親育て

昨日の昼、スーパーマーケットの前でお母さんが小さい子どもに当り散らしているのを見る。「みーちゃん! あっちこっち行かないでお母さんのほうだけを見て歩きなさい!」……そんなムリだろ?
親も人間だから機嫌のいいときも悪いときもあって、そのつもりはなくても関係のない子どもに八つ当たりするかたちになってしまうことがある。どんなに怒っていても辛かったり悲しかったりしても、子どもにいつも笑顔で接することができたらいいなぁと思った。それを目指すのは修行が必要だなぁとも。
そんな日の夜、1才半を過ぎた長男が食事を床にぶちまける。肉だんごとシラタキをほおばってから、あまり美味しくなかったのだろう、テーブルにボトボト吐き出し、さらに手で床に払い落とす。床中、ひき肉とシラタキが散乱。
長男はけなげにシラタキを1本ずつ拾っては流しに入れているが、3本ほどでやめてしまった。足の裏にもひき肉ベタベタである。こちらも食事が終わったので雑巾で拭いては拾い、拾っては拭き。ひき肉がなかなか拾えなくてイライラしてきた。
やっと終わった頃に妻が帰宅。気が緩んだせいか疲れがどっと出た。そこへ長男が台所のおたまや包丁を取ろうとするものだから、つい大声で「メッ!!!」ビクッとする長男。ついでに奥にいた長女もビックリして機嫌を悪くしてしまった。
どうして私が大声を上げたか訊いた長女に、妻が「お父さんも人間だからね、機嫌がいいときもあれば悪いときもあるのよ」……お昼に私が思ったことと一緒じゃないか(笑)。
とばっちりを受けた長男は、妻がお風呂に行ったのでパイパイを欲しがって泣いている。申し訳なかったとダッコして、そのまま家事を続けた。さっき怒られたのは何でもなかったかのように、すぐ機嫌が直る長男。私も見習いたい。
そんな平日が終わって今日から山形。家族と離れるのは寂しいものだが、主夫にとってはひとつのリフレッシュとなっている。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.