赤ちゃんの名前

赤ちゃんの名前が「日向子(ひなこ)」になりそうだ。
最近はだいぶ収まったが、逆立ちしても読めないような名前をつけるおやが跡を絶たない。子供が犯罪に巻き込まれたのは名前が悪かったからだなどという気は毛頭ないが、自己満足で無茶な名前をつける親に対してイラッと来るほう。
それは妻も同じで、これまでの2人はまず読みやすい名前を心がけた。基準は「Microsoft IMEの変換候補にあること」。これからの時代はパソコンで名前を入力されることが増えるだろう。そんなときに一字一字、別の読みで入力するのはたいへん。お寺では過去帳をアクセスで管理しているが、戒名は変換候補にない組み合わせばかりなので年末に苦しんでいる。
上の2人はデフォルトで変換できたが、「ひなこ」は「日名子」しかない。「人名地名辞書」をオンにしたらやっと「日向子」が出てきた。
ちなみに画数は全く気にしていない。祖父がよく命名の相談を受けていたが、虎の巻にしていた本はあやしげな豆知識本だった。また、学生時代のサークルで、画数で部屋割りをしたことがあったが、そのとき参考にした2冊の本が言っていることがまるで違っていて、当てにならないものだと分かった。ただ、本を見てしまうと気になるから、その手の本は一切見ないことが大事だ。
その代わり、何となくシリーズ化しているのが漢字のどこかに「日」という漢字が入っているところ。実は私の名前にも入っている。ただし日蓮宗ではない。
「ひなこ」は長女が考えた名前。生まれる前は産科で性別を聞かないようにしていたが、長女は男の子が生まれたときのことを全く考えていなかった。勘が鋭い。
まだ本決まりでないのに、長女はもう「ひなちゃん」と呼んでいて、昨日お見舞いに行ったときは、新生児室は父母以外入室できないので会うことができず、「ひなちゃん見たい〜」と悔し泣きしていた。
日向子といえば江戸風俗研究家の杉浦日向子さんを思い出す。「お江戸でござる」はよく見ていた。亡くなってもう3年も経つが、この機会に著書を読んでみようかな。明日、つくばに行って出生届を出す予定。

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