王と枢機卿カードゲーム

Kardinal & Koenig Kartenspiel by Michael Schacht
M.シャハト(グラフィック:F.フォーヴィンケル)/ティンブクトゥ/2001年
3〜5人用/11歳以上/約45分

ヨーロッパ、12世紀の権力の中心地。影響力の強い修道会が優位をめぐって争います。国カードを集めることによって修道院を建設し、枢機卿を参事会に送り込み、道路網を広げます。どのカードを選ぶかによって、異なる勝利ポイントが入ります。ゲーム終了時に最も勝利ポイントの多いプレイヤーが勝ちます。


ゲームの用具

こちらから画像をダウンロードし,切り抜いて厚紙に貼ります.kkk1.jpgkkk2.jpgはドイツ語版ルールです.実際にゲームに用いるのは3裏面4567裏面(kkk3.jpg〜kkk8.jpg)の7枚です。kkk3.jpgは英語版があります。)

・国カード:56(デンマーク4、イングランド5、イタリア6、バイエルン6、ハンガリー6、カスティリア7、フランク7、ザクセン7、フランス8)
・権利証:15
・法律チップ:8
・決算チャート:1

国カード

中世ヨーロッパのいろいろな国を表します。国によって枚数が異なります。枚数が多いほど出やすいことになります。
たいていのカードには上に円形のマークが描かれています。これらは枢機卿をそれぞれの国の参事会に送り込む王家の紋章です。カードの中には右上に船や馬車が描かれているものもあります。これらはそれぞれ海路・陸路を表します。


ゲームの準備

・最初のゲームの前に、決算チャート(ルール2ページ右)をコピーします。
・ペンを用意します。
・スタートプレイヤーを決めます。
・国カードをよく混ぜ、14枚ずつ4列に並べます。

・法律チップをよく混ぜ、裏にして図のX印の国カードの上に置きます。国カードの上の部分は隠れないようにします。
・各プレイヤーは色を選び、その色の権利証3枚をもちます。


ゲームの流れ

スタートプレイヤーから始め、時計回りに手番を行います。

1.カードを取る

手番になったらカードの列の左端または右端(図の濃い灰色)からカードを取り、色ごとに自分の手元に表にして並べます。
同色ならば、何枚でも取ることができます。ただし、取るカードに描かれた紋章は2つ以下でなければなりません。注意:船と馬車は紋章に数えません。
これゆえたいていの場合、2つの紋章が描かれたカード1枚か、または同色で紋章が1つのカード2枚を取ることになります。
最低1枚は取らなければなりません。

例:Aさんは2つの紋章が描かれたカードを取りました。そのためこれ以上カードを取ることはできません。
Bさんは1つの紋章が描かれたカードを取りました。その後で同色で1つの紋章が描かれたカードならばもう1枚取ることができます。これ以上のカードを取ることはできません。

2.権利証を置く

カードを取ったら、自分の権利証を1枚表にして好きな国カードの上に置くことができます。ただしすでに権利証が置かれているカードや、他のプレイヤーの手元にあるカードには置くことができません。
3人プレイ時には権利証を3枚とも置くことができます。
4〜5人プレイ時には権利証を2枚までしか置くことができません。残りの1枚は手元に置いておきます。
権利証を全部(3枚か2枚)置いたら、次の手番からはすでに置かれた自分の権利証を移動することができます。

3.次のプレイヤー

時計回りに次のプレイヤーに手番が移ります。

国カードが全部なくなったら、ゲームが終了し得点計算になります。


権利証が置かれた国カードを取る場合

自分の権利証が置かれた国カードを取ったら、その権利証は手元に戻ります。
他プレイヤーの権利証が置かれた国カードを取ったら、自分の権利証を1枚捨てなければなりません。この権利証はこれ以降使うことができなくなります。権利証は持ち主の手元に戻ります。
権利証がなくなったら、他プレイヤーの権利証が置かれた国カードを取ることはできなくなります。この結果カードを取れなくなり手番を飛ばされることもあります。

例:AさんはBさんの権利証が置かれた国カードを取りました。Aさんは自分の権利証を1枚捨てます(ゲームから除外されます)。しかしAさんは権利証を全て国カードの上に置いており、手元にはありません。そのため国カードの上に置かれた権利証を捨てなければなりません。Bさんは自分の権利証を手元に戻します。

権利証によってある程度国カードを「予約」することができます。それでも他プレイヤーがその国カードを取ろうとする場合、自分の権利証を1枚代価として支払わなければなりません。

法律チップが置かれた国カードを取る場合

法律チップが置かれた国カードを取ったら、その法律チップを手元に裏にして置いておきます。もちろん内容は自分だけ見ることができます。
法律チップには以下の4種類があります。全てがよいという訳ではありません。

権利証を戻す(Anrechtsstein zurucknehmen)」
手番にこのチップをプレイすると、捨てた権利証を1枚手元に戻すことができます。プレイしたらこのチップは捨てられます。
紋章3つまで可(3 Symbole erlaubt)」
手番にこのチップをプレイすると、例外的に紋章を3種類まで取ることができます。プレイしたらこのチップは捨てられます。
異なる色でも可(Verschiedene Farben moeglich)」
手番にこのチップをプレイすると、例外的に同じ色でないカードを取ることができます。プレイしたらこのチップは捨てられます。
−2勝利ポイント(-2 Siegpunkte)」
ゲーム終了時に表にし、−2点になります。


ゲーム終了時の得点計算

決算チャートを見ながら国ごとに得点を計算していきます。フランスから始めます。

国の得点

手元にあるフランスのカードの枚数が最も多いプレイヤーはカードに書かれた数字(8点)だけ得点します。2位のプレイヤーは1位のプレイヤーの枚数分だけ得点します。3位のプレイヤーは2位のプレイヤーの枚数分だけ得点します。以下同様に1つ上位のプレイヤーが集めたカード枚数分だけ得点します。ただし1枚もなければ得点しません。
カード枚数が同じプレイヤーが複数いる場合でも、得点は変わりません。

例1:Aさんはフランスを5枚集めました。これで1位になり8点を獲得します。Bさんは2枚で5点(Aさんが集めた枚数)、Cさんは1枚で2点(Bさんが集めた枚数)を獲得します。
例2:AさんとBさんはどちらもデンマークを2枚集めました。デンマークは4枚だけですので、他に持っている人はいません。どちらも1位ということになり、4点ずつ獲得します。

国の点数は決算チャートの各国欄の左側に記入します。

紋章の得点

次にフランスで同じ種類(どの種類でもよい)の紋章を誰が最も多く集めたかを調べます。1位のプレイヤーはその数だけ得点します。2位以下は得点しません。
1位のプレイヤーが複数いる場合でも、得点は変わりません。1人のプレイヤーが何種類かで1位でも、1種類分の点数しか得点しません。

例1:フランスでAさんは「十字」を4つ集めました。Bさんは「扇」を3つ集めました。Aさんが1位となり4点を獲得します。Bさんは無得点です。
例2:Aさんは「扇」を2つ、BさんとCさんは「十字」を2つずつ集めました。全員が1位になり、2点ずつ獲得します。

紋章の点数は決算チャートの各国欄の右側に記入します。
以下同様に決算チャートの順番で国と紋章の得点計算を行います。全ての国について計算が終わったら合計して中間決算として下の欄に記入します。

道路の得点

最後に海路と陸路の得点を計算します。それぞれ船と馬車を何枚集めたか数えます。船を5枚以上集めていたら、その枚数分だけ得点になります。同じく馬車を5枚以上集めていたら、その枚数分だけ得点になります。

例:Aさんは船を3つ、馬車を4つ集めましたが、どちらも点数になりません。Bさんは船を7つ集めたので7点を獲得します。Cさんは船を5つ、馬車を5つ集めたので合計10点になります。

この点数を記入し、中間決算に合計します。−2点の法律チップを持っているプレイヤーは減点します。最もたくさんの点数を獲得したプレイヤーの勝ちです。トップタイの場合には、国カードを多くもっている方が勝ちです。国カードも同数の場合は引き分けになります。

<決算チャート>

プレイヤー名          
  国  紋章 国  紋章 国  紋章 国  紋章 国  紋章
フランス                    
ザクセン                    
ハンガリー                    
カスティリア                    
フランク                    
バイエルン                    
イタリア                    
イングランド                    
デンマーク          
中間集計                    
道路・−2          
合計          

Kardinal & Koenig Kartenspiel
Autor: Michael Schacht
(c)2001 Timbuktu ( http://www.spiele-aus-timbuktu.de/ )
英訳ルール入手先 ( http://www.spiele-aus-timbuktu.de/kkkrules.html )

日本語訳:ONO