田舎の挨拶

このごろだいぶ慣れてきたが、はじめは戸惑った田舎の挨拶に、車ですれ違うときに挨拶というのがある。
交差点で止まっているときだけでなく、時速60kmですれ違う瞬間に、向かいの車に誰が乗っているかを確認して、知っている人ならば手を挙げるか、会釈をする(本当に会釈すると危ないので、頭をちょっと下げるぐらい)。すばやい判断と反射神経が求められる。
つくば―東京間の高速バスに乗っていたときも、首都高ですれ違う瞬間に手を挙げて挨拶する運転手さんをすごいと思っていたが、あれは遠くからでも同じ会社のバスだと分かるからこそ。こちらは普通の乗用車である。
と思っていたが、どうやら皆は車の中に乗っている人の顔だけで判断しているわけではなさそうだ。時間帯・場所・車種・ボディの色から、「この時間にここを走るベージュのティーダは、○○さんしかいない」と推理する。
それならあまり反射神経を問われないわけだ……ってそういう推理のほうがずっと凄いんですけど!
あちらが挨拶したのにこちらが気づかないと後から言われることもあるので、今日もまた、すれ違う車に気をつけている。もちろん、交通安全が第一。

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