冬季オフ

Winterpause von Phillip Jeffre

また冬がやってきた、ひどい天気の季節。
サッカーグランドは気の毒な状態、雨でびしゃびしゃ、雪でつるつる、霜でかちかち。
サッカーにはまったくよくない季節。ブンデスリーガは何をしてるかっていったらオフなのさ。
スタジアムの片隅にある居酒屋「ワイルドフーリガン」にいるファンたちはちっとも面白くない。この季節、芝生の上のアイドルなしにどうやって過ごしたらいいってんだい?
そこに地方リーグのチーム「のろま連合」で昔、恐怖のフォワードとして活躍していたヴィルト・ハインツがいいアイデアを思いついた。今は「ワイルドフーリガン」の親玉である。「よう若いの、いっそのこと俺たちでサッカーやらないか?昔みたいにさ!」でもそこにいた常連客の反応は今ひとつ。いったい誰がこの寒空でリューマチ患者とサッカーをやるっていうんだろう?
だがそこでいいアイデアが浮かんだ。「じゃあ室内ならどうだい?」
グッドアイデア!体育館なら通りの下手にある!すぐに仲間たちがかき集められた。
それで相手はどうしよう?でもそれは決まっている。いつも張り合っている居酒屋「骨折ハッカー」の奴らだ。そこの親玉ヴィルト・ヴィリ(同リーグの「下っ端レンジャーズ」に在籍しハインツとは昔ライバルだった)も、すぐに(体だけは)すごい奴らの戦いの準備を始めた。
さてまだ他に居酒屋チームは参加する奴らはいないのか?もっといればちゃんとしたトーナメントになるんだがなあ、優勝カップとか準備してさあ…。
そして次の冬には防衛戦なんかやる訳だ、いい考えだろ!
ああ、もう次まで待てないぜ…。


ゲームの用具

用具はhttp://www.krimsu.de/wint-d.htmからダウンロードできます。用具として必要なものはボードSpielfeld.jpg(1267KB)とコマSpielmarken.jpg(530KB)だけで、あとは箱絵ロゴ英語ルール独語ルールです。すべてZIP化されていますので解凍してお使いください。

ゲームボード:1(14×9のマス目、2つ折)
選手コマ:両チーム5
ゴールキーパーコマ:両チーム1
ボールコマ:1
審判コマ:1
6面サイコロ:3(6つあるとなおよい)
ルールシート:1


最初のゲームの前に

冬季オフはセルフメイキングゲームですので、ゲームの前に少々汗をかいてもらわなければなりません。
まず、ゲームボードを作ります。Spielfeld.jpg(1267KB)を2枚プリントアウトして(サイズは調整してください)切り取り、2枚を中心線で(セロテープなどで)合わせます。これでゲームボードの出来上がりです。
よりしっかりとしたものを作りたいならば、裏に厚紙を当てたり、表にコーティングシートをかけたりするとよいでしょう。あるいは光沢紙(明るい色のもの)に印刷するという手もあります。
これでゲームボードはOK。次は選手コマです。Spielmarken.jpg(530KB)をプリントアウトし、コインや木のコマに貼り付けます(シールに印刷すれば貼り付けが楽になるでしょう)。
ボールコマは他のコマよりもやや小さいので、小さめのコインや厚紙に貼り付けます。
最後に、ホイッスルのマークがある黒いコマがあります。これはもちろん審判です。プレイヤーコマと(少なくともゲームが始まるまでは)同様に準備します。
そしてサイコロ3つと、サイコロが飛ばないようにサイコロ受けを探したら、これで準備万端です。


ゲームの目的

冬季オフは老いぼれチームがのろのろと戦うインドアのサッカー(フットサル)ゲームです。プレイヤーはコーチとなってかつての迷選手をグラウンドで操り、ゴールと狙います。それは永遠の栄誉のため…あるいは少なくともこの冬季のトロフィーのためです。


ゲームの準備

両コーチは選手とゴールキーパーをボード上のそれぞれのスポットに配置します(ゴールキーパーはもちろん、ゴール前の赤いスポットに置きます)。
ボールをボード中央のキックオフ・ポイントに置きます。
より太ったプレイヤーからキックオフでゲームを始めます。


キックオフ

キックオフを行うコーチは自分のチームから2人の選手を選び、ボード中央のキックオフ・ポイントのとなりに置きます。そのうち1人がボールをキープします。ボールを選手の上に置きます。ゲーム最初の行動はパスになります。


ゲームの進行

コーチは手番になったら3つのサイコロを振ります。これらの目を使って以下の3つのアクションを行います。同じアクションを複数回行ってもかまいませんし(ドリブルを除く)、別のアクションを行ってもかまいません。
・ドリブル
・パス
・ランニング
使い切れなかった・使い切らなかった目は、すべて失われます。
アクションが終わったら、相手のコーチの手番になります。

ドリブル

ボールを持っている選手は、サイコロ1つ分だけ移動することができます。この場合だけ、2つ以上のサイコロの目を合計して使うことができません(同じ選手が1回の手番で2度以上、ドリブルすることはできません)。それ以外は「ランニング」のルールが適用されます。

パス

ボールを持っている選手は、サイコロ1つ分だけ遠くにボールを蹴ることができます。
その際、サイコロ1つ分ボールが移動する間、方向を変えることはできません。その後また別のサイコロをパスに使うならば、「カーブ」のパス(方向を変えること)ができます。
移動の結果、選手のいるマスにボールが来れば、その選手がボールを持つようになります。
ペナルティーエリア外では、ボールは相手の選手の頭上を通過することができます。
ボールは自分の選手の上も通過できますが、その際方向を好きな方に変えることができます。

ランニング

ボールをもっていない選手は、サイコロ1つ分だけ移動することができます。この場合だけ、斜めに移動することもできます。ただし移動の間に方向を変えることはできません。
その後また別のサイコロをランニングに使うならば、そこから別方向に移動することができます。
他のプレイヤーの上を通過することはできません。
選手がボールがあるマスに来たらそこでストップし、残りの移動数分だけボールをパス(方向は自由)することができます。
選手がボールのあるマスでちょうど移動を終了したら、ボールを持ちます(ボールを選手の上にのせる)。


タックル

両チームの選手のいるマスが隣り合い、そのうち一方の選手がボールを持っている場合、ボールをめぐって争います。ドリブルで移動するときに相手選手の隣を通った場合でも、このルールが適用されます。
コーチはどちらもサイコロを1個振って、大きい目を出した方がボールをキープするか奪います。タイの場合は振り直します。
同じチームの2選手が同時に入った場合、そのうち1人だけがタックルします(同じマスで2回対決することはありません)。


ペナルティーエリア

ペナルティーエリアはゴール前の白線で囲まれたゾーンです。この中でボールは選手の頭上を通過できません(相手選手にぶつかったら、相手選手のものになります)。ゴールを決めるには、ボールが敵がいないマスを通らなければなりません。


ゴールキーパー

ゴールキーパーはペナルティーエリアの中だけを移動することができます。1マス移動するごとに方向を変えることができます。ただし1ステップ前にいたマスに戻ることはできません。
ボールがあるマスに来たらそこでストップしますが、残りの移動数分だけボールをパスするか、そのままキープするかは自由です。この瞬間からゴールキーパーはドリブルしているものと見なされます。ただしゴールキーパーはタックルを受けません。その手番の間だけボールをキープできますがその後はパスしなければなりません。
ゴールキーパーだけはそのペナルティーエリア内にいる選手の頭上を通過してボールをパスできます。


ゴール!

ボールがゴールラインの奥のマス(赤)に入ったら、ゴールです。ペナルティーエリア内でボールは相手選手・ゴールキーパーの上を通過することはできません。
ゴールポストに向かって斜めに入ったボールは、移動数が残っていればゴールポストに跳ね返ってゴールになります(ルール図参照)。


ボールのバウンド

このサッカーは室内で行われていますので周囲は壁になっています。サイドラインまで行ったボールはバウンドしてグランドに戻ってきます。
ボールがサイドラインにぶつかる方向によってバウンドしてくる方向が決まります。
斜めにぶつかった場合、斜めにバウンドしていきます。垂直にぶつかった場合、来たコースを戻ります。
サイドラインのすぐ隣のマスでパスされた場合、2つの可能性があります。
1.まっすぐ進む
2.壁に当たって斜めに進む
ボールをバウンドさせる場合でも、使うサイコロは1つだけですみます。


ゲーム終了

ゲームの長さはキックオフの前に決めておきます。
例えば前半後半45分ずつ行う、どちらかのチームが3ゴールするまで、4ゴールするまでなどです。ゲームが終了したら、勝者は冬季オフのチャンピョンとなります。

審判について
審判をどう使うか、ルールを募集中です。考案者には、出版時にフルネームでクレジットに入り、ささやかなプレゼントが与えられます。

Winterpause
Autor: Phillip Jeffre
(c)2001 Krimsus Krimskram-Kiste ( http://www.krimsu.de/ )

日本語訳:ONO