帰ったらまた

昨日は午前中火葬、午後から葬儀、帰宅してほっとしているとすぐ訃報が入って枕経。檀家数200件ほどのお寺では、こんなことも珍しい。すっかり気を吐いたので早々と就寝した。
お葬式で伴僧にいらした和尚さんからいろいろ聞く。税理士もなさっているので法人関係に明るい。
まず檀家総会をするかどうか。うちの寺では総代会(5名)、役員会(20名)を行って、檀家総会(200名)は大きな行事がある年だけ開いている。しかし「お金を集める年だけ総会をするのか」という批判もあって毎年開催も考えているが、さすがに年3回も集まるのは集めるほうも集まるほうもたいへん。
和尚さんのお寺では代議員制度を設け、総会はしないようにしているという。大和尚になる大法要では、説明のために総会を設けたが、出席したのがたった10名。それでは意味がない。
うちのお寺は現在役員会が代議員会のような役割を持っているが、それを定める文面はない。規約を作って毎年恒例のことは役員会の決議が効力をもつとしたほうがよさそうだ。
それから伴僧のお布施は帳簿にどうつけたらよいか。伴僧というのは、お寺から頼まれて葬式のお手伝いをするもので、そのお寺からお布施をもらったことにするとそれは給与になり、源泉徴収の対象になる(日雇い)。それでは頼んだほうのお寺の税務がたいへんだし、記載していなければ査察が入ったときに問題になる。
そこで帳簿には寺名・施主名と表記し、施主から直接頂くかたちをとる。そうすれば布施収入となるので非課税だ(もっとも国会で審議されている宗教法人法の改正によっては、これも課税対象になる可能性はある)。
なるほど勉強になるなあと。

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