アルハンブラ

Alhambra
ディルク・ヘン作/2〜6人用

ヨーロッパとアラビア諸国から一流の建築家たちが熟練の腕前を見せようと集まってきました。
最も相応しい大工を雇い、それぞれに対応した通貨を払いましょう。というのも、北からやってきた石工も南からやってきた庭師たちも、正当な賃金を要求しますが、それは彼らの「お国」の通貨なのです。
彼らの手助けで塔・庭・パビリオン・アーケード・宮殿・住居が建設されていきます。アルハンブラの建築競争です。

ゲームの用具

  • スタートタイルスタートタイル(6)…有名な獅子の噴水が描かれています。
     
  • 建物タイル(54)…6種類の建物があります。各プレイヤーのアルハンブラの一部となります。いくつかのタイルには街の壁が3辺まであります。
    パビリオン 右と下に壁付き 価格4
    名前  価格
    宮殿 庭
    アーケード パビリオン
    住居 塔
  • 建設現場(1)…建物タイルを1つずつ、合計4つ置くマスがあります。それぞれのマスは別々の通貨に属しています。
     
  • 点数ボード(1)…各プレイヤーの勝利ポイントを記録しておきます。
     
  • 点数マーカー(12)…1つは点数ボードに、もう1つは各プレイヤーのスタートタイルに置きます。
  • お金カード(108)…4種類の通貨があります。これで各プレイヤーは建設現場から建物タイルを購入し、自分のアルハンブラに建てます。
    デナールディルハムドゥカートグルデン
    通貨はデナール、ディルハム、ドゥカート、グルデンの4種類で各1〜9まであり、それぞれ3枚ずつあります。
     
  • 得点計算カード(2)…お金カードと一緒に山になっており、ゲーム中のある時点で現れます。
    1回目の得点計算カード2回目の得点計算カード
  • 予約ボード(6)…得点の概略がついています。
     
  • 布袋(1)
     
  • ルール(1)

ゲームの目的

ある時点で得点計算が起こり、自分のアルハンブラに建物タイルを種類ごとに最も多く建設していると、種類に応じて様々な点数が入ります。また、最も長い外壁にも得点があります。
得点計算は何度かあり、後になるほど得点が上がります。最後に合計の得点が最も多くなったプレイヤーがゲームの勝者です。

ゲームの準備

  • 各プレイヤーはスタートタイルを1枚受け取り、机の自分の前に置きます。好きな色を選んでその色の点数マーカーを2つ受け取り、1つを自分のスタートタイルの上に、もう1つを点数ボードの左下の角に置きます。
     
  • 布袋に建物タイル54枚を全て入れます。
     
  • 建設現場点数ボードを机の空いているところに置きます。
     
  • 布袋から建物タイルを4枚、中を見ないで取り出し、建設現場の1〜4番に1つずつ置いていきます。
     
    予約ボード各プレイヤーは予約ボードを1枚ずつ受け取り、表にして自分の前に置いておきます。上部には、それぞれの建物が何枚あるかと、得点計算で何点になるかが書かれています。
  • お金カードと得点計算カードを分け、お金カードをシャッフルします。
     
  • 各プレイヤーは最初のお金を受け取ります。お金カードの山札から1枚ずつ1人のプレイヤーに表にして配り、合計20またはそれを超えたらやめます。通貨の種類は問いません。
      
  • それから次のプレイヤーが同様にしてお金を受け取ります。全員がお金を受け取ったら、お金を手札にします。これ以降持ち金は他のプレイヤーに見られないようにします。
     
  • 手札の枚数が最も少ないプレイヤーがスタートプレイヤーです。枚数が同じプレイヤーが何人かいる場合は合計金額が少ない方、それも同じ場合は年令が若い方がスタートプレイヤーになります。
     
  • 続いてお金カードを4枚、山札から表にして机の中央の建築現場のとなりに置きます。
     
  • 残りのお金カードはだいたい同じくらいの枚数で5つの山に分けます。2つ目の山札に1回目の得点計算カードを混ぜ、4つ目の山札に2回目の得点計算カードを混ぜます。
     
    それから5つ目の山札の上に4つ目、その上に3つ目、2つ目、一番上に1つ目というように重ねていって山札を再びまとめます。この山札は裏向きのまま建築現場のとなりに置きます。
スタートタイル中央に赤いコマ得点ボードの開始地点
スタートタイル
建設現場
建設現場


注意:19以下と29以上になることはないことに注意してください。



  1      2     3     4     5

            
    1回目の得点計算 2回目の得点計算
            1〜5
注意:この特別な操作によって2つの得点計算カードが早すぎず遅すぎず、また連続しないで出現するようになります。

ゲームの進行

スタートプレイヤーから始まり、時計回りに進行します。
手番プレイヤーは以下の3つの行動から1つを選んで実行しなければなりません。

お金を取る■■■■■■■■■■■
建物タイルを購入して配置する■■■
自分のアルハンブラを改築する■■■

手番が終わるたびに、お金カードと建物タイルを4枚になるまで補充します。

お金を取る■■■■■■■■

場札からお金カードをどれでも1枚、または合計金額が5以下で何枚でも取ることができます(通貨の種類はここでは関係ありません)。


   2       3       7        9
例:左の2枚または、右の2枚から1枚を取ることができます。

建物タイルを購入して配置する■■■

購入

建設現場から建物タイルを1枚取ることができます。
その際、タイルが置かれている建設現場の通貨を、タイルに示された価格以上支払います。お釣りはありませんので注意してください

支払ったお金は捨て札として建設現場のとなりに置いておきます。

価格ちょうどの金額を支払うことができれば、追加でもう1回手番を行うことができます。3つの行動から1つを選んで実行します。

手番中に建物タイルは建設現場に補充されません。補充されるのは手番が終わった時です。

配置

新しく購入した建物タイルは、手番の最後に配置しなければなりません。
自分のアルハンブラに配置して広げるか、自分の予約ボードに起きます。予約ボードには建物タイルをいくつでも置くことができます。

アルハンブラ

購入 例:自分のアルハンブラに庭がほしいとします。売り出されている庭は10デナールです。手札から対応するお金カードを2枚出して、購入することにしました。
支払ったのは11デナールで、10デナールちょうどではなかったので、これで手番は終了です。お釣りは返ってきません。



購入したタイル


予約ボード

アルハンブラの建築ルール

アルハンブラに建築するときは、以下のルールがあります。

  • 配置する建物タイルは全て、スタートタイルと同じ方向にしなければなりません(つまり屋根が常に上向きになるようにします)。
     
  • 隣接するタイル同士は、同じ辺でなければなりません。つまり、壁がある辺なら壁がある辺と、ない辺ならない辺と接するように置きます。
     
  • 新しく配置するタイルに、スタートタイルから「徒歩」で行けるようにしなければなりません。つまり壁を越えたり、いったんタイルの外に出なければいけないように置いてはいけません。
     
  • 新しく配置するタイルは、すでに置かれているアルハンブラと少なくとも1辺が接していなければなりません(つまり角で接するだけではいけません)。
     
  • (周囲が全て建設された空白地帯)を作ってはいけません。

以下のような組み合わせはいけません
方向違い
方向違い

辺違い
壁のある辺を壁のない辺に置く

中央から歩いて行けない
歩行者が入れない:スタートタイルから塔まで壁を越えなければ行けない

購入したタイル
購入したタイル     
少なくとも1辺で接していない

空白地帯


アーケードを置くことで周囲が建設された空白地帯ができてしまう

アルハンブラを改築する■■■

アルハンブラの改築には以下の3種類があります。

  • 建物タイルを1枚、予約ボードから自分のアルハンブラに配置する。
  • 建物タイルを1枚、自分のアルハンブラから取り除き、予約ボードに置く。
  • 予約ボードの建物タイル1枚と、自分のアルハンブラの建物タイル1枚を交換する。その際新しく置く建物タイルは、前にあったところにしか置くことができません。

改築のときでも、建築ルールに従って置かなければなりません。スタートタイルは改築したり取り除いたりできません。

例:建物カードをちょうどの金額で購入できました。そこで追加の手番になります。
そこでまた建物を購入することにし、うまくいってまたちょうどの金額を支払うことができました。
そこでまたもう1手番です。今度はアルハンブラを改築することにしました。アルハンブラから建物タイルを1つ取り除き、代わりに予約ボードから配置しました。
これで手番は終了です。しかしまだ購入したばかりの建物タイルを配置するという作業が残っています。自分のアルハンブラでできるだけよい場所に置くか、予約ボードに置いておきます。

手番の終了■■■■■■■■

購入した建物タイルは、自分の手番の一番最後(つまり改築をしていれば改築の後)に配置します。置く順番は問いません。アルハンブラか予約ボードに置きます。
手番が終わったら、次のプレイヤーの手番になります。その際に足りなくなったお金カードと建物タイルをストック(山札と布袋)から補充します。
お金カードの山札がなくなったら、捨て札をシャッフルして新しい山札を作ります。

タイルの補充
例:2番のマスと4番のマスが空きました。手番の後に2番・4番の順に補充します。

得点計算

ゲーム中合計3回、得点計算が行われます。1回目と2回目は対応する得点計算カードが出たときに行われます。最後の3回目はゲーム終了時に行われます

得点計算カードが表になったら、わきに置いて(このカードはゲームから取り除かれます)お金カードを補充します。次のプレイヤーが手番を始める前に、すぐに得点計算を行います。

それぞれの得点計算では建物の多数建築と、アルハンブラの外壁が勝利ポイントになります。

建物の多数建築による勝利ポイント

建物の種類ごとに得点があります。点数はそれぞれの建物を一番多く建築したかどうかによって変わります。

それぞれの種類で1番多く建物を持っているプレイヤーは、得点計算カードの表で、それぞれの建物の「1位(1.Platz)」にある点数を獲得します。

1回目の得点計算カードでは、それぞれの種類で1位のプレイヤーだけが得点します。

以降の得点計算では、1位以外でも得点があります。2回目の得点計算(2回目の得点計算カードがめくられたときに行われるもの)ではそれぞれの種類で1位と2位のプレイヤーが得点します

ある種類について何人かのプレイヤーが建物の数が同じ場合は、該当する順位の点数を合計して均等に割ります(端数切捨て)。

3回目の得点計算はゲーム終了時に行われます。最後は3位のプレイヤーまでが得点します。得点は予約ボードに示されています。

重要:予約ボードにある建物タイルは、得点計算では数えません。

注意:建物の価格は得点計算では関係なく、数だけ数えます。また当然のことですが、勝利ポイントを獲得するには対応する種類の建物を最低1つはもっていなければなりません。

1回目の得点計算例:住居を最も多く持っているプレイヤーは4点獲得します。
2回目の得点計算例:塔を最も多く持っているプレイヤーは13点、2番目に多く持っているプレイヤーは6点獲得します。

例:KさんとNさんはそれぞれ塔を4つもっています。1位(13点)と2位(6点)の得点を合計して、2人で分けます。端数を切り捨てて9点ずつです。 3回目の得点計算
この表は3回目の得点計算です。
例:パビリオンを最も多く持っているプレイヤーは16点、2番目に多く持っているプレイヤーは8点、3番目は1点です。

外壁による勝利ポイント

建物の多数建築による勝利ポイントのほかに、各プレイヤーは自分が最も長くつなげた外壁から得点します。

壁のあるタイルの辺1本につき1点です。

二重になっている街の壁、つまり内壁は点数になりません

勝利ポイントは点数ボードで記録します。得点した勝利ポイントだけ、点数マーカーを進めます。

この街の壁は、得点計算で8点になります。

3回目の得点計算




内部の壁は点数になりません。
こちらの外壁は短い方なので点数になりません。

ゲームの終了

手番終了後、布袋が空になって建物タイルを4枚まで補充できなくなったら、即ゲーム終了です。

建設現場にある残りの建物タイルは、それぞれの通貨について最もお金を多く持っているプレイヤーに与えられます(この際建物タイルの価格は関係ありません)。持ち金が同額の場合は、その建物タイルは誰の手にも渡りません。ここで手に入った建物タイルは、建築ルールに従って配置することができます。

それから最後の3回目の得点計算を行います。

最後の得点計算の後、点数マーカーが最も進んでいたプレイヤーが勝利です。複数いる場合には同点優勝となります。

注意:建設現場はできるだけ埋めるようにします。

2人用特別ルール

上記のルールを以下ように変更します。

お金カードは同じものが3枚ずつあります。このうち1枚ずつ抜いて合計72枚を使います。

3人目のダミープレイヤーを設けます。「ディルク」と呼んでおきます。ディルクはアルハンブラを建設しませんが、建設タイルを集めています。ディルクには手番がありません。

ゲームの最初に、ディルクには6枚の建物タイルを配ります。これらは2人からよく見えるところに並べておきます。

点数計算ではディルクも建物の多数建築によって勝利ポイントを獲得します。ただしディルクの外壁は計算しません

1回目の得点計算が終わるとすぐ、ディルクには建物タイルをさらに6枚配り、これまでのタイルと一緒に並べておきます。

2回目の得点計算の後、ディルクには再び建物タイルが配られますが、今度は6枚というわけではなく布袋に残っているタイルの3分の1(端数切捨て)になります。

両プレイヤーについては1ヶ所ルールが変わります。建物タイルを購入したら、自分のアルハンブラか予約ボードに置く代わりに、ディルクにプレゼントすることもできます

Alhambra
Autor : Dirk Henn
Grafik : Jorg Asselborn, Christof Tisch, die Basis
Realisation : Bernd Dietrich
(C)2003 Queen Games

翻訳:ONO