家を建てる

庫裏の建築に関する役員会とその打ち合わせで5時間。庫裏(くり)とは住職たちの住まいのことだが、一部の部屋はお寺の一部(檀家さんやご寺院さんの接待・法要時の控え室)としても使うため、檀家さんにご負担をお願いする。
今回は総工費・檀家さんの負担割合の確認と、檀信徒総会の日程決めが主な話題だったが、それ以上に多岐にわたって有意義な協議をしていただいた。
参加した役員さんは、今回の工事が決定したら相当額の負担をする立場になるわけだけれども、負担をいかに少なく抑えるかという観点ではなくて、負担をいかにほかの檀家さんに納得してもらうかという観点で臨んで下さった。
それは一応、住職側の負担割合が総工費の8割を超えるという事情によるものかもしれないけれど、住職とその家族の住まいなんだから当然のこと。残り2割といっても、檀家数はそう多くないから1戸あたりの負担は相当な額になる。それをここまで快く前向きに考えて頂けることが、恐縮するほどにありがたい。
もちろん、ただイエスマンの役員さんではない。登記や借入などに詳しい法律家、市議会の最新情報をつかんでいる情報通、前回・前々回の寄付集め関係書類を揃えている資料通、想定される質問を考える戦略通、建築や電気の工事に明るい専門家……まさにGメンと呼ぶに相応しい。お寺の役員に、これだけの優れた人材が何気なく集まっているのだ。同席していただいた工務店の方も、「たいへん勉強になりました。」
これで総会の日程が決まり、そこで承認されれば4月頃から現在の住まいの解体が始められるだろう。秋頃には完成と見られる。また恩に着る方々が何人も増えそうだけれども、楽しみ楽しみ。
三日三晩寝て風邪は治ったが咳がまだひどい。聞けばつくばは花粉がひどいという。毎年花粉でも喘息になるから、また外出を抑制する日が続きそうだ。秋葉原の水曜日の会、ご無沙汰だなぁ……。

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