1江戸時代に米沢から洞松寺に来た俳人雨十の記した紀行文。さながら奥の細道を思わせるような教養にあふれた内容である。
2俳人名。
3旅館名。
4午後一時頃。
5住職の尊敬語。和尚と同義。
6炊事係。当時僧侶は妻帯しなかったため、このような係が付近から出た。
7文和と梅川の2名を指す。
8井の中の蛙。すなわち浅学のこと。
9この時点で3名は後出する句を読んだ。
10草岡村の東隣。寺から東に3kmほどに位置する。
11宇右衛門。俳号は宇考。
12草岡村の北隣。寺からはさほど遠くない。
13現在の白鷹町高玉にある曹洞宗の大きな寺院。洞松寺からは勧進代村を越えて北に4kmほど行ったところにある。
14現在の南陽市赤湯上野にある洞松寺の親寺。同名の寺が米沢にもある。
15延享3年に再建されてからの計算である。
16大恩教主本師釈迦牟尼仏を指す。
17位牌壇のこと。檀信徒の位牌などを安置する。
18平家物語にも現れる仏教のきまり文句。
19旗が揺れ動くこと。何の旗かは不明。
20中国の仙人が達した仙境を表わす。
21山名。
22仏縁があるのではないかと思わせるような貴いたたずまいであるということ。
23衆生の救済のためならば汚れを気にしないということ。
24ともに地名。現在は白鷹町に位置する。
25地名。現在は白鷹町。
26虚空蔵菩薩をまつる白鷹山を指す。
27最上地方。すなわち山形方面。草岡村からはゆうに50km以上ある。
28洞松寺は置賜盆地の西側の山沿いに位置し、これと反対側の東側の山を指す。西山から東山までは8kmほど。
29これらの山々は付近の名勝であるが、直接は見ることができない。位置的に列挙しているようである。
30おそらく枕草子を意識しているのだろう。
31諸葛孔明のこと。
32現在の米沢市松原。
33寺の所有物品。
34三保の松原、天の橋立。ともに全国的に有名な景勝地である。
35四川省の巫山、湖南省の湘江。ともに中国で有名な景勝地である。
36鸞鳳は天の鳥、天津乙女は天女。天界とも交流ができるほど神さんでいるということ。
37近江八景の一つ。
38海岸沿いの塩焼き小屋。煙の風景では情趣あるものの代表である。
39伊勢物語を典拠としているか?
40不浄物除けに便所に祭られる仏法守護神。
41竹でできた、簀の垣根。
42曹洞宗の教義の真精神。曹洞宗では不立文字を打ち立てる傍ら、只管打坐や修証一如などの教義も打ち出していた。
43筆と硯をとって俳句作りを行ったということ。
44山門の右手前にある「禁葷酒」と刻んだ石碑で、ニンニクなどの臭いものや酒を持ち込むことを禁ずる。寺院にはつきものである。
451746年6月