ホームステイ

結婚直後から入っている外国語サークルの紹介で、我が家に3泊4日、アリファーさんというマレーシア人の女性がホームステイすることになった。
つくばでは私が仕事で急にいなくなるため、ホームステイを受け入れたことがなかったが、山形では実は受け入れ経験が豊富。というのも叔母が学生時代からよくドイツ人を連れてきていたからだ。昨年も全く日本語の分からない従兄弟が半月も滞在していた。
とはいえ、今回は妻がつくばに行き、初めて子供を3人とも見る中でのホームステイだったため、不安な面もあった。妻は電話でしゃべっただけで、顔を合わせていない。
開始時刻を早めてもらった葬儀を終え、至急帰宅して着替え。長女と長男を連れて米沢駅に向かう。駅に着いたときちょうど新幹線が入ってきた。子連れのお坊さんが迎えに来たとあっては、日本人だって緊張するだろう。アリファーさんもずいぶん緊張していらしたが、車中で(英語で)いろいろしゃべっているうちにだいぶ打ち解けた。
イスラム教徒で、牛と豚はダメということだったので、帰りにスーパーでエビや魚を買って帰ってきた。初日の夕食はタラのフライにエビのカレー粉炒め。食事準備中は意外に長女も長男もなついて、部屋に行っておもちゃやカルタなど見せている。でも次女は見ただけで大泣き。
2日目は午後から、長女と長男を連れて山形市内へ。美術を勉強しているということだったので山形県美術館に行った。学校長名で写真撮影許可のお願いを持ってきていたので、それを渡すと撮影OKに。本物のモネの絵の前で記念撮影するのは初めてである。
その後、すぐ目の前にある霞城公園を散策。初めて行ったが、お城の堀を新幹線が走っていて面白かった。桜が咲いてもっと温かくなれば最高の眺めだろう。
電器店で携帯の充電器を買い、回転すし屋で茶碗むしなどを食べて帰宅。
3日目は朝、長女の小学校を訪問した。予めお願いしておいたところ、6年生の授業を1時間空けて頂き、アリファーさんの自己紹介、マレーシアの話、質問コーナーなどを楽しんだ。私は通訳。こんなところでエッセンの経験が生きるとは思わなかった。子供たちはアリファーさんが6人きょうだいというところと、マレーシアの東にあるジャングルにはワニがいるという話で興奮していた。
夜はもう1人のマレーシア人を受け入れてしている米沢の家族がいらっしゃって、総勢12名で会食。8人がけのダイニングテーブルと、今月買ったばかりの3人がけのソファーがフル活躍したのが嬉しい。
そして4日目の今日、また米沢駅まで送ってお別れ。帰りに感想を書いてもらったのだが、くつろいで楽しんでくれたようだ。1年中30度の国から来て、1度なんていうときもあったからしきりに寒がっていたけれども。
First of all thank you to Ono family for taking good care of me. They are such a happy family and they entertain me very good. Besides, they also prepared very good and delicious meals everyday for me. The family members are very friendly and polite with me.
今日は分散してホームステイしていた一行が集まり、東京タワー、秋葉原、浅草を回って、夜行バスで大阪に行き、ユニバーサルスタジオに行った後、帰国前にディズニーランドに行く予定だという。若いとはいえ、何という強行日程&節約ぶり。
妻なしで若い女性を受け入れるというので心配な面もあったが、子供たちがなついてくれたのと、母が可愛い可愛いと世話をしてくれた(一緒にお墓参りまで行った)のとで、リラックスして過ごしてもらえたのがよかった。「ファ」の発音ができない祖母も、「アリババ」さんと呼んで親しんでいた。私も、マレー語のあいさつを習ったりして見識を広められた。東京からだと遠いけれども、また受け入れしたい(国内ホームステイも歓迎)。

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