ひとことで言うと「仏教の賛美歌」.お釈迦様,観音菩薩,地蔵菩薩,達磨大師,道元禅師や螢山禅師への讃歌や,故人の供養のための歌があります.歌詞は五七五七七(詠歌)または七五七五七五七五(和讃)になっており,節は基本的にゆったりとした4拍子,長調も短調もあります.楽譜は線の角度と長さで音を表す伝統的な記譜法です.左手で鈴,右手で鉦を打ちながらお唱えします.曹洞宗では真言宗から輸入するかたちで始まり,約50年ほどの歴史があります.道元禅師が愛されていた梅の花にちなんで,梅花流と名乗っています.
どういう人がやっているのか?
全国各寺院に数人から数百人の講(梅花講,観音講という場合もある)があり,そこで定期的に練習が行われています.寺族(僧侶の家族♀)が教えている場合が多く,また受講者も女性が多いようです.近年は受講者の高齢化が問題となり,若い人たちの募集が急務となっています.
筆者はひょんなことから第13期師範養成所(1999.6〜2001.1)に入所し,梅花流詠讃歌を始めました.梅花万能主義も危険ですが,梅花を通して得たこと・学んだことは数知れません.奥深さに戸惑いながらも,楽しく続けております.節や法具のことなど,いろいろ書きたくなったら増やすことにします.(ONO Takuya Hourei)