三宝御和讃
1.心の闇を照らします いとも尊きみ仏の
誓願(ちかい)を冀(ねご)うものはみな 南無帰依仏と唱えよや
2.憂き世の波を乗り越えて 浄きめぐみにゆく法(のり)の
船に棹(さお)さすものはみな 南無帰依法と唱えよや
3.悟りの岸にわたるべき 道をつたえしもろもろの
聖者(ひじり)に頼るものはみな 南無帰依僧と唱えよや
大聖釈迦牟尼如来御詠歌(紫雲)
草の庵(いお)に寝ても醒めても申すこと
南無釈迦牟尼仏 あわれみたまえ
南無大恩教主 南無釈迦如来
大本山永平寺第一番御詠歌(渓声)
峰の色渓(たに)の響もみなながら
わが釈迦牟尼の声と姿と
無常御和讃
1.人の此の世の儚さは 冥路(よみじ)に急ぐ露の身の
暫し仮寝の旅枕 あわれ常なき世なりけり
2.昨日の人は今日はなく 会えば別るる世のならい
夜半(よわ)のあらしに散る花の もろきは人の命なり
3.おくれ先だつことあれど 往きて帰らぬ旅ぞかし
此の身此の世に救わずば 何れの世にか救うべき
4.露のひぬ間もつかの間も 励みて積めよ善根(ぜんごん)を
山の高根に咲く花は 永劫(とこしえ)かけて香るべし