大学へ

引っ越して一番不便になったのは大学行き。バスを乗り継いで1時間30分かかる。そのうえ家の近くから出ているバスは45分に1本で、しかも平気で30分遅れたりするのでいつ来るのか全然分からない。
そんな苦労をして大学に行き、ジャー先生の授業が休みだったら悔しいだろうと、対策を講じておいた。すなわちアウンドの家に行って一泊し、そこでインターネットをしまくって、翌朝マヘーシュ先生の文法学の授業に出る。この近くにはない美味しいものを食べる。これだけ用事を作っておけば、1つぐらい潰れても悔しくない。
大学に行ったら案の定、ジャー先生の授業は休みだった。何でも膝が痛いらしく、物凄いしかめっ面をして歩いている。K氏もI氏も、今週授業がない。その時間、図書館で勉強していたが「せっかくこんなに苦労して大学に来たのに…」という思いがどうしてもふっきれない。そこで映画を見るというオプションを増やし、悔しさを紛らわせた。
夕方はアウンドの旧宅へ。ここには大学でサンスクリットを学ぶキティーシュという、オリッサ州出身の学生が今住んでいる。彼は現在学籍がなく、寮にこっそり生活していてときどき寮監に追い出されるらしい。私のほうは月末まで家賃を払っているので、留守番代わりに彼に住んでもらった。不法居住生活から解放される上に、独りではもったいないほどの広いアパートに住むことができるとあって、キティーシュも嬉しそう。早速同郷の友達を集めていた。
そのキティーシュが友達とオリッサ料理のチキンカレーを作ってくれた。プネーの料理と比べて辛くなく(それでも十分辛いのだが)、脂っこくなく、ご飯も日本米に近くて美味しい。マスタードオイルを使うのがポイントらしい。とても香ばしい匂いがしてお替り。
あとは思う存分インターネットをしてから寝る。蚊除けをもってこなくて、少なくとも十箇所以上を刺され、痒さと羽音で夜中に何度も起きる羽目になったのは失敗。最近プネーに住む日本人が蚊が原因とされるデング熱になったそうなので、気をつけなければならない。

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