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ご馳走

  • author: hourei
  • 2004/06/09 00:00

 カシミール大学でサンスクリット学科の主任、サティヤバーマ・ラズダン教授と会う。


 授業などで忙しい上に、ストライキで大学に来れなかったりする。教授の専門は言語学で、今ひとつ話が合わなかった。そのうち一緒に来ていたタヒルさんと車の話になってしまう。とても親切に教えてもらったが、教授の知る限り私の専門を教えてくれる先生はいなさそうだった。カシミール・パンディットの伝統に属する学者は大部分、90年代前半にカシミールを出てしまったのだという。肩を落としつつ、観光地を回って帰宅。


 シュリナガルに来てからというもの、ご馳走攻勢が続いている。カシミール料理はイラン料理をアレンジしたマトン料理。肉だんごをスープで煮た「リスタ」、ひき肉を串にまいて焼いた「カバブ」、スパイスにつけて揚げた「カンティ」など、どれも美味しいが重い。「客に薦めるのは主人の権利」とまで言いつつ、これでもかと言うほど食べさせてくれる。


 いくら断ってもどんどん持ってくるので、最近は戦略を変えた。それはゆっくり食べること。前のが残っていると薦めづらいし、こちらも断りやすい。これまでは緊張していることも手伝って一気に食べてきりがない状態に陥ることが多かったが、この戦略に変えてからは体調もすこぶるよい。それでも勧められると「ナヒーン・シュクリヤー(結構です)」「クリパヤー・バス・キージエー(終わりにしてください)」「アルハムドリルラー(ごちそうさま)」などと言って断る。考えてみればこんなことで悩むほど、日々穏やかに過ぎているということで、プネーに戻ってから大丈夫か心配になってくる。


今日の観光スポット


シャリマール庭園シャリマール庭園

ダル湖の東側に位置するムガル帝国時代の4庭園のひとつ。第4代皇帝ジャハン・ギールが妻のために作らせたもの。500メーターの奥行きがあり、ずっと噴水が並んでいる。水遊びをする家族連れの姿が多かった。写真の構図は以前の10ルピー札(アショーカ王柱のもの)の裏側に用いられている。庭園内では写真屋がカシミール衣装を貸していた。入場料5ルピー。


ウント・カダルウント・カダル

「ラクダ橋」はムガル帝国時代にダル湖に張り巡らされた道路の残骸。左右は湖に沈んでおり、橋の部分だけがぽつねんと残っている。道がつながっていないので、シカラで行くしかない。橋に着いたらシカラを降りて登ることもできる。辺りは小さい蓮の葉がたくさん浮かんでいて美しい景色になっていた。ニシャット庭園のシカラ乗り場から15分ほど。

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