別に作った場合には開拓者フェイズでタイルを1つ破棄することにより、ゲームは変わりません。自作する限り、裏返す方が手軽でよいと思います。
 画像はThe Game Garallyさんのものを使用しております。許可を下さいましたHal99さんにこの場を借りて感謝申し上げます。
 なお、「下宿」はIGAの米出さんのアイデアによるものであることを付記しておきます。クレジットには米出さんと私の名前が出ていますが、私の提案した「専用工場」は内容がかなり違う(生産する全ての商品が+1になる…強すぎ)ので実質不採用でした。