客来すぎ

朝の8時から夜の8時まで来客ラッシュ。明日の葬儀の遣い、供え物届け、祭壇設営、引き出物届け、境内の草刈、境内墓地の契約、墓地の造成見積もり、墓地参道の工事、その見学、庫裏新築の下調べ、子ども会の行事打ち合わせ、宅急便……当初の予定では夜の打ち合わせだけだったはずだが。
お客様の合間を縫って境内の掃除、そして檀家さんが床屋をオープンするというので祈祷、そして明日の葬儀で使う書き物。詰め込みすぎた。体が順応すると、一仕事終えると休む気も起きず次の仕事を探してしまう(そして、仕事はいくらでもある)。危険なことだ。
境内の清掃では、初めてブロアーが登場した。ガソリンエンジンでモーターを回し、強力な風を送る機械で、落ち葉を吹き飛ばすのに使う。昨年、イチョウの葉を片付けるために購入したものだが、すぐ雪が降ってしまい未使用のままだった。
今日は今まで大汗をかいて1時間もかかって箒で掃いていたところをわずか5分という鮮烈なデビュー。葉っぱもゴミも波状に飛んでいくさまは壮観である。これからも活躍してくれそうだ。
夜は子ども会の会長さんがいらっしゃって一泊坐禅会の打ち合わせ。何年か前、近くの公民館で行われた教育座談会で私が「いかにして地域で(非親を巻き込んで)子どもを育てるか」という問題を提起したところに、会長さんが目をつけたという。おそらく当地区で初めての試みである。
私の狙いは2つあって、ひとつはいのちの教育、もうひとつはボードゲーム。
いのちの教育は近年大いに叫ばれているが、学校が政教分離のもと避けて通っている宗教なしには教えられるものではないと私は思っている。なぜなら死を通してしか、いのちの意味は分からず、死は宗教が最も深く扱っている問題だからだ。
ボードゲームは私の単なる趣味だが、外遊びもできず、テレビゲーム一辺倒の子どもたちにコミュニケーションスキルを楽しみながら身に着けてもらえればいいなと思っている。
というわけで、お寺でボードゲーム&坐禅という通常ありえない組み合わせの行事が8月に開かれる。さあ、どうなることやら。ゲームの選定とインストラクターの確保を、ぼちぼちやっていこう。

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