アップガル遊園地

アグラのホテルも豪華だった。のんびり朝食をとると、再び駅に戻ってデリーへ。列車が1時間遅れたので、娘を見にきた列車掃除の子どもたちとおしゃべりしていた。
列車に乗ると、妻は風邪気味だといって寝台に寝たため、娘と2人きりになった。この頃にはすっかり慣れて、ポテトチップを食べたり、動物の鳴き声あてクイズをしたりしていた。「象さんは何て鳴くの?」「象さんは、パオーンって鳴くの」「じゃあ、鹿さんは何て鳴くの?」「……鹿さんは鳴かないと思うよ」もともとよくしゃべる方だったが、3ヶ月でずいぶん成長したものだ。
アップガル遊園地さて、ニザムッディン駅からリキシャーにのってアップガル遊園地に向かった。デリーで一番大きいという遊園地で、カシミールの友人タヒルさんが家族旅行中に、バングラデッシュの友人ジェニファーさんと知り合ったところである。その後私は日本でジェニファーさんと会い、タヒルさんを紹介されて、カシミールに行くことができるようになった。そんな縁の深い遊園地を、娘もいることだし見ておこうと思ったのである。
ところがここでも注目を浴びたのは娘だった。娘を遊園地のアトラクションとでも思っているかのように、中高生が次々に写真を一緒にとってくれとやってくる。そっぽを向いて嫌がる娘。昼食は園内のスナック店でとったが、ハエをこわがって満足に食べられない。でもロープウェイを気に入り、リクエストするので2回も乗った。私も回転系の乗り物が苦手なので、結局乗ったのはこれだけ。
ホテルへの帰り道は日も暮れてものすごく寒かった。デリーはものすごく暑いか、ものすごく寒いかしかない街だと思う。この寒さのせいか娘は体調を崩し始める。リキシャーの中で授乳を余儀なくされた妻も風邪気味が回復せず。

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