唱衣念誦

米沢であった研修会から気力で帰ってきた翌日はお医者さんへ。喉の痛みと咳痰で風邪ということだった。病弱だなぁ。
今流行っているはしかだが、私が罹ったことがあるか定かでないのでついでに検査してもらったらと母。お医者さんに申し出ると、検査キットもワクチンも全国的に売り切れており、秋まで品薄が続くという。「はしかは、すれ違っただけでもうつります。人の集まる場所、大学とか、駅とか、新幹線なんかが危ないです」……って全部行ってるところばかり!
夜は寺院会。声が出ないので隅のほうでウーロン茶を飲んで大人しくしていた。
水曜の住職研修会で面白いトピックを見つけた。その名も「唱衣念誦(しょうえねんじゅ)」。古い清規(禅宗のマニュアル)に出てくるもので、葬儀の最後に位置する法要だ。剃髪、授戒、入棺、挙棺、引導、荼毘と来て最後に行うものは、遺品の競り。これで葬式代を出すのだという。念誦なので十仏名を唱えるはずだから、こんな感じか?
さあさ取り出したるは、正絹の衣だよー!(清浄法身毘盧遮那仏、カーン)
肌ざわり抜群、新品同様!(円満報身盧遮那仏、カーン)
さあ買った買った、1銭からだぁ!(千百億化身釈迦牟尼仏、カーン)
2銭いないか2銭、おっと5銭出たよー!(当来下生弥勒尊仏、カーン)
……なんてことをするんだろうか(想像)。
もちろん今はやってない。念誦でどんなことを唱えていたのか、ちょっと調べてみたい。

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