Dil Chahta Hai(心が望んでいる)

男3人の友情と恋愛を描いた2001年の映画。
アーカーシュとサミールとシドは学生時代からの友人で、いつも行動を共にしていた。だが3人の恋愛観はそれぞれ違った。2週間ももてば十分というアーカーシュ、会う人会う人みんな好きになってしまうサミール、そして自分の思いを内奥にしまって決して出さないシド。シドが近所に住んでいるバツイチの女性を好きになったとき、アーカーシュがそれをおちょくったのがもとで絶交してしまう。
しかしアーカーシュにもシャーリニーという好きな人ができた。彼女には婚約者がいたが、アーカーシュのことを愛するようになる。しかし2人ともお互いに思いを打ち明けないまま結婚が近づいていく。ふさぎこむ毎日の中で、アーカーシュはシドの気持ちを理解し始める。さあ3人の恋愛は成就するのか、そして友情は再び戻るのか?
インド映画界の3カーンと言われるアーミル・カーンが出演。シャールク・カーン、サルマン・カーンに比肩する絶大な人気をもちながら、出演映画が非常に少ないので気になっていた人である。コミカルからシリアスまで、確かにいい演技するなあ。それと映画中3人も別の女の子を好きになってしまうサミール役にサイフ・アリ・カーン。『カル・ホー・ナ・ホー』のようなプレイボーイではなくて純粋なお坊ちゃんという役回りだったけれども、この人も憎めない。
ヒロインのシャーリニー役にプリーティ・ズィンター。『チョリチョリ・チョプケチョプケ』と同じ年の公開なのに、相当やせているし、垢抜けてもいる。ただ怒って早口になっているか得意のえくぼを見せて微笑んでいるか顔が固まって泣いているかの3パターンぐらいしかないような気が。どうしてもラーニー・ムカルジーに軍配が上がるなあ。
3人の恋愛が同時進行するのでちょっと整理のつかない、忙しい映画のような気がした。3時間。

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