赤ちゃん連れで山形

山形に1週間滞在することになり、子どもを1人連れていくことになった。はじめは4才の長女を連れていくことになっていたが、急遽1才になったばかりの長男に交替。長男が単独で山形に行くのは初である。
冬になってから中耳炎やら風邪やらでなかなか調子が上がらない長男。ここ数日も腹に来る風邪とかで下痢が続き絶食状態。イオン飲料やおもゆ、リンゴの絞り汁しか入れられない。一抹の不安があったが、山形に向かってレッツゴー!
つくばから大宮に向かう高速バスではずっと眠っていた長男だが、新幹線に乗って赤ちゃんせんべいを食べた直後からもんどりうって泣き出す。これは与えないほうがよかったようだ。デッキであやしているうちに福島。
今回は自由席だったので福島で途中下車して、つぎの山形新幹線を待つ。タイミングよくウンチをしておむつを替えることができた。トイレにオムツ替えシートがあるのは女性トイレのみ。主夫は肩身が狭いものだなぁ……。
ウンチをして少し機嫌が直った長男だったが、山形新幹線では揺れのせいか空腹のせいか再び大泣き。米沢まではデッキであやしたが、米沢からは自由席も空いたので席に座る。ちらちらこっちを振り返る前の席の青年を睨み返しているうちに赤湯に到着。世間の目は冷たい。
赤湯駅まで母に迎えに来てもらって帰宅。長男はイオン飲料をたらふく飲んで寝入った。
帰宅してからはしばらく大人しく遊んでいた長男だったが、すぐお腹をすかせて泣き始める。おもゆを飲んでいたが、少しくらい大丈夫だろうと食べさせたおかゆでまたもんどりうって大泣き。これも与えないほうがよかったようだ。
延々と泣き続ける長男を心配して祖母や母が「医者に行ったら」「おんぶをしたら」と口々に言う。医者は昨日行って薬をもらってきたばかりだし、おんぶはお尻が赤いので極力避けたい。そう言ってるのに相変わらずやんややんや言い、しまいに祖母が「こんな小さい子なのに連れてこられて可哀想」といったのでカチンときた。
「そんなにうるさくて迷惑なら、もうつくばに帰る!」
「迷惑だなんて言ってないでしょ! 心配して言ってるのに!」
「じゃあ無理なことばかり無責任に言うのはやめて! こっちだってできる限りのことはやってるんだから」
(山形弁に変換してお読み下さい)
こんなやり取りは、世間でもよくありそうな気がする。血がつながった家族でさえこんなだから、ましてや血のつながっていない嫁姑では育児方針でお互いに衝突したり、気を遣いあって気疲れするのも分かるような気がした。
それまで泣き続けていた長男は、私が声を荒げたのでなぜか静かになり、そのまま寝入ってしまった(現実逃避?)。
これが1日目。これから1週間、曽祖母も祖母も長男も、この環境にもう少し慣れてほしいと思う。私ものんびりしていられなさそうだ。

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