インド・ワラ
- author: hourei
- 2008/08/30 16:00
東京駅八重洲地下街のインド料理店、インド・ワラが気に入っている。オススメですよ。
野菜・キーマ・チキン・日替わりから1品選んだターリーが650円、2品だと800円。日替わりはパラック、サンバル、バターチキンなど。店が狭くてほとんど屋台みたいだが、この価格はうれしい。
チャパティはレンジで温めるのでかみきれないが、バスマティライスにコリアンダーがたっぷりかかっているのと、ショウガのアチャールがついているのと、ライスが葉っぱに乗っているのと、サラダがそっけない塩コショウ味なのが本格的。量的にもちょうどよいくらい。
店員はインド人が常駐。頼んでいないものを勧めてくるとインドを思い出す。ときにアルバイトの日本人がいる。持ち帰りも可能。
「ワラ」は、リキシャーワラ(リキシャー運転手)なんかのワラ。ラージュ・ワラ(王宮)のワラではない。
- ">Diary
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お盆
- author: hourei
- 2008/08/16 08:01
ここ数年、お盆中の法事には『仏説盂蘭盆経』を読んでいたが、今年から『慈経』に替えた。
『仏説盂蘭盆経』は餓鬼界にいる母をお盆の法要で救い出す話である。「如是我聞」から始まるが、お釈迦様の時代の話ではなく、中国撰述の偽経であることが分かっている。このお経は、次の二点で性質が悪い。
・先祖が地獄界や餓鬼界にいることを語って不安を煽る点
・その不安をもとに飲食や金銭を供出させる点
つまり先祖の祟りといって壺や印鑑を買わせるのと構造が同じなのである。
これに対し、柳田國男はお盆がもともと民俗行事であったことを説き、お盆の飾りについて次のように述べている。
「餓鬼というような悪い名をもつ精霊はもちろん、南九州のフケジョロ又はトモドンというものなども、家のない飢えたる求食者であって、盆には家々の精霊様の供物を横から取って食べるといい、先祖を静かにもてなすためには、まず彼らにも何か食物を与えて、邪魔をせぬようにする必要があると考えているものがある。(『先祖の話』)」
お盆にはホオズキ、そうめん、掛けササギ、昆布、リンゴなどのお供え物を枝にかける習慣があるが、これはあの世から帰ってきても寄る家のない無縁仏を供養するためのものだというわけだ。枝にかけるのは、「盂蘭盆」の原語उल्लम्बन(ullambana=掛けること)に基づいたものとも考えられるが、「ご自由にお取りください」という態度を示して誰でも遠慮なくお供え物を取りやすくするものだろう。
でも、無縁仏を餓鬼扱いして先祖の邪魔をする者と考えるのは仏教的ではない。仏教の基本スタンスは「全てのものが幸福で平安であること」という慈悲心にある。相手が御先祖様であろうと、無縁仏であろうと、分け隔てなく冥福を祈る気持ち、それが大事だ。そこで『慈経』を読むのである。
これも民俗行事に対する仏教的な解釈にすぎないが、『仏説盂蘭盆経』的な解釈よりもずっと納得できるのではないだろうか。
- ">Buddhism
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小学校の同級会
- author: hourei
- 2008/08/12 13:36
昨日は午後から小学校の同級会に参加。20歳のときから5年に1度開かれているもので、今回は私の地区が幹事になった。ただ集まって飲むだけでは工夫がないと思い、小学校のグラウンドに集合して2時間汗を流し、バスで温泉に入ってから宴会というプランを決行。もうそろそろ若くないので、できるうちにやっておきたいという思いもあった。
運動に参加してくれた同級生は9名。案内の葉書にサッカーボールのイラストを入れたからか、サッカーチームのユニフォームを着て、スパイクまで用意している人もいる。何ができるか心配していたが、即サッカーに決定。コーンを置いて小さいピッチを作り、ハードルを2つ並べてゴールにした。
サッカーを職場や仲間でやっているという人もいてなかなか白熱する……が、ものの5分で足は止まり、10分後に休憩。「きっつい!」と口々にいうみんな。日ごろの運動不足をいかんなく露呈したかたちになった。
それから30分ほど休んでいると、学校の先生が来たのでお願いして体育館をちょっと開けてもらう。第2ラウンド、バスケットボールの開始である。バスケットボール部だった人もいたが、シュートがなかなか入らない。そのうちまた足が止まり始めて10分で終了。
また30分休んで今度は100m走。よく体力が持つものである。1位は14秒を切る好タイム。私は途中から足がもつれてビリから2番目。小学生のときから体がずっと大きくなっているはずなのに、100mは長かった。
運動能力ってそう簡単には変わらないものだと、友達や自分を見て思った。心配なのは明日あたりから来そうな筋肉痛だ。
2時間はあっという間に過ぎ、バスに乗って温泉へ。友人が何か飲んでいるので聞けば「鯉の肝」だという。ソルマックみたいなものだというので頂く。効いたかどうかは分からないが、汗を流してからのビールは最高だった。ふだん酒がおいしくないのは、体を動かしていないせいなのだろう。宴会は先生も含め22名参加。
友人の息子(1歳半)がずっと宴会場にいて可愛がられていたり、そこに救急隊に務めている友人が気を利かせて救急車のミニカーを買ってきたり、入院中の先生への寄せ書きを作ったり、ファミコンソフトの「アストロロボ・ササ」なんてフレーズを聞いたり、不妊の話をしたり、同級生ならではの気兼ねなさで心から楽しんだ。
3次会が終わると26時半。「鯉の肝」が効かなかったか、効き目以上に飲みすぎたか分からないが、今朝はかなり二日酔いしていた。これから塔婆を28本書いて、明日からお盆のロードが始まる。
- ">Diary
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寺子屋体験
- author: hourei
- 2008/08/10 19:45
昨年に引き続き地元の小学生を対象にした寺子屋体験会があった。今度はおとなりのお寺で、私は手伝いとして参加する。
メニューは坐禅、読経、お粥、清掃、写仏、ボードゲーム、流しそうめんという順番。去年、私の寺で行ったときは坐禅の驚策(肩を打つ棒)は見かけだおしだったが、今回はご住職の指示で1人1回ビシビシと打たせて頂く。誰かが打たれるたびにビクッとしてキョロキョロする子供たち。たくましく育て、子供たち。
最初にご住職が話したことは、樋と畳の縁を踏まないということ。脚下照顧、勉強になる。躾は家庭で今一番足りないものだろう。私はそのへん、自分でもできていないこともあって無頓着なので反省。
お粥では全員食べ終わるまでおしゃべりをしたり足を崩したりしてはならなかった。普段お粥など食べなれていないせいか残す子供が多かったが、今回はそういうルールなので皆が睨みつける中、慌てて口の中に流し込む。同じような状況で、熱いお粥を大盛りにされた修行時代を思い出した。
食後、少しは休憩するかと思いきや間髪入れずお椀洗いと雑巾がけ。終わるとまた休憩なしで写仏を1時間みっちり。守り本尊を写して自作のお守りを作るというもので、身心を整えて作ったお守りはさぞや御利益があるというものだろう。
ボードゲームはカラバンデ、ブロックス、かえるの飛び込み大会、ミスターダイヤモンド、キャッチミー、ジェンガの6タイトルを用意(人気はこの順番)。それまでの日課が厳しかったこともあって、子供たちは水を得た魚のように生き生きとしていた。
お寺が変わればメニューも変わるが、毎年続けていると子供たちの坐禅の姿勢もよくなっていく。お寺がどんなところか知ってもらうためにも、これからも継続してほしい。来年からは長女を参加させようかな。
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韓国
- author: hourei
- 2008/08/02 22:07
0日目
世界哲学会議という学会で発表しに、明日からソウルに行ってきます。プログラム見たらインド哲学のセッションは9人中8人が日本人(しかも内輪)。原稿は英語で書いたけど、日本語でいいんじゃあるまいか?
1日目
前日の夜、山形からつくばに戻り、昨日の朝出発して韓国にやってきた。家から仁川空港まで6時間、韓国は近い。
空港では迷うかと思ったが、学会のブースがあって乗るバスを案内してもらったので難なく会場に着く。発表者は内輪だったが、聴衆は意外にもたくさんいた。これは日本語じゃすまない。
ひとまず原稿のコピーを探すがこれが難航。「コピ」はコーヒーで、コピーは「カピ」と言わなければ通じない。聞く先々で喫茶店を案内されることになる。ようやくコピー機を見つけて戻ってきたときは私の番が近づいていた。
発表は尻切れトンボのような論文だったが、ともかく無事終了。韓国の先生から質問をいただき、あと時間が余ったのでインド人の先生に不飲酒の厳しさの程度についてこちらから質問した。歴史的な事情で段階はあるらしい。
今回のテーマは「哲学と宗教」だったが、普段の研究とは違った視点のため苦労した。インド哲学の研究のメインは文献学であり、古い記述が後代にどう解釈されたか追っていくのが基本である。哲学的な考察も、宗教的な考察も素人というのが実際のところだ。なかなか難しいものがあるが、得るものも大きかった。
ボードゲーム友達に予約してもらったホテルにチェックインして、それからレセプションパーティへ。久しぶりに会った先生や先輩後輩と24時近くまで会食し、さらにノレバンでカラオケを26時まで。若いなー。
先生から博士論文を早く仕上げるよう言われ、各地で活躍している先輩後輩と話しているうちにやる気が出てきた。お寺とボードゲームばかりでしばらく研究から遠ざかっていた私にとって、気合を入れなおすよい機会になった。
今日は起きたら11時だった。発表もないのでぶらぶらと聞きに行くつもり。
2日目
言語哲学と認識論のセッションに出た。インド哲学と共通する問題意識が多い。
インドの先輩であり大学の後輩でもあるI氏と途中で会ったので夕食へ。グルメでも知られるI氏が調べてきたお店でカニの塩辛とアンコウのキムチ炒めを食べる。2日連続で飲酒しているが、日本で不味いと思っているものがどうして海外では美味いのだろう。メクチュ、ソジュ、マッコリ、何でもござれ。
今日は花の金曜日。これからちょっと学会に出て、夕方からボードゲーム三昧である。
3日目
今日は言語哲学と仏教哲学のセッションに参加。インドでアジャンター石窟寺院を一緒に旅したチェン先生に偶然再会した。博士論文は終わったのかとまた聞かれる。
16時にホテルに戻り、ヴィジョナリーの李さんと出発。1時間ほどのインタビューをした。韓国のボードゲーム事情についてはバルチ氏がフェアプレイ誌にまとめた「日本と韓国のボードゲーム」が詳しいが、あれから4年も経つと事情も変わっている。
ボードゲームカフェバブルは弾け、最盛期の8割が店をたたんだという。その代わりに台頭してきたのが教育ゲームで、親世代が牽引役になった。さらに韓国政府がオンラインゲームをターゲットに始めたコンテンツ支援事業がボードゲームに転がりこんでウハウハな状況になっている。3回の韓国ボードゲームコンのほか、今年のエッセンは10ブース一気に取るらしい。在りし日の頭脳スポーツ協会を思い出す。
インタビューの後、ダンシングバオバブの李さんとそのお友達と落ち合ってボードゲームカフェ初体験。韓国の伝統双六『ユンノリ』の現代アレンジ版と、ポーカー風のピーパー『レクシオ』を遊んだ。
ボードゲームカフェは飲み物やスナックを注文すれば遊び放題というシステムで、メニューでゲームを頼むと店員が持ってきてルールを説明してくれる。ラインナップには重量級のゲームおあったが、カップルや家族連れがライトなゲームを楽しんでいた。韓国のトップセールスベスト3は、『ハリガリ』と『ラミィキューブ』と『スパンキングモンキー』(棒を差し込んでサルをひっかけるアクションゲーム)だそうだ。『プエルトリコ』も『蒸気の時代』も『アグリコラ』も韓国語版が作られているが、そういうフリーク向けのゲームは苦戦しているようだ。
明日もボードゲーム仲間とブランチをしたり、トイざラスに行ったりしてから日本に帰ります。
4日目
先ほど成田に無事着いた。時差はないし、飛行機は2時間かからないし、街角はコンビニだらけだったし(おにぎりはやっぱり韓国海苔だったが)、ほんと外国にいってきた気がしない。
今日は李さんのお友達3人と有機レストランで優雅なブランチとおしゃべりを楽しむ。韓国語の理解度は3パーセントくらいだったが、新しいボキャブラリーをいくつかゲットして満足。
その後、韓国で一番大きいというトイざラスへ。ボードゲーム売場が尋常じゃなく広い。『キューバ』とか『クロノス』の韓国語版まであったが、値段はどれも8000円ぐらいと高め。最近のユーロ高で2割増になったんだそう。買う人いないんじゃ? おかげで半値近い国産が売れているそうだ。日本もそのうち似たような状況になるかもしれない。
最後にビジョナリーの新しい事務所を見せてもらう。オンラインゲームのキャラクターを使ったボードゲームがヒットしたのと、政府が主催したコンテストで資金を得たことで、新事業を展開する目処が立ったようだ。10月のエッセン合わせで2つ新作を中国で生産中。
仁川空港までリムジンバスで1時間。帰りは思ったほど混んでなかった。ただ飛行機が旧機種で個人用モニターがなく、行きに見た『ヒーロー』の続きが見られなかったのが残念。家には23時30分ころに着く予定。
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