ガス

ガスコンロついにガスコンロ設置完了。滅多に調理をしない生活だが、具合が悪くて家の外に出られないときお湯も沸かせないのでは困る。それに加えてお昼に軽食を食べられるところまで結構歩くので、面倒くさくてお昼は手抜きになりがち。バナナやポテトチップを昼食にするのはいかんと思い、オムレツでも作ろうかと思った次第だ。
まずよく通りかかる近所の自転車&バイク修理屋さんに、コンロが陳列してあったのでそれを購入。サンスクリット語を勉強していると言ったら「あなたからお金を取りたくない」と言って2割ぐらいまけてくれた。田舎町にはこういうよさがある。ガスはどこで手に入るのか訊いたら、「ジェイ・ガス・エージェンシー」というところを教えてくれた。この辺では唯一のガス屋さんらしい。
教えてもらったとおりにオフィスに行くと「3,4日以内に技術者を送る」という。しかし1週間経ってもこないので、しびれを切らしてまたオフィスに行ってみたら「明日送る」などという。今までのパターンから言えば、おそらく私のいないときに1度来たのだろう。それで不在だったからあとはそのままになっているとみた。
翌日来た技術者はガスコンロのメーカーを調べ、器具が揃えてあるのを確認して終わり。肝心のガスシリンダーがないのだから、それ以上できないのは目に見えている。「この調査書をオフィスに渡して」と言って帰っていった。その日のうちに持っていく。
オフィスでの登録は前の客がいたため30分待たされた。その間、襲い掛かる蚊と格闘し続ける。結果は3勝4敗(3匹殺して4ヵ所刺された)。その隣で平然と仕事を続けるおばさんたち。前から不思議に思っているのだが、インド人には手足に蚊に刺された後をまず見ない。刺されても体質的に腫れないのか、それとも皮膚が強くて刺されないのか?(後日確認してみたところ、赤ん坊のころに嫌というほど刺されて耐性ができ、痒いことは痒いが赤く腫れたりはしないという。ただ顔など肌が敏感なところを刺されれば目に見えるぐらい腫れる。)
なぜか生年月日まで書かなくてはいけない長い申込書を書くと、いろいろな書類が出てきた。レシートだけで4枚、それに「ガス手帳」。金額も3000円ほどと、予想を超える金額になった(うち約半分は保証金)。そんなに持ち合わせがなかったので、家に取りに戻る。「今ガスを持っていくか?」などと訊くので「届けてください。接続もやってほしいので」というと、「では明日の午後。」こうしてまた1日が過ぎる。
そして今日、15キロのガスシリンダーを自転車に乗せて係員がやってきた。作業時間3分で完了。ガスコンロに火が点ったときは実にほっとしたものである。早速お湯を沸かして、日本から持ってきたどん兵衛を食べた。

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